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JP2008018901A - 車両前部構造 - Google Patents

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JP2008018901A JP2006194402A JP2006194402A JP2008018901A JP 2008018901 A JP2008018901 A JP 2008018901A JP 2006194402 A JP2006194402 A JP 2006194402A JP 2006194402 A JP2006194402 A JP 2006194402A JP 2008018901 A JP2008018901 A JP 2008018901A
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Takashi Yao
崇 八尾
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】大幅な重量増加をともなわずに衝突エネルギーを効果的に吸収する。
【解決手段】フロントサブフレーム20のサイドレール24に車両前方側から車両後方側に向かって衝突荷重が作用して、サイドレール24における前端部24Aと、エンジンマウントブラケット30を設けたエンジンマウント支持部24Cとの間の傾斜部24Dが折れ曲がると、エネルギー吸収ブラケット34の前部34Fの前端34Gが、サイドレール24の傾斜部24Dの上端部24Eに設けた係合ブラケット40の係合凸部40Cの後端係合面40Dに当たり、エネルギー吸収ブラケット34が変形することで衝突エネルギーを吸収するようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は車両前部構造に係り、特に、自動車等の車両に使用される車両前部構造に関する。
従来から、自動車等の車両に使用される車両前部構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、サブフレームにおける縦フレームの曲り部上にクラッシュボックスを固着し、このクラッシュボックスでサブフレームの曲り部とその上方の車体フレームとの間隔を縮小している。このため、車両衝突時に、サブフレームの縦フレームに曲げ変形が生じると、クラッシュボックスが車体フレームによって下方に押し潰されると共に、マウント部によって後方に押し潰され、この圧潰抗力によって衝突エネルギーを吸収するようになっている。
特開平9−86442号公報
しかしながら、特許文献1の車両前部構造では、サブフレームの縦フレームにおける曲り部上にクラッシュボックスを設けるため、車両衝突時にクラッシュボックスを効果的に潰すためには、縦フレームの板厚を厚くする等の補強を行い縦フレームの変形を防止する必要がある。この結果、大幅な重量増加となる。
本発明は上記事実を考慮し、大幅な重量増加をともなわずに衝突エネルギーを効果的に吸収できる車両前部構造を提供することが目的である。
請求項1記載の本発明の車両前部構造は、車両前部のエンジンルーム内に設けられエンジンを支持するフロントサブフレームと、前記フロントサブフレームの車幅方向外側部を構成し、長手方向を車両前後方向に沿って配置されたサイドレールと、前記サイドレールの前後方向中間部を構成し、前記サイドレールの車両前後方向に沿った前方部位に比べて剛性が高く、エンジンマウントが取付けられたエンジンマウント支持部と、前記エンジンマウント支持部に設けられ、車両前突時に車両後方へ変形する前記サイドレールの前部に当たり変形することで衝突エネルギーを吸収するエネルギー吸収手段と、を有することを特徴とする。
車両前突時に、車両前部のエンジンルーム内に設けられエンジンを支持するフロントサブフレームの車幅方向外側部を構成し長手方向を車両前後方向に沿って配置されたサイドレールに車両前方側から車両後方側に向かって衝突荷重が作用し、サイドレールにおける前端部と前後方向中間部を構成するエンジンマウント支持部との間の部位が互いに近づく方向へ変形すると、エンジンマウント支持部に設けられたエネルギー吸収手段がサイドレールの前部に当たり、変形することで衝突エネルギーを効果的に吸収する。このとき、サイドレールの車両前後方向に沿った前方部位に比べて剛性が高いエンジンマウント支持部にエネルギー吸収手段が設けられているため、エネルギー吸収手段を設けたサイドレールの部位が変形し難い。この結果、エネルギー吸収手段を設けたサイドレールの部位の板厚を厚くする等の補強をともなわずに、エネルギー吸収手段が確実に変形する。
