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JP2005352839A - データ通信装置 - Google Patents

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JP2005352839A
JP2005352839A JP2004173854A JP2004173854A JP2005352839A JP 2005352839 A JP2005352839 A JP 2005352839A JP 2004173854 A JP2004173854 A JP 2004173854A JP 2004173854 A JP2004173854 A JP 2004173854A JP 2005352839 A JP2005352839 A JP 2005352839A
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JP2004173854A
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Arinori Kitamura
有紀 北村
Kunihiko Hayashi
邦彦 林
Motohide Nishihata
素秀 西畑
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】 プロセッサのソフトウェアモジュール間通信において、データ送受信時の割り込み発生頻度を削減する。
【解決手段】 データ格納領域210と、データ送信の処理要求があるかないかを表す処理要求領域220とをメモリ30上に確保し、データ送信部300は、送信モジュール101からデータ送信の要求を受けて、データ格納領域210へデータを格納した後、処理要求領域220に未だ処理要求が書き込まれていない場合にのみ処理要求領域220に処理要求を書き込んで、処理要求受付部400へ割り込みをかける。処理要求受付部400は、処理要求領域220に処理要求が書き込まれていることを確認したうえ、当該処理要求をクリアしてデータ格納領域210へのデータ格納を受信モジュール102へ通知する。データ取得部500は、受信モジュール102からのデータ受信の要求を受けて、データ格納領域210からデータを取得する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プロセッサのソフトウェアモジュール(以下、単にモジュールという。)間通信に用いられるデータ通信装置に関するものである。
従来のモジュール間データ通信において、送信モジュールが受信モジュールとの間で取り決めた共有メモリのデータ領域へデータを書き込み、受信モジュールへ割り込みをかけ、割り込みによって起動された受信モジュールが割り込み要求レジスタの値より送信モジュールを特定し、受信モジュールが共有メモリからデータを取得した後、送信モジュールとの間で取り決めた共有メモリの終了情報格納領域へ受信モジュールがサービス結果の通知(処理完了通知)を書き込むことで、モジュール間データ通信を実現しているものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−216792号公報
しかしながら、上記従来技術によるデータ通信においては、送信モジュールが受信モジュールへデータを送信するたびに毎回受信モジュールへの割り込みが発生するので、連続的にデータを送信したい場合、割り込みによるオーバーヘッドが大きいという課題があった。また、送信モジュールは、受信モジュールによってデータが取得され、処理完了通知が共有メモリに書き込まれるまで次のデータを送信することができず、受信モジュールのデータ取得処理が遅れた場合、送信モジュールの処理にも遅延を生じるという課題があった。
本発明の目的は、データ送受信時における割り込みの発生頻度を削減したデータ通信装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、送信モジュールと受信モジュールとが非同期に動作する場合においても、互いのモジュールの動作に影響を与えないデータ通信を実現するデータ通信装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の第1のデータ通信装置は、第1の状態又は第2の状態を示す識別子を持つデータ格納領域と、データ送信の処理要求があるかないかを表す処理要求領域とを有するメモリと、少なくとも1つの送信モジュールからデータ送信の要求を受けて、前記データ格納領域の前記識別子が前記第2の状態を示す領域へデータを格納した後、当該識別子を前記第1の状態に変更し、かつ前記処理要求領域に未だ処理要求が書き込まれていない場合にのみ前記処理要求領域に処理要求を書き込んで通知信号を発生させるデータ送信部と、前記通知信号を受けて、前記処理要求領域に処理要求が書き込まれていることを確認したうえ、当該処理要求をクリアして前記データ格納領域へのデータ格納を受信モジュールへ通知する処理要求受付部と、前記受信モジュールからのデータ受信の要求を受けて、前記データ格納領域の前記識別子が前記第1の状態を示す領域からデータを取得した後、当該識別子を前記第2の状態に変更するデータ取得部とを備えた構成を採用したものである。これにより、送信モジュールは受信モジュールのデータ取得処理のタイミングに影響されず、連続してデータを送信可能であり、処理要求領域に処理要求がある場合には通知信号を重ねて発生させないので、受信モジュールの処理が通信処理要求の割り込み処理により中断される回数を削減することができる。
前記第1のデータ通信装置においては、前記識別子をデータ読み出し許可又はデータ読み出し不許可を表すものとして使用し、送信モジュールは前記識別子によりデータ読み出し不許可とされるデータ格納領域へデータを格納し、受信モジュールは前記識別子によりデータ読み出し許可とされるデータ格納領域からデータを取得する。これにより、例えばプロセッサバスの特別な排他制御なくデータ格納領域へ排他的にアクセスすることが可能となる。
