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JP2007317794A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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JP2007317794A JP2006144468A JP2006144468A JP2007317794A JP 2007317794 A JP2007317794 A JP 2007317794A JP 2006144468 A JP2006144468 A JP 2006144468A JP 2006144468 A JP2006144468 A JP 2006144468A JP 2007317794 A JP2007317794 A JP 2007317794A
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Muneyoshi Fukita
宗義 吹田
Toshiyuki Oishi
敏之 大石
Takuma Nanjo
拓真 南條
Katsuomi Shiozawa
勝臣 塩沢
Nobuyuki Tomita
信之 冨田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】窒化物半導体を用いたHEMTにおいて、GaNキャップ層を設けたエピタキシャル構造を用いる場合に、耐圧の低下などの問題を伴うことなく接触抵抗を低減する。
【解決手段】半導体装置は、AlxInyGa1-x-yN(0≦x<1,0≦y<1)からなる層を含むチャネル層1の上側にAlzGa1-zN(0≦z≦1)からなる層を含む電子供給層2、およびGaNキャップ層3が形成され、バンドギャップが「チャネル層1<電子供給層2」となる構成であり、チャネル層1と電子供給層2とがヘテロ接合されている窒化物半導体を用いたヘテロ接合HEMTであって、ゲート電極10形成領域以外の一部の領域に不純物濃度が1×1018cm-3以上となるn型領域4が、チャネル層1に達する深さまで形成され、n型領域4の一部を覆うようにソース電極6、ドレイン電極7が形成されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関するものである。特に、窒化物半導体を用いた電界効果型トランジスタ(高電子移動度トランジスタ:HEMT)に関するものであり、特に良好なオーミック特性を得るためのものである。
窒化物半導体を用いたHEMTは、高破壊電界でかつ高電子移動度という特長を有するため、高周波かつ高出力で動作するデバイスとして期待されている。従来のHEMTでは、窒化物半導体AlxGa1-xN(0<x<1)からなる電子供給層の上にショットキー特性を有するゲート電極としての金属層が形成される。このようなゲート電極構造では、半導体と金属との接合における障壁高さが低いので、ゲート電極から電子供給層に電子が移動してしまい、その結果、ゲートリーク電流が流れやすかった。
そこで、ゲートリーク電流が流れるのを防止するために、AlxGa1-xNからなる電子供給層とゲート電極の間にAlxGa1-xNより分極の小さいGaN層を挿入することで実効的に障壁高さを改善する試みがなされている。このような試みは、たとえば技術論文である下記非特許文献1に記載されている。
吉川俊英他、「Surface-Charge-Controlled構造を用いたAlGaN/GaN Power HEMT」、社団法人 電子情報通信学会、信学技報ED2002−95 LQE2002−70 第89〜92頁
上記非特許文献1の技術においては、AlxGa1-xNからなる電子供給層の上にGaNからなる層を「GaNキャップ層」として形成することで、ゲートリーク電流の問題は改善された。
しかし、上記非特許文献1の技術に従ってGaNキャップ層を設けた場合、このGaNキャップ層とソース/ドレイン電極との間では、低接触抵抗を必要とするにもかかわらず良好なオーミック接触が得られていない。そのため、非特許文献1ではオーミック特性を改善するためにGaNキャップ層にドーピングを施し、オーミック特性を向上させている。しかし、GaNキャップ層の不純物濃度を増加させるとAlxGa1-xNからなる電子供給層との間の障壁高さが低下し、ゲートリーク電流が増加するという新たな問題が生じてしまう。
