[go: up one dir, main page]

JP2006239240A - 超音波プローブ - Google Patents

超音波プローブ Download PDF

Info

Publication number
JP2006239240A
JP2006239240A JP2005061156A JP2005061156A JP2006239240A JP 2006239240 A JP2006239240 A JP 2006239240A JP 2005061156 A JP2005061156 A JP 2005061156A JP 2005061156 A JP2005061156 A JP 2005061156A JP 2006239240 A JP2006239240 A JP 2006239240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
ultrasonic
ultrasonic probe
dense
probe according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005061156A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4517239B2 (ja
Inventor
Atsushi Osawa
敦 大澤
Toshikazu Tanaka
俊積 田中
Hirotomo Itoi
啓友 糸井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fujinon Corp
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujinon Corp, Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fujinon Corp
Priority to JP2005061156A priority Critical patent/JP4517239B2/ja
Priority to EP06004247A priority patent/EP1698281B1/en
Priority to DE602006008052T priority patent/DE602006008052D1/de
Priority to US11/366,409 priority patent/US20060241472A1/en
Publication of JP2006239240A publication Critical patent/JP2006239240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4517239B2 publication Critical patent/JP4517239B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/44Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device
    • A61B8/4444Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device related to the probe
    • A61B8/445Details of catheter construction
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/12Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves in body cavities or body tracts, e.g. by using catheters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/44Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device
    • A61B8/4444Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device related to the probe
    • A61B8/4461Features of the scanning mechanism, e.g. for moving the transducer within the housing of the probe

