[go: up one dir, main page]

JP2006012931A - 封止型電子部品 - Google Patents

封止型電子部品 Download PDF

Info

Publication number
JP2006012931A
JP2006012931A JP2004184396A JP2004184396A JP2006012931A JP 2006012931 A JP2006012931 A JP 2006012931A JP 2004184396 A JP2004184396 A JP 2004184396A JP 2004184396 A JP2004184396 A JP 2004184396A JP 2006012931 A JP2006012931 A JP 2006012931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
component
sealed
fpc
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004184396A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Abe
研 阿部
Isamu So
勇 曹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2004184396A priority Critical patent/JP2006012931A/ja
Publication of JP2006012931A publication Critical patent/JP2006012931A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【課題】 本発明の目的は、樹脂で封止された封止型電子部品において、外部保護層の形状精度が出し易く、しかも樹脂による封止に際して内部の電子部品が熱的影響を受け難く、しかも安価な封止型電子部品を提供することにある。
【解決手段】 本発明の封止型電子部品10は、電子部品12を有する内蔵部品と、該内蔵部品の電子部品12を覆ってなる部品被覆層13と、この電子部品12及び部品被覆層13の外方に設けられた熱可塑性発泡樹脂からなる外部保護層14とを有することを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子部品を有する内蔵部品の封止に関するもので、特に自動車に搭載される封止型電子部品に関するものである。
近年、自動車においては、電子制御化が急速に進み、例えばモーター等による数多くのアクチュエーターの制御がECUで行われるようになってきている。
このECUでは、例えばプリント回路基板上に必要な電子部品やコネクタ等が実装される。またこのように電子部品が搭載されたプリント回路基板は、通常、ケース内に収納される。このようなケースがエンジンルーム等の近くに設置される場合には、このケースには特に防水性が求められる。
このようにアクチュエーターの制御をECUで行う傾向は、今後も益々進むと推測され、その場合、数が増えたECUの搭載スペースをどのように確保するかが大きな問題になってくる。そのためECUを収納したケースの小型化は避けて通れない問題になってきている。
因みに、ECUを収納したケースを小型化する方法の一つとして、電子部品が搭載されたプリント回路基板を可撓性を有するプリント回路基板、すなわちFPC(Flexible Printed Circuit)にして、これを折り込んで高密度化してケース内に収納する方法がある。
このように小型化したケースを前述したようにエンジンルーム等の近くに設置する場合には、防水性を高めるための処理がさらに必要になる。
ところで、例えばFPC上に搭載された電子部品に防水処理を施す方法の一つに、電子部品を樹脂等で覆って封止する方法がある(特許文献1)。
特許文献1に開示されている方法は、図7が示すように、熱可塑性樹脂からなる内層6に電子部品4やアンテナ5を埋設し、この内層6をさらに合成樹脂性の外層7で覆ったもので、内層6を構成する熱可塑性樹脂の融点を電子部品4が温度破壊される破壊温度や外層7の融点よりも低いものにした点にその特徴がある。
特開2000−306072号公報
ところで、前述してなる特許文献1に開示されている方法では、合成樹脂製の外層7を、例えば熱可塑性樹脂で形成しようとすると、樹脂の流動性が低いため外層の形状精度を出し難い、という問題がある。そこで形状精度を上げるために樹脂の流動性を高めようとすると、今度は成形時の温度や射出圧力を上げざるを得ず、その結果、電子部品4への熱的影響を無視できなくなってしまう。
そこで内層6の樹脂量を多くして外層7からの熱的影響を防いだり、外層7の熱引けを防いで形状精度を高めるために成形金型の温度を細かく管理する必要があった。
上記問題に鑑み本発明の目的は、樹脂で封止された封止型電子部品において、外層の形状精度が出し易く、しかも樹脂による封止に際して内部の電子部品が熱的影響を受け難く、安価な封止型電子部品を提供することにある。
前記目的を達成すべく請求項1記載の封止型電子部品は、電子部品を有する内蔵部品と、該内蔵部品の前記電子部品を覆ってなる部品被覆層と、前記電子部品及び前記部品被覆層の外方に設けられた熱可塑性発泡樹脂からなる外部保護層とを有することを特徴とするものである。
このようにしてなる請求項1記載の封止型電子部品によれば、前記電子部品及び前記部品被覆層の外方に設けられた外部保護層は熱可塑性発泡樹脂からなっているため、樹脂の流動性が発泡したことで高まって外部保護層の形状精度を出し易くなる。またその結果、成形時の温度や圧力を従来のように上げる必要がなくなるため、内部の電子部品への熱的影響も低減できる。
加えて熱的影響が少なくできることから部品被覆層の樹脂量を多くする必要もないため、部品被覆層の材料費を低減でき、コストも抑えられる。
また本発明の請求項2記載の封止型電子部品は、請求項1記載の封止型電子部品において、前記部品被覆層は、エラストマーであることを特徴とするものである。
このようにしてなる請求項2記載の封止型電子部品によれば、部品被覆層が弾性を有するエラストマーであることから、この封止型電子部品に外部から電線を取り込むような場合でも、このエラストマーによって電線表面が押圧されるため、電線表面を伝って封止型電子部品内に侵入しようとする水の侵入をより効果的に防止できる。
また請求項3記載の封止型電子部品は、前記内蔵部品は、請求項1または請求項2いずれかに記載の封止型電子部品において、前記内蔵部品は、FPCと該FPC上に搭載された電子部品とを有し、前記部品被覆層は前記FPC上に搭載された電子部品を覆うものであって、前記FPCは前記電子部品が内側になるように折り曲げられていることを特徴とするものである。
前記請求項3記載の封止型電子部品によれば、前記FPCはこのFPC上に搭載された電子部品が内側になるように折り曲げられているものであるため、封止型電子部品をより小型化することができる。
以上のように本発明によれば、樹脂で封止された電子部品において、外層の形状精度が出し易く、しかも樹脂による封止に際して内部の電子部品が熱的影響を受け難く、安価な封止型電子部品を提供することができる。
以下に本発明の封止型電子部品の一実施例を図を用いて詳細に説明する。
図1、図2は、本発明の封止型電子部品の一実施例を示すもので、図1は封止型電子部品内に電線、例えばFFC(Flexible Flat Cable)を取り込んだ例を示す縦断面図、図2はその状態の斜視図である。
図1が示すように本発明の封止型電子部品10は、例えば、FPC11とこのFPC11上に搭載された電子部品12とを有する内蔵部品と、この内蔵部品の電子部品12の表面を覆うように施した、例えばブチルゴムからなる部品被覆層13と、さらにその外側に施した、例えばポリプロピレン等からなる熱可塑性発泡樹脂製の外部保護層14とを有するものである。
尚、前記内蔵部品には、必要に応じて図1が示すようにFPC11の下方に直接に、あるいは間接的に設けられるヒートシンク15や、図1で封止型電子部品10の内部に取り込まれているFFC16との接続手段、例えばピアス端子の如き接続端子も含まれる。
図1が示すように、FFC16の所定位置に本発明の封止型電子部品10を接続する場合には、まず予め必要な電子部品12が半田等により接続されて搭載されているFPC11を用意し、このFPC11をFFC16上に両者の接続部が正確に重なるように載置し、図示しない、例えばピアス端子をFPC11側から打ち込んで貫通させ、その脚部を加締めてFPC11とFFC16とを電気的に接続する。
しかる後、内蔵部品の電子部品12の表面を覆うように、例えばブチルゴムのようなエラストマーからなる部品被覆層13を施す。部品被覆層13を施したものを所定の金型内に載置し、電子部品12や部品被覆層13の外側に、前述したように、例えばポリプロピレン等からなる熱可塑性発泡樹脂製の外部保護層14を施す。
この実施例では、ポリプロピレンにこのポリプロピレンを3倍に発泡させる割合で炭酸ガスを混ぜ合わせ、押出機から成形金型内に供給し、外部保護層14を形成した。
ところで図1に示すヒートシンク15はFFC16の下面に設けられているが、通常はFPC11の下面に直接、それも最も発熱性の高い電子部品12の下方に位置決めして設けられることが多い。
このように熱可塑性発泡樹脂からなる外部保護層14を施せば、樹脂を発泡させたことにより金型内での樹脂の流動性が高まり、従来のように樹脂が発泡していない場合に比して、より低い温度、低い充填圧でも金型の隅々に樹脂が充填され易くなる。具体的には、このポリプロピレンを発泡させない場合には、外部保護層14を所望の形状に仕上げるために温度を190℃にしてその流動性を確保していたが、樹脂を発泡させたことにより、170℃で所望の流動性が得られた。しかも樹脂が発泡しているため、その発泡圧力で形状維持が容易になり、また断熱性も高まって、仮に金型の温度が所定温度に十分保持されていなかったとしても熱引け等を起こすことなく穏やかに冷えていく。それ故外部保護層14の形状精度も出し易くなった。
また外部保護層14を、より低い温度で、しかもより低い充填圧で成形できる、ということは内方に位置する電子部品12への熱的影響も低減できることを意味する。そのため部品被覆層13の材料を従来のものより少なくできる、という効果もある。その結果、部品被覆層13の材料費を低減でき、封止型電子部品10全体のコスト低減も可能になる。
また外部保護層14は熱可塑性発泡樹脂からなっていて、内部に多数の独立気泡を有しているから、外部からの水の侵入の防止効果も充分期待できる。また気泡を有しているので原材料の使用量が少なくてすみ、軽量化とコストの低減も実現できる。
また、内側の部品被覆層13を弾性を有するエラストマーからなるものにすれば、FFC16を封止型電子部品10内に取り込む場合でも、エラストマーからなる部品被覆層13がFFC16の表面を押圧するため、FFC16の表面を伝って封止型電子部品10内に侵入しようとする水の侵入を防止でき、封止型電子部品10の防水効果を高めることができる。
因みに、部品被覆層13をブチルゴムにした本実施例の封止型電子部品10に対して、−40℃〜130℃、1000cycのサーマルショックを加えた後、このFFC16を取り込んだ封止型電子部品10を水に浸漬したが、封止型電子部品10の内部への水の侵入は見られなかった。
図3〜図5に本発明の封止型電子部品10の別の実施例を示す。図3は上面に電子部品12やこれを覆う部品被覆層13を設け、下面にヒートシンク15やFFC16等を装着したFPC11の横断面図、図4は図3のFPC11を折り込み、これに外部保護層17を施した封止型電子部品10の横断面図、図5は斜視図である。
まず図3が示すように、上面に必要な電子部品12を搭載し、かつ下面の必要箇所にヒートシンク15を装着したFPC11の下面の所定位置に、さらにピアス端子18によりFFC16を接続し、しかる後電子部品12の表面を覆うようにブチルゴム製の部品被覆層13を施したものを用意した。
続いて図4が示すように図3に示したものを、電子部品12が内側になるようにFPC11を断面略コの字状に折り曲げ、この状態で金型内に載置し、ポリプロピレンからなる、いわゆる熱可塑性発泡樹脂製の外部保護層14を全体がボックス状になるように、かつヒートシンク15の大部分が露出するように施した。
図5はFFC16をその内部に取り込んだ状態の封止型電子部品10の斜視図である。
このようにプリント回路基板をFPCにすることで折り曲げが容易になり、封止型電子部品10をボックス状に仕上げることが極めて容易になる。その結果、電子部品12の3次元的配置が可能になり、封止型電子部品10の小型化を図ることができる。また別途用意したケースに封止型電子部品10を収納する場合よりも組立工程が簡単になり、自動化することも容易になる。
また図6は本発明の封止型電子部品10のさらにまた別の実施例を示す斜視図である。この封止型電子部品10の特徴は、FPC11の必要箇所に、例えばアクチュエーターとの接続端子部を接続して設け、これら端子を含むコネクタハウジング18も含めて外部保護層14を設けた点にある。それ以外は基本的には図1〜図5に示すものと同じである。
尚、前記コネクタハウジング18は外部保護層14と共に一体成形してもよい。
ところで前記各実施例では、部品被覆層13の材料としてブチルゴムのみ使用しているが、この他、例えばゴムやウレタン等、弾性を有するものが最適である。また外部保護層14としてはポリエチレンやポリスチレン等を発泡させたものでもよい。
以上のようにしてなる本発明の封止型電子部品によれば、樹脂で封止された電子部品において、外部保護層の形状精度が出し易く、しかも樹脂による封止に際して内部の電子部品が熱的影響を受け難く、安価な封止型電子部品を提供することができる。
本発明の封止型電子部品の一実施例を示す縦断面図である。 図1に示す本発明の封止型電子部品の斜視図である。 本発明の別の実施例に係る電子部品等を装着したFPCの横断面図である。 図3のFPCを折り込み、これに外部保護層を施した封止型電子部品の横断面図である。 図3、図4に示す封止型電子部品の斜視図である。 本発明の封止型電子部品のさらに別の実施例を示す斜視図である。 従来の封止型電子部品の横断面図である。
符号の説明
10 封止型電子部品
11 FPC
12 電子部品
13 部品被覆層
14 外部被覆層
15 ヒートシンク
16 FFC
18 ピアス端子

Claims (3)

  1. 電子部品を有する内蔵部品と、該内蔵部品の前記電子部品を覆ってなる部品被覆層と、前記電子部品及び前記部品被覆層の外方に設けられた熱可塑性発泡樹脂からなる外部保護層とを有することを特徴とする封止型電子部品。
  2. 前記部品被覆層は、エラストマーであることを特徴とする請求項1記載の封止型電子部品。
  3. 前記内蔵部品は、FPCと該FPC上に搭載された電子部品とを有し、前記部品被覆層は前記FPC上に搭載された電子部品を覆うものであって、前記FPCは前記電子部品が内側になるように折り曲げられていることを特徴とする請求項1または請求項2いずれかに記載の封止型電子部品。
JP2004184396A 2004-06-23 2004-06-23 封止型電子部品 Pending JP2006012931A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004184396A JP2006012931A (ja) 2004-06-23 2004-06-23 封止型電子部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004184396A JP2006012931A (ja) 2004-06-23 2004-06-23 封止型電子部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006012931A true JP2006012931A (ja) 2006-01-12

Family

ID=35779833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004184396A Pending JP2006012931A (ja) 2004-06-23 2004-06-23 封止型電子部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006012931A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016504765A (ja) * 2012-12-18 2016-02-12 ランクセス・ブチル・ピーティーイー・リミテッド ブチルゴムを含有する電子装置
KR20210063007A (ko) * 2019-11-22 2021-06-01 주식회사 현대케피코 전자 제어 장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016504765A (ja) * 2012-12-18 2016-02-12 ランクセス・ブチル・ピーティーイー・リミテッド ブチルゴムを含有する電子装置
US11013133B2 (en) 2012-12-18 2021-05-18 ARLANXEO Singapore Pte. Ltd Electronic devices comprising butyl rubber
KR20210063007A (ko) * 2019-11-22 2021-06-01 주식회사 현대케피코 전자 제어 장치
KR102324583B1 (ko) * 2019-11-22 2021-11-09 주식회사 현대케피코 전자 제어 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7233495B2 (en) Circuit configuration member and method of fabricating the same
KR101070005B1 (ko) 시일 구조체
US7736158B2 (en) Electrical junction box with a decreased height size and waterproof function
JP4189753B2 (ja) インサート成形品及びインサート成形品の製造方法
JP5242112B2 (ja) フレキシブルフラットハーネス及びその製造方法並びにスライドドアの給電装置
CN101946381B (zh) 电接线箱的防水结构
JP2008171597A (ja) フレキシブルフラットハーネスおよびその製造方法
JP2008171596A (ja) フレキシブルフラットハーネスおよびその製造方法
JP6442527B2 (ja) 電子制御装置
CN105765808B (zh) 电子电路单元及其制造方法
WO2015022841A1 (ja) ワイヤハーネス
JP4464892B2 (ja) コネクタ
JP2006012931A (ja) 封止型電子部品
US10021799B2 (en) Electronic control apparatus for vehicle using potting layer and method of manufacturing the same
JP4993383B2 (ja) シール構造体
JP6366071B2 (ja) 電子装置
CN104733200A (zh) 开关的制造方法和开关
CN102262969B (zh) 电气部件
JP2007311706A (ja) 回路基板の密封方法及び回路基板装置
WO2019130825A1 (ja) 電子装置及びドアハンドル
JP2013070487A (ja) Ecuの筐体
JP4863954B2 (ja) 電子ユニットおよびその製造方法
WO2015098567A1 (ja) 電子回路ユニットにおける外装ケースの成形方法
KR102324583B1 (ko) 전자 제어 장치
JP4501585B2 (ja) 防水構造を持つ電気回路部品および筐体