そこで、本発明は、ゲートリーク電流を低減するためのGaNキャップ層を設けたエピタキシャル構造を用いる場合に、耐圧の低下、ゲートリーク電流の増加などのような問題を伴うことなく接触抵抗を低減することができる半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づく半導体装置は、AlxInyGa1-x-yN(0≦x<1,0≦y<1)からなる層を含むチャネル層の上側にAlzGa1-zN(0≦z≦1)からなる層を含むキャリア供給層が形成され、さらにその上側にGaNキャップ層が形成され、上記チャネル層のバンドギャップが上記キャリア供給層のバンドギャップより小さくなるようなx,y,zの構成であり、上記チャネル層と上記キャリア供給層とがヘテロ接合されている窒化物半導体を用いたヘテロ接合電界効果型トランジスタにおいて、
ゲート電極形成領域以外の少なくとも一部の領域に選択的に不純物濃度が1×1018cm-3以上となるn型領域が形成され、上記n型領域の一部に接触するようにソース電極およびドレイン電極が形成されている。
本発明によれば、耐圧、ゲートリーク電流特性を損なうことなく接触抵抗を低減することができる。
(実施の形態1)
(製造方法)
本発明に基づく実施の形態1における半導体装置の製造方法について説明する。ここで製造の対象とする半導体装置は、III族窒化物半導体ヘテロ接合型電界効果トランジスタである。
本実施の形態における半導体装置の製造方法は、後述の実施の形態2で示す半導体装置を製造するための製造方法であって、AlxInyGa1-x-yN(0≦x<1,0≦y<1)からなる層を含むチャネル層の上側にAlzGa1-zN(0≦z≦1)からなる層を含むキャリア供給層が形成され、さらにその上側にGaNキャップ層が形成され、前記チャネル層と前記キャリア供給層と前記GaNキャップ層とがこの順にヘテロ接合されている構造体に対して、上方から見た一部の領域に選択的にイオンを注入する注入工程と、前記注入工程を終えた前記構造体を熱処理する熱処理工程と、前記一部の領域を覆うようにソース電極およびドレイン電極を形成する電極形成工程とを含む。
さらに、好ましくは、前記注入工程は、O,C,Si,S,Ge,Se,Sn,TeおよびPbからなる群から選択されたいずれかのイオンを30keV以上100keV以下の加速エネルギー、1×1014cm-2以上の濃度で注入する工程であり、前記熱処理工程は1050℃以上1200℃以下で熱処理を行なう。
上述のような本実施の形態における半導体装置の製造方法について、以下に図1〜図8を参照して詳しく説明する。
まず、図1に示すように、サファイア、SiC、Si、GaNなどからなる基板11を用意する。MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:有機金属気相成長法)、MBE(Molecular Beam Epitaxy:分子線エピタキシャル成長法)などを用いて、図2に示すように、基板11の主表面にチャネル層1とこの上側に積み重なる電子供給層2を形成し、さらにその上側にGaNキャップ層3を形成する。ただし、チャネル層1はAlxInyGa1-x-yN(0≦x<1,0≦y<1)からなるものとする。電子供給層2はキャリア供給層として形成されるものであり、AlzGa1-zN(0≦z≦1)からなるものとする。
チャネル層1の厚さは電子が流れる程度の厚さ(50〜3000nm)があればよく、不純物濃度も問わない。また、電子供給層2としては、チャネル層1よりバンドギャップ幅が広いものを用いる。たとえばチャネル層1と電子供給層2との組み合わせはGaN/AlGaN、InGaN/AlGaNなどが考えられる。電子供給層2の厚さは格子緩和しない程度の厚さ(5〜50nm)であればよい。電子供給層2の不純物濃度は高耐圧とするために1×1018cm-3未満とする。ここで不純物はn型である。なお、窒化物半導体では故意に不純物を導入しない場合(ノンドープ)であっても、成長炉や雰囲気ガス中から不純物が半導体中に入り、n型となる。このため、結晶成長においてノンドープであっても実際の不純物濃度が1×1018cm-3未満であれば本発明を適用できる。
GaNキャップ層3の膜厚はトランジスタの相互コンダクタンスをあまり下げないためにはAlzGa1-zNからなる電子供給層2の膜厚より薄いことが望ましい。また、GaNキャップ層3の不純物濃度は不純物によるリーク電流を抑制するために5×1018cm-3以下とすることが望ましい。不純物の種類はn型を示すものであればO、C、Si、S、Ge、Se、Sn、Te、Pbなどの不純物や窒素原子の空孔などであってよい。GaNキャップ層3の場合も電子供給層2の場合と同様にノンドープであっても実際の不純物濃度が5×1018cm-3以下であれば本発明を適用できる。電子供給層2およびGaNキャップ層3の不純物濃度に関して最も好ましいのは、ドーピングを施さず、できるだけ低濃度のものを用いることである。
電子供給層2の表面にレジスト層を形成する。このレジスト層に対して写真製版を行ない、図3に示すように、n型領域形成予定領域5以外の領域を覆うようにレジストパターン8を形成する。このレジストパターンは次工程で行なうイオン注入のためのマスクである。レジスト層の厚みは1〜6μm程度であればよい。すなわち、イオンが電子供給層2に達しない厚さであればよい。注入されたイオンを遮断できればよいのでレジスト層は酸化膜などの膜であってもよい。また、電子供給層2上に10〜100nm程度の厚みの窒化膜、酸化膜などを形成した後、レジストパターンを形成してもよい。この窒化膜、酸化膜などはイオン注入時、イオンにより電子供給層2を構成する原子(Al,Ga、Nなど)が真空中に跳ね飛ばされるのを抑制する。その後、イオン注入装置を用い、図4に示すように、電界加速したイオン9を照射することでイオン注入を行なう。
照射するイオンは、n型不純物である原子であればよい。具体的にはO、C、Si、S、Ge、Se、Sn、Te、Pbなどであるが、不純物準位の浅いSiまたはGeが望ましい。さらにMn、Mg、Cu、Beなどのp型不純物を同時にイオン注入することでn型不純物の電気的活性化の度合いを高めてもよい。イオン注入の加速エネルギー、注入濃度はソース電極およびドレイン電極が接触する半導体の表面の不純物濃度が1×1018cm-3以上となるように設定すればよく、その表面からチャネル層1に達するまでの間の不純物濃度が1×1018cm-3以上となるように設定すればさらによい。このような不純物濃度を実現するために留意すべきイオン注入の加速エネルギー、注入濃度の詳細については実施の形態2で後述する。
この後、レジストパターン8を剥離し、注入したイオン9の活性化を行なうため、熱処理を行なう。この熱処理は、注入されたイオンと結晶構成原子とを置換させるため、および、イオン注入で生じたダメージを回復させるために行なわれる。このため、1000℃以上の温度で5秒以上処理することが望ましい。また、雰囲気は表面から窒素原子が抜けるのを防止するために窒素ガス、アンモニアガスなどのような窒素が含まれたガス中で行なうことが望ましい。さらに表面から窒素原子が抜けるのを防止するために窒化膜、酸化膜、窒化アルミニウムなどで表面を被った後に熱処理を行なってもよい。いずれにしてもこの熱処理によって、図5に示すようにn型領域4が形成される。
次に、レジスト層を再度形成し、写真製版を行ない、図6に示すように、ソース・ドレイン電極の形成予定領域以外を覆うようにレジストパターン12を形成する。オーミック金属(たとえばTiとAlの積層膜、Ti、Al、Pt、Auの積層膜など)を蒸着した後、レジストパターン12を除去する。こうすることで、図7に示すようにソース電極6およびドレイン電極7を形成する。この方法はいわゆるリフトオフ法である。
この後、同様な方法で、図8に示すようにゲート電極10を形成する。ゲート電極10は、n型窒化物半導体とショットキー接合を形成する金属であればよい。したがって、ゲート電極10は、たとえば、Pt、Niなどのような仕事関数の高い金属からなるものであってもよい。ゲート電極10は、シリサイドからなるものであってもよい。ゲート電極10は、WNなどの窒化金属からなるものであってもよい。ゲート電極10は、窒化物半導体としてのGaNキャップ層3とショットキー接合を構成している。
ゲート電極10を形成するためにはリフトオフ法を用いることができる。また、ゲート電極10の形成は、ゲート電極10の材料となる金属層を全面に蒸着した後、ゲート電極となる部分のみをレジストパターンで被い、その他の部分をエッチングで除去する方法によってよい。本実施の形態ではソース・ドレイン電極を形成した後、ゲート電極を形成する方法を説明したが、ゲート電極を形成後、ソース・ドレイン電極を形成する方法としても本発明の効果は失われない。また、ゲート電極と、ソース・ドレイン電極とを同じ金属で形成する場合、ゲート電極とソース・ドレイン電極とを同時に形成してもよい。