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

【課題】 キャップに使用する材料を変更することなく、受信感度を向上させる。
【解決手段】 超音波プローブは、超音波を送受信する超音波トランスデューサ31と、この周りを囲うキャップ30とを備え、キャップ30を介して生体に超音波を走査する。キャップ30の超音波が通過する部分に、複数の孔30aを設けてメッシュ状部分を形成し、このメッシュ状部分の疎密間隔(孔30aの配列ピッチ)を上記超音波の波長より小さくすることで、メッシュ状部分の音響インピーダンスが低下して受信感度が向上する。また、キャップ30の内部には、シース17から水が流入し、孔30aを介して外部へ流出するようになっている。また、孔30aに代えて凹部を設けるようにしても、音響インピーダンスの低下を図ることができる。さらに、孔30aまたは凹部の配列ピッチを変化させて、音響レンズ効果を持たせることもできる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、超音波トランスデューサによって生体内に超音波を走査する超音波プローブに関するものである。
近年、医療分野において、超音波画像を利用した医療診断が実用化されている。超音波画像は、超音波プローブから生体の所要部に超音波を照射し、そのエコー信号を電気的に検出することによって得られる。また、超音波を走査しながら照射することにより、超音波断層画像を得ることも可能で、超音波を送受信する超音波トランスデューサを機械的に回転あるいは揺動、もしくはスライドさせるメカニカルスキャン機構を備えた超音波プローブも知られている。このような超音波プローブで生体内の超音波画像を取得する際には、超音波プローブを内視鏡の鉗子口に挿通して、内視鏡の先端に設けられたカメラで超音波プローブの先端が生体内のどの箇所にあるかを観察しながら行う。
超音波トランスデューサは、圧電素子、電極、および音響整合層からなり、超音波プローブ先端のシール用のキャップ内に内蔵されている。メカニカルスキャン機構を備えた超音波プローブでは、超音波の伝達効率を向上させるとともに、超音波トランスデューサの回転運動が円滑となるように、キャップには適宜の液体が充填されている(例えば、特許文献1参照)。このキャップは、回転する超音波トランスデューサを保護するためにも必須の部材である。
特開2002−345819号公報
ところで、上記キャップは通常ポリエチレンなどの樹脂材料で形成されるが、これは超音波の送受信特性に対しては劣化要因となる。これは、キャップに使用される樹脂材料の音響インピーダンスが高く、生体との間で音響インピーダンスの整合が取れないためであり、超音波の受信感度の低下を招くこととなる。そこで、キャップと生体との間の音響インピーダンスの整合が取れるように、キャップに使用する樹脂材料を変更することが考えられるが、変更後の樹脂材料の生体適合性を確保するためには、調査や検証に莫大な費用や労力が要されるため、現状の樹脂材料から変更することは現実的ではない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、キャップに使用する材料を変更することなく、受信感度を向上させることができる超音波プローブを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、超音波を送信、受信、または送受信する超音波トランスデューサと、その周りを囲うキャップとを備え、前記キャップを介して生体に超音波を走査する超音波プローブにおいて、前記キャップの超音波が通過する部分に、物質密度が疎の部分および密の部分が繰り返し形成されてなる疎密領域を設け、この疎密領域の疎密間隔を前記超音波の波長より小さくしたことを特徴とする。
なお、前記疎の部分は、空隙であることが好ましい。また、前記キャップ内に液体が流入され、前記キャップ内に流入した液体は前記空隙を介して外部へ流出することが好ましい。
また、前記空隙を覆うように前記キャップの周囲にバルーンを設け、このバルーンに、前記キャップから前記空隙を介して外部へ流出した液体を注入することが好ましい。
また、前記疎密領域は、フレームにワイヤーを巻き付けて形成されたものであることが好ましい。
また、前記疎の部分は、凹部であることも好ましい。
また、前記疎密間隔が一様であることが好ましい。
また、前記疎密間隔が一様ではなく、前記疎密領域内の場所によって音響インピーダンスが異なるようにすることも好ましい。
なお、前記キャップは、円筒形状であるとともに、前記疎密間隔が軸方向および/または円周方向に段階的に変化していることが好ましい。また、前記キャップは、軸方向の中央部から外側へ向かうに従って音響インピーダンスが増加するように前記疎密間隔が変化しており、軸方向に関して音響レンズ効果を備えることが好ましい。
本発明の超音波プローブによれば、キャップの超音波が通過する部分に、物質密度が疎の部分および密の部分が繰り返し形成されてなる疎密領域を設け、この疎密領域の疎密間隔を上記超音波の波長より小さくしたので、疎密領域の音響インピーダンスが超音波に対して一様とみなされ、キャップの音響インピーダンスが低下する。これにより、キャップと生体との間の音響インピーダンスの整合性が向上し、超音波の受信感度を向上させることができる。また、このようなキャップは、従来の樹脂材料を用いて容易に低コストで作成することができる。
また、本発明の超音波プローブは、疎の部分を空隙とし、空隙を覆うようにキャップの周囲にバルーンを設け、このバルーンに、キャップから空隙を介して外部へ流出した液体を注入することで、バルーンに水を注入するための注水ラインを別に設ける必要がなくなり、コンパクト化される。
図1において、超音波診断装置2は、内視鏡10と、超音波プローブ11と、超音波観測器12とからなる。内視鏡10は、軟性部材からなり、生体内に挿入される挿入部13と、挿入部13の基端部分に連設された操作部14と、内視鏡用プロセッサ装置(図示せず)に接続されるコード15とを備えている。挿入部13の先端13aには、生体内撮影用のカメラ(図示せず)が内蔵されており、このカメラで撮影した画像を内視鏡用プロセッサ装置を介して内視鏡用モニタ(図示せず)に表示して観察することが可能となっている。
