JP2007054669A - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007054669A JP2007054669A JP2006328109A JP2006328109A JP2007054669A JP 2007054669 A JP2007054669 A JP 2007054669A JP 2006328109 A JP2006328109 A JP 2006328109A JP 2006328109 A JP2006328109 A JP 2006328109A JP 2007054669 A JP2007054669 A JP 2007054669A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- sound ray
- scanning
- sub
- code
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000523 sample Substances 0.000 claims abstract description 39
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 42
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 77
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 25
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 16
- 238000002604 ultrasonography Methods 0.000 description 9
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
- 239000013598 vector Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
【課題】フレームレート及び音線密度の少なくとも一方を向上する。
【解決手段】 超音波探触子と、1つの超音波画像を得るための走査面を音線方向の異なる2本の超音波ビームで並行して走査するべく前記超音波探触子を駆動する走査手段と、互いに干渉しないように各超音波ビームの位相を90゜異ならせる位相分割手段とを具備する。
【選択図】図17
【解決手段】 超音波探触子と、1つの超音波画像を得るための走査面を音線方向の異なる2本の超音波ビームで並行して走査するべく前記超音波探触子を駆動する走査手段と、互いに干渉しないように各超音波ビームの位相を90゜異ならせる位相分割手段とを具備する。
【選択図】図17
Description
本発明は、超音波スキャン方法および超音波診断装置に関し、さらに詳しくは、フレームレートおよび音線密度の少なくとも一方を向上することが出来る超音波スキャン方法および超音波診断装置に関する。
従来の超音波診断装置では、1つの超音波画像を得るための走査面を1つの超音波ビームで走査している。
また、n(≧2)個の符号の組からなる符号系列を構成する一つの符号で超音波ビームを変調して送信し且つ受信したエコー信号を復調することを同一音線について順に符号を変えながらn回繰り返してコンパウンド(compound)画像を得る符号励起法(Coded Excitation)が知られている。
また、同一音線について周波数を変えながらn回送受信を繰り返してコンパウンド画像を得る周波数コンパウンド法や、同一音線について位相を変えながらn回送受信を繰り返してコンパウンド画像を得る位相コンパウンド法や、同一部位について音線方向を変えながらn回送受信を繰り返してコンパウンド画像を得る空間コンパウンド法が知られている。
従来の超音波診断装置では、フレームレートを上げるために音線密度を粗くすれば空間分解能が低下し、空間分解能を上げるために音線密度を密にすればフレームレートが低下する問題点があった。
また、符号励起法や周波数コンパウンド法や位相コンパウンド法では、同一音線について送受信をn回繰り返すため、フレームレートが1/nに落ちてしまう問題点があった。
また、空間コンパウンド法では、同一部位について音線方向を変えながら送受信をn回繰り返すため、フレームレートが1/nに落ちてしまう問題点があった。
また、空間コンパウンド法では、同一部位について音線方向を変えながら送受信をn回繰り返すため、フレームレートが1/nに落ちてしまう問題点があった。
そこで、本発明の目的は、フレームレートおよび音線密度の少なくとも一方を向上することが出来る超音波スキャン方法および超音波診断装置を提供することにある。
第1の観点では、本発明は、1つの超音波画像を得るための走査面をm(≧2)面のサブ走査面に分割し、各サブ走査面を別個の超音波ビームで並行して走査すると共に、互いに干渉しないように各超音波ビームを変調して送信し且つ受信した各エコー信号を復調することを特徴とする超音波スキャン方法を提供する。
上記第1の観点による超音波スキャン方法では、並行して送信する超音波ビームや受信するエコー信号が干渉しないように変復調し、m(≧2)面のサブ走査面を並行して走査するから、フレームレートをm倍にするか、又は、音線密度をm倍に出来る。
上記第1の観点による超音波スキャン方法では、並行して送信する超音波ビームや受信するエコー信号が干渉しないように変復調し、m(≧2)面のサブ走査面を並行して走査するから、フレームレートをm倍にするか、又は、音線密度をm倍に出来る。
第2の観点では、本発明は、1つの超音波画像を得るための走査面を音線方向の異なるm(≧2)本の超音波ビームで並行して走査すると共に、互いに干渉しないように各超音波ビームを変調して送信し且つ受信した各エコー信号を復調することを特徴とする超音波スキャン方法を提供する。
