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JP2006338955A - フラットケーブル用コネクタ - Google Patents

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JP2006338955A
JP2006338955A JP2005160263A JP2005160263A JP2006338955A JP 2006338955 A JP2006338955 A JP 2006338955A JP 2005160263 A JP2005160263 A JP 2005160263A JP 2005160263 A JP2005160263 A JP 2005160263A JP 2006338955 A JP2006338955 A JP 2006338955A
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Yoshihiko Furuhira
善彦 古平
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Tyco Electronics Japan GK
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Tyco Electronics AMP KK
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Abstract

【課題】 簡単な構造でFPC等のフラットケーブルに設けられた導体パターンとコンタクトとの位置ずれを確実に防止することができるフラットケーブル用コネクタを提供する。
【解決手段】 フラットケーブル用コネクタ1において、カバーハウジング20の両端に、FPC(フラットケーブル)50の幅よりも大きい内壁面間隔D1で配置された1対の挿入案内部26を設けると共に、1対の挿入案内部26に連続し、かつ、1対の挿入案内部26の内壁面間隔D1に対して小さくなるような内壁面間隔D2を設定した1対のフラットケーブル斜め挿入防止部27を設けている。1対のフラットケーブル斜め挿入防止部27は、カバーハウジング20の回動時に、斜め挿入されたFPC50の挿入状態をそれぞれの内壁面により矯正するようになっている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、FPC(Flexible Printed Circuit)等のフラットケーブルを回路基板に接続するためのフラットケーブル用コネクタに関する。
近年の電子機器、例えば、携帯電話やディジタルカメラ等はダウンサイジングが加速している。この電子機器に実装される電子部品や回路基板間を接続するために、フレキシブル回路基板であるFPCが多用され、FPC用コネクタにも実装密度を上げるべく、低背化を含めた小型化が求められている。
従来、このような小型化を実現したFPC用コネクタとして、例えば、図17及び図18に示すものが知られている(特許文献1参照)。
図17及び図18に示すFPC用コネクタ101は、絶縁性のソケットハウジング110と、このソケットハウジング110に一列状に取付られた複数のC形ばね状コンタクト130と、ソケットハウジング110に支軸123を介して回動可能に結合されるカバーハウジング120とを備えている。
そして、ソケットハウジング110は、FPC140を受容可能に形成された略矩形形状のハウジング本体111と、このハウジング本体111から前方(図18における左方)に延びる下板部112とを備えている。
また、各C形ばね状コンタクト130は、ハウジング本体111に圧入固定される固定部131と、固定部131から前方に延びる上弾性アーム132及び下弾性アーム133と、固定部131から後方に延び、回路基板PCB上に半田接続される基板接続部134とを備えている。FPC140がソケットハウジング110に挿入された状態では、上弾性アーム132及び下弾性アーム133間でFPC140を受容するようになっている。
そして、カバーハウジング120は、ソケットハウジング110の下板部112の両側面を囲むように天板部121とこの天板部121の両端部に設けられた1対の案内側壁部122とを備えた凹字状に形成され、FPC140をソケットハウジング110に挿入可能な図17に示す開位置からFPC140を上方から押圧する図18に示す閉位置まで矢印A方向に回動可能になっている。そして、1対の案内側壁部122の内壁面間隔は、FPC140の幅よりも僅かに大きく形成され、FPC140をソケットハウジング110に挿入する過程では、FPC140は1対の案内側壁部122のそれぞれの内壁面に規制されてFPC140とC形ばね状コンタクト130とはC形ばね状コンタクト130の列方向に位置合わせされるようになっている。
そして、図18に示すように、カバーハウジング120が閉位置にあるときには、カバーハウジング120の天板部121がFPC140を上方から押圧する。このとき、C形ばね状コンタクト130の下弾性アーム132の接触突起132aが、下方から上方に向けて加圧された状態でFPC140の下面に設けられた導体パターンに接触し、FPC140と回路基板PCBとが相互に電気的に接続されることになる。また、C形ばね状コンタクト130の上弾性アーム132が支軸123を介して天板部121に下方への押圧力を付与するのである。
特開2004−193080号公報
しかしながら、この従来のFPC用コネクタ101にあっては、以下の問題点があった。
即ち、1対の案内側壁部122の内壁面間隔が、FPC140の幅よりも僅かに大きく形成されているため、FPC140をソケットハウジング110に挿入する過程において、1対の案内側壁部122とFPC140との間の隙間分だけ、FPC140がソケットハウジング110に対して平面から見て斜めに挿入されてしまうことがある。FPC140が斜めに挿入されると、FPC140に設けられた導体パターンとC形ばね状コンタクト130とが位置ずれし、導体パターンとC形ばね状コンタクト130とが非接触となったり、あるいは隣接する導体間が短絡したりして、FPC140と回路基板PCBとを適切に接続できないことがあった。
従って、本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構造でFPC等のフラットケーブルに設けられた導体パターンとコンタクトとの位置ずれを確実に防止することができるフラットケーブル用コネクタを提供することにある。
上記問題を解決するため、本発明のうち請求項1に係るフラットケーブル用コネクタは、フラットケーブルが挿入されるハウジングと、該ハウジングに取り付けられると共に、挿入された前記フラットケーブルに設けられた導体パターンに接触するコンタクトと、前記ハウジングに対して、前記フラットケーブルを挿入可能な開位置と前記フラットケーブルを押圧する閉位置との間を回動可能に取り付けられたカバーハウジングとを具備し、該カバーハウジングが閉位置にあるときに、前記コンタクトが加圧されて前記フラットケーブルに設けられた導体パターンに接触するようになっているフラットケーブル用コネクタであって、前記カバーハウジングの両端に、前記フラットケーブルの幅よりも大きい内壁面間隔で配置された1対の挿入案内部を設けると共に、該1対の挿入案内部に連続し、かつ、前記1対の挿入案内部の内壁面間隔に対して小さくなるような内壁面間隔を設定した1対のフラットケーブル斜め挿入防止部を設け、該1対のフラットケーブル斜め挿入防止部は、前記カバーハウジングの回動時に、斜め挿入された前記フラットケーブルの挿入状態をそれぞれの内壁面により矯正するようになっていることを特徴としている。
また、本発明のうち請求項2に係るフラットケーブル用コネクタは、請求項1記載のフラットケーブル用コネクタにおいて、前記カバーハウジングは、前記開位置にあるときに前記フラットケーブルが挿入される側が開き、前記閉位置にあるときに前記フラットケーブルが挿入される側が閉じるように前記ハウジングに回動可能に取り付けられることを特徴としている。
更に、本発明のうち請求項3に係るフラットケーブル用コネクタは、請求項1記載のフラットケーブル用コネクタにおいて、前記カバーハウジングは、前記開位置にあるときに前記フラットケーブルが挿入される側と反対側が開き、前記閉位置にあるときに前記フラットケーブルが挿入される側と反対側が閉じるように前記前記ハウジングに回動可能に取り付けられることを特徴としている。
本発明のうち請求項1に係るフラットケーブル用コネクタによれば、カバーハウジングの両端に、フラットケーブルの幅よりも大きい内壁面間隔で配置された1対の挿入案内部を設けると共に、1対の挿入案内部に連続し、かつ、1対の挿入案内部の内壁面間隔に対して小さくなるような内壁面間隔を設定した1対のフラットケーブル斜め挿入防止部を設け、1対のフラットケーブル斜め挿入防止部は、カバーハウジングの回動時に、斜め挿入されたフラットケーブルの挿入状態をそれぞれの内壁面により矯正するようになっているので、フラットケーブルの挿入時において、フラットケーブルがハウジングに対して斜めに挿入されたとしても、カバーハウジングの回動時に、1対のフラットケーブル斜め挿入防止部の内壁面により、斜め挿入されたフラットケーブルの挿入状態を矯正できる。このため、簡単な構造でフラットケーブルに設けられた導体パターンとコンタクトとの位置ずれを確実に防止できる。
また、本発明のうち請求項2に係るフラットケーブル用コネクタによれば、請求項1記載のフラットケーブル用コネクタにおいて、前記カバーハウジングは、前記開位置にあるときに前記フラットケーブルが挿入される側が開き、前記閉位置にあるときに前記フラットケーブルが挿入される側が閉じるように前記ハウジングに回動可能に取り付けられるので、カバーハウジングを開位置から閉位置に回動するときには、操作者が指等によりカバーハウジングをフラットケーブルが挿入された側に閉じるようにすればよい。このため、フラットケーブルが挿入される側と反対側にはカバーハウジングを操作するためのスペースが不要となり、電子部品の実装スペースを確保することができる。
更に、本発明のうち請求項3に係るフラットケーブル用コネクタによれば、請求項1記載のフラットケーブル用コネクタにおいて、前記カバーハウジングは、前記開位置にあるときに前記フラットケーブルが挿入される側と反対側が開き、前記閉位置にあるときに前記フラットケーブルが挿入される側と反対側が閉じるように前記前記ハウジングに回動可能に取り付けられるので、挿入されたフラットケーブルを押圧しコンタクトを加圧してフラットケーブルに設けられた導体パターンに接触させる閉位置において、カバーハウジングがフラットケーブルが挿入されている側に開かず、コンタクと導体パターンとの接触状態が解除されるおそれを回避することができる。
次に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明に係るフラットケーブル用コネクタの第1実施形態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。図2は図1のフラットケーブル用コネクタを示し、(A)は底面図、(B)は背面図である。図3は図1のフラットケーブル用コネクタを示し、(A)は右側面図、(B)は図1(B)における3B−3B線に沿う断面図、(C)は図1(B)における3C−3C線に沿う断面図、(D)は図1(B)における3D−3D線に沿う断面図である。図4は図1のフラットケーブル用コネクタを示し、(A)はカバーハウジングが開位置にある状態のフラットケーブル用コネクタの部分斜視図、(B)はカバーハウジングが閉位置にある状態のフラットケーブル用コネクタの部分斜視図である。図5はFPCの挿入工程を示し、(A)はFPCが挿入される前のカバーハウジングが開位置にあるときのフラットケーブル用コネクタの断面図、(B)はFPCが挿入された後のカバーハウジングが閉位置にあるときのフラットケーブル用コネクタの断面図である。図6はカバーハウジングが開位置にあるときにFPCが斜め挿入された状態を示し、(A)は平面概略図、(B)は左側面図である。図7はカバーハウジングが回動している途中のFPCの挿入状態を示し、(A)は平面概略図、(B)は左側面図である。図8はカバーハウジングが閉位置にあるときのFPCの挿入状態を示し、(A)は概略平面図、(B)は左側面図である。
図1乃至図4において、フラットケーブル用コネクタ1は、FPC(フラットケーブル)50(図5乃至図8参照)が挿入されるハウジング10と、このハウジング10に1列状に取り付けられた複数の第1及び第2コンタクト31a,31bと、カバーハウジング20とを備えている。ハウジング10には、FPC50以外のフレキシブルフラットケーブル(FFC)等のフラットケーブルを挿入するようにしてもよい。
ここで、ハウジング10は、長手方向(図1(A)における左右方向)に延びる略矩形形状のハウジング本体11と、ハウジング本体11の下部から前方(図1(A)における下方)に延びる下板部12とを備え、絶縁性の樹脂を成形することによって形成されている。ハウジング本体11には、図3及び図5に示すように、第1及び第2コンタクト31a,31bが固定されると共に、FPC50を受容するフラットケーブル受容空間14が長手方向に延びるように形成されている。そして、フラットケーブル受容空間14の長手方向両側であってハウジング本体11の長手方向両側壁11aの内面には、1対のフラットケーブル位置決め部13が内方に向けて突出形成されている。1対のフラットケーブル位置決め部13の内壁面間隔は、FPC50の幅と略同一に形成されている。また、ハウジング本体11の長手方向両側壁11aには、1対の金属製のソルダペグ40が取り付けられている。各ソルダペグ40は、図3(D)に示すように、略矩形形状の基板部41と、基板部41の後縁から後方に向けて延びる固定部42とを備え、固定部42を、ハウジング本体11の長手方向両側壁11aに前方から圧入固定するようにしている。基板部41は図示しない回路基板上に半田接続されるようになっている。そして、基板部41の後縁には、湾曲した切欠43が形成されている。また、ハウジング本体11の長手方向両側壁11aの前端面にも、湾曲した切欠11bが形成されている。ハウジング本体11の切欠11bとソルダペグ40の切欠43との間に、図3(D)に示すように、カバーハウジング20の両端に設けられた支軸25が嵌入され、これによりカバーハウジング20はハウジング10に対して回動可能に取り付けられている。
また、複数の第1及び第2コンタクト31a,31bは、図1及び図2に示すように、ハウジング10の長手方向に沿って1列状に交互に取り付けられている。
ここで、各第1コンタクト31aは、図3(C)に示すように、ハウジング本体11への固定部32aと、固定部32aから前方に延びる下弾性アーム33aと、固定部32aから一旦上方に延びてから前方に向けて湾曲し更に前方に延びる上弾性アーム35aと、固定部32aから後方に延びる基板接続部36aとを備え、金属板を打ち抜き加工することによって形成されている。第1コンタクト31aの固定部32aは、ハウジング10の後方からハウジング本体11に圧入固定される。また、下弾性アーム33aの前端には、図5(B)に示すように、ハウジング本体11に挿入されたFPC50の下面に形成された導体パターン(図示せず)に接触する接触突起34aが形成されている。下弾性アーム33aは、接触突起34aがFPC50の導体パターンに接触する際に、FPC50に対して上方に押圧する弾性力を付与する構造となっている。更に、基板接続部36aは、図示しない回路基板上に半田接続されるようになっている。
また、各第2コンタクト31bは、図3(B)に示すように、ハウジング本体11への1対の固定脚32bを有する基板部33bと、基板部33bの下端から前方に延びる下アーム34bと、基板部33bの上端から前方に延びる上弾性アーム36bとを備え、金属板を打ち抜き加工することによって形成されている。第2コンタクト31bの固定脚32bは、ハウジング10の前方からハウジング本体11に圧入固定される。また、下アーム34bの前後方向略中央部には、図5(B)に示すように、ハウジング本体11に挿入されたFPC50の下面に形成された導体パターンに接触する接触突起35bが形成されている。更に、下アーム34bの前端には、図示しない回路基板上に半田接続される基板接続部37bが設けられている。
