[go: up one dir, main page]

JP2006016004A - 耐衝撃性に優れた冷凍用包装材およびそれを用いた包装袋 - Google Patents

耐衝撃性に優れた冷凍用包装材およびそれを用いた包装袋 Download PDF

Info

Publication number
JP2006016004A
JP2006016004A JP2004192838A JP2004192838A JP2006016004A JP 2006016004 A JP2006016004 A JP 2006016004A JP 2004192838 A JP2004192838 A JP 2004192838A JP 2004192838 A JP2004192838 A JP 2004192838A JP 2006016004 A JP2006016004 A JP 2006016004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
impact resistance
packaging material
layer
stretched nylon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004192838A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiko Imazato
明子 今里
Katsuhiro Yamamori
勝裕 山森
Junpei Yashiro
順平 八城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2004192838A priority Critical patent/JP2006016004A/ja
Publication of JP2006016004A publication Critical patent/JP2006016004A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】表面の基材フィルム10と、中間の柔軟性に優れる延伸ナイロンフィルム16と、最内層のシーラント層18とでなる3層構成の冷凍用包装材において、冷凍輸送中などにおける衝撃で破袋などの危惧がない耐衝撃性に優れた冷凍用包装材およびそれを用いた包装袋の提供にある。
【解決手段】前記中間の延伸ナイロンフィルム16の厚みが、20〜30μmの範囲であり、表面の基材フィルム10と中間の延伸ナイロンフィルム16との間に酸化アルミニウムの蒸着層14bが施されている耐衝撃性に優れた冷凍用包装材1とするものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、耐衝撃性に優れた冷凍用包装材およびそれを用いた包装袋に関するものであり、特に冷凍輸送中での衝撃による破袋等の事故を防止する耐衝撃性に優れた冷凍用包装材およびそれを用いた包装袋に関する。
従来、液体またはゼリー状飲料等を収納し、プラスチックフィルム製の包装袋に、特に業務用または冷凍品とのセット販売の通信販売などでの包装袋が冷凍輸送される時に、その衝撃などによって破袋するという問題があった。
上記包装袋を構成する包装材として、例えば最表面に表面強度に優れる厚み12μm程度のポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)、中間には柔軟性があり、取扱いや輸送中等に於ける屈曲や摩擦等による耐ピンホール性に優れ、本包装材の主材料となる厚み15μmの延伸ナイロンフィルム(ONy)、最内層にシーラントフィルムとして耐熱性がありレトルト適性と味覚の保持(溶出物が少ない)に優位な厚み80μm程度の無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)がドライラミネーション用接着剤等を介してラミネートされているもの、あるいはそれにガスバリア性を付与したものとして、例えば前記のポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)と延伸ナイロンフィルム(ONy)の間に9μm程度のアルミニウム箔が積層されたものがあった。
しかし、上記構成の包装材では、上述したように冷凍輸送中での衝撃で破袋したりピンホールが発生したりし、またガスバリア性を付与したものではバリア性にも欠けるようになるするという問題点があった。
上記問題点は、特に最内層の無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)が耐寒性に欠ける(−40℃では脆くなる)ことから、耐寒性に優れるシーラントフィルムとして耐熱性の直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)を用いたものがあった。
しかしながら、上記のシーラントフィルムとして直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)を用いたものであっても、冷凍輸送中における破袋等の問題はある程度改善されたが完全とは言い難いものであった。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、表面の基材フィルムと、中間の柔軟性に優れる延伸ナイロンフィルムと、最内層のシーラント層とでなる3層構成の冷凍用包装材において、冷凍輸送中などにおける衝撃で破袋などがない耐衝撃性に優れた冷凍用包装材およびそれを用いた包装袋を提供することにある。
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、表面の基材フィルムと、中間の延伸ナイロンフィルムと、最内層のシーラント層とでなる3層構成の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材において、前記中間の延伸ナイロンフィルムの厚みが、20〜30μmの範囲であることを特徴とする耐衝撃性に優れた冷凍用包装材としたものである。
また、請求項2の発明では、上記表面の基材フィルムと中間の延伸ナイロンフィルムとの間もしくは中間の延伸ナイロンフィルムと最内層のシーラント層との間にガスバリア材が施されていることを特徴とする請求項1記載の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材としたものである。
また、請求項3の発明では、上記ガスバリア材は、無機酸化物が施されているガスバリアフィルムであることを特徴とする請求項2記載の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材としたものである。
さらにまた、請求項4の発明では、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材を用いた包装袋としたものである。
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、上記請求項1に係る発明によれば、表面の基材フィルムと、中間の延伸ナイロンフィルムと、最内層のシーラント層とでなる3層構成の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材において、前記中間の延伸ナイロンフィルムの厚みを、20〜30μmの範囲の厚いフィルムとするすることによって、冷凍輸送中等における十分な耐衝撃性を有し、破袋などの事故がない耐衝撃性に優れた冷凍用包装材とすることができる。
さらにシーラント層に、たとえ耐寒性には劣るがレトルト適性や味覚の保持に優位な無延伸ポリプロピレンフィルムを使用しても上記厚みの延伸ナイロンフィルムで耐衝撃性をカバーすることができる効果をも有するものである。
上記中間の延伸ナイロンフィルムの厚みが20μmに満たないと破袋などの事故が発生し易くなり、30μmを越えると厚くなり過ぎ、材料コストの増加に加え、袋状等にする加工適性に劣るようになるので好ましくない。
また、上記請求項2に係る発明によれば、表面の基材フィルムと中間の延伸ナイロンフィルムとの間もしくは中間の延伸ナイロンフィルムと最内層のシーラント層との間にガスバリア材を施したものとすることによって、ガスバリア性が付与された耐衝撃性に優れた冷凍用包装材とし、上記のように厚みのある延伸ナイロンフィルムとすることによって、このガスバリア材にも冷凍輸送中等の破袋などによるバリア不足を解消してガスバリア性が付与された耐衝撃性に優れた冷凍用包装材とすることができる。
また、上記請求項3に係る発明によれば、上記ガスバリア材を、無機酸化物が施されているガスバリアフィルムとすることによって、アルミニウム箔等に比べ、透明でしかも柔軟性をも有するので冷凍輸送中等の耐衝撃性にも優れ、さらにレトルト殺菌での他の層の伸縮によるクラック等に強い、すなわちレトルト適性をも有する耐衝撃性に優れた冷凍用包装材とすることができる。
さらにまた、上記請求項4に係る発明によれば、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材を用いた包装袋とすることによって、冷凍輸送中などにおける衝撃で破袋などがない耐衝撃性に優れた包装袋で、さらにガスバリア性とレトルト適性にも優れた包装袋を提供することができる。
従って本発明は、液状またはゼリー(ペースト)状飲料等を収納する耐衝撃性に優れた冷凍用包装袋の如き用途において、優れた実用上の効果を発揮する。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて詳細に説明する。
本発明は、冷凍輸送等に適する耐衝撃性に優れた冷凍用包装材およびそれを用いた包装袋であって、上記請求項1に係る発明は、例えば図1の積層側断面図に示すように、表面側からポリエチレンテレフタレート(PET)などでなる表面基材フィルム(10)と、柔軟性を有する延伸ナイロンフィルム(16)と、最内層に無延伸ポリプロピレンなどでなるシーラント層(18)が接着層(12)を介して順にラミネートされている3層構成の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材(1)であって、前記中間の延伸ナイロンフィルム(16)の厚みが20〜30μmの範囲であることを特徴とするものである。
なお、上記表面基材フィルム(10)の裏面には印刷層(11)がグラビア印刷法で施されているのが一般的である。
上記のように、中間の柔軟性を有する延伸ナイロンフィルム(16)の厚みを20〜30μmの範囲と厚みのあるものとすることによって、冷凍輸送や取扱い中等での耐衝撃性(破袋等事故のないこと)に優れるようになり、たとえ耐寒性に欠けると言われている無延伸ポリプロピレンフィルムでもシーラント層(18)として使用することができ、よって(120℃で殺菌する)レトルト適性にも優れ、味覚の保持(溶出物が略ないので)にも優位な耐衝撃性に優れた冷凍用包装材(1)とすることができる。
また、上記請求項2、3に係る発明では、例えば図2の積層側断面図に示すように、表面基材フィルム(10)と延伸ナイロンフィルム(16)との間にガスバリア層としてバリアフィルム(14)を積層してガスバリア性を付与した耐衝撃性に優れた冷凍用包装材(1)とするもので、さらに詳細には、表面側から、厚み12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを表面基材フィルム(10)とし、その裏面に印刷層(11)を設け、ドライラミネーション用接着剤による接着層(12)を介して、酸化アルミニウムが蒸着された厚み12μmのバリアフィルム(14)がラミネートされ、さらにドライラミネーション用接着剤による接着層(12)を介して、厚み25μmの延伸ナイロンフィルム(16)がラミネートされ、さらにその上にドライラミネーション用接着剤による接着層(12)を介して、厚み80μmの無延伸ポリプロピレンフィルムをシーラント層(18)としたもので、透明なガスバリア性が付与され、かつレトルト適性にも優位な耐衝撃性に優れた冷凍用包装材(1)とするものである。
上記酸化アルミニウムが蒸着されたバリアフィルム(14)は、例えば厚み12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムでなるバリア基材フィルム(14a)と、それに酸化アルミニウムあるいは酸化珪素が蒸着された無機酸化物の蒸着層(14b)とからなるものであり、さらに詳しくは、例えばそのバリア基材フィルム(14a)であるポリエチレンテレフタレートフィルムと酸化アルミニウムなどの無機酸化物の蒸着層(14b)の間にアンカーコート層(図示せず)を施し、さらにこの無機酸化物の蒸着層(14b)上に被覆層(図示せず)を施して、この無機酸化物の蒸着層(14b)の揉み等によるクラックの発生を防止するようにしたバリアフィルム(14)で、より冷凍輸送中等に於ける耐衝撃性に優れた冷凍用包装材(1)とすることができる。
上記アンカーコート層として、例えば少なくともアクリルポリオール、イソシアネート化合物、および一般式:R’SI(OR)3 (式中R’はアルキル基、ビニル基、グリシオキシプロピル基の一種、Rはアルキル基)で表される3官能オルガノシランあるいはオルガノシランの加水分解物を含む組成物、または前記組成物に一般式:M(OR)n (式中Mは金属元素、RはCH3 、C2 H5 等のアルキル基、nは金属元素の酸化数)で表せる金属アルコキシド、あるいは金属アルコキシドの加水分解物を含む組成物を
用いることができる。
また、上記被覆層として、例えば水溶性高分子と、(a)1種以上の金属アルコキシド及びその加水分解物、(b)塩化錫の少なくとも一方を含む水溶液、あるいは水/アルコール混合液を主剤とするコーティング剤からなるものを用いることができる。
また、上記請求項2に係る発明では、図2に示す上記バリアフィルム(14)として、透明性はないが、厚み12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムでなるバリア基材フィルム(14a)にアルミニウム蒸着層(図示せず)を施したものとすることができる。
さらにまた、上記請求項2に係る発明では、図2に示す上記バリアフィルム(14)に代え、例えば図3の積層側断面図に示すように、表面基材フィルム(10)と延伸ナイロンフィルム(16)との間にガスバリア層としてアルミニウム箔(15)を積層してガスバリア性を付与した耐衝撃性に優れた冷凍用包装材(1)とするもので、さらに詳細には、表面側から、厚み12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを表面基材フィルム(10)とし、その裏面に印刷層(11)を設け、ドライラミネーション用接着剤による接着層(12)を介して、厚み9μm程度のアルミニウム箔(15)がラミネートされ、さらにドライラミネーション用接着剤による接着層(12)を介して、厚み25μmの延伸ナイロンフィルム(16)がラミネートされ、さらにその上にドライラミネーション用接着剤による接着層(12)を介して、厚み80μmの無延伸ポリプロピレンフィルムをシーラント層(18)としたもので、図2に示す上記バリア基材フィルム(14a)と酸化アルミニウムが蒸着された無機酸化物の蒸着層(14b)とからなるバリアフィルム(14)に比べ、耐衝撃性にやや劣り不透明であるが、ガスバリア性が付与され、かつレトルト適性にも優位な耐衝撃性に優れた冷凍用包装材(1)とするものである。
また、例えば図4の積層側断面図に示すように、表面側から、厚み12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムでなるバリア基材フィルム(14a)と、それに酸化アルミニウムあるいは酸化珪素が蒸着された無機酸化物の蒸着層(14b)とからバリアフィルム(14)の裏面に、印刷層(11)を設け、ドライラミネーション用接着剤による接着層(12)を介して、厚み25μmの延伸ナイロンフィルム(16)がラミネートされ、さらにその上にドライラミネーション用接着剤による接着層(12)を介して、厚み80μmの無延伸ポリプロピレンフィルムをシーラント層(18)としたもので、例えば図2に示す最表面の表面基材フィルム(10)を、このバリアフィルム(14)のバリア基材フィルム(14a)が兼ねる層とすることもでき、積層工程の削減が可能で透明なガスバリア性が付与され、かつレトルト適性にも優位な耐衝撃性に優れた冷凍用包装材(1)とすることができる。
また、上記請求項4に係る発明は、例えば図2に示すような耐衝撃性に優れた冷凍用包装材(1)を用いて、そのシーラント層(18)同士を各端縁でシールし、例えば図5の正面図に示すように、上端縁シール部(21)と、左右端縁シール部(22)と、底シール部(23)でなる四方シールの耐衝撃性に優れた冷凍用包装袋(2A)とし、あるいは、例えば図6の斜視図に示すように、上端縁シール部(21)と、底シール部(23)と、合掌貼りでなる背シール部(24)でピロータイプの耐衝撃性に優れた冷凍用包装袋(2B)とし、冷凍輸送等において破袋等の事故がなく、ガスバリア性とレトルト適性を有する包装袋とすることができる。
上記耐衝撃性に優れた冷凍用包装材(1)を用いた包装袋の形態としては、図5に示すような4方シール袋,あるいは図6に示すピロータイプの包装袋の他、例えば図示しないが3方シール袋,ガゼット袋、ガゼットタイプの自立するスタンディングパウチなど様々
な形態のものが挙げられ、内容物の種類や使用目的などによって適宜選定することができる。
上記耐衝撃性に優れた冷凍用包装材(1)を構成する表面基材フィルム(10)としては、厚み10〜20μm程度のポリエチレンテレフタレート(PET)の他、例えば高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)などが挙げられる。
また、最内層のシーラント層(18)としては、上記の厚み50〜130μm程度の無延伸ポリプロピレン(CPP)の他、耐熱性の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)などが挙げられ、これらのフィルムをドライラミネーション用接着剤等で延伸ナイロンフィルム(16)にラミネートするか、あるいはこれら溶融樹脂を押出してラミネートし、シーラント層(18)とすることができる。
また、各フィルム等を接着せしめる接着層(12)としては、例えば上記のポリウレタン系やポリエステル系のドライラミネーション用接着剤を用いたドライラミネーション方式で得られる他、例えば加熱溶融されたエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などのホットメルト接着剤を用いたホットメルトラミネーション方式やポリエチレンやポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂を加熱溶融し、スクリューの圧力でTダイからカーテン状に押出して各フィルムを接着する押出しラミネーション方式などが挙げられる。
以下に、本発明の具体的実施例について説明する。
表面側から、図3に示すように、厚み12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムでなる表面基材フィルム(10)の裏面にドライラミネーション用接着剤による接着層(12)を介して厚み9μmのアルミニウム箔(15)をラミネートし、さらにその上にドライラミネーション用接着剤による接着層(12)を介して厚み25μmの延伸ナイロンフィルム(16)をラミネートし、さらにその上にドライラミネーション用接着剤による接着層(12)を介して、厚み80μmの無延伸ポリプロピレンフィルムをシーラント層(18)としてラミネートした耐衝撃性に優れた冷凍用包装材(1)を作製した。
上記で得られた耐衝撃性に優れた冷凍用包装材(1)を用いて内容量600mlの四方シール袋とし、これに水と醤油を9:1で混合し所定の量(500ml)を充填して密封したものを、120℃、30分レトルト殺菌した後、冷凍し、冷凍したものを4〜5時間放置して解凍しかけたものを、高さ150cmから水平落下させて破袋するまでの落下回数で耐衝撃性の評価とし、その結果を表1に示した。
表面側から、図4に示すように、厚み12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムでなるバリア基材フィルム(14a)と、それに酸化アルミニウムが蒸着された無機酸化物の蒸着層(14b)とからバリアフィルム(14)の裏面にドライラミネーション用接着剤による接着層(12)を介して、厚み25μmの延伸ナイロンフィルム(16)をラミネートし、さらにその上にドライラミネーション用接着剤による接着層(12)を介して、厚み80μmの無延伸ポリプロピレンフィルムをシーラント層(18)としてラミネートした耐衝撃性に優れた冷凍用包装材(1)を作製した。
上記で得られた耐衝撃性に優れた冷凍用包装材(1)を用い、以下実施例1と同様にして冷凍用包装袋の落下試験を行い、その結果を表1に示した。
以下に、本発明の比較例について説明する。
表面側から、厚み12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを表面基材フィルムとし、その裏面にドライラミネーション用接着剤による接着層を介して、厚み9μmのアルミニウム箔をラミネートし、さらにドライラミネーション用接着剤による接着層(12)を介して、厚み15μmの延伸ナイロンフィルムをラミネートし、さらにその上にドライラミネーション用接着剤による接着層(12)を介して、厚み80μmの無延伸ポリプロピレンフィルムをシーラント層(18)としてラミネートした冷凍用包装材を作製した。
上記で得られた冷凍用包装材を用いて、以下実施例1と同様にして冷凍用包装袋の落下試験を行い、その結果を表1に示した。
Figure 2006016004
以下に上記実施例の結果を示す。
上記表1から、実施例1のように中間に厚み25μmの延伸ナイロンフィルムを積層し、バリア層としてアルミニウム箔を用いたものは、シーラント層が無延伸ポリプロピレンフィルムを使用したものでも、落下試験で破袋なしが80回から40回程度とばらつくがかなりの効果のあるものであった。また実施例2のようにバリア層に厚み12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムでなるバリア基材フィルム(14a)と、それに酸化アルミニウムが蒸着された無機酸化物の蒸着層(14b)とからバリアフィルム(14)を用いたものは、シーラント層が無延伸ポリプロピレンフィルムを使用したものでも略100回の落下試験を破袋なしでクリアするものであった。これに対し、比較のための実施例3では、中間に従来の厚み15μmの延伸ナイロンフィルムを積層し、バリア層に厚み9μmのアルミニウム箔を用いたものは、略10回程度の落下試験でも破袋するものであった。
本発明の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材の一実施の形態を説明するための側断面図である。 本発明の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材の他の一実施の形態を説明するための側断面図である。 本発明の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材の他の一実施の形態を説明するための側断面図である。 本発明の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材の他の一実施の形態を説明するための側断面図である。 本発明の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材を用いた包装袋の一実施の形態を説明するための正面図である。 本発明の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材を用いた包装袋の他の一実施の形態を説明するための正面図である。
符号の説明
1‥‥耐衝撃性に優れた冷凍用包装材
2A‥‥四方シールされた耐衝撃性に優れた冷凍用包装袋
2B‥‥ピロータイプの耐衝撃性に優れた冷凍用包装袋
10‥‥表面基材フィルム
11‥‥印刷層
12‥‥接着層
14‥‥バリアフィルム
14a‥‥バリア基材フィルム
14b‥‥無機酸化物の蒸着層
15‥‥アルミニウム箔
16‥‥延伸ナイロンフィルム
18‥‥シーラント層
21‥‥上端縁シール部
22‥‥左右端縁シール部
23‥‥下端縁シール部
24‥‥背シール部

Claims (4)

  1. 表面の基材フィルムと、中間の延伸ナイロンフィルムと、最内層のシーラント層とでなる3層構成の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材において、前記中間の延伸ナイロンフィルムの厚みが、20〜30μmの範囲であることを特徴とする耐衝撃性に優れた冷凍用包装材。
  2. 上記表面の基材フィルムと中間の延伸ナイロンフィルムとの間もしくは中間の延伸ナイロンフィルムと最内層のシーラント層との間にガスバリア材が施されていることを特徴とする請求項1記載の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材。
  3. 上記ガスバリア材は、無機酸化物が蒸着されているガスバリアフィルムであることを特徴とする請求項2記載の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材としたものである。
  4. 上記請求項1乃至3のいずれかに記載の耐衝撃性に優れた冷凍用包装材を用いた包装袋。
JP2004192838A 2004-06-30 2004-06-30 耐衝撃性に優れた冷凍用包装材およびそれを用いた包装袋 Pending JP2006016004A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004192838A JP2006016004A (ja) 2004-06-30 2004-06-30 耐衝撃性に優れた冷凍用包装材およびそれを用いた包装袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004192838A JP2006016004A (ja) 2004-06-30 2004-06-30 耐衝撃性に優れた冷凍用包装材およびそれを用いた包装袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006016004A true JP2006016004A (ja) 2006-01-19

Family

ID=35790599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004192838A Pending JP2006016004A (ja) 2004-06-30 2004-06-30 耐衝撃性に優れた冷凍用包装材およびそれを用いた包装袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006016004A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056248A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Toppan Printing Co Ltd 口栓付きガセットパウチおよびその製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0464125U (ja) * 1990-10-12 1992-06-01
JPH081885A (ja) * 1994-06-24 1996-01-09 Sumitomo Bakelite Co Ltd 多層フィルム
JPH11263368A (ja) * 1998-03-13 1999-09-28 Japan Polychem Corp 食品包装用積層袋
JP2002178440A (ja) * 2000-12-18 2002-06-26 Dainippon Printing Co Ltd レトルト用パウチ
JP2003170959A (ja) * 2001-12-05 2003-06-17 Dainippon Printing Co Ltd レトルト食品用積層体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0464125U (ja) * 1990-10-12 1992-06-01
JPH081885A (ja) * 1994-06-24 1996-01-09 Sumitomo Bakelite Co Ltd 多層フィルム
JPH11263368A (ja) * 1998-03-13 1999-09-28 Japan Polychem Corp 食品包装用積層袋
JP2002178440A (ja) * 2000-12-18 2002-06-26 Dainippon Printing Co Ltd レトルト用パウチ
JP2003170959A (ja) * 2001-12-05 2003-06-17 Dainippon Printing Co Ltd レトルト食品用積層体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056248A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Toppan Printing Co Ltd 口栓付きガセットパウチおよびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8133560B2 (en) Multilayer heat sealant structures, packages and methods of making the same
JP6848572B2 (ja) 積層体および包装袋
JP2009096154A (ja) 多層積層フィルム
JP2009096155A (ja) 多層積層フィルム
JP6213057B2 (ja) 積層体及びこれを用いた包装材及び包装袋
JP2001233351A (ja) スタンディングパウチ
JP4733452B2 (ja) 包装体
JP2006016004A (ja) 耐衝撃性に優れた冷凍用包装材およびそれを用いた包装袋
JP5202645B2 (ja) ポリマーコーティングされたオーブン基材(oven board)及びそれから作製された食品パッケージ
JP7259353B2 (ja) 包装袋および包装袋の製造方法
JP2006082826A (ja) 口栓付きパウチ
JPWO2004011252A1 (ja) 積層包装材料及び包装袋
JP2022016880A (ja) 液体用紙容器
JP2004083069A (ja) 紙製密閉容器
JP2020185711A (ja) 積層シートおよび紙容器
JP4797472B2 (ja) 液体紙容器用積層材
JP2000153581A (ja) 液体用積層体
JP2023117820A (ja) 自立性包装袋
JPS5820353Y2 (ja) アルミニウム箔複合材
JP2023088580A (ja) 自立性包装袋
JP2024157819A (ja) 包装用積層体
JPS5916191Y2 (ja) 包装用複合フイルム
JPS5820355Y2 (ja) アルミニウム箔複合材
JPH1029279A (ja) 積層シートおよび該積層シートを用いた包装容器
JP2024012138A (ja) 自立性包装袋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070525

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090918

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090929

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100603

A02 Decision of refusal

Effective date: 20101102

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02