JP2007304789A - 印刷制御システム、画像形成装置、文書複製方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷物に対応する電子データを取得して印刷することで当該印刷物の複製を生成する場合、当該印刷物のセキュリティの向上を図る。
【解決手段】画像形成装置50において、紙文書の複製指示がされた場合、指示をしたユーザのIDと、紙文書のスキャン画像に含まれる潜像から特定できる文書IDとをポリシー管理サーバ20へ送ってポリシーを確認する。当該ユーザに印刷権限がある場合、印刷処理部66は、文書管理サーバ10から取り出した紙文書に対応する電子文書の印刷画像を形成し、この印刷画像にユーザID、装置ID、文書ID、日時等を含む対応文書情報の潜像を付加した後、印刷する。当該ユーザに印刷権限がある場合、印刷処理部66は、スキャン画像を印刷する。その後、ログ通知部67は、印刷に関するログ情報をポリシー管理サーバ20へ通知する。
【選択図】図3
【解決手段】画像形成装置50において、紙文書の複製指示がされた場合、指示をしたユーザのIDと、紙文書のスキャン画像に含まれる潜像から特定できる文書IDとをポリシー管理サーバ20へ送ってポリシーを確認する。当該ユーザに印刷権限がある場合、印刷処理部66は、文書管理サーバ10から取り出した紙文書に対応する電子文書の印刷画像を形成し、この印刷画像にユーザID、装置ID、文書ID、日時等を含む対応文書情報の潜像を付加した後、印刷する。当該ユーザに印刷権限がある場合、印刷処理部66は、スキャン画像を印刷する。その後、ログ通知部67は、印刷に関するログ情報をポリシー管理サーバ20へ通知する。
【選択図】図3
Description
本発明は、画像形成装置を用いて印刷物の複製を生成する場合のセキュリティ管理に関する。
一般に、コピー機を使って紙文書をコピーする場合、コピー機のスキャナ機構が紙文書を読み取り、その読取画像を用紙に印字出力することで紙文書の複製を作成する。ただ、紙文書を複製し、その複製文書を更に複製するということを繰り返し行うと、文字のつぶれなど複製文書の画質が徐々に低下してしまう可能性がある。
そこで、従来では、紙文書に電子文書の保管場所の管理情報を記載しておき、紙文書をコピーする際には、紙文書を複製せずに、紙文書から電子文書の保管場所管理情報を読み取り、その情報から特定した保管場所から電子文書を取得して印字出力する技術がある(例えば、特許文献1)。この技術を使用すると、いつもでオリジナル文書と同じ画質の複製文書を得ることができる。
しかしながら、従来技術では、紙文書に印刷された情報から、対応する電子文書を取り出し、文書画像を印刷しているに留まり、ログ情報を取得するなど電子文書および紙文書のセキュリティや追跡に関しては何ら考慮されていなかった。従って、不正に生成された複製文書が発見できても、誰がどこで不正コピーをしたのかを特定することは極めて困難であった。
また、保管場所に取得対象の電子文書が保存されていない場合の対策も講じられていなかった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、印刷物に対応する電子データを取得して印刷することで当該印刷物の複製を生成する場合、当該印刷物のセキュリティの向上を図ることを目的とする。
以上のような目的を達成するために、本発明に係る印刷制御システムは、電子文書を保持管理するリポジトリ手段と、各電子文書に設定された各ユーザの操作を制限するポリシーを管理するポリシー管理サーバと、入力された複製指示に応じて印刷物の複製を生成する少なくとも1台の画像形成装置と、前記リポジトリ手段及び前記ポリシー管理サーバと前記画像形成装置とを通信可能に接続するネットワークとを有し、前記画像形成装置は、印刷物の複製指示が入力されたときに、印刷物に付加された対応文書情報を読み取る読取手段と、読み取られた対応文書情報に含まれている当該印刷物に対応する電子文書の識別情報と複製指示をしたユーザの識別情報とを含むポリシー確認要求を前記ポリシー管理サーバに送ることによって印刷物に対応する電子文書の印刷の可否を問い合わせるポリシー確認手段と、前記ポリシー確認手段により電子文書の印刷可が確認された場合、読み取られた対応文書情報に含まれている当該印刷物に対応する電子文書の格納先情報を参照して当該電子文書を前記文書管理サーバから取得する電子文書取得手段と、前記ポリシー確認手段により電子文書の印刷可が確認された場合には、前記電子文書取得手段により取得された電子文書に当該印刷に関する印刷ログ情報を付加して印刷画像を形成し、印刷媒体に出力する印刷制御処理手段とを有することを特徴とする。
また、ネットワークを介して前記画像形成装置に接続され、前記画像形成装置において実施された複製処理に関するログ情報を保持管理するログ情報管理サーバを有し、前記画像形成装置は、前記印刷制御処理手段により行われた印刷に関するログ情報を前記ログ情報管理サーバへ送信するログ通知手段を有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、電子文書を保持管理するリポジトリ手段と、各電子文書に設定された各ユーザの操作を制限するポリシーを管理するポリシー管理サーバとを有し、入力された複製指示に応じて印刷物の複製を生成する印刷制御システムにおける画像形成装置において、印刷物の複製指示が入力されたときに、印刷物に付加された対応文書情報を読み取る読取手段と、読み取られた対応文書情報に含まれている当該印刷物に対応する電子文書の識別情報と複製指示をしたユーザの識別情報とを含むポリシー確認要求を前記ポリシー管理サーバに送ることによって印刷物に対応する電子文書の印刷の可否を問い合わせるポリシー確認手段と、前記ポリシー確認手段により電子文書の印刷可が確認された場合、読み取られた対応文書情報に含まれている当該印刷物に対応する電子文書の格納先情報を参照して当該電子文書を前記文書管理サーバから取得する電子文書取得手段と、前記ポリシー確認手段により電子文書の印刷可が確認された場合には、前記電子文書取得手段により取得された電子文書に当該印刷に関する印刷ログ情報を付加して印刷画像を形成し、印刷媒体に出力する印刷制御処理手段とを有することを特徴とする。
また、前記印刷制御処理手段は、前記ポリシー確認手段により電子文書の印刷不可が確認された場合には、印刷物の読取文書の印刷画像を形成し、印刷媒体に出力することを特徴とする。
更に、前記ポリシー確認手段により電子文書の印刷可が確認された場合、前記電子文書取得手段により取得された電子文書または印刷物の読取文書のいずれかを印刷対象文書としてユーザに選択させるユーザインタフェース手段を有し、前記印刷制御処理手段は、ユーザに選択された電子文書または読取文書のいずれかの印刷画像を印刷媒体に出力することを特徴とする。
また、前記印刷制御処理手段により行われた印刷に関するログ情報を、ログ情報管理手段に送信するログ通知手段を有することを特徴とする。
更に、前記ログ通知手段は、前記ポリシー確認手段により電子文書の印刷不可が確認された場合、前記ログ情報管理手段に送信するログ情報に読取文書画像を含めることを特徴とする。
本発明に係る文書複製方法は、電子文書を保持管理するリポジトリ手段と、各電子文書に設定された各ユーザの操作を制限するポリシーを管理するポリシー管理サーバと、入力された複製指示に応じて印刷物の複製を生成する画像形成装置とを有する印刷制御システムにおいて実施され、前記画像形成装置は、印刷物の複製指示が入力されたときに、印刷物に付加された対応文書情報を読み取り、読み取られた対応文書情報に含まれている当該印刷物に対応する電子文書の識別情報と複製指示をしたユーザの識別情報とを含むポリシー確認要求を前記ポリシー管理サーバに送ることによって印刷物に対応する電子文書の印刷の可否を問い合わせ、問合せにより電子文書の印刷可が確認された場合、読み取られた対応文書情報に含まれている当該印刷物に対応する電子文書の格納先情報を参照して当該電子文書を前記文書管理サーバから取得し、その取得した電子文書に当該印刷に関する印刷ログ情報を付加して印刷画像を形成し、印刷媒体に出力することを特徴とする。
本発明によれば、印刷物の複製指示に対して、印刷物に対応する電子文書を取得して印刷する際、印刷物と電子文書とを関連付けて管理するようにしたので、電子文書に対する印刷指示と同様に、印刷物に対する複製指示にも電子文書と同じセキュリティポリシーを適用することができる。
また、印刷に関するログ情報を印刷物に付加するようにしたので、またログ情報管理サーバにてログ情報を収集、記録するようにしたので、印刷物を複製したユーザ、複製された日時、装置等を容易に特定することができる。また、この印刷に関するログ情報を、本発明以外の装置で複製した場合に文字やイメージが浮き出る隠し印刷とすることもでき、複製結果から複製元を特定することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る印刷制御システムの一実施の形態のネットワーク構成図である。図1には、文書管理サーバ10、ポリシー管理サーバ20、ユーザ認証サーバ30及び画像形成装置50がネットワーク5にて接続されたシステムが示されている。文書管理サーバ10は、システム内において用いられる電子文書を格納する。ポリシー管理サーバ20は、各電子文書に対して設定した各ユーザの操作を制限するポリシーに関する情報の保持管理を行う。ユーザ認証サーバ30は、事前に設定登録されているユーザID、パスワード等のユーザ情報を保持管理し、画像形成装置50など外部からの問合せに応じてユーザ認証を行う。
本実施の形態では、電子文書を格納するリポジトリ手段を文書管理サーバ10で実現するよう構成したが、この構成に限定する必要はなく、画像形成装置50に内蔵される外部記憶装置等で実現するようにしてもよい。画像形成装置50は、紙媒体等の印刷物の複製指示が入力されたときに、当該印刷物の複製文書を印字出力により生成するが、本実施の形態では、原則、読み取った印刷物に対応する電子文書を文書管理サーバ10から取り出して印刷する。つまり、複製指示に応じて印刷物の複製を生成するために印刷を行う際、画像形成装置50に搭載されたスキャナによる印刷物の読取画像ではなく、文書管理サーバ10から取り出した当該印刷物対応の電子文書の画像データを形成して印刷する。これにより、複製文書を更に複製するということを繰り返し行うことはしないので、文字のつぶれなど複製文書の画質低下を阻止でき、常に高画質で印刷を行うことができる。
なお、図1では、ネットワーク5に複数台の画像形成装置50を接続してもよいが、それぞれ同じ構成でよいため、図1では、便宜的に1台のみ示した。
図2は、本実施の形態における画像形成装置50のハードウェア構成図である。画像形成装置50は、コピー機能、スキャナ機能等各種機能を搭載した複合機であり、コンピュータを内蔵した装置である。図2において、CPU51は、ROM59に格納されたプログラムにしたがってスキャナ54やプリンタエンジン56等本装置に搭載された各種機構の動作制御を行う。アドレスデータバス52は、CPU51の制御対象となる各種機構と接続してデータの通信を行う。操作パネル53は、ユーザからの指示の受け付け、また情報の表示を行う。スキャナ54は、ユーザがセットした原稿を読み取り、電子データとしてHDD(Hard Disk Drive)55等に蓄積する。HDD55は、スキャナを使用して読み取った電子文書、外部から送られてくる電子文書などを格納する。プリンタエンジン56は、CPU51で実行される制御プログラムからの指示に従い出力用紙上に画像を印字する。ネットワークインタフェース(I/F)57は、ネットワーク5を接続し、本装置が生成した電子データの送信、本装置宛に送信されてきた電子メールの受信、またブラウザ経由による本装置へのアクセスなどに利用される。ランダムアクセスメモリ(RAM)58は、プログラム実行時のワークメモリや電子データ送受信時の通信バッファとして利用される。リードオンリメモリ(ROM)59は、本装置の印刷制御に関する各種プログラムが格納されている。各種プログラムとしては、後述するように電子文書の取得プログラム、ユーザ認証プログラム、ログ通知プログラム等がある。外部メディアインタフェース(I/F)60は、USBメモリ、フラッシュメモリ等の外部メモリ機器とのインタフェースである。
図3は、本実施の形態における印刷制御システムを構成する装置の機能ブロック構成図である。
ポリシー管理サーバ20は、ポリシー管理部21、ログ情報管理部22、ポリシー情報保持部23及びログ情報蓄積部24を有している。ポリシー管理部21は、印刷対象となる電子文書それぞれに対するポリシーの設定、設定したポリシーに関する情報をポリシー情報保持部23を用いて保持、管理する。ログ情報管理部22は、画像形成装置50による複製等により行われる印刷処理に関連するログ情報を収集し、ログ情報蓄積部24に蓄積していくことで印刷のログ管理を一括して行う。本実施の形態においては、ポリシー管理サーバ20にログ情報管理部22とログ情報蓄積部24とを設けることでログ情報を保持管理するログ管理サーバとしても機能させる。ポリシー管理サーバ20における各構成要素21〜22は、ポリシー管理サーバ20を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPUで動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、各記憶手段23〜24は、ポリシー管理サーバ20に搭載された外部記憶装置にて実現される。
