JP2007064841A - 電子部品試験装置用のキャリブレーションボード - Google Patents
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Abstract
【課題】コンタクト端子がハウジング内に入り込んでいるタイプのソケットを装着した電子部品試験装置のキャリブレーションを行うことを可能とするキャリブレーションボードを提供する。
【解決手段】ICのボールコンタクトをソケット50のコンタクト端子70に電気的に接触させてICのテストを行うための電子部品試験装置を校正する際に、ソケット50に搭載されるキャリブレーションボード80Aは、コンタクト端子70に電気的に接触する校正用端子81と、絶縁性部材から構成され、校正用端子81が設けられた基板86と、を備え、校正用端子81は、コンタクト端子70の形状に対応するように基板86からコンタクト端子70に向かって突出している球状部材85を有している。
【選択図】図11
【解決手段】ICのボールコンタクトをソケット50のコンタクト端子70に電気的に接触させてICのテストを行うための電子部品試験装置を校正する際に、ソケット50に搭載されるキャリブレーションボード80Aは、コンタクト端子70に電気的に接触する校正用端子81と、絶縁性部材から構成され、校正用端子81が設けられた基板86と、を備え、校正用端子81は、コンタクト端子70の形状に対応するように基板86からコンタクト端子70に向かって突出している球状部材85を有している。
【選択図】図11
Description
本発明は、半導体集積回路素子などの各種電子部品(以下、代表的にICとも称する。)をテストするための電子部品試験装置を校正する際に、ソケットのコンタクト端子に搭載される電子部品試験装置用のキャリブレーションボードに関する。
電子部品試験装置では、ハンドラ(Handler)により多数のICを搬送し、テストヘッドに装着されたソケットのコンタクト端子に各ICを電気的に接触させ、電子部品試験装置本体であるテスタ(Tester)によりICの試験を同時に行う。
このような電子部品試験装置は、試験の精度を一定の水準に維持するためにキャリブレーション(校正)が行われる。この電子部品試験装置のキャリブレーションでは、校正専用のキャリブレーションボードをテストヘッドに搭載し、このキャリブレーションボード上に設けられた所定の測定位置にプローブを当接させ、当該プローブに接続されたオシロスコープ等に出力された信号を調整することにより電子部品試験装置を校正する。
このようなキャリブレーションの手法として、テストヘッドからソケットを取り外してソケットボード上にキャリブレーションボードを搭載する方法や、テストヘッド上にソケットを実装した状態でキャリブレーションボードをソケットに搭載し、キャリブレーションボードの下面に形成されたパッドを、ソケットのコンタクト端子に電気的に接触させて行う方法(いわゆるHI−CAL)が知られている。後者の方法では、実際のテストに最も近い状態で電子部品試験装置のキャリブレーションを行うことができる。
一方で、ICの入出力端子とコンタクト端子との接触を安定させると共にICの入出力端子の損傷を抑えるソケットとして、ICの入出力端子より大きな直径を有する貫通穴が設けられたハウジングと、当該貫通穴に設けられ、対応する入出力端子の側部に接触するコンタクト端子と、を備えたものが従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなソケットでは、コンタクト端子がハウジング内に完全に入り込んでいるので、キャリブレーションボードのパッドを当該コンタクト端子に接触させることができず、ソケットを装着した状態で電子部品試験装置のキャリブレーションを行うことができない。
国際公開第2005/011069号パンフレット
本発明は、コンタクト端子がハウジング内に入り込んでいるタイプのソケットを装着した電子部品試験装置のキャリブレーションを可能とするキャリブレーションボードを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、被試験電子部品の入出力端子をソケットのコンタクト端子に電気的に接触させて、前記被試験電子部品のテストを行うための電子部品試験装置を校正する際に、前記ソケットに搭載されるキャリブレーションボードであって、前記コンタクト端子に電気的に接触する校正用端子と、絶縁性部材から構成され、前記校正用端子が設けられた基板と、を備え、前記校正用端子は、前記コンタクト端子の形状に対応するように前記基板から前記コンタクト端子側に向かって突出している突出部を有するキャリブレーションボードが提供される(請求項1参照)。
