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JP2007152157A - 遠心機 - Google Patents

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JP2007152157A
JP2007152157A JP2005347133A JP2005347133A JP2007152157A JP 2007152157 A JP2007152157 A JP 2007152157A JP 2005347133 A JP2005347133 A JP 2005347133A JP 2005347133 A JP2005347133 A JP 2005347133A JP 2007152157 A JP2007152157 A JP 2007152157A
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JP
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rotor
motor
speed
signal
rotational speed
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Pending
Application number
JP2005347133A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takahashi
廣之 高橋
Takahiro Fujimaki
貴弘 藤巻
Hisanobu Ooyama
久延 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B9/00Drives specially designed for centrifuges; Arrangement or disposition of transmission gearing; Suspending or balancing rotary bowls
    • B04B9/10Control of the drive; Speed regulating

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  • Centrifugal Separators (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

【課題】本発明の目的は、ベルト駆動遠心機において、ベルトのすべり量が変動してもロータの回転速度を精度良く保ち、且つ最適なモータ制御を行うことである。
【解決手段】試料を入れて回転するロータと、該ロータを係合して回転する回転軸と、前記ロータおよび該回転軸を回転駆動するモータと、該モータの回転力を前記回転軸に伝達するベルトと、前記ロータの回転速度を検出するロータ速度検出手段と、前記モータの回転速度を検出するモータ速度検出手段と、前記モータを駆動制御する制御装置を有する遠心機において、
前記制御装置は、前記ロータ速度検出手段からの信号に基づいて前記ロータの回転速度を制御する信号を算出し、前記モータ速度検出手段からの信号と前記算出信号に基づいて前記モータを制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータの回転力をベルト等の動力伝達部材を介してロータに伝達するベルト駆動の遠心機に関するものである。
遠心機は、分離すべき試料をチューブやボトルを介して保持させたロータをモータ等の駆動装置によって高速に回転させることによって、ロータに保持された試料の分離、精製等を行うものである。ロータの回転速度は用途によって異なり、最高回転速度が数千回転(rpm)程度の比較的低速のものから、最高回転速度が15万回転(rpm)程度の高速のものまで、幅広い回転速度をもつ製品群が一般に提供されている。
遠心機は大別すると、床に固定して使用する床置き型と、作業台に設置して使用する卓上型の2つのタイプがある。通常の床置き型遠心機の場合、図10に示すように試料を保持するロータ1は駆動源となるモータ2の出力回転軸2a上に載置し、モータ2の回転力を出力軸2aを介してロータ1に直接伝達(直結駆動)させている。一方、卓上型の遠心機の場合、作業台に設置するため床置き型遠心機と同じ構成すなわち直結駆動としてしまうと、遠心機自体の高さが高くなり使い勝手が悪くなってしまう。そのため、本願出願人は、遠心機の高さを抑え使い勝手の向上を図るため、図11に示すようにロータ1をモータ2と直結させずモータ2をロータ1の横に配置し、モータ2の回転力をベルト11を介してロータ1に伝達し駆動させる所謂ベルト駆動型の遠心機を開発した。
図11に示す従来のベルト駆動遠心機200は、分離する試料を保持するロータ1と、ロータ1を載置するロータ回転軸9と、ロータ回転軸9に固定されるロータプーリ10bと、駆動源である出力軸2aを有する例えば誘導モータ2と、モータ2の出力軸2aに固定されるモータプーリ10aと、モータ2の回転速度を検出するモータ速度検出器3と、モータ2の回転力をロータ1に伝達するベルト11と、モータ速度検出器3の出力に基づきモータ2を制御する制御装置4と、制御装置4の出力に基づきモータ2を駆動するモータ駆動装置5と、ロータ1の目標回転速度や運転時間等の運転条件を入力する操作パネル6とを備えている。
従来のベルト駆動遠心機200の制御装置4は、図12に示すように、操作パネル6から入力されたロータ目標回転速度設定値とモータ速度検出器3によって検出した実際のモータ回転速度を入力し、そられの入力信号に基づいてモータ2への印加電圧Vと励磁周波数fを演算しモータ2を制御する。
図12において制御装置4は、操作パネル6から入力されたロータ目標回転速度設定値に応じてロータ1の目標回転速度Nrを出力するロータ目標回転速度出力部41と、ロータ目標回転速度Nrをモータ2の目標回転速度Nmに変換するモータ目標回転速度変換部45と、モータ目標回転速度Nmとモータ速度検出器3によって検出した実際のモータ回転速度Nmとを比較しその偏差Neを演算するモータ速度偏差演算部46と、偏差Neとモータ回転速度Nmに基づき印加電圧Vを演算する印加電圧演算部47と、モータ回転速度Nmに基づきモータ励磁周波数fを演算する励磁周波数演算部48とを備えている。
すなわち、モータ目標回転速度変換部45は、モータプーリ10aとロータプーリ10bの外径比に基づき、ロータ目標回転速度Nrをモータ目標回転速度Nmに変換する。すなわち式1によりモータ目標回転速度Nmを算出する。
Nm=Nr×Dr/Dm (式1)
ここで、Nmはモータ目標回転速度、Nrはロータ目標回転速度、Drはロータプーリ10bの外径、Dmはモータプーリ10aの外径である。
その後、モータ速度偏差演算部46はモータ目標回転速度Nmと実際のモータ回転速度Nmとを比較して偏差Ne(=Nm−Nm)を演算し、印加電圧演算部47はこの偏差Neとモータ回転速度Nmに基づいて周知のPID制御(演算)によってモータ印加電圧Vを算出する。励磁周波数演算部48はモータ回転速度Nmに基づきモータ励磁周波数fをモータ回転速度Nmの関数として算出する。従って、制御装置4はモータ速度検出器3によって検出した実際のモータ回転速度Nmのみに基づいて印加電圧Vと励磁周波数fを算出してモータ2を制御する。
一方、このようなベルト駆動遠心機においては、ベルト11にすべりが生じることが知られており、そのすべり量を検出する方法は、本出願人が先に出願した特許文献1に示されている。
特願2005−290890
ロータに保持した試料を正確に分離するためには、ロータの回転精度が重要なためロータの回転速度を監視する必要がある。しかしながら、従来のベルト駆動遠心機200においては、モータ2の回転速度Nmは検出しているもののロータ1の回転速度Nrは検出していないため、ロータ1の目標回転速度Nrからモータ2の目標回転速度Nmを算出し、このモータ目標回転速度Nmとモータ回転速度Nmに基づいて、すなわちモータ2の回転速度情報のみに基づいてロータ1の回転速度を制御している。また、ロータ1の回転速度は、式1を変形した式2によってモータ回転速度Nmから推定しなければならない。
Nr=Nm×Dm/Dr (式2)
ここで、Nrはロータ回転速度、Nmはモータ回転速度、Dmはモータプーリ10の外径、Drはロータプーリ10bの外径である。
ところが、上記したようにベルト駆動遠心機200は定常的に所定のすべりSを生じており、その値は例えば軽負荷すなわち使用するロータ1が小さい(軽い)ときには1%、重負荷すなわち使用するロータ1が大きい(重い)ときには5%と、負荷(使用するロータ)によって異なる。従って、式2を用いてロータ回転速度Nrを推定すると、ベルト11によるすべりSを考慮していないことになり負荷によって異なる誤差が発生し、ロータ1の回転速度を正確に制御できないという問題があった。
例えば、上記したベルト駆動遠心機200のように誘導モータを用いた場合、制御する項目は励磁周波数fと印加電圧Vの2項目があり、励磁周波数fはモータ2の回転速度Nmに実験的に定めた所定の比率を乗じた値すなわちモータ回転速度Nmの関数(f=g(Nm))として算出し、印加電圧Vはモータ目標回転速度Nmとモータ回転速度Nmの差分Neに応じて増減することになり、ロータ回転速度Nrには依存しない制御となり、ロータ1の回転速度を正確に制御できない。
また、モータ駆動装置5として汎用インバータを用いた場合、周知のV/f制御では図13に示すように励磁周波数fと印加電圧Vの比を一定にしてモータ制御するため、例えば強いトルクが必要な加速時と、出来るだけ低電力で使用したい整定(定速回転)時のどちらの場合にも、同じV/fとなり運転状態に合わせた最適な制御ができない。
一方、DCブラシレスモータを用いた場合も同様に、制御する項目はモータ2の回転子磁極の向きに対する固定子励磁の位相差すなわち進角θと、印加電圧Vの2項目があり、モータ回転速度Nmのみに依存した制御となってしまい、ロータ1の回転速度を正確に制御できないと共に、最適なモータ制御ができない。
従って、本発明は上記した課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ベルトのすべり量にかかわらずロータの回転速度を正確に制御すると共に、モータを最適に制御することにある。
上記した課題を解決するために、本発明となる遠心機は、試料を入れて回転するロータと、該ロータを係合して回転する回転軸と、前記ロータおよび該回転軸を回転駆動するモータと、該モータの回転力を前記回転軸に伝達するベルトと、前記ロータの回転速度を検出するロータ速度検出手段と、前記モータの回転速度を検出するモータ速度検出手段と、前記モータを駆動制御する制御装置を有し、前記制御装置は、前記ロータ速度検出手段からの信号に基づいて前記ロータの回転速度を制御する信号を算出し、前記モータ速度検出手段からの信号と前記算出信号に基づいて前記モータを制御する。
本発明によれば、ベルトのすべり量の変動にかかわらずロータの回転速度を精度良く保つことができ、且つ最適なモータ制御を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、繰返しの説明を省略する。また、上記背景技術と同一機能を有する部材についても、背景技術と同一の符号を付してある。
まず、本発明となるベルト駆動遠心機の全体構成について図1を用いて説明する。ベルト駆動遠心機100は、分離すべき試料を保持するロータ1と、一端にはロータ1が載置され他端にはロータプーリ10bが固定されるロータ回転軸9と、ロータ1に設けられたロータ信号発生器7から出力されるロータ1の回転速度信号を検出するロータ速度検出器8と、ロータ1の駆動源となりモータプーリ10aが固定されるモータ回転軸2aを有するモータ2と、モータプーリ10a及びロータプーリ10bに係合しモータ2の回転力をロータ1に伝達するベルト11と、モータ2の回転速度を検出するモータ速度検出器3と、ロータ1の目標回転速度や運転時間等の運転条件を入力する操作パネル6と、モータ3を制御する制御装置4と、制御装置4の制御信号に基づいてモータ3を駆動するモータ駆動装置5とを備えている。なお、ロータ信号発生器7はロータ回転速度信号を発生すると共に、ロータ1の種類情報すなわちロータ形名や許容最高回転速度等の信号を発生し、ロータ速度検出器8はロータ1の回転速度を検出すると共にロータ1の種類を判別する機能を有している。
次に、制御装置4の構成について図2を用いて説明する。制御装置4は、ロータ目標回転速度出力部41と、ロータ速度偏差演算部42と、印加電圧演算部43と、励磁周波数演算部44とを備えている。制御装置4には、操作パネル6から入力されたロータ目標回転速度設定値と、ロータ速度検出器8によって検出されたロータ1の実際の回転速度Nrと、モータ速度検出器3によって検出されたモータ2の実際の回転速度Nmが入力される。
ロータ目標回転速度出力部41はロータ目標回転速度設定値に応じてロータ目標回転速度Nrを出力する。ロータ速度偏差演算部42はロータ目標回転速度Nrと実際のロータ回転速度Nrを入力し、ロータ目標回転速度Nrとロータ回転速度Nrとの偏差Ne(=Nr−Nr)を演算する。
印加電圧演算部43は偏差Neと実際のモータ回転速度Nmを入力し、式3に示す周知のPID制御(演算)によりモータ2に印加する最適な電圧(印加電圧)Vを演算する。
=Vn−1+K・Ne+K・∫Ne・dt+K・dNe/dt (式3)
ここで、Vは今回の印加電圧、Vn−1は前回の印加電圧、Kは比例係数、Kは積分係数、Kは微分係数である。各係数K、K、Kはモータ回転速度Nmの関数として式4により算出される。
=g(Nm)、K=g(Nm)、K=g(Nm) (式4)
すなわちロータ回転速度Nrとモータ回転速度Nmに基づいて印加電圧Vを演算するため、モータ2を最適な電圧で制御できると共にロータ1の回転速度を正確に制御することができる。
励磁周波数演算部44は実際のモータ回転速度Nmを入力しモータ2の励磁周波数fをモータ回転速度Nmの関数として算出する。例えば加速及び整定時の励磁周波数fを示す図6のように、所定のモータ回転速度Nmまでは一定の励磁周波数fとし、それ以降は励磁周波数fをモータ回転速度Nmの関数として、モータ回転速度Nmに応じて予め定められたすべりSに対し周知の式5により演算する。図6に示すように励磁周波数fはモータ回転速度Nmに相当する周波数より高い値となる。
f=g(Nm)=1/(1−S)・Nm (式5)
ここで、fは励磁周波数、Sはすべり、Nmはモータ回転速度である。
次にモータ2の制御方法について図3のフローチャートを参照して説明する。まずステップ1において操作パネル6からロータ目標回転速度、運転時間等の運転条件を設定し、図示しないスタートスイッチを押すと、ステップ2において制御装置4の印加電圧演算部43及び励磁周波数演算部44はそれぞれ、図6に示すように初期印加電圧V及び初期励磁周波数fをモータ駆動装置5に出力しモータ2を駆動して遠心機100の運転を開始する。すなわちモータ2の回転力はモータ出力軸2aに固定されたモータプーリ10a、ベルト11、ロータプーリ10b、及びロータ回転軸9を介してロータ1に伝達され、遠心機100の運転を開始する。
運転開始後、ステップ3において、制御装置4はモータ速度検出器3及びロータ速度検出器8によって実際のモータ回転速度Nm及びロータ回転速度Nrをそれぞれ検出し、各回転速度を取り込む。また、ステップ1で設定したロータ目標回転速度設定値をロータ目標回転速度出力部41を介してロータ目標回転速度Nrとして入力する。
ステップ4において、ロータ速度偏差演算部42はロータ目標回転速度Nrとロータ回転速度Nrから偏差Ne(=Nr*−Nr)を算出する。その後、制御装置4はステップ5及びステップ6において印加電圧V及び励磁周波数fを算出する。
印加電圧Vはステップ5を示す図4の印加電圧演算部43の制御フローチャートに従って算出される。ステップ51において、印加電圧演算部43は、ステップ3で取り込まれたモータ速度検出器3によって検出したモータ回転速度Nmにより、現在のモータ回転速度Nmが所定値Nmを超えたか否かを判断する。ステップ51でNoの場合すなわち現在のモータ回転速度Nmが所定値Nm以下の場合はステップ52においてステップ2で予め決められている初期印加電圧Vをモータ駆動装置5に出力する。ステップ51でYesの場合すなわち現在のモータ回転速度Nmが所定値Nmを超えた場合は、ステップ53において上記した式4によりモータ回転速度Nmの関数として演算係数K、K、及びKを算出する。その後、ステップ54において、ステップ54で求めた演算係数K、K、及びKとステップ4でロータ速度偏差演算部42によって求めた偏差Neに基づき、上記した式3によりロータ回転速度Nrとモータ回転速度Nmに基づいてモータ2を駆動するのに最適な印加電圧Vを算出する。
一方、励磁周波数fはステップ6を示す図5の制御フローチャートに従って算出される。ステップ61において、ステップ3で取り込んだ現在のモータ回転速度Nmが所定値Nmを超えたか否かを判断する。ステップ61においてNoの場合すなわちモータ回転速度Nmが所定値Nm以下の場合はステップ62においてステップ2で予め決められている初期励磁周波数fをモータ駆動装置5に出力する。ステップ61においてYesの場合すなわちモータ回転速度Nmが所定値Nmを超えた場合は、ステップ63においてモータ回転速度Nmの関数として上記した式5により励磁周波数fを算出する。
従って、本発明に従うベルト駆動遠心機100は、ロータ1の回転速度Nrとモータ2の回転速度Nmをそれぞれ検出し、励磁周波数fはモータ回転速度Nm毎にすべりSを決定しておきモータ回転速度Nmの関数として算出し、印加電圧Vはロータ回転速度Nrの偏差Neとモータ回転速度Nmの両方の関数として算出する、すなわち、モータ2の回転速度Nmに対して印加する励磁周波数fを制御する一方で、ロータ速度偏差演算部42の出力に応じてトルクの増減すなわちモータ2の印加電圧を制御する。その結果、モータ回転速度Nmに基づいて励磁周波数fを算出した上で、周知のV/f制御のようにその比を一定にせずロータ回転速度Nrの偏差分を印加電圧Vにより調節することにより、ベルト11のすべり量の変動にかかわらず、ロータ1の回転速度を正確に制御できると共に、モータ2をロータ1の回転速度に応じた最適な印加電圧V及び励磁周波数fにより制御することができる。
また、本発明で使用するモータ2として誘導モータの場合について説明したが、DCブラシレスモータを使用した場合にも適用でき、図7に示すように、励磁周波数演算部44に代えて励磁位相演算部50を設け、モータ2の回転速度に応じた進角すなわちモータ内部回転子の磁力の向きに対する励磁位相θを制御する一方で、ロータ速度偏差演算部42の出力に応じてトルクの増減すなわちモータ2の印加電圧Vを制御するようにしても、誘導モータと同様に、ベルトのすべり量の変動にかかわらず、ロータ1の回転速度を正確に制御できると共に、モータ2をロータ1の回転速度に応じた最適な印加電圧V及び励磁周波数fにより制御することができる。ここで、励磁位相θは図8に示すように、遠心機の運転開始時すなわちモータ2の起動時は初期励磁位相θとし、その後は式6からモータ回転速度Nmの関数として算出することができる。
θ=g(Nm) (式6)
ここで、θは励磁位相、Nmはモータ回転速度である。
更に、図9に示すように、ロータ1と同じ回転速度で回転するロータ回転軸9に回転軸速度信号発生器12を設けると共に、回転軸速度信号発生器12からの速度信号を検出する回転軸速度検出器13を設け、ロータ1の回転速度の代わりに、ロータ回転軸9の回転速度を検出しても良い。
本発明の実施形態に係る遠心機の構成図 本発明の実施形態に係る遠心機のモータとして誘導モータを用いた制御装置の構成図 本発明の制御フローチャート 本発明の印加電圧の制御フローチャート 本発明の励磁周波数の制御フローチャート 本発明の励磁周波数とモータ回転速度との関係図 本発明の実施形態に係る遠心機のモータとしてDCブラシレスモータを用いた場合の制御装置の構成図 本発明の進角とモータ回転速度との関係図 本発明の第2の実施形態に係る遠心機の構成図 従来の直結駆動遠心機の構成図 従来のベルト駆動遠心機の構成図 従来のベルト駆動遠心機の制御装置の構成図 一般的なV/f制御を示す図
符号の説明
1:ロータ、 2:モータ、 3:モータ速度検出器、 4:制御装置、 5:駆動装置、 6:操作パネル、 7:ロータ信号発生器、 8:ロータ速度検出器、 9:ロータ回転軸、 10:プーリ、 11:ベルト、 41:ロータ目標回転速度出力部、 42:ロータ速度偏差演算部、 43:印加電圧演算部、 44:励磁周波数演算部、 50励磁位相演算部

Claims (6)

  1. 試料を入れて回転するロータと、該ロータを係合して回転する回転軸と、前記ロータおよび該回転軸を回転駆動するモータと、該モータの回転力を前記回転軸に伝達するベルトと、前記ロータの回転速度を検出するロータ速度検出手段と、前記モータの回転速度を検出するモータ速度検出手段と、前記モータを駆動制御する制御装置を有する遠心機において、
    前記制御装置は、前記ロータ速度検出手段からの信号に基づいて前記ロータの回転速度を制御する信号を算出し、前記モータ速度検出手段からの信号と前記算出信号に基づいて前記モータを制御することを特徴とする遠心機。
  2. 更に、前記ロータの目標回転速度を入力する操作パネルを有し、
    前記制御装置は、前記ロータ目標回転速度および前記ロータ速度検出手段からの信号、及び前記モータ速度検出手段からの信号を入力し、前記ロータ目標回転速度と前記ロータ速度検出手段からの信号に基づいて前記ロータの回転速度を制御する信号を算出するロータ速度偏差演算部と、該ロータ速度偏差演算部からの信号と前記モータ速度検出手段からの信号に基づいて前記ロータの印加電圧を制御する印加電圧演算部と、前記モータ速度検出手段からの信号に基づいて前記ロータの励磁周波数を制御する励磁周波数演算部とを有することを特徴とする請求項1記載の遠心機。
  3. 前記ロータの回転速度を制御する信号は、前記ロータ目標回転速度と前記ロータ速度検出手段からの信号の偏差であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遠心機。
  4. 前記モータは誘導モータであることを特徴とする請求項1又は2に記載の遠心機。
  5. 前記モータはDCブラシレスモータであることを特徴とする請求項1又は2に記載の遠心機。
  6. 試料を入れて回転するロータと、該ロータを係合して回転する回転軸と、前記ロータおよび該回転軸を回転駆動するモータと、該モータの回転力を前記回転軸に伝達するベルトと、前記回転軸の回転速度を検出する回転軸速度検出手段と、前記モータの回転速度を検出するモータ速度検出手段と、前記モータを駆動制御する制御装置を有する遠心機において、
    前記制御装置は、前記回転軸速度検出手段からの信号に基づいて前記ロータの回転速度を制御する信号を算出し、前記モータ速度検出手段の信号と前記算出信号に基づいて前記モータを制御することを特徴とする遠心機。

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