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JP2007040414A - 配管継手構造 - Google Patents

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JP2007040414A JP2005225432A JP2005225432A JP2007040414A JP 2007040414 A JP2007040414 A JP 2007040414A JP 2005225432 A JP2005225432 A JP 2005225432A JP 2005225432 A JP2005225432 A JP 2005225432A JP 2007040414 A JP2007040414 A JP 2007040414A
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Abstract

【課題】配管のシール部のシール性や熱交換器等の外観特性の低下を防止しつつ、配管と熱交換器等とを炉中において加熱でき、低コストで製造可能な配管継手構造を提供する。
【解決手段】配管と、該配管が挿通される挿通孔と該挿通孔の深さ方向の端部の周縁に配管の径方向に突出する環状突部が当接される凹部とを有するフランジとからなる配管継手構造において、前記凹部の側壁と環状突部との間に外部に開放された隙間を形成したことを特徴とする配管継手。
【選択図】図3

Description

本発明は、配管と該配管が接続されるフランジとを有する配管継手構造に関し、とくに熱交換器の熱交換媒体の導入出用配管の継手に好適な配管継手構造に関する。
従来から、配管挿入孔が穿設されたフランジに配管が挿通される配管継手構造はよく知られている(たとえば、特許文献1)。このような配管継手構造100は、図17に示すように、配管101(たとえば、熱交換器の熱交換媒体の導入出用配管等)と、該配管が挿通されるフランジ102とを有している。配管101には、該配管101の径方向に突出する環状突部103、104が設けられている。フランジ102には、配管101が挿通される挿通孔105が設けられている。挿通孔105の深さ方向の一端部の周縁には、環状突部103が当接する凹部106が設けられている。一方、挿通孔105の深さ方向の他端部の周縁には、環状突部104が当接する凹部107が設けられている。
上記のような配管継手構造100は、フランジ102の挿通孔105に配管101を形成するための直管108を挿入し、該直管108にかしめ加工を施すことにより環状突部103、104を成形し、フランジ102に配管101を仮固定した後に、たとえば熱交換器等の各部材のろう付けと同時に炉中で加熱されることになる。
しかし、上記のような配管継手構造においては、フランジ102に配管101をかしめて固定(仮固定)する際に、かしめ部に潤滑用の加工油を塗布する必要がある。一方、フランジ102に配管101をかしめて仮固定する際には、図18に示すような実質的に密閉された空間109、110が形成される。このように、空間109、110内に残留した加工油はろう付け前の脱脂工程において除去することはできない。このため、空間109、110に残留する加工油がろう付け時の加熱により、空間109、110から外部に噴出するおそれがある。このように、残留加工油が外部に噴出した場合には、加工油の黒ずみ残渣により、外観特性が損なわれるおそれがある。また、外部に噴出した残留加工油が配管101のシール部111に付着した場合には該シール部111の表面粗さが低下し、他の配管(図示略)が接続された際のシール性が低下するおそれがある。なお、このような問題を解消すべく上記一括ろう付け後に、配管101と熱交換器との接合をたとえばトーチろう付け等で行なうと製造コストの上昇は避けられない。
特開平8−247357号公報
