JP2005343943A - 水中油型洗浄剤組成物およびシート状洗浄剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】 少量の界面活性剤でシリコーンオイルを高配合し、高メイク落し効果を有しながら、皮膚への安全性が高く、使用感に優れた水中油型乳化洗浄剤組成物を提供する。また、その水中油型乳化洗浄剤組成物を分割性複合繊維を配合したコットンや不織布に含浸させて、乳化状態が安定で、良好な操作性と簡便性を有するシート状洗浄剤を提供する。
【解決手段】 (a)シリコーン油15〜50質量%、(b)HLB9〜16のノニオン性界面活性剤、(c)アニオン性界面活性剤、および(d)高分子増粘剤を配合し、粘度400〜3000mPa・s、かつ乳化粒子径0.5〜5.0μmとする。
【選択図】 なし
【解決手段】 (a)シリコーン油15〜50質量%、(b)HLB9〜16のノニオン性界面活性剤、(c)アニオン性界面活性剤、および(d)高分子増粘剤を配合し、粘度400〜3000mPa・s、かつ乳化粒子径0.5〜5.0μmとする。
【選択図】 なし
Description
本発明は水中油型洗浄剤組成物に関し、さらに詳しくは、主として不織布に含浸して拭き取り使用される水中油型洗浄剤組成物であって、高洗浄力を有しながら安全性が高く、使用感の良い水中油型の洗浄剤組成物に関する。
従来、メイク落し用洗浄剤組成物として、例えばクリーム、乳液、ローション、オイル、ゲル等の剤型が知られている(特許文献1〜3参照)。
このうち水中油型乳化のメイク落し用洗浄剤組成物では、十分なメイク落し効果を付与するため、油分(特にシリコーン油)が多く配合されるが、多量の油分を安定に乳化するためには、界面活性剤を多く配合する必要があり、安全性上好ましくない。また、界面活性剤を多く配合し、乳化粒子径を小さくすることは油分の安定な乳化には有効であるが、乳化粒子が小さくなりすぎると、油相のメイク汚れ溶解能が低下するためメイク落し用洗浄剤組成物としては不適である。
このうち水中油型乳化のメイク落し用洗浄剤組成物では、十分なメイク落し効果を付与するため、油分(特にシリコーン油)が多く配合されるが、多量の油分を安定に乳化するためには、界面活性剤を多く配合する必要があり、安全性上好ましくない。また、界面活性剤を多く配合し、乳化粒子径を小さくすることは油分の安定な乳化には有効であるが、乳化粒子が小さくなりすぎると、油相のメイク汚れ溶解能が低下するためメイク落し用洗浄剤組成物としては不適である。
近年、簡便なメイク落しの需要は高まる一方であり、ふき取るだけでメイクを落とすことができ、必ずしも水等による洗い流しを必要としないものが求められているが、十分なメイク落し効果を付与するために油分(特にシリコーン油)を多く配合すると必然的に界面活性剤を多く配合され、皮膚への刺激が高まる等、安全性上好ましくなく、また、油分量を少なくするとメイク落し効果が劣るという欠点があった。
また一方で、簡便なメイク落しとして、コットンや不織布に予め含浸させた形態で提供されるものが好まれているが(特許文献4,5参照)、肌触りが良いコットンや極細繊維を用いた不織布に乳化物を含浸させると、乳化安定性が低下し、安定な組成物を提供することは困難であった。
また一方で、簡便なメイク落しとして、コットンや不織布に予め含浸させた形態で提供されるものが好まれているが(特許文献4,5参照)、肌触りが良いコットンや極細繊維を用いた不織布に乳化物を含浸させると、乳化安定性が低下し、安定な組成物を提供することは困難であった。
そこで本発明は、主として不織布含浸用として使用され、少量の界面活性剤でシリコーンオイルを高配合し、高メイク落し効果を有しながら、皮膚への安全性が高く、使用感に優れた水中油型乳化洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明は、(a)シリコーン油15〜50質量%、(b)HLB9〜16のノニオン性界面活性剤、(c)アニオン性界面活性剤、および(d)高分子増粘剤を含有し、粘度400〜3000mPa・s、かつ乳化粒子径0.5〜5.0μmであることを特徴とする水中油型乳化洗浄剤組成物である。
本発明の水中油型乳化洗浄剤組成物は、HLB9〜16のノニオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤とを組み合わせて配合することによって、少量の活性剤量でシリコーン油を高配合し、高いメイク落し効果を有しながら、皮膚への安全性が高く、使用感に優れるため、ふき取るだけでメイクを落とすことができる。そのため、必ずしも水等による洗い流しを必要としない、「拭き取り使用される」ものとして用いることが好ましい。
また、本発明の水中油型乳化洗浄剤組成物は、使用時にコットンや不織布に含浸させて使用することができるが、コットンや不織布に予め含浸させた形態で提供することもでき、特に使用時の簡便性から、不織布に含浸させたシート状洗浄剤であることが好ましい。
かくして本発明によれば、(a)シリコーン油15〜50質量%、(b)HLB9〜16のノニオン性界面活性剤、(c)アニオン性界面活性剤、および(d)高分子増粘剤を含有し、粘度400〜3000mPa・s、かつ乳化粒子径0.5〜5.0μmである水中油型乳化洗浄剤組成物を不織布に含浸させてなることを特徴とするシート状洗浄剤が提供される。
本発明によれば、少量の界面活性剤でシリコーンオイルを高配合し、高メイク落し効果を有しながら、皮膚への安全性が高く、使用感に優れた水中油型乳化洗浄剤組成物を提供することができる。また、界面活性剤量が少なく、メイク落し効果を発揮するのに十分な乳化粒子径及び油分量を有していながら、乳化粒子の合一や油相分離が起こり難く安定であるため、コットンや不織布に含浸させて用いた場合でも非常に安定である。
また、本発明のシート状洗浄剤は、特に分割性複合繊維を用いたコットンや不織布に含浸させた場合も乳化状態が安定で、良好な操作性と簡便性を有するものである。
また、本発明のシート状洗浄剤は、特に分割性複合繊維を用いたコットンや不織布に含浸させた場合も乳化状態が安定で、良好な操作性と簡便性を有するものである。
以下に、本発明の最良の実施の形態について説明する。
本発明に用いる(a)シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。
このうち、メイク落し効果に優れることから、鎖状ポリシロキサン及び環状ポリシロキサンが好ましいが、その中でも、使用後のべたつきが少ない揮発性シリコーン(低分子環状ポリシロキサン、低分子アルキル変性ポリシロキサン等)は特に好ましい。
本発明に用いる(a)シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。
このうち、メイク落し効果に優れることから、鎖状ポリシロキサン及び環状ポリシロキサンが好ましいが、その中でも、使用後のべたつきが少ない揮発性シリコーン(低分子環状ポリシロキサン、低分子アルキル変性ポリシロキサン等)は特に好ましい。
(a)シリコーン油の配合量は15〜50質量%であり、好ましくは20〜40質量%である。15質量%未満では十分なメイク落し効果が得られず、50質量%を超えて配合するとべたつきや乳化安定性の低下の原因となる。
本発明においては、油分として上記シリコーン油以外の油分を配合することができる。油分全量の配合量は、20〜55質量%が好ましい。
本発明に用いる(b)HLB9〜16のノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリルエーテル脂肪酸エステル、ポリエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンステロール等が挙げられる。
このうち、乳化の安定化に優れることから、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンステロールが好ましい。HLBが9未満のノニオン性界面活性剤では親油性が高く安定なO/W乳化には不適切であり、HLBが16を超えるノニオン性界面活性剤を用いた場合には親水性が高いため、乳化能が十分でなく多量の油分を安定に乳化する事が難しい。
このうち、乳化の安定化に優れることから、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンステロールが好ましい。HLBが9未満のノニオン性界面活性剤では親油性が高く安定なO/W乳化には不適切であり、HLBが16を超えるノニオン性界面活性剤を用いた場合には親水性が高いため、乳化能が十分でなく多量の油分を安定に乳化する事が難しい。
(b)の配合量は、好ましくは0.05〜2.0質量%であり、さらに好ましくは、0.1〜1.0質量%である。0.05質量%未満では十分な乳化安定性が得られず、2.0質量%を超えて配合すると使用後のべたつきが強くなり、安全性上も好ましくない。
本発明に用いる(c)アニオン性界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、脂肪酸石ケン、エーテルカルボン酸及びその塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンモノアルキルスルホコハク酸塩、高級脂肪酸アミドのスルホン酸塩、グリセリン脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩、アシル化メチルタウリン塩、アシル化アミノ酸塩、アルキルリン酸エステル塩等が挙げられる。
このうち、特に安全性が高く、また乳化粒子の安定化に寄与する効果に優れることから、アシル化アミノ酸塩、アシル化メチルタウリン塩が好ましい。
このうち、特に安全性が高く、また乳化粒子の安定化に寄与する効果に優れることから、アシル化アミノ酸塩、アシル化メチルタウリン塩が好ましい。
(c)の配合量は、好ましくは0.01〜1.0質量%であり、さらに好ましくは、0.05〜0.5質量%である。0.01質量%未満では乳化粒子の安定化に寄与する効果が得られず、1.0質量%を超えての配合は安全性上好ましくない。
本発明において、界面活性剤総量とシリコーン油との配合比は、界面活性剤総量/シリコーン油=1/10〜1/80、好ましくは、1/15〜1/50である。界面活性剤に比べてシリコーン油がこれより多いと良好な乳化状態を保持できず、シリコーン油に比べて界面活性剤がこれより多い場合は、べたつきによる使用性の低下や安全性の低下につながる。
本発明に用いる(d)高分子増粘剤としては、例えば、アラビアガム、カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカストビーンガム、グアガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸AlMg(ビーガム) 、ラポナイト、無水ケイ酸等が挙げられる。
このうち、キサンタンガム、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウムのようなチキソトロピー性を有する水溶性増粘剤が使用性・乳化安定性ともに優れることから好ましい。
このうち、キサンタンガム、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウムのようなチキソトロピー性を有する水溶性増粘剤が使用性・乳化安定性ともに優れることから好ましい。
(d)高分子増粘剤の配合量は、好ましくは0.05〜1.0質量%であり、さらに好ましくは、0.05〜0.5質量%である。0.05質量%未満では乳化安定性に必要な粘度を確保することが出来ず、1.0質量%を超えて配合すると粘度が高くなり不織布への含浸性が著しく低下するため好ましくない。
本発明の水中油型洗浄剤組成物は、粘度400〜3000mPa・s、かつ乳化粒子径0.5〜5.0μmであり、より好ましくは、粘度500〜1000mPa・s、かつ乳化粒子径1.0〜3.0μmである。粘度が400mPa・s未満では、安定性が悪くコットンや不織布等に含浸させた際に液垂れを起こして使用に不便であり、3000mPa・sを越えるとコットンや不織布等に含浸させることが困難になる。また、乳化粒子径が0.5μm未満では、メイク落とし効果が十分に発揮されず、5.0μmを越えると著しく乳化安定性が損なわれる。
ここで、粘度はB型粘度計(「ビスメトロン粘度計」 芝浦システム株式会社製、型式VS−A1)を用い、回転数12rpm、ローター3号を用いて室温(25℃)で測定される値であり、また乳化粒子径は、「レーザ回折/散乱式 粒度分布測定装置 LA−910」(株式会社堀場製作所製)を用いて測定される値であり、累積分布の50%に相当する粒子径であるメジアン径を乳化粒子径とする。
本発明の水中油型乳化洗浄剤組成物は、次の方法により製造することができる。
すなわち、
(I) 精製水の一部に保湿剤、アニオン活性剤、ノニオン活性剤を溶解し、ホモミキサーで混合しながら油分を添加して予備乳化パーツを得る。
(II) 残余の精製水に水溶性高分子、キレート剤等の親水性成分を溶解させる。
(III) (II)で調製した主水相にホモミキサーによる混合を行いながら(I)で調製した予備乳化パーツを添加し、水中油型洗浄剤組成物を調製する。
すなわち、
(I) 精製水の一部に保湿剤、アニオン活性剤、ノニオン活性剤を溶解し、ホモミキサーで混合しながら油分を添加して予備乳化パーツを得る。
(II) 残余の精製水に水溶性高分子、キレート剤等の親水性成分を溶解させる。
(III) (II)で調製した主水相にホモミキサーによる混合を行いながら(I)で調製した予備乳化パーツを添加し、水中油型洗浄剤組成物を調製する。
また本発明によれば、上記した水中油型乳化洗浄剤組成物を不織布に含浸させたシート状洗浄剤が提供される。かかる発明において、不織布を構成する繊維としては、種々の繊維が使用でき、例えばコットン、パルプ、麻等の天然セルロース繊維や、レーヨン繊維、テンセル繊維、キュプラ等の再生セルロース繊維などの親水性繊維および合成繊維が挙げられ、これらを組み合わせてもよい。
親水性繊維としては、不織布の肌触り向上の点からコットン、レーヨン繊維又はテンセル繊維がより好適に使用される。
親水性繊維であるセルロース系繊維の繊度は、好ましくは1d〜3d(デニール)、より好ましくは1dから1.5dのものが肌触りが良く、水中油型乳化洗浄剤組成物の含浸しやすさに優れるため好ましい。繊度1d以下のセルロース繊維を得るのは技術的に困難であり、また3d以上であると肌感触が悪く、好ましくない。
また、合成繊維としては、種々の合成繊維が使用でき、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系の樹脂からなる繊維、ポリエステル系、ポリアクリル系、ナイロン等のポリアミド系の樹脂からなる繊維や、これらの樹脂の共重合物、変成物からなる繊維等が挙げられ、これらを組み合わせた分割繊維(分割性複合繊維)でもよい。これら合成繊維の中では、不織布の肌触りの向上やメイク汚れの吸い取り性向上の点で、分割性複合繊維を用いることがより好ましい。
分割性複合繊維の例としては、ポリエチレン/ポリプロピレン、ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート/ナイロン、ポリエチレンテレフタレート/ポリプロピレン、ポリプロピレン/エチレン−ビニルアルコール共重合体等が挙げられる。このうち特に、肌触りに優れ、変臭・変色など品質の劣化が少ないことから、ポリエチレン/ポリプロピレン、ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート及びポリエチレンテレフタレート/ポリプロピレンが好ましい。
分割性複合繊維の分割後の平均繊度は、好ましくは0.05d〜0.5d、より好ましくは0.05d〜0.3dである。繊維が細いと繊維の強度が不足し、ふき取り使用時の摩擦力に耐える不織布強度が得られず、繊維が太いと肌感触が悪く、汚れの掻き出し性も低下するため、好ましくない。
また、肌触りがよく、吸水性に優れながら、良好なメイク落し効果が得られることから、本願発明の水中油型乳化洗浄剤組成物を含浸させる不織布としては、親水性繊維と分割性複合繊維を組み合わせた不織布が最も好適である
不織布よりなるシートの平均坪量(単位面積当たりの重量)は、小さすぎると保形性が不十分となり、大きすぎると柔軟性に欠け、操作性が低下するので、好ましくは30〜160g/m2、より好ましくは40〜80g/m2である。
シートを構成する繊維の平均繊度(繊維の太さ)は、汚れの掻き出し性及び肌感触を良好な状態に保つために、好ましくは0.05d〜3d、より好ましくは0.1d〜2.5d、さらにより好ましくは0.2d〜1.8dである。
シートを構成する繊維の平均繊度(繊維の太さ)は、汚れの掻き出し性及び肌感触を良好な状態に保つために、好ましくは0.05d〜3d、より好ましくは0.1d〜2.5d、さらにより好ましくは0.2d〜1.8dである。
ここで、複数の繊維を組み合わせてシートにした場合のシートを構成する繊維の平均繊度とは、それぞれの構成繊維の配合重量比に応じて算出された、構成繊維の平均繊度の加重平均値とする。平均繊度が0.05d未満であると繊維の強度が不足し、ふき取り使用時の摩擦力に耐える不織布強度が得られず、3d以上であると肌感触が悪く、汚れの掻き出し性も低下するため、好ましくない。
シートの形状は、人が手に取って使いやすい形状、大きさ及び厚さであることが好ましく、例えば、一辺もしくは直径が5〜25cm程度の正方形、長方形、円形、楕円であり、厚さは0.2〜4mm程度が好ましい。
本発明のシート状洗浄剤は、シートに水中油型乳化洗浄剤組成物をノズルから滴下・吐出あるいはスプレーすることにより塗布し、その後放置してシートに十分に含浸させることにより製造することができる。また、その際不織布を折りたたんだり、複数枚を重ねて含浸させることも可能である。
この場合、水中油型乳化洗浄剤組成物の含有量はシート質量に対して1.5倍〜5倍量、特に2倍〜4倍量含浸させることが好ましい。含有量が少なすぎると十分な洗浄力が得られない場合があり、多すぎると液のたれ落ちが見られるなど、使用上好ましくない。
本発明のシート状洗浄剤は、通常、一枚づつ、もしくは複数枚を重ねて袋に密封して使用に供する。使用時には、袋を開封し、中からシート状洗浄剤を取り出し、油性メイクアップ化粧料、水性メイクアップ化粧料の区別なく、メイクアップ化粧料を除去したい皮膚に押し当て、メイクアップ化粧料を拭き取るように使用する。これにより、種々のタイプの化粧汚れに対しても優れたクレンジング効果を発揮すると共に、簡便且つ迅速に水性メイクアップ化粧料及び油性メイクアップ化粧料の双方を十分に除去できる。
本発明のシート状洗浄剤は、長期間保存しても、シートに含浸させた水中油型乳化洗浄剤組成物が分離することなく、保存安定性に優れている。
通常、不織布に含浸することにより、水中油型乳化洗浄剤組成物の乳化安定性は損なわれる傾向にある。例えば親油性の合成繊維を使用すれば、乳化破壊や油相分離が起こりやすく、その繊維径が細いものでは繊維の表面積が大きくなるため、さらに油相分離を誘発しやすい。また、不織布にパルプ、コットン、レーヨンなどのセルロース繊維を使用した場合には、電荷をもつ物質の溶出が見られることが多く、含浸液の粘度を著しく低下させるため、安定性を損ないやすい。
しかしながら、本発明の水中油型乳化洗浄剤組成物は、細い繊維を使用したシートに含浸させた場合でも乳化粒子径が合一し難いため、特に細い繊維を使用したシートに含浸させる場合に有効である。
また、通常、乳化組成物の安定性は乳化粒子を小さくすることで向上するが、メイク落しを目的とした乳化組成物においては、乳化粒子を小さくしてしまうとメイク落ち効果が低下してしまうため、乳化粒子を小さくすることで乳化の安定化を図る方法はメイク落しを目的とした乳化組成物においては適切でない。
これらのことから、油分を高配合した水中油型乳化洗浄剤をコットンや不織布に予め含浸させた形態で長期間安定な組成物を提供することは困難であったが、本発明の水中油型乳化洗浄剤組成物は、界面活性剤量が少なく、メイク落し効果を発揮するのに十分な乳化粒子径及び油分量を有していながら、乳化粒子の合一や油相分離が起こり難く安定であるため、コットンや不織布に含浸させて用いた場合でも非常に安定で、特に分割性複合繊維を配合したコットンや不織布に含浸させた場合は、その効果が顕著である。