請求項2記載の本発明は請求項1に記載の車両前部構造において、前記サイドレールにおける前記エネルギー吸収手段の車両前方側に設けられ、車両前突時に前記エネルギー吸収手段と係合し、前記サイドレールの前部から前記エネルギー吸収手段に衝突荷重を伝達する係合手段を設けたことを特徴とする。
車両前突時に、サイドレールにおけるエネルギー吸収手段の車両前方側に設けられた係合手段がエネルギー吸収手段と係合し、サイドレールの前部からエネルギー吸収手段に衝突荷重を伝達する。即ち、係合手段を介して衝突荷重をサイドレールの前部からエネルギー吸収手段へ確実に伝達できる。このため、衝突荷重によってエネルギー吸収手段が確実に変形する。
請求項3記載の本発明は請求項1または請求項2に記載の車両前部構造において、前記エネルギー吸収手段は変形の起点となる屈曲部を有することを特徴とする。
エネルギー吸収手段は屈曲部を起点にして更に確実に変形する。
請求項1記載の本発明の車両前部構造は、大幅な重量増加をともなわずに衝突エネルギーを効果的に吸収できる。
請求項2記載の本発明の車両前部構造は、衝突エネルギーを更に効果的に吸収できる。
請求項3記載の本発明の車両前部構造は、衝突エネルギーを確実に吸収できる。
本発明の第1実施形態に係る車両前部構造について、図1〜図5に基づいて説明する。
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印INは車幅内側方向を、矢印UPは車両上方方向を示す。
図2には本発明の第1実施形態に係る車両前部構造が斜め車両前方から見た斜視図にて示されている。
図2に示される如く、自動車の車体10のフロントボデー10Aにおけるエンジンルーム(エンジンコンパートメント)内の車幅方向両端部には、一対のフロントサイドメンバ12が設けられており、フロントサイドメンバ12は長手方向を車両前後方向に沿って配置されている。また、フロントサイドメンバ12の前部12Aの前端12Bには、車両幅方向を長手方向として配置されたフロントバンパリインフォースメント14の車幅方向両端部14Aが結合されている。
なお、図2の符号16はダッシュパネルを示している。
図1には本発明の第1実施形態に係る車両前部構造が車幅方向から見た側面図にて示されている。
図1に示される如く、フロントサイドメンバ12の後部には車両前方上側から車両後方下側へ向かって延びる傾斜部12Cが形成されており、傾斜部12Cの下端12Dからは後部12Eが車両後方へ向かって延びている。また、フロントサイドメンバ12の前部12Aの車両後方側には、サブフレーム取付部12Fが車両下方へ向かって突出されており、フロントサイドメンバ12の傾斜部12Cにおける下端12Dの車両前側にもサブフレーム取付部12Gが車両下方へ向かって突出されている。これらのサブフレーム取付部12F、12Gの下面側には、フロントサブフレーム20がゴムブッシュ22、23を介して取付けられている。
図2に示される如く、フロントサブフレーム20は所謂井型形状となっており、車幅方向外側部に左右一対のサイドレール24を備えており、左右一対のサイドレール24は長手方向を車両前後方向に沿って配置されている。また、左右一対のサイドレール24の前端部24Aはフロントクロスレール26で互いに連結されており、左右一対のサイドレール24の後部24Bはリヤクロスレール28で互いに連結されている。更に、左右一対のサイドレール24、フロントクロスレール26及びリヤクロスレール28はそれぞれ閉断面構造とされている。
なお、閉断面構造とは、対象とする断面の開口外周部が実質的に連続して高強度及び高剛性になっている断面構造であって、実質的にとは、対象とする断面が外周長に比べて小さな孔等が部分的に形成されていても、断面の直角方向の手前側又は奥側では孔等が無く、開口部周囲の部材が連続している構成も含むことを意味する。
図1に示される如く、サイドレール24の前後方向中間部となる長手方向略中央部はエンジンマウント支持部24Cとなっている。また、エンジンマウント支持部24Cにはエンジンマウントブラケット30がサイドレール24の上部に溶接等によって固定されているいる。このため、エンジンマウント支持部24Cはサイドレール24の車両前後方向に沿った前方部位、及び後方部位に比べて剛性が高くなっている。即ち、サイドレール24におけるエンジンマウントブラケット30を設けたエンジンマウント支持部24Cは、圧縮方向や折り曲げ方向に作用する荷重に対して前方の部位、及び後方の部位に比べて変形し難くなっている。
なお、エンジンマウントブラケット30は上壁部30Cに設けたエンジンマウント32を介して図示を省略したエンジンを支持している。
サイドレール24のエンジンマウント支持部24Cにおけるエンジンマウントブラケット30の前部30Bには、エネルギー吸収手段としてのエネルギー吸収ブラケット34が設けられている。なお、エネルギー吸収手段としてのエネルギー吸収ブラケット34は、エンジンマウントブラケット30の前部30B以外や、エンジンマウント支持部24Cのエンジンマウントブラケット30以外の部位に設けても良い。
図3には本発明の第1実施形態に係る車両前部構造のサイドレールの前部が車両外側後方から見た斜視図にて示されている。
図3に示される如く、エネルギー吸収ブラケット34は、長尺状の板材をプレス加工等によって断面コ字状に屈曲して形成されており、長手方向を車両前後方向に沿って配置されている。また、エネルギー吸収ブラケット34の基部34Aの車幅方向両端部にはフランジ34Bが車両上方へ向かって形成されており、基部34Aの車幅方向中央部には、断面半円形のビード34Cが車両上方へ向かって形成されている。なお、エネルギー吸収ブラケット34の後端部34Dは、基部34Aがエンジンマウントブラケット30の前部30Bにおける上壁部30Cの上面に溶接等によって結合されている。
図1に示される如く、エネルギー吸収ブラケット34の後端部34Dから車両前方へ延びる前後方向中間部34Eは、車両後方下側から車両前方上側に向かって傾斜しており、エネルギー吸収ブラケット34の前後方向中間部34Eの前端からは、前部34Fが車両前方へ向かって略水平に延びている。
即ち、エネルギー吸収ブラケット34における前後方向中間部34Eの前端と後端には屈曲部34H、34Jが形成されており、これらの屈曲部34H、34Jが、エネルギー吸収ブラケット34が変形する際の起点となるようになっている。
一方、サイドレール24の前端部24Aとエンジンマウント支持部24Cとの間は、車両前方上側から車両後方下側へ傾斜した傾斜部24Dとなっており、サイドレール24は前端部24Aに対してエンジンマウントブラケット30を設けたエンジンマウント支持部24Cの下部が車両下方側にオフセットしている。また、エネルギー吸収ブラケット34の前部34Fの車両前方側となる傾斜部24Dの上端部24Eには、エネルギー吸収ブラケット34と車両前後方向に離間した位置に係合手段としての係合ブラケット40が設けられている。
図3に示される如く、係合ブラケット40は板材をプレス加工等によって断面コ字状に屈曲して形成されており、係合ブラケット40の基部40Aの車幅方向両端部にはフランジ40Bが車両下方へ向かって形成されている。また、係合ブラケット40の基部40Aの前部には車幅方向から見た形状が三角形状の係合凸部40Cが車両上方へ向かって形成されている。なお、係合ブラケット40の基部40Aの後部は、サイドレール24の上壁部24Eの上面に溶接等によって結合されており、係合ブラケット40の両フランジ40Bはそれぞれサイドレール24の車幅方向両側壁部24Fの外周面に溶接等によって結合されている。
図1に示される如く、係合ブラケット40の係合凸部40Cにおける後端係合面40Dは、略垂直に立設されており、車両前面に他車両や固定物等が衝突する、所謂、車両前突時には、図4に示される如く、係合ブラケット40の係合凸部40Cにおける後端係合面40Dにエネルギー吸収ブラケット34の前部34Fの前端34Gが当たり、エネルギー吸収ブラケット34と係合ブラケット40とが係合するようになっている。
従って、図4に示される如く、フロントサブフレーム20のサイドレール24に車両前方側から車両後方側に向かって衝突荷重(図4の矢印F3)が作用して、サイドレール24における前端部24Aとエンジンマウント支持部24Cとの間の傾斜部24Dが折れ曲がると、エンジンマウント支持部24Cに設けられたエネルギー吸収ブラケット34の前部34Fの前端34Gが、サイドレール24の傾斜部24Dの上端部24Eに設けた係合ブラケット40の係合凸部40Cの後端係合面40Dに当たり、エネルギー吸収ブラケット34が変形することで衝突エネルギーの一部を吸収するようになっている。
また、このとき、サイドレール24の長手方向に沿った前方部位に比べて剛性が高いエンジンマウント支持部24Cにエネルギー吸収ブラケット34が設けられていると共に、係合ブラケット40を介してサイドレール24の傾斜部24Dの上端部24Eとエネルギー吸収ブラケット34の前部34Fとを確実に連結できるようになっている。
図2に示される如く、フロントサブフレーム20のフロントクロスレール26における車幅方向中央部26Aの上部にもエンジンマウント46が設けられており、フロントクロスレール26はエンジンマウント46を介して図示を省略したエンジンを支持している。
