JP2006341573A - 画像形成装置及びその消費電力制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来のように、既に記憶されている一種類のモードによる手法のみでは一種類の規格にしか対応できない。
【解決手段】 プリンタの各状態に対応する消費電力値からなるデータセットを複数記憶しておき、その記憶された複数のデータセットのいずれかを選択し(S501〜S503)、選択されたデータセットとプリンタの状態とに応じて、消費電力を目標消費電力値に低下させる低消費電力モードを実行する(S508,S511)。
【選択図】 図5
【解決手段】 プリンタの各状態に対応する消費電力値からなるデータセットを複数記憶しておき、その記憶された複数のデータセットのいずれかを選択し(S501〜S503)、選択されたデータセットとプリンタの状態とに応じて、消費電力を目標消費電力値に低下させる低消費電力モードを実行する(S508,S511)。
【選択図】 図5
Description
本発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置及びその消費電力制御方法に関するものである。
従来、電子写真プロセスによって画像形成する画像形成装置において、画像形成の待機状態で、所定時間、プリントコマンドを受信しない場合、或は装置が長時間操作されない場合に低消費電力モードに移行して省エネを実施している。このような技術として、特許文献1に示すように、複数の低消費電力モードを有し、その内の1つの低消費電力モードを選択して低消費電力制御を行う画像形成装置がある。この低消費電力モードには、直ぐに画像の形成を開始できる待機状態(スタンバイ状態)、低消費電力モードから復帰するまでの時間待ちが必要な待機状態(スリープ状態)を複数段階有し、これらモードを選択的に利用できることが記載されている。また特許文献2に示されるように、複数の低消費電力モードの中から、ユーザが所望のモードを選択できる画像形成装置もある。
特開平7−336486号公報
特開2002−347307号公報
近年、省エネへ向けた動きがより活発になってきている。画像形成装置においても、消費電力に対して、色々な国際機関や各国の機関によって複数の規格(例えば、Energy Star規格、Blue Angel規格等)が定められてきている。そのため複数の規格において、目標とする消費電力値が異なる場合が発生してきている。また同じ規格であっても、規格発行から年数が経過して省エネ技術が進化するとともに、その消費電力値をより小さくした規格に改訂していく動きもある。このように、新たな規格の登場や、既存の規格の改訂といった事情によって、絶えず、低消費電力モードでの消費電力値が変化する状況になってきている。このため従来のように、低消費電力モードを複数用意(スタンバイ、スリープ、などの多段階)しておき、それらのモードから所望のモードを選択する手法のみでは一種類の規格にしか対応できない。
複数の規格に対応するためには、最も小さい消費電力値を更に下回る消費電力値を設定しなければならず、複数の規格の中から最適な選択ができない。このように画像形成装置の出荷仕向け先(出荷国、納入先など)に応じた最適な低消費電力モードを提供できない。また最も小さい消費電力値を下回る電力値を設定しても、新たな規格の登場や、既存の規格の改訂によって、更に小さな消費電力値が設定された場合には対処できなくなる。
本発明は、上記従来技術の欠点を解決することにある。
また本願発明の特徴は、種々の消費電力の目標値を設定して低消費電力モードを実行できる画像形成装置及びその消費電力制御方法を提供することにある。
本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、
低消費電力モードを有する画像形成装置であって、
前記画像形成装置の各状態に対応する消費電力値からなるデータセットを複数記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された複数のデータセットのいずれかを選択する選択手段と、
前記画像形成装置の状態に応じて消費電力を目標消費電力値に低下させる低消費電力モードを実行する低消費電力モード制御手段と、
前記選択手段により選択されたデータセットと前記画像形成装置の状態とに応じて、前記低消費電力モード制御手段による前記目標消費電力値を設定する手段と、
を有することを特徴とする。
低消費電力モードを有する画像形成装置であって、
前記画像形成装置の各状態に対応する消費電力値からなるデータセットを複数記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された複数のデータセットのいずれかを選択する選択手段と、
前記画像形成装置の状態に応じて消費電力を目標消費電力値に低下させる低消費電力モードを実行する低消費電力モード制御手段と、
前記選択手段により選択されたデータセットと前記画像形成装置の状態とに応じて、前記低消費電力モード制御手段による前記目標消費電力値を設定する手段と、
を有することを特徴とする。
本発明の一態様に係る画像形成装置の消費電力制御方法は以下のような工程を備える。即ち、
低消費電力モードを有する画像形成装置の消費電力制御方法であって、
前記画像形成装置の各状態に対応する消費電力値からなるデータセットを複数記憶しているメモリに記憶された複数のデータセットのいずれかを選択する選択工程と、
前記画像形成装置の状態に応じて消費電力を目標消費電力値に低下させる低消費電力モードを実行する低消費電力モード制御工程と、