次に本発明の実施例について説明する。
実施例1、2及び比較例1〜5
下記の製法により、表1に示す組成の水中油型洗浄剤組成物を調製した。
(製法)
(I) 精製水の一部に保湿剤、アニオン活性剤、ノニオン活性剤を溶解し、ホモミキサーで混合しながら油分を添加して予備乳化パーツを得た。
(II) 残余の精製水に水溶性高分子、キレート剤等の親水性成分を溶解させた。
(III) (II)で調製した主水相にホモミキサーによる混合を行いながら(I)で調製した予備乳化パーツを添加した。
実施例1、2及び比較例1〜5
下記の製法により、表1に示す組成の水中油型洗浄剤組成物を調製した。
(製法)
(I) 精製水の一部に保湿剤、アニオン活性剤、ノニオン活性剤を溶解し、ホモミキサーで混合しながら油分を添加して予備乳化パーツを得た。
(II) 残余の精製水に水溶性高分子、キレート剤等の親水性成分を溶解させた。
(III) (II)で調製した主水相にホモミキサーによる混合を行いながら(I)で調製した予備乳化パーツを添加した。
得られた水中油型洗浄剤組成物を、下記の方法で粘度、乳化粒子径、原液の乳化安定性、絞り液の乳化安定性、およびシートへの含浸性を測定した。
さらにこの水中油型洗浄剤組成物をレーヨン40%/(ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート分割繊維)60%の不織布(10×15cm、平均坪量60g/m2、平均繊度0.9d)に対して4倍含浸させて、メイク落とし用シートを得た。このシートについて、下記の方法で、メイク落し効果、およびべたつきを測定した。
さらにこの水中油型洗浄剤組成物をレーヨン40%/(ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート分割繊維)60%の不織布(10×15cm、平均坪量60g/m2、平均繊度0.9d)に対して4倍含浸させて、メイク落とし用シートを得た。このシートについて、下記の方法で、メイク落し効果、およびべたつきを測定した。
<粘度>
B型粘度計(「ビスメトロン粘度計」 芝浦システム株式会社製、型式VS−A1)を用いて、回転数12rpmで、ローター3号により室温(25℃)で測定した。
B型粘度計(「ビスメトロン粘度計」 芝浦システム株式会社製、型式VS−A1)を用いて、回転数12rpmで、ローター3号により室温(25℃)で測定した。
<乳化粒子径>
「レーザ回折/散乱式 粒度分布測定装置 LA−910」(株式会社堀場製作所製)を用いて測定される値であり、累積分布の50%に相当する粒子径であるメジアン径を乳化粒子径とした。
「レーザ回折/散乱式 粒度分布測定装置 LA−910」(株式会社堀場製作所製)を用いて測定される値であり、累積分布の50%に相当する粒子径であるメジアン径を乳化粒子径とした。
<原液の乳化安定性>
得られた水中油型乳化洗浄剤組成物を50mlのガラス製スクリュー管に充填し、50℃の恒温槽に保存した。1ヶ月経時後、その乳化安定性について、外観の目視、顕微鏡観察および乳化粒子径の測定を行い判定した。
○:良好
△:一部乳化粒子の合一が見られる
×:不良(分離、クリーミング)
得られた水中油型乳化洗浄剤組成物を50mlのガラス製スクリュー管に充填し、50℃の恒温槽に保存した。1ヶ月経時後、その乳化安定性について、外観の目視、顕微鏡観察および乳化粒子径の測定を行い判定した。
○:良好
△:一部乳化粒子の合一が見られる
×:不良(分離、クリーミング)
<絞り液の乳化安定性>
得られた水中油型乳化洗浄剤組成物をレーヨン40%/(ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート分割繊維)60%の不織布(10×15cm、平均坪量60g/m2、平均繊度0.9d)に4g含浸させ、Z折にし、10×7.5cmの大きさにした。このシート状クレンジング剤を30枚重ね、アルミピローに密封し、50℃の恒温槽に保存した。1ヶ月経過後、シート状クレンジング剤をアルミピローから取り出し、含浸液を絞り、その乳化安定性について、外観の目視、顕微鏡観察および乳化粒子径の測定を行い判定した。
○:良好
×:不良(分離、クリーミング)
得られた水中油型乳化洗浄剤組成物をレーヨン40%/(ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート分割繊維)60%の不織布(10×15cm、平均坪量60g/m2、平均繊度0.9d)に4g含浸させ、Z折にし、10×7.5cmの大きさにした。このシート状クレンジング剤を30枚重ね、アルミピローに密封し、50℃の恒温槽に保存した。1ヶ月経過後、シート状クレンジング剤をアルミピローから取り出し、含浸液を絞り、その乳化安定性について、外観の目視、顕微鏡観察および乳化粒子径の測定を行い判定した。
○:良好
×:不良(分離、クリーミング)
<メイク落し効果>
専門パネラー10名によるパネルテストにより、メイク落し効果を官能的に評価した。このテストではウォータープルーフマスカラをまつげに一定回数塗布し、一定のふき取り回数後、次の判定基準に従ってメイク落し効果を評価した。
◎:非常に良い
○:良い
△:普通
×:悪い
専門パネラー10名によるパネルテストにより、メイク落し効果を官能的に評価した。このテストではウォータープルーフマスカラをまつげに一定回数塗布し、一定のふき取り回数後、次の判定基準に従ってメイク落し効果を評価した。
◎:非常に良い
○:良い
△:普通
×:悪い
<べたつき>
専門パネラー10名によるパネルテストにより、使用後のべたつきを官能的に評価した。このテストではファンデーションを顔面に一定量塗布し、一定のふき取り回数後、使用後のべたつきを次の判定基準に従って評価した。
◎:全くべたつきが無い
○:べたつきが無い
△:ややべたつく
×:非常にべたつく
専門パネラー10名によるパネルテストにより、使用後のべたつきを官能的に評価した。このテストではファンデーションを顔面に一定量塗布し、一定のふき取り回数後、使用後のべたつきを次の判定基準に従って評価した。
◎:全くべたつきが無い
○:べたつきが無い
△:ややべたつく
×:非常にべたつく
<シートへの含浸性>
レーヨン40%/(ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート分割繊維)60%の不織布(10×15cm、平均坪量60g/m2、平均繊度0.9d)に、得られた水中油型乳化洗浄剤を4g含浸させた時の含浸しやすさについて以下の基準に従って評価した。
◎:極めて含浸しやすい
○:含浸しやすい
△:普通
×:含浸しにくい
レーヨン40%/(ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート分割繊維)60%の不織布(10×15cm、平均坪量60g/m2、平均繊度0.9d)に、得られた水中油型乳化洗浄剤を4g含浸させた時の含浸しやすさについて以下の基準に従って評価した。
◎:極めて含浸しやすい
○:含浸しやすい
△:普通
×:含浸しにくい
実施例1,2ではシリコーン油を高配合しているためメイク落ち力に優れ、活性剤の配合量が押さえられているためべたつきのない使用性であった。特に実施例2ではより粘度が低いためシートへの含浸性に優れていた。
一方、比較例1〜5はメイク落としとして十分な性能が得られていない。すなわち、比較例1はノニオン活性剤を配合しておらず、乳化不良を起こし、油相の分離が顕著であった。また、アニオン活性剤を配合しない比較例2は調整直後では乳化状態にあるものの、乳化粒子が大きく、原液でも経時で合一する傾向にあり、含浸液では油相の分離が見られる。比較例3は低粘度であるためシートの含浸性には優れているがクリーミングが見られ、含浸液の安定性が保たれない。比較例4は増粘剤の配合量が多く粘度が高いため、乳化安定性に優れるが、ややべたつきがあり、コットンやシートへの含浸が非常に困難である。比較例5は活性剤配合量が高いので乳化粒子が小さいため、乳化安定性には優れるがメイク落ちが悪く、使用後の肌のべたつきが気になる。
一方、比較例1〜5はメイク落としとして十分な性能が得られていない。すなわち、比較例1はノニオン活性剤を配合しておらず、乳化不良を起こし、油相の分離が顕著であった。また、アニオン活性剤を配合しない比較例2は調整直後では乳化状態にあるものの、乳化粒子が大きく、原液でも経時で合一する傾向にあり、含浸液では油相の分離が見られる。比較例3は低粘度であるためシートの含浸性には優れているがクリーミングが見られ、含浸液の安定性が保たれない。比較例4は増粘剤の配合量が多く粘度が高いため、乳化安定性に優れるが、ややべたつきがあり、コットンやシートへの含浸が非常に困難である。比較例5は活性剤配合量が高いので乳化粒子が小さいため、乳化安定性には優れるがメイク落ちが悪く、使用後の肌のべたつきが気になる。
次に実施例3〜5について、次の製法および処方で調製した。
実施例3〜5の製造方法
(I) 精製水の一部に保湿剤、アニオン活性剤、ノニオン活性剤を溶解し、ホモミキサーで混合しながら油分を添加して予備乳化パーツを得た。
(II) 残余の精製水に水溶性高分子、キレート剤等の親水性成分を溶解させた。
(III) (II)で調製した主水相にホモミキサーによる混合を行いながら(I)で調製した予備乳化パーツを添加し、水中油型洗浄剤組成物を調製した。
得られた水中油型洗浄剤組成物を不織布に含浸させて、シート状メイク落としを得た。
実施例3〜5の製造方法
(I) 精製水の一部に保湿剤、アニオン活性剤、ノニオン活性剤を溶解し、ホモミキサーで混合しながら油分を添加して予備乳化パーツを得た。
(II) 残余の精製水に水溶性高分子、キレート剤等の親水性成分を溶解させた。
(III) (II)で調製した主水相にホモミキサーによる混合を行いながら(I)で調製した予備乳化パーツを添加し、水中油型洗浄剤組成物を調製した。
得られた水中油型洗浄剤組成物を不織布に含浸させて、シート状メイク落としを得た。
実施例3:シート状メイク落し
デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0 質量%
ジメチルポリシロキサン(6cs) 5.0
流動パラフィン 3.0
2−エチルヘキサン酸セチル 5.0
グリセリン 10.0
ジプロピレングリコール 5.0
ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 1.0
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 0.1
エデト酸3ナトリウム 0.1
キサンタンガム 0.2
フェノキシエタノール 適量
香料 適量
精製水 残余
シート材質;レーヨン90%、(ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート)分割繊維10%の不織布(平均坪量50g/m2、平均繊度1.8d)
含浸倍率;不織布質量の5倍の含浸液を含浸
デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0 質量%
ジメチルポリシロキサン(6cs) 5.0
流動パラフィン 3.0
2−エチルヘキサン酸セチル 5.0
グリセリン 10.0
ジプロピレングリコール 5.0
ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 1.0
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 0.1
エデト酸3ナトリウム 0.1
キサンタンガム 0.2
フェノキシエタノール 適量
香料 適量
精製水 残余
シート材質;レーヨン90%、(ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート)分割繊維10%の不織布(平均坪量50g/m2、平均繊度1.8d)
含浸倍率;不織布質量の5倍の含浸液を含浸
実施例4:シート状メイク落し
デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0 質量%
メチルフェニルポリシロキサン(10cs) 5.0
スクワラン 3.0
グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 10.0
イソステアリン酸PEG−60グリセリル 0.5
ポリオキシエチレン(10E.O.)フィトステロール 0.3
(NIKKOL BPS-10(日光ケミカルズ社))
ラウロイルメチルタウリンナトリウム 0.3
水酸化カリウム 0.1
ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
ビワ葉エキス 0.1
ラベンダー油 0.1
カルボキシビニルポリマー 0.1
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.05
(PEMULEN TR-2(BFGoodrich社))
ベンガラ 適量
黄酸化鉄 適量
パラベン 適量
精製水 残余
シート材質;テンセル40%、(ポリエチレン/ポリプロピレン)分割繊維60%の不織布(平均坪量60g/m2、平均繊度0.9d)
含浸倍率;不織布質量の3倍の含浸液を含浸
デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0 質量%
メチルフェニルポリシロキサン(10cs) 5.0
スクワラン 3.0
グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 10.0
イソステアリン酸PEG−60グリセリル 0.5
ポリオキシエチレン(10E.O.)フィトステロール 0.3
(NIKKOL BPS-10(日光ケミカルズ社))
ラウロイルメチルタウリンナトリウム 0.3
水酸化カリウム 0.1
ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
ビワ葉エキス 0.1
ラベンダー油 0.1
カルボキシビニルポリマー 0.1
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.05
(PEMULEN TR-2(BFGoodrich社))
ベンガラ 適量
黄酸化鉄 適量
パラベン 適量
精製水 残余
シート材質;テンセル40%、(ポリエチレン/ポリプロピレン)分割繊維60%の不織布(平均坪量60g/m2、平均繊度0.9d)
含浸倍率;不織布質量の3倍の含浸液を含浸
実施例5:シート状メイク落し
オクタメチルシクロテトラシロキサン 30.0 質量%
パルミチン酸オクチル 5.0
エタノール 3.0
PEG400 15.0
ポリオキシエチレン(20E.O.)オクチルドデシルエーテル 0.5
トリオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 0.3
N−ココイルグルタミン酸ナトリウム 0.2
ミリスチン酸 0.1
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.15
(PEMULEN TR-1(BFGoodrich社))
ヒドロキシエチルセルロース 0.05
トリエタノールアミン 0.25
エデト酸2ナトリウム 0.1
パラベン 適量
精製水 残余
シート材質;コットン70%、(ポリプロピレン/ポリエチレンテレフタレート)分割繊維30%の不織布(平均坪量60g/m2、平均繊度1.5d)
含浸倍率;不織布質量の4倍の含浸液を含浸
オクタメチルシクロテトラシロキサン 30.0 質量%
パルミチン酸オクチル 5.0
エタノール 3.0
PEG400 15.0
ポリオキシエチレン(20E.O.)オクチルドデシルエーテル 0.5
トリオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 0.3
N−ココイルグルタミン酸ナトリウム 0.2
ミリスチン酸 0.1
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.15
(PEMULEN TR-1(BFGoodrich社))
ヒドロキシエチルセルロース 0.05
トリエタノールアミン 0.25
エデト酸2ナトリウム 0.1
パラベン 適量
精製水 残余
シート材質;コットン70%、(ポリプロピレン/ポリエチレンテレフタレート)分割繊維30%の不織布(平均坪量60g/m2、平均繊度1.5d)
含浸倍率;不織布質量の4倍の含浸液を含浸
実施例6:水中油型洗浄剤組成物
オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 質量%
カプリリルメチコン 10.0
1,3−ブチレングリコール 10.0
PEG300 5.0
ポリオキシエチレン(40E.O.)硬化ヒマシ油 0.5
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.3
ステアロイルグルタミン酸カリウム 0.2
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.15
(PEMULEN TR-1(BFGoodrich社))
キサンタンガム 0.1
水酸化カリウム 0.15
エデト酸3ナトリウム 0.1
パラベン 適量
精製水 残余
この水中油型洗浄剤組成物をコットンシートに用時含浸させ使用した。
オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 質量%
カプリリルメチコン 10.0
1,3−ブチレングリコール 10.0
PEG300 5.0
ポリオキシエチレン(40E.O.)硬化ヒマシ油 0.5
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.3
ステアロイルグルタミン酸カリウム 0.2
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.15
(PEMULEN TR-1(BFGoodrich社))
キサンタンガム 0.1
水酸化カリウム 0.15
エデト酸3ナトリウム 0.1
パラベン 適量
精製水 残余
この水中油型洗浄剤組成物をコットンシートに用時含浸させ使用した。
Claims (4)
- (a)シリコーン油15〜50質量%、(b)HLB9〜16のノニオン性界面活性剤、(c)アニオン性界面活性剤、および(d)高分子増粘剤を含有し、
粘度400〜3000mPa・s、かつ乳化粒子径0.5〜5.0μmであることを特徴とする水中油型乳化洗浄剤組成物。 - (a)シリコーン油20〜40質量%、(b)HLB9〜16のノニオン性界面活性剤0.05〜2.0質量%、(c)アニオン性界面活性剤0.01〜1.0質量%、(d)高分子増粘剤0.05〜1.0質量%を含有することを特徴とする請求項1記載の水中油型洗浄剤組成物。
- 不織布に含浸して拭き取り使用される不織布含浸用であることを特徴とする請求項1記載の水中油型洗浄剤組成物。
- (a)シリコーン油15〜50質量%、(b)HLB9〜16のノニオン性界面活性剤、(c)アニオン性界面活性剤、および(d)高分子増粘剤を含有し、
粘度400〜3000mPa・s、かつ乳化粒子径0.5〜5.0μmである水中油型乳化洗浄剤組成物を不織布に含浸させてなることを特徴とするシート状洗浄剤。
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---|---|---|---|
JP2004162850A JP2005343943A (ja) | 2004-06-01 | 2004-06-01 | 水中油型洗浄剤組成物およびシート状洗浄剤 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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