JP2007289653A - ミシン及び刺繍縫製可能なミシン - Google Patents
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Abstract
【課題】 太さや色が異なる基線を加工布に描くだけで、この基線の基線色や基線幅に基づいて、基線を追従しながら、種々の通常縫目や刺繍縫目で自動的に縫製できるようにすることである。
【解決手段】 太さや色が異なる基線を描いた加工布がベッド部上に載置され、縫製が開始されると、1針分縫製される毎に基線が撮像される。イメージセンサから受ける基線の撮像データに基づいて検知された基線の基線色に対応する縫目データが基線色テーブルから読込まれ(S21,S22)、撮像データに基づいて検知された基線の基線幅に対応する針振り量と布送り量データが基線幅テーブルから読み込まれ(S23,S24)、仮想縫製中心線に対して基線がズレないように補正され(S25,S26)、布送り開始タイミングのときに(S27:Yes)、布送り処理と針振り処理とが実行される(S28)。
【選択図】 図7
【解決手段】 太さや色が異なる基線を描いた加工布がベッド部上に載置され、縫製が開始されると、1針分縫製される毎に基線が撮像される。イメージセンサから受ける基線の撮像データに基づいて検知された基線の基線色に対応する縫目データが基線色テーブルから読込まれ(S21,S22)、撮像データに基づいて検知された基線の基線幅に対応する針振り量と布送り量データが基線幅テーブルから読み込まれ(S23,S24)、仮想縫製中心線に対して基線がズレないように補正され(S25,S26)、布送り開始タイミングのときに(S27:Yes)、布送り処理と針振り処理とが実行される(S28)。
【選択図】 図7
Description
本発明は、加工布に描かれた基線を撮像手段で撮像し、撮像データに基づいて検知した基線色や基線幅に基づいて、通常縫目や刺繍縫目を形成するようにしたものに関する。
従来、布端検出器により加工布の布端を検出する一方、布端から所定距離だけ離れた位置を、直線縫いやジグザグ縫い等の通常模様の縫目で縫製するように構成された布端倣い縫いミシンが種々提案されている。
例えば、特許文献1に記載の自動制御ミシンは、押え足上に設けられて加工布の布端を検出して位置検出信号を出力する布端検出器と、縫い代の幅に応じて求められた縫目形成基準線までの間隔に応じて間隔設定信号を出力する間隔設定回路と、位置検出信号に基づいて針棒を揺動させる振り幅アクチュエータを設け、布端からの間隔(縫い代)を一定に保ちながら自動的に縫目を形成するようにしてある。
一方、刺繍に関して、原画に描かれた色を、画像読み取り器で刺繍領域毎に読み込み、刺繍領域毎の色の糸色コードを刺繍データに盛り込むようにした刺繍データ作成装置が種々提案されている。
例えば、特許文献2に記載の刺繍データ作成装置は、イメージスキャナで読み込んだ原画の画像データに基づいて、原画から刺繍領域毎の色が読み取られ、各刺繍領域毎に刺繍糸の糸色を決定する。それ故、原画に予め所望の彩色を施しておけば、刺繍領域毎のステッチデータに色指定を行うことなく、多色の刺繍縫いを可能にしてある。
特許文献1に記載の自動制御ミシンにおいては、加工布の布端に倣って、布端から一定の間隔を保ちながら縫目が形成できるが、必要に応じて直線縫目やジグザグ縫目等の模様を切換える場合、その都度、模様選択操作を行う必要がある。また、針振り量又は布送り量が異なる2種類のジグザグ縫目で縫製するような場合、作業者は、縫製途中で針振り量又は布送り量の設定値を変更する操作を行わなければならないので、縫製作業が煩雑であるという問題がある。
更に、この特許文献1においては、布端検出器が針落下点に近接するように押え足上に設けられているので、針落下点の視認性が悪く、実際の針落下点が確認し辛いので縫製作業の能率が悪くなるという問題がある。
一方、特許文献2に記載の刺繍データ作成装置においては、原画に予め所望の彩色を施しておくことで、原画に予め描かれた彩色刺繍領域及び刺繍領域毎の色をイメージスキャナで読み取って検出するだけであり、刺繍領域に形成する刺繍縫目の種類を、色に応じて変更することは不可能である。そこで、刺繍領域毎にステッチデータに変換した時点で、サテン縫目やタタミ縫目の縫目種類を指示することは可能にしても、作業者は、複雑な編集作業を強いられることになる。
本発明の目的は、太さや色が異なる基線を加工布に描くだけで、この基線の基線色や基線幅に基づいて、基線を追従しながら、種々の通常縫目や刺繍縫目で自動的に縫製できるようにすることである。
請求項1のミシンは、針棒を揺動させる針振り機構と、送り歯により布送りする布送り機構と、針振り機構と布送り機構を制御する制御手段とを備え、更に、加工布の表面に描かれた基線を撮像する撮像手段と、撮像手段から受ける基線の撮像データに基づいて基線の基線色を検知する基線色検知手段と、複数の基線色と複数の通常模様の縫目データとを対応付けて記憶した第1記憶手段とを備え、制御手段は、基線色検知手段により検知された基線色に対応する縫目データを第1記憶手段から読み出して、針振り機構と布送り機構を制御して基線に沿って通常模様の縫目を形成させるものである。
縫製作業に際して、作業者が、加工布の表面に、縫製を指示する種々の基線を、チャコペン等で描いておけば、この基線が撮像手段で撮像される。そこで、基線色検知手段はこの撮像された撮像データに基づいて、基線の基線色を検知するので、制御手段により、検知された基線色に対応する縫目データが第1記憶手段から読み出され、更に、この縫目データに基づいて針振り機構と布送り機構が夫々制御され、基線色毎に変化する種々の通常模様の縫目が基線に沿って順々に形成される。
請求項2のミシンは、請求項1において、前記撮像手段から受ける基線の撮像データに基づいて基線の基線幅を検知する基線幅検知手段と、複数の基線幅の各々に針棒の針振り量データと送り歯の布送り量データとを対応付けて記憶した第2記憶手段とを備え、制御手段は、基線幅検知手段で検知した基線幅に対応する針振り量データと布送り量データを第2記憶手段から読み出して、針振り機構と布送り機構を制御するものである。
請求項3のミシンは、請求項1又は2において、前記撮像手段は、CCD型イメージセンサ又はCMOS型イメージセンサで構成されたものである。
請求項4の刺繍縫製可能なミシンは、加工布を保持する刺繍枠が着脱可能に装着されるキャリッジと、このキャリッジを直交するX,Y方向に夫々独立に移動駆動するキャリッジ駆動機構と、このキャリッジ駆動機構を制御する制御手段とを備えた刺繍縫製可能なミシンにおいて、加工布の表面に描かれた基線を撮像する撮像手段と、撮像手段から受ける基線の撮像データに基づいて、基線に沿って縫目が形成されるようにキャリッジ駆動機構を制御する制御手段とを備えたものである。
