JP2006199470A - エレベータの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 保守などで保守員が保守運転中に安全装置が作動した場合、保守員の運転位置がかご内又はかご上かに応じて、エレベータを停止させることが可能なエレベータの制御装置を得る。
【解決手段】 保守運転中にエレベータの安全装置が作動した時、かご5を最寄階まで走行して停止させるものにおいて、かご上から乗場床6に保守員が乗降できる位置を各階床分の値として記録したかご位置記録装置11と、保守員が保守運転している場所を判断し、保守員がかご上で保守運転している場合には、かご位置記録装置の記録した値と一致した時にかごを停止させる判定手段12とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 保守運転中にエレベータの安全装置が作動した時、かご5を最寄階まで走行して停止させるものにおいて、かご上から乗場床6に保守員が乗降できる位置を各階床分の値として記録したかご位置記録装置11と、保守員が保守運転している場所を判断し、保守員がかご上で保守運転している場合には、かご位置記録装置の記録した値と一致した時にかごを停止させる判定手段12とを備える。
【選択図】 図1
Description
この発明は、保守などで保守員が保守運転中にエレベータの安全装置が作動した場合、保守員の運転する位置がかご内又はかご上かに応じて、エレベータを停止させるエレベータの制御装置に関するものである。
従来のエレベータの制御装置においては、保守などで保守員が保守運転中にエレベータの安全装置が作動した場合、保守員の運転する位置に拘らず、かご床位置と乗場床位置がほぼ一致した位置、すなわち、通常ドアゾーンと呼ばれる位置に停止する。しかしながら、保守員がかご上で保守運転している場合は、階高によってはこの停止位置が必ずしも乗場床へ降車が出来る位置とは限らないため、場合によっては、保守員がかご上で閉じ込められてしまうことになる。
また、従来技術として、保守員がかご上に乗った場合に、所定の運転モードに設定可能とし、通常運転を禁止するエレベータの保守安全装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
従来のエレベータの制御装置では、安全装置が作動した後のエレベータの動作には、重要度によって、緊急停止するものと、最寄階まで走行して停止するものがある。そして、保守員が保守運転中に最寄階まで走行して停止するレベルの安全装置が作動した場合、ドアゾーン(かご床位置と乗場床位置が一致している範囲)に入ると停止し、その後起動出来ない。従って、保守員がかご内で保守運転している場合は、乗場へ降車することができるが、かご上で保守運転している場合は、乗場床までの位置関係によっては、乗場へ降車することができないという問題がある。
また、特許文献1記載のものでは、保守員がかご上に乗った場合に、通常運転を禁
止するだけであるので、かご上で保守運転している場合、乗場床までの位置関係によっては、乗場へ降車することができないという問題を解決できるものではなかった。
また、特許文献1記載のものでは、保守員がかご上に乗った場合に、通常運転を禁
止するだけであるので、かご上で保守運転している場合、乗場床までの位置関係によっては、乗場へ降車することができないという問題を解決できるものではなかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、保守などで保守員が保守運転中に安全装置が作動した場合、保守員の運転位置がかご内又はかご上かに応じて、エレベータを停止させることが可能なエレベータの制御装置を提供するものである。
この発明に係るエレベータの制御装置においては、保守運転中にエレベータの安全装置が作動した時、かごを最寄階まで走行して停止させるものにおいて、かご上から乗場床に保守員が乗降できる位置を各階床分の値として記録したかご位置記録装置と、保守員が保守運転している場所を判断し、保守員がかご上で保守運転している場合には、かご位置記録装置の記録した値と一致した時にかごを停止させる判定手段とを備えたものである。
また、かご内に設けられた保守運転釦が操作された時は、かご内で保守運転していると判断し、かご上に設けられた保守運転釦が操作された時は、かご上で保守運転していると判断するものである。
また、かご内に設けられた保守運転釦が操作された時は、かご内で保守運転していると判断し、かごに設置された位置検出装置から得られる昇降路の位置検出用誘導板の有無によりかごを最寄階まで走行して停止させ、かつ、かご上に設けられた保守運転釦が操作された時は、かご上で保守運転していると判断し、位置検出装置から得られる位置検出用誘導板の有無よりも、かご位置記録装置の記録した値と一致した時にかごを停止させる方を優先するものである。
この発明は、かご上から乗場床に保守員が乗降できる位置を各階床分の値として記録したかご位置記録装置と、保守員が保守運転している場所を判断し、保守員がかご上で保守運転している場合には、かご位置記録装置の記録した値と一致した時にかごを停止させる判定手段とを備えたので、安全装置が作動した場合、かごの停止位置を保守員の保守運転位置に応じて制御することができ、かご上で保守運転している保守員を安全に乗場床へ降車させることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置の全体構成を示すシステム構成図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置の保守運転中に安全装置が作動した場合の動作を説明するためのフローチャートである。
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置の全体構成を示すシステム構成図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置の保守運転中に安全装置が作動した場合の動作を説明するためのフローチャートである。
図1において、巻上モータ1の軸上にパルス発生器2が取り付けられており、このパルス発生器2は、巻上モータ1の回転によりパルスを発生する装置である。また巻上モータ1の軸に直結又はギアなどを介して綱車又は吊り車3が結合されている。この綱車又は吊り車3には主索4が巻き掛けられ、この主索4の両端にエレベータのかご5及び釣合い重り(図示せず)が取り付けられている。そして、綱車又は吊り車3の回転によりかご5が昇降路内を昇降する。かご5の床面と乗場床6の位置が一致しているかを検出するために、昇降路内などに位置検出用誘導板7が設置されており、またかご5には位置検出装置8が設置されている。位置検出装置8が位置検出用誘導板7の範囲にある場合、かご5の床面の位置と乗場床6の位置が一致していると判定する。通常、この範囲をドアゾーンと称しており、かごドアの開閉や利用者が乗降できる範囲としている。
エレベータ制御盤9は、エレベータを制御する構成機器が収納された盤であり、機械室などに設置されている。かご5内に設けられた保守運転釦(図示せず)が操作された時、或いはかご5上に設けられた保守運転釦(図示せず)が操作された時、その信号が制御盤9に伝達されて保守運転が行われる。変換回路10は、かご5の昇降、すなわち巻上モータ1の回転によるパルス発生器2からのパルスを速度やかご5の昇降路内位置に変換する手段である。かご位置記録装置11は、保守員がかご5の上部(かご上)と乗場床6に乗降できる位置を全ての階床分の値として記録している手段である。この位置は、上記変換回路10からの昇降路内位置を基に予め記録しておくものである。判定回路12は、上記変換回路10からの昇降路内位置の値とかご位置記録装置11に記録された値とを比較し判定する手段であり、かご位置記録値と一致した時にかご5を停止させる。かご5に設置された位置検出装置8が昇降路に設置された位置検出用誘導板7の有無を入力回路13を経由して判定回路12に入力する。制御回路14は、判定回路12の判定結果により巻上モータ1を制御する手段である。
エレベータ制御盤9は、エレベータを制御する構成機器が収納された盤であり、機械室などに設置されている。かご5内に設けられた保守運転釦(図示せず)が操作された時、或いはかご5上に設けられた保守運転釦(図示せず)が操作された時、その信号が制御盤9に伝達されて保守運転が行われる。変換回路10は、かご5の昇降、すなわち巻上モータ1の回転によるパルス発生器2からのパルスを速度やかご5の昇降路内位置に変換する手段である。かご位置記録装置11は、保守員がかご5の上部(かご上)と乗場床6に乗降できる位置を全ての階床分の値として記録している手段である。この位置は、上記変換回路10からの昇降路内位置を基に予め記録しておくものである。判定回路12は、上記変換回路10からの昇降路内位置の値とかご位置記録装置11に記録された値とを比較し判定する手段であり、かご位置記録値と一致した時にかご5を停止させる。かご5に設置された位置検出装置8が昇降路に設置された位置検出用誘導板7の有無を入力回路13を経由して判定回路12に入力する。制御回路14は、判定回路12の判定結果により巻上モータ1を制御する手段である。
次に、現行のエレベータの制御装置の動作について説明する。
エレベータの安全装置には、重要度により2種類の作動後の動きがある。すなわち、作動後緊急停止させるものと、作動後最寄階まで走行して停止させるものである。エレベータが通常走行中又は保守員による走行中に最寄階まで走行して停止させる安全装置が作動した場合、かご5の位置がドアゾーンに入るとエレベータを停止させて、以後起動を阻止する。この時、保守員がかご5内に設けられた保守運転釦で保守運転している場合は、かご5内から乗場床6へ降車することができる。しかし、保守員がかご5上に設けられた保守運転釦で保守運転している場合は、保守員はかご5上に居るので、乗場床6との位置関係によっては、かご5上から乗場床6へ降車することができない場合があり、かご5上に閉じ込め状態となってしまう。
エレベータの安全装置には、重要度により2種類の作動後の動きがある。すなわち、作動後緊急停止させるものと、作動後最寄階まで走行して停止させるものである。エレベータが通常走行中又は保守員による走行中に最寄階まで走行して停止させる安全装置が作動した場合、かご5の位置がドアゾーンに入るとエレベータを停止させて、以後起動を阻止する。この時、保守員がかご5内に設けられた保守運転釦で保守運転している場合は、かご5内から乗場床6へ降車することができる。しかし、保守員がかご5上に設けられた保守運転釦で保守運転している場合は、保守員はかご5上に居るので、乗場床6との位置関係によっては、かご5上から乗場床6へ降車することができない場合があり、かご5上に閉じ込め状態となってしまう。
上記のような問題を解決するための動作フローについて、図2により説明する。
エレベータの安全装置が動作した場合(ステップS1)、かごの停止条件を保守員が運転している場所によって判断する(ステップS2)。すなわち、ステップS2で保守員の運転位置がかご5内の保守運転釦で保守運転している場合は、ステップS3に進み、通常通り、位置検出装置8から得られる位置検出用誘導板7の有無で判断する。位置検出用誘導板7が有りの場合、ステップS4に進み、制御回路14へ停止指令を出力し、かご5をドアゾーンに停止する。
一方、ステップS2で保守員の運転位置がかご5上の保守運転釦で保守運転している場合は、ステップS5に進み、変換回路10からの昇降路内位置とかご位置記録装置11の記録した値とを比較し、値が一致した時に、ステップS4に進み、制御回路14へ停止指令を出力し、かご5を停止させる。この場合、かご5上と乗場床6の位置関係は、保守員がかご上から乗場床に容易に降車できる状態となっている。
なお、保守員の運転位置がかご5上の保守運転釦で保守運転している場合は、通常の位置検出装置8から得られる位置検出用誘導板7の有無で判断する方を無効にしたり、或いは変換回路10からの昇降路内位置とかご位置記録装置11の記録した値とを比較する方を優先させることにより容易に実現することができる。
エレベータの安全装置が動作した場合(ステップS1)、かごの停止条件を保守員が運転している場所によって判断する(ステップS2)。すなわち、ステップS2で保守員の運転位置がかご5内の保守運転釦で保守運転している場合は、ステップS3に進み、通常通り、位置検出装置8から得られる位置検出用誘導板7の有無で判断する。位置検出用誘導板7が有りの場合、ステップS4に進み、制御回路14へ停止指令を出力し、かご5をドアゾーンに停止する。
一方、ステップS2で保守員の運転位置がかご5上の保守運転釦で保守運転している場合は、ステップS5に進み、変換回路10からの昇降路内位置とかご位置記録装置11の記録した値とを比較し、値が一致した時に、ステップS4に進み、制御回路14へ停止指令を出力し、かご5を停止させる。この場合、かご5上と乗場床6の位置関係は、保守員がかご上から乗場床に容易に降車できる状態となっている。
なお、保守員の運転位置がかご5上の保守運転釦で保守運転している場合は、通常の位置検出装置8から得られる位置検出用誘導板7の有無で判断する方を無効にしたり、或いは変換回路10からの昇降路内位置とかご位置記録装置11の記録した値とを比較する方を優先させることにより容易に実現することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、安全装置が作動した場合、かごの停止位置を保守員の保守運転位置に応じて制御することにより、かご上で保守運転している保守員を安全に乗場床へ降車させることができる。
1 巻上モータ
2 パルス発生器
3 綱車又は吊り車
4 主索
5 エレベータのかご
6 乗場床
7 位置検出用誘導板
8 位置検出装置
9 エレベータ制御盤
10 変換回路
11 かご位置記録装置
12 判定回路
13 入力回路
14 制御回路
2 パルス発生器
3 綱車又は吊り車
4 主索
5 エレベータのかご
6 乗場床
7 位置検出用誘導板
8 位置検出装置
9 エレベータ制御盤
10 変換回路
11 かご位置記録装置
12 判定回路
13 入力回路
14 制御回路
Claims (3)
- 保守運転中にエレベータの安全装置が作動した時、かごを最寄階まで走行して停止させるエレベータの制御装置において、
かご上から乗場床に保守員が乗降できる位置を各階床分の値として記録したかご位置記録装置と、
保守員が保守運転している場所を判断し、保守員が前記かご上で保守運転している場合には、前記かご位置記録装置の記録した値と一致した時にかごを停止させる判定手段と、
を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置。 - かご内に設けられた保守運転釦が操作された時は、かご内で保守運転していると判断し、かご上に設けられた保守運転釦が操作された時は、かご上で保守運転していると判断することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
- かご内に設けられた保守運転釦が操作された時は、かご内で保守運転していると判断し、かごに設置された位置検出装置から得られる昇降路の位置検出用誘導板の有無によりかごを最寄階まで走行して停止させ、かつ、かご上に設けられた保守運転釦が操作された時は、かご上で保守運転していると判断し、前記位置検出装置から得られる前記位置検出用誘導板の有無よりも、かご位置記録装置の記録した値と一致した時にかごを停止させ
る方を優先することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005014470A JP2006199470A (ja) | 2005-01-21 | 2005-01-21 | エレベータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005014470A JP2006199470A (ja) | 2005-01-21 | 2005-01-21 | エレベータの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006199470A true JP2006199470A (ja) | 2006-08-03 |
Family
ID=36957810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005014470A Pending JP2006199470A (ja) | 2005-01-21 | 2005-01-21 | エレベータの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006199470A (ja) |
-
2005
- 2005-01-21 JP JP2005014470A patent/JP2006199470A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20070720 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |