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JP2007320689A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2007320689A
JP2007320689A JP2006151066A JP2006151066A JP2007320689A JP 2007320689 A JP2007320689 A JP 2007320689A JP 2006151066 A JP2006151066 A JP 2006151066A JP 2006151066 A JP2006151066 A JP 2006151066A JP 2007320689 A JP2007320689 A JP 2007320689A
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JP2006151066A
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Mitsuhiro Aida
光弘 合田
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Kyocera Mita Corp
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Abstract

【課題】定着部のジャム処理作業性を向上させることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】このプリンタ1は、画像形成部3で転写された画像をヒートローラ81で用紙に定着させる定着ユニット4を備えている。定着ユニット4は、装置本体1aの収容空間Hに対して前後方向に引出し・収容可能であり、ヒートローラ81で定着処理を施された用紙をメイン搬送路Lに沿って案内するヒートローラ81の軸心方向に長尺な定着ガイド83を含んでいる。定着ガイド83は、ヒートローラ81の軸心に略平行な軸83cを中心に、メイン搬送路Lを開放する開放位置とメイン搬送路Lを閉止して用紙を案内するガイド位置との間を回動可能であり、収容空間Hから引き出され且つ定着ガイド83が開放位置に位置された状態の定着ユニット4が収容空間Hに収容される際に、装置本体1aの外壁1dに接触することでガイド位置まで回動される。
【選択図】図6

Description

本発明は、装置本体から引き出して用紙のジャム処理を行う定着部を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、複写機やファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置では、トナー像を用紙に定着させる定着部で紙詰まり(ジャム)が発生した場合、該定着部を装置本体から引き出してジャム処理を行うようになっている。
例えば、特許文献1には、ヒートローラで用紙に定着処理を施与可能な定着部を装置本体の側方(ヒートローラの軸心に略平行な方向)に引き出す構成の画像形成装置が開示されており、定着部を装置本体から引き出した状態で、定着部のジャム解除カバーを回動させて用紙搬送路を表出させるようになっている。このジャム解除カバーは、ヒートローラの軸心方向に長尺であり、その長手方向の装置本体側の端部を垂直軸で軸支された状態で該垂直軸を中心に水平方向に回動するように構成されている。
そして、この画像形成装置では、ジャム処理後に定着部を装置本体に収容する際に、ジャム解除カバーが装置本体に当接することで自動的に閉まるようになっており、ジャム解除カバーの閉め忘れに起因する定着部でのジャムの発生を防止している。
特開2000−305392号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来の画像形成装置では、ヒートローラの軸心方向に長尺なジャム解除カバーが、その長手方向の端部を軸支する垂直軸を中心に水平方向に回動する構成であるので、ジャム解除カバーの回動基端から回動先端までの長さが長くなるという不都合がある。これにより、搬送路を開閉するためのジャム解除カバーの回動動作が大きくなるので、定着部のジャム処理を行う場合の作業性が低下するという問題点がある。
