[go: up one dir, main page]

JP2007263334A - 真空断熱材及びその製造方法 - Google Patents

真空断熱材及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007263334A
JP2007263334A JP2006092747A JP2006092747A JP2007263334A JP 2007263334 A JP2007263334 A JP 2007263334A JP 2006092747 A JP2006092747 A JP 2006092747A JP 2006092747 A JP2006092747 A JP 2006092747A JP 2007263334 A JP2007263334 A JP 2007263334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
core
core material
vacuum heat
insulating material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006092747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4774320B2 (ja
Inventor
Takashi Miseki
隆 三関
Takeshi Kubota
剛 久保田
Atsumi Takahashi
厚美 高橋
Hisashi Echigoya
恒 越後屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Global Life Solutions Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2006092747A priority Critical patent/JP4774320B2/ja
Priority to CNB2007100792000A priority patent/CN100516623C/zh
Priority to KR1020070016419A priority patent/KR100961802B1/ko
Publication of JP2007263334A publication Critical patent/JP2007263334A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4774320B2 publication Critical patent/JP4774320B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L59/00Thermal insulation in general
    • F16L59/06Arrangements using an air layer or vacuum
    • F16L59/065Arrangements using an air layer or vacuum using vacuum
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/12Layered products comprising a layer of synthetic resin next to a fibrous or filamentary layer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/32Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyolefins
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B5/00Layered products characterised by the non- homogeneity or physical structure, i.e. comprising a fibrous, filamentary, particulate or foam layer; Layered products characterised by having a layer differing constitutionally or physically in different parts
    • B32B5/22Layered products characterised by the non- homogeneity or physical structure, i.e. comprising a fibrous, filamentary, particulate or foam layer; Layered products characterised by having a layer differing constitutionally or physically in different parts characterised by the presence of two or more layers which are next to each other and are fibrous, filamentary, formed of particles or foamed
    • B32B5/24Layered products characterised by the non- homogeneity or physical structure, i.e. comprising a fibrous, filamentary, particulate or foam layer; Layered products characterised by having a layer differing constitutionally or physically in different parts characterised by the presence of two or more layers which are next to each other and are fibrous, filamentary, formed of particles or foamed one layer being a fibrous or filamentary layer
