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JP2008018995A - 容器一体化型支持体 - Google Patents

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JP2008018995A JP2006194714A JP2006194714A JP2008018995A JP 2008018995 A JP2008018995 A JP 2008018995A JP 2006194714 A JP2006194714 A JP 2006194714A JP 2006194714 A JP2006194714 A JP 2006194714A JP 2008018995 A JP2008018995 A JP 2008018995A
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Takehiko Motoyama
武彦 元山
Morio Iwasaki
森夫 岩崎
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Ajinomoto Co Inc
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Abstract

【課題】数リットル程度の大量の液体が充填された容器の取り扱いを容易に行うことができ、持ち運び及び保管にも便利な支持体、並びに該支持体中の容器に内容物が充填されてなる包装製品を提供する。
【解決手段】注出口を有するパウチタイプの容器部20が、これを直立支持する支持体部10内に固定収納された容器一体化型支持体1であって、支持体部10は、長手方向中央から端に向け漸次幅が減じる細長形状をなし長手方向に沿って折り線が設けられた底板部と、底板部周縁から立設された側板部12とからなり、側板部12は、その底板部長手方向の一端部近傍に取っ手穴14が穿設され、取っ手穴14を設けた側と反対側の下部周縁部15が支持体外側へ向けて舳先状に突出し、支持体部10の上部開口部13が容器部20の注出口が露出するように設けられた容器一体化型支持体1;及び前記容器部20に内容物が充填されてなる包装製品。
【選択図】図1

Description

本発明は、取り扱いが容易で持ち運びおよび保管に便利な、容器と一体化された支持体、および前記容器に内容物が充填されてなる包装製品に関する。
液体等の充填に用いられるパウチ容器として、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の軟質性プラスチック材料からなるものがあり、このようなパウチ容器は、軽量で、使用しない時は折り畳むことで収納時に大きなスペースを占有しないなど、種々の利点を有する。また、液体を充填した場合には十分な強度を有し、使用後洗浄することで繰返し使用も可能であることから、コスト的にも優れた容器である。
しかし、液体を比較的大量に充填したパウチ容器は、この液体を他の容器に移液する際には、その液体の重さに加え、容器の材質が軟質性であるが故に取り扱い性の悪さが生じることがある。医療分野を例にとると、手術または検査時に、前処置として被験者が洗浄剤等を服用することがあり、例えば、大腸または直腸の手術または検査の場合には、液体の腸管洗浄剤を服用して全腸管洗浄を行うことが一般的である。前処置では、このような洗浄剤を数リットル程度と大量に服用することがあり、被験者は洗浄剤が充填されたパウチ容器から該洗浄剤をコップ等の容器に随時取り出して服用する。この場合、洗浄剤が充填されたパウチ容器は大きく重たいものであり、取り扱いが難しく、このような容器を持ち上げたり傾けたりして、洗浄剤をコップ等に移液する際には、大きな力が必要であるだけでなく、洗浄剤がこぼれてしまったりすることがあり、被験者にとって負担となっている。
そこで、例えば、洗浄剤を充填する容器の上部の縁近傍に、指数本を通せるだけの適当な大きさおよび形状の穴を穿設して取っ手を設けることにより、取り扱い性を向上させた軟質性容器が使用されている。しかし、このような取っ手は厚みが薄く、軟質性とは言ってもプラスチック材料からなるため、洗浄剤をコップ等へ移す時に持ち上げたりすると、取っ手を掴んでいる手に取っ手から大きな力が加わり、手に痛みを感じることがある。また、取っ手の有無に関わらず、容器自体が軟質性で不安定であるため、洗浄剤をコップ等に移す際には、こぼさないように両手で取り扱うことが推奨される。
また、このように比較的大量の液体を取り扱う場合の取り扱い難さは、パウチ容器以外の通常の可撓性の材質からなる容器を用いる場合にも生じるものである。それは、例えば、パウチ容器を用いた場合と同様に重いためである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、数リットル程度の大量の液体が充填された容器の取り扱いを容易に行うことができ、持ち運びおよび保管にも便利な支持体、並びに該支持体中の容器に内容物が充填されてなる包装製品を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、
