JP2006125866A - 測位システム、端末装置、情報提供装置、端末装置の制御方法、端末装置の制御プログラム、端末装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】測位の目的に必要な精度の位置情報を生成することによって、測位時間を短縮することができる測位システム等を提供すること。
【解決手段】情報提供装置50は、位置関連サービス情報を提供するために必要な位置情報の必要精度範囲を示す必要精度範囲情報を格納する必要精度範囲情報格納手段250等を有し、端末装置20は、情報提供装置50から必要精度範囲情報254(152)を取得する必要精度範囲情報取得手段と、測位手段によって生成した位置情報158の精度が、必要精度範囲内か否かを判断する必要精度範囲内外判断手段と、必要精度範囲内の位置情報158によって、情報提供装置50に対して位置関連サービス情報252aを要求する位置関連サービス情報要求手段と、を有することを特徴とする測位システム10。
【選択図】図5
【解決手段】情報提供装置50は、位置関連サービス情報を提供するために必要な位置情報の必要精度範囲を示す必要精度範囲情報を格納する必要精度範囲情報格納手段250等を有し、端末装置20は、情報提供装置50から必要精度範囲情報254(152)を取得する必要精度範囲情報取得手段と、測位手段によって生成した位置情報158の精度が、必要精度範囲内か否かを判断する必要精度範囲内外判断手段と、必要精度範囲内の位置情報158によって、情報提供装置50に対して位置関連サービス情報252aを要求する位置関連サービス情報要求手段と、を有することを特徴とする測位システム10。
【選択図】図5
Description
本発明は、位置情報衛星からの位置関連信号を使用する測位システム、端末装置、情報提供装置、端末装置の制御方法、端末装置の制御プログラム、端末装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
従来、衛星航法システムである例えば、GPS(Global Positioning System)を利用してGPS受信機の現在位置を測位する測位システムが実用化されている。このGPS受信機による測位精度に関して、高精度化に関する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−340591号公報
しかし、GPS受信機による測位については、常に高精度な位置情報を必要としているわけではない。
それにも関わらず、常に高精度な位置情報を生成すると、GPS受信機の処理時間が不必要に長時間化する場合があるという問題がある。
それにも関わらず、常に高精度な位置情報を生成すると、GPS受信機の処理時間が不必要に長時間化する場合があるという問題がある。
そこで、本発明は、測位の目的に必要な精度の位置情報を生成することによって、測位時間を短縮することができる測位システム、端末装置、情報提供装置、端末装置の制御方法、端末装置の制御プログラム、端末装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
前記目的は、第1の発明によれば、複数の位置情報衛星からの位置関連信号に基づいて現在位置の測位をする測位手段を有する端末装置と、前記端末装置と通信可能な情報提供装置と、を有する測位システムであって、前記情報提供装置は、位置関連サービス情報を格納する位置関連サービス情報格納手段と、前記位置関連サービス情報を提供するために必要な位置情報の必要精度範囲を示す必要精度範囲情報を格納する必要精度範囲情報格納手段と、前記端末装置に対して、前記必要精度範囲情報を提供する必要精度範囲情報提供手段と、前記必要精度範囲内の位置情報に基づいて、前記位置関連サービス情報を選択する位置関連サービス情報選択手段と、を有し、前記端末装置は、前記情報提供装置から前記必要精度範囲情報を取得する必要精度範囲情報取得手段と、前記測位手段によって生成した位置情報の精度が、前記必要精度範囲内か否かを判断する必要精度範囲内外判断手段と、前記必要精度範囲内の前記位置情報によって、前記情報提供装置に対して前記位置関連サービス情報を要求する位置関連サービス情報要求手段と、を有することを特徴とする測位システムにより達成される。
第1の発明の構成によれば、前記端末装置は、前記必要精度範囲情報取得手段によって、前記情報提供装置から前記必要精度範囲情報を取得することができる。そして、前記端末装置は、前記必要制度範囲内外判断手段によって、前記測位手段によって生成した位置情報の精度が、前記必要精度範囲内か否かを判断することができる。さらに、前記端末装置は、前記位置関連サービス情報要求手段を有するから、前記情報提供装置に前記位置関連サービス情報を要求することができる。
すなわち、前記端末装置は、前記情報提供装置から前記位置関連サービス情報の提供を受けるために必要な精度において、前記測位手段による測位を行う。
このため、前記端末装置は、前記情報提供装置から前記位置関連サービス情報の提供を受けるという目的に対して、不必要に高精度な測位を行うことがない。
すなわち、前記端末装置は、測位の目的に必要な精度の位置情報を生成することによって、測位時間を短縮することができる。
このため、前記端末装置は、前記情報提供装置から前記位置関連サービス情報の提供を受けるという目的に対して、不必要に高精度な測位を行うことがない。
すなわち、前記端末装置は、測位の目的に必要な精度の位置情報を生成することによって、測位時間を短縮することができる。
前記目的は、第2の発明によれば、複数の位置情報衛星からの位置関連信号に基づいて現在位置の測位をする測位手段を有する端末装置であって、位置関連サービス情報を提供する情報提供装置と通信するための通信手段と、前記情報提供装置から、前記情報提供装置が前記位置関連サービス情報を提供するために必要な位置情報の必要精度範囲を示す必要精度範囲情報を取得する必要精度範囲情報取得手段と、前記測位手段によって生成した位置情報の精度が、前記必要精度範囲内か否かを判断する必要精度範囲内外判断手段と、前記必要精度範囲内の前記位置情報によって、前記情報提供装置に対して前記位置関連サービス情報を要求する位置関連サービス情報要求手段と、を有することを特徴とする端末装置によって達成される。
第2の発明の構成によれば、前記端末装置は、第1の発明の構成と同様に、測位の目的に必要な精度の位置情報を生成することによって、測位時間を短縮することができる。
第3の発明は、第2の発明の構成において、前記位置関連サービス情報を利用するための位置情報の許容誤差範囲を示す許容誤差範囲情報を格納する許容誤差範囲情報格納手段と、前記測位手段によって生成した位置情報の精度が、前記許容誤差範囲内か否かを判断する許容誤差範囲内外判断手段と、を有し、前記許容誤差範囲は前記必要精度範囲よりも小さく、前記必要精度範囲内の前記位置情報を生成した時点で、前記情報提供装置に対して前記位置関連サービス情報を要求し、前記許容誤差範囲内の前記位置情報を生成した時点で、前記測位手段による測位を完了する構成となっていることを特徴とする。
第3の発明の構成によれば、前記端末装置は、前記許容誤差範囲内外判断手段によって、前記測位手段によって生成した位置情報の精度が、前記許容誤差範囲内か否かを判断することができ、前記許容誤差範囲内外判断手段の判断結果に基づいて、前記測位手段による測位を完了する構成となっている。
前記測位手段は例えば、前記位置関連信号に基いて現在位置を反復演算しており、時間経過につれて測位精度を向上し、測位誤差の範囲を小さくしている。そして、前記許容誤差範囲は前記必要精度範囲よりも小さいから、前記測位手段によって生成された位置情報は、前記必要精度範囲内に先に到達する。
前記測位手段は例えば、前記位置関連信号に基いて現在位置を反復演算しており、時間経過につれて測位精度を向上し、測位誤差の範囲を小さくしている。そして、前記許容誤差範囲は前記必要精度範囲よりも小さいから、前記測位手段によって生成された位置情報は、前記必要精度範囲内に先に到達する。
ここで、前記端末装置は、前記位置関連サービス情報については、前記許容誤差範囲内の位置情報を生成した時点ではなくて、前記必要精度範囲内の位置情報を生成した時点で前記情報提供装置に対して前記位置関連サービス情報を要求している。
このため、前記端末装置が、前記位置関連サービス情報を取得し、前記許容誤差範囲内の位置情報を生成した時点で、前記位置関連サービス情報を利用することができる。
すなわち、前記許容誤差範囲内の位置情報を生成した後に、前記情報提供装置に対して、前記位置関連サービス情報を要求する場合よりも早く、前記情報提供装置に対して前記位置関連サービス情報を要求し、前記位置関連サービス情報をより早く取得できることを意味する。その結果として、より早く、前記位置関連サービス情報を利用することができる。
このため、前記端末装置が、前記位置関連サービス情報を取得し、前記許容誤差範囲内の位置情報を生成した時点で、前記位置関連サービス情報を利用することができる。
すなわち、前記許容誤差範囲内の位置情報を生成した後に、前記情報提供装置に対して、前記位置関連サービス情報を要求する場合よりも早く、前記情報提供装置に対して前記位置関連サービス情報を要求し、前記位置関連サービス情報をより早く取得できることを意味する。その結果として、より早く、前記位置関連サービス情報を利用することができる。
第4の発明は、第3の発明の構成において、前記位置関連サービス情報の利用方法に応じて前記許容誤差範囲を変更可能な構成となっていることを特徴とする。
例えば、前記位置関連サービス情報を前記端末装置の概略の位置を特定するために利用する場合には、前記端末装置の精密な位置を特定するために利用する場合に比べて、前記許容誤差範囲は大きくてもよい。それにもかかわらず、前記許容誤差範囲を小さいままに維持すると、不必要に高精度な測位を実施することになり、測位時間が不必要に長くなり、電力も不必要に消費する。
この点、第4の発明の構成によれば、前記位置関連サービス情報の利用方法に応じて前記許容誤差範囲を変更可能な構成となっているから、前記許容誤差範囲が広くてもよい場合には、前記許容誤差範囲を広く設定することができる。
これにより、不必要に高精度な測位を実施することがなくなるから、測位時間が不必要に長くなることを防止することができる。さらに、電力を不必要に消費することを防止することができる。
これにより、不必要に高精度な測位を実施することがなくなるから、測位時間が不必要に長くなることを防止することができる。さらに、電力を不必要に消費することを防止することができる。
前記目的は、第5の発明によれば、複数の位置情報衛星からの位置関連信号に基づいて現在位置の測位をする測位手段を有する端末装置と通信可能な情報提供装置であって、位置関連サービス情報を格納する位置関連サービス情報格納手段と、前記位置関連サービス情報を提供するために必要な位置情報の必要精度範囲を示す必要精度範囲情報を格納する必要精度範囲情報格納手段と、前記端末装置に対して、前記必要精度範囲情報を提供する必要精度範囲情報提供手段と、前記必要精度範囲内の前記位置情報に基づいて、前記位置関連サービス情報を選択する位置関連サービス情報選択手段と、を有することを特徴とする情報提供装置によって達成される。
第5の発明の構成によれば、前記情報提供装置は、前記必要精度範囲情報提供手段によって、前記端末装置に対して、前記必要精度範囲情報を提供することができる。
このため、前記端末装置は、前記位置関連サービス情報の提供を受けるために、前記必要精度範囲内の前記位置情報を生成すれば足り、不必要に高精度な前記位置情報を生成する必要がない。
すなわち、前記情報提供装置は、前記端末装置に対して、測位の目的に必要な精度の位置情報を生成することによって、測位時間を短縮するための情報を提供することができる。
このため、前記端末装置は、前記位置関連サービス情報の提供を受けるために、前記必要精度範囲内の前記位置情報を生成すれば足り、不必要に高精度な前記位置情報を生成する必要がない。
すなわち、前記情報提供装置は、前記端末装置に対して、測位の目的に必要な精度の位置情報を生成することによって、測位時間を短縮するための情報を提供することができる。
前記目的は、第6の発明によれば、複数の位置情報衛星からの位置関連信号に基づいて現在位置の測位をする測位手段を有する端末装置が、位置関連サービス情報を提供する情報提供装置から、前記情報提供装置が前記位置関連サービス情報を提供するために必要な位置情報の必要精度範囲を示す必要精度範囲情報を取得する必要精度範囲情報取得ステップと、前記端末装置が、前記測位手段によって生成した位置情報の精度が、前記必要精度範囲内か否かを判断する必要精度範囲内外判断ステップと、前記端末装置が、前記必要精度範囲内の前記位置情報によって、前記情報提供装置に対して前記位置関連サービス情報を要求する位置関連サービス情報要求ステップと、を有することを特徴とする端末装置の制御方法によって達成される。
第6の発明の構成によれば、第2の発明の構成と同様に、測位の目的に必要な精度の位置情報を生成することによって、測位時間を短縮することができる。
前記目的は、第7の発明によれば、コンピュータに、複数の位置情報衛星からの位置関連信号に基づいて現在位置の測位をする測位手段を有する端末装置が、位置関連サービス情報を提供する情報提供装置から、前記情報提供装置が前記位置関連サービス情報を提供するために必要な位置情報の必要精度範囲を示す必要精度範囲情報を取得する必要精度範囲情報取得ステップと、前記端末装置が、前記測位手段によって生成した位置情報の精度が、前記必要精度範囲内か否かを判断する必要精度範囲内外判断ステップと、前記端末装置が、前記必要精度範囲内の前記位置情報によって、前記情報提供装置に対して前記位置関連サービス情報を要求する位置関連サービス情報要求ステップと、を実行させることを特徴とする端末装置の制御プログラムによって達成される。
前記目的は、第8の発明によれば、コンピュータに、複数の位置情報衛星からの位置関連信号に基づいて現在位置の測位をする測位手段を有する端末装置が、位置関連サービス情報を提供する情報提供装置から、前記情報提供装置が前記位置関連サービス情報を提供するために必要な位置情報の必要精度範囲を示す必要精度範囲情報を取得する必要精度範囲情報取得ステップと、前記端末装置が、前記測位手段によって生成した位置情報の精度が、前記必要精度範囲内か否かを判断する必要精度範囲内外判断ステップと、前記端末装置が、前記必要精度範囲内の前記位置情報によって、前記情報提供装置に対して前記位置関連サービス情報を要求する位置関連サービス情報要求ステップと、を実行させることを特徴とする端末装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって達成される。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る測位システム10を示す概略図である。
図1に示すように、測位システム10は、サーバ50を有する。サーバ50は、位置関連サービス情報である例えば、地域地図情報252a等(図4参照)を提供する情報提供装置の一例である。
図1に示すように、測位システム10は、サーバ50を有する。サーバ50は、位置関連サービス情報である例えば、地域地図情報252a等(図4参照)を提供する情報提供装置の一例である。
図1に示すように、測位システム10は、端末20を有する。端末20は、複数の位置情報衛星である例えば、GPS衛星12a,12b,12c,12dからの位置関連信号である例えば、信号S1,S2,S3及びS4を受信するための端末GPS装置32を有する。端末20はまた、サーバ50と通信するための通信手段の一例である例えば、端末通信装置30を有する。端末20は、端末通信装置30によって、通信基地局である基地局40及び通信網である例えば、インターネット網45を介してサーバ50と通信可能になっている。
なお、端末20は、携帯電話機、PHS(Personal Handy−phone System)、PDA(Personal Digital Assistance)等であるが、これらに限らない。
なお、端末20は、携帯電話機、PHS(Personal Handy−phone System)、PDA(Personal Digital Assistance)等であるが、これらに限らない。
測位システム10は、端末20が、サーバ50から後述の例えば、地域地図情報252aを取得して、その地域地図情報252aと端末20の現在位置を示す位置情報を合成して表示するシステムである。
端末20の現在位置は、東京都千代田区であり、東京都千代田区に対応する地域地図情報は地域地図情報252aであるという前提で、以下説明を続ける。
端末20の現在位置は、東京都千代田区であり、東京都千代田区に対応する地域地図情報は地域地図情報252aであるという前提で、以下説明を続ける。
(サーバ50の主なハードウエア構成について)
図2はサーバ50の主なハードウエア構成を示す概略図である。
図2に示すように、サーバ50は、コンピュータを有しており、コンピュータは、バス52を有する。
このバス52には、CPU(Central Processing Unit)54、記憶装置56、外部記憶装置58等が接続されている。記憶装置56は例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等であり、外部記憶装置58は例えば、HD(Hard Disk)等である。
図2はサーバ50の主なハードウエア構成を示す概略図である。
図2に示すように、サーバ50は、コンピュータを有しており、コンピュータは、バス52を有する。
このバス52には、CPU(Central Processing Unit)54、記憶装置56、外部記憶装置58等が接続されている。記憶装置56は例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等であり、外部記憶装置58は例えば、HD(Hard Disk)等である。
また、このバス52には、各種情報等を入力するための入力装置60が接続されている。
また、このバス52には、端末20等と通信するためのサーバ通信装置62、各種情報等を表示するための表示装置64が接続されている。
また、このバス52には、端末20等と通信するためのサーバ通信装置62、各種情報等を表示するための表示装置64が接続されている。
(端末20の主なハードウエア構成について)
図3は端末20の主なハードウエア構成を示す概略図である。
図3に示すように、端末20は、コンピュータを有しており、コンピュータは、バス22を有する。
このバス22には、CPU24、記憶装置26等が接続されている。
図3は端末20の主なハードウエア構成を示す概略図である。
図3に示すように、端末20は、コンピュータを有しており、コンピュータは、バス22を有する。
このバス22には、CPU24、記憶装置26等が接続されている。
また、このバス22には、各種情報等を入力するための入力装置28が接続されている。
また、このバス22には、サーバ50等と通信するための端末通信装置30、端末GPS装置32が接続されている。
さらに、このバス22には、各種情報等を表示するための表示装置34が接続されている。
また、このバス22には、サーバ50等と通信するための端末通信装置30、端末GPS装置32が接続されている。
さらに、このバス22には、各種情報等を表示するための表示装置34が接続されている。
(サーバ50の主なソフトウエア構成について)
図4は、サーバ50の主なソフトウエア構成を示す概略図である。
図4に示すようにサーバ50は、各部を制御するサーバ制御部200、図2のサーバ通信装置62に対応するサーバ通信部202等を有する。
図4は、サーバ50の主なソフトウエア構成を示す概略図である。
図4に示すようにサーバ50は、各部を制御するサーバ制御部200、図2のサーバ通信装置62に対応するサーバ通信部202等を有する。
図4に示すように、サーバ50は、各種プログラムを格納するサーバ第1記憶部210、各種情報を格納するサーバ第2記憶部250を有する。
図4に示すように、サーバ50は、サーバ第2記憶部250に地図情報252を格納している。地図情報252は、例えば日本全国の地図であり、例えば、東京都千代田区の範囲を示す地域地図情報252a、東京都中央区の範囲を示す地域地図情報252b等の地域ごとの地域地図情報を、サーバ50が端末20に提供できるような構成になっている。なお、サーバ50は、地域地図情報252a等を例えば、全国の市町村について有している。
この地図情報252及び地域地図情報252a等は位置関連サービス情報の一例であり、サーバ第2記憶部250は位置関連サービス情報格納手段の一例である。
この地図情報252及び地域地図情報252a等は位置関連サービス情報の一例であり、サーバ第2記憶部250は位置関連サービス情報格納手段の一例である。
図4に示すように、サーバ50は、サーバ第2記憶部250にサーバ側要求精度情報254を格納している。サーバ側要求精度情報254は、サーバ制御部200が、地域地図情報252a等を提供するために必要な位置情報の精度を示す情報である。サーバ側要求精度情報254に示される精度は例えば、500メートル(m)である。
この500メートル(m)は必要精度範囲の一例であり、サーバ側要求精度情報254は必要精度範囲情報の一例である。そして、サーバ第2記憶部250は、必要精度範囲情報格納手段の一例である。
この500メートル(m)は必要精度範囲の一例であり、サーバ側要求精度情報254は必要精度範囲情報の一例である。そして、サーバ第2記憶部250は、必要精度範囲情報格納手段の一例である。
図4に示すように、サーバ50は、サーバ第1記憶部210に要求精度情報送信プログラム212を格納している。要求精度情報送信プログラム212は、サーバ制御部200が、端末20からの要求に基づいて、端末20に対してサーバ側要求精度情報254を送信するための情報である。すなわち、要求精度情報送信プログラム212とサーバ制御部 200は、必要精度範囲情報提供手段の一例である。
図4に示すように、サーバ50は、サーバ第1記憶部210に地図情報選択プログラム214を格納している。地図情報選択プログラム214は、サーバ制御部200が、サーバ側要求精度情報254に示される精度範囲内の位置情報に基づいて、地図情報252から例えば、地域地図情報252aを選択するための情報である。すなわち、地図情報選択プログラム214とサーバ制御部200は、位置関連サービス情報選択手段の一例である。
図4に示すように、サーバ50は、サーバ第1記憶部210に地図情報送信プログラム216を格納している。地図情報送信プログラム216は、サーバ制御部200が、地図情報選択プログラム214によって選択した例えば、地域地図情報252aを端末20に送信するための情報である。
上述のように、サーバ50は、端末20に対して、サーバ側要求精度情報254を提供することができる。
このため、端末20は、例えば、地域地図情報の提供を受けるために、要求精度範囲内の測位結果情報158(図5参照)を生成すれば足り、不必要に高精度な測位結果情報158を生成する必要がない。
すなわち、サーバ50は、端末20に対して、測位の目的に必要な精度の測位結果情報158を生成することによって、測位時間を短縮するための情報を提供することができる。
このため、端末20は、例えば、地域地図情報の提供を受けるために、要求精度範囲内の測位結果情報158(図5参照)を生成すれば足り、不必要に高精度な測位結果情報158を生成する必要がない。
すなわち、サーバ50は、端末20に対して、測位の目的に必要な精度の測位結果情報158を生成することによって、測位時間を短縮するための情報を提供することができる。
(端末20のソフトウエア構成について)
図5は、端末20の主なソフトウエア構成を示す概略図である。
図5に示すように端末20は、各部を制御する端末制御部100、図3の端末通信装置30に対応する端末通信部102、図3の端末GPS装置32に対応する端末GPS部104等を有する。
図5は、端末20の主なソフトウエア構成を示す概略図である。
図5に示すように端末20は、各部を制御する端末制御部100、図3の端末通信装置30に対応する端末通信部102、図3の端末GPS装置32に対応する端末GPS部104等を有する。
図5に示すように、端末20は、各種プログラムを格納する端末第1記憶部110、各種情報を格納する端末第2記憶部150を有する。
図5に示すように、端末20は、端末第1記憶部110に、要求精度情報取得プログラム112を格納している。要求精度情報取得プログラム112は、端末制御部100が、サーバ50からサーバ側要求精度情報254(図4参照)を取得するための情報である。すなわち、要求精度情報取得プログラム112と端末制御部100は、必要精度範囲情報取得手段の一例である。
図5に示すように、端末20は、端末第1記憶部110に、要求精度情報取得プログラム112を格納している。要求精度情報取得プログラム112は、端末制御部100が、サーバ50からサーバ側要求精度情報254(図4参照)を取得するための情報である。すなわち、要求精度情報取得プログラム112と端末制御部100は、必要精度範囲情報取得手段の一例である。
具体的には、端末制御部100は要求精度情報取得プログラム112に基づいて、端末通信部102によってサーバ50に対して、サーバ側要求精度情報254の送信を要求し、端末通信部102によってサーバ50からサーバ側要求精度情報254を受信する。
端末制御部100は、サーバ50から取得したサーバ側要求精度情報254を、端末側要求精度情報152として端末第2記憶部150に格納する。この端末側要求精度情報152もまた、必要精度範囲情報の一例である。
端末制御部100は、サーバ50から取得したサーバ側要求精度情報254を、端末側要求精度情報152として端末第2記憶部150に格納する。この端末側要求精度情報152もまた、必要精度範囲情報の一例である。
図5に示すように、端末20は、端末第1記憶部110に、測位プログラム114を格納している。測位プログラム114は、端末制御部100が、端末GPS部104によってGPS衛星12a等(図1参照)から信号S1等を受信し、受信した信号S1等に基いて、端末20の現在位置の測位計算を行って測位結果情報158を生成するための情報である。この測位プログラム114と端末制御部100は、測位手段の一例である。なお、測位演算と測位は同義で使用する。
詳細には、端末制御部100は測位プログラム114によって、衛星情報154及び初期位置情報156及び、信号S1等に基いて、測位結果情報158を生成する。衛星情報154は、各GPS衛星12a等の衛星軌道情報等を示す情報(Ephemeris)である。初期位置情報156は例えば、前回の測位結果情報158である。
詳細には、端末制御部100は測位プログラム114によって、衛星情報154及び初期位置情報156及び、信号S1等に基いて、測位結果情報158を生成する。衛星情報154は、各GPS衛星12a等の衛星軌道情報等を示す情報(Ephemeris)である。初期位置情報156は例えば、前回の測位結果情報158である。
図6は、測位演算等の概念図である。
図6(a)、図6(b)及び図6(c)の等の測位演算部は、測位プログラム114と端末制御部100に対応する。そして、地図情報要求部は、後述の地図情報取得プログラム118と端末制御部100に対応する。
端末制御部100は測位プログラム114によって、図6(a)等に示すように、測位演算を反復的に実施し(反復演算を行い)、時間経過とともに測位精度を向上していく。
すなわち、端末制御部100は測位結果情報158を継続的に生成し、測位精度を向上しつつ更新している。
図6(a)、図6(b)及び図6(c)の等の測位演算部は、測位プログラム114と端末制御部100に対応する。そして、地図情報要求部は、後述の地図情報取得プログラム118と端末制御部100に対応する。
端末制御部100は測位プログラム114によって、図6(a)等に示すように、測位演算を反復的に実施し(反復演算を行い)、時間経過とともに測位精度を向上していく。
すなわち、端末制御部100は測位結果情報158を継続的に生成し、測位精度を向上しつつ更新している。
図5に示すように、端末20は、端末第1記憶部110に、要求精度範囲内外判断プログラム116を格納している。要求精度範囲内外判断プログラム116は、端末制御部100が、測位結果情報158の測位精度が、端末側要求精度情報152に示される精度である例えば、500メートル(m)以内か否かを判断するための情報である。すなわち、
要求精度範囲内外判断プログラム116と端末制御部100は、必要精度範囲内外判断手段の一例である。
要求精度範囲内外判断プログラム116と端末制御部100は、必要精度範囲内外判断手段の一例である。
図5に示すように、端末20は、端末第1記憶部110に、地域地図情報要求プログラム118を格納している。地域地図情報要求プログラム118は、端末制御部100が、
端末側要求精度情報152に示される精度である例えば、500メートル(m)以内の測位結果情報158によって、サーバ50に対して例えば、地域地図情報252aを要求するための情報である。すなわち、地域地図情報要求プログラム118と端末制御部100は、位置関連サービス情報要求手段の一例である。
端末側要求精度情報152に示される精度である例えば、500メートル(m)以内の測位結果情報158によって、サーバ50に対して例えば、地域地図情報252aを要求するための情報である。すなわち、地域地図情報要求プログラム118と端末制御部100は、位置関連サービス情報要求手段の一例である。
具体的には、端末制御部100は地域地図情報要求プログラム118によって、精度が500メートル(m)以内の測位結果情報158を送信することによって例えば、その測位結果情報158に示される測位位置に対応する地域地図情報を、端末通信部102を介して要求する。そして、端末20は例えば、東京都千代田区の範囲を示す地域地図情報252aを端末通信部102によって受信する。
図6に示すように、端末20による測位精度は、反復演算によって時間経過とともに向上していき、例えば、時刻t2の時点で測位精度が500メートル(m)になる。
そして、端末20は、図6(b)に示すように、最初に測位結果情報158の測位精度が500メートル(m)以内であると判断した時点である例えば、時刻t2において、サーバ50に対して、地域地図情報252aを要求する。
すなわち、端末20は、反復演算を継続して測位結果情報158の測位精度が500メートル(m)以内よりもさらに向上し、例えば、10メートル(m)以内になった時点である時刻t3において地域地図情報252aを要求するのではなく、時刻t2において地域地図情報を要求する。
そして、端末20は、図6(b)に示すように、最初に測位結果情報158の測位精度が500メートル(m)以内であると判断した時点である例えば、時刻t2において、サーバ50に対して、地域地図情報252aを要求する。
すなわち、端末20は、反復演算を継続して測位結果情報158の測位精度が500メートル(m)以内よりもさらに向上し、例えば、10メートル(m)以内になった時点である時刻t3において地域地図情報252aを要求するのではなく、時刻t2において地域地図情報を要求する。
本実施の形態とは異なり、端末20が、図6(a)に示すように、時刻t3においてサーバ50に対して地域地図情報を要求する場合には、サーバ50から地域地図情報252aを取得する時刻は例えば、t5になる。
これに対して、本実施の形態の端末20は、図6(b)に示すように、時刻t2において地域地図情報を要求するから、サーバ50から地域地図情報252aを取得する時刻はより早くなり、例えば、t4になる。
これに対して、本実施の形態の端末20は、図6(b)に示すように、時刻t2において地域地図情報を要求するから、サーバ50から地域地図情報252aを取得する時刻はより早くなり、例えば、t4になる。
端末制御部100は、サーバ50から取得した例えば、地域地図情報252aを、端末地域地図情報160として端末第2記憶部150に格納する。この端末地域地図情報160もまた、位置関連サービス情報の一例である。
図5に示すように、端末20は、端末第1記憶部110に、許容誤差範囲内外判断プログラム120を格納している。許容誤差範囲内外判断プログラム120は、端末制御部100が、測位結果情報158の測位精度が許容誤差範囲情報162に示される許容誤差範囲である例えば、10メートル(m)以内か否かを判断するための情報である。すなわち、許容誤差範囲内外判断プログラム120と端末制御部100は、許容誤差範囲内外判断手段の一例である。
ここで、許容誤差範囲情報162は、端末地域地図情報160を利用するための位置情報の許容誤差範囲を示す情報である。すなわち、許容誤差範囲情報162は、許容誤差範囲情報の一例である。そして、端末第2記憶部150は、許容誤差範囲情報格納手段の一例である。
ここで、許容誤差範囲情報162は、端末地域地図情報160を利用するための位置情報の許容誤差範囲を示す情報である。すなわち、許容誤差範囲情報162は、許容誤差範囲情報の一例である。そして、端末第2記憶部150は、許容誤差範囲情報格納手段の一例である。
そして、端末制御部100は許容誤差範囲内外判断プログラム120によって、測位結果情報158の測位精度が許容誤差範囲内であると判断した時点で、測位プログラム114による測位演算を完了する。
すなわち、図6(b)に示すように、端末制御部100は、測位結果情報158の測位
精度が許容誤差範囲内である例えば、10メートル(m)になった時点t3において測位を完了する。
すなわち、図6(b)に示すように、端末制御部100は、測位結果情報158の測位
精度が許容誤差範囲内である例えば、10メートル(m)になった時点t3において測位を完了する。
上述の許容誤差範囲情報162に示される許容誤差範囲は、端末地域地図情報160
の利用方法に応じて変更可能になっている。
端末地域地図情報160に示される例えば、東京都千代田区の地図に端末20の現在位置を表示して、端末20の使用者以外の第三者との、待ち合わせ場所の位置を正確に知るという利用方法の場合には、端末20の位置が例えば、特定の建物や特定の道路によって特定できる必要がある。この場合、許容誤差範囲情報162に示される許容誤差範囲は例えば、10メートル(m)である。
の利用方法に応じて変更可能になっている。
端末地域地図情報160に示される例えば、東京都千代田区の地図に端末20の現在位置を表示して、端末20の使用者以外の第三者との、待ち合わせ場所の位置を正確に知るという利用方法の場合には、端末20の位置が例えば、特定の建物や特定の道路によって特定できる必要がある。この場合、許容誤差範囲情報162に示される許容誤差範囲は例えば、10メートル(m)である。
これに対して、例えば、東京都千代田区の中心にいるのか、東側にいるのかという概略の位置を知るという利用方法の場合には、許容誤差範囲情報162に示される許容誤差範囲は例えば、100メートル(m)でもよい。
許容誤差範囲を100メートル(m)に設定した場合には、図6(c)に示すように、
端末制御部100は、測位結果情報158の測位精度が、100メートル(m)になった時点において測位を完了する。すなわち、許容誤差範囲を10メートル(m)に設定した場合の測位完了時点t3よりも早い時点で測位を完了する。このため、測位に必要な電力消費を低減することができる。
許容誤差範囲を100メートル(m)に設定した場合には、図6(c)に示すように、
端末制御部100は、測位結果情報158の測位精度が、100メートル(m)になった時点において測位を完了する。すなわち、許容誤差範囲を10メートル(m)に設定した場合の測位完了時点t3よりも早い時点で測位を完了する。このため、測位に必要な電力消費を低減することができる。
以上のように、端末20の許容誤差範囲は変更可能になっているから、端末地域地図情報160の利用方法に応じて適切な範囲に設定することができる。
なお、許容誤差範囲情報162に示される許容誤差範囲は、端末側要求精度情報152に示される要求精度範囲よりも小さい。要求精度範囲の測位結果情報158は、サーバ50から、特定の地域範囲である例えば、東京都千代田区を示す地域地図情報252aを取得するという目的に使用するものであるから、東京都千代田区内の位置を詳細に特定する必要はない。これに対して、許容誤差範囲の測位結果情報158は、例えば、東京都千代田区を示す地域地図情報252aに現在位置を表示するという目的に使用するものであるから、東京都千代田区のいずれかの地点を地域地図情報252aの利用方法に応じて詳細に特定する必要があるからである。
図5に示すように、端末20は、端末第1記憶部110に、合成情報生成プログラム122を格納している。合成情報生成プログラム122は、端末制御部100が、端末側地域地図情報160と許容誤差範囲内の測位結果情報158を合成して合成情報164を生成するための情報である。
端末20は、図6(b)に示すように、測位精度が500メートル(m)の時点で地域地図情報を要求しているから、サーバ50から地域地図情報252aを例えば、時刻t4において受信することができる。図6(b)の例では、時刻t3において既に許容誤差範囲内の測位結果情報158を生成しているから、端末20は、地域地図情報252aを受信した時刻t4において、合成情報164を生成することができる。
図5に示すように、端末20は、端末第1記憶部110に、合成情報表示プログラム124を格納している。合成情報表示プログラム124は、端末制御部100が、合成情報164を表示装置34(図3参照)の表示画面(図示せず)に表示するための情報である。
これにより、端末20の使用者(図示せず)は、端末地域地図情報160と現在位置を合成した画像を見ることができる。
これにより、端末20の使用者(図示せず)は、端末地域地図情報160と現在位置を合成した画像を見ることができる。
上述のように、端末20は、サーバ50から地域地図情報の提供を受けるために必要な精度において、測位を行う。
このため、端末20は、サーバ50から地域地図情報の提供を受けるという目的に対して、不必要に高精度な測位を行うことがない。
すなわち、端末20は、測位の目的に必要な精度の位置情報を生成することによって、測位時間を短縮することができる。
このため、端末20は、サーバ50から地域地図情報の提供を受けるという目的に対して、不必要に高精度な測位を行うことがない。
すなわち、端末20は、測位の目的に必要な精度の位置情報を生成することによって、測位時間を短縮することができる。
また、端末20は、地域地図情報については、端末側要求精度情報152に示される要求精度範囲内の位置情報を生成した時点でサーバ50に対して地域地図情報を要求している。
すなわち、許容誤差範囲内の位置情報を生成した後に、サーバ50に対して、地域地図情報を要求する場合よりも早く、サーバ50に対して地域地図情報を要求し、地域地図情報をより早く取得することができる。その結果として、より早く、地域地図情報を取得し、これを利用することができる。
すなわち、許容誤差範囲内の位置情報を生成した後に、サーバ50に対して、地域地図情報を要求する場合よりも早く、サーバ50に対して地域地図情報を要求し、地域地図情報をより早く取得することができる。その結果として、より早く、地域地図情報を取得し、これを利用することができる。
さらに、端末20は、地域地図情報の利用方法に応じて許容誤差範囲を変更可能な構成となっているから、許容誤差範囲が広くてもよい場合には、許容誤差範囲を広く設定することができる。
例えば、地域地図情報を端末20の概略の位置を特定するために利用する場合には、端末20の精密な位置を特定するために利用する場合に比べて、許容誤差範囲は大きくてもよい。それにもかかわらず、許容誤差範囲を小さいままに維持すると、不必要に高精度な測位を実施することになり、測位時間が不必要に長くなり、電力も不必要に消費する。
例えば、地域地図情報を端末20の概略の位置を特定するために利用する場合には、端末20の精密な位置を特定するために利用する場合に比べて、許容誤差範囲は大きくてもよい。それにもかかわらず、許容誤差範囲を小さいままに維持すると、不必要に高精度な測位を実施することになり、測位時間が不必要に長くなり、電力も不必要に消費する。
この点、端末20は、地域地図情報の利用方法に応じて許容誤差範囲を変更可能な構成となっているから、不必要に高精度な測位を実施することがないから、測位時間が不必要に長くなることを防止することがおできる。さらに、電力を不必要に消費することも防止することができる。
以上が本実施の形態に係る測位システム10の構成であるが、以下、その動作例を主に図7を使用して説明する。
図7は本実施の形態に係る測位システム10の動作例を示す概略フローチャートである。
まず、端末20は、サーバ50からサーバ側要求精度情報254(図4参照)を取得する(図7のステップST1)。このステップST1は、必要精度範囲情報取得ステップの一例である。
端末20は、サーバ50から取得したサーバ側要求精度情報254を、端末側要求精度情報152として端末第2記憶部150(図5参照)に格納する。
端末20は、サーバ50から取得したサーバ側要求精度情報254を、端末側要求精度情報152として端末第2記憶部150(図5参照)に格納する。
続いて、端末20は、GPS衛星12a等からの信号S1等(図1参照)に基づいて、測位演算を開始する(ステップST2)。
続いて、端末20は、測位結果情報158の測位精度が端末側要求精度情報152に示される要求精度範囲内である例えば、500メートル(m)以内である否かを判断する(ステップST3)。このステップST3は、必要精度範囲内外判断ステップの一例である。
続いて、端末20は、測位結果情報158の測位精度が端末側要求精度情報152に示される要求精度範囲内である例えば、500メートル(m)以内である否かを判断する(ステップST3)。このステップST3は、必要精度範囲内外判断ステップの一例である。
ステップST3において、端末20が、測位結果情報158の測位精度が要求精度範囲内である例えば、500メートル(m)以内であると判断した場合には、要求精度範囲内の測位結果情報158をサーバ50に送信し、地域地図情報を要求する(ステップST4)。このステップST4は、位置関連サービス情報要求ステップの一例である。
なお、ステップST3において、端末20が、測位結果情報158の測位精度が要求精度範囲内ではないと判断した場合には、サーバ50に地域地図情報を要求することなく、測位を継続する。
なお、ステップST3において、端末20が、測位結果情報158の測位精度が要求精度範囲内ではないと判断した場合には、サーバ50に地域地図情報を要求することなく、測位を継続する。
続いて、端末20は、測位結果情報158の測位精度が、許容誤差範囲情報162に示される許容誤差範囲である例えば、10メートル(m)以内であるか否かを判断する(ステップST5)。端末20は、測位結果情報158の測位精度が、許容誤差範囲情報162に示される許容誤差範囲である例えば、10メートル(m)以内であると判断すると測位を完了する。
なお、端末20は、測位結果情報158の測位精度が、許容誤差範囲情報162に示される許容誤差範囲である例えば、10メートル(m)以外であると判断した場合には、測位を継続する。
なお、端末20は、測位結果情報158の測位精度が、許容誤差範囲情報162に示される許容誤差範囲である例えば、10メートル(m)以外であると判断した場合には、測位を継続する。
続いて、端末20は、サーバ50から例えば、地域地図情報252aを取得する(ステップST6)。端末20は、サーバ50から取得した地域地図情報252aを端末地域地図情報160として端末第2記憶部150(図5参照)に格納する。
続いて、端末20は、測位結果情報158と端末地域地図情報160を合成して合成情報164(図5参照)を生成し、表示装置34(図3参照)に表示する。
上述のように、端末20は、サーバ50から地域地図情報の提供を受けるために必要な精度において、測位を行う。
このため、端末20は、サーバ50から地域地図情報の提供を受けるという目的に対して、不必要に高精度な測位を行うことがない。
これにより、サーバ50から地域地図情報の提供を受けるまでの時間を短縮することができ、その結果として、地域地図情報をより早く利用することができる。
このため、端末20は、サーバ50から地域地図情報の提供を受けるという目的に対して、不必要に高精度な測位を行うことがない。
これにより、サーバ50から地域地図情報の提供を受けるまでの時間を短縮することができ、その結果として、地域地図情報をより早く利用することができる。
(プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体等について)
コンピュータに上述の動作例の必要精度範囲情報取得ステップと、必要精度範囲内外判断ステップと、位置関連サービス情報要求ステップ等を実行させるための端末装置の制御プログラムとすることができる。
また、このような端末装置の制御プログラム等を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等とすることもできる。
コンピュータに上述の動作例の必要精度範囲情報取得ステップと、必要精度範囲内外判断ステップと、位置関連サービス情報要求ステップ等を実行させるための端末装置の制御プログラムとすることができる。
また、このような端末装置の制御プログラム等を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等とすることもできる。
これら端末装置の制御プログラム等をコンピュータにインストールし、コンピュータによって実行可能な状態とするために用いられるプログラム格納媒体は、例えばフロッピー(登録商標)のようなフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Compact Disc−Recordable)、CD−RW(Compact Disc−Rewriterble)、DVD(Digital Versatile Disc)などのパッケージメディアのみならず、プログラムが一時的若しくは永続的に格納される半導体メモリ、磁気ディスクあるいは光磁気ディスクなどで実現することができる。
本発明は、上述の各実施の形態に限定されない。さらに、上述の各実施の形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。
10・・・測位システム、12a,12b,12c,12d・・・GPS衛星、20・・・端末、40・・・基地局、45・・・インターネット網、112・・・要求精度情報取得プログラム、114・・・測位プログラム、116・・・要求精度範囲内外判断プログラム、118・・・地域地図情報要求プログラム、120・・・許容誤差範囲内外判断プログラム、122・・・合成情報生成プログラム、124・・・合成情報表示プログラム、212・・・要求精度情報送信プログラム、214・・・地図情報選択プログラム
Claims (8)
- 複数の位置情報衛星からの位置関連信号に基づいて現在位置の測位をする測位手段を有する端末装置と、
前記端末装置と通信可能な情報提供装置と、
を有する測位システムであって、
前記情報提供装置は、
位置関連サービス情報を格納する位置関連サービス情報格納手段と、
前記位置関連サービス情報を提供するために必要な位置情報の必要精度範囲を示す必要精度範囲情報を格納する必要精度範囲情報格納手段と、
前記端末装置に対して、前記必要精度範囲情報を提供する必要精度範囲情報提供手段と、
前記必要精度範囲内の位置情報に基づいて、前記位置関連サービス情報を選択する位置関連サービス情報選択手段と、
を有し、
前記端末装置は、
前記情報提供装置から前記必要精度範囲情報を取得する必要精度範囲情報取得手段と、
前記測位手段によって生成した位置情報の精度が、前記必要精度範囲内か否かを判断する必要精度範囲内外判断手段と、
前記必要精度範囲内の前記位置情報によって、前記情報提供装置に対して前記位置関連サービス情報を要求する位置関連サービス情報要求手段と、
を有することを特徴とする測位システム。 - 複数の位置情報衛星からの位置関連信号に基づいて現在位置の測位をする測位手段を有する端末装置であって、
位置関連サービス情報を提供する情報提供装置と通信するための通信手段と、
前記情報提供装置から、前記情報提供装置が前記位置関連サービス情報を提供するために必要な位置情報の必要精度範囲を示す必要精度範囲情報を取得する必要精度範囲情報取得手段と、
前記測位手段によって生成した位置情報の精度が、前記必要精度範囲内か否かを判断する必要精度範囲内外判断手段と、
前記必要精度範囲内の前記位置情報によって、前記情報提供装置に対して前記位置関連サービス情報を要求する位置関連サービス情報要求手段と、
を有することを特徴とする端末装置。 - 前記位置関連サービス情報を利用するための位置情報の許容誤差範囲を示す許容誤差範囲情報を格納する許容誤差範囲情報格納手段と、
前記測位手段によって生成した位置情報の精度が、前記許容誤差範囲内か否かを判断する許容誤差範囲内外判断手段と、
を有し、
前記許容誤差範囲は前記必要精度範囲よりも小さく、
前記必要精度範囲内の前記位置情報を生成した時点で、前記情報提供装置に対して前記位置関連サービス情報を要求し、
前記許容誤差範囲内の前記位置情報を生成した時点で、前記測位手段による測位を完了する構成となっていることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。 - 前記位置関連サービス情報の利用方法に応じて前記許容誤差範囲を変更可能な構成となっていることを特徴とする請求項3に記載の端末装置。
- 複数の位置情報衛星からの位置関連信号に基づいて現在位置の測位をする測位手段を有する端末装置と通信可能な情報提供装置であって、
位置関連サービス情報を格納する位置関連サービス情報格納手段と、
前記位置関連サービス情報を提供するために必要な位置情報の必要精度範囲を示す必要精度範囲情報を格納する必要精度範囲情報格納手段と、
前記端末装置に対して、前記必要精度範囲情報を提供する必要精度範囲情報提供手段と、
前記必要精度範囲内の前記位置情報に基づいて、前記位置関連サービス情報を選択する位置関連サービス情報選択手段と、
を有することを特徴とする情報提供装置。 - 複数の位置情報衛星からの位置関連信号に基づいて現在位置の測位をする測位手段を有する端末装置が、位置関連サービス情報を提供する情報提供装置から、前記情報提供装置が前記位置関連サービス情報を提供するために必要な位置情報の必要精度範囲を示す必要精度範囲情報を取得する必要精度範囲情報取得ステップと、
前記端末装置が、前記測位手段によって生成した位置情報の精度が、前記必要精度範囲内か否かを判断する必要精度範囲内外判断ステップと、
前記端末装置が、前記必要精度範囲内の前記位置情報によって、前記情報提供装置に対して前記位置関連サービス情報を要求する位置関連サービス情報要求ステップと、
を有することを特徴とする端末装置の制御方法。 - コンピュータに、
複数の位置情報衛星からの位置関連信号に基づいて現在位置の測位をする測位手段を有する端末装置が、位置関連サービス情報を提供する情報提供装置から、前記情報提供装置が前記位置関連サービス情報を提供するために必要な位置情報の必要精度範囲を示す必要精度範囲情報を取得する必要精度範囲情報取得ステップと、
前記端末装置が、前記測位手段によって生成した位置情報の精度が、前記必要精度範囲内か否かを判断する必要精度範囲内外判断ステップと、
前記端末装置が、前記必要精度範囲内の前記位置情報によって、前記情報提供装置に対して前記位置関連サービス情報を要求する位置関連サービス情報要求ステップと、
を実行させることを特徴とする端末装置の制御プログラム。 - コンピュータに、
複数の位置情報衛星からの位置関連信号に基づいて現在位置の測位をする測位手段を有する端末装置が、位置関連サービス情報を提供する情報提供装置から、前記情報提供装置が前記位置関連サービス情報を提供するために必要な位置情報の必要精度範囲を示す必要精度範囲情報を取得する必要精度範囲情報取得ステップと、
前記端末装置が、前記測位手段によって生成した位置情報の精度が、前記必要精度範囲内か否かを判断する必要精度範囲内外判断ステップと、
前記端末装置が、前記必要精度範囲内の前記位置情報によって、前記情報提供装置に対して前記位置関連サービス情報を要求する位置関連サービス情報要求ステップと、
を実行させることを特徴とする端末装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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