    • B32B5/26Layered products characterised by the non- homogeneity or physical structure, i.e. comprising a fibrous, filamentary, particulate or foam layer; Layered products characterised by having a layer differing constitutionally or physically in different parts characterised by the presence of two or more layers which are next to each other and are fibrous, filamentary, formed of particles or foamed one layer being a fibrous or filamentary layer another layer next to it also being fibrous or filamentary
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L59/00Thermal insulation in general
    • F16L59/02Shape or form of insulating materials, with or without coverings integral with the insulating materials
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2307/00Properties of the layers or laminate
    • B32B2307/30Properties of the layers or laminate having particular thermal properties
    • B32B2307/304Insulating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Abstract

【課題】真空断熱材において、芯材のハンドリング性改善、製作時の電気・熱エネルギー削減、及びバインダーを含まない端材の再利用によるコスト削減を図ること。
【解決手段】真空断熱材20は、ガスバリヤ性を有する外被材1内に繊維重合体からなる芯材10aを収納した真空断熱材20であって、前記芯材10aは、複数の断熱材を重ねた積層体であり、この積層体が必要な大きさになるように複数に切断された断熱体baと、この複数に切断された断熱体ba3aの少なくとも片側面に設けられて形状を保持する一枚若しくは複数枚の断熱体ba3aとから構成され、この芯材を包んだ内被材ab2aとバインダーを含まない繊維重合体からなる断熱体ba3bとを積層して、芯材全体を包む内被材ab2bを備えて構成されており、前記内被材ab2bを含む前記外被材1は減圧されて真空状態となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、真空断熱材及びその製造方法に係り、特に端材を用いた真空断熱材及びそのリサイクル製造方法に好適なものである。
近年、省資源の観点から冷蔵庫やテレビなどの廃家電製品のリサイクルが極めて重要なテーマとなっており、産業廃棄物の廃棄に関してその構成材料のリサイクル利用に関して様々な取組みがなされている。また、地球環境問題である温暖化を防止することの重要性から省エネルギー化が望まれており、例えば冷蔵庫に関しては、冷熱を効率的に利用するという観点から優れた断熱性を有する断熱材が求められ、真空断熱材の開発、及びその処理方法に関しても様々な取組みがなされているのが現状である。
繊維材料を用いた真空断熱材の端材利用については、特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1では、無機繊維集合体を圧縮成型してバインダーで固めた芯材の基になる成型体を形成し、該成型体の端材を除いて必要な大きさのシート状無機繊維集合体とし、成形体から芯材を取り出した後に残る無機繊維集合体の端材を粉砕し、この粉砕物をシート状無機繊維集合体の中間層として混入させて圧縮成型して再びバインダーで固めたものを芯材とし、この芯材を外包材(外被材)内に収納して外包材内を減圧することにより真空断熱材としたものである。この真空断熱材によらば、端材の無駄を減らすことができ、資源を有効活用することができる。
特開2004−60794号公報
しかし、特許文献1の真空断熱材では、積層するシート状無機繊維集合体の間に端材の粉砕物を中間層として混入したものであるため、この中間層部分の接着が弱く、芯材のハンドリング時に中間層部分で剥離が発生するという問題があった。また、バインダーを噴霧し加熱圧縮成型する際の電気・熱エネルギーは膨大であり、地球温暖化の観点から環境への負荷が大きい真空断熱材となっていた。
一方、バインダーを含まない無機繊維集合体から出た端材の再利用例はなく、原料に戻してリサイクル処理するか、廃棄処理するか、の何れかが選択されていた。何れの処理の
場合でも、バインダーを含まない無機繊維集合体は、見かけの体積が多いわりに質量が少ないために、回収運搬費用及び処理費用が割高となり、その費用負担が大きいものとなっていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、芯材のハンドリング性改善、製作時の電気・熱エネルギー削減、及びバインダーを含まない端材の再利用によるコスト削減を図ることができる真空断熱材及びその製造方法を提供することを目的とする。
前述の目的を達成するための本発明の第1の態様は、ガスバリヤ性を有する外被材内に繊維重合体からなる芯材を収納した真空断熱材であって、前記芯材は、複数の芯材を重ねた積層体であり、この積層体が必要な大きさになるように複数に切断された第1の芯材
(断熱体a)と、この第1の芯材(断熱体a)の少なくとも片側面に設けられて形状を保持する一枚若しくは複数枚の第2の芯材(断熱体b)とから構成され、前記芯材が前記第1の芯材(断熱体a)を第1の内被材(内被材a)で包んだものと、バインダーを含まない繊維集合体からなる第2の芯材(断熱体b)とを積層して、これらを包む第2の内被材(内被材b)とを備えて構成されており、前記芯材を含む前記外被材の内部が減圧されて真空状態となっているものである。
係る本発明の第1の態様におけるより好ましい具体的構成例は次の通りである。
(1)前記第1の芯材は、端材の矩形一辺の幅を5mm以上〜20mm以下で切断した端材切断品が敷き詰められて前記第1の内被材で包まれており、前記芯材全体に対して、割合が20重量%から80重量%であること。