縫製作業に際して、作業者が、加工布の表面に基線を、チャコペン等で描いておけば、この基線が撮像手段で撮像される。そこで、制御手段により、この撮像された撮像データに基づいて、キャリッジ駆動機構が制御されるので、サテン縫目やタタミ縫目等の刺繍縫目が基線に沿って形成される。
請求項5の刺繍縫製可能なミシンは、請求項4において、複数の針棒および複数の針棒を択一的に切換える針棒切換え機構と、複数の針棒とこれら針棒にセットされる上糸の糸色とを対応づけて記憶した第3記憶手段と、撮像手段から受ける基線の撮像データに基づいて基線の基線色を検知する基線色検知手段と、基線色検知手段により検知された基線の基線色と第3記憶手段の記憶データに基づいて針棒を決定する針棒決定手段とを備え、制御手段は、針棒決定手段で決定された針棒に切り換えるように針棒切換え機構を制御するものである。
請求項6の刺繍縫製可能なミシンは、請求項4又は5において、前記撮像手段から受ける基線の撮像データに基づいて基線の基線幅を検知する基線幅検知手段と、複数種類の基線幅の各々に複数種類の刺繍ステッチデータを対応付けて記憶した第4記憶手段とを備え、制御手段は、基線幅検知手段で検知された基線幅に対応する刺繍ステッチデータを第4記憶手段から読み出し、その刺繍ステッチデータに基づいてキャリッジ駆動機構を制御するものである。
請求項7の刺繍縫製可能なミシンは、請求項4〜6の何れかにおいて、撮像手段は、CCD型イメージセンサ又はCMOS型イメージセンサで構成されたものである。
請求項1の発明によれば、針棒を揺動させる針振り機構と、送り歯により布送りする布送り機構と、針振り機構と布送り機構を制御する制御手段とを備え、更に、撮像手段と、基線色検知手段と、第1記憶手段とを備え、制御手段は、基線色検知手段により検知された基線色に対応する縫目データを第1記憶手段から読み出して、針振り機構と布送り機構を制御して基線に沿って通常模様の縫目を形成させるので、作業者が、加工布の表面に、色付きの種々の基線を描いておくだけで、着色された基線の基線色毎に、基線色に対応付けられた種々の通常模様の縫目を基線に沿って形成することができる。
即ち、作業者が縫製作業に不慣れであっても、基線色を適宜変更しながら、加工布の表面に種々の基線を描くだけで、縫製途中で、直線縫目やジグザグ縫目等の模様を切換えるための模様選択操作が不要となる。そして熟練作業者と同様に、通常模様をふんだんに取り入れた縫い製品を容易に作成することができる。
請求項2の発明によれば、前記撮像手段から受ける基線の撮像データに基づいて基線の基線幅を検知する基線幅検知手段と、複数の基線幅の各々に針棒の針振り量データと送り歯の布送り量データとを対応付けて記憶した第2記憶手段とを備え、制御手段は、基線幅検知手段で検知した基線幅に対応する針振り量データと布送り量データを第2記憶手段から読み出して、針振り機構と布送り機構を制御するので、作業者が、加工布の表面に、基線幅を異ならせた種々の基線を描いておくだけで、基線幅が異なる基線毎に、予め基線幅に対応付けられた種々の針振り量と布送り量を異ならせた通常模様の縫目を縫製することができる。
即ち、縫製作業に不慣れな作業者でも、基線幅を適宜変更しながら、加工布の表面に基線を描くだけで、針振り量又は布送り量が異なる2種類のジグザグ縫目で縫製するような場合においても、作業者は、縫製途中で針振り量又は布送り量の設定値を変更する操作が不要となり、縫製作業が単純化されて作業能率が向上する。そして熟練作業者と同様に、種々の通常模様をふんだんに取り入れた縫い製品を容易に作成することができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
請求項3の発明によれば、前記撮像手段は、CCD型イメージセンサ又はCMOS型イメージセンサを備えているので、これらの小型なイメージセンサにより、安価な構成で高画質の画像データを容易に取込むことができる上、これらの小型なイメージセンサを針落下点から離れた縫製作業の邪魔にならないような位置、例えばアーム部の下面部位に、他の機構部品に干渉することなく容易に設置することができる。このため、実際の針落下点が確実に視認できるので縫製作業の能率が向上する。その他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
請求項4の発明によれば、加工布を保持する刺繍枠が着脱可能に装着されるキャリッジと、このキャリッジを直交するX,Y方向に夫々独立に移動駆動するキャリッジ駆動機構と、このキャリッジ駆動機構を制御する制御手段とを備え、更に、撮像手段と、制御手段とを設けたので、縫製作業に際して、作業者が、加工布の表面に種々の基線を描いておくだけで、この基線の撮像データに基づいてキャリッジ駆動機構が制御されて、基線に沿って刺繍縫目を形成することができる。
即ち、作業者が縫製作業に不慣れであっても、加工布の表面に種々の基線を描くだけで、熟練作業者と同様に、サテン縫目やタタミ縫目等の縫目により、種々の刺繍の縫目をふんだんに取り入れて刺繍縫いした縫い製品を容易に作成することができる。
請求項5の発明によれば、複数の針棒および複数の針棒を択一的に切換える針棒切換え機構と、複数の針棒とこれら針棒にセットされる上糸の糸色とを対応づけて記憶した第3記憶手段と、撮像手段から受ける基線の撮像データに基づいて基線の基線色を検知する基線色検知手段と、基線色検知手段により検知された基線の基線色と第3記憶手段の記憶データに基づいて針棒を決定する針棒決定手段とを備え、制御手段は、針棒決定手段で決定された針棒に切り換えるように針棒切換え機構を制御するので、作業者が加工布の表面に、基線色を異ならせた種々の基線を描いておくだけで、基線色が異なる基線毎に、予め基線色に対応付けられた針棒が決定され、基線色に応じた糸色の上糸で縫製することができる。
即ち、縫製作業に不慣れな作業者でも、基線色を適宜変更しながら、加工布の表面に基線を描くだけで、熟練作業者と同様に、種々の糸色の上糸をふんだんに取り入れた縫い製品を容易に作成することができる。その他請求項4と同様の効果を奏する。
請求項6の発明によれば、前記撮像手段から受ける基線の撮像データに基づいて基線の基線幅を検知する基線幅検知手段と、複数種類の基線幅の各々に複数種類の刺繍ステッチデータを対応付けて記憶した第4記憶手段とを備え、制御手段は、基線幅検知手段で検知された基線幅に対応する刺繍ステッチデータを第4記憶手段から読み出し、その刺繍ステッチデータに基づいてキャリッジ駆動機構を制御するので、作業者が、加工布の表面に、基線幅を異ならせた種々の基線を描いておくだけで、基線幅が異なる基線毎に、予め基線幅に対応付けられた種々の刺繍ステッチデータの縫目を縫製することができる。
即ち、縫製作業に不慣れな作業者でも、基線幅を適宜変更しながら、加工布の表面に基線を描くだけで、熟練作業者と同様に、種々の刺繍模様をふんだんに取り入れて刺繍縫いした縫い製品を容易に作成することができる。その他請求項4又は5と同様の効果を奏する。
請求項7の発明によれば、前記撮像手段は、CCD型イメージセンサ又はCMOS型イメージセンサを備えているので、これらの小型なイメージセンサにより、安価な構成で高画質の画像データを容易に取込むことができる上、これらの小型なイメージセンサを針落下点から離れた縫製作業の邪魔にならないような位置、例えばアーム部の下面部位に、他の機構部品に干渉することなく容易に設置することができる。このため、実際の針落下点が確実に視認できるので縫製作業の能率が向上する。その他請求項4〜6の何れかと同様の効果を奏する。
本実施例のミシン及び刺繍縫製可能なミシンは、ベッド部上面に載置される加工布や刺繍枠に保持された加工布の表面に、予めチャコペン等で基線色と基線幅を異ならせた種々の基線を描くだけで、この基線の撮像データに基づいて、基線に沿って予め指定した種類の縫目が自動的に形成されるようにしてある。
本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本縫いミシンM1は、ベッド部1と、ベッド部1の右端部から立設された脚柱部2と、脚柱部2の上端からベッド部1に対向するように左方へ延びるアーム部3を有する。
図1に示すように、本縫いミシンM1は、ベッド部1と、ベッド部1の右端部から立設された脚柱部2と、脚柱部2の上端からベッド部1に対向するように左方へ延びるアーム部3を有する。
アーム部3の頭部4には、下端に縫針6を装着した針棒5を上下動させる針棒駆動機構(図示略)、針棒5を布送り方向と直交する方向に揺動させる針振り機構(図示略)、図示外の天秤を針棒5の上下動に調時して上下動させる天秤駆動機構(図示略)等が設けられている。
ベッド部1には、図2に示すように、送り歯15が固定された送り台16を前後方向(図1における紙面の手前と奥の方向)に駆動する送り歯前後動機構11と、送り台16を上下方向に駆動する送り歯上下動機構12と、送り台16を左右方向(図1におけるX方向)に駆動する横送り機構13とを有する布送り機構10と、下糸ボビン(図示略)を収容し縫針6と協働する糸輪捕捉器17等が設けられている。尚、この布送り機構10は、特許第2952982号に記載の布送り機構と同じであるので、詳しい説明は省略する。
尚、送り歯上下動機構12と針棒駆動機構と天秤駆動機構とは夫々ミシンモータ26(図3参照)で回転されるミシン主軸(図示略)に連動して駆動されるが、針振り機構は専用の針振りモータ27(図3参照)で駆動され、送り歯前後動機構11は専用の送り歯前後駆動モータ28で駆動され、横送り機構13は専用の横送り駆動モータ29で駆動される。即ち、針棒5の針振り量は針振り機構を介して針振りモータ27の駆動量に応じて変更可能であり、送り歯15による布送り量は送り歯前後動機構11と横送り機構13を介して送り歯前後駆動モータ28と横送り駆動モータ29の駆動量に応じて変更可能である。
アーム部3の前面にカラーの液晶ディスプレイ8が設けられ、この液晶ディスプレイ8には、種々の通常模様の縫目模様、各種の機能名や模様名や種々のメッセージ等が表示される。尚、この液晶ディスプレイ8の前面に透明電極からなるタッチキー(図示略)が設けられ、そのタッチキーを適宜操作することにより、縫製に供する模様の選択操作や実行させる機能の選択操作が可能になっているが、ここではその詳細な説明を省略する。
ところで、図1に示すように、ベッド部1の上面に載置される加工布W1に対しほぼ上方から撮像するように、頭部4の下面部位にカラーのイメージセンサ(これが撮像手段に相当する)9が下向きに配設されている。このイメージセンサ9は、CCD型の撮像素子で構成されている。そこで、縫製に供する加工布W1がベッド部1の上面に載置されると、この加工布W1及びこの加工布W1の表面に描かれた種々の基線36がイメージセンサ9により撮像できるようになっている。この場合、縫針6よりも前側のほぼ矩形状の撮像範囲で撮像(図8参照)できるようになっている。
次に、本縫いミシンM1の制御系について説明する。
図3に示すように、制御装置20は、CPU21とROM22とRAM23及び電気的に書換え可能な不揮発性のフラッシュメモリ(F/M)24とを含むコンピュータから構成されている。
図3に示すように、制御装置20は、CPU21とROM22とRAM23及び電気的に書換え可能な不揮発性のフラッシュメモリ(F/M)24とを含むコンピュータから構成されている。
この制御装置20には、起動停止スイッチ7と、ミシン主軸の回転位置を検出するタイミング信号発生器25と、イメージセンサ9と、ミシンモータ26の為の駆動回路30と、針振りモータ27の為の駆動回路31と、送り歯前後駆動モータ28の為の駆動回路32と、横送り駆動モータ29の為の駆動回路33と、液晶ディスプレイ8の為の表示駆動回路34とが夫々接続されている。
前記ROM22には、種々の通常模様を縫製する縫製制御プログラムや表示制御の一般的な制御プログラムに加えて、後述する本願特有の基線追従縫製制御の制御プログラム等が予め格納されている。RAM23には、各種の制御を実行するに際して必要なメモリ類(フラグやポインタやカウンタ等のメモリ、レジスタやバッファ等)が必要に応じて設けられている。
フラッシュメモリ24(これが第1記憶手段に相当する)には、図4に示すように、基線色の色コード(赤、橙、黄、緑、・・・)に、通常模様の縫目データ(直線縫いの縫目データ、ジグザグ縫いの縫目データ、三重縫いの縫目データ、しつけ縫いの縫目データ、・・・)を対応させた基線色テーブルT1のデータが記憶されている。但し、この縫目データの針振り量と布送り量は、夫々の模様に最も適切な針振り量と布送り量が夫々初期設定値として設定されている。
フラッシュメモリ24(これが第2記憶手段に相当する)には、更に、図5に示すように、基線幅(0〜0.4、0.5〜0.9、1.0〜1.4、1.5〜1.9、・・・)に、針振り量のデータ(0.5、0.7、1.0、1.5、・・・)及び布送り量のデータ(0.5、0.7、1.0、1.5、・・・)とを対応させた基線幅テーブルT2のデータが記憶されている。
次に、本縫いミシンM1の制御装置20により実行される通常模様に関する基線追従縫製制御について、図6、図7のフローチャートに基づいて説明する。但し、図中符号Si(i=11、12、13・・・)は各ステップである。
本縫いミシンM1に電源が投入されるとこの制御が開始され、先ず、イメージセンサ9により、縫針6よりも前側の撮像範囲で加工布W1及び基線36が撮像される(S11)。次に、撮像された撮像データに基づいて、加工布W1の表面に描かれた基線36と、この基線36の開始点36sを検知する検知処理が実行され(S12)、基線36及び基線36の開始点36sが検知されない場合、例えば、ベッド部1の上面に加工布W1が載置されていない場合、或いは加工布W1が載置されていても、描かれた基線36が検知されない場合には(S13:No)、S11〜S13が繰返して実行される。
ここで、S12においては、周知のように、先ず、基線36を検知可能な「しきい値」により撮像データが2値化処理され、ノイズ除去処理等が施されてから、最終的に、基線36の輪郭線を求める輪郭線抽出処理が実行され、更に、求められた基線36の輪郭線について、縫針6に近い側の端点が開始点36sとして検知される。
ところで、作業者により、基線36を描いた加工布W1がベッド部1上面の縫針6付近に載置されたので、基線36及び基線36の開始点36sが検知された場合(S13:Yes)、例えば、液晶ディスプレイ8にメッセージ「縫製開始できます」が表示されるので、作業者により起動停止スイッチ7が操作されると(S14:Yes)、トレース縫製処理(図7参照)が実行される(S15)。
この制御が開始されると、先ず、S11において得られた撮像データに基づいて、加工布W1に描かれた基線36の基線色を検知する検知処理が実行される(S21)。次に、検知された基線色について、基線色テーブルT1に基づいて、対応する通常模様の縫目製データが読み込まれる(S22)。次に、S11において得られた撮像データに基づいて、加工布W1に描かれた基線36の基線幅を検知する検知処理が実行される(S23)。
次に、検知された基線幅について、基線幅テーブルT2に基づいて、対応する通常模様の針振り量データと布送り量データが読み込まれる(S24)。次に、イメージセンサ9により撮像された範囲を示す図9において、仮想線RDは、針棒の左右位置が中基線のときに、送り歯前後動機構11だけが駆動されて加工布W1が後方(HDの方向)に送られたときに直線の縫目が形成される線である。この仮想線RDは、イメージセンサ9により撮像される撮像範囲に対して、予め所定の位置に設定されている。そして、仮想線RDに対して、基線36が傾斜している角度θが検出されて演算処理される(S25)。
次に、S25で演算された角度θとS24で読み込まれた布送り量とに応じて、送り歯15の前後方向の送り量と左右方向の送り量とが演算されて決定される(S26)。次に、タイミング信号発生器25から出力されるミシン主軸の回転位置信号に基づいて、ミシン主軸が布送り開始のタイミングでなければ(S27:No)、S27が繰返して実行される。
そして、ミシン主軸が布送り開始のタイミングに達したとき(S27:Yes)、S24で読み込まれた針振り量と上記のように決定された前後方向と左右方向との夫々の送り量とに基づいて、針振りモータ27と、送り歯前後駆動モータ28と、横送り駆動モータ29とが駆動される処理が行われる(S28)。
次に、S11で得られた撮像データに基づいて、縫針6よりも前側に基線36が継続して存在する場合には(S29:No)、1針分縫製された後の基線36について撮像する撮像処理が実行され(S30)、S21以降が繰返して実行される。そして、縫針6よりも前側に基線36が検出されない場合には(S29:Yes)、この制御を終了する。更に、基線追従縫製制御を終了する。
ここで、トレース縫製処理制御のS21を実行する制御装置20が基線色検知手段に相当し、トレース縫製処理制御のS23を実行する制御装置20が基線幅検知手段に相当する。
次に、基線追従縫製制御の作動について説明する。
図8に示すように、作業者により、加工布W1の表面に、消しゴムで消去可能なチャコペン等のペンで、例えば、「橙」で且つ線幅が「0.6mm」の第1基線36Aと、「橙」で且つ線幅が「2.3mm」の第2基線36Bと、「赤」で且つ線幅が「0.4mm」の第3基線36Cとが連続して描かれている。
図8に示すように、作業者により、加工布W1の表面に、消しゴムで消去可能なチャコペン等のペンで、例えば、「橙」で且つ線幅が「0.6mm」の第1基線36Aと、「橙」で且つ線幅が「2.3mm」の第2基線36Bと、「赤」で且つ線幅が「0.4mm」の第3基線36Cとが連続して描かれている。
そこで、作業者が、この加工布W1をベッド部1の縫製位置に載置すると、イメージセンサ9により撮像され、図9に示す撮像データが得られる。この撮像データには、透明な布押え35と、縫針6の下端部と、少なくとも第1基線36Aの一部が含まれている。
次に、縫製が開始されると、1針分の縫目形成が完了する毎に、撮像処理が実行される。このように、1針分の縫目が形成されるその都度、最新の撮像データに基づいて、基線色と基線幅とが夫々検知される。基線色が検知されると、この基線色に対応する通常模様の縫目データが読み込まれ、しかも、基線幅に対応する針振り量データと布送り量データとが夫々読み込まれる。
そこで、布送り開始タイミングにおいて、読み込まれた針振り量データに応じて針棒5が揺動されるとともに、読み込まれた布送り量データに応じて送り歯15により布送りされる。その結果、図10に示すように、第1基線36Aの全体を覆うように、針振り量と布送り量を夫々「0.7mm」とする第1ジグザグ縫目37Aが形成され、第2基線36Bの全体を覆うように、針振り量と布送り量を夫々「2.0mm」とする第2ジグザグ縫目37Bが形成される。
更に、第3基線36C上に、布送り量を「0.5mm」とする直線縫目37Cが形成される。但し、このように、基線色が「赤」で、「直線縫い」の場合には、基線幅テーブルT2のうちの布送り量だけが採用される。ここで、直線縫いに際しては、図11に示すように、基線幅に対して布送り量だけを設定した専用の基線幅テーブルT2Aを設けるようにしてもよい。
このように、針棒5を揺動させる針振り機構と、送り歯15により前後及び左右方向に布送りする布送り機構10と、針振り機構と布送り機構10を制御する制御装置20とを備えた本縫いミシンM1において、更に、イメージセンサ9と、基線色テーブルT1とを備え、イメージセンサ9により撮像された基線36の撮像データに基づいて基線色を検知し、しかも検知された基線色に対応する縫目データが基線色テーブルT1から読み出され、針振り機構と布送り機構10を制御して通常模様の縫目が形成されるので、作業者が、加工布W1の表面に、色付きの基線36を描いておくだけで、着色された基線36の基線色毎に、予め基線色に対応付けられた種々の通常模様の縫目を基線に沿って形成することができる。
即ち、作業者が縫製作業に不慣れであっても、基線色を適宜変更しながら、加工布W1の表面に種々の基線36A〜36Cを描くだけで、縫製途中で、直線縫目やジグザグ縫目等の模様を切換えるための模様選択操作が不要となる。そして熟練作業者と同様に、通常模様をふんだんに取り入れた縫い製品を容易に作成することができる。
また、イメージセンサ9から受ける基線36の撮像データに基づいて基線36の基線幅を検知する基線幅検知ステップ(S23)と、複数の基線幅の各々に針棒5の針振り量と送り歯15の布送り量とを対応付けて記憶した基線幅テーブルT2とを備え、制御装置20は、基線幅検知ステップ(S23)で検知した基線幅に対応する針振り量データと布送り量データを基線幅テーブルT2から読み出して、針振り機構と布送り機構10を制御するので、作業者が、加工布W1の表面に、基線幅を異ならせた種々の基線36A〜36Cを描いておくだけで、基線幅が異なる基線毎に、予め基線幅に対応付けられた種々の針振り量と布送り量を異ならせた縫目を縫製することができる。
即ち、縫製作業に不慣れな作業者でも、基線幅を適宜変更しながら、加工布W1の表面に基線36を描くだけで、縫製途中で針振り量又は布送り量の設定値を変更する操作が不要となり、縫製作業が単純化されて作業能率が向上する。そして熟練作業者と同様に、種々の通常模様をふんだんに取り入れた縫い製品を容易に作成することができる。
更に、撮像手段として、CCD型イメージセンサのイメージセンサ9で構成したので、安価な構成で高画質の画像データを容易に取込むことができる上、この小型のイメージセンサ9を針落下点から離れた縫製作業の邪魔にならないような位置、例えばアーム部3の下面部位に、他の機構部品に干渉することなく容易に設置することができる。このため、縫製作業者は、実際の針落下点を確実に視認できるとともに、縫針6を交換するような作業の際にも手指が当たってしまうことがない。
次に、前記実施例1を部分的に変更した変更形態について説明する。
1)図7のトレース縫製処理において、S23で検知された基線幅が最大針振り量の幅を超えている場合、液晶ディスプレイ8に警告メッセージを表示するようにしてもよい。又、ミシンモータ26が回転している場合には、ミシンモータ26の回転を低速回転にするか又は停止させた後、液晶ディスプレイ8に警告メッセージを表示するようにしてもよい。
1)図7のトレース縫製処理において、S23で検知された基線幅が最大針振り量の幅を超えている場合、液晶ディスプレイ8に警告メッセージを表示するようにしてもよい。又、ミシンモータ26が回転している場合には、ミシンモータ26の回転を低速回転にするか又は停止させた後、液晶ディスプレイ8に警告メッセージを表示するようにしてもよい。
2)布押え35は透明な材料で構成したが、金属製の布押え35を使用する場合には、布押え35の針穴よりも前側に形成されたスリットを通して、縫針6に接近する基線36を撮像するようにしてもよい。
3)イメージセンサ9は、CCD型以外に、CMOS型のイメージセンサ等、種々の撮像素子であってもよい。
次に、多針式刺繍ミシンM2について説明する。この多針式刺繍ミシンM2は、図12に示すように、左右1対の支持脚41と、これら支持脚41の後端部から立設する脚柱部42と、この脚柱部42の上端部から前方に延びるアーム部43と、アーム部43の先端部である頭部44に針棒ケース45aを左右方向へ移動可能に配設された針棒切換え機構45と、脚柱部42の下端部から前方に延びるシリンダベッド部46と、刺繍枠47(図13参照)をX方向とこのX方向に直交するY方向に移動させる刺繍枠駆動機構48等を有する。但し、この刺繍枠駆動機構48については周知の機構なので簡単に説明する。
図12,図13に示すように、刺繍枠駆動機構48は、刺繍枠47が着脱自在に装着される枠ホルダー50が設けられたキャリッジ51と、このキャリッジ51をX方向に移動駆動するXキャリッジ駆動機構52と、キャリッジ51をY方向に移動駆動すYキャリッジ駆動機構53とを備えている。
Xキャリッジ駆動機構52は、支持脚41の上側に配設された左右方向(X方向)に細長い可動ケース54の内部に収容されて、キャリッジ51を直接支持してX方向へ移動駆動するように構成されている。Xキャリッジ駆動機構52は、キャリッジ51をX方向へ移動自在にガイド支持するガイド部55と、ステッピングモータからなるX軸駆動モータ56と、X軸駆動モータ56の駆動力をキャリッジ51に伝達する無端状のタイミングベルト57を備えている。タイミングベルト57は2個のプーリ58,59に掛装され且つキャリッジ51に連結され、プーリ58がX軸駆動モータ56により回転駆動される。
Yキャリッジ駆動機構53は、支持脚41の内部に収容されて、キャリッジ51と共にXキャリッジ駆動機構52及び可動ケース54を支持してY方向へ移動駆動するように構成されている。このYキャリッジ駆動機構53は、Xキャリッジ駆動機構52のフレームから下方へ延びる左右1対の脚部52aをガイド支持する1対のガイド部と、ステッピングモータからなるY軸駆動モータ60(図14参照)と、Y軸駆動モータ60の駆動力を1対の脚部52aに伝達する1対の無端状のタイミングベルト(図示略)を備えている。1対のタイミングベルトは夫々2個のプーリ(図示略)に掛装され且つ1対の脚部52aに連結され、各対一方のプーリがY軸駆動モータ60により回転駆動される。
針棒切換え機構45の針棒ケース45a内部には、上下方向向きの6本の針棒64と、針棒64の夫々に対応した位置に揺動可能に装着された6本の天秤65と、針棒64の下端に装着された縫針66の各々に対応するように設けられた押え足(図示略)等が設けられている。
針棒ケース45aの内部には、更に、6本の針棒64のうちの1つに上下方向の駆動力を択一的に伝達する針棒駆動機構(図示略)が設けられている。また、針棒切換え機構45をカバーする針棒ケース45aの上端部に糸調子台62が一体形成され、この糸調子台62に6個の糸調子機構63が夫々設けられている。
刺繍糸の糸替えに際して、針棒変更モータ83により針棒ケース45aが左右方向に移動されて、何れか1つの縫針66がシリンダベッド部46の先端部に設けられた針板67の針穴(図示略)に対向する縫製位置に切換えられると、ミシンモータ82の駆動力がミシン主軸(図示略)を介して針棒駆動機構に伝達され、針棒駆動機構の上下駆動により選択された針棒64が上下駆動され、縫針66とシリンダベッド部46の内部で針板67の下方部に配設された回転釜(図示略)との協働により加工布W2に縫目が形成される。
アーム部43には、折り畳み式の操作パネル70が設けられている。この操作パネル70には、ディスプレイ70aと、このディスプレイ70aの前面に設けられたタッチパネル(図示略)及び複数の操作スイッチ(図示略)が設けられている。更に、シリンダベッド部46の前端部の内部には、上糸と下糸とを切断する糸切断機構(図示略)が設けられている。
ところで、図示を省略するが、刺繍枠47及びこれに保持される加工布W2に対しほぼ上方から撮像するように、アーム部43の頭部44寄りの下面部位に、カラーのイメージセンサ(これが撮像手段に相当する)68が配設されている。このイメージセンサ68は、CCD型の撮像素子で構成されている。そこで、刺繍枠47がキャリッジ51に装着されると、刺繍枠47に保持される加工布W2及びこの加工布W2の表面に描かれた基線91がイメージセンサ68により撮像できるようになっている。この場合、刺繍枠47の全体が一度に撮像できるようになっている。
次に、多針式刺繍ミシンM2の制御系について図14のブロック図を参照して説明する。
多針式刺繍ミシンM2の制御を司る制御装置75は、CPU76とROM77とRAM78及び電気的に書換え可能な不揮発性のフラッシュメモリ(F/M)79とを含むマイクロコンピュータから構成されている。制御装置75には、起動停止スイッチ80と、ミシン主軸の回転位置を検出するタイミング信号発生器81と、イメージセンサ68と、操作パネル70と、ミシンモータ82の為の駆動回路85と、針棒変更モータ83の為の駆動回路86と、糸切断機構を駆動する糸切りモータ84の為の駆動回路87と、X軸駆動モータ56とY軸駆動モータ60の為の駆動回路88,89とが夫々接続されている。
多針式刺繍ミシンM2の制御を司る制御装置75は、CPU76とROM77とRAM78及び電気的に書換え可能な不揮発性のフラッシュメモリ(F/M)79とを含むマイクロコンピュータから構成されている。制御装置75には、起動停止スイッチ80と、ミシン主軸の回転位置を検出するタイミング信号発生器81と、イメージセンサ68と、操作パネル70と、ミシンモータ82の為の駆動回路85と、針棒変更モータ83の為の駆動回路86と、糸切断機構を駆動する糸切りモータ84の為の駆動回路87と、X軸駆動モータ56とY軸駆動モータ60の為の駆動回路88,89とが夫々接続されている。
ROM77には、刺繍縫製を実行する為にこれらモータ56,60,82〜84を制御する駆動制御プログラム、複数種類の縫製データ、後述する本願特有の基線追従縫製制御の制御プログラムが格納されている。RAM78には、縫製に供する縫製データを記憶する縫製データメモリ、その他必要に応じて種々のメモリが設けられている。
フラッシュメモリ79(これが第3記憶手段に相当する)には、図15に示すように、針棒ケース45aに収容された6本の針棒64を指定する針棒番号(1、2、3、・・・)に、糸色(基線色)の色コード(赤、橙、黄、・・・)を対応させた針棒テーブルT4のデータが記憶されている。但し、この針棒番号に対応させる糸色は、操作パネル70により任意に変更可能になっている。
フラッシュメモリ79(これが第4記憶手段に相当する)には、更に、図16に示すように、基線幅(0〜1.0、1.1〜5.0、5.9〜)に、刺繍ステッチデータとを対応させた基線幅テーブルT5のデータが記憶されている。
次に、多針式刺繍ミシンM2の制御装置75により実行される刺繍模様に関する基線追従縫製制御について、図17,18のフローチャートに基づいて説明する。但し、図中符号Si(i=31、32、33・・・)は各ステップである。
多針式刺繍ミシンM2に電源が投入されるとこの制御が開始され、先ず、イメージセンサ68により、刺繍枠47が所定の撮像位置、例えば、最も脚柱部42側に移動した撮像位置に移動された後、イメージセンサ68により刺繍枠47が撮像される(S31)。このような撮像位置に移動してから撮像されると、刺繍枠47の全体が一度に撮像できる。しかし、撮像された撮像データに基づいて、刺繍枠47全体が撮像されていない場合には(S32:No)、刺繍枠47を前方に所定距離だけ移動され(S36)、撮像処理され(S37)、撮像データとS31で撮像した撮像データとが合成処理される(S38)。
そして、刺繍枠47全体が撮像された場合には(S32:Yes)、刺繍枠47に保持されている加工布W2の表面に描かれている基線91に基づいて刺繍データを作成する刺繍データ作成処理(図18参照)が実行される(S33)。
この制御が開始されると、先ず、撮像データに基づいて、前述したように、2値化処理や輪郭線抽出処理を行うことにより、刺繍枠47と、この刺繍枠47の内部に存在する基線91とが夫々検知され、しかもこの基線91の、例えば、脚柱部42側に近い側の端点である開始点91sと、この開始点91sから基線91をなぞった端点である終了点91eとを検知する検知処理が実行される(S41)。
次に、撮像データに基づいて、加工布W2に描かれた基線91の基線幅を検知する検知処理が実行される(S42)。次に、検知された基線幅について、基線幅テーブルT5に基づいて、対応する刺繍ステッチデータが読み込まれる(S43)。次に、検知された基線91と、基線幅に応じた刺繍ステッチデータとに基づいて、基線91の開始点91sから終了点91eに至る基線91全体に亙る刺繍データを作成する刺繍データ作成処理が実行される(S44)。
次に、撮像データに基づいて、加工布W2に描かれた基線91の基線色を検知する検知処理が実行される(S45)。次に、検知された基線色について、針棒テーブルT4に基づいて、対応する針棒番号が読み込まれ、S44で作成された刺繍データについて、基線色が変更されるその位置(アドレス)に、針棒番号が追加的に記憶され(S46)、この制御を終了して、基線追従縫製制御のS34にリターンする。但し、針棒番号に変えて、糸色コードを追加的に記憶させるようにしてもよい。
次に、基線追従縫製制御において、刺繍データ作成処理が完了すると、操作パネル70のディスプレイ70aに、その旨を作業者に知らせるメッセージが表示されるので、作業者が起動停止スイッチ80を操作すると(S34:Yes)、S46で最終的に作成された刺繍データに基づいて、刺繍縫製作業が実行される(S35)。この刺繍縫製作業においては、刺繍データ中に含まれる針棒番号に応じて、針棒変更モータ83が駆動されて針棒64が変更され、刺繍縫いの糸色が基線色と同じ糸色の糸に変更される。
ここで、刺繍データ作成処理制御のS46を実行する制御装置75が針棒決定手段に相当し、刺繍データ作成処理制御のS42を実行する制御装置75が基線幅検知手段に相当する。
次に、基線追従縫製制御の作動について説明する。
図19に示すように、作業者により、刺繍枠47に保持された加工布W2の表面に、消しゴムで消去可能なチャコペン等のペンで、例えば、「赤」で且つ線幅が「0.6mm」の第1基線91aと、「緑」で且つ線幅が「0.6mm」の第2基線91bとからなる文字「L」の基線91Aが描かれている。ところで、図19〜図24に示す刺繍枠47の形状は、図13に図示する刺繍枠47の形状と若干異なっており、前述した枠ホルダー50に装着される部位の図示も省略しているが、枠ホルダー50に対して着脱可能に装着される。
図19に示すように、作業者により、刺繍枠47に保持された加工布W2の表面に、消しゴムで消去可能なチャコペン等のペンで、例えば、「赤」で且つ線幅が「0.6mm」の第1基線91aと、「緑」で且つ線幅が「0.6mm」の第2基線91bとからなる文字「L」の基線91Aが描かれている。ところで、図19〜図24に示す刺繍枠47の形状は、図13に図示する刺繍枠47の形状と若干異なっており、前述した枠ホルダー50に装着される部位の図示も省略しているが、枠ホルダー50に対して着脱可能に装着される。
そこで、作業者が、加工布W2を保持した刺繍枠47を枠ホルダー50に装着すると、イメージセンサ68により基線91Aが撮像される。このように撮像された撮像データに基づいて、基線91Aの開始点91sと終了点91eとが検知されるとともに、基線幅と基線色とが検知される。そこで、検知した基線幅に対応する刺繍ステッチデータが展開され、基線色に対応する針棒番号が刺繍ステッチデータの対応する位置(アドレス)に追加され、基線91Aの全てに関する刺繍データが作成される。
このように、基線91Aの基線幅と基線色に基づいて刺繍データが作成されてから、起動停止スイッチ80が操作されると、この刺繍データに基づいて、X,Y軸駆動モータ56,60が夫々制御され、X,Yキャリッジ駆動機構52,53により刺繍枠47が移動され、開始点91sが縫製開始位置になるよう移動する。次に、赤色の上糸がセットされている針棒64が選択されて駆動されるとともに、「赤」の第1基線91aに沿って縫製するように刺繍枠47が移動駆動される。
次に、「緑」の第2基線91bの開始点に到達すると、糸切断機構により赤色の上糸が切断されて刺繍ミシンM2が一旦停止する。次に、緑色の上糸がセットされている針棒64が選択されて、「緑」の第2基線91bに沿って縫製するように刺繍枠47が移動駆動される。次に、「緑」の第2基線91bの終了点に到達すると、糸切断機構により赤色の上糸が切断されて刺繍ミシンM2が一旦停止する。
このように、加工布W2には、基線91Aに沿って、開始点91sから終了点91eに至るまで、刺繍縫目が形成される。その結果、図20に示すように、第1基線91aに沿って「赤」の糸でランニングステッチが形成され、第2基線91bに沿って「緑」の糸でランニングステッチが形成される。
また、図21に示すように、刺繍枠47に保持された加工布W2の表面に、チャコペンで、例えば、「黄」で且つ線幅が「2.0mm」の第1基線91cと、「青」で且つ線幅が「2.0mm」の第2基線91dとからなる文字「L」の基線91Bが描かれた場合には、図22に示すように、第1基線91cに沿って「黄」の糸でサテンステッチが形成され、第2基線91dに沿って「青」の糸でサテンステッチが形成される。
更に、図23に示すように、刺繍枠47に保持された加工布W2の表面に、チャコペンで、例えば、「橙」で且つ線幅が「5.5mm」の第1基線91eと、「紫」で且つ線幅が「5.5mm」の第2基線91fとからなる文字「L」の基線91Cが描かれた場合には、図24に示すように、第1基線91eに沿って「橙」の糸でタタミステッチが形成され、第2基線91fに沿って「紫」の糸でタタミステッチが形成される。
このように、加工布W2を保持する刺繍枠47が着脱可能に装着されるキャリッジ51と、このキャリッジ51を直交するX,Y方向に夫々独立に移動駆動するX,Yキャリッジ駆動機構52,53とを備えた多針式刺繍ミシンM2において、更に、イメージセンサ68と、制御装置75とを設けたので、縫製作業に際して、作業者が、加工布W2の表面に種々の基線91A〜91Cを描いておくだけで、この基線91A〜91Cの撮像データに基づいてX,Yキャリッジ駆動機構52,53が制御されて、基線91に沿って刺繍縫目を形成することができる。
即ち、作業者が縫製作業に不慣れであっても、加工布W2の表面に種々の基線91A〜91Cを描くだけで、熟練作業者と同様に、サテン縫目やタタミ縫目等等、種々の刺繍縫目をふんだんに取り入れて刺繍縫いした縫い製品を容易に作成することができる。
また、複数の針棒64および複数の針棒64を択一的に切換える針棒切換え機構45と、複数の針棒64とこれら針棒64にセットされる上糸の糸色とを対応づけて記憶した針棒テーブルT4と、イメージセンサ68から受ける基線91A〜91Cの撮像データに基づいて基線91A〜91Cの基線色を検知する基線色検知ステップ(S45)と、基線色検知ステップにより検知された基線91A〜91Cの基線色と針棒テーブルT4の記憶データに基づいて針棒64を決定する針棒決定ステップ(S46)とを備え、制御装置75は、針棒決定ステップで決定された針棒64に切り換えるように針棒切換え機構45を制御するので、作業者が加工布W2の表面に、基線色を異ならせた種々の基線91A〜91Cを描いておくだけで、基線色が異なる基線91A〜91C毎に、予め基線色に対応付けられた針棒64が決定され、基線色に応じた糸色の上糸で縫製することができる。
即ち、縫製作業に不慣れな作業者でも、基線色を適宜変更しながら、加工布W2の表面に基線91A〜91Cを描くだけで、熟練作業者と同様に、種々の糸色の上糸をふんだんに取り入れた縫い製品を容易に作成することができる。
また、イメージセンサ68から受ける基線91A〜91Cの撮像データに基づいて基線91A〜91Cの基線幅を検知する基線幅検知ステップ(S42)と、複数種類の基線幅の各々に複数種類の刺繍ステッチデータを対応付けて記憶した基線幅テーブルT5とを備え、制御装置75は、基線幅検知ステップで検知された基線幅に対応する刺繍ステッチデータを基線幅テーブルT5から読み出し、その刺繍ステッチデータに基づいてX,Yキャリッジ駆動機構52,53を制御するので、作業者が、加工布W2の表面に、基線幅を異ならせた種々の基線91A〜91Cを描いておくだけで、基線幅が異なる基線91A〜91C毎に、予め基線幅に対応付けられた種々の刺繍ステッチデータの縫目を縫製することができる。
即ち、縫製作業に不慣れな作業者でも、基線幅を適宜変更しながら、加工布W2の表面に基線91A〜68Cを描くだけで、熟練作業者と同様に、種々の刺繍模様をふんだんに取り入れて刺繍縫いした縫い製品を容易に作成することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更形態について説明する。
1)基線91が閉ループの場合には、刺繍枠47の原点位置に最も近い基線の部位を開始点に設定するようにしてもよい。
1)基線91が閉ループの場合には、刺繍枠47の原点位置に最も近い基線の部位を開始点に設定するようにしてもよい。
2)刺繍枠47が大きい場合等、刺繍枠47の全体がイメージセンサ68で撮像する1画面に収まらない場合には、イメージセンサ68に広角レンズを使用したり、ズーム機構を採用するようにしてもよい。
3)イメージセンサ68は、CCD型以外に、CMOS型のイメージセンサ等、種々の撮像素子であってもよい。
4)本発明は以上説明した実施例に限定されるものではなく、当業者でれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施例に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はそれらの変更形態をも包含するものである。
M1 本縫いミシン
M2 多針式刺繍ミシン
5 針棒
9 CCD型イメージセンサ(撮像手段)
24 フラッシュメモリ
20 制御装置
36 基線
45 針棒切換え機構
47 刺繍枠
51 キャリッジ
52 Xキャリッジ駆動機構
53 Yキャリッジ駆動機構
56 X軸駆動モータ
60 Y軸駆動モータ
64 針棒
68 CCD型イメージセンサ(撮像手段)
75 制御装置
79 フラッシュメモリ
91A 基線
91B 基線
91C 基線
W1 加工布
W2 加工布
M2 多針式刺繍ミシン
5 針棒
9 CCD型イメージセンサ(撮像手段)
24 フラッシュメモリ
20 制御装置
36 基線
45 針棒切換え機構
47 刺繍枠
51 キャリッジ
52 Xキャリッジ駆動機構
53 Yキャリッジ駆動機構
56 X軸駆動モータ
60 Y軸駆動モータ
64 針棒
68 CCD型イメージセンサ(撮像手段)
75 制御装置
79 フラッシュメモリ
91A 基線
91B 基線
91C 基線
W1 加工布
W2 加工布
Claims (7)
- 針棒を揺動させる針振り機構と、送り歯により布送りする布送り機構と、前記針振り機構と布送り機構を制御する制御手段とを備えたミシンにおいて、
加工布の表面に描かれた基線を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段から受ける前記基線の撮像データに基づいて前記基線の基線色を検知する基線色検知手段と、
複数の基線色と複数の通常模様の縫目データとを対応付けて記憶した第1記憶手段とを備え、
前記制御手段は、前記基線色検知手段により検知された前記基線色に対応する縫目データを第1記憶手段から読み出して、前記針振り機構と布送り機構を制御して前記基線に沿って通常模様の縫目を形成させることを特徴とするミシン。 - 前記撮像手段から受ける前記基線の撮像データに基づいて前記基線の基線幅を検知する基線幅検知手段と、複数の基線幅の各々に前記針棒の針振り量データと前記送り歯の布送り量データとを対応付けて記憶した第2記憶手段とを備え、
前記制御手段は、前記基線幅検知手段で検知した基線幅に対応する針振り量データと布送り量データを第2記憶手段から読み出して、前記針振り機構と布送り機構を制御することを特徴とする請求項1に記載のミシン。 - 前記撮像手段は、CCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサからなることを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
- 加工布を保持する刺繍枠が着脱可能に装着されるキャリッジと、このキャリッジを直交するX,Y方向に夫々独立に移動駆動するキャリッジ駆動機構と、このキャリッジ駆動機構を制御する制御手段とを備えた刺繍縫製可能なミシンにおいて、
前記加工布の表面に描かれた基線を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段から受ける前記基線の撮像データに基づいて、前記基線に沿って縫目が形成されるように前記キャリッジ駆動機構を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする刺繍縫製可能なミシン。 - 複数の針棒および複数の針棒を択一的に切換える針棒切換え機構と、
前記複数の針棒とこれら針棒にセットされる上糸の糸色とを対応づけて記憶した第3記憶手段と、
前記撮像手段から受ける前記基線の撮像データに基づいて前記基線の基線色を検知する基線色検知手段と、
前記基線色検知手段により検知された前記基線の基線色と前記第3記憶手段の記憶データに基づいて針棒を決定する針棒決定手段とを備え、
前記制御手段は、前記針棒決定手段で決定された針棒に切り換えるように前記針棒切換え機構を制御することを特徴とする請求項4に記載の刺繍縫製可能なミシン。 - 前記撮像手段から受ける前記基線の撮像データに基づいて前記基線の基線幅を検知する基線幅検知手段と、
複数種類の基線幅の各々に複数種類の刺繍ステッチデータを対応付けて記憶した第4記憶手段とを備え、
前記制御手段は、前記基線幅検知手段で検知された基線幅に対応する刺繍ステッチデータを前記第4記憶手段から読み出し、その刺繍ステッチデータに基づいて前記キャリッジ駆動機構を制御することを特徴とする請求項4又は5に記載の刺繍縫製可能なミシン。 - 前記撮像手段は、CCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサからなることを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の刺繍縫製可能なミシン。
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