前記選択工程で選択されたデータセットと前記画像形成装置の状態とに応じて、前記低消費電力モード制御工程による前記目標消費電力値を設定する工程とを有することを特徴とする。
低消費電力モードを有する画像形成装置の消費電力制御方法であって、
前記画像形成装置の各状態に対応する消費電力値からなるデータセットを複数記憶しているメモリに記憶された複数のデータセットのいずれかを選択する選択工程と、
前記画像形成装置の状態に応じて消費電力を目標消費電力値に低下させる低消費電力モードを実行する低消費電力モード制御工程と、
前記選択工程で選択されたデータセットと前記画像形成装置の状態とに応じて、前記低消費電力モード制御工程による前記目標消費電力値を設定する工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、種々の消費電力の目標値を設定して低消費電力モードを実行できるという効果がある。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明の実施の形態に係るレーザプリンタ(画像形成装置)の構成を説明するための概略断面図である。
プリンタ本体1は、記録シートである記録媒体を収納する上段カセット2と下段カセット5を有している。上段カセット2からの給紙の際には、上段カセット2から上段ピックアップローラ3の回転により記録シートを繰り出し、上段給紙搬送ローラ4の回転により記録シートを搬送する。また下段カセット5からの給紙の際には、下段ピックアップローラ6の回転により記録シートを繰り出し、下段給紙搬送ローラ7の回転により記録シートを搬送する。上段カセット2或は下段カセット5より搬送された記録シートは、下流の給紙センサ8により検知され、再給紙ローラ9の回転により更に搬送される。また記録シートを収納するマルチトレー10からは、マルチピックアップ給紙ローラ11の回転により記録シートが繰り出され、マルチ給紙搬送ローラ12の回転により搬送される。これら上段カセット2、下段カセット5、マルチトレー10から給紙搬送された記録シートは、更に下流のレジセンサ13により検知され、レジストローラ対14に所定のループ量を作成して(斜行防止)搬送を停止する。そして画像形成タイミング(VSYNC信号)と同期をとって、レジストローラ対14により記録シートの搬送が再開される。
レジストローラ対14の下流にはレーザスキャナ部30からのレーザ光に基づいて感光ドラム(感光体)15上にトナー像を形成する着脱可能なプロセスカートリッジ35が設けられている。この感光ドラム15上に形成されたトナー像は、転写ユニット40によって記録シートに転写される。更に、この感光ドラム15の下流には、記録シート上に形成されたトナー像を加熱加圧定着する定着器28が設けられている。そして、この定着器28の下流には、記録シートの搬送状態を検知する定着排紙センサ18及び記録シートを排紙部へ搬送する定着排紙ローラ17が設けられている。こうして記録シートは更に、排紙ローラ20の回転により排紙積載トレイ21に排紙される。
両面印刷の場合は、両面フラッパ19により、定着後の記録シートを反転機構部分へ導く。反転機構へ導かれた記録シートは反転センサ22により検知され、反転ローラ23の回転により装置本体の下方向に引き込みがなされる。この引き込みが終了すると、反転ローラ23の回転方向を逆にすることで記録シートの搬送方向を反転させ、両面搬送部へ導く。こうして両面搬送部へ導かれた記録シートは、切り欠けローラ25の回転により搬送され、切り欠けローラ25の切り欠け部分が記録シートと接する位置で搬送を停止し、記録シートが自由になったところで横レジスト調整板24で記録シートの斜行を補正する。その後、切り欠けローラ25を回転させて記録シートの搬送を再開する。この記録シートの搬送は下流の両面ローラ26に引き継がれ、両面センサ27で記録シートの搬送位置を確認する。そして、再給紙ローラ9の回転により再び搬送路に送られて搬送され、最初の1面と同様のプロセスで2面目への画像形成を行う。
レーザスキャナ部30は、ビデオコントローラ42から送出される画像信号に基づいて変調されたレーザ光を発光するレーザユニット31、このレーザユニット31からのレーザ光を感光ドラム15上に走査させるためのスキャナモータユニット32、結像レンズ群33、折り返しミラー34を有している。スキャナモータユニット32は、スキャナモータ32a及びポリゴンミラー32bを具備している。またプロセスカートリッジ35は,電子写真プロセスに必要な感光ドラム15、前露光ランプ36、帯電器37、現像ユニット38、転写ユニット40,クリーナ39を有している。また定着器28は、熱ローラ方式の定着装置であり、加熱ローラ及び加圧ローラからなる加熱加圧回転体16、加熱ローラ内部に設けられたハロゲンヒータであるヒータ29を備えている。この加熱ローラの表面に温度検知素子(不図示)を当接し、その温度検知結果に基づいてヒータ29をオン/オフしてローラの表面温度を一定に制御している。
プリンタ制御部41は、このプリンタ本体1を制御する部分で,ビデオコントローラ42及びエンジン制御部43を有している。ビデオコントローラ42は、プログラム内蔵マイクロコンピュータ(CPU)42a、タイマ42b、書換え可能な不揮発メモリ42cなどを有している。またエンジン制御部43は、プログラム内蔵マイクロコンピュータ(CPU)43a、タイマ43b、書換え可能な不揮発メモリ43cを有している。更にプリンタ制御部41は、インターフェース45を介して外部装置44(ホストPCなど)と通信可能な状態で接続されている。更に、冷却を行う冷却ファン(50:図2)を有している。またプリンタ本体1には、ユーザに情報を通知したりユーザが選択設定を操作したりするための表示操作パネル51も設けられている。