上記第2の観点による超音波スキャン方法では、並行して送信する超音波ビームや受信するエコー信号が干渉しないように変復調し、音線方向の異なるm(≧2)本の超音波ビームで並行して走査するから、フレームレートをm倍にするか、又は、音線密度をm倍に出来る。
上記第2の観点による超音波スキャン方法では、並行して送信する超音波ビームや受信するエコー信号が干渉しないように変復調し、音線方向の異なるm(≧2)本の超音波ビームで並行して走査するから、フレームレートをm倍にするか、又は、音線密度をm倍に出来る。
第3の観点では、本発明は、上記構成の超音波スキャン方法において、n(≧m)個の符号の組からなる符号系列の一つの符号で超音波ビームを変調し且つエコー信号を復調することを順に符号を変えながら同一音線についてn回繰り返すと共に、並行して走査する超音波ビームでは互いに直交する符号を用いることを特徴とする超音波スキャン方法を提供する。
上記構成において、「符号が直交する」とは、2つの符号にそれぞれ対応する位相の差が“90゜”になるような2つの符号の関係または2つの符号にそれぞれ対応するベクトルの内積が“0”になるような2つの符号の関係を意味する。
上記第3の観点による超音波スキャン方法では、符号変調コンパウンド画像を得ることが出来ると共に、フレームレートをm倍にするか、又は、音線密度をm倍に出来る。
上記構成において、「符号が直交する」とは、2つの符号にそれぞれ対応する位相の差が“90゜”になるような2つの符号の関係または2つの符号にそれぞれ対応するベクトルの内積が“0”になるような2つの符号の関係を意味する。
上記第3の観点による超音波スキャン方法では、符号変調コンパウンド画像を得ることが出来ると共に、フレームレートをm倍にするか、又は、音線密度をm倍に出来る。
第4の観点では、本発明は、上記構成の超音波スキャン方法において、前記符号系列が、ゴーレイ符号系列であることを特徴とする超音波スキャン方法を提供する。
上記第4の観点による超音波スキャン方法では、ゴーレイ符号系列による符号変調コンパウンド画像を得ることが出来ると共に、フレームレートをm倍にするか、又は、音線密度をm倍に出来る。
上記第4の観点による超音波スキャン方法では、ゴーレイ符号系列による符号変調コンパウンド画像を得ることが出来ると共に、フレームレートをm倍にするか、又は、音線密度をm倍に出来る。
第5の観点では、本発明は、上記構成の超音波スキャン方法において、m=2,n=2であり、第1の超音波ビームでは(1,1),(1,−1)の符号をこの順に用い、第2の超音波ビームでは(1,−1),(1,1)の符号をこの順に用いることを特徴とする超音波スキャン方法を提供する。
上記第5の観点による超音波スキャン方法では、ゴーレイ符号系列による符号変調コンパウンド画像を得ることが出来ると共に、フレームレートを2倍にするか、又は、音線密度を2倍に出来る。
上記第5の観点による超音波スキャン方法では、ゴーレイ符号系列による符号変調コンパウンド画像を得ることが出来ると共に、フレームレートを2倍にするか、又は、音線密度を2倍に出来る。
第6の観点では、本発明は、上記構成の超音波スキャン方法において、m=4,n=4であり、第1の超音波ビームでは(1,1),(1,1),(1,−1),(1,−1)の符号をこの順に用い、第2の超音波ビームでは(1,−1),(1,−1),(1,1),(1,1)の符号をこの順に用い、第3の超音波ビームでは(−1,−1),(1,1),(1,−1),(−1,1)の符号をこの順に用い、第4の超音波ビームでは(1,−1),(−1,1),(1,1),(−1,−1)の符号をこの順に用いることを特徴とする超音波スキャン方法を提供する。
上記第6の観点による超音波スキャン方法では、ゴーレイ符号系列による符号変調コンパウンド画像を得ることが出来ると共に、フレームレートを4倍にするか、又は、音線密度を4倍に出来る。
上記第6の観点による超音波スキャン方法では、ゴーレイ符号系列による符号変調コンパウンド画像を得ることが出来ると共に、フレームレートを4倍にするか、又は、音線密度を4倍に出来る。
第7の観点では、本発明は、1つの超音波画像を得るための走査面を音線方向の異なるm(≧2)本の超音波ビームで並行して走査すると共に、互いに干渉しないように各超音波ビームの周波数帯域を異ならせることを特徴とする超音波スキャン方法を提供する。
上記第7の観点による超音波スキャン方法では、周波数コンパウンド画像を得ることが出来ると共に、フレームレートをm倍にするか、又は、音線密度をm倍に出来る。
上記第7の観点による超音波スキャン方法では、周波数コンパウンド画像を得ることが出来ると共に、フレームレートをm倍にするか、又は、音線密度をm倍に出来る。
第8の観点では、本発明は、1つの超音波画像を得るための走査面を音線方向の異なるm(≧2)本の超音波ビームで並行して走査すると共に、互いに干渉しないように各超音波ビームの位相を異ならせることを特徴とする超音波スキャン方法を提供する。
上記第8の観点による超音波スキャン方法では、位相変調コンパウンド画像を得ることが出来ると共に、フレームレートをm倍にするか、又は、音線密度をm倍に出来る。
上記第8の観点による超音波スキャン方法では、位相変調コンパウンド画像を得ることが出来ると共に、フレームレートをm倍にするか、又は、音線密度をm倍に出来る。
第9の観点では、本発明は、超音波探触子と、1つの超音波画像を得るための走査面をm(≧2)面に分割してなる各サブ走査面を別個の超音波ビームで並行して走査するべく前記超音波探触子を駆動する走査手段と、互いに干渉しないように各超音波ビームを変調して送信し且つ受信した各エコー信号を復調する変復調手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第9の観点による超音波診断装置では、前記第1の観点による超音波スキャン方法を好適に実施できる。
上記第9の観点による超音波診断装置では、前記第1の観点による超音波スキャン方法を好適に実施できる。
