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JP2005350967A - 蝶番ユニット及びこの蝶番ユニットを用いたドアシステム - Google Patents

蝶番ユニット及びこの蝶番ユニットを用いたドアシステム Download PDF

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JP2005350967A JP2004172854A JP2004172854A JP2005350967A JP 2005350967 A JP2005350967 A JP 2005350967A JP 2004172854 A JP2004172854 A JP 2004172854A JP 2004172854 A JP2004172854 A JP 2004172854A JP 2005350967 A JP2005350967 A JP 2005350967A
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Isao Masuda
勲 増田
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Abstract

【課題】簡単な構造で指を挟む懸念や騒音を発生することなく、大型重量扉をも支持可能な蝶番ユニット及びドアシステムを提供する。
【解決手段】2枚の矩形板状のパネル体を、そのパネル体の板面方向に直交する方向の側端面同士をその長手方向に沿って互いに突き合わせ、かつ、互いに相手のパネル体に対して回動自在な状態で連結してドアシステムを形成する蝶番ユニットにおいて、前記2枚のパネル体それぞれの前記側端面に取り付ける2本の棒状の支柱体と、この2本の支柱体それぞれの軸方向の上端面及び下端面に、前記パネル体の板厚方向の中心点を通る中心軸上の位置に回転中心位置を合わせて固着された4個のはすば歯車と、前記上端面及び下端面それぞれにて前記4個のはすば歯車の内の対向する1対のはすば歯車同士を互いに噛合させた状態で前記支柱体とは反対側から当該支柱体及びはすば歯車から成る2組の組体を互いに回動可能に連結する連結体とを備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、固定体及び開閉体または開閉体同士間に介挿されてその開閉体の開閉動作をスムーズに行なわせる蝶番を備えた蝶番ユニット及びこの蝶番ユニットを用いたドアシステムに関する。
蝶番は、開き戸や折戸等のように開閉体を別の開閉体または固定体に開閉自在に取り付けることができ、従来至る所で頻繁に使われている。
しかしながら、従来の蝶番には以下に示すような不都合があった。まず、図13に示す1点支点の蝶番100は簡単な構造ではあるが、図示仮想線のようにドア開放時のパネル体101a,101b間の隙間W1、すなわちデッドスペースが比較的大きい。しかも、同図仮想線の状態から実線状態に折戸を閉めるとき、パネル体101a,101b間の隙間Pに指を挟む心配があり、特に子供等において、そのことが懸念されていた。
また、図14に示す2点支点の蝶番110は、特に、仮想線で示すように、蝶番110の連結体110eの存在により、パネル体111a,111bを折り畳んだ状態でのデットスペースW2が非常に大きくなるという問題がある。この問題は図15の蝶番についても同様である。
さらに、図13〜図15の構造に共通の未解決の課題として、ドアの回動中心の問題がある。図13〜図15の場合の何れも、パネル体間の回動(回転)中心は、パネルの板厚方向の中心を通る中心線L1(〜L3)よりも開閉方向の一方にずれて位置する。このため、一方のパネル体101a(111a,121a)を開閉するとき、そのパネル体101a((111a,121a)の蝶番とは反対側の側端部は、図13で言えば仮想線Mのように、一度壁方向に拡がってから開くまたは閉まる軌跡を描く。このため、壁(固定体)とパネル体101a(111a,121a)との間にスペースWDを予め大きくとっておかなければならない。この隙間WDは通常使用の折戸で少なくとも1cm程度は必要で、ドアの隙間としてはかなり大きい値となり、仕切性が悪くなる。この仕切性の低下の問題は回動(回転)中心がドアの中心線から外れている構造の蝶番に特有のものである。この隙間WDを塞ぐために壁側にカバーを付けたりする細工もできるが、体裁上の問題や製造コストの上昇の問題が発生してしまう。
本願発明者は、斯かる問題を解決すべく蝶番ユニット及びこの蝶番ユニットを用いたドアシステムを開発した(例えば、特許文献1参照。)。また、これを改良して、パネル体同士を回動自在に連結する歯車に指などを巻き込む恐れを排除したものを提案した(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、このドアシステムでは、パネル体は木製材料等の比較的小型軽量のものが想定されており、そのため蝶番も、歯車が樹脂製等比較的強度の大きくないものに設定されているので、これでは大型扉や金属製等の重量扉の荷重を支持することができないという物理的強度上の問題がある。
また、平歯車には、バックラッシ(一対の歯車が噛み合う歯と歯との間の遊び、或いは、歯溝の幅と相手の歯の歯厚との差)の問題がつきまとう。すなわち、平歯車には、歯車が互いにせり合って、同時に歯の両側が接触することを防止するためにバックラッシが必要となるが、このバックラッシがあるために歯車にがたつきが生じ、回動時に歯と歯が当たる度に騒音が発生する、或いは歯が欠け易いという問題がある。電動開閉式のドアシステムでは、この問題は特に顕著に現れる。
そして、上記提案により、歯車に指などを巻き込む恐れは殆ど完全に排除されたものの、パネル体同士の対向する面に設けられ、上下の端面に斯かる歯車を固着する支柱体間に指などを巻き込む恐れがなくなったとは言えない。
一方、このドアシステムは、パネル体間の回動(回転)中心を、パネルの板厚方向の中心を通る中心線と一致させたことにより、図16に示すように、室内側及び室外側の何れにもスイングするという長所を備える。しかし、そのため、開状態から閉じるときに、折戸の接続部分がドア枠部分を行き過ぎて、反対側へ突出することがあり、この状態で止まると、壁とパネル体との間に隙間が生じて仕切性が悪くなるばかりか、美観上も好ましくない。また、一方へのみ開くようにしたい場合もある。
特開平8−218740号公報(第3、4頁、図4) 特開平9−273350号公報(第4頁、図5)
本発明は上述のような従来の蝶番の問題に鑑みてなされたもので、簡単な構造で、指を挟む懸念や騒音を発生することもなく、大型重量扉をも支持可能な蝶番ユニット及びこの蝶番ユニットを用いたドアシステムを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、開状態から閉じるときに、折戸の接続部分がドア枠部分を行き過ぎて、反対側へ突出することのない蝶番ユニット及びこの蝶番ユニットを用いたドアシステムを提供することにある。
本発明に係る蝶番ユニットは、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、2枚の矩形板状のパネル体を、そのパネル体の板面方向に直交する方向の側端面同士をその長手方向に沿って互いに突き合わせ、かつ、互いに相手のパネル体に対して回動自在な状態で連結してドアシステムを形成する蝶番ユニットにおいて、前記2枚のパネル体それぞれの前記側端面に取り付ける2本の棒状の支柱体と、この2本の支柱体それぞれの軸方向の上端面及び下端面に、前記パネル体の板厚方向の中心点を通る中心軸上の位置に回転中心位置を合わせて固着された4個のはすば歯車と、前記上端面及び下端面それぞれにて前記4個のはすば歯車の内の対向する1対のはすば歯車同士を互いに噛合させた状態で前記支柱体とは反対側から当該支柱体及びはすば歯車から成る2組の組体を互いに回動可能に連結する連結体とを備えるものである。
好適には、前記はすば歯車は、請求項2に記載したように、その歯すじが平歯車の歯すじより傾斜する角度を15度以下とすることができる。
また、より好適には、前記蝶番ユニットは、請求項3に記載したように、前記2本の支柱体の互いに対向する縦方向の蝶番ユニットの折曲がり方向外側を掩覆し、前記2本の支柱体間の隙間を封止して該2本の支柱体間への物体の侵入を阻止する阻止手段を備えるようにしてもよい。
そして、上述した課題を解決するために、請求項4に係るドアシステムは、複数枚の矩形板状のパネル体の内の隣り合わせる2枚のパネル体を、そのパネル体の板面方向に直交する方向の側端面同士をその長手方向に沿って互いに突き合わせ、かつ、互いに相手のパネル体に対して回動自在な状態で連結する蝶番ユニットを備え、当該複数枚のパネル体を蛇腹状に開閉するドアシステムにおいて、前記蝶番ユニットは、前記2枚のパネル体それぞれの前記側端面に取り付ける2本の棒状の支柱体と、この2本の支柱体それぞれの軸方向の上端面及び下端面に、前記パネル体の板厚方向の中心点を通る中心軸上の位置に回転中心位置を合わせて固着された4個のはすば歯車と、前記上端面及び下端面それぞれにて前記4個のはすば歯車の内の対向する1対のはすば歯車同士を互いに噛合させた状態で前記支柱体とは反対側から当該支柱体及びはすば歯車から成る2組の組体を互いに回動可能に連結する連結体とを備えるものである。
好適には、前記ドアシステムは、請求項5に記載したように、前記連結体に取着され、上記ドアシステムが開状態から閉方向に付勢され上記連結体が上記ドアシステムの開口直下に至ると該開口形成部材に当接して開口の反対側へ突出することを防止するストッパを備える構成とすることも可能である。
本発明に係る蝶番ユニット及びこの蝶番ユニットを用いたドアシステムによれば、簡単な構造で、指を挟む懸念や騒音を発生することもなく、大型重量扉をも支持することができるという優れた効果が得られる。
また、本発明は、開状態から閉じるときに、折戸の接続部分がドア枠部分を行き過ぎて、反対側へ突出することを防止できる効果がある。
以下、本発明に係る蝶番ユニット及びこの蝶番ユニットを用いたドアシステムの第1の実施形態を、図を参照して説明する。図1及び図2は、この実施形態に係るドアシステム1の外観を示す。このドアシステム1は、2枚のパネル体10a,10bと、このパネル体10a,10b間に装備された蝶番ユニット11とを備える折戸形式に構成される。パネル体10a,10bの各々の主要部は木製材料或いはアルミニウムや鋼板等の金属材料で成り、所定厚さ,サイズに形成されている。
一方、2枚のパネル体10a,10bの内、図1における右側のパネル体10bの上下端面には、回転軸32U,32Lが各々固設されている。この回転軸32U,32Lは仮想的に縦方向の同一軸を形成している。この内、上端部の回転軸32Uは回転軸アーム33に結合され、この回転軸アーム33がドアシステム1の上部壁面内に設けられたスライドレール34内に固設されている。回転軸アーム33は、回転軸32U、すなわちパネル体10bの縦方向位置を調整可能になっている。また下端部の回転軸32Lは床の所定位置に形成された受部で回動自在に支持されている。
また、図1における左側のパネル体10aの上端面には別の回転軸35が固着されている。この回転軸35は、上記スライドレール34に収容され且つ摺動自在な6輪スライドローラ36に回転自在に支持されている。なお、回転軸32U,35及び回転軸アーム33については、例えば実公平7−24544号公報に記載のものを、また6輪スライドローラ36については、例えば特開平9−144421号公報に記載のものを使用できる。
蝶番ユニット11は、図3〜図5に示すように、2本の支柱体20a,20bを備える。この支柱体20a,20bは各々、例えばアルミ製の材料を断面略半円状の棒状に形成したもので、その長さを前記パネル体10a,10bの高さにほぼ合致させるとともに、その最大径をパネル体10a,10bの厚さに合致させている。
この支柱体20a,20bの上下の端面には、図3に示すように、はすば歯車22a,22bが各々固着されている。このはすば歯車22a,22bの各々は例えば鋼等の金属製で、軸方向の厚さが例えば1cm程度と薄いものが使われている。また、このはすば歯車22a,22bの各々のその歯は図5に示すように、全周には設けられておらず、その半周(180°)と若干の余裕分α°の「180°×α°」の範囲にだけ設けられている。パネル体を互いに平行に折り畳む形式の折戸の場合、このはすば歯車22a,22bの歯の範囲は原理的にはその円周の90°分で間に合う。しかし、本実施形態では、折戸の開閉方向を内開き、外開きの何れに設定しても同一のはすば歯車22a,22bを使用でき、その汎用性が得られるように「90°+90°」の180°分の歯を形成している。また、余裕分のα°の歯は例えば10°程度の最低限に抑えられ、後述するように、パネル体10a,10bの回転に伴う噛合状態の確実性を保証している。
はすば歯車22a,22bは、歯すじがつる巻き線に形成された円筒歯車であり、平行な2本の支柱体20a,20b間に回転運動を伝達する。はすば歯車は、平歯車におけるようなバックスラッシがないので、平歯車に比較して噛み合いが滑らかであり、そのため、回動時に歯と歯が当たる度に騒音が発生することがない。この騒音問題は、パネル体が大型である場合や金属製で重量がある場合、その重量を支持するため、金属材料で平歯車が形成されるときに特に顕著となる。しかしながら、はすば歯車を用いれば、このような騒音は発生せず、静かに折戸を開閉することができる。なお、本実施形態では、歯すじが一般的な45度の角度のもの(歯すじが平歯車のものから45度傾斜したもの)を用いている。