上記目的を達成するために、本発明によれば、被試験電子部品の入出力端子をソケットのコンタクト端子に電気的に接触させて、前記被試験電子部品のテストを行うための電子部品試験装置を校正する際に、前記ソケットに搭載されるキャリブレーションボードであって、前記コンタクト端子に電気的に接触する校正用端子と、絶縁性部材から構成され、前記校正用端子が設けられた基板と、を備え、前記校正用端子は、前記コンタクト端子の形状に対応するように前記基板から前記コンタクト端子側に向かって突出している突出部を有するキャリブレーションボードが提供される(請求項1参照)。
本発明では、コンタクト端子の形状に対応するように基板からコンタクト端子側に向かって突出した突出部を校正用端子に設ける。キャリブレーション時に、この突出部がハウジング内に入り込んでコンタクト端子に電気的に接触するので、ハウジング内にコンタクト端子が入り込んでいるタイプのソケットが装着された電子部品試験装置のキャリブレーションが可能となる。
上記発明においては特に限定されないが、前記校正用端子の突出部は曲面形状を有することが好ましい(請求項2参照)。これにより、試験時にコンタクト端子の先端に転移した半田を、キャリブレーション時にその曲面で削り取ることができるので、校正用端子とコンタクト端子を安定して接続することができる。
上記目的を達成するために、本発明によれば、被試験電子部品の入出力端子をソケットのコンタクト端子に電気的に接触させて、前記被試験電子部品のテストを行うための電子部品試験装置を校正する際に、前記コンタクト端子に搭載されるキャリブレーションボードであって、前記コンタクト端子に電気的に接触する校正用端子と、絶縁性部材から構成され、前記校正用端子が設けられた基板と、を備え、前記校正用端子は、前記基板から前記コンタクト端子側に向かって曲面状に突出している突出部を有するキャリブレーションボードが提供される(請求項3参照)。
基板からコンタクト端子に向かって突出した突出部を校正用端子に設けることにより、ハウジング内にコンタクト端子が入り込んでいるタイプのソケットが装着された電子部品試験装置のキャリブレーションが可能となる。また、突出部を曲面状にすることにより、試験時にコンタクト端子の先端に転移した半田を、キャリブレーション時にその曲面で削り取ることができるので、校正用端子とコンタクト端子を安定して接続することができる。さらに、ハウジング内にコンタクト端子が入り込んでいないタイプ(例えば、通常のポゴピンタイプ)に使用した場合にも、コンタクト端子の先端に転移した半田をその曲面で削り取ることができるので有効である。
上記発明においては特に限定されないが、複数の前記校正用端子は、前記ソケットのコンタクト端子の配列と実質的に同一の配列で前記基板に設けられていることが好ましい(請求項4参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記突出部は、前記基板上に設けられたパッドに接合された導電性の球状部材であることが好ましい(請求項5参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記校正用端子は、前記基板に貫通するように設けられた導電性のピンであり、前記突出部は、前記ピンの先端に形成され、前記基板から前記コンタクト端子に向かって突出している曲面部分であることが好ましい(請求項6参照)。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態における電子部品試験装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るキャリブレーションボードについて説明する前に、当該キャリブレーションボードが適用される、ハウジング内にコンタクト端子が入り込んだソケットが装着された電子部品試験装置について概説する。
電子部品試験装置1は、複数のボールコンタクト110から成るBGAユニットを有するIC100のテストを行う装置であり、図1に示すように、パターン発生部10、波形整形部20、ソケット50、及び、判定部30を備えている。
パターン発生部10は、例えば半導体メモリ等のIC100に記憶させるべき試験パターンを生成して、波形整形部20及びソケット50を介してIC100に当該試験パターンを供給する。また、パターン発生部10は、生成した試験パターンに応じてIC100が出力すべき期待値信号を生成し、これを判定部30に供給する。
波形整形部20は、試験パターンを整形して所定のタイミングでソケット50に供給する。ソケット50は、IC100に電気的に接続され、IC100と信号の授受を行う。また、ソケット50は、ソケットボード40を介して、波形整形部20及び判定部30に接続されている。ソケットボード40には、同時測定数に対応した数(例えば、4行8列に配置された32個)のソケット50が装着されており、複数のIC100と平行して信号の授受を行うことが可能となっている。
判定部30は、試験パターンに応じてIC100が出力する出力信号を、ソケット50を介して受け取り、出力信号と期待値信号との比較結果に基づいて、IC100の良否を判定する。
図2は図1に示す電子部品試験装置に用いられているソケットの全体斜視図、図3は図2のIII-III線に沿った断面図、図4は図2に示すソケットをハウジング表面側から見た貫通孔及びコンタクト端子の拡大平面図、図5及び図6は図2に示すソケットに用いられているコンタクト端子の断面図及び斜視図、図7はコンタクト端子にICのボールコンタクトが接触した状態におけるソケットの断面図である。
ソケット50は、図2〜図4に示すように、複数の貫通孔62が形成されたハウジング60と、IC100のボールコンタクト110に電気的に接触する複数のコンタクト端子70と、を有している。
ハウジング60においてBGAユニットと対向する側の表面には、BGAユニットを構成する複数のボールコンタクト110に対応するように、複数の貫通孔62が形成されている。また、ハウジング60の両側部には、ソケット50をソケットボード40に装着するための固定用穴61が形成されている。
各貫通孔62は、図3及び図4に示すように、ハウジング60の表面60aに開口した円形の開口部を有し、ハウジング60の表面60aから所定深さの略円錐状の孔と、当該円柱状の孔から延伸して設けられた略円柱状の孔と、から構成されている。
各貫通孔62の開口部は、ボールコンタクト110の直径よりも大きな直径を有しており、ボールコンタクト110の一部が貫通孔62における略円錐状の孔に進入することが可能となっている。
また、各貫通孔62の開口部の周縁全周が面取りされて面取り部62aが形成されている。これにより、ボールコンタクト110が貫通孔62とズレた状態で押圧された場合であっても、ボールコンタクト110が面取り部62aにより貫通孔62内に確実に案内されるので、ボールコンタクト110の損傷を低減することが可能となっている。
以上のような構成の複数の貫通孔62が、図2に示すように、垂直方向及び水平方向に沿って所定間隔でハウジング60に配置されている。
ハウジング60は、例えば、合成樹脂材料等の絶縁性材料から構成されている。そのため、各貫通孔62内にコンタクト端子70が設けられた際に、コンタクト端子70間を電気的に絶縁することが可能となっている。ハウジング60を構成する合成樹脂材料としては、例えばガラスエポキシ樹脂等を挙げることができる。
各コンタクト端子70は、ハウジング60に形成された複数の貫通孔62の内部にそれぞれ設けられている。このコンタクト端子70が、BGAユニットを構成する各ボールコンタクト110に接触することにより、IC100とソケット50とが電気的に接続される。
このコンタクト端子70は、図5及び図6に示すように、係止部71、ボール側接触部72、弾性部73、曲面部74及び終端部75を有している。
係止部71は、ハウジング60の裏面60bに係止され、コンタクト端子70の位置を固定する。例えば、ハウジング60の裏面60bには、図3に示すように、係止部71と嵌合するための嵌合溝63が設けられており、係止部71の一部をこの嵌合溝63に圧入することにより、ハウジング60に対してコンタクト端子70が固定される。
曲面部74は、ボールコンタクト110の側部111に接触する曲面を有する。曲面部74は、例えば、平面の導電板の一端を湾曲させた形状である。曲面部74は、ハウジング60からIC100に向かう方向に頂点74aを有しており、図4に示すように、この頂点74aが貫通孔62の開口部の中心より周縁側に位置するように、コンタクト端子70が貫通孔62に設けられている。これに対し、ハウジング60の表面60aと平行な面内における係止部71の位置は、開口部を中心として、曲面部74の頂点74aに対して反対側に設けられている。また、図3に示すように、ハウジング60からIC100に向かう方向における曲面部74の頂点74aの高さは、ハウジング60の表面60aよりも低くなっており、その結果として、コンタクト端子70がハウジング60内に完全に入り込んでいる。
弾性部73は、係止部71から曲面部74まで延伸するように設けられている。この弾性部73は、弾性復元力を有する弾性部材で形成されている。この弾性部73は、ボールコンタクト110により曲面部74に印加された押圧力に応じて弾性変形することにより、曲面部74を開口部の径方向に移動させることが可能となっている。
終端部75は、曲面部74から延伸して設けられている。また、係止部51には、ソケットボード40側に向かって突出したボード側接触部72が設けられている。このボード側接触部72は、係止部71のうちのハウジング60の裏面60bと略平行な領域に設けられ、ソケットボード40の端子41と接触することにより、ソケット50とソケットボード40とが電気的に接続される。
以上のような構成のソケット50を用いてIC100の試験を行う場合には、図7に示すように、先ず、IC100のボールコンタクト110が貫通孔62に進入し、次いで、当該ボールコンタクト110がコンタクト端子70の曲面部74を押圧すると、弾性部73が当該押圧力に応じて曲面部74を移動させ、ボールコンタクト110の側部111が曲面部74上を摺動しながら接触する。
ボールコンタクト110とコンタクト端子70とが接触する際にボールコンタクト110の側部111が曲面部74上を摺動するので、ボールコンタクト110の表面に形成された酸化膜等が除去され、ボールコンタクト110とコンタクト端子70との接続の信頼性を向上させることができる。
また、ボールコンタクト110とコンタクト端子70とが接触する際に、ボールコンタクト110を曲面部74上で摺動させることにより、接触に伴うボールコンタクト110の損傷を抑えることができる。
次に、本発明の実施形態に係るキャリブレーションボードについて説明する。
図8は本発明の第1実施形態に係るキャリブレーションボードをソケットに対向する側の面から見た斜視図、図9は図8のIX-IX線に沿った断面図、図10はフレームに保持された複数のキャリブレーションボードを示す平面図、図11は本発明の第1実施形態に係るキャリブレーションボードを用いて電子部品試験装置の校正を行っている様子を示す図、図12は本発明の第2実施形態に係るキャリブレーションボードを示す断面図、図13は本発明の第3実施形態に係るキャリブレーションボードを示す断面図である。
本発明の第1実施形態に係るキャリブレーションボード80Aは、上記に説明した電子部品試験装置1を校正する際にソケット50上に搭載されるボードであり、いわゆるHI−CALに用いられるボードである。このキャリブレーションボード80Aは、図8及び図9に示すように、ソケット50のコンタクト端子70に電気的に接触する複数の校正用端子81と、当該複数の校正用端子81が設けられた基板86と、から構成されており、複数の校正用端子81がソケット50のハウジング60に形成された貫通孔62の配列に対応するように基板86に配置されている。なお、図8は、キャリブレーションボード80Aをその裏面側から見た斜視図であり、実際のキャリブレーション時には、図8に示す状態からキャリブレーションボード80を反転させ、校正用端子81の球状部材85をソケット50に対向させる。
校正用端子81は、図9に示すように、基板86の上面に形成された金メッキから構成される上面パッド82と、基板86の下面に形成された金メッキから構成される下面パッド83と、基板86を貫通するように設けられ、上面パッド82と下面パッド83とを電気的に接続しているスルーホール84と、下面パッド83に接合された球状部材85と、から構成されている。
球状部材85は略半球形状を有しており、下面パッド83に接合され、基板86からコンタクト端子70側に向かって突出している。この球状部材85は、ソケット50のハウジング60に形成された貫通孔62の開口部の直径よりも小さな直径を有しており、キャリブレーションボード80Aがソケット50に搭載された際に、球状部材85が貫通孔62内に進入して、その側部85aでソケット50のコンタクト端子70に接触することが可能となっている。
この球状部材85は、金属材料等から成る半球状の導電性部材を核としてその外周に金メッキを施すことにより構成されており、球状部材85がコンタクト端子70に接触することにより、キャリブレーションボード80Aの校正用端子81とソケット50とが電気的に接続される。この球状部材85は、下面パッド83に半田ペーストを塗布し、その上に球状部材85を載置した後に、加熱して半田ペーストを溶融させることにより、下面パッド83に実装されている。なお、球状部材85と下面パッド83との接続は、導電性接着剤を適用する方法もある。
本発明の第2実施形態に係るキャリブレーションボード80Bとして、図12に示すように、校正用端子81を単一のピン87で構成しても良い。このピン87は曲面形状の先端部87aを有している。このピン87は、金属材料等の導電性材料から構成されており、その表面に金メッキが施されている。
このピン87は、基板86に形成された挿入孔86aに上方から圧入されており、ピン87の後端に形成された段差部87bが、挿入孔86aの上側開口部の周縁に係止している。このピン87の先端部87aは、基板86からコンタクト端子70側に向かって突出している。
本発明の第3実施形態に係るキャリブレーションボード80Cとして、図13に示すように、曲面形状の先端部88aを有する単一のピン88で校正用端子81が構成しても良い。本実施形態では、このピン88は基板86に形成された挿入孔86aに下方から圧入されており、曲面状の先端部88aの後端に形成された段差部88bが、挿入孔86aの下側開口部の周縁に係止している。このピン88の先端部88aも、基板86からコンタクト端子70側に向かって突出している。
図8及び図9に戻り、基板86は、合成樹脂材料等の絶縁性材料から構成されている。そのため、所定配列で基板86に設けられた複数の校正用端子82は、それらの間に位置している基板86により電気的に絶縁されている。基板86を構成する合成樹脂材料としては、例えばガラスエポキシ樹脂等を挙げることができる。
以上のような構成のキャリブレーションボード80Aは、図10に示すように、個々に独立して固定され、フレーム90に保持されている。本実施形態では、ソケットボード40に装着されたソケット50に対応するように、同時測定数分に対応した数(本実施形態では4行8列に配置された32個)のキャリブレーションボード80Aが、フレーム90に保持されており、当該フレーム90により32個のキャリブレーションボード80Aをソケット50に一括して搭載することが可能となっている。そしてキャリブレーションを行う専用のCALロボットによって、複数個のコンタクト端子70の測定が行われる。
本実施形態に係るキャリブレーションボード80Aを用いて電子部品試験装置1の校正を行う場合には、図11に示す概念図のように、先ず、キャリブレーションボード80Aをソケット50に搭載する。この際、校正用端子81の球状部材85がハウジング60の貫通孔62に進入し、次いで、当該球状部材85がコンタクト端子70の曲面部74を押圧して、弾性部73が当該押圧力に応じて曲面部74を移動させ、球状部材85の側部85aが曲面部74上を摺動しながら接触する。この接触により、キャリブレーション80Aの校正用端子81とソケット50のコンタクト端子70とが電気的に接続される。
校正用端子81とコンタクト端子70とが電気的に接続されたら、図11に示すように、キャリブレーションボード80Aの上面パッド82にプローブ210を当接させ、当該プローブ210に接続された波形測定装置(例えばオシロスコープ200)に出力される信号を監視して、所定の試験精度が確保されるように調整することにより、電子部品試験装置1のキャリブレーションを行う。なお、通常はCALロボットによって自動的に実行される。これにより、コンタクト端子70の曲面部74の位置におけるタイミングの正確なキャリブレーションや波形品質の検査が行われる。
