JP2007177774A - 2サイクルエンジン - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、小型化を一層促進させることができる層状掃気式で、かつ片持型の2サイクルエンジンを提供することにある。
【解決手段】クランクシャフト30が片持ち型の層状掃気式2サイクルエンジン1において、クランクケース20には、クランクシャフト30組込用の開口23が設けられ、クランクケース20の肉厚部分には、クランクケース空気通路24が設けられている。前記開口23にはキャブレタ70が取り付け可能に設けられたキャブマウント50が嵌合される。このため、クランクケース20の開口23を塞ぐキャブマウント50が従来のインシュレータとしても機能するので、別途インシュレータを用意する必要が無く、部品点数を低減できる。しかも、クランクケース20は内部で燃焼が生じるシリンダ10よりも低温であるから、インシュレータとして機能するキャブマウント50の厚みも薄くでき、エンジン1を小型化できる。
【選択図】図1
【解決手段】クランクシャフト30が片持ち型の層状掃気式2サイクルエンジン1において、クランクケース20には、クランクシャフト30組込用の開口23が設けられ、クランクケース20の肉厚部分には、クランクケース空気通路24が設けられている。前記開口23にはキャブレタ70が取り付け可能に設けられたキャブマウント50が嵌合される。このため、クランクケース20の開口23を塞ぐキャブマウント50が従来のインシュレータとしても機能するので、別途インシュレータを用意する必要が無く、部品点数を低減できる。しかも、クランクケース20は内部で燃焼が生じるシリンダ10よりも低温であるから、インシュレータとして機能するキャブマウント50の厚みも薄くでき、エンジン1を小型化できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、2サイクルエンジンに係り、特には、クランクシャフトがクランクケースに一端のみで支持された片持ち型で、かつ層状掃気式の2サイクルエンジンに関する。
従来、小排気量の2サイクルエンジンでは、駆動中のクランクシャフトへの負荷が小さいので、よりエンジンを小型化するためにクランクシャフトがクランクケースに一端のみで支持される構造が採用されることがある。また、2サイクルエンジンとしては、層状掃気式のものが知られている(例えば、特許文献1)。
層状掃気式の2サイクルエンジンは、掃気通路に連通した空気通路を備え、これにより掃気に先立って、掃気通路内に先導空気を供給でき、掃気の際には、この先導空気がシリンダ内の燃焼ガスを最初に掃気する。こうすることで、燃焼ガスを混合気で掃気することによる混合気中の未燃燃料の排出がほとんどなくなるので、燃費の改善が図られるというメリットがある。
層状掃気式の2サイクルエンジンは、掃気通路に連通した空気通路を備え、これにより掃気に先立って、掃気通路内に先導空気を供給でき、掃気の際には、この先導空気がシリンダ内の燃焼ガスを最初に掃気する。こうすることで、燃焼ガスを混合気で掃気することによる混合気中の未燃燃料の排出がほとんどなくなるので、燃費の改善が図られるというメリットがある。
ところで、一般的に小排気量の2サイクルエンジンは、携帯型の作業機などに用いられることも多く、より小型化されることが望まれている。しかし、エンジンには、キャブレタや、このキャブレタへの熱伝導を抑制するインシュレータ等が取り付けられるので、片持型のエンジンにしても全体としての小型化感は少なく、これらを含めて小型化することが強く望まれている。特に、今後主流となるであろう層状掃気式の2サイクルエンジンの小型化が急務である。
本発明の目的は、小型化を一層促進させることができる層状掃気式で、かつ片持型の2サイクルエンジンを提供することにある。
本発明の請求項1にかかる2サイクルエンジンは、クランクシャフトが片持ち状態でクランクケースに支持されている片持ち型の層状掃気2サイクルエンジンであって、シリンダに設けられてシリンダ室とクランクケース内とを連通させる掃気通路と、前記クランクケースに設けられたクランクシャフト組込用の開口を塞ぐとともに、キャブレタが取り付け可能に設けられたキャブマウントと、前記キャブマウントに設けられた先導空気流通用のキャブマウント空気通路と前記掃気通路とを連通させる空気通路とを備えていることを特徴とする。