図2は、本発明の実施の形態に係るレーザプリンタの機能構成を示すブロック図である。
上述したようにプリンタ制御部41は、ビデオコントローラ42とエンジン制御部43を有している。ビデオコントローラ42は、ホストコンピュータなどの外部機器44からインターフェース45を介して送られてくる画像データをプリントに必要なビットデータに展開する。ビデオコントローラ42は、シリアルI/Fによってエンジン制御部43に対して、画像データ毎に印刷条件(給紙口、排紙口など)を指定する。またビデオコントローラ42は、画像データからビットデータへの展開が終了すると、エンジン制御部43に対して印刷開始を指示する。エンジン制御部43は、ビデオコントローラ42から受信した印刷条件に従って印刷を制御する。エンジン制御部43は、感光ドラム15を回転させ、給紙ローラや搬送ローラやリフタなどの用紙搬送機構46を制御し、印刷条件で設定された給紙口より記録シートを給紙する。また高電圧ユニット49により帯電器37に帯電高圧を印加して感光ドラム15の表面を一様に帯電させ、現像ユニット38に現像高圧を印加させる。そしてビデオコントローラ42から受信した印刷指示に従って、垂直同期要求信号(VSREQ信号)を出力し、ビデオコントローラ42より垂直同期信号(VSYNC信号)が来るのを待つ。この垂直同期信号(VSYNC信号)とともに、エンジン制御部43は、1ライン毎に水平同期信号(HSYNC信号)を出しながら、ビデオコントローラ42より供給されるビデオ信号(VDO信号)に従ってレーザスキャナユニット30を制御しながら画像形成を行う。そして高電圧ユニット49によって現像ユニット38で現像高圧を印加して、ドラム15上に画像形成された画像を現像する。この現像された画像は、転写ユニット40により転写用高電圧が印加されて記録シートに転写され、定着器28によって定着された後、用紙搬送機構46により印刷条件で設定された排紙口へ排紙される。またビデオコントローラ42は、プリンタの状態を表示操作パネル51に表示したり、表示操作パネル51によってオペレータが操作した設定内容を取得できる。またエンジン制御部43は、センサ入力部47により、各種のセンサからの信号を読み込み、例えば搬送路上のセンサにより記録シートの有無を検知する。そしてエンジン制御部43は、冷却ファン50を駆動して、このプリンタの冷却を行う。
[実施の形態1]
図3は、本発明の実施の形態1に係るレーザプリンタにおける低消費電力の規格値の一例を示す図である。
図3は、本発明の実施の形態1に係るレーザプリンタにおける低消費電力の規格値の一例を示す図である。
一般的な画像形成装置では、低消費電力モードとして、直ちに画像形成を開始できるスタンバイ待機状態、低消費電力から復帰させるための時間待ちが必要な低消費電力待機状態(この例ではローパワー状態、スリープ状態と称す)が規定されていることが多い。本実施の形態では、図3に示したように、「規格A」と「規格B」で示すように、異なる低消費電力モードでの消費電力値が規定されている。
図4は、本発明の実施の形態1に係るレーザプリンタにおける低消費電力値(図3)をエンジン制御部43の不揮発メモリ43cに記憶している例を示す図である。
ここでは図3の電力値に従って、図4に示すように消費電力値を記憶する。ここで「999」は規格無し、つまり制限無しを意味させている。
図5は、本発明の実施の形態1に係るレーザプリンタにおける低消費電力モードの制御を説明するフローチャートで、この処理を実行するプログラムはCPU43aに格納されており、このCPU43aの制御の下に実行される。ここでは、ビデオコントローラ42の不揮発メモリ42cには、このプリンタ1の仕向け先情報が記憶されており、ビデオコントローラ42は、その仕向け先情報に応じて「規格A」或は「規格B」を選択し、シリアルI/Fにより、エンジン制御部43に対して、その選択した規格(A又はB)を指示する。エンジン制御部43は、その選択された「規格A」或は「規格B」に従って、予め記憶されている消費電力値を読み出して、その規格値を満たす低消費電力モードの制御を行う。この際、このプリンタ1にオプションとして接続されるメモリボードやネットワークボードを含めて、その選択された消費電力値を上回らないように、定着器28のヒータパワーを抑えたり、冷却ファン50を半速や停止にしたり、センサ入力部47にてフォトセンサからの信号を間欠的に検知したり、或は停止させたり、表示操作パネル51の光量低下や消灯等を行う。これらの低消費電力制御の具体的な方法は、上述の特許文献1や特許文献2に記載されているので省略する。
また、この消費電力値を超えない制御では、例えば電力制御は、10W刻みといった段階的な制御でもよいし、更に細かく制御してもよい。本実施の形態では、電源投入後、或は印刷終了後にスタンバイ待機状態となり、待機状態が15分経過したらローパワー状態へ移行し、更に、待機状態が60分経過したらスリープ状態へ移行するものとする。
次に図5のフローチャートに沿って説明する。
