JP2006311411A - 通信端末装置、基地局装置および通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 上り回線で高速パケット伝送を行う無線通信システムにおいて、無駄な工数を削減し、無線リソースを有効に活用すること。
【解決手段】 チャネルデコード部53は、復号結果の情報に対してE−RNTIでマスクしたCRCを検査して、自局のE−RNTIと比較して自局宛のスケジューリング結果情報を抽出する。プロセス制御部54は、Primary E-RNTIの場合にはPAFで示されたH−ARQプロセスについてactivation/inactivationの制御を行い、Secondary E-RNTIの場合にはPAFにかかわらずすべてのH−ARQプロセスに対してactivation/inactivationの制御を行う。
【選択図】 図4
【解決手段】 チャネルデコード部53は、復号結果の情報に対してE−RNTIでマスクしたCRCを検査して、自局のE−RNTIと比較して自局宛のスケジューリング結果情報を抽出する。プロセス制御部54は、Primary E-RNTIの場合にはPAFで示されたH−ARQプロセスについてactivation/inactivationの制御を行い、Secondary E-RNTIの場合にはPAFにかかわらずすべてのH−ARQプロセスに対してactivation/inactivationの制御を行う。
【選択図】 図4
Description
本発明は、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)で無線通信を行うシステムに使用される通信端末装置、基地局装置および通信方法に関する。
現在3GPPにおいて、通信端末装置から基地局装置への上り回線での高速パケット伝送を可能とする方式、例えばHSUPAの標準化について検討がなされている。
以下、HSUPAにおいて通信端末装置が高速パケット伝送を行うまでの手順について図7、図8を用いて説明する。なお、図7、図8では、基地局装置(NodeB)が4つの通信端末装置(UE#1、UE#2、UE#3、UE#4)と無線通信を行い、HSUPAでパケットを受信する場合を示す。
まず、ステップ1として、各通信端末装置は、基地局装置に対して所望のパケット伝送レートを示すレート要求情報を送信する。なお、レート要求情報は、データ量、送信電力比マージン(例えば使用可能な総送信電力とDPCCHの電力比)を示す情報を送信する。
次に、ステップ2として、基地局装置が、レート要求情報等に基づいてパケットの伝送を許可する通信端末装置を選択し、DPCCH(Dedicated Physical Control Channel)に対するパケットが送信されるE−DPDCH(E-DCH Dedicated Physical Data Channel)に許可する電力比を決定するスケジューリングを行い、スケジューリング結果を示す情報を、選択した通信端末装置に送信する。
基地局装置が通信端末装置に対してスケジューリング結果を示す情報を送信するチャネルにE−AGCH(E-DCH Absolute Grant Channel)がある。E−AGCHで送信される情報には、識別子E−RNTI(E-DCH Radio Network Temporary Identifier)でマスクしたCRCが付加される。E−RNTIには、 Primary E-RNTI と Secondary E-RNTI の2種類がある。前者は各通信端末装置により個別のE−RNTIとして、後者は複数の通信端末装置で共通のE−RNTIとして使用されることが一般的である。なお、全ての通信端末装置が、必ずしもPrimary E-RNTI と Secondary E-RNTI の2種類が与えられるとは限らない。また、システム運営上、Primary E-RNTIのみ、もしくはSecondary E-RNTIのみを使用することもありえる。
図7は、基地局装置(NodeB)が、通信端末装置(UE#3)に、Primary E-RNTI(X3)を用いてE−AGCHで情報を送信する場合を示す。また、図8は、基地局装置(NodeB)が、通信端末装置(UE#1、UE#2)に、Secondary E-RNTI(Y1)を用いてE−AGCHで情報を送信する場合を示す。
次に、ステップ3として、すべての通信端末装置が、E−AGCHで送信された信号を復号し、Primary E-RNTI及びSecondary E-RNTIを用いてCRC確認し、どちらか一方のE−RNTIでCRC誤りが検出されなければ、自局宛にE−AGCHで情報が送信されたと判断し、いずれのE−RNTIでもCRC誤りが検出されれば、自局宛にE−AGCHで情報が送信されなかったと判断する。そして、基地局装置からE−AGCHで情報が送信された通信端末装置(図7のUE#3、図8のUE#1、UE#2)は、基地局装置に対してE−DCHでパケットデータを送信する。
次に、ステップ4として、基地局装置は、E−DCHで受信したパケットデータに対して誤り検出処理を行い、誤りを検出しなかった場合にはACK情報を、誤りを検出した場合にはNACK情報を、対応する通信端末装置に送信する。パケットデータの受信が失敗した場合には、H−ARQ(Hybrid-Automatic Request)により、最大再送回数に達するまでステップ3とステップ4が繰り返される。なお、上記ステップ2においては、E−AGCHの他にE−RGCHと呼ばれるUP/DOWN/HOLDを送信するチャネルも用いられるが、本明細書では省略する。
ここで、E−AGCHで送信される情報には、電力比を示す複数ビットの電力比情報と、1ビットのプロセスアクティベーションフラグ(Process Activation Flag:以下、「PAF」という)がある。非特許文献1では、PAFは、H-ARQにおける全プロセスもしくは1つのプロセスのactive/inactiveを制御する情報として規定されている。
3GPP, TS25.309 section 9.2.1
3GPP, TS25.309 section 9.2.1
Primary E-RNTIの場合には、PAFを用いて通信端末装置毎に異なるH-ARQプロセスをactiveにすることにより、各通信端末装置から再送されるパケットデータを時分割多重することができる。他方、Secondary E-RNTIの場合には、複数の通信端末装置に共通のE−RNTIを割り当てるため、同じスケジューリング結果が複数の通信端末装置に適用されることになり時分割多重に適さない。
しかしながら、従来においては、通信端末装置が、Primary E-RNTI/Secondary E-RNTIによらずPAFを適用するようになっているため、通信端末装置および基地局装置の開発、LSI開発、相互接続試験などの試験において無駄な工数が増加し、システム運営においても無線リソースが無駄になるという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、上り回線で高速パケット伝送を行う無線通信システムにおいて、無駄な工数を削減し、無線リソースを有効に活用することができる通信端末装置、基地局装置および通信方法を提供することを目的とする。
本発明の通信端末装置は、通信相手の基地局装置から上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を示す識別子、及び、制御するプロセスを示すプロセスアクティベーションフラグを含むスケジューリング結果情報を受信する受信手段と、受信信号から抽出した識別子が、自端末の第1識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグで指示されたプロセスを制御し、自端末の第2識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグにかかわらず全てのプロセスを制御するプロセス制御手段と、前記プロセス制御手段により許可されたプロセスでパケットを送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
本発明の基地局装置は、上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を選択し、メモリに記憶された識別子の中から、選択した通信端末装置と関連付けられた識別子を選定する選択手段と、前記選択手段が選択した通信端末装置に対して制御するプロセスを示すプロセスアクティベーションフラグを生成するPAF決定手段と、前記選択手段が選定した識別子が第1識別子の場合には前記PAF決定手段が生成したプロセスアクティベーションフラグのままとし、第2識別子の場合にはプロセスアクティベーションフラグの値を全てのプロセスを制御することを示す固定値に切り替えるPAF切り替え手段と、を具備する構成を採る。
本発明の通信端末装置は、通信相手の基地局装置から上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を示す識別子、及び、制御するプロセスを示すプロセスアクティベーションフラグを含むスケジューリング結果情報を受信する受信手段と、受信信号から抽出した識別子が、自端末の第1識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグで指示されたプロセスを制御し、自端末の第2識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグが所定の固定値と一致するか否かを判定し、一致する場合には、すべてのプロセスを制御し、一致しない場合にはスケジューリング結果情報を廃棄するプロセス制御手段と、前記プロセス制御手段により許可されたプロセスでパケットを送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
本発明の基地局装置は、上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を選択し、メモリに記憶された識別子の中から、選択した通信端末装置と関連付けられた識別子を選定する選択手段と、前記選択手段が選択した通信端末装置に対して制御するプロセスを示すプロセスアクティベーションフラグを生成するPAF決定手段と、前記選択手段が選定した識別子が第1識別子の場合には前記PAF決定手段が生成したプロセスアクティベーションフラグのままとし、第2識別子の場合にはプロセスアクティベーションフラグを制御信号に置き換えるPAF置き換え手段と、を具備する構成を採る。
本発明の通信端末装置は、上記の基地局装置から前記識別子、及び、前記プロセスアクティベーションフラグあるいは前記制御信号を含むスケジューリング結果情報を受信する受信手段と、受信信号から抽出した自局宛の識別子が、前記第1識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグに示されたプロセスを制御し、前記第2識別子の場合にはすべてのプロセスを制御するとともに前記制御信号を抽出するプロセス制御と、前記プロセス制御手段により許可されたプロセスでパケットを送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
本発明の通信端末装置の通信方法は、通信相手の基地局装置から上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を示す識別子、及び、制御するプロセスを示すプロセスアクティベーションフラグを含むスケジューリング結果情報を受信する工程と、受信信号から抽出した識別子が、自端末の第1識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグで指示されたプロセスを制御し、自端末の第2識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグにかかわらず全てのプロセスを制御する工程と、前記制御により許可されたプロセスでパケットを送信する工程と、を具備する方法を採る。
本発明の基地局装置の通信方法は、上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を選択し、メモリに記憶された識別子の中から、選択した通信端末装置と関連付けられた識別子を選定する工程と、前記選択した通信端末装置に対して制御するプロセスを示すプロセスアクティベーションフラグを生成する工程と、前記選定した識別子が、第1識別子の場合には前記生成したプロセスアクティベーションフラグのままとし、第2識別子の場合にはプロセスアクティベーションフラグの値を全てのプロセスを制御することを示す固定値にする工程と、を具備する方法を採る。
本発明の通信端末装置の通信方法は、通信相手の基地局装置から上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を示す識別子、及び、制御するプロセスを示すプロセスアクティベーションフラグを含むスケジューリング結果情報を受信する工程と、受信信号から抽出した識別子が、自端末の第1識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグで指示されたプロセスを制御し、自端末の第2識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグが所定の固定値と一致するか否かを判定し、一致する場合には、すべてのプロセスを制御し、一致しない場合にはスケジューリング結果情報を廃棄する工程と、前記制御により許可されたプロセスでパケットを送信する工程と、を具備する方法を採る。
本発明の通信方法は、基地局装置が、上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を選択し、通信端末装置が、送信を許可された場合に前記基地局装置に対して上り回線パケットの送信を行う通信方法であって、前記基地局装置が、上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を選択し、メモリに記憶された識別子の中から、選択した通信端末装置と関連付けられた識別子を選定する工程と、前記基地局装置が、前記選択した通信端末装置に対して制御するプロセスを示すプロセスアクティベーションフラグを生成する工程と、前記基地局装置が、前記選定した識別子が、第1識別子の場合には前記生成したプロセスアクティベーションフラグのままとし、第2識別子の場合にはプロセスアクティベーションフラグを制御信号に置き換える工程と、前記通信端末装置が、前記基地局装置から前記識別子、及び、前記プロセスアクティベーションフラグあるいは前記制御信号を含むスケジューリング結果情報を受信する工程と、前記通信端末装置が、受信信号から抽出した識別子が、前記自端末の第1識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグに示されたプロセスを制御し、前記自端末の第2識別子の場合にはすべてのプロセスを制御する工程と、前記通信端末装置が、前記制御により許可されたプロセスでパケットを送信する工程と、を具備する方法を採る。
本発明によれば、上り回線で高速パケット伝送を行う無線通信システムにおいて、Secondary E-RNTIの場合にPAFを読み取るための処理を削減する等、開発や試験にかかる工数を減らし、無線リソースを有効に活用することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る基地局装置の構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の実施の形態1に係る基地局装置の構成を示すブロック図である。
図1に示す基地局装置は、通信を行う通信端末装置分の個別チャネル信号形成ユニット101−1〜101−Nを有すると共に、E−HICHの制御信号形成ユニット110およびE−AGCHの制御信号形成ユニット120を有する。
個別チャネル信号形成ユニット101−1〜101−Nは、各通信端末装置宛の送信データをそれぞれ各通信端末装置に割り当てられた拡散コードを用いて拡散することにより、各通信端末装置宛の個別チャネル信号を形成する。
一方、E−HICHの制御信号形成ユニット110およびE−AGCHの制御信号形成ユニット120は、各通信端末装置が上り回線パケットの送信を行う際の各通信端末装置宛の制御情報を、セル内の各通信端末装置で共通の拡散コードを用いて拡散することにより、制御信号を形成する。
各個別チャネル信号形成ユニット101−1〜101−Nの処理は同様であるため、ここでは1つの個別チャネル信号形成ユニット101−1の構成のみ説明する。個別チャネル信号形成ユニット101−1のチャネルエンコード部102は、パイロット信号(PILOT)、送信データ及び上り回線送信電力制御コマンド(UL−TPC)を多重し、符号化する。なお、送信データに対しては多重化の前に誤り訂正符号化処理を施す。チャネルエンコード部102からの出力は、変調部103によって変調処理が施された後、拡散部104に出力される。
拡散部104は、通信端末装置個別の拡散コードを用いて変調信号を拡散処理する。すなわち各個別チャネル信号形成ユニット101−1〜101−Nでは、それぞれ異なる拡散コードを用いて拡散処理を行うようになっている。拡散処理後の信号は増幅部105に出力される。増幅部105は、送信電力制御部106からの送信電力制御信号に従って、拡散信号の電力を増幅し、増幅後の信号を送信無線部107に出力する。
これにより、各個別チャネル信号形成ユニット101−1〜101−Nからそれぞれ異なる拡散コードを用いて形成された各通信端末装置個別の個別チャネル信号が出力される。個別チャネル信号は送信無線部107によりアナログディジタル変換やアップコンバート等の所定の無線処理が施された後、アンテナ108を介して送信される。
一方、E−HICHの制御信号形成ユニット110は、チャネルエンコード部111に誤り検出部28により得られた各通信端末装置宛のACK/NACKを入力する。チャネルエンコード部111は、各通信端末装置宛のACK/NACKを符号化する。チャネルエンコード部111からの出力は変調部112により変調処理が施された後、拡散部113に出力される。
拡散部113は、通信中の複数の通信端末装置に共通の拡散コードを用いて変調信号を拡散する。拡散処理後の信号は増幅部114に出力される。増幅部114は、送信電力設定部115からの送信電力制御信号に従って、拡散信号の電力を増幅し、増幅後の信号を送信無線部107に出力する。
また、E−AGCHの制御信号形成ユニット120では、チャネルエンコード部121に、後述するスケジューリング部31より出力されたPAF、電力比情報、E−RNTIからなるスケジューリング結果情報を入力する。チャネルエンコード部121は、PAF、電力比情報に対してE−RNTIでマスクしたCRCを付加した情報を符号化する。チャネルエンコード部121からの出力は変調部122により変調処理が施された後、拡散部123に出力される。
拡散部123は、通信中の複数の通信端末装置に共通の拡散コードを用いて変調信号を拡散する。拡散処理後の信号は増幅部124に出力される。増幅部124は、送信電力設定部125からの送信電力制御信号に従って、拡散信号の電力を増幅し、増幅後の信号を送信無線部107に出力する。
これにより、E−HICHの制御信号形成ユニット110およびE−AGCHの制御信号形成ユニット120からは、各通信端末装置が個別チャネルを用いて上り回線パケットの送信を行う際の制御情報(ACK/NACKおよびスケジューリング結果情報)が通信端末装置との間で決められたタイミングで多重され、かつ複数の通信端末装置で共通の拡散コードを用いて拡散された制御信号が出力される。この制御信号は送信無線部107によりアナログディジタル変換やアップコンバート等の所定の無線処理が施された後、アンテナ108を介して送信される。なお、ここでは1つの拡散コードを複数の通信端末装置で共有する例で説明したが、複数の拡散コードを複数の通信端末装置で使用してもよい。
また、図1に示す基地局装置において、アンテナ108で受信された信号が受信無線部20に入力される。受信無線部20は受信信号に対してダウンコンバートやアナログディジタル変換等の所定の無線処理を施すことにより受信ベースバンド信号を得、これを通信端末装置の数Nだけ設けられた受信処理ユニット21−1〜21−Nに出力する。各受信処理ユニット21−1〜21−Nの処理は同様であるため、ここでは1つの受信処理ユニット21−1の構成のみ説明する。
逆拡散部22は、受信ベースバンド信号に対して通信端末装置に対応した拡散コードを用いて逆拡散処理を行うことにより、通信端末装置から送信された個別チャネル信号を取り出して復調部23に出力する。また逆拡散部22は、パイロットシンボルを逆拡散してSIR測定部29に出力する。
復調部23は、逆拡散部22の出力信号に対して復調処理を行い、復調信号をチャネルデコード部24に出力する。チャネルデコード部24は、復調部23の出力信号に対して誤り訂正復号等の復号処理を行い、受信データ、下り回線用の送信電力制御コマンド(DL−TPC)等を取り出す。因みに、受信データは基地局装置の上位局である制御局に送られ、DL−TPCは送信電力制御部106に送られる。
SIR測定部29は、逆拡散後のパイロットシンボルの分散値から干渉波電力を算出し、希望波電力と干渉波電力との比(SIR)を算出し、SIRを示す情報をTPC生成部30及びスケジューリング部31に出力する。TPC生成部30は、上り回線の受信SIRと目標SIRとの大小関係に基づいて、上り回線の送信電力の増減を指示する上り回線用の送信電力制御コマンド(UL−TPC)を生成し、このUL−TPCをチャネルエンコード部102に出力する。
逆拡散部25は、通信端末装置が上り回線パケットを拡散したときと同じ拡散率で受信ベースバンド信号を逆拡散処理する。なおこの上り回線パケットの拡散率や変調多値数、符号化率等の情報は通信端末装置により信号中に埋め込まれて送信され、図1に示す基地局装置は例えば受信データ中に埋め込まれたこれらの情報を抽出し、逆拡散部25、復調部26、チャネルデコード部27に通知するようになっている。つまり、逆拡散部25、復調部26、チャネルデコード部27は、拡散率、変調多値数、符号化率を通信端末装置からの送信パラメータ情報に応じて変化させることができる構成となっている。
復調部26は、逆拡散部25から出力された上り回線パケットに対して復調処理を行い、復調信号をチャネルデコード部27に出力する。チャネルデコード部27は、復調信号に対して誤り訂正復号等の復号処理を行い、受信パケットを取り出し、それを誤り検出部28に出力する。またチャネルデコード部27は、レート要求情報を抽出し、これをスケジューリング部31に出力する。
誤り検出部28は、受信パケットに対して誤り検出を行う。そして、誤りが検出されなかった場合、誤り検出部28は、受信パケットを基地局装置の上位局である制御局に出力するとともに、正しく復調できた旨を示すACK信号をチャネルエンコード部111に出力する。一方、誤りが検出された場合、誤り検出部28は、正しく復調できなかった旨を示すNACK信号をチャネルエンコード部111に出力する。
スケジューリング部31は、各通信端末装置からのレート要求情報、SIR、上り回線パケット用の受信電力リソースに基づいて、上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を決定し、その上り回線パケットの送信時に使用を許可するリソース(電力比)を決定するスケジューリングを行う。そして、スケジューリング部31は、決定した通信端末装置と関連付けられた識別子であるE−RNTIと、決定した電力比を示す電力比情報、PAFとからなるスケジューリング結果情報をチャネルエンコード部121に出力する。
次に、図1に示す基地局装置のスケジューリング部31の処理について図2のブロック図及び図3のテーブル図を用いて説明する。
図2は、スケジューリング部31の内部構成を示すブロック図である。図3は、識別子E−RNTI(N1〜N9)と、E−RNTIのタイプ(Primary 又は Secondary)と、通信端末装置の番号(UE#1〜UE#6)との関係を示すテーブル図である。図3の内容は、制御局から図2のE−RNTI情報記憶部211に設定され記憶されている。
端末選択部212には、通信端末装置から送信されたレート要求情報が入力される。端末選択部212は、所定のスケジューリングアルゴリズム(例えば、ラウンドロビン法やプロポーショナルフェアネス法など)に従って、レート要求情報を送信した通信端末装置の中から上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を選択する。そして、端末選択部212は、E−RNTI情報記憶部211に記憶された図3に示すE−RNTI情報テーブルに基づいて、選択した通信端末装置に対応するE−RNTIを選定し、PAF決定部213、電力比決定部214及びチャネルエンコード部121に出力する。例えば、端末選択部212は、通信端末装置UE#1のみを選択した場合、N1を出力する。また、端末選択部212は、通信端末装置UE#1、U#2を選択した場合、N1及びN2を出力する。また、端末選択部212は、通信端末装置UE#1、U#2、UE#3を選択した場合、N3を出力する。
PAF決定部213は、端末選択部212が選択した通信端末装置から送信されたレート要求情報に基づいて、全てのH−ARQプロセスを用いて上りパケットを送信する必要があるか否かを決定し、決定結果を示す1ビットのPAFを生成する。例えば、PAF決定部213は、レート要求情報が所定の閾値より高い場合、全てのH−ARQプロセスを用いて上りパケットを送信する必要があると決定し、これを示す「1」のPAFを生成し、他の場合に、1つのH−ARQプロセスを用いて上りパケットを送信すれば十分と決定し、これを示す「0」のPAFを生成する。そして、PAF決定部213は、生成したPAFを電力比決定部214及びチャネルエンコード部121に出力する。
電力比決定部214には、レート要求情報、上り回線パケット用受信電力リソース、SIR、E−RNTI及びPAFが入力される。電力比決定部214は、SIRに基づいて受信電力を予測して、D−PCCHに対する、端末選択部212で選択された通信端末装置が送信する上り回線パケットE−DPDCHの電力比を上り回線パケット用受信電力リソースの範囲内で決定する。なお、同じデータ量を送信するために必要とされる電力比は、PAFにより異なる。例えば、PAF「1」の場合には、全てのH−ARQプロセスを用いて上りパケットを送信することから、PAF「0」の場合に比べて、電力比を小さく設定する。例えば、H−ARQプロセス数が4である場合に1/4となる。そして、電力比決定部214は、決定した電力比を示す電力比情報をチャネルエンコード部121に出力する。
この結果、スケジューリング結果情報として、E−RNTI、PAF、電力比情報が、スケジューリング部31からチャネルエンコード部121に出力される。
次に、本実施の形態に係る通信端末装置の構成について、図4のブロック図を用いて説明する。
まず、受信系について説明する。受信無線部42は、アンテナ41に受信された信号に対してダウンコンバートやアナログディジタル変換処理を施すことにより受信ベースバンド信号を得、これを逆拡散部43、48および51に出力する。
逆拡散部43は、この通信端末装置個別の拡散コードを用いて逆拡散処理を行うことにより、自局宛の信号を得る。逆拡散信号は、復調部44及びチャネルデコード部45により順次復調処理及び復号処理が施され、これにより受信データ、上り回線送信電力制御コマンド(UL−TPC)が得られる。また逆拡散信号は、SIR測定部46及びTPC生成部47に順次入力され、これによりTPC生成部47から下り回線送信電力制御コマンド(DL−TPC)が得られる。
逆拡散部48は、基地局においてE−HICHに使用された拡散コードを用いて、受信無線部42から出力された受信ベースバンド信号を逆拡散することにより、逆拡散信号を抽出する。逆拡散部48から出力された逆拡散信号は、復調部49により復調された後、チャネルデコード部50に入力される。チャネルデコード部50は、多重された各通信端末装置宛のACK/NACKのうち、自局宛のACK/NACKを抽出する。このACK/NACKに基づいて、通信端末装置は、上り回線パケットの再送を制御する。
また、逆拡散部51は、基地局においてE−AGCHに使用された拡散コードを用いて、受信無線部42から出力された受信ベースバンド信号を逆拡散することにより、逆拡散信号を抽出する。逆拡散部51から出力された逆拡散信号は、復調部52により復調された後、チャネルデコード部53に入力される。
チャネルデコード部53は、復調部52の出力信号を復号し、復号結果の情報に対してE−RNTIでマスクしたCRCを検査して、自局のE−RNTIと比較して自局宛のスケジューリング結果情報を抽出する。具体的には、チャネルデコード部53は、Primary E-RNTI及びSecondary E-RNTIを用いてCRC確認し、どちらか一方のE−RNTIでCRC誤りが検出されなければ、自局宛のスケジューリング結果情報がE−AGCHで送信されたと判断し、いずれのE−RNTIでもCRC誤りが検出されれば、自局宛のスケジューリング結果情報がE−AGCHで送信されなかったと判断する。そして、チャネルデコード部53は、自局宛のスケジューリング結果情報をプロセス制御部54に出力する。
プロセス制御部54は、Primary E-RNTIの場合にはPAFで示されたH−ARQプロセスについてactivation/inactivationの制御を行い、Secondary E-RNTIの場合にはPAFにかかわらずすべてのH−ARQプロセスに対してactivation/inactivationの制御を行い、すなわち各H−ARQプロセスに対して送信を許可するか否かを制御する。そして、プロセス制御部54は、電力比情報を電力比決定部457に出力し、送信を許可したH−ARQプロセスを示すプロセス情報を送信パラメータ設定部458に出力する。
次に、送信系について説明する。図4に示す通信端末装置は、送信パケットについては、符号化率や、変調多値数、拡散率を変化させるのに対して、その他のデータについてはこれらのパラメータを変化させない。具体的には、パイロット信号(PILOT)、下り信号送信電力制御コマンド(DL−TPC)、送信データは、それぞれ符号化率、変調多値数、拡散率が固定とされたチャネルエンコード部450、変調部451、拡散部452により順次処理された後、拡散後の信号が増幅部453に出力される。
これに対して、送信パケットは先ずバッファ454に蓄積される。バッファ454は、ACK/NACKに基づいて、ACKであれば前回送信した送信パケットを消去し初回送信パケットをチャネルエンコード部459に出力し、NACKであれば前回送信した送信パケットを再びチャネルエンコード部459に出力する。
また、バッファ454に蓄積されている送信パケットのデータ量はデータ量測定部455により測定され、データ量測定部455は測定結果を電力比決定部457及びレート要求選択部456に出力する。
電力比決定部457は、電力比情報と、バッファ454でのデータ蓄積量と、送信電力マージンとに基づいて、DPCCHに対する上り回線パケットE−DPDCHの電力比を決定し、決定した電力比に対応する伝送レートをレート要求選択部456に通知すると共に送信パラメータ設定部458に通知する。ここで、通信端末装置の送信電力リソースが不足している場合や、通信端末装置の送信データが少ない場合等は、電力比決定部457は、電力比情報で示される電力比よりも低い値を設定することがある。
レート要求選択部456は、電力比決定部457から通知された伝送レートと、バッファ454でのデータ蓄積量と、送信電力マージンとに基づいて、レート要求情報を生成し、これをチャネルエンコード部459に出力する。このレート要求情報は、通信端末装置が望む送信パケットの伝送レートを示す情報であり、例えば1〜n(nは2以上の自然数)で表される。
送信パラメータ設定部458は、プロセス情報及び電力比決定部457から通知された伝送レートに基づいて、バッファ454に蓄積された送信パケットの読出しレート及び読出しタイミングを制御すると共に、チャネルエンコード部459での符号化率、変調部460での変調多値数、拡散部461での拡散率を設定し、これら送信パラメータをそれぞれチャネルエンコード部459、変調部460、拡散部461に出力する。また送信パラメータ設定部458は、伝送レートに基づいて、パケットを送信する際の送信電力のオフセット量を設定し、これを送信電力制御部463に出力する。
因みに、電力比決定部457及びレート要求選択部456に入力される送信電力マージンは、送信電力測定部465により設定される。具体的には、送信電力測定部465は、送信電力制御部464により上り回線送信電力制御コマンド(UL−TPC)に従って制御される送信電力と、自局が送信可能な最大送信電力とに基づいて、送信電力マージンを設定する。なお送信パケットの送信電力制御信号を発生する送信電力制御部463は、その他のパイロット信号、下り回線送信電力制御コマンド(DL−TPC)や送信データの送信電力制御信号を発生する送信電力制御部464からの制御信号に、送信パラメータ設定部458により設定されたオフセットを与えた送信電力制御信号を発生するようになされている。
拡散部452及び拡散部461から出力される各拡散信号は、それぞれ対応する増幅部453、462により独立に増幅された後、送信無線部466によりディジタルアナログ変換やアップコンバート等の所定の無線処理を施された後、アンテナ41を介して送信される。
このように、本実施の形態によれば、通信端末装置の受信系において、Primary E-RNTIの場合にはPAFに示されたH−ARQプロセスを制御し、Secondary E-RNTIの場合にはPAFにかかわらずすべてのH−ARQプロセスを制御するように、パケットを送信するプロセスを選択することができるので、Secondary E-RNTIの場合にPAFを読み取るための処理を削減することができる。これにより、開発や試験にかかる工数を減らすことができる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、基地局装置が、Secondary E-RNTIの場合にPAFを固定値とし、通信端末装置が、Secondary E-RNTIの場合にPAFが固定値と一致しない場合にはスケジューリング結果情報を廃棄する場合について説明する。
実施の形態2では、基地局装置が、Secondary E-RNTIの場合にPAFを固定値とし、通信端末装置が、Secondary E-RNTIの場合にPAFが固定値と一致しない場合にはスケジューリング結果情報を廃棄する場合について説明する。
本実施の形態の基地局装置は、図1に示した実施の形態1の基地局装置と構成が同一であり、スケジューリング部31の内部構成のみが異なる。
図5は、本実施の形態に係るスケジューリング部31の構成を示すブロック図である。なお、図5のスケジューリング部31において、図2と共通する構成部分には図2と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図5のスケジューリング部31は、図2に対して、PAF切り替え部501を追加した構成を採る。
端末選択部212は、選択した通信端末装置に対応するE−RNTIをPAF決定部213、電力比決定部214、PAF切り替え部501に出力する。PAF決定部213は、生成したPAFをPAF切り替え部501に出力する。
PAF切り替え部501は、Secondary E-RNTIの場合には、PAF決定部213が生成したPAFにかかわらず、PAFを予め定められている固定値「1」にして電力比決定部214及びチャネルエンコード部121に出力する。
本実施の形態の通信端末装置は、図4に示した実施の形態1の通信端末装置と構成が同一であり、プロセス制御部54の作用のみが異なる。
本実施の形態の場合、プロセス制御部54は、Secondary E-RNTIの場合にはPAFが固定値に一致するか否かを判定し、一致する場合には、すべてのH−ARQプロセスのactivation/inactivationを制御し、一致しない場合にはスケジューリング結果情報を廃棄する。
このように、本実施の形態によれば、基地局装置が、Secondary E-RNTIの場合にPAFを固定値とし、通信端末装置が、Secondary E-RNTIの場合にPAFが固定値と一致しない場合にはスケジューリング結果情報を廃棄することにより、誤った情報もしくは基地局の誤った指示に基づいてパケットを送信することがなくなるためシステムが不安定になることを避けることができる。また、開発や試験の工数を削減することができる。なお、基地局装置側で固定値に設定せずに、通信端末装置のみが、Secondary E-RNTIの場合にPAFが固定値と一致しない場合にはスケジューリング結果情報を廃棄するということのみを行ってもよい。この場合にもシステムが不安定になることを避けることができる。また開発や試験の工数を削減することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、基地局装置が、Secondary E-RNTIの場合にPAFの代わりに他の制御信号を挿入する場合について説明する。
実施の形態3では、基地局装置が、Secondary E-RNTIの場合にPAFの代わりに他の制御信号を挿入する場合について説明する。
本実施の形態の基地局装置は、図1に示した実施の形態1の基地局装置と構成が同一であり、スケジューリング部31の内部構成のみが異なる。
図6は、本実施の形態に係るスケジューリング部31の構成を示すブロック図である。なお、図6のスケジューリング部31において、図2と共通する構成部分には図2と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図6のスケジューリング部31は、図2に対して、PAF置き換え部601を追加した構成を採る。
端末選択部212は、選択した通信端末装置に対応するE-RNTIをPAF決定部213、電力比決定部214、PAF置き換え部601に出力する。PAF決定部213は、生成したPAFをPAF置き換え部601に出力する。
PAF置き換え部601は、Secondary E-RNTIの場合には、PAFを制御信号に置き換え、電力比決定部214及びチャネルエンコード部121に出力する。
電力比決定部214は、PAF置き換え部601から制御信号を入力した場合には、PAF「1」の場合と同じように電力比を設定する。
本実施の形態の通信端末装置は、図4に示した実施の形態1の通信端末装置と構成が同一であり、プロセス制御部54の作用のみが異なる。
本実施の形態の場合、プロセス制御部54は、Secondary E-RNTIの場合にはすべてのプロセスのactivation/inactivationを制御し、さらに制御信号を図示しない他の構成に出力する。
このように、本実施の形態によれば、基地局装置が、Secondary E-RNTIの場合にPAFを制御信号に置き換え、通信端末装置が、Secondary E-RNTIの場合に制御信号を他の処理に用いることができるので、無線リソースを有効に活用することができるとともにさらに高度なシステム運営を行うことができる。
なお、上記各実施の形態では、レート要求情報に基づいてPAFを生成する場合について説明したが、本発明は、PAF生成の基準に制限は無く、スループット、データ量、優先度等を基準にPAFを生成しても良い。また、上記各実施の形態では、Secondary E-RNTIの場合にPAFを固定値に切り替える例と制御信号に置き換える例を説明したが、PAFに相当する位置のビットの使用方法について述べているためでその際の名前はPAFでなくてもよい。
本発明は、上り回線で高速パケット伝送を行う無線通信システムに使用される基地局装置、通信端末装置に用いるに好適である。
31 スケジューリング部
54 プロセス制御部
211 E-RNTI情報記憶部
212 端末選択部
213 PAF決定部
214 電力比決定部
501 PAF切り替え部
601 PAF置き換え部
54 プロセス制御部
211 E-RNTI情報記憶部
212 端末選択部
213 PAF決定部
214 電力比決定部
501 PAF切り替え部
601 PAF置き換え部
Claims (9)
- 通信相手の基地局装置から上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を示す識別子、及び、制御するプロセスを示すプロセスアクティベーションフラグを含むスケジューリング結果情報を受信する受信手段と、
受信信号から抽出した識別子が、自端末の第1識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグで指示されたプロセスを制御し、自端末の第2識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグにかかわらず全てのプロセスを制御するプロセス制御手段と、
前記プロセス制御手段により許可されたプロセスでパケットを送信する送信手段と、を具備することを特徴とする通信端末装置。 - 上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を選択し、メモリに記憶された識別子の中から、選択した通信端末装置と関連付けられた識別子を選定する選択手段と、
前記選択手段が選択した通信端末装置に対して制御するプロセスを示すプロセスアクティベーションフラグを生成するPAF決定手段と、
前記選択手段が選定した識別子が第1識別子の場合には前記PAF決定手段が生成したプロセスアクティベーションフラグのままとし、第2識別子の場合にはプロセスアクティベーションフラグの値を全てのプロセスを制御することを示す固定値に切り替えるPAF切り替え手段と、を具備することを特徴とする基地局装置。 - 通信相手の基地局装置から上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を示す識別子、及び、制御するプロセスを示すプロセスアクティベーションフラグを含むスケジューリング結果情報を受信する受信手段と、
受信信号から抽出した識別子が、自端末の第1識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグで指示されたプロセスを制御し、自端末の第2識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグが所定の固定値と一致するか否かを判定し、一致する場合には、すべてのプロセスを制御し、一致しない場合にはスケジューリング結果情報を廃棄するプロセス制御手段と、
前記プロセス制御手段により許可されたプロセスでパケットを送信する送信手段と、を具備することを特徴とする通信端末装置。 - 上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を選択し、メモリに記憶された識別子の中から、選択した通信端末装置と関連付けられた識別子を選定する選択手段と、
前記選択手段が選択した通信端末装置に対して制御するプロセスを示すプロセスアクティベーションフラグを生成するPAF決定手段と、
前記選択手段が選定した識別子が第1識別子の場合には前記PAF決定手段が生成したプロセスアクティベーションフラグのままとし、第2識別子の場合にはプロセスアクティベーションフラグを制御信号に置き換えるPAF置き換え手段と、を具備することを特徴とする基地局装置。 - 請求項4記載の基地局装置から前記識別子、及び、前記プロセスアクティベーションフラグあるいは前記制御信号を含むスケジューリング結果情報を受信する受信手段と、
受信信号から抽出した自局宛の識別子が、前記第1識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグに示されたプロセスを制御し、前記第2識別子の場合にはすべてのプロセスを制御するとともに前記制御信号を抽出するプロセス制御と、
前記プロセス制御手段により許可されたプロセスでパケットを送信する送信手段と、を具備することを特徴とする通信端末装置。 - 通信相手の基地局装置から上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を示す識別子、及び、制御するプロセスを示すプロセスアクティベーションフラグを含むスケジューリング結果情報を受信する工程と、
受信信号から抽出した識別子が、自端末の第1識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグで指示されたプロセスを制御し、自端末の第2識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグにかかわらず全てのプロセスを制御する工程と、
前記制御により許可されたプロセスでパケットを送信する工程と、を具備することを特徴とする通信端末装置の通信方法。 - 上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を選択し、メモリに記憶された識別子の中から、選択した通信端末装置と関連付けられた識別子を選定する工程と、
前記選択した通信端末装置に対して制御するプロセスを示すプロセスアクティベーションフラグを生成する工程と、
前記選定した識別子が、第1識別子の場合には前記生成したプロセスアクティベーションフラグのままとし、第2識別子の場合にはプロセスアクティベーションフラグの値を全てのプロセスを制御することを示す固定値にする工程と、を具備することを特徴とする基地局装置の通信方法。 - 通信相手の基地局装置から上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を示す識別子、及び、制御するプロセスを示すプロセスアクティベーションフラグを含むスケジューリング結果情報を受信する工程と、
受信信号から抽出した識別子が、自端末の第1識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグで指示されたプロセスを制御し、自端末の第2識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグが所定の固定値と一致するか否かを判定し、一致する場合には、すべてのプロセスを制御し、一致しない場合にはスケジューリング結果情報を廃棄する工程と、
前記制御により許可されたプロセスでパケットを送信する工程と、を具備することを特徴とする通信端末装置の通信方法。 - 基地局装置が、上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を選択し、通信端末装置が、送信を許可された場合に前記基地局装置に対して上り回線パケットの送信を行う通信方法であって、
前記基地局装置が、上り回線パケットの送信を許可する通信端末装置を選択し、メモリに記憶された識別子の中から、選択した通信端末装置と関連付けられた識別子を選定する工程と、
前記基地局装置が、前記選択した通信端末装置に対して制御するプロセスを示すプロセスアクティベーションフラグを生成する工程と、
前記基地局装置が、前記選定した識別子が、第1識別子の場合には前記生成したプロセスアクティベーションフラグのままとし、第2識別子の場合にはプロセスアクティベーションフラグを制御信号に置き換える工程と、
前記通信端末装置が、前記基地局装置から前記識別子、及び、前記プロセスアクティベーションフラグあるいは前記制御信号を含むスケジューリング結果情報を受信する工程と、
前記通信端末装置が、受信信号から抽出した識別子が、前記自端末の第1識別子の場合には前記プロセスアクティベーションフラグに示されたプロセスを制御し、前記自端末の第2識別子の場合にはすべてのプロセスを制御する工程と、
前記通信端末装置が、前記制御により許可されたプロセスでパケットを送信する工程と、を具備することを特徴とする通信方法。
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JP2005133939A JP2006311411A (ja) | 2005-05-02 | 2005-05-02 | 通信端末装置、基地局装置および通信方法 |
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