そこで、本発明の課題は、配管のシール部のシール性や熱交換器の外観特性の低下を防止しつつ、配管と熱交換器とを炉中においてろう付けでき、低コストで製造可能な配管継手構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る配管継手構造は、配管と、該配管が挿通される挿通孔と該挿通孔の深さ方向の端部の周縁に配管の径方向に突出する環状突部が当接される凹部とを有するフランジとからなる配管継手構造において、前記凹部の側壁と環状突部との間に外部に開放された隙間を形成したことを特徴とするものからなる。このような構成においては、凹部の側壁と環状突部との間には実質的に密閉された空間は形成されなくなるので、該空間内に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出し、たとえば熱交換器の外観特性が損なわれるような不具合を確実に防止できる。また、このような構成においては、ろう付け工程前の脱脂工程により凹部の側壁と環状突部との間に残留する加工油を効果的に除去できるので、配管のシール部のシール性および熱交換器等の外観特性の向上を一層促進できる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る別の配管継手構造は、配管と、該配管が挿通される挿通孔と該挿通孔の深さ方向の端部の周縁に、配管の径方向に突出する環状突部が当接される凹部を有するフランジとからなる配管継手構造において、前記挿通孔の側壁に該挿通孔と外部とを連通する連通孔を設けたことを特徴とするものからなる。このような構成においては、挿通孔の側壁には該挿通孔と外部とを連通する連通孔が穿設されており、配管と挿通孔の間に残留する加工油は連通孔を介して外部に排出されるので、配管と挿通孔の間に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出し、たとえば熱交換器の外観特性が損なわれるような不具合を確実に防止できる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るもう一つ別の配管継手構造は、配管と、該配管が挿通される挿通孔と該挿通孔の深さ方向の端部の周縁に、配管の径方向に突出する環状突部が当接される凹部を有するフランジとからなる配管継手構造において、前記フランジの外面に凹部に連通する第1の溝を設けたことを特徴とするものからなる。このような構成においては、凹部内に残留する加工油はフランジの外面に形成された第1の溝を介して排出されるので、凹部内に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出し、たとえば熱交換器の外観特性が損なわれるような不具合を確実に防止できる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るもう一つ別の配管継手構造は、配管と、該配管が挿通される挿通孔と該挿通孔の深さ方向の端部の周縁に配管の径方向に突出する環状突部が当接される凹部とを有するフランジとからなる配管継手構造において、前記凹部の側壁と環状突部との間に外部に開放された隙間を形成するとともに、前記挿通孔の側壁に該挿通孔と外部とを連通する連通孔を設けたことを特徴とするものからなる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るもう一つ別の配管継手構造は、配管と、該配管が挿通される挿通孔と該挿通孔の深さ方向の端部の周縁に配管の径方向に突出する環状突部が当接される凹部とを有するフランジとからなる配管継手構造において、前記凹部の側壁と環状突部との間に外部に開放された隙間を形成するとともに、フランジの外面に凹部に連通する第1の溝を設けたことを特徴とするものからなる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るもう一つ別の配管継手構造は、配管と、該配管が挿通される挿通孔と該挿通孔の深さ方向の端部の周縁に、配管の径方向に突出する環状突部が当接される凹部を有するフランジとからなる配管継手構造において、前記挿通孔の側壁に該挿通孔と外部とを連通する連通孔を設けるとともに、フランジの外面に凹部に連通する第1の溝を設けたことを特徴とするものからなる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るもう一つ別の配管継手構造は、配管と、該配管が挿通される挿通孔と該挿通孔の深さ方向の端部の周縁に配管の径方向に突出する環状突部が当接される凹部とを有するフランジとからなる配管継手構造において、前記凹部の側壁と環状突部との間に外部に開放された隙間を形成するとともに、前記挿通孔の側壁に該挿通孔と外部とを連通する連通孔を設け、かつ、フランジの外面に凹部に連通する第1の溝を設けたことを特徴とするものからなる。
上記凹部の側壁と環状突部との間に外部に開放される隙間を形成するためには、たとえば凹部の内径を環状突部の外径よりも大きく形成すればよい。また、この場合凹部の側壁をフランジの外面に向って拡径されるテーパ状に形成することができる。また、凹部の内径を環状突部の外径よりも大きく形成し挿通孔の側壁に凹部に開口される第2の溝を形成すれば、挿通孔の側壁に付着する加工油を効率的に排出することができる。
上記環状突部は、配管の一部を径方向に膨出させた膨出部から形成することができ配管に一体に形成できる。
また、上記環状突部の配管軸方向の厚み寸法は、前記凹部の深さ寸法よりも大きく形成されることが好ましい。
上記フランジには、複数の挿入孔を形成することも可能である。このようなフランジは、たとえば熱交換器の熱交換媒体の導入出用配管のフランジに好適である。
上記熱交換器は、とくに限定されるものではないが、たとえばチューブとフィンとが交互に積層された積層型熱交換器を挙げることができる。
本発明に係る配管継手構造においては、熱交換器の外観特性、配管のシール部のシール性を損なうことなく配管継手を熱交換器のろう付け時に加熱することができるので、装置の組み付け作業性が向上し低コスト化を実現できる。
以下に、本発明に係る配管継手構造について、図面を参照しながら説明する。
図1ないし図4は、本発明の第1実施態様に係る配管継手構造を示している。本実施態様においては、本発明に係る配管継手構造を熱交換器の熱交換媒体の導入出用の配管に適用したものを示しているが、これに限定されるものではない。図において、1は熱交換器を示している。熱交換器1は、チューブ2とフィン3とが交互に積層された積層型熱交換器を示している。コア部4の両端にはタンク5、6が形成されており、タンク5の一端には熱交換媒体を導入する導入用配管8が接続されている。一方、タンク5の他端には熱交換媒体を導出する導出用配管9が接続されている。
本実施態様においては、配管継手7は導入用配管8と導出用配管9と、該配管8、9が挿通されるフランジ10とを有している。
導入用配管8には、図3に示すように環状突部11、12が設けられている。環状突部11、12は、管の一部を径方向に膨出させた膨出部から形成されており、配管8に一体化されている。具体的には、図3に示すように直管13を、フランジ10の挿通孔14に挿通させこの状態で直管13にプレス加工等を施すことにより導入用配管8に環状突部11、12が一体に形成されるようになっている。
挿通孔14の深さ方向の一端部の周縁には、環状突部11が当接する凹部15が設けられている。一方、挿通孔14の深さ方向の他端部の周縁には、環状突部12が当接する凹部16が設けられている。本実施態様においては、凹部15の内径は環状突部11の外径よりも大きく形成されており、凹部15の側壁15aと環状突部11との間には隙間17が形成されるようになっている。また、凹部16の内径は環状突部12の外径よりも大きく形成されており、凹部16の側壁16aと環状突部12との間には隙間18が形成されるようになっている。
導出用配管9には、図3に示すように環状突部19、20が設けられている。環状突部19、20は、管の一部を径方向に膨出させた膨出部から形成されており、配管9に一体化されている。具体的には、図3に示すように直管13を、フランジ10の挿通孔21に挿通させこの状態で直管13にプレス加工等を施すことにより導出用配管9に環状突部19、20が一体に形成されるようになっている。
挿通孔21の深さ方向の一端部の周縁には、環状突部19が当接する凹部22が設けられている。一方、挿通孔21の深さ方向の他端部の周縁には、環状突部20が当接する凹部23が設けられている。本実施態様においては、凹部22の内径は環状突部19の外径よりも大きく形成されており、凹部22の側壁22aと環状突部19との間には隙間24が形成されるようになっている。また、凹部23の内径は環状突部20の外径よりも大きく形成されており、凹部23の側壁23aと環状突部20との間には隙間25が形成されるようになっている。
本実施態様においては、凹部の側壁と環状突部との間には実質的に密閉された空間は形成されなくなるので、該空間内に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出し、熱交換器の外観特性が損なわれるような不具合を確実に防止できる。また、加工油の噴出により配管8、9の他の配管(図示略)とのシール部8a、9aの表面粗さの低下が防止されるので、シール性の低下を防止できる。また、このような構成においては、ろう付け工程前の脱脂工程により凹部の側壁と環状突部との間に残留する加工油を効果的に除去できるので、シール性および熱交換器等の外観特性の向上を一層促進できる。
図5および図6は、本発明の第2実施態様に係る配管継手を示している。なお、上記第1実施態様と同一の部材には同一の部番を付しその説明を省略する。本実施態様においては、各凹部15、16、22、23の側壁15a、16a、22a、23aは、図5、図6に示すように、フランジ10の外面10a、10bに向って拡径されるテーパ状に形成されている。このような構成においても、凹部の側壁と環状突部との間には実質的に密閉された空間は形成されなくなるので、空間内に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出し、シール部8a、9aのシール性や熱交換器の外観が損なわれるような不具合が確実に防止できる。
図7および図8は、本発明の第3実施態様に係る配管継手構造を示している。なお、上記第1実施態様と同一の部材には同一の部番を付しその説明を省略する。本実施態様においては、フランジ10に穿設された挿通孔14、21の側壁14a、21aには、挿通孔14、21と外部とを連通する連通孔26、27が設けられている。
本実施態様においては、挿通孔14、21の側壁14a、21aには、該挿通孔14、21と外部とを連通する連通孔26、27が穿設されており、配管8、9と挿通孔の側壁14a、21aとの間に残留する加工油は連通孔26、27を介して外部に排出されるので、配管8、9と挿通孔の側壁14a、21aと間に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出するような不具合が確実に解消される。
図9ないし図11は、本発明の第4実施態様に係る配管継手構造を示している。なお、上記第1実施態様と同一の部材には同一の部番を付しその説明を省略する。本実施態様においては、フランジ10の外面10bには凹部16、23に連通する第1の溝28、29が設けられているので、凹部16、23内に残留する加工油はフランジの外面に形成された第1の溝28、29を介して排出され、凹部16、23内に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出するような不具合が確実に防止される。
図12は、本発明の第5実施態様に係る配管継手構造を示している。なお、上記第1実施態様と同一の部材には同一の部番を付しその説明を省略する。本実施態様においては、凹部15、16、22、23の内径は環状突部11、12、19、20の外径よりも大きく形成されており、各凹部の側壁15a、16a、22a、23aと各環状突部との間には隙間17、18、24、25が形成されるようになっている。したがって、凹部の側壁と環状突部との間には実質的に密閉された空間は形成されなくなるので、空間内に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出し、シール部8a、9aのシール性や熱交換器の外観が損なわれるような不具合が確実に防止される。
また、挿通孔14、21の側壁14a、21aには、該挿通孔14、21と外部とを連通する連通孔26、27が穿設されており、配管8、9と挿通孔の側壁14a、21aとの間に残留する加工油は連通孔26、27を介して外部に排出されるので、配管8、9と挿通孔の側壁14a、21aと間に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出するような不具合が確実に解消される。
図13は、本発明の第6実施態様に係る配管継手構造を示している。なお、上記第1実施態様と同一の部材には同一の部番を付しその説明を省略する。本実施態様においては、凹部15、16、22、23の内径は環状突部11、12、19、20の外径よりも大きく形成されており、各凹部の側壁15a、16a、22a、23aと各環状突部との間には隙間17、18、24、25が形成されるようになっている。したがって、凹部の側壁と環状突部との間には実質的に密閉された空間は形成されなくなるので、空間内に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出し、シール部8a、9aのシール性や熱交換器の外観が損なわれるような不具合が確実に防止される。
また、フランジ10の外面10bには、凹部16、23に連通する第1の溝28、29が設けられている。なお、この構造は図11と同一である。したがって、凹部16、23内に残留する加工油はフランジの外面に形成された第1の溝28、29を介して排出されるので、凹部16、23内に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出するような不具合が確実に防止される。
図14は、本発明の第7実施態様に係る配管継手構造を示している。なお、上記第1実施態様と同一の部材には同一の部番を付しその説明を省略する。本実施態様においては、挿通孔14、21の側壁14a、21aには、該挿通孔14、21と外部とを連通する連通孔26、27が穿設されており、配管8、9と挿通孔の側壁14a、21aとの間に残留する加工油は連通孔26、27を介して外部に排出されるので、配管8、9と挿通孔の側壁14a、21aと間に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出するような不具合が確実に解消される。
また、フランジ10の外面10bには、凹部16、23に連通する第1の溝28、29が設けられている。なお、この構造は、図11と同一である。したがって、凹部16、23内に残留する加工油はフランジの外面に形成された第1の溝28、29を介して排出され、凹部16、23内に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出するような不具合が確実に防止される。
図15は、本発明の第8実施態様に係る配管継手構造を示している。なお、上記第1実施態様と同一の部材には同一の部番を付しその説明を省略する。本実施態様においては、凹部15、16、22、23の内径は環状突部11、12、19、20の外径よりも大きく形成されており、各凹部の側壁15a、16a、22a、23aと各環状突部との間には隙間17、18、24、25が形成されるようになっている。したがって、凹部の側壁と環状突部との間には実質的に密閉された空間は形成されなくなるので、空間内に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出し、熱交換器の外観が損なわれるような不具合が確実に防止される。
また、挿通孔14、21の側壁14a、21aには、該挿通孔14、21と外部とを連通する連通孔26、27が穿設されており、配管8、9と挿通孔の側壁14a、21aとの間に残留する加工油は連通孔26、27を介して外部に排出されるので、配管8、9と挿通孔の側壁14a、21aと間に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出するような不具合が確実に解消される。
さらに、フランジ10の外面10bには、凹部16、23に連通する第1の溝28、29が設けられている。なお、この構造は図11と全く同一である。したがって、凹部16、23内に残留する加工油はフランジの外面に形成された第1の溝28、29を介して排出され、凹部16、23内に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出するような不具合が確実に防止される。
図16は、本発明の第9実施態様に係る配管継手構造を示している。本実施態様においては、連通孔14、21の側壁14a、21aには凹部16、23に開口される第2の溝30、31が設けられている。本実施態様においては、配管8、9と挿通孔の側壁14a、21aとの間に残留する加工油は第2の溝30、31を介して外部に排出されるので、配管8、9と挿通孔の側壁14a、21aと間に残留する加工油がろう付け時の加熱により噴出するような不具合が確実に解消される。
本発明に係る配管継手は、広範な産業分野に利用できるが、とくに熱交換器の熱交換媒体の導入出用配管の配管継手に用いて好適である。
本発明の第1実施態様に係る配管継手構造により熱交換媒体の導入出用配管が支持された熱交換器の正面図である。 図1の熱交換器のII矢視図である。 本発明の第1実施態様に係る配管継手構造の断面図である。 図3の配管継手構造のA部の拡大断面図である。 本発明の第2実施態様に係る配管継手構造の断面図である。 図5の配管継手構造のB部の拡大断面図である。 本発明の第3実施態様に係る配管継手構造の側面図である。 図7の配管継手構造の断面図である。 本発明の第4実施態様に係る配管継手構造の正面図である。 図9の配管継手構造の断面図である。 図9の配管継手構造のXI矢視図である(他の実施態様の説明にも利用)。 本発明の第5実施態様に係る配管継手構造の断面図である。 本発明の第6実施態様に係る配管継手構造の断面図である 本発明の第7実施態様に係る配管継手構造の断面図である 本発明の第8実施態様に係る配管継手構造の断面図である 本発明の第9実施態様に係る配管継手構造の断面図である 従来の配管継手構造の断面図である。 図17の配管継手構造のC部の拡大断面図である。