更に、カバーハウジング20は、ハウジング10に対して、図4(A)及び図5(A)に示す開位置と図4(B)及び図5(B)に示す閉位置との間を回動可能に取り付けられている。カバーハウジング20が開位置にあるときには、図5(A)に示すように、FPC50がフラットケーブル受容空間14に挿入可能であり、また、カバーハウジング20が閉位置にあるときには、カバーハウジング20はフラットケーブル受容空間14に挿入されたFPC50を上方から押圧し、下弾性アーム33a及び下アーム34bを加圧して接触突起34a,35bがFPC50の下面に設けられた導体パターンに接触するようになっている。そして、カバーハウジング20は、図4(A)及び図5(A)に示す開位置にあるときにFPC50が挿入される側が開き、図4(B)及び図5(B)に示す閉位置にあるときにFPC50が挿入される側が閉じるようにハウジング10に回動可能に取り付けられている。
このカバーハウジング20は、長手方向(図1(A)における左右方向)に延びる略矩形形状のカバー本体21を備え、絶縁性の樹脂を成形することによって形成されている。カバー本体21の長手方向両端には、ハウジング本体11の切欠11bとソルダペグ40の切欠43との間に嵌入される1対の支軸25が設けられ、これら支軸25を切欠11bと切欠43との間に嵌入することにより、カバーハウジング20はハウジング10に対して回動可能となっている。また、カバー本体21は、閉位置においてフレットケーブル受容空間14に挿入されたFPC50を上方から押圧する。そして、カバー本体21には、図1(A)、図3(B)及び図3(C)に示すように、第1及び第2コンタクト31a,31bの上弾性アーム35a,36bのそれぞれの前端が入り込む貫通穴22,23が穿設されている。そして、これら貫通穴22,23の後側(図1(A)図3(B)及び図3(C)はカバーハウジング20が閉位置にあり、そのときの後側)には、カバー本体21の長手方向全体にわたって延びる軸部24が設けられている。この軸部24の中心は支軸25の中心と一致し、カバーハウジング20は軸部24を中心に回動するようになっている。そして、軸部24には、貫通穴22,23に入り込んだ上弾性アーム35a,36bの前端部が係合している。上弾性アーム35a,36bの前端部は、カバーハウジング20が図5(A)に示す開位置にあるときと図5(B)に示す閉位置にあるときとを問わず軸部24に対して上方から下方に押圧する力が働くように係合している。
また、カバーハウジング20のカバー本体21の長手方向両端には、図6(A)に示すように、FPC50の幅よりも若干大きい内壁面間隔D1で配置された1対の挿入案内部26が設けられている。これら挿入案内部26は、FPC50の挿入時にそれぞれの内壁面によりFPC50の下面に設けられた導体パターンと第1及び第2コンタクト31a,31bの接触突起34a,35bとの位置合わせを行うようになっている。また、カバー本体21の長手方向両端には、1対の挿入案内部26に連続し、かつ、1対の挿入案内部26の内壁面間隔D1に対して連続して小さくなるような内壁面間隔D2(図7(A)参照)を設定した1対のフラットケーブル斜め挿入防止部27が設けられている。1対のフラットケーブル斜め挿入防止部27の内壁面間隔D2は、図8(A)によく示すように、最も小さいところの間隔がFPC50の幅と略同一となっている。これら1対のフラットケーブル斜め挿入防止部27は、カバーハウジング20を開位置から閉位置に回動するときに、図6乃至図8に示すように、斜め挿入されたFPC50の挿入状態をそれぞれの内壁面により矯正するようになっている。
以下、カバーハウジング20の作用を図5乃至図8を参照して詳細に説明する。
先ず、図5(A)に示すように、カバーハウジング20が開位置にあるときに、FPC50の先端をハウジング本体11のフラットケーブル受容空間14に挿入する。すると、通常、即ちFPC50がハウジング本体11に対して平面から見てまっすぐに挿入されているときには、カバーハウジング20の長手方向両端に設けられた1対の挿入案内部26の内壁面によりFPC50の下面に設けられた導体パターンと第1及び第2コンタクト31a,31bの接触突起34a,35bとの位置合わせが行われ、この状態でFPC50の先端が1対のフラットケーブル位置決め部13の内壁面により位置決めされる。
しかし、1対の挿入案内部26の内壁間間隔D1は、FPC50の幅よりも若干大きくなっていることから、FPC50の先端をハウジング本体11のフラットケーブル受容空間14に挿入したときには、図6(A)に示すように、FPC50がハウジング本体11に対して平面から見て斜めに挿入されてしまうことがある。
この場合において、カバーハウジング20を開位置から図6(B)における矢印A方向に回動して図7(B)に示す位置に位置させると、図7(A)に示すように、1対のフラットケーブル斜め挿入防止部27が、1対の挿入案内部26に連続し、かつ、1対の挿入案内部26の内壁面間隔D1に対して連続して小さくなるような内壁面間隔D2を設定しているので、1対のフラットケーブル斜め挿入防止部27の内壁面によりFPC50の先端面が平面から見て徐々にまっすぐになり、斜め挿入されたFPC50の挿入状態が徐々に矯正される。
そして、カバーハウジング20を図7(B)に示す位置から更に矢印A方向に回動して図8(B)に示す閉位置に位置させると、図8(A)に示すように、1対のフラットケーブル斜め挿入防止部27の内壁面によりFPC50の先端面が平面から見て完全にまっすぐになり、斜め挿入されたFPC50の挿入状態が平面から見てハウジング本体11に対してまっすぐに矯正される。これにより、FPC50の下面に設けられた導体パターンと第1及び第2コンタクト31a,31bの接触突起34a,35bとの位置合わせが行われ、この状態でFPC50の先端が1対のフラットケーブル位置決め部13の内壁面により位置決めされる。従って、簡単な構造でFPC50に設けられた導体パターンと第1及び第2コンタクト31a,31bの接触突起34a,35bとの位置ずれを確実に防止できる。なお、FPC50に対して凹凸、穴などを設け、それに対応するようにハウジング10やカバーハウジング20に凹凸やボスを設けてFPC50の斜め挿入防止を図る技術もあるが、この技術においては、FPC50を特殊形状に形成する必要があることから、FPC50がコスト高となる問題がある。
そして、カバーハウジング20が図8(B)に示す閉位置に位置すると、図5(B)に示すように、カバー本体21がフラットケーブル受容空間14に挿入されたFPC50を上方から押圧し、下弾性アーム33a及び下アーム34bを加圧して接触突起34a,35bがFPC50の下面に設けられた導体パターンに接触する。この際に、第1コンタクト31aの上弾性アーム35a及び第2コンタクト31bの上弾性アーム36bが、軸部24を介してカバー本体21に対して下方に押圧する弾性力を付与する構造となっている。第1及び第2コンタクト31a,31bの接触突起34a,35bがFPC50の下面に設けられた導体パターンに接触することにより、回路基板とFPC50とが電気的に導通することになる。
なお、FPC50がハウジング本体11に対して平面から見てまっすぐに挿入され、カバーハウジング20の長手方向両端に設けられた1対の挿入案内部26の内壁面によりFPC50の下面に設けられた導体パターンと第1及び第2コンタクト31a,31bの接触突起34a,35bとの位置合わせがなされている場合であっても、カバーハウジング20を図6に示す開位置から図8に示す閉位置に回動することにより、下弾性アーム33a及び下アーム34bを加圧して接触突起34a,35bがFPC50の下面に設けられた導体パターンに接触することになる。
また、カバーハウジング20は、図5(A)に示す開位置にあるときにFPC50が挿入される側が開き、図5(B)に示す閉位置にあるときにFPC50が挿入される側が閉じるようにハウジング10に回動可能に取り付けられているので、カバーハウジング20を開位置から閉位置に回動するときには、操作者が指等によりカバーハウジング20をFPC50が挿入された側に閉じるようにすればよいようになっている。このため、FPC50が挿入される側と反対側にはカバーハウジング20を操作するためのスペースが不要となり、電子部品の実装スペースを確保することができる。
次に、本発明に係るフラットケーブル用コネクタの第2実施形態を図9乃至図16を参照して説明する。図9は本発明に係るフラットケーブル用コネクタの第2実施形態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。図10は図9のフラットケーブル用コネクタを示し、(A)は底面図、(B)は背面図である。図11は図9のフラットケーブル用コネクタを示し、(A)は右側面図、(B)は図9(B)における11B−11B線に沿う断面図、(C)は図9(B)における11C−11C線に沿う断面図、(D)は図9(B)における11D−11D線に沿う断面図である。図12は図9のフラットケーブル用コネクタを示し、(A)はカバーハウジングが開位置にある状態のフラットケーブル用コネクタの部分斜視図、(B)はカバーハウジングが閉位置にある状態のフラットケーブル用コネクタの部分斜視図である。図13はFPCの挿入工程を示し、(A)はFPCが挿入される前のカバーハウジングが開位置にあるときのフラットケーブル用コネクタの断面図、(B)はFPCが挿入された後のカバーハウジングが閉位置にあるときのフラットケーブル用コネクタの断面図である。図14はカバーハウジングが開位置にあるときにFPCが斜め挿入された状態を示し、(A)は平面概略図、(B)は左側面図である。図15はカバーハウジングが回動している途中のFPCの挿入状態を示し、(A)は平面概略図、(B)は左側面図である。図16はカバーハウジングが閉位置にあるときのFPCの挿入状態を示し、(A)は概略平面図、(B)は左側面図である。
図9乃至図12において、フラットケーブル用コネクタ61は、フラットケーブル用コネクタ1と同様に、FPC(フラットケーブル)50(図13乃至図16参照)が挿入されるハウジング70と、このハウジング70に1列状に取り付けられた複数の第1及び第2コンタクト91a,91bと、カバーハウジング80とを備えている。ハウジング70には、FPC50以外のフレキシブルフラットケーブル(FFC)等のフラットケーブルを挿入するようにしてもよい。
ここで、ハウジング70は、長手方向(図9(A)における左右方向)に延びる略矩形形状のハウジング本体71と、ハウジング本体71の下部から前方(図9(A)における下方)に延びる下板部72とを備え、絶縁性の樹脂を成形することによって形成されている。ハウジング本体71には、第1及び第2コンタクト91a,91bが固定されると共に、FPC50を受容するフラットケーブル受容空間74が長手方向に延びるように形成されている。そして、フラットケーブル受容空間74の長手方向両側であってハウジング本体71の長手方向両側壁71aの内面には、1対のフラットケーブル位置決め部73が内方に向けて突出形成されている。1対のフラットケーブル位置決め部73の内壁面間隔は、FPC50の幅と略同一に形成されている。また、ハウジング本体71の長手方向両側壁71aには、1対の金属製のソルダペグ75が取り付けられている。各ソルダペグ75は、図11(D)に示すように、略矩形形状の基板部76と、基板部76の後縁から後方に向けて延びる固定部77とを備え、固定部77を、ハウジング本体71の長手方向両側壁71aに前方から圧入固定するようにしている。基板部76は、図示しない回路基板上に半田接続されるようになっている。そして、基板部76の後縁には、湾曲した切欠78が形成され、この切欠78とハウジング本体71の側壁71aの前端面との間に、図11(D)に示すように、カバーハウジング80の両端に設けられた支軸85が嵌入され、これによりカバーハウジング80はハウジング70に対して回動可能に取り付けられている。
