JP2006215446A - 首掛け表示体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 首掛け部に設けた表示片が破損しにくく、表示の効果に優れる首掛け表示体を提供する。
【解決手段】 容器1の首部2に通す首掛け用孔15を有する首掛け部11と、前記首掛け用孔15の周縁15aに位置する基部16から突出した表示片17とを備えた首掛け表示体10であって、前記首掛け部11は1枚のシートまたは複数枚のシート11b,11cの積層体からなり、前記表示片17は前記首掛け用孔15を通して前記首掛け部11から引き出されており、少なくとも1枚のシート11bが表示片17を引き出した側から表示片17の基部16に重ねられている首掛け表示体10を用いる。この首掛け表示体10に首掛け部11から延設した延長部19を設け、この延長部19を首掛け部11から折り曲げて容器1の胴部3側に垂下自在に構成することもできる。
【選択図】 図1
【解決手段】 容器1の首部2に通す首掛け用孔15を有する首掛け部11と、前記首掛け用孔15の周縁15aに位置する基部16から突出した表示片17とを備えた首掛け表示体10であって、前記首掛け部11は1枚のシートまたは複数枚のシート11b,11cの積層体からなり、前記表示片17は前記首掛け用孔15を通して前記首掛け部11から引き出されており、少なくとも1枚のシート11bが表示片17を引き出した側から表示片17の基部16に重ねられている首掛け表示体10を用いる。この首掛け表示体10に首掛け部11から延設した延長部19を設け、この延長部19を首掛け部11から折り曲げて容器1の胴部3側に垂下自在に構成することもできる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ボトル等の容器の首部に掛ける首掛け表示体に関する。
従来、広告宣伝や関連情報の表示などを目的として、容器の首部に首掛け表示体を掛け、製品の容器表面に施された表示等を補うことがある。この種の首掛け表示体は、廃棄性やコストの点から通常は一枚の紙からなり、情報等を記載したり景品等を添付するための表示部と、該表示部から延設された首掛け部とを備え、首掛け部に形成した首掛け用孔に容器の首部を通すことで容器に装着され、表示部は容器の胴部前面側に垂れ下がるようになっている。
また、首掛け表示体の表示機能を拡大するため、首掛け部から表示片を上方に折り曲げて立設したものが知られている。
例えば、特許文献1には、首掛け用孔の内側に形成した貼着片部を上方に折り曲げ、貼着片部にそれよりも大きいラベルを貼着した首掛け表示体が記載されている。
また、特許文献2には、シート状物にコの字形状または湾曲形状の切り込みを入れ、切り込みの両端を結ぶ線上に折り目を形成し、前記切り込みと折り目とで囲まれてなる表示片を上方に折り曲げてなる首掛け表示体が記載されている。
また、特許文献3には、襟巻き片(首掛け部)の外縁から表示片を上方に折り曲げ、表示片の基端部を支えて背面側へ傾倒するのを防止する支え片を設けた首掛け表示体が記載されている。
特開2000−25832号公報
特開2001−166691号公報
特開2002−347841号公報
例えば、特許文献1には、首掛け用孔の内側に形成した貼着片部を上方に折り曲げ、貼着片部にそれよりも大きいラベルを貼着した首掛け表示体が記載されている。
また、特許文献2には、シート状物にコの字形状または湾曲形状の切り込みを入れ、切り込みの両端を結ぶ線上に折り目を形成し、前記切り込みと折り目とで囲まれてなる表示片を上方に折り曲げてなる首掛け表示体が記載されている。
また、特許文献3には、襟巻き片(首掛け部)の外縁から表示片を上方に折り曲げ、表示片の基端部を支えて背面側へ傾倒するのを防止する支え片を設けた首掛け表示体が記載されている。
しかしながら、従来の首掛け表示体の場合、首掛け部の上方に設けた表示片が輸送途中や店頭に陳列するとき、あるいは店頭陳列後の取り扱いによって破損することがある。
特許文献3では、展開状態において表示片は襟巻き片の外側に位置するので、表示片の基端部の折り目を伸ばすと表示片は外側に倒れることになる。従って、支え片を単に当接させるだけでは表示片が外側に倒れることを防止できない。該特許文献3の図7には、表示片の外側への傾倒をも支えるために、表示片に入れた切れ込みに支え片を差し込む構成も記載されているが、この構成では組み立て手順が複雑になる上、支え片の先端が切れ込みを通して表示片の前面側に飛び出すことになり、外観が良くない。
特許文献3では、展開状態において表示片は襟巻き片の外側に位置するので、表示片の基端部の折り目を伸ばすと表示片は外側に倒れることになる。従って、支え片を単に当接させるだけでは表示片が外側に倒れることを防止できない。該特許文献3の図7には、表示片の外側への傾倒をも支えるために、表示片に入れた切れ込みに支え片を差し込む構成も記載されているが、この構成では組み立て手順が複雑になる上、支え片の先端が切れ込みを通して表示片の前面側に飛び出すことになり、外観が良くない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、首掛け部に設けた表示片が破損しにくく、表示の効果に優れる首掛け表示体を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明は、容器の首部に通す首掛け用孔を有する首掛け部と、前記首掛け用孔の周縁に臨んで位置する基部から突出した表示片とを備えた首掛け表示体であって、前記首掛け部は1枚のシートまたは複数枚のシートの積層体からなり、前記表示片は前記首掛け用孔を通して前記首掛け部から引き出されており、少なくとも1枚のシートが前記表示片を引き出した側から前記表示片の基部に重ねられていることを特徴とする首掛け表示体である。
