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JP4893832B2 - メッセージ交換方法、無線通信システム、無線端末装置、および無線基地局装置 - Google Patents

メッセージ交換方法、無線通信システム、無線端末装置、および無線基地局装置 Download PDF

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Description

本発明は無線通信を行うためのメッセージ交換方法、無線通信システム、無線端末装置、および無線基地局装置に関し、特に無線端末装置に対する帯域割当を行うメッセージ交換方法、無線通信システム、無線端末装置、および無線基地局装置に関する。
IEEE802.16 Working Group(802.16WG)では、無線基地局に複数の端末が接続可能なPoint-to-Multipoint (P-MP)型通信方式を規定している。802.16WGでは、主に固定通信用途向けの802.16d仕様(IEEE802.16−2004)と移動通信用途向けの802.16e仕様(IEEE802.16e−2005)の2種類を規定している。これらの仕様では複数の物理層が規定されているが、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)やOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)などの技術が主に使用される。
IEEE802.16d/eでは、1台の無線基地局装置(BS)に複数の無線端末装置(MS)が接続されるP−MP(Point to Multipoint)型接続を基本とする。MSとBSとの間では、通信を開始する際にMAC(Media Access Control)メッセージの交換が行われる。
図24は、主要なMACメッセージの交換手続きの概略を示すシーケンス図である。図24では、主要なMACメッセージの交換のみを示している。しかし、実際には、802.16d/eにおいては、MSがMACメッセージなどの各種メッセージをBSに送信するには、無線リソースをBSから割り当ててもらう必要がある。
たとえば、CDMA Ranging Codeについては、全てのMSが使用可能な帯域を用いて送信可能であるが、それ以後の"RNG-REQ"メッセージなどについては、BSからMSに対して割り当てられた帯域を用いて送信しなければならない。そのため、実施には、"RNG-REQ"メッセージなどメッセージをMSからBSへ送信する前に、帯域要求および帯域割当の信号またはメッセージがBSおよびMS間で交換される。
図25は、帯域割当に関するメッセージ交換の詳細を示すシーケンス図である。図25には、図24に示したシーケンス図における"SBC-REQ"メッセージ以前のメッセージを詳細に示している。図中、帯域の割当に必要なメッセージを破線の矢印で示している。
ここで、"RNG-RSP"メッセージを受信したMSが"SBC-REQ"メッセージを送信するための手順を簡単に説明する。MSは、まずBSへ"BW Request CDMA Code"メッセージを送信する。これは、所定の長さ(6バイト)のヘッダ情報を送信するための帯域割当を要求するメッセージである。"BW Request CDMA Code"メッセージを受け取ったBSは、MSに対してMSに対するアップリンク(MS→BS)の帯域割当の情報"CDMA Allocation IE"を含む"UL-MAP"メッセージを送信する。"CDMA Allocation IE"は、MSが使用するサブチャネル、シンボル、変調方式と符号化方式などを表すコードを含む。これにより、MSに対してヘッダ情報を送信するのに必要な帯域が割り当てられる。
MSは、"UL-MAP"メッセージを受信したら、割り当てられた帯域を利用して、"SBC-REQ"メッセージを送信するために必要な帯域幅を指定した"Bandwidth Request Header"メッセージをBSに送信する。BSでは、"Bandwidth Request Header"メッセージによってMSが必要とする帯域幅を認識する。そして、BSでは、MSに対する帯域割当を行い、割り当てた帯域を示す"UL-MAP"メッセージをMSに送信する。MSは、"UL-MAP"メッセージを取得すると、割り当てられた帯域を利用して"SBC-REQ"メッセージをBSに送信する。
このような通信方式は、802.16dの仕様書や802.16eの仕様書に示されている(非特許文献1、非特許文献2参照)。
"IEEE Standard for Local and metropolitan area networks Part 16: Air Interface for Fixed Broadband Wireless Access System",IEEE Std 802.16-2004,USA,IEEE,1 October 2004 "IEEE Standard for Local and metropolitan area networks Part 16: Air Interface for Fixed and Mobile Broadband Wireless Access Systems Amendment for Physical and Medium Access Control Layers for Combined Fixed and Mobile Operation in Licensed Bands.",IEEE Std 802.16e-2005 and IEEE Std 802.16-2004/Cor 1-2005,USA,IEEE,25 February 2006
しかし、MSがアップリンクによりメッセージを送信するには、多くの帯域要求/割当のための予備的なメッセージ交換が必要であり、遅延の増大、帯域の浪費となる問題があった。図25の例であれば、"SBC-REQ"メッセージをMSからBSに送信するために、帯域割当用の4つのメッセージがBSとMS間で交換されている。
また、無線リンク上で、メッセージ等の廃棄があった場合、同メッセージを再送するまでの時間が長いという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、MSからのメッセージ送信を効率的に行うことができるメッセージ交換方法、無線通信システム、無線端末装置、および無線基地局装置を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、無線基地局装置2と無線端末装置1との間の通信におけるメッセージ交換方法が提供される。本発明に係るメッセージ交換方法では、無線端末装置1が、無線端末装置1から無線基地局装置2へ送信する送信メッセージ6の送信トリガとなるトリガメッセージ4の識別情報と、送信メッセージ6のデータ長を示すメッセージサイズとを含むメッセージパラメータ3を無線基地局装置2に送信する。次に、無線基地局装置2が、トリガメッセージ4を無線端末装置1に送信し、その後、送信メッセージ6のメッセージサイズに応じた帯域幅の無線帯域を無線端末装置1に割り当てる。さらに、無線基地局装置2が、割り当てた無線帯域を示す割当情報5を無線端末装置1に送信する。そして、無線端末装置1が、割当情報5で示される無線帯域を用いて、送信メッセージ6を無線基地局装置2に送信する。
このようなメッセージ交換方法によれば、無線端末装置1により、無線基地局装置2へメッセージパラメータ3が送信される。すると、無線基地局装置2により、トリガメッセージ4が無線端末装置1に送信され、その後、送信メッセージ6のメッセージサイズに応じた帯域幅の無線帯域が無線端末装置1に割り当てられる。さらに、無線基地局装置2により、割当情報5が無線端末装置1に送信される。そして、無線端末装置1により、送信メッセージ6が無線基地局装置2に送信される。
本発明では、送信メッセージのトリガメッセージの識別情報と送信メッセージのメッセージサイズとを無線基地局装置へ前もって通知しておくようにしたため、無線基地局装置では、トリガメッセージの送信後に帯域割当のためのメッセージ交換を行うことなく、送信メッセージを送信するための無線帯域を無線端末装置に割り当てることが可能となる。その結果、無線端末装置と無線基地局装置との間のメッセージ交換における通信効率が向上する。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
発明の概要を示す図である。 本実施の形態のシステム構成例を示す図である。 無線基地局(BS)の機能を示すブロック図である。 無線端末(MS)の機能を示すブロック図である。 BSの記憶部に格納されたデータテーブルを示す図である。 MSの記憶部に格納されたデータテーブルを示す図である。 第1の実施の形態におけるMSがBSに接続を開始する場合のメッセージシーケンスを示す図である。 複数のエラー処理を組み合わせた場合のメッセージシーケンス図である。 BSの制御部が行う処理を示す第1のフローチャートである。 BSの制御部が行う処理を示す第2のフローチャートである。 BSの制御部が行う処理を示す第3のフローチャートである。 MSの制御部が行う処理を示す第1のフローチャートである。 MSの制御部が行う処理を示す第2のフローチャートである。 第2の実施の形態におけるBSの記憶部の内容を示す図である。 第2の実施の形態におけるMSの記憶部の内容を示す図である。 第2の実施の形態におけるMSがBSに接続を開始する場合のメッセージシーケンスを示す図である。 BSの状態遷移を示す図である。 第2の実施の形態におけるBSの制御部が行う処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるMSの制御部が行う処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態におけるBSの記憶部の内容を示す図である。 第3の実施の形態におけるMSがBSに接続を開始する場合のメッセージシーケンスを示す図である。 MSの"UCD"メッセージ受信時の処理手順を示すフローチャートである。 CDMA Ranging Code送信後からSBC-REQ送信までのMSの処理手順を示すフローチャートである。 主要なMACメッセージの交換手続きの概略を示すシーケンス図である。 帯域割当に関するメッセージ交換の詳細を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、発明の概要を示す図である。図1に示すように、本発明に係る無線通信システムでは、無線端末装置1と無線基地局装置2との間で無線によるメッセージ交換を行う。
無線端末装置1は、メッセージパラメータ送信手段1aとメッセージ送信手段1bとを有している。メッセージパラメータ送信手段1aは、メッセージパラメータ3を無線基地局装置2に送信する。メッセージパラメータ3には、無線基地局装置2へ送信する送信メッセージ6の送信トリガとなるトリガメッセージ4の識別情報、送信メッセージ6のデータ長を示すメッセージサイズ、および無線端末装置1がトリガメッセージ4を受信してから送信メッセージ6の送信準備が完了するまでの遅延時間が含まれる。図1の例では、トリガメッセージ4の識別情報が「Msg#1」であり、メッセージサイズが「30Byte」であり、遅延時間が「10ms」である。
メッセージ送信手段1bは、無線基地局装置2からトリガメッセージ4を受信すると、送信メッセージ6の送信準備を開始する。そして、メッセージ送信手段1bは、無線基地局装置2によって割り当てられた無線帯域を示す割当情報5を受信すると、割当情報5で示される無線帯域を用いて、送信メッセージ6を無線基地局装置2に送信する。無線基地局装置2は、トリガメッセージ送信手段2a、帯域割当手段2b、割当情報送信手段2cを有している。
トリガメッセージ送信手段2aは、所定のメッセージ交換シーケンスに沿ってトリガメッセージ4を無線端末装置1に送信する。帯域割当手段2bは、無線端末装置1からメッセージパラメータ3を受信すると、トリガメッセージ送信手段2aがトリガメッセージ4を送信してから遅延時間経過後、送信メッセージ6のメッセージサイズに応じた帯域幅の無線帯域を無線端末装置1に割り当てる。割当情報送信手段2cは、帯域割当手段2bが割り当てた無線帯域を示す割当情報5を無線端末装置1に送信する。
このような無線通信システムによれば、無線端末装置1により、無線基地局装置2へメッセージパラメータ3が送信される。すると、無線基地局装置2により、メッセージ交換シーケンスに沿ってトリガメッセージ4が無線端末装置1に送信され、トリガメッセージ4から遅延時間経過後、送信メッセージ6のメッセージサイズに応じた帯域幅の無線帯域が無線端末装置1に割り当てられる。さらに、無線基地局装置2により、割当情報5が無線端末装置1に送信される。そして、無線端末装置1により、送信メッセージ6が無線基地局装置2に送信される。
これにより、無線基地局装置2では、トリガメッセージ4の送信後に帯域割当のためのメッセージ交換を行うことなく、送信メッセージ6を送信するための無線帯域を無線端末装置1に割り当てることが可能となる。その結果、無線端末装置1と無線基地局装置2との間のメッセージ交換における通信効率が向上する。
しかも、無線基地局装置2は、送信メッセージ6の送信準備に要する時間を遅延時間として受け取っているため、トリガメッセージ4の送信から遅延時間だけ経過後に帯域割当を行う。これにより、無線基地局装置2が帯域割当を行ってから直ぐに、無線端末装置1が送信メッセージ6を送信することができる。その結果、無線帯域の効率的な利用を促進することができる。
このような帯域割当処理を無線端末装置1が送信する様々な送信メッセージに適用することで、送信メッセージ用の帯域要求・割当に要する時間を非常に短縮することができる。
なお、図1の例では、メッセージパラメータ3に遅延時間を含めることで、無線基地局装置2に対して帯域割当を開始するタイミングを通知している。これは、無線端末装置1が送信メッセージ6の送信準備に要する時間が一定の場合に有効である。送信メッセージ6の送受信準備に要する時間が一定ではない場合には、無線端末装置1は、無線端末装置1に固有の識別情報を無線基地局装置に送信することで、帯域割当を要求することができる。このとき、割り当てる無線リソースの量(帯域幅)は、予め無線端末装置1から通知されたメッセージサイズに応じて決定される。
以下、本発明をIEEE802.16d/eの規格に従った無線通信に適用する場合を例に採り、本実施の形態の詳細を説明する。
[第1の実施の形態]
図2は、本実施の形態のシステム構成例を示す図である。本実施の形態に係る無線通信は、無線基地局装置(BS)100と複数の無線端末装置(MS)200,200a,200bとの間で行われる。MS200,200a,200bは、BS100が通信を担当すべきエリア内にある。また、BS100は、ルーティング装置300に接続されている。ルーティング装置300は、複数のBS100,100a,100bと接続されている。ルーティング装置300は、BS100,100a,100bを経由して受信したパケットデータなどのデータの方路制御を行う。