また、複数の第1及び第2コンタクト91a,91bは、図9及び図10に示すように、ハウジング70の長手方向に沿って1列状に交互に取り付けられている。
ここで、各第1コンタクト91aは、図11(C)に示すように、ハウジング本体71への固定部92aと、固定部92aから前方に延びる下弾性アーム93aと、固定部92aから一旦上方に延びてから前方に向けて湾曲し更に前方に延びる上弾性アーム95aと、固定部92aから後方に延びる基板接続部06aとを備え、金属板を打ち抜き加工することによって形成されている。第1コンタクト91aの固定部92aは、ハウジング70の後方からハウジング本体71に圧入固定される。また、下弾性アーム93aの前端には、図13(B)に示すように、ハウジング本体71に挿入されたFPC50の下面に形成された導体パターン(図示せず)に接触する接触突起94aが形成されている。下弾性アーム93aは、接触突起94aがFPC50の導体パターンに接触する際に、FPC50に対して上方に押圧する弾性力を付与する構造となっている。更に、基板接続部96aは、図示しない回路基板上に半田接続されるようになっている。
また、各第2コンタクト91bは、図11(B)に示すように、ハウジング本体71への固定脚92bを有する基板部93bと、基板部93bの下端から前方に延びる下アーム94bと、基板部93bの上端から前方に延びる上弾性アーム96bとを備え、金属板を打ち抜き加工することによって形成されている。第2コンタクト91bの固定脚92bは、ハウジング70の前方からハウジング本体71に圧入固定される。また、下アーム94bの前後方向略中央部には、ハウジング本体71に挿入されたFPC50の下面に形成された導体パターンに接触する接触突起95bが形成されている。更に、下アーム94bの前端には、図示しない回路基板上に半田接続される基板接続部97bが設けられている。
更に、カバーハウジング80は、ハウジング70に対して、図12(A)及び図13(A)に示す開位置と図12(B)及び図13(B)に示す閉位置との間を回動可能に取り付けられている。カバーハウジング80が開位置にあるときには、図13(A)に示すように、FPC50がフラットケーブル受容空間74に挿入可能であり、また、カバーハウジング80が閉位置にあるときには、カバーハウジング80はフラットケーブル受容空間74に挿入されたFPC50を上方から押圧し、下弾性アーム93a及び下アーム94bを加圧して接触突起94a,95bがFPC50の下面に設けられた導体パターンに接触するようになっている。そして、カバーハウジング80は、フラットケーブル用コネクタ1に設けられたカバーハウジング20と異なり、図12(A)及び図13(A)に示す開位置にあるときにFPC50が挿入される側と反対側が開き、図12(B)及び図13(B)に示す閉位置にあるときにFPC50が挿入される側と反対側が閉じるようにハウジング70に回動可能に取り付けられている。
このカバーハウジング80は、長手方向(図9(A)における左右方向)に延びる略矩形形状のカバー本体81を備え、絶縁性の樹脂を成形することによって形成されている。カバー本体81の長手方向両端には、ソルダペグ75の切欠78とハウジング本体71の側壁71aの前端面との間に嵌入される1対の支軸85が設けられ、これら支軸85を切欠78と前記前端面との間に嵌入することにより、カバーハウジング80はハウジング70に対して回動可能となっている。そして、カバー本体81には、カバーハウジング80が図11(B)及び図11(C)に示す閉位置にあるときに、上弾性アーム95a,96bが入り込む複数のコンタクト収容溝82が形成されている。各コンタクト収容溝82は、カバーハウジング80が閉位置にあるときに前後方向に延びるように形成され、各コンタクト収容溝82の前端には、前方向に貫通する貫通穴83が穿設されている。また、貫通穴83には、カバーハウジング80が閉位置にあるときに上弾性アーム95a,96bの前端が入り込むようになっている。そして、貫通穴83の下方(カバーハウジング80が閉位置にあるときの下方)には、カバー本体81の長手方向全体にわたって延びる支持部84が設けられている。この支持部84の中心は支軸85の中心と一致し、カバーハウジング80は支持部84を中心に回動するようになっている。そして、支持部84には、上弾性アーム96b,95aの前端部が係合し、この上弾性アーム96b,95aの前端部は、カバーハウジング80が図13(A)に示す開位置にあるときと図13(B)に示す閉位置にあるときとを問わず支持部84に対して上方から下方に押圧する力を働かせるようになっている。
また、カバーハウジング80のカバー本体81の長手方向両端には、図14(A)に示すように、FPC50の幅よりも若干大きい内壁面間隔D3で配置された1対の挿入案内部86が設けられている。これら挿入案内部86は、FPC50の挿入時にそれぞれの内壁面によりFPC50の下面に設けられた導体パターンと第1及び第2コンタクト91a,91bの接触突起94a,95bとの位置合わせを行うようになっている。また、カバー本体81の長手方向両端には、1対の挿入案内部86に連続し、かつ、1対の挿入案内部86の内壁面間隔D3に対して連続して小さくなるような内壁面間隔D4(図15(A)参照)を設定した1対のフラットケーブル斜め挿入防止部87が設けられている。1対のFPC斜め挿入防止部87の内壁面間隔D4は、図16(A)によく示すように、最も小さいところの間隔がFPC50の幅と略同一となっている。これら1対のフラットケーブル斜め挿入防止部87は、カバーハウジング80を開位置から閉位置に回動するときに、図6乃至図8に示すように、斜め挿入されたFPC50の挿入状態をそれぞれの内壁面により矯正するようになっている。
以下、カバーハウジング80の作用を図13乃至図16を参照して詳細に説明する。
先ず、図13(A)に示すように、カバーハウジング80が開位置にあるときに、FPC50の先端をハウジング本体71のフラットケーブル受容空間74に挿入する。すると、通常、即ちFPC50がハウジング本体71に対して平面から見てまっすぐに挿入されているときには、カバーハウジング80の長手方向両端に設けられた1対の挿入案内部86の内壁面によりFPC50の下面に設けられた導体パターンと第1及び第2コンタクト91a,91bの接触突起94a,95bとの位置合わせが行われ、この状態でFPC50の先端が1対のフラットケーブル位置決め部73の内壁面により位置決めされる。
しかし、1対の挿入案内部86の内壁間間隔D3は、FPC50の幅よりも若干大きくなっていることから、FPC50の先端をハウジング本体71のフラットケーブル受容空間74に挿入したときには、図14(A)に示すように、FPC50がハウジング本体71に対して平面から見て斜めに挿入されてしまうことがある。
この場合において、カバーハウジング80を開位置から図14(B)における矢印B方向に回動して図15(B)に示す位置に位置させると、図15(A)に示すように、1対のフラットケーブル斜め挿入防止部87が、1対の挿入案内部86に連続し、かつ、1対の挿入案内部86の内壁面間隔D3に対して連続して小さくなるような内壁面間隔D4を設定しているので、1対のフラットケーブル斜め挿入防止部87の内壁面によりFPC50の先端面が平面から見て徐々にまっすぐになり、斜め挿入されたFPC50の挿入状態が徐々に矯正される。
そして、カバーハウジング80を図15(B)に示す位置から更に矢印B方向に回動して図16(B)に示す閉位置に位置させると、図16(A)に示すように、1対のフラットケーブル斜め挿入防止部87の内壁面によりFPC50の先端面が平面から見て完全にまっすぐになり、斜め挿入されたFPC50の挿入状態が平面から見てハウジング本体71に対してまっすぐに矯正される。これにより、FPC50の下面に設けられた導体パターンと第1及び第2コンタクト91a,91bの接触突起94a,95bとの位置合わせが行われ、この状態でFPC50の先端が1対のフラットケーブル位置決め部73の内壁面により位置決めされる。従って、簡単な構造でFPC50に設けられた導体パターンと第1及び第2コンタクト91a,91bの接触突起94a,95bとの位置ずれを確実に防止できる。
そして、カバーハウジング80が図16(B)に示す閉位置に位置すると、カバー本体81の支持部84がフラットケーブル受容空間74に挿入されたFPC50を上方から押圧し、下弾性アーム93a及び下アーム94bを加圧して接触突起94a,95bがFPC50の下面に設けられた導体パターンに接触する。この際に、第1コンタクト91aの上弾性アーム95a及び第2コンタクト91bの上弾性アーム96bが、支持部84を介してカバー本体81に対して下方に押圧する弾性力を付与する構造となっている。第1及び第2コンタクト91a,91bの接触突起94a,95bがFPC50の下面に設けられた導体パターンに接触することにより、回路基板とFPC50とが電気的に導通することになる。
なお、FPC50がハウジング本体71に対して平面から見てまっすぐに挿入され、カバーハウジング80の長手方向両端に設けられた1対の挿入案内部86の内壁面によりFPC50の下面に設けられた導体パターンと第1及び第2コンタクト91a,91bの接触突起94a,95bとの位置合わせがなされている場合であっても、カバーハウジング80を図14に示す開位置から図16に示す閉位置に回動することにより、下弾性アーム93a及び下アーム94bを加圧して接触突起94a,95bがFPC50の下面に設けられた導体パターンに接触することになる。
また、カバーハウジング80は、図13(A)に示す開位置にあるときにFPC50が挿入される側と反対側が開き、図13(B)に示す閉位置にあるときにFPC50が挿入される側と反対側が閉じるようにハウジング70に回動可能に取り付けられるので、挿入されたFPC50を上方から押圧し下弾性アーム93a及び下アーム94bを加圧してFPC50の下面に設けられた導体パターンに接触させる閉位置において、カバーハウジング80がFPC50が挿入されている側に開かず、第1及び第2コンタクト91a,91bと導体パターンとの接触状態が解除されるおそれを回避することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、カバー本体21の長手方向両端に設けられた1対のフラットケーブル斜め挿入防止部27の内壁面間隔D2は、1対の挿入案内部26の内壁面間隔D1に対して小さくなるように設定されていればよく、必ずしも1対の挿入案内部26の内壁面間隔D1に対して連続して小さくなるように設定されている必要はない。また、同様に、カバー本体81の長手方向両端に設けられた1対のフラットケーブル斜め挿入防止部87の内壁面間隔D4も、1対の挿入案内部86の内壁面間隔D3に対して小さくなるように設定されていればよく、必ずしも1対の挿入案内部86の内壁面間隔D3に対して連続して小さくなるように設定されている必要はない。
