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JP2007050773A - ステアリング装置 - Google Patents

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JP2007050773A
JP2007050773A JP2005237562A JP2005237562A JP2007050773A JP 2007050773 A JP2007050773 A JP 2007050773A JP 2005237562 A JP2005237562 A JP 2005237562A JP 2005237562 A JP2005237562 A JP 2005237562A JP 2007050773 A JP2007050773 A JP 2007050773A
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cam surface
tightening
rolling element
steering device
mounting bracket
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Hirotada Yanagimoto
広忠 柳本
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NSK Ltd
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NSK Ltd
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Abstract

【課題】 クランプ操作時の操作レバーの操作力の変動を小さくしたカム面を有するステアリング装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明のステアリング装置では、第3のカム面616の形状を、ころ75中心の移動軌跡が、実質的にY=X1/2の関数の曲線になるようなカム面にした。これにより、従来の円弧状のカム面の場合に比較して、操作力の最大値が約35%軽減されると共に、操作レバー71のクランプ操作のほとんどの範囲で、操作力を一定に維持することが可能となる。
【選択図】 図8

Description

本発明はステアリング装置、特にテレスコピック位置調整機構またはチルト位置調整機構の内の少なくとも一方を備えた車両のためのステアリング装置に関する。
テレスコピック位置調整機構及びチルト位置調整機構は、それぞれ運転者の体型及び好みにあわせて、最も運転しやすい位置にステアリングホィールの前後方向位置、及び、傾斜角度を調整するための機構である。ステアリングホィールの前後方向位置、及び、傾斜角度の調整時には、一旦、それぞれのためのコラムクランプ装置がアンクランプ状態にされ、その状態で前後方向位置、及び、傾斜角度を調整したのち、再度クランプ状態にされる。
コラムをクランプするコラムクランプ装置では、操作レバーの操作力を大きなクランプ力に変換するための増力機構としてカムを使用しているが、カム面と操作レバーとの間に転動体を介することによって摩擦を軽減し、操作レバーを軽い力で操作できるようにしている。
このような転動体を使用したコラムクランプ装置として、特許文献1のステアリング装置がある。特許文献1のステアリング装置では、円筒形の転動体を使用している。そして、この転動体が転動するカム面は、締付け解除位置に形成されて、転動体の曲率半径と略同一の曲率半径を有する第1のカム面と、締付け位置に形成された平坦な第2のカム面と、第1のカム面と第2のカム面とを接続する円弧状の第3のカム面とから構成されている。
この第3のカム面が円弧状であると、操作レバーの操作角度によって操作レバーの操作力が一定せず、そのため、操作レバーの操作感が低下するという問題があった。
特開平10−328950号公報
本発明は、クランプ操作時の操作レバーの操作力の変動を小さくしたカム面を有するステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、車体に取付け可能な車体取付けブラケット、上記車体取付けブラケットにチルト位置又はテレスコピック位置の少なくともいずれか一方の位置が調整可能に支持されると共に、ステアリングホイールを装着したステアリングシャフトを回動可能に軸支したコラム、所望のチルト位置又はテレスコピック位置の少なくともいずれか一方の位置で上記車体取付けブラケットに上記コラムを締付けてクランプするために、上記車体取付けブラケット及びコラムに挿通された締付けロッド、上記締付けロッドの一端に支承され上記車体取付けブラケットの一側面を上記コラムに締付ける第1の締付け部材、上記締付けロッドの他端に支承され上記車体取付けブラケットの他側面を上記コラムに締付ける第2の締付け部材、上記締付けロッドの他端に上記第2の締付け部材に対向して回動可能に支承された回動部材、上記第2の締付け部材または回動部材のいずれか一方に回転可能に支承された転動体、及び、上記第2の締付け部材または回動部材のいずれか他方に設けられ、上記転動体が転動するカム面を備え、上記カム面が、締付け解除位置に形成されて、上記転動体の曲率半径と略同一の曲率半径を有する円弧状の第1のカム面と、締付け位置に形成された平坦な第2のカム面と、上記第1のカム面と第2のカム面とを接続し、転動体中心の移動軌跡を表す関数と、この移動軌跡を表す関数の導関数との積が一定となる第3のカム面とからなることを特徴とするステアリング装置である。
第2番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、Xを転動体中心の移動量、Yを転動体中心のリフト量としたとき、上記転動体中心の移動軌跡を表す関数が、実質的に下記の式によって表される関数であることを特徴とするステアリング装置である。
Y=X1/2
第3番目の発明は、第1番目または第2番目のいずれかの発明のステアリング装置において、上記転動体中心の移動軌跡が、上記転動体の半径よりも曲率半径が小さい区間を円弧形状で置き換えた形状であることを特徴とするステアリング装置である。
第4番目の発明は、第1番目または第2番目のいずれかの発明のステアリング装置において、上記転動体が円筒形であることを特徴とするステアリング装置である。
第5番目の発明は、第1番目または第2番目のいずれかの発明のステアリング装置において、上記コラムにはディスタンスブラケットが固定され、上記ディスタンスブラケットが上記車体取付けブラケットにチルト位置又はテレスコピック位置の少なくともいずれか一方の位置が調整可能に摺接し、上記締付けロッドは上記車体取付けブラケット及びディスタンスブラケットに挿通されていることを特徴とするステアリング装置である。
第6番目の発明は、第1番目または第2番目のいずれかの発明のステアリング装置において、上記回動部材は操作レバーに取付けられ、操作レバーを揺動することにより上記締付けロッドを中心として回動部材が操作レバーと共に回動することを特徴とするステアリング装置である。
本発明のステアリング装置では、転動体が転動するカム面を、締付け解除位置に形成されて、転動体の曲率半径と略同一の曲率半径を有する円弧状の第1のカム面と、締付け位置に形成された平坦な第2のカム面と、第1のカム面と第2のカム面とを接続し、転動体中心の移動軌跡を表す関数と、この移動軌跡を表す関数の導関数との積が一定となる第3のカム面とから構成している。従って、クランプ時の操作レバーの操作力の最大値が軽減されると共に、操作レバーのクランプ操作時のほとんどの範囲で、操作レバーの操作力を一定に維持することが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施例1及び実施例2を説明する。
図1は、本発明のステアリング装置101を車両に取り付けた状態を示す全体斜視図である。ステアリング装置101は、ステアリングシャフト102を回動自在に軸支している。ステアリングシャフト102には、その上端(車体後方側)にステアリングホイール103が装着され、ステアリングシャフト102の下端(車体前方側)には、ユニバーサルジョイント104を介して中間シャフト105が連結されている。
中間シャフト105にはその下端にユニバーサルジョイント106が連結され、ユニバーサルジョイント106には、ラックアンドピニオン機構等からなるステアリングギヤ107が連結されている。