符号の説明
1 熱交換器
2 チューブ
3 フィン
4 コア部
5、6 タンク
7 配管継手
8 熱交換媒体の導入用配管
8a、9a シール部
9 熱交換媒体の導出用配管
10 フランジ
10a、10b 外面
11、12、19、20 環状突部
13 直管
14、21 挿通孔
14a、21a 挿通孔の側壁
15、16、22、23 凹部
15a、16a、22a、23a 側壁
17、18、24、25 隙間
26、27 連通孔
28、29 第1の溝
30、31 第2の溝

Claims (15)

  1. 配管と、該配管が挿通される挿通孔と該挿通孔の深さ方向の端部の周縁に配管の径方向に突出する環状突部が当接される凹部とを有するフランジとからなる配管継手構造において、前記凹部の側壁と環状突部との間に外部に開放された隙間を形成したことを特徴とする配管継手構造。
  2. 配管と、該配管が挿通される挿通孔と該挿通孔の深さ方向の端部の周縁に、配管の径方向に突出する環状突部が当接される凹部を有するフランジとからなる配管継手構造において、前記挿通孔の側壁に該挿通孔と外部とを連通する連通孔を設けたことを特徴とする配管継手構造。
  3. 配管と、該配管が挿通される挿通孔と該挿通孔の深さ方向の端部の周縁に、配管の径方向に突出する環状突部が当接される凹部を有するフランジとからなる配管継手構造において、前記フランジの外面に凹部に連通する第1の溝を設けたことを特徴とする配管継手構造。
  4. 配管と、該配管が挿通される挿通孔と該挿通孔の深さ方向の端部の周縁に配管の径方向に突出する環状突部が当接される凹部とを有するフランジとからなる配管継手構造において、前記凹部の側壁と環状突部との間に外部に開放された隙間を形成するとともに、前記挿通孔の側壁に該挿通孔と外部とを連通する連通孔を設けたことを特徴とする配管継手構造。
  5. 配管と、該配管が挿通される挿通孔と該挿通孔の深さ方向の端部の周縁に配管の径方向に突出する環状突部が当接される凹部とを有するフランジとからなる配管継手構造において、前記凹部の側壁と環状突部との間に外部に開放された隙間を形成するとともに、フランジの外面に凹部に連通する第1の溝を設けたことを特徴とする配管継手構造。
  6. 配管と、該配管が挿通される挿通孔と該挿通孔の深さ方向の端部の周縁に、配管の径方向に突出する環状突部が当接される凹部を有するフランジとからなる配管継手構造において、前記挿通孔の側壁に該挿通孔と外部とを連通する連通孔を設けるとともに、フランジの外面に凹部に連通する第1の溝を設けたことを特徴とする配管継手構造。
  7. 配管と、該配管が挿通される挿通孔と該挿通孔の深さ方向の端部の周縁に配管の径方向に突出する環状突部が当接される凹部とを有するフランジとからなる配管継手構造において、前記凹部の側壁と環状突部との間に外部に開放された隙間を形成するとともに、前記挿通孔の側壁に該挿通孔と外部とを連通する連通孔を設け、かつ、フランジの外面に凹部に連通する第1の溝を設けたことを特徴とする配管継手構造。
  8. 前記凹部の内径が環状突部の外径よりも大きく形成されている、請求項1ないし7のいずれかに記載の配管継手構造。
  9. 前記凹部の側壁がフランジの外面に向って拡径されるテーパ状に形成されている、請求項8の配管継手構造。
  10. 前記挿通孔の側壁に凹部に開口される第2の溝が形成されている、請求項8または9の配管継手構造。
  11. 前記環状突部が、配管の一部を径方向に膨出させた膨出部から形成されている、請求項1ないし10のいずれかに記載の配管継手構造。
  12. 前記環状突部の配管軸方向の厚み寸法が、前記凹部の深さ寸法よりも大きく形成されている、請求項1ないし11のいずれかに記載の配管継手構造。
  13. 前記フランジに複数の挿通孔が形成されている、請求項1ないし12のいずれかに記載の配管継手構造。
  14. 前記フランジが、熱交換器の熱交換媒体の導入出配管の接続用のフランジからなる、請求項1ないし13のいずれかに記載の配管継手構造。
  15. 前記熱交換器が、チューブとフィンとが交互に積層された積層型熱交換器からなる、請求項1ないし14のいずれかに記載の配管継手構造。
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