(2)前記第1の芯材は、必要な大きさになるように複数の前記端材切断品が敷き詰められた状態で前記第1の内被材で包まれ、圧縮及び減圧の際に前記端材切断品が前記第1の内被材から外に飛び出さないように、前記第1の内被材の開口面積の10%以上を残して吸排気可能な形状で仮止めシールされ、前記第2の内被材の内部で圧縮及び減圧した後に前記第2の内被材を密封すること。
(3)前記第1の内被材は、密度0.910g/cm3以上で且つ厚みが5〜50μmである溶着可能なポリエチレンフイルムであり、前記第1の内被材で包まれた前記第1の芯材と前記第2の芯材とが積層されて芯材とし、この芯材全体を包む前記第2の内被材を有すること。
(4)前記第1の内被材は、前記第1の芯材の中に散在された粒状の吸着剤を、前記第1の芯材とともに包んでいること。
また、本発明の第2の態様は、ガスバリヤ性を有する外被材内に繊維集合体からなる芯材を収納した真空断熱材の製造方法であって、
積層される芯材よりも小さい繊維集合体を第1の内被材に挿入して第1の芯材を得る工程と、前記第1の芯材を繊維集合体からなる第2の芯材とを重ねて積層させる工程と、前記第1の芯材及び前記第2の芯材をともに第2の内被材に挿入する工程と、前記第2の内被材の開口を封止する工程と、前記第2の内被材に挿入された前記第1の芯材及び前記第2の芯材を前記第1の内被材及び前記第2の内被材とともに前記外被材内に挿入して内部を減圧する工程とを備えたものである。
係る本発明の第2の態様におけるより好ましい具体的構成例は次の通りである。
(1)前記複数の芯材を重ねた積層体の初期厚みの50%以下になるように圧縮及び減圧した後に前記第2の内被材を密封し、この芯材を前記外被材で包み且つ前記第2の内被材の密封を解除して前記外被材の内部を減圧させた後、前記外被材を密封すること。さらには、前記外被材で包まれた前記第2の内被材の密封を解除して、前記芯材の外周長が前記外被材の内周長と実質的に同じ寸法になるまで復元すること。
(2)前記無機繊維集合体を所定形状に切断して第2の芯材を得る際に発生する多数の短冊状の端材又は真空断熱材の製造工程で出された製品不良のものから異物を取り除いて得られる芯材を、複数に切断して第1の芯材を得る工程を備えることで、真空断熱材を製造する工程が繰り返されること。
本発明の真空断熱材及びその製造方法によれば、芯材のハンドリング性改善、製作時の電気・熱エネルギー削減、及びバインダーを含まない端材の再利用によるコスト削減を図ることができる。
以下、本発明の複数の実施形態について図を用いて説明する。各実施形態の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の真空断熱材及びその製造方法を図1から図5を用いて説明する。まず、本実施形態の真空断熱材20の構成に関して図1を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施形態の真空断熱材20の断面図である。
この真空断熱材20は、芯材10aと、この芯材10aを収納して内部を減圧し周縁部を溶着して封止したガスバリヤ性を有する外被材1とを備えて構成されている。この真空断熱材20は平板状の矩形パネルで構成されている。
この芯材10aは、複数の断熱体を重ねた積層体であり、この積層体が必要な大きさになるように複数に切断された第1の芯材(以下「断熱体a」という。)3aと、この複数に切断された断熱体a3aを少なくとも片側面に設けられて形状を保持する、一枚若しくは複数枚の第2の芯材(以下「断熱体b」という。)3bとから構成される。断熱体aからなる芯材は第1の内被材(以下「内被材a」という。)2aによって覆われている。
断熱体bは無機繊維が重なり合って構成され、バインダーを含まない状態で用いられ、内被材a2aによって覆われた断熱体aと積層されて、芯材10a全体を包む第2の内被材(以下「内被材b」という。)2bによって覆われている。
外被材1は内部が減圧されていることから、真空断熱材20は矩形のパネル形状に保持され、芯材10aを構成する各断熱体をバインダーで固める必要がない。したがって、バインダーを用いる従来の真空断熱材に比較して、製作時の電気・熱エネルギーを削減することができると共に、バインダーを含まない端材6の再利用によるコスト削減が図れる。
また、断熱体a3aは図2以降に示すように、無機繊維の集合体を所定寸法に切り取られる際の切り取られた部分(端材6)等が用いられる。このような端材も内被材a2a内に収納される構成としたことによって、芯材10aのハンドリング性を優れたものとすることができる。しかも、吸湿しやすい特性をもつ無機バインダーを使用しないことにより、断熱体の水分持ち込みが非常に少なくなり、断熱性能が安定した真空断熱材を提供することができる。それとともに、有機バインダーを使用しないことにより、有機バインダーから発生するガスによる断熱性能の経時劣化を防止することができる。
断熱体b3bは平均繊維径4μmのグラスウールが重なり合った集合体の積層体として構成されている。断熱体a3aには、断熱体b3bを所定形状に切断する際に発生する多数の短冊状の端材6(図2参照)、あるいは製造工程で製品不良と判断された真空断熱材(例えば、寸法が合わないもの、断熱性能を満たさなかったもの、又は平面度が低かったもの等)から吸着剤などの異物を取り除き、断熱体b3bを取り出したものが用いられる。一般に、製造工程においては、1%程度の製品不良が出ることが想定されるため、これらを廃棄処分とすることなく、内部の芯材の再利用を図るものである。
なお、グラスウール積層体の代わりに、グラスファイバー、アルミナ繊維、シリカアルミナ繊維等の無機繊維積層体が用いられてもよい。
断熱体aを覆う内被材a2aは、熱溶着によって封止可能な肉厚25μm前後の合成樹脂フィルムで作られている。具体的には、矩形シート状のフィルムを重ね合わせ、三方の周縁部を溶着するか、あるいは筒状のフィルムの底面部を溶着して袋状に形成されている。内被材a2aの肉厚を25μm前後としたため、内被材a2a自体の柔軟性も十分に確保される。
端材6が複数に切断された端材切断品4を内被材a2a内に入れることで形成された断熱体a3aと、繊維集合体からなる断熱体b3bとを積層して芯材10aとし、この芯材10a全体が内被材b2b内に入れられる。その際、内被材b2b内に入れられた芯材
10aを圧縮・脱気して減圧した後、内被材b2bの芯材挿入開口部を熱溶着する。内被材a2aの肉厚を25μm程度にすることで、この熱溶着を行う際にも都合がよく、熱溶着治具も作り易い。
また、内被材a2aは、熱溶着可能な有機フィルムを密度0.910g/cm3以上であるポリエチレンフィルムとし、その厚みを5〜50μmにすることで、芯材10aを圧縮密封する際の破れによるリーク不良を低減し、また、圧縮密封後の負圧状態を長時間保持することができる。したがって、外被材1への挿入前の芯材10aの取り扱いも容易になり、ハンドリング性に優れ、真空断熱材20の生産性が高くなる。
なお、後述するように、内被材a2aは仮止めシール7がなされる。仮止めシール7後に圧縮・脱気を行う場合においても、肉厚25μm以上の内被材を用いることで強度が十分に確保される。
外被材1は、気体の透過を防止するガスバリヤ層と、その内側に設けられた熱溶着用プラッチック層とを備えたラミネートフィルムで構成されている。具体的には、本実施形態における外被材1は、15μmのポリアミド系合成繊維樹脂を使用し、アルミ金属蒸着膜を400〜500Åとし、該蒸着膜の支持層として12μmのポリエチレンテレフタレート樹脂を使用し、アルミ箔を6μmとし、溶着フィルム層として50μmの高密度ポリエチレン樹脂を使用したアルミフィルムで構成されているが、これらの構成に限られるものではない。
芯材10aは、外被材1に対し隙間なく配設され、外被材1の内周長に実質的に一致する外周長を有するように外被材1内に収納されている。換言すると、外被材1の3辺に作られている耳部1aは、芯材10aの側面に近接した短いものとなっている。これにより、3辺の耳部1aの耳折りを行わなくてもよく、大きな耳部によって誘発される冷蔵庫組立時の諸問題を解消できる真空断熱材20となっている。
次に、第1実施形態の真空断熱材20の製造方法について、第1実施形態の各製造工程を示す図2から図7を参照しながら説明する。図2は断熱体b3bを所定形状に切断した状態を示す斜視図、図3は断熱体b3b、端材切断品4及び吸着剤5を組み合わせる状態を示す斜視図、図4は、芯材10aを内被材b2bに収納して減圧及び密封する状態を示す断面図、図5は芯材10aを内被材b2bで包ん込んだ状態を示す斜視図、図6及び図7は端材6から断熱体aを製造する工程を説明する図である。
先ず、図2に示す如く、バインダーで固形化されていない弾力性を有する無機繊維の積層体の素材の端部を切断して断熱体b3bを作製する。従って、この断熱体b3bはバインダーで固形化されていない弾性力を有する無機繊維の積層体で構成されることになると共に、断熱体b3bから切断された端材6もバインダーで固形化されていない弾力性を有する無機繊維の積層体で構成されることとなる。なお、図2に示す例では、複数枚(2枚)の素材の端部6を切断して複数枚の断熱体b3bを同時に作製しているので、生産性が良好であるが、必要に応じて1枚の素材の端部を切断して断熱体b3bを作製するようにしてもよい。作製された断熱体b3bは矩形状のパネルであり、切断された端材6は短冊状の切れ端である。
次いで、図6,図7に示す如く、断熱体b3bから切断された端材6は短冊状の切れ端を、端材の矩形一辺の幅を5mm以上〜20mm以下で切断した端材切断品4を敷き詰めて、断熱体a3aとして再利用する。切断した、端材切断品4を芯材10a全体に対する端材切断品4の割合を計量容器30にて供給し計量する。計量後の端材切断品4と吸着剤5を同時に、内被材a2a内に供給することで、吸着剤5を内被材a2a内に広範囲に散在させることができる。
また、積層体が必要な大きさになるように複数の端材切断品4を敷き詰め、内被材a2aで包み、圧縮及び減圧の際に端材切断品4が内被材a2aから外に飛び出さない用に、開口面積10%以上残して吸排気可能な形状でシール機31にて、内包材a2aを仮止めシール7することで、複数の断熱体a3aを重ねた積層体を真空引が可能となる。
また、仮止めシール7後、図7に示すように、無機繊維からなる端材切断品4を断熱体a3aを平面にならすため、搬送コンベア34の上面に平滑回転ローラ32を押し当て、端材切断品4の表面の凹凸を抑制しながら、脱気圧縮ローラ33にて、圧縮及び減圧をすることができる。これを実現するために、平滑回転ローラ32は、搬送方向の下流側に行くにしたがって、搬送コンベア34との間隔が狭くなるように配設され、また、下流側に行くにしたがって、被搬送品との接触面を大きくするようにしている。図7に示す例では、下流側の平滑回転ローラ32の数を多くした。また、さらに下流側に脱気圧縮ローラ
33を配設し、平滑回転ローラ32よりも、搬送コンベア34との間隔をさらに狭くするとともに、被搬送品との接触面を大きくしている。
さらに、断熱体b3bの所定形状と同じ大きさの型枠36にセットし、断熱体aの厚さを初期の50%以下にさせたところで、図4に示す如く、内被材b2bの開放口12を熱溶着して最終封止9する。プレス板35による圧力を取り除くと、芯材10aは元の大きさに戻ろうとするが、芯材10aを内被材b2bで包んでプレスで圧縮し脱気しているため、内被材b2b内部にはほとんど空気はなく、元の大きさに戻ろうとしても膨らまない。そのため、芯材10aが板状となる。
次いで、図3に示す如く、作製した断熱体b3bの上面に、端材6を積層体が必要な大きさになるように複数の端材切断品4を敷き詰めた無機繊維集合体を、内被材a2aで包んだ断熱体a3aを左右のずれ、及び平面状に隙間のないように重ね合わせる。さらに、その上面に断熱体b3bを設置することにより芯材10aとする。換言すれば、上下の断熱体b3bの間に断熱体a3aを挟んで保持すると共に、断熱体a3aに粒状の吸着剤5を広範に散在して保持することができる芯材10aとする。このように、見かけの体積が多いわりに質量が少ないという性質のあるバインダーを含まない無機繊維集合体からなる端材切断品4であっても、容易に再利用することができ、コスト削減が図れる。
芯材10a全体に対する端材切断品4の割合は、少なくとも10重量%以上であり、特に20〜80重量%の範囲が好ましい。断熱体b3bを作製する際に発生する端材6の割合から考えて、さらに好ましくは20〜50重量%であり、この第1実施形態では40重量%としている。
この端材切断品4の含有率についてさらに説明する。図2に示すように、端材6は断熱体bと比較して少量であり、実際の製造工程においてはほぼ10%程度の端材が生ずることが想定される。したがって、端材を廃棄せずに全て用いることを前提とすれば、製造される全ての真空断熱材に端材切断品を用いる場合、10重量%の端材切断品が用いられることになる。
しかし、端材回収法などの製造上の要請や、真空断熱材自体の厚さの小さいものが要求される場合など、全ての真空断熱材に端材切断品を用いる必要はなく、適宜、状況に応じた対応が必要となる。
本実施形態においては、端材を利用する場合、端材の切断工程、内被材a2aへの挿入工程、平滑工程、あるいは仮シール工程などの各工程を必要とし、端材使用の真空断熱材は、端材を使用しない真空断熱材と比較して3倍の製造時間が必要となる。したがって、端材使用の真空断熱材を1つ製造する間に端材を使用しない真空断熱材を3つ製造することができる。したがって、全体の25%が端材使用の真空断熱材とすることができる。
残りの75%を占める端材を使用しない真空断熱材からは約1割の端材が生ずるため、製造された真空断熱材に用いられる芯材との比率で考えると約7.5%の端材が生じていることになる。一方、端材使用の真空断熱材においても、本実施形態では40重量%の端材切断品を用いているが、残りの60重量%が断熱体bを用いているため、その中の約1割の端材を生ずるとすれば、製造された真空断熱材に用いられる芯材との比率で考えると約1.5% の端材が生ずることになる。すなわち、約9重量%に相当する端材が生じている。
全体の25%を占める端材使用の真空断熱材における端材の量は、製造された真空断熱材に用いられる芯材との比率で考えると、25%×40%=10%であるため、ほぼ全ての端材を再利用することができることになる。
図1や図3にて上述したように、上下の断熱体b3bの間に断熱体a3aを挟んで保持することにより、芯材10aの表面を平坦なものとすることができ、冷蔵庫などに設置する場合に好都合である。また、断熱体a3aに粒状の吸着剤5を散在して保持することにより、製造工程での吸着剤5のこぼれを防止することができると共に、断熱体b3bにより芯材10aの表面の凹凸を抑制することができる。さらには、広範囲に吸着剤5を散在させることにより、断熱体b3b及び断熱体a3aと吸着剤5との接触する面積を増やし、吸着剤5に水分、ガスに吸着をしやすくすることができ、その結果、真空断熱材20の断熱性能を安定させることができる。
また、吸着剤5を短冊状の端材6を切断した端材切断品4の繊維間に充填してその位置を保持することにより、形状や長さが揃っていない端材切断品4の繊維間の空間に残留するガス成分を吸着でき、長期に渡り断熱性能を維持することが可能な真空断熱材20を提供できる。
なお、端材切断品4を5mm以上〜20mm以下とし、断熱体a3aを上下の断熱体b3bの間に挟んで保持した真空断熱材を実際に製造したところ、表面の凹凸性や完成寸法のバラツキを少なくすることができた。また、端材切断品4が20mm以上となると、繊維方向のバラツキが多くなり真空断熱材20の断熱性能を安定させることができなくなる。したがって、端材は5〜20mmの大きさに切断することが断熱性能の確保の上で必要である。
さらには、内被材a2aで芯材10aを圧縮密封する際に吸着剤5を投入するため、真空減圧下で低下する吸着特性に対し、効果的に吸着能力を発揮できる。これによって、熱溶着可能な有機フィルムが持ち込む水分やガス成分などを効果的に吸着することができ、初期の断熱性能を安定させることができる。また、真空断熱材20は、一般的に外被材1を通して水分やガスが除々に侵入するため、経時的に劣化して断熱性能が悪化してしまうが、吸着剤5として粒状の物理吸着を行う吸着剤を用いて広範囲に散在させることで、長期間において断熱性能の劣化を抑制することができ、信頼性の高い真空断熱材20を提供できる。吸着剤としては、合成ゼオライトであるモレキュラシーブ13X(ユニオン・カーバイト社)などが好適である。
上述したように、芯材10aは熱溶着可能な有機フィルムで一時的に圧縮することにより、加熱圧縮などを必要とせずに成形が可能なため、膨大な電気・熱エネルギーを消費せず、環境負荷を軽減させることができる。したがって、バインダーを含まない無機繊維集合体からなる端材6の利用と相俟って、電気・熱エネルギーの消費の削減及びコストの低減を大幅に図ることができ、環境負荷を軽減した真空断熱材を提供できる。
なお、上記の作業は、袋状の外被材1内に収納する際に吸着剤5がこぼれ落ちるおそれが少なく、挿入の作業性も良好である。
次いで、内被材b2bで圧縮包装された芯材10aをさらに外被材1で覆うことになるが、真空引きを行い、外被材1の開口を溶着する前に、図5に示す如く(外被材1は図示省略)、芯材10aの内被材b2bの1辺を開放する(開放口12)。この第1実施形態では、真空パックで2.2Paまで真空引きを行い、真空到達後2分間真空を保持した後に、外被材1の開放口を封止する。
この第1実施形態で得られた真空断熱材の熱伝導率を英弘精機社熱伝率測定機オート
λHC−074で測定したところ、初期値で2.6〜2.8mW/m・Kと良好な値が得られた。また、70℃雰囲気下での10年相当経過後の熱伝導率は9.8〜10.2mW/m・Kという値であった。
(第2実施形態)
積層体が必要な大きさになるように複数の端材切断品4を敷き詰めた無機繊維集合体を内被材a2aで包みんだ断熱体a3aを少なくとも片側面に設けて形状を保持する。全体に対する断熱体a3aの割合を50重量%、及びバインダーを含まない無機繊維集合体からなる断熱体b3bを重ねた積層体から構成され、両方を一緒に内被材b2bで包んで、形成した芯材10bである。
この第2実施形態について図8を用いて説明する。図8は本発明の第2実施形態の真空断熱材20に用いる芯材10bの組合せ時の斜視図である。この第2実施形態は、次に述べる点で第1実施形態と相違するものであり、その他の点については第1実施形態と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
この第2実施形態の真空断熱材20は、バインダーを含まない平均繊維径4μmのグラスウール積層体から断熱体b3bの所定形状に切断した時に発生した端材6を切断したものを芯材10bの全体のうち50重量%使用した。そして、バインダーを含まない無機繊維集合体からなる断熱体b3bと積層して両方を一緒に内被材b2bで圧縮包装したものである。すなわち、断熱体a3aの一側に断熱体b3bを重ね合わせて、断熱体a3a間に広い範囲で粒状の吸着剤5を散在させたものである。
この第2実施形態で得られた真空断熱材20の熱伝導率を英弘精機社製熱伝導率測定機オートλHC−074で測定したところ、初期値で2.7mW/m・K と、良好な値が得られた。70℃雰囲気下での10相当経過後の熱伝導率は10.2/m・Kという値であり、実施例1よりも劣化しているが、芯材に端材50%を使用しても10年相当後も真空断熱材の断熱効果を十分発揮している。
これらの第1実施形態及び第2実施形態の断熱性能を後述する比較例と対比して表1に示す。
Figure 2007263334
(第1比較例)
次に、第1比較例について図9を用いて説明する。図9は第1比較例の真空断熱材20に用いる芯材10cと内被材2との組合せを示す斜視図である。この比較例は、次に述べる点で第1実施形態と相違するものであり、その他の点については第1実施形態と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
