JP2007161997A - 顆粒群およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】式(1)と式(2)で示される酸化防止剤を含む(1)及び(2)の合計100重量部に対する(2)の含有量が、3〜70重量部である顆粒群。
(R2−Y−S−C2H4CO2)m−Z (2)[式(1)において、R1はアルキル基、Xはn価のアルコール残基、nは1〜4の整数を表し、式(2)において、R2はアルキル基、Yは単結合又は−C2H4CO2−基、Zはm価のアルコール残基、mは1〜4の整数を表す。]
【選択図】なし
Description
フェノール系酸化防止剤は、通常、融点が100℃程度、メディアン径が5〜70μmの粉末であり、融解することがなく、ホッバーなどから流動性よくポリオレフィンに添加されるが、フェノール系酸化防止剤の粉末から生じる粉塵のためにポリオレフィンへの添加の際に防塵対策が必要であった。
このような状況下、フェノール系酸化防止剤の1種であるテトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシメチル〕メタンとステアリン酸塩などの制酸添加剤とを混合したのち、115℃に加熱して、該フェノール系酸化防止剤の一部を溶解した後、押出機で2.5mmのペレット状のフェノール系酸化防止剤および制酸添加剤を混合してなるペレットを製造する方法が特許文献1に開示されている。該ペレットはパラフィンなどのポリオレフィンには望ましくない結合剤を使用しない場合でも無塵であり、ポリオレフィンへの添加の際にも支障のないことが開示されている。
しかしながら、フェノール系酸化防止剤に予め100℃以上の熱を加えて得られるペレットを溶融混練して得られるポリオレフィンは、熱安定性がばらつくという問題があり、また、高価な押出機を用いて押出成形しなければならないという問題もあった。
本発明の目的は、ポリオレフィンなどのプラスチックに酸化防止剤などの添加剤類を加える際に、流動性に優れ、添加剤類から粉塵がほとんど発生することがなく、簡便な設備で製造することができ、しかも、得られるプラスチックの熱安定性は、ほとんど、ばらつくことがない、酸化防止剤を主成分とする添加剤類及びその製造方法を提供することである。
式(2)で示されるイオウ系酸化防止剤を3〜70重量部と式(1)で示されるフェノール系酸化防止剤とを含む混合物100重量部を40〜70℃の温度範囲で攪拌造粒する顆粒群の製造方法、である。
[式(2)において、R2は炭素数12〜18のアルキル基を表し、Yは単結合又は−C2H4CO2−基を表し、Zは炭素数5〜18のm価のアルコール残基を表し、mは1〜4の整数を表す。]
プラスチックの100重量部あたり、前記顆粒群の0.005〜5重量部を配合するプラスチックの安定化方法、である。
本発明で使用されるフェノール系酸化防止剤は、式(1)で示される化合物である。
フェノール系酸化防止剤(1)におけるR1としては、メチル基、t−ブチル基、t−ペンチル基およびt−オクチル基などが好ましく、メチル基およびt−ブチル基が特に好ましい。
フェノール系酸化防止剤(1)におけるXとしては、トリエチレングリコールの残基、ペンタエリスリトールの残基、又は3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5・5]ウンデカンの残基などが好ましく、特にペンタエリスリトールの残基、又は3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5・5]ウンデカンの残基が好ましい。フェノール系酸化防止剤(1)におけるnとしては、2又は4である場合が好ましい。
上記フェノール系酸化防止剤(1)の融点が220℃以下であると、プラスチックへの分散性が向上する傾向があり、70℃以上であると、高温下で保存して互着する場合を抑制する傾向があることから好ましい。
本発明における流動性指数とは、Carrの流動性指数であり、顆粒群の安息角度、圧縮度、スパチュラ角、および均一度または凝集度の4種類の値を測定し、それぞれに対して、多くの粉粒体で経験的に求められている最高25の指数を配点して、これらの合計指数(最高値は100、最低値は0)で示すものである[粉体工学会編、「粉体工学用語辞典」、第2版、日刊工業新聞社、2000年3月30日、p.56−p.57参照]。
イオウ系酸化防止剤(2)において、R2としては、ドデシル基、テトラデシル基又はオクタデシル基などが好ましい。mとしては、1又は4が好ましい。
イオウ系酸化防止剤(2)におけるZは、炭素数5〜18のm価のアルコール残基を表すが、アルコール残基とは、アルコールの水酸基から水素原子が脱離した基をいう。Zとしては、ドデシルアルコールの残基、テトラデシルアルコールの残基、オクタデシルアルコールの残基又はペンタエリスリトールの残基が好ましい。特に、イオウ系酸化防止剤(2)におけるYが単結合である場合は、R2がドデシル基であり、mが4であり、Zがペンタエリスリトール残基である化合物が好ましい。また、Yが−C2H4CO2−基である場合は、R2がドデシル基、テトラデシル基又はオクタデシル基であり、mが1であり、Zが上記R2に対応する炭素数12〜18のアルコール残基であることが好ましい。
3,3’−チオジプロピオン酸 ジ−n−ドデシル エステル、
3,3’−チオジプロピオン酸 ジ−n−テトラデシル エステル、
3,3’−チオジプロピオン酸 ジ−n−オクタデシル エステル、
テトラキス(3−ドデシルチオプロピオン酸)ペンタエリスリチル エステル
中でも、 3,3’−チオジプロピオン酸 ジ−n−ドデシル エステル、 3,3’−チオジプロピオン酸 ジ−n−テトラデシル エステル、 3,3’−チオジプロピオン酸 ジ−n−オクタデシル エステルが好ましい。
本発明の顆粒群が後述する添加剤を含む場合には、顆粒群100重量部に対し、イオウ系酸化防止剤(2)を8重量部以上混合すると、顆粒の製造時間が短縮されたり、加熱温度が低減される傾向があることからとりわけ好ましい。
また、本発明の顆粒群において、フェノール系酸化防止剤(1)及びイオウ系酸化防止剤(2)の合計100重量部に対するフェノール系酸化防止剤(1)の含有量は、通常、97〜3重量部である。
また、本発明の顆粒群とは、JIS−Z 8841(1993)10項 解説表1 造粒物の形状及び名称に記載の不規則形状の顆粒集合体を意味する。
また、本発明で用いられる添加剤の重量基準のメディアン径としては、0.1〜100μmの範囲であることが好ましく、0.5〜70μmの範囲であることが特に好ましい。
市販の添加剤をそのまま用いる場合は、予め公知の方法で好ましい重量基準のメディアン径に調整した後、使用することが好ましい。
[添加剤群:中和剤、滑剤、リン系酸化防止剤、ヒンダードアミン系光安定剤、紫外線吸収剤、金属石鹸、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、顔料、難燃剤、充填剤、及び、フェノール系酸化防止剤(1)以外のフェノール系酸化防止剤]
合成ハイドロタルサイト、天然ハイドロタルサイト、水酸化カルシウム等の中和剤;オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、ポリエチレンワックス等の滑剤;
4級アンモニウム塩型のカチオン界面活性剤、ベタイン型の両性界面活性剤、リン酸アルキル型のアニオン界面活性剤、第1級アミン塩、第2級アミン塩、第3級アミン塩、第4級アミン塩やピリジン誘導体等のカチオン界面活性剤、
硫酸化油、石鹸、硫酸化エステル油、硫酸化アミド油、オレフィンの硫酸化エステル塩類、脂肪アルコール硫酸エステル塩類、アルキル硫酸エステル塩、脂肪酸エチルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、琥珀酸エステルスルホン酸塩や燐酸エステル塩等のアニオン界面活性剤、
多価アルコールの部分的脂肪酸エステル、脂肪アルコールのエチレンオキサイド付加物、脂肪酸のエチレンオキサイド付加物、脂肪アミノまたは脂肪酸アミドのエチレンオキサイド付加物、アルキルフェノールのエチレンオキサイド付加物、多価アルコールの部分的脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物やポリエチレングリコール等のノニオン界面活性剤、カルボン酸誘導体やイミダゾリン誘導体等の両性界面活性剤等の帯電防止剤、又はこれらのうち、融点が70℃を越える帯電防止剤;
本発明の製造方法は、従来の押出成形とは異なり、1つの攪拌造粒機で混合及び顆粒化することができる。中でも、フェノール系酸化防止剤(1)、イオウ系酸化防止剤(2)及び必要に応じて添加剤を一括して投入した後、必要に応じて加温しながら、攪拌造粒する方法が簡便であることから好ましい。
攪拌造粒機の具体例としては、例えば、ハイスピードミキサー(攪拌転動造粒機)、ヘンシェルミキサー(高速攪拌造粒機)、バーティカルグラニュレーター、ファーママトリックス、スーパーミキサー、GRAL−グラル、シュギミキサー、ハイスピーダー、ニュースピードニーダ等の竪型ミキサーや、レディゲミキサー、スパルタンリューザー、ピンミキサー等の横型ミキサーなどが挙げられる。また、造粒のための攪拌翼とは異なり、粗大な造粒粒子の解砕・整粒に供するチョッパーと呼ばれる攪拌翼を具備していてもよい。
攪拌造粒機内部の壁面と接する翼端は、適宜、形状を設計してもよいが、実施例に用いたハイスピードミキサーの場合、中心部に向かって傾斜が付けられており、混合物が中心部に掬い上げられ、底部と壁面との隅に混合物が滞留しないようになっている。
混合終了後、酸化防止剤の劣化を抑制させる観点から、造粒温度より低い冷気、好ましくは、40℃より低い冷気を通気したり、冷却庫で保存するなどして冷却することが好ましい。
また、得られる顆粒の品質を安定させるために、篩によって大きい顆粒(例えば、5mm以上、好ましくは3mm以上)や小さい顆粒(例えば、0.1mm以下、好ましくは0.3mm以下、より好ましくは0.5mm以下)を除いてもよい。
プラスチックとしては熱可塑性樹脂が好ましく、中でもポリオレフィンが好ましい。
上記顆粒群の添加量は、好ましくは、プラスチック100重量部当り0.005〜5重量部の範囲であり、さらに好ましくは、0.01〜1重量部の範囲である。0.005重量部以上であるとプラスチックの熱安定性が向上する傾向があることから好ましく、5重量部以下であると、プラスチックの有する特性を損なわない傾向があり、添加剤のブリードを低減する傾向があることから好ましい。
実施例では,図1に示したように、竪型上すぼまり円筒形型容器1の底部に、回転軸を有した3枚羽根の攪拌翼2が設置され、側壁から水平方向にチョッパー3が設置されたハイスピードミキサーを使用した。酸化防止剤などの原料は、容器1の上部に設置された投入口(図示せず)から投入した。また、容器1にはライン(図示せず)から窒素が供給され、酸化防止剤の劣化を防ぐとともに、容器1から原料などが排出されないようにバグフィルタ5を設置した。冷却された顆粒は顆粒排出部6から取り出した。
重量基準のメディアン径はセイシン企業社製の全自動音波式ふるいロボットシフターRPS−85cを使用して、測定した。
(粉塵飛散率)
粉塵飛散率は、Dr.Hans Heubach GmbH & Co.KGで製作したダストメーター タイプIを使用した。測定方法は、試験材料を直径277.2mm、容量2.2Lのダスト形成ユニット内に入れて、36rpmで回転させ、15L/minの空気を通気し、通気量が500Lになった時点でフィルター上に生成した微粉量を計量し、用いた試験材料に対する重量%を求めた。
(流動性指数)
流動性指数は,ホソカワミクロン社製のパウダーテスターを使用して、嵩密度、安息角、スパチュラ角、均一度を測定し決定した(化学工学便覧改訂五版p.254)。
ハイスピードミキサー(深江パウテック社製、容量 10L)中に、751gのフェノール系酸化防止剤(1−1)及び751gのイオウ系酸化防止剤(2−1)を投入した。
投入後、攪拌羽根の回転数240rpm、チョッパー羽根の回転数2000rpmで3分間混合した。その後、攪拌羽根の回転数を400rpmまで上げて運転したところ、12分後に混合物の温度が45℃まで昇温した。この時点で攪拌を停止し、室温まで冷却した。標記のプラスチック用添加剤顆粒群aを1.5kg得た。
実施例1で用いた原料酸化防止剤(1−1)及び(2−1)の代わりに、表4に記載した実施例2〜6の各々に対応する原料を用い、実施例1と同様の操作を行って、顆粒群b〜fを製造した。造粒温度を表4に併せて記載した。
実施例1で用いた原料の代わりに、表4記載の比較例1に記載の原料を表4に記載の重量で混合し、実施例1と同様の操作を実施して顆粒化を試みたが、造粒することなく、添加剤混合物g(粉末状)を得た。
1000gのフェノール系酸化防止剤(1−1)と1000gのイオウ系酸化防止剤(2−1)を10Lのヘンシェルミキサーに投入後、攪拌羽根の回転数2400rpmで30秒間混合することによって混合物を得た。図2に記載のホッパー(H)より、30mmφの2軸押出し機(ナカタニ機械株式会社製)中に上記混合物を投入した。運転条件は、C1が35℃、C2が40℃、C3が40℃、C4が40℃、Aが47℃、Dが47℃、スクリューの回転数が40rpmで運転した。上記の条件で押出造粒したところ、直径4mmφのストランド状組成物が得られた。この組成物を、カッターを用いて約5mmの長さにカットして、添加剤円筒状ペレット群a’を得た。
尚、C1〜C4は図2で示された押出し機の加熱混合部(シリンダー部)の設定加熱温度を表す。Dは図2で示された押出し機のダイス部の設定加熱温度を表す。
実施例1〜6、比較例1及び参考例1で製造した顆粒群、混合物、円筒状ペレット群a〜g及びa’の重量基準のメディアン径とHeubach testにおける粉塵飛散率を測定し、その結果を表5に記載した。
粉塵飛散率が小さいほど、取り扱い時の粉塵飛散が少なくなるので、作業環境が改善されることを意味する。
したがって、本発明の顆粒群a〜fは、粉塵飛散率が小さく、作業環境が改善される。
実施例1〜6、比較例1及び2で各々製造した顆粒群a〜f、混合物g及び円筒状ペレット群a’のポリプロピレンに対する分散性を測定した。
また、顆粒群a〜f、混合物g、及び円筒状ペレット群a’をそれぞれ配合したポリプロピレン組成物の熱安定性を測定した。
1.4kgのポリプロピレン[MI=3(230℃,2,16kg・f)]と、0.7gのステアリン酸カルシウムと、1.05gのプラスチック用添加剤顆粒群(a)とをドライブレンドした。得られた混合物を、30mmφ単軸押出し機(田辺プラスチック社製)中にホッパーより投入した。次いで、押出し温度220℃、スクリュー回転数50rpmの条件で運転した。詳細な運転条件を以下に記す。
上記のペレットPP−1〜PP−4までの滞留MI値の測定は、次に記載する条件で行った。
滞留MI値は、小さい程、熱安定性に優れる。また、PP−1〜PP−4間の滞留MI値のバラツキ(標準偏差)が小さい程、ポリプロピレンへの分散性が良好であり、熱安定性が揃ったポリプロピレン組成物であることを意味する。
したがって、本発明の顆粒群a〜fは、ポリプロピレンへの分散性が良好であり、また、ポリプロピレンに対する熱安定性効果に優れることが分かる。さらに、本発明の顆粒群a〜fを配合したポリプロピレン組成物は、比較的均質であり熱安定性にも優れることが分かる。
2 攪拌翼
3 チョッパー
4 モーター
5 バグフィルター
6 顆粒排出部
(A) アダプター部
アダプター部の混合物最高温度測定位置
(B) 吐出口
(C) 加熱混合部
(C1)〜(C4) 加熱混合部の設定温度位置
(D) ダイス部
ダイス部の設定温度位置
(E) スクリューシリンダー
(H) 原料投入部
Claims (12)
- 式(1)で示されるフェノール系酸化防止剤と式(2)で示されるイオウ系酸化防止剤を含む顆粒からなる顆粒群であって、フェノール系酸化防止剤(1)及びイオウ系酸化防止剤(2)の合計100重量部に対するイオウ系酸化防止剤(2)の含有量が、3〜70重量部である顆粒群。
(R2−Y−S−C2H4CO2)m−Z (2)
[式(1)において、R1は炭素数1〜8のアルキル基を表し、Xはヘテロ原子及び/又は環状基を含んでいてもよい炭素数1〜18のn価のアルコール残基を表し、nは1〜4の整数を表し、
式(2)において、R2は炭素数12〜18のアルキル基を表し、Yは単結合又は−C2H4CO2−基を表し、Zは炭素数5〜18のm価のアルコール残基を表し、mは1〜4の整数を表す。] - 顆粒群に含まれる顆粒のメディアン径(重量基準)が、0.1〜5mmである請求項1記載の顆粒群。
- 顆粒群をHeubach testによって測定された粉塵飛散率が、1重量%以下である請求項1又は2に記載の顆粒群。
- 式(2)で示されるイオウ系酸化防止剤が、3,3’−チオジプロピオン酸 ジ−n−ドデシル エステル、3,3’−チオジプロピオン酸 ジ−n−テトラデシル エステルおよび3,3’−チオジプロピオン酸 ジ−n−オクタデシル エステルからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜3のいずれかに記載の顆粒群。
- 式(1)で示されるフェノール系酸化防止剤が、3,9−ビス[2−{3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5・5]ウンデカン、テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸] ペンタエリスリチル エステルおよびビス{3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオン酸}トリエチレングリコリル エステルからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜4のいずれかに記載の顆粒群。
- 中和剤、滑剤、リン系酸化防止剤、ヒンダードアミン系光安定剤、紫外線吸収剤、金属石鹸、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、顔料、難燃剤、充填剤、及び、式(1)で示されるフェノール系酸化防止剤以外のフェノール系酸化防止剤からなる添加剤群から選ばれる少なくとも一種の添加剤をさらに含有する請求項1〜5のいずれかに記載の顆粒群。
- 式(2)で示されるイオウ系酸化防止剤を3〜70重量部と式(1)で示されるフェノール系酸化防止剤とを含む混合物100重量部を40〜70℃の温度範囲で攪拌造粒する顆粒群の製造方法。
- 攪拌造粒機の内部に撹拌翼を有し、該撹拌翼の先端部と該攪拌造粒機内部の壁面とのクリアランスが30mm以下である攪拌造粒機で攪拌造粒する請求項7に記載の製造方法。
- プラスチックの100重量部に対して、請求項1〜6のいずれかに記載の顆粒群を0.005〜5重量部を配合してなるプラスチック組成物。
- プラスチックが熱可塑性樹脂である請求項9に記載の組成物。
- プラスチックがポリオレフィンである請求項10に記載の組成物。
- プラスチックの100重量部あたり、請求項1〜6のいずれかに記載の顆粒群の0.005〜5重量部を配合するプラスチックの安定化方法。
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