本発明の請求項2にかかる2サイクルエンジンは、請求項1に記載の2サイクルエンジンにおいて、前記空気通路は、一体に組み立てられた前記キャブマウント、前記クランクケース、および前記シリンダの各肉厚部分を通るように連通していることを特徴とする。
本発明の請求項3にかかる2サイクルエンジンは、請求項2に記載の2サイクルエンジンにおいて、前記クランクケースの肉厚部分での空気通路は、前記クランクケースおよび前記シリンダのうちの一方に設けられた溝状部分と、他方に設けられて前記溝状部分を覆う壁状部分とで形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項4にかかる2サイクルエンジンは、請求項2または請求項3に記載の2サイクルエンジンにおいて、前記クランクケースの肉厚部分での空気通路は、前記クランクケースおよび前記キャブマウントのうちの一方に設けられた溝状部分と、他方に設けられて前記溝状部分を覆う壁状部分とで形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項5にかかる2サイクルエンジンは、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の2サイクルエンジンにおいて、前記シリンダには掃気通路の前記シリンダ室内に開口した掃気ポートを形成するための掃気通路用中子孔が当該シリンダの外部に向けて開口して設けられ、かつ当該シリンダの肉厚部分での空気通路の前記シリンダ室内に開口した空気用吸気ポートを形成するための空気通路用中子孔が当該シリンダの外部に向けて開口して設けられ、これら掃気通路用中子孔および空気通路用中子孔は互いに近接して設けられて1つの蓋部材で塞がれていることを特徴とする。
本発明の請求項6にかかる2サイクルエンジンは、請求項1に記載の2サイクルエンジンにおいて、前記空気通路は、前記クランクケースおよびシリンダの外側にはわされたチューブを備えて形成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、クランクケースの開口を塞ぐキャブマウントが従来のインシュレータとしても機能するので、別途インシュレータを用意する必要がなく、部品点数を減らして小型化できる。しかも、クランクケースは内部で燃焼が生じるシリンダよりも低温であるから、インシュレータとして機能するキャブマウントの厚みも薄くでき、エンジンを確実に小型化できる。また、キャブマウント空気通路と掃気通路とを空気通路で連通させるので、層状掃気2サイクルエンジンとしての機能をも良好に維持できる。
請求項2の発明によれば、エンジンにはシリンダ、クランクケース、およびキャブマウントの各肉厚部分を通るように連通している空気通路が形成されているため、空気通路がエンジン外部に露出することなくエンジンと一体にできてよりコンパクトにできる。
請求項3および請求項4の発明によれば、クランクケースの肉厚部分での空気通路は、クランクケース、シリンダ、あるいはキャブマウントに設けられた溝状部分と、この溝状部分を覆う壁状部分とで形成されているので、肉厚部分に貫通孔を設ける場合に比して構造が簡素化されて、製作を容易にできる。
請求項5の発明によれば、シリンダには、掃気ポートを形成するための掃気通路用中子孔、および空気用吸気ポートを形成するための空気通路用中子孔が互いに近接して設けられ、これらの中子孔が1つの蓋部材で塞がれているので、各中子孔を別々の蓋部材で塞ぐ必要がなく、部品点数が増加するのを防止できる。
請求項6の発明によれば、空気通路はクランクケースおよびシリンダの外側にはわされたチューブを備えて形成されているために、キャブマウント空気通路と掃気通路とを直接チューブで連通接続でき、シリンダやクランクケースの肉厚部分に空気通路を設ける必要がなく、空気通路の構造がより簡素化されて製作が容易になる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本実施形態に係る層状掃気式2サイクルエンジン1の分解斜視図が示されている。図2には、2サイクルエンジン1を別方向から見た分解斜視図が示されている。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本実施形態に係る層状掃気式2サイクルエンジン1の分解斜視図が示されている。図2には、2サイクルエンジン1を別方向から見た分解斜視図が示されている。