まずステップS501で、ビデオコントローラ42より指示された規格が「規格A」であるか「規格B」であるかを判断し、「規格A」であればステップS502に進み、「規格A」の消費電力値を3種類(スタンバイ待機状態、ローパワー状態、スリープ状態)を不揮発メモリ43cから読み出す。一方、「規格B」であればステップS503に進み、「規格B」の消費電力値を3種類(スタンバイ待機状態、ローパワー状態、スリープ状態)を不揮発メモリ43cから読み出す。尚、ステップS501での規格の選択は、表示操作パネル51からの入力に基づいても良く、或は制御基板に設けられたスイッチ、或はジャンパー線などに基づいたものでも良い。又或は、外部機器44からの入力に基づくものでも良い。
次にステップS504で、低消費電力モードでのタイマ43bによる計時をスタートする。次にステップS505で、そのスタンバイ待機状態の電力値を超えないように電力制御を行う。この例では、規格無しの場合の設定値を「999」としているので、この時には特に上限無しで電力制御を行うことになる。
次にステップS506に進み、印刷要求があるかどうかを判断し、印刷要求がある場合は低消費電力モードを終了して、この処理を終了する。ステップS506で印刷要求がない場合はステップS507に進み、タイマ43bの計時に基づいて15分が経過したかを判断し、経過していない場合はステップS505に戻る。こうして15分が経過するとステップS508に進み、読み出したローパワー状態の消費電力値(この例では、242.5W(規格A)或は215W(規格B))を超えないように電力制御を行う。次にステップS509に進み、ステップS506と同様にして印刷要求があるかどうかを判定し、印刷要求が入力されると低消費電力モードを終了する。
ステップS509で印刷要求がない場合はステップS510に進み、タイマ43bの計時に基づいて30分が経過したかを判断し、ステップS510で30分経過するまで、ステップS508のローパワー状態での電力制御を行う。こうしてステップS510で30分が経過するとステップS511に進み、読み出したスリープ状態の消費電力値(この例では、95W(規格A)或は43W(規格B))を超えないように電力制御を行う。次にステップS512で印刷要求があるかどうかを調べ、印刷要求がある場合は低消費電力モードを終了し、印刷要求が無ければステップS511に戻り、スリープ状態での電力制御を行う。
以上説明したように本実施の形態1によれば、複数の規格の低消費電力モードに対応して消費電力値を記憶しておき、その記憶している消費電力値の中から仕向け先の規格を選択して低消費電力モードを制御できる。これにより複数の規格の内、仕向け先の規格に最適な低消費電力モードを適用できるようになった。従来は、低消費電力モードを複数用意してあっても、1つの規格にしか対応していなかった。このため、エンジン制御部のプログラムを、その規格の数だけ用意しなければならなかった。或は、全ての規格を満たす最小の消費電力値に対応してプログラムを1本にすると、それぞれの規格に応じた最適な低消費電力モードを適用できなかった。
これに対して本実施の形態1では、複数の規格から仕向け先に応じた規格を選択できるので、1つのプログラムで、仕向け先に応じた最適な低消費電力モードを提供できるようになった。
尚、本実施の形態1では、ビデオコントローラ42の不揮発メモリ42cに記憶した仕向け先情報によって規格を選択しているが、表示操作パネル51から言語切替えの設定を行った際に、その指定された言語に従って適用される規格を選択してもよい。又或は、表示操作パネル51から、その規格そのものを指定できるようにしても良い。
また本実施の形態1では、仕向け先によって規格を選択する例で説明したが、プリンタに電源電圧検知手段を設け、その検知した電源電圧によってその電源電圧の地域に適用される規格を選択してもよい。
また外部機器44としてのホストPCなどから、プリンタドライバ経由で使用地域情報や仕向け情報を通知してもらい、これらの情報に従って適用される規格を選択してもよい。
更に本実施の形態1では、プリンタ制御部41のエンジン制御部43の不揮発メモリ43cに消費電力値を記憶したが、ビデオコントローラ42の不揮発メモリ42cに記憶してもよいし、ビデオコントローラ42とエンジン制御部43を一体化して不揮発メモリに記憶しておいても構わない。
また本実施の形態1では、低消費電力モードの状態を3種類(スタンバイ待機状態、ローパワー状態、スリープ状態)としているが、更に多くの状態を持たせてもよい。また、15分でローパワー状態へ移行し、30分でスリープ状態へ移行という簡単な例にしているが、更に複雑な移行条件にしてもよい。
[実施の形態2]
次に本発明の実施の形態2について説明する。尚、この実施の形態2に係るレーザプリンタ1の構成及び図3に示す消費電力値は、前述の実施の形態1と同様であるため、ここではその説明を省略する。
次に本発明の実施の形態2について説明する。尚、この実施の形態2に係るレーザプリンタ1の構成及び図3に示す消費電力値は、前述の実施の形態1と同様であるため、ここではその説明を省略する。
図6(A)(B)は、本発明の実施の形態2に係るレーザプリンタにおける低消費電力値の一例を示す図で、各設定値は図4の場合と同じにしている。ここで「999」は規格無し、つまり制限無しを表している。そして、これらの値がエンジン制御部43の不揮発メモリ43cに記憶されている。前述の実施の形態1と、この実施の形態2との相違点は、選択すべき規格が「規格A」か「規格B」のいずれであるか記憶している点にある。図6(A)は、「規格A」を選択する例を示し、図6(B)は「規格B」を選択する例を示している。このように仕向け先の規格に応じて、予め工場出荷時に図6(A)或は図6(B)のどちらかを記憶させておく。
この実施の形態2に係るレーザプリンタによる低消費電力モードの制御処理は前述の図5のフローチャートと同じであるが、ステップS501での処理が少し異なる。