第10の観点では、本発明は、上記構成の超音波診断装置において、前記超音波探触子の振動子を前記各サブ走査面ごとに別個に割り当てる振動子割当手段を具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第10の観点による超音波診断装置では、超音波探触子の振動子を各サブ走査面ごとに別個に割り当てるため、回路段階での干渉を完全に抑えることが出来る。
上記第10の観点による超音波診断装置では、超音波探触子の振動子を各サブ走査面ごとに別個に割り当てるため、回路段階での干渉を完全に抑えることが出来る。
第11の観点では、本発明は、超音波探触子と、1つの超音波画像を得るための走査面を音線方向の異なるm(≧2)本の超音波ビームで並行して走査するべく前記超音波探触子を駆動する走査手段と、互いに干渉しないように各超音波ビームを変調して送信し且つ受信した各エコー信号を復調する変復調手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第11の観点による超音波診断装置では、前記第2の観点による超音波スキャン方法を好適に実施できる。
上記第11の観点による超音波診断装置では、前記第2の観点による超音波スキャン方法を好適に実施できる。
第12の観点では、本発明は、上記構成の超音波診断装置において、前記変復調手段は、n(≧m)個の符号の組からなる符号系列の一つの符号で超音波ビームを変調し且つエコー信号を復調することを順に符号を変えながら同一音線についてn回繰り返すと共に、並行して走査する超音波ビームでは互いに直交する符号を用いることを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第12の観点による超音波診断装置では、前記第3の観点による超音波スキャン方法を好適に実施できる。
上記第12の観点による超音波診断装置では、前記第3の観点による超音波スキャン方法を好適に実施できる。
第13の観点では、本発明は、上記構成の超音波診断装置において、前記符号系列が、ゴーレイ符号系列であることを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第13の観点による超音波診断装置では、前記第4の観点による超音波スキャン方法を好適に実施できる。
上記第13の観点による超音波診断装置では、前記第4の観点による超音波スキャン方法を好適に実施できる。
第14の観点では、本発明は、上記構成の超音波診断装置において、m=2,n=2であり、第1の超音波ビームでは(1,1),(1,−1)の符号をこの順に用い、第2の超音波ビームでは(1,−1),(1,1)の符号をこの順に用いることを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第14の観点による超音波診断装置では、前記第5の観点による超音波スキャン方法を好適に実施できる。
上記第14の観点による超音波診断装置では、前記第5の観点による超音波スキャン方法を好適に実施できる。
第15の観点では、本発明は、上記構成の超音波診断装置において、m=4,n=4であり、第1の超音波ビームでは(1,1),(1,1),(1,−1),(1,−1)の符号をこの順に用い、第2の超音波ビームでは(1,−1),(1,−1),(1,1),(1,1)の符号をこの順に用い、第3の超音波ビームでは(−1,−1),(1,1),(1,−1),(−1,1)の符号をこの順に用い、第4の超音波ビームでは(1,−1),(−1,1),(1,1),(−1,−1)の符号をこの順に用いることを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第15の観点による超音波診断装置では、前記第6の観点による超音波スキャン方法を好適に実施できる。
上記第15の観点による超音波診断装置では、前記第6の観点による超音波スキャン方法を好適に実施できる。
第16の観点では、本発明は、超音波探触子と、1つの超音波画像を得るための走査面を音線方向の異なるm(≧2)本の超音波ビームで並行して走査するべく前記超音波探触子を駆動する走査手段と、互いに干渉しないように各超音波ビームの周波数帯域を異ならせる周波数分割手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第16の観点による超音波診断装置では、前記第7の観点による超音波スキャン方法を好適に実施できる。
上記第16の観点による超音波診断装置では、前記第7の観点による超音波スキャン方法を好適に実施できる。
第17の観点では、本発明は、超音波探触子と、1つの超音波画像を得るための走査面を音線方向の異なる2本の超音波ビームで並行して走査するべく前記超音波探触子を駆動する走査手段と、互いに干渉しないように各超音波ビームの位相を90゜異ならせる位相分割手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第17の観点による超音波診断装置では、前記第8の観点による超音波スキャン方法を好適に実施できる。
上記第17の観点による超音波診断装置では、前記第8の観点による超音波スキャン方法を好適に実施できる。
本発明の超音波スキャン方法および超音波診断装置によれば、フレームレートおよび音線密度の少なくとも一方を向上することが出来る。
以下、図に示す実施形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
−第1の実施形態−
図1は、第1の実施形態に係る超音波診断装置100の構成図である。
この超音波診断装置100は、超音波探触子1と、超音波探触子1を駆動して所望の音線方向に送波パルスを送信する送信部2と、超音波探触子1で所望の音線方向からの超音波エコーを受信し音線信号を出力する受信部3と、送信部2および受信部3を制御するスキャンコントローラ4と、音線信号を処理してBモードデータなどを出力する信号処理部5と、Bモードデータなどから画像データを生成するDSC6と、画像データを基にした画像表示などを行うCRT7とを具備して構成されている。
