JP2006194252A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、内燃機関のトルク変動を抑制しつつ、内燃機関の排気系に設けられた排気浄化触媒を早期に昇温させることを課題とする。
【解決手段】本発明に係る内燃機関の制御装置は、排気浄化触媒を昇温させるべく内燃機関の吸気弁と排気弁の少なくとも一方を制御する触媒昇温手段と、吸気弁と排気弁の少なくとも一方を電磁力により開閉駆動する電磁駆動式動弁機構と、触媒昇温手段により吸気弁と排気弁との少なくとも一方が制御されるときに内燃機関のトルク変動を抑制すべく電磁駆動式動弁機構を制御するトルク変動抑制手段とを備えている。
【選択図】図6
【解決手段】本発明に係る内燃機関の制御装置は、排気浄化触媒を昇温させるべく内燃機関の吸気弁と排気弁の少なくとも一方を制御する触媒昇温手段と、吸気弁と排気弁の少なくとも一方を電磁力により開閉駆動する電磁駆動式動弁機構と、触媒昇温手段により吸気弁と排気弁との少なくとも一方が制御されるときに内燃機関のトルク変動を抑制すべく電磁駆動式動弁機構を制御するトルク変動抑制手段とを備えている。
【選択図】図6
Description
本発明は、内燃機関の排気通路に配置された排気浄化触媒を昇温させる技術に関し、特に内燃機関から排気浄化触媒へ供給される排気の熱量を増加させて排気浄化触媒の昇温を図る技術に関する。
近年、自動車等に搭載される内燃機関では、該内燃機関から排出される炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、或いは窒素酸化物(NOx)等の有害ガス成分を浄化すること
が要求されている。
が要求されている。
このような要求に対し、内燃機関の排気通路に排気浄化触媒を配置する技術が提案されている。上記の排気浄化触媒としては、三元触媒、酸化触媒、吸蔵還元型NOx触媒、選
択還元型NOx触媒、又はこれらの触媒を適宜組み合わせてなる触媒など、種々の触媒が
知られている。
択還元型NOx触媒、又はこれらの触媒を適宜組み合わせてなる触媒など、種々の触媒が
知られている。
ところで、上記したような排気浄化触媒は、一様にして所定の活性温度以上であるときに活性して排気中の有害ガス成分を浄化可能となるため、内燃機関が冷間始動されたときのように排気浄化触媒が活性温度未満であるときは排気中の有害ガス成分を十分に浄化することができない。
そこで、従来では、特開平10−68332号公報に記載されたような「排気バルブのタイミング制御装置」が提案されている。この公報に記載された排気バルブのタイミング制御装置は、内燃機関が冷間始動されたときのように、排気系に設けられた触媒等の温度が低く未活性状態にあるときに、排気バルブの開タイミングを所定角度だけ進角させることにより、シリンダ内の燃焼熱を積極的に排気系へ排出させ、以て触媒等の昇温を促進させようとするものである。
特開平10−68332号公報
ところで、上記した従来の技術のように、単に排気バルブの開タイミングを進角させてシリンダ内の燃焼熱を排気系へ排出させると、燃焼熱の排出により内燃機関のトルクが変動する虞がある。
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、内燃機関のトルク変動を抑制しつつ、排気浄化触媒の昇温を促進させることができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上記した課題を解決するために以下のような手段を採用した。
すなわち、本発明に係る内燃機関の制御装置は、
内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、
前記排気浄化触媒を昇温させるべく前記内燃機関の吸気弁と排気弁の少なくとも一方を制御する触媒昇温手段と、
前記触媒昇温手段により前記吸気弁と前記排気弁の少なくとも一方が制御されるときに、前記内燃機関のトルク変動を抑制するトルク変動抑制手段と、
を備えることを特徴としている。
内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、
前記排気浄化触媒を昇温させるべく前記内燃機関の吸気弁と排気弁の少なくとも一方を制御する触媒昇温手段と、
前記触媒昇温手段により前記吸気弁と前記排気弁の少なくとも一方が制御されるときに、前記内燃機関のトルク変動を抑制するトルク変動抑制手段と、
を備えることを特徴としている。
このように構成された内燃機関の制御装置では、例えば、排気浄化触媒46を昇温させるときに、触媒昇温手段が吸気弁と排気弁の少なくとも一方を制御するとともにトルク変動抑制手段が内燃機関のトルク変動を抑制する。
この場合、排気浄化触媒を昇温させることを目的として内燃機関の吸気弁およびまたは排気弁が制御されても、内燃機関のトルク変動が抑制されることになる。
この結果、内燃機関のトルク変動が抑制されつつ、排気浄化触媒が昇温することになる。
次に、本発明に係る内燃機関の制御装置は、
内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、
前記排気浄化触媒を昇温させるときに、前記内燃機関の排気弁の開弁時期を進角、前記排気弁の開弁時期を遅角、又は前記排気弁のリフト量を増大させる触媒昇温手段と、
前記触媒昇温手段により前記排気弁が制御されるときに、前記内燃機関のトルク変動を抑制するトルク変動抑制手段と、
を備えることを特徴とするようにしてもよい。
内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、
前記排気浄化触媒を昇温させるときに、前記内燃機関の排気弁の開弁時期を進角、前記排気弁の開弁時期を遅角、又は前記排気弁のリフト量を増大させる触媒昇温手段と、
前記触媒昇温手段により前記排気弁が制御されるときに、前記内燃機関のトルク変動を抑制するトルク変動抑制手段と、
を備えることを特徴とするようにしてもよい。
このように構成された内燃機関の制御装置では、例えば、排気浄化触媒を昇温させるときに、触媒昇温手段が排気弁の開弁時期を進角、前記排気弁の開弁時期を遅角、又は排気弁のリフト量を増大させるとともに、トルク変動抑制手段が内燃機関のトルク変動を抑制する。
この場合、排気浄化触媒を昇温させるべく排気弁の開弁時期が進角、排気弁の開弁時期が遅角、又は排気弁のリフト量が増加されても、内燃機関のトルク変動が抑制されることになる。
この結果、内燃機関のトルク変動が抑制されつつ、排気浄化触媒が昇温することになる。
ここで、吸気弁と排気弁の少なくとも一方を電磁力により開閉駆動する電磁駆動式動弁機構を内燃機関が備えている場合は、トルク変動抑制手段は、電磁駆動式動弁機構を制御して内燃機関のトルク変動を抑制するようにしてもよい。
これは、電磁駆動式動弁機構は、例えば、吸気弁の開閉タイミング、吸気弁のリフト量、排気弁の開閉タイミング、排気弁のリフト量などを任意に制御することが可能であるため、このような電磁駆動式動弁機構を制御することにより内燃機関のトルクを制御することが容易となるからである。
また、本発明に係る内燃機関の制御装置は、
内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、
前記内燃機関の吸気通路に設けられた吸気絞り弁と、
前記排気浄化触媒を昇温させるべく前記吸気絞り弁を開弁側へ制御するとともに前記内燃機関の吸気弁と排気弁の少なくとも一方を制する触媒昇温手段と、
前記吸気弁と前記排気弁の少なくとも一方を電磁力により開閉駆動する電磁駆動式動弁機構と、
前記触媒昇温手段により前記吸気弁と前記排気弁の少なくとも一方と前記吸気絞り弁が制御されるときに、前記内燃機関のトルク変動を抑制すべく前記電磁駆動式動弁機構を制
御するトルク変動抑制手段と、
を備えることを特徴とするようにしてもよい。
内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、
前記内燃機関の吸気通路に設けられた吸気絞り弁と、
前記排気浄化触媒を昇温させるべく前記吸気絞り弁を開弁側へ制御するとともに前記内燃機関の吸気弁と排気弁の少なくとも一方を制する触媒昇温手段と、
前記吸気弁と前記排気弁の少なくとも一方を電磁力により開閉駆動する電磁駆動式動弁機構と、
前記触媒昇温手段により前記吸気弁と前記排気弁の少なくとも一方と前記吸気絞り弁が制御されるときに、前記内燃機関のトルク変動を抑制すべく前記電磁駆動式動弁機構を制
御するトルク変動抑制手段と、
を備えることを特徴とするようにしてもよい。
このように構成された内燃機関の制御装置では、例えば、触媒昇温手段が排気浄化触媒を昇温させるべく吸気弁と排気弁の少なくとも一方と吸気絞り弁とを制御するときに、トルク変動抑制手段が内燃機関のトルク変動を抑制すべく電磁駆動式動弁機構を制御することになる。
この場合、排気浄化触媒を昇温させるべく吸気絞り弁が開弁側へ制御されるとともに吸気弁と排気弁の少なくとも一方が制御されても、内燃機関のトルク変動が抑制されることになる。
この結果、内燃機関のトルク変動が抑制されつつ、排気浄化触媒が昇温することになる。
また、本発明に係る内燃機関の制御装置は、
内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、
前記内燃機関の吸気通路に設けられた吸気絞り弁と、
前記排気浄化触媒を昇温させるべく、前記吸気絞り弁を開弁側へ制御するとともに前記排気弁の開弁時期を進角、前記排気弁の開弁時期を遅角、又は排気弁のリフト量を増大させる触媒昇温手段と、
前記内燃機関の吸気弁と排気弁の少なくとも一方を電磁力により開閉駆動する電磁駆動式動弁機構と、
前記触媒昇温手段により前記吸気絞り弁と前記排気弁が制御されるときに、前記内燃機関のトルク変動を抑制すべく前記電磁駆動式動弁機構を制御するトルク変動抑制手段と、を備えることを特徴とするようにしてもよい。
内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、
前記内燃機関の吸気通路に設けられた吸気絞り弁と、
前記排気浄化触媒を昇温させるべく、前記吸気絞り弁を開弁側へ制御するとともに前記排気弁の開弁時期を進角、前記排気弁の開弁時期を遅角、又は排気弁のリフト量を増大させる触媒昇温手段と、
前記内燃機関の吸気弁と排気弁の少なくとも一方を電磁力により開閉駆動する電磁駆動式動弁機構と、
前記触媒昇温手段により前記吸気絞り弁と前記排気弁が制御されるときに、前記内燃機関のトルク変動を抑制すべく前記電磁駆動式動弁機構を制御するトルク変動抑制手段と、を備えることを特徴とするようにしてもよい。
このように構成された内燃機関の制御装置では、例えば、排気浄化触媒を昇温させるときに、触媒昇温手段が吸気絞り弁を開弁側へ制御するとともに排気弁の開弁時期を進角、排気弁の開弁時期を遅角、又は排気弁のリフト量を増大させるとともに、トルク変動抑制手段が内燃機関のトルク変動を抑制すべく電磁駆動式動弁機構を制御することになる。
この場合、排気浄化触媒を昇温させるべく吸気絞り弁が開弁側へ制御されるとともに排気弁の開弁時期が進角、排気弁の開弁時期が遅角、又は排気弁のリフト量が増大されても、内燃機関のトルク変動が抑制されることになる。
この結果、内燃機関のトルク変動が抑制されつつ、排気浄化触媒が昇温することになる。
尚、触媒昇温手段は、排気弁の開弁時期を進角させる場合には、例えば、排気弁の開弁時期を膨張行程の半ばまで進角させるようにしてもよい。これは、排気弁が膨張行程の半ばで開弁すると、内燃機関で燃焼途中若しくは燃焼直後の極めて高温なガスが排気として内燃機関から排出されることになり、そのような高温な排気が排気浄化触媒に流入することにより排気浄化触媒を速やかに昇温させることが可能となるからである。
また、触媒昇温手段は、排気弁の開弁時期を遅角させる場合には、例えば、排気弁の開弁時期を排気行程の半ばまで進角させるようにしてもよい。これは、排気弁の開弁時期が排気行程の半ばまで遅角されると、内燃機関で燃焼したガスは排気行程の半ばまで該内燃機関から排出されずに圧縮されることになり、その圧縮により前記ガスの温度が高められ、その結果、排気の温度が高められて排気浄化触媒を速やかに昇温させることが可能にな
るからである。
るからである。
また、触媒昇温手段は、排気弁のリフト量を増大させる場合には、例えば、上記のように排気弁の開弁時期が進角又は遅角される際、特に、排気弁の開弁時期が進角又は遅角されるとともに吸気絞り弁が開弁側へ制御される際に、排気弁のリフト量を通常運転時よりも増大させるようにしてもよい。
本発明によれば、触媒昇温手段が排気浄化触媒を昇温させるときに、トルク変動抑制手段が内燃機関のトルク変動を抑制するため、内燃機関のトルク変動を抑制しつつ排気浄化触媒の昇温を促進することが可能となる。
以下、本発明に係る電磁駆動弁の制御装置の具体的な実施態様について図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本発明を適用する内燃機関とその吸排気系の一実施態様を示す図である。図1及び図2に示す内燃機関1は、4つの気筒21を備えた4ストローク・サイクルの水冷式ガソリンエンジンである。
内燃機関1は、4つの気筒21及び冷却水路1cが形成されたシリンダブロック1bと、このシリンダブロック1bの上部に固定されたシリンダヘッド1aとを備えている。
前記シリンダブロック1bには、機関出力軸たるクランクシャフト23が回転自在に支持され、このクランクシャフト23は、各気筒21内に摺動自在に装填されたピストン22とコネクティングロッド19を介して連結されている。
前記クランクシャフト23の端部には周縁に複数の歯が形成されたタイミングロータ51aが取り付けられ、そのタイミングロータ51a近傍のシリンダブロック1bには電磁ピックアップ51bが取り付けられている。これらタイミングロータ51aと電磁ピックアップ51bは、クランクポジションセンサ51を構成する。
前記シリンダブロック1bには、前記冷却水路1c内を流れる冷却水の温度に対応した電気信号を出力する水温センサ52が取り付けられている。
各気筒21のピストン22上方には、ピストン22の頂面とシリンダヘッド1aの壁面とに囲まれた燃焼室24が形成されている。前記シリンダヘッド1aには、各気筒21の燃焼室24に臨むよう点火栓25が取り付けられ、この点火栓25には、該点火栓25に駆動電流を印加するためのイグナイタ25aが電気的に接続されている。
前記シリンダヘッド1aにおいて各気筒21の燃焼室24に臨む部位には、吸気ポート26の開口端が2つ形成されるとともに、排気ポート27の開口端が2つ形成されている。そして、前記シリンダヘッド1aには、前記吸気ポート26の各開口端を開閉する吸気弁28と、前記排気ポート27の各開口端を開閉する排気弁29とが進退自在に設けられている。
前記シリンダヘッド1aには、励磁電流が印加されたときに発生する電磁力を利用して前記吸気弁28を進退駆動する電磁駆動機構30(以下、吸気側電磁駆動機構30と称する)が吸気弁28と同数設けられている。各吸気側電磁駆動機構30には、該吸気側電磁駆動機構30に励磁電流を印加するための駆動回路30a(以下、吸気側駆動回路30a
と称する)が電気的に接続されている。
と称する)が電気的に接続されている。
前記シリンダヘッド1aには、励磁電流が印加されたときに発生する電磁力を利用して前記排気弁29を進退駆動する電磁駆動機構31(以下、排気側電磁駆動機構31と称する)が排気弁29と同数設けられている。各排気側電磁駆動機構31には、該排気側電磁駆動機構31に励磁電流を印加するための駆動回路31a(以下、排気側駆動回路31aと称する)が電気的に接続されている。
ここで、吸気側電磁駆動機構30及び排気側電磁駆動機構31の具体的な構成について述べる。尚、吸気側電磁駆動機構30と排気側電磁駆動機構31とは同様の構成であるため、吸気側電磁駆動機構30のみを例に挙げて説明する。
図3は、吸気側電磁駆動機構30の構成を示す断面図である。図3において内燃機関1のシリンダヘッド1aは、シリンダブロック1bの上面に固定されるロアヘッド10と、このロアヘッド10の上部に設けられたアッパヘッド11とを備えている。
前記ロアヘッド10には、各気筒21毎に2つの吸気ポート26が形成され、各吸気ポート26の燃焼室24側の開口端には、吸気弁28の弁体28aが着座するための弁座12が設けられている。
前記ロアヘッド10には、各吸気ポート26の内壁面から該ロアヘッド10の上面にかけて断面円形の貫通孔が形成され、その貫通孔には筒状のバルブガイド13が挿入されている。前記バルブガイド13の内孔には、吸気弁28の弁軸28bが貫通し、前記弁軸28bが軸方向へ摺動自在となっている。
前記アッパヘッド11において前記バルブガイド13と軸心が同一となる部位には、第1コア301及び第2コア302が嵌入される断面円形のコア取付孔14が設けられている。前記コア取付孔14の下部14bは、その上部14aに比して径大に形成されている。以下では、前記コア取付孔14の下部14bを径大部14bと称し、前記コア取付孔14の上部14aを径小部14aと称する。
前記径小部14aには、軟磁性体からなる環状の第1コア301と第2コア302とが所定の間隙303を介して軸方向に直列に嵌挿されている。これらの第1コア301の上端と第2コア302の下端には、それぞれフランジ301aとフランジ302aが形成されており、第1コア301は上方から、また第2コア302は下方からそれぞれコア取付孔14に嵌挿され、フランジ301aとフランジ302aがコア取付孔14の縁部に当接することにより第1コア301と第2コア302の位置決めがされて、前記間隙303が所定の距離に保持されるようになっている。
前記第1コア301の上部には、環状のアッパプレート318が配置され、そのアッパプレート318の上部には、筒状体の下端に前記アッパプレート318と略同径の外径を有するフランジ305aが形成された形成されたアッパキャップ305が配置されている。
前記第1コア301の上部には、環状のアッパプレート318が配置され、そのアッパプレート318の上部には、筒状体の下端に前記アッパプレート318と略同径の外径を有するフランジ305aが形成された形成されたアッパキャップ305が配置されている。
前記したアッパキャップ305及びアッパプレート318は、アッパキャップ305のフランジ305a上面からアッパプレート318を介してアッパヘッド11の内部へ貫通するボルト304によりアッパヘッド11の上面に固定されている。
この場合、アッパキャップ305及びアッパプレート318は、フランジ305aを含むアッパキャップ305の下端がアッパプレート318の上面に当接すると同時に、アッパプレート318の下面が第1コア301の上面周縁部に当接した状態でアッパヘッド11に固定されることになり、その結果、第1コア301がアッパヘッド11に固定される
ことになる。
ことになる。
前記第2コア302の下部には、コア取付孔14の径大部14bと略同径の外径を有する環状体からなるロアプレート307が設けられている。このロアプレート307は、該ロアプレート307の下面からアッパヘッド11へ貫通するボルト306により、前記径小部14aと径大部14bの段部における下向きの段差面に固定されている。この場合、ロアプレート307が第2コア302の下面周縁部に当接した状態で固定されることになり、その結果、第2コア302がアッパヘッド11に固定されることになる。
前記第1コア301の前記間隙303側の面に形成された溝部には、第1の電磁コイル308が把持されており、前記第2コア302の間隙303側の面に形成された溝部には第2の電磁コイル309が把持されている。その際、第1の電磁コイル308と第2の電磁コイル309とは、前記間隙303を介して向き合う位置に配置されるものとする。そして、第1及び第2の電磁コイル308、309は、前述した吸気側駆動回路30aと電気的に接続されている。
前記間隙303には、該間隙303の内径より径小な外径を有する環状体からなるアーマチャ311が配置されている。このアーマチャ311は、例えば、軟磁性体で形成されている。
前記アーマチャ311の中空部には、前記第1コア301及び前記第2コア302の中空部より径小な外径を有する円柱状の非磁性体からなるアーマチャシャフト310が前記アーマチャ311の軸心に沿って上下方向に延出するよう固定されている。
その際、前記アーマチャシャフト310は、その上端が前記第1コア301の中空部を通ってその上方のアッパキャップ305内まで至るとともに、その下端が第2コア302の中空部を通ってその下方の径大部14b内に至るよう形成されるものとする。
これに対応して、前記第1コア301の中空部の上端と前記第2コア302の中空部の下端との各々には、前記アーマチャシャフト310の外径と略同径の内径を有する環状のアッパブッシュ319とロアブッシュ320とが設けられ、これらアッパブッシュ319とロアブッシュ320とにより前記アーマチャシャフト310が軸方向へ摺動自在に保持されている。
前記アッパキャップ305内に延出したアーマチャシャフト310の上端部には、円板状のアッパリテーナ312が接合されるとともに、前記アッパキャップ305の上部開口部にはアジャストボルト313が螺着され、これらアッパリテーナ312とアジャストボルト313との間には、アッパスプリング314が介在している。また、前記アジャストボルト313と前記アッパスプリング314との当接面には、前記アッパキャップ305の内径と略同径の外径を有するスプリングシート315が介装されている。
前記径大部14b内に延出したアーマチャシャフト310の下端部には、吸気弁28の弁軸28bの上端部が当接している。前記弁軸28bの上端部の外周には、円盤状のロアリテーナ28cが接合されており、そのロアリテーナ28cの下面とロアヘッド10の上面との間には、ロアスプリング316が介在している。
このように構成された吸気側電磁駆動機構30では、吸気側駆動回路30aから第1の電磁コイル308及び第2の電磁コイル309に対して励磁電流が印加されていないときは、アッパスプリング314からアーマチャシャフト310に対して下方向(すなわち、吸気弁28を開弁させる方向)への付勢力が作用するとともに、ロアスプリング316か
ら吸気弁28に対して上方向(すなわち、吸気弁28を閉弁させる方向)への付勢力が作用し、その結果、アーマチャシャフト310及び吸気弁28が互いに当接しつつ所定の位置に弾性支持された状態、いわゆる中立状態に保持されることになる。
ら吸気弁28に対して上方向(すなわち、吸気弁28を閉弁させる方向)への付勢力が作用し、その結果、アーマチャシャフト310及び吸気弁28が互いに当接しつつ所定の位置に弾性支持された状態、いわゆる中立状態に保持されることになる。
尚、アッパスプリング314とロアスプリング316の付勢力は、前記アーマチャ311の中立位置が前記間隙303において前記第1コア301と前記第2コア302との中間の位置となるよう設定されており、構成部品の初期公差や経年変化等によってアーマチャ311の中立位置が前記した中間位置からずれた場合には、アーマチャ311の中立位置が前記した中間位置と一致するようアジャストボルト313によって調整することが可能になっている。
前記アーマチャシャフト310及び前記弁軸28bの軸方向の長さは、前記アーマチャ311が前記間隙303の中間位置に位置するときに前記弁体28aが開弁側変位端と閉弁側変位端との中間の位置(以下、中開位置と称する)となり、且つ、前記アーマチャ311が第1コア301に当接したときに前記弁体28aが弁座12に着座するように設定されている。
前記した吸気側電磁駆動機構30では、吸気側駆動回路30aから第1の電磁コイル308に対して励磁電流が印加されている時は、第1コア301と第1の電磁コイル308とアーマチャ311との間に、アーマチャ311を第1コア301側へ変位させる方向の電磁力が発生するため、アーマチャ311がアッパスプリング314の付勢力に抗して第1コア301に当接した状態となる。
アーマチャ311が第1コア301に当接した状態にあると、吸気弁28は、ロアスプリング316の付勢力を受けて退行し、該吸気弁28の弁体28aが弁座12に着座した状態、すなわち全閉状態となる。
また、前記した吸気側電磁駆動機構30では、吸気側駆動回路30aから第2の電磁コイル309に対して励磁電流が印加されている時は、第2コア302と第2の電磁コイル309とアーマチャ311との間に、アーマチャ311を第2コア302側へ変位させる方向の電磁力が発生するため、アーマチャ311がロアスプリング316の付勢力に抗して第2コア302に当接した状態となる。
アーマチャ311が第2コア302に当接した状態にあると、アーマチャシャフト310がロアスプリング316の付勢力に抗して弁軸28bを開弁方向へ押圧することになり、その押圧力によって吸気弁28が全開状態に保持される。
また、上記した吸気側電磁駆動機構30では、全閉状態にある吸気弁28を開弁させる場合は、先ず吸気側駆動回路30aが第1の電磁コイル308に対する励磁電流の印加を停止する。
このとき、第1コア301と第1の電磁コイル308とアーマチャシャフト310との間でアーマチャ311を第1コア301に引き付ける電磁力が消滅するため、アーマチャ311及び吸気弁28がアッパスプリング314の付勢力を受けて開弁方向へ変位する。
吸気側駆動回路30aは、アーマチャ311がアッパスプリング314の付勢力を受けて第2コア302の近傍まで変位した時点で、第2の電磁コイル309に対して励磁電流を印加することにより、第2コア302と第2の電磁コイル309とアーマチャ311との間にアーマチャ311を第2コア302に引き付ける電磁力を発生させる。この電磁力によりアーマチャ311が第2コア302と当接する位置(開弁側変位端)まで変位し、
その結果、吸気弁28が全開状態となる。
その結果、吸気弁28が全開状態となる。
一方、上記した吸気側電磁駆動機構30では、全開状態にある吸気弁28を閉弁させる場合は、先ず吸気側駆動回路30aが第2の電磁コイル309に対する励磁電流の印加を停止する。
このとき、第2コア302と第2の電磁コイル309とアーマチャシャフト310との間でアーマチャ311を第2コア302に引き付ける電磁力が消滅するため、アーマチャ311及び吸気弁28がロアスプリング316の付勢力を受けて閉弁方向へ変位する。
吸気側駆動回路30aは、アーマチャ311がロアスプリング316の付勢力を受けて第1コア301の近傍まで変位した時点で、第1の電磁コイル308に対して励磁電流を印加することにより、第1コア301と第1の電磁コイル308とアーマチャ311との間に、アーマチャ311を第1コア301へ引き付ける電磁力を発生させる。この電磁力によりアーマチャ311が第1コア301と当接する位置(閉弁側変位端)まで変位し、その結果、吸気弁28の弁体28aが弁座12に着座する。
このように吸気側駆動回路30aが第1の電磁コイル308と第2の電磁コイル309とに対して所定のタイミングで交互に励磁電流を印加することにより、アーマチャ311が閉弁側変位端と開弁側変位端との間で進退動作し、それに伴って弁軸28bが進退駆動されると同時に弁体28aが開閉動作することになる。 従って、吸気側駆動回路30aが第1の電磁コイル308及び第2の電磁コイル309に対する励磁電流の印加タイミングを変更することにより、吸気弁28の開閉タイミングを任意に制御することが可能となる。
また、上記した吸気側電磁駆動機構30には、吸気弁28の変位を検出するバルブリフトセンサ317が取り付けられている。このバルブリフトセンサ317は、アッパリテーナ312の上面に取り付けられた円板状のターゲット317aと、アジャストボルト313における前記アッパリテーナ312と対向する部位に取り付けられたギャップセンサ317bとから構成されている。
このように構成されたバルブリフトセンサ317では、前記ターゲット317aが前記吸気側電磁駆動機構30のアーマチャ311と一体的に変位し、前記ギャップセンサ317bが該ギャップセンサ317bと前記ターゲット317aとの距離に対応した電気信号を出力することになる。
その際、アーマチャ311が中立状態にあるときのギャップセンサ317bの出力信号値を予め記憶しておき、その出力信号値と現時点におけるギャップセンサ317bの出力信号値との偏差を算出することにより、アーマチャ311及び吸気弁28の変位を特定することが可能となる。
ここで図1及び図2に戻り、内燃機関1のシリンダヘッド1aには、4つの枝管からなる吸気枝管33が接続され、前記吸気枝管33の各枝管は、各気筒21の吸気ポート26と連通している。
前記シリンダヘッド1aにおいて前記吸気枝管33との接続部位の近傍には、その噴孔が吸気ポート26内に臨むよう燃料噴射弁32が取り付けられている。
前記吸気枝管33は、吸気の脈動を抑制するためのサージタンク34に接続されている。前記サージタンク34には、吸気管35が接続され、吸気管35は、吸気中の塵や埃等
を取り除くためのエアクリーナボックス36と接続されている。
を取り除くためのエアクリーナボックス36と接続されている。
前記吸気管35には、該吸気管35内を流れる空気の質量(吸入空気質量)に対応した電気信号を出力するエアフローメータ44が取り付けられている。前記吸気管35において前記エアフローメータ44より下流の部位には、該吸気管35内を流れる吸気の流量を調整するスロットル弁39が設けられている。このスロットル弁39は、本発明に係る吸気絞り弁に相当するものである。
前記スロットル弁39には、ステッパモータ等からなり印加電力の大きさに応じて前記スロットル弁39を開閉駆動するスロットル用アクチュエータ40と、前記スロットル弁39の開度に対応した電気信号を出力するスロットルポジションセンサ41とが取り付けられている。
前記スロットル弁39には、該スロットル弁39と独立に回動自在であり、且つアクセルペダル42に連動して回動する図示しないアクセルレバーが取り付けられ、そのアクセルレバーには、該アクセルレバーの回動量に対応した電気信号を出力するアクセルポジションセンサ43が取り付けられている。
一方、前記内燃機関1のシリンダヘッド1aには、4本の枝管が内燃機関1の直下流において1本の集合管に合流するよう形成された排気枝管45が接続され、前記排気枝管45の各枝管が各気筒21の排気ポート27と連通している。
前記排気枝管45は、排気浄化触媒46を介して排気管47に接続され、排気管47は、下流にて図示しないマフラーと接続されている。前記排気枝管45には、該排気枝管45内を流れる排気、言い換えれば、排気浄化触媒46に流入する排気の空燃比に対応した電気信号を出力する空燃比センサ48が取り付けられている。
ここで、上記した排気浄化触媒46としては、例えば、該排気浄化触媒46に流入する排気の空燃比が理論空燃比近傍の所定の空燃比であるときに排気中に含まれる炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)を浄化する三元触媒、該排気浄化触
媒46に流入する排気の空燃比がリーン空燃比であるときは排気中に含まれる窒素酸化物(NOx)を吸蔵するとともに該排気浄化触媒46に流入する排気の空燃比が理論空燃比
もしくはリッチ空燃比であるときは吸蔵していた窒素酸化物(NOx)を放出しつつ還元
・浄化する吸蔵還元型NOx触媒、該排気浄化触媒46に流入する排気の空燃比が酸素過
剰状態にあり且つ所定の還元剤が存在するときに排気中の窒素酸化物(NOx)を還元・
浄化する選択還元型NOx触媒、もしくは上記した各種の触媒を適宜組み合わせてなる触
媒である。
媒46に流入する排気の空燃比がリーン空燃比であるときは排気中に含まれる窒素酸化物(NOx)を吸蔵するとともに該排気浄化触媒46に流入する排気の空燃比が理論空燃比
もしくはリッチ空燃比であるときは吸蔵していた窒素酸化物(NOx)を放出しつつ還元
・浄化する吸蔵還元型NOx触媒、該排気浄化触媒46に流入する排気の空燃比が酸素過
剰状態にあり且つ所定の還元剤が存在するときに排気中の窒素酸化物(NOx)を還元・
浄化する選択還元型NOx触媒、もしくは上記した各種の触媒を適宜組み合わせてなる触
媒である。
上記したように構成された内燃機関1には、該内燃機関1の運転状態を制御するための電子制御ユニット(Electronic Control Unit:ECU)20が併設されている。
前記ECU20には、スロットルポジションセンサ41、アクセルポジションセンサ43、エアフローメータ44、空燃比センサ48、クランクポジションセンサ51、水温センサ52、バルブリフトセンサ317等の各種センサが電気配線を介して接続され、各センサの出力信号がECU20に入力されるようになっている。
前記ECU20には、イグナイタ25a、吸気側駆動回路30a、排気側駆動回路31a、燃料噴射弁32、スロットル用アクチュエータ40等が電気配線を介して接続され、ECU20は、上記した各種センサの出力信号値をパラメータとして、イグナイタ25a、吸気側駆動回路30a、排気側駆動回路31a、燃料噴射弁32、或いはスロットル用
アクチュエータ40を制御することが可能になっている。
アクチュエータ40を制御することが可能になっている。
ここで、ECU20は、図4に示すように、双方向性バス400によって相互に接続されたCPU401とROM402とRAM403とバックアップRAM404と入力ポート405と出力ポート406とを備えるとともに、前記入力ポート405に接続されたA/Dコンバータ(A/D)407を備えている。
前記A/D407には、スロットルポジションセンサ41、アクセルポジションセンサ43、エアフローメータ44、空燃比センサ48、水温センサ52、バルブリフトセンサ317等のようにアナログ信号形式の信号を出力するセンサと電気配線を介して接続されている。このA/D407は、上記した各センサの出力信号をアナログ信号形式からデジタル信号形式に変換した後に前記入力ポート405へ送信する。
前記入力ポート405は、前述したスロットルポジションセンサ41、アクセルポジションセンサ43、エアフローメータ44、空燃比センサ48、水温センサ52、バルブリフトセンサ317等のようにアナログ信号形式の信号を出力するセンサと前記A/D407を介して接続されるとともに、クランクポジションセンサ51のようにデジタル信号形式の信号を出力するセンサと接続されている。
前記入力ポート405は、各種センサの出力信号を直接又はA/D407を介して入力し、それらの出力信号を双方向性バス400を介してCPU401やRAM403へ送信する。
前記出力ポート406は、イグナイタ25a、吸気側駆動回路30a、排気側駆動回路31a、燃料噴射弁32、スロットル用アクチュエータ40等と電気配線を介して接続されている。前記出力ポート406は、CPU401から出力された制御信号を双方向性バス400を介して入力し、その制御信号をイグナイタ25a、吸気側駆動回路30a、排気側駆動回路31a、燃料噴射弁32、又はスロットル用アクチュエータ40へ送信する。
前記ROM402は、燃料噴射量を決定するための燃料噴射量制御ルーチン、燃料噴射時期を決定するための燃料噴射時期制御ルーチン、吸気弁28の開閉タイミングを決定するための吸気弁開閉タイミング制御ルーチン、排気弁29の開閉タイミングを決定するための排気弁開閉タイミング制御ルーチン、吸気側電磁駆動機構30に印加すべき励磁電流量を決定するための吸気側励磁電流制御ルーチン、排気側電磁駆動機構31に印加すべき励磁電流量を決定するための排気側励磁電流量制御ルーチン、各気筒21の点火栓25の点火時期を決定するための点火時期制御ルーチン、スロットル弁39の開度を決定するためのスロットル開度制御ルーチン等のアプリケーションプログラムに加え、排気浄化触媒46の昇温を図る触媒昇温制御ルーチンを記憶している。
前記ROM402は、前記したアプリケーションプログラムに加え、各種の制御マップを記憶している。前記した制御マップは、例えば、内燃機関1の運転状態と燃料噴射量との関係を示す燃料噴射量制御マップ、内燃機関1の運転状態と燃料噴射時期との関係を示す燃料噴射時期制御マップ、内燃機関1の運転状態と吸気弁28の開閉タイミングとの関係を示す吸気弁開閉タイミング制御マップ、内燃機関1の運転状態と排気弁29の開閉タイミングとの関係を示す排気弁開閉タイミング制御マップ、内燃機関1の運転状態と吸気側電磁駆動機構30に印加すべき励磁電流量との関係を示す吸気側励磁電流量制御マップ、内燃機関1の運転状態と排気側電磁駆動機構31に印加すべき励磁電流量との関係を示す排気側励磁電流量制御マップ、内燃機関1の運転状態と各点火栓25の点火時期との関係を示す点火時期制御マップ、内燃機関1の運転状態とスロットル弁39の開度との関係
を示すスロットル開度制御マップ等である。
を示すスロットル開度制御マップ等である。
前記RAM403は、各センサの出力信号やCPU401の演算結果等を記憶する。前記演算結果は、例えば、クランクポジションセンサ51の出力信号に基づいて算出される機関回転数等である。前記RAM403に記憶される各種のデータは、クランクポジションセンサ51が信号を出力する度に最新のデータに更新される。
前記バックアップRAM404は、内燃機関1の運転停止後もデータを保持する不揮発性のメモリであり、各種制御に係る学習値や、異常を発生した箇所を特定する情報等を記憶する。
前記CPU401は、前記ROM402に記憶されたアプリケーションプログラムに従って動作し、燃料噴射制御、点火制御、吸気弁開閉制御、排気弁開閉制御、スロットル制御等の周知の制御に加え、本発明の要旨となる触媒昇温制御を実行する。
以下、本実施の形態に係る触媒昇温制御について述べる。
排気浄化触媒46は、該排気浄化触媒46の床温が所定の活性温度以上であるときに活性して排気中の有害ガス成分を浄化可能となるため、該排気浄化触媒46の床温が活性温度未満であるときは未活性状態となり、排気中の有害ガス成分を十分に浄化することができない。このため、排気浄化触媒46の床温が活性温度未満であるときは、排気浄化触媒46を速やかに昇温及び活性させて、排気エミッションの悪化を抑制する必要がある。
ここで、排気浄化触媒46の昇温が活性温度未満となる場合としては、例えば、内燃機関1が冷間始動される場合や、内燃機関1の減速運転や低負荷運転が長期にわたって継続された場合等を例示することができるが、本実施の形態では、内燃機関1が冷間始動される場合を例に挙げて説明する。
排気浄化触媒46を早期に活性させる方法としては、排気浄化触媒46へ流入する排気が持つ熱量を増加させて、排気浄化触媒46を速やかに活性温度まで昇温させる方法、言い換えれば、高温の排気を多量に排気浄化触媒46へ供給することにより、排気浄化触媒46を速やかに活性温度まで昇温させる方法を例示することができる。
排気浄化触媒46に流入する排気の熱量を効率的に増加させるためには、内燃機関1から単位時間当たりに排出される排気量を増加させ、以て内燃機関1から単位時間当たりに排出される熱量を増加させると同時に、単位量当たりの排気が持つ熱量を増加させることが好ましい。
先ず、内燃機関1から単位時間当たりに排出される熱量を増加させる方法としては、内燃機関1の吸入空気量を増加させる方法を例示することができる。そこで、本実施の形態における触媒昇温制御では、CPU401は、スロットル弁39の開度を増大させるべくスロットル用アクチュエータ40を制御するとともに、各気筒21の吸入空気量が最大となるように吸気側駆動回路30aを制御する。
ここで、吸気弁28の開閉タイミングは、内燃機関1が通常運転状態にあるときは、図5の(a)に示されるように、吸気行程上死点の直前に開弁して吸気下死点の直後に閉弁するよう設定されるが、本実施の形態における触媒昇温制御では、図5の(b)に示されるように、吸気行程上死点で開弁して吸気下死点で閉弁するように設定することで、吸気に係るポンプ効率が最大となるようにすることが好ましい。
尚、排気側電磁駆動機構31が排気弁29のリフト量を任意に変更できるように構成されている場合は、上記したように各気筒21の吸入空気量が増量される際に、排気弁29のリフト量を通常運転時より増大させることにより、内燃機関1から単位時間当たりに排出される排気の量を一層増加させ、以て内燃機関1から単位時間当たりに排出される熱量を一層増加させるようにしてもよい。
次に、単位量当たりの排気が持つ熱量を増加させる方法としては、各気筒21内の燃焼直後のガス、好ましくは各気筒21内で燃焼途中のガスを排気として排出させる方法、又は、各気筒21内の既燃ガスを圧縮した後に排気として排出させる方法等を例示することができる。
ここで、排気弁29の開弁タイミングは、内燃機関1が通常運転状態にあるときは、図5の(a)に示されるように、排気行程下死点の直前に設定されるが、各気筒21内で燃焼途中のガスを排気として排出させる場合は、排気弁29の開弁時期を通常運転時より進角させることにより気筒21内で燃焼直後の高温なガスを排気として排出させるようにしてもよく、好ましくは、図5の(b)に示されるように、排気弁29の開弁時期を膨張行程の半ばまで進角させることにより、気筒21内で燃焼途中の高温なガスを排気として排出させるようにしてもよい。
また、各気筒21内の既燃ガスを圧縮した後に排気として排出させる場合は、排気弁29の開弁時期を通常運転時より遅角させるようにしてもよく、好ましくは、図5の(c)に示されるように、排気弁29の開弁時期を排気行程の半ばまで遅角させるようにしてもよい。この場合、排気行程下死点から排気弁29の開弁時期までの期間において、各気筒21内の既燃ガスがピストン22の上昇によって圧縮され、該既燃ガスの温度が高められることになる。その結果、各気筒21から排出される排気の温度が高められる。
このように、内燃機関1から単位時間当たりに排出される排気の量が増加されるとともに、単位量当たりの排気の熱量が増加されると、排気浄化触媒46に単位時間当たりに流入する排気の熱量が増大し、以て排気浄化触媒46が速やかに活性温度まで昇温するようになる。
ところで、上記の如くスロットル弁39及び吸排気弁28、29が制御されると、内燃機関1のトルクが変動してしまう可能性がある。
例えば、排気弁29の開弁時期が進角されると、各気筒21において混合気が燃焼する際に発生する熱エネルギの一部が内燃機関1のトルクに反映されることなく排出されるため、内燃機関1のトルクが低下するものの、各気筒21の吸入空気量が最大となるようにスロットル弁39の開度及び吸気弁28の開閉タイミングが設定されると、それに応じて燃料噴射量が増量され、各気筒21において混合気が燃焼する際に発生する熱エネルギが増大するため、内燃機関1のトルクが高くなる可能性がある。
また、排気弁29の開弁時期が遅角されると、ピストン22が気筒21内の既燃ガスを再度圧縮することになり、その圧縮仕事によりクランクシャフト23の運動エネルギが損失されるため、内燃機関1のトルクが低下するものの、各気筒21の吸入空気量が最大となるようにスロットル弁39の開度及び吸気弁28の開閉タイミングが設定されると、それに応じて燃料噴射量が増量され、各気筒21において混合気が燃焼する際に発生する熱エネルギが増大するため、内燃機関1のトルクが高くなる可能性がある。
これに対し、内燃機関1の吸入空気量及び燃料噴射量を減量することにより、内燃機関1のトルク上昇を抑制することも考えられるが、吸入空気量及び燃料噴射量が減量される
と、単位量当たりの排気の熱量が減少してしまい、排気浄化触媒46の速やかな昇温を図るという目的を達成することが困難となる。
と、単位量当たりの排気の熱量が減少してしまい、排気浄化触媒46の速やかな昇温を図るという目的を達成することが困難となる。
そこで、本実施の形態における触媒昇温制御では、CPU401は、図5の(b)、(c)に示されるように、排気弁29の閉弁時期を排気行程上死点より前へ進角させることにより、内燃機関1のトルクを低下させるようにしてもよい。
排気弁29の閉弁時期が排気行程上死点の前へ進角されると、排気弁29の閉弁時から排気行程上死点までの期間において、ピストン22が気筒21内に残留したガスを圧縮することになるため、その圧縮仕事によりクランクシャフト23の運動エネルギが損失され、その結果、内燃機関1から排出される排気の熱量を減少させることなく、内燃機関1のトルクを低下させることが可能となる。
従って、CPU401が排気弁29の閉弁時期を適当に進角させることにより、吸入空気量及び燃料噴射量の増加に伴う内燃機関1のトルク上昇分を相殺することが可能となり、以て内燃機関1のトルク変動を抑制することが可能となる。
尚、前述した図5の(b)の説明で述べたように、排気弁29の開弁時期を進角させることによって単位量当たりの排気の熱量を増加させる場合には、排気弁29の開弁時期を更に進角させることにより、内燃機関1のトルクを低下させるようにしてもよい。
次に、本実施の形態における触媒昇温制御について図6に基づいて具体的に説明する。
図6は、本実施の形態における触媒昇温制御ルーチンを示すフローチャート図である。触媒昇温制御ルーチンは、予めROM402に記憶されているルーチンであり、内燃機関1の始動(図示しないスタータスイッチのオフからオンへの切り替え)をトリガにしてCPU401が実行するルーチンである。
触媒昇温制御ルーチンでは、CPU401は、先ずS601において、内燃機関1の始動が完了したか否かを判別する。内燃機関1の始動完了を判定する方法としては、機関回転数が所定回転数以上となったときに内燃機関1の始動が完了したと判定する方法を例示することができる。
前記S601において内燃機関1の始動が完了していないと判定された場合は、CPU401は、前記S601の処理を再度実行する。
前記S601において内燃機関1の始動が完了したと判定された場合は、CPU401は、S602へ進み、排気浄化触媒46が未活性状態であるか否かを判別する。
排気浄化触媒46が未活性状態にあるか否かを判別する方法としては、排気浄化触媒46に温度センサを取り付け、その温度センサの出力信号値が所定の活性温度未満であるときに排気浄化触媒46が未活性状態にあると判定する方法、水温センサ52の出力信号値が所定温度未満であるときは排気浄化触媒46が未活性状態にあると推定する方法、内燃機関1の始動時からの運転履歴(例えば、吸入空気量の積算値や燃料噴射量の積算値)等をパラメータとして推定する方法などを例示することができる。
前記S602において排気浄化触媒46が活性状態にあると判定された場合は、CPU401は、本ルーチンの実行を終了する。
一方、前記S602において排気浄化触媒46が未活性状態にあると判定された場合は
、CPU401は、S603へ進み、触媒昇温処理の実行を開始する。
、CPU401は、S603へ進み、触媒昇温処理の実行を開始する。
触媒昇温処理では、CPU401は、前述したように、(1)スロットル弁39の開度を増大させるべくスロットル用アクチュエータ40を制御し、(2)吸気弁28の開閉タイミングをポンプ効率が最大となるタイミング(例えば、吸気行程上死点で開弁し、且つ、吸気行程下死点で閉弁するタイミング)とすべく吸気側駆動回路30aを制御し、(3)排気弁29の開弁時期を膨張行程の半ばまで進角又は排気行程の半ばまで遅角させるべく排気側駆動回路31aを制御し、(4)内燃機関1のトルクが所定の目標トルクと一致するように排気弁29の閉弁時期を進角させるべく排気側駆動回路31aを制御する。前記した所定の目標トルクは、例えば、アクセルポジションセンサ43の出力信号値(アクセル開度)と機関回転数とをパラメータとする関数によって求められる値である。
その際、排気側電磁駆動機構31が排気弁29のリフト量を任意に変更できるよう構成されていれば、CPU401は、排気弁29のリフト量を増大させるべく排気側駆動回路31aを制御するようにしてもよい。
その際、排気側電磁駆動機構31が排気弁29のリフト量を任意に変更できるよう構成されていれば、CPU401は、排気弁29のリフト量を増大させるべく排気側駆動回路31aを制御するようにしてもよい。
このような触媒昇温処理が実行されると、内燃機関1の吸入空気量が増加することにより内燃機関1の排気量が増加し、排気弁開弁時期の進角又は遅角により各気筒21から高温な排気が排出され、更に排気弁閉弁時期の進角により内燃機関1のトルクが目標トルクと一致することになる。
この場合、内燃機関1のトルク変動が抑制されつつ、内燃機関1から単位時間当たりに排出される排気量が増加するとともに単位量当たりの排気の熱量が増加することになる。その結果、内燃機関1のトルク変動が発生することなく、排気浄化触媒46へ供給される排気の熱量を大幅に増加させることができ、以て排気浄化触媒46が速やか昇温する。
上記したような触媒昇温処理の実行を開始したCPU401は、S604において、排気浄化触媒46が活性したか否かを判別する。
前記S604において排気浄化触媒46が活性していないと判定された場合は、CPU401は、前記S603の触媒昇温処理を引き続き実行する。
一方、前記S604において排気浄化触媒46が活性したと判定された場合は、CPU401は、S605へ進み、触媒昇温処理の実行を終了する。具体的には、CPU401は、スロットル弁39の開度を通常の開度へ戻すべくスロットル用アクチュエータ40を制御し、吸排気弁28、29の開閉タイミングを通常の開閉タイミングに戻すべく吸気側駆動回路30a及び排気側駆動回路31aを制御する。CPU401は、前記S605の処理を実行し終えると、本ルーチンの実行を終了する。
このようにCPU401が触媒昇温制御ルーチンを実行することにより、本発明に係る触媒昇温手段とトルク変動抑制手段とが実現されることになり、内燃機関1のトルク変動を抑制しつつ、排気浄化触媒46を昇温させることが可能となる。
従って、本実施の形態に係る内燃機関1の制御装置によれば、内燃機関1のトルク変動を抑制しつつ、排気浄化触媒46へ供給される排気の熱量を大幅に増加することが可能となり、以て排気浄化触媒46が速やかに活性温度まで昇温することになる。
1・・・・・内燃機関
20・・・・ECU
25・・・・点火栓
25a・・・イグナイタ
26・・・・吸気ポート
27・・・・排気ポート
28・・・・吸気弁
29・・・・排気弁
30・・・・吸気側電磁駆動機構
30a・・・吸気側駆動回路
31・・・・排気側電磁駆動機構
31a・・・排気側駆動回路
32・・・・燃料噴射弁
39・・・・スロットル弁
46・・・・排気浄化触媒
401・・・CPU
402・・・ROM
20・・・・ECU
25・・・・点火栓
25a・・・イグナイタ
26・・・・吸気ポート
27・・・・排気ポート
28・・・・吸気弁
29・・・・排気弁
30・・・・吸気側電磁駆動機構
30a・・・吸気側駆動回路
31・・・・排気側電磁駆動機構
31a・・・排気側駆動回路
32・・・・燃料噴射弁
39・・・・スロットル弁
46・・・・排気浄化触媒
401・・・CPU
402・・・ROM
Claims (5)
- 内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、
前記排気浄化触媒を昇温させるべく前記内燃機関の吸気弁と排気弁との少なくとも一方を制御する触媒昇温手段と、
前記触媒昇温手段により前記吸気弁と前記排気弁の少なくとも一方が制御されるときに、前記内燃機関のトルク変動を抑制するトルク変動抑制手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、
前記排気浄化触媒を昇温させるときに、前記内燃機関の排気弁の開弁時期を進角若しくは遅角、又は前記排気弁のリフト量を増大させる触媒昇温手段と、
前記触媒昇温手段により前記排気弁が制御されるときに、前記内燃機関のトルク変動を抑制するトルク変動抑制手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記内燃機関の吸気弁と排気弁の少なくとも一方を電磁力により開閉駆動する電磁駆動式動弁機構を更に備え、
前記トルク変動抑制手段は、前記電磁駆動式動弁機構を制御して前記内燃機関のトルク変動を抑制することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内燃機関の制御装置。 - 内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、
前記内燃機関の吸気通路に設けられた吸気絞り弁と、
前記排気浄化触媒を昇温させるべく、前記吸気絞り弁を開弁側へ制御するとともに前記内燃機関の吸気弁と排気弁の少なくとも一方を制御する触媒昇温手段と、
前記吸気弁と前記排気弁の少なくとも一方を電磁力により開閉駆動する電磁駆動式動弁機構と、
前記触媒昇温手段により前記吸気弁と前記排気弁の少なくとも一方と前記吸気絞り弁が制御されるときに、前記内燃機関のトルク変動を抑制すべく前記電磁駆動式動弁機構を制御するトルク変動抑制手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、
前記内燃機関の吸気通路に設けられた吸気絞り弁と、
前記排気浄化触媒を昇温させるべく、前記吸気絞り弁を開弁側へ制御するとともに前記内燃機関の排気弁の開弁時期を進角、前記排気弁の開弁時期を遅角、又は前記排気弁のリフト量を増大させる触媒昇温手段と、
前記内燃機関の吸気弁と排気弁の少なくとも一方を電磁力により開閉駆動する電磁駆動式動弁機構と、
前記触媒昇温手段により前記吸気絞り弁と前記排気弁が制御されるときに、前記内燃機関のトルク変動を抑制すべく前記電磁駆動式動弁機構を制御するトルク変動抑制手段と、を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
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JP2006112067A JP2006194252A (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | 内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006112067A JP2006194252A (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | 内燃機関の制御装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006194252A true JP2006194252A (ja) | 2006-07-27 |
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ID=36800506
Family Applications (1)
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JP2006112067A Pending JP2006194252A (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | 内燃機関の制御装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006194252A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008232092A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の制御装置 |
WO2010131325A1 (ja) * | 2009-05-11 | 2010-11-18 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の弁停止装置 |
-
2006
- 2006-04-14 JP JP2006112067A patent/JP2006194252A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102356216A (zh) * | 2009-05-11 | 2012-02-15 | 丰田自动车株式会社 | 内燃机的阀停止装置 |
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