図1および図2に示されるように、層状掃気式の2サイクルエンジン1は、冷却フィンを有するシリンダ10と、シリンダ10の図中下側に設けられるクランクケース20と、クランクケース20内に配置されて一端のみが支持されるクランクシャフト30と、クランクシャフト30にコネクティングロッド35を介して連結されてシリンダ10に摺動自在に挿入されるピストン40と、クランクケース20の前記クランクシャフト30が支持される側とは反対側に取り付けられるキャブマウント50とを備え、キャブマウント50にはキャブレタ70が取り付けられる。
図3には、シリンダ10の斜視図が示され、図4には、半割に断面したシリンダ10の斜視図が示され、図5には、図4でのシリンダ10を内周面側から見た斜視図が示されている。
シリンダ10は、図3に示されるように、クランクケース20(図1、図2)との接続面17から突出したライナー11を備えているとともに、このライナー11の周りに2箇所に仕切られて開口している掃気通路13と、同じくライナー11周りに開口している一対のシリンダ空気通路14と、さらに1箇所で開口しているシリンダ混合気通路15と、図5に示されるように、シリンダ10内周面に排気ポート160として開口している排気通路16とを備えている。なお、シリンダ空気通路14は、シリンダ10の径方向に対向した位置にも設けられているが、図3では、ライナー11で隠れるため、図示が省略されている。
シリンダ10は、図3に示されるように、クランクケース20(図1、図2)との接続面17から突出したライナー11を備えているとともに、このライナー11の周りに2箇所に仕切られて開口している掃気通路13と、同じくライナー11周りに開口している一対のシリンダ空気通路14と、さらに1箇所で開口しているシリンダ混合気通路15と、図5に示されるように、シリンダ10内周面に排気ポート160として開口している排気通路16とを備えている。なお、シリンダ空気通路14は、シリンダ10の径方向に対向した位置にも設けられているが、図3では、ライナー11で隠れるため、図示が省略されている。
図3ないし図5において、掃気通路13は、シリンダ10内周面では、掃気ポート130として開口しており、その途中は掃気通路用中子孔131としてシリンダ10の外部に開口している。この掃気通路用中子孔131は、掃気ポート130を形成するための中子用の孔である。
シリンダ空気通路14は、シリンダ10内周面で空気用吸気ポート140として開口している。シリンダ空気通路14の途中は、空気通路用中子孔18を通してシリンダ10の外部に開口している。この空気通路用中子孔18は、空気用吸気ポート140を形成するための中子用の孔である。
シリンダ混合気通路15は、シリンダ10内周面で、混合気用吸気ポート150として開口している。本実施形態のエンジン1は、この混合気用吸気ポート150がピストン40の往復動によって閉開されるピストンバルブ方式になっている。また、シリンダ混合気通路15の途中は、混合気通路用中子孔19を通してシリンダ10の外部に開口している。この混合気通路用中子孔19も、混合気用吸気ポート150を形成するための中子用の孔である。
シリンダ空気通路14は、シリンダ10内周面で空気用吸気ポート140として開口している。シリンダ空気通路14の途中は、空気通路用中子孔18を通してシリンダ10の外部に開口している。この空気通路用中子孔18は、空気用吸気ポート140を形成するための中子用の孔である。
シリンダ混合気通路15は、シリンダ10内周面で、混合気用吸気ポート150として開口している。本実施形態のエンジン1は、この混合気用吸気ポート150がピストン40の往復動によって閉開されるピストンバルブ方式になっている。また、シリンダ混合気通路15の途中は、混合気通路用中子孔19を通してシリンダ10の外部に開口している。この混合気通路用中子孔19も、混合気用吸気ポート150を形成するための中子用の孔である。
そして、シリンダ10の一方側において、空気通路用中子孔18、混合気通路用中子孔19、および掃気通路用中子孔131は、1個の蓋部材60Aによって塞がれている。また、図2に示されるように、シリンダ10の他方側では、空気用吸気ポート140と連通した空気通路用中子孔18のみが掃気通路用中子孔131の隣に設けられ、空気通路用中子孔18と掃気通路用中子孔131とが、1個の蓋部材60Bによって塞がれる。これは、シリンダ10の他方側の内周面では、掃気ポート130および空気用吸気ポート140が設けられているだけであり、混合気用吸気ポート150やこれに連通したシリンダ混合気通路15、および混合気通路用中子孔19が設けられていないからである。
