JP2006162909A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 液晶表示装置において、液晶表示パネルの上下で温度差がある場合であっても、最適なオーバードライブ量を設定可能とする。
【解決手段】 液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルを制御・駆動する駆動手段とを備え、前記駆動手段は、オーバードライブ処理手段を有し、前記液晶表示パネルの表示画面を第1の方向にm分割、前記第1の方向とは異なる第2の方向にn分割し、前記オーバードライブ処理手段は、前記液晶表示パネルの前記(m×n)分割された領域毎にオーバードライブ量を変化させる。前記液晶表示パネルの温度を測定する複数の温度センサを備え、前記複数の温度センサの測定結果に基づき、前記液晶表示パネルの前記(m×n)分割された領域のオーバードライブ量を変化させる。
【選択図】 図5
【解決手段】 液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルを制御・駆動する駆動手段とを備え、前記駆動手段は、オーバードライブ処理手段を有し、前記液晶表示パネルの表示画面を第1の方向にm分割、前記第1の方向とは異なる第2の方向にn分割し、前記オーバードライブ処理手段は、前記液晶表示パネルの前記(m×n)分割された領域毎にオーバードライブ量を変化させる。前記液晶表示パネルの温度を測定する複数の温度センサを備え、前記複数の温度センサの測定結果に基づき、前記液晶表示パネルの前記(m×n)分割された領域のオーバードライブ量を変化させる。
【選択図】 図5
Description
本発明は、液晶表示装置に係り、特に、オーバードライブで駆動する際に有効な技術に関する。
液晶表示装置において、動画表示を良好にするための手法として、オーバードライブ駆動方法が知られている。
このオーバードライブ駆動方法において、液晶表示パネルの温度により、オーバードライブ量を変化させる方法も知られている。(下記、特許文献1、特許文献2参照)
このオーバードライブ駆動方法において、液晶表示パネルの温度により、オーバードライブ量を変化させる方法も知られている。(下記、特許文献1、特許文献2参照)
なお、本願発明に関連する先行技術文献としては以下のものがある。
特開2004−133159号公報
特開2004−109796号公報
前述した特許文献1、特許文献2では、液晶表示パネルの温度により、オーバードライブ量を変化させている。
しかしながら、TV用途の液晶表示パネルでは、液晶表示パネルの上下で温度差があり、この温度差によって、液晶の応答速度が変化する。
そのため、前述の特許文献1、特許文献2のように、液晶表示パネルの温度によりオーバードライブ量を変化させるとしても、例えば、上下の温度差が大きい液晶表示パネルの場合には、液晶表示パネルの上側の温度に基づいて、オーバードライブ量を決定した場合には、液晶表示パネルの下側では適切なオーバードライブ量でなく、逆に、液晶表示パネルの下側の温度に基づいて、オーバードライブ量を決定した場合には、液晶表示パネルの上側では適切なオーバードライブ量でなく、いずれの場合にしても、液晶表示パネルを観察するユーザが、液晶表示パネルに表示される画像に違和感を覚えることとなる。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、液晶表示装置において、液晶表示パネルの上下で温度差がある場合であっても、最適なオーバードライブ量を設定することが可能となる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
しかしながら、TV用途の液晶表示パネルでは、液晶表示パネルの上下で温度差があり、この温度差によって、液晶の応答速度が変化する。
そのため、前述の特許文献1、特許文献2のように、液晶表示パネルの温度によりオーバードライブ量を変化させるとしても、例えば、上下の温度差が大きい液晶表示パネルの場合には、液晶表示パネルの上側の温度に基づいて、オーバードライブ量を決定した場合には、液晶表示パネルの下側では適切なオーバードライブ量でなく、逆に、液晶表示パネルの下側の温度に基づいて、オーバードライブ量を決定した場合には、液晶表示パネルの上側では適切なオーバードライブ量でなく、いずれの場合にしても、液晶表示パネルを観察するユーザが、液晶表示パネルに表示される画像に違和感を覚えることとなる。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、液晶表示装置において、液晶表示パネルの上下で温度差がある場合であっても、最適なオーバードライブ量を設定することが可能となる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
前述の課題を解決するために、本発明は、液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルを制御・駆動する駆動手段とを備え、前記駆動手段は、オーバードライブ処理手段を有する液晶表示装置であって、前記液晶表示パネルの表示画面を第1の方向にm分割し、あるいは、前記液晶表示パネルの表示画面を第1の方向にm分割、前記第1の方向とは異なる第2の方向にn分割し、前記オーバードライブ処理手段は、前記液晶表示パネルの前記m分割された領域毎、あるいは、前記液晶表示パネルの前記(m×n)分割された領域毎にオーバードライブ量を変化させる。
また、本発明では、前記液晶表示パネルの温度を測定する複数の温度センサを備え、前記複数の温度センサの測定結果に基づき、前記液晶表示パネルの前記m分割された領域毎、あるいは、前記液晶表示パネルの前記(m×n)分割された領域毎にオーバードライブ量を変化させる。
前述の課題を解決するために、本発明は、液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルを制御・駆動する駆動手段とを備え、前記駆動手段は、オーバードライブ処理手段を有する液晶表示装置であって、前記液晶表示パネルの表示画面を第1の方向にm分割し、あるいは、前記液晶表示パネルの表示画面を第1の方向にm分割、前記第1の方向とは異なる第2の方向にn分割し、前記オーバードライブ処理手段は、前記液晶表示パネルの前記m分割された領域毎、あるいは、前記液晶表示パネルの前記(m×n)分割された領域毎にオーバードライブ量を変化させる。
また、本発明では、前記液晶表示パネルの温度を測定する複数の温度センサを備え、前記複数の温度センサの測定結果に基づき、前記液晶表示パネルの前記m分割された領域毎、あるいは、前記液晶表示パネルの前記(m×n)分割された領域毎にオーバードライブ量を変化させる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明の液晶表示装置によれば、液晶表示パネルの上下で温度差がある場合であっても、最適なオーバードライブ量を設定することが可能となる。
本発明の液晶表示装置によれば、液晶表示パネルの上下で温度差がある場合であっても、最適なオーバードライブ量を設定することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
[本発明の前提となる液晶表示モジュールの構成]
図1は、本発明の前提となるTFT方式の液晶表示モジュールの回路構成を示すブロック図である。
図1に示す液晶表示モジュールは、液晶表示パネル100と、表示制御装置110と、電源回路120と、ドレインドライバ130と、ゲートドライバ140とで構成される。
図2は、図1に示す液晶表示パネル100の一例の等価回路を示す図である。
図2に示すように、液晶表示パネル100は、マトリクス状に形成される複数の画素を有する。
各画素は薄膜トランジスタ(TFT)を有し、各画素の薄膜トランジスタ(TFT)のソース電極は、画素電極(ITO1)に接続される。
また、画素電極(ITO1)と共通電極(対向電極、またはコモン電極ともいう)(ITO2)との間に液晶層が設けられるので、画素電極(ITO1)と共通電極(ITO2)との間には、液晶容量(CLC)が等価的に接続される。
さらに、薄膜トランジスタ(TFT)のソース電極と共通電極(ITO2)との間には、蓄積容量(CS)が接続される。
図2に示す液晶表示パネル100において、列方向に配置された各画素の薄膜トランジスタ(TFT)のドレイン電極は、それぞれドレイン線(映像線ともいう)Dに接続され、各ドレイン線Dは、列方向の各画素の液晶に階調電圧を印加するドレインドライバ130に接続される。
また、行方向に配置された各画素における薄膜トランジスタ(TFT)のゲート電極は、それぞれゲート線(走査線ともいう)Gに接続され、各ゲート線Gは、1水平走査時間、行方向の各画素の薄膜トランジスタ(TFT)のゲート電極に走査駆動電圧(正のバイアス電圧あるいは負のバイアス電圧)を供給するゲートドライバ140に接続される。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
[本発明の前提となる液晶表示モジュールの構成]
図1は、本発明の前提となるTFT方式の液晶表示モジュールの回路構成を示すブロック図である。
図1に示す液晶表示モジュールは、液晶表示パネル100と、表示制御装置110と、電源回路120と、ドレインドライバ130と、ゲートドライバ140とで構成される。
図2は、図1に示す液晶表示パネル100の一例の等価回路を示す図である。
図2に示すように、液晶表示パネル100は、マトリクス状に形成される複数の画素を有する。
各画素は薄膜トランジスタ(TFT)を有し、各画素の薄膜トランジスタ(TFT)のソース電極は、画素電極(ITO1)に接続される。
また、画素電極(ITO1)と共通電極(対向電極、またはコモン電極ともいう)(ITO2)との間に液晶層が設けられるので、画素電極(ITO1)と共通電極(ITO2)との間には、液晶容量(CLC)が等価的に接続される。
さらに、薄膜トランジスタ(TFT)のソース電極と共通電極(ITO2)との間には、蓄積容量(CS)が接続される。
図2に示す液晶表示パネル100において、列方向に配置された各画素の薄膜トランジスタ(TFT)のドレイン電極は、それぞれドレイン線(映像線ともいう)Dに接続され、各ドレイン線Dは、列方向の各画素の液晶に階調電圧を印加するドレインドライバ130に接続される。
また、行方向に配置された各画素における薄膜トランジスタ(TFT)のゲート電極は、それぞれゲート線(走査線ともいう)Gに接続され、各ゲート線Gは、1水平走査時間、行方向の各画素の薄膜トランジスタ(TFT)のゲート電極に走査駆動電圧(正のバイアス電圧あるいは負のバイアス電圧)を供給するゲートドライバ140に接続される。
表示制御装置110は、外部から送信されてくるクロック信号、ディスプレイタイミング信号、水平同期信号、垂直同期信号の各表示制御信号および表示用デ−タ(R・G・B)を基に、ドレインドライバ130、および、ゲートドライバ140を制御・駆動する。
電源回路120は、階調基準電圧をドレインドライバ130に対して供給するとともに、ゲートドライバ140に対して走査駆動電圧を供給し、さらに、共通電極(ITO2)に共通電圧を供給する。
また、電源回路120は、ドレインドライバ130とゲートドライバ140の電源電圧を、ドレインドライバ130とゲートドライバ140とに対して供給する。
ゲートドライバ140は、ゲート線Gに対して、1水平走査ライン毎に、1水平走査時間、薄膜トランジスタ(TFT)をオンとする走査信号電圧を順次供給して、薄膜トランジスタ(TFT)をオンとする。
また、ドレインドライバ130は、ドレイン線Dに対して映像信号電圧を供給し、オンとされた薄膜トランジスタ(TFT)を介して画素電極(ITO1)に映像信号電圧を印加し、各画素に映像信号電圧を書き込み、画素電極(ITO1)と共通電極(ITO2)との間の画素容量(CLC)を所定の電圧に充電する。
この充電電圧に基づき、各画素の液晶分子の配向方向を変化させて画像を表示する。
以上の動作により、液晶表示パネル100に画像が表示される。
電源回路120は、階調基準電圧をドレインドライバ130に対して供給するとともに、ゲートドライバ140に対して走査駆動電圧を供給し、さらに、共通電極(ITO2)に共通電圧を供給する。
また、電源回路120は、ドレインドライバ130とゲートドライバ140の電源電圧を、ドレインドライバ130とゲートドライバ140とに対して供給する。
ゲートドライバ140は、ゲート線Gに対して、1水平走査ライン毎に、1水平走査時間、薄膜トランジスタ(TFT)をオンとする走査信号電圧を順次供給して、薄膜トランジスタ(TFT)をオンとする。
また、ドレインドライバ130は、ドレイン線Dに対して映像信号電圧を供給し、オンとされた薄膜トランジスタ(TFT)を介して画素電極(ITO1)に映像信号電圧を印加し、各画素に映像信号電圧を書き込み、画素電極(ITO1)と共通電極(ITO2)との間の画素容量(CLC)を所定の電圧に充電する。
この充電電圧に基づき、各画素の液晶分子の配向方向を変化させて画像を表示する。
以上の動作により、液晶表示パネル100に画像が表示される。
本発明の実施例の液晶表示モジュールは、図1に示す表示制御装置110がオーバードライブ機能を有している。
次に、図3、図4を、用いてオーバードライブ処理の原理について説明する。
図3の上側に示すように、通常駆動では、入力データがそのまま表示データとなる。
このとき、図4の実線に示す波形で電圧駆動すると、輝度の応答、すなわち、液晶応答時間が1フレーム期間(16.6ms)より遅いため、映像変化に追従できず尾引きを生じる。
そこで、図4の破線に示す波形のように、映像が変化したフレームについてオーバードライブ電圧をかけることで輝度の応答を速めることができ、尾引きを軽減することができる。
これは、図3の下側の方法で実現できる。
1フレーム遅延回路111で前フレームデータを作る。次に、データ比較回路112で、現フレームデータと前フレームデータとを比較する。このデータ比較回路112での比較結果に応じて、データ操作回路113が、入力データを適度に操作して表示データを得る。
具体回路例としては、1フレーム遅延回路111は、フレームメモリ(通常、SDRAM)およびメモリ制御回路で構成され、データ比較回路112は、引き算回路、データ操作回路113は、前記引き算結果に係数を乗じる乗算回路とこの乗算結果を入力データに加える加算回路で構成される。
次に、図3、図4を、用いてオーバードライブ処理の原理について説明する。
図3の上側に示すように、通常駆動では、入力データがそのまま表示データとなる。
このとき、図4の実線に示す波形で電圧駆動すると、輝度の応答、すなわち、液晶応答時間が1フレーム期間(16.6ms)より遅いため、映像変化に追従できず尾引きを生じる。
そこで、図4の破線に示す波形のように、映像が変化したフレームについてオーバードライブ電圧をかけることで輝度の応答を速めることができ、尾引きを軽減することができる。
これは、図3の下側の方法で実現できる。
1フレーム遅延回路111で前フレームデータを作る。次に、データ比較回路112で、現フレームデータと前フレームデータとを比較する。このデータ比較回路112での比較結果に応じて、データ操作回路113が、入力データを適度に操作して表示データを得る。
具体回路例としては、1フレーム遅延回路111は、フレームメモリ(通常、SDRAM)およびメモリ制御回路で構成され、データ比較回路112は、引き算回路、データ操作回路113は、前記引き算結果に係数を乗じる乗算回路とこの乗算結果を入力データに加える加算回路で構成される。
本発明の実施例の液晶表示モジュールでは、図5に示すように、液晶表示パネルの表示画面を垂直方向にm分割、水平方向にn分割する。
そして、液晶表示パネルの表面の前記(m×n)分割された領域毎に、オーバードライブ量を変化させる。
例えば、図5の(A)の領域では、オーバードライブ量を多くして、オーバードライブを強くかけ、図5の(B)では、逆に、オーバードライブ量を少なくして、オーバードライブを弱くかけるなど、分割領域ごとにオーバードライブ処理を変更する。
なお、垂直方向にm分割するには、フレームの先頭を認識し、水平同期信号(Hsync)をカウントするようなカウンタを持ち、分割制御を行えばよく、また、水平方向にn分割するには、水平方向の先頭を認識し、基準クロック信号(DCLK)をカウントするようなカウンタを持ち、分割制御を行えばよい。
そして、液晶表示パネルの表面の前記(m×n)分割された領域毎に、オーバードライブ量を変化させる。
例えば、図5の(A)の領域では、オーバードライブ量を多くして、オーバードライブを強くかけ、図5の(B)では、逆に、オーバードライブ量を少なくして、オーバードライブを弱くかけるなど、分割領域ごとにオーバードライブ処理を変更する。
なお、垂直方向にm分割するには、フレームの先頭を認識し、水平同期信号(Hsync)をカウントするようなカウンタを持ち、分割制御を行えばよく、また、水平方向にn分割するには、水平方向の先頭を認識し、基準クロック信号(DCLK)をカウントするようなカウンタを持ち、分割制御を行えばよい。
図6は、本発明の実施例の液晶表示モジュールにおいて、オーバードライブ処理を切り替えるための構成を示す図である。
図6において、200はオーバードライブ手段であり、このオーバードライブ手段200は、図3に示すデータ比較回路112と、データ操作回路113とを構成する。また、201はフレームメモリであり、このフレームメモリ201は、図3に示す1フレーム遅延回路111を構成する。このオーバードライブ手段200と、フレームメモリ201は、図1に示す表示制御装置110内に設けられる。
また、202は、液晶表示パネルの温度を監視するX個の温度センサである。
図6に示す構成では、このX個の温度センサ測定結果を、オーバードライブ手段200に直接入力し、温度センサ202の測定結果に従い、オーバードライブ処理を切り替える。即ち、温度センサ202の測定結果に従い、液晶表示パネルの前記(m×n)分割された領域毎に、オーバードライブ量を変化させる。
図7は、本発明の実施例の液晶表示モジュールにおいて、オーバードライブ処理を切り替えるための他の構成を示す図である。
図7に示す構成では、液晶表示パネルの温度を監視するX個の温度センサ202の測定結果をオーバードライブ手段200を制御するマイコン210に直接入力し、温度センサ202の測定結果に従い、マイコン210でオーバードライブ手段200を制御し、オーバードライブ処理を切替える。
図6において、200はオーバードライブ手段であり、このオーバードライブ手段200は、図3に示すデータ比較回路112と、データ操作回路113とを構成する。また、201はフレームメモリであり、このフレームメモリ201は、図3に示す1フレーム遅延回路111を構成する。このオーバードライブ手段200と、フレームメモリ201は、図1に示す表示制御装置110内に設けられる。
また、202は、液晶表示パネルの温度を監視するX個の温度センサである。
図6に示す構成では、このX個の温度センサ測定結果を、オーバードライブ手段200に直接入力し、温度センサ202の測定結果に従い、オーバードライブ処理を切り替える。即ち、温度センサ202の測定結果に従い、液晶表示パネルの前記(m×n)分割された領域毎に、オーバードライブ量を変化させる。
図7は、本発明の実施例の液晶表示モジュールにおいて、オーバードライブ処理を切り替えるための他の構成を示す図である。
図7に示す構成では、液晶表示パネルの温度を監視するX個の温度センサ202の測定結果をオーバードライブ手段200を制御するマイコン210に直接入力し、温度センサ202の測定結果に従い、マイコン210でオーバードライブ手段200を制御し、オーバードライブ処理を切替える。
図8は、本実施例の液晶表示モジュールにおいて、温度センサ202の取り付け方法の一例を説明するための図である。
図8において、ARは表示領域、220は液晶表示パネルのガラス基板、230は外部筐体であり、白丸はセンサ取り付け位置を示す。
一般に、液晶表示パネルは、1対のガラス基板間に液晶が封入されて構成される。そして、温度センサ202は、1対のガラス基板の一方のガラス基板の周囲上で、外部筐体230で覆われる位置に配置する。
温度センサ取り付け位置は、状況に応じて異なるが、例えば、下記(1)〜(3)の位置が想定される。
(1)液晶表示パネルの表示画面を上下2分割して制御する場合には、ガラス面の左右いずれかの上下に温度センサ202を取り付け、その温度差から、オーバードライブ量の設定を変化させる。ここでいう設定とは、オーバードライブ量を決定するための演算式の定数である。
(2)液晶表示パネルの表示画面を上下3分割して制御する場合には、ガラス面の左右いずれかの3箇所に等間隔で温度センサ202を取り付け、その温度差から、オーバードライブ量の設定を変化させる。
(3)液晶表示パネルの表示画面を左右方向に2分割して制御する場合には、ガラス面の上下いずれかの左右に温度センサ202を取り付け、その温度差からオーバードライブの設定を変化させる。
図8において、ARは表示領域、220は液晶表示パネルのガラス基板、230は外部筐体であり、白丸はセンサ取り付け位置を示す。
一般に、液晶表示パネルは、1対のガラス基板間に液晶が封入されて構成される。そして、温度センサ202は、1対のガラス基板の一方のガラス基板の周囲上で、外部筐体230で覆われる位置に配置する。
温度センサ取り付け位置は、状況に応じて異なるが、例えば、下記(1)〜(3)の位置が想定される。
(1)液晶表示パネルの表示画面を上下2分割して制御する場合には、ガラス面の左右いずれかの上下に温度センサ202を取り付け、その温度差から、オーバードライブ量の設定を変化させる。ここでいう設定とは、オーバードライブ量を決定するための演算式の定数である。
(2)液晶表示パネルの表示画面を上下3分割して制御する場合には、ガラス面の左右いずれかの3箇所に等間隔で温度センサ202を取り付け、その温度差から、オーバードライブ量の設定を変化させる。
(3)液晶表示パネルの表示画面を左右方向に2分割して制御する場合には、ガラス面の上下いずれかの左右に温度センサ202を取り付け、その温度差からオーバードライブの設定を変化させる。
また、温度センサ202は、液晶表示パネルの一方の基板の周囲に配置されるドライバ(図1のドレインドライバ130、ゲートドライバ140)内に配置してもよい。
さらに、一般に、液晶表示モジュールなどの液晶表示装置は、液晶表示パネルの表示面と反対側に配置されるバックライトを備える。このバックライト内に、温度センサ202を配置するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、例えば、液晶表示パネルの上下で温度差があったとしても、オーバードライブ処理を表示画面の上下で変更し、温度差による液晶表示パネル画面全体の応答速度のばらつきを抑えるようにしたので、液晶表示パネルを観察するユーザが、液晶表示パネルに表示される画像に違和感を覚えるのを和らげることが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
さらに、一般に、液晶表示モジュールなどの液晶表示装置は、液晶表示パネルの表示面と反対側に配置されるバックライトを備える。このバックライト内に、温度センサ202を配置するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、例えば、液晶表示パネルの上下で温度差があったとしても、オーバードライブ処理を表示画面の上下で変更し、温度差による液晶表示パネル画面全体の応答速度のばらつきを抑えるようにしたので、液晶表示パネルを観察するユーザが、液晶表示パネルに表示される画像に違和感を覚えるのを和らげることが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
100 液晶表示パネル
110 表示制御装置
111 1フレーム遅延回路
112 データ比較回路
113 データ操作回路
120 電源回路
130 ドレインドライバ
140 ゲートドライバ
200 オーバードライブ手段
201 フレームメモリ
202 温度センサ
210 マイコン
220 ガラス基板
230 外部筐体
D ドレイン線
G ゲート線
AR 表示領域
110 表示制御装置
111 1フレーム遅延回路
112 データ比較回路
113 データ操作回路
120 電源回路
130 ドレインドライバ
140 ゲートドライバ
200 オーバードライブ手段
201 フレームメモリ
202 温度センサ
210 マイコン
220 ガラス基板
230 外部筐体
D ドレイン線
G ゲート線
AR 表示領域
Claims (7)
- 液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルを制御・駆動する駆動手段とを備え、
前記駆動手段は、オーバードライブ処理手段を有し、
前記液晶表示パネルの表示画面を第1の方向にm分割し、
前記オーバードライブ処理手段は、前記液晶表示パネルの前記m分割された領域毎にオーバードライブ量を変化させることを特徴とする液晶表示装置。 - 液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルを制御・駆動する駆動手段とを備え、
前記駆動手段は、オーバードライブ処理手段を有し、
前記液晶表示パネルの表示画面を第1の方向にm分割、前記第1の方向とは異なる第2の方向にn分割し、
前記オーバードライブ処理手段は、前記液晶表示パネルの前記(m×n)分割された領域毎にオーバードライブ量を変化させることを特徴とする液晶表示装置。 - 前記液晶表示パネルの温度を測定する複数の温度センサを備え、
前記複数の温度センサの測定結果に基づき、前記液晶表示パネルの前記m分割された領域毎のオーバードライブ量を変化させることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 前記液晶表示パネルの温度を測定する複数の温度センサを備え、
前記複数の温度センサの測定結果に基づき、前記液晶表示パネルの前記(m×n)分割された領域のオーバードライブ量を変化させることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。 - 前記複数の温度センサは、前記液晶表示パネルの一方の基板の周囲上で、外部筐体で覆われる位置に配置されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の液晶表示装置。
- 前記液晶表示パネルの一方の基板の周囲に配置されるドライバを有し、
前記複数の温度センサは、前記ドライバ内に配置されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の液晶表示装置。 - 前記液晶表示パネルの表示面と反対側に配置されるバックライトを有し、
前記複数の温度センサは、前記バックライト内に配置されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の液晶表示装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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