画像形成装置50は、ユーザ認証部61、文書読取部62、ポリシー確認部63、電子文書取得部64、ユーザインタフェース部65、印刷処理部66、ログ通知部67及び印刷実行制御部68を有している。ユーザ認証部61は、紙文書の複製指示をしたユーザ認証をユーザ認証サーバ30へ依頼する。文書読取部62は、スキャナ54を用いて紙文書をスキャンしてスキャン画像を形成し、HDD55に登録する。ポリシー確認部63は、ポリシー管理サーバ20に問い合わせることで画像形成装置50が紙文書の複製のために文書管理サーバ10に保存されている電子文書の印刷を実行する権限の有無を確認する。電子文書取得部64は、複製指示がされた紙文書に対応する電子文書を文書管理サーバ10から取得する。ユーザインタフェース部65は、操作パネル53を用いてユーザからの入力指示を受け付け、また情報表示を行う。本実施の形態では、所定画面から印刷対象の文書をユーザに選択させる。印刷処理部66は、印刷対象の文書を印字出力する。ログ通知部67は、画像形成装置50における印刷処理の結果を含むログ情報を生成し、ポリシー管理サーバ20へ送信する。印刷実行制御部68は、複製指示に応じて印刷の実行制御を行う。画像形成装置50における各構成要素61〜68は、画像形成装置50に搭載されたコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPUで動作するプログラムとの協調動作により実現される。
本実施の形態において画像形成装置50により複製される紙文書は、基本的には本システムに含まれるいずれかの画像形成装置50から電子文書が印刷されることで生成される印刷物である。その印刷対象の電子文書は、原則、文書管理サーバ10にて保持管理されているものとする。また、電子文書には、各ユーザの操作を制限するポリシー、例えば当該電子文書の参照、編集、印刷等アクセスに関する権限がユーザ毎若しくはユーザグループ毎に事前に設定されており、各電子文書に設定されたポリシーは、前述したようにポリシー管理サーバ20にて保持管理されている。本実施の形態では、電子文書及び当該電子文書へのポリシーは、各サーバ10,20に事前に設定登録されているものとして説明する。
図4は、本実施の形態の文書複製処理におけるシーケンス図であり、図5は、本実施の形態における文書複製処理を示したフローチャートである。以下、これらの図を用いて本実施の形態における文書複製処理について説明する。なお、各図において対応する処理には、同じステップ番号を付ける。
画像形成装置50のコピー機能を用いて紙文書の複製文書を生成したいユーザ、端的に言うと画像形成装置50でコピーをとりたいユーザは、まず操作パネル53に表示された所定の画面からユーザ認証に必要な情報、具体的にはユーザIDとパスワードを入力する。この入力に応じて、ユーザ認証部61は、入力された認証情報をユーザ認証サーバ30へ送り問い合わせることでユーザ認証を受ける(ステップ101)。ユーザ認証サーバ30が当該ユーザを認証しなかった場合には(ステップ102でN)、処理を終了する。このユーザ認証の失敗をステップ113においてログ情報として記録するようにしてもよい。ユーザが認証された場合(ステップ102でY)、文書読取部62は、画像形成装置50のスキャナ機能を利用して原稿台にセットされた紙文書をスキャンする(ステップ103)。印刷実行制御部68は、スキャン画像を解析してその中に含まれている対応文書情報を抽出する(ステップ104)。
対応文書情報は、紙文書生成時に潜像として紙文書に印刷されている。紙文書は、紙媒体に電子文書画像が印刷されて生成されるが、本実施の形態でいう「対応文書」というのは、紙媒体への印刷対象となる電子文書のことをいう。紙文書に書込み等がされることによって紙文書上の画像と電子文書画像とが完全一致しない場合もあり得るので、本実施の形態では、このようなケースも考慮して「対応」と表現した。なお、対応文書情報の内容については、追って詳述する。