この比較例の真空断熱材20は、バインダーを含まない平均繊維径4μmのグラスウール積層体から作製した断熱体b3bの2層を芯材10cの全部に用いたものであり、断熱体b3b100%からなる芯材10cを内被材b2bで圧縮包装したものである。
この比較例で得られた真空断熱材20の熱伝導率を英弘精機社製熱伝導率測定機オートλHC−074で測定したところ、初期値で1.7〜2.2mW/m・Kという値が得られた。70℃雰囲気下での10年相当経過後の熱伝導率は9.5〜10.2mW/m・Kという値であった。
(第2比較例)
第2比較例は冷蔵庫などで一般に使用される発泡ウレタン断熱材であり、図示は省略する。第1実施形態や第2実施形態に示す本実施例の真空断熱材は、冷蔵庫に使用される場合には、冷蔵庫の一般的な使用年数(10年)経過時に、発泡ウレタン断熱材よりも高い断熱性能を保持していることが必要である。第2比較例の断熱材の熱伝導率は初期値で
18.8mW/m・Kであり、10年相当経過後では29.5mW/m・Kであった。
以上示したように、芯材全体に対する端材切断品の占める割合を40重量%、さらには50重量%とした場合であっても、10年相当経過後において、端材を使用しない真空断熱材と比較して同等の断熱性能が得られることがわかった。また、少なくとも、芯材全体に対する端材切断品の占める割合を10重量%以上とすれば(全ての真空断熱材に端材を用いることは考えにくいため、より好ましくは20重量%以上)、1割程度発生すると考えられる端材の有効利用が可能であり、環境負荷を考慮した真空断熱材を提供することができる。さらには、最大80重量%とした場合であっても、一般に使用される発泡ウレタン断熱材よりも非常に高い断熱性能を得られる。
次に、図10を用いて、上記の真空断熱材の製造工程について簡単に説明する。断熱体b3bを所定形状に切断する際に発生する多数の短冊状の端材6と、真空断熱材20の製造工程で出された製品不良の断熱体b3bの回収工程40を経て、吸着剤5などの異物を取り除く除去工程41へと至る。
リサイクル真空断熱材製造工程42では、回収された断熱体b3bと端材6とが必要な大きさになるように切断して端材切断品4を生成し、この端材切断品4を敷き詰めた無機繊維集合体を内被材a2aで包み、この内被材a2aを圧縮して断熱体a3aとする。そして、断熱体b3bとともに芯材10aとし、この芯材10aを外被材1内に収納する。そのとき内被材b2bの最終密封9を解除して内被材b2bを含む外被材1内を減圧して真空状態とした後、外被材1を密閉する。このように製造された真空断熱材は、種々の製品に搭載される(工程43)。
リサイクル真空断熱材製造工程42で製品不良が発生すると、内部の芯材がリサイクルされ、工程40へと戻る。すなわち、真空断熱材20を製造するリサイクル真空断熱製造工程42が繰り返される。
第1実施形態の真空断熱材の断面図。 断熱体(第2の芯材)を切断した状態を示す斜視図。 断熱体a、断熱体b及び吸着剤を組合せる状態を示す斜視図。 芯材を内被材bに収納して減圧及び密封する状態を示す断面図。 芯材を内被材bで包み込んだ状態を示す斜視図。 端材から断熱体aを製造する工程を示す図。 端材から断熱体aを製造する工程を示す図。 第2実施形態の真空断熱材の断面図。 第1比較例を示す斜視図。 本実施例の真空断熱材の製造工程(リサイクル工程)を示すフロー図。
符号の説明
1…外被材、1a…耳部、2a…内被材a、2b…内被材b、3a…断熱体a(端材切断品の構成)、3b…断熱体b(新材等の構成)、4…端材切断品、5…吸着剤、6…端材、7…仮止めシール、9…最終封止、10a…芯材(端材40%+上下新材)、10b…芯材(端材50%+片側新材)、12…開放口、20…真空断熱材、30…計量容器、31…シール機、32…平滑回転ローラ、33…脱気圧縮ローラ、34…搬送コンベア、35…プレス板、36…型枠。


Claims (9)

  1. ガスバリヤ性を有する外被材内に繊維重合体からなる芯材を収納した真空断熱材であって、前記芯材は、複数の芯材を重ねた積層体であり、この積層体が必要な大きさになるように複数に切断された第1の芯材と、この第1の芯材の少なくとも片側面に設けられて形状を保持する一枚若しくは複数枚の第2の芯材とから構成され、前記芯材が前記第1の芯材を第1の内被材で包んだものと、バインダーを含まない繊維集合体からなる第2の芯材とを積層して、これらを包む第2の内被材とを備えて構成されており、前記芯材を含む前記外被材の内部が減圧されていることを特徴とする真空断熱材。
  2. 請求項1に記載の真空断熱材において、前記第1の芯材は、端材の矩形一辺の幅を5mm以上〜20mm以下で切断した端材切断品が敷き詰められて前記第1の内被材で包まれており、前記芯材全体に対して、割合が20重量%から80重量%であることを特徴とする真空断熱材。
  3. 請求項1に記載の真空断熱材において、前記第1の芯材は、必要な大きさになるように複数の前記端材切断品が敷き詰められた状態で前記第1の内被材で包まれ、圧縮及び減圧の際に前記端材切断品が前記第1の内被材から外に飛び出さないように、前記第1の内被材の開口面積の10%以上を残して吸排気可能な形状で仮止めシールされ、前記第2の内被材の内部で圧縮及び減圧した後に前記第2の内被材を密封することを特徴とする真空断熱材。
  4. 請求項1から3の何らかに記載の真空断熱材において、前記第1の内被材は、密度
    0.910g/cm以上で且つ厚みが5〜50μmである溶着可能なポリエチレンフイルムであり、前記第1の内被材で包まれた前記第1の芯材と前記第2の芯材とが積層されて芯材とし、この芯材全体を包む前記第2の内被材を有することを特徴とする真空断熱材。
  5. 請求項1に記載の真空断熱材において、前記第1の内被材は、前記第1の芯材の中に散在された粒状の吸着剤を、前記第1の芯材とともに包んでいることを特徴とする真空断熱材。
  6. ガスバリヤ性を有する外被材内に繊維集合体からなる芯材を収納した真空断熱材の製造方法であって、
    積層される芯材よりも小さい繊維集合体を第1の内被材に挿入して第1の芯材を得る工程と、前記第1の芯材を繊維集合体からなる第2の芯材とを重ねて積層させる工程と、前記第1の芯材及び前記第2の芯材をともに第2の内被材に挿入する工程と、前記第2の内被材の開口を封止する工程と、前記第2の内被材に挿入された前記第1の芯材及び前記第2の芯材を前記第1の内被材及び前記第2の内被材とともに前記外被材内に挿入して内部を減圧する工程とを備えた真空断熱材の製造方法。
  7. 請求項6に記載の真空断熱材の製造方法において、前記複数の芯材を重ねた積層体の初期厚みの50%以下になるように圧縮及び減圧した後に前記第2の内被材を密封し、この芯材を前記外被材で包み且つ前記第2の内被材の密封を解除して前記外被材の内部を減圧させた後、前記外被材を密封することを特徴とする真空断熱材の製造方法。
  8. 請求項7に記載の真空断熱材の製造方法において、前記外被材で包まれた前記第2の内被材の密封を解除して、前記芯材の外周長が前記外被材の内周長と実質的に同じ寸法になるまで復元することを特徴とする真空断熱材の製造方法。
  9. 請求項6に記載の真空断熱材の製造方法において、前記無機繊維集合体を所定形状に切断して第2の芯材を得る際に発生する多数の短冊状の端材又は真空断熱材の製造工程で出された製品不良のものから異物を取り除いて得られる芯材を、複数に切断して第1の芯材を得る工程を備えることで、真空断熱材を製造する工程が繰り返されることを特徴とする真空断熱材の製造方法。
JP2006092747A 2006-03-30 2006-03-30 真空断熱材及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4774320B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006092747A JP4774320B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 真空断熱材及びその製造方法
CNB2007100792000A CN100516623C (zh) 2006-03-30 2007-02-15 真空绝热材料以及其制造方法
KR1020070016419A KR100961802B1 (ko) 2006-03-30 2007-02-16 진공 단열재 및 그 제조 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006092747A JP4774320B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 真空断熱材及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007263334A true JP2007263334A (ja) 2007-10-11
JP4774320B2 JP4774320B2 (ja) 2011-09-14

Family

ID=38636516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006092747A Expired - Fee Related JP4774320B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 真空断熱材及びその製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4774320B2 (ja)
KR (1) KR100961802B1 (ja)
CN (1) CN100516623C (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011202729A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Toshiba Corp 真空断熱パネル
JP2015052337A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 三菱電機株式会社 真空断熱材、断熱箱、及び真空断熱材の製造方法
JP2015055284A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 大日本印刷株式会社 真空断熱材
JP2016517944A (ja) * 2013-05-07 2016-06-20 セイント−ゴバイン イソバー 真空断熱パネルを製造する方法
JP2017524886A (ja) * 2014-06-10 2017-08-31 キョン ドン ウォン コーポレーション 真空断熱材の連続式製造方法
CN114484153A (zh) * 2022-01-22 2022-05-13 巩义市泛锐熠辉复合材料有限公司 一种可塑形的纳米隔热板材及其制备方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105371579A (zh) * 2015-12-09 2016-03-02 合肥华凌股份有限公司 真空绝热板以及具有它的制冷设备
JP2019168001A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 東芝ライフスタイル株式会社 真空断熱材及び真空断熱材を用いた冷蔵庫
JP7233070B2 (ja) * 2018-04-16 2023-03-06 アクア株式会社 真空断熱材
CN112212130A (zh) * 2020-10-23 2021-01-12 苏州大学 一种蜂窝内嵌结构真空绝热板及制备方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59225275A (ja) * 1983-06-01 1984-12-18 松下電器産業株式会社 真空断熱材
JPH04337195A (ja) * 1991-05-14 1992-11-25 Hitachi Ltd 真空断熱材
JP2000291882A (ja) * 1999-04-02 2000-10-20 Matsushita Refrig Co Ltd 真空断熱体の製造方法
JP2000291881A (ja) * 1999-04-02 2000-10-20 Matsushita Refrig Co Ltd 減圧断熱体とその製造方法
JP2004060794A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Matsushita Refrig Co Ltd 真空断熱材とその芯材の製造方法
JP2004162914A (ja) * 2002-10-24 2004-06-10 Nisshinbo Ind Inc 真空断熱材及びその製造方法
JP2004245259A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 真空断熱材の製造方法、真空断熱材、真空断熱材を具備する断熱体、及び真空断熱材のリサイクル方法
JP2005345025A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Hitachi Home & Life Solutions Inc 冷蔵庫並びに真空断熱材及びその製造方法
JP2006070908A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Hitachi Home & Life Solutions Inc 真空断熱材および冷蔵庫

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59225275A (ja) * 1983-06-01 1984-12-18 松下電器産業株式会社 真空断熱材
JPH04337195A (ja) * 1991-05-14 1992-11-25 Hitachi Ltd 真空断熱材
JP2000291882A (ja) * 1999-04-02 2000-10-20 Matsushita Refrig Co Ltd 真空断熱体の製造方法
JP2000291881A (ja) * 1999-04-02 2000-10-20 Matsushita Refrig Co Ltd 減圧断熱体とその製造方法
JP2004060794A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Matsushita Refrig Co Ltd 真空断熱材とその芯材の製造方法
JP2004162914A (ja) * 2002-10-24 2004-06-10 Nisshinbo Ind Inc 真空断熱材及びその製造方法
JP2004245259A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 真空断熱材の製造方法、真空断熱材、真空断熱材を具備する断熱体、及び真空断熱材のリサイクル方法
JP2005345025A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Hitachi Home & Life Solutions Inc 冷蔵庫並びに真空断熱材及びその製造方法
JP2006070908A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Hitachi Home & Life Solutions Inc 真空断熱材および冷蔵庫

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011202729A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Toshiba Corp 真空断熱パネル
JP2016517944A (ja) * 2013-05-07 2016-06-20 セイント−ゴバイン イソバー 真空断熱パネルを製造する方法
JP2015052337A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 三菱電機株式会社 真空断熱材、断熱箱、及び真空断熱材の製造方法
JP2015055284A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 大日本印刷株式会社 真空断熱材
JP2017524886A (ja) * 2014-06-10 2017-08-31 キョン ドン ウォン コーポレーション 真空断熱材の連続式製造方法
CN114484153A (zh) * 2022-01-22 2022-05-13 巩义市泛锐熠辉复合材料有限公司 一种可塑形的纳米隔热板材及其制备方法
CN114484153B (zh) * 2022-01-22 2023-11-03 巩义市泛锐熠辉复合材料有限公司 一种可塑形的纳米隔热板材及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR100961802B1 (ko) 2010-06-08
JP4774320B2 (ja) 2011-09-14
CN100516623C (zh) 2009-07-22
CN101046272A (zh) 2007-10-03
KR20070098485A (ko) 2007-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4774320B2 (ja) 真空断熱材及びその製造方法
TWI294502B (ja)
CN100400957C (zh) 真空绝热材料及具有真空绝热材料的冰箱
CN1853922B (zh) 真空绝热材料及其制造方法
JP2005256849A (ja) 真空断熱材
AU2014316348B2 (en) Vacuum thermal insulator, thermal insulation box, and method of manufacturing vacuum thermal insulator
KR100753720B1 (ko) 진공 단열재 및 그 제조 방법
KR20120097326A (ko) 이너백을 포함하는 진공단열재 및 이를 제조하는 방법
JP6579740B2 (ja) 真空断熱材の製造方法
JP2007321925A (ja) 真空断熱材及びその製造方法
JP6253534B2 (ja) 真空断熱材の製造方法、及びその製造方法で製造された真空断熱材
CN102889741B (zh) 冰箱
JP4576196B2 (ja) 冷蔵庫
JPH10169889A (ja) 断熱材パック
JP2012026512A (ja) 袋体および真空断熱材
KR102659476B1 (ko) 그라파이트 방열시트의 제조방법
JP5381306B2 (ja) 袋体、および真空断熱材
JP2011179635A (ja) 真空断熱材、及びこの真空断熱材を備えた断熱箱
JP2022154536A (ja) 真空断熱材の製造方法および真空断熱材
JP6834151B2 (ja) 梱包体、及び積層体の製造方法
JP2017137955A (ja) 真空断熱材用外装材及びそれを用いた真空断熱材
JP2012026511A (ja) 袋体および真空断熱材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080326

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110627

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4774320

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees