JP2006097179A - 表面サイズ剤、表面サイジング組成物及び紙 - Google Patents
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Abstract
オフセットインキで印刷される紙、特にオフセット用新聞印刷用紙のオフセット印刷適性を向上させることができるとともにネッパリを防止し、発泡が少ない表面サイズ剤及び表面サイジング組成物の提供と、表面サイズ剤及び表面サイジング組成物を塗工することによって得られるオフセット印刷適性に優れ、ネッパリの問題がないオフセット印刷用紙、特にオフセット用新聞印刷用紙の提供。
【解決手段】
少なくとも疎水性モノマーユニット[a1]と4級アンモニウム塩を含有するモノマーユニット[a2]とを有するカチオン性共重合体[A1]及び/又は前記カチオン性共重合体[A1]の存在下で疎水性モノマーを重合して得られるカチオン性共重合体[A2]と、炭素数12〜24のアルキル基を有するカルボン酸系化合物[b1]とポリアルキレンポリアミン類[b2]との縮合物のカチオン化物[B]とを少なくとも含有させ、表面サイズ剤または表面サイジング組成物とする。これらを塗工して紙を得る。
【選択図】 なし
Description
(1)少なくとも疎水性モノマーユニット[a1]と4級アンモニウム塩を含有するモノマーユニット[a2]とを有するカチオン性共重合体[A1]及び/又は前記カチオン性共重合体[A1]存在下で疎水性モノマーを重合して得られるカチオン性共重合体[A2]と、炭素数12〜24のアルキル基を有するカルボン酸系化合物[b1]とポリアルキレンポリアミン類[b2]との縮合物のカチオン化物[B]とを少なくとも含有することを特徴とする表面サイズ剤。
(2)カチオン性共重合体[A1]中の疎水性モノマーユニット[a1]と4級アンモニウム塩を含有するモノマーユニット[a2]との重量比が[a1]:[a2]=60〜85:40〜15であることを特徴とする前記(1)に記載の表面サイズ剤。
(3)カチオン性共重合体[A1]及び/又はカチオン性共重合体[A2]と縮合物のカチオン化物[B]の使用量の重量比が([A1]+[A2]):[B]=60〜97.5:40〜2.5であることを特徴とする前記(1)又は(2)の表面サイズ剤。
(4)少なくとも疎水性モノマーユニット[a1]と4級アンモニウム塩を含有するモノマーユニット[a2]とを有するカチオン性共重合体[A1]及び/又は前記カチオン性共重合体[A2]と、炭素数12〜24のアルキル基を有するカルボン酸系化合物[b1]とポリアルキレンポリアミン類[b2]との縮合物のカチオン化物[B]とを少なくとも含有することを特徴とする表面サイジング組成物。
(5)カチオン性共重合体[A1]中の疎水性モノマーユニット[a1]と4級アンモニウム塩を含有するモノマーユニット[a2]との重量比が[a1]:[a2]=60〜85:40〜15であることを特徴とする前記(4)に記載の表面サイジング組成物。
(6)カチオン性共重合体[A1]及び/又はカチオン性共重合体[A2]と縮合物のカチオン化物[B]の使用量の重量比が([A1]+[A2]):[B]=60〜97.5:40〜2.5である前記(4)又は(5)の表面サイジング組成物。
(7)前記(1)〜(3)のいずれかの表面サイズ剤又は前記(4)〜(6)の表面サイジング組成物を塗工することを特徴とする紙。
(8)紙がオフセット用印刷用紙であることを特徴とする前記(7)の紙。
(9)紙が中性紙であることを特徴とする前記(7)又は(8)の紙。
本発明でいうカチオン性共重合体で用いる「モノマーユニット」とは、あるモノマーを重合体としたときに有する構造単位をいう。このカチオン性共重合体を構成する疎水性モノマーユニット[a1]は、共重合時に疎水性モノマー[a1]を使用することで得られる。4級アンモニウム塩を含有するモノマーユニット[a2]は、共重合時に4級アンモニウム塩を有するモノマーを使用することで得られるか、又はアミノ基を有するモノマーを共重合後、4級化剤により4級アンモニウム塩とすることで得られる。例えば、疎水性モノマーと3級アミノ基を有するモノマーを共重合した後、4級化剤を反応させることでカチオン性共重合体を得ることができる。なお、カチオン性共重合体の疎水性モノマーユニットを形成する疎水性モノマー[a1]、4級アンモニウムを含有するモノマーユニット[a2]である4級アンモニウム塩を含有するモノマー及び/又は共重合後4級化することが可能なアミノ基を有するモノマー以外でも、本発明の目的とする効果が得られる範囲内で、疎水性モノマーユニットを形成する一部をノニオン性モノマーユニットに置換することができる。
前記カチオン性共重合体[A1]存在下で疎水性モノマーを重合して、カチオン性共重合体[A2]を得ることができる。
本発明で用いられる炭素数12〜24のアルキル基を有するカルボン酸系化合物[b1]とポリアルキレンポリアミン類[b2]との縮合物のカチオン化物[B]とは、炭素数12〜24のアルキル基を有するカルボン酸及び/又はその誘導体とポリアルキレンポリアミン類との反応で得られるアミド系化合物のカチオン化物をいう。カチオン化物は水中でエマルション状のものでも溶液状のものでもよいが、塗工液の発泡性の面でエマルション状のものが好ましい。
[合成例1]
攪拌機、温度計、還流冷却管および窒素導入管を付けた1リットルの四つ口フラスコにスチレン78.8部、ジメチルアミノエチルメタクリレート21.2部、アゾビスイソブチロニトリル2.5部及びイソプロピルアルコール44部を仕込み、80℃で3時間保持し、次いでアゾビスイソブチロニトリルを0.4部仕込みさらに同温度で2時間保持した。次いで90%酢酸8.1部(ジメチルアミノエチルメタクリレートに対して100モル%)、水247部を加え、イソプロピルアルコールを留去した。その後、水48部、4級化剤としてエピクロロヒドリン12.5部(ジメチルアミノエチルメタクリレートに対して100モル%)仕込み、80℃で2時間保持した。その後、水で希釈し、固形分20.3%のカチオン性共重合体(P−1)を得た。なお、共重合しなかった残存モノマーは実質的になく、4級化剤であるエピクロロヒドリンの未反応物もほとんどなかった。カチオン性共重合体(P−1)中の4級アンモニウム塩を有するモノマーユニットの重量比は30%であった。
使用した疎水性モノマーの種類及び使用量、3級アミノ基を含有するモノマーの種類及び使用量、4級化剤の量を表1に示すように変えた他は合成例1と同様にしてカチオン性共重合体を得た。得られたカチオン性共重合体(P−2)〜(P−6)における固形分と4級アンモニウム塩を有するモノマーユニットの重量比を表1に示した。
St:スチレン、IBMA:イソブチルメタクリレート、DM:ジメチルアミノエチルメタクリレート、DPA:ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、ECH:エピクロロヒドリン、BTO:ブチレンオキシド
[合成例7]
合成例1と同様の反応器に、水69.2部、カチオン性共重合体[A1]として合成例1で得られたカチオン性共重合体(P−1)の水溶液500部(固形分として100部)、界面活性剤としてポリオキシエチレンラウリルエーテルを3部、疎水性モノマーとしてスチレン60部とノルマルブチルアクリレート40部、及び10%過硫酸アンモニウム水溶液5重量部を加え、窒素気流下で混合攪拌しながら80℃に昇温した。80℃で2時間保持して乳化重合反応を完結させ、固形分濃度30.1%のカチオン性共重合体(E−1)を得た。
使用したカチオン性共重合体[A1]の種類及び使用量、疎水性モノマーの種類及び使用量を表2に示すように変えた他は実施例1と同様にして表面サイズ剤を得た。また、得られた表面サイズ剤の固形分の濃度を表2に示す。
界面活性剤:C12H25−O−(EO)20−H
St :スチレン
BA :ブチルアクリレート
IBMA:イソブチルメタアクリレート
[合成例12]
温度計、冷却器、撹拌機、及び窒素導入管を備えた1リットル四つ口フラスコに、テトラエチレンペンタミン189部を仕込み130℃へ昇温した後、牛脂脂肪酸{ステアリン酸/パルミチン酸混合物(混合重量比65:35)}548部を徐々に加えた。170℃まで昇温し、生成する水を除去しながら5時間反応させ、ワックス状のアミド系化合物を得た。攪拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロートおよび窒素導入管を付けた1リットルの四つ口フラスコに、得られた上記アミド系化合物を50部とイソプロピルアルコール6.8部、水265部を仕込み、80℃まで昇温した後、1時間攪拌した。縮合物が、サスペンジョンとなったことを確認した後、50℃まで冷却し、エピクロロヒドリン17.6部を加え、50℃にて30分反応させた。次いで、80℃にて4時間反応させた後、冷却して固形分20.0%の縮合物のカチオン化物[B−1]を得た。
使用した、脂肪酸、ポリアルキレンポリアミン、カチオン化剤を表3に示すように変えた他は合成例12と同様にして縮合物のカチオン化物の水分散物[B−2]〜[B−5]を得た。得られた縮合物のカチオン化物[B]における固形分を表3に示した。
TEPA:テトラエチレンペンタミン、TETA:トリエチレンテトラミン
DETA:ジエチレントリアミン
ECH:エピクロロヒドリン、BTO:ブチレンオキシド
攪拌器、温度計、還流冷却管及び窒素導入管を備えた1リットルの四つ口フラスコに、水35部と、95%イソプロピルアルコール65部と、スチレン70部及びアクリル酸30部を混合した単量体混合液と、アゾビスイソブチロニトリル3部とを入れ、フラスコ内の内容物を攪拌下に加熱し、内容物の温度を80℃にまで上昇させた。その後に4時間熟成させ反応を完結させた。その後、イソプロピルアルコールを留去し、冷却後に28%アンモニア水溶液25.3部(アクリル酸に対して100モル%)を加え、水で希釈し、共重合体の濃度が20%になるように調製し、水溶性共重合体であるスチレン−アクリル酸共重合体のアンモニア水溶液を得た。ポリマー中のモノマー構成比は重量比でスチレン/アクリル酸=70/30であった。
攪拌器、温度計、還流冷却管及び窒素導入管を備えた1リットルの四つ口フラスコに、トリエチレンテトラミン253部を仕込み130℃へ昇温した後、オクタン酸499部を徐々に加えた。170℃まで昇温し、生成する水を除去しながら5時間反応させ、ワックス状のアミド系化合物を得た。攪拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロートおよび窒素導入管を付けた1リットルの四つ口フラスコに、得られた上記アミド系化合物を50部とイソプロピルアルコール7.1部、水276.5部を仕込み、80℃まで昇温した後、1時間攪拌した。縮合物が、サスペンジョンとなったことを確認した後、50℃まで冷却し、エピクロロヒドリン20.9部を加え、50℃にて30分反応させた。次いで、80℃にて4時間反応させた後、冷却して固形分20.1%の縮合物のカチオン化物[B−5]を得た。
攪拌器、温度計、還流冷却管及び窒素導入管を備えた1リットルの四つ口フラスコに、ステアリルアミン89.7部、水462部、酢酸20部を仕込み、溶解後、エピクロロヒドリン30.8部を加え、80℃で1時間保持した。冷却して固形分20.1%のアルキルアミンエピクロロヒドリン変性物[B−6]を得た。
(1)中性新聞用紙原紙の製造
カナディアン・スタンダード・フリーネス(CSF)が160ml、濃度2.5%の脱墨パルプスラリーに、対パルプ2%(絶乾重量基準)の炭酸カルシウム(奥多摩工業(株)製;TP121S)、対パルプ0.25%(絶乾重量基準)の硫酸バンドを順次添加した後、pH7.5の希釈水でこのパルプスラリーを濃度0.25%まで希釈した。その後、テスト抄紙機で、坪量50g/m2となるように抄紙した。尚、この時の抄紙pHは7.5であった。湿紙の乾燥は、ドラムドライヤーを用いて100℃で80秒間の条件で行った。
酸化澱粉(MS3800、日本食品化工(株)製)を濃度12%になるよう水に希釈し、95℃で糊化を行い、これにカチオン性共重合体[A1]あるいは[A2]と縮合物のカチオン化物[B]と水を加えて塗工液を調製した。実施例1はカチオン性共重合体[A1]として[P−1]を用い、縮合物のカチオン化物[B]として[B−1]を用いた。実施例2はカチオン性共重合体[A2]として[E−1]を用い、縮合物のカチオン化物[B]として[B−1]を用い、表3に示す固形分比になるように添加した。実施例1、2はいずれも塗工液中の固形分濃度が、酸化澱粉は10%、[A1]あるいは[A2]が0.4%、縮合物のカチオン化物[B]が0.1%であった。この塗工液について下記に示す方法で発泡試験を行った。結果を表5に示す。この塗工液を前記中性新聞用紙原紙に、No.3バーコーターにて塗工し、中性新聞用紙を得た。カチオン性共重合体[A1]あるいは[A2]の塗工量は固形分で0.088g/m2、縮合物のカチオン化物[B]が0.02g/m2であった。得られた前記中性新聞用紙を試験紙として恒温恒湿(23℃、50%相対湿度)環境下で24時間調湿した。下記に示す方法でドロップテスト、着肉性、接触角を測定した結果を表5に示す。
塗工液600gを内径7cmおよび長さ50cmのフォームセルに入れ、4L/minで循環し、泡の高さ(mm)を測定した。泡の高さが低いほど、発泡が少なく良好であることを示す。
J.TAPPI 33の試験方法に準拠し、滴下水量1μlで測定した。数値が大きいほど、サイズ性能が良好であることを示す。
協和界面科学(株)製の自動接触角計を用いて、水を滴下し1秒後の接触角を測定した。数値が大きい程、接触角が高いことを示し、サイズ性能が良好であることを示す。
石川島産業機械(株)製RI印刷機(4色機)を用い、大日本インキ化学工業(株)製のオフセット用エコインキである高粘度AFインキを使用し、3色目印刷用ゴムロールと金属ロールとの間に水の膜を作成してから印刷した。マクベス濃度計にてインキ濃度を測定した。数値が大きい程、着肉性が良好であることを示す。
10cm×10cmの正方形に切り取った2枚の紙片を用い、塗工面を20℃の水に3秒間濡らした後、塗工面同士を貼りあわせ、ろ紙に挟み50kgでプレスを行う。恒温恒湿(23℃、50%相対湿度)環境下で24時間調湿後、カレンダー処理を行い、伸張型引っ張り試験機で剥離強度を測定した。値が低い程、ネッパリが少ないことを示す。
カチオン性共重合体[A1]の[P−1]を53.2部と、縮合物のカチオン化物[B]の[B−1]を20部と、水26.8部を混合し、表面サイズ剤を得た。その表面サイズ剤中の[A1]/縮合物のカチオン化物[B]の固形分比が80/20であり、固形分濃度が20.1%であった。この表面サイズ剤を澱粉溶液に添加した。、塗工液組成が、酸化澱粉は10%、表面サイズ剤が0.5%であった。この塗工液を実施例1と同様の評価を行い、その結果を表5に示す。
カチオン性共重合体[A1]あるいは[A2]、縮合物のカチオン化物[B]の種類及び量を表4に示すように変えた以外は実施例3と同様にして、表面サイズ剤を得、その評価を行った結果を表5に示す。
カチオン性共重合体[A1]あるいは[A2]として、[P−1]のみを用いた以外は実施例1と同様にして発泡試験を行った結果を表5に示す。なお、発泡が多かったため、表面サイズ剤として適切でないと判断し、ドロップテスト等の評価は行わなかった。
カチオン性共重合体[A1]あるいは[A2]として、[E−1]だけを用いた以外は実施例1と同様の評価を行った結果を表5に示す。
縮合物のカチオン化物[B]として、[B−1]だけを用いた以外は実施例1と同様の評価を行った結果を表5に示す。
縮合物のカチオン化物[B]として、[B−5]を用いた以外は実施例3と同様の評価を行った結果を表5に示す。
実施例11の縮合物のカチオン化物[B−1]の代わりにステアリルアミンのエピクロロヒドリン変性物を用いた以外は実施例11と同様にして発泡試験を行った結果を表5に示す。なお、発泡が多かったため、表面サイズ剤として適切でないと判断し、ドロップテスト等の評価は行わなかった。
表面サイズ剤として、比較例用合成例1に記載のスチレンアクリル酸樹脂を用いた以外は実施例3と同様の評価を行った結果を表5に示す。
C18NH2-ECH:ステアリルアミンエピクロロヒドリン変性物
比較例2は発泡性が多く、ネッパリが劣り、比較例3は発泡性が少ないが、サイズ性能、接触角、着肉性、ネッパリが劣ることが分かる。
Claims (9)
- 少なくとも疎水性モノマーユニット[a1]と4級アンモニウム塩を含有するモノマーユニット[a2]とを有するカチオン性共重合体[A1]及び/又は前記カチオン性共重合体[A1]の存在下で疎水性モノマーを重合して得られるカチオン性共重合体[A2]と、炭素数12〜24のアルキル基を有するカルボン酸系化合物[b1]とポリアルキレンポリアミン類[b2]との縮合物のカチオン化物[B]とを少なくとも含有することを特徴とする表面サイズ剤。
- カチオン性共重合体[A1]中の疎水性モノマーユニット[a1]と4級アンモニウム塩を含有するモノマーユニット[a2]との重量比が[a1]:[a2]=60〜85:40〜15であることを特徴とする請求項1に記載の表面サイズ剤。
- カチオン性共重合体[A1]及び/又はカチオン性共重合体[A2]と縮合物のカチオン化物[B]の使用量の重量比が([A1]+[A2]):[B]=60〜97.5:40〜2.5であることを特徴とする請求項1又は2に記載の表面サイズ剤。
- 少なくとも疎水性モノマーユニット[a1]と4級アンモニウム塩を含有するモノマーユニット[a2]とを有するカチオン性共重合体[A1]及び/又は前記カチオン性共重合体[A1]の存在下で疎水性モノマーを重合して得られるカチオン性共重合体[A2]と、炭素数12〜24のアルキル基を有するカルボン酸系化合物[b1]とポリアルキレンポリアミン類[b2]との縮合物のカチオン化物[B]とを少なくとも含有することを特徴とする表面サイジング組成物。
- カチオン性共重合体[A1]中の疎水性モノマーユニット[a1]と4級アンモニウム塩を含有するモノマーユニット[a2]との重量比が[a1]:[a2]=60〜85:40〜15であることを特徴とする請求項4に記載の表面サイジング組成物。
- カチオン性共重合体[A1]及び/又はカチオン性共重合体[A2]と縮合物のカチオン化物[B]の使用量の重量比が([A1]+[A2])=60〜97.5:40〜2.5であることを特徴とする請求項4又は5に記載の表面サイジング組成物。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の表面サイズ剤又は請求項4〜6のいずれかに記載の表面サイジング組成物を塗工することを特徴とする紙。
- 紙がオフセット用印刷用紙であることを特徴とする請求項7に記載の紙。
- 紙が中性紙であることを特徴とする請求項7又は8に記載の紙。
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