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JP2006030920A - イオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法及び液晶表示パネル - Google Patents

イオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法及び液晶表示パネル Download PDF

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JP2006030920A JP2004213773A JP2004213773A JP2006030920A JP 2006030920 A JP2006030920 A JP 2006030920A JP 2004213773 A JP2004213773 A JP 2004213773A JP 2004213773 A JP2004213773 A JP 2004213773A JP 2006030920 A JP2006030920 A JP 2006030920A
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Hiroyuki Sato
浩之 佐藤
Kenji Okajima
謙二 岡島
Yoshiki Nakagawa
芳樹 中川
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Abstract

【課題】 本発明は、液晶表示パネルにおいてカラーフィルタ基板、アレイ基板に他の用途で積層された膜を配向膜として代用し、従来の配向膜成膜工程を省いて生産性が高く高表示品位の液晶表示パネルを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の液晶表示パネルは、絶縁基板上にポリマー層を積層したアレイ基板と、前記アレイ基板と対向して、該アレイ基板のポリマー層側にオーバーコートを積層したカラーフィルタ基板と、前記アレイ基板と前記カラーフィルタ基板に挟まれて、前記ポリマー層と前記オーバーコートに接面する液晶層と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、イオンビームを用いて絶縁基板に配向処理をほどこし、液晶を配向させる液晶表示パネルの配向処理方法及びイオンビーム照射により絶縁基板に配向処理をほどこした液晶表示パネルに関するものである。
液晶表示パネルは薄型・軽量・低消費電力という優れた特性をもつため、コンピュータ用ディスプレイ、テレビ用ディスプレイをはじめ、各種情報機器用のディスプレイに用いられている。
図15において液晶表示パネル110は、アレイ基板130とカラーフィルター基板132がセルギャップを隔てて対向し、絶縁基板間には液晶分子で構成される液晶層116が封入されている。
アレイ基板130は、例えばガラス基板112上にTFT(Thin Film Transistor)や回路を形成し、これらを覆ってシールド絶縁膜114を積層し、その上に配向膜200を成膜する。
一方、アレイ基板130と液晶層116を挟んで対抗するカラーフィルター基板132は、まずガラス基板112上にブラックマトリクス122やカラーレジスト120を形成する。続いてこれらを覆ってオーバーコート118を積層した後、配向膜200を成膜する。
この液晶表示パネル110の動作モードには種々のモードが存在し、絶縁基板間に縦方向の電界を印加して液晶の分子配列を制御するTN(Twisted Nematic;TN)モード、STN(Super
Twisted Nematic;STN)モードや、絶縁基板に水平方向の電界で液晶の分子配列を制御して広視野角を得るIPS(In−Plane Switching)モード等が知られている。何れの動作モードの液晶表示パネルも、アレイ基板130により液晶の分子配列を電気的に制御して、バックライトの光がカラーフィルタ基板132を透過する量を選択的に変化させて表示を行なう。
この液晶分子の配列は、無電圧時には配向膜200によって制御される。液晶分子は一般にポリイミド膜などの有機膜で形成された配向膜200に刻まれた溝に沿って配列することが知られている。アレイ基板130の電極から電圧が印加されると液晶分子が配列を変える。液晶表示パネル110は、この異なる液晶分子の配列をバックライトの発する偏光が通過するか否かで表示を行なう。
