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JP2006292944A - プラスチック光学素子、プラスチック光学素子成形型、光走査装置、及び、その光走査装置を具備する画像形成装置 - Google Patents

プラスチック光学素子、プラスチック光学素子成形型、光走査装置、及び、その光走査装置を具備する画像形成装置 Download PDF

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JP2006292944A JP2005112350A JP2005112350A JP2006292944A JP 2006292944 A JP2006292944 A JP 2006292944A JP 2005112350 A JP2005112350 A JP 2005112350A JP 2005112350 A JP2005112350 A JP 2005112350A JP 2006292944 A JP2006292944 A JP 2006292944A
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Abstract

【課題】 光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度のプラスチック光学素子、そのプラスチック光学素子を成形するプラスチック光学素子成形型、偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度の光走査装置、及び、画像形成装置を提供する。
【解決手段】 非対称な長手形状と非対称な短手形状とからなる偏向手段22に対向して配置される転写面1と、前記転写面1における短手形状の外形中心2以外の位置にシフトして配置された短手光軸中心3とを具備して、前記短手光軸中心3は対向する位置に配置される前記転写面1の上下を逆転しても短手形状の同じ短手位置に配置される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プラスチック光学素子、プラスチック光学素子成形型、光走査装置、及び、その光走査装置を具備する画像形成装置に関する。
詳しくは、本発明は、光源から出射されるビームを集光して走査させるプラスチック光学素子に関する。更に、そのプラスチック光学素子を成形するプラスチック光学素子成形型にも関する。
更に、そのプラスチック光学素子を具備して複数の光源から出射されるビームを走査して画像情報に応じて画像を形成する光走査装置にも関する。
更に、その光走査装置を具備するビデオカメラ等の光学機器、電子写真方法の作像プロセスによりトナーの記録画像を形成する複写機、ファクシミリ装置、プリンタあるいはこれ等の複合機等の画像形成装置に関する。
複数のレーザ光源から出射された各ビームを、偏向手段、及び、結像手段を介して、それぞれの感光体上に導き、前記それぞれの感光体上にて、それぞれの画像情報に応じた画像を形成する多色画像形成装置に搭載される光走査装置は公知である。
近年、多色画像形成装置の高速化、高画質化に対応するために、4つの感光体ドラムを出力用紙の搬送方向に配列させ、各感光体ドラムに対応したビームで同時露光して、各異なる色のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像器で現像した画像を順次、転写して、重ね合わせてカラーの記録画像を形成するデジタル複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置が実用化されている。
このような画像形成装置にて光走査する際に、複数の走査手段が用いられるが、その複数の走査手段を配置するために、大きなスペースが必要になり、装置全体が大型化することから、複数のビームを単一の偏向器に入射して走査し、結像レンズを積み重ねて配置することは公知である(特許文献1を参照)。
更に、複数のビームを単一の偏向器に入射して走査し、各々対応する感光体に結像させる結像手段を各ビーム毎に設け、前記結像手段を構成する光学素子を短手方向に層状に重ねて一体的に構成することも公知である(特許文献2を参照)。
このように光学素子を副走査方向に層状に重ね構成することにより、偏向手段のポリゴンミラーを重ねる間隔が短縮でき、あるいは、1枚のポリゴンミラーで兼用することも可能となるため、ポリゴンミラーを回転させるためのモータの負荷を軽減でき、小型化も可能となっていた。
一方、搭載される光学素子についても、低コスト化の要求に対して、次のような2つの提案がなされている。
(i)ガラス製からプラスチック製への材料の変更
材料費の低減、及び、大量生産による低コスト化で特殊な鏡面形状、及び、長手方向に偏肉な外形形状等も成形が可能である。
(ii)非球面形状の導入
鏡面形状への非球面形状の非対称な長手形状等の導入による、機能素子である部品数の低減である。
又、高精度化の要求に対しては、次のような3つの提案がなされている。
(i)屈折率分布の低減
同一出願人の発明者から提案されている短手光軸中心を外形中心以外に配置することにより、レンズ内部に存在する屈折率の不均一(屈折率分布と呼ぶ)による光学特性の劣化の低減である。これは、屈折率分布を関数化した場合における、1次(傾き)成分が光学特性に影響を及ぼさないという特性を利用したものである。
(ii)非球面形状の導入
鏡面形状への非球面形状(非対称な長手形状等)の導入により各収差の低減、つまりは光学特性の精度向上である。
(iii)鏡面形状の高精度化
従来のプラスチック成形においては、金型のキャビティ内の溶融樹脂材料を冷却固化させる工程において、キャビティ内での樹脂圧力、樹脂温度を均一にすることがプラスチック成形品を所望の形状に成形するのに望ましい。
例えば、レンズが偏肉形状の場合、レンズ厚みの違いにより樹脂の冷却速度が部位によって異なり、体積収縮量に差が生じることにより、形状精度が悪化しまう不具合が発生していた。
そこで、転写面以外の位置に不完全転写により形成する非転写面を設けることにより、樹脂内圧や内部歪みを低減し、厚肉、或いは、偏肉形状等であっても、薄肉成形品と同程度の生産コスト、且つ、高精度にプラスチック成形品を得ることも公知である(特許文献4を参照)。
転写面以外の面の一部に非転写面を形成する具体的な方法としては、前記非転写面を含む面を形成するキャビティ駒の一部が摺動自在に設けられ、転写面、及び、キャビティ駒によって少なくとも1つ以上のキャビティが画成された一対の金型を準備し、前記金型を樹脂の軟化温度未満に加熱保持し、前記キャビティ内に軟化温度以上に加熱された溶融樹脂を射出充填し、次いで、前記転写面に樹脂圧力を発生させて、樹脂を前記転写面に密着させた後、前記樹脂を軟化温度以下に冷却するときに、前記摺動自在に設けられたキャビティ駒を樹脂から離隔するように摺動して、樹脂とキャビティ駒の間に強制的に空隙を画成することにより非転写面を形成する方法がある(特許文献3と特許文献5を参照)。
然し、近年の更なる高画質化の要求に伴い、樹脂とキャビティ駒の間に強制的に空隙を画成する面、つまり前記非転写面を含む面に隣接する転写面の形状精度が悪化するという工法上の不具合が顕著化した。
又、前記非転写面の深さについては、その制御が困難で、仮に、光学的な有効範囲に掛かる場合には、レンズ機能に支障を来たすことになる。
