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JP2006070175A - フェノール化合物固定化担体およびフェノール化合物の固定化方法 - Google Patents

フェノール化合物固定化担体およびフェノール化合物の固定化方法 Download PDF

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Mineyuki Yokoyama
峰幸 横山
Takeshi Kusakari
健 草刈
Koji Minami
孝司 南
Kazuyuki Miyazawa
和之 宮沢
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Abstract

【課題】 フェノール化合物(天然色素)を固定化及び安定化させることが可能なフェノール化合物の固定化方法、この方法によって得られる、粉体、及びその配合化粧料を提供する。
【解決手段】 フェノール性水酸基、アミノ基、アミド結合、SH基またはカルボキシル基を含む担体にラッカーゼを用いてフェノール構造をもつ化合物(フェノール化合物)を結合させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は粉体や繊維などの担体へフェノール化合物を固定化したフェノール化合物固定化担体に関し、特に担体に天然色素や抗酸化剤などのフェノール化合物を固定化させたフェノール化合物固定化担体に関する。
フェノール化合物である天然色素は環境や人体にやさしい物質であるため、様々な着色用途に使用されることが望まれているが、そのままでは変色し易く不安定な物質であるため、十分に活用されるには至っていなかった。天然色素を、元来有している色味のままで安定に保持することができれば好都合である。
一部、繊維(木綿)への草木染めに代表される、天然色素を染着する技術はすでにあるが、天然色素自体の色味をそのまま再現するのではなく、色味は変化することを前提にしているものであった。
また、天然色素の安定化技術として従来知られている方法としては、例えばカロチノイド等の天然色素を抗酸化剤やシクロデキストリン、ポリフェノールなどを添加することにより安定化する方法が知られている(特許文献1〜3参照)。
特開平2−135070号公報 特開平4−15371号公報 特開平5−32909号公報
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、天然色素をラッカーゼによる酵素反応で特定の担体に固定化することにより、天然色素を不溶化及び安定化できることを見出すと共に、固定化に抗酸化効果をもつ天然色素を用いれば色素の安定化と皮膚への抗酸化効果とを併せ持つ安全性の高い担体が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、フェノール性水酸基、アミノ基、アミド基、SH基またはカルボキシル基を含む担体に、フェノール構造をもつフェノール化合物がラッカーゼを用いて結合されてなることを特徴とするフェノール化合物固定化担体、およびフェノール性水酸基、アミノ基、アミド基、SH基またはカルボキシル基を含む担体に、ラッカーゼを用いてフェノール構造をもつフェノール化合物を結合させることを特徴とするフェノール化合物の固定化方法である。
粉体に対して天然色素を結合する技術はこれまで知られておらず、また化学繊維に対して温和な条件で天然色素を分解させることなく結合させる技術は知られていない。
本発明によれば、フェノール化合物、とくに天然色素をラッカーゼによる酵素反応で特定の担体に固定化することにより、フェノール化合物を不溶化及び安定化させることができる。
また、被固定化物に抗酸化効果をもつフェノール化合物を用いれば色素の安定化と皮膚への抗酸化効果とを併せ持つ固定化担体を得ることができる。
以下、本発明について詳述する。
本発明は、担体にラッカーゼを用いてフェノール構造をもつ物質(フェノール化合物)を結合させるものである。
担体としては、粉体または繊維の形態をしており、その表面にフェノール性水酸基、アミノ基、SH基、カルボキシル基やアミド結合部位を持つものを用いる。かかる担体としては例えばナイロン、フェノール系樹脂、アクリル酸系樹脂などが挙げられ、用途に応じて任意の粒径、粒度分布をもつ粉体、任意の直径をもつ繊維を用いることができる。
担体にフェノール性水酸基、アミノ基、SH基、カルボキシル基やアミド結合部位のような基が存在しない場合、例えばシリカゲル粉体、マイカ、タルク、カオリン、二酸化チタン、酸化亜鉛粉体のようなものは、従来法に基づき、アミノ基等を導入した後にフェノール化合物との結合に供することで、本発明の方法により固定化することができ、固定化粉体、固定化繊維を得ることができる。
フェノール化合物は、天然色素であることが好ましく、例えば、下記式(1)で表されるサンタリンを含有するサンダルウッド色素が挙げられる。
Figure 2006070175
または下記式(2)で表されるクルクミノイドを含有するウコン色素でもよい。ここで、式(2)で表される化合物はクルクミンであるが、クルクミノイドとしては、この他、デメチルクルクミン(demethyl curcumin)、ビスデメチルクルクミン(bisdemethyl curcumin)が挙げられる。
Figure 2006070175
なおフェノール化合物としては、天然色素、抗酸化物質の他、フェノール構造をもつ紫外線吸収剤(サリチル酸誘導体、ベンゾフェノン誘導体名など)、フラボノイド(ケルセチンなど)、ポリフェノール等を用いることもできる。
ラッカーゼは、もともとは漆に含まれている酵素成分として知られているが、微生物由来のものや、市販されているもの、例えば、ノボザイムズ社から提供されているものを用いることもできる。
本発明に係るフェノール化合物の固定化方法としては、つぎの手順で行うことができる。
(s1)まずフェノール化合物(天然色素または抗酸化物質など)を、水、エタノール、メタノール、2‐プロパノールまたはこれらの含水溶媒に溶解させる。
(s2)担体(粉体または繊維など)を、水、エタノール、メタノール、2‐プロパノールなどの低級アルコールまたはこれらの含水溶媒に分散させる。
粉体(または繊維)とフェノール化合物の割合は、粉体に対してフェノール化合物をどのくらい結合させたいかにより決めればよい。
(s3)フェノール化合物溶液と粉体または繊維の懸濁液を混ぜた後にラッカーゼを添加する。
加えるラッカーゼの必要量はその起源、比活性により大きく異なる。例えば、ノボザイムズ社製ラッカーゼの場合、粉体(または繊維)に対して1〜50%、好ましくは10〜30%の酵素液を加える。一般的にラッカーゼは耐熱性が高いので、高温(70℃くらいまで)での反応も可能であるが、室温でも十分に反応させることは可能である。pHは、中性以下ならば特に制御する必要がない。反応時間は、ラッカーゼの量により異なるが、好ましい濃度ならば一時間反応させれば十分である。
(s4)反応終了後にフェノール化合物が結合した粉体(または繊維)を溶媒で洗う。詳しくは、溶媒中にフェノール性化合物が溶出されなくなるまで洗った後、粉体(または繊維)を遠心法、またはろ過法により回収し、ついで乾燥させる。溶媒は、用いたフェノール物質が溶けること以外、特に限定されない。粉体の乾燥は特に限定されないが、減圧下で乾燥することがその後、粉体をパウダー状にするために望ましい。
得られたフェノール化合物固定化担体は、担体に対して0.1〜10質量%のフェノール化合物が担体周囲及び細孔に固定化されてなるもので、フェノール化合物として天然色素や抗酸化物質を用いることで、安定化された天然色素や抗酸化物質とすることができ、中でも粉体のものは天然色素を安定に固定させた顔料として、また抗酸化物質を固定させたものは皮膚の酸化を効果的に安定的に防止するスキンケア性付与粉体として、化粧料などに安定に配合することが可能となった。
本発明のフェノール化合物固定化担体のうち、担体が粉体であるものは外皮に適用される化粧料に広く適用することが可能であり、例えばパウダーファンデーション、フェースパウダー、ボディパウダー、リップグロス、口紅、アイシャドー等に用いることができる。
担体が繊維状のものについては、直径の細かいものについては細かく裁断することにより、粉体と同様に化粧料用粉体として利用でき、マスカラ等のメーキャップ製品、ヘアケア製品等にも使用できる他、布、衣類、フィルター等の雑貨に利用することができる。
次に、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
ナイロン粉体分散液5mLに対し、サンダルウッド色素溶液またはウコン色素溶液を5、20、50、100mL加え、それぞれに更にラッカーゼ溶液(ノボザイムズ社)を0.5mL、1.25mL、2.75mL、5.25mLを添加した後、50℃で1時間激しく攪拌しながらインキュベートした。なお、ナイロン粉体分散液と各溶液はつぎのようにして調製した。
・ナイロン粉体分散液;化粧品用ナイロン粉体(ナイロンSP−500、日興理化学産業)50gを100mLのエタノール(50%水溶液)溶液に分散させた。
・サンダルウッド色素溶液;天然サンダルウッド色素(商品名サンダルレッド、東洋エフ・シー・シー株式会社)0.6gを200mLエタノール(50%水溶液)に溶かした。
・ウコン色素溶液;天然ウコン色素(商品名エローTP−E、東洋エフ・シー・シー株式会社)0.2gを200mLエタノール(50%水溶液)に溶かした。
インキュベート終了後、各溶液を3000rpm、5分遠心分離を行い、粉体を沈降させた。着色した溶液部分を捨て、沈殿部に十分量のエタノール(50%水溶液)を加え懸濁後、再び遠心した。このような洗浄操作を3回繰り返し、粉体と結合しなかった色素を除いた。色素が結合した粉体を乾燥後、精製ヒマシ油で分散した液を薄膜に伸ばし、吸収スペクトラム測定装置(HITACHI Spectrophotometer U-3500)を用いて吸収スペクトラムを測定した。
サンダルウッド色素が結合した粉体の測定結果を図1に、ウコン色素が結合した粉体の測定結果を図2に示す。いずれの色素とも、添加量を増やすにつれ、結合する色素量も増加することがわかった。
(実施例2)
実施例1で調製した、サンダルウッド色素が結合したナイロン粉体(色素溶液添加量50mL、以下、ナイロン粉体−サンダルウッド色素)とウコン色素が結合したナイロン粉体(色素溶液添加量100mL、以下、ナイロン粉体−ウコン色素)について50℃環境下およびキセノンランプ(Xe)照射下での安定性を調べた。比較例として、サンダルウッド色素及びウコン色素そのものの粉末を用いた。
それぞれのサンプルを50℃環境下で1ヶ月間放置した後、あるいはキセノンランプ(Xe)照射後にヒマシ油に分散させ、実施例1と同様の方法(薄膜法)にて吸収スペクトラムを測定した。また、サンダルウッド色素については波長域A480−A600、ウコン色素については波長域A400−A600について測定し、実験前の値を100とした場合の相対値を求めた。その結果を表1に示す。
Figure 2006070175
表1から明らかなように、ナイロン粉体−ウコン色素では50℃1ヶ月でもXe照射下でも色素の褪色はみられなかった。このように天然色素の種類によっては粉体に結合することにより安定化を図ることも可能である。
(実施例3)
ナイロン以外の粉体についてサンダルウッド及びウコン色素を結合させることを試みた。
アミノプロピルシリカ(粉体1)、グリシン処理セリサイト(粉体2)、グリシン処理タルク(粉体3)、グリシン処理マイカ(粉体4)とナイロンSP−500(粉体5)の5種類の粉体について、実施例1と同様な方法でサンダルウッド色素及びウコン色素を結合させた。図3(a)(サンダルウッド色素)と図4(a)(ウコン色素)に、実施例1と同じ方法で測定した吸収スペクトラムを示す。
これらのスペクトルより、同じ色素であっても結合させる粉体によって色味が少し異なることがわかった。たとえば、サンダルウッドの色素は茶褐色である(図3(b))が、グリシン処理タルク−サンダルウッド色素(粉体3)はより赤みが強くなった。ウコン色素については元の色素は橙色である(図4(b))が、粉体に結合させると多くは黄味が強くなった。両色素とも元の色味に最も近いものはアミノプロピルシリカ(粉体1)であった。このように、天然色素を粉体に結合することにより元の色味に近い色も出せるし、色味を変化させることも可能であることがわかった。
なお、アミノプロピルシリカは次のようにして合成した。
純水30mLと2−プロパノール30mLを混合し、そこに3‐アミノプロピルトリメトキシシラン(20g)を加え攪拌し、更にシリカゲル(20g)を加え、超音波で分散させた。ついで、オイルバス中で加温(100℃)しながら5時間還流させた後、ガラスフィルターで粉体を濾集し、水(2回)とメタノール(2回)でろ過洗浄した。フィルター上の粉体を120℃で2時間、その後、室温で終夜、減圧乾燥をおこない、アミノプロピルシリカ粉体とし、試験に供した。
(実施例4)
ラッカーゼは天然色素だけでなく、他の有用成分を粉体に結合させることもできる。本実施例では、ウコンの色素成分であるクルクミノイドを還元させた成分で、強い抗酸化作用をもつ無色の物質であるテトラハイドロクルクミノイド(tetrahydrocurcuminoid、THC)を使用した。以下に、その詳細を示す。
(1)供試材
THC200mgを100mLのエタノール(50%)に溶かし、そこに2.5gのナイロンSP−500粉体を分散させ、ラッカーゼ5.25mlを加え、50℃、1時間反応させた。反応後、粉体を実施例1と同様の方法で3回洗った後、乾燥させて試験に供した。また、ナイロンSP−500粉体の代わりにグリシン処理タルク粉体を用いて同様の方法で供試材を調製した。
(2)試験方法
このようにして調製した粉体の抗酸化作用を試験した。
試験として、0.1mM ジフェニルピクリルヒドラジル(1,1-depheniyl-2-picrylhydrazyl、DPPH)(和光純薬製)のエタノール溶液に、供試材であるTHCが結合したナイロンSP−500(ナイロン−THC)またはTHCが結合したグリシン処理タルク(タルク−THC)を1%(W/V)加え、すぐに波長517nmの光の吸光度を測定し、抗酸化効果を比較した。
その結果を図5に示す。ナイロン−THC、タルク−THCとも無添加の場合と比べて強い抗酸化効果が認められた。いずれもTHCの抗酸化効果によるものである。
(実施例5)
天然色素を結合した粉体についても実施例4と同様な試験をおこなった。すなわち、実施例1と同様の方法でアミノプロピルシリカ(APS)−ウコン色素とアミノプロピルシリカ(APS)−サンダルウッド色素を調製し、実施例4と同様な方法で抗酸化効果を調べた。
その結果、どちらの粉体にも抗酸化効果が認められ、特にアミノプロピルシリカ(APS)−サンダルウッド色素の抗酸化効果は非常に高いことがわかった(図6)。
ウコン色素には抗酸化効果が知られているがサンダルウッド色素にはそのような効果が知られていない。その点からもアミノプロピルシリカ−サンダルウッド色素の強い抗酸化効果は新規な作用と言える。なお、念のためにアミノプロピルシリカ自身の抗酸化効果も調べたが全く活性はなかった。
つぎに、本発明に係る担体を処方した例を以下に示す。
(処方例1)
パウダーファンデーションに配合したときの処方例を以下に示す。
表2の天然色素ハイブリッド粉体(天然色素固定化顔料)は実施例1で製造したサンダルウッド色素−ナイロン粉体である。
Figure 2006070175
(処方例2)
パウダーファンデーション(水使用も可能な夏用粉末固形ファンデーション)に配合した処方例を以下に示す。
表3の天然抗酸化色素ハイブリッド粉体は実施例3で製造したサンダルウッド色素−アミノプロピルシリカ粉体である。
Figure 2006070175
(処方例3)
フェースパウダー(白粉)に配合した処方例を以下に示す。
表4の天然抗酸化ハイブリッド粉体は実施例4で製造したTHC−ナイロン粉体である。
Figure 2006070175
(処方例4)
ボディーパウダーに配合した処方例を以下に示す。
表5の天然色素ハイブリッド粉体は実施例1で製造したウコン色素−ナイロン粉体である。
Figure 2006070175
(処方例5)
リップグロスに配合した処方例を以下に示す。
表6の天然抗酸化ハイブリッド粉体は実施例4で製造したTHC−ナイロン粉体である。
Figure 2006070175
(処方例6)
口紅に配合した処方例を以下に示す。
表7の天然抗酸化色素ハイブリッド粉体は実施例3で製造したサンダルウッド−グリシン処理マイカ粉体である。
Figure 2006070175
(処方例7)
アイシャドーに配合した処方例を以下に示す。
表8の天然抗酸化色素ハイブリッド粉体は実施例3で製造したサンダルウッド−アミノプロピルシリカ粉体である。
Figure 2006070175
サンダルウッド色素が結合したナイロン粉体の吸収スペクトラムを示した図である。 ウコン色素が結合したナイロン粉体の吸収スペクトラムを示した図である。 サンダルウッド色素が結合した各種粉体の吸収スペクトラムを示した図である。 ウコン色素が結合した各種粉体の吸収スペクトラムを示した図である。 THCが結合した粉体の抗酸化効果を示した図である。 アミノプロピルシリカ−ウコン色素とアミノプロピルシリカ−サンダルウッド色素の抗酸化効果を示した図である。

Claims (10)

  1. フェノール性水酸基、アミノ基、アミド基、SH基またはカルボキシル基を含む担体に、フェノール構造をもつフェノール化合物がラッカーゼを用いて結合されてなることを特徴とするフェノール化合物固定化担体。
  2. フェノール性水酸基、アミノ基、アミド基、SH基またはカルボキシル基を含む粉体である担体に、フェノール構造をもつ天然色素がラッカーゼを用いて結合された顔料であることを特徴とする天然色素固定化担体。
  3. 前記天然色素がサンダルウッド色素またはウコン色素であることを特徴とする請求項2に記載の天然色素固定化担体。
  4. フェノール性水酸基、アミノ基、アミド基、SH基またはカルボキシル基を含む粉体である担体に、フェノール構造をもつ抗酸化物がラッカーゼを用いて結合された粉体であることを特徴とする抗酸化物固定化担体。
  5. 前記抗酸化物がテトラヒドロクルクミノイドであることを特徴とする請求項4に記載の抗酸化物固定化担体。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の固定化担体を配合してなることを特徴とする化粧料。
  7. フェノール性水酸基、アミノ基、アミド基、SH基またはカルボキシル基を含む担体に、ラッカーゼを用いてフェノール構造をもつフェノール化合物を結合させることを特徴とするフェノール化合物の固定化方法。
  8. 前記担体が粉体または繊維であることを特徴とする請求項7に記載のフェノール化合物の固定化方法。
  9. 前記フェノール化合物が天然色素及び/又は抗酸化物質であることを特徴とする請求項7に記載のフェノール化合物の固定化方法。
  10. 前記天然色素がサンダルウッド色素またはウコン色素であり、前記抗酸化物質がテトラヒドロクルクミノイドであることを特徴とする請求項9に記載のフェノール化合物の固定化方法。

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