本実施の形態2では、工場出荷時に仕向け先に応じて選択すべき規格がどちらか不揮発メモリ42cに記憶されている。そこで、図5のステップS501では、「選択すべき規格」の指示内容に従って「規格A」か「規格B」かを判断し、「規格A」であればステップS502にて「規格A」の消費電力値を3種類(スタンバイ待機状態、ローパワー状態、スリープ状態)を読み出し、「規格B」が指示されていればステップS503で、「規格B」の消費電力値を3種類(スタンバイ待機状態、ローパワー状態、スリープ状態)を読み出す。以下の手順は実施の形態1の説明と同様である。
以上説明したように本実施の形態2によれば、複数の規格の消費電力値を記憶しておくとともに、予め出荷時に仕向け先に応じた選択すべき規格がどれかを記憶しておく。選択された消費電力値を超えないように低消費電力モードを制御することによって、複数の規格のうち仕向け先の規格に最適な低消費電力モードを適用できる。
本実施の形態2では、工場出荷時に仕向け先情報によって規格を選択して記憶しているが、出荷後の納入先によって規格が変わる場合には、発送部門や代理店によって別の規格を選択するように記憶し直してもよい。また、プリンタに電源電圧検知手段を設け、検知した電源電圧によってその電源電圧の地域に適用される規格に記憶し直してもよい。また外部機器44としてのホストPCなどから、プリンタドライバ経由で使用地域情報や仕向け情報を通知し、これらの情報に従って適用される規格を記憶し直してもよい。
本実施の形態2では、プリンタ制御部41のエンジン制御部43の不揮発メモリ43cに規格値を記憶したが、ビデオコントローラ42の不揮発メモリ42cに記憶してもよいし、ビデオコントローラ42とエンジン制御部43を一体化して不揮発メモリに記憶しておいても構わない。
[実施の形態3]
次に本発明の実施の形態3について説明する。尚、この実施の形態3に係るレーザプリンタ1の構成及び図3に示す消費電力値は、前述の実施の形態1と同様であるため、ここではその説明を省略する。
次に本発明の実施の形態3について説明する。尚、この実施の形態3に係るレーザプリンタ1の構成及び図3に示す消費電力値は、前述の実施の形態1と同様であるため、ここではその説明を省略する。
図7は、本発明の実施の形態3に係るレーザプリンタにおける低消費電力の規格値例を示す図である。ここでは「規格A」と「規格B」に対して更に「規格C」が設けられている。ここで「規格A」と「規格B」は既に規定された規格とし、その規格値は前述の実施の形態1と同様とする。そして、このプリンタ1が製品開発されて生産を開始した後に、新しく「規格C」が発行された場合を想定している。又或は、プリンタ1を製品開発して生産を開始した後に、既存の「規格A」が改訂されて「規格C」として発行された場合を想定している。
図8(A)〜(C)は、本発明の実施の形態3に係るプリンタ1における消費電力値の一例を示す図である。ここでは図7に示す規格に従って、図8(A)〜(C)のように、各規格に対応して消費電力値を記憶する。即ち、図8(A)は「規格A」に、図8(B)は「規格B」に、そして図8(C)は「規格C」にそれぞれ対応している。ここで「999」は規格無し、つまり制限無しを意味している。
ここで生産開始時には、「規格A」と「規格B」とが存在するため、仕向け先に応じて仕向け先が「規格A」であれば図8(A)に示すように「規格A」の内容で記憶し、仕向け先が「規格B」であれば図8(B)に示すように「規格B」の内容で記憶して工場より出荷する。また生産が開始された後、新たな「規格C」が発行された場合には、その「規格C」の仕向け先には図8(C)に示すような「規格C」の内容で記憶して出荷すればよい。この不揮発メモリ43cの記憶内容を変更するだけで、エンジン制御部43の制御を変更してファームウェアのバージョンアップを行うといった従来の手法をとらなくてよくなる。
図9は、本発明の実施の形態3に係るレーザプリンタにおける低消費電力モードでの制御を示すフローチャートである。このフローチャートは、前述の図5のステップS501,S502がステップS901に変更した点のみが異なるだけで、他のステップは図5と同じであるため、同じステップ記号で示し、それらステップの処理説明を省略する。
ステップS901では、不揮発メモリ43cに記憶されている、3種類(スタンバイ待機状態、ローパワー状態、スリープ状態)の消費電力値をを読み出す。
以上説明したように本実施の形態3によれば、出荷時に仕向け先に応じた消費電力値を記憶しておき、消費電力が、その読み出した消費電力値を超えないように低消費電力モードを制御することができる。これにより、複数の規格のうち仕向け先の規格に最適な低消費電力モードを適用できるようになった。また新しい規格が規定されたり、既存の規格が改訂された場合には、新しくなったり改訂された規格での消費電力値を記憶して出荷するだけで、新しい規格に沿った低消費電力モードを実現でき、新しい規格や改訂された規格に適合することが可能となる。これにより新しい規格の電力制御を行うファームウェアを作成して、ファームウェアをバージョンアップすることが必要無くなる。
また本実施の形態3では、工場出荷時に仕向け先情報によって規格値を記憶した例で説明したが、出荷後の納入先によって規格が変わる場合には、発送部門や代理店によって別の規格値に記憶し直してもよい。
