JP2007285405A - 配管の接続構造およびスリーブのかしめ用ダイス - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴムパッキンを介在させなくても、柔軟管をシール性よく接続することができる配管の接続構造およびこの接続構造を容易に形成することができるスリーブのかしめ用ダイスを提供する。
【解決手段】継手本体のノズル部に柔軟管が嵌装されるとともに、柔軟管に外嵌されたスリーブが縮径方向にかしめられ、かしめられたスリーブと前記ノズル部との間で柔軟管が挟着固定されるとともに、かしめられたスリーブが、かしめによってスリーブの一部が外側に膨らむように褶曲して形成された褶曲部が、スリーブの管軸方向にほぼ平行な複数の平行褶曲部分と、平行褶曲部分と平行褶曲部分とを連結するとともに、平行褶曲部分に対して80度〜90度の角度で交差するように設けられた連結褶曲部分とを備えていることを特徴としている。
【選択図】 図4
【解決手段】継手本体のノズル部に柔軟管が嵌装されるとともに、柔軟管に外嵌されたスリーブが縮径方向にかしめられ、かしめられたスリーブと前記ノズル部との間で柔軟管が挟着固定されるとともに、かしめられたスリーブが、かしめによってスリーブの一部が外側に膨らむように褶曲して形成された褶曲部が、スリーブの管軸方向にほぼ平行な複数の平行褶曲部分と、平行褶曲部分と平行褶曲部分とを連結するとともに、平行褶曲部分に対して80度〜90度の角度で交差するように設けられた連結褶曲部分とを備えていることを特徴としている。
【選択図】 図4
Description
本発明は、継手本体のノズル部に柔軟管が嵌装されるとともに、柔軟管に外嵌されたスリーブがスリーブの周方向の一部にスリーブの管軸方向に平行で外側に褶曲する褶曲部が形成されるようにかしめられ、かしめられたスリーブと前記ノズル部との間で柔軟管が挟着固定される配管の接続構造およびこの接続構造を形成するのに用いるスリーブのかしめ用ダイスに関する。
図7に示すように、戸建て住宅や集合住宅の床下などに配管される給水・給湯用配管材としての架橋ポリエチレン管や金属強化架橋ポリエチレン管(たとえば、積水化学工業社製商品名エスロンスーパーエスロメタックス)などの柔軟管Pと、戸外等に配管された金属管などの剛性管とを接続する場合、柔軟管Pの端部に嵌合するノズル部(「ニップル」とも称される)111を有する継手本体110と、柔軟管Pに外嵌し、外側からかしめることによって、ノズル部111との間で柔軟管の端部を挟持するようにしたスリーブ(「圧縮リング」とも称される)120とを備える継手が使用されている(たとえば、特許文献1参照)。
現場施工で上記スリーブ120をかしめるために、たとえば、図8に示すようなかしめ工具200が用いられている。
現場施工で上記スリーブ120をかしめるために、たとえば、図8に示すようなかしめ工具200が用いられている。
このかしめ工具200は、工具本体300と2つの分割ダイス410、420からなるダイス400とを備えている。
そして、ダイス400は、一方の分割ダイス410が工具本体300に予め一体化され、他方の分割ダイス420が工具本体300にの着脱自在となっているとともに、図9に示すように、スリーブ120を2つの分割ダイス410、420のかしめ凹部430を臨む位置に配置させて工具本体300に設けられた操作レバー310を押すことによって工具本体300内に設けられた油圧装置(図示せず)によって分割ダイス420が2つの分割ダイス410、420のかしめ凹部430の両側に設けられた対向部の突き合わせ面440同士が突き合うまで分割ダイス410側に移動し、スリーブ120をかしめ凹部430の内面形状にかしめて柔軟管Pをかしめられたスリーブ120とノズル部111との間で挟着固定できるようになっている。