次に、本実施形態の作用を説明する。
車両前突時、即ち、車両の前端部に他車両等の衝突体が衝突し、図1に示される如く、フロントバンパリインフォースメント14に車両前方側から車両後方側に向かって衝突荷重(図1のF1)が作用した場合には、図4に示される如く、フロントサイドメンバ12の前部12Aが車両前後方向に沿って軸圧縮変形することによって衝突エネルギーを吸収する。
また、フロントサイドメンバ12の前部12Aの変形によって衝突エネルギーを吸収しきれない場合には、フロントサイドメンバ12における前部12Aより車両後方側の部位に作用する衝突荷重(図1の矢印F2)によってフロントサイドメンバ12が更に変形すると共に、フロントサイドメンバ12に形成されたサブフレーム取付部12Fを介して衝突荷重F1の一部(図1の矢印F3)がサイドレール24に伝達される。このため、衝突荷重F3によってサイドレール24が変形することで、衝突エネルギーの一部が吸収される。
この場合、図1に示される如く、サイドレール24におけるフロントサイドメンバ12への前側結合点P1と後側結合点P2の距離L1の変形量(変化量)Sと、サイドレール24の変形により発生する変形荷重(変形抗力)Fとの関係は図5に実線で示すようになる。
即ち、サイドレール24の変形量SがS0になるとサイドレール24の変形荷重Fはピーク値になるが、サイドレール24の傾斜部24Dに折れが発生すると、変形量Sが更に大きくなるに従って変形荷重Fが急激に低下する。
次に、サイドレール24の傾斜部24Dが更に折れ曲がり、サイドレール24の変形量SがS1(S0<S1)になる。このとき、本実施形態では、図4に示される如く、エンジンマウント支持部24Cに設けられたエネルギー吸収ブラケット34の前部34Fの前端34Gが、サイドレール24の傾斜部24Dの上端部24Eに設けた係合ブラケット40の係合凸部40Cの後端係合面40Dに当たり、エネルギー吸収ブラケット34と係合ブラケット40とが係合する。
この結果、変形量SがS1より更に大きくなると、サイドレール24とともにエネルギー吸収ブラケット34が変形することによって、変形荷重Fが再度上昇する。このため、高い変形荷重Fの持続が可能となり、衝突エネルギーを効果的に吸収できる。
これに対して、サイドレール24に係合ブラケット40とエネルギー吸収ブラケット34とを設けない比較例1の場合には、図5に2点鎖線で示すように、サイドレール24の変形量SがS0を越えた後は、変形荷重Fが低下したままとなり、衝突エネルギーを効果的に吸収できない。また、サイドレール24に係合ブラケット40とエネルギー吸収ブラケット34とを設けず、サイドレール24の傾斜部24Dを補強板等によって補強した比較例2の場合には、図5に破線で示すように、変形量S0における変形荷重Fのピーク値は大きくなるが、サイドレール24の変形量SがS0を越えた後は、変形荷重Fが低下したままとなり、衝突エネルギーを効果的に吸収できない。
また、本実施形態では、サイドレール24の長手方向に沿った前方部位に比べて剛性が高いサイドレール24のエンジンマウント支持部24Cにエネルギー吸収ブラケット34が設けられている。このため、エネルギー吸収ブラケット34を設けたサイドレール24の部位が変形し難い。この結果、エネルギー吸収ブラケット34を設けたサイドレール24の部位の板厚を厚くする等の補強を新たに行う必要もない。
従って、本実施形態では、大幅な重量増加をともなわずに衝突エネルギーを効果的に吸収できる。
また、本実施形態では、車両前突時に係合ブラケット40を介してサイドレール24の傾斜部24Dの上端部24Eとエネルギー吸収ブラケット34の前部34Fとを確実に連結できる。この結果、衝突荷重F3の一部がエネルギー吸収ブラケット34に確実に伝達され、エネルギー吸収ブラケット34を確実に変形させることができるため、衝突エネルギーを更に効果的に吸収できる。
次に、本発明の第2実施形態に係る車両前部構造について、図6に基づいて説明する。
なお、第1実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
図6には本発明の第2実施形態に係る車両前部構造のサイドレールの前部が車両外側後方から見た斜視図にて示されている。
図6に示される如く、本実施形態では、エネルギー吸収ブラケット34の前部34Fの前端34Gが、車両前方上側から車両後方下側へ向かって傾斜した傾斜部となっている。一方、係合ブラケット40の係合凸部40Cにおける後端係合面40Dは、車両前方下側から車両後方上側へ向かって傾斜したガイド部となっている。