図1は、第1の実施形態に係る超音波診断装置100の構成図である。
この超音波診断装置100は、超音波探触子1と、超音波探触子1を駆動して所望の音線方向に送波パルスを送信する送信部2と、超音波探触子1で所望の音線方向からの超音波エコーを受信し音線信号を出力する受信部3と、送信部2および受信部3を制御するスキャンコントローラ4と、音線信号を処理してBモードデータなどを出力する信号処理部5と、Bモードデータなどから画像データを生成するDSC6と、画像データを基にした画像表示などを行うCRT7とを具備して構成されている。
図2は、超音波探触子1および送信部2の詳細構成図である。
超音波探触子1は、コンベックス(convex)配列された多数の振動子1eと、振動子1eを選択して駆動するための第1セレクタ1aおよび第2セレクタ1bとを具備している。
第1セレクタ1aおよび第2セレクタ1bは、音線方向の変更に応じて図2の実線の位置から破線の位置まで1振動子ずつシフトしていく動作を循環的に繰り返す。
超音波探触子1は、コンベックス(convex)配列された多数の振動子1eと、振動子1eを選択して駆動するための第1セレクタ1aおよび第2セレクタ1bとを具備している。
第1セレクタ1aおよび第2セレクタ1bは、音線方向の変更に応じて図2の実線の位置から破線の位置まで1振動子ずつシフトしていく動作を循環的に繰り返す。
送信部2は、符号変調を行うための第1エンコーダ2aおよび第2エンコーダ2dと、所望の音線方向に送波パルスを送信するための第1ビームフォーマ2bおよび第2ビームフォーマ2eと、振動子1eを駆動するための第1パルサ2cおよび第2パルサ2fとを具備している。
図3は、超音波探触子1および受信部3の詳細構成図である。
受信部3は、振動子1eからの信号を増幅する第1プリアンプ3cおよび第2プリアンプ3fと、所望の音線方向からのエコー信号を受信するための第1ビームフォーマ3bおよび第2ビームフォーマ3eと、符号復調を行うための第1デコーダ3aおよび第2デコーダ3dとを具備している。
受信部3は、振動子1eからの信号を増幅する第1プリアンプ3cおよび第2プリアンプ3fと、所望の音線方向からのエコー信号を受信するための第1ビームフォーマ3bおよび第2ビームフォーマ3eと、符号復調を行うための第1デコーダ3aおよび第2デコーダ3dとを具備している。
図4に示すように、1つの超音波画像を得るための走査面Pは、2面のサブ走査面p1,p2に分割される。
第1サブ走査面p1は、第1セレクタ1aで選択される振動子1eにより形成される超音波ビームで走査される。
第2サブ走査面p2は、第2セレクタ1bで選択される振動子1eにより形成される超音波ビームで走査される。
第1サブ走査面p1は、第1セレクタ1aで選択される振動子1eにより形成される超音波ビームで走査される。
第2サブ走査面p2は、第2セレクタ1bで選択される振動子1eにより形成される超音波ビームで走査される。
第1サブ走査面p1では、第1エンコーダ2aが、第1回目の送信時はゴーレイ符号A1(1,1)で送波パルスを変調し、第1回目と同一音線についての第2回目の送信時はゴーレイ符号A2(1,−1)で送波パルスを変調する。また、変調に合わせて、第1デコーダ3aが、第1回目の受信時は符号(1,1)でエコー信号を復調(コンボリューション)し、第2回目の受信時は符号(−1,1)でエコー信号を復調し、第1回目の音線信号と第2回目の音線信号とを加算して第1サブ走査面音線信号を出力する。
なお、エンコード符号を時間反転した符号をデコード符号としているが、エンコード符号をそのままデコード符号とし且つ第1回目の音線信号と第2回目の音線信号の差を第1サブ走査面音線信号として出力してもよい。
なお、エンコード符号を時間反転した符号をデコード符号としているが、エンコード符号をそのままデコード符号とし且つ第1回目の音線信号と第2回目の音線信号の差を第1サブ走査面音線信号として出力してもよい。
第2サブ走査面p2では、第2エンコーダ2dが、第1回目の送信時はゴーレイ符号B1(1,−1)で送波パルスを変調し、第1回目と同一音線についての第2回目の送信時はゴーレイ符号B2(1,1)で送波パルスを変調する。また、これに合わせて、第2デコーダ3dが、第1回目の受信時は符号(−1,1)でエコー信号を復調し、第2回目の受信時は符号(1,1)でエコー信号を復調し、第1回目の音線信号と第2回目の音線信号とを加算して第2サブ走査面音線信号を出力する。
なお、エンコード符号を時間反転した符号をデコード符号としているが、エンコード符号をそのままデコード符号とし且つ第1回目の音線信号と第2回目の音線信号の差を第2サブ走査面音線信号として出力してもよい。
なお、エンコード符号を時間反転した符号をデコード符号としているが、エンコード符号をそのままデコード符号とし且つ第1回目の音線信号と第2回目の音線信号の差を第2サブ走査面音線信号として出力してもよい。
図5の(a)は、第1サブ走査面p1における第1回目の送信時の、ゴーレイ符号A1と、第1パルサ2cから出力される送波駆動信号と、振動子1eから送出される送波パルスとを示している。
図5の(b)は、第2サブ走査面p2における第1回目の送信時の、ゴーレイ符号B1と、第1パルサ2fから出力される送波駆動信号と、振動子1eから送出される送波パルスとを示している。
図5の(b)は、第2サブ走査面p2における第1回目の送信時の、ゴーレイ符号B1と、第1パルサ2fから出力される送波駆動信号と、振動子1eから送出される送波パルスとを示している。
図6の(a)は、第1サブ走査面p1における第2回目の送信時の、ゴーレイ符号A2と、第1パルサ2cから出力される送波駆動信号と、振動子1eから送出される送波パルスとを示している。
図6の(b)は、第2サブ走査面p2における第2回目の送信時の、ゴーレイ符号B2と、第1パルサ2fから出力される送波駆動信号と、振動子1eから送出される送波パルスとを示している。
図6の(b)は、第2サブ走査面p2における第2回目の送信時の、ゴーレイ符号B2と、第1パルサ2fから出力される送波駆動信号と、振動子1eから送出される送波パルスとを示している。
図7は、第1サブ走査面p1における第1回目のゴーレイ符号A1に対応するエコー信号と、第1デコーダ3aによる第1回目のデコーダ符号と、デコード結果の音線信号と、第1サブ走査面p1における第2回目のゴーレイ符号A2に対応するエコー信号と、第1デコーダ3aによる第2回目のデコーダ符号と、デコード結果の音線信号と、第1回目の音線信号と第2回目の音線信号とを加算してなる第1サブ走査面音線信号とを示す概念図である。
図7の第1サブ走査面音線信号を見れば判るように、ゴーレイ符号系列A1,A2によるパルス圧縮が行われている。
図7の第1サブ走査面音線信号を見れば判るように、ゴーレイ符号系列A1,A2によるパルス圧縮が行われている。
図8は、第2サブ走査面p2における第1回目のゴーレイ符号B1に対応するエコー信号と、第2デコーダ3dによる第1回目のデコーダ符号と、デコード結果の音線信号と、第2サブ走査面p2における第2回目のゴーレイ符号B2に対応するエコー信号と、第2デコーダ3dによる第2回目のデコーダ符号と、デコード結果の音線信号と、第1回目の音線信号と第2回目の音線信号とを加算してなる第2サブ走査面音線信号とを示す概念図である。
図8の第2サブ走査面音線信号を見れば判るように、ゴーレイ符号系列B1,B2によるパルス圧縮が行われている。
図8の第2サブ走査面音線信号を見れば判るように、ゴーレイ符号系列B1,B2によるパルス圧縮が行われている。
図9は、第2サブ走査面p2における第1回目のゴーレイ符号B1に対応するエコー信号と、第1デコーダ3aによる第1回目のデコーダ符号と、デコード結果の音線信号と、第2サブ走査面p2における第2回目のゴーレイ符号B2に対応するエコー信号と、第1デコーダ3aによる第2回目のデコーダ符号と、デコード結果の音線信号と、第1回目の音線信号と第2回目の音線信号とを加算してなる第1サブ走査面音線信号とを示す概念図である。
図9の第1サブ走査面音線信号を見れば判るように、打ち消されて“0”になっている。すなわち、第2サブ走査面p2でのエコー信号が第1サブ走査面p1でのエコー信号に干渉しないことが判る。
図9の第1サブ走査面音線信号を見れば判るように、打ち消されて“0”になっている。すなわち、第2サブ走査面p2でのエコー信号が第1サブ走査面p1でのエコー信号に干渉しないことが判る。
図10は、第1サブ走査面p1における第1回目のゴーレイ符号A1に対応するエコー信号と、第2デコーダ3dによる第1回目のデコーダ符号と、デコード結果の音線信号と、第1サブ走査面p1における第2回目のゴーレイ符号A2に対応するエコー信号と、第2デコーダ3dによる第2回目のデコーダ符号と、デコード結果の音線信号と、第1回目の音線信号と第2回目の音線信号とを加算してなる第2サブ走査面音線信号とを示す概念図である。
図10の第2サブ走査面音線信号を見れば判るように、打ち消されて“0”になっている。すなわち、第1サブ走査面p1でのエコー信号が第2サブ走査面p2でのエコー信号に干渉しないことが判る。
図10の第2サブ走査面音線信号を見れば判るように、打ち消されて“0”になっている。すなわち、第1サブ走査面p1でのエコー信号が第2サブ走査面p2でのエコー信号に干渉しないことが判る。
上記第1の実施形態に係る超音波診断装置100によれば、第1サブ走査面p1と第2サブ走査面p2を並行して走査し且つ並行して送信する超音波ビームや受信するエコー信号が互いに干渉しないから、従来と同じ音線密度ならフレームレートを2倍にでき、従来と同じフレームレートなら音線密度を2倍にできる。
なお、送信部2において、エンコーダ2a,2dをビームフォーマ2b,2eより後段に設けてもよい。また、受信部3において、デコーダ3a,3bをビームフォーマ3b,3eより前段に設けてもよい。
−第2の実施形態−
第2の実施形態に係る超音波診断装置の構成は図1と同様である。
但し、超音波探触子1は、第1〜第4のセレクタを持っている。また、送信部2は、第1〜第4のパルサ,第1〜第4のビームフォーマ,第1〜第4のエンコーダを持っている。また、受信部3は、第1〜第4のプリアンプ,第1〜第4のビームフォーマ,第1〜第4のデコーダを持っている。
第2の実施形態に係る超音波診断装置の構成は図1と同様である。
但し、超音波探触子1は、第1〜第4のセレクタを持っている。また、送信部2は、第1〜第4のパルサ,第1〜第4のビームフォーマ,第1〜第4のエンコーダを持っている。また、受信部3は、第1〜第4のプリアンプ,第1〜第4のビームフォーマ,第1〜第4のデコーダを持っている。
図11に示すように、1つの超音波画像を得るための走査面Pは、第1サブ走査面p1〜第4サブ走査面p4に分割される。
第1サブ走査面p1〜第4サブ走査面p4は、それぞれに対応する第1セレクタ〜第4セレクタで選択される振動子1eにより形成される超音波ビームで並行して走査される。
第1サブ走査面p1〜第4サブ走査面p4は、それぞれに対応する第1セレクタ〜第4セレクタで選択される振動子1eにより形成される超音波ビームで並行して走査される。
第1サブ走査面p1では、第1エンコーダが第1回目の送信時はゴーレイ符号A1(1,1)で送波パルスを変調し、第2回目の送信時はゴーレイ符号A2(1,1)で送波パルスを変調し、第3回目の送信時はゴーレイ符号A3(1,−1)で送波パルスを変調し、第4回目の送信時はゴーレイ符号A4(1,−1)で送波パルスを変調する。また、変調に合わせて、第1デコーダが、エンコード符号を時間反転したデコード符号でエコー信号を復調する。そして、第1回目の音線信号〜第4回目の音線信号を加算して第1サブ走査面音線信号を出力する。
第2サブ走査面p2では、第2エンコーダが第1回目の送信時はゴーレイ符号B1(1,−1)で送波パルスを変調し、第2回目の送信時はゴーレイ符号B2(1,−1)で送波パルスを変調し、第3回目の送信時はゴーレイ符号B3(1,1)で送波パルスを変調し、第4回目の送信時はゴーレイ符号B4(1,1)で送波パルスを変調する。また、変調に合わせて、第2デコーダが、エンコード符号を時間反転したデコード符号でエコー信号を復調する。そして、第1回目の音線信号〜第4回目の音線信号を加算して第2サブ走査面音線信号を出力する。