請求項2に記載の発明は、前記首掛け部が複数枚のシートの積層体からなり、前記表示片の基部は前記首掛け部のいずれかのシートに設けられており、前記表示片は前記基部を有するシートの首掛け用孔の内部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の首掛け表示体である。
請求項3に記載の発明は、前記首掛け部が二つ折りに折り重ねられた表裏2枚のシートからなり、前記表示片は、前記首掛け部の一方のシートの首掛け用孔の内部に形成されるとともに、前記一方のシートから折り曲げられ、他方のシートの首掛け用孔に挿通されて前記一方のシートの反対側に引き出されていることを特徴とする請求項1または2に記載の首掛け表示体である。
請求項4に記載の発明は、前記首掛け表示体が首掛け部から延設された延長部を備え、前記延長部は前記首掛け部から折り曲げられて首掛け表示体が装着される容器の胴部側に垂下自在とされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の首掛け表示体である。
請求項5に記載の発明は、前記延長部が折り重ねられた複数枚のシートからなることを特徴とする請求項4に記載の首掛け表示体である。
請求項6に記載の発明は、前記延長部が二つ折りに折り重ねられた表裏2枚のシートからなり、前記表裏2枚のシートの間に中間シートが介装され、前記表裏2枚のシートと前記中間シートとが同じ側の辺で綴じ合わされて冊子の形態をとっていることを特徴とする請求項5に記載の首掛け表示体である。
請求項2に記載の発明は、前記首掛け部が複数枚のシートの積層体からなり、前記表示片の基部は前記首掛け部のいずれかのシートに設けられており、前記表示片は前記基部を有するシートの首掛け用孔の内部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の首掛け表示体である。
請求項3に記載の発明は、前記首掛け部が二つ折りに折り重ねられた表裏2枚のシートからなり、前記表示片は、前記首掛け部の一方のシートの首掛け用孔の内部に形成されるとともに、前記一方のシートから折り曲げられ、他方のシートの首掛け用孔に挿通されて前記一方のシートの反対側に引き出されていることを特徴とする請求項1または2に記載の首掛け表示体である。
請求項4に記載の発明は、前記首掛け表示体が首掛け部から延設された延長部を備え、前記延長部は前記首掛け部から折り曲げられて首掛け表示体が装着される容器の胴部側に垂下自在とされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の首掛け表示体である。
請求項5に記載の発明は、前記延長部が折り重ねられた複数枚のシートからなることを特徴とする請求項4に記載の首掛け表示体である。
請求項6に記載の発明は、前記延長部が二つ折りに折り重ねられた表裏2枚のシートからなり、前記表裏2枚のシートの間に中間シートが介装され、前記表裏2枚のシートと前記中間シートとが同じ側の辺で綴じ合わされて冊子の形態をとっていることを特徴とする請求項5に記載の首掛け表示体である。
本発明の首掛け表示体によれば、少なくとも1枚のシートが表示片を引き出した側から表示片の基部に重ねられているので、表示片に引張りなどの外力が加えられたとき、表示片と基部とを区画する区画線(折り目)の両端から破れ目が伸長しにくく、表示片の破損を防止することができる。表示片は首掛け用孔の内側に挿通されているので、首掛け部の外側へ倒れにくく、表示片の表示が常に見やすい状態に保たれ、外観が良い。
以下、最良の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1は、本発明の首掛け表示体の第1形態例を示す図面であり、図1(a)は展開図、図1(b)は斜視図、図1(c)は図1(b)のIc−Ic線に沿う断面図、図1(d)は図1(c)のId部の部分拡大図である。
図1に示すように、本形態例の首掛け表示体10は、首掛け部11を有する本体部材12と、本体部材12の間に介装される中間部材13と、中間部材13を本体部材12に留めて固定する固定部材14からなる。本体部材12および中間部材13は、紙やプラスチックフィルム、積層フィルムなどのシート状物によって構成される。固定部材14は金属製のステープル(コ字状のつづり針)である。
図1は、本発明の首掛け表示体の第1形態例を示す図面であり、図1(a)は展開図、図1(b)は斜視図、図1(c)は図1(b)のIc−Ic線に沿う断面図、図1(d)は図1(c)のId部の部分拡大図である。
図1に示すように、本形態例の首掛け表示体10は、首掛け部11を有する本体部材12と、本体部材12の間に介装される中間部材13と、中間部材13を本体部材12に留めて固定する固定部材14からなる。本体部材12および中間部材13は、紙やプラスチックフィルム、積層フィルムなどのシート状物によって構成される。固定部材14は金属製のステープル(コ字状のつづり針)である。
図1(a)に示す展開図において、首掛け部11は、本体部材12の上部に設けられている。この首掛け部11は、本体部材12の縦方向に延在する第1の区画線11aを介して区画された表面シート11bおよび裏面シート11cを有する。表面シート11bと裏面シート11cとの両方には、第1の区画線11aを中心として対称な位置に周縁15aを有する首掛け用孔15が形成されている。この首掛け用孔15は、首掛け表示体10を容器1に装着する際、該容器1の首部2に通されるものである。
首掛け用孔15の平面形状は、特に限定されるものではなく、円形、楕円形、三角形、台形や矩形等の四角形、その他の多角形など、種々の形状にすることが可能である。
首掛け用孔15の平面形状は、特に限定されるものではなく、円形、楕円形、三角形、台形や矩形等の四角形、その他の多角形など、種々の形状にすることが可能である。
裏面シート11cの首掛け用孔15の内部には、該首掛け用孔15の周縁15aに臨んで位置する基部16から突出した表示片17が形成されている。