また、ジャム解除カバーの回動基端から回動先端までの長さが長くなるので、搬送路を開放した状態でのジャム解除カバーの装置本体からの突出長さが長くなるという不都合がある。これにより、定着部のジャム処理を行う場合の作業スペースを縮小するのが困難であるので、ジャム処理作業性がさらに低下するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、定着部のジャム処理作業性を向上させることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明の請求項1に記載の画像形成装置は、装置本体内の搬送路に沿って搬送される用紙に画像を転写する画像形成部と、前記画像形成部で転写された画像を定着ローラで前記用紙に定着させる定着部とを備えた画像形成装置であって、前記定着部は、前記装置本体内の収容空間に対して前記定着ローラの軸心に水平面上で略直交する方向に引出し・収容可能であり、前記定着ローラで定着処理を施された用紙を前記搬送路に沿って案内する前記定着ローラの軸心方向に長尺なガイド部材を含み、前記ガイド部材は、前記定着ローラの軸心に略平行な軸を中心に、前記搬送路を開放する開放位置と前記搬送路を閉止して前記用紙を案内するガイド位置との間を回動可能であり、前記収容空間から引き出され且つ当該ガイド部材が前記開放位置に位置された状態の前記定着部が前記収容空間に収容される際に、前記装置本体の外壁に接触することで前記ガイド位置まで回動されることを特徴とする画像形成装置。
この請求項1に記載の画像形成装置では、上記のように、定着ローラの軸心方向に長尺なガイド部材を該定着ローラの軸心に略平行な軸を中心に回動させることによって、上記ガイド部材を定着ローラの軸心に略直交する垂直軸を中心に回動させる場合に比べて、ガイド部材の回動基端から回動先端までの長さを短くすることができるので、コンパクトな回動動作で搬送路を開閉することができる。これにより、ガイド部材を開放位置まで回動させて定着部のジャム処理を行う場合の作業性を向上させることができる。また、ガイド部材の回動基端から回動先端までの長さを短くすることができるので、開放位置に配されるガイド部材の定着部本体からの突出長さを短くすることができる。したがって、上記した定着部のジャム処理を行う場合の作業スペースを縮小することができるので、ジャム処理作業性をさらに向上させることができる。
また、定着ローラの軸心方向に長尺で該定着ローラの軸心に略平行な軸を中心に回動可能なガイド部材を、定着部が定着ローラの軸心に水平面上で略直交する方向に沿って装置本体内の収容空間に収容される際に装置本体の外壁に接触させるように構成することによって、ガイド部材と装置本体の外壁との接触長さを長くすることができるので、接触時の衝撃を分散させて緩和することができる。これにより、ガイド部材や装置本体の外壁が損傷するのを抑制することができる。
上記請求項1に記載の画像形成装置において、好ましくは、前記ガイド部材は、当該ガイド部材と前記装置本体の外壁との接触部位を限定する突起部を有している(請求項2)。このように構成すれば、定着部の装置本体への収容時に突起部を装置本体の外壁に接触させることができるので、ガイド部材が損傷するのを抑制することができる。
上記請求項2に記載の画像形成装置において、好ましくは、前記突起部は、前記定着部が前記収容空間に収容されて前記ガイド部材が前記ガイド位置に位置された状態で、前記収容空間の天井壁に接触する(請求項3)。このように、定着部が収容空間に収容された状態でガイド部材の突起部が収容空間の天井壁に接触するように構成することによって、定着部の収容状態でガイド部材が開放位置に向けて回動するのを抑制することができるので、ガイド部材をガイド位置に確実に位置決めすることができる。これにより、安定した用紙搬送性を容易に得ることができる。また、定着部の収容動作時に装置本体の外壁と接触する突起部を、定着部の収容状態で収容空間の天井壁に接触させたので、損傷防止用の突起部を位置決め用の突起部として用いることができる。これにより、ガイド部材の構成を簡略化することができる。
上記請求項2または3に記載の画像形成装置において、好ましくは、前記突起部は、前記ガイド部材が前記ガイド位置に位置された状態で前記定着部の引出し・収容方向に沿って延設されるリブを含んでいる(請求項4)。このように構成すれば、定着部の収容動作時に突起部が装置本体に引っ掛かり難くなるので、該収容動作を円滑に行うことができる。
上記請求項4に記載の画像形成装置において、好ましくは、前記装置本体は、前記収容空間の天井側の内壁に設けられ前記リブに接触する幅広の平面リブを有している(請求項5)。このように構成すれば、ガイド部材のリブと収容空間の幅広の平面リブとを確実に接触させることができる。