第3サブ走査面p3では、第3エンコーダが第1回目の送信時はゴーレイ符号C1(−1,−1)で送波パルスを変調し、第2回目の送信時はゴーレイ符号C2(1,1)で送波パルスを変調し、第3回目の送信時はゴーレイ符号C3(1,−1)で送波パルスを変調し、第4回目の送信時はゴーレイ符号C4(−1,1)で送波パルスを変調する。また、変調に合わせて、第3デコーダが、エンコード符号を時間反転したデコード符号でエコー信号を復調する。そして、第1回目の音線信号〜第4回目の音線信号を加算して第3サブ走査面音線信号を出力する。
第4サブ走査面p4では、第4エンコーダが第1回目の送信時はゴーレイ符号D1(1,−1)で送波パルスを変調し、第2回目の送信時はゴーレイ符号D2(−1,1)で送波パルスを変調し、第3回目の送信時はゴーレイ符号D3(1,1)で送波パルスを変調し、第4回目の送信時はゴーレイ符号D4(−1,−1)で送波パルスを変調する。また、変調に合わせて、第4デコーダが、エンコード符号を時間反転したデコード符号でエコー信号を復調する。そして、第1回目の音線信号〜第4回目の音線信号を加算して第4サブ走査面音線信号を出力する。
図12の(a)は第1回目の第1サブ走査面p1〜第4サブ走査面p4のエンコード符号であり、(b)は第2回目の第1サブ走査面p1〜第4サブ走査面p4のエンコード符号であり、(c)は第3回目の第1サブ走査面p1〜第4サブ走査面p4のエンコード符号であり、(d)は第1回目の第1サブ走査面p1〜第4サブ走査面p4のエンコード符号である。
上記第2の実施形態に係る超音波診断装置によれば、第1サブ走査面p1〜第4サブ走査面p4を並行して走査し且つ並行して送信する超音波ビームや受信するエコー信号が互いに干渉しないから、従来と同じ音線密度ならフレームレートを4倍にでき、従来と同じフレームレートなら音線密度を4倍にできる。
−第3の実施形態−
第3の実施形態に係る超音波診断装置の構成は図1と同様である。
第3の実施形態に係る超音波診断装置の構成は図1と同様である。
図13は、超音波探触子1および送信部2の詳細構成図である。
超音波探触子1は、コンベックス配列された多数の振動子1eを具備している。
送信部2は、符号変調を行うための第1エンコーダ2aおよび第2エンコーダ2dと、所望の音線方向に送波パルスを送信するための第1ビームフォーマ2gおよび第2ビームフォーマ2hと、第1ビームフォーマ2gおよび第2ビームフォーマ2hの両方からの入力の和で振動子1eを駆動するための2入力のパルサ2iとを具備している。
超音波探触子1は、コンベックス配列された多数の振動子1eを具備している。
送信部2は、符号変調を行うための第1エンコーダ2aおよび第2エンコーダ2dと、所望の音線方向に送波パルスを送信するための第1ビームフォーマ2gおよび第2ビームフォーマ2hと、第1ビームフォーマ2gおよび第2ビームフォーマ2hの両方からの入力の和で振動子1eを駆動するための2入力のパルサ2iとを具備している。
図14は、超音波探触子1および受信部3の詳細構成図である。
受信部3は、振動子1eからの信号を増幅するプリアンプ3iと、所望の音線方向からのエコー信号を受信するための第1ビームフォーマ3gおよび第2ビームフォーマ3hと、符号復調を行うための第1デコーダ3aおよび第2デコーダ3dとを具備している。
受信部3は、振動子1eからの信号を増幅するプリアンプ3iと、所望の音線方向からのエコー信号を受信するための第1ビームフォーマ3gおよび第2ビームフォーマ3hと、符号復調を行うための第1デコーダ3aおよび第2デコーダ3dとを具備している。
第3の実施形態に係る超音波診断装置は、第1の実施形態に係る超音波診断装置100のようなセレクタ1a,1bを持っていないため、第1エンコーダ2aによる符号変調と第2エンコーダ2dによる符号変調とが同じ送波パルスに加わることになる。しかし、第1ビームフォーマ2gによる音線方向と第2ビームフォーマ2hによる音線方向とが異なるため、各振動子1eにおいて第1エンコーダ2aによる符号変調と第2エンコーダ2dによる符号変調とに時間ズレがあり、完全に打ち消し合うことはない。また、受信側では、第1デコーダ3aおよび第2デコーダ3dにより、図7〜図10を参照して説明したように干渉が抑制される。よって、第3の実施形態に係る超音波診断装置でも、干渉なく2本の超音波ビームで並行して走査でき、従来と同じ音線密度ならフレームレートを2倍にでき、従来と同じフレームレートなら音線密度を2倍にできる。
なお、送信部2において、エンコーダ2a,2dをビームフォーマ2b,2eより後段に設けてもよい。また、受信部3において、デコーダ3a,3bをビームフォーマ3g,3hより前段に設けてもよい。
−第4の実施形態−
第4の実施形態に係る超音波診断装置の構成は図1と同様である。
第4の実施形態に係る超音波診断装置の構成は図1と同様である。
図15は、超音波探触子1および送信部2の詳細構成図である。
超音波探触子1は、コンベックス配列された多数の振動子1eを具備している。
送信部2は、第1周波数の搬送波を発振する第1発振器2jと、第2周波数の搬送波を発振する第2発振器2kと、所望の音線方向に第1周波数の搬送波の送波パルスを送信するための第1ビームフォーマ2gと、所望の音線方向に第2周波数の搬送波の送波パルスを送信するための第2ビームフォーマ2hと、第1ビームフォーマ2gおよび第2ビームフォーマ2hの両方からの入力の和で振動子1eを駆動するための2入力のパルサ2iとを具備している。
超音波探触子1は、コンベックス配列された多数の振動子1eを具備している。
送信部2は、第1周波数の搬送波を発振する第1発振器2jと、第2周波数の搬送波を発振する第2発振器2kと、所望の音線方向に第1周波数の搬送波の送波パルスを送信するための第1ビームフォーマ2gと、所望の音線方向に第2周波数の搬送波の送波パルスを送信するための第2ビームフォーマ2hと、第1ビームフォーマ2gおよび第2ビームフォーマ2hの両方からの入力の和で振動子1eを駆動するための2入力のパルサ2iとを具備している。
図16は、超音波探触子1および受信部3の詳細構成図である。
受信部3は、振動子1eからの信号を増幅するプリアンプ3iと、所望の音線方向からのエコー信号を受信するための第1ビームフォーマ3gおよび第2ビームフォーマ3hと、第1周波数を中心とする周波数帯域の信号のみを抽出するための第1周波数フィルタ3mと、第2周波数を中心とする周波数帯域の信号のみを抽出するための第2周波数フィルタ3nとを具備している。
受信部3は、振動子1eからの信号を増幅するプリアンプ3iと、所望の音線方向からのエコー信号を受信するための第1ビームフォーマ3gおよび第2ビームフォーマ3hと、第1周波数を中心とする周波数帯域の信号のみを抽出するための第1周波数フィルタ3mと、第2周波数を中心とする周波数帯域の信号のみを抽出するための第2周波数フィルタ3nとを具備している。
第4の実施形態に係る超音波診断装置では、周波数の違いによって干渉をなくした2本の超音波ビームで並行して走査でき、従来と同じ音線密度ならフレームレートを2倍にでき、従来と同じフレームレートなら音線密度を2倍にできる。
なお、受信部3において、周波数フィルタ3j,3kをビームフォーマ3g,3hより前段に設けてもよい。
−第5の実施形態−
第5の実施形態に係る超音波診断装置の構成は図1と同様である。
第5の実施形態に係る超音波診断装置の構成は図1と同様である。
図17は、超音波探触子1および送信部2の詳細構成図である。
超音波探触子1は、コンベックス配列された多数の振動子1eと、振動子1eを選択して駆動するための第1セレクタ1aおよび第2セレクタ1bとを具備している。
第1セレクタ1aおよび第2セレクタ1bは、音線方向の変更に応じて図17の実線の位置から破線の位置まで1振動子ずつシフトしていく動作を循環的に繰り返す。
超音波探触子1は、コンベックス配列された多数の振動子1eと、振動子1eを選択して駆動するための第1セレクタ1aおよび第2セレクタ1bとを具備している。
第1セレクタ1aおよび第2セレクタ1bは、音線方向の変更に応じて図17の実線の位置から破線の位置まで1振動子ずつシフトしていく動作を循環的に繰り返す。
送信部2は、第1搬送波を発振する発振器2mと、第1搬送波の位相を90゜シフトして第2搬送波とする位相シフタ2nと、所望の音線方向に送波パルスを送信するための第1ビームフォーマ2bおよび第2ビームフォーマ2eと、振動子1eを駆動するための第1パルサ2cおよび第2パルサ2fとを具備している。
図18は、超音波探触子1および受信部3の詳細構成図である。
受信部3は、振動子1eからの信号を増幅する第1プリアンプ3cおよび第2プリアンプ3fと、所望の音線方向からのエコー信号を受信するための第1ビームフォーマ3bおよび第2ビームフォーマ3eと、第1搬送波の位相およびその近傍の位相の信号のみを抽出するための第1位相フィルタ3mと、第2搬送波の位相およびその近傍の位相の信号のみを抽出するための第2位相フィルタ3nとを具備している。
受信部3は、振動子1eからの信号を増幅する第1プリアンプ3cおよび第2プリアンプ3fと、所望の音線方向からのエコー信号を受信するための第1ビームフォーマ3bおよび第2ビームフォーマ3eと、第1搬送波の位相およびその近傍の位相の信号のみを抽出するための第1位相フィルタ3mと、第2搬送波の位相およびその近傍の位相の信号のみを抽出するための第2位相フィルタ3nとを具備している。
第5の実施形態に係る超音波診断装置では、搬送波の位相の違いによって干渉をなくした2本の超音波ビームで並行して走査でき、従来と同じ音線密度ならフレームレートを2倍にでき、従来と同じフレームレートなら音線密度を2倍にできる。
なお、受信部3において、位相フィルタ3m,3nをビームフォーマ3g,3hより前段に設けてもよい。
−他の実施形態−
走査面を2以上のサブ走査面に明確に分けなくても、音線方向を異ならせると共に互いに干渉しないようにした2本以上の超音波ビームで並行して走査すれば、上述の実施形態と同じ効果が得られる。
走査面を2以上のサブ走査面に明確に分けなくても、音線方向を異ならせると共に互いに干渉しないようにした2本以上の超音波ビームで並行して走査すれば、上述の実施形態と同じ効果が得られる。
100 超音波診断装置
1 超音波探触子
2 送信部
3 受信部
4 スキャンコントローラ
5 信号処理回路
6 DSC
7 CRT
1 超音波探触子
2 送信部
3 受信部
4 スキャンコントローラ
5 信号処理回路
6 DSC
7 CRT
Claims (1)
- 超音波探触子と、1つの超音波画像を得るための走査面を音線方向の異なる2本の超音波ビームで並行して走査するべく前記超音波探触子を駆動する走査手段と、互いに干渉しないように各超音波ビームの位相を90゜異ならせる位相分割手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006328109A JP2007054669A (ja) | 2006-12-05 | 2006-12-05 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006328109A JP2007054669A (ja) | 2006-12-05 | 2006-12-05 | 超音波診断装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001385402A Division JP2003190161A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 超音波スキャン方法および超音波診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007054669A true JP2007054669A (ja) | 2007-03-08 |