両はすば歯車22a,22bは互いに噛合状態のまま、連結体としての薄板状の連結板23によってその上端(及び/または下端)側が互いに連結されている。この連結板23の両端部は、はすば歯車22a,22bに対して回動自在にボルト止めされている。このため、はすば歯車22a,22b同士は噛合状態のまま連結され、かつ互いに自由に回動(回転)できるようになっている。はすば歯車22a,22bが回動すると、これに固設している支柱体20a,20bも一体に、その縦方向の中心軸の周りに回動する。
なお、はすば歯車22a,22b(すなわち支柱体20a,20b)は、歯すじがねじれているために軸方向(縦方向)にスラスト荷重(回転軸の軸方向それに平行な荷重または圧力)を生じるので、連結板23は、軸方向スラストを十分支えられる強度を有するものでなければならない。
この支柱体20a,20b及びはすば歯車22a,22bの詳細を、図6及び図7を参照して説明する。支柱体20a,20bは、半円より略大きい中空筒状に形成され、半円中央には、その上端から下端までの全長に亘って溝部20a1,20b1が設けられる。
また支柱体20a,20bの間隔は、はすば歯車22a,22bのギヤ高などを適宜に選択することによって、約1mm程度と極めて狭く設定されている。そして、その狭い隙間をさらに無くすために、両支柱体20a,20bの溝部20a1,20b1には、封止部材25が介挿されるようになっている。この封止部材25は、図6(b)に示すように、支柱体20a,20bの対向する側面にその縦方向に沿って設けられたモヘヤ、ゴム、ビート(合成ゴム)などの弾力性を有する部材で成る。この封止部材25の一部は外側に突出しているので、折戸の閉状態ではパネル体10a,10bの溝部20a1,20b1が対向し、封止部材25の弾力性によって、封止部材25の突出部分先端が相手方の封止部材25と当接して仕切性を高めている。また、パネル体10a(10b)の壁27a(27b)側にも前述と同様の弾力性のある封止部材28a,28bを取り付けている(図8参照)。なお、封止部材25は、図6(c)に示す形状としてもよい。
はすば歯車22a,22bは、径の異なる2段の円筒から成形される。すなわち、大きい径の外周にははすば歯車の歯すじが切削されて、パネル体10a,10bと当接する弦にあたる部分が切断されて略半円状に形成され、小さい径の部分は、支柱体20a,20b内に内接する形状に切断されて、支柱体20a,20bに嵌挿される嵌挿部22a1,22b1を形成する。
はすば歯車22a,22bの支柱体20a,20bへの取付は、以下の手順で行う。まず、はすば歯車22a,22bのボルト孔31と連結板23のボルト孔23aとに、ボルト26を螺嵌して、はすば歯車22a,22bが相互に歯合して回動自在となるように連結する。そして、はすば歯車22a,22bの嵌挿部22a1,22b1を支柱体20a,20b内に嵌挿し、ねじ28を支柱体20a,20bに穿設されたねじ孔29に螺嵌して嵌挿部22a1,22b1に設けられた凹部30の底部にねじ28の先端を押圧することにより、はすば歯車22a,22bを支柱体20a,20bに固定する。
本実施形態のドアシステム1は以上のように構成され、機能する。このため、一方のパネル体10aの取手37(図1参照)を同図の右側に引くことにより、パネル体10a,10bは蝶番ユニット11を中心に蛇腹状に折れ曲がりながら、6輪スライドローラ36が回転軸32U側に移動し、図6中の仮想線で示すドア開状態となる。
反対に、ドア開状態から取手37を図1中の左側に引くとドアシステム1を閉めることができ、図示しないストッパにより図6の実線で示す閉状態となる。
図6に示すように、はすば歯車22a,22bの軸方向中心位置がパネル体10a,10bの板厚方向の中心位置を通る中心線Lo 上に在るため、この開閉動作に伴う蝶番ユニット11の仮想的な折れ曲がり中心Coの位置も、その中心線Lo上に在る。これにより開閉時のパネル体10a,10bの端部の移動軌跡が従来とは異なり、外側にはみ出すことはない。したがって、壁27a,27bとパネル体10a,10bとの間の隙間Wa,Wbを極めて小さく設定することができる。
このため、隙間隠しのカバーなどを付けなくとも、仕切性を格段に向上させることができる。また、ドア開状態における支柱体20a,20b間の隙間Woはほぼ零となり、デッドスペースは殆ど無くなるから、ドア開時により広い通路などを確保できる。
さらにドア閉状態における壁27a,27bとパネル体10a,10bとの間の隙間、及びパネル体10a,10b間の隙間は元々極めて小さいが、さらに封止部材28a,28b,25によって殆ど完全に封止される。これにより、従来に比べて格段に良好な仕切性が達成される。
加えて、はすば歯車を採用することにより、騒音のない滑らかな開閉動作が得られ、このはすば歯車を金属製とすれば、大型重量パネル体を有する場合にも適用することが可能となる。
次に、本発明に係る蝶番ユニット及びドアシステムの第2の実施形態について、図を参照して説明する。本実施の形態の蝶番ユニット及びドアシステムは、図9及び図10に示すように、はすば歯車22a,22bの歯すじの傾斜角が45度ではなく15度である点、及びパネル体10a,10b間に指を挟むことの阻止手段としてのT字状のバリケード体24を備える点で、第1の実施形態におけるものと基本的に相違し、他の構成は第1の実施形態と実質的に同じであり、同じ符号を付して説明を省略する。
はすば歯車は、上述したようにスラスト荷重が発生するために、連結板23は軸方向スラストを十分支えられる強度を有するものでなければならない。ところが、歯すじの傾斜を、一般的な45度(平歯車の歯すじの傾斜を0度とする)より小さくすれば、バックスラッシを設ける必要のないはすば歯車の長所を保ちながら、このスラスト荷重を小さく抑えることができ、構造上有利になる。
また、一般的な45度の傾斜のはすば歯車は、切削によって歯すじが形成されるが、これを鋳造できれば大量生産が容易となって生産コストを低減することができる。しかしながら、はすば歯車は歯すじがつる巻き線になっているため、型から抜くときははすば歯車を捩りながら抜かなければならないが、そのとき歯に無理な力がかかって抜くことができない、或いは歯に欠損が生じるという問題がある。この問題を解決するには、当発明者らの試作によれば、歯すじの傾斜角は15度が限度であった。
したがって、はすば歯車の歯すじの傾斜角を15度以下にすれば、はすば歯車単体の生産コストを下げることができるだけでなく、連結板23の強度も高いものが必要でなくなり、相乗的にコストを低減することが可能となる。
一方、バリケード体24は、上端及び下端のはすば歯車22a,22bにプレート40を介してねじ止めされ、上端から下端に至る蝶番ユニット11の全長に亘って、はすば歯車22a,22b及び支柱体20a,20bの対向する側面の一方を掩覆する。したがって、蝶番ユニット11の折曲がり方向外側には、図10に示すように、常にバリケード体24の正面が位置している。このため、指や物自体がはすば歯車22a,22bの噛合入口や支柱体20a,20b対向部に接近するということ自体が排除されるばかりでなく、斯かる噛合入口が見えないため、視覚的にも危険感を与えることはない。
これに対して、蝶番ユニット11の折曲がり方向内側には、常にT字状のバリケード体24の一端が支柱体20a,20b対向部の間に位置し、指や物が支柱体20a,20b対向部間の隙間に挟まれることが防止される。このバリケード体24は、モヘヤ、ゴム、ビート(合成ゴム)などの弾力性を有する部材から成る封止部材25に比べて硬質な金属や合成樹脂等の部材で成型されるので、指や物が支柱体20a,20bの回動に伴って吸い込まれることもない。
最後に、本発明に係る蝶番ユニット及びドアシステムの第3の実施形態について、図を参照して説明する。本実施の形態の蝶番ユニット及びドアシステムは、図11及び図12に示すように、開状態から閉じるときに、折戸の接続部分がドア枠部分を行き過ぎて、反対側へ突出することを防止するストッパを備える点で、第1の実施形態におけるものと基本的に相違し、他の構成は第1の実施形態と実質的に同じであり、同じ符号を付して説明を省略する。
ストッパ40は、L型に折り曲げられた金属板から成り、上端のはすば歯車22a,22bにねじ止めされる。上方に折り曲げられた部分には、上部ドア枠に当接時にドア枠に傷を付けないように、緩衝材41が取着される。これにより、折戸が開状態から閉じる方向に付勢されても、蝶番ユニットがドア枠部分直下に至るとストッパ40の緩衝材41が上部ドア枠に当接して反対側へ突出することが防止され、仕切性がよくなる外、パネル体10a,10bが一直線に並び、美観も向上する。
なお、緩衝材41に代えて、ストッパ40及び上部ドア枠に一対のマグネット及び鉄板を取着して、上部ドア枠に当接したストッパ40が反動で上部ドア枠から離反することを防止することにより、さらに仕切性を向上させることもできる。
以上に説明した実施態様は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものによって置換した実施態様を採用することが可能であるが、これらの実施態様も本発明の範囲に含まれる。例えば、第2の実施形態で示したバリケード体と、第3の実施形態で示したストッパの両方の機能を有するヂアシステムであってもよい。
本発明に係る第1の実施形態の蝶番ユニット及びドアシステムの一例を示す正面図。 図1中のII−II線に沿った平面図。 蝶番ユニットの正面図。 蝶番ユニットの歯車部分の正面の部分拡大図。 図1中のII−II線に沿った平面の蝶番ユニットの歯車部分の部分拡大図。 (a)は図4中のIII−III線に沿った横断面図、(b)は図6(a)中のX部詳細図、(c)は封止部材の変形例を示す図。 図6(a)中のIV−IV線に沿った縦平面図。 ドアシステムの開閉動作を説明する図。 (a)は本発明に係る第2の実施形態の蝶番ユニットの歯車部分の正面部分拡大図、(b)は同背面部分拡大図。 図9(a)中のV−V線に沿った断面図。 第3の実施形態に係る蝶番ユニットの歯車部分の平面図。 ストッパの機能を説明する側面図。 従来の1点支点の蝶番の例を示す動作図。 従来の2点支点の蝶番の例を示す動作図。 従来の全体蝶番の例を示す部分動作図。 パネル体間の回動中心を、パネルの板厚方向の中心を通る中心線と一致させた折戸の開閉を説明する平面図。
符号の説明
1 ドアシステム
10a,10b パネル体
11 蝶番ユニット
20a,20b 支柱体
22a,22b はすば歯車
23 連結板,23a ボルト孔
24 バリケード体
25 封止部材
26 ボルト
27a,27b 壁
28 ねじ
29 ねじ孔
30 凹部
31 ボルト孔
32U,32L 回転軸
33 回転軸アーム
34 スライドレール
35 回転軸
36 6輪スライドローラ
37 取手
40 プレート
41 ストッパ
41a 緩衝材

Claims (5)

  1. 2枚の矩形板状のパネル体を、そのパネル体の板面方向に直交する方向の側端面同士をその長手方向に沿って互いに突き合わせ、かつ、互いに相手のパネル体に対して回動自在な状態で連結してドアシステムを形成する蝶番ユニットにおいて、前記2枚のパネル体それぞれの前記側端面に取り付ける2本の棒状の支柱体と、この2本の支柱体それぞれの軸方向の上端面及び下端面に、前記パネル体の板厚方向の中心点を通る中心軸上の位置に回転中心位置を合わせて固着された4個のはすば歯車と、前記上端面及び下端面それぞれにて前記4個のはすば歯車の内の対向する1対のはすば歯車同士を互いに噛合させた状態で前記支柱体とは反対側から当該支柱体及びはすば歯車から成る2組の組体を互いに回動可能に連結する連結体とを備えることを特徴とする蝶番ユニット。
  2. 前記はすば歯車は、その歯すじが平歯車の歯すじより傾斜する角度が15度以下であることを特徴とする請求項1記載の蝶番ユニット。
  3. 前記蝶番ユニットは、前記2本の支柱体の互いに対向する縦方向の蝶番ユニットの折曲がり方向外側を掩覆し、前記2本の支柱体間の隙間を封止して該2本の支柱体間への物体の侵入を阻止する阻止手段を備えることを特徴とする請求項1記載の蝶番ユニット。
  4. 複数枚の矩形板状のパネル体の内の隣り合わせる2枚のパネル体を、そのパネル体の板面方向に直交する方向の側端面同士をその長手方向に沿って互いに突き合わせ、かつ、互いに相手のパネル体に対して回動自在な状態で連結する蝶番ユニットを備え、当該複数枚のパネル体を蛇腹状に開閉するドアシステムにおいて、前記蝶番ユニットは、前記2枚のパネル体それぞれの前記側端面に取り付ける2本の棒状の支柱体と、この2本の支柱体それぞれの軸方向の上端面及び下端面に、前記パネル体の板厚方向の中心点を通る中心軸上の位置に回転中心位置を合わせて固着された4個のはすば歯車と、前記上端面及び下端面それぞれにて前記4個のはすば歯車の内の対向する1対のはすば歯車同士を互いに噛合させた状態で前記支柱体とは反対側から当該支柱体及びはすば歯車から成る2組の組体を互いに回動可能に連結する連結体とを備えることを特徴とするドアシステム。
  5. 前記ドアシステムは、前記連結体に取着され、上記ドアシステムが開状態から閉方向に付勢され上記連結体が上記ドアシステムの開口直下に至ると該開口形成部材に当接して開口の反対側へ突出することを防止するストッパを備えることを特徴とする請求項4記載のドアシステム。
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