更に、前記第1のデータ通信装置の前記処理要求受付部を、前記受信モジュールからデータ取得間隔の登録要求を受けて、前記データ取得間隔を前記受信モジュールへのデータ格納通知の間隔として登録し、前記データ格納領域へのデータ格納を前記データ格納通知の間隔に従って前記受信モジュールへ通知するタイマと、前記通知信号を受けて、前記処理要求領域に処理要求が書き込まれていることを確認したうえ、当該処理要求をクリアして前記タイマへ動作開始を指示する処理要求判定部と、前記受信モジュールよりデータ格納通知の停止要求を受けて、前記タイマへ動作停止を指示するタイマ制御部とから構成すれば、前記受信モジュールが一定間隔でデータを取得できる。
また、前記第1のデータ通信装置の前記処理要求受付部は、複数の送信モジュールから同じ受信モジュールへの処理要求が前記処理要求領域に書き込まれている場合、当該複数の処理要求を全てクリアして前記受信モジュールへ1度だけ送信モジュール情報とともに前記データ格納領域へのデータ格納を通知するものとする。これにより、受信モジュールへのデータ格納通知の回数を減らし、受信モジュールが通信処理要求の割り込み処理により中断される回数を更に削減する。
また、本発明の第2のデータ通信装置は、第1の状態又は第2の状態を示す識別子を持つデータ格納領域と、データ送信の処理要求があるかないかを表す処理要求領域と、通知データ量が登録されるリソース情報領域とを有するメモリと、少なくとも1つの送信モジュールからデータ送信の要求を受けて、前記データ格納領域の前記識別子が前記第2の状態を示す領域へデータを格納した後、当該識別子を前記第1の状態に変更し、かつ前記データ格納領域の格納データ量が前記リソース情報領域に登録されている通知データ量以上であった場合にのみ前記処理要求領域に処理要求を書き込んで通知信号を発生させるデータ送信部と、前記通知信号を受けて、前記処理要求領域に処理要求が書き込まれていることを確認したうえ、当該処理要求をクリアして前記データ格納領域へのデータ格納を受信モジュールへ通知する処理要求受付部と、前記受信モジュールからのデータ受信の要求を受けて、前記データ格納領域の前記識別子が前記第1の状態を示す領域からデータを取得した後、当該識別子を前記第2の状態に変更するデータ取得部とを備えた構成を採用したものである。これにより、受信モジュールの処理が通信処理要求の割り込み処理により中断される回数を削減することができる。
また、前記第2のデータ通信装置において、前記リソース情報領域は前記データ格納領域への格納済みデータの総量を表す情報を更に含み、前記データ送信部は、少なくとも1つの送信モジュールからデータ送信の要求を受けて、前記データ格納領域の前記識別子が前記第2の状態を示す領域へデータを格納した後、当該識別子を前記第1の状態に変更し、かつ前記データ格納領域への格納済みデータの総量が前記リソース情報領域に登録されている通知データ量以上であった場合にのみ、前記格納済みデータの総量を表す情報を初期化したうえ前記処理要求領域に処理要求を書き込んで通知信号を発生させることとしてもよい。
本発明による第1の効果は、データ送信時の送信モジュールから受信モジュールへの通知回数が削減されるということである。これにより、通信処理要求の割り込み処理により受信モジュール及び他のモジュールの処理が中断される回数を削減できるようになる。
本発明による第2の効果は、送信モジュールと受信モジュールとが非同期に動作する場合において、互いのモジュールの動作に影響を与えないということである。データ格納領域は、送信データとデータの読み出し許可又は不許可を示す識別子とを含み、送信モジュールは、複数のデータを任意のタイミングでデータ格納領域に格納可能であり、受信モジュールは、データ受信の要求を受けてデータ読み出し許可を表す識別子の付いたデータを任意のタイミングで取得可能であるので、送信モジュールと受信モジュールとの動作タイミングが異なる場合や受信モジュールの割り込み応答性が低い場合でも、いずれのモジュールも待たされることがなくなる。
図1は、本発明に係るデータ通信システムの構成例を示している。図1のシステムは、2つのプロセッサ10,20のソフトウェアモジュール間双方向通信を可能にすべく、両プロセッサ10,20の間にメモリ30を介在させたものである。一方のプロセッサ(プロセッサA)10は、プロセッサコア11と、送信インターフェイス(送信IF)12と、受信インターフェイス(受信IF)13とを備えている。他方のプロセッサ(プロセッサB)20もまた、プロセッサコア21と、送信IF22と、受信IF23とを備えている。このシステムによれば、一方のプロセッサ10が実行する複数のモジュールと、他方のプロセッサ20が実行する複数のモジュールとの間の双方向通信を達成できる。なお、メモリ30を介して3以上のプロセッサを接続することとしてもよい。
以下、図1のシステムにおけるソフトウェアモジュール間のデータ通信装置について、5つの実施形態を説明する。
《第1の実施形態》
図2は、本発明に係るデータ通信装置の第1の実施形態を示している。ここでは、図1中の一方のプロセッサコア11が実行する送信モジュール(モジュール1)101から、他方のプロセッサコア21が実行する受信モジュール(モジュール2)102へデータを送信するものとしている。ここに、送信モジュール101と受信モジュール102とは各々複数のモジュールを含んでいる。送信IF12はデータ送信部300を、受信IF22は処理要求受付部400及びデータ取得部500をそれぞれ有する。メモリ30には、モジュール間で送受信するデータを格納するためのデータ格納領域210と、データが格納されたことを通知するための処理要求領域220とが確保される。
データ送信部300は、データ格納領域210へデータを格納してデータ通信処理要求を出す。処理要求受付部400は、データ送信部300からのデータ通信処理要求を受けてデータ格納領域210へのデータ格納を受信モジュール102へ通知する。データ取得部500は、データ格納領域210よりデータを取得して受信モジュール102へ引き渡す。