以下、BS100とMS200との間の通信を例に採って、本発明の実施の形態における通信方式を具体的に説明する。
図3は、無線基地局(BS)の機能を示すブロック図である。BS100は、無線端末との間で無線信号を送受信するためのアンテナ111、アンテナ111を送受信系で共用するためのデュプレクサ112を有している。
さらにBS100は、MS200からの受信系統として、受信部121、復調部122、復号部123、制御メッセージ生成部124、およびパケット生成部125を有している。
受信部121は、アンテナ111に入力された信号をデュプレクサ112を介して受信する。受信した信号(受信信号)は、復調部122に渡される。復調部122は、受信信号を復調する。復調された受信信号は、復号部123に渡される。復号部123は、復調した受信信号を復号する。復号されたデータ(復号データ)は、制御メッセージ生成部124に渡される。
制御メッセージ生成部124は、復号データから制御データを抽出し、制御部150に渡す。また、制御メッセージ生成部124は、ユーザデータなどの制御データ以外のデータをパケット生成部125に転送する。パケット生成部125は、制御メッセージ生成部124から転送されたデータをパケット化してNW(NetWork)インタフェース部130に引き渡す。
NWインタフェース部130は、ルーティング装置300との間の通信を行うインタフェースである。NWインタフェース部130は、パケット生成部125から渡されたパケットを、ネットワーク経由でルーティング装置300に送信する。また、NWインタフェース部130は、ルーティング装置300からパケットを受信すると、そのパケットをパケット識別部141に渡す。
BS100は、MSへの送信系統として、パケット識別部141、パケットバッファ部142、PDU(Protocol Data Unit)生成部143、符号化部144、変調部145、および送信部146を有している。パケット識別部141は、NWインタフェース部130から受信したパケットに含まれる宛先のIP(Internet Protocol)アドレスを識別する。そして、パケット識別部141は、IPアドレスに基づき宛先MSを特定する。例えば、パケット識別部141は、予めIPアドレスとMSのIDの対応関係が登録されたテーブル(アドレステーブル)をメモリに記憶しておく。パケット識別部141はパケットを受信した際に、予め記憶したアドレステーブルを参照し、そのパケットの宛先のIPアドレスに対応するMS(宛先MS)のIDを取得する。
また、パケット識別部141は、パケットを受信した際に、宛先MSのIDに対応するQoS(Quality of Service)情報を取得する。例えば、パケット識別部141は、予めMSのIDとQoS情報との対応関係が登録されたテーブル(QoSテーブル)をメモリに記憶しておく。パケット識別部141はパケットを受信した際に、予め記憶したQoSテーブルを参照し、宛先MSのIDに対応するQoS情報を取得する。
パケット識別部141は、宛先MSのIDとQoS情報とを取得すると、制御部150に宛先MSのID、QoS情報、およびデータサイズを与えると共に、帯域割当要求を送出する。そして、パケット識別部141は、NWインタフェース部130から渡されたパケットをパケットバッファ部142に格納する。パケットバッファ部142は、MSに対して送信するパケットを一時的に記憶する。
PDU生成部143は、制御部150からのデータ送信指示に従って、パケットバッファ部142に記憶されたパケットからユーザデータを取得すると共に、制御部150から制御データを取得する。さらに、PDU生成部143は、同期信号(プリアンブル)を基準として形成される無線フレーム内に、ユーザデータおよび制御データの送信データを格納することで、PDUを生成する。そして、PDU生成部143は、生成したPDUを符号化部144に送出する。
符号化部144は、PDU生成部143から受け取ったPDUに対し、誤り訂正符号化等の符号化処理を施す。そして、符号化部144は、符号化処理が施されたPDUデータを変調部145に渡す。変調部145は、符号化部144から受け取ったPDUデータを変調し、送信部146に渡す。送信部146は、変調後のPDUデータを、アンテナ111を介して無線信号として電波送信する。
制御部150は、ダウンリンク方向(BS→MS方向)のトラフィックに関して、パケット識別部141から帯域割り当て要求を受けると、QoS情報に応じて、帯域を割り当てるMSを選択する。次に、制御部150は、ユーザデータの送信をスケジューリングするように、パケットバッファ部142およびPDU生成部143に指示する。また、制御部150は、制御データの生成も行う。制御部150は、生成した制御データをPDU生成部143に渡す。
一方、制御部150は、アップリンク方向(MS→BS方向)のトラフィックに関して、MS200からの帯域要求に応じて、MS200にアップリンクの帯域を割り当てる。また、制御部150は、MS200が所定の制御データを送信するトリガとなるメッセージを送信すると、タイマによる所定の遅延時間計測後に自動的にアップリンク用の帯域をMS200に割り当てる。また、制御部150は、トリガとなるメッセージを送信すると、帯域割当に関する割当情報を生成する。そして、制御部150は、生成した割当情報を含む制御データをMS200に送信するように、PDU生成部143に指示する。
さらに、制御部150は、受信した制御データの処理を行う。例えば、MS200のサポートする機能の登録、認証、鍵生成・交換や無線チャネルの状態管理などを行う。なお、制御部150には記憶部160が接続されている。制御部150は、各種処理に必要なデータを記憶部160に格納したり、記憶部160から読み出したりする。
記憶部160には、BS100が記憶すべき各種データが記憶される。例えば、MS200から受信した制御データに含まれるMS200の機能情報、認証情報、鍵情報、無線チャネル情報等を記憶する。また、記憶部160は、BS200のリソースの使用状況に関する管理情報を記憶する。
さらに、記憶部160には、TLVパラメータを定義したTLV定義テーブルと帯域割当のトリガとなる送信トリガを定義した送信トリガテーブルとが予め格納されている。また、記憶部160には、MS200の接続時に、帯域割当の際のメッセージサイズと遅延時間を定義した帯域割当管理テーブルがMS200に関連付けて格納される。なお、記憶部160に格納されるこれらのテーブルの詳細については後述する。
図4は、無線端末(MS)の機能を示すブロック図である。MS200は、BS100との間で無線信号を送受信するためのアンテナ211、アンテナ211を送受信系で共用するためのデュプレクサ212を有している。
さらにMS200は、受信処理部220を有している。受信処理部220は、受信部221、復調部222、復号部223、および制御メッセージ抽出部224を有している。
受信部221は、アンテナ211に入力された信号をデュプレクサ212を介して受信する。受信した信号(受信信号)は、復調部222に渡される。復調部222は、受信信号を復調する。復調された受信信号は、復号部223に渡される。復号部223は、復調した受信信号を復号する。復号されたデータ(復号データ)は、制御メッセージ抽出部224に渡される。制御メッセージ抽出部224は、復号データから制御データを抽出し、制御部250に渡す。また、制御メッセージ抽出部224は、ユーザデータなどの制御データ以外のデータをデータ処理部230に転送する。
データ処理部230は、受信データに含まれる各種データの表示処理、音声出力処理などを行う。また、データ処理部230は、通信先の装置に対して送信を希望するユーザデータをPDUバッファ部241に送信する。
送信処理部240は、PDUバッファ部241、符号化部242、変調部243、および送信部244を有している。PDUバッファ部241は、データ処理部230からの送信データを格納し、制御部250からの指定に基づいて格納したデータを符号化部242に出力する。
符号化部242は、PDUバッファ部241からの送信データを制御部250の制御の下符号化する。符号化された送信データは、変調部243に渡される。変調部243は、符号化された送信データについて変調処理を実行する。変調処理が施された送信データは、送信部244に渡される。送信部244は、変調後の送信データを、アンテナを介して無線信号として電波送信する。
制御部250は、BS100と送受信する制御データの処理を行う。例えば、MS200のサポートする機能の登録、認証、鍵生成・交換や無線チャネルの状態管理などを行う。また、制御部250は、BS100から送信されるアップリンクの帯域の割当情報を基に、送信処理部240を制御して、ユーザデータあるいは制御データをBS100に送信する。帯域の割り当てが必要な場合は、帯域割当を要求する信号あるいはメッセージをBS100に送信するように、送信処理部240に指示する。
なお、制御部250には、記憶部260が接続されている。制御部250は、データ処理に必要なデータや、BS100から送られた帯域割当情報などを記憶部260に格納する。
記憶部260は、制御部250が処理を実行するために必要なデータを記憶する。また、記憶部260には、MS200からBS100にアップリンクで送信するメッセージに関して、メッセージサイズや遅延時間が登録されたメッセージ情報管理テーブルを記憶している。
次に、BS100内の記憶部160およびMS200内の記憶部260に格納されたデータテーブルの内容について説明する。
図5は、BSの記憶部に格納されたデータテーブルを示す図である。記憶部160には、予めTLV定義テーブル161と送信トリガテーブル162とが格納されている。また、MS200を接続する際には、制御部150によってパラメータテーブル163が作成され、記憶部160に格納される。なお、図5には、記憶部160に格納された情報のうち帯域割当に必要なデータテーブルのみが抜粋して示されており、実際には図5に示していない各種データが記憶部160に格納される。
TLV定義テーブル161には、タイプ(Type)、長さ(Length)、および値(Value)の欄が設けられている。各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられ、タイプごとのTLVパラメータのデータ構造を構成している。そして、TLVパラメータの1つのタイプとして、帯域割当情報を送信するためのTLVパラメータが定義されている。
タイプの欄には、値の欄に含まれる情報でのデータタイプが示されている。長さの欄には、値の欄に設定されるデータ長が設定される。帯域割当情報送信用のTLVパラメータの値データ長は、3バイトである。値の欄には、TLVパラメータの値として送信されるデータの内容が示されている。帯域割当情報送信用のTLVパラメータは、最初の10ビットが送信メッセージサイズ(バイト単位)を示しており、次の6ビットが遅延時間(フレーム数単位)を示しており、最後の8ビットが送信トリガIDを示している。送信トリガIDは、MS200が所定の制御データの送信を行うタイミングを示すトリガ(送信トリガ)の識別情報である。
送信トリガテーブル162には、送信トリガID、送信トリガ、および送信メッセージの欄が設けられている。
送信トリガIDの欄には、送信トリガに付与された識別情報(送信トリガID)が設定される。送信トリガの欄には、MS200が制御データの送信を行うためのトリガとなるイベントが設定される。送信メッセージの欄には、送信トリガに応じてMS200から送信されるメッセージの種別が設定される。
図5の例では、送信トリガID「1」に対応する送信トリガとして"RNG-RSP"メッセージの受信が設定されている。"RNG-RSP"メッセージを受信したMS200からは、"SBC-REQ"メッセージが送信される。送信トリガID「2」に対応する送信トリガとして"PKMv2-RSP(Key-Reply)"メッセージの受信が設定されている。"PKMv2-RSP(Key-Reply)"メッセージを受信したMS200からは、"REG-REQ"メッセージが送信される。
パラメータテーブル163には、送信トリガID、遅延時間、およびメッセージサイズの欄が設けられている。送信トリガIDの欄には、MS200がメッセージを送信するトリガとなるイベント(メッセージ受信)を示すトリガIDが設定される。遅延時間の欄には、送信トリガIDで示される送信トリガに応じてMS200が送信するメッセージの送信準備を完了するまでの遅延時間の最小値が設定される。メッセージサイズの欄には、送信トリガIDで示される送信トリガに応じてMS200が送信するメッセージのデータ量が設定される。
図6は、MSの記憶部に格納されたデータテーブルを示す図である。MS200の記憶部260には、TLV定義テーブル261、送信トリガテーブル262、およびメッセージ情報管理テーブル263とが格納されている。
なお、TLV定義テーブル261のデータ構造および登録されたデータの内容は、BS100の記憶部160に格納されたTLV定義テーブル161と同じである。また、送信トリガテーブル262のデータ構造および登録されたデータの内容は、BS100の記憶部160に格納された送信トリガテーブル162と同じである。
メッセージ情報管理テーブル263には、送信メッセージ、メッセージサイズ、および遅延時間の欄が設けられている。なお、メッセージ情報管理テーブル263には、MS200から"RNG-REQ(MAC Address, etc)"メッセージを受信したときに、そのメッセージに含まれる所定のデータが登録される。
送信メッセージの欄には、送信トリガに応じてMS200が送信するメッセージの種別が設定される。メッセージサイズの欄には、MS200から送信されるメッセージのサイズがバイト単位で設定される。遅延時間の欄には、MS200から送信されるメッセージの遅延時間が設定される。メッセージの遅延時間とは、MS200が送信トリガを受信してから対応するメッセージを送信するまでに要する時間の最小値である。これは、BS100が送信トリガとなるメッセージを送信してから遅延時間経過前には、MS200が所定のメッセージを送信することがないことを意味する。従って、BS100では、送信トリガとなるメッセージを送信してから遅延時間経過時にMS200に対する帯域割当を実施すればよい。
以上のような構成のBS100およびMS200間で、効率的な制御データのアップリンクが行われる。
図7は、第1の実施の形態におけるMSがBSに接続を開始する場合のメッセージシーケンスを示す図である。図7では、交換されるメッセージを矢印で示しており、その矢印の上にそのメッセージの種別を示している。メッセージ種別は、メッセージ種別の名称の後に、括弧書きによりそのメッセージに含まれるデータを示している。また、破線の矢印は、帯域要求/割当を行うための信号/メッセージを表し、実線の矢印は、MS200とBS100間で認証情報などを交換するための主要メッセージを表す。
また、BS100側には、帯域割当の処理を曲線の矢印で示している。この矢印は、帯域割当処理の発生原因となるメッセージから、帯域割当内容をMS200に通知するメッセージに向けて線が引かれている。図7に示すように、MS200がBS100に接続を開始するとき(Network Entry)、複数のメッセージが交換されることなる。このとき、メッセージの交換順序(メッセージ交換シーケンス)は予め決まっている。
まず、図7を参照して、MS200をBS100に接続する際に交換される主要メッセージについて説明する。MS200は、ユーザからの操作入力によりBS100との接続要求が入力されると、BS100へCDMA Ranging Codeを送信する。すると、BS100からMS200へ"RNG-RSP(Success Status)"メッセージが送信される。
次に、MS200からBS100へ、"RNG-REQ(MAC Address,etc)"メッセージが送信される。そのメッセージに応じて、BS100では、MS200のMACアドレスの登録が行われる。そして、BS100においてBasic CIDやPrimary CIDの割り当てが行われ、BS100からMS200に"RNG-RSP(Basic/Primary CID, etc)"メッセージが送信される。
その後、MS200からBS100へ、"SBC-REQ"メッセージが送信される。そのメッセージに応じて、BS100からMS200に"SBC-RSP"メッセージが送信される。これにより、通信に用いる物理層の機能(サポートする変調方式、誤り訂正符号方式、H-ARQなど)と認証方法のネゴシエーションが行われる。
さらにその後、PKM-REQ/RSPを複数交換して、BS100においてMS200の認証を行い、BS100は接続を許可するか否かの判断を行う。MS200の認証が成功し、接続が可能な場合、MS200からBS100へ"REG-REQ"メッセージが送信され、そのメッセージに応じてBS100からMS200へ"REG-RSP"メッセージが送信される。これにより、データ転送用のコネクションを設定するための機能パラメータなどのネゴシエーションが行われる。
このような主要メッセージの交換に際し、MS200からBS100へアップリンクのメッセージ送信を行う場合、原則として、その都度BS100による帯域割当が必要となる。ただし、CDMA Ranging Codeについては、先に"UL-MAP (DDMA Ranging Opportunity)"メッセージをBS100から受け取ることで、全てのMSが使用可能な帯域を用いて送信可能である。
CDMA Ranging Code以外のMS200から送信されるメッセージは、BS100によってMS200に固有に割り当てられた帯域を利用して送信される。MS200に帯域を割り当てるには、MS200が送信するメッセージのサイズと遅延時間とを、BS100において認識する必要がある。
すなわち、通信帯域の効率的な利用を図るには、個々のMSに対して、メッセージ送信に必要となる最小限の帯域を、可能な限り短い時間だけ割り当てることが必要である。そのため、MS200がメッセージの送信準備にある程度の時間が必要な場合、BS100はその時間経過時にMS200に帯域を割り当てる。これにより、帯域の割当からその帯域を用いたメッセージの送信までの時間を、最小限に抑えることができる。また、MS200が送信するメッセージサイズに応じて帯域幅を割り当てることで、必要最小限の帯域幅をMS200に割り当てることができる。
ここで、"RNG-RSP (Success Status)"メッセージを受信したMS200では、次に"RNG-REQ (MAC Address, etc)"メッセージを送信するが、このメッセージは最小の遅延時間で送信準備完了可能であること、およびメッセージサイズが規格上分かっている。すなわち、BS100では、"RNG-REQ (MAC Address, etc)"メッセージのメッセージサイズと、そのメッセージの送信準備のための遅延時間を予め認識している。そのため、BS100では、"RNG-RSP(Success Status)"メッセージを送信すると、続けてMS200への帯域割当を行い、"UL-MAP (CDMA Allocation IE)"メッセージをMS200に送信することができる。しかし、それ以外のMS200からBS100に送信される主要メッセージについては、メッセージサイズや遅延時間がMSごとに異なる。そのため、従来は図24に示したように、帯域割当のために複数のメッセージの交換が必要となっていた。
ここで、MS200からBS100に送信される主要メッセージの内容を考察してみる。すると、MS200からBS100に送信する主要メッセージの中には、MS200側において、メッセージサイズと遅延時間とを予め固定値として定義しておくことができるものがある。具体的には、MS200が"Basic/Primary CID"などを含む"RNG-RSP"メッセージを受信してから送信する"SBC-REQ"メッセージと、認証が成功し、鍵交換を表す"PKM-RSP"メッセージを受信してから送信する"REG-REQ"メッセージとは、MS200固有の情報を含み所定のメッセージサイズとなっている。また、"SBC-REQ"メッセージおよび"REG-REQ"メッセージは、それぞれ"RNG-RSP"メッセージおよび"PKM-RSP"メッセージを受信してから、複雑な処理を必要とせずに送信可能である。このことから、最小の遅延時間で送信準備を完了することができる。
そこで、本実施の形態では、MS200は、送信トリガとなる最初のメッセージ("RNG-RSP(Basic/Primary CID, etc)"メッセージ)を受信する前のメッセージに、メッセージ情報管理テーブル263に登録された情報を含める。すなわち、MS200は、"SBC-REQ"メッセージと"REG-REQ"メッセージとのメッセージサイズ、"RNG-RSP(Basic/Primary CID, etc)"メッセージを受信してから"SBC-REQ"メッセージが送信可能となるまでの遅延時間、および"PKMv2-RSP(Key-Reply)"メッセージを受信してから"REG-REQ"メッセージが送信可能となるまでの遅延時間をメッセージパラメータ20として含む"RNG-REQ"メッセージを、BS100に送信する。BS100は、メッセージパラメータからパラメータテーブル163を生成し、生成したパラメータテーブル163を記憶部160に格納する。
BS100は、パラメータテーブル163を基に、適切なタイミングでMS200が"SBC-REQ"メッセージおよび"REG-REQ"メッセージを送信するための帯域をMS200に割り当てる。すなわち、BS100は、"RNG-RSP (Basic/Primary CID, etc)"メッセージを送信後、"SBC-REQ"メッセージに関する遅延時間だけ待って、"SBC-REQ"メッセージのメッセージサイズに応じた帯域幅の帯域割当を行い、"UL-MAP (Burst Allocation)"メッセージをMS200に送信する。また、BS100は、"PKMv2-RSP (Key-Reply)"メッセージを送信後、"REG-REQ"メッセージに関する遅延時間だけ待って、"REG-REQ"メッセージのメッセージサイズに応じた帯域幅の帯域割当を行い、"UL-MAP (Burst Allocation)"メッセージをMS200に送信する。
このようにして、帯域割当のために交換されるメッセージ数を削減することができる。その結果、MS200をBS100に接続する際の通信効率が向上する。
なお、図7は、全てのメッセージが正しく相手側に届いた場合の例である。しかし、無線通信の場合、MS200の置かれた環境によっては、メッセージが正しく受信できないことが十分に有り得る。
本実施の形態では、メッセージの送受信が決められたタイミングで行われる。そのため、そのタイミングでメッセージの受信が無い場合、即座に、メッセージが正常に届いていないことを検出できる。その結果、再送信などの対策を迅速に講じることが可能となる。
具体的には、BS100が、MS200からの"SBC-REQ"メッセージを受信するタイミングでそのメッセージを受信できなかった場合、以下のエラー処理のうち1以上を実行する。
(a)MS200へ直前に送信した主要メッセージの再送
(b)帯域の再割当
(c)Ranging処理(MS200の送信パラメータの調整)
本実施の形態では、エラーの内容に応じて、実施すべきエラー処理を決定する。
図8は、複数のエラー処理を組み合わせた場合のメッセージシーケンス図である。MS200から"RNG-REQ"メッセージを受信したBS100は、"RNG-RSP"メッセージをMS200に送信する。BS100は、"RNG-RSP"メッセージ送信から所定の時間経過後、"SBC-REQ"メッセージを送信するための無線リソースを割り当てる情報を含む"UL-MAP"メッセージを、MS200に送信する。図8の例では,"RNG-RSP"メッセージおよび"UL-MAP"メッセージが、MS200で正常に受信することができなかった場合を示している。
この場合、MS200は、BS100からの応答(RNG-RSPとUL-MAP)を正常に受信できなかったため、BS100がMS200用に無線リソースを割り当てていることを認知できない。そのため、BS100がMS200用に割り当てた無線リソースは不使用となる。
BS100は、MS200に割り当てた無線リソースに何ら信号が送信されていないこと(No Signal)を検知する。具体的には、BS100は、MS200に対する帯域割当から予め設定された時間経過してもMS200から信号が送られてこないときに、"No Signal"を検出する。"No Signal"を検出した場合、直前に送信したメッセージがMS200に届いているのか否かが、BS100では判断できない。
そこで、BS100は、上記エラー処理(a)を実行する。すなわち、BS100は、"RNG-RSP"メッセージの再送信、MS200への帯域再割当、および"UL-MAP"メッセージの送信を行う。このとき、再送回数カウンタを1インクリメントさせる。
MS200は、再送信された"RNG-RSP"メッセージと"UL-MAP"メッセージによる帯域再割当内容を受信すると、割り当てられた無線リソースを用いて、"SBC-REQ"メッセージをBS100に送信する。しかし、今度は、BS100側で"SBC-REQ"にCRC(Cyclic Redundancy Check)エラーが生じたものとする。CRCエラーを検出した場合、BS100では、MS200に割り当てた帯域を用いてMS200が何らかのメッセージを送出していることが分かる。すると、直前の"RNG-RSP"メッセージおよび"UL-MAP"メッセージは、MS200に正しく届いていると判断できる。
そこで、BS100は、上記エラー処理(b)を実行する。すなわち、CRCエラーにより"SBC-REQ"メッセージを正常に受信できなかったことを検知すると、MS200への帯域再割当を行い、"UL-MAP"メッセージを再送する。このとき、再送回数カウンタを1インクリメントさせる。
"SBC-RSP"メッセージを受信せずに帯域割当を受けたMS200は、BS100が"SBC-REQ"メッセージを正常に受信することができなかったと判断する。そこで、MS200は、"SBC-REQ"メッセージを再送信する。ここで、再送された"SBC-REQ"メッセージも正常に受信されずCRCエラーが発生すれば、BS100で再度エラー処理(b)が実行される。すると、MS200への帯域再割当と"UL-MAP"メッセージの再送が行われると共に、その都度、再送回数カウンタを1インクリメントさせる。
なお、BS100では、記憶部160内に予め最大再送回数が記憶されている。そして、制御部150は、エラーを検出するごとに、再送回数カウンタの値と最大再送回数とを比較する。そして、再送回数カウンタの値が、最大再送回数以上の場合、BS100は上記エラー処理(c)を実行する。すなわち、BS100は、Continue Statusを含む"RNG-RSP"メッセージをMS200に送信して、送信パラメータ(送信電力、周波数、タイミング)の調整を行うためのCDMA Ranging Codeの送信を促す。
Continue Statusを含む"RNG-RSP"メッセージを受信したMS200は、CDMA Ranging CodeをBS100に送信する。CDMA Ranging Codeを受信したBS100は、CDMA Ranging Codeの受信電力、周波数、タイミングが規定の範囲内であるか否かを判断する。各値が規定の範囲外の場合、BS100は、送信パラメータの調整値を含む"RNG-RSP"メッセージをMS200に送信して、再度、CDMA Ranging Codeの送信を促す。
送信パラメータの調整値を含む"RNG-RSP"メッセージを受信したMS200は、指示された調整を施した後、CDMA Ranging CodeをBS100に送信する。CDMA Ranging Codeを受信したBS100は、CDMA Ranging Codeの受信電力、周波数、タイミングが規定の範囲内であるか否かを判断する。各値が規定の範囲内の場合、BS100は、Success Statusを含む"RNG-RSP"メッセージをMS200に送信する。そして、BS100は、"SBC-REQ"メッセージを送信するためのMS200への帯域割当を行い、"UL-MAP (Burst Allocation)"メッセージをMS200に送信する。
このようにして、複数のエラー処理を組み合わせて、信頼性の高いメッセージ交換を行うことができる。
次に、図7、図8に示した処理を実現するためのBS100の制御部150とMS200の制御部250とが実行する処理手順を具体的に説明する。まず、制御部150が行う"CDMA Ranging Code"の取得から"SBC-RSP"メッセージの送信までの処理を、図9〜図11を参照して説明する。
図9は、BSの制御部が行う処理を示す第1のフローチャートである。以下、図9に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS11]制御部150は、MS200からCDMA Ranging Codeが送信されるのを待つ(待機状態となる)。
[ステップS12]制御部150は、CDMA Ranging Codeを受信し、CDMA Ranging Codeを取得する。
[ステップS13]制御部150は、CDMA Ranging Codeの受信電力、周波数、タイミングが規定の範囲内であるか否かを判断する。規定の範囲内であれば、処理がステップS16に進められる。規定の範囲外となる値があれば、処理がステップS14に進められる。
[ステップS14]制御部150は、Continue Statusを含む"RNG-RSP"メッセージをMS200に送信する。
[ステップS15]制御部150は、MS200からCDMA Ranging Codeが送信されるのを待つ(待機状態となる)。その後、処理がステップS12に進められる。
[ステップS16]CDMA Ranging Codeの各値が規定内であれば、制御部150は、Success Statusを含む"RNG-RSP"メッセージをMS200に送信する。
[ステップS17]制御部150は、MS200が"RNG-REQ(MAC Address,etc)"メッセージを送信するのに必要な帯域割当を行い、"UL-MAP (CDMA Allocation IE)"メッセージをMS200に送信する。
[ステップS18]制御部150は、MS200からメッセージパラメータを含む"RNG-REQ(MAC Address,etc)"メッセージが送信されるのを待つ(待機状態となる)。
[ステップS19]制御部150は、"RNG-REQ(MAC Address,etc)"メッセージを受信する。
[ステップS20]制御部150は、受信したメッセージからMS200のMACアドレスやメッセージパラメータを取得する。制御部150は、TLV定義テーブル161(図5参照)を参照して、そのメッセージパラメータの内容を解釈する。メッセージパラメータには、"SBC-REQ"メッセージと"REG-REQ"メッセージとのメッセージサイズ、MS200が"RNG-RSP(Basic/Primary CID, etc)"メッセージを受信してから"SBC-REQ"メッセージが送信可能となるまでの遅延時間、およびMS200が"PKMv2-RSP(Key-Reply)"メッセージを受信してから"REG-REQ"メッセージを送信可能となるまでの遅延時間が含まれる。制御部150は、そのメッセージパラメータに基づいてパラメータテーブル163(図5参照)を生成し、記憶部160に格納する。
[ステップS21]制御部150は、MS200に対してBasic CIDやPrimary CIDを割り当てる。
[ステップS22]制御部150は、"RNG-RSP(Basic/Primary CID, etc)"メッセージをMS200に送信する。
[ステップS23]制御部150は、送信トリガテーブル162(図5参照)を参照して、"RNG-RSP"メッセージの受信が、MS200によるメッセージの送信トリガとなっていることを認識する。具体的には、ステップS23で、制御部150は、再送回数カウンタの値を「0」にリセットする。その後、処理がステップS31(図10参照)に進められる。
図10は、BSの制御部が行う処理を示す第2のフローチャートである。以下、図10に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS31]制御部150は、待機時間を計測するためのタイマをスタートさせる。
[ステップS32]制御部150は、タイマのタイムアウトを検知する。具体的には、制御部150は、送信トリガテーブル162を参照し、ステップS22で送信した"RNG-RSP(Basic/Primary CID, etc)"メッセージの送信トリガID「1」を取得する。次に、制御部150は、パラメータテーブル163を参照し、取得した送信トリガID「1」に対応付けられた遅延時間「10ms」を取得する。そして、制御部150は、取得した遅延時間「10ms」とタイマの値を比較し、タイマの値が遅延時間以上となったらタイムアウトと判断する。
[ステップS33]制御部150は、MS200に対して帯域割当を行う。その際、制御部150は、パラメータテーブル163を参照し、ステップS32で取得した送信トリガ「1」に対応付けられたメッセージサイズを取得する。そして、制御部150は、取得したメッセージサイズに応じた帯域幅の無線帯域を、MS200に割り当てる。そして、制御部150は、MS200に"UL-MAP (Burst Allocation)"メッセージをMS200に送信する。
[ステップS34]制御部150は、MS200から"SBC-REQ"メッセージが送信されるのを待つ。ここで、MS200から"RNG-REQ"メッセージを受信した場合、処理がステップS35に進められる。MS200から"SBC-REQ"メッセージを受信した場合、処理がステップS37に進められる。MS200からメッセージを受信できなかった場合、"No Signal"と判断され処理がステップS41(図11に示す)に進められる。MS200から受信したメッセージがCRCエラーとなった場合、処理がステップS45(図11に示す)に進められる。
[ステップS35]制御部150は、"RNG-REQ"メッセージを取得する。
[ステップS36]制御部150は、Basic/Primary CIDを含む"RNG-RSP"メッセージをMS200に再送信する。その後、処理がステップS31に進められる。
[ステップS37]制御部150は、"SBC-REQ"メッセージを取得する。
[ステップS38]制御部150は、通信に用いる物理層の機能(サポートする変調方式、誤り訂正符号方式、H-ARQなど)と認証方法のネゴシエーションを行う。
[ステップS39]制御部150は、MS200に"SBC-RSP"メッセージを送信する。その後、図7に示したようなMS200との間のメッセージの交換が行われる。
図11は、BSの制御部が行う処理を示す第3のフローチャートである。このフローチャートには、エラー処理の手順が示されている。以下、図11に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS41]制御部150は、MS200に割り当てた帯域に対して所定時間メッセージの送信が行われない場合、"No Signal"と判断する。
[ステップS42]制御部150は、Basic/Primary CIDを含む"RNG-RSP"メッセージをMS200に再送信する。
[ステップS43]制御部150は、再送回数カウンタの値と予め設定された最大再送回数とを比較する。再送回数カウンタの値の方が小さければ、処理がステップS44に進められる。再送回数カウンタの値が最大再送回数以上であれば、処理がステップS48に進められる。
[ステップS44]制御部150は、再送回数カウンタの値をインクリメントする。その後、処理がステップS31に進められる。
[ステップS45]制御部150は、MS200から送られたメッセージのCRCエラーの発生を検出する。
[ステップS46]制御部150は、再送回数カウンタの値と予め設定された最大再送回数とを比較する。再送回数カウンタの値の方が小さければ、処理がステップS47に進められる。再送回数カウンタの値が最大再送回数以上であれば、処理がステップS48に進められる。
[ステップS47]制御部150は、再送回数カウンタの値をインクリメントする。その後、処理がステップS33に進められる。
[ステップS48]制御部150は、Continue Statusを含む"RNG-RSP"メッセージをMS200に送信する。
[ステップS49]制御部150は、CDMA Ranging Code がMS200から送られるのを待ち、その後CDMA Ranging CodeをMS200から取得する。
[ステップS50]制御部150は、CDMA Ranging Codeの受信電力、周波数、タイミングが規定の範囲内であるか否かを判断する。各値が規定の範囲内であれば、処理がステップS52に進められる。規定の範囲外の値があれば、処理がステップS51に進められる。
[ステップS51]制御部150は、送信パラメータの調整値を含む"RNG-RSP"メッセージをMS200に送信する。その後、処理がステップS49に進められる。
[ステップS52]制御部150は、Success Statusを含む"RNG-RSP"メッセージをMS200に送信する。
[ステップS53]制御部150は、再送回数カウンタの値を「0」にリセットする。その後、処理がステップS33に進められる。
次に、MS200の制御部250が実行する処理についてフローチャートを用いて説明する。
図12は、MSの制御部が行う処理を示す第1のフローチャートである。なお、このフローチャートは、CDMA Ranging Code送信以降の処理を示している。以下、図12に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS61]制御部250は、BS100から"RNG-RSP"メッセージが送信されるのを待つ。
[ステップS62]制御部250は、BS100から送られた"RNG-RSP"メッセージを取得する。
[ステップS63]制御部250は、"RNG-RSP"メッセージがSuccess Statusか否かを判断する。Success Statusであれば、処理がステップS66に進められる。Success Statusでなければ、処理がステップS64に進められる。
[ステップS64]制御部250は、CDMA Ranging Codeを送信する。
[ステップS65]制御部250は、BS100から"RNG-RSP"メッセージが送信されるのを待つ。その後、処理がステップS62に進められる。
[ステップS66]制御部250は、BS100から"UL-MAP (CDMA Allocation IE)"メッセージが送信されるのを待つ。
[ステップS67]制御部250は、BS100から送信された"UL-MAP (CDMA Allocation IE)"メッセージを取得する。
[ステップS68]制御部250は、メッセージパラメータを含む"RNG-REQ(MAC Address,etc)"メッセージを送信する。具体的には、制御部250は、メッセージ情報管理テーブル263の内容に基づいて、TLV定義テーブル261のタイプ「X」の値(Value)に示す形式で、メッセージパラメータを生成する。なお、メッセージパラメータは、送信メッセージサイズ、遅延時間、および送信トリガIDで構成される。このうち、送信メッセージサイズと遅延時間とは、メッセージ情報管理テーブル263から取得できる。また、送信トリガIDは、送信トリガテーブル262から取得できる。すなわち、制御部250は、メッセージ情報管理テーブル263の送信メッセージの欄に示されるメッセージの種別に対応する送信メッセージを送信トリガテーブル262から検索し、該当する送信メッセージに対応する送信トリガIDを送信トリガテーブル262から取得する。
[ステップS69]制御部250は、"RNG-RSP(Basic/Primary CID, etc)"メッセージがBS100から送信されるのを待つ。ここで、BS100から"RNG-RSP(Basic/Primary CID, etc)"メッセージが届いた場合、処理がステップS72に進められる。また、BS100から"RNG-RSP(Basic/Primary CID, etc)"メッセージが届く前に"UL-MAP (Burst Allocation)"が届いた場合、処理がステップS70に進められる。
[ステップS70]制御部250は、BS100から送信された"UL-MAP (Burst Allocation)"メッセージを取得する。
[ステップS71]制御部250は、メッセージパラメータを含む"RNG-REQ(MAC Address,etc)"メッセージを再送する。その後、処理がステップS69に進められる。
[ステップS72]制御部250は、BS100から送信された"RNG-RSP(Basic/Primary CID, etc)"メッセージを取得する。
[ステップS73]制御部250は、"SBC-REQ"メッセージの送信準備を行う。その後、処理がステップS81(図13に示す)に進められる。
図13は、MSの制御部が行う処理を示す第2のフローチャートである。以下、図13に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS81]制御部250は、BS100から"UL-MAP (Burst Allocation)"メッセージが送信されるのを待つ。
[ステップS82]制御部250は、BS100から送信された"UL-MAP (Burst Allocation)"メッセージを取得する。
[ステップS83]制御部250は、"SBC-REQ"メッセージをBS100に送信する。
[ステップS84]制御部250は、BS100から"SBC-RSP"メッセージが送信されるのを待つ。ここで、BS100から"SBC-RSP"メッセージが届いた場合、処理がステップS85に進められる。また、BS100から"UL-MAP(Burst Allocation)"メッセージが届いた場合、処理がステップS87に進められる。さらに、BS100から"RNG-RSP (continue)"メッセージが届いた場合、処理がステップS89に進められる。
[ステップS85]制御部250は、BS100から送信された"SBC-RSP"メッセージを取得する。
[ステップS86]制御部250は、BS100から"PKMv2-RSP(EAP-Transfer: EAP Request/Identity)"メッセージが送信されるのを待つ。その後、図7に示したようなBS100との間のメッセージの交換が行われる。
[ステップS87]制御部250は、BS100から送信された"UL-MAP(Burst Allocation)"メッセージを取得する。
[ステップS88]制御部250は、"SBC-REQ"メッセージをBS100に再送する。その後、処理がステップS84に進められる。
[ステップS89]制御部250は、BS100から送信された"RNG-RSP (continue)"メッセージを取得する。
[ステップS90]制御部250は、CDMA Ranging CodeをBS100に送信する。
[ステップS91]制御部250は、BS100から"RNG-RSP"メッセージが送信されるのを待つ。
[ステップS92]制御部250は、BS100から送信された"RNG-RSP"メッセージを取得する。
[ステップS93]制御部250は、取得した"RNG-RSP"メッセージがSuccess Statusか否かを判断する。Success Statusであれば、処理がステップS81に進められる。Success Statusでなければ、処理がステップS90に進められる。
以上のようにして、通信の信頼性を損なうことなく、効率的な帯域割当が可能となる。
なお、第1の実施の形態では,"PKM-REQ"メッセージの送信帯域の要求/割当メッセージは省略しているが、"PKM-REQ"メッセージに対しても同様の方法を適用することができる。例えば、PKMv2-REQ (Key Request)の送信帯域割当に適用することができる。
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、MSが、BSからのメッセージに応じて、処理時間が予め予想できない何らかの処理をした後、メッセージをBSに送信する場合に対応する。すなわち、第1の実施の形態では、MSが送信するメッセージの送信準備が完了するまでの遅延時間と、そのメッセージのサイズとがMSにおいて予め設定されている。しかし、処理の内容によっては、遅延時間が一定とはならない場合もある。例えば、PKMメッセージでは、認証情報の交換を行う。このとき、MS側では、BSから受信したメッセージに含まれる情報の正当性チェックや鍵の生成等を行うことがあり、次のメッセージをBSに送信するまでの遅延が一定でない場合がある。
第2の実施の形態では、遅延時間が一定ではなく、予め決められた遅延でメッセージの送信準備を完了できない場合であっても、そのメッセージを送信するための帯域割当の処理効率を向上させるものである。なお、このような場合においても、固定遅延を最大遅延量として見積もり、第1の実施例を適用することができる。ただし、必要以上に遅延を大きく見積もってしまうこともあり、遅延の増大を招くこととなる。
そこで、第2の実施の形態では、BSは、まずMSに固有のBandwidth Request CDMA Codeを割り当てる。そして、MSは次のメッセージの送信が可能となる直前に、無線帯域要求信号としてBandwidth Request CDMA CodeをBSに送信し、帯域割当を要求する。Bandwidth Request CDMA Codeを受信したBSは、Bandwidth Request CDMA CodeからMSを特定し、MSから次に受信することが期待されるメッセージを送信可能な帯域を割り当てる。なお、メッセージサイズは、第1の実施の形態で示したように、MSからBSに通知するなどして、MSおよびBSの双方が既知であることとする。
Bandwidth Request CDMA Codeは、例えば、RNG-RSPメッセージなどにより、BSからMSに割り当てることができる。このとき、Code数の削減のために、割り当てられたCodeの有効期限は、割り当てられたMSのNetwork Entryプロセス完了時点等に制限することも可能である。
また、Codeをメッセージ単位で割り当てることも可能である。すなわち、BSは、BSからMSに送信するメッセージに、次にMSが送信するための帯域を要求するためのBandwidth Request Codeを付加して送る。そして、MSが次のメッセージを送信するための帯域を要求するために、Bandwidth Request CDMA Codeを用いる。
このような処理を実現するためのBSおよびMSの機能は、それぞれ図3、図4に示した第1の実施の形態と同様である。ただし、BS100の制御部150が実行する処理、BS100の記憶部160に格納されるデータ、MS200の制御部250が実行する処理、MS200の記憶部260に格納されるデータが異なる。そこで、図3、図4に示した符号を引用して第2の実施の形態における第1の実施の形態と異なる部分を説明する。
図14は、第2の実施の形態におけるBSの記憶部の内容を示す図である。BS100の記憶部160には、予めTLV定義テーブル161、送信トリガテーブル162、および送信メッセージID管理テーブル164が格納されている。また、MS200を接続する際には、制御部150によってパラメータテーブル163とメッセージサイズ管理テーブル165とが作成され、記憶部160に格納される。
TLV定義テーブル161は、図5に示したタイプ「X」のTLV定義に加え、タイプ「Y」のTLV定義が登録されている。タイプ「Y」のTLVパラメータの値は、最初の8ビットが送信メッセージIDを示しており、次の16ビットが送信メッセージサイズ(バイト単位)を示している。なお、送信メッセージIDは、MS200からBS100に送信するメッセージを一意に識別するための識別番号である。
BS100の制御部150は、MS200から受け取ったメッセージパラメータの内容をTLV定義テーブル161に基づいて認識する。具体的には、制御部150は、タイプ「X」のメッセージパラメータを受け取った場合、そのメッセージパラメータは、自動帯域割当用であると判断する。そこで、制御部150は、タイプ「X」のメッセージパラメータの内容をTLV定義テーブル161を参照して解析し、パラメータテーブル163に送信トリガID、遅延時間、およびメッセージサイズを登録する。
また、制御部150は、タイプ「Y」のメッセージパラメータを受け取った場合、そのメッセージパラメータは、BW Request Codeの受信に基づく帯域割当用であると判断する。そこで、制御部150は、タイプ「Y」のメッセージパラメータの内容をTLV定義テーブル161を参照して解析し、メッセージサイズ管理テーブル165に送信メッセージIDとメッセージサイズとを登録する。
送信トリガテーブル162とパラメータテーブル163の内容は、図5に示した通りである。
送信メッセージID管理テーブル164は、送信メッセージIDを管理するためのデータテーブルである。送信メッセージID管理テーブル164には、送信メッセージIDとメッセージの欄が設けられている。送信メッセージIDの欄には、MS200からBS100に送信されるメッセージの識別番号が登録される。メッセージの欄には、送信メッセージIDに対応するメッセージの種別が登録される。
メッセージサイズ管理テーブル165は、MS200からBS100に送信されるメッセージのうち、遅延時間は不明であるが、データサイズが既知であるメッセージのデータサイズを管理するデータテーブルである。メッセージサイズ管理テーブル165には、送信メッセージIDとメッセージサイズとの欄が設けられている。送信メッセージIDの欄には、MS200から送信されるメッセージの識別番号が設定される。メッセージサイズの欄には、対応するメッセージのデータサイズが設定される。
図15は、第2の実施の形態におけるMSの記憶部の内容を示す図である。MS200の記憶部260には、予めTLV定義テーブル261、送信トリガテーブル262、および送信メッセージID管理テーブル264が格納されている。また、BS200に接続する際には、制御部250によってメッセージ情報管理テーブル263が作成され、記憶部260に格納される。
TLV定義テーブル261のデータ構造および内容は、図14に示したTLV定義テーブル161と同じ内容である。送信トリガテーブル262の内容は、図6に示した通りである。
メッセージ情報管理テーブル263には、図6に示した情報に加え、メッセージサイズは予め分かっているが、遅延時間が不明なメッセージに関するメッセージサイズが設定されている。なお、遅延時間が不明なメッセージについては、メッセージサイズの欄にのみ値が設定され、遅延時間の欄は無効なデータが設定される。
送信メッセージID管理テーブル264のデータ構造および内容は、図14に示した送信メッセージID管理テーブル164と同じである。
このようなデータを用いて、BS100とMS200との間で、効率的な帯域割当が行われる。
図16は、第2の実施の形態におけるMSがBSに接続を開始する場合のメッセージシーケンスを示す図である。図16では、認証方式として、EAP-TLS (Extensible Authentication Protocol Transport Layer Security)を採用することを前提としている。なお、SBC-RSPより以前のシーケンスは、第1の実施例と同様である。
図16中、BS100とMS200との間で交換されるメッセージが示されている。図16では、交換されるメッセージを矢印で示しており、その矢印の上にそのメッセージの種別を示している。メッセージ種別は、メッセージ種別の名称の後に、括弧書きによりそのメッセージに含まれるデータを示している。また、破線の矢印は、帯域要求/割当を行うための信号/メッセージを表し、実線の矢印は、MS200とBS100間で認証情報などを交換するための主要メッセージを表す。
また、BS100側には、帯域割当の処理を曲線の矢印で示している。この矢印は、帯域割当処理の発生原因となるメッセージから、帯域割当内容をMS200に通知するメッセージに向けて線が引かれている。曲線かつ破線の矢印は、遅延時間を考慮した自動帯域割当(第1の実施の形態に示した帯域割当機能)を示している。曲線かつ実線の矢印は、BW Request Codeの受信に基づく帯域割当(第2の実施の形態で追加された帯域割当機能)を示している。
図16に示すように、SBC-RSPを送信した後、BS100は認証シーケンスを開始するために、"PKMv2-RSP(EAP-Transfer: EAP Request/Identity)"メッセージをMS200に送信する。そして、BS100は、"PKMv2-RSP(EAP-Transfer: EAP Request/Identity)"メッセージを送信してから所定の時間を経過した後、メッセージを受信したMS200が、自身のIdentityとして、NAI (Network Access Identifier)を含む"PKMv2-REQ(EAP-Transfer:EAP-Response/Identity(MyID))"メッセージをBS100に送信するため帯域をMSに割り当てる。この所定の時間は、第1の実施の形態と同様に、MS200から"RNG-REQ (MAC Address, etc)"メッセージによって通知され、パラメータテーブル163に登録されている。なお、遅延時間をシステム固有のパラメータとしてパラメータテーブル163に予め登録しておくこともできる。
なお、"PKMv2-REQ"メッセージは認証情報を含み、"SBC-REQ"メッセージや"REG-REQ"メッセージより上位のプロトコルレイヤの処理が含まれる。そのため、"PKM-REQ"メッセージが送信可能となる処理時間は、"SBC-REQ"メッセージや"REG-REQ"メッセージが送信可能となる処理時間よりも長い時間とすることが好ましい。
"PKMv2-RSP(EAP-Transfer: EAP Request/Identity)"メッセージを受信したMS200は、自動的に割り当てられる無線帯域を用いて、自身のNAIを含むPKMv2-REQ(EAP-Transfer:EAP-Response/Identity(MyID))"をBS100に送信する。ここで、NAIは、例えば、user-name@service_provider.comの形式である。このNAIは、BS100を経由して図示しない認証サーバに転送される。なお、BS100と認証サーバ間のメッセージ交換は省略する(以下の説明においても同様)。
BS100は、"PKMv2-RSP EAP-Transfer (EAP-Request/TLS Start)"メッセージをMS200に送信して、TLS(Transport Layer Security)認証を開始する。このとき、"EAP-Request/Identity"メッセージを送信したときと同様に、MS200が"EAP-Response/TLS Client Hello"メッセージを送信するための無線帯域をMS200に割り当てる。MS200は、"PKMv2-RSP EAP-Transfer (EAP-Request/TLS Start)"メッセージを受信すると、自動的に割り当てられる帯域を用いて、"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Hello)"メッセージをBS100に送信する。このメッセージには、TLSバージョン、セッションID、乱数、暗号アルゴリズムの候補などが含まれる。
次に、BS100は、選択したTLSバージョン、セッションID、乱数、暗号アルゴリズム候補、Server Certificateなどを含む"PKMv2-RSP EAP-Transfer (EAP-Request/TLS Server Hello,Server Certificate,・・・)"メッセージをMS200に送信する。
ここで、Server Certificateを受信したMS200は、応答メッセージを送信する前に、その有効性を検証する必要がある。しかし、Server Certificateの検証時間が不確定なため、BS100は、MS200が応答メッセージを送信するための帯域を自動的に割り当てるのではなく、MS200からのBandwidth Request CDMA Codeを受信してから、帯域を割り当てる。前述したように、このBandwidth Request CDMA Codeは、MS200に固有に割り当てられたものを使う。そのため、Bandwidth Request CDMA Codeを受信したBS100は、どのMS200から送信されたかを識別することができる。MS200は、Server Certificateの検証が完了し、"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Certificate・・・)"メッセージの送信準備完了前に、割り当てられたBandwidth Request CDMA CodeをBS100に送信する。
Bandwidth Request CDMA Codeを受信したBS100は、MS200がEAP-Response/TLS Client Certificateを送信するための帯域をMS200に割り当てる。このときの帯域幅は、メッセージサイズ管理テーブル165に"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Certificate・・・)"メッセージのメッセージIDに対応付けて登録されたメッセージサイズに応じて決定される。MS200に対して帯域が割り当てられると、BS100からMS200へ"UL-MAP(Burst Allocation)"メッセージが送信される。帯域を割り当てられたMS200は、割り当てられた帯域を利用して、Client Certificateなどを含む"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Certificate・・・)"メッセージをBS100に送信する。
以下、帯域要求・帯域割当は、第1の実施の形態で説明した遅延時間を考慮した自動割り当てか、本実施の形態で新たに追加したBandwidth Request CDMA Codeに基づく帯域割当のいずれかの方式が用いられる。そこで、以下のPKMメッセージを用いたEAPの交換における帯域割当の説明では、使用される帯域割当方式のみを説明し、帯域割当のためのメッセージ/信号の交換については説明を省略する。
"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Certificate・・・)"メッセージを受信したBS100は、Client Certificateの認証を行う。認証に成功した場合、BS100は、認証が成功したことを表す情報、暗号アルゴリズム等と一緒に"PKMv2-RSP EAP-Transfer (EAP-Request/TLS Change Cipher Spec)"メッセージをMS200に送信する。このとき、BS100は、MS200から"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS)"メッセージを送信するための遅延時間を考慮した自動帯域割当を行う。
EAP-Request/TLS Change Cipher Specを受信したMS200は、受信応答として、割り当てられた無線帯域により"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS)"メッセージをBS100に送信する。
"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS)"メッセージを受信したBS100は、Master Secret Key (MSK)を含む"PKMv2-RSP(EAP-Transfer:EAP-Success)"メッセージをMS200に送信する。このとき、BS100は、MSKからAK(Authentication Key)を生成し、さらにAKからKEK (Key Encryption Key)およびCMAC_Keyを生成する。
"PKMv2-RSP(EAP-Transfer:EAP-Success)"メッセージを受信したMS200は、受信したMSKからAKを生成し、さらにAKからKEKおよびCMAC_Keyを生成する。
"PKMv2-RSP(EAP-Transfer:EAP-Success)"メッセージを送信し、AK、KEK、CMAC_Keyを生成したBS100は、生成したCMAC_Keyで保護された"PKMv2-RSP(SA-TEK-Challenge)"メッセージをMS200に送信する。ここで、“CMAC_Keyで保護された”とは、CMAC_KeyでPKM-RSPメッセージのコンテントをハッシュ計算した結果(CMAC)を同メッセージに添付することで、CMAC_Keyを共有するMS200/BS100以外の他者による改ざんを検出できることを意味する。
"PKMv2-RSP(SA-TEK-Challenge)"メッセージを受信したMS200は、添付されているCMACと、PKM-RSPメッセージのコンテントをハッシュ計算した結果(CMAC)とを比較し、一致を確認する。CMACが一致していることで、BS100と同一のCMAC_Keyを共有していることが確認できる。確認処理が完了すると、MS200は、Bandwidth Request CDMA Codeに基づく帯域割当を受ける。そして、MS200は、割り当てられた無線帯域を用いて、"PKMv2-RSP(SA-TEK-Challenge)"メッセージの応答としてCMACで保護された"PKMv2-REQ(SA-TEK-Request)"メッセージをBS100に送信する。
"PKMv2-REQ(SA-TEK-Request)"メッセージを受信したBS100は、MS200と同様にCMACの確認処理を行い、MS200と同一のCMAC_Keyを共有していることを確認する。そして、BS100は、"PKMv2-REQ(SA-TEK-Request)"メッセージの応答として、"PKMv2-RSP(SA-TEK-Response)"メッセージをMS200に送信する。
"PKMv2-RSP(SA-TEK-Response)"メッセージを受信したMS200は、SA-TEK-RequestがBS100に正しく受信されたことを確認する。CMACをBS100と共有していることを確認したMS200は、Bandwidth Request CDMA Codeに基づく帯域割当を受ける。そして、MS200は、"PKMv2-REQ(Key Request)"メッセージをBS100に送信し、ユーザデータを暗号化するための暗号鍵TEK (Traffic Encryption Key)の発行を依頼する。
"PKMv2-REQ(Key Request)"メッセージを受信したBS100は、TEKをランダムに生成し、KEKで暗号化した後Key-Replyに含めて、"PKMv2-RSP(Key-Reply)"メッセージをMS200に返送する。このとき、BS100は、MS200から"REG-REQ"メッセージを送信するための遅延時間を考慮した自動帯域割当を行う。
"PKMv2-RSP(Key-Reply)"メッセージを受信したMS200は、"REG-REQ"メッセージをBS100に送信して、Network Entryプロセスを続行する。
なお、図16の例では、Bandwidth Request CDMA Codeを用いて帯域要求することが好ましい例(MS200のメッセージ送信タイミングが不定となる例)として、認証情報を含むメッセージを示したが、他のメッセージに適用することも可能である。
図17は、BSの状態遷移を示す図である。この図は、"SBC-REQ"メッセージの受信待ち状態(状態ST1)以降に行われる認証処理におけるBS100の状態遷移を示している。"SBC-REQ"メッセージの待ち状態(状態ST1)のBS100は、"SBC-REQ"メッセージの受信、"SBC-RSP"メッセージなどの送信、および遅延時間を考慮した自動帯域割当処理の後、"PKMv2-REQ(EAP-Transfer:EAP-Response/Identity(MyID))"メッセージの受信待ち状態(状態ST2)に遷移する。
"PKMv2-REQ(EAP-Transfer:EAP-Response/Identity(MyID))"メッセージの受信待ち状態(状態ST2)において、"PKMv2-REQ(EAP-Transfer:EAP-Response/Identity(MyID))"メッセージを受信すると、遅延時間を考慮した自動帯域割当処理などの後、BS100は"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Hello)"メッセージの受信待ち状態(状態ST3)に遷移する。
"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Hello)"メッセージの受信待ち状態(状態ST3)において、"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Hello)"メッセージを受信すると、"PKMv2-RSP EAP-Transfer (EAP-Request/TLS Server Hello)"メッセージの送信後、BS100はBandwidth Request CDMA Codeの受信待ち状態(状態ST4)となる。
BS100はBandwidth Request CDMA Codeの受信待ち状態(状態ST4)において、Bandwidth Request CDMA Codeを受信すると、MS200への帯域割当を行い、BS100は、"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Certificate・・・)"メッセージの受信待ち状態(状態ST5)となる。
"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Certificate・・・)"メッセージの受信待ち状態(状態ST5)において"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Certificate・・・)"メッセージを受信すると、Client Certificateの認証、"PKMv2-RSP EAP-Transfer (EAP-Request/TLS Change Cipher Spec)"メッセージの送信、遅延時間を考慮した自動帯域割当後、"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS)"メッセージの受信待ち状態(状態ST6)となる。
"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS)"メッセージの受信待ち状態(状態ST6)において"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS)"メッセージを受信すると、"PKMv2-RSP(EAP-Transfer:EAP-Success)"メッセージの送信などの処理後、BS100は、Bandwidth Request CDMA Codeの受信待ち状態(状態ST7)となる。
Bandwidth Request CDMA Codeの受信待ち状態(状態ST7)においてBandwidth Request CDMA Codeを受信すると、MS200への帯域割当を行い、BS100は、"PKMv2-REQ(SA-TEK-Request)"メッセージの受信待ち状態(状態ST8)となる。
"PKMv2-REQ(SA-TEK-Request)"メッセージの受信待ち状態(状態ST8)において、"PKMv2-REQ(SA-TEK-Request)"メッセージを受信すると、CMACの確認処理、"PKMv2-RSP(SA-TEK-Response)"メッセージの送信処理後、BS100は、Bandwidth Request CDMA Codeの受信待ち状態(状態ST9)となる。
Bandwidth Request CDMA Codeの受信待ち状態(状態ST9)においてBandwidth Request CDMA Codeを受信すると、MS200への帯域割当を行い、BS100は、"PKMv2-REQ(Key Request)"メッセージの受信待ち状態(状態ST10)となる。
"PKMv2-REQ(Key Request)"メッセージの受信待ち状態(状態ST10)において、"PKMv2-REQ(Key Request)"メッセージを受信すると、TEKの生成処理、"PKMv2-RSP(Key-Reply)"メッセージの送信処理、遅延時間を考慮した自動帯域割当処理後、"REG-REQ"メッセージの受信待ち状態(状態ST11)となる。
次に、第2の実施の形態におけるBS100の制御部150とMS200の制御部250との処理手順について説明する。
図18は、第2の実施の形態におけるBSの制御部が行う処理手順を示すフローチャートである。なお、図18には、"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Hello)"メッセージの受信待機から"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Certificate・・・)"メッセージの受信待機までの処理を示している。以下、図18に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS101]制御部150は、"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Hello)"メッセージがMS200から送信されるのを待つ。
[ステップS102]制御部150は、"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Hello)"メッセージを受信すると、"PKMv2-RSP EAP-Transfer (EAP-Request/TLS Server Hello)"メッセージをMS200に送信する。
[ステップS103]制御部150は、MS200からBandwidth Request CDMA Codeが送信されるのを待つ。
[ステップS104]制御部150は、MS200から送信されたBandwidth Request CDMA Codeを取得する。
[ステップS105]制御部150は、Bandwidth Request CDMA Codeによって、MS200からの帯域割当要求が出されたことを認識する。そして、制御部150は、MS200との間のメッセージ交換において次に受信すべき"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Certificate・・・)"メッセージのメッセージIDを、送信メッセージID管理テーブル164を参照して判断する。図14の例では、該当メッセージのメッセージIDは「1」である。次に、制御部150は、メッセージサイズ管理テーブル165を参照し、取得したメッセージID「1」に対応するメッセージサイズを取得する。さらに、制御部150は、取得したメッセージサイズに応じた帯域幅の帯域を、MS200に対して割り当てる。そして、制御部150は、割り当てた帯域を示す"UL-MAP(Burst Allocation)"メッセージをMS200に送信する。
[ステップS106]制御部150は、"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Certificate・・・)"メッセージの受信待ち状態となる。
図19は、第2の実施の形態におけるMSの制御部が行う処理手順を示すフローチャートである。なお、図19には、サーバ証明書を含む"PKMv2-RSP"メッセージの受信から次の"PKMv2-RSP"メッセージ受信待機までの処理を示している。以下、図19に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS111]制御部250は、"PKMv2-RSP EAP-Transfer (EAP-Request/TLS Server Hello,Server Certificate,・・・)"メッセージがBS100から送信されるのを待つ。
[ステップS112]制御部250は、BS100から送信された"PKMv2-RSP EAP-Transfer (EAP-Request/TLS Server Hello,Server Certificate,・・・)"メッセージを取得する。
[ステップS113]制御部250は、メッセージ交換プロセスを、次の送信メッセージの送信準備待ち状態で待機させる。
[ステップS114]制御部250は、メッセージ交換プロセスとは別プロセスによって、Server Certificateの有効性を検証する。検証が完了すると、制御部250は、メッセージ交換プロセスによって、"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Certificate・・・)"メッセージの送信準備を完了させる。
[ステップS115]制御部250は、Bandwidth Request CDMA CodeをBS100に送信する。
[ステップS116]制御部250は、BS100によって帯域が割り当てられるのを待つ。
[ステップS117]制御部250は、BS100から送信された帯域割当を示す"UL-MAP(Burst Allocation)"メッセージを取得する。
[ステップS118]制御部250は、"PKMv2-REQ EAP-Transfer (EAP-Response/TLS Client Certificate・・・)"メッセージをBS100に送信する。
[ステップS119]制御部250は、BS100から"PKMv2-RSP EAP-Transfer (EAP-Request/TLS Change Cipher Spec)"メッセージが送信されるのを待つ。
このようにして、MS200における遅延時間が不定の場合であっても、従来に比べて少ない数のメッセージ交換によって帯域割当を行うことができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、第1の実施の形態の変形例である。第3の実施の形態では、BS100において、MSからの送信メッセージの遅延時間とメッセージサイズに関するデフォルト値を有している。そして、BSは、MSから固有のメッセージパラメータが通知されない限り、デフォルト値に基づいて、遅延時間を考慮した自動帯域割当を行う。MSから固有のメッセージパラメータが通知された場合、BSは、通知されたメッセージパラメータに基づいて、遅延時間を考慮した自動帯域割当を行う。
このような処理を実現するためのBSおよびMSの機能は、それぞれ図3、図4に示した第1の実施の形態と同様である。ただし、BS100の制御部150が実行する処理、BS100の記憶部160に格納されるデータ、およびMS200の制御部250が実行する処理が異なる。そこで、図3、図4に示した符号を引用して第3の実施の形態における第1の実施の形態と異なる部分を説明する。
図20は、第3の実施の形態におけるBSの記憶部の内容を示す図である。BS100の記憶部160には、予めTLV定義テーブル161、送信トリガテーブル162、デフォルトパラメータテーブル163a、およびMS管理テーブル167が格納されている。また、MS200からメッセージパラメータが送られた場合、制御部150によってMS別パラメータテーブル166,166a,166b,・・・が作成され、記憶部160に格納される。
TLV定義テーブル161と、送信トリガテーブル162との内容は、図5に示した通りである。
デフォルトパラメータテーブル163aは、MSからアップリンクで送信されるメッセージの遅延時間とメッセージサイズのデフォルト値を示すデータテーブルである。デフォルトパラメータテーブル163aのデータ構造は、図5に示したパラメータテーブル163と同じである。ただし、第1の実施の形態におけるパラメータテーブル163には、MS200から送信されたメッセージパラメータで示される値が設定されるのに対し、デフォルトパラメータテーブル163aの値は、システム運用開始前に予め設定されている。
MS別パラメータテーブル166は、MSごとに設けられており、MSを一意に識別するための識別番号(MSID)が設定されている。また、MS別パラメータテーブル166には、送信トリガID、遅延時間、およびメッセージサイズの欄が設けられている。送信トリガIDの欄には、MSIDで示されるMSから送信されたメッセージパラメータの送信トリガIDの値が設定される。遅延時間の欄には、MSIDで示されるMSから送信されたメッセージパラメータの遅延時間の値が設定される。メッセージサイズの欄には、MSIDで示されるMSから送信されたメッセージパラメータの送信メッセージサイズの値が設定される。
MS管理テーブル167は、BS100に接続される各MSが、デフォルトパラメータテーブル163aを使用するのか、あるいは自己のMSIDに対応するMS別パラメータテーブルを使用するのかを示すデータテーブルである。MS管理テーブル167には、MSIDとパラメータテーブルとの欄が設けられている。MSIDの欄には、BS100と接続したMSの識別番号(MSID)が登録される。パラメータテーブルの欄には、対応するMSIDで示されるMSが、デフォルトパラメータテーブルを使用するのか、個別パラメータテーブルを使用するのかを示す情報が設定される。
なお、MS管理テーブル167の値は、MSとの間で通信が行われたときに、制御部150により、通信が行われたMSのMSIDが登録されると共に、そのMSIDに対応するパラメータテーブルの初期値として「デフォルト」が登録される。そして、MSからメッセージパラメータを受信して、そのMSに対応するMS別パラメータテーブル166が生成されると、制御部150によって、そのMSのMSIDに対応するパラメータテーブルの値が「個別パラメータテーブル」に更新される。
次に、第3の実施の形態における時間帯割当処理について説明する。
図21は、第3の実施の形態におけるMSがBSに接続を開始する場合のメッセージシーケンスを示す図である。
図21に示すように、BS100は、BS100が周期的にブロードキャストする"UCD (Uplink Channel Descriptor)"メッセージに、MS200が送信するメッセージのデフォルトサイズ、無線リソースを割り当てるときのデフォルトの遅延時間などを含める。具体的には、制御部150は、デフォルトパラメータテーブル163aを参照し、自動帯域割当の対象となるメッセージに関する送信トリガID、遅延時間、およびメッセージサイズを取得する。そして、制御部150は、TLV定義テーブル161のタイプ「X」で示される定義に従ってメッセージパラメータ21を生成し、生成したメッセージパラメータ21を"UCD"メッセージに含める。そして、制御部150は、"UCD"メッセージをブロードキャストでMS200などに送信する。
"UCD"メッセージを受信したMS200は、報知されたメッセージパラメータ21の値と自分自身が保持しているメッセージ情報管理テーブル263(図6参照)の値を比較する。一致しない場合、第1の実施の形態と同様に、MS200は保持するパラメータ値をメッセージパラメータ22としてBS100に通知する。具体的には、MS200の制御部250は、メッセージ情報管理テーブル263の内容を示すメッセージパラメータ22を含めた"RNG-REQ (MAC Address, etc)"メッセージをBS100に送信する。
BS100の制御部150は、通知されたメッセージパラメータ22の値を用いて、MS別パラメータテーブル166を作成し、記憶部160に格納する。また、制御部150は、MS管理テーブル167におけるMS200のMSIDに対応するパラメータテーブルの値を「個別パラメータテーブル」に変更する。
以後、BS100の制御部150は、送信トリガテーブル162に送信トリガとして設定されているメッセージをBS200に送信する場合、まず、MS管理テーブル167を参照する。制御部150は、MS管理テーブル167に基づいて、MS200がデフォルトパラメータテーブル163aを使用するのかMS別パラメータテーブルを使用するのかを判断する。MS200がMS別パラメータテーブルを使用する場合、制御部150は、MS200のMSIDに対応するMS別パラメータテーブルを参照し、送信トリガとなるメッセージを送信後のBS200からの送信メッセージの遅延時間およびメッセージサイズを取得する。そして、制御部150は、取得した遅延時間経過後に、メッセージサイズに応じた帯域幅の無線帯域をMS200に割り当てる。割り当てた帯域は、"UL-MAP (Burst Allocation)"メッセージによってMS200に通知される。
次に、第3の実施の形態におけるMS200の制御部250が実行する処理を詳細に説明する。
図22は、MSの"UCD"メッセージ受信時の処理手順を示すフローチャートである。以下、図22に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS121]制御部250は、BS100から"UCD(Size of Messages, delay)"メッセージが送信されるのを待つ。
[ステップS122]制御部250は、BS100から送信された"UCD(Size of Messages, delay)"メッセージを取得する。
[ステップS123]制御部250は、メッセージ情報管理テーブル263(図6参照)に設定されたパラメータと、"UCD(Size of Messages, delay)"メッセージに含まれるメッセージパラメータ21とを比較する。値が全て同じであれば、処理がステップS124に進められる。異なる値のパラメータが存在すれば、処理がステップS125に進められる。
[ステップS124]制御部250は、パラメータフラグを「0」に設定する。その後、処理が終了する。
[ステップS125]制御部250は、パラメータフラグを「1」に設定する。その後、処理が終了する。
このようにして、パラメータフラグに値を設定した後、"RNG-REQ (MAC Address, etc)"メッセージ送信時に、パラメータフラグに値に応じて、メッセージパラメータ22を送信すべきか否かが判断される。
図23は、CDMA Ranging Code送信後からSBC-REQ送信までのMSの処理手順を示すフローチャートである。以下、図23に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS131]制御部250は、BS100から"RNG-RSP"メッセージが送信されるのを待つ。
[ステップS132]制御部250は、BS100から送られた"RNG-RSP"メッセージを取得する。
[ステップS133]制御部250は、"RNG-RSP"メッセージがSuccess Statusか否かを判断する。Success Statusであれば、処理がステップS136に進められる。Success Statusでなければ、処理がステップS134に進められる。
[ステップS134]制御部250は、CDMA Ranging Codeを送信する。
[ステップS135]制御部250は、BS100から"RNG-RSP"メッセージが送信されるのを待つ。その後、処理がステップS132に進められる。
[ステップS136]制御部250は、BS100から"UL-MAP (CDMA Allocation IE)"メッセージが送信されるのを待つ。
[ステップS137]制御部250は、BS100から送信された"UL-MAP (CDMA Allocation IE)"メッセージを取得する。
[ステップS138]制御部250は、パラメータフラグの値が「1」か否かを判断する。パラメータフラグの値が「1」であれば、処理がステップS139に進められる。パラメータフラグの値が「0」であれば、処理がステップS140に進められる。
[ステップS139]制御部250は、メッセージパラメータを含む"RNG-REQ(MAC Address,etc)"メッセージを送信する。その後、処理がステップS141に進められる。
[ステップS140]制御部250は、メッセージパラメータを含まない"RNG-REQ(MAC Address,etc)"メッセージを送信する。
[ステップS141]制御部250は、"RNG-RSP(Basic/Primary CID, etc)"メッセージがBS100から送信されるのを待つ。ここで、BS100から"RNG-RSP(Basic/Primary CID, etc)"メッセージが届いた場合、処理がステップS144に進められる。また、BS100から"RNG-RSP(Basic/Primary CID, etc)"メッセージが届く前に"UL-MAP (Burst Allocation)"が届いた場合、処理がステップS142に進められる。
[ステップS142]制御部250は、BS100から送信された"UL-MAP (Burst Allocation)"メッセージを取得する。
[ステップS143]制御部250は、メッセージパラメータを含む"RNG-REQ(MAC Address,etc)"メッセージを再送する。その後、処理がステップS141に進められる。
[ステップS144]制御部250は、BS100から送信された"RNG-RSP(Basic/Primary CID, etc)"メッセージを取得する。
[ステップS145]制御部250は、"SBC-REQ"メッセージの送信準備を行う。
[ステップS146]制御部250は、BS100から"UL-MAP (Burst Allocation)"メッセージが送信されるのを待つ。
[ステップS147]制御部250は、BS100から送信された"UL-MAP (Burst Allocation)"メッセージを取得する。
[ステップS148]制御部250は、"SBC-REQ"メッセージをBS100に送信する。
[ステップS149]制御部250は、BS100から"SBC-RSP"メッセージが送信されるのを待つ。
なお、BS100の制御部150が行う処理手順は、図9〜図11のフローチャートに示した処理とほぼ同じである。ただし、ステップS20、ステップS32、およびステップS33の処理が第1の実施の形態と異なる。ステップS20では、制御部150は、受信したメッセージにメッセージパラメータが含まれている場合、そのメッセージパラメータを取得する。制御部150は、TLV定義テーブル161(図20参照)を参照して、そのメッセージパラメータの内容を解釈する。制御部150は、そのメッセージパラメータに基づいてMS別パラメータテーブルを生成し、記憶部160に格納する。また、MS管理テーブル167におけるMS200に対応するパラメータテーブルの値を「個別パラメータテーブル」に変更する。受信したメッセージにメッセージパラメータが含まれていない場合、記憶部160内のデータの更新などの処理は行われない。
また、図10のステップS32でタイムアウトを検知するための比較対象となる遅延時間は、MS200用のMS別パラメータテーブルが生成されていればそのテーブルに設定されている遅延時間であり、MS200用のMS別パラメータテーブルが生成されていなければ、デフォルトパラメータテーブル163aに設定されている遅延時間である。また、ステップS33で帯域割当をする際の帯域幅の判断基準となるのは、MS200用のMS別パラメータテーブルが生成されていればそのテーブルに設定されているメッセージサイズであり、MS200用のMS別パラメータテーブルが生成されていなければ、デフォルトパラメータテーブル163aに設定されているメッセージサイズである。
このようにして、BS100にデフォルト値として設定されている遅延時間やメッセージサイズがMS200に設定されている値と異なる場合にのみ、MS200からBS100にメッセージパラメータを送信することができる。しかも、BS100に設定されているデフォルト値は、BS100からブロードキャストで送信されるため、無線資源を有効に利用することができる。
なお、"SBC-REQ"メッセージおよび"REG-REQ"メッセージのメッセージサイズ、"RNG-RSP"メッセージおよび"PKM-RSP"メッセージを受信してからのそれらメッセージを送信するまでの遅延時間に関するデフォルト値を、BS100に限らず、MS200にも記憶させておくことができる。この場合、図20に示したデフォルトパラメータテーブル163aを、MS200の記憶部260に予め格納しておく。
BS100とMS200とがデフォルト値を有している場合、BS100からブロードキャストする"UCD"メッセージにメッセージパラメータ21を含める必要はない。MS200では、デフォルト値と異なる値がメッセージ情報管理テーブル263(図6参照)に登録されている場合にのみ、メッセージパラメータ22を"RNG-REQ (MAC Address, etc)"メッセージに含めてBS100に送信する。
なお、上記のBS100の制御部150やMS200の制御部250で実行する処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、制御部150,260が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disc)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
なお、本発明は、上述の実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
1 無線端末装置
1a メッセージパラメータ送信手段
1b メッセージ送信手段
2 無線基地局装置
2a トリガメッセージ送信手段
2b 帯域割当手段
2c 割当情報送信手段
3 メッセージパラメータ
4 トリガメッセージ
5 割当情報
6 送信メッセージ

Claims (20)

  1. 無線基地局装置と無線端末装置との間の通信におけるメッセージ交換方法において、
    前記無線端末装置が、前記無線端末装置から前記無線基地局装置へ送信する送信メッセージの送信トリガとなるトリガメッセージの識別情報と、前記送信メッセージのデータ長を示すメッセージサイズとを含むメッセージパラメータを前記無線基地局装置に送信し、
    前記無線基地局装置が、前記トリガメッセージを前記無線端末装置に送信した後、前記送信メッセージの前記メッセージサイズに応じた帯域幅の無線帯域を前記無線端末装置に割り当て、
    前記無線基地局装置が、割り当てた無線帯域を示す割当情報を前記無線端末装置に送信し、
    前記無線端末装置が、前記割当情報で示される無線帯域を用いて、前記送信メッセージを前記無線基地局装置に送信する、
    ことを特徴とするメッセージ交換方法。
  2. 前記無線端末装置が、前記メッセージパラメータを前記無線基地局装置に送信する際に、前記トリガメッセージを受信してから前記送信メッセージの送信準備が完了するまでの遅延時間も前記メッセージパラメータに含め、
    前記無線基地局装置が、前記トリガメッセージを送信してから前記遅延時間経過後に、無線帯域を前記無線端末装置に割り当てることを特徴とする請求項1記載のメッセージ交換方法。
  3. 前記無線端末装置が、前記送信メッセージの前記メッセージサイズと前記遅延時間とがそれぞれ予め規定されたデフォルト値と異なる場合にのみ、前記メッセージパラメータを前記無線基地局装置に送信することを特徴とする請求項2記載のメッセージ交換方法。
  4. 前記無線基地局装置が、前記送信メッセージの前記メッセージサイズと前記遅延時間とのデフォルト値を前記無線端末装置に送信することを特徴とする請求項3記載のメッセージ交換方法。
  5. 前記無線基地局装置が、前記無線端末装置に前記割当情報を送信後、割り当てた前記無線帯域に対して前記無線端末装置から前記送信メッセージが発信されなかった場合、前記トリガメッセージを再送し、前記無線端末装置へ無線帯域を再度割り当て、再度割り当てられた無線帯域を示す割当情報を前記無線端末装置に送信することを特徴とする請求項1記載のメッセージ交換方法。
  6. 前記無線端末装置が、前記メッセージパラメータを前記無線基地局装置に送信する際に、前記トリガメッセージを受信してから前記送信メッセージの送信準備が完了するまでの遅延時間も前記メッセージパラメータに含め、
    前記無線基地局装置が、前記トリガメッセージを送信してから前記遅延時間経過後に、無線帯域を前記無線端末装置に割り当て、
    前記無線基地局装置が、前記トリガメッセージの再送が行われた場合、再送してから前記遅延時間経過後に、前記無線端末装置への無線帯域の再割り当てを行うことを特徴とする請求項5記載のメッセージ交換方法。
  7. 前記無線基地局装置が、前記無線端末装置から送信された前記送信メッセージにおいてエラーを検出した場合、前記無線端末装置へ無線帯域を再度割り当て、再度割り当てられた無線帯域を示す割当情報を前記無線端末装置に送信することを特徴とする請求項1記載のメッセージ交換方法。
  8. 前記無線基地局装置が、前記無線端末装置に前記割当情報を送信後、割り当てた前記無線帯域に対して前記無線端末装置から前記送信メッセージが発信されないか、あるいは送信された前記送信メッセージにおいてエラーを検出した場合、前記無線端末装置の送信パラメータの調整処理を行うことを特徴とする請求項1記載のメッセージ交換方法。
  9. 前記無線基地局装置が、前記無線端末装置に前記割当情報を送信後、割り当てた前記無線帯域に対して前記無線端末装置から前記送信メッセージが発信されなかった場合、前記トリガメッセージを再送し、前記無線端末装置へ無線帯域を再度割り当て、再度割り当てられた無線帯域を示す割当情報を前記無線端末装置に送信し、
    前記無線基地局装置が、前記無線端末装置から送信された前記送信メッセージにおいてエラーを検出した場合、前記無線端末装置へ無線帯域を再度割り当て、再度割り当てられた無線帯域を示す割当情報を前記無線端末装置に送信し、
    前記無線基地局装置が、前記割当情報の再送回数を再送回数カウンタに設定し、前記再送回数カウンタの値が所定の最大再送回数以上になったときに、前記無線端末装置の送信パラメータの調整処理を行うことを特徴とする請求項1記載のメッセージ交換方法。
  10. 無線基地局装置と無線端末装置との間の通信におけるメッセージ交換方法において、
    前記無線端末装置が、前記無線端末装置から前記無線基地局装置へ送信する送信メッセージのデータ長を示すメッセージサイズを含むメッセージパラメータを前記無線基地局装置に送信し、
    前記無線端末装置が、前記送信メッセージの送信タイミングとなり前記送信メッセージの送信準備が完了すると、前記送信メッセージを送信するための無線帯域の割り当てを要求する無線帯域要求信号を前記無線基地局装置に送信し、
    前記無線基地局装置が、前記無線帯域要求信号を受信すると、前記送信メッセージの前記メッセージサイズに応じた帯域幅の無線帯域を前記無線端末装置に割り当て、
    前記無線基地局装置が、割り当てた無線帯域を示す割当情報を前記無線端末装置に送信し、
    前記無線端末装置が、前記割当情報で示される無線帯域を用いて、前記送信メッセージを前記無線基地局装置に送信する、
    ことを特徴とするメッセージ交換方法。
  11. 無線基地局装置と無線端末装置との間の通信におけるメッセージ交換方法において、
    前記無線端末装置が、前記無線端末装置から前記無線基地局装置へ送信する第1の送信メッセージの送信トリガとなるトリガメッセージの識別情報と、前記第1の送信メッセージのデータ長を示すメッセージサイズとを含む第1のメッセージパラメータ、および前記無線端末装置から前記無線基地局装置へ送信する第2の送信メッセージのデータ長を示すメッセージサイズを含む第2のメッセージパラメータを前記無線基地局装置に送信し、
    前記無線端末装置が、前記第2の送信メッセージの送信タイミングとなり前記送信メッセージの送信準備が完了すると、前記第2の送信メッセージを送信するための無線帯域の割り当てを要求する無線帯域要求信号を前記無線基地局装置に送信し、
    前記無線基地局装置が、前記トリガメッセージを前記無線端末装置に送信した場合、前記第1の送信メッセージの前記メッセージサイズに応じた帯域幅の無線帯域を前記無線端末装置に割り当て、前記無線端末装置から前記無線帯域要求信号を受信した場合、前記第2の送信メッセージの前記メッセージサイズに応じた帯域幅の無線帯域を前記無線端末装置に割り当て、
    前記無線基地局装置が、割り当てた無線帯域を示す割当情報を前記無線端末装置に送信し、
    前記無線端末装置が、前記割当情報で示される無線帯域を用いて、前記第1の送信メッセージまたは前記第2の送信メッセージを前記無線基地局装置に送信する、
    ことを特徴とするメッセージ交換方法。
  12. 無線によるメッセージ交換を行う無線通信システムにおいて、
    無線基地局装置へ送信する送信メッセージの送信トリガとなるトリガメッセージの識別情報と、前記送信メッセージのデータ長を示すメッセージサイズとを含むメッセージパラメータを前記無線基地局装置に送信するメッセージパラメータ送信手段と、
    前記無線基地局装置から前記トリガメッセージを受信し、前記無線基地局装置によって割り当てられた無線帯域を示す割当情報を受信すると、前記割当情報で示される無線帯域を用いて、前記送信メッセージを前記無線基地局装置に送信するメッセージ送信手段と、
    を具備する無線端末装置と、
    前記トリガメッセージを前記無線端末装置に送信するトリガメッセージ送信手段と、
    前記無線端末装置から前記メッセージパラメータを受信すると、前記トリガメッセージ送信手段が前記トリガメッセージを送信した後、前記送信メッセージの前記メッセージサイズに応じた帯域幅の無線帯域を前記無線端末装置に割り当てる帯域割当手段と、
    前記帯域割当手段が割り当てた無線帯域を示す割当情報を前記無線端末装置に送信する割当情報送信手段と、
    を具備する前記無線基地局装置と、
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  13. 前記無線端末装置の前記メッセージパラメータ送信手段は、前記メッセージパラメータを送信する際に、前記トリガメッセージを受信してから前記送信メッセージの送信準備が完了するまでの遅延時間も前記メッセージパラメータに含め、
    前記無線基地局装置の前記帯域割当手段は、前記トリガメッセージを送信してから前記遅延時間経過後に、無線帯域を前記無線端末装置に割り当てることを特徴とする請求項12記載の無線通信システム。
  14. 前記無線端末装置の前記メッセージパラメータ送信手段は、前記送信メッセージの前記メッセージサイズと前記遅延時間とがそれぞれ予め規定されたデフォルト値と異なる場合にのみ、前記メッセージパラメータを前記無線基地局装置に送信することを特徴とする請求項13記載の無線通信システム。
  15. 無線によるメッセージ交換を行う無線通信システムにおいて、
    無線端末装置から無線基地局装置へ送信する送信メッセージのデータ長を示すメッセージサイズを含むメッセージパラメータを前記無線基地局装置に送信するメッセージパラメータ送信手段と、
    前記送信メッセージの送信タイミングとなり前記送信メッセージの送信準備が完了すると、前記送信メッセージを送信するための無線帯域の割り当てを要求する無線帯域要求信号を前記無線基地局装置に送信する帯域要求送信手段と、
    前記無線基地局装置によって割り当てられた無線帯域を示す割当情報を受信すると、前記割当情報で示される無線帯域を用いて、前記送信メッセージを前記無線基地局装置に送信するメッセージ送信手段と、
    を具備する前記無線端末装置と、
    前記無線基地局装置が、前記無線帯域要求信号を受信すると、前記送信メッセージの前記メッセージサイズに応じた帯域幅の無線帯域を前記無線端末装置に割り当てる帯域割当手段と、
    前記帯域割当手段が割り当てた無線帯域を示す割当情報を前記無線端末装置に送信する割当情報送信手段と、
    を具備する前記無線基地局装置と、
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  16. 無線によるメッセージ交換を行う無線通信システムにおいて、
    無線端末装置から無線基地局装置へ送信する第1の送信メッセージの送信トリガとなるトリガメッセージの識別情報と、前記第1の送信メッセージのデータ長を示すメッセージサイズとを含む第1のメッセージパラメータ、および前記無線端末装置から前記無線基地局装置へ送信する第2の送信メッセージのデータ長を示すメッセージサイズを含む第2のメッセージパラメータを前記無線基地局装置に送信するメッセージパラメータ送信手段と、
    前記第2の送信メッセージの送信タイミングとなり前記送信メッセージの送信準備が完了すると、前記第2の送信メッセージを送信するための無線帯域の割り当てを要求する無線帯域要求信号を前記無線基地局装置に送信する帯域要求送信手段と、
    前記無線基地局装置によって割り当てられた無線帯域を示す割当情報を受信すると、前記割当情報で示される無線帯域を用いて、前記第1の送信メッセージまたは前記第2の送信メッセージを前記無線基地局装置に送信するメッセージ送信手段と、
    を有する前記無線端末装置と、
    前記トリガメッセージを前記無線端末装置に送信するトリガメッセージ送信手段と、
    前記トリガメッセージを送信した場合、前記第1の送信メッセージの前記メッセージサイズに応じた帯域幅の無線帯域を前記無線端末装置に割り当て、前記無線端末装置から前記無線帯域要求信号を受信した場合、前記第2の送信メッセージの前記メッセージサイズに応じた帯域幅の無線帯域を前記無線端末装置に割り当てる帯域割当手段と、
    前記帯域割当手段が割り当てた無線帯域を示す割当情報を前記無線端末装置に送信する割当情報送信手段と、
    を具備する前記無線基地局装置と、
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  17. 無線基地局装置との間で無線によるメッセージ交換を行う無線端末装置において、
    前記無線基地局装置へ送信する送信メッセージの送信トリガとなるトリガメッセージの識別情報と、前記送信メッセージのデータ長を示すメッセージサイズとを含むメッセージパラメータを前記無線基地局装置に送信するメッセージパラメータ送信手段と、
    前記無線基地局装置から前記トリガメッセージを受信し、前記無線基地局装置によって割り当てられた無線帯域を示す割当情報を受信すると、前記割当情報で示される無線帯域を用いて、前記送信メッセージを前記無線基地局装置に送信するメッセージ送信手段と、
    を有することを特徴とする無線端末装置。
  18. 無線端末装置との間で無線によるメッセージ交換を行う無線基地局装置において、
    前記無線端末装置が送信する送信メッセージの送信トリガとなるトリガメッセージを前記無線端末装置に送信するトリガメッセージ送信手段と、
    前記トリガメッセージの識別情報と、前記送信メッセージのデータ長を示すメッセージサイズとを含むメッセージパラメータを前記無線端末装置から受信して記憶しておき、前記トリガメッセージ送信手段が前記トリガメッセージを送信した後、前記送信メッセージの前記メッセージサイズに応じた帯域幅の無線帯域を前記無線端末装置に割り当てる帯域割当手段と、
    前記帯域割当手段が割り当てた無線帯域を示す割当情報を前記無線端末装置に送信する割当情報送信手段と、
    を有することを特徴とする無線基地局装置。
  19. 無線基地局装置との間で無線によるメッセージ交換を行う無線端末装置において、
    前記無線端末装置から前記無線基地局装置へ送信する送信メッセージのデータ長を示すメッセージサイズを含むメッセージパラメータを前記無線基地局装置に送信するメッセージパラメータ送信手段と、
    前記送信メッセージの送信タイミングとなり前記送信メッセージの送信準備が完了すると、前記送信メッセージを送信するための無線帯域の割り当てを要求する無線帯域要求信号を前記無線基地局装置に送信する帯域要求送信手段と、
    前記無線基地局装置によって割り当てられた無線帯域を示す割当情報を受信すると、前記割当情報で示される無線帯域を用いて、前記送信メッセージを前記無線基地局装置に送信するメッセージ送信手段と、
    を有することを特徴とする無線端末装置。
  20. 無線端末装置との間で無線によるメッセージ交換を行う無線基地局装置において、
    前記無線端末装置から前記無線基地局装置へ送信する送信メッセージのデータ長を示すメッセージサイズを含むメッセージパラメータを前記無線端末装置から受信して記憶しておき、前記送信メッセージを送信するための無線帯域の割り当てを要求する無線帯域要求信号を前記無線端末装置から受信すると、前記送信メッセージの前記メッセージサイズに応じた帯域幅の無線帯域を前記無線端末装置に割り当てる帯域割当手段と、
    前記帯域割当手段が割り当てた無線帯域を示す割当情報を前記無線端末装置に送信する割当情報送信手段と、
    を有することを特徴とする無線基地局装置。
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