こうして、図8に示すような半導体装置を得ることができる。これはIII族窒化物半導体ヘテロ接合型電界効果トランジスタである。
(作用・効果)
本実施の形態における半導体装置の製造方法では、ゲート電極の下にはGaNキャップ層3が形成されて実効的に高い障壁を有し、ソース・ドレイン電極下は不純物濃度が1×1018cm-3以上の高濃度領域を形成することが可能である。また、ゲート電極の下の電子供給層2の不純物濃度は1×1018cm-3未満である。したがって、実施の形態2で説明するような作用・効果を奏する半導体装置を得ることができる。
実施の形態1では、本発明に基づく半導体装置そのものに関わる部分の製造方法について説明した。実際には図8に示す半導体装置の構造に対してさらに素子分離、保護膜形成、配線、めっき(エアーブリッジ)などのプロセスを経て増幅器が作製される。
(実施の形態2)
(構成)
図8を参照して、本発明に基づく実施の形態2における半導体装置について説明する。
図8に示すように、この半導体装置は、AlxInyGa1-x-yN(0≦x<1,0≦y<1)からなる層を含むチャネル層1の上側にAlzGa1-zN(0≦z≦1)からなる層を含むキャリア供給層としての電子供給層2が形成され、さらにその上側にGaNキャップ層3が形成され、チャネル層1のバンドギャップが電子供給層2のバンドギャップより小さくなるようなx,y,zの構成であり、チャネル層1と電子供給層2とがヘテロ接合されている窒化物半導体を用いたヘテロ接合電界効果型トランジスタにおいて、上方から見たゲート電極形成領域以外の少なくとも一部の領域に選択的に不純物濃度が1×1018cm-3以上となるn型領域4が、チャネル層1に達する深さまで形成され、上方から見てn型領域4の一部を覆うようにソース電極6およびドレイン電極7が形成されたものである。
(作用・効果)
本実施の形態における半導体装置によれば、耐圧、ゲートリーク電流特性を損なうことなく接触抵抗を低減することができる。以下により詳しく説明する。
(GaNキャップ層)
まず、GaNキャップ層3の意義について説明する。比較のために、従来のHEMTの一例としてGaN層の上にAlGaN層を載せた積層構造からなるHEMTを例にとり、AlGaN層の上側にGaNキャップ層3がある場合とない場合とでの伝導体エネルギー構造の違いを図9に示す。横軸はGaN層の下端からの距離を示す。線81はGaNキャップ層3ありの場合、線82はGaNキャップ層3なしの場合をそれぞれ示す。
電子供給層2の上にGaNキャップ層3を設けることでGaNキャップ層3は空乏化するため、GaNキャップ層3のない場合に比べてゲート電極下では実効的な障壁高さが著しく増加し、リーク電流が小さいといった良好なゲート特性が得られる。しかし一方、この高い障壁はソース電極およびドレイン電極下においても同じく存在するために、電極金属をGaNキャップ層3に接触させても良好なオーミック特性は得られない。
そこで、本実施の形態では、図8に示すように上方から見たゲート電極10形成領域以外の領域に選択的に不純物濃度が1×1018cm-3以上となるn型領域4を、深さ方向に関するGaNキャップ層3からチャネル層1までの領域に形成し、平面的に見てこのn型領域4の一部の領域を覆うようにソース電極6およびドレイン電極7を形成している。
n型領域4のn型不純物としてはO、C、Si、S、Ge、Se、Sn、Te、Pbなどや構成元素である窒素の空孔でもよく、その濃度を1×1018cm-3以上に形成することが必要である。これによりソース電極6およびドレイン電極7と直接接触する半導体層の不純物濃度が1×1018cm-3以上と高くなるため、ソース電極6およびドレイン電極7とこれらの電極の直下の半導体層との接触抵抗が低くなり、かつこれらの電極からチャネル層1までの抵抗も低くすることができる。すなわち、ゲートリーク電流を低減するためのGaNキャップ構造を用いたIII族窒化物半導体ヘテロ接合型電界効果トランジスタにおいて、ソース電極6およびドレイン電極7からチャネル層1までの間に生ずる寄生抵抗を低減することが可能となる。
(注入条件と不純物濃度)
次に、注入条件と不純物濃度について発明者らが検討した内容を説明する。