液晶表示パネル110において、無電圧時の液晶分子の配向をそろえるために、ラビング法が広く用いられていた。ラビング法は、図11のように配向膜200を、回転ローラに巻きつけたナイロン系やレーヨン系等の繊維で所定の方向に擦り付けて配向処理する方法である。配向処理によって配向膜200に上記溝が刻まれる。
上記したように配向膜200は、例えば図10のようにアレイ基板130のシールド絶縁膜114や、図9のようにカラーフィルタ基板132のオーバーコート118上に形成される。
オーバーコート118は光硬化型や熱効果型のアクリル系もしくはエポキシ系樹脂で形成され、膜厚は通常5000〜10000Åである。本来、オーバーコート118はカラーレジスト120を保護するためにカラーレジスト120上に積層される。また、オーバーコート118はカラーレジスト120から不純物イオンが液晶に流れ込むのを防止する。
シールド絶縁膜114もまた、アクリル系もしくはエポキシ系樹脂で形成され、膜厚は10000〜50000Å程度である。シールド絶縁膜114は主として、例えば櫛歯電極をシールド絶縁膜114上に形成したIPS(In−Plane Switching)方式の液晶表示パネルにおいて、配線を立体的にして開口率を高くするために積層される。
これらシールド絶縁膜114やオーバーコート118上に形成された配向膜200をラビングすることにより、配向膜ポリイミドのポリマー主鎖がラビング方向に延伸され、いわゆる溝ができる。この延伸方向に沿って液晶分子が配列すると考えられる。
しかし、ラビング法は配向膜200と繊維との物理的接触があるため、静電気や発塵等の問題が生じる。また、図6のように、物理的接触により液晶表示パネル110の表面や電極等が傷つき、破損しやすい。
そこで近年、イオンビーム、プラズマビーム、電子ビーム等を照射して、DLC(Diamond−Like Carbon)やポリイミドなどのポリマー等の無機膜、有機膜で形成された配向膜200を配向処理する方法が用いられている。このビーム照射する配向技術は、例えば図7のように、配向膜200を成膜したガラス基板12を搬送しつつイオンビーム50を配向膜200に照射する方法である。配向膜200の原子間結合をイオンビーム等で切断することによって配向処理する。
また、光反応性膜の配向膜200に光照射する方法も知られている(例えば、特許文献1を参照)。紫外線を照射して光硬化性樹脂を一定方向に硬化させる方法等である。
垂直配向技術のMVA(Multidomain vertical alignment)やASV(Advanced Super View)などで使用する垂直配向膜塗布方法により、通常の配向膜印刷やスピン塗布する方法も存在する(例えば、特許文献2を参照)。この垂直配向では、配向処理はなされない。
しかし、以上のような配向方法は全て、配向膜200をカラーフィルタ基板132及び/又はアレイ基板130上に形成する工程が必要である。従って、配向膜200をカラーフィルタ基板132及びアレイ基板130上に形成するTN方式では2工程、配向膜200をカラーフィルタ基板又はアレイ基板130上に形成するIPS型でも1工程の成膜工程が必要となり、コスト、タクトタイム等の面で不利である。
また、配向膜200と液晶層134の界面及び配向膜200の下層間には、液晶分子が駆動により配向を変える際に電荷が溜まる分極現象が起こり、これが液晶表示パネルの残像や焼付きを引き起こす原因と考えられている。従ってカラーフィルタ基板132及びアレイ基板130に積層する膜は、できる限り少なくすることが望ましい。
特開平2002−85620号公報 特開平2002−40433号公報
そこで本発明は、生産性が高く高表示品位の液晶表示パネルを提供することを目的とする。
本発明の液晶表示パネルは、絶縁基板上にシールド絶縁膜を積層したアレイ基板と、前記アレイ基板と対向して、該アレイ基板側にオーバーコートを積層したカラーフィルタ基板と、前記アレイ基板と前記カラーフィルタ基板間に封入された液晶層と、を有し、前記液晶層が前記シールド絶縁膜に直接接面することを特徴とする。従来のようにシールド絶縁膜上に配向膜を形成しないため、前記液晶層が前記シールド絶縁膜に直接接面することとなる。
本発明の液晶表示パネルは、前記液晶層は前記オーバーコートに直接接面することを特徴とする。本発明の液晶表示パネルは従来のようにオーバーコート上に配向膜を形成しないため、前記液晶層が前記オーバーコートに直接接面することとなる。
本発明の液晶表示パネルは、前記シールド絶縁膜は、アクリル系またはエポキシ系の樹脂で形成される。また、前記オーバーコートは、アクリル系またはエポキシ系の樹脂で形成される。
本発明の液晶表示パネルは、前記アクリル系またはエポキシ系の樹脂で形成される前記シールド絶縁膜は、シート抵抗が1012Ω/□以上1017Ω/□以下である。
本発明の液晶表示パネルは、前記アクリル系またはエポキシ系の樹脂で形成される前記オーバーコートは、シート抵抗が1012Ω/□以上1017Ω/□以下である。
本発明の液晶表示パネルは、前記液晶表示パネルは、前記シールド絶縁膜上に櫛歯型電極が形成されたIPS(In−Plane Switching)液晶表示パネルである、
本発明の液晶表示パネルは、櫛歯型電極は、ITO(Indium Tin Oxide)で形成されている。
本発明の液晶表示パネルは、ITOで形成された櫛歯型電極の上にDLC(Diamond−Like Carbon)膜が成膜されてもよい。
本発明の液晶表示パネルは、櫛歯型電極は、有色メタルで形成されて得る。
本発明のイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法は、アレイ基板とカラーフィルタ基板間に液晶層を有し、前記アレイ基板上にシールド絶縁膜を積層し、前記カラーフィルタ基板上にオーバーコートを積層した液晶表示パネルにおいて、前記アレイ基板上に積層されたシールド絶縁膜をイオンビームにより配向処理する。
本発明のイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法は、前記カラーフィルタ基板上に積層されたオーバーコートをイオンビームにより配向処理する。
本発明のイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法は、前記シールド絶縁膜及び/又は前記オーバーコートを、アクリル系またはエポキシ系の樹脂で形成する。
本発明のイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法は、前記液晶表示パネルは、前記シールド絶縁膜上に櫛歯型電極を形成するIPS(In−Plane Switching)液晶表示パネルである。
本発明のイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法は、櫛歯型電極は、ITO(Indium Tin Oxide)で形成する。
本発明のイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法は、ITOで形成された櫛歯型電極の上にDLC(Diamond−Like Carbon)膜を成膜する。
本発明のイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法は、カラーフィルタ基板、アレイ基板に他の用途で積層された膜を配向膜として代用する。従って、従来の配向膜成膜工程を省いて生産性の高い液晶表示パネルを提供することができる。
また、カラーフィルタ基板、アレイ基板上に配向膜を成膜しないので、液晶表示セルの光透過率を向上させることができる。また本発明はイオンビームにより配向処理を行ないラビング処理をしないので、特にIPS液晶表示パネルで問題となっていた櫛歯電極切れを防止することができる。
更に本発明のイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法は、従来の配向膜を削除するので、液晶表示パネルの残像、焼付きを改善することができる。即ち、配向膜を省略するため、従来多層積層されていた誘電体が減り、オーバーコートやシールド絶縁膜の抵抗率を調節することにより残像焼付きを改善することができる。
本発明の液晶表示パネルは、図1に示すように、ガラスなどの絶縁基板12上にシールド絶縁膜14を積層したアレイ基板30と、アレイ基板30と対向して、アレイ基板30側にオーバーコート18を積層したカラーフィルタ基板32と、アレイ基板30とカラーフィルタ基板32に挟まれて、シールド絶縁膜14とオーバーコート18に接面する液晶層34と、を有する。
本発明の液晶表示パネル10がアクティブマトリクス型であれば、図3のようにアレイ基板30の絶縁基板12上にはTFTや配線等の回路が形成され、これらの回線等を覆ってシールド絶縁膜14が積層されている。また、図3に図示しないが、液晶表示パネル10がIPS方式であれば、シールド絶縁膜14上に図14のように共通電極42と画素電極44が櫛歯上に伸びる櫛歯電極が形成されている。シールド絶縁膜14は、例えばIPS液晶表示パネル40において、回路を立体的にして開口率を向上させるために積層される。
シールド絶縁膜14は、アクリル系もしくはエポキシ系樹脂で形成され、膜厚は例えば10000〜50000Å程度である。
また、本発明の液晶表示パネル10がフルカラー液晶表示パネルであれば、図2のようにカラーフィルタ基板32の絶縁基板12上にはブラックマトリクス22の他、RGBのカラーレジスト20が積層されてもよい。このカラーレジスト20を保護し、又、カラーレジスト20から不純物イオンが液晶層34に流れ込むのを防止するするために、カラーレジスト20上にオーバーコート18が積層される。
オーバーコート18は従来のように光硬化型や熱効果型のアクリル系もしくはエポキシ系樹脂で形成される。また、オーバーコートの膜厚は通常5000〜10000Åである。
アレイ基板30とカラーフィルタ基板32は対向し、例えばカラーフィルタ基板32に立設されたポスト16でアレイ基板30が支持される。アレイ基板30とカラーフィルタ基板32間には液晶層34が注入等の手法で封入されている。本発明の液晶表示パネルにおいて、アレイ基板30の液晶層34側の表面であるシールド絶縁膜14と、カラーフィルタ基板32の液晶層34側の表面であるオーバーコート18は、共に液晶層34に接面している。
上述のように、液晶表示パネル10で表示を行なうには、液晶分子を配向させる必要がある。本発明の液晶表示パネルは、図1に示す液晶表示パネル10を組み立てる前の、アレイ基板30とカラーフィルタ基板32の各層の積層が終わった時点でイオンビーム照射による配向処理を行なう。イオンビーム照射による配向処理は、図7のような上述の公知の方法で行なってよい。
次に、シールド絶縁膜14及びオーバーコート18のシート抵抗について説明する。ここでシート抵抗は、各層の抵抗率ρ=1/σを各層の膜厚dで割った量であり、シート抵抗(Ω/□)=抵抗率ρ(Ωcm)/膜厚d(cm)と表される。
上述のように、アレイ基板30やカラーフィルタ基板32と液晶層34間の界面あるいは各基板に積層される各層間には、液晶分子が駆動により配向を変える際に電荷が溜まる分極現象が起こり、これが液晶表示パネル10の残像や焼付きを引き起こす原因と考えられている。以下簡単のため液晶層34とシールド絶縁膜14の界面について考察し、液晶層34の導電率をσ1、誘電率をε1と、シールド絶縁膜14の導電率をσ2、誘電率をε2として説明する。
液晶層34とシールド絶縁膜14の界面に電荷が溜まり、それが残像、焼付きの原因となる場合、絶縁膜ではあるがシールド絶縁膜14の抵抗をできるだけ下げてやればよいと考えられる。両者の界面に溜まった電荷がシールド絶縁膜14を通して拡散しやすくなるからである。ここで、液晶層34とシールド絶縁膜14の界面に電荷が溜まらない条件はσ1・ε2=σ2・ε1の関係式が成立する場合であることが知られている。
そこで、オーバーコート18、シールド絶縁膜14は上記のようにポリマーであるので、上記ポリマーの材料に低抵抗の材料を混ぜてシールド絶縁膜14等の全抵抗を下げることが考えられる。この際上記関係式にできる限り近づくようにシールド絶縁膜14の上記低抵抗の材料の混合量を調整する。
上記関係式σ1・ε2=σ2・ε1は、電気抵抗Rに関わる導電率σと、静電容量Cに関わるεとを含むため、抵抗だけでなくシールド絶縁膜14の容量も考慮して混合材料を混合することが望ましい。しかし上述の低抵抗の材料の混合により、液晶層34とシールド絶縁膜14の界面の電荷は拡散しやすくなり、液晶表示パネル10の残像、焼付きを改善することができると考えられる。
以上の考察から、上記関係式σ1・ε2=σ2・ε1を考慮して、オーバーコート18及びシールド絶縁膜14のシート抵抗は、1012Ω/□以上1017Ω/□以下が好適である。
以上のような構成の液晶表示パネル10と図15に示す従来の液晶表示パネル110の相異点は、アレイ基板130及びカラーフィルタ基板132から配向膜200を削除したことのみである。従って液晶表示パネル10は、従来の液晶表示パネル110の製造工程からアレイ基板130及びカラーフィルタ基板132に配向膜200を成膜もしくは塗布する工程を省略する事により容易に製造することができる。
次に、配向膜200を持たない液晶表示パネル10の液晶層34の配向方法を示すために、本発明のイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法について実施形態を説明する。
本発明のイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法の第1の実施形態は、図1においてアレイ基板30とカラーフィルタ基板32間に液晶層34を有し、カラーフィルタ基板32上にオーバーコート18を積層した液晶表示パネル10において、オーバーコート18を直接イオンビームにより配向処理する。オーバーコート18は従来のように光硬化型や熱効果型のアクリル系もしくはエポキシ系樹脂で形成される。また、オーバーコート18の膜厚は通常5000〜10000Åである。本来オーバーコート18はカラーレジスト20を保護するためにカラーレジスト20上に積層され、カラーレジスト20から不純物イオンが液晶層34に流れ込むのを防止する。しかし本発明においては、カラーフィルタ基板32上に従来の配向膜を成膜せず、オーバーコート18で配向膜を代用する。
また、本発明の第2の実施形態は、図3のようにアレイ基板30上に形成されたシールド絶縁膜14を直接イオンビーム50により配向する。シールド絶縁膜14上には、ITOにより透明櫛歯電極が形成されていてもよい。アレイ基板14が完成した後、イオンビーム50を照射して配向処理を行なう。シールド絶縁膜14もまた、アクリル系もしくはエポキシ系樹脂で形成され、膜厚は例えば10000〜50000Å程度である。シールド絶縁膜14は、例えばIPS液晶表示パネル10において、配線を立体的にして開口率を向上させるために積層される。しかし本発明においては、アレイ基板14上に配向膜を成膜せず、シールド絶縁膜14で配向膜を代用する。
本発明のようにカラーフィルタ基板32、アレイ基板30に他の用途で積層されたシールド絶縁膜14などの膜を配向膜として代用すれば、従来の配向膜成膜工程を省いて生産性の高い液晶表示パネルを提供することができる。上記のようにオーバーコート18、シールド絶縁膜14を配向膜として代用するには、本発明に係るイオンビーム50による配向処理が最適である。
配向処理にラビング法を用いると、アクリル系、エポキシ系樹脂はポリイミドより柔らかいため、ラビングによる傷、筋が非常に大きくなる。そのため液晶表示パネル10の表示品位を下げてしまう。また、アクリル系、エポキシ系樹脂にはポリイミドのような主鎖の延伸性、側鎖の効果が少ないため、ラビングによる液晶配向力が弱い。
特にIPS液晶表示パネルの場合には、従来ITO電極よりも厚いポリイミドがITO電極上に成膜されているにもかかわらず、図6のようにラビングの毛がシールド絶縁膜14からITO電極を剥離するという問題がある。この場合でも、少なくともポリイミドは保護膜としての機能を果たしており、ポリイミド等の配向膜がない場合にはITO電極の剥離が生じる可能性が高いと考えられる。
また、光配向技術では、オーバーコート18及びシールド絶縁膜14は光反応性膜でないため、偏光紫外線照射によってこれらを配向する事はできない。
以上の理由から、ポリマーから形成されるオーバーコート18、シールド絶縁膜14を配向膜として代用するには、イオンビーム50による配向処理が最適と考えられる。実際に、実施例1において後述するように、アクリル系、エポキシ系樹脂からなるオーバーコート18をイオンビーム配向法により配向処理した場合でも、液晶分子は十分に配向することがわかった。
本発明のイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法の第3の実施形態は、上記第2の実施形態と同様に、アレイ基板30上に形成されたシールド絶縁膜14を図4のように直接イオンビーム50により配向する。但し、シールド絶縁膜14上の櫛歯電極をMoW等の有色メタルで形成する。上記第2の実施形態のように櫛歯電極をITO透明電極とすると、ITO透明電極部にイオンビーム照射しても液晶分子は配向しにくい。そのためITO透明電極上に無配向部分ができ、コントラスト劣化の原因となる。そこで、本第3の実施形態においては、櫛歯電極をMoW等の有色メタルで形成し、上記無配向部分の発生によるコントラスト劣化を回避する。
即ち、櫛歯電極上に無配向部分ができても櫛歯電極が有色であればバックライトの光を遮ることができる。バックライトの光が遮られれば、櫛歯電極上の配向の乱れを結果的に隠すことができる。
本実施形態のシールド絶縁膜14もまた、アクリル系もしくはエポキシ系樹脂で形成されるので、上記実施形態のオーバーコート18等と同様の配向特性が得られる。膜厚は例えば10000〜50000Å程度である。
シールド絶縁膜14は、例えばIPS液晶表示パネルにおいて、配線を立体的にして開口率を向上させるために積層される。本実施形態においても、アレイ基板14上には配向膜を成膜せず、シールド絶縁膜14で配向膜を代用する。図4のようにシールド絶縁膜14をイオンビーム照射し、配向処理を施す。
本発明のイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法の第4の実施形態は、上記第2及び第3の実施形態と同様に、アレイ基板30上に形成されたシールド絶縁膜14を直接イオンビーム50により配向する。しかし、本実施形態のシールド絶縁膜14上の櫛歯電極は、ITO透明電極の上にDLC膜を形成する点で第2及び第3の実施形態と異なる。
第2及び第3の実施形態では、櫛歯電極はそれぞれITO透明電極及びMoW等の有色メタルであった。そのため上記のように、櫛歯電極部にイオンビーム照射しても液晶分子は配向せず、櫛歯電極上に無配向部分が生じた。そこで本実施形態では、櫛歯電極上でも液晶分子が配向し得るように、シールド絶縁膜上の櫛歯電極をITO透明電極の上にDLC膜を形成する構成とする。
本第4の実施形態のシールド絶縁膜14もまた、アクリル系もしくはエポキシ系樹脂で形成されるので、上記実施形態のオーバーコート18、シールド絶縁膜14と同様の配向特性が得られる。膜厚は例えば10000〜50000Å程度である。
シールド絶縁膜14は、例えばIPS液晶表示パネルにおいて、配線を立体的にして開口率を向上させるために積層される。本実施例においても、アレイ基板14上には配向膜を成膜せず、シールド絶縁膜14をイオンビーム50で照射して配向処理をする。また、シールド絶縁膜14上に形成された櫛歯電極の表面はDLCであるので、シールド絶縁膜14と同時にイオンビーム50の照射による配向処理が可能である。
本第4の実施形態の櫛歯電極の製造方法例を、図5(a)〜(f)を用いて以下に説明する。
(1)図示しないガラス基板上にTFT(Thin−Film−Transistor)を形成し、シールド絶縁膜をスピンコーター法やスキャン法により形成する。次いで図5(a)のように、例えばa−ITO(amorphous−Indium Tin Oxide)26をシールド絶縁膜14上にスパッタリング法等で形成する。
(2)図5(b)のように、DLC28をスパッタリング法またはCVD(Chemical Vapor Deposition)法で成膜する。このa−ITOの成膜26は、a−ITO26が結晶化しない温度、例えば140℃以下で成膜する。DLC28の膜厚は1000Å以下とする。
(3)図5(c)のように、フォトリソグラフィ法を用いて、例えばポジ型レジストでDLC28上に櫛歯電極のパターニングを行なう。ポジ型のフォトレジスト29は1.6μm以下とする。
(4)酸素プラズマ、フッ素入り酸素プラズマ等で図5(d)のようにDLC28をドライアッシングする。上記フォトレジスト29が1.6μm、DLCが0.1μm以下であるため、フォトレジスト29とその下のDLC28を残すことができる。
(5)図5(e)の状態からa−ITO26をウエットエッチングする。シュウ酸系のエッチャントであれば、DLC28やフォトレジスト29にはダメージを与えずa−ITO26のみエッチングすることができる。
(6)フォトレジスト29をウエット剥離すると、図5(f)のようにITO電極上はDLC28のみとなり、ITO電極以外の表面はシールド絶縁膜14となる。この図5(f)の状態で、イオンビーム照射して配向処理を行なう。
以上のような工程でアレイ基板30の表面は図5(f)のようにDLC28とシールド絶縁膜14のみの状態となり、全面がイオンビーム照射による配向処理が可能となる。従って本第4の実施形態では上記3つの実施形態と異なり、櫛歯電極上でも液晶分子は配向可能となり、コントラスト低下の問題が解消される。
上記4つの実施形態について本発明に係るイオンビーム50による液晶表示パネル10の配向処理方法を説明した。上記実施形態ではカラーフィルタ基板32、アレイ基板30に他の用途で積層されたオーバーコート18やシールド絶縁膜14を配向膜として代用する。従って、本発明のイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法を用いれば従来の配向膜成膜工程を省くことができ、生産性の高い液晶表示パネルを提供することができる。
また、カラーフィルタ基板18、アレイ基板14上に配向膜を成膜しないので、液晶表示セル10の光透過率を向上させることができる。また本発明はイオンビーム50により配向処理を行ないラビング処理をしないので、特にIPS液晶表示パネルで問題となっていた櫛歯電極切れを防止することができる。
更に本発明のイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法は従来の配向膜を削除するので、液晶表示パネルの残像焼付きを改善することができる。即ち、配向膜を省略するため、従来多層積層されていた誘電体の数を減らすことができ、オーバーコート18やシールド絶縁膜14の抵抗率を調節することにより残像焼付きを改善することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明のイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法は上記実施形態及び下記する実施例に限定されるものではない。上記実施形態では、液晶表示パネルはIPS液晶表示パネルとして説明したが、TN(Twisted Nematic)方式など他の種類の液晶表示パネルであってもよい。従来、配向膜をアレイ基板14やカラーフィルタ基板18に成膜して液晶層50の配向を行なってきたすべての液晶表示パネルが、本発明のイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法の対象となる。
また、上記実施形態では、シールド絶縁膜14等の配向処理はイオンビーム50で行なったが、本発明の液晶表示パネルの配向処理方法はイオンビーム50のみに限定されない。本明細書においてイオンビーム50には、プラズマビーム、電子ビーム等の他の種類のビームも含むものとする。
その他、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
本実施例では、ガラス基板にオーバーコートを成膜した場合と配向膜を成膜した場合についてイオンビームによる配向を行い、両者の差異を調べた。図12は、配向後のオーバーコート及び配向膜のリタデーションΔndを示すグラフである。ここでリタデーションΔndは表面光学異方性Δnとそれぞれの膜厚dの積である。また、表面光学異方性Δnは図8においてオーバーコートまたは配向膜の表面における、配向方向に平行な屈折率と配向方向に垂直な屈折率の差であり、Δn=n−nと表される。
図12のグラフより、アクリル系、エポキシ系樹脂からなるオーバーコートでも、DLC配向膜程ではないものの、表面光学異方性Δnが存在し、十分な配向力を持つことがわかった。また、この異方性は照射するイオンビームのAr量に依存し、光学異方性Δnの絶対値はそれぞれの膜の屈折率や膜厚にも依存することがわかった。
次にエポキシ系樹脂より異方性が強かったアクリル系樹脂をオーバーコートとして配向を行い、ポリイミドとDLCを配向膜とした場合とプレチルト角を比較した。図13は、液晶表示パネルにアクリル系樹脂のオーバーコートを用い、更に配向膜がある場合とない場合についてそれぞれの液晶分子のプレプチト角を調べたグラフである。図13において横軸はイオンビームのAr数を表す。
図13より、オーバーコートをイオンビーム配向法により配向した場合でもプレプチト角は発現した。また、アクリル系樹脂のオーバーコートによる配向は、ポリイミド及びDLCによる配向よりもプレプチト角は小さく、特にIPS液晶表示パネルに適していることがわかった。
本発明に係るイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法は、配向膜の下の層にシールド絶縁膜を有し、ラビングやビーム照射等により配向処理を行なうすべての液晶表示パネルに利用し得る。
本発明に係る液晶表示パネルの断面図である。 本発明に係る液晶表示パネルのカラーフィルタ基板の断面図である。 本発明に係る液晶表示パネルのアレイ基板の断面図である。 本発明に係る液晶表示パネルの第3の実施形態におけるアレイ基板の断面図である。 本発明に係る第4の実施形態の液晶表示パネルの製法を表すアレイ基板の断面図である。 ラビング処理を終えた従来の配向膜を成膜した液晶表示パネルの平面写真図である。 従来の液晶表示パネルのアレイ基板をイオンビーム照射する様子を表す断面図である。 (a)配向した液晶層と無配向の液晶層の断面を表す概念図である。(b)液晶層の配向方向とそれに垂直な方向の屈折率を表現する概念図である。 従来の液晶表示パネルのカラーフィルタ基板の断面図である。 従来の液晶表示パネルのアレイ基板の断面図である。 従来の液晶表示パネルのアレイ基板をラビングする様子を表す断面図である。 基板のイオンビーム照射量に対する表面光学異方性をプロットしたグラフである。 液晶層のイオンビーム照射量に対するプレプチト角をプロットしたグラフである。 IPS液晶表示パネルの平面図である。 従来の液晶表示パネルの断面図である。
符号の説明
1、101、1001:イオンビーム照射装置
10、110:液晶表示パネル
12、112:ガラス基板
14、114:シールド絶縁膜
16、116:ポスト
18、118:オーバーコート
20、120:カラーレジスト
22、122:ブラックマトリクス
24:櫛歯電極
26:ITO
28:DLC
29:フォトレジスト
30、130:アレイ基板
32、132:カラーフィルタ基板
40:IPS液晶表示パネル
42:共通電極
44:画素電極
50:イオンビーム
154:搬送ステージ
200:配向膜

Claims (16)

  1. 絶縁基板上にシールド絶縁膜を積層したアレイ基板と、
    前記アレイ基板と対向して、該アレイ基板側にオーバーコートを積層したカラーフィルタ基板と、
    前記アレイ基板と前記カラーフィルタ基板間に封入された液晶層と、
    を有し、
    前記液晶層が前記シールド絶縁膜に直接接面する液晶表示パネル。
  2. 前記液晶層は前記オーバーコートに直接接面する、請求項1に記載の液晶表示パネル。
  3. 前記シールド絶縁膜は、アクリル系またはエポキシ系の樹脂で形成される、
    請求項1または請求項2に記載された液晶表示パネル。
  4. 前記オーバーコートは、アクリル系またはエポキシ系の樹脂で形成される、
    請求項1乃至請求項3に記載された液晶表示パネル。
  5. 請求項3に記載の前記アクリル系またはエポキシ系の樹脂で形成される前記シールド絶縁膜は、シート抵抗が1012Ω/□以上1017Ω/□以下である、液晶表示パネル。
  6. 請求項4に記載の前記アクリル系またはエポキシ系の樹脂で形成される前記オーバーコートは、シート抵抗が1012Ω/□以上1017Ω/□以下である、液晶表示パネル。
  7. 前記液晶表示パネルは、前記シールド絶縁膜上に櫛歯型電極が形成されたIPS(In−Plane Switching)液晶表示パネルである、
    請求項1乃至請求項6に記載された液晶表示パネル。
  8. 請求項7に記載の櫛歯型電極は、ITO(Indium Tin Oxide)で形成されている、液晶表示パネル。
  9. 請求項8に記載のITOで形成された櫛歯型電極の上にDLC(Diamond−Like Carbon)膜が成膜された、液晶表示パネル。
  10. 請求項7に記載の櫛歯型電極は、有色メタルで形成されている、液晶表示パネル。
  11. 少なくともシールド絶縁膜を積層したアレイ基板を準備する工程と、
    前記アレイ基板上に積層したシールド絶縁膜をイオンビームにより配向処理する工程と、
    を含む、イオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法。
  12. 少なくともオーバーコートを積層したカラーフィルタ基板を準備する工程と、
    前記カラーフィルタ基板上に積層したオーバーコートをイオンビームにより配向処理する工程と、
    を含む、イオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法。
  13. 請求項11に記載のシールド絶縁膜及び/又は請求項12に記載のオーバーコートを、アクリル系またはエポキシ系の樹脂で形成する、
    イオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法。
  14. 前記液晶表示パネルは、前記シールド絶縁膜上に櫛歯型電極を形成するIPS(In−Plane Switching)液晶表示パネルである、
    請求項11乃至請求項13に記載されたイオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法。
  15. 請求項14に記載の櫛歯型電極は、ITO(Indium Tin Oxide)で形成する、イオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法。
  16. 請求項15に記載のITOで形成された櫛歯型電極の上にDLC(Diamond−Like Carbon)膜を成膜する、イオンビームによる液晶表示パネルの配向処理方法。
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