また外部機器44としてのホストPC等から、プリンタドライバ経由で新しい規格値に記憶し直してもよい。本実施の形態では、プリンタ制御部41のエンジン制御部43の不揮発メモリ43cに規格値を記憶した例であるが、もちろん、ビデオコントローラ42の不揮発メモリ42cに記憶しておいてシリアルI/Fにより、エンジン制御部43に低消費電力モードでの消費電力値を指示する方法でもよいし、ビデオコントローラ42とエンジン制御部43を一体化して不揮発メモリに記憶しておいても構わない。
[実施の形態4]
次に本発明の実施の形態4について説明する。尚、この実施の形態4に係るレーザプリンタ1の構成及び図7に示す消費電力値は、前述の実施の形態1と同様であるため、ここではその説明を省略する。
次に本発明の実施の形態4について説明する。尚、この実施の形態4に係るレーザプリンタ1の構成及び図7に示す消費電力値は、前述の実施の形態1と同様であるため、ここではその説明を省略する。
図10(A)〜(C)は、本発明の実施の形態4に係るレーザプリンタ1における消費電力値を説明する図である。ここでは前述の図7の規格に従って消費電力値を不揮発メモリ43cに記憶している。ここで図10(A)〜(C)のそれぞれは「規格A」を選択する例、「規格B」を選択する例、「規格C」を選択する例を示している。
この実施の形態4では、生産開始時に「規格A」と「規格B」としか存在しない。このため図10(A)及び図10(B)において「規格C」の値は「999」(規格無し)に設定されている。そして生産開始後に、新しく「規格C」が規定された場合には、図10(C)のように「規格C」に具体的な消費電力値を記憶して「規格C」を選択するよう記憶する。そして工場出荷時に、図10(C)の記憶内容で出荷すれば「規格C」に適用可能となる。このように不揮発メモリ43cの内容を変更するだけで、エンジン制御部43の制御を変更してファームウェアのバージョンアップを行うといった従来の手法をとらなくてよくなる。
図11は、本発明の実施の形態4に係るレーザプリンタ1における低消費電力モードでの制御を示すフローチャートである。この処理図5のフローチャートと比較すると、ステップS1101を追加する点が異なっており、他の処理は図5と同じであるため、同じ記号で示し、それらの説明を省略する。
本実施の形態4では、工場出荷時に、仕向け先に応じて選択すべき規格がどれであるかを不揮発メモリ42cに記憶している。そこで図11のステップS501aで、選択すべき規格がどれかを示す図10のような記憶内容に従って「規格A」、「規格B」、「規格C」のいずれが指定されているかを判断する。「規格A」であればステップS502に進み、「規格A」の消費電力値を3種類(スタンバイ待機状態、ローパワー状態、スリープ状態)を読み出し、「規格B」であればステップS503で、「規格B」の消費電力値を3種類(スタンバイ待機状態、ローパワー状態、スリープ状態)を読み出し、更に「規格C」であればステップS1101で、「規格C」の消費電力値を3種類(スタンバイ待機状態、ローパワー状態、スリープ状態)を読み出す。そしてこれ以下の手順は、前述の実施の形態1(図5)の説明と同様である。
以上説明したように本実施の形態4によれば、複数の規格に対応する消費電力値を記憶しておき、予め出荷時に、仕向け先に応じた選択すべき規格がどれかを記憶しておく。これにより消費電力モードにおいて、読み出した消費電力値を超えないように消費電力を制御できる。こうして複数の規格のうち仕向け先の規格に最適な低消費電力モードを適用できる。また、新しい規格が規定されたり、既存の規格が改訂された場合には、新しくなったり改訂された規格での消費電力値を記憶し、それを選択するように記憶して出荷するだけで、新しい規格に沿った低消費電力モードを実現できる。これにより新しい規格の電力制御を行うファームウェアを作成して、ファームウェアをバージョンアップすることが必要無くなる。
また本実施の形態4では、工場出荷時に、仕向け先情報によって規格値と、その規格の選択情報とを記憶したが、出荷後の納入先によって規格が変わる場合には、発送部門や代理店によって別の規格値や選択に記憶し直してもよい。
また外部機器44としてのホストPC等から、プリンタドライバ経由で新しい規格値や選択情報を記憶し直してもよい。
また本実施の形態4では、プリンタ制御部41のエンジン制御部43の不揮発メモリ43cに規格値と選択情報を記憶したが、ビデオコントローラ42の不揮発メモリ42cに記憶してもよいし、ビデオコントローラ42とエンジン制御部43を一体化して不揮発メモリに記憶しておいても構わない。
[実施の形態5]
次に本発明の実施の形態5について説明する。尚、この実施の形態3に係るレーザプリンタ1の構成は前述の実施の形態1と同様であるため、ここではその説明を省略する。
次に本発明の実施の形態5について説明する。尚、この実施の形態3に係るレーザプリンタ1の構成は前述の実施の形態1と同様であるため、ここではその説明を省略する。
図12は、本発明の実施の形態5に係るレーザプリンタにおける低消費電力の規格値例を示す図である。
ここでは前述の「規格A」と「規格B」の他に、ユーザが低消費電力モードを有効にしている時に、ユーザの好みによって適用する「ユーザ適用1」と、ユーザが低消費電力モードを無効にしている時に、ユーザの好みによって適用する「ユーザ適用2」を更に追加した。この例では、仕向け先としてのユーザには「規格A」が適用されており、低消費電力モードを有効にしている時には「規格A」を規格値として低消費電力モードで制御し、低消費電力モードを無効にしている時には規格無し(上限無し)として制御する状態として出荷される。