図8の半導体装置を模して、GaNキャップ層3の厚さを5nm、AlzGa1-zN(0≦z≦1)からなる電子供給層2の厚さを35nm、チャネル層1がGaN層であって厚さが2μmのエピタキシャル構造を仮定し、その表面に窒化膜を厚さ30nmだけ堆積した試料を用意した。この試料に、Siイオンを注入濃度1×1014cm-2で注入したときのSiの深さ方向の分布をモンテカルロ計算で求めた結果を図10に示す。
GaNキャップ層3と電子供給層2の一部分だけでも1×1018cm-3以上の不純物濃度となるためには加速エネルギーが200keV以下であればよい。加速エネルギーをさらに減少させることで表面近傍の不純物濃度が増加する。なお、トランジスタ駆動時、電子はチャネル層1と電子供給層2との界面を走行する。ソース・ドレイン電極からこの界面までの抵抗を低減するためにはGaNキャップ層3の表面からこの界面までの不純物濃度を1×1018cm-3以上とすることが望ましい。図10から判断すれば、注入濃度1×1014cm-2の場合、その加速エネルギーが30keV以上100keV以下の範囲であればGaNキャップ層3の表面からチャネル層1と電子供給層2との界面までの不純物濃度を1×1018cm-3以上とすることができる。
また、GaNキャップ層3の不純物濃度が1×1018cm-3以上であれば、加速エネルギーを30keV以上150keV以下の範囲とすることで電子供給層2の不純物濃度を1×1018cm-3以上となり、同様な効果が得られる。
GaNキャップ層3および電子供給層2の厚さが変わると不純物分布も変わるが、注入濃度と表面不純物濃度が比例することに着目すれば、上記前提条件以外でも適宜注入条件を設定することができる。
次に、Si以外のイオンを注入した場合について図11を用いて説明する。図11は、GaNキャップ層3の厚さを5nm、AlzGa1-zN(0≦z≦1)からなる電子供給層2の厚さを35nm、チャネル層1がGaN層であって厚さが2μmのエピタキシャル構造を仮定し、注入濃度が1×1014cm-2、加速エネルギーが50keVでC、Ge、Sn、Pbのイオンをそれぞれ注入した場合の深さ方向の不純物分布をモンテカルロ計算で求めた結果である。比較のためSiイオンの場合の結果も併せて表示した。n型不純物となる原子としては先にO、C、Si、S、Ge、Se、Sn、Te、Pbなどを挙げたが、同じ条件で注入したイオンの分布は、注入した原子の質量に依存するため、質量数の近い原子に関しては省略し、C、Ge、Sn、Pbの間で比較をした。質量数が増加すると、不純物の分布は図10で示したグラフにおいてあたかも加速エネルギーを減少させたかのように浅くなる。そのため、Siで得られたのと同様の分布を得るには、Siより重い原子の場合は加速エネルギーを増加させ、軽い原子の場合は加速エネルギーを減少させ、それに併せて注入量もこの結果を用いて適時決定することになる。O、C、Si、S、Ge、Se、Sn、Te、Pbなどを、注入エネルギーが30〜100keV、注入濃度が1×1014cm-2の注入条件で注入すると、半導体表面での不純物濃度は1×1018cm-3以上となるので接触抵抗を低減する効果がある。O、C、Si、S、Ge、Se、Sn、Te、Pbなどのn型不純物となる原子の中では、不純物準位の浅いSiまたはGeがn型不純物として望ましく、またSiとGeとでは質量数も近いため、たとえばエピタキシャル構造を上述のように決めた場合には、最良の加速エネルギーは30〜100keVとなり、注入量は1×1014cm-2以上が望ましいことになる。
(熱処理温度)
発明者らは、実施の形態1で説明した半導体装置の製造方法を実際に実施し、確認を行なった。まず、基板11としてのSiC基板上にチャネル層1としてGaN層を2000〜3000nm、電子供給層2としてノンドープAlGaN層を20〜35nm(Al組成0.2〜0.25)だけ形成し、さらにその上側にGaNギャップ層3を1〜50nm形成した。次に、図3、図4に示した工程を用いてSiイオンを1×1015cm-2、50keVの条件で注入した。さらに図5に示したように窒素ガス雰囲気で熱処理を行なった。この熱処理は1000〜1200℃で5分間行なった。図12に接触抵抗の熱処理温度依存性を示す。