表示片17は本体部材12の一部であり、表示片17と基部16との間は、首掛け用孔15の周縁15a上に位置する二点17b,17cを両端とする区画線17a(第2の区画線17a)によって区画されている。本形態例の場合、表示片17の基部16は首掛け部11の裏面シート11cに設けられている。
表面シート11bの首掛け用孔15の周縁15aのうち、区画線17aと重なり合う部分15bは直線状の辺となっている。表面シート11bと裏面シート11cとを折り重ねたとき、前記辺15bは前記区画線17aと重なり合い、表示片17を首掛け部11から折り曲げたときには、図1(d)に示すように、表示片17は前記辺15bに受け入れられる。
表示片17は本体部材12の一部であり、表示片17と基部16との間は、首掛け用孔15の周縁15a上に位置する二点17b,17cを両端とする区画線17a(第2の区画線17a)によって区画されている。本形態例の場合、表示片17の基部16は首掛け部11の裏面シート11cに設けられている。
表面シート11bの首掛け用孔15の周縁15aのうち、区画線17aと重なり合う部分15bは直線状の辺となっている。表面シート11bと裏面シート11cとを折り重ねたとき、前記辺15bは前記区画線17aと重なり合い、表示片17を首掛け部11から折り曲げたときには、図1(d)に示すように、表示片17は前記辺15bに受け入れられる。
表示片17の平面形状は、首掛け用孔15の平面形状に内包される範囲内に収められている。表示片17の平面形状は、特に限定されるものではなく、円形、楕円形、三角形、台形や矩形等の四角形、その他の多角形など、種々の形状にすることが可能である。
裏面シート11cの首掛け用孔15の形状は、図1(a)に示すように展開状態では、首掛け用孔15の周縁15aと表示片17の周縁とで囲まれる三日月状の形状であるが、第2の区画線17aによって表示片17を基部16から折り曲げると、表面シート11bの首掛け用孔15と同様に、ほぼ円形状となる。
裏面シート11cの首掛け用孔15の形状は、図1(a)に示すように展開状態では、首掛け用孔15の周縁15aと表示片17の周縁とで囲まれる三日月状の形状であるが、第2の区画線17aによって表示片17を基部16から折り曲げると、表面シート11bの首掛け用孔15と同様に、ほぼ円形状となる。
本体部材12の下部には、首掛け部11の第1の区画線11aとは異なる辺18から延設した延長部19が設けられている。前記辺18は、本体部材12の横方向に延在し、延長部19と首掛け部11との間を区画する区画線(第3の区画線)となっている。延長部19は、本体部材12の縦方向に延在する第4の区画線19aを介して区画された表面シート19bおよび裏面シート19cを有する。
延長部19の中央の区画線19aは、首掛け部11の中央の区画線11aと同一線上に位置する。また、首掛け部11と延長部19との間を区画する区画線18は、延長部19の中央の区画線19aおよび首掛け部11の中央の区画線11aと直交している。
延長部19の中央の区画線19aは、首掛け部11の中央の区画線11aと同一線上に位置する。また、首掛け部11と延長部19との間を区画する区画線18は、延長部19の中央の区画線19aおよび首掛け部11の中央の区画線11aと直交している。
中間部材13は、区画線13a(第5の区画線)を介して区画された2枚のシート13b,13cを有する。この中間部材13を本体部材12に介装するには、中間部材13の中央の区画線13aと延長部19の中央の区画線19aとを重ね合わせ、これら区画線13a,19aの上に打ち込んだ固定部材14により、中間部材13を本体部材12に固定する。このように、延長部19の表面シート19bおよび裏面シート19cと、中間シート13b,13cとを同じ側の辺13a,19aで綴じ合わせることにより、小冊子の形態とすることができる。
本体部材12および中間部材13において、区画線11a,13a,17a,18,19aの構成は特に限定されるものではなく、それぞれ、罫線、切取線、折り目、シートの両面間を貫通する断続状のミシン目、ハーフカット線などから適宜選択して採用することができる。
本体部材12および中間部材13において、区画線11a,13a,17a,18,19aの構成は特に限定されるものではなく、それぞれ、罫線、切取線、折り目、シートの両面間を貫通する断続状のミシン目、ハーフカット線などから適宜選択して採用することができる。
図1(a)に示す展開状態の首掛け表示体10を図1(b),(c)に示すように組み立てる手順の一例について説明する。
まず、中間部材13と延長部19とを重ね合わせ、固定部材14により中間部材13を延長部19に留める。
次に、縦方向の区画線11a,13a,19aを折り曲げて、首掛け部11の表面シート11bを裏面シート11cの上に、また、延長部19の表面シート19bおよび中間部材13の第1のシート13bを延長部19の裏面シート19cおよび中間部材13の第2のシート13cの上に、それぞれ重ね合わせる。
次に、横方向の区画線18を折り曲げて首掛け部11を延長部19に対して屈曲させるとともに、首掛け部11の裏面シート11cから形成された表示片17を第2の区画線17aにより基部16から折り曲げ、表面シート11bの首掛け用孔15に通して首掛け部11の上方に引き出す。
以上のようにして、図1(b),(c)に示す首掛け表示体10を簡単に組み立てることができる。
まず、中間部材13と延長部19とを重ね合わせ、固定部材14により中間部材13を延長部19に留める。
次に、縦方向の区画線11a,13a,19aを折り曲げて、首掛け部11の表面シート11bを裏面シート11cの上に、また、延長部19の表面シート19bおよび中間部材13の第1のシート13bを延長部19の裏面シート19cおよび中間部材13の第2のシート13cの上に、それぞれ重ね合わせる。
次に、横方向の区画線18を折り曲げて首掛け部11を延長部19に対して屈曲させるとともに、首掛け部11の裏面シート11cから形成された表示片17を第2の区画線17aにより基部16から折り曲げ、表面シート11bの首掛け用孔15に通して首掛け部11の上方に引き出す。
以上のようにして、図1(b),(c)に示す首掛け表示体10を簡単に組み立てることができる。
図2(a)に示すように、首掛け用孔15を容器1の首部2に通して首掛け表示体10を容器1に装着すると、表示片17は容器1の首部2に沿って上向きに立ち上がり、延長部19は容器1の胴部3側に垂下される。延長部19を容器1の前面側に配置したとき、表示片17は、容器1の後面側に配置されるので、広告宣伝や情報等の表示を容器1の両面に配することができ、人々の関心を集める効果が高い。
本形態例の首掛け表示体10によれば、表示片17が首掛け部11の裏面シート11cの基部16から突出しており、前記基部16の上に首掛け部11の表面シート11bが積層される。すなわち、表面シート11bが表示片17を引き出した側(首掛け表示体10の表側;図1(d)の上側)から表示片17の基部16に重ね合わされているので、表示片17に引張りなどの外力が加えられたとき、表示片17と基部16との間を区画する区画線17aの両端17b,17cから破れ目が伸長しにくく、表示片17の破損を防止することができる。
表示片17が首掛け用孔15の内側に挿通されているので、区画線17a上の折り目を伸ばしても表示片17は容器1の首部2側に倒れることになり、表示片17が過度に倒れないように容器1の首部2によって支えることができる。従って表示片17は首掛け部11の外側へ倒れにくくなり、表示片17の表示が常に見やすい状態に保たれる。
表示片17が首掛け用孔15の内側に挿通されているので、区画線17a上の折り目を伸ばしても表示片17は容器1の首部2側に倒れることになり、表示片17が過度に倒れないように容器1の首部2によって支えることができる。従って表示片17は首掛け部11の外側へ倒れにくくなり、表示片17の表示が常に見やすい状態に保たれる。
表面シート11b,19bと裏面シート11c,19cとの間が本体部材12の中央の区画線11a,19aを介してつながっているので、首掛け表示体10を容器1に装着した状態では、表面シート11b,19bと裏面シート11c,19cとの間を開こうとしても首掛け部11側の回転軸線(区画線11a)と延長部19側の回転軸線(区画線19a)とが直交しているから間が開くことがなく、堅牢な構造となる。
延長部19の2枚のシート19b,19cの間に中間部材13の中間シート13b,13cが介装され、これらが同じ側の辺で綴じ合わされているので、図2(b)に示すように、首掛け表示体10を容器1から取り外すと小冊子の形態となり、より多くの情報を記載することができる。
首掛け部11と延長部19との間が本体部材12の横方向の区画線18を介して表裏の両方でつながっているので、図2(a)に示すように、首掛け表示体10を容器1に装着した状態では延長部19に形成した小冊子が不用意に開くことはなく、延長部19の表面シート19bの表面(小冊子の表紙となる面)が表示された状態を保つことができる。
延長部19の2枚のシート19b,19cの間に中間部材13の中間シート13b,13cが介装され、これらが同じ側の辺で綴じ合わされているので、図2(b)に示すように、首掛け表示体10を容器1から取り外すと小冊子の形態となり、より多くの情報を記載することができる。
首掛け部11と延長部19との間が本体部材12の横方向の区画線18を介して表裏の両方でつながっているので、図2(a)に示すように、首掛け表示体10を容器1に装着した状態では延長部19に形成した小冊子が不用意に開くことはなく、延長部19の表面シート19bの表面(小冊子の表紙となる面)が表示された状態を保つことができる。
次に、本発明の首掛け表示体の第2形態例について図3を参照しながら説明する。図3において、図1,図2に示す構成と同一または同様の構成には、同一の符号を付し、重複する説明を省略することがある。
なお、図3(a)は展開図、図3(b)は斜視図、図3(c)は図3(b)のIIIc−IIIc線に沿う断面図、図3(d)は図3(c)のIIId部の部分拡大図、図3(e)は図3(c)のIIIe部の部分拡大図である。
なお、図3(a)は展開図、図3(b)は斜視図、図3(c)は図3(b)のIIIc−IIIc線に沿う断面図、図3(d)は図3(c)のIIId部の部分拡大図、図3(e)は図3(c)のIIIe部の部分拡大図である。
図3に示す首掛け表示体10Aは、首掛け部11を有する本体部材12と、本体部材12の間に介装される中間部材13と、中間部材13を本体部材12に留めて固定する固定部材14からなる。本体部材12および中間部材13は、紙やプラスチックフィルム、積層フィルムなどのシート状物によって構成される。固定部材14は金属製のステープルである。
第2形態例の首掛け表示体10Aの場合、第1の表示片17は、表面シート11bの首掛け用孔15の内部に形成され、該首掛け用孔15の周縁15aに位置する基部16から突出している。第1の表示片17の基部16は、首掛け部11の表面シート11bに設けられている。第1の表示片17は本体部材12の一部であり、該表示片17と基部16とは、首掛け用孔15の周縁15a上に位置する二点17b,17cを両端とする区画線17a(第2の区画線17a)によって区画されている。
第1の表示片17は、図3(b)、(d)に示すように首掛け表示体10Aを組み立てた状態では、表示片17と基部16との間を区画する区画線17aにより基部16から折り曲げて、裏面シート11cの首掛け用孔15に通して首掛け部11の下方に引き出される。
第1の表示片17は、図3(b)、(d)に示すように首掛け表示体10Aを組み立てた状態では、表示片17と基部16との間を区画する区画線17aにより基部16から折り曲げて、裏面シート11cの首掛け用孔15に通して首掛け部11の下方に引き出される。
また、第2の表示片20は、裏面シート11cの首掛け用孔15の内部に形成され、該首掛け用孔15の周縁15aに位置する基部21から突出している。第2の表示片20の基部21は、延長部19の裏面シート11cに設けられている。第2の表示片20は本体部材12の一部であり、該表示片20と基部21とは、首掛け用孔15の周縁15a上に位置する二点20b,20cを両端とする区画線20a(第6の区画線20a)によって区画されている。
第2の表示片20は、図3(b),(e)に示すように首掛け表示体10Aを組み立てた状態では、表示片20と基部21との間を区画する区画線20aは伸ばされており、延長部19を本体部材12の横方向の区画線18で首掛け部11から折り曲げることにより、首掛け部11の表面シート11bの首掛け用孔15に通して首掛け部11の上方に引き出される。
第2の表示片20は、図3(b),(e)に示すように首掛け表示体10Aを組み立てた状態では、表示片20と基部21との間を区画する区画線20aは伸ばされており、延長部19を本体部材12の横方向の区画線18で首掛け部11から折り曲げることにより、首掛け部11の表面シート11bの首掛け用孔15に通して首掛け部11の上方に引き出される。
首掛け部11の表面シート11bの首掛け用孔15の形状は、図3(a)に示すように展開状態では、該首掛け用孔15の周縁15aと第1の表示片17の周縁とで囲まれる三日月状の形状であるが、図3(c)に示すように、区画線17aによって表示片17を基部16から折り曲げると、ほぼ円形状となる。
首掛け部11の裏面シート11cの首掛け用孔15の形状は、図3(a)に示すように展開状態では、該首掛け用孔15の周縁15aと第2の表示片20の周縁とで囲まれる三日月状の形状であるが、図3(c)に示すように、区画線18によって延長部19を首掛け部11から折り曲げると、ほぼ円形状となる。
首掛け部11の裏面シート11cの首掛け用孔15の形状は、図3(a)に示すように展開状態では、該首掛け用孔15の周縁15aと第2の表示片20の周縁とで囲まれる三日月状の形状であるが、図3(c)に示すように、区画線18によって延長部19を首掛け部11から折り曲げると、ほぼ円形状となる。
図3(a)に示す展開状態の首掛け表示体10Aを図3(b),(c)に示すように組み立てる手順の一例について説明する。
まず、中間部材13と延長部19とを重ね合わせ、固定部材14により中間部材13を延長部19に留める。
次に、縦方向の区画線11a,13a,19aを折り曲げて、首掛け部11の表面シート11bを裏面シート11cの上に、また、延長部19の表面シート19bおよび中間部材13の第1のシート13bを延長部19の裏面シート19cおよび中間部材13の第2のシート13cの上に、それぞれ重ね合わせる。
次いで、第1の表示片17を区画線17aにより基部16から折り曲げ、首掛け部11の裏面シート11cの首掛け用孔15に通して首掛け部11の下方に引き出すとともに、横方向の区画線18を折り曲げて、首掛け部11を延長部19に対して屈曲させ、第2の表示片20を首掛け部11の表面シート11bの首掛け用孔15に通して首掛け部11の上方に引き出す。
以上のようにして、図3(b),(c)に示す首掛け表示体10Aを簡単に組み立てることができる。
まず、中間部材13と延長部19とを重ね合わせ、固定部材14により中間部材13を延長部19に留める。
次に、縦方向の区画線11a,13a,19aを折り曲げて、首掛け部11の表面シート11bを裏面シート11cの上に、また、延長部19の表面シート19bおよび中間部材13の第1のシート13bを延長部19の裏面シート19cおよび中間部材13の第2のシート13cの上に、それぞれ重ね合わせる。
次いで、第1の表示片17を区画線17aにより基部16から折り曲げ、首掛け部11の裏面シート11cの首掛け用孔15に通して首掛け部11の下方に引き出すとともに、横方向の区画線18を折り曲げて、首掛け部11を延長部19に対して屈曲させ、第2の表示片20を首掛け部11の表面シート11bの首掛け用孔15に通して首掛け部11の上方に引き出す。
以上のようにして、図3(b),(c)に示す首掛け表示体10Aを簡単に組み立てることができる。
図3(c)に示すように、首掛け用孔15を容器1の首部2に通して首掛け表示体10Aを容器1に装着すると、第1の表示片17は容器1の胴部3に沿って下向きに垂れ下がるとともに、第2の表示片20は容器1の首部2に沿って上向きに立ち上がり、延長部19は容器1の胴部3側に垂下される。延長部19を容器1の前面側に配置したとき、第1の表示片17は容器1の後面側に配置され、第2の表示片20は容器1の前面側において延長部19の上方に配置される。このようにして広告宣伝や情報等の表示を容器1の両面に配することができ、人々の関心を集める効果が高い。
なお、この首掛け表示体10Aの変形例として、2つの表示片17,20のうち一方を省略して表示片の数を1つとし、容器1の後面側に垂れ下がる表示片17を備える首掛け表示体、あるいは延長部19の上方に立設された表示片20を備える首掛け表示体を構成することもできる。
なお、この首掛け表示体10Aの変形例として、2つの表示片17,20のうち一方を省略して表示片の数を1つとし、容器1の後面側に垂れ下がる表示片17を備える首掛け表示体、あるいは延長部19の上方に立設された表示片20を備える首掛け表示体を構成することもできる。
本形態例の首掛け表示体10Aによれば、第1の表示片17は首掛け部11の表面シート11bに設けられた基部16から突出しており、前記基部16の下に首掛け部11の裏面シート11cが積層される。すなわち、首掛け部11の裏面シート11cが第1の表示片17を引き出した側(首掛け表示体10Aの裏側;図3(d)の下側)から第1の表示片17の基部16に重ね合わされているので、第1の表示片17に引張りなどの外力が加えられたとき、第1の表示片17と基部16との間を区画する区画線17aの両端17b,17cから破れ目が伸長しにくく、表示片17の破損を防止することができる。
同様に、第2の表示片20は延長部19の裏面シート19cに設けられた基部21から突出しており、前記基部21の上に中間シート13b,13cおよび延長部19の表面シート19bが積層される。すなわち、これらのシート13b,13c,19bが第2の表示片20を引き出した側(首掛け表示体10Aの表側)から第2の表示片20の基部21に重ね合わされているので、表示片20に引張りなどの外力が加えられたとき、表示片20と基部21との間を区画する区画線20aの両端20b,20cから破れ目が伸長しにくく、表示片20の破損を防止することができる。
次に、本発明の首掛け表示体の第3形態例について図4を参照しながら説明する。図4において、図1,図2に示す構成と同一または同様の構成には、同一の符号を付し、重複する説明を省略することがある。
なお、図4(a)は展開図、図4(b)は斜視図、図4(c)は図4(b)のIVc−IVc線に沿う断面図、図4(d)は図4(c)のIVd部の部分拡大図である。
図4(c),(d)に示すように、本形態例の首掛け表示体10Bの表示片17は、第1形態例の首掛け表示体10の表示片17と同様に構成されており、首掛け用孔15を容器1の首部2に通して首掛け表示体10Bを容器1に装着した状態では、表示片17は容器1の首部2に沿って上向きに立ち上がり、延長部19は容器1の胴部3側に垂下されるようになっている。延長部19を容器1の前面側に配置したとき、表示片17は、容器1の後面側に配置されるので、広告宣伝や情報等の表示を容器1の両面に配することができ、人々の関心を集める効果が高い。
なお、図4(a)は展開図、図4(b)は斜視図、図4(c)は図4(b)のIVc−IVc線に沿う断面図、図4(d)は図4(c)のIVd部の部分拡大図である。
図4(c),(d)に示すように、本形態例の首掛け表示体10Bの表示片17は、第1形態例の首掛け表示体10の表示片17と同様に構成されており、首掛け用孔15を容器1の首部2に通して首掛け表示体10Bを容器1に装着した状態では、表示片17は容器1の首部2に沿って上向きに立ち上がり、延長部19は容器1の胴部3側に垂下されるようになっている。延長部19を容器1の前面側に配置したとき、表示片17は、容器1の後面側に配置されるので、広告宣伝や情報等の表示を容器1の両面に配することができ、人々の関心を集める効果が高い。
この第3形態例に係る首掛け表示体10Bの場合、図4(a)に示すように本体部材12において、首掛け部11の表面シート11bと延長部19の表面シート19bとの間にスリット状の切れ目22が設けられている。このため、図4(b),(c)に示すように、首掛け表示体10Bを容器1に装着したまま、延長部19の裏面シート19cに対して中間シート13b,13cおよび延長部19の表面シート19bを手前側に開き、延長部19に形成した小冊子を読むことができる。
次に、本発明の首掛け表示体の第4形態例について図5を参照しながら説明する。図5において、図1,図2に示す構成と同一または同様の構成には、同一の符号を付し、重複する説明を省略することがある。
なお、図5(a)は展開図、図5(b)は斜視図、図5(c)は図5(b)のVc−Vc線に沿う断面図、図5(d)は図5(c)のVd部の部分拡大図である。
なお、図5(a)は展開図、図5(b)は斜視図、図5(c)は図5(b)のVc−Vc線に沿う断面図、図5(d)は図5(c)のVd部の部分拡大図である。
図5に示すように、本形態例の首掛け表示体10Cは、首掛け部11を有する本体部材12と、本体部材12の間に介装される中間部材13と、中間部材13を本体部材12に留めて固定する固定部材14からなる。本体部材12および中間部材13は、紙やプラスチックフィルム、積層フィルムなどのシート状物によって構成される。固定部材14は金属製のステープルである。
図5(a)に示す展開図において、首掛け部11は、本体部材12の上部に設けられている。この首掛け部11は1枚のシート11cからなり、このシート11cに首掛け用孔15が形成されている。この首掛け用孔15は、首掛け表示体10Cを容器1に装着する際、該容器1の首部2に通されるものである。
首掛け用孔15の平面形状は、特に限定されるものではなく、円形、楕円形、三角形、台形や矩形等の四角形、その他の多角形など、種々の形状にすることが可能である。
首掛け用孔15の平面形状は、特に限定されるものではなく、円形、楕円形、三角形、台形や矩形等の四角形、その他の多角形など、種々の形状にすることが可能である。
首掛け部11の周縁部から連結片23が突出しており、この連結片23と首掛け部11との間は区画線24によって区画されている。連結片23は、表示片17の基部16となる部分であり、表示片17と連結片23との間は区画線17a(第2の区画線17a)によって区画されている。
首掛け用孔15の周縁15a中、区画線24に対して区画線17aと対称な位置に、シート11cと連結片23とを折り重ねたとき区画線17aと重なり合う直線状の辺15bが形成されている。
図5(d)に示すように、区画線17a,24を巻き込むようにして折り曲げると、区画線17aは首掛け用孔15の周縁15a上の辺15bと重なり合い、表示片17は首掛け用孔15に挿通されて前記辺15bに受け入れられる。
首掛け用孔15の周縁15a中、区画線24に対して区画線17aと対称な位置に、シート11cと連結片23とを折り重ねたとき区画線17aと重なり合う直線状の辺15bが形成されている。
図5(d)に示すように、区画線17a,24を巻き込むようにして折り曲げると、区画線17aは首掛け用孔15の周縁15a上の辺15bと重なり合い、表示片17は首掛け用孔15に挿通されて前記辺15bに受け入れられる。
表示片17の最大幅(区画線17aと平行な寸法の最大値)は、区画線17aの長さよりも長くなっており、区画線17aの両端17b,17cは、鋭角(V字状)の切れ込みになっている。このため、表示片17の区画線17aと首掛け用孔15の周縁15a上の辺15bとを重ね合わせると、該辺15bの両端部において首掛け部11のシート11cが区画線17aの両端17b,17cの切れ込みの中に挟み込まれ、連結片23が首掛け部11に係止される。これにより、連結片23と首掛け部11のシート11cとが重なり合った状態を保つことができ、表示片17が首掛け部11から落ち込むことがない。
表示片17の平面形状は、首掛け用孔15の平面形状に内包される範囲内に収めてもよいし、表示片17が首掛け用孔15に挿通できる限りは、表示片17の平面形状を首掛け用孔15の平面形状より広くすることもできる。可とう性を有する材料によって本体部材12を形成すれば、必要に応じて表示片17をその幅方向に丸める等することによって、首掛け用孔15に挿通することが可能である。
表示片17の平面形状は、特に限定されるものではなく、円形、楕円形、三角形、台形や矩形等の四角形、その他の多角形など、種々の形状にすることが可能である。
表示片17の平面形状は、特に限定されるものではなく、円形、楕円形、三角形、台形や矩形等の四角形、その他の多角形など、種々の形状にすることが可能である。
本体部材12の下部には、首掛け部11の前記区画線24とは異なる辺18から延長部19が延設されている。前記辺18は、首掛け部11のシート11cと延長部19の裏面シート19cとの間を区画するものであり、延長部19を首掛け部11から折り曲げるための折り目として利用することができる。延長部19は、その中央の区画線19aを折り曲げることにより、表面シート19bと裏面シート19cとを重ね合わせることができる。
中間部材13は、その中央の区画線13aを介して区画された2枚のシート13b,13cを有する。この中間部材13を本体部材12に介装するには、中間部材13の中央の区画線13aと延長部19の中央の区画線19aとを重ね合わせ、これら区画線13a,19aの上に打ち込んだ固定部材14により、中間部材13を本体部材12に固定する。
中間部材13は、その中央の区画線13aを介して区画された2枚のシート13b,13cを有する。この中間部材13を本体部材12に介装するには、中間部材13の中央の区画線13aと延長部19の中央の区画線19aとを重ね合わせ、これら区画線13a,19aの上に打ち込んだ固定部材14により、中間部材13を本体部材12に固定する。
図5(a)に示す展開状態の首掛け表示体10Cを図5(b),(c)に示すように組み立てる手順の一例について説明する。
まず、中間部材13と延長部19とを重ね合わせ、固定部材14により中間部材13を延長部19に留める。
次に、縦方向の区画線13a,19aを折り曲げて、延長部19の表面シート19bおよび中間部材13の第1のシート13bを延長部19の裏面シート19cおよび中間部材13の第2のシート13cの上に重ね合わせる。
また、区画線17a,24を巻き込むようにして折り曲げ、連結片23と首掛け部11のシート11cとを重ね合わせるとともに、表示片17を首掛け用孔15に通して首掛け部11の上方に引き出す。
以上のようにして、図5(b),(c)に示す首掛け表示体10Cを簡単に組み立てることができる。
なお、連結片23をシート11cの下に重ね合わせる代わりに、区画線17a,24を折り曲げる向きを図5(d)の逆にして連結片23をシート11cの上に重ね合わせると、首掛け用孔15に通した表示片17を首掛け部11の下方に引き出すことができる。
まず、中間部材13と延長部19とを重ね合わせ、固定部材14により中間部材13を延長部19に留める。
次に、縦方向の区画線13a,19aを折り曲げて、延長部19の表面シート19bおよび中間部材13の第1のシート13bを延長部19の裏面シート19cおよび中間部材13の第2のシート13cの上に重ね合わせる。
また、区画線17a,24を巻き込むようにして折り曲げ、連結片23と首掛け部11のシート11cとを重ね合わせるとともに、表示片17を首掛け用孔15に通して首掛け部11の上方に引き出す。
以上のようにして、図5(b),(c)に示す首掛け表示体10Cを簡単に組み立てることができる。
なお、連結片23をシート11cの下に重ね合わせる代わりに、区画線17a,24を折り曲げる向きを図5(d)の逆にして連結片23をシート11cの上に重ね合わせると、首掛け用孔15に通した表示片17を首掛け部11の下方に引き出すことができる。
図5(c)に示すように、首掛け用孔15を容器1の首部2に通して首掛け表示体10Cを容器1に装着すると、表示片17は容器1の首部2に沿って上向きに立ち上がり、延長部19は容器1の胴部3側に垂下される。延長部19を容器1の前面側に配置したとき、表示片17は、容器1の後面側に配置されるので、広告宣伝や情報等の表示を容器1の両面に配することができ、人々の関心を集める効果が高い。
本形態例の首掛け表示体10Cによれば、表示片17が連結片23の基部16から突出しており、前記基部16の上に首掛け部11のシート11cが積層される。すなわち、シート11cが表示片17を引き出した側(首掛け表示体10Cの表側;図5(d)の上側)から表示片17の基部16に重ね合わされているので、表示片17に引張りなどの外力が加えられたとき、表示片17と基部16との間を区画する区画線17aの両端17b,17cから破れ目が伸長しにくく、表示片17の破損を防止することができる。
表示片17が首掛け用孔15の内側に挿通されているので、区画線17a上の折り目を伸ばしても表示片17は容器1の首部2側に倒れることになり、表示片17が過度に倒れないように容器1の首部2によって支えることができる。従って表示片17は首掛け部11の外側へ倒れにくくなり、表示片17の表示が常に見やすい状態に保たれる。
表示片17が首掛け用孔15の内側に挿通されているので、区画線17a上の折り目を伸ばしても表示片17は容器1の首部2側に倒れることになり、表示片17が過度に倒れないように容器1の首部2によって支えることができる。従って表示片17は首掛け部11の外側へ倒れにくくなり、表示片17の表示が常に見やすい状態に保たれる。
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記各形態例の場合、延長部19の2枚のシート19b,19cの間に中間部材13を介装して小冊子を構成していたが、特にこれに限定されるものではなく、中間部材を省略したり、延長部を一枚のシートで構成したり、延長部を省略したりするなど、種々の構成が採用可能である。
中間部材の枚数は1枚に限定されるものではなく、複数枚としてもよい。
首掛け部等において複数枚のシートを重ね合わせた箇所は、必要に応じて接着剤で糊付けすること等により補強してもよい。
上記各形態例の場合、延長部19の2枚のシート19b,19cの間に中間部材13を介装して小冊子を構成していたが、特にこれに限定されるものではなく、中間部材を省略したり、延長部を一枚のシートで構成したり、延長部を省略したりするなど、種々の構成が採用可能である。
中間部材の枚数は1枚に限定されるものではなく、複数枚としてもよい。
首掛け部等において複数枚のシートを重ね合わせた箇所は、必要に応じて接着剤で糊付けすること等により補強してもよい。
首掛け部が3枚以上のシートの積層体からなり、表示片の基部が首掛け部のいずれかのシートに設けられており、表示片が基部を有するシートの首掛け用孔の内部に形成されている場合、首掛け部の他のシートが表示片の基部の両面に重ね合わされた構成とすることもできる。このような構成であれば、表示片を首掛け部の表側および裏側のいずれに引き出したとしても、首掛け部の少なくとも1枚のシートが表示片を引き出した側から表示片の基部に重ね合わされることになり、表示片の破断を抑制することができる。
また、上記各形態例の場合、首掛け部11と延長部19とを一枚の本体部材12によって形成していたが、複数枚のシート状物を糊などを用いて貼り合わせる等して一体化し、本体部材を構成してもよい。
また、表示片を首掛け部とは別体のシートによって構成し、首掛け部の片面に貼り合わせる構成などでもよい。
また、表示片を首掛け部とは別体のシートによって構成し、首掛け部の片面に貼り合わせる構成などでもよい。
本発明の首掛け表示体は、種々の製品の包装に用いられる容器、例えばボトルやスプレー缶などに装着して、広告宣伝や関連情報の表示、景品等添付用の台紙等に利用することができる。
ボトル等の容器に充填される内容物としては、液体、粉体、顆粒体、粘稠体、気体等、特に限定されるものではなく、例えば、液体洗剤、シャンプー、リンス、飲料品などの各種製品が挙げられる。
ボトル等の容器に充填される内容物としては、液体、粉体、顆粒体、粘稠体、気体等、特に限定されるものではなく、例えば、液体洗剤、シャンプー、リンス、飲料品などの各種製品が挙げられる。
1…容器、2…首部、3…胴部、10,10A,10B,10C…首掛け表示体、11…首掛け部、11b,11c…首掛け部のシート、13b,13c…中間シート、15…首掛け用孔、15a…首掛け用孔の周縁、16…基部、17…表示片、19…延長部、19b,19c…延長部のシート、20…第2の表示片、21…基部。
Claims (6)
- 容器の首部に通す首掛け用孔を有する首掛け部と、前記首掛け用孔の周縁に臨んで位置する基部から突出した表示片とを備えた首掛け表示体であって、
前記首掛け部は1枚のシートまたは複数枚のシートの積層体からなり、前記表示片は前記首掛け用孔を通して前記首掛け部から引き出されており、少なくとも1枚のシートが前記表示片を引き出した側から前記表示片の基部に重ねられていることを特徴とする首掛け表示体。 - 前記首掛け部は複数枚のシートの積層体からなり、前記表示片の基部は前記首掛け部のいずれかのシートに設けられており、前記表示片は前記基部を有するシートの首掛け用孔の内部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の首掛け表示体。
- 前記首掛け部は二つ折りに折り重ねられた表裏2枚のシートからなり、前記表示片は、前記首掛け部の一方のシートの首掛け用孔の内部に形成されるとともに、前記一方のシートから折り曲げられ、他方のシートの首掛け用孔に挿通されて前記一方のシートの反対側に引き出されていることを特徴とする請求項1または2に記載の首掛け表示体。
- 前記首掛け表示体は首掛け部から延設された延長部を備え、前記延長部は前記首掛け部から折り曲げられて首掛け表示体が装着される容器の胴部側に垂下自在とされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の首掛け表示体。
- 前記延長部は折り重ねられた複数枚のシートからなることを特徴とする請求項4に記載の首掛け表示体。
- 前記延長部は二つ折りに折り重ねられた表裏2枚のシートからなり、前記表裏2枚のシートの間に中間シートが介装され、前記表裏2枚のシートと前記中間シートとが同じ側の辺で綴じ合わされて冊子の形態をとっていることを特徴とする請求項5に記載の首掛け表示体。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010116185A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Yamagata Gravure Co Ltd | 瓶用首かけ袋 |
JP2013010519A (ja) * | 2011-06-28 | 2013-01-17 | Fuji Seal International Inc | 物品装飾用シート及び物品装飾用シート付き物品 |
JP2021147048A (ja) * | 2020-03-15 | 2021-09-27 | 株式会社ダイビ | カップスリーブ形成用シート |
-
2005
- 2005-02-07 JP JP2005030285A patent/JP2006215446A/ja not_active Withdrawn
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