運転者がステアリングホイール103を回転操作すると、ステアリングシャフト102、ユニバーサルジョイント104、中間シャフト105、ユニバーサルジョイント106を介して、その回転力がステアリングギヤ107に伝達され、ラックアンドピニオン機構を介して、タイロッド108を移動し、車輪の操舵角を変えることができる。
図2から図5はステアリング装置101のコラムクランプ部109を示し、図2は本発明の実施例1のコラムクランプ部109を示す一部を断面した正面図であり、締付け状態を示す。図3は図2のP矢視図である。図4は左側締付け部材単体を示す斜視図であり、(1)は正面図、(2)は背面図である。図5は左側締付け部材に形成された実施例1のカム面を示す拡大展開図である。
図本実施例では、チルト位置調整機構を有するステアリング装置のコラムクランプ部に適用した例を示す。
図2で、コの字型の車体取付けブラケット2が車体(図示せず)に取り付けられ、車体取付けブラケット2には左右の側板21、22が下方に延びて形成されている。側板21、22の内側には、ディスタンスブラケット3の側板31、32が挟み込まれ、ディスタンスブラケット3の左右の側板31、32の下方には、コラム4が溶接により取り付けられている。
コラム4には、ステアリングシャフト102(図1)が回動自在に軸支され、ステアリングシャフト102には、その車体後方側(上端)にステアリングホイール103(図1)が装着されている。
ディスタンスブラケット3の側板31、32には貫通孔311、312が形成され、この貫通孔311、312を丸棒状の締付けロッド5が貫通している。車体取付けブラケット2の側板21、22には、各々チルト用長溝211、221が形成され、このチルト用長溝211、221を締付けロッド5が貫通して、左右に延びている。
締付けロッド5の左側には、左側締付け部材(第2の締付け部材)61、操作レバー(回動部材)71がこの順に外嵌し、操作レバー71の左側面711には、締付けロッド5左端のフランジ52が当接している。
締付けロッド5の右側には、右側締付け部材(第1の締付け部材)62、スラストベアリング63がこの順に外嵌している。締付けロッド5の右端には雄ネジ51が形成され、この雄ネジ51にねじ込まれたナット64によって、スラストベアリング63を介して右側締付け部材62を側板22に適度の締付け力で締付けている。
車体取付けブラケット2の左側の側板21には、左側締付け部材61側に突出するガイド突起212がチルト用長溝211の両側に一体的に形成され、左側締付け部材61の右側面613に形成されたガイド溝611にガイド突起212が嵌合して、左側締付け部材61を図2の上下方向(矢印Q方向)に案内している。
従って、コラムクランプ部109が締付け解除状態の時には、コラム4と一体のディスタンスブラケット3は、チルト用長溝211、221に沿って、締付けロッド5と共に矢印Q方向に移動可能である。この矢印Q方向のディスタンスブラケット3の移動によって、ステアリングホイール103の傾斜角度の調整を行うことができる。
図2に示すように、操作レバー(回動部材)71には、締付けロッド5に外嵌する貫通孔73が形成されて、締付けロッド5が適度な嵌合で貫通すると共に、この貫通孔73の周囲には矩形部72が形成されて、締付けロッド5を中心として操作レバー71が揺動する。
貫通孔73の左右には、貫通孔73の軸心に対して点対称の位置に、矩形溝74、74が形成され、この矩形溝74、74内に、中空円筒形のころ(転動体)75、75が隙間を空けて挿入されている。ころ75、75の軸心にはピン76、76が圧入され、このピン76、76の両端が、操作レバー71に形成されたピン溝77、77に回動可能に軸支されている。
図4及び図5に、左側締付け部材(第2の締付け部材)61の詳細な形状を示す。左側締付け部材61には、その中心部に円形の貫通孔612が形成され、この貫通孔612を図2に示す締付けロッド5が貫通している。
左側締付け部材61の左側面614には、ころ75、75が転動するカム面が形成されている。平坦な左側面614には、貫通孔612の軸心に対して点対称の位置に、断面が円弧状の第1のカム面615、615が形成されている。第1のカム面615、615は、平坦な左側面614から凹状に陥没して形成されている。第1のカム面615、615の曲率半径rは、ころ75、75の曲率半径rと略同一に形成されている。
ころ75、75が第1のカム面615、615に落ち込んだ位置(図5の位置P1)が、操作レバー71を締付け解除側に揺動させた時の締付け解除位置である。また、ころ75が第1のカム面615、615から出て、平坦な左側面(第2のカム面)614に完全に乗り上げた位置(図5の位置P2、及び図2、図3の状態)が、操作レバー71を締付け側に揺動させた時の締付け位置である。
第1のカム面615、615の時計方向周りの端部には、第1のカム面615、615と左側面(第2のカム面)614とを接続する第3のカム面616が形成されている。第3のカム面616は、貫通孔612(締付けロッド5)の軸心からの半径方向の距離R(図4参照)に比例して、第1のカム面615と第2のカム面614とを接続する長さが長く形成されている。
ステアリングホイール103の傾斜角度の調整を行う時の、コラムクランプ部109の操作と動作について説明する。ころ75、75が図5の締付け解除位置P1に位置している状態では、ころ75、75が左側締付け部材61の第1のカム面615、615内に落ち込んでいる。従って、締付けロッド5が図2の右側に移動し、左側締付け部材61、右側締付け部材62が車体取付けブラケット2の側板21、22を締付ける力が解除されている。
この状態で、チルト用長溝211、221に沿って締付けロッド5を矢印Q方向(図2参照)に移動する。締付けロッド5の移動により、締付けロッド5の両端に装着された左側締付け部材61、操作レバー71、右側締付け部材62、スラストベアリング63、ナット64、及びディスタンスブラケット3と一体のコラム4が矢印Q方向に移動し、ステアリングホイール103の傾斜角度を所望の位置に調整することができる。
ステアリングホイール103の傾斜角度の調整が完了すると、操作レバー71を図3で時計方向に揺動する。操作レバー71の揺動に伴って、操作レバー71と共にころ75、75が、締付けロッド5の軸心を中心として時計方向に公転(回動)する。操作レバー71の揺動に伴い、ころ75、75はピン76、76を中心として自転(回転)しながら、第1のカム面615、615から、第3のカム面616、616を通って、締付け位置P2に位置する第2のカム面614に移動する。
従って、ころ75は、第2のカム面614と第1のカム面615との間の高さの差(リフト量)だけ、左側締付け部材61に対して図2の左方向に移動する。ころ75、75が締付け位置P2に位置する第2のカム面614に移動すると、ころ75、75は左側締付け部材61を車体取付けブラケット2の側板21に押し付ける。図2で、ころ75に作用する左方向への反力により、操作レバー71が締付けロッド5のフランジ52を左方向に押す。
そのため、締付けロッド5が左方向へ押され、ナット64、スラストベアリング63を介して右側締付け部材62が車体取付けブラケット2の側板22に押し付けられる。この結果、側板21、22の間にディスタンスブラケット3が強く挟み込まれ、コラム4の車体取付けブラケット2に対するクランプ動作が強固に行われる。
図6は第3のカム面616ところ75との間に作用する力を示すモデル図である。このモデル図で、ころ75に加わる操作レバー71の操作力をfhand、締付けロッド5を図2の左方向へ押す時にころ75に加わる力をf、ころ75の中心をO、ころ75と第3のカム面616との接点をA、直線OAと力fとの間の角度をθとすると、ころ75に作用する力の釣り合いから、
handcosθ=fsinθ
となるので、
hand=ftanθ
となる。
ころ75中心の移動軌跡を表す関数をgとすれば、関数gの導関数g´は、
g´=tanθ
であるから、
hand=fg´
となる。
図3に示すように、締付けロッド5の軸心からころ75の中心までの距離をLroll、締付けロッド5の軸心から操作レバー71の操作位置までの距離をLhand、操作レバー71に実際に加える操作力をFhandとすれば、
hand=Fhand・(Lhand/Lroll
となるので、
hand=(Lroll/Lhand)・fhand
となる。
また、ころ75、ピン76、締付けロッド5等の、クランプ動作時に力が加わる部分のばね定数をk、ころ75の数をn(実施例ではn=2)とすれば、締付けロッド5を図2の左方向へ押す時にころ75に加わる力fは、
=k・g/n
となる。
従って、
hand=(Lroll/Lhand)・(k・g/n)・g´
が求められる。
この式で、g・g´が一定であれば、残りの係数は全て定数なので、Fhandは一定の値に維持されることになる。
従って、g・g´が一定となる関数gは、ころ75中心の移動量(ころ75が操作レバー71と共に、締付けロッド5の軸心を中心として公転する距離)をX、ころ75中心のリフト量をYとすれば、
Y=X1/2
となる。
この関数、Y=X1/2は、放物線を表す関数、Y=XのY≧0の部分を表す関数である。従って、第3のカム面616の形状を、ころ75中心の移動軌跡が、実質的に関数Y=X1/2で表される形状になるように形成すれば、操作レバー71を操作するのに必要な操作力Fhandは一定となる。
図7は、第3のカム面616の形状が従来の円弧状のカム面の場合のデータBと、ころ75中心の移動軌跡が、Y=X1/2の関数の曲線になるようなカム面の場合のデータAについて、ころ75中心の移動軌跡(ころ75中心の移動量Xと、ころ75中心のリフト量Yとの関係)を示すグラフである。
また、図8は、第3のカム面616の形状が従来の円弧状のカム面の場合のデータBと、ころ75中心の移動軌跡が、Y=X1/2の関数の曲線になるようなカム面の場合のデータAについて、操作レバー71の操作力(ころ75中心の移動量比と操作レバー71の操作力比との関係)を示すグラフである。
すなわち、図8に示すように、第3のカム面616の形状を、ころ75中心の移動軌跡が、実質的にY=X1/2の関数の曲線になるようなカム面にすれば、従来の円弧状のカム面の場合に比較して、操作力の最大値が約35%軽減される。また、操作レバー71のクランプ操作のほとんどの範囲で、操作力を一定に維持することが可能となる。
図9は、第3のカム面616の形状が従来の円弧状のカム面の場合のデータBと、実施例2の形状のカム面の場合のデータCについて、操作レバー71の操作力(ころ75中心の移動量比と操作レバー71の操作力比との関係)を示すグラフである。
実施例2は、ころ75中心の移動軌跡が、実施例1のY=X1/2の関数の曲線になるように第3のカム面616を形成すると共に、このY=X1/2の関数の曲線のうち、ころ75の半径よりも曲率半径が小さい区間を円弧形状で置き換えた形状にした例である。
すなわち、図9に示すように、第3のカム面616の形状を、ころ75中心の移動軌跡が、実質的にY=X1/2の関数の曲線になるようなカム面にし、ころ75の半径よりも曲率半径が小さい区間を円弧形状で置き換えた形状すれば、従来の円弧状のカム面の場合に比較して、操作力の最大値が約20%軽減される。また、操作レバー71のクランプ操作の広い範囲で、操作力を一定に維持することが可能となる。
上記した実施例では、チルト位置調整機構のみを有するステアリング装置のコラムクランプ部に適用した例を示すが、テレスコピック位置調整機構とチルト位置調整機構の両方を有するステアリング装置、及び、テレスコピック位置調整機構のみを有するステアリング装置のコラムクランプ部に適用することもできる。
さらに、上記した実施例では、ころ75は操作レバー71側に支承され、ころ75が転動するカム面が左側締付け部材61側に形成されているが、ころ75を左側締付け部材61側に支承し、カム面を操作レバー71側に形成しても良い。また、転動体の例として、ころの場合を示したが、球体やニードル等の他の形状の転動体でもよい。
本発明のステアリング装置101を車両に取り付けた状態を示す全体斜視図である。 本発明の実施例1のコラムクランプ部109を示す一部を断面した正面図であり、締付け状態を示す。 図2のP矢視図である。 左側締付け部材単体を示す斜視図であり、(1)は正面図、(2)は背面図である。 左側締付け部材に形成された実施例1のカム面を示す拡大展開図である。 カム面ところとの間に作用する力を示すモデル図である。 従来のカム面と実施例1のカム面について、ころ中心の移動軌跡(ころの移動量Xところのリフト量Yとの関係)を示すグラフである。 従来のカム面と実施例1のカム面について、操作レバーの操作力(ころの移動量比と操作レバーの操作力比との関係)を示すグラフである。 従来のカム面と実施例2のカム面について、操作レバーの操作力(ころの移動量比と操作レバーの操作力比との関係)を示すグラフである。
符号の説明
101 ステアリング装置
102 ステアリングシャフト
103 ステアリングホイール
104 ユニバーサルジョイント
105 中間シャフト
106 ユニバーサルジョイント
107 ステアリングギヤ
108 タイロッド
109 コラムクランプ部
2 車体取付けブラケット
21、22 側板
211、221 チルト用長溝
212 ガイド突起
3 ディスタンスブラケット
31、32 側板
311、312 貫通孔
4 コラム
5 締付けロッド
51 雄ネジ
52 フランジ
61 左側締付け部材(第2の締付け部材)
611 ガイド溝
612 貫通孔
613 右側面
614 左側面(第2のカム面)
615 第1のカム面
616 第3のカム面
62 右側締付け部材(第1の締付け部材)
63 スラストベアリング
64 ナット
71 操作レバー(回動部材)
711 左側面
72 矩形部
73 貫通孔
74 矩形溝
75 ころ(転動体)
76 ピン
77 ピン溝

Claims (6)

  1. 車体に取付け可能な車体取付けブラケット、
    上記車体取付けブラケットにチルト位置又はテレスコピック位置の少なくともいずれか一方の位置が調整可能に支持されると共に、ステアリングホイールを装着したステアリングシャフトを回動可能に軸支したコラム、
    所望のチルト位置又はテレスコピック位置の少なくともいずれか一方の位置で上記車体取付けブラケットに上記コラムを締付けてクランプするために、上記車体取付けブラケット及びコラムに挿通された締付けロッド、
    上記締付けロッドの一端に支承され上記車体取付けブラケットの一側面を上記コラムに締付ける第1の締付け部材、
    上記締付けロッドの他端に支承され上記車体取付けブラケットの他側面を上記コラムに締付ける第2の締付け部材、
    上記締付けロッドの他端に上記第2の締付け部材に対向して回動可能に支承された回動部材、
    上記第2の締付け部材または回動部材のいずれか一方に回転可能に支承された転動体、及び、
    上記第2の締付け部材または回動部材のいずれか他方に設けられ、上記転動体が転動するカム面を備え、
    上記カム面が、締付け解除位置に形成されて、上記転動体の曲率半径と略同一の曲率半径を有する円弧状の第1のカム面と、
    締付け位置に形成された平坦な第2のカム面と、
    上記第1のカム面と第2のカム面とを接続し、転動体中心の移動軌跡を表す関数と、この移動軌跡を表す関数の導関数との積が一定となる第3のカム面とからなること
    を特徴とするステアリング装置。
  2. 請求項1に記載されたステアリング装置において、
    Xを転動体中心の移動量、Yを転動体中心のリフト量としたとき、上記転動体中心の移動軌跡を表す関数が、実質的に下記の式によって表される関数であること
    を特徴とするステアリング装置。
    Y=X1/2
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記転動体中心の移動軌跡が、上記転動体の半径よりも曲率半径が小さい区間を円弧形状で置き換えた形状であること
    を特徴とするステアリング装置。
  4. 請求項1または請求項2のいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記転動体が円筒形であること
    を特徴とするステアリング装置。
  5. 請求項1または請求項2のいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記コラムにはディスタンスブラケットが固定され、
    上記ディスタンスブラケットが上記車体取付けブラケットにチルト位置又はテレスコピック位置の少なくともいずれか一方の位置が調整可能に摺接し、
    上記締付けロッドは上記車体取付けブラケット及びディスタンスブラケットに挿通されていること
    を特徴とするステアリング装置。
  6. 請求項1または請求項2のいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記回動部材は操作レバーに取付けられ、操作レバーを揺動することにより上記締付けロッドを中心として回動部材が操作レバーと共に回動すること
    を特徴とするステアリング装置。
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