図12のグラフから接触抵抗を1×10-6Ω・cm2以下にするためには1050℃以上1200℃以下で熱処理を行なうことが望ましいことがわかった。また、図10を用いて既に説明したように、低い接触抵抗を得るには、電極金属と接触する半導体層のキャリア濃度は1×1018cm-3以上とすることが望ましい。仮に、活性化率を100%と仮定すると図10で仮定したエピタキシャル構造では、電極金属と接触する半導体層内の不純物濃度が1×1018cm-3以上となる注入量は、1×1014cm-2以上となる。また、注入量を増やすことで、キャリア密度が増加するため、電極金属と接触する半導体層内の不純物濃度を1×1018cm-3以上とするには、1×1014cm-2以上の注入量で注入を行なうことが望ましい。
(実施の形態3)
実施の形態1,2では、上方から見たゲート電極10形成領域以外の領域に選択的に不純物濃度が1×1018cm-3以上となるn型領域4を、深さ方向に関してGaNキャップ層3からチャネル層1までの領域に形成する例について述べてきた。
(構成)
本発明に基づく半導体装置では、ソース電極6およびドレイン電極7と接触する半導体層の不純物濃度が高ければ接触抵抗は低減できるのであって、ソース電極6およびドレイン電極7と接触する領域においてはGaNキャップ層3はなくてもよい。GaNキャップ層3の下側の電子供給層2の一部に選択的に形成されたn型領域4に対して直接、ソース電極6およびドレイン電極7を接触した構造の半導体装置としても実施の形態2に示した半導体装置と同様の効果が得られる。すなわち、本発明では、GaNキャップ層3の有無にかかわらず、ソース電極6およびドレイン電極7に接触する半導体層のn型不純物濃度が1×1018cm-3以上でありさえすれば効果は得られる。
そこで、本発明に基づく実施の形態3における半導体装置としては、図13〜図15に示すように、GaNキャップ層3内のn型領域の全部または一部を除去し、その下にあるn型不純物濃度が1×1018cm-3以上のAlzGa1-zN(0≦z≦1)からなる電子供給層2を露出させ、ソース電極6およびドレイン電極7が直接電子供給層2に接する構造とした。このような構造でも同じ効果が得られる。
このときGaNキャップ層3に設けられる開口領域は、図16に示すようにn型領域4と同じ広さであってもよい。図17に示すようにn型領域4より狭くなっていてもよい。図16、図17はソース電極6およびドレイン電極7の形成前の状態を示す断面図である。またソース電極6およびドレイン電極7の大きさは、図13に示すように、開口領域と同じであってもよく、図14に示すように開口領域より拡がっていてもよく、図15に示すように開口領域より狭くなっていてもよい。
結論としては、本実施の形態における半導体装置は、基本的に実施の形態2に示した半導体装置の構成を備えているが、さらに追加的に備える特徴として、上方から見て前記n型領域の全部または一部に対応する領域にわたって前記GaNキャップ層が除去されており、前記n型領域は、深さ方向に関して前記キャリア供給層から前記チャネル層までの不純物濃度が1×1018cm-3以上となっている。
(製造方法)
この半導体装置を得るための製造方法について説明する。実施の形態1で説明したように、n型領域4をイオン注入および熱処理によって形成し、図18に示す構造を得る。電子供給層2とチャネル層1との界面と、ソース電極6およびドレイン電極7との間の抵抗を低減するには、注入の条件を電子供給層2の不純物濃度が1×1018cm-3以上となるようにすればよい。GaNキャップ層3内のn型領域の全部または一部をエッチング除去して図16または図17に示す構造を得る。その後で、ソース電極6およびドレイン電極7を形成し、図13、図14または図15に示す構造を得る。
イオン注入後に、GaNキャップ層3内のn型領域4の全部または一部をエッチング除去し、その後で活性化のための熱処理によってn型不純物層を形成し、ソース・ドレイン電極を形成してもよい。あるいは、図19に示すように、GaNキャップ層3内で後工程によってn型領域が形成される予定の領域の全部または一部に対するエッチングをまず行ない、次いでイオン注入をし、活性化のための熱処理によって図16、図17に示すn型不純物層を形成し、その後で図13、図14または図15に示すようにソース電極6およびドレイン電極7を形成してもよい。
除去方法は、写真製版を用いて除去予定領域以外がレジストパターンで覆われるようにレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてエッチングによって除去するという方法が利用可能である。このエッチングはドライエッチングであってもウェットエッチングであってもよい。エッチングのマスクにはレジストパターンの代わりに酸化膜や窒化膜を用いてもよい。
(実施の形態4)
(構成)
図20、図21を参照して、本発明に基づく実施の形態4における半導体装置について説明する。この半導体装置は、基本的に実施の形態2に示した半導体装置の構成を備えているが、さらに追加的に備える特徴として、図20に示すようにドレイン電極7はn型領域4の上方だけでなくゲート電極10側に向かって延在している。図21には本実施の形態における半導体装置の変形例を示す。
(作用・効果)
本実施の形態における半導体装置においても、実施の形態1〜3で述べてきた接触抵抗の低減効果が同じように得られる。さらにドレイン電極7がn型領域4の上方だけでなくゲート電極10側に向かって延在するように形成されているので、n型領域4以外のGaNキャップ層3上に存在するドレイン電極7がフィールドプレートとしても働き、耐圧向上の効果が得られる。このことについて以下説明する。
実施の形態3では、ソース電極6およびドレイン電極7の下方に相当する領域のGaNキャップ層3をエッチング除去した例について説明をした。実施の形態4と実施の形態3の考え方を両方併用することもできる。すなわち、図21に示すように、GaNキャップ層3を一部除去して開口領域を設けた構造において、この開口領域を介してドレイン電極7が電子供給層2に接しており、このドレイン電極7が開口領域の外側にまで延在してGaNキャップ層3上をゲート電極10に向かって延びた形としてもよい。このような構成であってもドレイン電極7はフィールドプレートとして働くので、耐圧を向上する効果が得られる。
この半導体装置を得るための製造方法は、実施の形態1および3で説明したものと基本的に同様であり、ドレイン電極7の形状が異なるに過ぎない。したがって、ソース・ドレイン電極形成時の写真製版で形成されるレジストパターンの開口部を、ゲート電極側に延びた形とし、電極金属の蒸着、リフトオフにより形成することができる。
また、リフトオフ法以外のソース・ドレイン電極作製法としては、電極金属を全面に、蒸着やスパッタで堆積し、写真製版を用いて残したい電極部分だけにレジストを残し、不要な金属領域をエッチングによって除去してもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明に基づく実施の形態1における半導体装置の製造方法の第1の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における半導体装置の製造方法の第2の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における半導体装置の製造方法の第3の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における半導体装置の製造方法の第4の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における半導体装置の製造方法の第5の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における半導体装置の製造方法の第6の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における半導体装置の製造方法の第7の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における半導体装置の製造方法の第8の工程の説明図であると同時に、本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の断面図である。 本発明に基づく実施の形態2においてAlGaN層の上側にGaNキャップ層がある場合とない場合とでの伝導体エネルギー構造の違いを示すグラフである。 本発明に基づく実施の形態2においてSiイオンを注入したときの深さ方向の分布をモンテカルロ計算で求めた結果を示すグラフである。 本発明に基づく実施の形態2においてSi以外のイオンを注入したときの深さ方向の分布をモンテカルロ計算で求めた結果を示すグラフである。 本発明に基づく実施の形態2において接触抵抗の熱処理温度依存性を示すグラフである。 本発明に基づく実施の形態3における半導体装置の第1の例の断面図である。 本発明に基づく実施の形態3における半導体装置の第2の例の断面図である。 本発明に基づく実施の形態3における半導体装置の第3の例の断面図である。 本発明に基づく実施の形態3における半導体装置の製造途中の第1の例の断面図である。 本発明に基づく実施の形態3における半導体装置の製造途中の第2の例の断面図である。 本発明に基づく実施の形態3における半導体装置の製造方法の第1の説明図である。 本発明に基づく実施の形態3における半導体装置の製造方法の第2の説明図である。 本発明に基づく実施の形態4における半導体装置の第1の例の断面図である。 本発明に基づく実施の形態4における半導体装置の第2の例の断面図である。