ところが、非対称な長手形状と外形中心以外に配置された短手光軸中心を有するfθレンズを光偏向器と対向に配置する場合、4つのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの感光体上の位置(座標)と鏡面形状の位置(座標)を同一にするため、上下を逆転し配置する必要がある。この上下の逆転は、対向する短手光軸中心の位置ズレを生じさせる。
これにより、偏向手段のポリゴンミラーの間隔が広がり、或いは、2枚のポリゴンミラーの構成が必要となるため、ポリゴンミラーを回転させるためのモータの負荷の増大、及び、大型になっていた。
従って、従来のプラスチック光学素子は、光走査装置における対向する短手光軸中心の位置ズレが生じ、偏向手段のポリゴンミラーが大型になり、ポリゴンミラーを回転させるためのモータの負荷も増大して、光走査装置や画像形成装置も大型になり形成される画像品質も低下すると言う不具合が生じていた。
特開平4−127115号公報 特開平10−148777号公報 特開平11−28745号公報 特開2000−84945公報 特開2000−141413公報
従来のプラスチック光学素子は、光走査装置における対向する短手光軸中心の位置ズレが生じ、偏向手段のポリゴンミラーが大型になり、ポリゴンミラーを回転させるためのモータの負荷も増大して、光走査装置や画像形成装置も大型になり形成される画像品質も低下すると言う問題が発生していた。
そこで本発明の課題は、このような問題点を解決するものである。即ち、光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度のプラスチック光学素子、そのプラスチック光学素子を成形するプラスチック光学素子成形型、偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度の光走査装置、及び、画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、光源から出射されるビームを集光して走査させるプラスチック光学素子において、非対称な長手形状と非対称な短手形状とからなり偏向手段に対向して配置される前記プラスチック光学素子の転写面と、前記転写面における短手形状の外形中心以外の位置にシフトして配置された短手光軸中心とを具備して、前記短手光軸中心は対向する位置に配置される前記転写面の上下を逆転しても短手形状の同じ短手位置に配置されることを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のプラスチック光学素子において、前記転写面は、端部に段差を具備するプラスチック光学素子であることを主要な特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載のプラスチック光学素子において、前記転写面は、短手方向に層状に重ねたプラスチック光学素子であることを主要な特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1、2又は3に記載のプラスチック光学素子において、前記転写面は、層状に重ねて一体成形されたプラスチック光学素子であることを主要な特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項1、2、3又は4に記載のプラスチック光学素子において、前記転写面は、非転写面以外に形成したプラスチック光学素子であることを主要な特徴とする。
請求項6に記載の本発明は、請求項1、2、3、4又は5に記載のプラスチック光学素子において、前記短手光軸中心は、短手形状の外形中心に対して走査するビームの光束直径の1/2以上をシフトして配置したプラスチック光学素子であることを主要な特徴とする。
請求項7に記載の本発明は、請求項1、2、3、4、5又は6に記載のプラスチック光学素子において、前記短手光軸中心は、短手形状の外形中心に対して不完全転写部を形成した前記非転写面とは反対方向にシフトして配置したプラスチック光学素子であることを主要な特徴とする。
請求項8に記載の本発明は、請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載のプラスチック光学素子において、前記非転写面は、転写面である取り付け基準面の延長線面に形成したプラスチック光学素子であることを主要な特徴とする。
請求項9に記載の本発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載のプラスチック光学素子において、前記非転写面に形成する前記不完全転写部の縁形状は、前記転写面の平面、又は、湾曲面の形状に沿うように隙間を介して形成したプラスチック光学素子であることを主要な特徴とする。
請求項10に記載の本発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記載のプラスチック光学素子において、前記非転写面に形成する前記不完全転写部は、前記転写面以外の同一平面に複数部を形成したプラスチック光学素子であることを主要な特徴とする。
請求項11に記載の本発明は、請求項10に記載のプラスチック光学素子において、前記不完全転写部は、複数部で転写面である前記取り付け基準面を挟む位置に形成したプラスチック光学素子であることを主要な特徴とする。
請求項12に記載の本発明は、請求項10又は11に記載のプラスチック光学素子において、前記不完全転写部は、複数部で前記転写面の平面、又は、湾曲面の形状に沿うように形成したプラスチック光学素子であることを主要な特徴とする。
請求項13に記載の本発明は、プラスチック光学素子を成形するプラスチック光学素子成形型において、前記請求項1乃至12に記載の何れか一項に記載の前記プラスチック光学素子の前記転写面を含む面を形成する転写面形成キャビティ駒と、前記プラスチック光学素子の前記非転写面を含む面を形成する非転写面形成キャビティ駒と、前記転写面形成キャビティ駒と前記非転写面形成キャビティ駒とで形成されるキャビティ内に充填した前記プラスチック光学素子を成形する樹脂を冷却する時にその樹脂と前記非転写面形成キャビティ駒の間に強制的に空隙を形成する空隙形成手段を具備するプラスチック光学素子成形型であることを最も主要な特徴とする。
請求項14に記載の本発明は、請求項13に記載のプラスチック光学素子成形型において、前記空隙形成手段は、その樹脂と前記非転写面形成キャビティ駒の間に気体を付与する通気口を具備して前記プラスチック光学素子を成形するプラスチック光学素子成形型であることを主要な特徴とする。
請求項15に記載の本発明は、請求項13又は14に記載のプラスチック光学素子成形型において、前記空隙形成手段は、前記非転写面形成キャビティ駒をその樹脂から離隔する方向に摺動する摺動部を具備して前記プラスチック光学素子を成形するプラスチック光学素子成形型であることを主要な特徴とする。
請求項16に記載の本発明は、複数の光源から出射されるビームを走査して画像情報に応じて画像を形成する光走査装置において、画像情報に応じて複数のビームを出射する光源と、前記光源から出射されるビームを偏向する前記偏向手段と、前記偏向手段に対向した位置に複数個が互いに対向して配置された前記請求項1乃至12の何れか一項に記載の前記プラスチック光学素子とを具備する光走査装置であることを最も主要な特徴とする。
請求項17に記載の本発明は、複数の光源から出射されるビームを走査して画像情報に応じて画像を形成する画像形成装置において、画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で複数の前記ビームを走査して画像情報に応じて画像を形成する前記請求項16に記載の前記光走査装置を具備する画像形成装置であることを最も主要な特徴とする。
請求項18に記載の本発明は、請求項17に記載の画像形成装置において、前記画像形成部は、電子写真方式の作像プロセスでトナーの記録画像を形成する画像形成装置であることを主要な特徴とする。
請求項1の発明によれば、光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度のプラスチック光学素子を提供することが出来る。
請求項2の発明によれば、転写面の損傷等の外観上の不具合の発生を防止して、光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度のプラスチック光学素子を提供することが出来る。
請求項3の発明によれば、より多くのビームを走査する光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度のプラスチック光学素子を提供することが出来る。
請求項4の発明によれば、より多くのビームを走査する光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する。更に、低コストで高精度のプラスチック光学素子を提供することが出来る。
請求項5の発明によれば、光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで、転写面にひけが生じることを防止して内部歪みも緩和して、更に、確実に高精度のプラスチック光学素子を提供することが出来る。
請求項6の発明によれば、光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで、屈折率分布による光学特性の劣化を低減して、更に、確実に高精度のプラスチック光学素子を提供することが出来る。
請求項7の発明によれば、光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで、形状精度が悪化する領域、及び、非転写面の不完全転写部の深さに関する外観上の不具合領域を避け、更に、確実に高精度のプラスチック光学素子を提供することが出来る。
請求項8の発明によれば、非転写面内の一部が転写面や転写面である取り付け基準面であってもその形状精度が確保できて、光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度のプラスチック光学素子を提供することが出来る。
請求項9の発明によれば、光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで、転写面を構成するように延在する部分の大面積で樹脂内圧や内部ひずみの発生を均一に防止して、更に、確実に高精度のプラスチック光学素子を提供することが出来る。
請求項10の発明によれば、光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで、大面積で樹脂内圧や内部ひずみの発生を均一に、或いは、局所的に防止することが出来て形状精度、及び、光学的精度を向上させて、更に、確実に高精度のプラスチック光学素子を提供することが出来る。
請求項11の発明によれば、光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで、不完全転写部を複数部で転写面である取り付け基準面を挟む位置に形成して大面積で樹脂内圧や内部ひずみの発生を均一に、或いは、局所的に防止することが出来て形状精度、及び、光学的精度を向上させて、更に、確実に高精度のプラスチック光学素子を提供することが出来る。
請求項12の発明によれば、光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで、転写面の形状に沿って大面積で樹脂内圧や内部ひずみの発生を均一に、或いは、局所的に防止することが出来て形状精度、及び、光学的精度を向上させて、更に、確実に高精度のプラスチック光学素子を提供することが出来る。
請求項13の発明によれば、充填したプラスチック光学素子を成形する樹脂を冷却する時に、その樹脂と非転写面形成キャビティ駒の間に空隙形成手段で強制的に空隙を形成して、光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度のプラスチック光学素子を成形するプラスチック光学素子成形型を提供することが出来る。
請求項14の発明によれば、充填したプラスチック光学素子を成形する樹脂を冷却する時に、その樹脂と非転写面形成キャビティ駒の間に空隙形成手段の通気口で強制的に空隙を形成して、光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度のプラスチック光学素子を成形するプラスチック光学素子成形型を提供することが出来る。
請求項15の発明によれば、充填したプラスチック光学素子を成形する樹脂を冷却する時に、その樹脂と非転写面形成キャビティ駒の間に空隙形成手段の摺動部で強制的に空隙を形成して、光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度のプラスチック光学素子を成形するプラスチック光学素子成形型を提供することが出来る。
請求項16の発明によれば、偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度の光走査装置を提供することが出来る。
請求項17の発明によれば、偏向手段の負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度の光走査装置を具備して画像を形成する画像形成装置を提供することが出来る。
請求項18の発明によれば、偏向手段の負荷を低減して小型、低コストで高精度の光走査装置を具備して、トナーの記録画像を高速で高品質の記録多色画像を形成する画像形成装置を提供することが出来る。
次に、本発明の実施の形態は、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態例を示す光走査装置20に配置されるプラスチック光学素子0を説明する説明図である。
図1(a)は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0の短手光軸中心3の位置を調整する前の状態を説明する説明図である。
図1(b)は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0の短手光軸中心3の位置を調整した後の状態を説明する説明図である。
図2は、本発明の実施の形態例を示す他の光走査装置20に配置されるプラスチック光学素子0を説明する説明図である。
図2(a)は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0の短手光軸中心3の位置を調整する前の状態を説明する説明図である。
図2(b)は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0の短手光軸中心3の位置を調整した後の状態を説明する説明図である。
図3は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0を説明する斜視図である。
図1乃至図3において、光源から出射されるビームを集光して走査させるプラスチック光学素子0は、非対称な長手形状と非対称な短手形状とからなり偏向手段22のポリゴンミラーに対向して配置される転写面1と、転写面1における短手形状の外形中心2以外の位置にシフトして配置された短手光軸中心3とを具備して、短手光軸中心3は対向する位置に配置される転写面1の上下を逆転しても短手形状の同じ短手位置に配置されるようになっている。
従って、複数のビームを走査する光走査装置20における配置が高精度でコンパクトになり偏向手段22のポリゴンミラーの負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度のプラスチック光学素子0を提供することが出来る。
例えば、プラスチック光学素子0であるfθレンズの転写面1は、短手寸法が7.0mmで有効範囲5.0mm、長手形状が非対称であり、短手光軸中心3が外形中心2に対し0.5mmシフトしている。
この場合、偏光手段22のポリゴンミラーに対向する形で筺体23に配置されたプラスチック光学素子0のfθレンズの一方の筐体23aを、短手光軸中心3のシフト量(0.5mm)の2倍(1.0mm)変更して調整されている。
図1(b)と図2(b)に図示するように、偏光手段22のポリゴンミラーに対向する形で配置されたプラスチック光学素子0のfθレンズの短手光軸中心3が、短手位置に等しく配置することが出来る。
それにより、プラスチック光学素子0のfθレンズは、光走査装置20にコンパクトに配置されて、且つ、偏向手段22のポリゴンミラーのコンパクト化、即ち、13mmが12mmとなり、図示しない回転駆動モータの負荷低減、及び、小型化が可能となる。
但し、計算は、偏向手段22のポリゴンミラーから水平にプラスチック光学素子0のfθレンズに入射した場合である。
更に、プラスチック光学素子0は、転写面1の上下の各端部に段差1aを具備しているから、転写面1の損傷等の外観上の不具合の発生を防止することが出来るようになっている。
プラスチック光学素子0における転写面1を短手方向に層状に重ねることにより、より多くのビームを走査する光走査装置20における配置が高精度でコンパクトになり、偏向手段22のポリゴンミラーの負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度のプラスチック光学素子0を提供することが出来る。
プラスチック光学素子0における短手光軸中心3は、短手形状の外形中心2に対してビーム51cの光束直径の1/2以上をシフトして配置してあるから、屈折率分布による光学特性の劣化を低減させることが可能となる。
従って、光走査装置20における配置が高精度でコンパクトになり、偏向手段22のポリゴンミラーの図示しない回転駆動モータの負荷を低減して、小型で高品質の画像を形成する低コストで、更に、確実に高精度のプラスチック光学素子0を提供することが出来る。
図4は、本発明の実施の形態例を示す他の光走査装置20に配置されるプラスチック光学素子0を説明する説明図である。
図4(a)は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0の短手光軸中心3の位置を調整する前の状態を説明する説明図である。
図4(b)は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0の短手光軸中心3の位置を調整した後の状態を説明する説明図である。
図4において、プラスチック光学素子0は、カラーレーザービームプリンター等の光走査装置20の構成部品であるfθレンズで、偏向手段22のポリゴンミラーに対向して、且つ、図示のように層状に重ねて配置した実施例で説明する。
図4(a)に図示する状態は、本発明の他の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0における短手光軸中心3の位置を非転写面4に有する基準ピン6を基準ピン6に対応した非転写面4に調整する前である。
図4(b)に図示する状態は、本発明の他の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0における短手光軸中心3の位置を非転写面4に有する基準ピン6を基準ピン6に対応した非転写面4に埋め込んで調整した後である。
又、プラスチック光学素子0であるfθレンズの転写面1は、短手寸法が7.0mmで有効範囲5.0mm、長手形状が非対称であり、短手光軸中心3が外形中心2に対し0.5mmシフトしている。
この場合、基準ピン6の高さを、短手光軸中心3のシフト量(0.5mm)の2倍(1.0mm)に設定して、基準ピン6に対応した非転写面4に埋め込んで調整されている。
図4(b)に図示するように、偏光手段22のポリゴンミラーに対向する形で配置されたプラスチック光学素子0のfθレンズの短手光軸中心3が、短手位置に等しく配置することが出来る。
それにより、筐体23の形状を変更することなく、プラスチック光学素子0のfθレンズは、光走査装置20にコンパクトに配置して、且つ、偏光手段22のポリゴンミラーのコンパクト化、即ち、13mmが12mmとなり、図示しない回転駆動モータの負荷低減、及び、小型化が可能となる。
図5は、本発明の他の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0を説明する斜視図である。
図5において、プラスチック光学素子0における転写面1は、短手方向に層状に重ねて一体成形されている。
従って、図1と図2に図示するように、より多くのビームを走査する光走査装置20における配置が高精度でコンパクトになり、偏向手段22のポリゴンミラーの負荷を低減して、小型で高品質の画像を形成する、更に、低コストで高精度のプラスチック光学素子0を提供することが出来る。
図6は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0の主要部を説明する斜視図である。
図6において、プラスチック光学素子0における転写面1は、非転写面4以外に形成されている。
プラスチック光学素子0の成形時の冷却により生じる収縮は、この非転写面4に形成する不完全転写部4aの樹脂が動くことによって吸収され、転写面1にひけが生じることを防止して、又、内部歪みも緩和することが出来るようになっている。
更に、短手光軸中心3は、転写面1の短手形状の外形中心2に対して不完全転写部4aを形成した非転写面4とは反対方向にシフトして配置されている。
形状精度が悪化する領域、及び、非転写面4の不完全転写部4aの深さに関する外観上の不具合領域を避け、高精度な転写面1を得ることが可能となる。
従って、図示しない光走査装置20における配置が高精度でコンパクトになり、図示しない偏向手段22のポリゴンミラーの図示しない回転駆動モータの負荷を低減して、小型で高品質の画像を形成する、更に、確実に高精度のプラスチック光学素子0を提供することが出来る。
図7は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0の主要部を説明する斜視図である。
図7において、プラスチック光学素子0における非転写面4は、転写面である取り付け基準面5の延長線面に形成されている。
不完全転写部4aは、複数部で転写面1や転写面である取り付け基準面5を挟む位置に形成されている。
これにより、非転写面4内の一部が転写面1や転写面である取り付け基準面5であってもその形状精度が確保できる。
更に、非転写面4に形成する不完全転写部4aを2つ以上有して、転写面1や転写面である取り付け基準面5を非転写面4に形成する不完全転写部4aに挟まれた部位に、転写面1や転写面である取り付け基準面5の平面、又は、湾曲面形状に沿うように形成することにより、大面積でその樹脂内圧や内部ひずみの発生を防止でき、形状精度、及び、光学的精度等をより向上させることが出来る。
尚、転写面1や転写面である取り付け基準面5でも形状精度の不要な部位には不完全転写部4aを設けてもよい。
従って、図示しない光走査装置20における配置が高精度でコンパクトになり、図示しない偏向手段22のポリゴンミラーの図示しない回転駆動モータの負荷を低減して、小型で高品質の画像を形成する、更に、確実に高精度のプラスチック光学素子0を提供することが出来る。
図8は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0の他の主要部を説明する斜視図である。
図8において、プラスチック光学素子0における非転写面4に形成する不完全転写部4aの縁形状は、転写面1の平面、又は、湾曲面の形状に沿うように隙間4bを介して形成されている。
これにより、転写面1を構成するように延在する部分の大面積で樹脂内圧や内部ひずみの発生を均一に防止することが出来る。
従って、図示しない光走査装置20における配置が高精度でコンパクトになり、図示しない偏向手段22のポリゴンミラーの図示しない回転駆動モータの負荷を低減して、小型で高品質の画像を形成する、更に、確実に高精度のプラスチック光学素子0を提供することが出来る。
図9は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0の他の主要部を説明する斜視図である。
図9において、プラスチック光学素子0における非転写面4に形成する不完全転写部4aは、転写面1以外の同一平面に複数部を形成して、複数部で転写面1の平面、又は、湾曲面の形状に沿うように形成されている。
これにより、同様に、大面積でその樹脂内圧や内部ひずみの発生を均一に、或いは、局所的に防止することが出来て、形状精度、及び、光学的精度を向上させることが出来る。
従って、図示しない光走査装置20における配置が高精度でコンパクトになり、図示しない偏向手段22のポリゴンミラーの図示しない回転駆動モータの負荷を低減して、小型で高品質の画像を形成する低コストで、更に、確実に高精度のプラスチック光学素子0を提供することが出来る。
次に、具体的に、成形品のプラスチック光学素子0の成形時に圧縮気体を付与することで、成形時の不完全転写により非転写面4に形成する不完全転写部4aを形成するプラスチック光学素子成形型の気体付与プラスチック光学素子成形型を説明する。
図10は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0を成形するプラスチック光学素子成形型10の気体付与プラスチック光学素子成形型10aを説明する説明図である。
図10(a)は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子成形型10である気体付与プラスチック光学素子成形型10aの主要部の状態を説明する説明図である。
図10(b)は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子成形型10である気体付与プラスチック光学素子成形型10aの主要部の他の状態を説明する説明図である。
図10において、プラスチック光学素子成形型10である気体付与プラスチック光学素子成形型10aは、請求項1乃至12に記載の何れか一項に記載のプラスチック光学素子0の転写面1を含む面を形成する転写面形成キャビティ駒11と、プラスチック光学素子0の非転写面4を含む面を形成する非転写面形成キャビティ駒12とを有している。
更に、転写面形成キャビティ駒11と非転写面形成キャビティ駒12とで形成されるキャビティ13内に充填したプラスチック光学素子0を成形する樹脂を冷却するときにその樹脂と非転写面形成キャビティ駒12の間に強制的に空隙14を形成する空隙形成手段15の通気口15aを具備している。
従って、光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり、図示しない偏向手段22のポリゴンミラーの図示しない回転駆動モータの負荷を低減して、小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度のプラスチック光学素子0を成形するプラスチック光学素子成形型置10である気体付与プラスチック光学素子成形型10aを提供することが出来る。
プラスチック光学素子成形型置10である気体付与プラスチック光学素子成形型10aは、空隙形成手段15の通気口15aに連通して成形品のプラスチック光学素子0に圧縮気体を付与する少なくとも1つ以上の連通口15a1を設け、連通口15a1には外部に設けた圧縮気体供給装置15a2が連結されている。
プラスチック光学素子成形型置10である気体付与プラスチック光学素子成形型10aを樹脂の軟化温度未満に加熱保持し、キャビティ13内に軟化温度以上に加熱された溶融樹脂を射出充填するようになっている。
次いで、成形品のプラスチック光学素子0の転写面1に樹脂圧力を発生させて樹脂を転写面1に密着させた後、その樹脂を軟化温度以下に冷却する時に、図10(b)に図示するように通気口15aからキャビティ13内のその樹脂に圧縮気体を付与して、その樹脂と通気口15aが設けられた非転写面形成キャビティ駒12の間に強制的に空隙14を画成することにより、非転写面4に不完全転写部4aを形成するようになっている。
つまり、その樹脂と非転写面形成キャビティ駒12の間に強制的に空隙14が画成されることで、空隙14に面したその樹脂部分のその樹脂面が自由面となり、他に接した面よりも動き易くなる。
この結果、空隙14に面したその樹脂部分が優先的にひけて、転写面1にひけが生じることを防止し、且つ、内部歪みも緩和することが出来るようになっている。ここで、通気口15aを任意の形状に配置、配列することにより非転写面4における不完全転写部4aの凹部を形成する領域を制御することも出来る。
次に、成形品のプラスチック光学素子0の成形時に非転写面4における不完全転写部4aを形成する非転写面形成キャビティ駒12を摺動することで、成形時の不完全転写により非転写面4に形成する不完全転写部4aを形成するプラスチック光学素子成形型10である摺動プラスチック光学素子成形型10bを説明する。
図11は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0を成形するプラスチック光学素子成形型10の他の主要部の状態を説明する説明図である。
図11(a)は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子成形型10の他の主要部の状態を説明する説明図である。
図11(b)は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子成形型10の他の主要部の他の状態を説明する説明図である。
図11において、プラスチック光学素子成形型10である摺動プラスチック光学素子成形型10bは、請求項1乃至12に記載の何れか一項に記載のプラスチック光学素子0の転写面1を含む面を形成する転写面形成キャビティ駒11と、プラスチック光学素子0の非転写面4を含む面を形成する非転写面形成キャビティ駒12とを有している。
更に、転写面形成キャビティ駒11と非転写面形成キャビティ駒12とで形成されるキャビティ13内に充填したプラスチック光学素子0を成形する樹脂を冷却する時に、その樹脂と非転写面形成キャビティ駒12の間に強制的に空隙14を形成する空隙形成手段15である摺動部15bを具備している。
従って、光走査装置における配置が高精度でコンパクトになり、図示しない偏向手段22のポリゴンミラーの図示しない回転駆動モータの負荷を低減して、小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度のプラスチック光学素子0を成形するプラスチック光学素子成形型置10である摺動プラスチック光学素子成形型10bを提供することが出来る。
プラスチック光学素子成形型置10である摺動プラスチック光学素子成形型10bは、非転写面形成キャビティ駒12を摺動自在にする空隙形成手段15である摺動部15bを設け、非転写面形成キャビティ駒12を図示の矢印(A)方向に駆動装置15b1によってラック15b2とピニオン15b3を介して移動するようになっている。
プラスチック光学素子成形型置10である摺動プラスチック光学素子成形型10bを樹脂の軟化温度未満に加熱保持し、キャビティ13内に軟化温度以上に加熱された溶融樹脂を射出充填するようになっている。
次いで、成形品のプラスチック光学素子0の転写面1に樹脂圧力を発生させて樹脂を転写面1に密着させた後、その樹脂を軟化温度以下に冷却する時に、図11(b)に図示するように空隙形成手段15である摺動部15bで摺動自在に設けられた非転写面形成キャビティ駒12を、その樹脂から離間するように図示の矢印(A)方向に移動して、その樹脂と摺動部15bで摺動自在に設けられ非転写面形成キャビティ駒12の間に強制的に空隙14を画成することにより、非転写面4に不完全転写部4aを形成するようになっている。
これは、低圧低充填で成形を行い、非転写面4の不完全転写部4aにひけを誘導し、内部歪みを低減しながら転写面1の形状精度を確保するようになっている。
又、プラスチック光学素子成形型置10で成形される本成形品のプラスチック光学素子0は、射出成形法のほか、射出圧縮成形法、ガスアシスト成形法等の様々なプラスチック成形法を用いて作製することが出来る。特に厚肉、偏肉な成形品を効率よく生産できる点と、任意の位置にひけを形成しやすいという点から射出成形法が望ましい。
射出成形法では、その樹脂を充填直後に表層部は固化し、内部は溶融状態となっているため、その樹脂とキャビティ13の壁面の離隔によって、非転写面4の不完全転写部4aに、いわゆる「ひけ」を容易に形成することが出来る。又、内部歪みも緩和することが出来る。
ここで、空隙形成手段15である摺動部15bで摺動する非転写面形成キャビティ駒12を任意の形状にすることにより、非転写面4の不完全転写部4aを形成する領域を容易に制御することも出来る。
尚、プラスチック光学素子成形型置10において、キャビティ13内に充填したプラスチック光学素子0を成形する樹脂を冷却する時に、通気口15aからその樹脂に圧縮気体を付与し、且つ、摺動部15bで非転写面4を含む面を形成する非転写面形成キャビティ駒12の一部を摺動させることで、非転写面4に不完全転写部4aを形成するようにすることも出来る。
このように2つの動作を連動させることで、低圧低充填で成形を行い、非転写面4の不完全転写部4aにひけを誘導し、内部歪みを低減しながら転写面1の形状精度を確保する効果を、更に、高めることが出来る。
図12は、本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0を具備する光走査装置20を説明する説明図である。
図12(a)は、本発明の実施の形態例を示す光走査装置20を説明する上面図である。
図12(b)は、本発明の実施の形態例を示す光走査装置20を説明する側面図である。
図12において、複数の光源から出射されるビームを走査して画像情報に応じて画像を形成する光走査装置20は、画像情報に応じて複数のビーム51cを出射する光源21と、光源21から出射されるビーム51cを偏向する偏向手段22と、偏向手段22に対向した位置に複数個が互いに対向して配置された請求項1、2、5、6、7、8、9、10、11又は12に記載の何れか一項に記載のプラスチック光学素子0とを具備している。
図示するように、光源21の複数のレーザ光源から出射された複数のビーム51cを、同一の偏向手段22のポリゴンミラーにて偏向し、光源21の複数のレーザ光源に対応して、偏向手段22のポリゴンミラーに対向した位置に配置された各プラスチック光学素子0により、それぞれの感光体51a上に結像させ、感光体51a上にて走査させることにより画像情報に応じて画像形成するようになっている。
従って、偏向手段22のポリゴンミラーの図示しない回転駆動モータの負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度の光走査装置20を提供することが出来る。
図13は、本発明の他の実施の形態例を示すプラスチック光学素子0を具備する光走査装置20を説明する説明図である。
図13(a)は、本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置20を説明する上面図である。
図13(b)は、本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置20を説明する側面図である。
図13において、複数の光源から出射されるより多くのビームを走査して画像情報に応じて画像を形成する光走査装置20は、画像情報に応じてより多くの複数のビーム51cを出射する光源21と、光源21から出射されるより多くのビーム51cを偏向する偏向手段22と、偏向手段22に対向した位置に複数個が互いに対向して配置された請求項3乃至12に記載の何れか一項に記載の転写面1を短手方向に層状に重ねたプラスチック光学素子0とを具備している。
図示するように、光源21の複数のレーザ光源から出射されたより多くの複数のビーム51cを、同一の偏向手段22のポリゴンミラーにて偏向し、光源21のより多くの複数のレーザ光源に対応して、偏向手段22のポリゴンミラーに対向した位置に配置された各積層されたプラスチック光学素子0により、それぞれの感光体51a上に結像させ、感光体51a上にて走査させることにより多くの画像情報に応じて多色画像形成をするようになっている。
従って、偏向手段22のポリゴンミラーの図示しない回転駆動モータの負荷を低減して小型で高品質のより多くの画像情報に応じて多色画像を形成する低コストで高精度の光走査装置20を提供することが出来る。
図14は、本発明の実施の形態例を示す光走査装置20を具備する画像形成装置を説明する説明図である。
図14において、複数の光源から出射されるビームを走査して画像情報に応じて画像を形成する画像形成装置50は、画像を形成する画像形成部51と、画像形成部51で複数のビーム51cを走査して画像情報に応じて画像を形成する請求項16に記載の光走査装置20を具備している。
従って、図示しない偏向手段22のポリゴンミラーの図示しない回転駆動モータの負荷を低減して小型で高品質の画像を形成する低コストで高精度の光走査装置20を具備して画像を形成する画像形成装置50を提供することが出来る。
画像形成部51は、電子写真方式の作像プロセスで高速で高品質のトナーの記録画像を被記録媒体(P)の記録用紙に形成するようになっている。
画像形成装置50は、被記録媒体(P)の記録用紙にトナーの記録多色画像を形成する画像形成部51と、画像形成部51を下方で支持して被記録媒体(P)の記録用紙を図示の矢印(B)方向に給送する被記録媒体給送部52と、画像形成部51の上面に形成した被記録媒体(P)の記録用紙を排出して収納する排紙トレイ53からなるフルカラーの記録多色画像を形成するフルカラープリンタである。
被記録媒体給送部52は、各段に給紙カセット52aの給紙カセット52a1と給紙カセット52a2を備えている。更に、必要に応じて、図示しない別の給紙装置を設置することも出来る。
画像形成装置50は、画像形成部51に、イエロー作像ユニット51(Y)、マゼンタ作像ユニット51(M)、シアン作像ユニット51(C)、ブラック作像ユニット51(Bk)の4個が着脱可能に搭載されて、電子写真方法の作像プロセスで被記録媒体(P)の記録用紙にトナーの記録画像を形成することが出来るようになっている。
画像形成部51では、ベルト状をした中間転写体としての中間転写ベルト51gが所定の走行経路に沿ってエンドレスに各支持ローラに張架されており、中間転写ベルト回転駆動ローラ51g1によって図示の矢印(C)方向へ回転駆動される。
中間転写ベルト51gの下側の走行面に沿って、4つの各作像部に、イエロー作像ユニット51(Y)、マゼンタ作像ユニット51(M)、シアン作像ユニット51(C)、ブラック作像ユニット51(Bk)が着脱可能に搭載されて配置されている。
4個のイエロー作像ユニット51(Y)、マゼンタ作像ユニット51(M)、シアン作像ユニット51(C)、ブラック作像ユニット51(Bk)の各作像部では、感光体51aのドラム形状の感光体ドラムの周囲に、感光体51aのドラム形状の感光体ドラムの表面51a1に帯電処理を行う帯電手段51b、画像情報を感光体51aのドラム形状の感光体ドラムの表面51a1にレーザ光のビーム51cで照射する光走査装置20、感光体51aのドラム形状の感光体ドラムの表面51a1に露光されて形成された静電潜像を顕像化して現像する現像手段51d、及び、感光体51aのドラム形状の感光体ドラムの表面51a1上に残留するトナーを除去回収するクリーニング手段51fの感光体クリーニングユニット51f1が配置されており、作像プロセスとしては、中間転写ベルト51gが、1回転して1つのカラーの多色画像を形成するようになっている。
最初に、イエロー作像ユニット51(Y)の配置された作像部で、現像手段51dによってイエロー(Y)色のトナーを現像し、転写手段51eの一次転写ローラ51e1によって中間転写ベルト51gに転写する。
次に、マゼンタ作像ユニット51(M)の配置された作像部で、現像手段51dによってマゼンタ(M)色のトナーを現像し、転写手段51eの一次転写ローラ51e1によって中間転写ベルト51gに転写する。
次に、シアン作像ユニット51(C)の配置された作像部で、現像手段51dによってシアン(C)色のトナーを現像し、転写手段51eの一次転写ローラ51e1によって中間転写ベルト51gに転写する。
最後に、ブラック作像ユニット51(Bk)の配置された作像部で、現像手段51dによってブラック(Bk)色のトナーを現像し、転写手段51eの一次転写ローラ51e1によって中間転写ベルト51gに転写させる。
4個のイエロー作像ユニット51(Y)、マゼンタ作像ユニット51(M)、シアン作像ユニット51(C)、ブラック作像ユニット51(Bk)の作像部が、近接する中間転写ベルト51gの下側走行面とは異なった中間転写ベルト51gの左右側の走行面上には、中間転写ベルト51g上に重ね転写された4色のトナーの記録画像を被記録媒体(P)の記録用紙に二次転写する転写手段51eの二次転写ローラ51e2、二次転写後の中間転写ベルト51g表面に残留するトナーを除去回収するクリーニング手段51fの中間転写ベルトクリーニングユニット51f2がそれぞれ配置されている。
転写手段51eの二次転写ローラ51e2にて、重ねトナーの記録画像の二次転写を受けた被記録媒体(P)の記録用紙を通過させた、図示の矢印(D)方向に搬送される搬送経路の下流側に、トナーの記録画像を加熱定着の処理をする定着手段51iの加熱ローラ51i1と加圧ローラ51i2が配置されている。
そして、定着手段51iの加熱ローラ51i1と加圧ローラ51i2を通過した被記録媒体(P)の記録用紙は排紙ローラ51jにより排紙トレイ53に排紙して収納される。
被記録媒体給送部52においては、給紙カセット52aの給紙カセット52a1と給紙カセット52a2に未使用の被記録媒体(P)の記録用紙が収容されており、回動可能に支持された底板52bの底板52b1と底板52b2が、最上の被記録媒体(P)の記録用紙をピックアップローラ52cのピックアップローラ52c1とピックアップローラ52c2が当接可能な位置まで上昇する。
ピックアップローラ52cのピックアップローラ52c1、又は、ピックアップローラ52c2の回転により、最上の被記録媒体(P)の記録用紙は、給紙カセット52aの給紙カセット52a1、又は、給紙カセット52a2から送り出されてレジストローラ対51hに搬送される。
レジストローラ対51hは、被記録媒体(P)の記録用の搬送を、一時止めて、中間転写ベルト51g上の重ねトナーの記録画像と被記録媒体(P)の記録用紙の先端との位置関係が所定の位置に一致するようにして、タイミングをとって回転駆動が開始するよう、制御されるようになっている。
従って、図示しない偏向手段22のポリゴンミラーの図示しない回転駆動モータの負荷を低減して小型、低コストで高精度の光走査装置20を具備して、トナーの記録画像を被記録媒体(P)の記録用紙に高速で高品質の記録多色画像の形成が行われる画像形成装置50を提供することが出来る。
(a)は本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子の短手光軸中心の位置を調整する前の状態の説明図、(b)は調整した後の状態の説明図。 (a)は本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子の短手光軸中心の位置を調整する前の状態の説明図、(b)は調整した後の状態の説明図。 本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子の斜視図。 (a)は本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子の短手光軸中心の位置を調整する前の状態の説明図、(b)は調整した後の状態の説明図。 本発明の他の実施の形態例を示すプラスチック光学素子の斜視図。 本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子の主要部の斜視図。 本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子の主要部の斜視図。 本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子の他の主要部の斜視図。 本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子の他の主要部の斜視図。 (a)(b)は本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子成形型の主要部の状態の説明図。 (a)(b)は本発明の実施の形態例を示すプラスチック光学素子成形型の他の主要部の状態の説明図。 本発明の実施の形態例を示す光走査装置の説明図であり、(a)は上面図、(b)は側面図。 本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置の説明図であり、(a)は上面図、(b)は側面図。 本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の説明図。
符号の説明
0 プラスチック光学素子
1 転写面、
1a 段差
2 外形中心
3 短手光軸中心
4 非転写面、
4a 不完全転写部、
4b 隙間
5 取り付け基準面
6 基準ピン
10 プラスチック光学素子成形型、
10a 気体付与プラスチック光学素子成形型、
10b 摺動プラスチック光学素子成形型
11 転写面形成キャビティ駒
12 非転写面形成キャビティ駒
13 キャビティ
14 空隙
15 空隙形成手段、
15a 通気口、
15a1 連通口、
15a2 圧縮気体供給装置、
15b 摺動部、
15b1 駆動装置、
15b2 ラック、
15b3 ピニオン
20 光走査装置
21 光源
22 偏向手段
23 筺体、
23a 一方の筺体
50 画像形成装置
51 画像形成部、
51(Y) イエロー作像ユニット、
51(M) マゼンタ作像ユニット、
51(C) シアン作像ユニット、
51(Bk) ブラック作像ユニット、
51a 感光体、
51a1 表面、
51b 帯電手段、
51c ビーム、
51d 現像手段、
51e 転写手段、
51e1 一次転写ローラ、
51e2 二次転写ローラ、
51f クリーニング手段、
51f1 感光体クリーニングユニット、
51f2 中間転写ベルトクリーニングユニット、
51g 中間転写ベルト、
51g1 中間転写ベルト回転駆動ローラ、
51h レジストローラ対、
51i 定着手段、
51i1 加熱ローラ、
51i2 加圧ローラ、
51j 排紙ローラ
52 被記録媒体給送部、
52a 給紙カセット、
52a1 給紙カセット、
52a2 給紙カセット、
52b 底板、
52b1 底板、
52b2 底板、
52c ピックアップローラ、
52c1 ピックアップローラ、
52c2 ピックアップローラ
53 排紙トレイ

Claims (18)

  1. 光源から出射されるビームを集光して走査させるプラスチック光学素子において、非対称な長手形状と非対称な短手形状とからなり偏向手段に対向して配置される前記プラスチック光学素子の転写面と、前記転写面における短手形状の外形中心以外の位置にシフトして配置された短手光軸中心とを具備して、前記短手光軸中心は対向する位置に配置される前記転写面の上下を逆転しても短手形状の同じ短手位置に配置されることを特徴とするプラスチック光学素子。
  2. 請求項1に記載のプラスチック光学素子において、前記転写面は、端部に段差を具備することを特徴とするプラスチック光学素子。
  3. 請求項1又は2に記載のプラスチック光学素子において、前記転写面は、短手方向に層状に重ねたことを特徴とするプラスチック光学素子。
  4. 請求項1、2又は3に記載のプラスチック光学素子において、前記転写面は、層状に重ねて一体成形されることを特徴とするプラスチック光学素子。
  5. 請求項1、2、3又は4に記載のプラスチック光学素子において、前記転写面は、非転写面以外に形成したことを特徴とするプラスチック光学素子。
  6. 請求項1、2、3、4又は5に記載のプラスチック光学素子において、前記短手光軸中心は、短手形状の外形中心に対して走査するビームの光束直径の1/2以上をシフトして配置したことを特徴とするプラスチック光学素子。
  7. 請求項1、2、3、4、5又は6に記載のプラスチック光学素子において、前記短手光軸中心は、短手形状の外形中心に対して不完全転写部を形成した前記非転写面とは反対方向にシフトして配置したことを特徴とするプラスチック光学素子。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載のプラスチック光学素子において、前記非転写面は、転写面である取り付け基準面の延長線面に形成したことを特徴とするプラスチック光学素子。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載のプラスチック光学素子において、前記非転写面に形成する前記不完全転写部の縁形状は、前記転写面の平面、又は、湾曲面の形状に沿うように隙間を介して形成したことを特徴とするプラスチック光学素子。
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記載のプラスチック光学素子において、前記非転写面に形成する前記不完全転写部は、前記転写面以外の同一平面に複数部を形成したことを特徴とするプラスチック光学素子。
  11. 請求項10に記載のプラスチック光学素子において、前記不完全転写部は、複数部で転写面である前記取り付け基準面を挟む位置に形成したことを特徴とするプラスチック光学素子。
  12. 請求項10又は11に記載のプラスチック光学素子において、前記不完全転写部は、複数部で前記転写面の平面、又は、湾曲面の形状に沿うように形成したことを特徴とするプラスチック光学素子。
  13. プラスチック光学素子を成形するプラスチック光学素子成形型において、前記請求項1乃至12に記載の何れか一項に記載の前記プラスチック光学素子の前記転写面を含む面を形成する転写面形成キャビティ駒と、前記プラスチック光学素子の前記非転写面を含む面を形成する非転写面形成キャビティ駒と、前記転写面形成キャビティ駒と前記非転写面形成キャビティ駒とで形成されるキャビティ内に充填した前記プラスチック光学素子を成形する樹脂を冷却する時にその樹脂と前記非転写面形成キャビティ駒の間に強制的に空隙を形成する空隙形成手段を具備することを特徴とするプラスチック光学素子成形型。
  14. 請求項13に記載のプラスチック光学素子成形型において、前記空隙形成手段は、その樹脂と前記非転写面形成キャビティ駒の間に気体を付与する通気口を具備して前記プラスチック光学素子を成形することを特徴とするプラスチック光学素子成形型。
  15. 請求項13又は14に記載のプラスチック光学素子成形型において、前記空隙形成手段は、前記非転写面形成キャビティ駒をその樹脂から離隔する方向に摺動する摺動部を具備して前記プラスチック光学素子を成形することを特徴とするプラスチック光学素子成形型。
  16. 複数の光源から出射されるビームを走査して画像情報に応じて画像を形成する光走査装置において、画像情報に応じて複数のビームを出射する光源と、前記光源から出射されるビームを偏向する前記偏向手段と、前記偏向手段に対向した位置に複数個が互いに対向して配置された前記請求項1乃至12の何れか一項に記載の前記プラスチック光学素子とを具備することを特徴とする光走査装置。
  17. 複数の光源から出射されるビームを走査して画像情報に応じて画像を形成する画像形成装置において、画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で複数の前記ビームを走査して画像情報に応じて画像を形成する前記請求項16に記載の前記光走査装置を具備することを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項17に記載の画像形成装置において、前記画像形成部は、電子写真方式の作像プロセスでトナーの記録画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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