対応文書情報には、対応電子文書を特定する情報、本実施の形態では、電子文書の格納先情報が含まれているが、印刷実行制御部68は、対応文書情報を抽出し、その抽出した対応文書情報を解析するという処理を実施することで対応電子文書の存在を確認する(ステップ105)。具体的に言うと、スキャン画像から対応文書情報の潜像が抽出できなかった場合、対応文書情報の潜像が抽出できた場合でも対応文書情報に電子文書の格納先情報が含まれていない場合、対応文書情報に電子文書の格納先情報が含まれていた場合でも格納先情報から特定できる格納先に対応電子文書が保存されていなかった場合等が対応電子文書の存在を確認できない場合と考えられる。
対応電子文書の存在が確認できた場合(ステップ106でY)、ポリシー確認部63は、ポリシー管理サーバ20にポリシー確認要求を送ることでポリシーの確認を行う(ステップ107)。本システムでは、1台のポリシー管理サーバ20のみを有しているので、画像形成装置50がポリシー確認先のポリシー管理サーバ20の特定情報を予め保持するようにしてもよいが、複数台のポリシー管理サーバ20を有する場合を考慮すると、ポリシー確認先を特定するための情報を対応文書情報に含めておくようにしてもよい。これにより、ポリシー確認先のポリシー管理サーバ20を確実に特定することができる。ポリシー管理サーバ20には、当該ユーザが当該電子文書に関し印刷権限を有しているかどうかを確認するので、ポリシー管理サーバ20へ送るポリシー確認要求には、ユーザの識別情報(ユーザID)と電子文書を特定しうる情報(本実施の形態では文書ID)を少なくとも含めておく。
ポリシー管理サーバ20において、ポリシー管理部21は、送られてきた文書IDをキーにしてポリシー情報保持部23から該当するポリシー情報を特定する。そして、そのポリシー情報への設定内容を参照に、送られてきたユーザIDに対応するユーザの印刷権限を確認し、その確認した結果、すなわち、ユーザの当該電子文書に対する印刷権限の有無を返信する。
画像形成装置50において、ポリシー確認部63は、ポリシー管理サーバ20から印刷権限がある旨が通知されてきた場合(ステップ108でY)、印刷実行制御部68は、対応電子文書を複製するのか、それともステップ103で取得したスキャン文書を複製するのかをユーザに選択させるために、所定の選択画面をユーザインタフェース部65に表示させる。そして、ユーザは、表示された選択画面からいずれかを選択することになるが、ここでユーザが対応電子文書の複製を選択した場合(ステップ109でY)、電子文書取得部64は、対応文書情報に含まれていた格納先情報から特定できる格納先から当該電子文書を取得する(ステップ110)。そして、印刷処理部66は、取得した電子文書の印刷画像を形成し、この印刷画像に対応文書情報の潜像を付加した後、印刷する(ステップ111)。
ここで、対応電子文書と共に潜像として紙媒体に印刷される対応文書情報について説明する。前述したように、紙文書に潜像として印刷される対応文書情報には、紙文書に対応する電子文書に関連する情報が含まれる。具体的には、電子文書の識別情報(文書ID)、格納先情報(URI(Uniform Resource Identifier))、所有者等の属性情報、ポリシー管理及びログ管理を行うポリシー管理サーバ20の特定情報(IPアドレス等)、電子文書に対するアクセスログ情報等である。ステップ111にて潜像が紙媒体に印刷されるため、ステップ104にて対応文書情報が紙文書から抽出できることになる。
ところで、紙文書に付加する対応文書情報には、今回の印刷に関するログ情報も含まれることになる。ログ情報は、印刷が実行された日時等の時間情報、印刷された電子文書の文書ID、印刷実行者のユーザID、印刷をした画像形成装置50の特定情報(装置ID)を含む。このログ情報を参照することで、誰がどこでどの電子文書を印刷したか、あるいは印刷を試みようとしたかを特定することができる。
本実施の形態によれば、紙文書の複製指示に対して、その紙文書のスキャン画像をそのまま印刷するのではなく、紙文書に対応する電子文書を文書管理サーバ10から取り出して印刷するようにしたので、常に良好な画質で複製文書を生成することができる。また、紙文書と電子文書とを関連付けて管理するようにしたので、電子文書に対する印刷指示と同様に、紙文書に対する複製指示にも電子文書と同じセキュリティポリシーを適用することができる。更に、印刷に関するログ情報を紙文書に付加するようにしたので、紙文書を複製したユーザ、複製された日時、装置等を容易に特定することができる。
一方、対応電子文書の存在が確認できなかった場合(ステップ106でN)、ポリシー管理サーバ20から印刷権限がない旨が通知されてきた場合(ステップ108でN)、あるいはユーザがスキャン文書を用いた複製を選択した場合(ステップ109でN)、印刷処理部は、ステップ103にて取得したスキャン文書画像を印刷する(ステップ112)。ここで、対応電子文書の存在が確認できなかった場合ということは、前述した通りであり、文書管理サーバ10の管理対象外の電子文書が紙媒体に印刷されている可能性があるためにスキャン文書をそのまま印刷することになる。ユーザに印刷権限がない場合も同様で、対応電子文書の印刷権限がないのだからスキャン文書を印刷することになる。また、ユーザが紙文書に何らかの書込みをした場合、対応電子文書を印刷すると書込みがコピーされずに複製文書から消えてしまうことになるので、ユーザは、これを回避したいときなどにスキャン文書の複製を選択することになり、この選択に応じてスキャン文書をそのまま印刷することになる。なお、本実施の形態では、スキャン文書の複製の場合、複製文書に潜像を付加しないが、ユーザに印刷権限がない場合やユーザが自らスキャン文書の複製を選択した場合の紙文書は、本システムの管理対象となりうるので潜像を付加するようにしてもよい。
以上のようにして、電子文書あるいはスキャン文書のいずれかの画像が印刷されて複製文書が生成されると、ログ通知部67は、印刷実績を管理させるためにログ情報をポリシー管理サーバ20へ送信する(ステップ113)。ここで、電子文書が印刷された場合には、潜像として紙媒体に付加された同様の内容のログ情報がポリシー管理サーバ20に通知される。ログ情報には電子文書の文書IDが含まれているので、どういう内容の文書画像が印刷されたかを文書IDから特定することは可能である。一方、スキャン文書が印刷された場合、複製された画像を特定しうる情報がないことから、この場合、ポリシー管理サーバ20へ送信するログ情報にはスキャン文書の文書画像が付加される。これにより、どのような画像が複製されたのかを確認することができる。
ポリシー管理サーバ20において、ログ情報管理部22は、画像形成装置50からログ情報が送られてくると、その情報をログ情報蓄積部25に記録する。電子文書が印刷されたことにより送られてくるログ情報には、電子文書画像そのものが含まれていないため、スキャン文書が印刷された場合と比べて記憶容量は削減される。
ログ情報管理部22は、また管理者等のユーザ操作若しくはネットワーク5を介して送られてきた指示要求に応じてログ情報蓄積部25に蓄積された情報の分析を行い、例えば電子文書がどの画像形成装置50から紙文書が生成されたかなどの情報を提供する。このように、本実施の形態によれば、画像形成装置50にて複製文書が生成されたときにその旨並びに印刷実行の日時、ユーザ、装置等の情報を収集、記録するようにしたので、電子文書に対して行われたユーザアクセスを容易に確認できると共に複製文書の追跡調査を行うことが可能になる。
5 ネットワーク、10 文書管理サーバ、20 ポリシー管理サーバ、21 ポリシー管理部、22 ログ情報管理部、23 ポリシー情報保持部、24 ログ情報蓄積部、25 ログ情報蓄積部、30 ユーザ認証サーバ、50 画像形成装置、51 CPU、52 アドレスデータバス、53 操作パネル、54 スキャナ、55 HDD、56 プリンタエンジン、57 ネットワークインタフェース、58 RAM、59 ROM、60 外部メディアインタフェース、61 ユーザ認証部、62 文書読取部、63 ポリシー確認部、64 電子文書取得部、65 ユーザインタフェース部、66 印刷処理部、67 ログ通知部、68 印刷実行制御部。
Claims (8)
- 電子文書を保持管理するリポジトリ手段と、
各電子文書に設定された各ユーザの操作を制限するポリシーを管理するポリシー管理サーバと、
入力された複製指示に応じて印刷物の複製を生成する少なくとも1台の画像形成装置と、
前記リポジトリ手段及び前記ポリシー管理サーバと前記画像形成装置とを通信可能に接続するネットワークと、
を有し、
前記画像形成装置は、
印刷物の複製指示が入力されたときに、印刷物に付加された対応文書情報を読み取る読取手段と、
読み取られた対応文書情報に含まれている当該印刷物に対応する電子文書の識別情報と複製指示をしたユーザの識別情報とを含むポリシー確認要求を前記ポリシー管理サーバに送ることによって印刷物に対応する電子文書の印刷の可否を問い合わせるポリシー確認手段と、
前記ポリシー確認手段により電子文書の印刷可が確認された場合、読み取られた対応文書情報に含まれている当該印刷物に対応する電子文書の格納先情報を参照して当該電子文書を前記文書管理サーバから取得する電子文書取得手段と、
