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JP2006327911A - オゾン発生装置 - Google Patents

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JP2006327911A
JP2006327911A JP2005157046A JP2005157046A JP2006327911A JP 2006327911 A JP2006327911 A JP 2006327911A JP 2005157046 A JP2005157046 A JP 2005157046A JP 2005157046 A JP2005157046 A JP 2005157046A JP 2006327911 A JP2006327911 A JP 2006327911A
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JP2005157046A
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Takeshi Okubo
武嗣 大久保
Tadatoshi Sugiura
忠利 杉浦
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

【課題】 吸着剤の交換時期を予め予測し、劣化する前に新しい吸着剤に交換できるオゾン発生装置を提供する。
【解決手段】 オゾン発生装置1は、高濃度のオゾンを供給できる高濃度モードと、低濃度のオゾンを供給できる低濃度モードとの設定が可能である。そして、低濃度モードで長期間運転させる場合は、運転中の吸着剤30の劣化を予め予測するために、吸着剤30の限界処理空気量Pから、設定された運転期間T中に、酸素濃縮装置2の送風ポンプ27を稼働できる稼働可能時間を算出して稼働させる。これにより、吸着剤30の劣化を予め予測できるので、運転期間Tが過ぎる頃に、吸着剤30の入れ替えを行えば、入れ替え時期が遅れて、濃縮酸素の濃度が低下したり、濃縮酸素中に窒素や水分が残存して、ノックス及びその後の硝酸等が発生することを防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オゾン発生装置に関し、詳細には濃縮酸素を原料としてオゾンを発生するオゾン発生装置に関する。
従来、オゾン発生装置によって生成されるオゾンは、一般に食品や、医療、工業等の幅広い分野において、有機物の除去、殺菌、滅菌、脱色及び脱臭等に用いられている。そして、特にオゾン濃度の高いものは、工業分野である半導体のシリコンウェハー洗浄や、酸化処理等に利用されている。このオゾン発生装置は、外気を取り込んで濃縮酸素を生成する酸素濃縮装置と、該酸素濃縮装置によって生成された濃縮酸素を原料としてオゾンを生成するオゾン発生器とを内蔵している。
一方、このオゾン発生装置に内蔵された酸素濃縮装置には、例えば、PSA(Pressure Swing Adsorption)方式と、TSA(Thermal Swing Adsorption)方式とがある。PSA方式は、圧力スイング吸着方式ともいい、吸着剤を充填した吸着塔に加圧されたガスを供給し特定の気体(例えば、窒素、水分)を吸着剤に吸着させる吸着過程及び、吸着塔を減圧して吸着した気体を吸着剤から脱離し吸着剤を再生する脱離過程を繰り返して行う吸着方法である。一方、TSA方式は、温度スイング吸着方式ともいい、吸着剤を充填した吸着塔に低温のガスを供給し特定の気体(例えば、窒素、水分)を吸着剤に吸着させる吸着過程及び、吸着塔を加熱して吸着した気体を吸着剤から脱離し吸着剤を再生する脱離過程を繰り返して行う吸着方法である。
このような酸素濃縮装置では、吸着塔内の吸着剤が劣化すると、濃縮酸素の濃度が低下するばかりか、濃縮酸素中に窒素や水分が残存してしまう。そのため、ノックス(NOx)及びその後の硝酸等の発生を招き、特に食品工場における安全性を損なう結果となる。したがって、酸素濃縮装置内の吸着剤の劣化に伴うその取替え作業は、専ら過去のデータによる吸着剤の耐久時間を目安に実行されていた。しかし、吸着塔中に充填された吸着剤の耐久性は必ずしも一定したものではないため、例えば、酸素抽出装置(酸素濃縮装置)内に湿度センサーや酸素濃度センサーを設け、所定条件(酸素濃度及び湿度)を満たさない場合には、酸素抽出装置のコンプレッサーを停止させることができる酸素抽出装置を備えたオゾン発生装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−198602号公報