そして、ダイス400は、一方の分割ダイス410が工具本体300に予め一体化され、他方の分割ダイス420が工具本体300にの着脱自在となっているとともに、図9に示すように、スリーブ120を2つの分割ダイス410、420のかしめ凹部430を臨む位置に配置させて工具本体300に設けられた操作レバー310を押すことによって工具本体300内に設けられた油圧装置(図示せず)によって分割ダイス420が2つの分割ダイス410、420のかしめ凹部430の両側に設けられた対向部の突き合わせ面440同士が突き合うまで分割ダイス410側に移動し、スリーブ120をかしめ凹部430の内面形状にかしめて柔軟管Pをかしめられたスリーブ120とノズル部111との間で挟着固定できるようになっている。
また、上記のようなダイス400の場合、図10に示すように、各分割ダイス410、420の突き合わせ面440とかしめ凹部430とのコーナー部に面取り部450が設けられていた。
すなわち、分割ダイス410、420のかしめ凹部430によって徐々にかしめられて分割ダイス410のかしめ凹部430の未当接部分がスリーブ120の外側へ逃げようとすして、余肉部分が褶曲して外側に膨出した状態になる。したがって、もし、面取り部450がないと、そして、この膨出した状態になった部分(以下、「褶曲部」と記す)が突き合わせ面440と突き合わせ面440との間に噛み込んでしまって、かしめ完了後にダイス400がスリーブ120からスムーズに外れない、また、スリーブ120に割れが生じるという問題が発生する虞がある。
すなわち、分割ダイス410、420のかしめ凹部430によって徐々にかしめられて分割ダイス410のかしめ凹部430の未当接部分がスリーブ120の外側へ逃げようとすして、余肉部分が褶曲して外側に膨出した状態になる。したがって、もし、面取り部450がないと、そして、この膨出した状態になった部分(以下、「褶曲部」と記す)が突き合わせ面440と突き合わせ面440との間に噛み込んでしまって、かしめ完了後にダイス400がスリーブ120からスムーズに外れない、また、スリーブ120に割れが生じるという問題が発生する虞がある。
そこで、面取り部450を設けることによって、面取り部450と面取り部450との間に生じる隙間部分にスリーブ120の褶曲部がうまく収まるようにして、噛み込みの問題を解消するようにしている。
ところで、従来、柔軟管Pとノズル部111との間には、ゴムパッキンを介在させていたが、本発明の発明者は、ゴムパッキンを取り除き、部品点数を減らしコストダウンを図ると共に、接続作業性を向上させることができないかと考えた。
しかし、スリーブ120の一部が上記のように褶曲状態になるに際しては、図11に示すように、このスリーブ120の褶曲部121に対応する柔軟管Pの一部も外側に膨らむように褶曲する場合があり、柔軟管Pの材質によっては、ゴムパッキンを用いないと、柔軟管Pの褶曲部において、継手本体110のノズル部111と柔軟管Pとの間にミズ道600が形成されてしまい、シール性に問題が生じる虞があった。
本発明は、上記事情に鑑みて、ゴムパッキンを介在させなくても、柔軟管をシール性よく接続することができる配管の接続構造およびこの接続構造を容易に形成することができるスリーブのかしめ用ダイスを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の配管の接続構造(以下、「請求項の接続構造」と記す)は、継手本体のノズル部に柔軟管が嵌装されるとともに、柔軟管に外嵌されたスリーブが縮径方向にかしめられ、かしめられたスリーブと前記ノズル部との間で柔軟管が挟着固定されるとともに、かしめられたスリーブが、かしめによってスリーブの一部が外側に膨らむように褶曲して形成された少なくとも1つの管軸方向に連続する褶曲部を備えている配管の接続構造において、前記褶曲部が、スリーブの管軸方向にほぼ平行な複数の平行褶曲部分と、平行褶曲部分と平行褶曲部分とを連結するとともに、平行褶曲部分に対して80度〜90度の角度で交差するように設けられた連結褶曲部分とを備えていることを特徴としている。
本発明の請求項2に記載のスリーブのかしめ用ダイス(以下、「請求項2のダイス」と記す)は、かしめ凹部と、かしめ凹部の両側に設けられた突き合わせ面とを有する2つの分割ダイスを備え、スリーブを、2つの分割ダイスのかしめ凹部を臨む位置に配置したのち、2つの分割ダイスを対向する突き合わせ面同士が突き合うように相対移動させて、2つのかしめ凹部により形成された筒形状にかしめるようになっているスリーブのかしめ用ダイスにおいて、各分割ダイスは、前記筒形状の軸に80度〜90度の角度で交差するように平面状に立ち上がる立ち上がり面を介して隣接する突き合わせ面と高さの異なる複数の突き合わせ面をかしめ凹部の両側に備えているとともに、各突き合わせ面が、かしめ凹部とのコーナー部に突き合う他方の突き合わせ面に形成された面取り部との間でスリーブがかしめられた際に生じるスリーブの褶曲部が入り込む凹部を形成する面取り部を有することを特徴としている。
本発明の請求項3に記載のスリーブのかしめ用ダイス(以下、「請求項3のダイス」と記す)は、請求項2のダイスにおいて、2つの分割ダイスが同一形状に形成されていることを特徴としている。
本発明において、ダイスの材質としては、スリーブをうまくかしめることができる強度を備えたものであれば、特に限定されず、ステンレス鋼や超硬合金等の従来から使用されているものが挙げられる。
本発明のダイスにおいて、立ち上がり面の高さ、すなわち、隣接する突き合わせ面と突き合わせ面との高低差は、ミズ道を断つことができれば、特に限定されないが、たとえば、呼び径 20〜25mm程度の柔軟管においては4mm程度が好ましい。
ダイスによってかしめられるスリーブの材質は、かしめによって柔軟管の端部をノズル部に水密に固定できれば特に限定されないが、たとえば、銅、ステンレス鋼、真鍮等の従来から使用されているものが挙げられ、腐食の虞がある場所に用いられる場合、ステンレス鋼が好ましい。
ダイスによってかしめられるスリーブの材質は、かしめによって柔軟管の端部をノズル部に水密に固定できれば特に限定されないが、たとえば、銅、ステンレス鋼、真鍮等の従来から使用されているものが挙げられ、腐食の虞がある場所に用いられる場合、ステンレス鋼が好ましい。
請求項1の接続構造は、以上のように、褶曲部が、スリーブの管軸方向にほぼ平行な複数の平行褶曲部分と、平行褶曲部分と平行褶曲部分とを連結するとともに、平行褶曲部分に対して80度〜90度の角度で交差するように設けられた連結褶曲部分とを備えているので、スリーブのかしめに伴って、柔軟管の一部が平行褶曲部分内に入り込んで褶曲形状になろうとしても、平行褶曲部分に対して80度〜90度の角度で交差するように設けられた連結褶曲部分によって押さえられて、ノズル部と柔軟管との間に管軸方向にミズ道となる連続する隙間は形成されない。したがって、ミズ道の形成による漏水の問題が解消される。すなわち、ゴムパッキンを用いなくてもシール性を確保できるようになるため、部品点数が減り、コストダウンが図れるとともに、柔軟管の管継手への接続作業を容易にすることができる。
請求項2のダイスは、以上のように、各分割ダイスは、前記筒形状の軸に80度〜90度の角度で交差するように平面状に立ち上がる立ち上がり面を介して隣接する突き合わせ面と高さの異なる複数の突き合わせ面をかしめ凹部の両側に備えているとともに、各突き合わせ面が、かしめ凹部とのコーナー部に突き合う他方の突き合わせ面に形成された面取り部との間でスリーブがかしめられた際に生じるスリーブの褶曲部が入り込む凹部を形成する面取り部を有するので、上記請求項1の接続構造を容易に得ることができる。
すなわち、スリーブを両分割ダイスのかしめ凹部を臨む位置に配置し、両分割ダイスの対応する突き合わせ面が突き合うまで両分割ダイスを相対移動させて、スリーブを両ダイスのかしめ凹部形状にかしめるのであるが、各分割ダイスがかしめ凹部の両側に複数の突き合わせ面を備え、これらの突き合わせ面が隣接する突き合わせ面と高さが異なるので、面取り部と面取り部とによって形成される凹部が周方向にずれた位置に形成される。したがって、かしめによって生じたスリーブの余剰部分がこの周方向にずれた凹部に褶曲して入り込み、平行褶曲部分を形成する。また、スリーブの平行褶曲部分と平行褶曲部分の間の余剰部分は、立ち上がり面と立ち上がり面とのスライド嵌合によって平行褶曲部に対して80度〜90度の角度で折れ曲がるとともに、平行褶曲部より幅が狭く褶曲した連結褶曲部分となる。
また、請求項3のダイスのように、2つの分割ダイスを同一形状に形成すれば、2つの分割ダイスをセット姿勢を考慮する必要がなく、かしめ工具にセットすることができるので、
分割ダイスのかしめ工具への取り付け作業性がよくなる。
分割ダイスのかしめ工具への取り付け作業性がよくなる。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1および図2は、本発明にかかるスリーブのかしめ用ダイスの1つの実施の形態をあらわしている。
図1および図2は、本発明にかかるスリーブのかしめ用ダイスの1つの実施の形態をあらわしている。
図1および図2に示すように、このダイス1aは、同一形状をした2つの分割ダイス2aを備えている。
各分割ダイス2aは、略半筒状をしたかしめ凹部21を中央に備えている。
かしめ凹部21は、かしめ凹部21の半筒の中心軸に直交する方向に設けられた3本の突条22を壁面に備えている。
各分割ダイス2aは、略半筒状をしたかしめ凹部21を中央に備えている。
かしめ凹部21は、かしめ凹部21の半筒の中心軸に直交する方向に設けられた3本の突条22を壁面に備えている。
かしめ凹部21の一側には、同じ高さ位置に設けられた第1突き合わせ面23aおよび第3突き合わせ面23cと、この第1突き合わせ面23aと第3突き合わせ面23cとの間に設けられ、両側の立ち上がり面24を介して第1突き合わせ面23aおよび第3突き合わせ面23cから突出するように設けられた第2突き合わせ面23bを備えている第1対向部23dが形成されている。
かしめ凹部21の他側には、第1突き合わせ面23aおよび第3突き合わせ面23cと同一平面内に形成された第4突き合わせ面23eおよび第6突き合わせ面23gと、第4突き合わせ面23eと第6突き合わせ面23gとの間に設けられ、両側の立ち上がり面24を介して第4突き合わせ面23eおよび第6突き合わせ面23gから窪んだように設けられた第5突き合わせ面23fを備えている第2対向部23hが形成されている。
また、図2に示すように、各突き合わせ面23a〜23c、23e〜23gと、かしめ凹部21とのコーナー部(突条22部分も含む)にそれぞれ、後述するスリーブの褶曲部が入り込む隙間Sを形成する面取り部25が形成されている。
また、図2に示すように、各突き合わせ面23a〜23c、23e〜23gと、かしめ凹部21とのコーナー部(突条22部分も含む)にそれぞれ、後述するスリーブの褶曲部が入り込む隙間Sを形成する面取り部25が形成されている。
さらに、2つの立ち上がり面24と第2突き合わせ面23bによって形成される突部が、立ち上がり面24と第5突き合わせ面23fによって形成される凹部に嵌り込む大きさとなるようになっている。
また、各突き合わせ面23a〜23c、23e〜23gと立ち上がり面24とのなす角度は、80度〜90度、好ましくは、ほぼ90度となっている
また、各突き合わせ面23a〜23c、23e〜23gと立ち上がり面24とのなす角度は、80度〜90度、好ましくは、ほぼ90度となっている
そして、このダイス2aは、以下のようにして用いられる。
すなわち、図3に示すように、2つの分割ダイス2aを、一方の分割ダイス2aの第1対向部23dと他方の分割ダイス2aの第2対向部23hとが対面するように油圧式のかしめ工具本体3にセットする。
すなわち、図3に示すように、2つの分割ダイス2aを、一方の分割ダイス2aの第1対向部23dと他方の分割ダイス2aの第2対向部23hとが対面するように油圧式のかしめ工具本体3にセットする。