データ格納領域210は、送信モジュール101と受信モジュール102とが各々含んでいる複数のモジュールの組み合わせごとに専用の領域を確保し、その構造は、送信データを書き込む領域と、該送信データの書き込み領域が読み出し許可状態か否かを示す識別子とを含むものである。図2に示すデータ通信装置においては、送信モジュール101から受信モジュール102へのデータ送信用データ格納領域211が確保される。
処理要求領域220は、データ格納領域210の送信モジュール101と受信モジュール102との組み合わせごとの専用のデータ格納領域についてのデータ通信処理要求(REQ)を表す。例えば、データ受信要求があるデータ格納領域210のポインタを要求発生時系列に保持するキューであってもよい。
図2において矢印は制御の流れを示す。モジュール101は、データを送信する場合、データ送信部300へ送信先モジュール情報と送信データを含む送信要求とを行う(S1)。データ送信部300は、モジュール101より送信データとモジュール102へのデータ送信要求を受けると(S1)、データ格納領域211へ送信データを格納し(S2)、処理要求領域220を調べ(S3)、データ格納領域211に対応する処理要求221がない場合、処理要求領域220へデータ格納領域211に対応する処理要求221を書き込み(S4)、処理要求受付部400へ割り込みをかける(S5)。ただし、データ格納領域211に対応する処理要求221が既にあった場合は、データ送信部300は処理要求領域220へ処理要求221を書き込まない。
処理要求受付部400は、データ送信部300からの割り込みを受けて(S5)、処理要求領域220の処理要求を判定し(S6)、処理要求221がある場合、処理要求221をクリアして(S7)、モジュール102へモジュール101からのデータ受信の通知を行う(S8)。受信モジュール102は、モジュール101からのデータ受信の通知を受けた場合(S8)、データ取得部500へモジュール101からモジュール102への送信データの受信要求を行い、データを取得する処理を繰り返し(S9)、データ取得部500よりデータ格納領域211の読み出し許可データなしを受けた場合には処理を終了する。データ取得部500は、モジュール101からの送信データ受信要求をモジュール102より受けると(S9)、データ格納領域211からデータを取得し(S10)、取得したデータをモジュール102へ引き渡す(S11)。ただし、データ格納領域211に読み出し許可のデータがない場合、モジュール102へ読み出し許可データなしを通知する(S11)。
図3は、図2のデータ通信装置の動作を示している。図2のデータ通信装置を用いたデータ通信においては、データ送信部300で、処理要求領域220に処理要求221がある場合には処理要求受付部400へ重ねて通信処理要求を行わないので(S32)、モジュール2の処理が通信処理要求の割り込み処理により中断される回数が削減され、連続的にデータ通信が発生する場合の処理性能が高くなる。更に、本発明のデータ通信装置によるデータ通信の場合、モジュール1はモジュール2がデータを取得することを待たずに、次のデータを送信することが可能となり(S31)、モジュール1の処理はモジュール2のデータ取得処理のタイミングに影響されない(S33)。
図4は、図2中のデータ格納領域210の構成例を示している。データ格納領域210は、図4に示すように、送信データを格納するためのデータ領域と該データ領域の読み出し可否を示す識別子とを含むデータバッファ4231〜423nが、識別子に設定された読み出し許可を示す次のデータバッファへのポインタによって連結され、末尾のデータバッファ423nの識別子424nは読み出し不許可を示す特定の値(例えば0)とするデータバッファ列と、n個のデータバッファ4231〜423nのうち先頭のデータバッファ4231を指すポインタ4210(以下、トップと呼ぶ。)と、末尾のデータバッファ423nを指すポインタ4220(以下、ボトムと呼ぶ。)とで構成される。
図5は、図4のデータ格納領域210を採用した場合のデータ格納手順を示している。図5によれば、データが格納されていないデータバッファAを確保して(手順5001)、識別子を0に設定し(手順5002)、ボトムの値を一時保存領域に保存し(手順5003)、ボトムをデータバッファAへのポインタに変更して(手順5004)、一時保存領域が指すデータバッファBのデータ領域へデータを格納し(手順5005)、最後にデータバッファBの識別子にデータバッファAへのポインタを設定することで、データバッファBのデータ領域を読み出し許可にする(手順5006)。なお、手順5003は手順5004の前であればどの時点で行ってもよく、手順5005の後に手順5004を行ってもよい。
図6(a)は手順5001と手順5002が終了した時点でのデータ格納領域210の状態を示し、図6(b)は手順5003〜5005が終了した時点のデータ格納領域210の状態を示し、図6(c)はデータ格納の終了時点でのデータ格納領域210の状態を示す。
図7は、図4のデータ格納領域210を採用した場合のデータ取得手順を示している。図7によれば、トップが指すデータバッファTの識別子を判定し(手順7001)、識別子が読み出し許可を示している場合、トップが指すデータバッファTのデータ領域からデータを取得し(手順7002)、トップをデータバッファTの識別子の値に変更(手順7003)した後、データバッファTを解放する(手順7004)。
図8(a)はデータ格納領域210にデータが2つ格納されている状態で手順7001を実行する前のデータ格納領域210の状態を示し、図8(b)は手順7001〜7003が終了した時点でのデータ格納領域210の状態を示し、図8(c)は手順7004の終了時点でのデータ格納領域210の状態を示す。
なお、データバッファは、データ領域の代わりに送信データの先頭ポインタと送信データのサイズを書き込むための領域を持つものであってもよい。
また、識別子は読み出し許可又は読み出し不可を示すフラグで、データバッファは次のデータバッファを指すポインタを格納する領域を識別子と別に持つものであってもよい。
図9は、図2中のデータ格納領域210の他の構成例を示している。データ格納領域210は、図9のように連続したデータ領域9051〜905nと、前記データ領域の先頭9051を指すデータ領域ポインタ(P)9010と、データ領域9051〜905nの全体の大きさSを保持するデータ領域サイズ(S)9020と、読み出し位置指示子(R)9030と、書き込み位置指示子(W)9040とを持ち、読み出し位置指示子(R)から書き込み位置指示子(W)までの領域を読み出し許可領域とし、読み出し許可領域以外を書き込み許可領域として、データを格納する場合は、書き込み位置指示子(W)の指す位置からデータを書き込み、データ書き込みの終了後に書き込み位置指示子(W)をデータの末尾へ移動し、データを取得する場合は、読み出し位置指示子(R)の指す位置からデータを読み出し、データ書き込み指示子(W)の手前の任意の位置までデータを読み出した後、読み出し位置指示子(R)を未取得データ領域の先頭を指すように更新するものである。
データの書き込み及び読み出しは同一方向に向かって行い、例えば9051から905nへ向かって行うものとした場合、データ領域905nまで到達したら、データ領域9051より書き込み及び読み出しを再開する。読み出し位置指示子(R)と書き込み位置指示子(W)とが同じ位置を指す場合にデータ領域にデータがあるのかないのかを判断するために、読み出し位置指示子(R)と書き込み位置指示子(W)とが同じ位置を指す状態はデータ領域に読み出し許可データなしを示すものとし、データ書き込みは、読み出し位置指示子(R)の直前より1データ単位手前までとするとよい。
図10は、図9のデータ格納領域210を採用した場合のデータ格納手順を示している。図10によれば、まず書き込み位置指示子(W)と読み出し位置指示子(R)とを確認し(手順10001)、データ領域へ書き込み許可と判断した場合、書き込み位置指示子(W)の指す位置よりデータを格納して(手順10002)、格納したデータの末尾、すなわち次にデータ格納可能な位置に書き込み位置指示子(W)を更新する(手順10003)。
図11(a)は、データ領域9052〜9055にデータが格納されている状態のデータ格納領域210を示す。読み出し位置指示子(R)は位置9052を指し、書き込み位置指示子(W)は位置9055を指す。図11(b)は、図10における手順10001〜10002が終了した時点でのデータ格納領域210の状態を示す。データ格納領域9055〜9057のデータが新たに格納されたデータである。図11(c)は、手順10003の終了時点でのデータ格納領域210の状態を示す。
図12は、図9のデータ格納領域210を採用した場合のデータ取得手順を示している。図12によれば、まず書き込み位置指示子(W)と読み出し位置指示子(R)とを確認し(手順12001)、データ領域から読み出し許可と判断した場合、読み出し位置指示子(R)の指す位置より書き込み位置指示子(W)の指す位置の手前の任意の位置までデータを取得して(手順12002)、読み出し位置指示子(R)を未読み出しのデータの先頭ポインタに更新する(手順12003)。
図13(a)は、データ領域の9052〜9057にデータが格納されている状態のデータ格納領域210を示す。読み出し位置指示子(R)は位置9052を指し、書き込み位置指示子(W)は位置9057を指す。図13(b)は、図12における手順12001〜12002が終了した時点でのデータ格納領域210の状態を示す。データ格納領域9052〜9054のデータが、読み出されたデータである。図13(c)は、手順12003の終了時点でのデータ格納領域210の状態を示す。
《第2の実施形態》
図14は、本発明に係るデータ通信装置の第2の実施形態を示している。図14のデータ通信装置は、データ送信部300からのデータ通信処理要求を受けて、予め登録されたデータ取得間隔ごとに、受信モジュール102からデータ格納通知の停止要求(S12)を受けるまで、受信モジュール102へデータ格納領域210へのデータ格納を繰り返し通知する処理要求受付部400aを有する。
図15は、図14中の処理要求受付部400aの詳細構成例を示している。処理要求受付部400aは、図15に示すように、受信モジュール102からデータ取得間隔の登録要求を受けて、このデータ取得間隔を受信モジュール102へのデータ格納通知の間隔として登録し、このデータ格納通知の間隔に従って受信モジュール102へデータ格納領域211へのデータ格納を通知するタイマ403と、データ送信部300からのデータ通信処理要求を受けて、タイマ403へ動作開始を指示する処理要求判定部401と、受信モジュール102よりデータ格納通知の停止要求を受けて、タイマ403へ動作停止を指示するタイマ制御部402とからなる。
タイマ403は、受信モジュール102よりデータ取得間隔の登録要求を受けると(S0)、該データ取得間隔を当該受信モジュール102へのデータ格納通知間隔として保持する。データ送信部300は、モジュール101より送信データとモジュール102へのデータ送信要求を受けると(S1)、データ格納領域211へ送信データを格納し(S2)、処理要求領域220を調べ(S3)、データ格納領域211に対応する処理要求221がない場合、処理要求領域220へデータ格納領域211に対応する処理要求221を書き込み(S4)、処理要求受付部400へ割り込みをかける(S5)。ただし、データ格納領域211に対応する処理要求221が既にあった場合は、データ送信部300は処理要求領域220へ処理要求221を書き込まない。
処理要求判定部401は、データ送信部300からの割り込みを受けて(S5)、処理要求領域220の処理要求を判定し(S6)、処理要求221がある場合、処理要求221をクリアして(S7)、タイマ403へデータ格納領域211用動作開始を指示する(S8a)。タイマ403は、処理要求判定部401からデータ格納領域211用動作開始の指示を受けると(S8a)、計測を開始し、モジュール102へのデータ格納通知間隔に合わせてモジュール102へデータ格納通知を行う(S8)。モジュール102は、タイマ403よりデータ格納通知を受けると(S8)、データ取得部500へデータの受信要求を行う(S9a)。モジュール102がモジュール101からのデータ格納通知を受けた場合(S8)、データ取得部500へモジュール101からモジュール102への送信データの受信要求を行い、データを取得する(S10,S11)。データ取得部500よりデータ格納領域211の読み出し許可データなしを受けた場合、モジュール102はタイマ制御部402へデータ格納通知停止を要求する(S12)。一方、データ取得部500は、モジュール102よりモジュール101からの送信データ受信要求を受けると(S9a)、データ格納領域211からデータを取得し(S10)、モジュール102へ取得したデータを引き渡す(S11)。ただし、データ格納領域211に読み出しが許可されているデータがない場合、モジュール102へ読み出し許可データなしを通知する(S11)。
タイマ制御部402は、モジュール102よりデータ格納通知停止の要求を受けると(S12)、タイマ403へデータ格納領域211用動作停止を指示する(S12a)。タイマ403は、タイマ制御部402からデータ格納領域211用動作停止の指示を受けると(S12a)、モジュール102へのデータ格納通知間隔の計測を終了し、モジュール102へのデータ格納通知を終了する。
図14のデータ通信装置によれば、モジュール101のデータ送信タイミングに関わらず、モジュール102へ一定間隔でデータ格納通知を行うので、周期的に動作を開始しデータの処理を行うモジュール102との通信に特に有効である。
《第3の実施形態》
図16は、本発明に係るデータ通信装置の第3の実施形態を示している。図16のデータ通信装置は、データ送信部300からのデータ通信処理要求を受け、複数のモジュール101,103から同一モジュール102への処理要求があった場合、受信モジュール102へのデータ格納の通知を送信元モジュール情報とともに1回行う処理要求受付部400bを有する。
データ格納領域210は、送信モジュール101,103と受信モジュール102との組み合わせごとに専用の領域を確保し、その構造は、送信データを書き込む領域と該送信データの書き込み領域が読み出し許可状態か否かを示す識別子を含むものである。
処理要求領域220は、データ格納領域210の送信モジュール101,103と受信モジュール102との組み合わせごとの専用のデータ格納領域についてのデータ通信処理要求を表す。例えば、データ受信要求があるデータ格納領域のポインタを要求発生時系列に保持するキューであってもよい。
モジュール101,103は、データを送信する場合、データ送信部300へ送信先モジュール情報と送信データを含む送信要求を行う(S1)。データ送信部300は、モジュール101より送信データとモジュール102へのデータ送信要求を受けると(S1)、モジュール101からモジュール102へのデータ送信用データ格納領域211へ送信データを格納し(S2)、処理要求領域220を調べ(S3)、データ格納領域211に対応する処理要求221がない場合、処理要求領域220へデータ格納領域211に対応する処理要求221を書き込み(S4)、処理要求受付部400bへ割り込みをかける(S5)。ただし、データ格納領域211に対応する処理要求221が既にあった場合は、データ送信部300は処理要求領域220へ処理要求221を書き込まない。
データ送信部300は、モジュール103より送信データとモジュール102へのデータ送信要求を受けると(S1)、モジュール103からモジュール102へのデータ送信用データ格納領域212へ送信データを格納し(S2)、処理要求領域220を調べ(S3)、データ格納領域212に対応する処理要求222がない場合、処理要求領域220へデータ格納領域212に対応する処理要求222を書き込み(S4)、処理要求受付部400bへ割り込みをかける(S5)。ただし、データ格納領域212に対応する処理要求222が既にあった場合は、データ送信部300は処理要求領域220へ処理要求222を書き込まない。
処理要求受付部400bは、データ送信部300からの割り込みを受けて(S5)、処理要求領域220の処理要求を判定し(S6)、同一モジュール102への処理要求が複数あった場合、例えばモジュール101からモジュール102への処理要求221と、モジュール103からモジュール102への処理要求222とがあった場合、処理要求221と処理要求222をクリアしてから(S7)、モジュール102へモジュール101とモジュール103からのデータ受信の通知を1度にまとめて行う(S8a)。
モジュール102は、処理要求受付部400bよりデータ受信の通知を受けると(S8a)、データ取得部500へデータの受信要求をデータ取得部500がデータ格納領域の読み出し許可データなしを通知するまで繰り返し行う(S9)。
モジュール102がモジュール101とモジュール103からのデータ受信の通知を受けた場合(S8a)、データ取得部500へモジュール101からモジュール102への送信データの受信要求を行い、データを取得する処理を繰り返し(S9)、データ取得部500よりデータ格納領域211の読み出し許可データなしを受けた場合、繰り返し処理(S9)を終了する。また、モジュール103からモジュール102への送信データの受信要求を行い、データを取得する処理を繰り返し(S9)、データ取得部500よりデータ格納領域212の読み出し許可データなしを受けた場合には処理を終了する。
データ取得部500は、モジュール102よりモジュール101からの送信データ受信要求を受けると(S9)、データ格納領域211からデータを取得し(S10)、モジュール102へ取得したデータを引き渡す(S11)。ただし、データ格納領域211に読み出し許可のデータがない場合、モジュール102へ読み出し許可データなしを通知する(S11)。同様に、データ取得部500は、モジュール102よりモジュール103からの送信データ受信要求を受けると(S9)、データ格納領域212からデータを取得し(S10)、モジュール102へ取得したデータを引き渡す(S11)。ただし、データ格納領域212に読み出し許可のデータがない場合、モジュール102へ読み出し許可データなしを通知する(S11)。
図16のデータ通信装置によれば、複数のモジュール101,103が同一モジュール102へデータを送信した場合に、データ格納の通知信号の発生を1回に抑えることができるので、割り込みによる処理の中断の抑制に有効である。
《第4の実施形態》
図17は、本発明に係るデータ通信装置の第4の実施形態を示している。図17のデータ通信装置におけるメモリは、データ格納領域210と処理要求領域220とに加えて、モジュール102へデータ格納通知を行うタイミングに対応したデータ量(D)を保持するリソース情報領域230にも用いられる。
データ格納領域210は、送信モジュール101と受信モジュール102との組み合わせごとに専用の領域を確保し、その構造は、送信データを書き込む領域と該送信データの書き込み領域が読み出し許可状態か否かを示す識別子とを含むものであり、例えば、図9に示すものである。図9に示す構造のデータ格納領域210において、読み出し許可データ量は書き込み位置指示子(W)と読み出し位置指示子(R)との差分で求めることができる。
リソース情報領域230は、各モジュールの通信路ごとの通知データ量情報(D)を含み、モジュール102よりリソース情報領域230へのデータ取得間隔登録要求を受けると(S0a)、該データ取得間隔をモジュール102へのデータ格納通知間隔として保持する。例えば、モジュール102よりリソース情報領域230へのデータ取得間隔登録要求を受けた(S0a)場合、該データ取得間隔をモジュール102へのデータ格納通知間隔として通知データ量231を保持する。
モジュール101は、データを送信する場合、データ送信部300へ送信先モジュール情報と送信データを含む送信要求を行う(S1)。データ送信部300aは、モジュール101より送信データとモジュール102へのデータ送信要求を受けると(S1)、データ格納領域211へ送信データを格納し(S2)、リソース情報領域230のモジュール102への通知データ量231を判定し(S3a)、データ格納領域211のデータ量と比較して、データ格納領域211のデータ量が通知データ量231以上である場合、処理要求領域220へデータ格納領域211に対応する処理要求221を書き込み(S4)、処理要求受付部400へ割り込みをかける(S5)。ただし、データ格納領域211のデータ量が通知データ量231未満である場合は、データ送信部300aは処理要求領域220へ処理要求221を書き込まない。
処理要求受付部400は、データ送信部300からの割り込みを受けて(S5)、処理要求領域220の処理要求を判定し(S6)、処理要求221がある場合、処理要求221をクリアして(S7)、モジュール102へモジュール101からのデータ受信の通知を行う(S8)。モジュール102は、処理要求受付部400よりデータ受信の通知を受けると(S8)、データ取得部500へデータの受信要求をデータ取得部500が該データ格納領域の読み出し許可データなしを通知するまで繰り返し行う(S9)。モジュール102がモジュール101からのデータ受信の通知を受けた場合(S8)、データ取得部500へモジュール101からモジュール102への送信データの受信要求を行い、データを取得する処理を繰り返し(S9)、データ取得部500よりデータ格納領域211の読み出し許可データなしを受けた場合には処理を終了する。データ取得部500は、モジュール102よりモジュール101からの送信データ受信要求を受けると(S9)、データ格納領域211からデータを取得し(S10)、モジュール102へ取得したデータを引き渡す(S11)。ただし、データ格納領域211に読み出しが許可されているデータがない場合、モジュール102へ読み出し許可データなしを通知する(S11)。
図17のデータ通信装置によれば、モジュール102はデータ受信の通知を受けるまでスリープし、データ受信の通知を受けてから一気にデータを取得し処理できるので、モジュール102がモジュール101に対して十分高速に動作する場合、消費電力の抑制に効果的である。
《第5の実施形態》
図18は、本発明に係るデータ通信装置の第5の実施形態を示している。図18のデータ通信装置におけるメモリは、データ格納領域210と処理要求領域220とに加えて、モジュール102へデータ格納通知を行うタイミングに対応したデータ量(D)と送信データ総量(T)とを保持するリソース情報領域230aにも用いられる。
データ格納領域210は、送信モジュール101と受信モジュール102との組み合わせごとに専用の領域を確保し、その構造は、送信データを書き込む領域と該送信データの書き込み領域が読み出し許可状態か否かを示す識別子とを含むものであり、例えば、図9に示すものである。
リソース情報領域230aは、データ格納通知を行うデータ量の登録要求をモジュール102より受けた場合(S0b)、該データ格納通知を行うデータ量をモジュール102へのデータ格納通知データ量231aとしてリソース情報領域230aに保持する。また、データ格納領域210における送信モジュール101と受信モジュール102との間の専用の領域ごとに、データ格納のたびに格納データ量を送信データ総量232に加算し、データ送信部300bから送信データ総量クリアの要求を受けて、格納データ総量232を初期化する。
モジュール101は、データを送信する場合、データ送信部300bへ送信先モジュール情報と送信データとを含む送信要求を行う(S1)。データ送信部300bは、モジュール101より送信データとモジュール102へのデータ送信要求を受けると(S1)、データ格納領域211へ送信データを格納し(S2)、リソース情報領域230aのデータ格納領域211への送信データ総量232に送信データのサイズを加算し(S3b)、リソース情報領域230aに保持されたモジュール102への通知データ量情報231aと比較して、送信データ総量232が通知データ量231a以上である場合、送信データ総量232を初期化し(S3c)、処理要求領域220へデータ格納領域211に対応する処理要求221を書き込み(S4)、処理要求受付部400へ割り込みをかける(S5)。ただし、送信データ総量232が通知データ量情報231a未満である場合は、データ送信部300bは処理要求領域220へ処理要求221を書き込まない。
処理要求受付部400は、データ送信部300bからの割り込みを受けて(S5)、処理要求領域220の処理要求を判定し(S6)、処理要求221がある場合、処理要求221をクリアして(S7)、モジュール102へモジュール101からのデータ受信の通知を行う(S8)。モジュール102がモジュール101からのデータ受信の通知を受けた場合(S8)、データ取得部500へモジュール101からモジュール102への送信データの受信要求を行い、データを取得する処理を繰り返し(S9)、データ取得部500よりデータ格納領域211の読み出し許可データなしを受けた場合には処理を終了する。データ取得部500は、モジュール102よりモジュール101からの送信データ受信要求を受けると(S9)、データ格納領域211からデータを取得し(S10)、モジュール102へ取得したデータを引き渡す(S11)。ただし、データ格納領域211に読み出しが許可されているデータがない場合、モジュール102へ読み出し許可データなしを通知する(S11)。
図18のデータ通信装置によれば、モジュール102は通知データ量231aとして設定したデータ量がデータ格納領域211へ格納されたときにデータ受信通知を受けるので、画像フレーム単位での処理が必要なマルチメディアストリームデータの通信などに特に有効である。
以上説明してきたとおり、本発明に係るデータ通信装置は、互いに独立して動作するモジュール間で連続的にデータを送受信する場合に、割り込みの回数を削減し処理の中断を抑えるので、モジュール間でのマルチメディアのストリームデータ通信に有用であり、携帯電話やAV機器等の用途に応用できる。
本発明に係るデータ通信システムの構成例を示すブロック図である。 図1のシステムにおけるソフトウェアモジュール間のデータ通信装置の第1の実施形態を示すブロック図である。 図2のデータ通信装置の動作を示すタイムチャート図である。 図2中のデータ格納領域の構成例を示す概念図である。 図4のデータ格納領域を採用した場合のデータ格納手順を示すフローチャート図である。 (a)〜(c)は図5のデータ格納手順を説明するための概念図である。 図4のデータ格納領域を採用した場合のデータ取得手順を示すフローチャート図である。 (a)〜(c)は図7のデータ取得手順を説明するための概念図である。 図2中のデータ格納領域の他の構成例を示す概念図である。 図9のデータ格納領域を採用した場合のデータ格納手順を示すフローチャート図である。 (a)〜(c)は図10のデータ格納手順を説明するための概念図である。 図9のデータ格納領域を採用した場合のデータ取得手順を示すフローチャート図である。 (a)〜(c)は図12のデータ取得手順を説明するための概念図である。 図1のシステムにおけるソフトウェアモジュール間のデータ通信装置の第2の実施形態を示すブロック図である。 図14中の処理要求受付部の詳細構成例を示すブロック図である。 図1のシステムにおけるソフトウェアモジュール間のデータ通信装置の第3の実施形態を示すブロック図である。 図1のシステムにおけるソフトウェアモジュール間のデータ通信装置の第4の実施形態を示すブロック図である。 図1のシステムにおけるソフトウェアモジュール間のデータ通信装置の第5の実施形態を示すブロック図である。
符号の説明
10,20 プロセッサ
11,21 プロセッサコア
12,23 送信インターフェイス(送信IF)
13,22 受信インターフェイス(受信IF)
30 メモリ
101,103 送信モジュール
102 受信モジュール
210 データ格納領域
220 処理要求領域
230,230a リソース情報領域
300,300a,300b データ送信部
400,400a,400b 処理要求受付部
401 処理要求判定部
402 タイマ制御部
403 タイマ
500 データ取得部

Claims (10)

  1. プロセッサのソフトウェアモジュール間通信に用いられるデータ通信装置であって、
    第1の状態又は第2の状態を示す識別子を持つデータ格納領域と、データ送信の処理要求があるかないかを表す処理要求領域とを有するメモリと、
    少なくとも1つの送信モジュールからデータ送信の要求を受けて、前記データ格納領域の前記識別子が前記第2の状態を示す領域へデータを格納した後、当該識別子を前記第1の状態に変更し、かつ前記処理要求領域に未だ処理要求が書き込まれていない場合にのみ前記処理要求領域に処理要求を書き込んで通知信号を発生させるデータ送信部と、
    前記通知信号を受けて、前記処理要求領域に処理要求が書き込まれていることを確認したうえ、当該処理要求をクリアして前記データ格納領域へのデータ格納を受信モジュールへ通知する処理要求受付部と、
    前記受信モジュールからのデータ受信の要求を受けて、前記データ格納領域の前記識別子が前記第1の状態を示す領域からデータを取得した後、当該識別子を前記第2の状態に変更するデータ取得部とを備えたことを特徴とするデータ通信装置。
  2. 請求項1記載のデータ通信装置において、
    前記識別子の前記第1の状態がデータ読み出し許可であり、前記第2の状態がデータ読み出し不許可であることを特徴とするデータ通信装置。
  3. 請求項1記載のデータ通信装置において、
    前記識別子の前記第1の状態がデータ書き込み不許可であり、前記第2の状態がデータ書き込み許可であることを特徴とするデータ通信装置。
  4. 請求項1記載のデータ通信装置において、
    前記処理要求受付部は、
    前記受信モジュールからデータ取得間隔の登録要求を受けて、前記データ取得間隔を前記受信モジュールへのデータ格納通知の間隔として登録し、前記データ格納領域へのデータ格納を前記データ格納通知の間隔に従って前記受信モジュールへ通知するタイマと、
    前記通知信号を受けて、前記処理要求領域に処理要求が書き込まれていることを確認したうえ、当該処理要求をクリアして前記タイマへ動作開始を指示する処理要求判定部と、
    前記受信モジュールよりデータ格納通知の停止要求を受けて、前記タイマへ動作停止を指示するタイマ制御部とを備えたことを特徴とするデータ通信装置。
  5. 請求項1記載のデータ通信装置において、
    前記処理要求受付部は、複数の送信モジュールから同じ受信モジュールへの処理要求が前記処理要求領域に書き込まれている場合、当該複数の処理要求を全てクリアして前記受信モジュールへ1度だけ送信モジュール情報とともに前記データ格納領域へのデータ格納を通知することを特徴とするデータ通信装置。
  6. プロセッサのソフトウェアモジュール間通信に用いられるデータ通信装置であって、
    第1の状態又は第2の状態を示す識別子を持つデータ格納領域と、データ送信の処理要求があるかないかを表す処理要求領域と、通知データ量が登録されるリソース情報領域とを有するメモリと、
    少なくとも1つの送信モジュールからデータ送信の要求を受けて、前記データ格納領域の前記識別子が前記第2の状態を示す領域へデータを格納した後、当該識別子を前記第1の状態に変更し、かつ前記データ格納領域の格納データ量が前記リソース情報領域に登録されている通知データ量以上であった場合にのみ前記処理要求領域に処理要求を書き込んで通知信号を発生させるデータ送信部と、
    前記通知信号を受けて、前記処理要求領域に処理要求が書き込まれていることを確認したうえ、当該処理要求をクリアして前記データ格納領域へのデータ格納を受信モジュールへ通知する処理要求受付部と、
    前記受信モジュールからのデータ受信の要求を受けて、前記データ格納領域の前記識別子が前記第1の状態を示す領域からデータを取得した後、当該識別子を前記第2の状態に変更するデータ取得部とを備えたことを特徴とするデータ通信装置。
  7. 請求項6記載のデータ通信装置において、
    前記リソース情報領域は、前記データ格納領域への格納済みデータの総量を表す情報を更に含み、
    前記データ送信部は、少なくとも1つの送信モジュールからデータ送信の要求を受けて、前記データ格納領域の前記識別子が前記第2の状態を示す領域へデータを格納した後、当該識別子を前記第1の状態に変更し、かつ前記データ格納領域への格納済みデータの総量が前記リソース情報領域に登録されている通知データ量以上であった場合にのみ、前記格納済みデータの総量を表す情報を初期化したうえ前記処理要求領域に処理要求を書き込んで通知信号を発生させることを特徴とするデータ通信装置。
  8. プロセッサのソフトウェアモジュール間通信のためのデータ通信方法であって、
    第1の状態又は第2の状態を示す識別子を持つデータ格納領域と、データ送信の処理要求があるかないかを表す処理要求領域とをメモリ上に確保するステップと、
    少なくとも1つの送信モジュールからデータ送信の要求を受けて、前記データ格納領域の前記識別子が前記第2の状態を示す領域へデータを格納した後、当該識別子を前記第1の状態に変更し、かつ前記処理要求領域に未だ処理要求が書き込まれていない場合にのみ前記処理要求領域に処理要求を書き込んで通知信号を発生させるデータ送信ステップと、
    前記通知信号を受けて、前記処理要求領域に処理要求が書き込まれていることを確認したうえ、当該処理要求をクリアして前記データ格納領域へのデータ格納を受信モジュールへ通知する処理要求受付ステップと、
    前記受信モジュールからのデータ受信の要求を受けて、前記データ格納領域の前記識別子が前記第1の状態を示す領域からデータを取得した後、当該識別子を前記第2の状態に変更するデータ取得ステップとを備えたことを特徴とするデータ通信方法。
  9. プロセッサのソフトウェアモジュール間通信のためのデータ通信システムであって、
    送信モジュールと受信モジュールとを実行するためのプロセッサ手段と、
    第1の状態又は第2の状態を示す識別子を持つデータ格納領域と、データ送信の処理要求があるかないかを表す処理要求領域とを有するメモリと、
    前記送信モジュールからデータ送信の要求を受けて、前記データ格納領域の前記識別子が前記第2の状態を示す領域へデータを格納した後、当該識別子を前記第1の状態に変更し、かつ前記処理要求領域に未だ処理要求が書き込まれていない場合にのみ前記処理要求領域に処理要求を書き込んで通知信号を発生させるデータ送信部と、
    前記通知信号を受けて、前記処理要求領域に処理要求が書き込まれていることを確認したうえ、当該処理要求をクリアして前記データ格納領域へのデータ格納を前記受信モジュールへ通知する処理要求受付部と、
    前記受信モジュールからのデータ受信の要求を受けて、前記データ格納領域の前記識別子が前記第1の状態を示す領域からデータを取得した後、当該識別子を前記第2の状態に変更するデータ取得部とを備えたことを特徴とするデータ通信システム。
  10. プロセッサのソフトウェアモジュール間通信のためのデータ通信プログラムであって、
    第1の状態又は第2の状態を示す識別子を持つデータ格納領域と、データ送信の処理要求があるかないかを表す処理要求領域とをメモリ上に確保する機能と、
    少なくとも1つの送信モジュールからデータ送信の要求を受けて、前記データ格納領域の前記識別子が前記第2の状態を示す領域へデータを格納した後、当該識別子を前記第1の状態に変更し、かつ前記処理要求領域に未だ処理要求が書き込まれていない場合にのみ前記処理要求領域に処理要求を書き込んで通知信号を発生させるデータ送信機能と、
    前記通知信号を受けて、前記処理要求領域に処理要求が書き込まれていることを確認したうえ、当該処理要求をクリアして前記データ格納領域へのデータ格納を受信モジュールへ通知する処理要求受付機能と、
    前記受信モジュールからのデータ受信の要求を受けて、前記データ格納領域の前記識別子が前記第1の状態を示す領域からデータを取得した後、当該識別子を前記第2の状態に変更するデータ取得機能とをコンピュータに実行させるデータ通信プログラム。
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