上記請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、好ましくは、前記定着部は、前記ガイド部材を前記開放位置に向けて付勢する付勢手段を含んでいる(請求項6)。このように構成すれば、定着部を装置本体から引き出せば、ガイド部材が付勢手段の付勢力によって自ずと開放位置に回動するので、定着処理により比較的高温状態の定着部付近が引出時にガイド部材によって覆われるようになる。これにより、高温部が徒に露呈されないようになる。
この発明の画像形成装置によれば、ガイド部材の回動基端から回動先端までの長さを短くすることができるので、コンパクトな回動動作で搬送路を開閉することができる。これにより、ガイド部材を開放位置まで回動させて定着部のジャム処理を行う場合の作業性を向上させることができる。また、ガイド部材の回動基端から回動先端までの長さを短くすることができるので、開放位置に配されるガイド部材の定着部本体からの突出長さを短くすることができる。したがって、上記した定着部のジャム処理を行う場合の作業スペースを縮小することができるので、ジャム処理作業性をさらに向上させることができる。
また、この画像形成装置によれば、ガイド部材と装置本体の外壁との接触長さを長くすることができるので、接触時の衝撃を分散させて緩和することができる。これにより、ガイド部材や装置本体の外壁が損傷するのを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施形態によるプリンタの全体構成を示した斜視図であり、図3は、図1に示したプリンタの内部構成を示した側断面図である。また、図4および図5は、図2に示したプリンタの定着ユニットの構成を示した斜視図であり、図6〜図8は、定着ユニットの装置本体への収容動作を説明するための側断面図である。まず、本発明の一実施形態によるプリンタ1の全体構成について説明する。なお、本実施形態では、本発明の画像形成装置をプリンタ1に適用した例について説明する。
本実施形態のプリンタ1は、図1〜図3に示すように、箱状の装置本体1aを備えており、その装置本体1a内に設けられたメイン搬送路L(図3参照)に沿って用紙を搬送しながら、図略の端末等から送信された画像データに基づいて前記用紙に画像を形成するものである。なお、メイン搬送路Lは、本発明の「搬送路」の一例である。このメイン搬送路Lは、当該プリンタ1の前方から後方に略水平に延びる水平搬送路L1と、水平搬送路L1の後端部から略垂直に立ち上がる垂直搬送路L2とを有しており、側面視で略L字状となるように構成されている。
また、装置本体1aの後面には、図2に示すように、後面開口部1bが形成されており、装置本体1a内部には、上記後面開口部1bに連続する収容空間H(図5参照)が設けられている。この収容空間Hは、後述の定着ユニット4を収容可能となっている。なお、定着ユニット4は、本発明の「定着部」の一例である。
プリンタ1は、用紙を収納するとともにその用紙を次述の画像形成部3に供給する給紙部2と、給紙部2から供給された用紙に画像を形成する画像形成部3と、画像形成部3で用紙に転写されたトナー像を当該用紙に定着させる定着ユニット4とを備えている。
給紙部2は、用紙を積載して収容可能な給紙カセット21を含んでいる。この給紙部2は、給紙カセット21内の用紙をピックアップローラ22によって1枚ずつ取り出すとともに、その用紙を給紙ローラ23、24、25および26によってメイン搬送路Lの水平搬送路L1に送り出し、さらに、レジストローラ27によって一時待機させた後、所定のタイミングで画像形成部3に供給するように構成されている。
また、給紙部2は、装置本体1aの正面に取り付けられる手差しトレイ28を有しており、手差しトレイ28に載置された用紙をピックアップローラ29によって取り出すとともに、その用紙を給紙ローラ24および26によって1枚ずつメイン搬送路Lの水平搬送路L1に送り出すことが可能となっている。
画像形成部3は、感光体ドラム31のドラム面にトナー像を形成した後にそのトナー像を用紙に転写するように構成されている。すなわち、この画像形成部3は、メイン搬送路Lの水平搬送路L1の前後方向の略中央に配設される感光体ドラム31と、感光体ドラム31の上方に配設される帯電部32と、感光体ドラム31の前方に配設される現像部33と、感光体ドラム31の下方に配設される転写部34と、感光体ドラム31の後方に配設されるクリーニング部35と、当該画像形成部3および前記定着ユニット4の上方に配設されるレーザスキャナユニット(LSU)36とを有している。