しかしながら、特許文献1に記載のオゾン発生装置では、各種センサ類を酸素抽出装置に設けているので、センサ分の設備コストが高くなる問題点があった。また、各センサが故障した場合は、酸素濃度の低下や、水分の残存等が起こっても、それらを検出することができないため、ノックス及びその後の硝酸等の発生を招く問題点があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、吸着剤の交換時期を予め予測し、劣化する前に新しい吸着剤に交換できるオゾン発生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係るオゾン発生装置は、空気を原料として乾燥した濃縮酸素を生成する濃縮酸素生成手段と、当該濃縮酸素生成手段によって生成された濃縮酸素を原料としてオゾンを発生するオゾン発生器とを備えたオゾン発生装置であって、前記濃縮酸素生成手段は、空気を吸引するポンプと、当該ポンプから吸引された空気中の窒素及び水分を吸着する吸着剤を保持する吸着剤保持手段と、前記ポンプの稼働を制御するポンプ稼働制御手段と、前記ポンプの稼働時間を設定するポンプ稼働時間設定手段とを備え、前記ポンプ稼働時間設定手段は、所定流量の空気で、前記吸着剤の寿命を所定期間持続させるために、当該所定期間中の1日に稼働できる前記ポンプの稼働可能時間を設定する場合において、第1に、前記ポンプを連続して稼働させた場合の前記吸着剤で生成できる濃縮酸素の限界生成量を、前記所定期間の日数で除することによって、1日に生成できる濃縮酸素量を算出し、第2に、1日に生成できる前記濃縮酸素量より算出した前記所定流量で1日に稼働できる時間を前記ポンプの稼働可能時間として設定し、前記ポンプ稼働制御手段は、前記ポンプ稼働時間設定手段によって設定された前記ポンプの稼働可能時間だけ前記ポンプを稼働させることを特徴とする。
また、請求項2に係るオゾン発生装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記所定期間中において、前記ポンプを、日毎に所定周期で所定時間繰り返して稼働させる場合に、前記ポンプの稼働可能時間に基づいて前記所定時間を調整するポンプ稼働時間調整手段を備え、前記ポンプ稼働時間調整手段は、1日における前記ポンプの総稼働時間が、1日に稼働できる前記ポンプの総稼働可能時間よりも短くなるように前記所定時間を調整することを特徴とする。
また、請求項3に係るオゾン発生装置によれば、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記オゾン発生器で発生したオゾンを配管を介して外部に供給するオゾン供給口と、前記オゾン発生器で発生したオゾンを希釈するための希釈空気を前記配管に供給する希釈ポンプとを備えている。
請求項1に係るオゾン発生装置によれば、ポンプ稼働時間設定手段が、吸着剤の寿命に基づいてポンプの稼働時間を設定し、ポンプ稼働制御手段がその設定された稼働時間に基づいてポンプの稼働を制御するので、吸着剤保持手段に保持された吸着剤の吸着効果を所定期間持続させることができる。例えば、前記所定期間中の1日に稼働できるポンプの稼働可能時間を設定する場合に、ポンプ稼働時間設定手段は、まず、ポンプを連続して稼働させた場合の吸着剤で生成できる濃縮酸素の限界生成量を所定期間の日数で除することによって、1日に生成できる濃縮酸素量を算出する。第2に、1日に生成できる濃縮酸素量より算出した所定流量で1日に稼働できる時間を前記ポンプの稼働可能時間として設定する。そして、ポンプ稼働制御手段が、ポンプ稼働時間設定手段によって設定されたポンプの稼働可能時間にポンプを稼働させることにより、吸着剤の吸着効果を所定期間持続させることができる。したがって、吸着剤が劣化する前に新しい吸着剤に交換することができる。
また、請求項2に係るオゾン発生装置によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、ポンプ稼働時間調整手段は、1日におけるポンプの総稼働時間が、1日におけるポンプの総稼働可能時間よりも短くなるように所定時間を調整する。これにより、ポンプを日毎に所定周期で所定時間繰り返して稼働させても、所定期間中は吸着剤の吸着効果を維持することができる。
また、請求項3に係るオゾン発生装置によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、希釈ポンプの空気の送り込み圧により、オゾン発生器で発生したオゾンをオゾン供給口まで送り込むことができる。これにより、ポンプにかかる負荷が軽減され、ポンプの稼働時間を短縮することができる。さらに、ポンプの稼働時間が短縮されるため、吸着剤の使用時間を抑制できるので、吸着剤の吸着効果を長く維持することができる。
以下、本発明の実施形態であるオゾン発生装置1について、図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態のオゾン発生装置1とクリーンルーム7との関係を示したブロック図であり、図2は、コントローラ9の制御動作を示すフローチャートであり、図3は、送風ポンプ稼働可能時間設定処理のフローチャートであり、図4は、希釈ポンプ、送風ポンプ及びオゾン発生器のタイミングチャートであり、図5は、第1部位と第2部位の各容積と、第1部位と第2部位を流れる特定ガス(空気、濃縮酸素及びオゾン)の各部位における流通時間との関係を示した表である。
なお、本実施形態のオゾン発生装置1は、図1に示すように、例えば、食品工場や、精密機械工場等におけるクリーンルーム7等に設置されるものである。そして、このオゾン発生装置1は、クリーンルーム7の天井に設けられた複数の吹出口40(図1では5個)から室内に向かってオゾン吹き出して、クリーンルーム7内を殺菌及び脱臭するものである。
はじめに、本実施形態であるオゾン発生装置1の概略構成について説明する。図1に示すように、オゾン発生装置1は、外気を吸引して濃縮酸素を生成する酸素濃縮装置2と、該酸素濃縮装置2の出口(図示外)に接続され、濃縮酸素が流れる配管15と、該配管15の下流側の端部に接続され、濃縮酸素を原料にしてオゾンを生成するオゾン発生器3と、該オゾン発生器3の出口(図示外)に接続されるとともに、クリーンルーム7の天井まで延設され、希釈されたオゾンが流れる配管16と、該配管16の下流側の分岐した各端部に各々接続されるとともに、クリーンルーム7の天井に設けられ、オゾンを室内に吹き出す複数の吹出口40と、配管16の途中に設けられた連結部43に一端部が接続された配管17と、該配管17の他端部に接続され、配管16に向かって希釈空気を吹き込む希釈ポンプ4と、オゾン発生器3に接続され、該オゾン発生器3に高電圧を印加する高電圧発生回路11と、酸素濃縮装置2及びオゾン発生器3等の動作を制御するコントローラ9とを備えている。さらに、コントローラ9には、オゾン発生装置1を操作するスイッチパネル10と、漏電時に運転を停止させるための漏電ブレーカ38が接続されている。なお、図1に示す吹出口40が、「オゾン供給口」に相当する。
また、配管15の途中には、酸素濃縮装置2で生成された濃縮酸素の逆流を防止する逆支弁29が設けられている。さらに、配管16における連結部43よりも上流側には、オゾン発生器3で生成されたオゾンの逆流を防止する逆支弁30が設けられている。一方、配管16における連結部43よりも下流側には、配管16の開閉を行う電磁弁32が設けられている。そして、電磁弁32はコントローラ9に接続され、その開閉動作は、コントローラ9によって制御されている。また、配管17の途中にも、希釈ポンプ4から吹き込まれる希釈空気の逆流を防止する逆支弁31が設けられている。以下、オゾン発生装置1の各構成装置について順に説明する。
まず、酸素濃縮装置2について説明する。この酸素濃縮装置2は、TSA方式の酸素濃縮装置である。図1に示すように、この酸素濃縮装置2は、送風ポンプ27の送風によって吸引された外気(空気)中から窒素と水分とを吸着して、乾燥した濃縮酸素を生成する吸着部20と、該吸着部20で生成された濃縮酸素を、後述する複数の配管を介して、オゾン発生器3に向かって送風する送風ポンプ27と、吸着部20を構成する吸着塔21,22内の吸着剤30,30内に空気を送風する再生ポンプ26とを備えている。さらに、吸着塔21及び送風ポンプ27の間を連結する配管23,33からなる流路と、吸着塔22及び再生ポンプ26の間を連結する配管24,34からなる流路との間に介設され、互いの流路を途中で切り換える5ポート電磁弁25を備えている。なお、図1に示す酸素濃縮装置2が、「濃縮酸素生成手段」に相当する。
次に、吸着部20について説明する。図1に示すように、この吸着部20は、円筒状の吸着塔21と吸着塔22とで構成されている。そして、吸着塔21,22の塔内には、空気中から窒素と水分とを選択吸着する吸着剤30がそれぞれ充填されている。なお、この吸着剤30の一例としてはシリカゲルが挙げられるが、これ以外でも空気から窒素もしくは水分の一方もしくは両方を吸着する性質を有するものであれば適用可能である。さらに、吸着塔21の内側には、平板状の発熱板21aが設けられ、該発熱板21aは、吸着塔21の外側にある加熱電源21bに接続されている。また、吸着塔22の内側にも、発熱板21aと同じ発熱板22aが設けられ、該発熱板22aは、吸着塔22の外側にある加熱電源22bに接続されている。そして、これら発熱板21a,22aが各々発熱することによって、吸着塔21,22内の吸着剤30,30が加熱され、選択吸着された窒素、水分が脱離するようになっている。また、加熱電源21b,22bは、共にコントローラ9に接続されている。そして、コントローラ9が、加熱電源21b,22bを制御することによって、発熱板21a,22aの発熱のタイミングが調整されている。また、酸素濃縮装置2には、吸着剤30による吸着過程時に、吸着剤30を冷やすためのガスを供給するための低温ガス供給装置(図示外)が設けられている。
また、吸着塔21,22の各天面には、塔内に空気を給気したり、塔内の空気を外側に排気したりするための複数の給気・排気孔(図示外)が設けられている。一方、吸着塔21,22の各底部には、濃縮酸素の出口用の濃縮酸素出口孔(図示外)が設けられている。また、濃縮酸素出口孔(図示外)には、再生ポンプ26から送風される再生用の空気が吹き込まれるようにもなっている。なお、図1に示す吸着塔21,22が、「吸着剤保持手段」に相当する。
次に、5ポート電磁弁25について説明する。図1に示す5ポート電磁弁25は、周知の5ポート電磁弁であり、2つの入口(図示外)と2つの出口(図示外)とを備え、各入口と出口とが繋がった2本の流路を内蔵している。そして、その内部に設けられたソレノイド(図示外)の駆動により、2つの流路を互いにクロスして切り換えるものである。そして、本実施形態の5ポート電磁弁25の一方の入口側には、吸着塔21の濃縮酸素出口孔に一端部が接続された配管23の他端部が接続され、他方の入口側には、吸着塔22の濃縮酸素出口孔に一端部が接続された配管24の他端部が接続されている。一方、5ポート電磁弁25の一方の出口側には、送風ポンプ27の入口に一端部が接続された配管33の他端部が接続され、他方の出口側には、再生ポンプ26の出口に一端部が接続された配管34の他端部が接続されている。
ここで、5ポート電磁弁25による流路の切換動作について説明する。図1に示すように、5ポート電磁弁25の内部では、通常、配管23と配管33とが互いに連通し、配管24と配管34とが互いに連通する第1の流路状態となっている。そして、5ポート電磁弁25の内部のソレノイド(図示外)が駆動すると、配管23と配管34とが互いに連通し、配管24と配管33とが互いに連通する第2の流路状態となる。また、ソレノイドは、コントローラ9に接続されているため、ソレノイドによる第1の流路状態と第2の流路状態との切換動作は、コントローラ9によって制御されている。
次に、再生ポンプ26について説明する。再生ポンプ26は、吸着塔21,22内に空気を送り込み、吸着塔21,22内の脱離過程で脱離された窒素、水分を含む空気を、給気・排気孔(図示外)から排気させるためのポンプである。この再生ポンプ26は、配管34と、5ポート電磁弁25と、配管23又は配管24を介して、吸着塔21及び吸着塔22の何れかに空気を送り込む。また、再生ポンプ26は、コントローラ9に接続され、吸着塔21,22内の吸着剤30,30の再生時に稼働するように制御されている。
次に、送風ポンプ27について説明する。送風ポンプ27は、吸着部20で生成された濃縮酸素を、配管15を介してオゾン発生器3に向かって送風するとともに、濃縮酸素の原料となる空気を、吸着部20の吸着塔21,22の複数の給気・排気孔(図示外)から吸入するためのポンプである。そして、送風ポンプ27は、コントローラ9に接続されているため、送風ポンプ27の稼働は、コントローラ9によって制御されている。そして、このコントローラ9による送風ポンプ27の稼働の制御が、本発明の特徴となっている。なお、図1に示す送風ポンプ27が、「ポンプ」に相当する。
次に、上記構成からなる酸素濃縮装置2の動作について説明する。図1に示すように、5ポート電磁弁25が第1の流路状態に設定されている場合、吸着塔21では、空気中の窒素及び水分を吸着する吸着過程が行われる。まず、送風ポンプ27が稼働すると、吸着塔21の天面の給気・排気孔(図示外)から空気が塔内に取り込まれる。次いで、低温ガス供給装置(図示外)によって吸着塔21内に低温ガスが供給される。すると、塔内に供給された空気中の窒素及び水分が冷やされて、塔内の吸着剤30に選択吸着される。このとき、吸着塔21内には、酸素だけが残存するため濃縮酸素が生成される。そして、送風ポンプ27は稼働しているので、吸着塔21内に生成された濃縮酸素は、配管23、5ポート電磁弁25、配管33を介してオゾン発生器3に向かって吹き出される。こうして、吸着塔21による吸着過程が行われる。
一方、吸着塔22では、吸着剤30に選択吸着された窒素及び水分を脱離する脱離過程が行われる。先の段階での吸着過程により、吸着剤30に吸着された窒素及び水分を脱離するため、まず、発熱板22aが発熱する。すると、低温下で吸着剤30に選択吸着された窒素及び水分は、加熱されることによって脱離される。そして、再生ポンプ26によって送風される空気が、配管34、5ポート電磁弁25及び配管24を介して、吸着塔22内に吹き込まれる。これにより、吸着剤30から脱離された窒素及び水分は、吸着塔22の天面の給気・排気孔(図示外)から押し出されて塔外に排気される。以上の一連の動作によって吸着塔22による脱離過程が行われる。
次いで、コントローラ9の制御により、5ポート電磁弁25が第1の流路状態から第2の流路状態に切り替わる。そして、第2の流路状態では、第1の流路状態とは逆に、吸着塔21では脱離過程が行われ、吸着塔22では吸着過程が行われる。このように、上記切換動作が繰り返し実行されることによって、酸素濃縮装置2は、吸着剤30を再生しつつ、濃縮酸素を継続して生成し、外部に供給することができる。また、一方の吸着塔21(22)の脱離過程にかかる時間分のロスを、他方の吸着塔22(21)で補うことができるので、濃縮酸素を連続的に、かつ効率的に生成することができる。
次に、スイッチパネル10について説明する。図1に示すように、このスイッチパネル10は、設定画面等が表示される液晶部10aと、オゾン発生装置1の動作を設定するための設定部10bとが設けられている。さらに、この設定部10bには、オゾン発生装置1の電源スイッチ100a、オゾン発生装置1の稼働を指示する稼働スイッチ100b、後述する低濃度モードを設定する低濃度モード設定スイッチ100c、オゾン発生装置1の動作条件等を入力するためのキーボード100d等が設けられている。そして、このスイッチパネル10はコントローラ9に接続されている。これにより、コントローラ9は、スイッチパネル10の設定部10bで入力設定されたオゾン発生装置1の動作条件にしたがって、各種装置の制御が行われるようになっている。
次に、オゾン発生器3について説明する。図1に示すオゾン発生器3は、周知のオゾン発生器であり、配管15からオゾン発生器3に供給される濃縮酸素を原料として、オゾンを発生するものである。このオゾン発生器3は、濃縮酸素が通過する流路(図示外)と、該流路に配設された2枚からなる電極板(図示外)とを備えている。そして、2枚の電極板の間に高電圧が印加されることによって、濃縮酸素からオゾンが生成するように構成されている。また、このオゾン発生器3には、2枚の電極板の間に高電圧を印加する高電圧発生回路11が接続され、該高電圧発生回路11は、コントローラ9に接続されている。そして、コントローラ9は、高電圧発生回路11を制御することによって、電圧を印加する時間を調整することによって、オゾン発生器3におけるオゾン発生量を調整することができる。なお、オゾン発生量の調整は、これに限らず、印加電圧の高さを制御することによって、オゾン発生器3におけるオゾン発生量を調整してもよい。
次に、希釈ポンプ4について説明する。図1に示す希釈ポンプ4は、配管17を介して、配管16の連結部43に連結され、常時稼働するものである。そして、希釈ポンプ4から送り出される希釈空気は、配管16内のオゾンに直接吹き込まれる。そして、配管16内を流れるオゾンが希釈され、希釈ポンプ4の吹き込み圧によって、希釈されたオゾンをクリーンルーム7の吹出口40まで送り込むことができる。これにより、送風ポンプ27の稼働時間を短縮することができ、吸着剤30の使用時間を短縮することができる。また、希釈ポンプ4は、コントローラ9に接続され、稼働スイッチ100bがオンされている場合は常時稼働するようになっている。
次に、上記構成からなるオゾン発生装置1で設定される運転モードについて説明する。本実施形態のオゾン発生装置1の運転モードには、「高濃度モード」と「低濃度モード」との2つモードがある。「高濃度モード」とは、クリーンルーム7内を高濃度オゾンで燻蒸する際に設定される。例えば、高濃度モード時の運転では、スイッチパネル10の稼働スイッチ100bがオンされてからオフされるまでの間は、希釈ポンプ4、送風ポンプ27及びオゾン発生器3を連続して稼働させる。この高濃度モードは、クリーンルーム7内を短期間で燻蒸し、室内を殺菌する場合に使用される。
一方、「低濃度モード」とは、クリーンルーム7内を低濃度オゾンで燻蒸する際に設定される。そして、低濃度モードの運転では、スイッチパネル10の稼働スイッチ100bがオンされてからオフされるまでの間は、希釈ポンプ4を継続して稼働させ、送風ポンプ27及びオゾン発生器3は、設定部10bのキーボード100dで設定されたオゾン発生装置1の動作条件に基づいて、間欠的に繰り返し稼働させる。この低濃度モードは、クリーンルーム7内を長期間連続して燻蒸し、室内を一定濃度のオゾン状態に保持する場合に使用される。
そして、低濃度モードでは、オゾン発生装置1を長期間連続して稼働させるため、運転期間を予め設定し、該運転期間が過ぎるまで、吸着剤30の吸着効果を維持させるように、送風ポンプ27の稼働時間を制御することができる。即ち、運転期間中における送風ポンプ27の1日の稼働可能時間x1を算出し、その稼働可能時間x1に基づいて送風ポンプ27を稼働させることができる。そして、この低濃度モード時のコントローラ9の処理動作が本発明の特徴となっている。
次に、コントローラ9による制御動作について、図2,図3のフローチャートと、図4のタイミングチャートとを参照して説明する。はじめに、スイッチパネル10の電源スイッチ100aがオンされると、オゾン発生装置1の初期設定がなされる(S1)。続いて、スイッチパネル10の低濃度モード設定スイッチ100cがオンされたか否かが判断される(S2)。ここで、低濃度モード設定スイッチ100cがオンされていない場合は(S2:NO)、自動的に高濃度モードが設定される(S3)。そして、高濃度モードが設定された状態(S3)で、クリーンルーム7へのオゾン供給を開始させる稼働スイッチ100bがオンされたか否かが判断される(S4)。ここで、稼働スイッチ100bがオンされない場合(S4:NO)は、S2に戻り、再び低濃度モード設定スイッチ100cがオンされたか否かが判断される。
そして、高濃度モードが設定された状態で、稼働スイッチ100bがオンされた場合(S4:YES)は、まず、希釈ポンプ4が稼働する(S5)。次いで、送風ポンプ27が稼働し(S6)、次いで、オゾン発生器3が稼働する(S7)。このとき、オゾン発生器3では、オゾン発生器3内の2枚の電極板(図示外)に、高電圧発生回路11から高電圧が印加される。そして、オゾン発生器3内の流路内には、濃縮酸素が通過するので、連続してオゾンが生成する。ここで、希釈ポンプ4は、送風ポンプ27及びオゾン発生器3の何れよりも先に稼働させている。これは、クリーンルーム7へのオゾン吹き込み開始時に、オゾン発生器3から生成された高濃度オゾンが、直接クリーンルーム7内に突然吹き込まれるのを防止するためである。こうして、オゾン発生器3で生成されたオゾンは、希釈ポンプ4によって供給された希釈空気によって配管16内で希釈されてから、吹出口40からクリーンルーム7内にオゾンが随時吹き込まれ、クリーンルーム7内は高濃度オゾンで燻蒸される。
続いて、クリーンルーム7にオゾンが供給されている間に、スイッチパネル10の稼働スイッチ100bがオフされたか否かが判断される(S8)。そして、稼働スイッチ100bがまだオフされていない場合(S8:NO)は、S5に戻り、稼働スイッチ100bがオフされるまでは、希釈ポンプ4、送風ポンプ27及びオゾン発生器3を稼働させ、オゾンを供給し続ける。さらに、稼働スイッチ100bがオフされた場合(S8:YES)は、オゾン発生器3が停止され(S17)、続いて送風ポンプ27が停止され(S18)、最後に希釈ポンプ19が停止される(S19)。こうして、高濃度モードでのオゾン供給動作が終了する。そして、クリーンルーム7内は高濃度オゾンで燻蒸され、クリーンルーム7内の殺菌及び脱臭が完了する。
一方、低濃度モード設定スイッチ100cがオンされた場合(S2:YES)、利用者は低濃度のオゾンでクリーンルーム7内を長期間燻蒸させたいと考えている。そこで、低濃度モードが設定される(S9)。次いで、スイッチパネル10の設定部10bにおいて、オゾン発生装置1の動作条件が入力されたか否かが判断される(S10)。なお、ここでいうオゾン発生装置1の動作条件で設定される項目は、以下の通りである。
・オゾン発生装置1を連続運転させる運転期間:T
・吸着塔21(22)内に充填された吸着剤30が処理できる限界処理空気量:P
・オゾン発生装置1内を流れる特定ガス(空気、濃縮酸素、オゾン)の流量:F
・1日中で繰り返される周期時間:R
※なお、運転期間Tは、吸着剤30の吸着効果を維持させたい目標期間として設定される。
※また、運転期間Tが、「所定期間」に相当し、限界処理空気量Pが、「吸着剤の寿命」に相当し、流量Fが、「所定流量」に相当し、周期時間Rが、「所定周期」に相当する。
以上項目を予め算出しておき、算出されたT、P、F、Rをスイッチパネル10のキーボード100dによって入力する。そして、設定部10bから、オゾン発生装置1の動作条件の各項目が入力されていない場合(S10:NO)は、S2に戻り、処理が繰り返される。
そして、スイッチパネル10の設定部10bに、オゾン発生装置1の動作条件の各項目が入力された場合(S10:YES)は、「送風ポンプ稼働可能時間設定処理」が実行される(S11)。この送風ポンプ稼働時間設定処理では、運転期間T中に、流量Fで送風ポンプ27を稼働させる場合において、吸着剤30の限界処理空気量Pに基づいて、1日の内で繰り返される周期時間R毎に、送風ポンプ27を稼働できる時間を求める。そして、その時間を周期時間R毎の稼働可能時間x2として設定するものである。なお、図2に示すS11の動作をするコントローラ9が、「ポンプ稼働時間設定手段」に相当する。
ここで、送風ポンプ稼働可能時間設定処理(S11)について、図3のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の説明において、上記設定項目が以下の数値に各々設定された場合について説明する。
・T:1年間、P:960L、F:4L/分、R:10秒
※なお、吸着塔21(22)内に充填される一回分の吸着剤30の再生可能回数は400回とする。
はじめに、1年間に生成できる濃縮酸素量が算出される(S21)。本実施形態の酸素濃縮装置2の吸着部20は、2個の吸着塔21,22を備えているので、
960(L)×400(回)×2(個)=768000(L)
となる。よって、1年間に生成できる濃縮酸素量は、768000(L)となる。
次いで、1日に稼働できる送風ポンプ27の稼働可能時間x1が算出される(S22)。まず、1日に処理できる空気量は、
768000(L)/365(日)=2104.1(L)
である。したがって、4L/分の流量で、送風ポンプ27を24時間(1日)に使用できる稼働可能時間x1は、
x1=2104.1/(4×60)≒8.8(時間)
となる。なお、稼働可能時間x1が、「前記ポンプの稼働可能時間」に相当する。
次いで、送風ポンプ27の周期時間毎(10秒毎)に稼働できる稼働可能時間x2が、以下の式で算出される(S23)。
(x2×6)/60×(60×24)<8.8(時間) (※x2は整数)
この式より、
x2<3.7(秒)
となり、x2=3(秒)が算出される。なお、図3に示すS23の動作を行うコントローラ9が、「ポンプ稼働時間調整手段」に相当し、稼働可能時間x2が、「所定時間」に相当する。
こうして、上記算出結果に基づき、4(L/分)の流量で、送風ポンプ27を10秒毎に3秒間稼働させる条件が設定され(S24)、図2に示すメインプログラムに戻る。
次に、図2のフローチャートに示すように、スイッチパネル10の稼働スイッチ100bがオンされたか否かが判断される(S12)。また、稼働スイッチ100bがオンされない場合(S12:NO)は、S2に戻り、再び低濃度モードの設定の判断がなされる。そして、図4に示すように、t1タイミングで、稼働スイッチ100bがオンされると(S12:YES)、希釈ポンプ4が稼働し(S13)、第1周期が開始される。次いで、t2タイミングで、送風ポンプ27が、図2のフローチャートに示すS11で設定された送風ポンプ27の稼働条件にしたがって稼働を開始する(S14)。ここでは、上記設定により、t1タイミング〜t6タイミングまでの周期時間10秒中に、送風ポンプ27を4L/分の流量で、t2タイミング〜t5タイミングまでの稼働可能時間である3秒間稼働させる。なお、図2に示すS14の動作を行うコントローラ9が、「ポンプ稼働制御手段」に相当する。
一方、オゾン発生器3は、この送風ポンプ27の稼働する3秒以内に、t3〜t4の所定時間だけパルス的に稼働してオゾンを発生させる(S15)。なお、このオゾン発生器3を稼働させる所定時間は、利用者が希望するオゾン濃度に合わせて、高電圧発生回路11を制御することによって調整される。例えば、オゾン濃度を高くする場合は、オゾン発生器3を稼働させる所定時間を長くすればよく、その反対にオゾン濃度の低くする場合は、オゾン発生器3を稼働させる所定時間を短くすればよい。次いで、送風ポンプ27が稼働を開始してから3秒経過したら(t5タイミング)、それと同時に送風ポンプ27の稼働を一旦停止させる。そして、t1タイミングから10秒が経過したt6タイミングで、第1周期が終了し、次に第2周期が開始される。そして、第2周期でも同様の処理がなされ、t7タイミングで第2周期が終了する。それ以降の周期も、第1,第2周期と同様の動作が繰り返される。
このように、送風ポンプ27が稼働する3秒以内に、オゾン発生器3がパルス的に稼働するので、オゾン発生器3が稼働する際、オゾン発生器3には、常に濃縮酸素が供給されている。したがって、オゾンを効率的かつ安定して生成することができる。
続いて、図2に示すように、スイッチパネル10の稼働スイッチ100bがオフされたか否かが判断される(S16)。そして、稼働スイッチ100bがまだオフされていない場合(S16:NO)は、S13に戻り、引き続き低濃度オゾンをそのまま発生し続ける。また、稼働スイッチ100bがオフされた場合(S16:YES)は、まず、オゾン発生器3が停止される(S17)。次いで、送風ポンプ27が停止され(S18)、最後に、希釈ポンプ4が停止される。(S19)こうして、上記一連の制御動作が終了する。なお、希釈ポンプ4を最後に停止させるのは、送風ポンプ27の停止時に、配管16内に強酸性のオゾンが残存すると、配管16の内壁面が腐食してしまうので、希釈ポンプ4による希釈空気を送風させてから終了させるためである。
このように、スイッチパネル10の設定部10bで設定された条件から、送風ポンプ27の周期時間毎における稼働可能時間x2を定め、その稼働可能時間x2に送風ポンプ27を稼働させれば、吸着剤30,30は、設定された運転期間1年で劣化することが予め予測できる。これにより、送風ポンプ27の低濃度モードによる運転開始時から1年経過した頃に、吸着塔21,22内に充填された吸着剤30,30を新しい吸着剤30,30に入れ替えれば、吸着剤30,30が劣化して濃縮酸素の濃度が低下したり、濃縮酸素中に窒素や水分が残存して、ノックス及びその後の硝酸等が発生したりすることを事前に防止することができる。
次に、オゾン発生装置1の配管設計と、送風ポンプ27の稼働可能時間x2との関係について説明する。図1に示す送風ポンプ27の稼働可能時間x2は、オゾン発生装置1の構造中の流路を、特定ガス(空気、濃縮酸素、オゾン)が所定流量(L/分)で通過するために必要な時間以上に設定される必要がある。そこで、まず、オゾン発生装置1の構造内の流路を2つの部位に分けて説明する。
・第1部位:酸素濃縮装置2の吸着塔21(又は22)の空気入口孔(図示外)〜オゾン発生器3のオゾン出口(図示外)まで
・第2部位:オゾン発生器3のオゾン出口(図示外)〜配管16の連結部43まで
※なお、第1部位及び第2部位を通過する特定ガス(空気、濃縮酸素、オゾン)の流量は、4L/分とする。
図5に示すように、オゾン発生装置1における第1部位の容積は、97.4×10−3(L)であり、第2部位の容積は、1.2×10−3(L)であった。そして、特定ガスが第1部位を通過するのに要した通過時間は、1.46(秒)であり、第2部位を通過するのに要した通過時間は、0.02(秒)であった。したがって、送風ポンプ27によって吸引された空気が、第1部位と第2部位とを通過する時間は、1.46+0.02=1.48(秒)となる。よって、送風ポンプ27を4L/分で、1.48秒間以上稼働させれば、第1部位の吸着塔21(又は22)の給気・排気孔(図示外)から流入した空気は、連結部43を通過することができる。これにより、吸着塔21(22)に流入した空気は、1.48秒後には、オゾンとして全て連結部43を通過するので、効率良くオゾンを生成することができる。そして、上記した低濃度モード動作時における送風ポンプ稼働可能時間設定処理(S11)では、送風ポンプ27の稼働可能時間x2は3秒と算出されたが、3秒>1.48秒となりこれを満たす。したがって、効率良くオゾンを生成することができる。
以上説明したように、本実施形態のオゾン発生装置1は、高濃度のオゾンを供給できる「高濃度モード」と、低濃度のオゾンを供給できる「低濃度モード」との設定が可能である。そして、低濃度モードで長期間運転させる場合は、運転中の吸着剤30の劣化を予め予測するために、吸着剤30の限界処理空気量Pから、設定された運転期間T中に、酸素濃縮装置2の送風ポンプ27を稼働できる稼働可能時間を算出して稼働させる点に特徴を有する。これにより、吸着剤30の劣化を予め予測することができるので、運転期間Tが過ぎる頃に、古い吸着剤30を新しい吸着剤30に入れ替えれば、入れ替え時期が遅れて、濃縮酸素の濃度が低下したり、濃縮酸素中に窒素や水分が残存して、ノックス及びその後の硝酸等が発生したりすることを事前に防止することができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されることなく、各種の変形が可能である。例えば、吸着部20を、送風ポンプ27とオゾン発生器3の間の配管15に設けてもよい。
また、希釈ポンプ4を省略し、送風ポンプ27だけで、オゾンをクリーンルーム7に供給してもよい。
さらに、本実施形態のオゾン発生装置1で生成されたオゾンを、イジェクターを介して、水道水に混合させ、オゾン水製造装置に利用してもよい。
また、オゾン濃度の調整は、オゾン発生器3の高電圧発生回路11による印加電圧や、印加時間を調整するのではなく、希釈ポンプ4による希釈空気のポンプ圧や、稼働時間の調整によって行ってもよい。
本発明のオゾン発生装置は、オゾンを発生させるオゾン発生装置に限らず、オゾン水を発生するオゾン水製造装置にも適用可能である。
本実施形態のオゾン発生装置1とクリーンルーム7との関係を示したブロック図である。 コントローラ9の制御動作を示すフローチャートである。 送風ポンプ稼働可能時間設定処理のフローチャートである。 希釈ポンプ、送風ポンプ及びオゾン発生器のタイミングチャートである。 第1部位と第2部位の各容積と、第1部位と第2部位を流れる特定ガス(空気、濃縮酸素及びオゾン)の各部位における流通時間との関係を示した表である。
符号の説明
1 オゾン発生装置
2 酸素濃縮装置
3 オゾン発生器
4 希釈ポンプ
9 コントローラ
16 配管
21 吸着塔
22 吸着塔
23 配管
30 吸着剤
F 流量
P 限界処理空気量
R 周期時間
T 運転期間
x1 稼働可能時間
x2 稼働可能時間

Claims (3)

  1. 空気を原料として乾燥した濃縮酸素を生成する濃縮酸素生成手段と、当該濃縮酸素生成手段によって生成された濃縮酸素を原料としてオゾンを発生するオゾン発生器とを備えたオゾン発生装置であって、
    前記濃縮酸素生成手段は、
    空気を吸引するポンプと、
    当該ポンプから吸引された空気中の窒素及び水分を吸着する吸着剤を保持する吸着剤保持手段と、
    前記ポンプの稼働を制御するポンプ稼働制御手段と、
    前記ポンプの稼働時間を設定するポンプ稼働時間設定手段と
    を備え、
    前記ポンプ稼働時間設定手段は、
    所定流量の空気で、前記吸着剤の寿命を所定期間持続させるために、当該所定期間中の1日に稼働できる前記ポンプの稼働可能時間を設定する場合において、
    第1に、前記ポンプを連続して稼働させた場合の前記吸着剤で生成できる濃縮酸素の限界生成量を、前記所定期間の日数で除することによって、1日に生成できる濃縮酸素量を算出し、
    第2に、1日に生成できる前記濃縮酸素量より算出した前記所定流量で1日に稼働できる時間を前記ポンプの稼働可能時間として設定し、
    前記ポンプ稼働制御手段は、前記ポンプ稼働時間設定手段によって設定された前記ポンプの稼働可能時間だけ前記ポンプを稼働させることを特徴とするオゾン発生装置。
  2. 前記所定期間中において、前記ポンプを、日毎に所定周期で所定時間繰り返して稼働させる場合に、前記ポンプの稼働可能時間に基づいて前記所定時間を調整するポンプ稼働時間調整手段を備え、
    前記ポンプ稼働時間調整手段は、
    1日における前記ポンプの総稼働時間が、1日に稼働できる前記ポンプの総稼働可能時間よりも短くなるように前記所定時間を調整することを特徴とする請求項1に記載のオゾン発生装置。
  3. 前記オゾン発生器で発生したオゾンを配管を介して外部に供給するオゾン供給口と、
    前記オゾン発生器で発生したオゾンを希釈するための希釈空気を前記配管に供給する希釈ポンプと
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のオゾン発生装置。

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