超音波プローブ11は、内視鏡10の鉗子口16に挿通され、挿入部13と同様に軟性部材からなるシース17と、後述するモータ49など(図3参照)が内蔵されたトランスレータ18と、超音波観測器12に接続されるコード19とを備えている。また、超音波観測器12は、超音波画像を表示するモニタ20を備えている。
図2において、シース17の先端17aには、ポリエチレンなどの樹脂材料からなり、超音波の通過部分に複数の孔(空隙)30aを有する円筒形状のキャップ30が取り付けられており、キャップ30は、超音波トランスデューサ31の周りを囲っている。また、シース17の基端には、水の注水口(図示せず)が設けられており、この注水口からシース17内に水が注入される。シース17内に注入された水はキャップ30内に流入し、孔30aから外部へ流出する。この水流によって、生体内を水で満たすことができる。
超音波トランスデューサ31は、コントロールケーブル32が連結された台座33に載置されている。コントロールケーブル32は、フレキシブルシャフト32aと、フレキシブルシャフト32aを被覆する可撓チューブ32bとからなる。フレキシブルシャフト32aの先端は台座33に連結され、その基端はトランスレータ18内に延長されており、トランスレータ18に内蔵されたモータ49(図3参照)により、所定の回転速度(例えば10〜40回転/秒)で回転駆動される。これにより、超音波トランスデューサ31は、フレキシブルシャフト32aを回転軸として所定の回転速度で回転する。なお、キャップ30内の水は流動するため、超音波トランスデューサ31の回転による気泡の発生(キャビテーション)が抑えられる。
図3に示すように、超音波トランスデューサ31は、台座33側から順に、フェライトゴム製のバッキング材40、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)の薄膜からなる圧電素子41、およびエポキシ樹脂製の音響整合層42からなり、圧電素子41を電極43a、43bで挟み込んだ構成となっている。両電極43a、43bには、配線44a、44bがそれぞれ接続されている。電極43b側の配線44bは、アースに接続されている。一方、電極43a側の配線44aは、コントロールケーブル32内に挿通され、トランスレータ18内の送受信切替回路45に接続されている。
送受信切替回路45は、超音波トランスデューサ31による超音波の送受信切り替えを所定の時間間隔で行う。この送受信切替回路45には、パルス発生回路46および電圧測定回路47が接続されている。パルス発生回路46は、超音波トランスデューサ31から超音波を発生させる際(超音波の送信時)に、パルス電圧を圧電素子41に印加する。これにより、超音波トランスデューサ31は、所定の周波数の超音波を発生する。
電圧測定回路47は、生体からのエコー信号を超音波トランスデューサ31で受信した際(超音波の受信時)に、圧電素子41に発生する電圧を測定する。電圧測定回路47は、この測定結果をコントローラ48に送信する。コントローラ48は、電圧測定回路47から送信された測定結果を超音波画像に変換し、これを超音波観測器12に送信する。
生体内の超音波画像を取得する際には、超音波プローブ11が鉗子口16に挿通された内視鏡10の挿入部13が生体内に挿入され、内視鏡用モニタにより生体内が観測されながら生体内の所要部が探索される。生体内の所要部にシース17の先端17aが到達すると、シース17内に水を注水し、キャップ30の孔30aから外部に流出する水によって該所要部を水で満たす。
この状態で、超音波画像を取得する指示がなされると、超音波トランスデューサ31が所定の回転速度で回転する。これと同時に、送受信切替回路45により超音波トランスデューサ31の超音波の送受信が切り替えられながら、パルス発生回路46からのパルス電圧の印加により超音波トランスデューサ31から超音波が発せられ、キャップ30を介して生体に超音波が走査される。また、生体からのエコー信号が超音波トランスデューサ31で受信され、電圧測定回路47により圧電素子41に発生した電圧が測定される。
図4は、孔30aを矩形とし、孔30aを管状のキャップ30に等しいピッチで一様に配設した例を示す。このように、孔30aが設けられたメッシュ状部分は、物質密度が疎の部分(孔30a)および密の部分(隣接する孔30aと孔30aの間)が繰り返し形成されてなる疎密領域であり、超音波トランスデューサ31によって送受信される超音波はこの疎密領域を通過する。疎密間隔d(孔30aの配列ピッチ)は、超音波の波長λより十分に小さく、最短波長λの5%未満(d<λ×0.05)であることが好ましく、波長λの1%未満(d<λ×0.01)であることがより好ましい。
具体的に、超音波の中心周波数を7.5MHz、帯域をその90%と想定すると、帯域幅は4〜11MHzとなり、また、水中での音速vは1500m/s程度であるので、この超音波の最短波長は、(1500m/s)÷(11MHz)≒136μmと算出される。この場合には、疎密間隔dは、およそ6.8μm未満であることが好ましく、およそ1.4μm未満であることがより好ましい。なお、孔30aの1辺の長さは、配列ピッチと同程度としている。
このように疎密間隔dが超音波の波長λより十分に小さければ、該超音波の振幅、位相、速度に影響が生じず、疎密領域は該超音波に対して一様とみなすことができ、キャップ30の音響インピーダンスは、孔30aが設けられていない場合(疎密領域が形成されていない場合)より低下する。これにより、キャップ30と生体との間の音響インピーダンスの整合性が向上し、キャップ30での超音波の反射率が低減され、超音波トランスデューサ31の受信感度が向上する。
さらに、キャップ30のメッシュ状部分の音響インピーダンスは、メッシュ状部分の密度(密の部分の割合)を下げることで低下する。例えば、音響インピーダンスが2.3Mrayl程度のポリエチレンでキャップ30を形成し、孔30a(疎の部分)に音響インピーダンスが1.5Mrayl程度の水が充填され、メッシュ状部分の密度を20〜30%とすると、キャップ30のメッシュ状部分の音響インピーダンスは、1.7Mrayl程度となる。図5は、メッシュ状部分の音響インピーダンスに対して、超音波トランスデューサ31の受信感度の向上量をプロットしたグラフの一例であり、この場合には、密度100%の場合(孔30aが設けられていない場合)に比べて、6〜7dB程度の感度向上が期待できる。
このようなキャップ30のメッシュ状部分は、例えば図6に示すように、ポリエチレンなどの樹脂材料で形成された厚さ100μm程度の井桁状の骨格(フレーム)50を用意し、この周囲にナノファイバー(例えば、東レ株式会社製dtx44)などのワイヤー51を巻き付けることで作成することができる。なお、骨格50の矩形開口部の大きさは、回折に伴うサイドローブ発生を抑制するために十分に大きくする必要があり、一辺が数mm程度(2〜3mm程度)以上であることが好ましい。
このように、キャップ30は、従来の樹脂材料を用いて容易に低コストで作成でき、生体との間の音響インピーダンスの整合性を向上させることができる。これにより、超音波トランスデューサ31の受信感度が向上し、超音波観測器12における取得画像のペネトレーションが向上するので、超音波診断装置2の診断性能が高まる。
図7は、孔30aが形成されたメッシュ状部分を覆うように、伸縮性を有するバルーン52をキャップ30の周囲に取り付けた例を示す。バルーン52には、シース17の注水口からシース17内およびキャップ30内を通って水が注入される。バルーン52は、水が注入されていない状態では縮み、注入される水の量に応じて膨張する性質を有し、生体内の所要部までシース17の先端17aを挿通させた状態で、該所要部を押し広げるために用いられるものである。この例では、シース17およびキャップ30がバルーン52に水を供給するための送水ラインとなるので、従来のようにバルーン52への送水ラインを別に設ける必要がないという利点がある。
なお、上記実施形態では、キャップ30の孔30aの形状を矩形としたが、本発明はこれに限定されず、孔30aを円形、スリット形状など適宜の形状の空隙としてよい。さらに、図8に示すように、孔30aに代えて、凹部30bを形成するようにしてもよい。凹部30bは、疎密領域内における疎の部分となり、この疎密間隔(凹部30bの配列ピッチ)が前述のように超音波の波長より十分に小さければ、超音波に対して一様とみなされる。この場合においても、キャップ30の音響インピーダンスは、凹部30bが設けられていない場合より低下し、上記と同様な効果を奏することができる。この場合には、シース17から流入する水は、キャップ30外へは流出せず、キャップ30内にとどまる。
また、上記実施形態では、キャップ30に設けられた疎密領域の疎の部分(孔30aや凹部30b)を等しいピッチで配設し、疎密間隔を一様にしたので、疎密領域の音響インピーダンスが均一になっているが、本発明はこれに限定されず、疎密間隔を一様にせず不均一にすることによって、疎密領域内の場所によって音響インピーダンスが異なるようにしてもよい。
図9および図10は、回転軸方向に関する中央部から外側へ向けて疎密間隔を段階的に変化させた例である。図9では、疎の部分(孔30a)の間隔を中央部から外側へ向けて段階的に大きくしている。図10では、孔30aの大きさを変え、孔30aの幅(密の部分の間隔)を中央部から外側へ向けて段階的に小さくしている。両者いずれの場合にも、キャップ30は、超音波トランスデューサ31の中央部が位置する中央部から外側へ向かうに従って段階的に音響インピーダンスが増加するため、キャップ30自体に音響レンズ効果が備わり、超音波トランスデューサ31から発せられた超音波を回転軸方向に関して収束させることができる。
また、キャップ30の円周方向に沿って、孔30aの間隔または幅を段階的に変化させることで、円周方向に関する音響レンズ効果をキャップ30に持たせることも可能である。この場合には、超音波トランスデューサ31の回転方向に関して超音波を収束させることができ、方位分解能を向上させることができる。
また、上記実施形態では、キャップ30の超音波が通過する領域付近にのみ疎密領域を形成するようにしたが、本発明はこれに限定されず、キャップ30の全体に疎密領域を形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、キャップ30内へ水を流入させるようにしたが、本発明はこれに限定されず、水の代わりに、生理食塩水などの他の液体を用いてもよい。
また、上記実施形態では、フレキシブルシャフト32aを回転軸として超音波トランスデューサ31を回転させる超音波プローブ11を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、超音波トランスデューサ31を揺動、あるいはスライドさせて生体に超音波を走査する超音波プローブについても本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、超音波の送受信を行う超音波トランスデューサ31を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、超音波の送信または受信のみを行う超音波トランスデューサについても本発明を適用することができる。
超音波診断装置の構成を示す概略図である。 超音波プローブの先端部分の構造を示す断面図である。 超音波トランスデューサの構成およびトランスレータの電気的構成を示す説明図である。 キャップの外観を示す側面図である。 メッシュ状部分の音響インピーダンスに対する受信感度の向上量を示すグラフである。 キャップのメッシュ状部分の作成方法を示す説明図である。 キャップの周囲にバルーンを取り付けた例を示す超音波プローブの先端部分の断面図である。 キャップに凹部を配設した例を示す超音波プローブの先端部分の断面図である。 キャップの孔の間隔を回転軸方向に段階的に変化させた例を示す超音波プローブの先端部分の断面図である。 キャップの孔の幅を回転軸方向に段階的に変化させた例を示す超音波プローブの先端部分の断面図である。
符号の説明
2 超音波診断装置
10 内視鏡
11 超音波プローブ
12 超音波観測器
30 キャップ
30a 孔
30b 凹部
31 超音波トランスデューサ
32 コントロールケーブル
33 台座
41 圧電素子
42 音響整合層
43a、43b 電極
50 骨格
51 ワイヤー
52 バルーン

Claims (10)

  1. 超音波を送信、受信、または送受信する超音波トランスデューサと、その周りを囲うキャップとを備え、前記キャップを介して生体に超音波を走査する超音波プローブにおいて、
    前記キャップの超音波が通過する部分に、物質密度が疎の部分および密の部分が繰り返し形成されてなる疎密領域を設け、この疎密領域の疎密間隔を前記超音波の波長より小さくしたことを特徴とする超音波プローブ。
  2. 前記疎の部分は、空隙であることを特徴とする請求項1記載の超音波プローブ。
  3. 前記キャップ内に液体が流入され、前記キャップ内に流入した液体は前記空隙を介して外部へ流出することを特徴とする請求項2記載の超音波プローブ。
  4. 前記空隙を覆うように前記キャップの周囲にバルーンを設け、このバルーンに、前記キャップから前記空隙を介して外部へ流出した液体を注入することを特徴とする請求項3記載の超音波プローブ。
  5. 前記疎密領域は、フレームにワイヤーを巻き付けて形成されたものであることを特徴とする請求項2ないし4いずれか記載の超音波プローブ。
  6. 前記疎の部分は、凹部であることを特徴とする請求項1記載の超音波プローブ。
  7. 前記疎密間隔が一様であることを特徴する請求項1ないし6いずれか記載の超音波プローブ。
  8. 前記疎密間隔が一様ではなく、前記疎密領域内の場所によって音響インピーダンスが異なることを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の超音波プローブ。
  9. 前記キャップは、円筒形状であるとともに、前記疎密間隔が軸方向および/または円周方向に段階的に変化していることを特徴とする請求項8記載の超音波プローブ。
  10. 前記キャップは、軸方向の中央部から外側へ向かうに従って音響インピーダンスが増加するように前記疎密間隔が変化しており、軸方向に関して音響レンズ効果を備えることを特徴とする請求項9記載の超音波プローブ。
JP2005061156A 2005-03-04 2005-03-04 超音波プローブ Expired - Fee Related JP4517239B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005061156A JP4517239B2 (ja) 2005-03-04 2005-03-04 超音波プローブ
EP06004247A EP1698281B1 (en) 2005-03-04 2006-03-02 Ultrasonic probe
DE602006008052T DE602006008052D1 (de) 2005-03-04 2006-03-02 Ultraschallsonde
US11/366,409 US20060241472A1 (en) 2005-03-04 2006-03-03 Ultrasonic probe

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005061156A JP4517239B2 (ja) 2005-03-04 2005-03-04 超音波プローブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006239240A true JP2006239240A (ja) 2006-09-14
JP4517239B2 JP4517239B2 (ja) 2010-08-04

Family

ID=36217610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005061156A Expired - Fee Related JP4517239B2 (ja) 2005-03-04 2005-03-04 超音波プローブ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20060241472A1 (ja)
EP (1) EP1698281B1 (ja)
JP (1) JP4517239B2 (ja)
DE (1) DE602006008052D1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018003180A1 (ja) * 2016-06-29 2018-01-04 オリンパス株式会社 超音波内視鏡

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8248888B1 (en) * 2010-08-04 2012-08-21 Measurement Specialties, Inc. Bottom up contact type ultrasonic continuous level sensor
WO2013035374A1 (ja) * 2011-09-09 2013-03-14 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 超音波内視鏡
US20160331344A1 (en) * 2015-05-15 2016-11-17 Admir Hadzic Ultrasound probe cover and method of use
US11266315B2 (en) * 2015-12-04 2022-03-08 The Research Foundation For The State University Of New York Devices and methods for photoacoustic tomography
KR102267074B1 (ko) * 2019-11-11 2021-06-21 재단법인 파동에너지 극한제어 연구단 초음파 트랜스듀서의 음향 초투과형 커버 유닛

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01300938A (ja) * 1988-05-31 1989-12-05 Olympus Optical Co Ltd 超音波内視鏡
JPH03176038A (ja) * 1989-12-05 1991-07-31 Olympus Optical Co Ltd 超音波プローブ
JPH10262972A (ja) * 1997-03-24 1998-10-06 Fuji Photo Optical Co Ltd 超音波検査装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5178159A (en) * 1988-11-02 1993-01-12 Cardiometrics, Inc. Torqueable guide wire assembly with electrical functions, male and female connectors rotatable with respect to one another
DK0626823T3 (da) * 1992-02-21 2000-09-11 Boston Scient Ltd Ledetråd til ultralydbilleddannelse
US5400785A (en) * 1994-02-03 1995-03-28 Boston Scientific Corp. Acoustic window and septum for imaging catheters
CA2203763A1 (en) * 1994-11-30 1996-06-06 Robert J. Crowley Acoustic imaging and doppler catheters and guidewires
US5762995A (en) * 1995-01-13 1998-06-09 Fuji Photo Optical Co., Ltd. Flexible sheathing tube construction, and method for fabrication thereof
US5834687A (en) * 1995-06-07 1998-11-10 Acuson Corporation Coupling of acoustic window and lens for medical ultrasound transducers
US5846205A (en) * 1997-01-31 1998-12-08 Acuson Corporation Catheter-mounted, phased-array ultrasound transducer with improved imaging
JP2001224595A (ja) * 1999-12-08 2001-08-21 Olympus Optical Co Ltd 顕微鏡下手術用超音波プローブ
AU2002359576A1 (en) * 2001-12-03 2003-06-17 Ekos Corporation Catheter with multiple ultrasound radiating members
JP2003169806A (ja) * 2001-12-05 2003-06-17 Olympus Optical Co Ltd 超音波探触子
EP1523274A2 (en) * 2002-07-18 2005-04-20 Measurement Specialties, Inc. Ultrasonic transducer for electronic devices

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01300938A (ja) * 1988-05-31 1989-12-05 Olympus Optical Co Ltd 超音波内視鏡
JPH03176038A (ja) * 1989-12-05 1991-07-31 Olympus Optical Co Ltd 超音波プローブ
JPH10262972A (ja) * 1997-03-24 1998-10-06 Fuji Photo Optical Co Ltd 超音波検査装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018003180A1 (ja) * 2016-06-29 2018-01-04 オリンパス株式会社 超音波内視鏡
CN109475346A (zh) * 2016-06-29 2019-03-15 奥林巴斯株式会社 超声波内窥镜
US10987087B2 (en) 2016-06-29 2021-04-27 Olympus Corporation Ultrasound endoscope
CN109475346B (zh) * 2016-06-29 2021-12-28 奥林巴斯株式会社 超声波内窥镜

Also Published As

Publication number Publication date
DE602006008052D1 (de) 2009-09-10
JP4517239B2 (ja) 2010-08-04
EP1698281B1 (en) 2009-07-29
US20060241472A1 (en) 2006-10-26
EP1698281A1 (en) 2006-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5073276B2 (ja) ボリューメトリック超音波用の回転可能なトランスデューサ・アレイ
JP4294376B2 (ja) 超音波診断プローブ装置
JP4575372B2 (ja) 静電容量型超音波プローブ装置
JP4370120B2 (ja) 超音波内視鏡および超音波内視鏡装置
WO2016175050A1 (ja) 超音波振動子および超音波プローブ
JP6770663B2 (ja) 容量性マイクロマシン超音波トランスデューサ(cmut)装置と制御方法
US20190350555A1 (en) Ultrasonic transducer, ultrasonic endoscope, and method of manufacturing ultrasonic transducer
JP2005528951A (ja) 超音波画像カテーテル組立体
JP4657357B2 (ja) 超音波内視鏡
EP1698281B1 (en) Ultrasonic probe
Yuan et al. 60 MHz PMN-PT based 1-3 composite transducer for IVUS imaging
JPH0131901B2 (ja)
US20070232921A1 (en) Transducer assembly having a wide field of view
JP4733988B2 (ja) 体腔内超音波診断システム
JP2004350705A (ja) カプセル超音波内視鏡装置
JP2004350703A (ja) 超音波診断プローブ装置
JP4594603B2 (ja) 超音波診断装置
JP2006204617A (ja) 超音波プローブ
JPH08154936A (ja) 針状超音波探触子およびこれを用いる超音波画像診断装置
JP2006198162A (ja) 超音波プローブ
JP2007082629A (ja) 超音波プローブ
JP4560417B2 (ja) 超音波トランスデューサ、およびその製造方法、並びに超音波プローブ
JP2005027725A (ja) 超音波診断装置
JP2005185566A (ja) 超音波診断装置
JP2009297118A (ja) 超音波トランスデューサ及び超音波探触子

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070111

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100407

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100430

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100423

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees