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JP2006303718A - 受信装置及び復調方法 - Google Patents

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JP2006303718A
JP2006303718A JP2005120070A JP2005120070A JP2006303718A JP 2006303718 A JP2006303718 A JP 2006303718A JP 2005120070 A JP2005120070 A JP 2005120070A JP 2005120070 A JP2005120070 A JP 2005120070A JP 2006303718 A JP2006303718 A JP 2006303718A
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Kazuhiko Takeyama
和彦 竹山
Akira Sasaki
亮 佐々木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】 高価で小型化が難しいバンドパスフィルタ(SAWフィルタ)を用いることなく、1チップ化を可能にするとともに安価にすること。
【解決手段】 直交復調部104、105は、受信信号をI、Q信号のベースバンド信号に変換する。ローカル信号発振部106、107は、直交復調部104、105にローカル信号を入力する。LPF108、109、110、111は、I、Q信号を帯域制限することにより、低域のみを通過させる。AGC部112、113、114、115は、I、Q信号の信号レベルを後段のAD変換部120、121、124、125に対して最適なレベルに変換する。信号分配部119は、受信信号を異なる帯域毎に分割する。AD変換部120、121、124、125は、入力したアナログ信号をディジタル信号に変換する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受信装置及び復調方法に関し、特にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)信号等の広帯域信号を受信するときに伝送帯域を複数に帯域分割し、帯域分割した信号毎に復調を行う受信装置及び復調方法に関する。
マルチキャリア伝送方式として、OFDM信号方式が知られている。OFDM信号方式は、直交する複数のキャリアを用いてディジタル情報を伝送する周波数分割多重のディジタル変調方式であり、マルチパスに強く、他の伝送系に妨害を与えにくく、又、妨害を受けにくく、周波数利用効率が比較的高いなどの特徴を有している。
OFDM方式においては、送信側に逆高速フーリエ変換(以下「IFFT」と記載する)を行うIFFT回路を用い、受信側に高速フーリエ変換(以下「FFT」と記載する)を行うFFT回路を用いて信号処理を行う。近年、大容量伝送の実現ためOFDM方式においては、多数のサブキャリアを用いたチャネル構成を採っており、このため、信号処理部では高速処理が要求される。
処理速度の低減方法として、並列処理を用いる技術が提案されている。並列処理とは、一般的には、高速動作が要求される部分を時分割し、それぞれにハードウェアを割り当て、ハードウェア構成を増やすことにより時間軸に対して並列に処理を行う方法である。OFDM受信機では、この並列処理の概念を時分割ではなく、周波数帯域の帯域分割に用いるものである。即ち、OFDM受信機では、扱う周波数帯域全体を複数の周波数帯域に分割し、それぞれの周波数帯域にハードウェアを割り当て、ハードウェア構成を増やすことにより、周波数軸に対して並列に処理を行う。これにより、高速動作が要求される部分を低速のハードウェアの処理速度で実現している(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
図9は、特許文献1に記載された並列方式の受信装置の構成を示すブロック図である。なお、図9では、4つに帯域分割した場合の構成を示している。
図9に示すOFDM無線受信機の構成は、アンテナ901と、局部発振器と周波数変換部と自動利得制御(Automatic Gain Control:以下「AGC」と記載する)部とを備えたフロントエンド回路902と、並列処理を実現するために、4分割して周波数帯域を取り出すためのBPF903、BPF904、BPF905、BPF906と、各系列に対応して、ローカル周波数信号を発振する局部発振器907、局部発振器908、局部発振器909、局部発振器910と、各系列において帯域制限した信号に各系列におけるローカル周波数信号を乗算して第2のIF周波数帯に変換する周波数変換部911、912、913、914と、各系列毎に第2のIF周波数帯信号をOFDM復調するための、アナログ・ディジタル変換部と直交復調部とFFT部と復号手段とを備えたOFDM復調部915、916、917、918と、OFDM復調部915、916、917、918から出力される並列信号を直列信号に変換し、復調データとして出力するP/S部919とから構成されている。
なお、BPF903、BPF904、BPF905、BPF906は、それぞれ異なる中心周波数で、帯域幅として、OFDM受信機で扱う帯域幅全体(ここでは、BWとする)の1/4の帯域幅を持つ帯域通過フィルタである。例えば、BPF903の中心周波数をfa、BPF904の中心周波数をfb、BPF905の中心周波数をfc、BPF906の中心周波数をfdとし、各フィルタの帯域幅をBW/4とする。
また、周波数変換部911による変換後の第2の中間周波数をf2とすると、局部発振器907、局部発振器908、局部発振器909及び局部発振器910の各発振周波数は、各系列のBPFの中心周波数に対応し、各々fa―f2、fb―f2、fc―f2、fd―f2である。
次に、上記したOFDM受信機の動作について、図9及び図10を用いて説明する。図10は、OFDM受信機の各BPF、即ち、BPF903、BPF904、BPF905及びBPF906からの出力信号の周波数スペクトルを示す図である。図10において、横軸は周波数、縦軸は電力を示している。
先ず、高周波のRF信号がアンテナ901より入力され、フロントエンド回路902の処理により、一定の電力レベルの中間周波数である第1のIF周波数帯f1に変換され、帯域幅BWの信号を4つの帯域に分配して、分配出力信号a1〜a4が各系列に出力される。
そして、第1の系列では、分配出力信号a1が、BPF903で、第1の周波数faを中心周波数とし、帯域幅BW/4に帯域制限され、図10(a)に示すような周波数特性の信号が出力される。また、第2の系列では、分配出力信号a2が、BPF904で、第2の周波数fbを中心周波数とし、帯域幅BW/4に帯域制限され、図10(b)に示すような周波数特性の信号が出力される。同様に、第3、4の系列では、分配出力信号a3、a4が、それぞれBPF905、BPF906で、第3の周波数fc、第4の周波数fdを中心周波数とし、帯域幅BW/4に帯域制限され、図10(c)、(d)に示すような周波数特性の信号が出力される。
各系列では、各BPFからの出力信号が、各周波数変換部911、912、913、914で各々対応する局部発振器907、908、909、910からのローカル周波数信号と乗算されて、周波数を下げた第2のIF周波数帯f2に変換され、各OFDM復調部915、916、917、918に出力される。
そして、各OFDM復調部915、916、917、918では、ある程度高速な周期でサンプリングされて入力信号がディジタル信号に変換され、直交復調されて同相成分と直交成分(I,Q)のベースバンド信号が生成される。そして、I、Q各信号に対して直列―並列変換がなされ、各並列信号が離散フーリエ変換されてから、各タイミングのI、Q各信号を使って復号が行われ、復号データが並列に出力され、各OFDM復調部915、916、917、918から出力される並列の復号データがP/S部919で並列―直列変換されて、復調データとして出力されるようになっている。
図9に示した受信装置では、復調部分を4つの回路に分割したことにより、ハードウェア構成が増加するものの、各部の動作速度をそれぞれ1/4程度に低速化することができるという効果がある。
図11は、特許文献2の受信装置の構成を示すブロック図である。図11は、1種類のBPFを用いて並列方式を実現するものである。なお、図9と同様な構成部分については、同一の符号を付して説明する。
図11に示すOFDM受信機は、アンテナ901と、フロントエンド回路902と、各系列の周波数変換部911、912、913、914と、OFDM復調部915、916、917、918と、P/S部919とに加えて、このOFDM受信機の特徴部分である局部発振器1105、1106、1107、1108と、BPF1101、1102、1103、1104と、同相分配器1109とから構成されている。
BPF1101、1102、1103、1104は、例えば、図9のBPF903と同様に、第1の周波数faを中心周波数とし、装置全体で扱う帯域幅をBWとした場合に、帯域幅BW/4で帯域制限を施す帯域通過フィルタである。同相分配器1109は、入力信号を同相で帯域分割数である4系列に分配出力する分配器である。
図12は、特許文献2の受信装置における受信帯域幅とBPFからの出力信号の関係を示す図であり、横軸は周波数、縦軸は電力を示している。
局部発振器1105は、同相分配器1109からの分配出力信号を帯域幅BW/4のBPF1101に対し、図12(a)に示す入力になるようなローカル信号を出力する発振器である。同様に、局部発振器1106は、図12(b)に示す入力となるように、又、局部発振器1107は、図12(c)に示す入力となるように、又、局部発振器1108は、図12(d)に示す入力となるように動作する。
BPF1101、1102、1103、1104によって帯域分割された信号は、各OFDM復調部915、916、917,918に入力される。一般的に、低周波数帯での帯域制限フィルタの実現は難しいため、図11の構成においては、アンダーサンプリングを用いてのアナログ・ディジタル変換を行う。特許文献2には、BPF1101、1102、1103、1104の出力側に周波数変換部が置かれる構成も述べられている。なお、OFDM復調部以降の後段の動作は、図9のOFDM受信装置と同様である。