請求項1に記載の発明は、周縁部に注出口が設けられた可撓性の材質からなる容器部が、これを直立支持する支持体部内に固定収納された容器一体化型支持体であって、前記支持体部は、前記容器部の底部を支持する底板部と、該底板部の周縁から立設された側板部とからなり、該底板部はその一部に切欠が設けられていても良く、該支持体部の開口部が、前記容器部の注出口が露出するように設けられていることを特徴とする容器一体化型支持体である。
請求項2に記載の発明は、前記容器部には、内容物計量用の目盛りが前記支持体部外に露出するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の容器一体化型支持体である。
請求項3に記載の発明は、前記容器部の少なくとも二箇所が、前記支持体部に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の容器一体化型支持体である。
請求項4に記載の発明は、前記容器部が、ポイントシールにより前記支持体部に固定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の容器一体化型支持体である。
請求項5に記載の発明は、前記支持体部が、熱可塑性樹脂または厚紙で構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の容器一体化型支持体である。
請求項6に記載の発明は、前記底板部は、長手方向中央から端に向けて漸次幅が減じる細長形状をなし、長手方向に沿って折り線が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の容器一体化型支持体である。
請求項7に記載の発明は、前記側板部の、底板部長手方向の一端部近傍に取っ手となる穴が穿設されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の容器一体化型支持体である。
請求項8に記載の発明は、前記側板部の、前記取っ手穴を設けた側と反対側の下部周縁部が支持体外側へ向けて舳先状に突出していることを特徴とする請求項6に記載の容器一体化型支持体である。
請求項9に記載の発明は、前記側板部の取っ手穴を設けた側と反対側の下部周縁部が略円弧状であることを特徴とする請求項8に記載の容器一体化型支持体である。
請求項10に記載の発明は、前記側板部の、前記取っ手穴を設けた側と反対側の上部に切欠が設けられていることを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の容器一体化型支持体である。
請求項11に記載の発明は、前記容器部が底面ガセットパウチタイプであり、ガセット部位の折り線が前記支持体部の底板部の折り線と重なるように、前記容器部が前記支持体部に固定されていることを特徴とする請求項6〜10のいずれか一項に記載の容器一体化型支持体である。
請求項12に記載の発明は、前記容器部の上部の縁近傍には取っ手となる穴が穿設されており、該取っ手穴と前記側板部の取っ手穴とは位置が合致していることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の容器一体化型支持体である。
請求項13に記載の発明は、請求項1〜12のいずれか一項に記載の容器一体化型支持体の容器部に、経口洗浄剤、輸液および経腸栄養剤のいずれかが充填されてなることを特徴とする包装製品である。
容器部に充填された液体が数リットル程度と大量であっても、液体の移液等の取り扱いが容易である。また、容器部は安定して直立支持されているので、例えば、穿刺針等を用いて容器部内の内容物に別の成分を混注する場合などでも、穿刺針等を指に指すなどの事故を防止することができ、安全性を高めることができる。また、容器部があらかじめ支持体部に固定されているので、使用時は保持体へ容器を組み込む必要が無く、保持体部の構造も単純化することができる。さらに容器部と保持体部が一体化されているので、例えば、在宅使用時に持ち運びも容易である。そして、容器部内への液体の充填の有無に関わらず、起立状態で保管できるので収納性にも優れる。
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明の容器一体化型支持体は、周縁部に注出口が設けられた可撓性の材質からなる容器部が、これを直立支持する支持体部内に固定収納された容器一体化型支持体であって、前記支持体部は、前記容器部の底部を支持する底板部と、該底板部の周縁から立設された側板部とからなり、該底板部はその一部に切欠が設けられていても良く、該支持体部の開口部が、前記容器部の注出口が露出するように設けられていることを特徴とする。容器部が支持体部に固定収納されているので、容器部内に比較的大量の液体が充填されていても、取り扱いが容易であり、持ち運びおよび保管にも便利なものである。以下、図面を参照しながら、具体的に説明する。
(容器一体化型支持体)
図1は、本発明に係る容器一体化型支持体の好ましい実施形態の一例を示す斜視図である。
容器一体化型支持体(以下、支持体と略記することがある)1は、支持体部10と容器部20とからなり、容器部20は、支持体部10内に収納されて直立支持されると共に、支持体部10に固定されている。
容器部20は上部周縁部に注出口を有するパウチ容器であり、その材質は一般的に用いられているもので良く、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の軟質性プラスチック材料を挙げることができる。また、容器部20の形状も特に限定されず、例えば、スタンディングパウチ型容器等を挙げることができる。このようなものとして具体的には、例えば、ポリエチレン製2L容量の経口腸管洗浄剤用容器を挙げることができる。なお、ここでは容器部20としてパウチ容器を示しているが、ここに示したものに限定されず、他の形態のパウチ容器を用いることもできる。また、本発明ではパウチ容器に限定されず、周縁部に注出口が設けられた可撓性の材質からなる従来公知の容器を用いることもできる。
図2は、図1に示した支持体1をさらに別の角度から示した図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は右側面図、図2(c)は平面図、図2(d)は底面図である。なお、支持体1の背面は正面と同様の形態であるため、ここでは背面図の図示は省略する。
支持体部10は、図2(d)に示すように、長手方向中央から端に向けて漸次幅が減じる細長形状をなし、長手方向に沿って折り線17が設けられた底板部11と、該底板部11の周縁から立設された側板部12とからなる。そして、側板部12には切欠が設けられ、上部開口部13を有する柄杓型の形態である。また、その寸法は、容器部20を収納でき、かつ容器部20ががたつかないように設定されていることが好ましい。
上部開口部13は、容器部20の注出口が露出するように設けられており、該容器部20から他の容器へ内容物を容易に移液することができる。
容器部をより安定して支持体部内に収納するためには、底板部は前記の形態であることが好ましいが、本発明ではこれに限定されない。例えば、底板部は、容器部の底部を支持できるものであれば、その一部に切欠が設けられていても良い。このようにすることで、支持体を一層軽量化することができる。
支持体部10の底板部11および側板部12の材質は、軽量であり、内容物が充填された容器部20を支えることができるものであれば良い。そのようものとして、例えば、プラスチック類、厚紙を挙げることができるが、プラスチック類が好ましく、熱可塑性樹脂がより好ましい。熱可塑性樹脂は通常用いられるもので良く、特に限定されない。プラスチック類を用いれば、容器部20内に充填されることが多い水溶性の液体が付着しても傷みが生じるおそれがなく、また支持体1を高強度とすることができる。
また、ここで言う厚紙とは、その内部に空隙を有するものも含まれ、好ましいものとしてダンボールを挙げることができる。なかでも、少なくとも容器部20に接する面に撥水処理が施された厚紙を好ましいものとして挙げることができる。撥水処理されていれば、水溶性の液体が付着しても傷むことが少ない。
これら支持体部10の材質の厚さは、0.1〜10mmであることが好ましく、1〜5mmであることがより好ましい。このようなプラスチック類、厚紙は、市販のものを用いることができる。
容器部20は、支持体部10に固定されているが、容器部20を安定して固定するために、容器部20の少なくとも二箇所を、支持体部10に固定することが好ましい。そしてこの場合の固定箇所は、なるべく互いに離れた位置であることが好ましい。さらに、容器部20の底面と、支持体部10の底板部11との接触面積ができるだけ大きくなるように容器部20を固定することが好ましい。このようにすることで、容器部20をより安定して支持体部10に固定することができる。この場合の固定方法としては種々の方法を適用できる。
支持体部10がプラスチック類からなるものであれば、例えば、容器部20のシール部位21のいずれかの箇所を支持体部10裏面にポイントシールする方法が挙げられる。この場合、先に述べた通り、前記シール部位21のうち二箇所以上でポイントシールにより固定することが好ましく、その場合の固定箇所は、なるべく互いに離れた位置であることが好ましい。例えば、固定箇所が二箇所である場合には、図2(a)に示す固定箇所22、22が好ましい位置として挙げられるが、これに限定されない。
一方、支持体部10が厚紙からなるものであれば、例えば、容器部20のいずれかの箇所を、粘着材を介して支持体部10裏面に貼付しても良い。粘着材は従来公知のものを用いればよい。あるいは、支持体部10および容器部20を共に留具を用いて固定しても良い。容器部20を安定して支持体部10に固定するために、固定箇所は二箇所以上であることが好ましく、その場合の固定箇所は、なるべく互いに離れた位置であることが好ましい。なお、ここで述べた方法は、支持体部10がプラスチック類からなるものである場合も適用できることは言うまでも無い。
容器部20は軟質性のパウチタイプなので、内容物を容器部20に充填していない状態において、支持体部10の底板部11を、折り線17を折り目として容器内側に対して山状となるように折り曲げれば、支持体1を容易に折りたたむことができる。支持体1をこのように折り曲げて収納することで、広いスペースを占有しなくても保管することができる。
一方、容器部20が底面ガセットパウチタイプである場合には、該ガセット部位の折り線が支持体部10の底板部の折り線17と重なるように、該容器部20を支持体部10に固定することが好ましい。このようにすれば、支持体部10の底板部11を、折り線17を折り目として容器内側に対して山状となるように折り曲げた時に、底板部11と、内容物を充填した容器部20の底面ガセット部位との接触面積をより広くすることができ、容器部20の安定性を向上させることができる。
このように材質としてプラスチック類、厚紙等を用いることにより、支持体1は、作製コストを低くすることができる。また廃棄にあたっては、支持体部10と容器部20とを分離して、資源物として再利用できることから環境対応性にも優れる。そして、軽量であるため取り扱い性が良く、折りたたみ可能であることから収納性にも優れる。
支持体部10の側板部12には、取っ手穴14が穿設されている。この取っ手穴14の寸法および形状は、支持体1の取っ手を持つという動作が妨げられない限り限定されない。本発明では必ずしも、側板部に取っ手穴が穿設されている必要はないが、このような取っ手穴14が設けられていることで、支持体1を傾けて容器部20内の液体を容易に移液することができる。
側板部12の、取っ手穴14を設けた側と反対側の下部周縁部15は、支持体外側へ向けて舳先状に突出している。本発明では必ずしもこのように舳先状である必要はないが、下部周縁部15がこのような形状を有することで、容器部20から内容物を他の容器へ移液する際は、例えば、片手で取っ手を持ち、かつ、下部周縁部15が下部から上部に向かって連続的に設置面に接するように支持体1を傾けることで、両手で支持体1を設置面から持ち上げることなく、軽い力を加えるだけで容易に移液することができる。このように、容器支持体1を容易に傾けることができるように、下部周縁部15は、略円弧状をなしていることが好ましい。
一方、取っ手穴14を設けた側と反対側の側板部12上部には切欠が設けられており、開口部13の面積が拡大され、容器部20が大きく露出するようにされている。本発明においては、容器部20が支持体部10に固定されている。したがって、支持体部10の側板部12は、容器部20を横から支持することができ、取っ手穴14が設けられていれば、このようにサイズを小さくすることができる。また、側板部12に、容器部20を安定して固定させるための特殊な構造も不要である。
切欠の大きさは適宜調整することができ、大きくするほど支持体1を軽量化できると共に、例えば、支持体1を傾けて容器部20内の内容物を移液する時には、容器部20の注出口を、移液先にあてがうことが容易となって取り扱い性がより向上する。さらに、容器部20の露出部分が大きくなるので、容器部20内の内容物の量を容易に視認することができる。これに対して、切欠の大きさを大きくし過ぎると、支持体部10の強度が低下することがある。したがって、切欠の大きさは、内容物の容器部20への充填量あるいは用途等を考慮しつつ、取り扱いの容易さおよび強度のバランスをとって適宜調整することが好ましい。
例えば、支持体部10が図1および2に示す形状であり、容器部20内に内容物として一般的な水溶性の液体を充填する場合には、図2(a)に示す側板部12のうち、切欠が設けられている部位の幅X2は、最大幅X1に対して10〜80%であることが好ましく、30〜60%であることがより好ましい。切欠が設けられている部位の、幅X1方向に直交する方向の長さY2は、幅X1方向に直交する方向の最大長さY1に対して10〜80%であることが好ましく、30〜60%であることがより好ましい。
また、切欠の形状も図1および2に示すものに限定されず、適宜選択することができる。例えば、容器部20に内容物計量用の目盛りが設けられている場合には、該目盛りが支持体部10外に露出するように、大きさも考慮しつつ形状を選択することが好ましい。
なお、本発明においては、支持体に必ずしもこのような切欠が設けられている必要はないが、設けられていれば、先に述べたように取り扱い性が向上するので好ましい。
容器部20は、内容物の量が減少するに従って非充填部の体積が大きくなり、より変形し易くなる。しかし、支持体部10の底板部11が図2(d)に示すような形状であり、しかも容器部20は支持体部10に固定されているので、容器部20は支持体部10内でがたつくことも無く、安定して収納および支持される。
また、上部開口部13のうち、例えば、側板部12の下部周縁部15近傍あるいは取っ手穴14近傍を、留具を用いて閉じることで、容器部20の収納安定性をより向上させることができる。
ここでは図示を省略するが、容器部20が、その上部の縁近傍に取っ手穴が穿設されたものである場合には、支持体部10の取っ手穴14は、容器部20の取っ手穴と合致する位置に設けられていることが好ましい。このようにすることで、支持体1を取り扱う際、支持体部10および容器部20の取っ手を同時に持つことができるので、容器部20がより安定した状態となり、支持体1の取り扱いが容易となる。
ここまで図1および2に示す支持体1を中心に説明したが、本発明に係る容器一体化型支持体の好ましい実施形態の他の例を図3に示す。図3(a)は斜視図であり、図3(b)は、正面図である。なお、図3においては、図1および2に示すものと同じ構成のものについては、同じ符号を付してあるので、これらについては必要なもの以外詳細な説明は省略する。
本実施形態においては、側板部12の下部周縁部15は、舳先状に突出しているが、該突出部位のサイズが小さく、容器部20の底部近傍が支持体部10によりフィットしたものとなっている。これにより、容器部20を支持体部10内により安定して収納することができる。
また、容器部20には、内容物計量用の目盛り23が、支持体部10外に露出するように設けられている。目盛り23は、支持体部10外に露出するようにされていれば、必ずしも支持体部10の切欠に位置を合わせて設ける必要はないが、本実施形態のように切欠に位置を合わせて設ければ、目盛り23の視認が容易となるので好ましい。これは、図1および2に示す実施形態の容器部10に目盛りを設ける場合も同様である。
(包装製品)
本発明の支持体は、その容器部に、種々の内容物を充填して包装製品とするのに好適である。充填する内容物としては、特に限定されないが、好ましいのものとして例えば、経口洗浄剤、輸液および経腸栄養剤等を挙げることができる。これらの内容物は、数リットル程度と大量に用いることが必要な場合があり、このような大量の内容物が容器部に充填されていても、本発明の支持体は取り扱いが容易である。例えば、輸液や経腸栄養剤等は、通常、所定形状の二枚のフィルムの周縁部をシールして貼り合わせた自立性を有さない容器に充填されている。このような容器に充填された輸液や経腸栄養剤等は、別途ビタミンやミネラル等が混注されることがある。その際は、プレフィルドシリンジに充填されているビタミンやミネラル等を、穿刺針を用いて輸液や経腸栄養剤等に混注されることがある。本発明の支持体を用いれば、容器部が支持体部内に直立して固定収納されているので、この混注の際に、誤って穿刺針を指に指すなどの事故を未然に防ぐことができ、安全に輸液や経腸栄養剤等の調製を行うことができる。
支持体の容器部に内容物を充填して包装製品とする際は、該充填物は特に限定されず、所望のものを用いることができ、例えば、液状でも固形状でも良い。そして、例えば、液体の経口洗浄剤を服用する場合には、充填物が固形状の経口洗浄剤である包装製品を用い、服用時に容器部に水を投入して経口洗浄剤を溶解させれば良い。充填物が固形状である場合は、粉末あるいは顆粒状であることが好ましい。なお、ここでは、経口洗浄剤を例に挙げて説明したが、他の充填物についても同様であることは言うまでも無い。
(容器一体化型支持体および包装製品の製造方法)
本発明の支持体の製造方法としては、例えば、容器部と支持体部とを別々に製造し、これらを固定する方法を適用することができる。容器部としては、従来公知の方法で製造されたものを用いれば良い。そして支持体部は、例えば、プラスチック類、厚紙等の材質のプレートを所定の形状に打ち抜いて、これを組み立てることで作製することができる。
支持体の容器部に内容物が充填された包装製品を製造する場合には、容器部の支持体部への固定は、容器部への内容物の充填前後いずれにおいても行うことができる。
(容器一体化型支持体の取り扱い方法)
本発明の支持体を用いて、容器部に充填された液体を移液する方法は特に限定されない。例えば、支持体は軽量であり、容器部は安定して支持体に固定されているので、両手又は片手で傾けて容易に移液することができる。特に、支持体に取っ手穴が設けられている場合には、片手で取っ手を持ち、支持体を持ち上げてから傾けて移液しても良い。さらに、側板部の下部周縁部が舳先状に突出部している場合には、前記のように、片手で取っ手を持ち、支持体を設置面から持ち上げることなく、側板部の舳先状の下部周縁部が下部から上部に向かって連続的に設置面に接するように支持体を傾けて移液しても良く、この場合は大きな力を加える必要がない。さらに、片手で取っ手を持ち、もう片手で、例えば、前記舳先状下部周縁部を持って、両手で容易に安定して支持体を傾けて移液することもできる。
以上の説明のように、本発明の支持体は、容器部に充填された液体が数リットル程度と大量であっても、液体の移液等の取り扱いが容易である。また、容器部は安定して直立支持されているので、例えば、穿刺針等を用いて容器部内の内容物に別の成分を混注する場合などでも、穿刺針等を指に指すなどの事故を防止することができ、安全性を高めることができる。また、容器部があらかじめ支持体部に固定されているので、使用時は保持体へ容器を組み込む必要が無く、保持体部の構造も単純化することができる。さらに容器部と保持体部が一体化されているので、例えば、在宅使用時に持ち運びも容易である。そして、容器部内への液体の充填の有無に関わらず、起立状態で保管でき、内容物が固形状のものである場合など少量である場合には、さらに支持体の折り畳みも可能なので、収納性にも優れる。
本発明は、数リットル程度と比較的大量の経口洗浄剤、輸液および経腸栄養剤等の取り扱いに好適であり、医療分野において利用可能である。
本発明の容器一体化型支持体の一例を示す斜視図である。 図1に示した容器一体化型支持体の、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は平面図、(d)は底面図である。 本発明の容器一体化型支持体の他の例を示す図であり、(a)斜視図、(b)は正面図である。
符号の説明
1・・・支持体、10・・・支持体部、11・・・底板部、12・・・側板部、13・・・上部開口部、14・・・取っ手穴、15・・・凸状下部周縁部、17・・・折り線、20・・・容器部、21・・・シール部

Claims (13)

  1. 周縁部に注出口が設けられた可撓性の材質からなる容器部が、これを直立支持する支持体部内に固定収納された容器一体化型支持体であって、
    前記支持体部は、前記容器部の底部を支持する底板部と、該底板部の周縁から立設された側板部とからなり、該底板部はその一部に切欠が設けられていても良く、
    該支持体部の開口部が、前記容器部の注出口が露出するように設けられていることを特徴とする容器一体化型支持体。
  2. 前記容器部には、内容物計量用の目盛りが前記支持体部外に露出するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の容器一体化型支持体。
  3. 前記容器部の少なくとも二箇所が、前記支持体部に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の容器一体化型支持体。
  4. 前記容器部が、ポイントシールにより前記支持体部に固定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の容器一体化型支持体。
  5. 前記支持体部が、熱可塑性樹脂または厚紙で構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の容器一体化型支持体。
  6. 前記底板部は、長手方向中央から端に向けて漸次幅が減じる細長形状をなし、長手方向に沿って折り線が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の容器一体化型支持体。
  7. 前記側板部の、底板部長手方向の一端部近傍に取っ手となる穴が穿設されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の容器一体化型支持体。
  8. 前記側板部の、前記取っ手穴を設けた側と反対側の下部周縁部が支持体外側へ向けて舳先状に突出していることを特徴とする請求項6に記載の容器一体化型支持体。
  9. 前記側板部の取っ手穴を設けた側と反対側の下部周縁部が略円弧状であることを特徴とする請求項8に記載の容器一体化型支持体。
  10. 前記側板部の、前記取っ手穴を設けた側と反対側の上部に切欠が設けられていることを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の容器一体化型支持体。
  11. 前記容器部が底面ガセットパウチタイプであり、ガセット部位の折り線が前記支持体部の底板部の折り線と重なるように、前記容器部が前記支持体部に固定されていることを特徴とする請求項6〜10のいずれか一項に記載の容器一体化型支持体。
  12. 前記容器部の上部の縁近傍には取っ手となる穴が穿設されており、該取っ手穴と前記側板部の取っ手穴とは位置が合致していることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の容器一体化型支持体。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の容器一体化型支持体の容器部に、経口洗浄剤、輸液および経腸栄養剤のいずれかが充填されてなることを特徴とする包装製品。

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