JP2006072211A - 液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 信号ラインが共に通配線された複数の液晶表示パネルを備える液晶表示装置において、信号ラインと共通ライン(補助容量ライン)との間に形成される寄生容量に起因する画質劣化を抑制するとともに、消費電力の低減化を図ること。
【解決手段】 2つの液晶表示パネルを有する液晶表示装置において、ライン反転駆動する場合には、各液晶表示パネルの共通ラインに印加される共通電圧VCOM1,VCOM2を、1走査ライン毎に同時に、互いに逆極性に極性反転させる。このとき、信号ラインに印加する表示信号は、現在表示対象となっている液晶表示パネルの共通電圧と極性が逆になるように反転させる。更に、さ高い画質が要求されない方の液晶表示パネルについては、該液晶表示パネルの表示期間において、表示信号及び共通電圧VCOM1,VCOM2を複数の走査ライン毎に極性反転させて、他方の液晶表示パネルの表示期間での極性反転周期より長くしても良い。
【選択図】図4
【解決手段】 2つの液晶表示パネルを有する液晶表示装置において、ライン反転駆動する場合には、各液晶表示パネルの共通ラインに印加される共通電圧VCOM1,VCOM2を、1走査ライン毎に同時に、互いに逆極性に極性反転させる。このとき、信号ラインに印加する表示信号は、現在表示対象となっている液晶表示パネルの共通電圧と極性が逆になるように反転させる。更に、さ高い画質が要求されない方の液晶表示パネルについては、該液晶表示パネルの表示期間において、表示信号及び共通電圧VCOM1,VCOM2を複数の走査ライン毎に極性反転させて、他方の液晶表示パネルの表示期間での極性反転周期より長くしても良い。
【選択図】図4
Description
本発明は、複数の液晶表示パネルを備える液晶表示装置及びその駆動方法に関する。
携帯電話機やPDA等の携帯型の電子機器では、表示装置として、軽量化、薄型化、低消費電力化が可能な液晶表示装置が多く用いられている。特に、アクティブ素子として薄膜トランジスタ(TFT)を用いたアクティブマトリクス方式の液晶表示装置が多用されている。
かかる液晶表示装置では、液晶表示パネル上に、複数の走査ラインと、複数の信号ラインとがそれぞれ直交して配設され、各交点近傍に表示画素が形成されている。
図8は、表示画素の構成の一例を示す等価回路図である。同図に示すように、薄膜トランジスタ(TFT)12を介して走査ラインG及び信号ラインSに接続された画素電極14aと、画素電極14aに対向する位置に配置された対向電極14bとの間に液晶が充填されて成る画素容量14と、画素容量14と並列接続され、画素容量14の印加電圧を保持する補助容量16とから構成され、画素電極14aと対向電極間14bとの間に形成される電界により液晶の配列が変化することで、画像表示が実現される。
図8は、表示画素の構成の一例を示す等価回路図である。同図に示すように、薄膜トランジスタ(TFT)12を介して走査ラインG及び信号ラインSに接続された画素電極14aと、画素電極14aに対向する位置に配置された対向電極14bとの間に液晶が充填されて成る画素容量14と、画素容量14と並列接続され、画素容量14の印加電圧を保持する補助容量16とから構成され、画素電極14aと対向電極間14bとの間に形成される電界により液晶の配列が変化することで、画像表示が実現される。
より詳細には、薄膜トランジスタ12のゲート電極12aが走査ラインGに接続され、ソース電極12bが信号ラインSに接続され、ドレイン電極12cが画素容量14の画素電極14a及び補助容量16の一方の電極に接続されている。また、対向電極14bには、所定の共通電圧(対向電極信号)VCOMが印加され、補助容量16の他方の電極は共通ライン(補助容量ライン)Cに接続される。そして、走査ラインGを介してゲート電極12aに高電位が印加されて薄膜トランジスタ12がONとなると、画素電極14aに信号ラインSの電位が印加されることで画素電極14aと対向電極14bとの間に電界が形成され、かかる電極間に充填されている液晶が駆動される。
尚、液晶表示装置では、表示画像を視覚的に捉えられるようにするため、例えば液晶表示パネルの裏面にLED等のバックライトが設けられる。そして、液晶の配列によってバックライトの射出光の透過量が制御されて、各表示画素の輝度が調整される。
また近年では、メインディスプレイ及びサブディスプレイを備える折り畳み型の携帯電話機に代表されるような複数の液晶表示パネルを有する液晶表示装置も知られている。このような複数の液晶表示パネルを有する液晶表示装置では、構造を簡略化するため、信号ラインを共通にすることが多い。例えば2つの液晶表示パネルを有する場合には、一方の液晶表示パネルに配設した信号ラインを他方の液晶表示パネルに延長して配線し、双方の液晶表示パネルを1つのソースドライバ回路で駆動するように構成される。尚、走査ラインは、液晶表示パネル毎に別個に配線され、各液晶表示パネルの対向電極に印加される共通電圧VCOMは、液晶表示パネル毎に生成される(例えば、特許文献1)。
特開2004−163790号公報
一般的に、液晶表示装置では、液晶が充填される画素電極−対向電極間の電界(極性)を所定周期で反転させる反転駆動が行われている。液晶表示パネルでは、上述のように、電極間の電界に応じて液晶の配列が決定されるが、かかる電極間に直流を印加すると、ガラス基板に焼き付けが発生したり、液晶の劣化や破壊を引き起こす原因となる。このため、電極間の極性を周期的に反転させることで、これを防止している、
反転駆動方法としては、各表示画素の極性を走査ライン毎に反転させるとともに、フレーム期間毎にも反転させるライン反転、或いは、各表示画素の極性をフレーム期間毎に反転させるフレーム反転、が一般的である。ここで、「フレーム」とは、各液晶表示パネルに1つの画像を表示させる期間の単位である。
図9に、信号ラインを共通とした2つの液晶表示パネルを反転駆動する場合の従来の駆動波形の一例を示す。同図(a)は、ライン反転駆動する場合の波形図であり、同図(b)は、フレーム反転駆動する場合の波形図である。但し、一方の液晶表示パネルの走査ライン数を「m1」とし、他方の液晶表示パネルの走査ライン数を「m2」とする。同図においては、横軸を時間軸として、上から順に、走査ラインGの走査タイミング(ゲートスキャン)、信号ラインSに印加される表示信号(ソース出力)、一方の液晶表示パネルの対向電極に印加される共通電圧VCOM1、他方の液晶表示パネルの対向電極に印加される共通電圧VCOM2、を示している。
同図に示すように、2つの液晶表示パネルを有する場合、1フレーム期間は、一方の液晶表示パネルを表示対象とする第1画面表示期間と、他方の液晶表示パネルを表示対象とする第2画面表示期間とから成る。第1画面表示期間では、一方の液晶表示パネルの走査ラインG1〜Gm1が順に走査(スキャン)されて順次選択状態とされるとともに、該液晶表示パネルに表示させる画像の表示信号が信号ラインSに印加される。また、第2画面表示期間では、他方の液晶表示パネルの走査ラインGm1+1〜Gm1+m2が順次選択状態とされるとともに、該液晶表示パネルに表示させる画像の表示信号が信号ラインSに印加される。即ち、2つの液晶表示パネルを交互に表示対象とすることで、各液晶表示パネルに所望の画像を表示する。
そして、ライン反転では、同図(a)に示すように、表示信号及び共通電圧VCOM1,VCOM2の極性が、1走査ライン毎に反転されるとともに、フレーム期間毎にも反転される。このとき、共通電圧VCOM1,VCOM2は常に同極性となるように(極性が一致するように)制御され、表示信号は、共通電圧VCOM1,VCOM2と極性が逆になるように制御される。
また、フレーム反転では、同図(b)に示すように、表示信号及び共通電圧VCOM1,VCOM2が1フレーム期間毎に反転される。このとき、共通電圧VCOM1,VCOM2は常に同極性となるように(極性が一致するように)制御され、表示信号は、共通電圧VCOM1,VCOM2と極性が逆になるように制御される。即ち、画素電極−対向電極間の極性が、1フレーム期間毎に反転されることになる。
ところで、マトリクス方式の液晶表示装置では、その構造上、図10に示すように、信号ラインSと共通ライン(補助容量ライン)Cとが近接する各交点近傍、即ち信号ラインSと共通ラインCとの間に寄生容量18が形成されることが知られている。即ち、2つの液晶表示パネルを有する液晶表示装置の場合、1本の信号ラインSに着目すると、図11に示すように、一方の液晶表示パネルの各共通ラインCとの交点近傍に形成される寄生容量18A,・・・と、他方の液晶表示パネルの各共通ラインとの交点近傍に形成される寄生容量18B,・・・とが並列接続されていることに等しい。
寄生容量18の両端には信号ラインSと共通ラインCとの電位差が印加されるが、反転駆動される場合には、極性反転時に、信号ラインS及び共通ラインCの電位が反転することで寄生容量18の両端の極性が反転し、寄生容量18に対する充電/放電が起こる。即ち、極性反転される毎に、寄生容量18の両端の極性が反転して充電/放電が繰り返され、これに起因する電流(充放電電流)が流れる。このことにより、図12に示すように、理想的には方形波である信号ラインS上の表示信号及び共通ラインC上の共通電圧VCOM1,VCOM2の立ち上がり及び立ち下がり波形が劣化する(鈍る)。
液晶表示パネルでは、上述のように、画素電極−対向電極間の電界によって液晶の配列が制御されることで画像表示がなされるが、極性反転時に表示信号及び共通電圧VCOMの波形が劣化すると、これによって電極間の電界が変化して表示画像の画質劣化の原因となっていた。
従来の反転駆動では、図9に示したように、各液晶表示パネルの共通電圧VCOM1,VCOM2は常に一致するように反転制御される。このため、信号ラインSから見たとき、該信号ラインSと各共通ラインCとの間に形成される寄生容量18A,・・・,18B,・・・の全ての両端の極性は同一となる。従って、これら寄生容量18A,18Bによる影響が重畳され、結果的に、表示信号及び共通電圧VCOM1,VCOM2の波形劣化の度合が大きくなり、各波形が方形波である場合の画像と比較して画質劣化が避けられなかった。
また、極性反転される毎に、寄生容量18の充放電による電流(充放電電流)が流れることで電力消費が発生するが、上述した従来の反転駆動方法では、各液晶表示パネルの共通電圧VCOM1,VCOM2を、互いに同極性で、且つ同一タイミングで極性反転させているため、実質的に、各液晶表示パネルの走査ラインを合計した本数の走査ラインを備える1つの液晶表示パネルを反転駆動する場合と同程度の消費電力となっていた。しかしながら、これは、画像表示に関係のない、無駄な電力消費となっていた。
上記事情に鑑み、本発明は、信号ラインが共通に配線された複数の液晶表示パネルを備える液晶表示装置において、信号ラインと共通ライン(補助容量ライン)との間に形成される寄生容量に起因する画質劣化を抑制するとともに、消費電力の低減化を図ることを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍にマトリクス状に配列され、画素電極及び該画素電極に接続される補助容量電極を有する複数の画素と、該各画素電極の対向位置に配設された対向電極と、前記対向電極に接続されるとともに前記補助容量電極に接続され、前記複数の信号ラインと交差する複数の共通ラインと、を有する複数の液晶表示パネルを備える液晶表示装置において、
前記各液晶表示パネルの複数の信号ラインの少なくとも一部は、該各液晶表示パネル間で相互に共通に配線され、
前記各液晶表示パネルの前記共通ラインに、所定周期で極性反転する対向電極信号を印加する対向電極駆動手段と、
フレーム内で、前記各液晶表示パネルの前記複数の走査ラインを順次選択し、該各液晶表示パネルを順次、表示期間に設定する走査側駆動手段と、
を備え、前記各液晶表示パネルの対向電極に印加される前記各対向電極信号が、少なくとも、同時に、互いに逆極性に極性反転するタイミングを有することを特徴とする。
前記各液晶表示パネルの複数の信号ラインの少なくとも一部は、該各液晶表示パネル間で相互に共通に配線され、
前記各液晶表示パネルの前記共通ラインに、所定周期で極性反転する対向電極信号を印加する対向電極駆動手段と、
フレーム内で、前記各液晶表示パネルの前記複数の走査ラインを順次選択し、該各液晶表示パネルを順次、表示期間に設定する走査側駆動手段と、
を備え、前記各液晶表示パネルの対向電極に印加される前記各対向電極信号が、少なくとも、同時に、互いに逆極性に極性反転するタイミングを有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記各対向電極信号が互いに逆極性に極性反転するタイミングは、常に同時であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記各対向電極信号の極性反転の周期が、フレーム内の前記表示期間毎に異なることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、フレーム内の前記各表示期間において、前記各対向電極信号のうちの、当該表示期間に設定された前記液晶表示パネルに対する前記対向電極信号の極性反転の周期が一定に設定されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の液晶表示装置において、前記各表示期間において、前記各対向電極信号のうちの当該表示期間に設定されない前記液晶表示パネルに対する対向電極信号の極性反転の周期は、当該表示期間に設定された前記液晶表示パネルに対する対向電極信号の極性反転の周期より長く設定されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍にマトリクス状に配列され、画素電極及び該画素電極に接続される補助容量電極を有する複数の画素と、該各画素電極の対向位置に配設された対向電極と、前記対向電極に接続されるとともに前記補助容量電極に接続され、前記複数の信号ラインと交差する複数の共通ラインと、を有する複数の液晶表示パネルを備える液晶表示装置において、
前記各液晶表示パネルの複数の信号ラインの少なくとも一部は、該各液晶表示パネル間で相互に共通に配線され、
前記各液晶表示パネルの前記共通ラインに、所定周期で極性反転する対向電極信号を印加する対向電極駆動手段と、
前記複数の液晶表示パネルにおける一の液晶表示パネルを所定の複数フレーム毎に選択し、他の液晶表示パネルをフレーム毎に選択し、選択した液晶表示パネルを表示期間に設定する走査側駆動手段と、
を備えることを特徴とする。
前記各液晶表示パネルの複数の信号ラインの少なくとも一部は、該各液晶表示パネル間で相互に共通に配線され、
前記各液晶表示パネルの前記共通ラインに、所定周期で極性反転する対向電極信号を印加する対向電極駆動手段と、
前記複数の液晶表示パネルにおける一の液晶表示パネルを所定の複数フレーム毎に選択し、他の液晶表示パネルをフレーム毎に選択し、選択した液晶表示パネルを表示期間に設定する走査側駆動手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の液晶表示装置において、前記各対向電極信号のうちの、前記一の液晶表示パネルに対する対向電極信号の極性反転の周期を前記所定の複数フレーム毎とし、前記他の液晶表示パネルに対する対向電極信号の極性反転の周期をフレーム毎とすることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍にマトリクス状に配列され、画素電極及び該画素電極に接続される補助容量電極を有する複数の画素と、該各画素電極の対向位置に配設された対向電極と、前記対向電極に接続されるとともに前記補助容量電極に接続され、前記複数の信号ラインと交差する複数の共通ラインと、を有する複数の液晶表示パネルを備え、前記各液晶表示パネルの複数の信号ラインの少なくとも一部は、該各液晶表示パネル間で相互に共通に配線された液晶表示装置を駆動する駆動方法であって、
前記各液晶表示パネルの前記共通ラインに、対向電極信号を、少なくとも、互いに逆極性に同時に極性反転するタイミングを有するように所定周期で極性反転させて印加する動作と、
フレーム内で、前記各液晶表示パネルを順次選択し、該各液晶表示パネルを順次、表示期間に設定する動作と、
を含むことを特徴とする。
前記各液晶表示パネルの前記共通ラインに、対向電極信号を、少なくとも、互いに逆極性に同時に極性反転するタイミングを有するように所定周期で極性反転させて印加する動作と、
フレーム内で、前記各液晶表示パネルを順次選択し、該各液晶表示パネルを順次、表示期間に設定する動作と、
を含むことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の液晶表示装置の駆動方法において、前記各対向電極信号の互いに逆極性に極性反転するタイミングを常に同時にするように制御する動作を含むことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の液晶表示装置の駆動方法において、前記各対向電極信号の極性反転の周期を、フレーム内の前記表示期間毎に異ならせるように制御する動作を含むことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項8に記載の液晶表示装置の駆動方法において、フレーム内の前記各表示期間において、前記各対向電極信号のうちの、当該表示期間に設定された前記液晶表示パネルに対する前記対向電極信号の極性反転の周期を一定するとするように制御する動作を含むことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍にマトリクス状に配列され、画素電極及び該画素電極に接続される補助容量電極を有する複数の画素と、該各画素電極の対向位置に配設された対向電極と、前記対向電極に接続されるとともに前記補助容量電極に接続され、前記複数の信号ラインと交差する複数の共通ラインと、を有する複数の液晶表示パネルを備え、前記各液晶表示パネルの複数の信号ラインの少なくとも一部は、該各液晶表示パネル間で相互に共通に配線された液晶表示装置を駆動する駆動方法であって、
前記各液晶表示パネルの前記共通ラインに、対向電極信号を、所定周期で極性反転させて印加する動作と、
前記複数の液晶表示パネルにおける一の液晶表示パネルを所定の複数フレーム毎に選択し、他の液晶表示パネルをフレーム毎に選択し、選択した液晶表示パネルを表示期間に設定する動作と、
を含むことを特徴とする。
前記各液晶表示パネルの前記共通ラインに、対向電極信号を、所定周期で極性反転させて印加する動作と、
前記複数の液晶表示パネルにおける一の液晶表示パネルを所定の複数フレーム毎に選択し、他の液晶表示パネルをフレーム毎に選択し、選択した液晶表示パネルを表示期間に設定する動作と、
を含むことを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の液晶表示装置の駆動方法において、前記一の液晶表示パネルに対する前記対向電極信号を前記所定の複数フレーム毎に極性反転させ、前記他の液晶表示パネルに対する対向電極信号をフレーム毎に極性反転させるように制御する動作を含むことを特徴とする。
本発明によれば、信号ラインが共通に配線された複数の液晶表示パネルを備える液晶表示装置において、共通に配線された信号ラインと各液晶表示パネルの共通ライン(補助用料ライン)との間に形成される寄生容量による画質の劣化及び消費電力を抑制し、従来の液晶表示装置と比較して、画質の向上及び消費電力の削減を実現することができる。
以下、図面を参照して、本発明に好適な実施形態を説明する。以下では、信号ライン(ソースライン)を共通とする2つの液晶表示パネルを有する液晶表示装置を説明する。尚、以下においては、ソースドライバ回路やゲートドライバ回路を含む1つのドライバ回路を2つの液晶表示パネルで共用するように構成した場合を説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば1つのソースドライバ回路が2つの液晶表示パネルで共用され、液晶表示パネルそれぞれに専用のゲートドライバ回路が設けられる構成等としても良い。また、以下における液晶表示装置の2つの液晶表示パネルは、同じ本数の信号ラインを有するものとするが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば一方の液晶表示パネルの信号ラインの本数が他方の液晶表示パネルの信号ラインの本数より多く、一方の液晶表示パネルの信号ラインが一部が他方の液晶表示パネルに共通に配線されていないものとしても良い。
[液晶表示装置の構成]
先ず、本実施形態における液晶表示装置の構成を説明する。
先ず、本実施形態における液晶表示装置の構成を説明する。
図1は、本実施形態における液晶表示装置1の概略構成図である。同図に示すように、本実施形態の液晶表示装置1は、2つの表示画面を有するものであり、第1画面としての液晶表示パネル10Aと、第2画面としての液晶表示パネル10Bとを備えている。液晶表示パネル10A,10Bは、例えばフレキシブルプリント基板FPCを介して電気的に接続されている。また、液晶表示パネル10B側に、後述するソースドライバ回路(信号側駆動手段)やゲートドライバ回路(走査側駆動手段)、VCOM回路(対向電極駆動手段)を含むドライバ回路(駆動回路)20が設けられており、これによって液晶表示パネル10A,10Bの双方が駆動される。
また、図2は、この液晶表示装置1の全体構成を示すブロック図である。同図によれば、液晶表示装置1は、液晶表示パネル10A,10Bと、ソースドライバ回路22と、ゲートドライバ回路24A,24Bと、VCOM回路26A,26Bと反転RGB発生回路30と、LCDコントローラ40と、を備えて構成される。尚、ソースドライバ回路22、ゲートドライバ回路24A,24B及びVCOM回路26A,26Bは、図1のドライバ回路20に含まれるものである。
図3は、各液晶表示パネルの等価回路を示す回路構成図である。図1〜図3に示すように、液晶表示パネル10Aには、行方向に、ゲートドライバ回路24Aに接続されたm1本の走査ライン(ゲートライン)G1〜Gm1が配置(配線)されているとともに、列方向に、ソースドライバ回路22に接続されたn本の信号ライン(ソースライン)S1〜Snが配置されている。そして、走査ラインG1〜Gm1と信号ラインS1〜Snとの各交点近傍には、アクティブ素子である薄膜トランジスタ12と、画素電極−対向電極間に液晶が充填されて成る画素容量(液晶容量)14と、画素容量14と並列に接続して設けられ、画素容量14に印加された信号電圧を保持する補助容量16と、から構成される表示画素が形成されている。即ち、液晶表示パネル10Aには、画素数「n×m1」の第1画面が形成されている。
より詳細には、画素容量14は、画素電極が、薄膜トランジスタ12を介して走査ラインG及び信号ラインSに接続され、対向電極が、VCOM回路(対向電極駆動手段)26Aに接続された共通ラインC1に接続され、この共通ラインC1を介してVCOM回路26Aにより生成された共通電圧(対向電極信号)VCOM1が印加されている。
そして、走査ラインG1〜Gm1が順次高電圧とされて選択状態となると、対応する各表示画素の薄膜トランジスタ12がONになり、該各表示画素に対応する信号ラインS1〜Snの電圧が印加されることで1ライン分の表示データが書き込まれ、1つの画像が液晶表示パネル10Aに表示される。
また、液晶表示パネル10Aに配線されている信号ラインS1〜Snは、フレキシブルプリント基板EPCを介して液晶表示パネル10Bに延長(伸延)されている。
液晶表示パネル10Bには、行方向に、ゲートドライバ回路24Bに接続されたm2本の走査ラインGm1+1〜Gm1+m2が配置されているとともに、列方向に、液晶表示パネル10Aから延長されたn本の信号ラインS1〜Snが配置されている。そして、走査ラインGm1+1〜Gm1+m2と信号ラインS1〜Snとの各交点近傍には、液晶表示パネル10Aと同様に、薄膜トランジスタ12と、画素容量14と、補助容量16と、から構成される表示画素が形成されている。即ち、液晶表示パネル10Bには、画素数「n×m2」の第2画面が形成されている。
また、画素容量14の対向電極は、VCOM回路(対向電極駆動手段)26Bに接続された共通ラインC2に接続され、この共通ラインC2を介して、VCOM回路26Bにより生成された共通電圧(対向電極信号)VCOM2が印加されている。
そして、走査ラインGm1+1〜Gm1+m2が順次高電圧とされて選択状態となると、対応する各薄膜トランジスタ12がONになり、該各表示画素に対応する信号ラインS1〜Snの電圧が印加されることで1ライン分の表示データが書き込まれ、1つの画像が液晶表示パネル10Bに表示される。
即ち、本実施形態の液晶表示装置1では、1つのソースドライバ回路22に接続された信号ラインS1〜Snが液晶表示パネル10A,10Bに共通して配線され、該ソースドライバ回路22によって駆動される。
反転RGB発生回路30は、液晶表示装置1の外部から入力される映像信号から、水平同期信号H、垂直同期信号V及びコンポジット同期信号CSYを抽出してLCDコントローラ40に出力する。また、映像信号に含まれるRGBの各色信号(RGB信号)を抽出し、LCDコントローラ40から入力される反転制御信号FRPに基づいてRGB信号の極性を周期的に反転させてRGB反転信号(輝度信号)を生成し、ソースドライバ回路22に出力する。尚、入力される映像信号がアナログ信号の場合には、反転RGB発生回路30は、先ず、これをデジタル信号に変換する。
LCDコントローラ40は、反転RGB反転回路30から入力される水平同期信号H、垂直同期信号V及びコンポジット同期信号CSYに基づいて、映像信号に基づく画像を液晶表示パネル10A,10Bに表示させるための制御を行う。
具体的には、LCDコントローラ40は、信号ラインS1〜Snに印加する表示信号の極性反転を制御する反転制御信号FRPを生成して反転RGB発生回路30に出力する。また、液晶表示パネル10Aの共通ラインC1に印加する共通電圧VCOM1の極性反転を制御する反転制御信号FRP1を生成してVCOM回路26Aに出力するとともに、液晶表示パネル10Bの共通ラインC2に印加する共通電圧VCOM2の極性反転を制御する反転制御信号FRP2を生成してVCOM回路26Bに出力する。
更に、LCDコントローラ40は、信号ラインS1〜Snへの表示信号の印加タイミングを制御する水平制御信号HCを生成してソースドライバ回路22に出力する。また、走査ラインG1〜Gm1への走査信号(ゲートパルス)の印加タイミングを制御する垂直制御信号VC1を生成してゲートドライバ回路24Aに出力するとともに、走査ラインGm1+1〜Gm1+m2への走査信号(ゲートパルス)の印加タイミングを制御する垂直制御信号VC2を生成してゲートドライバ回路24Bに出力する。
ソースドライバ回路22は、LCDコントローラ40から入力される水平制御信号HCに基づいて、反転RGB発生回路30から入力される反転RGB信号(輝度信号)を順次サンプリングし、対応する表示信号電圧を、水平走査期間毎に、信号ラインS1〜Snに一斉に印加する。
ゲートドライバ回路24Aは、LCDコントローラ40から入力される垂直制御信号VC1に基づいて、液晶表示パネル10Aの走査ラインG1〜Gm1に走査信号(ゲートパルス)を順次印加する。また、ゲートドライバ回路24Bは、LCDコントローラ40から入力される垂直制御信号VC2に基づいて、液晶表示パネル10Bの走査ラインGm1+1〜Gm1+m2に走査信号(ゲートパルス)を順次印加する。
VCOM回路26Aは、LCDコントローラ40から入力される反転制御信号FRP1に基づいて極性を反転させた共通電圧VCOM1を生成し、液晶表示パネル10Aの共通ラインC1に印加する。また、VCOM回路26Bは、LCDコントローラ40から入力される反転制御信号FRP2に基づいて極性を反転させた共通電圧VCOM2を生成し、液晶表示パネル10Bの共通ラインC2に印加する。
このように構成される液晶表示装置1を反転駆動する場合、従来では、図9に示したような駆動波形によって駆動していた。即ち、ライン反転駆動する場合には、同図(a)に示したような駆動波形によって駆動制御し、フレーム反転駆動する場合には、同図(b)に示した駆動波形によって駆動制御していた。以下、図9の駆動波形による反転駆動を「従来の反転駆動」と称する。
そして、従来の反転駆動では、上述のように、信号ラインSと共通ラインC1,C2との間に形成される寄生容量18A,・・・,18B,・・・により、信号ラインS上の表示信号及び共通ラインC1、2上の共通電圧VCOM1,VCOM2の波形が劣化し、これに起因して、液晶表示パネル10A,10Bの表示画像の画質劣化及び消費電力の無駄が生じていた。
本実施形態は、反転駆動の制御方法を工夫することで、寄生容量18A,18Bによる表示信号及び共通電圧VCOM1,VCOM2の波形劣化を抑制し、従来と比較して画質向上及び消費電力の削減を図るものである。
以下、本実施形態の具体的な4つの駆動方法を、順に説明する。
以下、本実施形態の具体的な4つの駆動方法を、順に説明する。
<第1実施形態>
先ず、第1実施形態を説明する。
第1実施形態では、液晶表示パネル10A,10Bをライン反転駆動する。
先ず、第1実施形態を説明する。
第1実施形態では、液晶表示パネル10A,10Bをライン反転駆動する。
図4は、第1実施形態での液晶表示装置1の反転駆動制御を説明するための図であり、1フレーム期間での駆動波形を示している。同図では、横軸を時間軸として、上から順に、走査ラインGの走査タイミング(ゲートスキャン)、信号ラインSに印加される表示信号(ソース出力)、共通電圧VCOM1,VCOM2、を示している。但し、「m1」及び「m2」がともに2以上の偶数である場合の例を示している。
同図に示すように、第1実施形態では、表示信号及び共通電圧VCOM1,VCOM2の極性が、走査ラインG毎に反転されるとともに、フレーム期間毎にも反転されるが、このとき、共通電圧VCOM1,VCOM2は、常に、極性が互いに逆位相になるように設定される。即ち、共通電圧VCOM1,VCOM2は同時に極性反転し、且つ互いに逆極性に反転する。
また、液晶を駆動するためには、表示対象(走査対象)としている液晶表示パネルの共通電圧VCOMと表示信号との極性が逆でなくてはならない。このため、表示信号は、第1画面表示期間では、共通電圧VCOM1と極性が逆位相になり、第2画面表示期間では、共通電圧VCOM2と極性が逆位相となるように設定される。
尚、これらの表示信号及び共通電圧VCOM1,VCOM2の極性反転は、LCDコントローラ40によって制御されるものであり、具体的には、LCDコントローラ40によって生成される反転制御信号FRP,FRP1,FRP2を適宜設定制御して、反転RGB発生回路30及びVCOM回路26A,26Bの動作を制御することで実現される。
即ち、LCDコントローラ40は、VCOM回路26A,26Bそれぞれに対して、共通電圧VCOM1,VCOM2を互いに逆位相で極性反転させるように反転制御信号FRP1、FRP2を生成して出力する。また、反転RGB発生回路30に対しては、表示信号が、第1画面表示期間においては共通電圧VCOM1の極性と逆になり、第2画面表示期間においては共通電圧VCOM2の極性と逆になるように、反転制御信号FRPを設定して出力する。
このように、第1実施形態では、共通電圧VCOM1,VCOM2を、極性が互いに逆となるように極性反転することで、信号ラインS側から見たときの、共通ラインC1との間に形成される寄生容量18Aと、共通ラインC2との間に形成される寄生容量18Bとの極性が常に逆になる。このため、寄生容量18Aが表示信号及び共通電圧VCOM1,VCOM2の波形に与える影響と、寄生容量18Bが表示信号及び共通電圧VCOM1,VCOM2の波形に与える影響とが相殺されることで、表示信号及び共通電圧VCOM1,VCOM2の波形劣化が抑制され、結果的に、従来の駆動方法と比較して、液晶表示パネル10A,10Bの表示画像の画質が向上する。
また、信号ラインSから見たときの寄生容量18A,18Bの極性が互いに逆になることで、極性反転の際に流れる寄生容量18A,18Bの充放電による電流(充放電電流)が互いに逆方向となり、寄生容量18A,18Bの充放電にかかる消費電力が減少して液晶表示装置1の消費電力が削減される。
尚、図4では、「m1」及び「m2」がともに2以上の偶数の場合を示しているが、奇数の場合にも基本的に同様であって、走査ライン毎及びフレーム期間毎に極性反転するように各波形の極性が設定される。具体的には、例えば「m1」が奇数である場合には、同図において、走査ラインGm1〜Gm1+m2に対応する各波形の極性が逆になり、「m2」が奇数である場合には、1フレーム期間の最後の走査ラインGm1+m2に対応する各信号波形の極性が逆になる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を説明する。
第2実施形態では、液晶表示パネル10A,10Bをライン反転駆動するが、極性反転の周期を表示対象となっている液晶表示パネルに応じて変更する。
次に、第2実施形態を説明する。
第2実施形態では、液晶表示パネル10A,10Bをライン反転駆動するが、極性反転の周期を表示対象となっている液晶表示パネルに応じて変更する。
図5は、第2実施形態での液晶表示装置1の反転駆動制御を説明するための図であり、1フレーム期間での駆動波形を示している。同図では、横軸を時間軸として、上から順に、走査ラインの走査タイミング(ゲートスキャン)、信号ラインSに印加される表示信号、共通電圧VCOM1,VCOM2、を示している。但し、「m1」及び「m2」がともに2以上の偶数である場合の例を示している。
同図に示すように、第2実施形態では、共通電圧VCOM1,VCOM2は、第1実施形態と同様に、常に極性が互いに逆になるように極性反転されるとともに、その極性反転周期が、表示対象とする液晶表示パネルに応じて異なるように制御される。具体的には、同図では、共通電圧VCOM1,VCOM2は、第1画面表示期間では1走査ライン毎に極性反転され、第2画面表示期間では2走査ライン毎に反転駆動されている。即ち、第2画面表示期間における極性反転周期が、第1画面表示期間における極性反転周期の2倍となっている。
そして、表示信号は、表示対象となっている液晶表示パネルの共通電圧と極性が逆になるように極性反転される。即ち、表示信号は、第1画面表示期間では、共通電圧VCOM1と極性が逆になるように極性反転され、第2画面表示期間では、共通電圧VCOM2と極性が逆になるように極性反転される。従って、第2画面表示期間における表示信号の極性反転周期も、第1画面表示期間における極性反転周期の2倍となっている。
従って、第2実施形態では、LCDコントローラ40は、VCOM回路26A,26Bそれぞれに対して、共通電圧VCOM1,VCOM2を、互いに逆極性となり、且つ、第1画面表示期間では1走査ライン毎に極性反転させ、第2画面表示期間では2走査ライン毎に極性反転させるように、反転制御信号FRP1,FRP2を設定して出力する。また、反転RGB発生回路30に対しては、表示信号が、第1画面表示期間においては共通電圧VCOM1と極性が逆になり、第2画面表示期間においては共通電圧VCOM2と極性が逆になるように、反転制御信号FRPを設定して出力する。
このように、第2実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様に、共通電圧VCOM1,VCOM2の極性が互いに逆になっているので、寄生容量18A,18Bによる表示信号及び共通電圧VCOM1,VCOM2の波形劣化が抑制され、表示画像の画質の向上、及び、消費電力の削減が実現される。
更に、従来の反転駆動と比較して、1フレーム期間の第2画面表示期間での共通電圧VCOM1,VCOM2の極性反転の回数が少なくなっているため、液晶表示パネル10A,10Bの駆動にかかる消費電力の低減が実現される。但し、一般的に、極性反転周期を長くすると、その分、表示画像の画質が低下する。このため、第2実施形態は、例えばメインディスプレイ及びサブディスプレイを備える携帯電話機において、メインディスプレイを第1画面、サブディスプレイを第2画面とし、サブディスプレイには時刻等の簡単な情報のみを表示して高い画質を要求しない場合のように、第2画面の表示画像に高い画質が要求されない場合に好適に適用される。
尚、図5では、第2画面表示期間における共通電圧VCOM1,VCOM2の極性反転周期を第1画面表示期間における極性反転周期の2倍としたが、これに限らず、第2画面表示期間において3以上の走査ライン毎に極性反転を行い、極性反転周期を3倍以上にしても良い。この場合、極性反転周期を長くする程、液晶表示パネル10Bの表示画像の画質は劣化するが、消費電力を更に削減することができる。
また、第1画面表示期間における共通電圧VCOM1,VCOM2の極性反転周期を、第2画面表示期間における極性反転周期よりも大きくしても良い。即ち、用途により第1画面の液晶表示パネル10Aの画質を低下させても構わない場合には、例えば、第1画面表示期間において複数の走査ライン毎に極性反転を行い、第1画面表示期間における極性反転周期を第2画面表示期間における極性反転周期よりも長くすることとしても良い。更に、一方の表示期間だけではなく、第1画面表示期間及び第2画面表示期間の双方において、同数或いは異なる複数の走査ライン毎に極性反転を行うこととしても良い。
また、図5では、「m1」及び「m2」がともに偶数である場合を示しているが、奇数である場合にも基本的に同様であって、走査ライン毎及びフレーム期間毎に極性反転するように各波形の極性が設定される。具体的には、例えば「m1」が奇数である場合には、同図において、走査ラインGm1〜Gm1+m2に相当する各波形の極性が逆になり、「m2」が奇数の場合には、1フレーム期間の最後の走査ラインGm1+m2に対応する各信号が、1走査ラインで極性反転することになる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態を説明する。
第3実施形態では、液晶表示パネル10A,10Bをライン反転駆動するが、表示対象となっていない液晶表示パネルの極性反転の周期を、表示対象となっている液晶表示パネルの極性反転の周期よりも長くする。
次に、第3実施形態を説明する。
第3実施形態では、液晶表示パネル10A,10Bをライン反転駆動するが、表示対象となっていない液晶表示パネルの極性反転の周期を、表示対象となっている液晶表示パネルの極性反転の周期よりも長くする。
図6は、第3実施形態での液晶表示装置1の反転駆動制御を説明するための図であり、1フレーム期間での駆動波形を示している。同図では、横軸を時間軸として、上から順に、走査ラインGの走査タイミング(ゲートスキャン)、信号ラインSに印加される表示信号(ソース出力)、共通電圧VCOM1,VCOM2、を示している。但し、「m1」及び「m2」がともに偶数である場合の例を示している。
同図に示すように、第3実施形態では、第1画面表示期間及び第2画面表示期間の各表示期間において、表示対象となっていない液晶表示パネルの共通電圧の極性反転が、2以上の複数の走査ライン毎に行われる。具体的には、同図では、第1画面表示期間では、表示対象となっている第1画面の液晶表示パネル10Aの共通電圧VCOM1の極性は1走査ライン毎に反転され、表示対象となっていない第2画面の液晶表示パネル10Bの共通電圧VCOM2の極性は2走査ライン毎に反転されている。即ち、共通電圧VCOM2の極性反転周期が、共通電圧VCOM1の極性反転周期の2倍となっている。
一方、第2画面表示期間では、表示対象となっている第2画面の液晶表示パネル10Bの共通電圧VCOM2の極性は1走査ライン毎に反転され、表示対象となっていない第2画面の液晶表示パネル10Aの共通電圧VCOM1の極性は2走査ライン毎に反転されている。即ち、共通電圧VCOM1の極性反転周期が、共通電圧VCOM2の極性反転周期の2倍となっている。
また、表示信号は、現在表示対象となっている液晶表示パネルの共通電圧と極性が逆になるように反転される。即ち、表示信号は、第1画面表示期間では、共通電圧VCOM1と極性が逆になるように反転され、第2画面表示期間では、共通電圧VCOM2と極性が逆になるように反転される。従って、表示信号は、1走査ライン毎に極性反転される。
即ち、第3実施形態では、LCDコントローラ40は、VCOM回路26Aに対して、共通電圧VCOM1を、第1画面表示期間では1走査ライン毎に反転させ、第2画面表示期間では2走査ライン毎に反転させるように反転制御信号FRP1を設定して出力する。また、VCOM回路26Bに対しては、共通電圧VCOM2を、第1画面表示期間では2走査ライン毎に反転させ、第2画面表示期間では1操作ライン毎に反転させるように反転制御信号FRP2を生成して出力する。そして、反転RGB発生回路30に対しては、表示信号が、第1画面表示期間では共通電圧VCOM1と極性が逆になり、第2画面表示期間では共通電圧VCOM2と極性が逆になるように、反転制御信号FRPを設定して出力する。
このように、第3実施形態によれば、各表示期間において、共通電圧VCOM1,VCOM2のそれぞれの極性反転周期が異なるため、共通電圧VCOM1,VCOM2の極性が互いに逆となる期間が生じる。この期間においては、寄生容量18A,18Bによる表示信号及び共通電圧VCOM1,VCOM2の波形劣化が抑制されるため、従来の反転駆動と比較して、表示画像の画質の向上、及び、消費電力の削減が実願される。
また、現在表示対象としていない液晶表示パネルの共通電圧VCOMを2走査ライン毎に極性反転しているので、従来の反転駆動と比較して、1フレーム期間での共通電圧VCOM1,VCOM2の極性反転の回数が少なくなり、これによって、液晶表示パネル10A,10Bの駆動にかかる消費電力の低減が実現される。
尚、図6では、「m1」及び「m2」がともに偶数である場合を示したが、奇数である場合にも基本的に同様であって、操作ライン毎及びフレーム期間毎に極性反転するように各波形の極性が設定される。具体的には、例えば「m1」が奇数である場合には、走査ラインGm1〜Gm1+m2に相当する各波形の極性が逆になり、「m2」が奇数である場合には、1フレーム期間の最後の信号ラインGm1+m2に相当する各信号の極性が逆になる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態を説明する。
第4実施形態では、上述した第1〜第3実施形態の場合と異なり、液晶表示パネル10A,10Bをライン反転駆動せず、フレーム反転駆動のみを行う。
次に、第4実施形態を説明する。
第4実施形態では、上述した第1〜第3実施形態の場合と異なり、液晶表示パネル10A,10Bをライン反転駆動せず、フレーム反転駆動のみを行う。
図7は、第4実施形態での液晶表示装置1の反転駆動制御を説明するための図である。同図では、横軸を時間軸として、上から順に、走査ラインGの走査タイミング(ゲートスキャン)、信号ラインSに印加される表示信号、共通電圧VCOM1,VCOM2、を示している。
同図によれば、1フレーム期間は、液晶表示パネル10Aを表示対象とする第1画面表示期間と、液晶表示パネル10Bを表示対象とする第2画面表示期間とから構成される。そして、第4実施形態では、第1画面の液晶表示パネル10Aは、1フレーム期間毎に共通電圧VCOM1が反転され、走査ラインG1〜Gm1が順に走査されて画像が表示されるが、第2画面の液晶表示パネル10Bは、Nフレーム期間毎に共通電圧VCOM2が反転され、走査ラインGm1+1〜Gm1+m2が走査されて画像の表示が行われる。但し、「N」は奇数であるとする。
具体的には、第1フレーム期間では、第1画面表示期間において走査ラインG1〜Gm1が順に走査されて液晶表示パネル10Aの画像表示が行われ、第2画面表示期間において走査ラインGm1+1〜Gm1+m2が順に走査されて液晶表示パネル10Bの画像表示が行われる。即ち、液晶表示パネル10A,10Bの双方で画像が再表示される。
また、第2フレーム期間から第Nフレーム期間では、第1画面表示期間において走査ラインG1〜Gm1が走査され、液晶表示パネル10Aの画像の再表示が行われる。第2画面表示期間においては、走査ラインGm1+1〜Gm1+m2が走査されない、即ち液晶表示パネル10Bの画像の再表示が行われず、第1フレーム期間での表示画像が継続して表示される。
そして、第(N+1)フレーム期間では、第1フレーム期間と同様に、第1画面表示期間において走査ラインG1〜Gm1が順に走査され、第2画面表示期間において走査ラインGm1+1〜Gm1+m2が順に走査されて、液晶表示パネル10A,10Bの双方で画像の再表示が行われる。
つまり、液晶表示パネル10Aでは、1フレーム期間毎に画像の再表示が行われるが、液晶表示パネル10Bでは、Nフレーム期間毎に画像の再表示が行われる、即ち走査ラインGの走査(ゲートスキャン)が間引かれている。
そして、液晶表示パネル10Aの対向電極に印加される共通電圧VCOM1は1フレーム期間毎に極性反転され、液晶表示パネル10Bの対向電極に印加される共通電圧VCOM2はNフレーム毎に極性反転される。このとき、共通電圧VCOM2は、液晶表示パネル10Bの走査ラインGm1+1〜Gm1+m2の走査が行われたフレーム期間、即ち画像表示が行われたフレーム期間(第1フレーム期間、第(N+1)フレーム期間、・・・)の終了時に極性反転され、走査されないフレーム期間、即ち画像表示が行われないフレーム期間の終了時には極性反転されない。
尚、共通電圧VCOM2は、液晶表示パネル10Bの走査ラインGm1+1〜Gm1+m2の走査が行われたフレーム期間と、その次に走査ラインGm1+1〜Gm1+m2の走査が行われるフレーム期間とで、この2つのフレーム期間の間であれば、極性反転をいつ行っても良い。
このように、第4実施形態によれば、従来のフレーム反転と比較して、第2画面の液晶表示パネル10Bに対する共通電圧VCOM2の極性反転の回数が少なくなっているため、液晶表示装置1全体として、表示パネル10A,10Bの駆動にかかる消費電力が削減される。但し、走査ラインの走査(ゲートスキャン)を間引くことで、単位時間当たりの描画フレーム数が減少するため、例えば動画表示した場合には「コマ送り」のようなぎくしゃくした画像となる欠点があるが、文字表示や静止画表示の場合等には殆ど問題とならない。このため、第4実施形態は、第2画面の液晶表示パネル10Bに、例えば文字表示等の情報量が少ない静止画を表示する場合に好適に適用することができる。
尚、図7では、第2画面の液晶表示パネル10Bの走査ラインSの走査を間引くこととしたが、これに限らず、第1画面の表示パネル10Aの走査ラインSの走査を間引くこととしても良く、液晶表示パネル10A,10Bの表示画像に応じて、適当に決定することができる。
また、ここでは、「N」が奇数であるとしたので、表示信号を1フレーム期間毎に極性反転させた場合、第1フレーム期間と第(N+1)フレーム期間とで表示信号の極性が逆になり、第2画面の液晶表示パネル10Bの走査ラインを走査する各フレーム期間(第1フレーム期間、第(N+1)フレーム期間、・・・)において、共通電圧VCOM2と表示信号とが逆極性となった。しかし、「N」が偶数である場合には、表示信号を1フレーム期間毎に極性反転させると、第1フレーム期間と第(N+1)フレーム期間とで表示信号の極性が同じになる。このため、「N」が偶数である場合には、表示信号を、例えば第Nフレーム期間の終了時に極性反転させない等して、第1フレーム期間と第(N+1)フレーム期間とで極性が逆になるように極性反転すれば良い。
[変形例]
尚、本発明の適用は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
尚、本発明の適用は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば上述した実施形態では、2つの液晶表示パネル10A,10Bを有する液晶表示装置1を説明したが、3以上の液晶表示パネルを有することとしても良い。その場合には、各液晶表示パネルを次のように反転駆動する。
即ち、第1実施形態では、各液晶表示パネルの共通電圧VCOM1,VCOM2,VCOM3,・・・の内、少なくとも1つの共通電圧VCOMを、他の共通電圧VCOMと互いに極性が逆になるように極性反転させる。そして、表示信号は、表示対象となっている液晶表示パネルの共通電圧VCOMと極性が逆になるように反転させる。
また、第2実施形態では、複数の液晶表示パネルの内、高い画質が要求されない液晶表示パネルを表示対象としている表示期間において、各共通電圧VCOMを複数の走査ライン毎に極性反転させる。
また、第3実施形態では、各液晶表示パネルを表示対象とする表示期間において、現在表示対象としている液晶表示パネルの共通電圧VCOMについては1走査ライン毎に極性反転させ、それ以外の表示対象としていない液晶表示パネルの共通電圧VCOMについては複数走査ライン毎に極性反転させる。
また、第4実施形態では、複数の液晶表示パネルの内、例えば文字等表示等の静止画の表示を行う液晶表示パネルについて、走査ラインの走査を複数のフレーム期間毎に行うととともに、共通電圧VCOMを該複数のフレーム期間毎に極性反転させる。そして、その他の液晶表示パネルについては、1フレーム期間毎に走査ラインの走査及び共通電圧VCOMの極性反転を行う。
1 液晶表示装置
10A,10B 液晶表示パネル
12 薄膜トランジスタ(TFT)
14 画素容量(液晶容量)
14a 画素電極
14b 対向電極
16 補助容量
18 寄生容量
S(S1〜Sn) 信号ライン(ソースライン)
G(G1〜Gm1+m2) 走査ライン(ゲートライン)
C(C1,C2) 共通ライン
20 ドライバ回路(駆動回路)
22 ソースドライバ回路
24A,24B ゲートドライバ回路
26A,26B VCOM回路
30 反転RGB発生回路
40 LCDコントローラ
10A,10B 液晶表示パネル
12 薄膜トランジスタ(TFT)
14 画素容量(液晶容量)
14a 画素電極
14b 対向電極
16 補助容量
18 寄生容量
S(S1〜Sn) 信号ライン(ソースライン)
G(G1〜Gm1+m2) 走査ライン(ゲートライン)
C(C1,C2) 共通ライン
20 ドライバ回路(駆動回路)
22 ソースドライバ回路
24A,24B ゲートドライバ回路
26A,26B VCOM回路
30 反転RGB発生回路
40 LCDコントローラ
Claims (13)
- 複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍にマトリクス状に配列され、画素電極及び該画素電極に接続される補助容量電極を有する複数の画素と、該各画素電極の対向位置に配設された対向電極と、前記対向電極に接続されるとともに前記補助容量電極に接続され、前記複数の信号ラインと交差する複数の共通ラインと、を有する複数の液晶表示パネルを備える液晶表示装置において、
前記各液晶表示パネルの複数の信号ラインの少なくとも一部は、該各液晶表示パネル間で相互に共通に配線され、
前記各液晶表示パネルの前記共通ラインに、所定周期で極性反転する対向電極信号を印加する対向電極駆動手段と、
フレーム内で、前記各液晶表示パネルの前記複数の走査ラインを順次選択し、該各液晶表示パネルを順次、表示期間に設定する走査側駆動手段と、
を備え、前記各液晶表示パネルの対向電極に印加される前記各対向電極信号が、少なくとも、同時に、互いに逆極性に極性反転するタイミングを有することを特徴とする液晶表示装置。 - 前記各対向電極信号が互いに逆極性に極性反転するタイミングは、常に同時であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記各対向電極信号の極性反転の周期が、フレーム内の前記表示期間毎に異なることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- フレーム内の前記各表示期間において、前記各対向電極信号のうちの、当該表示期間に設定された前記液晶表示パネルに対する前記対向電極信号の極性反転の周期が一定に設定されることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記各表示期間において、前記各対向電極信号のうちの当該表示期間に設定されない前記液晶表示パネルに対する対向電極信号の極性反転の周期は、当該表示期間に設定された前記液晶表示パネルに対する対向電極信号の極性反転の周期より長く設定されることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
- 複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍にマトリクス状に配列され、画素電極及び該画素電極に接続される補助容量電極を有する複数の画素と、該各画素電極の対向位置に配設された対向電極と、前記対向電極に接続されるとともに前記補助容量電極に接続され、前記複数の信号ラインと交差する複数の共通ラインと、を有する複数の液晶表示パネルを備える液晶表示装置において、
前記各液晶表示パネルの複数の信号ラインの少なくとも一部は、該各液晶表示パネル間で相互に共通に配線され、
前記各液晶表示パネルの前記共通ラインに、所定周期で極性反転する対向電極信号を印加する対向電極駆動手段と、
前記複数の液晶表示パネルにおける一の液晶表示パネルを所定の複数フレーム毎に選択し、他の液晶表示パネルをフレーム毎に選択し、選択した液晶表示パネルを表示期間に設定する走査側駆動手段と、
を備えることを特徴とする液晶表示装置。 - 前記各対向電極信号のうちの、前記一の液晶表示パネルに対する対向電極信号の極性反転の周期を前記所定の複数フレーム毎とし、前記他の液晶表示パネルに対する対向電極信号の極性反転の周期をフレーム毎とすることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
- 複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍にマトリクス状に配列され、画素電極及び該画素電極に接続される補助容量電極を有する複数の画素と、該各画素電極の対向位置に配設された対向電極と、前記対向電極に接続されるとともに前記補助容量電極に接続され、前記複数の信号ラインと交差する複数の共通ラインと、を有する複数の液晶表示パネルを備え、前記各液晶表示パネルの複数の信号ラインの少なくとも一部は、該各液晶表示パネル間で相互に共通に配線された液晶表示装置を駆動する駆動方法であって、
前記各液晶表示パネルの前記共通ラインに、対向電極信号を、少なくとも、互いに逆極性に同時に極性反転するタイミングを有するように所定周期で極性反転させて印加する動作と、
フレーム内で、前記各液晶表示パネルを順次選択し、該各液晶表示パネルを順次、表示期間に設定する動作と、
を含むことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。 - 前記各対向電極信号の互いに逆極性に極性反転するタイミングを常に同時にするように制御する動作を含むことを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置の駆動方法。
- 前記各対向電極信号の極性反転の周期を、フレーム内の前記表示期間毎に異ならせるように制御する動作を含むことを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置の駆動方法。
- フレーム内の前記各表示期間において、前記各対向電極信号のうちの、当該表示期間に設定された前記液晶表示パネルに対する前記対向電極信号の極性反転の周期を一定するとするように制御する動作を含むことを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置の駆動方法。
- 複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍にマトリクス状に配列され、画素電極及び該画素電極に接続される補助容量電極を有する複数の画素と、該各画素電極の対向位置に配設された対向電極と、前記対向電極に接続されるとともに前記補助容量電極に接続され、前記複数の信号ラインと交差する複数の共通ラインと、を有する複数の液晶表示パネルを備え、前記各液晶表示パネルの複数の信号ラインの少なくとも一部は、該各液晶表示パネル間で相互に共通に配線された液晶表示装置を駆動する駆動方法であって、
前記各液晶表示パネルの前記共通ラインに、対向電極信号を、所定周期で極性反転させて印加する動作と、
前記複数の液晶表示パネルにおける一の液晶表示パネルを所定の複数フレーム毎に選択し、他の液晶表示パネルをフレーム毎に選択し、選択した液晶表示パネルを表示期間に設定する動作と、
を含むことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。 - 前記一の液晶表示パネルに対する前記対向電極信号を前記所定の複数フレーム毎に極性反転させ、前記他の液晶表示パネルに対する対向電極信号をフレーム毎に極性反転させるように制御する動作を含むことを特徴とする請求項12に記載の液晶表示装置の駆動方法。
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