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JP2006287357A - 無線通信システムおよび無線通信端末 - Google Patents

無線通信システムおよび無線通信端末 Download PDF

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JP2006287357A JP2005101532A JP2005101532A JP2006287357A JP 2006287357 A JP2006287357 A JP 2006287357A JP 2005101532 A JP2005101532 A JP 2005101532A JP 2005101532 A JP2005101532 A JP 2005101532A JP 2006287357 A JP2006287357 A JP 2006287357A
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Abstract

【課題】周波数利用効率の向上を計る。
【解決手段】第1無線通信端末は、第1周波数帯域に隣接する高および低周波帯域について干渉量を測定する手段と、各干渉量に応じて隣接する高もしくは低周波帯域に第1周波数帯域を移動させることを決定する手段と、第1無線通信装置が移動情報を認識した旨の通知を第1無線通信装置から取得する手段と、第1周波数帯域を移動させる手段と、を具備し、第2無線通信端末は、第2周波数帯域に隣接する高および低周波帯域について干渉量を測定する手段と、各干渉量に応じて隣接する高および低周波帯域の少なくともいずれかに第2周波数帯域の帯域幅を拡張することを決定する手段と、第2無線通信装置が拡張情報を認識した旨の通知を第2無線通信装置から取得する手段と、拡張情報に基づいて第2周波数帯域を拡張する手段と、を具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数のシステムで一つの周波数帯域を共用し外部情報を認識することで通信方式を変更するコグニティブ(cognitive)無線を使用する無線通信システムおよび無線通信端末に関する。
従来、超広帯域無線通信(Ultra Wide Band:UWB)で提案されている規格の一部では、信号を雑音レベル以下におさえることで、他システムへの干渉を減らし、通信周波数帯域を共用する(例えば、特許文献1参照)。
また、無線LANでは、ある周波数帯のキャリアセンスを行い、その周波数帯にレーダや他の無線LANシステムからの干渉があれば使用する周波数帯域を変更するという規格(IEEE 802.11h)がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−12776公報 特開2004−297150公報
しかしながら、UWBのような方法では、他のシステムの通信帯域に信号を重ねて送信するため、雑音レベルの信号電力しか使うことができず、短距離通信であるPANには応用が可能なものの、LANやセルラ無線といった中・長距離を用いる無線通信には応用することができないという問題点がある。
また、IEEE802.11hを用いた無線LANのような方法を用いても、周波数共用を前提としたシステムにおいて、長時間一定の帯域を占有する通信方式を用いて通信を行う端末が複数存在する場合、使用していない帯域が存在するにもかかわらず、広帯域通信を行うための連続した未使用帯域を確保することができない。このために、周波数帯域という資源を十分に活用することができないという問題点がある。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、短距離通信のみならず、中・長距離通信にも応用することができ、さらに、周波数利用効率を向上した無線通信システムおよび無線通信端末を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明の無線通信システムは、或る周波数帯域内の一部の第1の周波数帯域を使用して第1の無線通信装置との間で通信を行う第1の無線通信端末と、第1の周波数帯域とは異なる、前記或る周波数帯域内の一部の第2の周波数帯域を使用して第1の無線通信装置とは異なる第2の無線通信装置との間で通信を行う第2の無線通信端末とを備えている無線通信システムにおいて、
前記第1の無線通信端末は、前記第1の周波数帯域に隣接する高周波帯域と低周波帯域とについてそれぞれ干渉量を測定する隣接帯域測定手段と、各前記干渉量に応じて、隣接する高周波帯域もしくは低周波帯域に、前記第1の周波数帯域を移動させることを決定する移動決定手段と、前記移動決定手段で決定された移動に関する移動情報を前記第1の無線通信装置に通知する移動情報通知手段と、前記第1の無線通信装置が前記移動情報を認識した旨の通知を前記第1の無線通信装置から取得する移動通知取得手段と、前記移動情報に基づいて前記第1の周波数帯域を移動させる移動手段と、を具備し、
前記第2の無線通信端末は、前記第2の周波数帯域に隣接する高周波帯域と低周波帯域とについてそれぞれ干渉量を測定する隣接帯域測定手段と、各前記干渉量に応じて、隣接する高周波帯域および低周波帯域の少なくともいずれか一方に、前記第2の周波数帯域の帯域幅を拡張することを決定する拡張決定手段と、前記拡張決定手段で決定された拡張に関する拡張情報を前記第2の無線通信装置に通知する拡張情報通知手段と、前記第2の無線通信装置が前記拡張情報を認識した旨の通知を前記第2の無線通信装置から取得する拡張通知取得手段と、前記拡張情報に基づいて前記第2の周波数帯域を拡張する拡張手段と、を具備することを特徴とする。
本発明の無線通信端末は、或る周波数帯域内の一部の周波数帯域を使用して無線通信装置との間で通信を行う無線通信端末において、前記一部の周波数帯域に隣接する高周波帯域と低周波帯域とについてそれぞれ干渉量を測定する測定手段と、各前記干渉量に応じて、隣接する高周波帯域もしくは低周波帯域に、前記一部の周波数帯域を移動させることを決定する決定手段と、前記決定手段で決定された移動に関する移動情報を前記無線通信装置に通知する通知手段と、前記無線通信装置が前記移動情報を認識した旨の通知を前記無線通信装置から取得する取得手段と、前記移動情報に基づいて前記一部の周波数帯域を移動させる移動手段と、を具備することを特徴とする。
本発明の無線通信端末は、或る周波数帯域内の一部の周波数帯域を使用して無線通信装置との間で通信を行う無線通信端末において、前記一部の周波数帯域に隣接する高周波帯域と低周波帯域とについてそれぞれ干渉量を測定する測定手段と、各前記干渉量に応じて、隣接する高周波帯域および低周波帯域の少なくともいずれか一方に、前記一部の周波数帯域の帯域幅を拡張することを決定する決定手段と、前記決定手段で決定された拡張に関する拡張情報を前記無線通信装置に通知する通知手段と、前記無線通信装置が前記拡張情報を認識した旨の通知を前記無線通信装置から取得する取得手段と、前記拡張情報に基づいて前記一部の周波数帯域を拡張する拡張手段と、を具備することを特徴とする。
本発明の無線通信システムおよび無線通信端末によれば、短距離通信のみならず、中・長距離通信にも応用することができ、さらに、周波数利用効率を向上することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態にかかる無線通信システムおよび無線通信端末について詳細に説明する。
図1から図4までに本発明の実施形態における無線通信システムの例を示す。本発明の無線通信システムでは、複数のシステムが独立に通信する周波数帯域を決定することを前提としている。
図1は、ホットスポットシステム(基地局101と無線通信端末102)とアドホックシステム(無線通信端末103と無線通信端末104)とが混在している例である。このような状況においてホットスポット基地局101と無線通信端末102とがある周波数帯域Fの一部の帯域F1を用いて通信を行っているときに、無線通信端末103と無線通信端末104とが基地局101を介さずに周波数帯域F1を避けて周波数帯域Fの一部の帯域F2を用いて通信を行う。
また、図2は、複数のホットスポットシステムが混在している例である。このような状況においては、ホットスポット基地局201と無線通信端末202とがある周波数帯域Fの一部の帯域F1を用いて通信を行っているときに、無線通信端末204は、周波数帯域F1が使用されていることを認識することで、周波数帯域F1を避けて、周波数帯域F2を用いて基地局203との間で通信を行う。
同様に、図3の例では、比較的広い地域をカバーする基地局301と、基地局301と通信を行う無線通信端末302、303、304、305と、比較的狭い地域をカバーする基地局306と、基地局306と通信を行う無線通信端末307とが混在している。このような場合では、無線通信端末307は、基地局301が使用している通信312、通信313、通信314、通信315の帯域を避けて、通信317の周波数帯域を決定し通信を行う。
また、図4ではアドホック通信のように無線通信端末同士が個別に通信を行う。このような場合でも同様に、無線通信端末401と無線通信端末402とが周波数帯域F1を用いて通信を行っている場合、無線通信端末403、無線通信端末404は、周波数帯域F1が使用されていることを認識し、周波数帯域F1を避けて、周波数帯域F2を用いて通信を行う。
上記の図1から図4に示したようなシステム構成のいずれにおいても、本発明を適用することはできるが、以下では図3に示したようなシステム構成であった場合について詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る無線通信端末について図5を参照して説明する。この無線通信端末は、通信周波数帯域を移動することができるものである。換言すれば、この無線通信端末は、回線交換を用いた音声通話のように比較的低速で長時間持続する必要があるような通信のためのものである。
本実施形態の無線通信端末は、図5に示したように、無線周波数処理回路(RF)501、509、515、518、アナログデジタル変換処理部(ADC)502、510、帯域通過フィルタ(BPF)503、505、507、511、受信処理部504、512、信号電力測定部506、508、通信帯域変更決定処理部513、多重処理部(MUX)514、デジタルアナログ変換処理部(DAC)516、519、送信処理部517、520を備えている。
RF501は、アンテナを介して受信した信号をベースバンド信号に変換する。RF501は、受信信号の搬送信号周波数としてFc_Rxを用いる。ADC502は、RF501の出力信号をデジタル信号に変換する。
BPF503は、ADC502の出力信号を入力し、通信周波数帯域として指定されているF_COMに応じて、通信を行っている周波数帯域の信号のみを通過させる。受信処理部504は、BPF503が出力した周波数帯域F_COMの信号に対して、伝送路推定、復調、復号などの各受信処理を行う。そして、受信処理部504は、受信処理結果を、音声信号やデータ信号として上位レイヤに出力する。
BPF505、507は、それぞれADC502の出力信号を入力し、それぞれ通信周波数帯域F_COMに隣接する周波数帯域であるF_COM+α(高周波数側に対応)およびF_COM−α(低周波数側に対応)の周波数帯域の信号のみを通過させる。信号電力測定部506、508は、それぞれBPF505、507を通過した信号の電力を測定し、それぞれの周波数帯域における受信信号の電力を測定する。
RF509は、アンテナを介して受信した信号をベースバンド信号に変換する。RF509は、制御信号を受信するためのものである。RF509は、受信信号の搬送信号周波数としてFc_controlを用いる。ADC502は、RF501の出力信号をデジタル信号に変換する。ADC510は、RF509の出力信号をデジタル信号に変換する。BPF511は、ADC510の出力信号を入力し、通信周波数帯域として指定されている周波数帯域の信号のみを通過させる。受信処理部512は、BPF511が出力した周波数帯域の信号に対して、伝送路推定、復調、復号などの各受信処理を行う。
ここで、Fc_controlおよびBPF511に入力される周波数帯域は常に一定のものであることを前提に説明を行っているが、何らかの要求により制御信号専用周波数帯域が変更になる場合は、可変帯域のRF509やBPF511を使用する。
通信帯域変更決定処理部513は、受信した制御信号や入力される信号電力に応じて、通信を行う周波数帯域を決定したり、通信周波数帯域の変更を行ったりする。これらの処理により、通信帯域変更決定処理部513は、受信信号搬送周波数帯域Fc_Rx、送信信号搬送周波数帯域Fc_Tx、受信信号周波数帯域F_COM、受信信号周波数帯域に隣接する高周波帯域F_COM+α、受信信号周波数帯域に隣接する低周波帯域F_COM−αを各処理部に対して設定する。また、通信帯域変更決定処理部513は、信号電力測定部506、508で測定された受信信号の電力を、干渉量として用いている。通信帯域変更決定処理部513が、受信した制御信号や入力される信号電力に応じて、通信を行う周波数帯域を決定する動作については、図14、図15、図16のフローチャートを参照して後に説明する。通信帯域変更決定処理部513が通信周波数帯域の変更を行う動作については、図17、図19、図20のフローチャートを参照して後に説明する。
送信処理部520は、通信帯域変更決定処理部513で決定された通信搬送周波数帯域Fc_Rx、Fc_Txや通信周波数帯域F_COMを入力し、これらの情報に変調、符号を行い、送信処理をする。通信相手と交渉をするために、通信搬送周波数帯域Fc_Rx、Fc_Txや通信周波数帯域F_COMを通信相手に送信する必要がある。DAC519は、送信処理部520の出力信号をアナログ信号に変換する。RF518は、制御信号用搬送波周波数帯域Fc_controlを用いたRF処理を行う。
また、送信処理部517は、上位レイヤから発生した、音声信号やデータ信号などの送信信号について送信処理を行う。DAC516は送信処理部517の出力信号をアナログ信号に変換する。RF515は、送信信号用搬送波周波数帯域Fc_Txを用いたRF処理を行う。MUX514は、RF515、518から出力されるこれらの送信信号を多重して、アンテナから送信する。
本発明の実施形態に係る無線通信端末について図6を参照して説明する。この無線通信端末は、通信周波数帯域を移動したり、通信周波数帯域を拡張することができるものである。換言すれば、この無線通信端末は、回線交換を用いた音声通話のように比較的低速で長時間持続する必要があるような通信と、パケット交換を用いたデータ転送のように比較的高速であるが短時間で通信が終了する、または、バースト的に通信が発生するような通信の双方を兼ね備えた通信を行うシステムのためのものである。なお、図6のうち、図5の無線通信端末の装置部分と同様な装置部分は同一の符号を付しその説明を省略する。
図6に示した無線通信端末は、受信処理部504の代わりに受信処理部601、通信帯域変更決定処理部513の代わりに通信帯域変更決定処理部602、送信処理部517の代わりに送信処理部604、ADC502の代わりにADC605、DAC516の代わりにDAC606を備え、新たに通信方法決定処理部603を備えていることのみが、図5の無線通信端末と異なる。
受信処理部601は、通信方法決定処理部603が決定した受信処理方法に基づいて、BPF503による周波数帯域F_COMの受信信号に対して、伝送路推定、復調、復号などの各受信処理を行う。受信処理部601は、得た受信処理結果を音声信号やデータ信号として、上位レイヤに出力する。
通信帯域変更決定処理部602は、受信した制御信号や入力される信号電力に応じて通信を行う周波数帯域を決定したり、通信周波数帯域の変更を行ったりする。これらの処理により、通信帯域変更決定処理部602は、受信信号搬送周波数帯域Fc_Rx、送信信号搬送周波数帯域Fc_Tx、受信信号周波数帯域F_COM、受信信号周波数帯域に隣接する高周波帯域F_COM+α、受信信号周波数帯域に隣接する低周波帯域F_COM−αを各処理部に対して設定する。通信帯域変更決定処理部602が、受信した制御信号や入力される信号電力に応じて、通信を行う周波数帯域を決定する動作については、図14、図15、図16のフローチャートを参照して後に説明する。通信帯域変更決定処理部602が通信周波数帯域の移動を行う動作については、図17、図19、図20のフローチャートを参照して後に説明する。また、通信帯域変更決定処理部602が通信周波数帯域の拡張を行う動作については、図18、図19、図20のフローチャートを参照して後に説明する。
通信方法決定処理部603は、受信処理部601やADC502に対して受信処理方法やサンプリング周波数についての指示を行う。また同様に、通信方法決定処理部603は、送信処理部604やDAC606に対して送信処理方法やサンプリング周波数についての指示を行う。
送信処理部604は、通信方法決定処理部603が決定した送信処理方法に基づいて、上位レイヤから発生した、音声信号やデータ信号などの送信信号について送信処理を行う。
ADC605は、通信方法決定処理部603が決定したサンプリング周波数に基づいて、RF501の出力信号をデジタル信号に変換する。また、DAC606は、通信方法決定処理部603が決定したサンプリング周波数に基づいて、送信処理部604の出力信号をアナログ信号に変換する。
次に、図3に示したシステム構成の場合での基地局301と無線通信端末302、303、304、305との信号のやり取り、基地局306と無線通信端末307との信号のやり取りについて図7を参照して説明する。
基地局301は、無線通信端末302、303、304、305との間で通信を開始する。例えば、図7のステップS701、S702、S703、S704に示したように基地局301と各無線通信端末は通信を開始する。その後、基地局301と、各無線通信端末302、303、304、305とが通信を行っているときに、基地局306と無線通信端末307で通信が開始されたとする(ステップS721)。無線通信端末307の信号電力測定部506、508が、通信を行っている帯域に隣接している高周波帯域と低周波帯域について干渉量を測定する。干渉が測定されない場合には(ステップS722)、無線通信端末307は基地局306に対して、通信帯域拡張要求を発行する(ステップS723)。この場合、現在通信している通信帯域に隣接する高周波側および/または低周波側の周波数帯域に干渉がないか測定し、干渉がない周波数側に通信帯域を拡張する。
基地局306は無線通信端末307からの通信帯域拡張要求を受け取って、ACKを返す(ステップS724)。その後、基地局306と無線通信端末307は通信帯域を同時に拡張する(ステップS725、S726)。このタイミング情報はACKに含まれてもよいし、ACKを受け取ってから一定時間後と、定めておいてもよい。ところで、ステップS722で通信帯域に隣接している周波数帯域のすべてで干渉が検出された場合には、現在通信している通信帯域を拡張することはできない。
無線通信端末302、303、304、305は、例えば、所定の時間間隔で隣接する周波数帯域に干渉があるか否かを判定している。いま、基地局306と無線通信端末307が通信帯域を拡張した結果、無線通信端末303と無線通信端末304との隣接する周波数帯域に干渉が検出されたものとする(ステップS705、S706)。この場合、干渉が検出された周波数帯域を避けるために、無線通信端末303および無線通信端末304は基地局301に対して、通信帯域移動要求を発行する(ステップS707、S708)。基地局301は、無線通信端末303および無線通信端末304からの通信帯域移動要求を受け取り、ACKを返す(ステップS709、S710)。その後、基地局301と無線通信端末303および無線通信端末304は通信帯域を同時に移動する(ステップS711、S712、S713)。このタイミング情報はACKに含まれてもよいし、ACKを受け取ってから一定時間後と、定めておいてもよい。ステップS705〜S713からなる通信帯域移動シーケンスと、ステップS721〜S726からなる通信帯域拡張シーケンスをそれぞれステップS714、S727のように繰り返すことによって、基地局306と無線通信端末307の間で行われている通信が要求する通信帯域幅を確保することができる。
また、通信帯域変更決定処理部602のように、通信帯域を移動することも拡張することもできる場合には、要求されている要求通信帯域に応じて現在使用している使用通信帯域を移動させるか、拡張させるかを選択する。そして、通信帯域変更決定処理部602は、要求通信帯域が使用通信帯域よりも小さい場合は使用通信帯域を移動させ、要求通信帯域が使用通信帯域よりも大きい場合は使用通信帯域を拡張させる。
要求通信帯域は無線通信端末ごとに異なるので、ある無線通信端末が帯域拡張機能を有している場合には使用通信帯域を拡張させることがあり、他の無線通信端末が帯域移動機能を有している場合には使用通信帯域を移動させることがある。
次に、本実施形態の無線通信端末による、通信周波数帯域F(図8以降に示した801)の状況の変化について図8から図13までを参照して順を追って説明する。
基地局301と無線通信端末302、303、304、305とはそれぞれ、通信周波数帯域801内の通信周波数帯域312、313、314、315を用いて通信を行っている。ここでは、これらの無線通信端末は回線交換通信のように、比較的長時間で、かつ、要求される伝送速度が低く、必要な通信帯域が狭い通信であるとする。
基地局301と、無線通信端末302、303、304、305とはそれぞれ、自分が通信を行っている帯域の近くの隣接した周波数帯域について干渉量を測定する。各無線通信端末では、信号電力測定部506、508が干渉量を測定する。図8の段階においては、基地局301と無線通信端末302、303、304、305において測定される干渉は比較的低い状況であり、その干渉成分は熱雑音がおもな要因である。
ここで、基地局306と無線通信端末307とが、比較的広帯域を用いた高速な伝送速度の通信を行う要求を出したものとする。このとき、基地局306と無線通信端末307の少なくとも一方は、通信周波数帯域801の中において干渉測定をおこなう。干渉測定を行った結果、この例では図9に示したように基地局306と無線通信端末307とが通信317を行う周波数帯域を決定したものとする。通信帯域決定手法は後に図14、図15、図16を参照して説明する。また、ここで通信317を行う通信帯域幅は通信317に要求される通信帯域幅より小さなものでもかまわない。
図10は、基地局306と無線通信端末307とが通信317を開始したときの通信周波数帯域801の状況である。この状況において、基地局306と無線通信端末307の少なくとも一方では、通信周波数帯域317に隣接する周波数帯域について干渉量を測定する。図10では、通信313、通信314は周波数帯域的に十分に離れて配置されていて、基地局306と無線通信端末307では干渉量が比較的低い場合を示している。このような状況において、基地局306と無線通信端末307の通信317に対して要求される伝送速度が高く、現在の通信帯域幅では不十分な場合、図11のように、基地局306と無線通信端末307は、干渉測定を行って干渉が測定されなかった帯域幅の分だけ通信領域を拡大させる。
ここで、通信313を行っている無線通信端末303と基地局301とは、干渉量測定の結果、高周波側の隣接周波数帯域の干渉が大きいことがわかる。また、通信313に隣接する低周波領域には干渉が比較的小さいことがわかる。このような場合、図12に示したように、無線通信端末303と基地局301は、通信周波数帯域313を、干渉量を測定していた隣接する低周波帯域の分だけ移動させる。同様に、基地局301と無線通信端末304で行っている通信314も、干渉量を測定していた隣接する高周波帯域の分だけ移動する。図12のように、通信313と通信314とが通信周波数帯域を移動することで、通信313と通信314との間により大きな周波数帯域の空きができるため、基地局306と無線通信端末307は、通信317をさらに拡張することができるようになる。これを繰り返すことで、通信周波数帯域に空きがあれば、図13のように要求される通信帯域幅まで、通信317の周波数帯域幅を拡大することができる。
次に、通信を開始する際の通信周波数帯域決定手法について図14から図16を参照して説明する。
基本的には、通信開始の要求がきた無線通信端末および基地局は空き周波数帯域を検索し、検索の結果、干渉量が閾値以下であれば、その周波数帯域を用いて通信を開始する。図14に通信を開始するための空き周波数帯域検索のフローチャート例の一つを示す。
この例では、まず、通信帯域変更決定処理部513または602が、通信周波数帯域801のなかから、乱数を用いて任意の周波数帯域F1を選択する(ステップS1401)。次に、信号電力測定部506、508が、選択した周波数帯域F1について干渉量の測定を行う(ステップS1402)。その後、通信帯域変更決定処理部513または602が、周波数帯域F1において測定された干渉量が閾値以下であるかどうかを判定する(ステップS1403)。この閾値は、主に無線通信端末の熱雑音電力、無線通信端末のフィルタの性能に依存する。他にも、この閾値は、基地局の送信電力、無線通信端末の送信電力にも依存する。これらを基にして閾値は無線通信端末ごとに決定されている。
測定された周波数帯域における干渉量が閾値よりも大きかった場合には、再び、通信周波数帯域801のなかから、乱数を用いて任意の周波数帯域F2を選択し(ステップS1401)、周波数帯域F2の干渉量を測定する(ステップS1402)。
一方、ステップS1403で干渉量が閾値以下である場合には、その周波数帯域を、通信を開始する周波数帯域と決定し、通信帯域変更決定処理部513または602が、この周波数帯域で通信を開始することに対して通信相手の同意が得られたか否かを判定する(ステップS1404)。同意が得られた場合にはステップS1405に進み、一方、同意が得られなかった場合にはステップS1401に戻る。ステップS1405では、ステップS1401で決定された、干渉量を測定した周波数帯域で通信を開始する。
このように毎回乱数を用いて通信を行う帯域を検索することによって、複数の無線通信端末がある周波数帯域に集中することなく、分散して通信が開始される。したがって、要求周波数帯域の比較的広い通信が、要求周波数帯域の比較的狭い通信を押し広げることが少なくなるため、通信帯域を移動するためのオーバヘッドが少なくなり、システムスループットを向上させることができる。
図15にも通信を開始するための空き周波数帯域検索のフローチャート例の一つを示す。以下、他の図面に示したステップと同様のステップは同一の符号を付してその説明を繰り返さない。
通信帯域変更決定処理部513または602が、選択した周波数帯域F1の測定された干渉量がステップS1403の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS1501)。干渉量が閾値以下である場合にはステップS1404に進み、干渉量が閾値よりも大きい場合にはステップS1502に進む。
ステップS1502では、通信帯域変更決定処理部513または602が、干渉量を測定する周波数帯域を、最も近い過去にステップS1401で決定された帯域F1に隣接した、より高周波帯域F2に設定する。そして、通信帯域変更決定処理部513または602は、設定した周波数帯域F2があらかじめ定められた通信周波数帯域801の中にあるかどうかの判定を行う(ステップS1503)。周波数帯域F2が通信周波数帯域801の中にある場合には、ステップS1402に戻り、信号電力測定部506、508が干渉量を測定する。一方、周波数帯域F2が通信周波数帯域801の中にない場合には、ステップS1504に進む。
ステップS1504では、干渉量を測定する周波数帯域を通信周波数帯域801の中から最も低い周波数帯域F3に設定する。その後、同様に周波数帯域F3の干渉量を測定する(ステップS1402)。
このように毎回乱数を用いて通信を行う帯域を検索し、その隣接周波数帯域を検索することによって、複数の無線通信端末がある周波数帯域に集中することなく、分散して通信が開始される。したがって、要求周波数帯域の比較的広い通信が要求周波数帯域の比較的狭い通信を押し広げることが少なくなるため、通信帯域を移動するためのオーバヘッドが少なくなり、システムスループットが向上できる。また、周波数帯域を順番に検索していくため、干渉量測定にかかる時間が比較的短い場合は、無駄な周波数帯域検索が少なくてすむ。
なお、図15の例では、ステップS1502において、隣接する、より高い周波数帯域を次の干渉測定対象として設定しているが、より低い周波数帯域を次の干渉測定対象として設定してもよい。この場合は、ステップS1504において、干渉量を測定する周波数帯域を周波数帯域801の最も高い周波数帯域に設定すればよい。
図16にも通信を開始するための空き周波数帯域検索のフローチャート例の一つを示す。
まず、通信を開始する前に、要求されている通信帯域幅が、閾値を上回っているかどうかを判定する(ステップS1601)。この閾値は、あらかじめ定められたものであり、例えば、比較的低速度通信が要求される音声通信に必要な通信帯域幅と、比較的高速度通信が要求されるパケット通信に必要な通信帯域幅の中間の帯域幅を、閾値として設定する。要求されている通信帯域幅が、閾値以下である場合、つまり、低速度通信が要求されている場合には、ステップS1602に進む。一方、要求されている通信帯域幅が閾値よりも大きい場合、つまり、高速度通信が要求されている場合には、ステップS1603に進む。
ステップS1602では、干渉量を測定する周波数帯域を通信周波数帯域801の中で最も低い帯域に設定する。次に干渉量を測定し(ステップS1402)、測定された周波数帯域における干渉量が閾値以下である場合にはステップS1404に進む。ステップS1404で、ステップS1602で設定された周波数帯域を使用して通信をすることに対する通信相手からの同意が得られない場合にはステップS1602に戻る。また、図16のステップS1503では、周波数帯域F2が通信周波数帯域801の中にない場合には、ステップS1602に戻る。
ステップS1603では、干渉量を測定する周波数帯域を通信周波数帯域801の中で最も高い帯域に設定する。その後、設定された周波数帯域に関して干渉量を測定し(ステップS1402)、測定された周波数帯域における干渉量が閾値以下であるかどうかを判定する(ステップS1604)。干渉量が閾値以下である場合にはステップS1404に進み、干渉量が閾値よりも大きい場合にはステップS1605に進む。
ステップS1605では、通信帯域変更決定処理部513または602が、干渉量を測定する周波数帯域を、最も近い過去にステップS1603で決定された帯域に隣接した、より低周波帯域F4に設定する。そして、通信帯域変更決定処理部513または602は、設定した周波数帯域F4があらかじめ定められた通信周波数帯域801の中にあるかどうかの判定を行う(ステップS1606)。周波数帯域F4が通信周波数帯域801の中にある場合には、ステップS1402に戻り、信号電力測定部506、508が干渉量を測定する。一方、周波数帯域F4が通信周波数帯域801の中にない場合には、ステップS1603に進む。
このように、要求される周波数帯域の幅に応じて、通信を開始する周波数領域の検索を開始する場所を定めることによって、低速度通信と高速度通信を行うシステムが、通信周波数帯域801の中で、それぞれ固まって存在することになる。このため、低速度の通信を行う無線通信端末は、通信帯域の変更を行うことが少なくなるために、システムスループットを向上することができる。また、高速度通信を行う無線通信端末は、通信を開始する際に、大きな空き周波数帯域を発見できる可能性が高くなるために、システムスループットを向上することができる。
なお、図16の例では、ステップS1601において、要求されている通信帯域幅が閾値以下であるならばステップS1602に遷移し、閾値より大きいならばステップS1603に遷移しているが、これを逆にして、要求されている通信帯域幅が閾値より大きいならばステップS1602に遷移し、閾値以下であるならばステップS1603に遷移するようにしても同様な効果を期待することができる。
以下に、通信が確立した後に、通信中の帯域を移動および拡張をする手順について図17から図20を参照して説明する。図17に回線交換を用いた音声通話のように比較的低速で長時間持続する必要があるような通信のための周波数帯域変更(周波数帯域移動ともいう)のフローチャート例を示す。
まず、信号電力測定部506、508が、現在通信を行っている周波数帯域に隣接する高周波帯域および低周波帯域の2つの帯域について、干渉量を測定する(ステップS1701)。次に、通信帯域変更決定処理部513または602が、測定した2つの帯域の干渉量を比較し、その差の絶対値が閾値以上であるかどうかの判定を行う(ステップS1702)。この閾値は2つの帯域のどちらかに干渉信号が存在し、どちらかに干渉信号が存在せず雑音のみの干渉量であるかどうかの判定に用いられる。この閾値は、無線通信端末の熱雑音電力と無線通信端末の測定電力の測定誤差とに基づいて設定される。
ステップS1702で、2つの帯域の干渉量の差の絶対値が閾値より小さいならば、高周波帯域および低周波帯域のどちらにも干渉信号が存在しない、または、双方に干渉信号が存在すると判定することができるので、この場合、現在通信を行っている通信帯域の移動を行わず処理を終了する。
一方、ステップS1702で、高周波帯域の干渉量と低周波帯域の干渉量との差の絶対値が閾値以上であると判定された場合には、高周波帯域と低周波帯域のどちらに干渉信号が存在するかを確かめるために、高周波帯域と低周波帯域の観測された干渉量を比較する(ステップS1703)。ここで高周波帯域の干渉量が低周波帯域の干渉量より大きかったものとする。この場合、さらに、高周波帯域で測定された干渉量が閾値と比較して(ステップS1704)、干渉量が大きい場合にのみ、現在通信を行っている通信帯域に隣接する高周波帯域に他の無線通信端末や別のシステムの干渉信号が存在し、かつ、隣接する低周波帯域には干渉信号が存在しないと判定し、観測した低周波帯域が通信周波数帯域801の中であり、通信相手の同意が得られれば、この隣接する低周波帯域に通信帯域を変更する(ステップS1705)。なお、ステップS1704および後述するステップS1706での閾値は、上述したステップS1403での閾値と同様なものである。
同様に、ステップS1703において低周波帯域の干渉量が、高周波帯域の干渉量以上であると判定された場合、さらに、低周波帯域で測定された干渉量が閾値と比較して(ステップS1706)、干渉量が閾値よりも大きい場合にのみ、現在通信を行っている通信帯域に隣接する低周波帯域に他の無線通信端末や別のシステムの干渉信号が存在し、かつ、隣接する高周波帯域には干渉信号が存在しないと判定し、観測した高周波帯域が通信周波数帯域801の中であり、通信相手の同意が得られれば、この隣接する高周波帯域に通信帯域を変更する(ステップS1707)。
次に、図18に、パケット交換を用いたデータ転送のように比較的高速であるが短時間で通信が終了する、または、バースト的に通信が発生するような通信のための周波数帯域変更のフローチャート例を示す。
まず、通信帯域変更決定処理部513または602が、現在通信を行っている通信帯域幅と、要求されている通信帯域幅とを比較する(ステップS1801)。現在通信を行っている帯域幅が要求されている通信帯域幅と等しいか、より大きい場合、十分な通信帯域幅が確保されているものとして、通信帯域は場の拡張は行われない。現在通信が行われている通信帯域幅が、要求されている通信帯域幅より小さい場合、通信帯域幅が要求を満たしていないため通信帯域幅を広げる必要があると判定して、ステップS1701に進み、通信帯域幅を拡張するための手続きが行われる。
次に、信号電力測定部506、508が、現在通信を行っている周波数帯域に隣接する高周波帯域および低周波帯域の2つの帯域について、干渉量を測定する(ステップS1701)。高周波帯域と低周波帯域の干渉量が閾値以下であるか否かを判定する(ステップS1802)。なお、この閾値は、上述したステップS1403での閾値と同様なものである。また、後述するステップS1803、S1804での閾値もステップS1403での閾値と同様なものである。これらのいずれの干渉量も閾値以下である場合にはステップS1805に進み、一方、閾値よりも大きい場合にはステップS1803に進む。
ステップS1803では、高周波帯域の干渉量が閾値以下であるか否かを判定する。高周波帯域の干渉量が閾値以下である場合にはステップS1806に進み、一方、閾値よりも大きい場合にはステップS1804に進む。
ステップS1805では、現在通信を行っている帯域に隣接する高周波帯域および低周波帯域において、他無線通信端末や他システムによる通信は行われていないと判定し、通信周波数帯域801内であり、通信相手の同意が得られれば、通信周波数帯域を測定した隣接する高周波帯域および低周波帯域に拡張して、処理を終了する。
ステップS1806では、低周波帯域には他無線通信端末および他システムの通信が行われていて、かつ、高周波帯域にはこれらの通信が行われていないものと判定し、この高周波帯域が通信周波数帯域801の中であり、通信相手の同意が得られれば、現在通信を行っている通信周波数帯域を、この高周波帯域に拡張して処理を終了する。
ステップS1804では、低周波帯域の干渉量が閾値以下であるか否かを判定する。低周波帯域の干渉量が閾値以下である場合にはステップS1807に進み、一方、閾値よりも大きい場合には周波数帯域を拡張することができないとして処理を終了する。
ステップS1807では、高周波帯域には他無線通信端末および他システムの通信が行われていて、かつ、低周波帯域にはこれらの通信が行われていないものと判定し、この低周波帯域が通信周波数帯域801の中であり通信相手の同意が得られれば、現在通信を行っている通信周波数帯域を、この低周波帯域に拡張して処理を終了する。
次に、回線交換を用いた音声通話のように比較的低速で長時間持続する必要があるような通信と、パケット交換を用いたデータ転送のように比較的高速であるが短時間で通信が終了する、または、バースト的に通信が発生するような通信の双方を兼ね備えた通信を行うシステムのための周波数帯域の変更について図19、図20のフローチャート例を参照して説明する。
まず、通信帯域変更決定処理部513または602が現在通信を行っている通信帯域幅と、要求されている通信帯域幅とを比較する(ステップS1801)。現在通信を行っている帯域幅が要求されている通信帯域幅と等しいか、より大きい場合、十分な通信帯域幅が確保されているものとして、通信帯域の拡張は行われない。この場合、通信帯域変更決定処理部513または602は、要求されている通信帯域幅が現在通信を行っている帯域幅よりも小さいか否かを判定し、小さい場合にはステップS1902に進み、小さくない場合にはステップS1701に進む(ステップS1901)。ステップS1902では、余分な通信帯域幅を占領していることになるので、通信に用いている通信帯域幅を要求されている通信帯域幅まで縮小する。ステップS1701以降は、図17に示したフローチャートと同様である。また、ステップS1801で現在通信を行っている帯域幅が要求されている通信帯域幅よりも小さい場合には、ステップS1701に進む。ステップS1701以降は図18に示したフローチャートと同様である。
ここで、要求される通信帯域幅について詳しく説明する。通信帯域幅の要求は、様々な要因によって変化することが考えられる。例えば、送信すべきデータのバッファにデータが蓄積されてきている場合においては、バッファのオーバフローを起こさないためにも、通信帯域幅を大きくする必要がある。反対に、送信すべきデータのバッファ量が少ない場合、大きな通信帯域幅を要求する必要はない。また、音声やテレビ電話のように、リアルタイム性が求められる通信においては、通信期間中に一定のデータ量を確保する必要があるため、比較的狭い周波数帯域幅を要求し、一定の通信速度を確保する。反対に、データ転送のように、リアルタイム性に関する要求が低い場合には、広い周波数帯域幅を要求し、短時間でデータを転送することで、周波数利用効率を向上することができる。
電池残量も要求する周波数帯域幅を決定する要因の一つになりうる。電池残量が大きいときは、広い周波数帯域を要求することで、消費電力は大きくなるものの、高速なデータ通信を行うことができる。反対に、伝慮残量が残りわずかな場合は、狭い周波数帯域を要求することで、品質は落ちるものの、より長い通信を行うことが可能になる。また、アンテナや無線周波数回路を切り替えて使用することも考えられる。このような場合、これらの部品が広い周波数帯域幅に対応していれば、広い周波数帯域を要求することができるが、これらの部品が、広い周波数帯域に対応していなければ、狭い周波数帯域を要求しなくてはならない。
また、回線交換の通信とパケット交換の通信が混在するシステムにおいては、回線交換を行う通信において狭い通信周波数帯域幅を要求し、パケット交換を行う通信において広い通信周波数帯域を要求することも考えられる。このようにすることによって、回線交換を用いて長時間通信が行われ、パケット交換を行う通信の帯域に十分な空き周波数帯域が存在しなくても、パケット交換を行う通信を開始すれば、回線交換の通信はパケット交換を行う通信の周波数帯域付近から遠ざかるため、十分空き周波数帯域を確保することができる。
さらに、ユーザ固有の情報、例えば、基本料金の高低によって、要求する周波数帯域を変化させてもよい。基本料金が低いユーザの無線通信端末は、狭い周波数帯域のみを要求するようなアルゴリズムにし、かつ、基本料金が高いユーザの無線通信端末は、より広い周波数帯域を要求できるようにしておけば、基本料金の高低によって、容易に通信速度に差を設けることができる。
次に、本発明を適用したシステムスループットのシミュレーション結果について図21を参照して説明する。
本シミュレーションでは、80MHzの通信帯域幅を各無線通信端末が共有して通信を行うことを想定している。各無線通信端末は単位時間あたりの混雑度(図21の横軸)の確率で通信が発生する。無線通信端末は対象地域に26台あり、通信を開始するときは、6割の確率で音声通信、4割の確率でパケットデータ転送を行う。音声通信では常に2MHzの帯域を占有し、50単位時間だけ通信を行う。また、パケットデータ転送では要求する帯域幅を10MHzとして200パケットのデータを転送する。なお、1MHzの帯域幅で1単位時間に送信できるデータ量を1パケットとする。図21の縦軸で表しているスループットは、10000単位時間に送信できるデータ量をパケット数換算したものである。
図21のグラフから、通信帯域の混雑度が低い場合においては、ほとんど変わらないシステムスループットとなっている。これは、通信帯域に信号がほとんど存在しないためと考えられる。混雑度が高い場合においては、本発明を用いた無線通信システムが、従来の手法を用いた無線通信システムに比較して、優れたシステムスループットを示していることがわかる。これは、混雑した通信帯域において、音声通信を行っている無線通信端末が、パケット通信を行う無線通信端末に対して、周波数帯域を大きくとることができるように、通信帯域を変更していることによるものである。
このように、本発明を用いたシステムでは、狭帯域幅を用いた通信と、広帯域幅を用いた通信の双方を同一の周波数帯域に共用させる場合において、狭帯域幅を用いた通信が櫛歯状に帯域を使用することによって、未使用の周波数帯域が存在するのにもかかわらず、広帯域幅を用いた通信ができなくなることを防ぎ、周波数利用効率を向上した無線通信システムを提供することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
ホットスポットシステムとアドホックシステムが混在する無線通信システムの一例を示す図。 複数のホットスポットシステムが混在する無線通信システムの一例を示す図。 広域通信システムとホットスポットシステムが混在する無線通信システムの一例を示す図。 アドホックシステムによる無線通信システムの一例を示す図。 本実施形態の実施形態に係る無線通信端末のブロック図。 本実施形態の実施形態に係る、図5とは異なる無線通信端末のブロック図。 図3の無線通信システムでの基地局と複数の無線通信端末、別の基地局と別の無線通信端末との信号のやり取りを示すシーケンス図。 本実施形態の無線通信端末が使用する通信周波数帯域での通信の様子を示す図。 図7で、干渉量を測定する周波数帯域を示した図。 図9で、干渉量を測定した周波数帯域で新たな通信を行う様子を示す図。 図10で新たな通信を行った周波数帯域を拡張する様子を示す図。 図10で新たな通信を行った周波数帯域の両隣の通信周波数帯域を移動する様子を示した図。 図10で新たな通信を行った周波数帯域を要求される通信帯域幅まで拡張する様子を示す図。 通信を開始するための空き周波数帯域を検索する動作の一例を示すフローチャート。 通信を開始するための空き周波数帯域を検索する動作の別例を示すフローチャート。 通信を開始するための空き周波数帯域を検索する動作のさらに別例を示すフローチャート。 通信周波数帯域を移動するための動作を示すフローチャート。 通信周波数帯域を拡張するための動作を示すフローチャート。 図17に示した移動と図18に示した拡張との両方の動作を示すフローチャート。 図19の動作の続きを示すフローチャート。 本実施形態を適用したシミュレーション結果を示す図。
符号の説明
101、201、203、301、306…基地局、102、103、104、202、204、302、303、304、305、307、401、402、403、404…無線通信端末、312、313、314、315、317…通信周波数帯域、501、509、515、518…無線周波数処理回路、502、510、605…アナログデジタル変換処理部、503、505、507、511…帯域通過フィルタ、504、512…受信処理部、506、508…信号電力測定部、513…通信帯域変更決定処理部、514…多重処理部、516、519、606…デジタルアナログ変換処理部、517、520…送信処理部、601…受信処理部、602…通信帯域変更決定処理部、603…通信方法決定処理部、604…送信処理部、801…通信周波数帯域

Claims (11)

  1. 或る周波数帯域内の一部の第1の周波数帯域を使用して第1の無線通信装置との間で通信を行う第1の無線通信端末と、第1の周波数帯域とは異なる、前記或る周波数帯域内の一部の第2の周波数帯域を使用して第1の無線通信装置とは異なる第2の無線通信装置との間で通信を行う第2の無線通信端末とを備えている無線通信システムにおいて、
    前記第1の無線通信端末は、
    前記第1の周波数帯域に隣接する高周波帯域と低周波帯域とについてそれぞれ干渉量を測定する隣接帯域測定手段と、
    各前記干渉量に応じて、隣接する高周波帯域もしくは低周波帯域に、前記第1の周波数帯域を移動させることを決定する移動決定手段と、
    前記移動決定手段で決定された移動に関する移動情報を前記第1の無線通信装置に通知する移動情報通知手段と、
    前記第1の無線通信装置が前記移動情報を認識した旨の通知を前記第1の無線通信装置から取得する移動通知取得手段と、
    前記移動情報に基づいて前記第1の周波数帯域を移動させる移動手段と、を具備し、
    前記第2の無線通信端末は、
    前記第2の周波数帯域に隣接する高周波帯域と低周波帯域とについてそれぞれ干渉量を測定する隣接帯域測定手段と、
    各前記干渉量に応じて、隣接する高周波帯域および低周波帯域の少なくともいずれか一方に、前記第2の周波数帯域の帯域幅を拡張することを決定する拡張決定手段と、
    前記拡張決定手段で決定された拡張に関する拡張情報を前記第2の無線通信装置に通知する拡張情報通知手段と、
    前記第2の無線通信装置が前記拡張情報を認識した旨の通知を前記第2の無線通信装置から取得する拡張通知取得手段と、
    前記拡張情報に基づいて前記第2の周波数帯域を拡張する拡張手段と、を具備することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第1の無線通信端末および前記第2の無線通信端末は、
    要求されている要求周波数帯域幅と通信している通信周波数帯域幅とのどちらが大きいかを判定する判定手段をさらに具備し、
    前記移動決定手段は、前記判定手段が、前記要求周波数帯域が前記通信周波数帯域よりも大きくないと判定した場合に、前記第1の周波数帯域を移動させることを決定し、
    前記拡張決定手段は、前記判定手段が、前記要求周波数帯域が前記通信周波数帯域よりも大きいと判定した場合に、前記第2の周波数帯域の帯域幅を拡張することを決定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第1の周波数帯域及び前記第2の周波数帯域とは異なる、前記或る周波数帯域内の一部の第3の周波数帯域を使用して、前記第1の無線通信装置または前記第2の無線通信装置のいずれかである第3の無線通信装置との間で通信を行う第3の無線通信端末をさらに具備し、
    前記第3の無線通信端末は、
    前記第3の周波数帯域に隣接する高周波帯域と低周波帯域とについてそれぞれ干渉量を測定する隣接帯域測定手段と、
    各前記干渉量に応じて、隣接する高周波帯域もしくは低周波帯域に、前記第3の周波数帯域を移動させることを決定する移動決定手段と、
    前記移動決定手段で決定された移動に関する移動情報を前記第3の無線通信装置に通知する移動情報通知手段と、
    前記第3の無線通信装置が前記移動情報を認識した旨の通知を前記第3の無線通信装置から取得する移動通知取得手段と、
    前記移動情報に基づいて前記第3の周波数帯域を移動させる移動手段と、
    各前記干渉量に応じて、隣接する高周波帯域および低周波帯域の少なくともいずれか一方に、前記第3の周波数帯域の帯域幅を拡張することを決定する拡張決定手段と、
    前記拡張決定手段で決定された拡張に関する拡張情報を前記第3の無線通信装置に通知する拡張情報通知手段と、
    前記第3の無線通信装置が前記拡張情報を認識した旨の通知を前記第3の無線通信装置から取得する拡張通知取得手段と、
    前記拡張情報に基づいて前記第3の周波数帯域を拡張する拡張手段と、
    前記要求周波数帯域に応じて、通信に使用している周波数帯域を移動するか拡張するかを決定する帯域決定手段と、を具備し、
    前記移動決定手段は、前記帯域決定手段が前記周波数帯域を移動すると決定し、かつ、前記判定手段が、前記要求周波数帯域が前記通信周波数帯域よりも大きくないと判定した場合に、前記第3の周波数帯域を移動させることを決定し、
    前記拡張決定手段は、前記帯域決定手段が前記周波数帯域を拡張すると決定し、かつ、前記判定手段が、前記要求周波数帯域が前記通信周波数帯域よりも大きいと判定した場合に、前記第3の周波数帯域の帯域幅を拡張することを決定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記第2の無線通信端末は、
    前記判定手段が、前記要求周波数帯域幅が前記通信周波数帯域幅よりも小さいと判定した場合に、前記要求周波数帯域に合わせて前記通信周波数帯域幅を縮小する縮小手段をさらに具備することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記第1の無線通信端末および前記第2の無線通信端末は、
    通信を開始する場合に、前記或る周波数帯域内の或る周波数帯域の干渉量を測定する干渉量測定手段と、
    測定した干渉量が干渉量閾値未満である場合には、干渉量を測定した前記或る周波数帯域を通信周波数帯域と設定する設定手段と、をさらに具備し、
    前記干渉量測定手段は、測定した干渉量が干渉量閾値以上である場合には前記或る周波数帯域内の他の周波数帯域の干渉量を測定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  6. 前記干渉量測定手段は、干渉量を測定する周波数帯域の帯域幅を、要求される周波数帯域幅と等しいかもしくは小さく設定することを特徴とする請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 前記第1の無線通信端末および前記第2の無線通信端末は、
    要求されている要求周波数帯域幅が帯域幅閾値以下の場合には、前記干渉量測定手段が干渉量を測定する周波数帯域を、前記周波数帯域内の最も低い帯域もしくは最も高い帯域から順番に隣接する周波数帯域に設定する第1の帯域設定手段と、
    要求されている要求周波数帯域幅が帯域幅閾値よりも大きい場合には、前記干渉量測定手段が干渉量を測定する周波数帯域を、前記第1の帯域設定手段とは逆の周波数帯域から順番に隣接する周波数帯域に設定する第2の帯域設定手段と、をさらに具備することを特徴とする請求項5または請求項6のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  8. 前記干渉量測定手段は、乱数に基づいて、干渉量を測定する周波数帯域を、前記或る周波数帯域内の中から選択する選択手段をさらに具備することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  9. 前記隣接帯域測定手段および前記干渉量測定手段は、受信信号電力に基づいて干渉量を測定することを特徴とする請求項5から請求項8のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  10. 或る周波数帯域内の一部の周波数帯域を使用して無線通信装置との間で通信を行う無線通信端末において、
    前記一部の周波数帯域に隣接する高周波帯域と低周波帯域とについてそれぞれ干渉量を測定する測定手段と、
    各前記干渉量に応じて、隣接する高周波帯域もしくは低周波帯域に、前記一部の周波数帯域を移動させることを決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定された移動に関する移動情報を前記無線通信装置に通知する通知手段と、
    前記無線通信装置が前記移動情報を認識した旨の通知を前記無線通信装置から取得する取得手段と、
    前記移動情報に基づいて前記一部の周波数帯域を移動させる移動手段と、を具備することを特徴とする無線通信端末。
  11. 或る周波数帯域内の一部の周波数帯域を使用して無線通信装置との間で通信を行う無線通信端末において、
    前記一部の周波数帯域に隣接する高周波帯域と低周波帯域とについてそれぞれ干渉量を測定する測定手段と、
    各前記干渉量に応じて、隣接する高周波帯域および低周波帯域の少なくともいずれか一方に、前記一部の周波数帯域の帯域幅を拡張することを決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定された拡張に関する拡張情報を前記無線通信装置に通知する通知手段と、
    前記無線通信装置が前記拡張情報を認識した旨の通知を前記無線通信装置から取得する取得手段と、
    前記拡張情報に基づいて前記一部の周波数帯域を拡張する拡張手段と、を具備することを特徴とする無線通信端末。
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