感光体ドラム31は、図3において時計回りに回転するようになっており、そのドラム面には、当該ドラム面が帯電部32によって一様に帯電された後に、レーザスキャナユニット36によって画像データに基づくレーザ光が帯電部32と現像部33との間から照射されることにより静電潜像が形成され、さらに静電潜像が形成されたドラム面に、現像部33からトナーが供給されることによってトナー像が形成されるようになっている。
そして、給紙部2から供給された用紙は、転写部34の転写ローラ34aによって感光体ドラム31に押し付けられながら搬送されることにより、用紙表面に、感光体ドラム31のドラム面に形成されたトナー像が転写され、その後に定着ユニット4に送り込まれる。なお、転写後の感光体ドラム31のドラム面に残留したトナー及び残留電荷は、クリーニング部35によって除去されるようになっている。
定着ユニット4は、ヒートローラ81と、このヒートローラ81に押圧接触するプレスローラ82とを有しており、これらのローラ81および82でトナー像が転写された用紙を挟み込むことにより、熱と圧力とでトナー像を用紙に定着するようになっている。なお、ヒートローラ81は、本発明の「定着ローラ」の一例である。
そして、トナー像が定着された用紙は、排出ローラ51によって装置本体1aの上面に形成された排出部5に排出される。定着ユニット4と排出ローラ51との間には、搬送ローラ12が配設されている。
また、プリンタ1は、メイン搬送路Lの水平搬送路L1と給紙カセット21との間に配設されるスイッチバック部11を備えており、用紙の両面に画像形成処理を施与可能なようになっている。すなわち、画像形成部3で一方の面に画像形成処理を施され定着ユニット4で定着処理を施された用紙は、搬送ローラ12の正回転によって定着ユニット4から引き出された後、該搬送ローラ12の逆回転によってその搬送方向が切り替えられてスイッチバック部11のスイッチバック搬送路L´に送り込まれる。そして、スイッチバック搬送路L´内に設けられた搬送ローラ11aによって画像形成部3に送り込まれた用紙は、その他方の面に画像形成処理を施されるように構成されている。
次に、上記定着ユニット4の構成について詳細に説明する。
定着ユニット4は、図4および図5に示すように、ヒートローラ81の軸心方向(左右方向)に長尺な形状を有しており、装置本体1a内の収容空間Hに対してヒートローラ81の軸心に水平面上で略直交する前後方向に引出し・収容可能となっている。すなわち、この定着ユニット4は、装置本体1aの後面開口部1b内を通過するように前後方向に移動可能であり、定着ユニット4でジャムが発生した場合、該定着ユニット4を収容空間Hから後方に引き出すことで用紙のジャム処理を行うことが可能となっている。
このように、左右方向に長尺な定着ユニット4を装置本体1aの収容空間Hに対して後方に引き出すように構成したので、左右方向に長尺な定着ユニット4を装置本体1aに対して左右方向に引き出す場合に比べて、定着ユニット4の装置本体1aからの引出し寸法を短くすることができる。これにより、定着ユニット4を装置本体1aの収容空間Hから引き出して該定着ユニット4のジャム処理を行う場合の作業スペースを縮小することができるので、ジャム処理作業性を向上させることができる。
また、定着ユニット4は、フレーム6と、後面カバー7と、ユニット本体8とを含んでいる。フレーム6は、装置本体1aの収容空間Hに臨む左右の内壁面に設置された図略のレールに沿って前後方向に移動可能に構成されている。
後面カバー7は、そのカバー面が垂直面となる姿勢でフレーム6の後端部に取り付けられており、定着ユニット4を収容空間Hに収容した状態で装置本体1aの後面の一部を構成している。この後面カバー7には、後面排出ローラ71が設けられており、所定規格の用紙を後面カバー7に形成された後面排出口72から排出可能となっている。
ユニット本体8は、図6〜図8に示すように、フレーム6に取り付けられており、前述のヒートローラ81およびプレスローラ82と、ヒートローラ81の軸心方向(左右方向)に長尺な定着ガイド83と、搬送ローラ84とを備えている。なお、定着ガイド83は、本発明の「ガイド部材」の一例である。
定着ガイド83は、水平搬送路L1と垂直搬送路L2との境界部位に配設されており、ヒートローラ81およびプレスローラ82で定着処理を施された用紙をメイン搬送路Lに沿って案内するための機能を有している。
この定着ガイド83は、図4〜図8に示すように、第1リブ83aと、第2リブ83bと、軸83cと、分離爪83dと、ガイド部83eとを有しており、軸83cを中心に、メイン搬送路Lを開放する開放位置(図5および図6参照)とメイン搬送路Lを閉止して用紙を案内するガイド位置(図4および図8参照)との間を回動するように構成されている。なお、第1リブ83aおよび第2リブ83bは、それぞれ、本発明の「突起部」の一例である。