符号の説明
1 チャネル層、2 電子供給層、3 GaNキャップ層、4 n型領域、5 n型領域形成予定領域、6 ソース電極、7 ドレイン電極、8,12 レジストパターン、9 イオン、10 ゲート電極、11 基板、81,82 線。

Claims (6)

  1. AlxInyGa1-x-yN(0≦x<1,0≦y<1)からなる層を含むチャネル層の上側にAlzGa1-zN(0≦z≦1)からなる層を含むキャリア供給層が形成され、さらにその上側にGaNキャップ層が形成され、前記チャネル層のバンドギャップが前記キャリア供給層のバンドギャップより小さくなるようなx,y,zの構成であり、前記チャネル層と前記キャリア供給層とがヘテロ接合されている窒化物半導体を用いたヘテロ接合電界効果型トランジスタにおいて、
    ゲート電極形成領域以外の少なくとも一部の領域に選択的に不純物濃度が1×1018cm-3以上となるn型領域が形成され、前記n型領域の少なくとも一部に接触するようにソース電極およびドレイン電極が形成された、半導体装置。
  2. AlxInyGa1-x-yN(0≦x<1,0≦y<1)からなる層を含むチャネル層の上側にAlzGa1-zN(0≦z≦1)からなる層を含むキャリア供給層が形成され、さらにその上側にGaNキャップ層が形成され、前記チャネル層のバンドギャップが前記キャリア供給層のバンドギャップより小さくなるようなx,y,zの構成であり、前記チャネル層と前記キャリア供給層とがヘテロ接合されている窒化物半導体を用いたヘテロ接合電界効果型トランジスタにおいて、
    ゲート電極形成領域以外の少なくとも一部の領域に選択的に不純物濃度が1×1018cm-3以上となるn型領域が、前記チャネル層に達する深さまで形成され、前記n型領域の一部を覆うようにソース電極およびドレイン電極が形成された、半導体装置。
  3. 上方から見て前記n型領域の全部または一部に対応する領域にわたって前記GaNキャップ層が除去されており、前記n型領域は、深さ方向に関して前記キャリア供給層から前記チャネル層までの不純物濃度が1×1018cm-3以上となっている、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記ドレイン電極は前記n型領域の上方だけでなく前記ゲート電極側に向かって延在している、請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 請求項1または2に記載の半導体装置を製造するための製造方法であって、
    AlxInyGa1-x-yN(0≦x<1,0≦y<1)からなる層を含むチャネル層の上側にAlzGa1-zN(0≦z≦1)からなる層を含むキャリア供給層が形成され、さらにその上側にGaNキャップ層が形成され、前記チャネル層と前記キャリア供給層と前記GaNキャップ層とがこの順にヘテロ接合されている構造体に対して、
    上方から見た一部の領域に選択的にイオンを注入する注入工程と、
    前記注入工程を終えた前記構造体を熱処理する熱処理工程と、
    前記一部の領域を覆うようにソース電極およびドレイン電極を形成する電極形成工程とを含む、半導体装置の製造方法。
  6. 前記注入工程は、O,C,Si,S,Ge,Se,Sn,TeおよびPbからなる群から選択されたいずれかのイオンを30keV以上100keV以下の加速エネルギー、1×1014cm-2以上の濃度で注入する工程であり、前記熱処理工程は1050℃以上1200℃以下で熱処理を行なう、請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
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