低消費電力モードを有効にしている場合に「規格A」よりも更に消費電力を低下させたい場合、ユーザは、その場合の消費電力値(ユーザ適用1)を操作パネル51等から入力して記憶できる。これによりプリンタ1は、低消費電力モードを有効にしている場合には、「規格A」ではなく「ユーザ適用1」の電力値を使用して低消費電力モードを制御することになる。尚、出荷時には、低消費電力モードが有効な場合は「規格A」が適用されるようにして出荷されている。このため、「ユーザ適用1」は「規格A」の消費電力値よりも大きくなる消費電力値を設定できないようにしている。これにより「規格A」を満足して、更に消費電力を低下させるユーザ好みの低消費電力モードを機能させることが可能となる。
また、低消費電力モードを無効にしている時に、ある程度、消費電力を低下させる消費電力値(ユーザ適用2)を、操作パネル51等から記憶させることができる。これによりプリンタ1は、低消費電力モードを無効にしている時には規格無し(上限無し)ではなく「ユーザ適用2」の消費電力値で制御される。この「ユーザ適用2」は、低消費電力モードが無効な場合に適用されるので、「規格A」の消費電力値よりも少ない消費電力値を設定できる。
これにより従来は、低消費電力モードが無効な場合には、消費電力値が上限無しで制御されていたのに対し、本実施の形態5では、低消費電力モードが無効である場合にも、ユーザの好みによって、消費電力を抑えることができる。
本実施の形態5に係る「ユーザ適用2」では、スタンバイ状態及びローパワー状態は規格無しとして、スリープ状態のみ150Wで制御する例を示している。
図13(A)〜(C)は、本発明の実施の形態5に係るレーザプリンタにおける消費電力値の一例を示す図である。図における「999」は規格無し、つまり制限無しを表し、「ユーザ適用1」及び「ユーザ適用2」における「0」は設定無し、つまりユーザによる設定がない状態を意味している。こうして設定された内容は、エンジン制御部43の不揮発メモリ43cに記憶されるく。
図13(A)は、出荷時において、「規格A」「規格B」が設定されており、「ユーザ適用1」「ユーザ適用2」が設定されていない状態で、「規格A」を選択した場合を示している。図13(B)は「規格A」を選択したケースで、更に、ユーザが「ユーザ適用1」及び「ユーザ適用2」を設定して不揮発メモリ43cに記憶した例を示している。
図14は、本発明の実施の形態5に係るレーザプリンタ1における低消費電力モードでの制御を説明するフローチャートである。この図14では、ステップS1401〜ステップS1406を追加している点が、前述の図5のフローチャートと相違している。
まずステップS1401で、低消費電力モードが有効か、無効かを判断する。低消費電力が有効であればステップS1402に進み、「ユーザ適用1」が設定されているかどうかを判断する。「ユーザ適用1」が設定されていればステップS1403に進み、記憶されている「ユーザ適用1」の消費電力値を3種類(スタンバイ待機状態、ローパワー状態、スリープ状態)読み出す。一方ステップS1402で「ユーザ適用1」が設定されていない場合はステップS501に進み、前述の図5と同様に、選択すべき規格がどれかを示す情報に従って「規格A」か「規格B」を判断し、「規格A」ならばステップS502で「規格A」の消費電力値を3種類(スタンバイ待機状態、ローパワー状態、スリープ状態)を読み出し、「規格B」であればステップS503で、「規格B」の消費電力値を3種類(スタンバイ待機状態、ローパワー状態、スリープ状態)を読み出してステップS504に進む。
一方、ステップS1401で、低消費電力モードが無効であればステップS1404に進み、「ユーザ適用2」が設定されているかどうかを判断する。「ユーザ適用2」が設定されていればステップS1405に進み、記憶されている「ユーザ適用2」の消費電力値を3種類(スタンバイ待機状態、ローパワー状態、スリープ状態)読み出す。一方ステップS1404で「ユーザ適用2」が設定されていない場合はステップS1406に進み、3種類(スタンバイ待機状態、ローパワー状態、スリープ状態)の消費電力値を規格無しを意味する「999」に設定してステップS504に進む。尚、ステップS504以降の処理手順は、前述の実施の形態1の説明と同様であるため、その説明を省略する。
以上説明したように本実施の形態5によれば、複数の規格に対応する各消費電力値と、選択すべき規格がどれかを示す選択情報を出荷時にメモリ43cに記憶しておき、更に、出荷後に、ユーザがユーザ好みの消費電力値を記憶できるようにした。この結果、ユーザが低消費電力モードを有効にしている時には、適用規格を超えない範囲で、更に消費電力を低下させるユーザ好みの消費電力値で低消費電力モードで制御できる。また、ユーザが低消費電力モードを無効にしている時には、適用規格に関係なく、ある程度、消費電力を低下させるユーザ好みの消費電力値で制御できることが可能となった。
本実施の形態5では、操作パネル51から「ユーザ適用1」や「ユーザ適用2」を設定して記憶するようにしているが、外部機器44としてのホストPC等から、プリンタドライバ経由で、これら「ユーザ適用値1」や「ユーザ適用値2」を設定して記憶できるようにしてもよい。
本実施の形態5では、プリンタ制御部41のエンジン制御部43の不揮発メモリ43cに規格値と選択情報を記憶する場合で説明したが、ビデオコントローラ42の不揮発メモリ42cに記憶してもよいし、ビデオコントローラ42とエンジン制御部43を一体化して不揮発メモリに記憶しておいても構わない。
又ユーザの設定が「ユーザ適用1」や「ユーザ適用2」の2つの場合で説明したが、これらの設定数は、幾つでも良い。