このように、本実施形態のシリンダ10の一方側においては、その各中子孔18,19が掃気通路用中子孔131を挟んで両隣に設けられているので、従来には存在しなかった各中子孔18,19ではあるが、これらの各中子孔18,19と従来から存在する掃気通路用中子孔131とを1個の蓋部材60Aで塞ぐことができ、各中子孔18,19を個別に塞ぐ専用の蓋部材を不要にでき、部品点数が増加するのを防止できる。また、シリンダ10の他方側においても、空気通路用中子孔18が掃気通路用中子孔131の隣に設けられているので、空気通路用中子孔18と掃気通路用中子孔131とを1個の蓋部材60Bで塞ぐことができ、やはり部品点数が増加するのを防止できる。
クランクケース20でのキャブマウント50との接続面22に設けられた開口23は、エンジン1組み立て時にクランクシャフト30を組込み可能な大きさに形成されており、クランクケース20内部にクランクシャフト30が配置された後に、キャブマウント50に突設された突部51が嵌合された状態で塞がれる。また、クランクケース20でのシリンダ10との接続面26には、シリンダ10のライナー11下端が嵌合される開口27が設けられている。このようなクランクケース20には、各接続面22,26の開口23,27周りに両端が開口するようにクランクケース空気通路24およびクランクケース混合気通路25が設けられている。クランクケース空気通路24の接続面26側の開口部分は、シリンダ空気通路14と連通し、クランクケース混合気通路25の接続面26側の開口部分は、シリンダ混合気通路15と連通する。また、接続面26にはシリンダ10の掃気通路13と連通接続する凹部28A、28Bが形成されている。
ピストン40において、その外周には一対の溝41が設けられている。これらの溝41は、図1および図5に2点鎖線で示されるように、空気用吸気ポート140と掃気ポート130とに跨って互いを連通させる大きさに形成されている。
キャブマウント50は、図2に示されるように、前述した突部51と、エアクリーナケースとして機能する外枠部52と、キャブレタ70が取り付けられてエンジン1からキャブレタ70への熱伝導を抑制する断熱部53とを備え、このキャブマウント50には、キャブマウント空気通路54およびキャブマウント混合気通路55が設けられている。
図2に示されるように、キャブマウント空気通路54は、クランクケース空気通路24の軸線上に沿って形成されて当該クランクケース空気通路24と連通接続する。キャブマウント混合気通路55は、キャブマウント50内部で屈曲して形成され、クランクケースとの接続面56でクランクケース混合気通路25の開口に対応する位置に開口して、当該クランクケース混合気通路25と連通接続する。
そして、本実施形態では、前記キャブマウント空気通路54と、クランクケース空気通路24と、シリンダ空気通路14と、ピストン40の溝41とから空気通路4が構成され、前記キャブマウント混合気通路55と、クランクケース混合気通路25と、シリンダ混合気通路15とから混合気通路5が構成される。すなわち、空気通路4および混合気通路5は、シリンダ10、クランクケース20、ピストン40の肉厚部分を利用して形成されており、特にシリンダ10、クランクケース20ではその肉厚部分を貫通して形成されているといえる。
そして、本実施形態では、前記キャブマウント空気通路54と、クランクケース空気通路24と、シリンダ空気通路14と、ピストン40の溝41とから空気通路4が構成され、前記キャブマウント混合気通路55と、クランクケース混合気通路25と、シリンダ混合気通路15とから混合気通路5が構成される。すなわち、空気通路4および混合気通路5は、シリンダ10、クランクケース20、ピストン40の肉厚部分を利用して形成されており、特にシリンダ10、クランクケース20ではその肉厚部分を貫通して形成されているといえる。
以上説明したように、エンジン1にはシリンダ10およびクランクケース20の内部を通る各通路4,5が形成されているため、キャブマウント50に取り付けられたキャブレタ70から先導空気や混合気を確実に供給できる。この際、クランクケース20の開口23を塞ぐキャブマウント50が従来のインシュレータとしても機能するので、別途インシュレータを用意する必要がなく、部品点数を低減できる。しかも、クランクケース20は内部で燃焼が生じるシリンダ10よりも低温であるから、インシュレータとして機能するキャブマウント50の厚みも薄くでき、エンジン1を小型化できる。