Family
ID=37918611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006328109A Pending JP2007054669A (ja) | 2006-12-05 | 2006-12-05 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007054669A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2967488A4 (en) * | 2013-03-13 | 2016-11-23 | Jinhyoung Park | SYSTEM AND METHOD FOR PRODUCING AN IMAGE FROM A ROTATING INTRAVASCULAR ULTRASOUND DEVICE |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000041980A (ja) * | 1998-04-20 | 2000-02-15 | General Electric Co <Ge> | 超音波散乱体をイメ―ジングするためのシステム及び方法 |
-
2006
- 2006-12-05 JP JP2006328109A patent/JP2007054669A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000041980A (ja) * | 1998-04-20 | 2000-02-15 | General Electric Co <Ge> | 超音波散乱体をイメ―ジングするためのシステム及び方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2967488A4 (en) * | 2013-03-13 | 2016-11-23 | Jinhyoung Park | SYSTEM AND METHOD FOR PRODUCING AN IMAGE FROM A ROTATING INTRAVASCULAR ULTRASOUND DEVICE |
US10758207B2 (en) | 2013-03-13 | 2020-09-01 | Philips Image Guided Therapy Corporation | Systems and methods for producing an image from a rotational intravascular ultrasound device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN100475148C (zh) | 超声成像方法与超声成像设备 | |
JP5357815B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
WO2007099824A1 (ja) | 超音波診断装置及び超音波診断方法 | |
JP2005152628A (ja) | 複数のビームを送信する方法及び装置 | |
CN105120759A (zh) | 用于从旋转血管内超声设备产生图像的系统和方法 | |
JP4860945B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2013208295A (ja) | 超音波プローブおよびそれを備える超音波診断装置 | |
JP2006288679A5 (ja) | ||
US20210015459A1 (en) | Ultrasound system and method for controlling ultrasound system | |
JP5346496B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2007054669A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2014124400A (ja) | 超音波診断装置、超音波画像生成方法およびプログラム | |
JP2003190161A (ja) | 超音波スキャン方法および超音波診断装置 | |
JP6944048B2 (ja) | 超音波システムおよび超音波システムの制御方法 | |
EP3652560B1 (en) | An ultrasound probe and processing method | |
JP2004113693A (ja) | 超音波撮像装置及び超音波撮像方法 | |
JP2015521876A (ja) | 超音波イメージング | |
JP5493821B2 (ja) | 音波測定センサ | |
JP4583737B2 (ja) | 超音波画像生成方法および超音波診断装置 | |
JP2009131342A (ja) | 超音波診断装置 | |
JPH06339479A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2004195024A (ja) | 超音波診断装置 | |
WO2016152602A1 (ja) | 音響波画像生成装置およびその制御方法 | |
JPH07148167A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP4023904B2 (ja) | 超音波撮像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20061208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20091208 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100511 |