従って、本実施形態では、第1実施形態と同様の作用効果が得られると共に、エネルギー吸収ブラケット34と係合ブラケット40とが係合する際に、エネルギー吸収ブラケット34の前部34Fの前端34Gが、係合ブラケット40の係合凸部40Cにおける後端係合面40Dにガイドされ、エネルギー吸収ブラケット34と係合ブラケット40とが図6に2点鎖線で示すように確実に係合する。この結果、衝突荷重の一部がエネルギー吸収ブラケット34に確実に伝達され、エネルギー吸収ブラケット34を確実に変形させることができるため、衝突エネルギーを確実に吸収できる。
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記各実施形態では、エンジンマウントブラケット30がサイドレール24の上部に溶接等によって固定した構成になっているが、これに代えて、エンジンマウントブラケット30をサイドレール24に鋳造等によって一体的に形成した構成としても良い。
また、上記各実施形態では、板材からなるエネルギー吸収手段としてのエネルギー吸収ブラケット34をエンジンマウントブラケット30の上部に溶接等によって固定した構成にしたが、これに代えて、エネルギー吸収手段をエンジンマウントブラケット30に鋳造等によって一体的に形成した構成としても良い。
また、上記各実施形態では、板材からなる係合手段としての係合ブラケット40をサイドレール24の上部に溶接等によって固定した構成にしたが、これに代えて、係合手段をサイドレール24に鋳造等によって一体的に形成した構成としても良い。
また、上記各実施形態では、エネルギー吸収ブラケット34と車両前後方向に離間した位置に係合手段としての係合ブラケット40を設けたが、これに代えて、エネルギー吸収ブラケット34の振動防止等のために、係合ブラケット40とエネルギー吸収ブラケット34とを、衝突エネルギーの吸収に影響を与えない強度の弱い部材によって連結した構成としても良い。
本発明の第1実施形態に係る車両前部構造を示す車幅方向から見た側面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両前部構造を示す車両斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両前部構造のサイドレールの前部を示す車両外側後方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両前部構造の変形状態を示す車幅方向から見た側面図である。 サイドレールの変形量と荷重との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る車両前部構造のサイドレールの前部を示す車両外側後方から見た斜視図である。
符号の説明
10 車体
12 フロントサイドメンバ
20 フロントサブフレーム
22 ゴムブッシュ
24 フロントサブフレームのサイドレール
24C フロントサブフレームのエンジンマウント支持部
26 フロントサブフレームのフロントクロスレール
28 フロントサブフレームのリヤクロスレール
24C フロントサブフレームのエンジンマウント支持部
30 エンジンマウントブラケット
32 エンジンマウント
34 エネルギー吸収ブラケット(エネルギー吸収手段)
40 係合ブラケット(係合手段)

Claims (3)

  1. 車両前部のエンジンルーム内に設けられエンジンを支持するフロントサブフレームと、
    前記フロントサブフレームの車幅方向外側部を構成し、長手方向を車両前後方向に沿って配置されたサイドレールと、
    前記サイドレールの前後方向中間部を構成し、前記サイドレールの車両前後方向に沿った前方部位に比べて剛性が高く、エンジンマウントが取付けられたエンジンマウント支持部と、
    前記エンジンマウント支持部に設けられ、車両前突時に車両後方へ変形する前記サイドレールの前部に当たり変形することで衝突エネルギーを吸収するエネルギー吸収手段と、
    を有することを特徴とする車両前部構造。
  2. 前記サイドレールにおける前記エネルギー吸収手段の車両前方側に設けられ、車両前突時に前記エネルギー吸収手段と係合し、前記サイドレールの前部から前記エネルギー吸収手段に衝突荷重を伝達する係合手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両前部構造。
  3. 前記エネルギー吸収手段は変形の起点となる屈曲部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両前部構造。
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