以下には、エンジン1の動きについて説明する。
前述のように構成された層状掃気式の2サイクルエンジン1においては、ピストン40が下死点から上死点側に移動することによって、クランク室の圧力が低下し始めるとともにシリンダ室の圧力が上昇し始め、シリンダ室内に開口していた掃気ポート130および排気ポート160が順次閉じる。そして、空気用吸気ポート140が上死点に向かうまでの間に、空気用吸気ポート140がピストン40の溝41を介して掃気ポート130に連通された状態になるとともに、クランクケース20内では混合気用吸気ポート150が開口してクランク室に連通された状態になる。このため、掃気用の先導空気がシリンダ空気通路14から空気用吸気ポート140、溝41を通って掃気通路13の掃気ポート130に近い側に入り込む。また、混合気は混合気通路5を通って混合気用吸気ポート150からクランク室内に吸入される。
前述のように構成された層状掃気式の2サイクルエンジン1においては、ピストン40が下死点から上死点側に移動することによって、クランク室の圧力が低下し始めるとともにシリンダ室の圧力が上昇し始め、シリンダ室内に開口していた掃気ポート130および排気ポート160が順次閉じる。そして、空気用吸気ポート140が上死点に向かうまでの間に、空気用吸気ポート140がピストン40の溝41を介して掃気ポート130に連通された状態になるとともに、クランクケース20内では混合気用吸気ポート150が開口してクランク室に連通された状態になる。このため、掃気用の先導空気がシリンダ空気通路14から空気用吸気ポート140、溝41を通って掃気通路13の掃気ポート130に近い側に入り込む。また、混合気は混合気通路5を通って混合気用吸気ポート150からクランク室内に吸入される。
そして、さらにピストン40が上昇し上死点付近に達すると、シリンダ10内の混合気が点火されて燃焼し、その際の爆発によってピストン40が下降をし始める。そうすると、クランク室の圧力が上昇し始めるとともに、混合気用吸気ポート150がピストン40によって閉じた状態になり、掃気ポート130と空気用吸気ポート140との連通状態が解除される。
さらに、ピストン40が下降すると、排気ポート160および掃気ポート130が順次シリンダ室に開口された状態になり、排気ポート160から燃焼ガスが排出されると同時に、掃気通路13内にとどまっていた先導空気がクランク室内の上昇した圧力によってシリンダ室内に流入して、シリンダ10内に残留している燃焼ガスを排気ポート160に押し出す。ついで、クランク室内の混合気が、凹部28、掃気通路13を通ってシリンダ室内に流入する。そしてまた、ピストン40が下死点から上昇し始めることによって、クランク室内の圧力が低下し始めるとともに、掃気ポート130および排気ポート160が順次閉じ、上記サイクルを再び繰り返すことになる。
〔第2実施形態〕
図6には、本発明の第2実施形態に係る2サイクルエンジンの分解斜視図が示されている。なお、本実施形態以降においては、第1実施形態と同一部材および同一機能部位には同一符号を付し、本実施形態以降でのそれらの説明を省略または簡略化する。
図6には、本発明の第2実施形態に係る2サイクルエンジンの分解斜視図が示されている。なお、本実施形態以降においては、第1実施形態と同一部材および同一機能部位には同一符号を付し、本実施形態以降でのそれらの説明を省略または簡略化する。
本実施形態では、第1実施形態とは異なり、混合気通路5は、キャブマウント50の突部51から直接クランク室内に開口している点が特徴である。つまり、本実施形態での混合気通路5は、キャブマウント混合気通路55のみによって構成されているのである。また、キャブマウント50の突部51には、キャブマウント混合気通路55を開平するリードバルブ57が設けられており、このリードバルブ57は圧縮行程時にのみクランクケース内の負圧によって開かれ、混合気をクランクケース20内に引き入れる。従って、本実施形態のエンジン1はリードバルブ方式である。
このような本実施形態でも、前述した第1実施形態と同様な構成により、同様な作用効果を得ることができる。また、混合気通路5は、キャブマウント50から直接クランク室と連通するので、シリンダ10やクランクケース20に第1実施形態のようなシリンダ混合気通路15、クランクケース混合気通路25を設ける必要がなく、シリンダ10やクランクケース20の構造を簡素化できるうえ、混合気通路5内で圧力損失をなくすことができ、エンジン1の動作をより安定化させることができる。
〔第3実施形態〕
図7に示す第3実施形態のエンジン1では、空気通路4および混合気通路5のうちクランクケース20の肉厚部分を通る部位が、接続面26に開口した溝状部分と、これらの溝状部分を塞ぐシリンダ10の接続面17からなる壁状部分とで管状に形成される点が特徴である。そして、これらの管状部分がクランクケース空気通路24およびクランクケース混合気通路25となる。
このような本実施形態でも、キャブマウント50の各通路54,55とシリンダの各通路14,15とを連通接続できるので、前述した第1実施形態と同様な作用効果を得ることができるとともに、貫通孔を設ける場合に比べて構造がより簡素化されて製作を容易にできる。
図7に示す第3実施形態のエンジン1では、空気通路4および混合気通路5のうちクランクケース20の肉厚部分を通る部位が、接続面26に開口した溝状部分と、これらの溝状部分を塞ぐシリンダ10の接続面17からなる壁状部分とで管状に形成される点が特徴である。そして、これらの管状部分がクランクケース空気通路24およびクランクケース混合気通路25となる。
このような本実施形態でも、キャブマウント50の各通路54,55とシリンダの各通路14,15とを連通接続できるので、前述した第1実施形態と同様な作用効果を得ることができるとともに、貫通孔を設ける場合に比べて構造がより簡素化されて製作を容易にできる。
〔第4実施形態〕
図8に示す第4実施形態のエンジン1では、空気通路4のうち、クランクケース20の肉厚部分を通る部位が、キャブマウント50でのクランクケース20との接続面56に開口した溝状部分と、この溝状部分を覆うようにクランクケース20の開口23周りにフランジ状に設けられた壁状部分とで形成されている点が特徴である。
このような本実施形態でも、キャブマウント50側に設けられた溝状部分は、クランクケース20に設けられた壁状部分によって塞がれて管状になるので、前述した第3実施形態と同様な構成により、同様な効果を得ることができる。
図8に示す第4実施形態のエンジン1では、空気通路4のうち、クランクケース20の肉厚部分を通る部位が、キャブマウント50でのクランクケース20との接続面56に開口した溝状部分と、この溝状部分を覆うようにクランクケース20の開口23周りにフランジ状に設けられた壁状部分とで形成されている点が特徴である。
このような本実施形態でも、キャブマウント50側に設けられた溝状部分は、クランクケース20に設けられた壁状部分によって塞がれて管状になるので、前述した第3実施形態と同様な構成により、同様な効果を得ることができる。
〔第5実施形態〕
図9に示す第5実施形態のエンジン1は、リードバルブ方式のエンジンであり、キャブマウント50の外枠部52と各蓋部材60A,60Bとにわたって取り付けられてシリンダ10の外側にはわされたチューブ58が、キャブマウント空気通路54と掃気通路13とを直接連通接続している点が特徴である。すなわち、チューブ58は、その途中で分岐しており、キャブマウント空気通路54からの先導空気を各掃気通路13に送り込むことが可能になっている。
このような本実施形態でも、前述した第1実施形態と同様な構成により、同様な作用効果を得ることができるとともに、キャブマウント空気通路54はチューブ58を介して掃気通路13と直接連通するので、クランクケース20およびシリンダ10の肉厚部分に空気通路を設けることなく、空気通路4の構造がより簡素化されて製作が容易になる。
図9に示す第5実施形態のエンジン1は、リードバルブ方式のエンジンであり、キャブマウント50の外枠部52と各蓋部材60A,60Bとにわたって取り付けられてシリンダ10の外側にはわされたチューブ58が、キャブマウント空気通路54と掃気通路13とを直接連通接続している点が特徴である。すなわち、チューブ58は、その途中で分岐しており、キャブマウント空気通路54からの先導空気を各掃気通路13に送り込むことが可能になっている。