また、FPC50に形成される導体パターンは、FPC50の下面に形成される場合に限らず、FPC50の上面に形成される場合であってもよい。この場合、フラットケーブル用コネクタ1における第1及び第2コンタクト31a,31b及びフラットケーブル用コネクタ61における第1及び第2コンタクト91a,91bは、FPC50の上面に形成された導体パターンに接触するように構成すればよい。そして、この場合、カバーハウジング20,80は、閉位置にあるときに、フラットケーブル受容空間14,74に挿入されたFPC50を上方から押圧するよう構成することが好ましい。
本発明に係るフラットケーブル用コネクタの第1実施形態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。 図1のフラトケーブル用コネクタを示し、(A)は底面図、(B)は背面図である。 図1のフラットケーブル用コネクタを示し、(A)は右側面図、(B)は図1(B)における3B−3B線に沿う断面図、(C)は図1(B)における3C−3C線に沿う断面図、(D)は図1(B)における3D−3D線に沿う断面図である。 図1のフラットケーブル用コネクタを示し、(A)はカバーハウジングが開位置にある状態のフラットケーブル用コネクタの部分斜視図、(B)はカバーハウジングが閉位置にある状態のフラットケーブル用コネクタの部分斜視図である。 FPCの挿入工程を示し、(A)はFPCが挿入される前のカバーハウジングが開位置にあるときのフラットケーブル用コネクタの断面図、(B)はFPCが挿入された後のカバーハウジングが閉位置にあるときのフラットケーブル用コネクタの断面図である。 カバーハウジングが開位置にあるときにFPCが斜め挿入された状態を示し、(A)は平面概略図、(B)は左側面図である。 カバーハウジングが回動している途中のFPCの挿入状態を示し、(A)は平面概略図、(B)は左側面図である。 カバーハウジングが閉位置にあるときのFPCの挿入状態を示し、(A)は概略平面図、(B)は左側面図である。 本発明に係るフラットケーブル用コネクタの第2実施形態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。 図9のフラットケーブル用コネクタを示し、(A)は底面図、(B)は背面図である。 図9のフラットケーブル用コネクタを示し、(A)は右側面図、(B)は図9(B)における11B−11B線に沿う断面図、(C)は図9(B)における11C−11C線に沿う断面図、(D)は図9(B)における11D−11D線に沿う断面図である。 図9のフラットケーブル用コネクタを示し、(A)はカバーハウジングが開位置にある状態のフラットケーブル用コネクタの部分斜視図、(B)はカバーハウジングが閉位置にある状態のフラットケーブル用コネクタの部分斜視図である。 FPCの挿入工程を示し、(A)はFPCが挿入される前のカバーハウジングが開位置にあるときのフラットケーブル用コネクタの断面図、(B)はFPCが挿入された後のカバーハウジングが閉位置にあるときのフラットケーブル用コネクタの断面図である。 カバーハウジングが開位置にあるときにFPCが斜め挿入された状態を示し、(A)は平面概略図、(B)は左側面図である。 カバーハウジングが回動している途中のFPCの挿入状態を示し、(A)は平面概略図、(B)は左側面図である。 カバーハウジングが閉位置にあるときのFPCの挿入状態を示し、(A)は概略平面図、(B)は左側面図である。 従来例のFPC用コネクタをFPCとともに示す斜視図である。 図17に示すFPC用コネクタの断面図である。
符号の説明
1,61 フラットケーブル用コネクタ
10,70 ハウジング
20,80 カバーハウジング
26,86 挿入案内部
27,87 フラットケーブル斜め挿入防止部
31a,91a 第1コンタクト
31b,91b 第2コンタクト
50 FPC(フラットケーブル)

Claims (3)

  1. フラットケーブルが挿入されるハウジングと、該ハウジングに取り付けられると共に、挿入された前記フラットケーブルに設けられた導体パターンに接触するコンタクトと、前記ハウジングに対して、前記フラットケーブルを挿入可能な開位置と前記フラットケーブルを押圧する閉位置との間を回動可能に取り付けられたカバーハウジングとを具備し、該カバーハウジングが閉位置にあるときに、前記コンタクトが加圧されて前記フラットケーブルに設けられた導体パターンに接触するようになっているフラットケーブル用コネクタであって、
    前記カバーハウジングの両端に、前記フラットケーブルの幅よりも大きい内壁面間隔で配置された1対の挿入案内部を設けると共に、該1対の挿入案内部に連続し、かつ、前記1対の挿入案内部の内壁面間隔に対して小さくなるような内壁面間隔を設定した1対のフラットケーブル斜め挿入防止部を設け、
    該1対のフラットケーブル斜め挿入防止部は、前記カバーハウジングの回動時に、斜め挿入された前記フラットケーブルの挿入状態をそれぞれの内壁面により矯正するようになっていることを特徴とするフラットケーブル用コネクタ。
  2. 前記カバーハウジングは、前記開位置にあるときに前記フラットケーブルが挿入される側が開き、前記閉位置にあるときに前記フラットケーブルが挿入される側が閉じるように前記ハウジングに回動可能に取り付けられることを特徴とする請求項1記載のフラットケーブル用コネクタ。
  3. 前記カバーハウジングは、前記開位置にあるときに前記フラットケーブルが挿入される側と反対側が開き、前記閉位置にあるときに前記フラットケーブルが挿入される側と反対側が閉じるように前記前記ハウジングに回動可能に取り付けられることを特徴とする請求項1記載のフラットケーブル用コネクタ。
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