つぎに、従来と同様にしてスリーブを外嵌した状態で柔軟管(架橋ポリエチレン管、架橋ポリエチレンと金属との複合管(たとえば、積水化学工業社製商品名エスロンスーパーエスロメタックス))など)の端部を継手本体に設けられたノズル部に嵌合するとともに、スリーブを柔軟管のかしめ位置に配置した状態にしたのち、図9に示す従来のダイス200を用いた場合と同様にスリーブ部分が2つの分割ダイス2aのかしめ凹部21とかしめ凹部21との間にくるように配置する。
続いて、かしめ工具本体3を作動させて、一方の分割ダイス2aの第1突き合わせ面23aと、他方の分割ダイス2aの第4突き合わせ面23e、一方の分割ダイス2aの第2突き合わせ面23bと、他方の分割ダイス2aの第5突き合わせ面23f、一方の分割ダイス2aの第3突き合わせ面23cと、他方の分割ダイス2aの第6突き合わせ面23gがそれぞれ突き合うまで、一方の分割ダイス2aを他方の分割ダイス2a方向に向かって移動させてスリーブを2つの分割ダイス2aのかしめ凹部21によって形成される筒形状にかしめて、図4に示すような接続構造Aを得るようになっている。
すなわち、かしめによって、かしめられたスリーブ4が、表面に突条22による3条の平行な圧縮痕41が形成されるとともに、スリーブ4の管軸に平行で、中央の平行褶曲部分42が両側の他の平行褶曲部分43に対して周方向にずれた3つの平行褶曲部分42、43、42を有し、隣接する平行褶曲部分42と平行褶曲部分43とが、平行褶曲部分42と平行褶曲部分43とに対し、80度〜90度の角度で折れ曲がるように形成された連結褶曲部分44によって連結された2条の褶曲部(図では1条しかあらわれていない)4aが形成されたかしめ形状になった接続構造Aが得られる。 なお、図4中、Pは柔軟管、
5は継手本体である。
5は継手本体である。
図5は、本発明にかかるダイスの第2の実施の形態をあらわしている。
図5に示すように、このダイス1bは、各分割ダイス2bのかしめ凹部21の一側に第1突き合わせ面23i〜第3突き合わせ面23kが階段状に並んだ第1対向部23lが設けられ、他側に第1対向部23lと逆の階段状に第4突き合わせ面23m〜第6突き合わせ面23oが階段状に並んだ第2対向部23pが設けられている以外は、上記ダイス1aと同様になっている。
図5に示すように、このダイス1bは、各分割ダイス2bのかしめ凹部21の一側に第1突き合わせ面23i〜第3突き合わせ面23kが階段状に並んだ第1対向部23lが設けられ、他側に第1対向部23lと逆の階段状に第4突き合わせ面23m〜第6突き合わせ面23oが階段状に並んだ第2対向部23pが設けられている以外は、上記ダイス1aと同様になっている。
図6は、本発明にかかるダイスの第3の実施の形態をあらわしている。
図6に示すように、このダイス1cは、一方の分割ダイス2cがかしめ凹部21を挟んで両側に上記ダイス1aの第1対向部23dが設けられ、他方の分割ダイス2dがかしめ凹部21を挟んで両側に上記ダイス1aの第2対向部23hが設けられていて、両分割ダイス2c、2dが同一形状になっていない以外は、上記ダイス1aと同様になっている。
図6に示すように、このダイス1cは、一方の分割ダイス2cがかしめ凹部21を挟んで両側に上記ダイス1aの第1対向部23dが設けられ、他方の分割ダイス2dがかしめ凹部21を挟んで両側に上記ダイス1aの第2対向部23hが設けられていて、両分割ダイス2c、2dが同一形状になっていない以外は、上記ダイス1aと同様になっている。
本発明にかかるスリーブのかしめ用ダイスは、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記の実施の形態では、2つの分割ダイスがそれぞれかしめ工具本体に着脱自在になっていたが、分割ダイスの少なくとも一方は、かしめ工具本体に予め一体形成されていても構わない。
また、スリーブには、柔軟管がノズル部の根元まで正確に嵌め込まれているかを確認す
る確認孔を設けるようにしても構わない。
また、スリーブには、柔軟管がノズル部の根元まで正確に嵌め込まれているかを確認す
る確認孔を設けるようにしても構わない。
上記の実施の形態では、かしめ工具本体は、一方の分割ダイスを他方の分割ダイスに向かって平行移動させてスリーブをかしめるようにしていたが、かしめ工具本体の分割ダイスがセットされる作用部を一端が枢支軸で枢支されて、この枢支軸を中心に回動して離接する鋏状に形成するようにしても構わない。
上記の実施の形態では、かしめ凹部の両側にそれぞれ突き合わせ面が3つずつ設けられていたが、2つずつでも4つ以上でも構わない。また、両側で突き合わせ面の高低差が異なっていても突き合わせ面の数が異なっていても構わない。
上記の実施の形態では、かしめ凹部の両側にそれぞれ突き合わせ面が3つずつ設けられていたが、2つずつでも4つ以上でも構わない。また、両側で突き合わせ面の高低差が異なっていても突き合わせ面の数が異なっていても構わない。
A 接続構造
P 柔軟管
1a、1b、1c ダイス
2a〜2d 分割ダイス
21 かしめ凹部21
23a〜23c,23e〜23g,23i〜23k,23m〜23o 突き合わせ面
24 立ち上がり面
26 面取り部
4 かしめられたスリーブ
4a 褶曲部
42 平行褶曲部分
43 連結褶曲部分
5 継手本体
P 柔軟管
1a、1b、1c ダイス
2a〜2d 分割ダイス
21 かしめ凹部21
23a〜23c,23e〜23g,23i〜23k,23m〜23o 突き合わせ面
24 立ち上がり面
26 面取り部
4 かしめられたスリーブ
4a 褶曲部
42 平行褶曲部分
43 連結褶曲部分
5 継手本体
Claims (3)
- 継手本体のノズル部に柔軟管が嵌装されるとともに、柔軟管に外嵌されたスリーブが縮径方向にかしめられ、かしめられたスリーブと前記ノズル部との間で柔軟管が挟着固定されるとともに、かしめられたスリーブが、かしめによってスリーブの一部が外側に膨らむように褶曲して形成された少なくとも1つの管軸方向に連続する褶曲部を備えている配管の接続構造において、
前記褶曲部が、スリーブの管軸方向にほぼ平行な複数の平行褶曲部分と、平行褶曲部分と平行褶曲部分とを連結するとともに、平行褶曲部分に対して80度〜90度の角度で交差するように設けられた連結褶曲部分とを備えていることを特徴とする配管の接続構造。 - かしめ凹部と、かしめ凹部の両側に設けられた突合せ面とを有する2つの分割ダイスを備え、スリーブを、2つの分割ダイスのかしめ凹部を臨む位置に配置したのち、2つの分割ダイスを対向する突合せ面同士が突き合うように相対移動させて、2つのかしめ凹部により形成された筒形状にかしめるようになっているスリーブのかしめ用ダイスにおいて、
各分割ダイスは、前記筒形状の軸に80度〜90度の角度で交差するように平面状に立ち上がる立ち上がり面を介して隣接する突合せ面と高さの異なる複数の突合せ面をかしめ凹部の両側に備えているとともに、各突合せ面が、かしめ凹部とのコーナー部に突き合う他方の突合せ面に形成された面取り部との間でスリーブがかしめられた際に生じるスリーブの褶曲部が入り込む凹部を形成する面取り部を有することを特徴とするスリーブのかしめ用ダイス。 - 2つの分割ダイスが同一形状に形成されている請求項2に記載のスリーブのかしめ用ダイス。
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JP (1) | JP2007285405A (ja) |
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2006
- 2006-04-17 JP JP2006113182A patent/JP2007285405A/ja active Pending
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