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JP2006281961A - 車両用ブレーキ制御装置および車両用ブレーキ装置 - Google Patents

車両用ブレーキ制御装置および車両用ブレーキ装置 Download PDF

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JP2006281961A
JP2006281961A JP2005104057A JP2005104057A JP2006281961A JP 2006281961 A JP2006281961 A JP 2006281961A JP 2005104057 A JP2005104057 A JP 2005104057A JP 2005104057 A JP2005104057 A JP 2005104057A JP 2006281961 A JP2006281961 A JP 2006281961A
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Yutaka Tsuboyama
豊 坪山
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】 アンチロック制御を行う車両用ブレーキ装置において、スプリット路面での車両の挙動を安定化させる。
【解決手段】 アンチロック制御部25に、左右の車輪のスリップ量の差が第1基準値を上回る場合に、スリップ量が小さい方の車輪の制動力を緩増加させる緩増圧制御部25aと、左右の車輪のスリップ量の差が第1基準値より大きい第2基準値を上回る場合に、スリップ量が小さい方の車輪の制動力を第1低減量だけ低下させる第1制動力低減部25bと、左右の車輪のスリップ量の差が第2基準値より大きい第3基準値を上回る場合に、スリップ量が小さい方の車輪の制動力を第2低減量だけ低下させる第2制動力低減部25cと、を備えて車両用ブレーキ制御装置100を構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、左右の車輪の制動力を独立に制御して、制動時の過度なスリップを防止する、いわゆるアンチロック制御手段を備える車両用ブレーキ制御装置および車両用ブレーキ装置に関する。
近年、車両のブレーキ装置は高機能化しており、低μ路で車輪が過度にスリップするのを防止するアンチロック制御機能付きのブレーキ装置は、広く実用されている。そして、アンチロック制御の技術の応用として、左右の車輪が異なる路面摩擦係数に跨る、いわゆるスプリット路面において、車両の安定性を高めるための技術も知られている。
スプリット路面においては、左右の車輪に同じように制動力を掛けると左右の車輪で制動力の差が生じ、車体は、制動力が小さい低μ路側が前方に進むようにスピンしようとする傾向がある。
これを解決する手段として、左右の車輪の速度差が小さいときには低μ路側の車輪のブレーキ液圧(制動力)に対し、高μ路側の車輪のブレーキ液圧を緩増圧し、速度差が大きい場合には、低μ路側の車輪が所定速度を下回ったときに高μ路側車輪のブレーキ液圧を強制減圧することによって、左右の制動力の差が大きくなりすぎないようにするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−144189号公報
しかしながら、特許文献1のアンチロック制御によれば、高μ路側の車輪のブレーキ液圧を強制減圧することによって、車体のスピンを抑制することができるが、左右の車輪速度差が大きくなったときに制動力が急激に小さくなり、制動距離が無用に伸びてしまうという問題があった。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は車両の挙動を安定化させる車両用ブレーキ装置を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、左右の車輪のブレーキそれぞれに対しアンチロック制御をするアンチロック制御手段を備える車両用ブレーキ制御装置を提供する。この車両用ブレーキ制御装置は、前記左右の車輪のそれぞれについて車輪のスリップ量を検出するスリップ検出手段を備え、前記アンチロック制御手段は、左右の車輪のスリップ量の差が第1基準値を上回る場合に、スリップ量が小さい方の車輪の制動力を緩増加させる緩増加制御部と、左右の車輪のスリップ量の差が第1基準値より大きい第2基準値を上回る場合に、スリップ量が小さい方の車輪の制動力を第1低減量だけ低下させる第1制動力低減部と、左右の車輪のスリップ量の差が第2基準値より大きい第3基準値を上回る場合に、スリップ量が小さい方の車輪の制動力を第2低減量だけ低下させる第2制動力低減部と、を備えることを特徴とする。
このような車両用ブレーキ制御装置によれば、左右の車輪のスリップ量、例えばスリップ率や車輪速度の差に応じて段階的に高μ路面側の車輪の制動力を低下させる。すなわち、第1制動力低減部により、一段階制動力を低下させ、スリップ量の差を監視しつつ、しばらくはそのままの制動力で制動する。その後、スリップ量の差が第2基準値まで上がらなければ、そのままの制動力で制動することで、高μ路面側の車輪の制動力をできるだけ落とさずに制動することができる。一方、スリップ量の差が第2基準値を上回る場合には、高μ路側の車輪の制動力をさらに一段下げることで、車両の安定性を確保することができる。
このように、本発明では、高μ路面側の制動力を段階的に低下させることで、制動力の無用な低下を抑えることができる。
また、本発明の車両用ブレーキ制御装置は、車両速度を検出する車両速度検出手段をさらに備え、前記第1基準値、前記第2基準値および前記第3基準値のうち少なくとも一つは車両速度に応じて変化するように設定され、前記アンチロック制御手段は、車両速度に応じて前記第1基準値、前記第2基準値および前記第3基準値を取得し、アンチロック制御を実行する構成としてもよい。
もしくは、本発明の車両用ブレーキ制御装置は、車両速度を検出する車両速度検出手段をさらに備え、前記第1低減量および前記第2低減量のうち少なくとも一方は、車両速度に応じて変化するように設定され、前記アンチロック制御手段は、車両速度に応じて前記第1低減量および第2低減量を取得し、アンチロック制御を実行する構成としてもよい。
このように車両速度に応じたタイミングおよび制動力を設定することで、車両速度に応じた適切な制動を行うことができる。
前記した車両用ブレーキ制御装置においては、車両の旋回を検出する旋回検出手段をさらに備え、前記アンチロック制御手段は、所定の基準を満たす旋回が検出された場合に、前記第1制動力低減部および前記第2制動力低減部のうち少なくとも一方による制動力の低下を行わないように構成してもよい。
この構成によれば、車両が旋回している場合に、内輪の荷重減少によってスリップが発生することを抑制することができる。
また、前記第2低減量は、前記第1低減量より大きいことが望ましい。
このように設定することで、第1制動力低減手段での制動力低下が不十分であった場合に、迅速に車両挙動の安定化を達成することができる。
前記第1低減量、前記第2低減量および前記第3基準値は、車両速度に応じて様々な値をとることができる。
例えば、前記第1低減量および前記第2低減量の少なくとも一方は、所定車速以下の低速域において、車両速度が高くなるに従い小さい値になるように設定することができる。このように、第1低減量および第2低減量の少なくとも一方を、低速域において車両速度と負の相関を持たせることで、低速域での車両の安定性を重視し、振れを抑制することができる。
また、第1低減量および前記第2低減量の少なくとも一方は、所定車速より高速域において、車両速度にかかわらず一定値となるように設定してもよい。このように、高速域で第1低減量および第2低減量を一定にすることで、車両が高速であるときに、無用に制動力が小さくなるのを防止することができる。
また、前記第3基準値を、所定車速より高速域において、車両速度にかかわらず一定値となるように設定することで、高速域において早期に車両を安定化させて操作フィーリングを向上することができる。
本発明は、前記した車両用ブレーキ制御装置と、各車輪に設けられた液圧式ブレーキとを備えてなる車両用ブレーキ装置を提供する。この車両用ブレーキ装置において、前記第1制動力低減部および前記第2制動力低減部は、各車輪の液圧式ブレーキのブレーキ液圧を減圧させることにより制動力を低下させる。
このように液圧式ブレーキを用いることにより、高μ路面側の車輪のブレーキ液圧が強制減圧されたときに速やかに制動力を低下させることができる。
また、前記した車両用ブレーキ制御装置と、各車輪にそれぞれ設けられた液圧式ブレーキと回生ブレーキとを備えてなる車両用ブレーキ装置を提供する。この車両用ブレーキ装置は、前記第1制動力低減部と前記第2制動力低減部とのいずれか一方は、前記液圧式ブレーキを作動させ、他方は前記回生ブレーキを作動させる。
このように異なる形式のブレーキを組み合わせた場合であっても、同様の効果を奏することができる。
本発明によれば、車両の挙動を安定化させ、無用に制動力が小さくなるのを防止することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
参照する図において、図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用ブレーキ装置の構成図であり、図2は、液圧ユニットの液圧回路図であり、図3は、第1実施形態に係る車両用ブレーキ装置のブロック図であり、図4(a)は、判定基準値設定情報の例、(b)は低減量設定情報の例を示すグラフである。