前記ポリシー確認手段により電子文書の印刷可が確認された場合には、前記電子文書取得手段により取得された電子文書に当該印刷に関する印刷ログ情報を付加して印刷画像を形成し、印刷媒体に出力する印刷制御処理手段と、
を有することを特徴とする印刷制御システム。 - 請求項1記載の印刷制御システムにおいて、
ネットワークを介して前記画像形成装置に接続され、前記画像形成装置において実施された複製処理に関するログ情報を保持管理するログ情報管理サーバを有し、
前記画像形成装置は、前記印刷制御処理手段により行われた印刷に関するログ情報を前記ログ情報管理サーバへ送信するログ通知手段を有することを特徴とする印刷制御システム。 - 電子文書を保持管理するリポジトリ手段と、各電子文書に設定された各ユーザの操作を制限するポリシーを管理するポリシー管理サーバとを有し、入力された複製指示に応じて印刷物の複製を生成する印刷制御システムにおける画像形成装置において、
印刷物の複製指示が入力されたときに、印刷物に付加された対応文書情報を読み取る読取手段と、
読み取られた対応文書情報に含まれている当該印刷物に対応する電子文書の識別情報と複製指示をしたユーザの識別情報とを含むポリシー確認要求を前記ポリシー管理サーバに送ることによって印刷物に対応する電子文書の印刷の可否を問い合わせるポリシー確認手段と、
前記ポリシー確認手段により電子文書の印刷可が確認された場合、読み取られた対応文書情報に含まれている当該印刷物に対応する電子文書の格納先情報を参照して当該電子文書を前記文書管理サーバから取得する電子文書取得手段と、
前記ポリシー確認手段により電子文書の印刷可が確認された場合には、前記電子文書取得手段により取得された電子文書に当該印刷に関する印刷ログ情報を付加して印刷画像を形成し、印刷媒体に出力する印刷制御処理手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3記載の画像形成装置において、
前記印刷制御処理手段は、前記ポリシー確認手段により電子文書の印刷不可が確認された場合には、印刷物の読取文書の印刷画像を形成し、印刷媒体に出力することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4記載の画像形成装置において、
前記ポリシー確認手段により電子文書の印刷可が確認された場合、前記電子文書取得手段により取得された電子文書または印刷物の読取文書のいずれかを印刷対象文書としてユーザに選択させるユーザインタフェース手段を有し、
前記印刷制御処理手段は、ユーザに選択された電子文書または読取文書のいずれかの印刷画像を印刷媒体に出力することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3記載の画像形成装置において、
前記印刷制御処理手段により行われた印刷に関するログ情報を、ログ情報管理手段に送信するログ通知手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6記載の画像形成装置において、
前記ログ通知手段は、前記ポリシー確認手段により電子文書の印刷不可が確認された場合、前記ログ情報管理手段に送信するログ情報に読取文書画像を含めることを特徴とする画像形成装置。 - 電子文書を保持管理するリポジトリ手段と、各電子文書に設定された各ユーザの操作を制限するポリシーを管理するポリシー管理サーバと、入力された複製指示に応じて印刷物の複製を生成する画像形成装置とを有する印刷制御システムにおいて実施され、
前記画像形成装置は、
印刷物の複製指示が入力されたときに、印刷物に付加された対応文書情報を読み取り、
読み取られた対応文書情報に含まれている当該印刷物に対応する電子文書の識別情報と複製指示をしたユーザの識別情報とを含むポリシー確認要求を前記ポリシー管理サーバに送ることによって印刷物に対応する電子文書の印刷の可否を問い合わせ、
問合せにより電子文書の印刷可が確認された場合、読み取られた対応文書情報に含まれている当該印刷物に対応する電子文書の格納先情報を参照して当該電子文書を前記文書管理サーバから取得し、その取得した電子文書に当該印刷に関する印刷ログ情報を付加して印刷画像を形成し、印刷媒体に出力することを特徴とする文書複製方法。
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