特開2000−49744号公報 特開2002−290367号公報
しかしながら、従来の装置においては、帯域制限フィルタとしてSAW等のBPFを複数用いるため、コストアップすると共に、小型化(1チップ化)出来ないという問題がある。また、図9に示す並列型の受信装置においては、特性の異なるBPFを用いる為にコストアップするという問題がある。また、図11に示す受信装置においては、アンダーサンプリング可能な広帯域特性をもつアナログ・ディジタル変換部を用いる必要があるために、コストアップするという問題がある。また、一般的に、アンダーサンプリング方式においては、折り返しが発生するすべての帯域についてフィルタリングを行う必要があるため、広帯域に渡って抑圧特性の良い高価なBPFを用いる必要があるという問題がある。
また、従来の装置においては、AGC部を帯域制限部(BPF)前に置くため、複数チャネルを持つシステムにおいては、伝搬環境によって他チャネルの信号レベルが希望チャネルの信号レベルより大きい場合、AGC部が歪みやすくなるため、AGC部に大きな耐歪み特性を持たせる必要があり、消費電力が大きくなると共にコストアップになるという問題がある。
また、従来の装置においては、IF周波数をサンプリングして、ディジタル直交復調処理及びFFT処理を行うため、アナログ・ディジタル(以下「AD」と記載する)変換部のサンプリングクロック、ディジタル回路の動作クロックを高速にする必要があるという問題がある。これは、一般に、ディジタル直交復調処理を行う場合に、ディジタル直交復調処理を回路規模の小さいスイッチ回路として構成させるためには、A/D変換部のサンプリングクロックを信号中心周波数の4*n倍(nは整数)とするためである。また、OFDM信号受信部と、OFDM信号に比べ狭帯域な他システムの信号受信部とからなる複合受信機においては、OFDM用の復調部と他システムの復調部を備える必要があるため、回路規模が大きくなるという問題がある。また、広帯域であるOFDM信号システムと狭帯域である他のシステムとを共に使用可能な無線受信機において、無線部を共用する場合、一般にディジタル回路において高速デバイスと低速デバイスとを同じ速度で動作させた場合、高速デバイスの方が消費電力は大きいので、狭帯域システム使用時においても広帯域OFDM用のAD変換器等のデバイスを使用すると消費電力において非効率的となり、又、コストも大きくなるという問題がある。また、この場合においても、帯域制限部の共通化はできないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、高価で小型化が難しいバンドパスフィルタ(SAWフィルタ)を用いることなく、1チップ化を可能にすることができるとともに安価にすることができる受信装置及び復調方法を提供することを目的とする。
本発明の受信装置は、受信信号を所定の帯域毎に並列に直交復調処理してI信号及びQ信号を生成する直交復調手段と、前記I信号及び前記Q信号を前記帯域毎に並列に低域のみを通過させるとともに前記帯域毎に並列に前記I信号及び前記Q信号の利得を制御するベースバンド信号処理手段と、前記ベースバンド信号処理手段にて利得を制御されるとともに前記ベースバンド信号処理手段を通過した前記I信号及び前記Q信号を前記帯域毎に並列に復調する復調手段と、を具備する構成を採る。
本発明の復調方法は、受信信号を所定の帯域毎に並列に直交復調処理してI信号及びQ信号を生成するステップと、前記I信号及び前記Q信号を前記帯域毎に並列に低域通過型フィルタに通すことにより低域のみを通過させるとともに前記帯域毎に並列に前記I信号及び前記Q信号の利得を制御するステップと、利得を制御されるとともに前記低域通過型フィルタを通過した前記I信号及び前記Q信号を前記帯域毎に並列に復調するステップと、を具備するようにした。
本発明によれば、高価で小型化が難しいバンドパスフィルタ(SAWフィルタ)を用いることなく、1チップ化を可能にすることができるとともに安価にすることができる。
本発明の受信装置は、複数の直交復調手段を備え、各直交復調手段に異なるローカル信号を入力することで、信号帯域分割を低域通過型フィルタ手段(以下「LPF」と記載する)にて行う構成とした。このような帯域分割復調方法、及び、アナログ直交復調構成とすることで、LPFのカットオフ周波数を低くすることができ、LSIに内蔵するアクティブフィルタとしての具現化が容易になる。これにより、広帯域な信号を扱うシステムにおいても安価なディジタル回路と1チップ化したアナログ部を用いることができ、安価で小型の広帯域受信装置にすることが可能になる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る受信装置100の構成を示すブロック図、図2は、受信装置100の各部のスペクトルを示す図である。なお、図1においては、直交復調部が2つの場合を示しているが、これに限らず、直交復調部は任意の数にすることができる。
受信装置100は、アンテナ101と、図示しない送信系とアンテナ101を共用させるアンテナ共用器102と、受信した信号を低雑音で増幅する低雑音増幅器103と、受信信号を異なる帯域毎に分割する信号分配部119と、2つの信号復調部150、151と、複数の信号復調部150、151から出力される並列信号を直列信号に変換して合成し、復調データとして出力するP/S変換部118とから構成されている。
信号復調部150は、入力した受信信号をI、Q信号のベースバンド信号に変換する直交復調部104と、直交復調部104にローカル信号を入力するローカル信号発振部106と、I、Q信号を帯域制限するベースバンド信号処理手段であるLPF108、109と、I、Q信号の信号レベルを後段のAD変換部に対して最適なレベルに変換するベースバンド信号処理手段であるAGC部112、113と、入力したI、Q信号をOFDM復調する復調手段であるOFDM信号ディジタル処理部116を有している。
同様に、信号復調部151は、直交復調部105と、ローカル信号発振部107と、ベースバンド信号処理手段であるLPF110、111と、ベースバンド信号処理手段であるAGC部114、115と、OFDM信号ディジタル処理部117とで構成している。
OFDM信号ディジタル処理部116は、入力したアナログ信号をディジタル信号に変換するAD変換部120、121と、FFT処理を行うFFT部122と、P/S変換部118にて合成可能な信号に変換する復号部123を有している。
同様に、OFDM信号ディジタル処理部117は、入力したアナログ信号をディジタル信号に変換するAD変換部124、125と、高速フーリエ変換処理を行うFFT部126と、P/S変換部118にて合成可能な信号に変換する復号部127を有している。
次に、図1の受信装置100の帯域分割方法について図2を参照して説明する。
図2(a)〜(e)は、それぞれ、図1の受信装置100のA、B、C、D、E部のスペクトルを示す図であり、横軸は周波数、縦軸は電力を示している。なお、図2(a)〜(e)において、破線はフィルタ特性を示すものである。
アンテナ101で受信した信号のスペクトルを図2(a)に示す。図2(a)に示す受信信号は、中心周波数fc、帯域幅BWの信号である。受信した信号は、アンテナ共用器102にてフィルタリングされ、低雑音増幅器103にて増幅されて、信号分配部119にて分配され、信号復調部150と信号復調部151とに入力される。
信号復調部150、151では、受信信号の一部をOFDM復調する。例えば、信号復調部150では、図2(a)に示す中心周波数fc_dw、帯域幅BW/2の信号dwをOFDM復調するように動作する。ローカル信号発振部106は、周波数fc_dwの信号を直交復調部104に入力する。従って、信号分配部119より入力された受信信号は、直交復調部104により図2(b)に示すスペクトルのI、Q信号に変換される。
変換されたI、Q信号は、LPF108、109により帯域制限され、図2(c)に示すスペクトルとなる。I、Q信号は、AGC部112、113によりレベルが最適化され、OFDM信号ディジタル処理部116にて、OFDM復調処理される。
同様に、信号復調部151では、図2(a)に示す中心周波数fc_up、帯域幅BW/2の信号upをOFDM復調する。ローカル信号発振部107は、周波数fc_upの信号を直交復調部105に入力する。信号分配部119を介して入力された受信信号は、直交復調部105により、図2(d)に示すスペクトルのI、Q信号に変換される。
変換されたI、Q信号は、LPF110、111により帯域制限され、図2(e)に示すスペクトルとなる。I、Q信号は、AGC部114、115によりレベルが最適化され、OFDM信号ディジタル処理部117にてOFDM復調処理される。
信号復調部150、151の出力信号は、P/S変換部118にて合成され、復調データを出力する。
ここで、図2(c)に示すように、信号upの一部が十分にフィルタリングしきれていなくても、信号upを使用しないサブキャリアの周波数帯とすることにより、FFT処理にて抑圧可能であるためOFDM復調において劣化はない。
このように、本実施の形態1によれば、ローカル信号発振部106、107で異なるローカル信号を生成し、直交復調部104、105で異なる信号帯域を直交復調する構成とすることで、LPF108、109にて帯域制限した受信信号の下側の信号(信号dw)を取り出し、LPF110、111にて帯域制限した受信信号の上側の信号(信号up)を取り出すことが可能となる。このように、SAWフィルタ等のBPFを使用せず、LSIに内蔵するアクティブフィルタとして実現可能なLPFにて帯域制限する構成とすることで、帯域分割(並列)型無線受信機を小型に構成することができる。
又、本実施の形態1によれば、複数の直交復調部を備え、信号帯域分割を低域通過型フィルタ(LPF)で行う構成としており、受信機アナログ部全体をLSIに内蔵することが可能となる。これによって、受信機を小型することができる。又、本実施の形態1によれば、帯域分割方式によりディジタル部の処理速度を低速化できることからディジタル回路を安価にすることができ、これにより、より小型で安価な無線受信機を提供できる。又、本実施の形態1によれば、アナログ回路部にて直交復調処理することにより、AD変換部に入力する帯域は、信号帯域の1/4の帯域幅で済むので、LPFのカットオフ周波数を低くすることができ、LSIに内蔵するアクティブフィルタとしての具現化を容易にすることができる。
又、信号復調部150においては、AGC部112、113が、LPF108、109の後段にあるため、複数チャネルを持つシステムにおいても、他チャネルによってAGC部が歪みにくく、AGC部に大きな耐歪み特性を持たせる必要がないため、安価で低消費電力の受信装置を提供することができる。又、本実施の形態1によれば、OFDM信号復調部毎にAGC部の利得量を最適化することで、高品質な受信特性を得ることができる。又、本実施の形態1によれば、アナログ部で直交復調処理を行う構成であるために、AD変換部及びディジタル回路を高速動作させる必要がなく、信号品質の劣化を伴うデシメータ等によるレート変換処理を行わない構成が容易であるため、低速小規模の安価なディジタル回路で高精度な受信処理を行うことができる。
なお、本実施の形態1において、OFDM信号復調部150、151を2個並列にした構成をとっているが、3個以上のOFDM信号復調部を並列に設けても、同等の効果が得られる。又、本実施の形態1において、LPFとAGC部とを別々のブロックにしているが、例えば、LSI内に構成する場合は、フィルタとAGCアンプとを交互に配置する構成が一般的であり、AGC部がLPFの帯域外抑圧により自キャリア以外の信号によって歪み難い構成であれば、このような構成でも、同等の効果が得られる。又、本実施の形態1において、信号分配部119は、信号復調部数分の信号分配動作を行うが、それぞれのOFDM信号復調部の信号帯域は異なっており、それぞれのOFDM信号復調部に入力される信号が、各担当帯域内で劣化していなければよく、必ずしも同相、同レベルに分配する必要はない。又、本実施の形態1によれば、受信帯域を等分配した帯域を信号復調部にてOFDM復調しているが、各信号復調部で異なるFFT数を処理することも可能であり、必ずしも帯域を等分配する必要はない。又、無線周波数帯域の異なる複数のバンドに対応するために、アンテナ、共用器、低雑音増幅器、直交復調部、ローカル信号発生部が内部に複数の同種素子を有して、受信装置が切り換えて制御する構成においても同様の効果を有する。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る受信装置300の構成を示すブロック図である。
受信装置300は、図1に示す実施の形態1の受信装置100に対して、信号分配部119を無くし、2つのOFDM受信機350、351を具備する構成となっている。
OFDM受信機350は、アンテナ310、アンテナ共用器302、低雑音増幅器303及び信号復調部150を備えており、OFDM受信機351は、アンテナ311、アンテナ共用器304、低雑音増幅器305及び信号復調部151を備えている。ここで、OFDM受信機350、351におけるアナログ部の構成は、ダイレクトコンバージョン受信機であり、実施の形態2の無線受信機(OFDM受信機)のアナログ部は、2つのダイレクトコンバージョン受信機にて構成している。
次に、受信装置300の動作について説明をする。アンテナ310にて受信した信号は、アンテナ共用器302にてフィルタリングされ、低雑音増幅器303にて増幅されて、信号復調部150に入力される。同様に、アンテナ311にて受信した信号は、アンテナ共用器304にてフィルタリングされ、低雑音増幅器305にて増幅されて、信号復調部151に入力される。信号復調部150、151では実施の形態1と同様の動作により復調処理を行う。
このように、本実施の形態2によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、既存のダイレクトコンバージョン受信機(LSI)を使用する構成が可能となり、安価な受信機が実現できる。また、実績のあるLSIを選択することにより高品質な無線受信機を実現できる。更に、新たにLSI設計を行う場合においても、従来のプロセス技術を活かすことが可能であり、これにより、試作回数の削減が可能であり、コストダウン化が可能となる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3に係る受信装置400の構成を示すブロック図である。
受信装置400は、広帯域のOFDM方式(第一通信方式)の受信信号を処理するOFDM信号受信機能と、OFDM信号に比べ狭帯域で並列受信が難しい、例えば、CDMA方式(第二通信方式)の受信信号を処理するCDMA信号受信機能とを備えている。
受信装置400は、図1に示す実施の形態1の受信装置100に対して、OFDM信号周波数とCDMA信号周波数の2つの周波数帯で動作可能にしたアンテナ401と、アンテナ共用器402と、低雑音増幅器403と、信号復調部450、151とで構成している。
信号復調部450は、直交復調部404と、ディジタル処理部412とを含み、ディジタル処理部412は、AD変換部120、121と、システム選択部410と、OFDM信号ディジタル処理部413と、CDMA信号等の他システムの信号を復調するための他システム復調部411とを備えた構成となっている。他システム復調部411は、CDMA信号を復調する場合には、全帯域について一括して復調を行う。
システム選択部410は、AD変換部120、121の出力信号を、図示しない制御信号により、OFDM信号ディジタル処理部413又は他システム復調部411の何れかに最適なデータ速度で入力するように動作する。他システム復調部411は、例えば、逆拡散等の処理にて信号を復調する。
次に、受信装置400の動作について説明する。受信装置400は、OFDM信号受信時には、システム選択部410の出力をOFDM信号ディジタル処理部413に入力するように動作する。この場合、実施の形態1の処理と同様に、OFDM信号ディジタル処理部413の出力信号は、P/S変換部118にてOFDM信号ディジタル処理部117の出力信号と合成される。この時、他システム復調部411は、使用しないためパワーセーブすることが可能である。又、CDMA信号等の他システムの信号の受信時においては、システム選択部410の出力を他システム復調部411に入力するように制御する。
他システムの信号の受信時においては、アンテナ401にて受信した信号をアンテナ共用器402にてフィルタリングして、低雑音増幅器403にて増幅して信号分配部119を介して直交復調部404へ入力する。直交復調部404より出力されるI、Q信号は、LPF108、109にて帯域制限され、AGC部112、113でAD変換部120、121に最適なレベルにレベル変換され、ディジタル処理部412に入力される。ディジタル処理部412では、ディジタル信号に変換した信号が他システム復調部411にて復調される。この時、信号復調部151、OFDM信号ディジタル処理部413、P/S変換部118は使用しないため、パワーセーブすることが可能である。
一般に、ディジタル回路において、高速デバイスと低速デバイスとを同じ速度で動作させた場合、高速デバイスの方が消費電力が大きいため、本発明の無線受信機は、他システム動作時には、単純な従来の無線受信機に比べ低消費電力となる。
図4の構成において、アンテナ401、アンテナ共用器402、低雑音増幅器403において、OFDM信号と他システムの信号が異なる周波数帯であり、2つの周波数帯で共通して動作が難しい場合、図5の構成をとることができる。図5の受信装置500においては、図4に示す受信装置400に対して、狭帯域他システム用のアンテナ501、アンテナ共用器502、低雑音増幅器503と、スイッチ510と、広帯域OFDM用のアンテナ504、アンテナ共用器505、低雑音増幅器506とを備えた構成としている。
広帯域OFDM信号受信時には、切替手段であるスイッチ510は、信号分配部119と直交復調部404とを接続するように動作し、狭帯域の例えばCDMA信号等の他システム受信時には、スイッチ510は、低雑音増幅器503と直交復調部404とを接続するように動作する。このような受信装置500においても、信号復調部450を、OFDM信号の受信と他システムの信号の受信に共用することが出来る。
また、実施の形態3におけるLPFの通過帯域の採り方を、分割したOFDM信号のI、Q信号の帯域幅を他システムのI、Q信号の帯域幅以下、且つ、OFDM信号のFFT帯域幅を他システムのI、Q信号の帯域幅以上とすることにより、OFDM信号と他システムの帯域幅が異なる場合においても、帯域制限処理による劣化を発生させないで復調することができる。これは、OFDM信号を用いたシステムにおいては、必ずしもFFT処理したサブキャリアすべてより情報を取り出す必要はなく、使用するサブキャリア、使用しないサブキャリアを選択することができるためである。ここで、使用するサブキャリアと使用しないサブキャリアは分離可能であるためである。また、実際のアクティブフィルタにおいてはカットオフ周波数の調整機能を有している。この機能を有して、第一通信方式と第二通信方式で若干のカットオフ周波数の最適化が可能である。
このように、本実施の形態3によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、他システム受信時に、並列型OFDM受信機の一つの直交復調部系列を使用する構成とすることで、直交復調部以下のアナログ回路を両システムに最適な状態で共通化を図ることができる。また、本実施の形態3によれば、OFDM信号及び他システムの信号の受信時において、性能劣化なしに小型化、低コスト化することができるとともに、低消費電力化を図ることができる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4に係る受信装置600の構成を示すブロック図である。
受信装置600は、広帯域のOFDM信号受信機能と、受信するOFDM信号に比べ狭帯域で並列受信が難しい、例えば、CDMA信号の受信機能を備えている。
受信装置600は、図3に示す受信装置300に対して、OFDM信号周波数とCDMA信号周波数の2つの周波数帯で動作可能なアンテナ601、604、アンテナ共用器602、605、低雑音増幅器603、606、直交復調部607、608と、ディジタル処理部650内にシステム選択部609と他システム復調部613とOFDM信号ディジタル処理部611とを、又、ディジタル処理部651内にシステム選択部610と他システム復調部614とOFDM信号ディジタル処理部612とを備えた構成となっている。また、複数の他システム復調部613、614の出力を合成する合成部654を備えている。システム選択部609,610は、図4に示すシステム選択部410と同じ動作を行う。同様に他システム復調部613、614も、図4に示す他システム復調部411と同じ動作を行う。
次に、受信装置600の動作について説明する。図6の受信装置600は、OFDM信号受信時には、システム選択部609の出力をOFDM信号ディジタル処理部611に、又、システム選択部610の出力をOFDM信号ディジタル処理部612に入力するように動作する。そして、実施の形態1の処理と同様に、OFDM信号ディジタル処理部611、612の出力信号は、P/S変換部118にて合成される。
一方、他システム受信時においては、アンテナ601にて受信した信号をアンテナ共用器602にてフィルタリングして、低雑音増幅器603にて増幅して直交復調部607へ入力する。直交復調部607より出力されるI、Q信号は、LPF108、109にて帯域制限を受け、AGC部112、113にてAD変換部120、121に最適なレベルに変換され、ディジタル処理部650に入力される。ディジタル処理部650では、AD変換した信号を他システム復調部613にて復調する。
同様に、アンテナ604では、アンテナ601で受信した信号と同じ信号を受信し、アンテナ共用器605にてフィルタリングして、低雑音増幅器606にて増幅して直交復調部608へ入力する。直交復調部608より出力されるI、Q信号は、LPF110、111にて帯域制限を受け、AGC部114、115にてAD変換部124、125に最適なレベルに変換され、ディジタル処理部651に入力される。ディジタル処理部651では、AD変換した信号を他システム復調部614にて復調する。そして、他システム復調部613、614の出力信号は、合成部654にてダイバーシチ受信処理によりダイバーシチ合成される。
このように、本実施の形態4によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、他システム受信時には、並列型無線受信機の直交復調部系列を用いて受信合成処理する構成とすることで、小型化、低コスト化を図りながら受信機の高性能化を実現できる。また、本発明の実施の形態4によれば、複数の信号復調部の受信周波数を独立にて可変にすることが可能であり、CDMA信号のダイバーシチ受信時において、一つの信号復調部を確認受信機として使用することで、例えば、マルチキャリアシステムでの他のキャリアの受信状態、他システムの受信状態を確認することが可能になる。また、本実施の形態4によれば、他システムにおいて、マルチキャリアDS−CDMA等の複数のキャリアを有するシステムの場合、信号復調部系列毎に異なるローカル周波数を設定することで、異なるキャリアを受信して、合成処理することができ、高性能な機能を実現することができる。
(実施の形態5)
図7は、本発明の実施の形態5に係る受信装置700の構成を示すブロック図である。
受信装置700は、図6に示す受信装置600に対して、切り換え型LPF701、702、703、704を備えた構成となっている。
図8は、切り替え型LPF701、702、703、704の構成を示すブロック図である。切り換え型LPF701、702、703、704は、フィルタ回路801、遅延等化回路802、スイッチ803、804を備えている。
切り換え型LPF701、702、703、704は、他システム信号受信時には、I、Q信号が遅延等化回路802を通過するようにスイッチ803、804を制御し、フィルタ回路801の遅延変動を補償させるように動作する。一方、OFDM信号受信時には、I、Q信号が遅延等化回路802をバイパスするように、スイッチ803、804を制御する。
一般に、CDMA信号は、帯域内における群遅延偏差があった場合、復調処理において信号品質が劣化するため、遅延等化回路802による遅延補正が有効である。しかし、OFDM信号においては、帯域内に群遅延偏差があった場合でも、各サブキャリアにおいてI、Q信号の遅延特性が同じである場合、復調処理での信号品質に劣化は発生しない。OFDM信号のI、Q信号をアナログ回路で構成した遅延等化回路802を経由させた場合、帯域内における遅延差は小さくなるが、デバイスバラツキによって各サブキャリアにおけるI、Q偏差が大きくなり、信号品質の劣化をまねく。
このように、本実施の形態5によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、OFDM信号受信及びCDMA信号等の他システムの信号受信の受信状態に合わせて、切り換え型LPF内の遅延等化回路802を切り換えることにより、両信号の受信状態において、復調処理での劣化を抑えることが可能となる。
本発明にかかる受信装置及び復調方法は、特に、移動体通信システムや地上ディジタル放送の受信に用いるのに好適である。
本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るスペクトルを示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る受信装置の他の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係る受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5に係る受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5に係るフィルタの構成を示すブロック図 従来の帯域分割型OFDM受信機の構成を示すブロック図 図9の帯域分割型OFDM受信機のスペクトルを示す図 従来の帯域分割型OFDM受信機の他の構成を示すブロック図 図11のOFDM受信機における受信帯域幅と各BPFからの出力信号の関係を示す図
符号の説明
100 受信装置
101 アンテナ
102 アンテナ共用器
103 低雑音増幅器
104、105 直交復調部
106、107 ローカル信号発振部
108、109、110、111 LPF
112、113、114、115 AGC部
116、117 OFDM信号ディジタル処理部
118 P/S変換部
119 信号分配部
120、121、124、125 AD変換部
122、126 FFT部
123、127 復号部
150、151 信号復調部

Claims (9)

  1. 受信信号を所定の帯域毎に並列に直交復調処理してI信号及びQ信号を生成する直交復調手段と、
    前記I信号及び前記Q信号を前記帯域毎に並列に低域のみを通過させるとともに前記帯域毎に並列に前記I信号及び前記Q信号の利得を制御するベースバンド信号処理手段と、
    前記ベースバンド信号処理手段にて利得を制御されるとともに前記ベースバンド信号処理手段を通過した前記I信号及び前記Q信号を前記帯域毎に並列に復調する復調手段と、
    を具備することを特徴とする受信装置。
  2. 1つのアンテナにて受信信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段にて受信した受信信号を前記帯域毎の信号に分割する信号分配手段とを具備し、
    前記直交復調手段は、前記信号分配手段にて前記帯域毎に分割された信号を前記帯域毎に並列に直交復調処理してI信号及びQ信号を生成することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 複数のアンテナを有するとともにアンテナ毎に異なる前記帯域の信号を受信する受信手段を具備し、
    前記直交復調手段は、前記受信手段にて前記帯域毎に受信した信号を前記帯域毎に並列に直交復調処理してI信号及びQ信号を生成することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  4. 前記直交復調手段は、広帯域の受信信号を処理する第一通信システムの受信信号の受信時には前記帯域毎に並列に直交復調処理してI信号及びQ信号を生成し、前記第一通信システムよりも狭帯域の受信信号を処理する第二通信システムの受信信号の受信時には全帯域について一括して直交復調処理してI信号及びQ信号を生成し、
    前記ベースバンド信号処理手段は、前記I信号及び前記Q信号を、前記第一通信システムの受信信号の受信時には前記帯域毎に並列に低域のみを通過させ、前記第二通信システムの受信信号の受信時には全帯域について一括して低域のみを通過させるとともに、前記I信号及び前記Q信号の利得を、前記第一通信システムの受信信号の受信時には前記帯域毎に並列に制御し、前記第二通信システムの受信信号の受信時には全帯域について一括して制御し、
    前記復調手段は、前記ベースバンド信号処理手段にて利得を制御されるとともに前記ベースバンド信号処理手段を通過した前記I信号及び前記Q信号を、前記第一通信システムの受信信号の受信時には前記帯域毎に並列に復調し、前記第二通信システムの受信信号の受信時には全帯域について一括して復調することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の受信装置。
  5. 前記復調手段にて全帯域について一括して復調された前記第二通信システムの受信信号をダイバーシチ合成する合成手段を具備することを特徴とする請求項4記載の受信装置。
  6. 前記ベースバンド信号処理手段は、前記第二通信システムの前記I信号及び前記Q信号に対しては低域のみを通過させて遅延補正を行い、前記第一通信システムの前記I信号及び前記Q信号に対しては低域のみを通過させて遅延補正を行わないことを特徴とする請求項4または請求項5記載の受信装置。
  7. 前記第一通信システムの受信信号を前記帯域毎に複数の前記直交復調手段へ分配し、前記第二通信システムの受信信号を1つの前記直交復調手段へ出力する切替手段を具備することを特徴とする請求項4から請求項6のいずれかに記載の受信装置。
  8. 前記第一通信システムはOFDM方式であり前記第二通信システムはCDMA方式であることを特徴とする請求項4から請求項7のいずれかに記載の受信装置。
  9. 受信信号を所定の帯域毎に並列に直交復調処理してI信号及びQ信号を生成するステップと、
    前記I信号及び前記Q信号を前記帯域毎に並列に低域通過型フィルタに通すことにより低域のみを通過させるとともに前記帯域毎に並列に前記I信号及び前記Q信号の利得を制御するステップと、
    利得を制御されるとともに前記低域通過型フィルタを通過した前記I信号及び前記Q信号を前記帯域毎に並列に復調するステップと、
    を具備することを特徴とする復調方法。
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