図1に示すように、車両用ブレーキ装置は、各車輪に設けられた液圧式ブレーキであるブレーキFR,FL,RR,RLと、これらのブレーキFR,FL,RR,RLの動作を制御する車両用ブレーキ制御装置100とから構成されている。
各ブレーキFR,FL,RR,RLは、例えば、ディスクDとホイールシリンダHとからなる。ホイールシリンダHは、マスタシリンダMおよび車両用ブレーキ制御装置100により発生されたブレーキ液圧を各車輪Tに設けられたブレーキFR,FL,RR,RLの作動力に変換する液圧装置であり、それぞれ配管を介して車両用ブレーキ制御装置100の液圧ユニット10に接続されている。通常時のブレーキおよびアンチロックブレーキ制御の場合のいずれも、車両用ブレーキ制御装置100を介してブレーキ液がホイールシリンダHへ供給される。
車両用ブレーキ制御装置100は、液圧ユニット10と、制御装置(ECU)20と、車両CRの挙動を検知するための各種のセンサとから構成されている。
車両CRには、このセンサとして、車輪Tの回転速度を検出する車輪速センサ91と、ステアリングSTの操舵角を検出する操舵角センサ92と、車両CRの横方向に働く遠心力(加速度)を検出する横Gセンサ93と、旋回角速度を検出するヨーレートセンサ94と、車両の前後方向の加速度を検出する加速度センサ95とを備えている。
なお、車輪速センサ91は、車両速度検出手段に相当し、操舵角センサ92およびヨーレートセンサ94は、旋回検出手段に相当する。
各センサ91〜95は、制御装置20に接続されており、それぞれ、検出した情報を制御装置20へ出力する。4
液圧ユニット10は、ブレーキペダルPの操作によりマスタシリンダMで発生した液圧が伝達されるようにマスタシリンダMと接続されている。
制御装置20は、例えば、CPU、RAM、ROMおよび入出力回路を備えており、車輪速センサ91、操舵角センサ92、横Gセンサ93およびヨーレートセンサ94からの入力と、ROMに記憶されたプログラムやデータに基づいて演算処理を行うことによって、制御を実行する。
次に、図2を参照して、液圧ユニット10の構成を簡単に説明する。なお、図2において液圧ユニット10内の各種部品を繋ぐ実線は、液圧ユニット10に形成された油路を示している。
図2に示すように、液圧ユニット10は、運転者がブレーキペダルPに加える踏力に応じたブレーキ液圧を発生するマスタシリンダMと、ブレーキFR,FL,RR,RLとの間に配置されている。マスタシリンダMの二つの出力ポートM1,M2は、液圧ユニット10の入口ポート121に接続され、液圧ユニット10の出口ポート122が、各ブレーキFR,FL,RR,RLに接続されている。そして、通常時は液圧ユニット10内の入口ポート121から出口ポート122までが連通した油路となっていることで、ブレーキペダルPの踏力が各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに伝達されるようになっている。
出力ポートM1から始まる油路は、前輪左側の車輪ブレーキFLと後輪右側の車輪ブレーキRRに通じており、出力ポートM2から始まる油路は、前輪右側の車輪ブレーキFRと後輪左側の車輪ブレーキRLに通じている。
入口ポート121から各ブレーキFR,FL,RR,RLに至る油路には、常開型のソレノイド弁である入口弁1が設けられている。入口弁1と、各ブレーキFR,FL,RR,RLの間の油路には、アンチロック制御をする場合に、各ブレーキFR,FL,RR,RL(ホイールシリンダH)のブレーキ液圧をマスタシリンダM側へ戻すための開放路が設けられている。この開放路には、各ブレーキFR,FL,RR,RLからマスタシリンダMへ向けて順に、出口弁2、リザーバ3、ポンプ4が設けられている。
出口弁2は、常閉型のソレノイド弁である。出口弁2は、通常時は、閉まっていることによりマスタシリンダMからの液圧が各ブレーキFR,FL,RR,RL側へ行くようにしているが、アンチロック制御において、各ブレーキFR,FL,RR,RLの液圧を下げるために開放させられる。
リザーバ3は、出口弁2から排出されたブレーキ液を一時的に貯蔵する機能を有している。
ポンプ4は、モータ9の動作によりマスタシリンダM側へ向けてブレーキ液を送る装置である。ポンプ4は、アンチロック制御時に作動してブレーキ液を入口弁1側へ送り、入口弁1、出口弁2との協働により、各ブレーキFR,FL,RR,RLの液圧を調整する。
各入口弁1には、並列にチェック弁1aが設けられている。各チェック弁1aは、ブレーキFR,FL,RR,RL側からマスタシリンダM側へ向けてのブレーキ液の流通が許容されている。また、リザーバ3とポンプ4との間にも、ブレーキFR,FL,RR,RLからマスタシリンダMへ向けてのブレーキ液の流通のみを許容するチェック弁3aが設けられている。
以上の入口弁1、出口弁2およびポンプ4は、制御装置20からの信号により動作する。
通常時は、入口弁1が開き、出口弁2が閉じていることで、マスタシリンダMから加えられた液圧が入口弁1を通ってブレーキFR,FL,RR,RLに伝達される。
一方、アンチロック制御時は、入口弁1、出口弁2およびポンプ4を協働させることで、各ブレーキFR,FL,RR,RLの液圧を低減、保持または増加させる。入口弁1を閉じて出口弁2を開放することでブレーキFR,FL,RR,RLから出口弁2を介してブレーキ液が排出され、液圧が低減される。また、入口弁1と出口弁2を両方閉じることで、液圧が保持される。さらに、入口弁1を開き、出口弁2を閉じることで、ブレーキペダルPから作用される液圧により各ブレーキFR,FL,RR,RLの液圧が増加される。
次に、図3を参照して、制御装置20の構成について説明する。
制御装置20は、演算処理部21と、記憶部29と、を有する。演算処理部21は、いわゆる中央演算処理装置(CPU)であり、記憶部29に記憶された制御プログラム29aを読み出して実行することで、各種の制御機能を実現している。
また、制御装置20は、図示しない入出力ポートを有し、車輪速センサ91、操舵角センサ92、横Gセンサ93、ヨーレートセンサ94および加速度センサ95からの検出信号が入力されるとともに、液圧ユニット10の入口弁1、出口弁2およびモータ9に対し動作を指令する信号を出力する。
記憶部29は、ROM、RAM、ハードディスクなどであり、その種類は問わない。記憶部29には、制御プログラム29a、判定基準値設定情報29bおよび低減量設定情報29cが記憶されている。
制御プログラム29aは、後述する演算処理部21内の各機能を実現するためのプログラムである。
判定基準値設定情報29bは、図4(a)に示すように、車両速度との関係で、制御装置20の制御動作を変える判定基準値としてスリップ率の差が規定されている。判定基準値には、第1基準値、第2基準値および第3基準値があり、同じ車両速度では、この順に値が大きくなる。第1基準値は、車両速度に依存しない一定値をとり、第2基準値および第3基準値は、車両速度が高くなるに従い大きくなるように設定されている。
左右の車輪のスリップ率の差(詳細は後述)が第1基準値以下の場合には、通常のアンチロック制御が行われ、第1基準値と第2基準値の間では、ブレーキ液圧の緩増圧制御が行われ、第2基準値と第3基準値の間では、ブレーキ液圧の1段目の強制減圧制御(「強制減圧1」と示す)が行われ、第3基準値以上では、ブレーキ液圧の2段目の強制減圧制御(「強制減圧2」と示す)が行われる。
低減量設定情報29cは、図4(b)に示すように、車両速度vとの関係で、強制減圧制御時にブレーキ液圧を低減する量、具体的には、出口弁2の開放時間を低減量として記憶している。低減量には、第1低減量と第2低減量がある。同じ車両速度であれば、第2低減量は、第1低減量より高く設定されている。また、第1低減量および第2低減量は、ともに車両速度が高くなるに従い大きくなるように設定されている。
図3に示す演算処理部21は、機能部として、車両速度算出部21a、スリップ率算出部21b、判定基準値設定部21cおよび低減量設定部21dならびにアンチロック制御部25を有する。
車両速度算出部21aは、車輪速センサ91から入力された信号に基づき、車両CRの速度を推定する。例えば、前輪駆動車や後輪駆動車の場合には、非駆動輪の車輪Tの回転速度を、車両速度vに換算することで車両速度を推定できる。また、4輪駆動車の場合には、車輪速度から推定される車両速度vに加えて、加速度センサ95から入力される加速度を加味して車両速度を推定するとよい。
なお、車輪速センサ91と車両速度算出部21aは、車両速度検出手段に相当する。
スリップ率算出部21bは、推定した車両速度vと、左右の車輪速vR,vLとから、左右の車輪Tについて次式(1)、(2)のようにスリップ率SLR,SLLを演算する。
SLR=(v−vR)/v×100(%) ・・・(1)
SLL=(v−vL)/v×100(%) ・・・(2)
判定基準値設定部21cは、記憶部29内の判定基準値設定情報29bから、車両速度vに基づき、判定基準値を取得する部分である。
低減量設定部21dは、記憶部29内の低減量設定情報29cから、車両速度vに基づき、低減量を取得する部分である。
アンチロック制御部25(アンチロック制御手段)は、緩増圧制御部(緩増加制御部)25a、第1制動力低減部25bおよび第2制動力低減部25cを有し、また、スリップ率SLを監視することで、通常のアンチロック制御も行う。
緩増圧制御部25aは、アンチロック制御に入った後で、左右の車輪Tのスリップ率SLR,SLLの差ΔSL=|SLR−SLL|が、第1基準値より大きい場合、具体的には、第1基準値と第2基準値の間にある場合に、スリップ率SLR,SLLのうち小さい方の車輪のブレーキ液圧を緩増圧させて、制動力を緩増加させる手段である。
左右の車輪Tのスリップ率SLR,SLLの差ΔSLは、前輪の左右輪同士または後輪の左右輪同士で差をとってもよいし、前後の右車輪のスリップ率の平均と、前後の左車輪のスリップ率の平均とで差をとってもよい。
制動力を緩増加させる制御は、具体的には、液圧ユニット10に対し、出口弁2を閉めたままにして、入口弁1を所定間隔で間歇的に開かせるように指示すればよい。
第1制動力低減部25bは、車両CRが旋回していない場合に、左右の車輪Tのスリップ率の差ΔSLが第1基準値より大きい第2基準値を上回っていれば、第1低減量だけブレーキ液圧を低下させる。より具体的には、スリップ率の差ΔSLが第2基準値と第3基準値の間にある場合に、第1低減量だけブレーキ液圧を低下させる。
この第1段の強制減圧の方法は、具体的には、第1低減量として取得したバルブ開放時間だけ、パルス信号を送り続け、出口弁2を開放するように指示すればよい。
第2制動力低減部25cは、車両が旋回していない場合に、左右の車輪のスリップ率の差ΔSLが第2基準値より大きい第3基準値を上回っていれば、第2低減量だけブレーキ液圧を低下させる。
この第2段の強制減圧は、具体的には、第2低減量として取得したバルブ開放時間だけ、出口弁2を開放するように指示すればよい。
なお、図3の液圧ユニット10内に示された右輪制御部10Rおよび左輪制御部10Lは、液圧ユニット10内の、右車輪および左車輪にそれぞれ繋がる系の、入口弁1、出口弁2、ポンプ4およびモータ9に相当する。
以上のように構成された車両用ブレーキ装置の動作について図5および図6を参照して説明する。図5は、第1実施形態に係る車両用ブレーキ装置の動作を説明するフローチャートであり、図6は、ブレーキ液圧の変化、車両速度vの変化、低μ側バルブの動作および高μ側バルブの動作を並べて示したタイミングチャートである。
図5および図6に示すように、車両CRが走行している際には、車両速度算出部21aは、随時車両速度vを算出し、スリップ率算出部21bは、スリップ率SLを算出している(S1)。そして、判定基準値設定部21cは、車両速度vに応じて判定基準値(第1基準値、第2基準値および第3基準値)を取得する(S2)。アンチロック制御部25は、左右の車輪のスリップ率の差ΔSLが第1基準値を超えていない場合には(S3,No)、通常のアンチロック制御を行う(S4)。図6の時刻t1〜t2は、低μ側の車輪のスリップ率(例えば、SLL)が高くなり始めたことから、低μ側の車輪のバルブを適宜のタイミングで減圧側(入口弁1を閉、出口弁2を開)に作動させて、通常のアンチロック制御に入ったことを示している。
一方、スリップ率の差ΔSLが第1基準値を超えている場合には(S3,Yes)、スリップ率の差ΔSLが第2基準値を超えているか否かを判断する(S5)。
スリップ率の差ΔSLが第2基準値を超えていない場合には(S5,No)、緩増圧制御部25aにより、緩増圧制御に入る(S6)。すなわち、図6に示す時間t2〜t3に示すように、低μ側の車輪のスリップ率SLLが高くなり始めると、スリップ率の差ΔSLが大きくなるので、高い制動力を可及的に確保すべく、少しずつ高μ側の車輪のバルブを増圧側(入口弁1を開、出口弁2を閉)に作動させて、高μ側の車輪の制動力を大きくする。
そして、低μ側の車輪のロック傾向が止まらず、スリップ率の差ΔSLがさらに大きくなり、スリップ率の差ΔSLが第2基準値を超えた場合には(S5,Yes)、スリップ率の差ΔSLが第3基準値より大きいか否かを判断する(S7)。スリップ率の差ΔSLが第3基準値を超えていない場合には(S7,No)、低減量設定部21dが、車両速度vに応じて第1低減量を取得し、設定する(S8)。この場合は、図6で示す時刻t3〜t4であり、高μ側において一段目の強制減圧の設定がなされる。一方、スリップ率の差ΔSLが第3基準値を超えていた場合には(S7,Yes)、低減量設定部21dが、車両速度vに応じて第2低減量を取得し、設定する(S9)。この場合は、図6で示す時刻t5〜t7であり、高μ側において二段目の強制減圧の設定がなされる。
そして、アンチロック制御部25は、操舵角センサ92が検出した操舵角およびヨーレートセンサ94が検出したヨーレートに基づき、運転者が積極的にステアリングを切り、車両CRが所定値以上のヨーレートで旋回していると判断した場合には(S10,Yes)、強制減圧制御の実行を中止する(S12)。一方、車両CRが所定値以上のヨーレートで旋回していない場合には(S10,No)、高μ側の車輪の制動力を設定された低減量だけ低下させる強制減圧制御を実行する(S11)。すなわち、図6の時刻t3,t5などに示すように、強制的にブレーキ液の液圧を低減させる制御を行う。
このように、本実施形態の車両用ブレーキ装置(車両用ブレーキ制御装置100)によれば、左右の車輪のスリップ率の差ΔSLが第1基準値から第2基準値の間にある場合には、強制減圧の程度を小さく抑えておいて、車両の挙動の様子を見ることで、高μ側の車輪で車両CRの制動を効率的に行うとともに、低μ側の車輪のスリップ(ロック傾向)の回復を待つ。そして、回復するようであれば、そのままの液圧を保持するか、アンチロック制御を解除するし、回復しないようであれば、第1低減量より大きな第2低減量で高μ側の車輪のブレーキに第二段の強制減圧を実行し、車両の挙動の安定化を確保する。
従って、本実施形態の車両用ブレーキ装置では、スリップ率の差ΔSLの上昇が収まらない場合には、車両CRの挙動の安定性を確保して、安定した操縦性能を実現することができる。
本発明は、以上説明した第1実施形態に限定されることなく、適宜変更して実施することができる。
例えば、第1実施形態においては、スリップ量としてスリップ率を用いたが、左右輪の速度差をスリップ量として用いることもできるし、スリップ量を意味する他の物理量を用いることもできる。
第1実施形態においては、判定基準値設定情報29bは、第1基準値、第2基準値および第3基準値のそれぞれが、車両速度に応じて変化するように設定されていたが、これらの基準値を、車両速度に依存させずに、一定値に設定してもよい。同様に、低減量設定情報も、第1低減量および第2低減量のそれぞれが、車両速度に応じて変化するように設定されていたが、これらの低減量を、車両速度に依存させずに、一定値に設定してもよい。
また、第1実施形態においては、旋回の有無の判断を操舵角センサ92から取得した操舵角およびヨーレートセンサ94から取得したヨーレートに基づいて行うこととしたが、操舵角センサ92が検出した操舵角のみまたはヨーレートセンサ94から取得したヨーレートのみで旋回を判断したり、横Gセンサ93が検出した横方向の加速度に基づいて旋回の有無を判断することもできる。さらに、旋回時に強制減圧制御を停止する構成を省略することができる。
なお、第1基準値、第2基準値および第3基準値は、図4(a)に示すように、マップとして設定する場合に限られず、関数として設定することもできる。例えば、図4(a)の第2基準値(TH2とする)であれば、車両速度vを用いて
TH2=kv+a
(但し、k,aは定数)
と表すことができる。第1基準値および第3基準値ならびに図4(b)に示した第1低減量および第2低減量も、同様の一次関数で表すことができる。
次に、本発明の変形例に係る実施形態について説明する。以下の実施形態においては、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
[第2実施形態]
図7は、第2実施形態に係る車両用ブレーキ装置の判定基準値設定情報および低減量設定情報を示すテーブルである。
図7に示すように、判定基準値設定情報29b(第2基準値および第3基準値)および低減量設定情報29c(第1低減量および第2低減量)は、テーブルにより記憶することも可能である。
図7のテーブルにおいては、第2基準値および第3基準値は、速度の範囲ごとに一定値をとり、車両速度が高くなるに従い、大きな基準値が設定されている。また、第1低減量および第2低減量を示すバルブ開放時間も、基本的に車両速度が高くなるに従い、大きな値が設定されている。また、第2低減量は、第1低減量よりも大きく設定されている。
しかし、0〜30km/hにおける第1低減量は、1つ上の区分の車両速度である30〜40km/hにおける第1低減量よりも大きく設定されている。
このように、第1低減量および第2低減量は、車両速度と完全に相関を持たせなくてもよく、速度域に応じた適宜の値に設定することができる。第2実施形態のように、低速度域において中速度域よりも第1低減量を高くすることで、速度域に応じた操縦性を確保することができる。すなわち、中速域では、障害物が少ない場所を走行していることが多いため、操縦性よりも、制動力を維持する試行が可能であるが、市街地など低速度で走行する場合には、周囲に障害物が多いことが予想されるため、本実施形態のような設定とすることで、早い段階で車両CRの操縦性を確保し、障害物を避ける操作を容易にすることができる。
[第3実施形態]
図8(a)は、第3実施形態に係る車両用ブレーキ装置の判定基準値設定情報を示すマップであり、(b)は、低減量設定情報を示すマップである。
第3実施形態に係る車両用ブレーキ装置においては、図8(a)に示すように、第3基準値は、車両速度vが高くなるに従い、大きい値をとるが、高速域(V2<v)においては、一定の値をとっている。
このように、高速域で第3基準値を一定にすることで、一定以上のスリップ率の差ΔSLが発生した場合には、第2段の強制減圧を実施し、車両の安定性を確保することができる。高速域では、運転者は、車両の振れに敏感であるので、このような設定とすることで、早期に振れを抑制し、操作フィーリングを良くすることで、運転者の落ち着いた操縦を可能にすることができる。
また、図8(b)に示すように、低減量の設定は、車両速度が低速域(v≦V1)の場合には、第1低減量および第2低減量が車両速度vと逆の相関を有するように設定し、高速域(V2<v)の場合には、第1低減量および第2低減量とも車両速度vにかかわらず一定とすることができる。
このように設定することで、車両速度vが速度V1以下では、車両CRの振れの抑制を優先することができる。例えば、交差点での右左折進入時には、僅かな振れでも運転者の心理に応じたヨーコントロールが可能となる。また、車両速度vが速度V2より高速においても、ヨーコントロールを早めに行うことはもちろんであるが、低減量は過度に大きくしないことで、無用な制動力の低下を防止することができる。
なお、図8(b)の低減量のマップのように、速度域で値が変わる低減量設定情報についても、速度域ごとに関数を定義して記憶しておくことができる。
[第4実施形態]
図9(a)は、第4実施形態に係る車両用ブレーキ装置の低減量設定情報を示すマップである。
図9(a)に示すように、第1低減量を第3実施形態と同様に、低速域(v≦V1)で車両速度vと負の相関を持たせ、中速域(V1<v≦V2)で車両速度vと正の相関を持たせ、高速域(V2<v)において車両速度vに関わらず一定の値としている。そして、第2低減量を低速域(v≦V1)および中速域(V1<v≦V2)で第1低減量と略同一とし、高速域(V2<v)において第1低減量よりも大きい値で一定の値にしている。なお、第2低減量は、中速域と高速域の間で連続して変化するように、中速域の高速端側は、第1低減量よりも徐々に大きくなるように変化させている。
このような低減量の設定にすることで、低速域および中速域では、第2低減量を小さくして制動力を確保し、高速域では、大きめの第2低減量を設定することで、車両の安定性を確保することができる。
[第5実施形態]
図9(b)は、第5実施形態に係る車両用ブレーキ装置の低減量設定情報を示すマップである。
図9(b)に示すように、第4実施形態の変形例として、低速域と中速域高速域で第2低減量を0として設定とすることも可能である。本実施形態では、低速域と中速域とで、制動力を重視して第2低減量を0とした設定とし、高速域においてのみ、第2低減量を第1低減量よりも大きい一定値に設定している。
このように設定することで、低速域および中速域で制動力を確保するとともに、高速域で車両の操縦性を確保することができる。
以上説明した本実施の形態は、本発明を限定するものではなく、車両の大きさ、ブレーキの能力などの仕様に応じて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、実施形態においては、液圧式のブレーキを前提に説明したが、電気自動車やハイブリッド自動車などで利用されている回生式のブレーキや、ワイヤで操作するブレーキにおいても同様に適用することができる。また、液圧式ブレーキとこれらのブレーキとを組み合わせて適用することも可能である。
液圧式ブレーキと回生ブレーキとを組み合わせて適用する場合には、例えば、第1制動力低減部25bによる制動と第2制動力低減部25cによる制動とのいずれか一方は、液圧式ブレーキを作動させ、他方は回生ブレーキを作動させてもよいし、第1制動力低減部25bによる制動と第2制動力低減部25cの制動の双方において液圧式ブレーキと回生ブレーキを用いても良い。
このように、複数種類のブレーキを適用することにより、液圧ブレーキと回生ブレーキの協調性を向上させ、制動フィーリングを向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用ブレーキ装置の構成図である。 液圧ユニットの液圧回路図である。 第1実施形態に係る車両用ブレーキ装置のブロック図である。 (a)は、判定基準値設定情報の例であり、(b)は低減量設定情報の例を示すグラフである。 第1実施形態に係る車両用ブレーキ装置の動作を説明するフローチャートである。 ブレーキ液圧の変化、車両速度vの変化、低μ側バルブの動作および高μ側バルブの動作を並べて示したタイミングチャートである。 第2実施形態に係る車両用ブレーキ装置の判定基準値設定情報および低減量設定情報を示すテーブルである。 (a)は、第3実施形態に係る車両用ブレーキ装置の判定基準値設定情報を示すマップであり、(b)は、低減量設定情報を示すマップである。 (a)は、第4実施形態に係る車両用ブレーキ装置の低減量設定情報を示すマップであり、(b)は、第5実施形態に係る車両用ブレーキ装置の低減量設定情報を示すマップである。
符号の説明
1 入口弁
2 出口弁
3 リザーバ
4 ポンプ
9 モータ
10 液圧ユニット
20 制御装置
21 演算処理部
21a 車両速度算出部
21b スリップ率算出部
21c 判定基準値設定部
21d 低減量設定部
25 アンチロック制御部
25a 緩増圧制御部
25b 第1制動力低減部
25c 第2制動力低減部
29 記憶部
29a 制御プログラム
29b 判定基準値設定情報
29c 低減量設定情報
91 車輪速センサ
92 操舵角センサ
93 横Gセンサ
94 ヨーレートセンサ
95 加速度センサ
100 車両用ブレーキ制御装置

Claims (10)

  1. 左右の車輪のブレーキそれぞれに対しアンチロック制御をするアンチロック制御手段を備える車両用ブレーキ制御装置であって、
    前記左右の車輪のそれぞれについて車輪のスリップ量を検出するスリップ検出手段を備え、
    前記アンチロック制御手段は、
    左右の車輪のスリップ量の差が第1基準値を上回る場合に、スリップ量が小さい方の車輪の制動力を緩増加させる緩増加制御部と、
    左右の車輪のスリップ量の差が第1基準値より大きい第2基準値を上回る場合に、スリップ量が小さい方の車輪の制動力を第1低減量だけ低下させる第1制動力低減部と、
    左右の車輪のスリップ量の差が第2基準値より大きい第3基準値を上回る場合に、スリップ量が小さい方の車輪の制動力を第2低減量だけ低下させる第2制動力低減部と、を備えることを特徴とする車両用ブレーキ制御装置。
  2. 車両速度を検出する車両速度検出手段をさらに備え、
    前記第1基準値、前記第2基準値および前記第3基準値のうち少なくとも一つは車両速度に応じて変化するように設定され、
    前記アンチロック制御手段は、車両速度に応じて前記第1基準値、前記第2基準値および前記第3基準値を取得し、アンチロック制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ制御装置。
  3. 車両速度を検出する車両速度検出手段をさらに備え、
    前記第1低減量および前記第2低減量のうち少なくとも一方は、車両速度に応じて変化するように設定され、
    前記アンチロック制御手段は、車両速度に応じて前記第1低減量および第2低減量を取得し、アンチロック制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ制御装置。
  4. 車両の旋回を検出する旋回検出手段をさらに備え、
    前記アンチロック制御手段は、所定の基準を満たす旋回が検出された場合に、前記第1制動力低減部および前記第2制動力低減部のうち少なくとも一方による制動力の低下を行わないことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ制御装置。
  5. 前記第2低減量は、前記第1低減量より大きいことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ制御装置。
  6. 前記第1低減量および前記第2低減量の少なくとも一方は、所定車速以下の低速域において、車両速度が高くなるに従い小さい値になるように設定されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ制御装置。
  7. 前記第1低減量および前記第2低減量の少なくとも一方は、所定車速より高速域において、車両速度にかかわらず一定値となるように設定されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ制御装置。
  8. 前記第3基準値は、所定車速より高速域において、車両速度にかかわらず一定値となるように設定されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ制御装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ制御装置と、各車輪に設けられた液圧式ブレーキとを備えてなり、
    前記第1制動力低減部および前記第2制動力低減部は、各車輪の液圧式ブレーキのブレーキ液圧を減圧させることにより制動力を低下させることを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ制御装置と、各車輪にそれぞれ設けられた液圧式ブレーキと回生ブレーキとを備えてなり、
    前記第1制動力低減部と前記第2制動力低減部とのいずれか一方は、前記液圧式ブレーキを作動させ、他方は前記回生ブレーキを作動させることを特徴とする車両用ブレーキ装置。
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