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JP2006156844A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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JP2006156844A
JP2006156844A JP2004347682A JP2004347682A JP2006156844A JP 2006156844 A JP2006156844 A JP 2006156844A JP 2004347682 A JP2004347682 A JP 2004347682A JP 2004347682 A JP2004347682 A JP 2004347682A JP 2006156844 A JP2006156844 A JP 2006156844A
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Abstract

【課題】書き込み電流の低減を図る事が可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、第1の方向に延在された第1の延在部と、第1の延在部と一端がつながりかつ第1の方向に対して第1の斜め方向に延在された第1の斜め延在部20と、第1の斜め延在部の他端と一端がつながりかつ第1の方向に延在された第2の延在部とを有する第1の書き込み配線と、第1の方向と異なる第2の方向に延在された第4の延在部と、第4の延在部と一端がつながりかつ第2の方向に対して第3の斜め方向に延在された第3の斜め延在部30と、第3の斜め延在部の他端と一端がつながりかつ第2の方向に延在された第5の延在部とを有する第2の書き込み配線と、少なくとも一部が第1及び第3の斜め延在部20,30に挟まれて配置された磁気抵抗素子10とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体記憶装置に係り、特に、メモリセルにデータを書き込むための書き込み配線の配置構成とその書き込み動作に関する。
磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetic Random Access Memory、以下MRAMと称す)は、磁気抵抗効果を利用して情報を記憶するデバイスであり、不揮発性、高速動作、高集積性、高信頼性を兼ね備えるため、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)などの置き換え可能なメモリデバイスとして期待され開発が進められている。
MRAMのメモリセルに使用されるMTJ(Magnetic Tunnel Junction)素子は、2枚の強磁性体膜で1枚の絶縁膜を挟んだ構造であり、各々の強磁性体膜の磁化の方向が平行になった場合と反平行になった場合とでトンネル電流の大きさが変わるトンネル磁気抵抗効果(Tunneling Magneto Resistive Effect)を有する。磁化の方向が平行になった場合は、トンネル電流が大きくなるため、MTJ素子の抵抗値は低くなる。一方、磁化の方向が反平行になった場合は、トンネル電流が小さくなるため、MTJ素子の抵抗値は高くなる。そこで、MRAMでは、このMTJ素子の抵抗値が低い場合を例えば“0”データ、抵抗値が高い場合を例えば“1”データと規定して、2値の情報を記憶する。
大容量のMRAMの実現にあたっては、現状で多くの課題はあるが、その中でも書き込み電流の低減は最も大きな課題である。書き込み電流の低減は、MRAMの低消費電力化を可能とし、さらに、書き込み用ドライバを縮小できるためにチップサイズの縮小つまりチップ製造コストの低減が可能となる。
従来の一般的なMRAM(例えば、非特許文献1など)の書き込みは、垂直に配置されたビット線とワード線に書き込み電流をそれぞれ流し、これら書き込み電流によって発生する2つの書き込み磁界の合成磁界を用いて行われる。MTJ素子はその磁化容易軸方向がワード線と同一方向に向くように配置され、前記合成磁界はMTJ素子と45度の角度の方向に発生される。従って、ビット線及びワード線による書き込み磁界の大きさが同じ場合は,前記合成磁界はそれらの√2倍となる。
ここで、書き込み電流を低減するための方法を大きく分けると、磁気抵抗素子自体の特性改善によってMTJ素子のスイッチング磁界を低減する方法と、書き込み電流によって発生する書き込み磁界をより効率良くMTJ素子に印加する方法とがある。後者に関しては、例えば、書き込み配線とMTJ素子との距離を近くする方法、書き込み配線の周囲にいわゆるヨーク構造を付加することで磁束を集中させる方法(例えば、特許文献1など)、ビット線電流とワード線電流によって発生する書き込み磁界の相対角度を90度よりも小さくすることでそれらの合成磁界を従来よりも大きくする方法(例えば、特許文献2、特許文献3など)などが提案されている。
前記特許文献2では、ワード線をMTJ素子の磁化容易軸方向に直線状に配置し、ビット線をワード線に対して斜め方向に配置する。そして、ビット線電流による書き込み磁界とワード線電流による書き込み磁界との相対角度を90度以下にすることで、合成磁界を従来よりも大きくすることを提案している。しかしながら、この方式では、ビット線が斜め方向に配置されるため、ビット線駆動回路などの配置が複雑になり、セル部のレイアウト配置などが困難であるという問題点があった。
一方、前記特許文献3では、ビット線をMTJ素子の磁化困難軸方向に直線状に配置し、ワード線は配線全体としてはビット線と垂直方向に配置されるが、MTJ素子の近傍でビット線と平行方向に配置されるように直角に曲げる。そして、ワード線電流は、MTJ素子の近傍の垂直に曲げられた部分において最短距離を流れるため、MTJ素子の近傍でのワード線電流は、ワード線の配置方向に対して斜めに流れることになる。これにより、ビット線及びワード線の全体は従来同様の直角方向に延在する配置のままでありながら、ビット線電流による書き込み磁界とワード線電流による書き込み磁界との相対角度を90度以下にし、合成磁界を従来よりも大きくすることを実現している。しかしながら、ビット線がMTJ素子の磁化容易軸方向と垂直に配置されているため、合成磁界の方向がMTJ素子の容易軸方向に対して45度とはならず、MTJ素子のアステロイド曲線において最もスイッチング磁界が小さい部分を利用できないという問題点があった。
米国特許第5,956,267号明細書 米国特許第6,522,579号明細書 特開2002-289807号公報 IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vol.38, No.5, May 2003, pp.769-773, Symposium on VLSI Circuits予稿集pp.217-220
本発明は、書き込み電流の低減を図ることが可能な半導体記憶装置を提供する。
本発明の一視点による半導体記憶装置は、第1の方向に延在された第1の延在部と、前記第1の延在部と一端がつながりかつ前記第1の方向に対して第1の斜め方向に延在された第1の斜め延在部と、前記第1の斜め延在部の他端と一端がつながりかつ前記第1の方向に延在された第2の延在部と、前記第2の延在部の他端と一端がつながりかつ前記第1の斜め方向と反対の第2の斜め方向に延在された第2の斜め延在部と、前記第2の斜め延在部の他端とつながりかつ前記第1の延在部とほぼ同一線上に延在された第3の延在部とを有する第1の書き込み配線と、前記第1の方向と異なる第2の方向に延在された第4の延在部と、前記第4の延在部と一端がつながりかつ前記第2の方向に対して第3の斜め方向に延在された第3の斜め延在部と、前記第3の斜め延在部の他端と一端がつながりかつ前記第2の方向に延在された第5の延在部と、前記第5の延在部の他端と一端がつながりかつ前記第3の斜め方向と反対の第4の斜め方向に延在された第4の斜め延在部と、前記第4の斜め延在部の他端とつながりかつ前記第4の延在部とほぼ同一線上に延在された第6の延在部とを有する第2の書き込み配線と、少なくとも一部が前記第1及び第3の斜め延在部に挟まれて配置された磁気抵抗素子とを具備する。
本発明によれば、書き込み電流の低減を図ることが可能な半導体記憶装置を提供できる。
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
尚、本発明の実施の形態を説明するにあたり、半導体記憶装置として磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetic Random Access Memory)を例にあげ、この磁気ランダムアクセスメモリの記憶素子としてMTJ(Magnetic Tunnel Junction)素子を例にあげるが、これに限定されず、本発明は他の半導体メモリにも適用することが可能である。
[第1の実施形態]
第1の実施形態は、ビット線及びワード線をX,Y方向にジグザグ状にそれぞれ延在させ、MTJ素子の近傍でビット線及びワード線を同じ斜め方向に延在させ、さらに、この斜め方向に対してMTJ素子の磁化容易軸方向又は磁化困難軸方向を45度傾ける例である。
図1(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのセルレイアウト図を示す。以下に、第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの書き込み配線のレイアウトについて説明する。
図1(a)に示すように、メモリセルアレイMCAにおいて、書き込み配線として機能する複数のビット線BLがX方向にジグザグ状に延在され、書き込み配線として機能する複数のワード線WLがY方向(例えばX方向に対して垂直方向)にジグザグ状に延在され、これらビット線BL及びワード線WLに挟まれて磁気抵抗素子であるMTJ素子10が配置されている。ここで、隣り合うビット線BLはX方向において線対称に配置され、隣り合うワード線WLはY方向において線対称に配置されている。また、メモリセルアレイMCAの周辺において、ビット線BLの両端に書き込み回路である電流ドライブ回路及び電流シンク回路41a,41bがそれぞれ設けられ、ワード線WLの両端に書き込み回路である電流ドライブ回路及び電流シンク回路42a,42bがそれぞれ設けられており、ビット線BL及びワード線WLには両方向に電流を流すことができる構成となっている。
図1(b)に示すように、1メモリセルMCにおいて、MTJ素子10の磁化容易軸方向はワード線WLの延在方向であるY方向を向き、MTJ素子10の磁化困難軸方向はビット線BLの延在方向であるX方向を向いている。そして、ビット線BLは、MTJ素子10の近傍において、磁化困難軸方向に対して傾いて延在する斜め延在部20を備え、ワード線WLは、MTJ素子10の近傍において、磁化容易軸方向に対して傾いて延在する斜め延在部30を備えている。ここで、ビット線BLの斜め延在部20の磁化困難軸方向(X方向)に対する傾き角θ1は45度であり、ワード線WLの斜め延在部30の磁化容易軸方向(Y方向)に対する傾き角θ2は45度である。
上記ビット線BL及びワード線WLの斜め延在部20,30は、同じ方向に平行して延在し、上面から見ると重なっている。すなわち、ビット線BLの斜め延在部20の延在方向とワード線WLの斜め延在部30の延在方向との相対角度は0度となる。換言すると、ビット線BLの斜め延在部20を流れる書き込み電流から発生する磁場の方向とワード線WLの斜め延在部30を流れる書き込み電流から発生する磁場の方向との相対角度は0度となる。尚、ビット線BL及びワード線WLの斜め延在部20,30は、分かり易いようにずらして図示されているが、実際には上述するように重なった配置となる。
上記メモリセルアレイMCAには、複数のビット線BL及びワード線WLが設けられているが、隣接するビット線BLの斜め延在部20の延在方向は反対方向(対称な方向)、すなわちほぼ90度ずれた方向を向き、隣接するワード線WLの斜め延在部30の延在方向は反対方向(対称な方向)、すなわちほぼ90度ずれた方向を向いている。
また、任意の斜め延在部20の延在方向とX方向との相対角度は、前記任意の斜め延在部20と隣接する斜め延在部20の延在方向とX方向との相対角度と等しい。任意の斜め延在部30の延在方向とY方向との相対角度は、前記任意の斜め延在部30と隣接する斜め延在部30の延在方向とY方向との相対角度と等しい。
また、図1(a)に示すように、ビット線BLのX方向に延在する直線部21a,21b,21c,21dにおいて、直線部21a,21cはほぼ同一線L1上に位置し、直線部21b,21dはほぼ同一線L2上に位置する。同様に、図1(a)に示すように、ワード線WLのY方向に延在する直線部31a,31b,31c,31dにおいて、直線部31a,31cはほぼ同一線L3上に位置し、直線部31b,31dはほぼ同一線L4上に位置する。
尚、ビット線BL及びワード線WLの上下の位置は限定されない。すなわち、ビット線BLをMTJ素子10の上方に配置し、ワード線WLをMTJ素子10の下方に配置してもよいし、ワード線WLをMTJ素子10の上方に配置し、ビット線BLをMTJ素子10の下方に配置してもよい。さらに、ビット線BLの配線幅とワード線WLの配線幅とは、同じでも異なってもよい。
また、MTJ素子10の少なくとも一部が、斜め延在部20,30の膜面垂直方向に挟まれて配置されていればよい。すなわち、MTJ素子10は、ビット線BL及びワード線WLの延在部20,30の配線幅からはみ出してもよいし(例えば図1(a)参照)、ビット線BL及びワード線WLの延在部20,30の配線幅内に収まってもよい(例えば図1(b)参照)。
図2(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの“1”データの書き込み時を示す。図3(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの“0”データの書き込み時を示す。以下に、第1の実施形態におけるデータ書き込みについて説明する。
MTJ素子10へのデータ書き込みは、次のような電流磁界書き込み方式を採用する。ビット線BL及びワード線WLに書き込み電流IBL,IWLをそれぞれ流し、これら書き込み電流IBL,IWLからそれぞれ発生する磁界HBL,HWLの合成磁界HをMTJ素子10に印加する。これにより、MTJ素子10の磁化を平行状態又は反平行状態とすることで、2値の“1”、“0”データを書き込むことができる。具体的に、第1の実施形態による書き込みは以下のようになる。
まず、“1”データを書き込む場合、図2(a)に示すように、ビット線BLの斜め延在部20には、紙面の右斜め上方向に書き込み電流IBL1を流し、ワード線WLの斜め延在部30には、紙面の左斜め下方向に書き込み電流IWL1を流す。これにより、図2(b)に示すように、書き込み電流IBL1,IWL1から発生した磁界HBL1,HWL1の合成磁界Hを、MTJ素子10に対して一方向から印加できる。
一方、“0”データを書き込む場合、図3(a)に示すように、ビット線BLの斜め延在部20には、紙面の左斜め下方向に書き込み電流IBL0を流し、ワード線WLの斜め延在部30には、紙面の右斜め上方向に書き込み電流IWL0を流す。これにより、図3(b)に示すように、書き込み電流IBL0,IWL0から発生した磁界HBL0,HWL0の合成磁界Hを、MTJ素子10に対して一方向から印加できる。
このように、第1の実施形態では、任意n(n=1又は0)のデータを書き込む際、ビット線BLの斜め延在部20に流す書き込み電流IBLnとワード線WLの斜め延在部30に流す書き込み電流IWLnとは、逆方向に流す。また、“1”データを書き込む場合の書き込み電流IBL1と“0”データを書き込む場合の書き込み電流IBL0とは逆方向に流す。同様に、“1”データを書き込む場合の書き込み電流IWL1と“0”データを書き込む場合の書き込み電流IWL0とは逆方向に流す。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのアステロイド曲線を示す。以下に、アステロイド曲線を用いて、第1の実施形態におけるデータ書き込みについてさらに説明する。
図4に示すように、“1”データを書き込む場合、書き込み電流IBL1,IWL1から発生する磁界HBL1,HWL1は、磁化容易軸方向又は磁化困難軸方向に対して45度傾いた方向に発生する。このため、磁界HBL1,HWL1は同一方向に発生し、これら磁界HBL1,HWL1の合成磁界HはHBL1+HWL1となる。同様に、“0”データを書き込む場合、書き込み電流IBL0,IWL0から発生する磁界HBL0,HWL0は、磁化容易軸方向又は磁化困難軸方向に対して45度傾いた方向に発生する。このため、磁界HBL0,HWL0は同一方向に発生し、これら磁界HBL0,HWL0の合成磁界HはHBL0+HWL0となる。
ここで、“1”データを書き込む場合にビット線BLに流す書き込み電流IBL1の大きさは、“0”データを書き込む場合にビット線BLに流す書き込み電流IBL0の大きさと等しくても異なってもよい。同様に、“1”データを書き込む場合にワード線WLに流す書き込み電流IWL1の大きさは、“0”データを書き込む場合にワード線WLに流す書き込み電流IWL0の大きさと等しくても異なってもよい。
また、“1”データを書き込む場合において、ビット線BLに流す書き込み電流IBL1の大きさは、ワード線WLに流す書き込み電流IwL1の大きさと等しくても異なってもよい。同様に、“0”データを書き込む場合において、ビット線BLに流す書き込み電流IBL0の大きさは、ワード線WLに流す書き込み電流IwL0の大きさと等しくても異なってもよい。
尚、上述した“1”データを書き込む場合を“0”データを書き込む場合とし、上述した“0”データを書き込む場合を“1”データを書き込む場合とすることも勿論可能である。
上記第1の実施形態においては、ビット線BL及びワード線WLをジグザグ状に延在させ、MTJ素子10の近傍ではビット線BL及びワード線WLの斜め延在部20,30の延在方向の相対角度を90度より小さくしている。すなわち、ビット線BLは、MTJ素子10の磁化困難軸方向に対して45度傾いた斜め延在部20を有し、ワード線WLは、MTJ素子の磁化容易軸方向に対して45度傾いた斜め延在部30を有することで、これら斜め延在部20,30は同一方向に延在し重なって配置されている。これにより、MTJ素子10の近傍において、ビット線BLとワード線WLを流れる書き込み電流IBL,IWLによって発生される磁界HBL,HWLは同一方向となる。このため、磁界HBL,HWLの大きさが等しい場合、両者の磁界HBL,HWLの合成磁界Hは、各々の磁界HBL,HWLの2倍で規定される(図5(a)参照)。ここで、従来構成では、合成磁界Hはビット線BLとワード線WLによる磁界HBL,HWLの√2倍である(図5(b)参照)。従って、第1の実施形態によれば、書き込み磁界の発生効率を高めることができるので、従来よりも、書き込み電流を1/√2倍に低減することが可能となる。
また、ビット線BL及びワード線WLは、メモリセルアレイMCA内においてジグザグ状に延在するが、メモリセルアレイMCA全体としてはX,Y方向に延在している。このため、電流駆動回路(電流ドライブ回路及び電流シンク回路41a,41b,42a,42b)などを従来通りに配置することが可能であるので、複雑とならないレイアウト配置が実現できる。
また、ビット線BL及びワード線WLはジグザグ状にそれぞれ配置し、配線延長方向に対して隣接配線間で線対称に配置する。これにより、ビット線BLの配線長とワード線WLの配線長とを等しくすることができるため、書き込みドライブ回路の電流駆動能力をビット線BLとワード線WLとで等しくすることができるので、これらの調整の際にトランジスタの狭チャネル効果などを考慮する必要が不要となる。
また、ビット線BL及びワード線WLを流れる書き込み電流IBL,IWLによる磁界HBL,HWLは、MTJ素子10の磁化困難軸方向又は磁化容易軸方向と異なる方向に発生する。このため、“1”データを書き込む場合は例えばアステロイド曲線の第1象限に磁場を発生させる電流値を用い、“0”データを書き込む場合は例えばアステロイド曲線の第3象限に磁場を発生させる電流値を用いることで、“1”データ書き込み時の書き込み電流値と“0”データ書き込み時の書き込み電流値とを異なるものとできる。これにより、図6のようにアステロイド曲線がシフトした場合であっても、“1”データ書き込み時の書き込み電流値と“0”データ書き込み時の書き込み電流値とが同じ場合に比べて、書き込み電流の許容範囲(図6の斜線部)を拡大することができる。その結果、MTJ素子10の特性ばらつきに対する誤書き込み耐性を向上させることが可能となる。
また、図7に示すように、ビット線BL及びワード線WLのうち一方の書き込み電流による磁界のみではスイッチング磁界HSWを越え難い。従って、半選択セルの誤書き込みの抑制が容易となる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、ビット線及びワード線の斜め延在部の傾き角θ1,θ2を45度よりも小さくした例である。
図8(a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのセルレイアウト図を示す。以下に、第2の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの書き込み配線のレイアウトについて説明する。
図8(a)及び(b)に示すように、第2の実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、ビット線BLの斜め延在部20の磁化困難軸方向(X方向)に対する斜めの角度θ1を45度より小さくし、ワード線WLの斜め延在部30の磁化容易軸方向(Y方向)に対する斜めの角度θ2を45度より小さくしている点である。ここで、本実施形態では、角度θ1,θ2は、0<θ1<45°、0<θ2<45°となる。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのデータ書き込み時の合成磁界の模式図を示す。以下に、第2の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのデータ書き込み時の合成磁界について説明する。
図9に示すように、ビット線BLに流れる書き込み電流IBLから発生した磁界HBLと、ワード線WLに流れる書き込み電流IWLから発生した磁界HWLとの合成磁界Hは、以下の式(1)のようになる。
H=HBLcosω1+HWLcosω2…(1)
上記第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第2の実施形態では、ビット線BLの斜め延在部20の延在方向をビット線BL全体の延在方向(X方向、磁化困難軸方向)に対して45度よりも小さくし、ワード線WLの斜め延在部30の延在方向をワード線WL全体の延在方向(Y方向、磁化容易軸方向)に対して45度よりも小さくしている。このため、配線長を、第1の実施形態の場合よりも短くすることができるので、ビット線BL及びワード線WLの配線抵抗を低減することが可能となる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、ビット線及びワード線の斜め延在部の傾き角θ1,θ2を45度よりも大きくした例である。
図10(a)及び(b)は、本発明の第3の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのセルレイアウト図を示す。以下に、第3の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの書き込み配線のレイアウトについて説明する。
図10(a)及び(b)に示すように、第3の実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、ビット線BLの斜め延在部20の磁化困難軸方向(X方向)に対する斜めの角度θ1を45度より大きくし、ワード線WLの斜め延在部30の磁化容易軸方向(Y方向)に対する斜めの角度θ2を45度より大きくしている点である。ここで、本実施形態では、角度θ1,θ2は、45°<θ1<90°、45°<θ2<90°となる。
図11は、本発明の第3の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのデータ書き込み時の合成磁界の模式図を示す。以下に、第3の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのデータ書き込み時の合成磁界について説明する。
図11に示すように、ビット線BLに流れる書き込み電流IBLから発生した磁界HBLと、ワード線WLに流れる書き込み電流IWLから発生した磁界HWLとの合成磁界Hは、第2の実施形態と同様に上記式(1)のようになる。
上記第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第3の実施形態では、ビット線BLの斜め延在部20の延在方向をビット線BL全体の延在方向(X方向、磁化困難軸方向)に対して45度よりも大きくし、ワード線WLの斜め延在部30の延在方向をワード線WL全体の延在方向(Y方向、磁化容易軸方向)に対して45度よりも大きくしている。このため、配線長を、第1の実施形態の場合よりも短くすることができるので、ビット線BL及びワード線WLの配線抵抗を低減することが可能となる。
[第4の実施形態]
第1の実施形態に係る発明は、米国特許第6,545,906号明細書で提案されている、いわゆるトグル(Toggle)型に適用することも可能である。そこで、第4の実施形態では、トグル型に適用させた場合について説明する。
図12(a)及び(b)は、本発明の第4の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのセルレイアウト図を示す。以下に、第4の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの書き込み配線のレイアウトについて説明する。
図12(a)及び(b)に示すように、第4の実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、トグル方式の書き込みを行うために、ビット線BL及びワード線WLがMTJ素子10の近傍で交差して配置されている点である。
具体的には、MTJ素子10の磁化容易軸方向はワード線WL全体の延在方向であるY方向を向き、MTJ素子10の磁化困難軸方向はビット線BL全体の延在方向であるX方向を向いている。そして、ビット線BLは、MTJ素子10の近傍において、磁化困難軸方向に対して傾いて延在する斜め延在部20を備え、ワード線WLは、MTJ素子10の近傍において、磁化容易軸方向に対して傾いて延在する斜め延在部30を備えている。ここで、ビット線BLの斜め延在部20の磁化困難軸方向(X方向)に対する傾き角θ1は45度であり、ワード線WLの斜め延在部30の磁化容易軸方向(Y方向)に対する傾き角θ2は45度である。そして、両者の斜め延在部20,30は90度の角度を持って交差している。換言すると、ビット線BLの斜め延在部20を流れる書き込み電流から発生する磁場の方向とワード線WLの斜め延在部30を流れる書き込み電流から発生する磁場の方向との相対角度は90度となる。
上記のようなトグル方式のメモリセルにおいて、データ書き込みは、次のように行われる。
トグル書き込みでは、選択セルに任意のデータを書き込む前にその選択セルのデータを読み出す。従って、選択セルのデータを読み出した結果、任意のデータが既に書き込まれていた場合は書き込みを行わず、任意のデータと異なるデータが書き込まれていた場合はデータを書き換えるために書き込みが行われる。
上記のような確認サイクルの後、選択セルにデータを書き込む必要がある場合は、2本の書き込み配線(ビット線BL,ワード線WL)を順にONし、先にONした書き込み配線を先にOFFしてから、後にONした書き込み配線をOFFする。例えば、ワード線WLをONして書き込み電流IWLを流す→ビット線BLをONして書き込み電流IBLを流す→ワード線WLをOFFして書き込み電流IWLを流すのをやめる→ビット線BLをOFFして書き込み電流IBLを流すのをやめるという4サイクルの手順となる。
尚、従来のトグル方式におけるセルレイアウトでは、直線のビット線BL及びワード線WLが直交してマトリックス状に配置され、その交点にMTJ素子がビット線BL及びワード線WLに対して斜め方向に配置される。従って、ビット線BL及びワード線WLの延在方向に対してMTJ素子を斜めに配置するため、セルサイズが大きくなってしまう。
これに対して、第4の実施形態では、ビット線BL及びワード線WLの斜め延在部20,30をMTJ素子10の近傍で斜めに配置することで、MTJ素子10をビット線BL及びワード線WL全体の延在方向(X,Y方向)に対して斜めに配置する必要がない。このため、メモリセルサイズを従来よりも縮小できる。
[第5の実施形態]
第5の実施形態は、第4の実施形態の変形例であり、ビット線及びワード線の斜め延在部の傾き角θ1,θ2を45度よりも小さくした例である。
図13は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウト図を示す。以下に、第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの書き込み配線のレイアウトについて説明する。
図13に示すように、第5の実施形態において、第4の実施形態と異なる点は、ビット線BLの斜め延在部20の磁化困難軸方向(X方向)に対する斜めの角度θ1を45度より小さくし、ワード線WLの斜め延在部30の磁化容易軸方向(Y方向)に対する斜めの角度θ2を45度より小さくしている点である。ここで、本実施形態では、角度θ1,θ2は、0<θ1<45°、0<θ2<45°となる。
上記第5の実施形態によれば、第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第5の実施形態では、ビット線BLの斜め延在部20の延在方向をビット線BL全体の延在方向(X方向、磁化困難軸方向)に対して45度よりも小さくし、ワード線WLの斜め延在部30の延在方向をワード線WL全体の延在方向(Y方向、磁化容易軸方向)に対して45度よりも小さくしている。このため、配線長を、第4の実施形態の場合よりも短くすることができるので、ビット線BL及びワード線WLの配線抵抗を低減することが可能となる。
[第6の実施形態]
第6の実施形態は、第4の実施形態の変形例であり、ビット線及びワード線の斜め延在部の傾き角θ1,θ2を45度よりも大きくした例である。
図14は、本発明の第6の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウト図を示す。以下に、第6の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの書き込み配線のレイアウトについて説明する。
図14に示すように、第6の実施形態において、第4の実施形態と異なる点は、ビット線BLの斜め延在部20の磁化困難軸方向(X方向)に対する斜めの角度θ1を45度より大きくし、ワード線WLの斜め延在部30の磁化容易軸方向(Y方向)に対する斜めの角度θ2を45度より大きくしている点である。ここで、本実施形態では、角度θ1,θ2は、45°<θ1<90°、45°<θ2<90°となる。
上記第6の実施形態によれば、第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第6の実施形態では、ビット線BLの斜め延在部20の延在方向をビット線BL全体の延在方向(X方向、磁化困難軸方向)に対して45度よりも大きくし、ワード線WLの斜め延在部30の延在方向をワード線WL全体の延在方向(Y方向、磁化容易軸方向)に対して45度よりも大きくしている。このため、配線長を、第4の実施形態の場合よりも短くすることができるので、ビット線BL及びワード線WLの配線抵抗を低減することが可能となる。
[第7の実施形態]
第7の実施形態は、第1の実施形態のセルレイアウトに下部電極配線及びコンタクトを配置した場合の例である。
図15は、本発明の第7の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの1セルのレイアウト図を示す。以下に、第7の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの下部電極配線及びコンタクトの1セルのレイアウトについて説明する。
図15に示すように、第7の実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、下部電極配線52及びコンタクト51の配置レイアウトを示した点である。ここで、下部電極配線52は、MTJ素子10とビット線BL又はワード線WLとの間に配置された配線であり、MTJ素子10と電気的に接続される。コンタクト51は、下部電極配線52の下に配置され、下部電極配線52とこの下部電極配線52よりも下に設けられた配線とを接続するためのコンタクトである。
下部電極配線52は、例えば長方形である。この長方形の長辺方向は、ワード線WLの延在方向(Y方向)を向き、長方形の短辺方向は、ビット線BLの延在方向(X方向)を向いている。換言すると、下部電極配線52の長辺方向は磁化容易軸方向を向き、下部電極配線52の短辺方向は磁化困難軸方向を向いている。また、下部電極配線52の膜厚は、ビット線BL及びワード線WLの膜厚よりも薄い。
図16乃至図19は、本発明の第7の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウト図を示す。以下に、第7の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトについて説明する。
図16に示すレイアウトは、メモリセルアレイMCA内において、4セル毎にコンタクト51を1箇所Pに集中するように配置した例である。この4セルは、X,Y方向に隣接する4つのセルで構成される。
図17乃至図19に示すレイアウトは、1箇所Pに集中させるコンタクト51の数を図16の半分にした例である。つまり、メモリセルアレイMCA内において、2セル毎にコンタクト51を1箇所Pに集中するように配置している。ここで、図17の2セルは、Y方向に隣接する2つのセルで構成される。図18の2セルは、X方向に隣接する2つのセルで構成される。図19の2セルは、X方向又はY方向に対して斜め方向に隣接する2つのセルで構成される。
上記第7の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第7の実施形態では、下部電極配線52のデザインルールや、下部電極配線52よりも下層に配置される配線層等のレイアウトにより、図16に示すようにコンタクト51を集中配置させたり、図17乃至図19に示すようにコンタクト51を分散配置させたりすることを、適宜選択することが可能である。
[第8の実施形態]
第8の実施形態は、第7の実施形態の変形例であり、下部電極配線の延在方向をビット線及びワード線全体の延在方向に対して斜めに配置した例である。
図20は、本発明の第8の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの1セルのレイアウト図を示す。以下に、第8の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの下部電極配線及びコンタクトの1セルのレイアウトについて説明する。
図20に示すように、第8の実施形態において、第7の実施形態と異なる点は、下部電極配線52をビット線BL及びワード線WLの延在方向(X,Y方向)に対して斜めに配置した点である。
すなわち、例えば長方形である下部電極配線52において、長辺方向及び短辺方向は、ワード線WLの延在方向(Y方向)及びビット線BLの延在方向(X方向)に対して傾いている。換言すると、下部電極配線52の長辺方向及び短辺方向は磁化容易軸方向及び磁化困難軸方向に対して傾いている。そして、下部電極配線52の短辺方向は、ビット線BL及びワード線WLの斜め延在部20,30の延在方向を向いている。また、下部電極配線52の長辺方向は、X方向又はY方向に対して例えば45度傾いている。
図21乃至図24は、本発明の第8の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウト図を示す。以下に、第8の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトについて説明する。
図21に示すレイアウトは、メモリセルアレイMCA内において、4セル毎にコンタクト51を1箇所Pに集中するように配置した例である。この4セルは、X,Y方向に隣接する4つのセルで構成される。
図22乃至図24に示すレイアウトは、1箇所Pに集中させるコンタクト51の数を図21の半分にした例である。つまり、メモリセルアレイMCA内において、2セル毎にコンタクト51を1箇所Pに集中するように配置している。ここで、図22の2セルは、Y方向に隣接する2つのセルで構成される。図23の2セルは、X方向に隣接する2つのセルで構成される。図24の2セルは、X方向又はY方向に対して斜め方向に隣接する2つのセルで構成される。
上記第8の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第8の実施形態では、下部電極配線52のデザインルールや、下部電極配線52よりも下層に配置される配線層等のレイアウトにより、図21に示すようにコンタクト51を集中配置させたり、図22乃至図24に示すようにコンタクト51を分散配置させたりすることを、適宜選択することが可能である。
[第9の実施形態]
第9の実施形態は、第4の実施形態のトグル方式のセルレイアウトにおいて下部電極配線及びコンタクトを配置した場合の例である。
図25は、本発明の第9の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの1セルのレイアウト図を示す。以下に、第9の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの下部電極配線及びコンタクトの1セルのレイアウトについて説明する。
図25に示すように、第9の実施形態において、第4の実施形態と異なる点は、下部電極配線52及びコンタクト51の配置レイアウトを示した点である。ここで、下部電極配線52は、MTJ素子10とビット線BL又はワード線WLとの間に配置された配線である。コンタクト51は、下部電極配線52の下に配置され、下部電極配線52とこの下部電極配線52よりも下に設けられた配線とを接続するためのコンタクトである。
下部電極配線52は、例えば長方形である。この長方形の長辺方向は、ワード線WLの延在方向(Y方向)を向き、長方形の短辺方向は、ビット線BLの延在方向(X方向)を向いている。換言すると、下部電極配線52の長辺方向は磁化容易軸方向を向き、下部電極配線52の短辺方向は磁化困難軸方向を向いている。また、下部電極配線52の膜厚は、ビット線BL及びワード線WLの膜厚よりも薄い。
図26乃至図29は、本発明の第9の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウト図を示す。以下に、第9の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトについて説明する。
図26に示すレイアウトは、メモリセルアレイMCA内において、4セル毎にコンタクト51を1箇所Pに集中するように配置した例である。この4セルは、X,Y方向に隣接する4つのセルで構成される。
図27乃至図29に示すレイアウトは、1箇所Pに集中させるコンタクト51の数を図26の半分にした例である。つまり、メモリセルアレイMCA内において、2セル毎にコンタクト51を1箇所Pに集中するように配置している。ここで、図27の2セルは、Y方向に隣接する2つのセルで構成される。図28の2セルは、X方向に隣接する2つのセルで構成される。図29の2セルは、X方向又はY方向に対して斜め方向に隣接する2つのセルで構成される。
上記第9の実施形態によれば、第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第9の実施形態では、下部電極配線52のデザインルールや、下部電極配線52よりも下層に配置される配線層等のレイアウトにより、図26に示すようにコンタクト51を集中配置させたり、図27乃至図29に示すようにコンタクト51を分散配置させたりすることを、適宜選択することが可能である。
[第10の実施形態]
第10の実施形態は、第9の実施形態の変形例であり、下部電極配線の延在方向をビット線及びワード線の延在方向に対して斜めに配置した例である。
図30は、本発明の第10の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの1セルのレイアウト図を示す。以下に、第10の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの下部電極配線及びコンタクトの1セルのレイアウトについて説明する。
図30に示すように、第10の実施形態において、第9の実施形態と異なる点は、下部電極配線52をビット線BL及びワード線WLの延在方向(X,Y方向)に対して斜めに配置した点である。
ずなわち、例えば長方形である下部電極配線52において、長辺方向及び短辺方向は、ワード線WLの延在方向(Y方向)及びビット線BLの延在方向(X方向)に対して傾いている。換言すると、下部電極配線52の長辺方向及び短辺方向は磁化容易軸方向及び磁化困難軸方向に対して傾いている。そして、下部電極配線52の短辺方向は、ビット線BL及びワード線WLの斜め延在部20,30の延在方向を向いている。また、下部電極配線52の長辺方向は、X方向又はY方向に対して例えば45度傾いている。
図31乃至図34は、本発明の第10の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウト図を示す。以下に、第10の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトについて説明する。
図31に示すレイアウトは、メモリセルアレイMCA内において、4セル毎にコンタクト51を1箇所Pに集中するように配置した例である。この4セルは、X,Y方向に隣接する4つのセルで構成される。
図32乃至図34に示すレイアウトは、1箇所Pに集中させるコンタクト51の数を図31の半分にした例である。つまり、メモリセルアレイMCA内において、2セル毎にコンタクト51を1箇所Pに集中するように配置している。ここで、図32の2セルは、Y方向に隣接する2つのセルで構成される。図33の2セルは、X方向に隣接する2つのセルで構成される。図34の2セルは、X方向又はY方向に対して斜め方向に隣接する2つのセルで構成される。
上記第10の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第10の実施形態では、下部電極配線52のデザインルールや、下部電極配線52よりも下層に配置される配線層等のレイアウトにより、図31に示すようにコンタクト51を集中配置させたり、図32乃至図34に示すようにコンタクト51を分散配置させたりすることを、適宜選択することが可能である。
[第11の実施形態]
第11の実施形態では、磁気ランダムアクセスメモリのセル構造例について説明する。尚、本実施形態で参照する図は模式的な図面であり、本実施形態のセル構造を上記各実施形態に適用する場合は、ビット線BL及びワード線WLをジグザク状に延在させる等、種々変更して利用するものとする。
(A)クロスポイント構造
図35(a)及び(b)は、本発明の第11の実施形態に係るクロスポイント構造の磁気ランダムアクセスメモリの回路図及び断面図を示す。以下に、いわゆるクロスポイント構造のセルについて説明する。このクロスポイント構造は、例えば上記第1乃至第6の実施形態などに係る磁気ランダムアクセスメモリのセルに適用することが可能である。
図35(a)及び(b)に示すように、クロスポイント構造の1セルMCは、1つのMTJ素子10と、ビット線BLと、ワード線WLとを含んで構成されている。そして、このメモリセルMCをアレイ状に複数個配置することで、メモリセルアレイMCAを構成する。
具体的には、MTJ素子10は、ビット線BL及びワード線WLの交点付近に配置され、MTJ素子10の一端はワード線WLに接続され、MTJ素子10の他端はビット線BLに接続されている。このMTJ素子10は、磁化が固定された固定層(ピン層)11と、磁化が反転する記録層(フリー層)13と、これら固定層11及び記録層13に挟まれた非磁性層(例えばトンネルバリア層)12と、固定層11の磁化を固定するための反強磁性層14と、下部電極15と、上部電極16とを含んで構成されている。
尚、MTJ素子10の固定層11はワード線WL側に配置され、MTJ素子10の記録層13はビット線BL側に配置されているが、その逆の配置でも勿論よい。また、MTJ素子10とビット線BLとの間に、例えばハードマスクなどが介在してもよい。
上記のようなクロスポイント構造のメモリセルMCにおいて、データの書き込み/読み出しは、以下のように行われる。
まず、書き込み動作は、次のように行われる。複数のMTJ素子10のうち選択されたMTJ素子10に対応するビット線BL及びワード線WLが選択される。この選択されたビット線BL及びワード線WLに書き込み電流IBL,IWLをそれぞれ流すと、これら書き込み電流IBL,IWLによる合成磁界HがMTJ素子10に印加される。これにより、MTJ素子10の記録層13の磁化を反転させ、固定層11及び記録層13の磁化方向が平行となる状態又は反平行となる状態をつくる。ここで、例えば、平行状態を“1”状態、反平行状態を“0”状態と規定することで、2値のデータの書き込みが実現する。
次に、読み出し動作は、次のように行われる。選択されたMTJ素子10に対応するビット線BL及びワード線WLを選択し、MTJ素子10の非磁性層12をトンネルする読み出し電流Irを流す。ここで、接合抵抗値は固定層11及び記録層13の磁化の相対角の余弦に比例して変化し、MTJ素子10の磁化が平行状態(例えば“1”状態)の場合は低抵抗となり、反平行状態(例えば“0”状態)の場合は高抵抗となる、トンネル磁気抵抗(TMR)効果が得られる。このため、この抵抗値の違いを読み取ることで、MTJ素子10の“1”、“0”状態を判別する。
(B)分割型のクロスポイント構造
図36(a)及び(b)は、本発明の第11の実施形態に係る分割型のクロスポイント構造の磁気ランダムアクセスメモリの回路図及び断面図を示す。以下に、いわゆる分割型のクロスポイント構造のセルについて説明する。この分割型のクロスポイント構造は、例えば上記第7乃至第10の実施形態などに係る磁気ランダムアクセスメモリのセルに適用することが可能である。
図36(a)及び(b)に示すように、分割型のクロスポイント構造の1セルMCは、1つのMTJ素子10と、ビット線BLと、書き込みワード線WWLと、読み出しワード線RWLとを含んで構成されている。そして、このメモリセルMCをアレイ状に複数個配置することで、メモリセルアレイMCAを構成する。
具体的には、MTJ素子10の一端は、下部電極配線52及びコンタクト51を介して、読み出しワード線RWLに接続されている。一方、MTJ素子10の他端は、ビット線BLに接続されている。MTJ素子10の下方には、MTJ素子10と電気的に分離された書き込みワード線WWLが設けられている。
上記のような分割型のクロスポイント構造のメモリセルMCにおいて、データの書き込み/読み出しは、クロスポイント構造とほぼ同じであるが、書き込み時と読み出し時とでワード線を使い分ける。つまり、書き込み時は、書き込みワード線WWL及びビット線BLを用いて、これらに書き込み電流IBL,IWLを流すことで、MTJ素子10の磁化を平行又は反平行状態にする。一方、読み出し時は、読み出しワード線RWL及びビット線BLを用い、MTJ素子10に読み出し電流Irを流すことで、MTJ素子10の抵抗値を読み取る。
(C)選択トランジスタ構造
図37(a)及び(b)は、本発明の第11の実施形態に係る選択トランジスタ構造の磁気ランダムアクセスメモリの回路図及び断面図を示す。以下に、いわゆる選択トランジスタ構造におけるセルについて説明する。この選択トランジスタ構造は、例えば上記第7乃至第10の実施形態などに係る磁気ランダムアクセスメモリのセルに適用することが可能である。
図37(a)及び(b)に示すように、選択トランジスタ構造の1セルMCは、1つのMTJ素子10と、このMTJ素子10につながるトランジスタ(例えばMOSトランジスタ)Trと、ビット線BLと、書き込みワード線WWLとを含んで構成されている。そして、このメモリセルMCをアレイ状に複数個配置することで、メモリセルアレイMCAを構成する。
具体的には、MTJ素子10の一端は、下部電極配線52、コンタクト51,55a,55b及び配線56a,56bを介して、トランジスタTrの電流経路の一端(ドレイン拡散層54a)に接続されている。一方、MTJ素子10の他端は、ビット線BLに接続されている。MTJ素子10の下方には、MTJ素子10と電気的に分離された書き込みワード線WWLが設けられている。トランジスタTrの電流経路の他端(ソース拡散層54b)は、コンタクト55c及び配線56cを介して、例えばグランドに接続されている。トランジスタTrのゲート電極53は、読み出しワード線RWLとして機能する。
上記のような選択トランジスタ構造のメモリセルMCにおいて、データの書き込み/読み出しは、クロスポイント構造とほぼ同じであるが、読み出し時にトランジスタTrを読み出し用のスイッチング素子として使用する。つまり、読み出し時は、選択されたMTJ素子10に対応するビット線BL及び読み出しワード線RWLを選択し、トランジスタTrをオンすることで、MTJ素子10に流れる読み出し電流IrからMTJ素子10の抵抗値を読み取る。
尚、読み出し用のスイッチング素子は、トランジスタTrに限定されず、整流素子(例えば、PN接合ダイオード、ショットキー接合ダイオード等)等を用いることも可能である。
(D)ヨーク構造
図38は、直線状のビット線とワード線が直交する従来例の配線構成におけるヨーク構造の斜視図を示す。図39は、本発明の第11の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのヨーク構造のメモリセルの斜視図を示す。以下に、いわゆるヨーク構造におけるセルについて説明する。このヨーク構造は、各実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのセルに適用することが可能である。
図38及び図39に示すように、ヨーク構造のセルMCは、ビット線BLの側面及び上面に磁性体からなるヨーク層61が形成され、ワード線WLの側面及び底面に磁性体からなるヨーク層62が形成されている。従って、ヨーク層61,62によって、MTJ素子10と対向する面以外の部分においてビット線BL及びワード線WLが囲まれている。
上記のようなヨーク構造のメモリセルMCでは、データの書き込み時、ビット線BL及びワード線WLに流れる書き込み電流から発生する磁界を、より効率良くMTJ素子10に印加することができる。
また、図39に示すように、書き込み配線にヨーク構造を適用することには、さらに以下のように半選択時における半選択磁界の低減という利点がある。書き込み動作時において、書き込み対象となる選択セルと同一のビット線BL又はワード線WLに接続されている非選択セルにおいては、ワード線WLによる書き込み磁界又はビット線BLによる書き込み磁界のどちらか一方が印加されることになる。従来、これによる半選択ディスターブ起因の誤書き込みが問題となっていた。これに対し、本実施形態の図39の構造においては、メモリセル部において、ビット線BLの斜め延在部20とワード線WLの斜め延在部30とが同一方向に延在する。このため、図40(b)及び(c)に示すように、ビット線磁界又はワード線磁界による半選択磁界のほとんどは、他方の配線のヨーク層、つまり軟磁性体部分を流れることになる。従って、MTJ素子10に印加される半選択磁界は従来に対して非常に小さいものとなるため、半選択磁界によるディスターブを著しく低減することが可能となる。
尚、(D)ヨーク構造では、上記(A)クロスポイント型のセルへの適用例を示したが、上記(B)分割型のクロスポイント構造や(C)選択トランジスタ構造のセルに適用することも勿論可能である。
[第12の実施形態]
第12の実施形態では、MTJ素子の平面形状がいわゆる十字型になっている場合について説明する(特開2004-128067号公報参照)。
図41は、本発明の第12の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルのレイアウトの平面図を示す。以下に、いわゆる十字型のMTJ素子の場合のメモリセルレイアウトについて説明する。
図41に示すように、MTJ素子10の平面形状は、いわゆる十字型になっている。すなわち、MTJ素子10は、Y方向に延在する本体部10aと、この本体部10aの両側面の例えば中央付近からX方向にそれぞれ突出する突出部10b,10cとで構成されている。換言すると、MTJ素子10の平面形状は、中央付近におけるX方向の幅Wが端部におけるX方向の幅W’よりも広くなっている。
ここで、十字型のMTJ素子10のコーナーは、図示するように全て角張っていてもよいが、丸まっていてもよい。また、MTJ素子10を構成する固定層、非磁性層及び記録層のうち、記録層の平面形状を十字型とし、固定層及び非磁性層の平面形状は四角形としてもよい。
上記第12の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第12の実施形態では、MTJ素子10をいわゆる十字型にするため、スイッチング磁界を低減することができるので、さらに書き込み電流の低減を図ることができる。
その他、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのセルレイアウトを示す図であり、図1(a)はメモリセルアレイの模式図、図1(b)はメモリセルの平面図。 本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの“1”データの書き込み時を示す図であり、図2(a)は書き込み電流の方向を示す図、図2(b)は書き込み磁場を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの“0”データの書き込み時を示す図であり、図3(a)は書き込み電流の方向を示す図、図3(b)は書き込み磁場を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのアステロイド曲線を示す図。 図5(a)は本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのアステロイド曲線を示す図、図5(b)は従来技術による磁気ランダムアクセスメモリのアステロイド曲線を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのシフトした場合のアステロイド曲線を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのアステロイド曲線を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのセルレイアウトを示す図であり、図8(a)はメモリセルアレイの模式図、図8(b)はメモリセルの平面図。 本発明の第2の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのデータ書き込み時の合成磁界を示す模式図。 本発明の第3の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのセルレイアウトを示す図であり、図10(a)はメモリセルアレイの模式図、図10(b)はメモリセルの平面図。 本発明の第3の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのデータ書き込み時の合成磁界を示す模式図。 本発明の第4の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのセルレイアウトを示す図であり、図12(a)はメモリセルアレイの模式図、図12(b)はメモリセルの平面図。 本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第6の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第7の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの1セルのレイアウトを示す図。 本発明の第7の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第7の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第7の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第7の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第8の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの1セルのレイアウトを示す図。 本発明の第8の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第8の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第8の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第8の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第9の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの1セルのレイアウトを示す図。 本発明の第9の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第9の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第9の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第9の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第10の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの1セルのレイアウトを示す図。 本発明の第10の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第10の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第10の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第10の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイのレイアウトを示す図。 本発明の第11の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのクロスポイント構造のメモリセルを示す図であり、図35(a)はメモリセルアレイを示す回路図、図35(b)は1セルを示す断面図。 本発明の第11の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの分割型のクロスポイント構造のメモリセルを示す図であり、図36(a)はメモリセルアレイを示す回路図、図36(b)は1セルを示す断面図。 本発明の第11の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの選択トランジスタ構造のメモリセルを示す図であり、図37(a)はメモリセルアレイを示す回路図、図37(b)は1セルを示す断面図。 直線状のビット線とワード線が直交する従来例の配線構成におけるヨーク構造を示す斜視図。 本発明の第11の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのヨーク構造のメモリセルを示す斜視図。 本発明の第11の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのヨーク構造のメモリセルを示す断面図であり、図40(a)は書き込み対象セルの断面図、図40(b)はビット線半選択セルの断面図、図40(c)はワード線半選択セルの断面図。 本発明の第12の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルのレイアウトを示す平面図。
符号の説明
10…MTJ素子、10a…本体部、10b,10c…突出部、11…固定層、12…非磁性層、13…記録層、14…反強磁性層、15…下部電極、16…上部電極、20…ビット線の斜め延在部、21a,21b,21c,21d…ビット線の直線部、30…ワード線の斜め延在部、31a,31b,31c,31d…ワード線の直線部、41a,41b,42a,42b…電流ドライブ回路及び電流シンク回路、50…半導体基板、51,55a,55b,55c…コンタクト、52…下部電極配線、53…ゲート電極、54a…ドレイン拡散層、54b…ソース拡散層、56a,56b,56c…配線、61,62…ヨーク層、BL…ビット線、WL…ワード線、WWL…書き込みワード線、RWL…読み出しワード線、MC…メモリセル、MCA…メモリセルアレイ、Tr…トランジスタ。

Claims (6)

  1. 第1の方向に延在された第1の延在部と、前記第1の延在部と一端がつながりかつ前記第1の方向に対して第1の斜め方向に延在された第1の斜め延在部と、前記第1の斜め延在部の他端と一端がつながりかつ前記第1の方向に延在された第2の延在部と、前記第2の延在部の他端と一端がつながりかつ前記第1の斜め方向と反対の第2の斜め方向に延在された第2の斜め延在部と、前記第2の斜め延在部の他端とつながりかつ前記第1の延在部とほぼ同一線上に延在された第3の延在部とを有する第1の書き込み配線と、
    前記第1の方向と異なる第2の方向に延在された第4の延在部と、前記第4の延在部と一端がつながりかつ前記第2の方向に対して第3の斜め方向に延在された第3の斜め延在部と、前記第3の斜め延在部の他端と一端がつながりかつ前記第2の方向に延在された第5の延在部と、前記第5の延在部の他端と一端がつながりかつ前記第3の斜め方向と反対の第4の斜め方向に延在された第4の斜め延在部と、前記第4の斜め延在部の他端とつながりかつ前記第4の延在部とほぼ同一線上に延在された第6の延在部とを有する第2の書き込み配線と、
    少なくとも一部が前記第1及び第3の斜め延在部に挟まれて配置された磁気抵抗素子と
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記第1の書き込み配線は複数設けられ、前記第1の書き込み配線のうち隣接する第1の書き込み配線同士は互いに線対称に配置され、
    前記第2の書き込み配線は複数設けられ、前記第2の書き込み配線のうち隣接する第2の書き込み配線同士は互いに線対称に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1の方向と前記第1の斜め方向との相対角度は、前記第1の方向と前記第2の斜め方向との相対角度と等しく、
    前記第2の方向と前記第3の斜め方向との相対角度は、前記第2の方向と前記第4の斜め方向との相対角度と等しい
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1又は第2の書き込み配線と前記磁気抵抗素子との間に配置され、前記磁気抵抗素子と電気的に接続され、前記第1及び第2の書き込み配線の膜厚よりも薄い膜厚を有する配線層と
    をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記磁気抵抗素子に第1のデータを書き込む場合は、
    前記第1の書き込み配線には前記第1の方向に第1の書き込み電流を流し、
    前記第2の書き込み配線には前記第2の方向に第2の書き込み電流を流し、
    前記第1の斜め延在部に流れる前記第1の書き込み電流の方向と前記第3の斜め延在部に流れる前記第2の書き込み電流の方向とはほぼ反対であり、
    前記第2の斜め延在部に流れる前記第1の書き込み電流の方向と前記第4の斜め延在部に流れる前記第2の書き込み電流の方向とはほぼ反対であり、
    前記磁気抵抗素子に第2のデータを書き込む場合は、
    前記第1の書き込み配線には前記第1の方向とは逆方向に第3の書き込み電流を流し、
    前記第2の書き込み配線には前記第2の方向とは逆方向に第4の書き込み電流を流し、
    前記第1の斜め延在部に流れる前記第3の書き込み電流の方向と前記第3の斜め延在部に流れる前記第4の書き込み電流の方向とはほぼ反対であり、
    前記第2の斜め延在部に流れる前記第3の書き込み電流の方向と前記第4の斜め延在部に流れる前記第4の書き込み電流の方向とはほぼ反対である
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第1の書き込み電流と前記第3の書き込み電流とは逆方向に流れ、
    前記第2の書き込み電流と前記第4の書き込み電流とは逆方向に流れる
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体記憶装置。
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