このような本実施形態でも、前述した第1実施形態と同様な構成により、同様な作用効果を得ることができるとともに、キャブマウント空気通路54はチューブ58を介して掃気通路13と直接連通するので、クランクケース20およびシリンダ10の肉厚部分に空気通路を設けることなく、空気通路4の構造がより簡素化されて製作が容易になる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記第5実施形態では、チューブ58がキャブマウント50と各蓋部材60A,60Bとに接続され、これによりキャブマウント空気通路54と掃気通路13とが連通されていたが、このようなチューブ58をクランクケース20と蓋部材60とを接続するようにしてクランクケース空気通路24と掃気通路13とを連通させたり、キャブマウント50とシリンダ10とを接続させるようにしてキャブマウント空気通路54とシリンダ空気通路14とを連通させてもよく、チューブ58をはわす形態はその実施にあたって任意に決められてよい。
例えば、前記第5実施形態では、チューブ58がキャブマウント50と各蓋部材60A,60Bとに接続され、これによりキャブマウント空気通路54と掃気通路13とが連通されていたが、このようなチューブ58をクランクケース20と蓋部材60とを接続するようにしてクランクケース空気通路24と掃気通路13とを連通させたり、キャブマウント50とシリンダ10とを接続させるようにしてキャブマウント空気通路54とシリンダ空気通路14とを連通させてもよく、チューブ58をはわす形態はその実施にあたって任意に決められてよい。
本発明は、クランクシャフトがクランクケースに一端のみで支持された層状掃気式の2サイクルエンジンとして、ブロワーや、刈払機、チェンソー等の携帯作業機などに利用できる。
1…2サイクルエンジン、4…空気通路、10…シリンダ、13…掃気通路、18…空気通路用中子孔、20…クランクケース、23…開口、30…クランクシャフト、50…キャブマウント、54…キャブマウント空気通路、58…チューブ、60A,60B…蓋部材、130…掃気ポート、131…掃気通路用中子孔、140…空気用吸気ポート。
Claims (6)
- クランクシャフトが片持ち状態でクランクケースに支持されている片持ち型の層状掃気2サイクルエンジンであって、
シリンダに設けられてシリンダ室とクランクケース内とを連通させる掃気通路と、
前記クランクケースに設けられたクランクシャフト組込用の開口を塞ぐとともに、キャブレタが取り付け可能に設けられたキャブマウントと、
前記キャブマウントに設けられた先導空気流通用のキャブマウント空気通路と前記掃気通路とを連通させる空気通路とを備えている
ことを特徴とする2サイクルエンジン。 - 請求項1に記載の2サイクルエンジンにおいて、
前記空気通路は、一体に組み立てられた前記キャブマウント、前記クランクケース、および前記シリンダの各肉厚部分を通るように連通している
ことを特徴とする2サイクルエンジン。 - 請求項2に記載の2サイクルエンジンにおいて、
前記クランクケースの肉厚部分での空気通路は、前記クランクケースおよび前記シリンダのうちの一方に設けられた溝状部分と、他方に設けられて前記溝状部分を覆う壁状部分とで形成されている
ことを特徴とする2サイクルエンジン。 - 請求項2または請求項3に記載の2サイクルエンジンにおいて、
前記クランクケースの肉厚部分での空気通路は、前記クランクケースおよび前記キャブマウントのうちの一方に設けられた溝状部分と、他方に設けられて前記溝状部分を覆う壁状部分とで形成されている
ことを特徴とする2サイクルエンジン。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の2サイクルエンジンにおいて、
前記シリンダには、前記掃気通路の前記シリンダ室内に開口した掃気ポートを形成するための掃気通路用中子孔が当該シリンダの外部に向けて開口して設けられ、かつ当該シリンダの肉厚部分での空気通路の前記シリンダ室内に開口した空気用吸気ポートを形成するための空気通路用中子孔が当該シリンダの外部に向けて開口して設けられ、
これら掃気通路用中子孔および空気通路用中子孔は互いに近接して設けられて1つの蓋部材で塞がれている
ことを特徴とする2サイクルエンジン。 - 請求項1に記載の2サイクルエンジンにおいて、
前記空気通路は、前記クランクケースおよびシリンダの外側にはわされたチューブを備えて形成されている
ことを特徴とする2サイクルエンジン。
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