JP2006244591A - 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 対物レンズホルダと弾性支持部材との高精度な組付を行なうと共に、対物レンズホルダと中継基板との接合面積を拡大し、接合姿勢の安定と接合強度の強化を図る。
【解決手段】 光ディスクの記録再生面に光を集光する対物レンズ12と、対物レンズを保持する対物レンズホルダ13と、対物レンズホルダに保持されている駆動コイル14と、対物レンズホルダを動作可能に支持する複数の弾性支持部材21と、弾性支持部材を固定する固定部2と、対物レンズホルダに保持され且つ各弾性支持部材の対物レンズホルダ側の一端と駆動コイルの各端点とを接合するための中継基板15と、を備えた対物レンズ駆動装置において、対物レンズホルダが中継基板15を支持する中継基板取付け面13aと、中継基板が弾性支持部材の端部を支持する弾性部材取付け面15aとが同一平面上にある。
【選択図】 図1
【解決手段】 光ディスクの記録再生面に光を集光する対物レンズ12と、対物レンズを保持する対物レンズホルダ13と、対物レンズホルダに保持されている駆動コイル14と、対物レンズホルダを動作可能に支持する複数の弾性支持部材21と、弾性支持部材を固定する固定部2と、対物レンズホルダに保持され且つ各弾性支持部材の対物レンズホルダ側の一端と駆動コイルの各端点とを接合するための中継基板15と、を備えた対物レンズ駆動装置において、対物レンズホルダが中継基板15を支持する中継基板取付け面13aと、中継基板が弾性支持部材の端部を支持する弾性部材取付け面15aとが同一平面上にある。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光ディスクにレ−ザ光を投影してディスクの記録、及び/又は、再生を行う光ディスク装置に用いる対物レンズ駆動装置、対物レンズ駆動装置を備えた光ピックアップ装置、及び光ピックアップ装置を備えた光ディスクドライブ装置に関する。
レーザ光源から出射されたレーザ光をCD、DVD等のディスク状記録媒体上に投影して情報の記録、再生を行う光ディスクドライブ装置は、出射されたレーザ光のスポットを記録媒体の記録面に投影するための光学ヘッドを備えている。
光学ヘッドは、例えば、レーザ光源、ビームスプリッタ、1/4波長板、レンズ、ミラー、受光素子、対物レンズ等を備え、対物レンズは対物レンズ駆動装置によってフォーカシング方向、トラッキング方向、及びタンジェンシャル方向へ向けて駆動される。
対物レンズ駆動装置は、装置本体に固定された固定部と、対物レンズを保持すると共に固定部によって各方向へ進退自在に支持された可動部と、を備えている。固定部が可動部を動作可能に支持する構成としてはいくつかの方式があるが、現在主に用いられているものの1つに弾性支持部材によって可動部を支持する方式がある。とくに可動部に駆動コイルを搭載したムービングコイル方式の場合、弾性支持部材として導電性材料を用いることにより、可動部の支持と駆動コイルへの配線との両立が可能となり、配線が原因で発生する不要共振を防止できるなどのメリットがある(特開2001−52357公報)。
また、導電性材料を用いた弾性支持部材と可動部に固着された駆動コイルとの電気的接合のために、弾性支持部材と駆動コイルとの間に中継基板を介する構造が、組付けが容易であるために広く用いられている(例えば、特願2004−230871)。
この中継基板を用いた対物レンズ駆動装置の可動部構成の一例を以下に説明する。まず、対物レンズホルダは中継基板を取り付けるための中継基板取付け面を持ち、この中継基板取付け面に中継基板の裏面が固着されている。中継基板の表面には、弾性支持部材を取り付けるための弾性支持部材取付け面(ランド部)があり、この中継基板の弾性支持部材取付け面(ランド部)と弾性支持部材の対物レンズ側の一端とが半田接続されることで電気的及び機械的に接続されている。また中継基板の駆動コイル取付け部には対物レンズに固着された駆動コイルが電気的に結合されている。これにより対物レンズホルダと弾性支持部材が機械的に結合されると共に、駆動コイルと弾性支持部材が電気的に結合されている。
しかし前述したような対物レンズホルダの中継基板取付け面と弾性支持部材との間に中継基板を介している構成では、中継基板の板厚にバラツキがある場合に中継基板の弾性支持部材取付け部(ランド部)と弾性支持部材の接合部表面との距離がばらつくために組付け位置精度が低下してしまい、チルト等に悪影響を及ぼしてしまう。また特に中継基板ランド部と弾性支持部材の接合部表面との距離が離れた場合には、この距離を埋めるためにランド部に半田を多量に盛らなければならないため、半田の増量分だけ可動部が重くなり感度特性に悪影響を及ぼすと同時に中継基板の隣接する弾性支持部材取付け部に夫々盛った半田同士が接近し過ぎ、最悪の場合には短絡してしまう可能性もあり組付け作業が容易ではなかった。
特開平2001−052357公報
特願2004−230871
光学ヘッドは、例えば、レーザ光源、ビームスプリッタ、1/4波長板、レンズ、ミラー、受光素子、対物レンズ等を備え、対物レンズは対物レンズ駆動装置によってフォーカシング方向、トラッキング方向、及びタンジェンシャル方向へ向けて駆動される。
対物レンズ駆動装置は、装置本体に固定された固定部と、対物レンズを保持すると共に固定部によって各方向へ進退自在に支持された可動部と、を備えている。固定部が可動部を動作可能に支持する構成としてはいくつかの方式があるが、現在主に用いられているものの1つに弾性支持部材によって可動部を支持する方式がある。とくに可動部に駆動コイルを搭載したムービングコイル方式の場合、弾性支持部材として導電性材料を用いることにより、可動部の支持と駆動コイルへの配線との両立が可能となり、配線が原因で発生する不要共振を防止できるなどのメリットがある(特開2001−52357公報)。
また、導電性材料を用いた弾性支持部材と可動部に固着された駆動コイルとの電気的接合のために、弾性支持部材と駆動コイルとの間に中継基板を介する構造が、組付けが容易であるために広く用いられている(例えば、特願2004−230871)。
この中継基板を用いた対物レンズ駆動装置の可動部構成の一例を以下に説明する。まず、対物レンズホルダは中継基板を取り付けるための中継基板取付け面を持ち、この中継基板取付け面に中継基板の裏面が固着されている。中継基板の表面には、弾性支持部材を取り付けるための弾性支持部材取付け面(ランド部)があり、この中継基板の弾性支持部材取付け面(ランド部)と弾性支持部材の対物レンズ側の一端とが半田接続されることで電気的及び機械的に接続されている。また中継基板の駆動コイル取付け部には対物レンズに固着された駆動コイルが電気的に結合されている。これにより対物レンズホルダと弾性支持部材が機械的に結合されると共に、駆動コイルと弾性支持部材が電気的に結合されている。
しかし前述したような対物レンズホルダの中継基板取付け面と弾性支持部材との間に中継基板を介している構成では、中継基板の板厚にバラツキがある場合に中継基板の弾性支持部材取付け部(ランド部)と弾性支持部材の接合部表面との距離がばらつくために組付け位置精度が低下してしまい、チルト等に悪影響を及ぼしてしまう。また特に中継基板ランド部と弾性支持部材の接合部表面との距離が離れた場合には、この距離を埋めるためにランド部に半田を多量に盛らなければならないため、半田の増量分だけ可動部が重くなり感度特性に悪影響を及ぼすと同時に中継基板の隣接する弾性支持部材取付け部に夫々盛った半田同士が接近し過ぎ、最悪の場合には短絡してしまう可能性もあり組付け作業が容易ではなかった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、請求項1の目的は、対物レンズホルダと弾性支持部材との高精度な組付を行なうことにある。
請求項2の目的は、対物レンズホルダと中継基板との接合面積を拡大し、接合姿勢の安定と接合強度の強化を図ることにある。
請求項3の目的は、対物レンズのタンジェンシャル方向両側から対物レンズホルダを支持する同軸上にある2本の弾性支持部材の組付けを、1本の弾性支持部材を二分することで達成し、組付け作業の簡素化と高精度な組付を図ることにある。
請求項4の目的は、対物レンズホルダと中継基板とを接合する接着剤の接着溜まり部を設けて対物レンズホルダと中継基板との組付け作業性を向上させると共に、接合部強度を向上させることにある。
請求項5の目的は、良好な信号が得られる光ピックアップ装置を提供することにある。
請求項6の目的は、データの読み書きを良好に行なうことが可能な光ディスクドライブ装置を提供することにある。
請求項2の目的は、対物レンズホルダと中継基板との接合面積を拡大し、接合姿勢の安定と接合強度の強化を図ることにある。
請求項3の目的は、対物レンズのタンジェンシャル方向両側から対物レンズホルダを支持する同軸上にある2本の弾性支持部材の組付けを、1本の弾性支持部材を二分することで達成し、組付け作業の簡素化と高精度な組付を図ることにある。
請求項4の目的は、対物レンズホルダと中継基板とを接合する接着剤の接着溜まり部を設けて対物レンズホルダと中継基板との組付け作業性を向上させると共に、接合部強度を向上させることにある。
請求項5の目的は、良好な信号が得られる光ピックアップ装置を提供することにある。
請求項6の目的は、データの読み書きを良好に行なうことが可能な光ディスクドライブ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、光ディスクの記録再生面に光を集光する対物レンズと、前記対物レンズを保持する対物レンズホルダと、前記対物レンズホルダに保持されている駆動コイルと、前記対物レンズホルダを動作可能に支持する複数の弾性支持部材と、前記弾性支持部材を固定する固定部と、前記対物レンズホルダに保持され且つ前記各弾性支持部材の前記対物レンズホルダ側の一端と前記駆動コイルの各端点とを接合するための中継基板と、を備えた対物レンズ駆動装置において、前記対物レンズホルダが前記中継基板を支持する中継基板取付け面と、前記中継基板が前記弾性支持部材の端部を支持する弾性部材取付け面とが同一平面上にあることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記複数の弾性支持部材は、前記光ディスク面と略平行な同一平面内に平行に配設されており、前記中継基板は前記対物レンズの光軸を含んだタンジェンシャル方向に平行な平面に対して対称に位置し、前記対物レンズホルダの前記中継基板取付け面はトラッキング方向外側に向けて前記弾性支持部材を超えた位置まで延在することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、前記対物レンズホルダの前記中継基板取付け面の一部を除去して貫通穴とし、該貫通穴の開口幅を前記弾性支持部材の延長線を含むように設定したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2又は3において、前記対物レンズホルダの前記中継基板取付け面の前記対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置と、前記中継基板の前記対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置とを異ならせたことを特徴とする。
請求項5の発明に係る光ピックアップ装置は、光束を出射する光源と、請求項1乃至4の何れか一項に記載の対物レンズ駆動装置と、前記光束を前記対物レンズ駆動装置内の前記対物レンズに入光し、前記記録再生面で反射され前記対物レンズを通過した戻り光を所定の受光位置に導く光学系と、前記受光位置に配置された光検出器と、を備えることを特徴とする。
請求項6の発明に係る光ディスクドライブ装置は、請求項5に記載の光ピックアップ装置と、前記光ピックアップ装置を前記光ディスクの半径方向に移動させるシーク機構と、光ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記光ピックアップ装置の出力信号を用いて前記情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも再生を行なう処理装置と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記複数の弾性支持部材は、前記光ディスク面と略平行な同一平面内に平行に配設されており、前記中継基板は前記対物レンズの光軸を含んだタンジェンシャル方向に平行な平面に対して対称に位置し、前記対物レンズホルダの前記中継基板取付け面はトラッキング方向外側に向けて前記弾性支持部材を超えた位置まで延在することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、前記対物レンズホルダの前記中継基板取付け面の一部を除去して貫通穴とし、該貫通穴の開口幅を前記弾性支持部材の延長線を含むように設定したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2又は3において、前記対物レンズホルダの前記中継基板取付け面の前記対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置と、前記中継基板の前記対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置とを異ならせたことを特徴とする。
請求項5の発明に係る光ピックアップ装置は、光束を出射する光源と、請求項1乃至4の何れか一項に記載の対物レンズ駆動装置と、前記光束を前記対物レンズ駆動装置内の前記対物レンズに入光し、前記記録再生面で反射され前記対物レンズを通過した戻り光を所定の受光位置に導く光学系と、前記受光位置に配置された光検出器と、を備えることを特徴とする。
請求項6の発明に係る光ディスクドライブ装置は、請求項5に記載の光ピックアップ装置と、前記光ピックアップ装置を前記光ディスクの半径方向に移動させるシーク機構と、光ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記光ピックアップ装置の出力信号を用いて前記情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも再生を行なう処理装置と、を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、対物レンズホルダが中継基板を支持する中継基板取付け面と、中継基板が弾性支持部材の端部を支持する弾性部材取付け面とが、同一平面上にあるように構成したので、対物レンズホルダと弾性支持部材との高精度な組付を行なうことができる。
請求項2の発明によれば、中継基板を支持する対物レンズホルダの中継基板取付け面(T字型の突出部材13Bの突出片13B’)は、その一部(先端部)がトラッキング方向外側に向けて弾性支持部材固定部を超えた位置まで延在するので、対物レンズホルダと中継基板との接合面積を拡大し、接合姿勢の安定と接合強度の強化を図ることができる。
請求項3の発明は、対物レンズホルダの中継基板取付け面の一部を除去した貫通穴の開口幅を弾性支持部材の延長線を含むように設定したので、対物レンズのタンジェンシャル方向両側から対物レンズホルダを支持する同軸上にある2本の弾性支持部材の組付けを、1本の弾性支持部材を二分することで達成し、組付け作業の簡素化と高精度な組付を図ることができる。
請求項4の発明は、対物レンズホルダの中継基板取付け面の対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置と、中継基板の対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置とを異ならせている。つまり、中継基板の外側端部と、対物レンズホルダの突出部材の外側端部の各位置を異ならせることにより、両端部間に形成されるスペース内に、対物レンズホルダと中継基板とを接合する接着剤の接着溜まり部を設けて対物レンズホルダと中継基板との組付け作業性を向上させると共に、接合部強度を向上させることができる。
請求項5の発明によれば、本発明の対物レンズ駆動装置を利用しているため、良好な信号が得られる光ピックアップ装置を提供することができる。
請求項6の発明によれば、本発明に係る対物レンズ駆動装置を利用した光ピックアップ装置を利用しているため、データの読み書きを良好に行なうことが可能な光ディスクドライブ装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、中継基板を支持する対物レンズホルダの中継基板取付け面(T字型の突出部材13Bの突出片13B’)は、その一部(先端部)がトラッキング方向外側に向けて弾性支持部材固定部を超えた位置まで延在するので、対物レンズホルダと中継基板との接合面積を拡大し、接合姿勢の安定と接合強度の強化を図ることができる。
請求項3の発明は、対物レンズホルダの中継基板取付け面の一部を除去した貫通穴の開口幅を弾性支持部材の延長線を含むように設定したので、対物レンズのタンジェンシャル方向両側から対物レンズホルダを支持する同軸上にある2本の弾性支持部材の組付けを、1本の弾性支持部材を二分することで達成し、組付け作業の簡素化と高精度な組付を図ることができる。
請求項4の発明は、対物レンズホルダの中継基板取付け面の対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置と、中継基板の対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置とを異ならせている。つまり、中継基板の外側端部と、対物レンズホルダの突出部材の外側端部の各位置を異ならせることにより、両端部間に形成されるスペース内に、対物レンズホルダと中継基板とを接合する接着剤の接着溜まり部を設けて対物レンズホルダと中継基板との組付け作業性を向上させると共に、接合部強度を向上させることができる。
請求項5の発明によれば、本発明の対物レンズ駆動装置を利用しているため、良好な信号が得られる光ピックアップ装置を提供することができる。
請求項6の発明によれば、本発明に係る対物レンズ駆動装置を利用した光ピックアップ装置を利用しているため、データの読み書きを良好に行なうことが可能な光ディスクドライブ装置を提供することができる。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に係る対物レンズ駆動装置の外観斜視図、及び可動部の平面図であり、この対物レンズ駆動装置1は光ディスクドライブ装置本体に固定された固定部2と、可動部11と、から概略構成されている。
直方体ブロック状の可動部11は、対物レンズ12、対物レンズ12を上面に保持する対物レンズホルダ13、対物レンズホルダ13により保持されている複数の駆動コイル14、各駆動コイル14の端点と後述する弾性支持部材21の対物レンズ側の一端(前端)とを電気的に接続する中継基板15と、で構成されている。また、可動部11は、対物レンズホルダ13を3方向(トラッキング、フォーカシング、タンジェンシャルの各方向)へ動作可能に支持する弾性支持部材21、弾性支持部材21を固定する固定部2によってタンジェンシャル方向片側を支持されている。また、固定部2には、駆動コイル14に対向して駆動用磁石3が配置されており、駆動用磁石3の裏面に配置されるバックヨーク4aと対物レンズ駆動装置のベース部4bを兼ねたヨークベース4があり、このヨークベース4は固定部2に固定されている。中継基板15は対物レンズホルダ13のトラッキング方向両側部に夫々固定され、対物レンズホルダ13の中継基板取付け面13aに固定されている。
導電性材料から構成されている複数の弾性支持部材21は、図1(a)のようにその一端(前端)は可動部11に固定された中継基板15に固定され、他端(後端)は固定部2に固定されて可動部11を弾性的に支持している。
各駆動コイル14の端点と中継基板15との間、及び中継基板15と各弾性支持部材21との間は夫々電気的に接続されており、可動部11に固着された駆動コイル14へ外部から電流を供給することができる。そして駆動コイル14に流れる電流と駆動コイル14に対向して配置されている駆動用磁石3が発生している磁束とがあいまって、駆動コイル14にローレンツ力を発生させ、可動部11を任意の方向に駆動することが可能となる。
図1(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に係る対物レンズ駆動装置の外観斜視図、及び可動部の平面図であり、この対物レンズ駆動装置1は光ディスクドライブ装置本体に固定された固定部2と、可動部11と、から概略構成されている。
直方体ブロック状の可動部11は、対物レンズ12、対物レンズ12を上面に保持する対物レンズホルダ13、対物レンズホルダ13により保持されている複数の駆動コイル14、各駆動コイル14の端点と後述する弾性支持部材21の対物レンズ側の一端(前端)とを電気的に接続する中継基板15と、で構成されている。また、可動部11は、対物レンズホルダ13を3方向(トラッキング、フォーカシング、タンジェンシャルの各方向)へ動作可能に支持する弾性支持部材21、弾性支持部材21を固定する固定部2によってタンジェンシャル方向片側を支持されている。また、固定部2には、駆動コイル14に対向して駆動用磁石3が配置されており、駆動用磁石3の裏面に配置されるバックヨーク4aと対物レンズ駆動装置のベース部4bを兼ねたヨークベース4があり、このヨークベース4は固定部2に固定されている。中継基板15は対物レンズホルダ13のトラッキング方向両側部に夫々固定され、対物レンズホルダ13の中継基板取付け面13aに固定されている。
導電性材料から構成されている複数の弾性支持部材21は、図1(a)のようにその一端(前端)は可動部11に固定された中継基板15に固定され、他端(後端)は固定部2に固定されて可動部11を弾性的に支持している。
各駆動コイル14の端点と中継基板15との間、及び中継基板15と各弾性支持部材21との間は夫々電気的に接続されており、可動部11に固着された駆動コイル14へ外部から電流を供給することができる。そして駆動コイル14に流れる電流と駆動コイル14に対向して配置されている駆動用磁石3が発生している磁束とがあいまって、駆動コイル14にローレンツ力を発生させ、可動部11を任意の方向に駆動することが可能となる。
ここで、対物レンズホルダ13と弾性支持部材21との組付けは、板状の中継基板15を介して行なっているが、対物レンズホルダ13と各中継基板15との接合面である中継基板取付け面13aと、各弾性支持部材21の前端部を支持する中継基板15の弾性支持部材取付け面(ランド部)15aとが一致するように設定することにより、対物レンズホルダの中継基板取付け面13aと中継基板の弾性支持部材取付け面(ランド部)15aとが同一平面上に位置することとなり、中継基板支持部材取付け面15aが平坦面であるかぎり、中継基板の板厚に厚み差があったとしても、組付け精度に影響しない構成となっている(図1(b))。このため、対物レンズホルダ13と弾性支持部材21との高精度な組付が可能となる。
つまり、本実施形態によれば、対物レンズホルダ13と弾性支持部材21との高精度な組付を行なうことが可能となるばかりでなく、対物レンズホルダ13と中継基板15との接合面積を拡大し、接合姿勢の安定と接合強度の強化を図ることができる。
つまり、本実施形態によれば、対物レンズホルダ13と弾性支持部材21との高精度な組付を行なうことが可能となるばかりでなく、対物レンズホルダ13と中継基板15との接合面積を拡大し、接合姿勢の安定と接合強度の強化を図ることができる。
次に、図2乃至図4に基づいて、本発明の第2の実施形態について説明する。図2(a)及び(b)は第2の実施形態に係る対物レンズ駆動装置の外観斜視図、正面図(タンジェンシャル方向側面図)であり、図3(a)(b)及び(c)は一部変形した可動部の構成例を示す斜視図、可動部平面図、及び可動部正面図(タンジェンシャル方向側面図)であり、図4(a)及び(b)は一部変形した可動部正面図(タンジェンシャル方向側面図)、及び更に他の変形例に係る可動部正面図(タンジェンシャル方向側面図)である。
図2の実施形態に係る対物レンズ駆動装置1の可動部11は、対物レンズ12と、対物レンズ12を保持する対物レンズホルダ13と、対物レンズホルダ13の前後面により夫々保持されている駆動コイル14と、各駆動コイル14の端点と弾性支持部材21の対物レンズ側の一端とを電気的に接続する中継基板15と、で構成されている。
また、可動部11は、対物レンズホルダ13を各方向((トラッキング、フォーカシング、タンジェンシャルの各方向)へ動作可能に支持する弾性支持部材21、弾性支持部材21の他端を固定する固定部2によってタンジェンシャル方向両側(前後)から夫々支持されている。
また、各固定部2には、各駆動コイル14に対向して駆動用磁石3が配置されており、各駆動用磁石3の裏にあるバックヨーク4aと対物レンズ駆動装置のベース部4bを兼ねたヨークベース4が設けられ、このヨークベース4aは固定部2と固定されている。
中継基板15は対物レンズホルダ13のトラッキング方向両側面に存在し、夫々対物レンズホルダ13の中継基板取付け面13bに固定されている。この例では、対物レンズホルダ13のトラッキング方向両側面から水平に突設した板状の突出部材13Bの下面に中継基板取付け面13bが設けられている。両中継基板取付け面13bは、平坦面であり、同一の高さレベルとなるように構成されている。
導電性材料にて構成されている複数の弾性支持部材21(この例では8本)は、全ての高さが同一レベルにあり、且つ略同一平面内に存在するように平行に張設支持されており、前述したように一端は可動部11に固定された中継基板15に固定され、他端は各固定部2に固定されて可動部11を弾性的に支持している。この例では、可動部11を挟んで左右両側に位置する4本ずつの弾性支持部材21は対称に配置されている。
各駆動コイル14の端点と中継基板15との間、及び、中継基板15と弾性支持部材21との間が、夫々電気的に接続されており、可動部11に固着された各駆動コイル14へ外部から電流を供給することができる。そして、駆動コイル14に流れる電流と、駆動コイル14に対向して配置されている駆動用磁石3が発生している磁束とがあいまって、駆動コイルにローレンツ力を発生させ、可動部11を任意の方向に駆動することが可能となる。
図2の実施形態に係る対物レンズ駆動装置1の可動部11は、対物レンズ12と、対物レンズ12を保持する対物レンズホルダ13と、対物レンズホルダ13の前後面により夫々保持されている駆動コイル14と、各駆動コイル14の端点と弾性支持部材21の対物レンズ側の一端とを電気的に接続する中継基板15と、で構成されている。
また、可動部11は、対物レンズホルダ13を各方向((トラッキング、フォーカシング、タンジェンシャルの各方向)へ動作可能に支持する弾性支持部材21、弾性支持部材21の他端を固定する固定部2によってタンジェンシャル方向両側(前後)から夫々支持されている。
また、各固定部2には、各駆動コイル14に対向して駆動用磁石3が配置されており、各駆動用磁石3の裏にあるバックヨーク4aと対物レンズ駆動装置のベース部4bを兼ねたヨークベース4が設けられ、このヨークベース4aは固定部2と固定されている。
中継基板15は対物レンズホルダ13のトラッキング方向両側面に存在し、夫々対物レンズホルダ13の中継基板取付け面13bに固定されている。この例では、対物レンズホルダ13のトラッキング方向両側面から水平に突設した板状の突出部材13Bの下面に中継基板取付け面13bが設けられている。両中継基板取付け面13bは、平坦面であり、同一の高さレベルとなるように構成されている。
導電性材料にて構成されている複数の弾性支持部材21(この例では8本)は、全ての高さが同一レベルにあり、且つ略同一平面内に存在するように平行に張設支持されており、前述したように一端は可動部11に固定された中継基板15に固定され、他端は各固定部2に固定されて可動部11を弾性的に支持している。この例では、可動部11を挟んで左右両側に位置する4本ずつの弾性支持部材21は対称に配置されている。
各駆動コイル14の端点と中継基板15との間、及び、中継基板15と弾性支持部材21との間が、夫々電気的に接続されており、可動部11に固着された各駆動コイル14へ外部から電流を供給することができる。そして、駆動コイル14に流れる電流と、駆動コイル14に対向して配置されている駆動用磁石3が発生している磁束とがあいまって、駆動コイルにローレンツ力を発生させ、可動部11を任意の方向に駆動することが可能となる。
ここで、対物レンズホルダ13と弾性支持部材21との組付けは、平板状の中継基板15を介して行なっているが、各弾性支持部材21と中継基板15との接合部を各中継基板の同一面15b上とすることにより、対物レンズホルダの中継基板取付け面13bと中継基板の弾性支持部材取付け面(ランド部)15bとが同一平面上に位置することとなり、中継基板の板厚に厚み差があっても組付け精度に影響しない構成となっている(図2(b))。このため、対物レンズホルダ13と弾性支持部材21との高精度な組付けが可能となる。
つまり、本実施形態によれば、対物レンズホルダ13と弾性支持部材21との高精度な組付を行なうことが可能となるばかりでなく、対物レンズホルダ13と中継基板15との接合面積を拡大し、接合姿勢の安定と接合強度の強化を図ることができる。
また、図3(a)(b)及び(c)の変形実施形態のように、対物レンズホルダの中継基板取付け面13bの一部がトラッキング方向に弾性支持部材21を超えた外側位置にまで延在するように、各突出部材13BをT字状に構成することで、対物レンズホルダの中継基板取付け面13bと中継基板15の上面15bとの接合面積が拡大されて接合姿勢が安定し、接合強度が向上して信頼性の高い組付けが可能となる。
つまり、本実施形態によれば、対物レンズホルダ13と弾性支持部材21との高精度な組付を行なうことが可能となるばかりでなく、対物レンズホルダ13と中継基板15との接合面積を拡大し、接合姿勢の安定と接合強度の強化を図ることができる。
また、図3(a)(b)及び(c)の変形実施形態のように、対物レンズホルダの中継基板取付け面13bの一部がトラッキング方向に弾性支持部材21を超えた外側位置にまで延在するように、各突出部材13BをT字状に構成することで、対物レンズホルダの中継基板取付け面13bと中継基板15の上面15bとの接合面積が拡大されて接合姿勢が安定し、接合強度が向上して信頼性の高い組付けが可能となる。
また、図4(a)及び(b)の各実施形態に係る可動部は、図3の実施形態の変形例であり、対物レンズホルダ13の中継基板取付け面13bの端部と中継基板15の端部とをそろえずに段差を付けることで、対物レンズホルダと中継基板とを接合するための接着剤30の接着溜まり部を設けることができ、対物レンズホルダと中継基板との組付け作業性を向上させると共に、接合強度を向上させて信頼性の高い組付けが可能となる。即ち、突出部材13BをT字状に構成すると共に、中央の幅の狭い突出片13B’の先端部の位置と、中継基板15の先端部の位置を異ならせることにより、両先端部間にできるスペース内に接着剤30を充填するようにしている。
つまり、本実施形態は、対物レンズホルダの中継基板取付け面13bの対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置と、中継基板の対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置とを異ならせた構成が特徴的である。
図4(a)の構成例は、T字型の突出部材13Bのトラッキング方向への幅の細い突出片13B’の外側端部の位置よりも、中継基板15の外側端部の位置を長くすることにより、突出片13B’の外側端部の端面と、中継基板15の端部上面との間のスペース内に接着剤30から成る接着剤溜まり部を形成している。
図4(b)の例では、上記とは逆に、T字型の突出部材13Bの突出片13B’の外側端部の位置を、中継基板15の外側端部の位置よりも長くすることにより、突出片13B’の外側端部の下面と、中継基板15の端部の端面との間のスペース内に接着剤30から成る接着剤溜まり部を形成している。
つまり、本実施形態は、対物レンズホルダの中継基板取付け面13bの対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置と、中継基板の対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置とを異ならせた構成が特徴的である。
図4(a)の構成例は、T字型の突出部材13Bのトラッキング方向への幅の細い突出片13B’の外側端部の位置よりも、中継基板15の外側端部の位置を長くすることにより、突出片13B’の外側端部の端面と、中継基板15の端部上面との間のスペース内に接着剤30から成る接着剤溜まり部を形成している。
図4(b)の例では、上記とは逆に、T字型の突出部材13Bの突出片13B’の外側端部の位置を、中継基板15の外側端部の位置よりも長くすることにより、突出片13B’の外側端部の下面と、中継基板15の端部の端面との間のスペース内に接着剤30から成る接着剤溜まり部を形成している。
次に、本発明の第3の実施形態について、図5乃至図7に基づいて説明する(第2の実施形態と同一部分には同一符号を付す)。なお、図5(a)及び(b)は第3の実施形態に係る可動部の外観斜視図、及び要部拡大図であり、図6(a)及び(b)は図5の可動部の平面図、及び正面図(タンジェンシャル方向側面図)である。更に、図7(a)及び(b)は夫々第3の実施形態の変形構成例を示す正面図(タンジェンシャル方向側面図)である。なお、対物レンズ駆動装置1の全体構成について図2(a)を併せて参照する。
上記第2の実施形態においては、対物レンズのタンジェンシャル方向両側から対物レンズホルダを支持する8本の弾性支持部材を組付けるに際しては、1本ずつを個別に適宜配置して組付けを行なわなければならず、この点が不便である。
そこで本実施形態では、下面に中継基板取付け面13bを有した対物レンズホルダ13の下面の一部を切り欠いて貫通穴13B”を形成し、この貫通穴13B”の開口幅が、中継基板15上における各弾性支持部材端部の固定箇所のタンジェンシャル方向延長線を含むように、その開口幅を設定している。
この実施形態において8本の弾性支持部材21を各固定部2と中継基板15との間に張設する際には、長尺な4本の弾性支持部材を用いた作業が可能であり、作業性を低減できる。即ち、貫通穴13B”を通して、図2(a)のタンジェンシャル方向両側に位置する固定部2に対して夫々4本の長尺な弾性支持部材の両端が掛かる様に差し渡して固定し、各長尺弾性支持部材の中間部の適所を2箇所づつ中継基板15上に接合した後に弾性支持部材21の中央部を所要長に亘って(ほぼ貫通穴13B”内に位置している部分を)切断除去する。これにより、最終的に同一軸線状に組み付けられる2本の弾性支持部材21を、1本の長尺弾性支持部材を利用して一挙に組付けることができるので、組付け作業の簡素化が行なえると同時に、弾性支持部材の組付け時スパンを長く取れることから高精度な組付が可能になる。
上記第2の実施形態においては、対物レンズのタンジェンシャル方向両側から対物レンズホルダを支持する8本の弾性支持部材を組付けるに際しては、1本ずつを個別に適宜配置して組付けを行なわなければならず、この点が不便である。
そこで本実施形態では、下面に中継基板取付け面13bを有した対物レンズホルダ13の下面の一部を切り欠いて貫通穴13B”を形成し、この貫通穴13B”の開口幅が、中継基板15上における各弾性支持部材端部の固定箇所のタンジェンシャル方向延長線を含むように、その開口幅を設定している。
この実施形態において8本の弾性支持部材21を各固定部2と中継基板15との間に張設する際には、長尺な4本の弾性支持部材を用いた作業が可能であり、作業性を低減できる。即ち、貫通穴13B”を通して、図2(a)のタンジェンシャル方向両側に位置する固定部2に対して夫々4本の長尺な弾性支持部材の両端が掛かる様に差し渡して固定し、各長尺弾性支持部材の中間部の適所を2箇所づつ中継基板15上に接合した後に弾性支持部材21の中央部を所要長に亘って(ほぼ貫通穴13B”内に位置している部分を)切断除去する。これにより、最終的に同一軸線状に組み付けられる2本の弾性支持部材21を、1本の長尺弾性支持部材を利用して一挙に組付けることができるので、組付け作業の簡素化が行なえると同時に、弾性支持部材の組付け時スパンを長く取れることから高精度な組付が可能になる。
また、図7(a)(b)のように、対物レンズホルダの中継基板取付け面13bの外側端部と中継基板の外側端部をそろえずに段差を付けることで、対物レンズホルダと中継基板とを接合するための接着剤30の接着溜まり部を設け、対物レンズホルダと中継基板との組付け作業性を向上させると共に、接合強度を向上させて信頼性の高い組付けを可能とする。
つまり、本実施形態は、対物レンズホルダの中継基板取付け面13bの対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置と、中継基板の対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置とを異ならせた構成が特徴的である。
図7(a)の構成例は、T字型の突出部材13Bの突出片13B’の外側端部の位置よりも、中継基板15の外側端部の位置を長くすることにより、突出片13B’の外側端部の端面と、中継基板15の端部上面との間のスペース内に接着剤30から成る接着剤溜まり部を形成している。
図7(b)の例では、上記とは逆に、T字型の突出部材13Bの突出片13B’の外側端部の位置を、中継基板15の外側端部の位置よりも長くすることにより、突出片13B’の外側端部の下面と、中継基板15の端部の端面との間のスペース内に接着剤30から成る接着剤溜まり部を形成している。
つまり、本実施形態は、対物レンズホルダの中継基板取付け面13bの対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置と、中継基板の対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置とを異ならせた構成が特徴的である。
図7(a)の構成例は、T字型の突出部材13Bの突出片13B’の外側端部の位置よりも、中継基板15の外側端部の位置を長くすることにより、突出片13B’の外側端部の端面と、中継基板15の端部上面との間のスペース内に接着剤30から成る接着剤溜まり部を形成している。
図7(b)の例では、上記とは逆に、T字型の突出部材13Bの突出片13B’の外側端部の位置を、中継基板15の外側端部の位置よりも長くすることにより、突出片13B’の外側端部の下面と、中継基板15の端部の端面との間のスペース内に接着剤30から成る接着剤溜まり部を形成している。
次に、図8に基づいて、本発明の対物レンズ駆動装置を備えた光ディスクドライブ装置に装備される光学ピックアップ装置の構成例を説明する。
光学ピックアップ装置40に搭載されている光源41から出射したレーザ光は、カップリングレンズ42、ビームスプリッタ43を順次通過し、立上げミラーに44より折り曲げられる。立上げミラー44によって折り曲げられた光は光学ピックアップに搭載された図示しない対物レンズ駆動装置の対物レンズに入射し、図示しない光ディスクの記録再生面上にスポットを形成する。、記録再生面で反射され対物レンズを通過した戻り光(スポットからの反射光)は、ビームスプリッタ43によって、入射時の方向とは異なる方向に変換されて、検出レンズ45とシリンドリカルレンズ46等の光学系を通った後、光検出器としての受光器47に入射する。受光器47で得られた信号を元にして対物レンズ駆動装置のフォーカシングコイル、トラッキングコイルを駆動することによって光ディスクに対して対物レンズを追従することで光ディスクの情報を得ることができる。ここで、光学ピックアップに搭載されている対物レンズ駆動装置1は前記各実施形態1〜3にて説明した構成を備えたものである。これにより、良好な信号が得られる光ピックアップ装置を提供することができる。
光学ピックアップ装置40に搭載されている光源41から出射したレーザ光は、カップリングレンズ42、ビームスプリッタ43を順次通過し、立上げミラーに44より折り曲げられる。立上げミラー44によって折り曲げられた光は光学ピックアップに搭載された図示しない対物レンズ駆動装置の対物レンズに入射し、図示しない光ディスクの記録再生面上にスポットを形成する。、記録再生面で反射され対物レンズを通過した戻り光(スポットからの反射光)は、ビームスプリッタ43によって、入射時の方向とは異なる方向に変換されて、検出レンズ45とシリンドリカルレンズ46等の光学系を通った後、光検出器としての受光器47に入射する。受光器47で得られた信号を元にして対物レンズ駆動装置のフォーカシングコイル、トラッキングコイルを駆動することによって光ディスクに対して対物レンズを追従することで光ディスクの情報を得ることができる。ここで、光学ピックアップに搭載されている対物レンズ駆動装置1は前記各実施形態1〜3にて説明した構成を備えたものである。これにより、良好な信号が得られる光ピックアップ装置を提供することができる。
次に、図9に基づいて本発明の光ピックアップ装置を備えた光ディスクドライブ装置の構成例を説明する。
光ディスクドライブ装置50には、ピックアップモジュール51が設置されている。ピックアップモジュール51には光ディスク52を回転させるスピンドルモータ53が固定されている。また、ピックアップモジュール51に取り付けられたシークレール(シーク機構)54には光ピックアップ装置40が進退自在に搭載されている。光ピックアップ装置40はシークレール54上を光ディスク52の半径方向に移動可能である。ここで本光ディスクドライブ装置50に搭載されている光ピックアップ装置40は図8の実施形態に係るものである。更に、光ピックアップ装置の出力信号を用いて情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも再生を行なう処理装置を備える。これによりデータの読み書きを良好に行なうことが可能な光ディスクドライブ装置を提供することができる。
即ち、本発明の光ディスクドライブ装置50は、光ピックアップ装置40と、前記光ピックアップ装置40を光ディスク52の半径方向に移動させるシーク機構としてのシークレール54と、光ディスクを回転させるスピンドルモータ53と、光ピックアップ装置の出力信号を用いて情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも再生を行なう処理装置と、を備えるものである。
なお、本発明において光ディスクとは、CD、DVD、その他のディスク状記録媒体を含む概念である。
光ディスクドライブ装置50には、ピックアップモジュール51が設置されている。ピックアップモジュール51には光ディスク52を回転させるスピンドルモータ53が固定されている。また、ピックアップモジュール51に取り付けられたシークレール(シーク機構)54には光ピックアップ装置40が進退自在に搭載されている。光ピックアップ装置40はシークレール54上を光ディスク52の半径方向に移動可能である。ここで本光ディスクドライブ装置50に搭載されている光ピックアップ装置40は図8の実施形態に係るものである。更に、光ピックアップ装置の出力信号を用いて情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも再生を行なう処理装置を備える。これによりデータの読み書きを良好に行なうことが可能な光ディスクドライブ装置を提供することができる。
即ち、本発明の光ディスクドライブ装置50は、光ピックアップ装置40と、前記光ピックアップ装置40を光ディスク52の半径方向に移動させるシーク機構としてのシークレール54と、光ディスクを回転させるスピンドルモータ53と、光ピックアップ装置の出力信号を用いて情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも再生を行なう処理装置と、を備えるものである。
なお、本発明において光ディスクとは、CD、DVD、その他のディスク状記録媒体を含む概念である。
1 対物レンズ駆動装置、2 固定部、4 ヨークベース、11 可動部、12 対物レンズ、13 対物レンズホルダ、13a 中継基板取付け面、13B 突出部材、13B’ 突出部材、13B” 貫通穴、14 駆動コイル、15 中継基板、15a 中継基板支持部材取付け面、21 弾性支持部材、30 接着剤、40 光ピックアップ装置、50 光ディスクドライブ装置。
Claims (6)
- 光ディスクの記録再生面に光を集光する対物レンズと、前記対物レンズを保持する対物レンズホルダと、前記対物レンズホルダに保持されている駆動コイルと、前記対物レンズホルダを動作可能に支持する複数の弾性支持部材と、前記弾性支持部材を固定する固定部と、前記対物レンズホルダに保持され且つ前記各弾性支持部材の前記対物レンズホルダ側の一端と前記駆動コイルの各端点とを接合するための中継基板と、を備えた対物レンズ駆動装置において、
前記対物レンズホルダが前記中継基板を支持する中継基板取付け面と、前記中継基板が前記弾性支持部材の端部を支持する弾性部材取付け面とが同一平面上に配置されていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 前記複数の弾性支持部材は、前記光ディスク面と略平行な同一平面内に平行に配設されており、前記中継基板は前記対物レンズの光軸を含んだタンジェンシャル方向に平行な平面に対して対称に位置し、前記対物レンズホルダの前記中継基板取付け面はトラッキング方向外側に向けて前記弾性支持部材を超えた位置まで延在することを特徴とする請求項1記載の対物レンズ駆動装置。
- 前記対物レンズホルダの前記中継基板取付け面の一部を除去して貫通穴とし、該貫通穴の開口幅を前記弾性支持部材の延長線を含むように設定したことを特徴とする請求項2記載の対物レンズ駆動装置。
- 前記対物レンズホルダの前記中継基板取付け面の前記対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置と、前記中継基板の前記対物レンズに対してトラッキング方向に最も離れた端部の位置とを異ならせたことを特徴とする請求項2、又は3記載の対物レンズ駆動装置。
- 光束を出射する光源と、請求項1乃至4の何れか一項に記載の対物レンズ駆動装置と、前記光束を前記対物レンズ駆動装置内の前記対物レンズに入光し、前記記録再生面で反射され前記対物レンズを通過した戻り光を所定の受光位置に導く光学系と、前記受光位置に配置された光検出器と、を備えることを特徴とする光ピックアップ装置。
- 請求項5に記載の光ピックアップ装置と、前記光ピックアップ装置を前記光ディスクの半径方向に移動させるシーク機構と、光ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記光ピックアップ装置の出力信号を用いて前記情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも再生を行なう処理装置と、を備えることを特徴とする光ディスクドライブ装置。
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