なお本発明は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが、その供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、その形態はプログラムである必要はない。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明には、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。その他のプログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記憶媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件を満足するユーザに対してインターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
またコンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
Claims (14)
- 低消費電力モードを有する画像形成装置であって、
前記画像形成装置の各状態に対応する消費電力値からなるデータセットを複数記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された複数のデータセットのいずれかを選択する選択手段と、
前記画像形成装置の状態に応じて消費電力を目標消費電力値に低下させる低消費電力モードを実行する低消費電力モード制御手段と、
前記選択手段により選択されたデータセットと前記画像形成装置の状態とに応じて、前記低消費電力モード制御手段による前記目標消費電力値を設定する手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成装置の状態は、直ぐに画像形成を開始できるスタンバイ状態、低消費電力モードであるローパワー状態、更に消費電力を低下させたスリープ状態の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記選択手段は、前記装置の操作パネルからの指示に応じて選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記選択手段は、前記装置に接続された外部機器からの指示に応じて選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記データセットは、前記装置が設置される環境、或は販売先に対応する消費電力値を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記記憶手段は更に前記データセットのいずれかを選択するための選択情報を記憶し、前記選択手段は前記選択情報に応じて前記データセットを選択することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記記憶手段のデータセットを追加する追加手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 低消費電力モードを有する画像形成装置の消費電力制御方法であって、
前記画像形成装置の各状態に対応する消費電力値からなるデータセットを複数記憶しているメモリに記憶された複数のデータセットのいずれかを選択する選択工程と、
前記画像形成装置の状態に応じて消費電力を目標消費電力値に低下させる低消費電力モードを実行する低消費電力モード制御工程と、
前記選択工程で選択されたデータセットと前記画像形成装置の状態とに応じて、前記低消費電力モード制御工程による前記目標消費電力値を設定する工程と、
を有することを特徴とする画像形成装置の消費電力制御方法。 - 前記画像形成装置の状態は、直ぐに画像形成を開始できるスタンバイ状態、低消費電力モードであるローパワー状態、更に消費電力を低下させたスリープ状態の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置の消費電力制御方法。
- 前記選択工程では、前記装置の操作パネルからの指示に応じて選択することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置の消費電力制御方法。
- 前記選択工程では、前記装置に接続された外部機器からの指示に応じて選択することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置の消費電力制御方法。
- 前記データセットは、前記装置が設置される環境、或は販売先に対応する消費電力値を含むことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置の消費電力制御方法。
- 前記メモリは更に、前記データセットのいずれかを選択するための選択情報を記憶し、前記選択工程では、前記選択情報に応じて前記データセットを選択することを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置の消費電力制御方法。
- 前記メモリにデータセットを追加する追加工程を更に有することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置の消費電力制御方法。
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-
2005
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