以上のように、本実施形態では、キャリブレーションボード80Aの校正用端子81の先端を基板86から突出させることにより、ハウジング60内にコンタクト端子70が入り込んでいるタイプのソケット50を有する電子部品試験装置1のキャリブレーションを行うことが可能となる。
また、校正用端子81の先端を曲面形状とすることにより、校正用端子81とコンタクト端子70とが接触する際に球状部材85の側部85aが曲面部74上を摺動するので、コンタクト端子70に転移した半田が削り取られ、校正用端子81とコンタクト端子70を安定して接続することができる。
なお、本実施形態に係るキャリブレーションボード80Aは、ハウジング60内にコンタクト端子が入り込んでいないタイプ(例えば、通常のポゴピンタイプ)のソケットを有する電子部品試験装置のキャリブレーションにも適用することができ、この場合にも、ポゴピンの先端に転移した判断を削り取ることができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
1…電子部品試験装置
10…パターン発生部
20…波形整形部
30…判定部
40…ソケットボード
50…ソケット
60…ハウジング
62…貫通孔
70…コンタクト端子
80A〜80C…キャリブレーションボード
81…校正用端子
82…上面パッド
83…下面パッド
84…スルーホール
85…球状部材
85a…側部
86…基板
86a…挿入孔
87…ピン
87a…先端部
87b…段差部
88…ピン
88a…先端部
88b…段差部
100…IC
110…ボールコンタクト
200…オシロスコープ
210…プローブ
10…パターン発生部
20…波形整形部
30…判定部
40…ソケットボード
50…ソケット
60…ハウジング
62…貫通孔
70…コンタクト端子
80A〜80C…キャリブレーションボード
81…校正用端子
82…上面パッド
83…下面パッド
84…スルーホール
85…球状部材
85a…側部
86…基板
86a…挿入孔
87…ピン
87a…先端部
87b…段差部
88…ピン
88a…先端部
88b…段差部
100…IC
110…ボールコンタクト
200…オシロスコープ
210…プローブ
Claims (6)
- 被試験電子部品の入出力端子をソケットのコンタクト端子に電気的に接触させて、前記被試験電子部品のテストを行うための電子部品試験装置を校正する際に、前記ソケットに搭載されるキャリブレーションボードであって、
前記コンタクト端子に電気的に接触する校正用端子と、
絶縁性部材から構成され、前記校正用端子が設けられた基板と、を備え、
前記校正用端子は、前記コンタクト端子の形状に対応するように前記基板から前記コンタクト端子側に向かって突出している突出部を有するキャリブレーションボード。 - 前記校正用端子の突出部は曲面形状を有する請求項1記載のキャリブレーションボード。
- 被試験電子部品の入出力端子をソケットのコンタクト端子に電気的に接触させて、前記被試験電子部品のテストを行うための電子部品試験装置を校正する際に、前記コンタクト端子に搭載されるキャリブレーションボードであって、
前記コンタクト端子に電気的に接触する校正用端子と、
絶縁性部材から構成され、前記校正用端子が設けられた基板と、を備え、
前記校正用端子は、前記基板から前記コンタクト端子側に向かって曲面状に突出している突出部を有するキャリブレーションボード。 - 複数の前記校正用端子は、前記ソケットのコンタクト端子の配列と実質的に同一の配列で前記基板に設けられている請求項1〜3の何れかに記載のキャリブレーション用テストボード。
- 前記突出部は、前記基板上に設けられたパッドに接合された導電性の球状部材である請求項1〜4の何れかに記載のキャリブレーションボード。
- 前記校正用端子は、前記基板に貫通するように設けられた導電性のピンであり、
前記突出部は、前記ピンの先端に形成され、前記基板から前記コンタクト端子に向かって突出している曲面部分である請求項1〜4の何れかに記載のキャリブレーションボード。
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