第1リブ83aは、定着ガイド83がガイド位置に位置された状態で前後方向に直線状に延びるように、定着ガイド83の左右方向の両端近傍に突設されている。これらの第1リブ83aは、定着ユニット4の収容動作時に、装置本体1aの外壁1dに接触するようになっており、定着ガイド83と装置本体1aの外壁1dとの接触部位を限定するための機能を有している。
第2リブ83bは、定着ガイド83がガイド位置に位置された状態で前後方向に直線状に延びるように、定着ガイド83の左右方向の中央寄りの位置に突設されている。これらの第2リブ83bは、定着ユニット4が装置本体1aの収容空間Hに収容されて定着ガイド83がガイド位置に位置された状態で、収容空間Hの天井壁1e(図6参照)に形成された左右方向に比較的幅広の平面リブ1cに当接するようになっている。
軸83cは、その軸心がヒートローラ81の軸心に略平行となるように配設されている。分離爪83dは、ヒートローラ81の周面に接触して用紙をヒートローラ81から分離するための機能を有している。ガイド部83eは、メイン搬送路Lに沿って搬送される用紙の上面に接触して、該用紙をメイン搬送路Lの下流側に案内する機能を有している。
また、定着ガイド83は、軸83cに取り付けられた図略のねじりコイルバネ(付勢手段)の付勢力によって常時開放位置に向けて付勢されている。これにより、定着ユニット4を装置本体1aから引き出すだけで、定着ガイド83がねじりコイルバネの付勢力によって自ずと開放位置まで回動するので、定着処理により比較的高温状態の定着ユニット4付近が引出時に定着ガイド83によって覆われるようになる。これにより、高温部が徒に露呈されないようになる。なお、ねじりコイルバネ以外の付勢手段を用いてもよい。
本実施形態の定着ユニット4では、装置本体1aの収容空間Hから引き出され且つ定着ガイド83が開放位置に位置された状態の定着ユニット4が収容空間Hに収容される際に、定着ガイド83の第1リブ83aが装置本体1aの外壁1dに接触することで、定着ガイド83が定着ユニット4の収容動作に連動するようにねじりコイルバネの付勢力に抗して徐々にガイド位置まで回動されるように構成されている。
そして、定着ユニット4の収容状態では、定着ガイド83の第2リブ83bが収容空間Hの天井壁1eの平面リブ1cに当接する。この当接により、定着ガイド83の開放位置への回動動作が規制される。従って、定着ガイド83は、収容状態において、所定のガイド位置に位置決めされる。
このように構成された定着ユニット4においてジャムが発生した場合には、定着ユニット4を装置本体1aの収容空間Hから後方に引き出す。このとき、定着ユニット4の引出し動作に連動して定着ガイド83がねじりコイルバネの付勢力によって開放位置まで回動される(図6参照)。これにより、定着ユニット4に含まれるメイン搬送路Lの一部が表出し、定着ユニット4でのジャム処理作業が行われる。
そして、ジャム処理作業後に、装置本体1aから引き出された状態の定着ユニット4を再び装置本体1aの収容空間Hに収容する。
すなわち、収容空間Hから引き出され且つ定着ガイド83が開放位置に位置される状態の定着ユニット4を装置本体1aの収容空間Hに向けて移動させる。これにより、図6に示すように、定着ガイド83の第1リブ83aが装置本体1aの後側の外壁1dに接触する。そして、定着ユニット4を収容空間H内に押し込むことで、図7に示すように、定着ガイド83が装置本体1aの外壁1dから力を受け、ねじりコイルバネの付勢力に抗しながらガイド位置に向けて移動する。このように、定着ユニット4の収容動作に連動して定着ガイド83が開放位置からガイド位置まで回動する。なお、上記収容動作時に、定着ガイド83の第1リブ83aは、後面開口部1bの上部開口縁に対して摺接しながら移動する。
そして、図8に示すように、定着ユニット4が収容空間H内に収容された状態では、定着ガイド83の第2リブ83bが収容空間Hの天井壁1eに設けられた平面リブ1cに当接する。これにより、定着ガイド83の開放位置への回動動作が規制され、定着ガイド83がガイド位置に固定的に位置決めされる。
本実施形態では、上記のように、ヒートローラ81の軸心方向に長尺な定着ガイド83を該ヒートローラ81の軸心に略平行な軸83cを中心に回動させることによって、上記定着ガイド83をヒートローラ81の軸心に略直交する垂直軸を中心に回動させる場合に比べて、定着ガイド83の回動基端(軸83c)から回動先端までの長さを短くすることができるので、コンパクトな回動動作でメイン搬送路Lを開閉することができる。これにより、定着ガイド83を開放位置まで回動させて定着ユニット4のジャム処理を行う場合の作業性を向上させることができる。また、定着ガイド83の回動基端から回動先端までの長さを短くすることができるので、開放位置に配される定着ガイド83のユニット本体8からの突出長さを短くすることができる。したがって、上記した定着ユニット4のジャム処理を行う場合の作業スペースを縮小することができるので、ジャム処理作業性をさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、ヒートローラ81の軸心方向に長尺で該ヒートローラ81の軸心に略平行な軸83cを中心に回動可能な定着ガイド83を、定着ユニット4がヒートローラ81の軸心に水平面上で略直交する前後方向に沿って装置本体1a内の収容空間Hに収容される際に装置本体1aの外壁1dに接触させるように構成することによって、定着ガイド83と装置本体1aの外壁1dとの接触長さを長くすることができるので、接触時の衝撃を分散させて緩和することができる。これにより、定着ガイド83や装置本体1aの外壁1dが損傷するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、定着ガイド83に、当該定着ガイド83と装置本体1aの外壁1dとの接触部位を限定する第1リブ83aを設けることによって、定着ユニット4の装置本体1aへの収容時に第1リブ83aを装置本体1aの外壁1dに接触させることができるので、定着ガイド83が損傷するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、定着ガイド83に、定着ユニット4が装置本体1a内の収容空間Hに収容された状態で収容空間Hの天井壁1eに接触する第2リブ83bを設けることによって、定着ユニット4の収容状態で定着ガイド83が開放位置に向けて回動するのを抑制することができるので、定着ガイド83をガイド位置に確実に位置決めすることができる。これにより、安定した用紙搬送性を容易に得ることができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1リブ83aおよび第2リブ83bを、定着ガイド83がガイド位置に位置された状態で定着ユニット4の引出し・収容方向(前後方向)に沿って延びるように構成することによって、定着ユニット4の収容動作時に第1リブ83aおよび第2リブ83bが装置本体1aに引っ掛かり難くなるので、該収容動作を円滑に行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、装置本体1a内の収容空間Hの天井壁1eに、定着ガイド83の直線状の第2リブ83bに接触する幅広の平面リブ1cを設けることによって、定着ガイド83の第2リブ83bと収容空間Hの平面リブ1cとを確実に接触させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、ヒートローラ81の軸心方向に長尺な定着ガイド83を該ヒートローラ81の軸心に略平行な軸83cを中心に回動させることによって、上記定着ガイド83をヒートローラ81の軸心に略直交する垂直軸を中心に回動させる場合に比べて、定着ガイド83の回動基端(軸83c)から回動先端までの長さを短くすることができるので、定着ユニット4が収容空間Hに収容される際に定着ガイド83の軸83c近傍部位が装置本体1aに接触したとしても、定着ガイド83と装置本体1aとの接触部位に大きな負荷が加わるのを十分に抑制することができる。これにより、定着ガイド83や装置本体1aが損傷するのを抑制することができる。
なお、上記実施形態では、本発明を、画像形成装置の一例としてのプリンタ1に適用した例について示したが、これに限らず、プリンタ以外の複写機やファクシミリ、それらの複合機等にも適用可能である。
また、上記実施形態では、定着ガイド83に前後方向に直線状に延びる第2リブ83bを設けるとともに収容空間Hの天井壁1eに左右方向に幅広の平面リブ1cを設けることで、定着ユニット4の収容状態で定着ガイド83の第2リブ83bを収容空間Hの幅広の平面リブ1cに確実に接触させる例について示したが、これに限らず、定着ガイド83に左右方向に幅広の平面リブを設けるとともに収容空間Hの天井壁1eに前後方向に直線状のリブを設け、定着ユニット4の収容状態で定着ガイド83の平面リブを収容空間Hのリブに確実に接触させるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、定着ガイド83がねじりコイルバネの付勢力で常時開放位置に付勢されており、定着ユニット4を装置本体1aから引き出すだけで、定着ガイド83が自ずと開放位置に回動する例について示したが、これに限らず、定着ガイド83を開放位置に付勢する付勢手段を備えておらず、定着ユニット4を装置本体1aから引き出した後、手動で該定着ガイド83を開放位置に移動させる構成であってもよい。この場合、定着ユニット4の収容動作時に、定着ガイド83が装置本体1aの外壁1dに接触することでその自重によりガイド位置に向けて回動することとなる。
なお、本実施形態では、第1リブ83aの突出高さを第2リブ83bの突出高さよりも大きくなるように設定し、定着ユニット4の収容動作時に第1リブ83aのみが装置本体1aの外壁1dに接触するように構成されている例について示したが、これに限らず、第1リブ83aおよび第2リブ83bの突出高さを略等しくして第1リブ83aのみならず第2リブ83bも装置本体1aの外壁1dに接触するようにしてもよい。この場合、位置決め機能を有する第2リブ83bに損傷防止機能を付加することができるので、定着ガイド83の構成を簡略化することができる。また、接触時の衝撃をさらに分散することができるので、定着ガイド83や装置本体1aの外壁1dが損傷するのを十分に抑制することができる。
また、定着ユニット4の収容状態で第2リブ83bのみならず第1リブ83aも収容空間Hの天井壁1eに当接するように構成してもよい。
本発明の一実施形態によるプリンタの全体構成を示した斜視図である。 図1に示したプリンタをA方向から見た状態を示した斜視図である。 図1に示したプリンタの内部構成を示した側断面図である。 図2に示したプリンタの定着ユニットの構成を示した斜視図である。 図4に示した定着ユニットを装置本体から引き出した状態を示した斜視図である。 定着ユニットの装置本体への収容動作を説明するための側断面図である。 定着ユニットの装置本体への収容動作を説明するための側断面図である。 定着ユニットの装置本体への収容動作を説明するための側断面図である。
符号の説明
1 プリンタ(画像形成装置)
1a 装置本体
1c 平面リブ
1d 外壁
1e 天井壁
3 画像形成部
4 定着ユニット(定着部)
81 ヒートローラ(定着ローラ)
83 定着ガイド(ガイド部材)
83a 第1リブ(突起部)
83b 第2リブ(突起部)
83c 軸
H 収容空間
L メイン搬送路(搬送路)

Claims (6)

  1. 装置本体内の搬送路に沿って搬送される用紙に画像を転写する画像形成部と、前記画像形成部で転写された画像を定着ローラで前記用紙に定着させる定着部とを備えた画像形成装置であって、
    前記定着部は、
    前記装置本体内の収容空間に対して前記定着ローラの軸心に水平面上で略直交する方向に引出し・収容可能であり、
    前記定着ローラで定着処理を施された用紙を前記搬送路に沿って案内する前記定着ローラの軸心方向に長尺なガイド部材を含み、
    前記ガイド部材は、
    前記定着ローラの軸心に略平行な軸を中心に、前記搬送路を開放する開放位置と前記搬送路を閉止して前記用紙を案内するガイド位置との間を回動可能であり、
    前記収容空間から引き出され且つ当該ガイド部材が前記開放位置に位置された状態の前記定着部が前記収容空間に収容される際に、前記装置本体の外壁に接触することで前記ガイド位置まで回動されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ガイド部材は、当該ガイド部材と前記装置本体の外壁との接触部位を限定する突起部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記突起部は、前記定着部が前記収容空間に収容されて前記ガイド部材が前記ガイド位置に位置された状態で、前記収容空間の天井壁に接触することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記突起部は、前記ガイド部材が前記ガイド位置に位置された状態で前記定着部の引出し・収容方向に沿って延設されるリブを含むことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記装置本体は、前記収容空間の天井壁に設けられ前記リブに接触する幅広の平面リブを有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記定着部は、前記ガイド部材を前記開放位置に向けて付勢する付勢手段を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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