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JP2006122453A - 係止用不織布および吸収性物品 - Google Patents

係止用不織布および吸収性物品 Download PDF

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JP2006122453A JP2004316233A JP2004316233A JP2006122453A JP 2006122453 A JP2006122453 A JP 2006122453A JP 2004316233 A JP2004316233 A JP 2004316233A JP 2004316233 A JP2004316233 A JP 2004316233A JP 2006122453 A JP2006122453 A JP 2006122453A
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Abstract

【課題】より簡易な加工により、係止面の係止力を維持することができる係止用不織布およびこれを用いた吸収性物品を提供する。
【解決手段】被係止部6を係止してなる係止層5Aを備える係止用不織布において、係止層5Aに複数の孔部7を形成し、孔部7周辺の不織布が係止層5Aの係止面51と反対側の面から係止面51に向けて突出するように設けた。
【選択図】図5

Description

本発明は、係止用不織布およびこれを用いた吸収性物品に関する。
従来、係止面を有する雌型部材と被係止面を有する雄型部材からなる不織布ファスナは、安価に製造することができ、係止力が強く、繰り返しの着脱にも比較的高い耐久性を備える点で有用性、汎用性が高く、衣類や履物、鞄類から、使い捨てのトイレタリー用品まで広く用いられてきた。
そして、不織布ファスナの有用性をさらに高めることを目的として様々な改良がなされてきた。例えば、低コストで製造可能な不織布ファスナとして、接着剤裏当ての接着剤面を引き伸ばした状態で、不織ウェブからなる膜を接触させ、接着剤裏当てと不織ウェブとでラミネートを形成した上で、これらを弛緩させることによって形成される雌型部材(例えば、特許文献1参照。)や、不織布ファスナの長所である高い係止力をさらに効果的に発揮することのできる、特定の伸長率を有する不織布にエンボスを施すことによって形成される雌型部材(例えば、特許文献2参照。)などが知られている。
特表平10−501160号公報 特許第3490608号公報
しかしながら、特許文献1に挙げた発明においては、製造コストを抑えることはできるものの、雌型部材に、従来とは異なる特殊な加工を施すこととなり、製造工程そのものが複雑であって手間がかかるという問題があった。
また、特許文献2に挙げた発明によっては、雄型部材に対する係止力は高いものの、繰り返し着脱することによって雌型部材の係止面の表面基材が破壊されてしまい、雄型部材との係止力を維持することができないという問題があった。
そこで、本発明の課題は、より簡易な加工により、係止面の係止力を維持することができる係止用不織布およびこれを用いた吸収性物品を提供することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被係止部材を係止してなる係止層を備える係止用不織布において、前記係止層に複数の孔部が形成され、前記孔部周辺の不織布が当該係止層の係止面と反対側の面から前記係止面に向けて突出するように設けられることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の係止用不織布において、前記係止層の前記係止面と反対側の面の全体を覆い、前記孔部の開口を塞いでなる基材層を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の係止用不織布において、前記係止層と前記基材層とが超音波接着で接着されてなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の係止用不織布において、前記係止層の前記係止面に、繰り返し模様のエンボス加工が施され、前記繰り返し模様を形成する線分同士が交わらないことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れか一項に記載の係止用不織布において、前記係止層と前記基材層とが接する面のうち、少なくとも何れか一方に所定の印刷が施されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、装着時に装着者の腹側に位置する腹側部と、背側に位置する背側部と、股下に位置する股下部とに区分され、前記腹側部に設けられる係止部と、前記背側部の両側縁部に設けられ、前記係止部と着脱自在な被係止部と、を備える吸収性物品において、前記係止部が、請求項1〜5の何れか一項に記載の係止用不織布によって形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、係止層に複数の孔部が形成され、孔部周辺の不織布が係止面と反対側の面から係止面に向けて突出するように設けられているので、被係止部材は、主に係止面の孔部周辺の突出した不織布に係止されることとなる。
これにより、被係止部材の係止面への着脱を繰り返し行った場合であっても、孔部周辺の突出した不織布以外の不織布には着脱の際の負荷がかかりずらくなり、不織布が毛羽立ったり、抜け落ちたりすることによる表面構造の破壊が抑えられることとなり、従来のような特殊な加工を施さなくとも、より簡易な加工により、低コストで、係止用不織布の係止面の係止力を維持することができる。
請求項2に記載の発明によると、請求項1に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、基材層により、係止層の孔部の開口が塞がれることとなるので、例えば、係止用不織布を他の部材に接着させる場合に、基材層の裏面に接着剤を塗布することによって、係止層に形成された孔部から接着剤が染み出すことがなくなる。これにより、接着剤が係止面の孔部周辺に突出する不織布を潰した状態で硬化することによって生じる表面構造の破壊を回避することができ、係止面の係止力を低減させることなく係止用不織布を他の部材に固定することができる。
請求項3に記載の発明によると、請求項2に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、係止層と基材層が超音波で接着されることとなるため、接着剤を用いることなく両層を接着することが可能となり、孔部からの接着剤の染み出しによる係止面の表面構造の破壊を防ぎつつ、係止層と基材層を接着することができる。
請求項4に記載の発明によると、請求項2または3に記載の発明の効果が得られるのは勿論のこと、特に、係止層の係止面に形成された繰り返し模様を構成する線分同士の交点が存在しないこととなる。
従って、係止用不織布に力を加えても、開裂の起点となる交点が存在しないため、係止層が開裂することを効果的に防止することができる。
請求項5に記載の発明によると、請求項2〜4の何れか一項に記載の発明の効果が得られるのは勿論のこと、特に、印刷が係止層と基材層との間に施されることとなる。
これにより、例えば、係止面の表面に施された印刷用の樹脂が、係止面表面で不織布をコートして硬化することによって表面構造を破壊し、これによって引き起こされる係止面の係止力の低下や、基材層の裏面に印刷加工を施すことによって、印刷が不鮮明となることを防止することができ、係止面の係止力を低減させることなく鮮明な印刷加工を施すことができる。
請求項6に記載の発明によると、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明の効果が得られるのは勿論のこと、特に、係止部を構成する係止層に孔部を設けることによって、腹側部の通気性を低減させることなく係止部を設けることができることとなって、吸収性物品の使用感を向上させることができる。
以下に、本発明の最良の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限られない。
図1は本発明を適用した好適な実施の形態として例示する吸収性物品としての使い捨て紙おむつ(以下、「紙おむつ」という。)1を展開した平面展開図であって、図2は図1と裏表を逆にした平面展開図である。また、図3は、紙おむつ1を装着時の状態に組み立てた斜視図であって、図4は図1のIV−IV線での概略断面図である。
紙おむつ1は、人体との接触面側に設けられる透液性の不織布からなるトップシート1aと、装着時に人体との接触面と反対側の外部側に設けられる不透液性のバックシート1bと、トップシート1aとバックシート1bとの間に介装される吸収体1cとにより主に構成される。
また、紙おむつ1は、装着時に装着者の股部を腹側から背側にかけて覆うように形成される。具体的には、一方の端部に、装着者の腹側に位置する腹側部2が形成され、他方の端部に装着者の背側に位置する背側部3が形成され、腹側部2と背側部3との間に、装着者の股下に位置する股下部4が形成される。
トップシート1aは、紙おむつ1を装着した際に人体に接する面に設けられ、体液を受けて、吸収体1cまで輸送する役割を果たす、透液性のシートである。
透液性シートとしては、例えば、有孔または無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどにより形成されるものが挙げられる。不織布を構成する素材繊維としては、天然繊維、化学繊維のいずれを用いてもよい。
天然繊維の例としては、綿、セルロース(木材パルプ)、羊毛、絹、麻等が挙げられる。
また、化学繊維の例としては、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等のオレフィン系、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含むポリエステル系、ナイロンやアラミド等のポリアミド系、ポリアクリロニトリル(PAN)等のアクリル系といった合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、酢酸セルロースやプロミックス等の半合成繊維等を挙げることができる。また、PE/PP混合不織布、PE/PET混合不織布の他、上記素材を適宜組み合わせたバイコンポーネント繊維(混合繊維)等も用いることができる。
これらの繊維素材から不織布を製造する方法としては、公知の方法を適宜用いることができる。例えば、高圧水流で繊維同士を絡ませて接合させるウォーターパンチ法や、繊維を製紙と同様の方法で製造する抄紙法等の湿式法、合成樹脂等を加熱、溶融し、口金から押し出して延伸することにより形成された長繊維を均一に分散して熱圧着させるスパンボンド法、接着剤で接合させるケミカルボンド法や、低融点ポリマー及び自己溶融繊維で接合させるサーマルボンド法や、特殊針でニードリングして接合させるニードルパンチ法などの乾式法、ポリマー溶液を口金より噴出させて、網状フィブリルを形成させるフラッシュ紡糸法などの直接式法などの方法が挙げられる。また、これらの方法を組み合わせた方法等によっても不織布を製造することができる。
バックシート1bは、紙おむつ1を装着した際に人体に接する面と反対側の面に設けられ、体液などの紙おむつ1外部への染み出し、漏れ出しを防ぐ役割を果たす、不透液性のシートである。
不透液性シートとしては、例えば、ポリエチレン等の少なくとも遮水性を有するシート材であって、ムレ防止の観点から透湿性を有するシート材であることが好ましい。この遮水性と透湿性とを具備するシート材としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シート材が好適に用いられる。
またその他にも、不透液性を有するフィルム層と、通気性を有する不織布層からなるラミ不織布を用いても良い。ラミ不織布とは、例えばポリエチレンシート等に不織布を積層した、ラミネート不織布と呼ばれる不織布のことであり、不透液性と通気性を併せ持つ不織布である。
吸収体1cは、例えば、綿やパルプ等の吸収性素材や、繊維或いはフィルム等のシート状基材と高吸収性ポリマーのような高吸水性樹脂とが組み合わされて形成された吸収体コア(図示略)が、透液性のクレープ紙(図示略)等により覆われて構成されている。吸収体1cは、単層構造であっても良いし、複数層に分かれた構造でも構わない。吸収体1cは、人体の腹側部2から両脚の間の股下部4を通り背側部3に亘る位置に装着されている。
また、腹側部2のバックシート1b側には係止部5が設けられ、背側部3から、紙おむつ1の短手方向に突出するように設けられた両側縁部31、31のトップシート1a側には係止部5と着脱自在な被係止部6、6が設けられる。側縁部31は、例えば、トップシート1aとして例示した不織布などで形成されており、両側縁部31、31に設けられた被係止部6、6は、例えば、被係止部材としての雄型部材などによって形成される。
従って、装着者は、紙おむつ1の腹側部2を腹側に、背側部3を背側に、股下部4を股下に当接させ、背側部3の両側縁部31、31に設けられた被係止部6、6を、腰回りを亘って、腹側部2に設けられた係止部5に係止させることによって紙おむつ1を装着することができる。そして、装着者の脚回りは、腹側部2の側縁の一部と背側部3の側縁の一部および両側方が内側に凹むように形成される股下部4の側縁によって覆われることとなり、装着者の腰回りは、腹側部2と背側部3によって覆われることとなる。
係止部5は、係止用不織布により構成されている。図5は、係止部5の拡大断面図である。係止部5を構成する係止用不織布は、雄型部材などの被係止部材からなる被係止部6を係止してなる係止面51を備える係止層5Aと、係止層5Aの係止面51と反対側の面の全体を覆う基材層5Bと、を備えて構成される。
係止層5Aには、図5に示すように、孔部7が形成されており、係止面51と反対側の面から係止面51に向けて、孔部7周辺の不織布が突出するように設けられている。孔部7は、係止層5Aの全面に亘って一様に分布するように複数形成されており、かかる孔部7は、例えば、穿孔加工により形成される。そして、主に孔部7の周囲に突出する不織布部分が被係止部6と接触して被係止部6を係止する。
係止層5Aには、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロンなど、広く知られており汎用性の高い可塑性素材からなる単組成の素材若しくは複合組成の素材を用いることができるが、コスト面から、単組成のPPを用いることが好ましい。
また係止層5Aは、長繊維で構成されるスパンボンド不織布を用いるのが好ましい。これは、短繊維であるポイントボンド不織布やエアスルー不織布では繊維の長さが短いため抜けやすく、強度が不足するからであって、連続長繊維で構成され、カット面からのほつれが少なく、毛羽立ちによる繊維の脱落が少ないスパンボンド不織布が力学的性能や生産性といった点で優れるからである。
さらに、係止層5Aの目付は、例えば、5〜70(g/m2)であることが好ましく、10〜30(g/m2)であることがより好ましい。70(g/m2)以上の場合には、係止層5A自体が嵩張ることにより紙おむつ1の使用感が低下してしまうからであって、10(g/m2)以下の場合には、係止層5Aに形成されるループの数が充分でなくなり、係止能が低下してしまうからである。
そして、係止層5Aを構成する不織布の繊維径は、例えば、1〜10(d;デニール)が好ましく、より好ましくは1〜7(d)である。繊維径が1(d)以下の場合には、ループがへたり易くなって、製造時に交絡したり、紙おむつ1の使用時に切れが生じ易くなるからであって、10(d)以上の場合には、ループの開口幅が狭くなり被係止部6の雄型部材がループにかかりずらくなるからである。
基材層5Bは、孔部7の開口を塞ぐように、係止層5Aの係止面51と反対の面全体を覆うように設けられている。
基材層5Bは、係止層5Aと同様に、PP、PE、PET、ナイロンなどの可塑性素材からなる単組成の素材若しくは複合組成の素材を用いることができ、単組成のPPを用いることが、コスト面から好ましい。
また、基材層5Bも、ポイントボンド不織布やエアスルー不織布よりもスパンボンド不織布を用いることが好ましく、目付は、例えば5〜70(g/m2)であることが好ましく、より好ましくは10〜30(g/m2)である。繊維径は、例えば1〜10(d)であることが好ましく、より好ましくは1〜7(d)である。何れも係止層5Aで示した理由と同様の理由による。
(印刷加工)
係止層5Aの基材層5Bに接する面には印刷が施される。具体的には、印刷用の樹脂を係止層5Aの係止面51と反対側の上で硬化させることによって印刷を施す。ここに施される所定の印刷とは、例えば、模様やロゴなどであり、具体的な印刷方法としては、例えば、凸版(活版)印刷、孔版(スクリーン)印刷、平版(オフセット)印刷、凹版(グラビア)印刷およびインクジェット印刷などが挙げられる。
(接着加工)
スパンボンド不織布からなる係止層5Aと基材層5Bとは、可塑性素材を摩擦熱で融着接合する接着方法である、超音波接着によって接着される。
超音波接着は、例えば、精電舎電子工業(株)製の超音波ウェルダーを用いて、20〜35KHzなどの条件の下で行われる。
これは、例えば、ホットメルトなどの接着剤を用いて係止層5Aと基材層5Bとを接着させた場合に発生する弊害を回避するためである。具体的には、係止層5Aと基材層5Bとの接着面に塗布した接着剤が、係止層5Aに設けられた孔部7から係止面51表面に染み出し、孔部7周辺に突出する不織布を潰して固めてしまい、係止面51の係止能を低下させてしまうことを回避するためである。従って、係止層5Aと基材層5Bとの接点に生じた摩擦熱によって、接点部分の不織布だけが溶解し、これにより2層を接着することが可能な超音波接着法が最も好ましい。しかし、係止面51の係止能を低下させることなく接着可能な方法であれば、機械的接着方法や化学的接着方法などから、好適な接着方法を適宜選択して採用することができる。
(エンボス加工)
係止層5Aの係止面51には、繰り返し模様8のエンボス加工が施される。
図6(a)に、係止面51に施される繰り返し模様8の最小パターン80を示した。繰り返し模様8の最小パターン80は、幅が例えば、約0.4(mm)からなる線分によって形成される2つの円形部81(81a、81b)と、幅が例えば、約0.4(mm)であって長さが例えば、約5.0(mm)からなる線分によって形成される4本の線状部82(82a、82b、82c、82d)によって構成される。
具体的には、4本の線状部82が円形部81aを中心として放射状に、且つ円形部81aを挟んで対向する2本の線状部82が一直線上に位置するように配置され、更に一つの線状部82の先端に所定の間隔を空けて配置された円形部81bからなる繰り返し模様8の最小パターン80が形成される。
このとき、各円形部81(81a、81b)と各線状部82(線状部82a、82b、82c、82d)とは、例えば約0.8(mm)の間隔を空けて配置されるため、最小パターン80を形成する線分同士は交わらないこととなる。
さらに、繰り返し模様8を形成する複数の最小パターン80も、隣り合う最小パターン80の間に、例えば約0.8(mm)の間隔を空けて配置されるため、最小パターン80が、係止面51に上下左右に連続的に配置された場合(図6(b)参照)であっても、繰り返し模様8を形成する線分同士は交わらないこととなり、繰り返し模様8には交点が存在しないこととなる。
係止部5は腹側部2のバックシート1b側に設けられるため、装着者の腰回りを覆う部分に設けられることとなる。従って、装着時などには、腰回り方向(即ち、横方向)および該腰回り方向に略直交する方向(即ち、縦方向)に特に力が加えられることとなるため、この方向への引張力に高い耐久力を備えるために、円形部81と線状部82とが配列して形成される2本の直線が、縦方向および横方向に平行とならないように繰り返し模様8を配置することが好ましい。本実施形態においては、線状部82aと線状部82cとで形成される内角を略90°とし、交差する2本の直線が、紙おむつ1装着時に係止部5において斜めに配されるように設けた(図1参照)。
(穿孔加工)
孔部7の開口の直径は、例えば、約2.0(mm)であって、隣り合う孔部7間のCD(Cross Direction)方向の距離は、例えば、約2.7(mm)であって、MD(Machine Direction)方向の距離は、例えば、約5.6(mm)となるよう形成されている。
孔部7は、例えば、係止層5Aを係止面51側から複数の吸引口を備えたバキューム装置で吸引することによって係止層5Aに形成することができる。その他にも、例えば、係止層5Aに、係止面51と反対側の面からピンなどを突き通すことによっても形成することができる。
以上に説明した紙おむつ1によると、係止層5Aに、係止面51と反対側の面から係止面51に向けて不織布が突出するように穿孔加工された孔部7が複数形成されているので、被係止部材からなる被係止部6は、主に係止面51の孔部7周辺の突出した不織布に係止されることとなる。これにより、被係止部6の係止面51への着脱を繰り返し行った場合であっても、孔部7周辺の突出した不織布以外の不織布には着脱の際の負荷がかかりずらくなり、不織布が毛羽立ったり、抜け落ちたりすることによる表面構造の破壊が抑えられることとなって、従来のような特殊な加工を施さなくとも、より簡易な加工により、係止用不織布の係止面51の係止力を維持することができる。また、特殊な加工を施さないため、低コストで係止力を維持することができる。
また、基材層5Bにより、係止層5Aの孔部7の開口が塞がれることとなるので、係止用不織布をバックシート1bに接着させた場合に、基材層5Bの裏面に塗布した接着剤が、係止層5Aに形成された孔部7から係止面51側に染み出して、孔部7周辺に突出する不織布を潰して固めてしまうことがなく、即ち、係止面51の係止力を低減させることなく係止用不織布をバックシート1bに固定することができる。
そして、係止層5Aと基材層5Bが超音波で接着されることとなるため、接着剤を用いることなく両層を接着することが可能となり、孔部7からの接着剤の染み出しによる係止面51の表面構造の破壊を防ぎつつ、係止層5Aと基材層5Bを接着することができる。
さらに、係止層5Aの係止面51に形成された繰り返し模様8を構成する線分同士の交点が存在しないため、係止用不織布に力を加えても、開裂の起点となる交点が存在しないこととなり、係止層5Aが開裂することを効果的に防止することができる。
その上、係止層5Aと基材層5Bとの間に印刷が施されることによって、樹脂を練りこんで硬化させ、印刷領域の不織布をコートすることによって行われる印刷加工によってもたらされる係止面51の表面構造の破壊や、基材層5Bの裏面に印刷加工を施すことによる印刷の不鮮明さを回避することができ、係止面51の係止力を低減させることなく鮮明な印刷加工を施すことができる。
そして、紙おむつ1の係止部5を構成する係止面51に孔部7を設けることによって、腹側部2の通気性を低減させることなく係止部5を設けることができることとなって、紙おむつ1の使用感を向上させることができるのみならず、係止層5Aと基材層5Bとを超音波で接着することによって、両層が接点部分のみで接着することとなり、風合いが柔らかくなり、さらに使用感を向上させることができる。
尚、吸収性物品として使い捨て紙おむつを例に挙げたが、これに限られることはなく、例えば、吸収体を装着して使用する紙おむつカバーなどにも好適に適用することができる。
また、係止面51にエンボス加工を施す際のヒートシールをもって、係止層5Aと基材層5Bを接着することとしても構わない。両層の接着と、エンボス加工とを一回のヒートシールで行うことによって、ヒートシールによる接着であっても、比較的風合いの柔らかさを維持することができるからである。
係止部5への印刷を、係止層5Aの基材層5Bに接する面に施すこととしたが、基材層5Bの係止層5Aに接する面に施すこととしても構わない。基材層5Bに印刷することによって、印刷用樹脂は基材層5B側で硬化することとなるため、より確実に係止層5Aに設けられた孔部7の形状を維持することができると同時に、印刷された文字や模様の鮮明度を維持することができるからである。
係止部5に施される各加工(印刷加工、穿孔加工、接着加工、エンボス加工)の順番は、係止層5A若しくは基材層5Bに印刷を施した後に(印刷加工)、係止層5Aに孔部7を設け(穿孔加工)、係止層5Aと基材層5Bを超音波によって接着した後に(接着加工)、係止面51にエンボス加工を施すことが好ましい。しかし、必ずしもこの加工順序に従う必要はなく、適宜順番を入れ替えて加工することとしても構わない。
繰り返し模様8の最小パターン80は図6に説明したパターンに限られることはなく、非連続であって、模様を形成する線分同士が交わらない形状であれば、形、寸法は任意に設定することができる。
さらに、側縁部31の素材は、不織布に限られることはなく、例えば、弾性部材やフィルムなどから構成されていても良い。また、側縁部31は、必ずしもトップシート1aやバックシート1bと別体である必要はなく、トップシート1aやバックシート1bの一部を、さらに背側部3の側方に延出させることにより形成することとしてもよい。
次に、上記に説明した本発明に係る紙おむつ1の実施例を比較例とともに説明する。
[実施例]
(係止部の組成、目付量及び重量)
実施例の係止部は、30g/m2の目付量のPPからなるスパンボンド不織布によって形成される係止層および、30g/m2の目付量のPPからなるスパンボンド不織布によって形成される基材層の2層からなる。
また、エンボス加工による繰り返し模様のパターン(エンボスパターン)は図6に示した交点不在型であって、係止部に孔部が形成されてなる。
実施例の組成、製造方法(不織布の種類)、エンボスパターンおよび孔部の有無を表1に示した。
(繰り返し剥離強度耐久性、せん断強度)
次に、上記のように製造した係止部を有する紙おむつが、繰り返し剥離される場合であっても耐久性を備えることを評価するために、繰り返し剥離強度(kgf)耐久性およびせん断強度(kgf)の評価を実施した。
繰り返し剥離強度耐久性の測定方法としては、次の通りである。
係止部の係止面とフックテープとを2kgローラで貼り合わせて2kgの荷重を加えた後、300mm/minで剥離方向に引張り、係止面の表面基材破壊により測定不可能となるまでの回数を測定した。結果を表1に示した。併せて、1回目の剥離強度の結果も表1に示した。
せん断強度の測定方法としては、次の通りである。
係止部の係止面とフックテープとを2kgローラで貼り合せた後、水平方向に引張り、せん断した時の荷重を測定した。結果を表1に示した。
Figure 2006122453
[比較例]
(係止部の組成、目付量及び重量)
比較例1の係止部は、18g/m2の目付量のPPからなる3層のスパンボンド不織布によって形成される係止層および、50g/m2の目付量のPPからなるスパンボンド不織布によって形成される基材層の2層からなる。
一方、比較例2の係止部は、1層からなり、46g/m2の目付量のPP/PEからなるエアスルー不織布によって形成される。
また、比較例1のエンボスパターンは大きい線形ダイヤ型(図7(a)参照)であって、係止部に孔部は形成されない。
一方、比較例2のエンボスパターンは小さい線形ダイヤ型(図7(b)参照)であって、係止部に孔部は形成されない。
比較例1および2の組成、製造方法(不織布の種類)、エンボスパターンおよび孔部の有無を表1に示した。
(繰り返し剥離強度耐久性、せん断強度)
繰り返し剥離強度耐久性、せん断強度の各評価については、実施例で示した試験法と同一の方法によって実施した。結果を表1に示した。
[評価]
次いで、各結果について評価を行った。
(繰り返し剥離強度耐久性)
1回目の剥離強度は、実施例(234(kgf))、比較例2(202(kgf))、比較例1(159(kgf))の順番に高かった。
この結果より、スパンボンド不織布からなる係止部(比較例1)よりも、エアスルー不織布からなる係止部(比較例2)が高い剥離強度を備えるものの、スパンボンド不織布に孔部を備える係止部(実施例)では、エアスルー不織布からなる係止部(比較例2)よりも高い剥離強度を備えることが分かった。これにより、エアスルー不織布よりも係止力の劣るスパンボンド不織布であっても、孔部を設けることによって係止力が向上することが確認された。
一方、繰り返し剥離強度耐久性は、実施例(28回)、比較例2(10回)、比較例1(4回)の順番に高かった。
この結果からも、孔部が形成されていない係止部(比較例1、比較例2)よりも、孔部が形成されてなる係止部(実施例)が高い耐久性を備えることが分かった。
(せん断強度)
せん断強度は、実施例(6.3(kgf))、比較例1(3.2(kgf))、比較例2(2.6(kgf))の順番に高かった。
この結果より、エアスルー不織布からなる係止部(比較例2)よりもスパンボンド不織布からなる係止部(実施例および比較例1)が高いせん断強度を備えることが分かった。
さらに、交点不在型のエンボスパターンを有する係止部(実施例)が最も高いせん断強度を備えることが分かった。
本発明の実施形態の吸収性物品を適用した紙おむつを、バックシートを上面にして展開した平面展開図である。 図1の紙おむつを、トップシートを上面にして展開した平面展開図である。 図1の紙おむつを装着時の状態に組み立てた斜視図である。 図1のIV−IV線での断面図である。 係止部の拡大断面図である。 繰り返し模様のパターンを説明するための説明図である。 比較例の繰り返し模様を説明するための説明図である。
符号の説明
1 紙おむつ
1a トップシート
1b バックシート
1c 吸収体
2 腹側部
3 背側部
4 股下部
5 係止部
5A 係止層
51 係止面
5B 基材層
6 被係止部
7 孔部
8 繰り返し模様
81(81a、81b) 円形部
82(82a、82b、82c、82d) 線状部

Claims (6)

  1. 被係止部材を係止してなる係止層を備える係止用不織布において、
    前記係止層に複数の孔部が形成され、前記孔部周辺の不織布が当該係止層の係止面と反対側の面から前記係止面に向けて突出するように設けられることを特徴とする係止用不織布。
  2. 請求項1に記載の係止用不織布において、
    前記係止層の前記係止面と反対側の面の全体を覆い、前記孔部の開口を塞いでなる基材層を備えることを特徴とする係止用不織布。
  3. 請求項2に記載の係止用不織布において、
    前記係止層と前記基材層とが超音波接着で接着されてなることを特徴とする係止用不織布。
  4. 請求項2または3に記載の係止用不織布において、
    前記係止層の前記係止面に、繰り返し模様のエンボス加工が施され、
    前記繰り返し模様を形成する線分同士が交わらないことを特徴とする係止用不織布。
  5. 請求項2〜4の何れか一項に記載の係止用不織布において、
    前記係止層と前記基材層とが接する面のうち、少なくとも何れか一方に所定の印刷が施されていることを特徴とする係止用不織布。
  6. 装着時に装着者の腹側に位置する腹側部と、背側に位置する背側部と、股下に位置する股下部とに区分され、前記腹側部に設けられる係止部と、前記背側部の両側縁部に設けられ、前記係止部と着脱自在な被係止部と、を備える吸収性物品において、
    前記係止部が、請求項1〜5の何れか一項に記載の係止用不織布によって形成されていることを特徴とする吸収性物品。
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