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JP5465831B2 - 角栓除去用の組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧料、貼附剤用マトリックスに好適な組成物に関し、更に詳細には、角栓除去用の化粧料、貼附剤用マトリックスに関する。
毛穴及び角栓 は素肌がきれいに見えるかどうかに大きな影響を与えるため、又、生理的にもニキビの形成などへの影響を与える蓋然性が高いため、その処置は化粧料の中では一大テーマとなっている。この様な状況を背景に、毛穴をアミノ酸誘導体を用いて縮小させる技術(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)、毛穴に充填された角栓 を化粧料で除去する技術(例えば、特許文献3、特許文献4を参照)等が開発されているが、これらの技術が有効な場合も確かに存在するが、無効であったり、又、かえって毛穴の目立つ状況をよけいに悪化する場合も少なくなかった。即ち、的確に効果の得られる毛穴の目立ちやすさの改善手段の開発が望まれていたと言える。
又、N−ラウロイルグルタミン 酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)等のN−アシルアミノ 酸ジエステルは保湿性のある界面活性剤として洗浄料などの化粧料に配合されること(例えば、特許文献5、特許文献6を参照)も知られているが、角栓 を除去する作用についても、既に開示されているし、このもの1質量%を分岐脂肪酸残基を有する非イオン界面活性剤3質量%とともに、クレンジングオイルに含有させ、角栓を除去する技術も既に知られている(例えば、特許文献7を参照)。この様なクレンジングオイルにおいて、優れた角栓除去効果が確認されているが、しかしながら、この様な剤形においては、角栓除去の程度はシート状の角栓除去剤には及ばないところが存した。
クレンジング行為において角栓が除去できることは、専用の角栓除去シートを使用する場合に比して、1つの化粧動作が油性汚れを落とすクレンジングと、角栓除去とを兼ねられるため、クレンジング料における角栓除去作用を向上させることが望まれていたと言える。
一方、毛穴との接触時間が少なくとも1分以上であり、使用後に洗い流す態様で使用される角栓除去用の化粧料組成物であって、1)水1〜4質量%と、2)N−アシルアミノ酸のエステル0.05〜3質量%と、3)分岐のアルキル基を分子内に有する親水性非イオン界面活性剤10〜20質量%とを含有するものは全く知られていないし、この様な構成の組成物が、化粧料として用いた場合にも専用の角栓除去シートに匹敵するほどの角栓除去効果を有していることも全く知られていない。
特開2005−281197号公報 特開2005−179343号公報 特開2005−145982号公報 特開2004−161631号公報 特開2002−104951号公報 特開2004−292584号公報 特開2007−192556号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、クレンジング料における角栓除去作用を向上させる技術を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、通常にクレンジング料として使用できるクレンジング料において、その角栓除去効果を、シート状の角栓除去料に匹敵するほど向上せしめる手段を求めて、鋭意研究努力を重ねたところ、毛穴との接触時間が少なくとも1分以上であり、使用後に洗い流す態様で使用される角栓除去用の化粧料組成物であって、1)水1〜4質量%と、2)N−アシルアミノ酸のエステル0.1〜1質量%と、3)分岐のアルキル基を分子内に有する親水性非イオン界面活性剤12〜15質量%とを含有するものが、その様な特性を有していることを見出し、発明を完成させた。即ち、本発明は、以下に示す通りである。
<1>毛穴との接触時間が少なくとも1分以上であり、使用後に洗い流す態様で使用される角栓除去用の化粧料組成物であって、1)水1〜4質量%と、2)N−アシルアミノ酸のエステル0.1〜1質量%と、3)分岐のアルキル基を分子内に有する親水性非イオン界面活性剤12〜15質量%とを含有することを特徴とする、角栓除去用の化粧料組成物。
<2>水相が油相に可溶化した剤形であって、25℃で透明で流動性のある性状を呈することを特徴とする、<1>に記載の角栓除去用の化粧料組成物。
<3>支持体上に含浸させて、小鼻に5分以上貼附し、小鼻より剥離した後、貼附部位を水洗する態様で使用されること特徴とする、<1>又は<2>に記載の化粧料組成物。
<4>更に、炭酸ジエステルを含有することを特徴とする、<1>〜<3>の何れかに記載の化粧料組成物。
<5> 更に、フェニルメチコンを含有することを特徴とする、<1>〜<3>の何れか
に記載の化粧料組成物。
<6><1>〜<5>の何れかに記載の化粧料組成物を、支持体に含浸させてなる、角栓除去用の貼附剤。
<7> <1>〜<5>の何れかに記載の化粧料組成物を、支持体に含浸させ、支持体ごと擦過して用いる事を特徴とする化粧料。
本発明によれば、クレンジング料における角栓除去作用を向上させる技術を提供することができる。
<1>本発明の化粧料組成物の必須成分である水
本発明の化粧料組成物は、水1〜4質量%、より好ましくは2〜3質量%を必須成分として含有する。本発明の化粧料組成物に於いて、親水性の非イオン界面活性剤とともに微細なミセルを形成し、これを油相に可溶化させ、ウォッシュオフ特性を向上せしめる作用を有する。従って、流水により、汚れと化粧料組成物の油性成分とを洗い流す、ウォッシュオフ特性と、角栓を固定している固形脂成分を溶解せしめ、角栓の毛穴よりの離脱を促す作用の発現に十分な量の親水性の非イオン界面活性剤の量、具体的には、10〜20質量%の親水性の非イオン界面活性剤をミセルにするのに十分な量である必要が存し、親水性の非イオン界面活性剤の総量に対して、1〜10質量%であることが好ましい。即ち、親水性の非イオン界面活性剤は、油相中では疎水基を外に向けた態様で油相成分と混合するが、親水基の一部は界面活性剤の立体構造に阻害されて、これらも外側に配向してしまう。この配向により、親水性の非イオン界面活性剤の含有量が多すぎると、不溶化し、析出する。ここに極少量の水が加わることにより、水を中心にミセルを形成し、ミセル中へ親水基がきれいに配向するため、ミセルの外側の疎水性を高め、油相に対する相溶性を高める。この様に界面活性剤の可溶化量が増大することにより、油性汚れに対するクレンジング特性も、ウォッシュオフ特性も向上する。
<2>本発明の化粧料組成物の必須成分であるN−アシルアミノ酸のエステル
本発明の化粧料組成物は、N−アシルアミノ酸のエステルを必須成分として含有することを特徴とする。N−アシルアミノ酸のエステルを構成するアシル基としては、炭素数10〜30の脂肪酸残基が好ましく、具体的には、2−エチルヘキサン酸残基、ラウリン酸残基、ミリスチン酸残基、パルミチン酸残基、ステアリン酸残基、ベヘン酸残基、イソパルミチン酸残基、イソステアリン酸残基、オレイン酸残基、リノール酸残基、リノレイン酸残基等が好適に例示できる。又、アミノ酸部分としては、グルタミン酸、アスパラギン酸などの酸性アミノ酸、グルタミン、アスパラギン、グリシンなどの中性アミノ酸、リジン、アルギニンなどの塩基性アミノ酸などが好適に例示でき、特に酸性アミノ酸が好ましく、グルタミン酸が取り分け好ましい。又、かかるアミノ酸のカルボキシル基とエステルを形成する炭化水素基は、例えば、ラウリル基、セチル基、ステアリル基、ベヘニル基と言った直鎖のアルキル基、2−エチルヘキシル基、イソステアリル基などの分岐アルキル基、オレイル基、リノレイル基、リノリル基などの直鎖アルケニル基、コレステリル基、フィトステリル基等の環状炭化水素基などが好適に例示できる。かかるN−アシルアミノ酸のエステルは、アミノ酸を塩基の存在下酸クロリドで処理し、N−アシルアミノ酸と為し、これと対応するアルコールを塩基の存在下縮合することにより得ることが出来る。この様なN−アシルアミノ酸のエステルとしては、アミノ酸がグルタミン酸であれば、N−アシル(炭素数10〜30)化グルタミン酸のジアルキル(炭素数1〜30)エステルの具体的な化合物例としては、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)等が好適に例示でき、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)が特に好適に例示できる。N−アシル化グルタミン酸のジエステルはこの様に合成したものを使用することも出来るが、既に化粧料原料などとして市販されているものも存し、この様な市販品を購入し利用することも出来る。特に好ましい市販品としては味の素株式会社より販売されている「エルデュウPS203」(N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルデシル))、「エルデュウCL−301」(N−ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル))、「エルデュウCL−202」(N−ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル))、「エルデュウPS−304」(N−ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/オクチルドデシル))などが例示でき、中でも、「エルデュウPS203」が特に好ましい。同様にアミノ酸がグルタミンであれば、N−ラウロイルグルタミンコレステリル、N−ラウロイルグルタミンフィトステリル等が好適に例示できる。本発明の化粧料組成物に於いて、かかるN−アシルアミノ酸のエステルは、毛穴の皮膚の深くまで入り込み角栓を毛穴に固定せしめている脂質成分を溶解せしめ、前記の非イオン界面活性剤と水の作るミセルの作用を高める効果を存する。この様な効果を奏するためには、前記N−アシルアミノ酸のエステルを総量で、0.05〜3質量%含有することが好ましく、より好ましくは0.1〜1質量%である。これは多すぎると却って前記ミセルの効果を損なう場合が存する。
<3>本発明の化粧料組成物の必須成分である非イオン界面活性剤
本発明の化粧料組成物は、分岐のアルキル基を分子内に有する親水性非イオン界面活性剤を必須成分として、10〜20質量%、より好ましくは12〜15質量%含有することを特徴とする。ここで、親水性とは、HLB(親水性親油性バランス)が少なくとも8以上であり、具体的には、ポリオキシエチレン基を有するものであれば、付加モル数10以上のものが好ましい。又、分岐のアルキル基は、アルキル基として有しても良く、アシル基として有しても良い。アルキル基であれば、イソステアリル基、オクチルドデシル基などが好適に例示でき、アシル基であれば、2−エチルヘキサノイル基、イソパルミトイル基、イソステアロイル基などが好適に例示できる。好ましい界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン(12)イソステアリン酸エステル、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)グリセリル、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)グリセリル等が好適に例示できる。かかる成分は、前記の如くに、水とともにミセルを形成し、組成物のウォッシュオフ性を担保するとともに、前記N−アシルアミノ酸のエステルとともに働いて、角栓を固着せしめている脂質を溶解し、角栓を毛穴の外へ抜き出す作用を有する。この様な作用により、本発明の化粧料組成物では、通常のクレンジング剤でありながら、シート状の角栓除去剤と同程度の角栓除去効果を奏する。分岐のアルキル基を分子内に有する親水性非イオン界面活性剤の量が多すぎるとクレンジング機能を損なう場合が存し、少なすぎると、クレンジング機能、ウォッシュオフ機能、角栓除去機能を損なう場合が存する。
<4>本発明の化粧料組成物
本発明の化粧料組成物は、前記必須成分を含有し、ウォッシュオフ性を有する、クレンジング機能、角栓除去機能を有することを特徴とする。本発明に言うウォッシュオフ機能とは、クレンジング操作など化粧料組成物による肌の処理を行った後に、温水を流し擦過するのみで、肌上の化粧料組成物及び肌の汚れを流し去る機能を有することを意味する。本発明の化粧料組成物の性状は、前記の如く油相中に水相が可溶化した剤形であり、使用温度域に於いて透明な溶状を示すオイル状である。この様な性状に於いて前記の機能を発現する。
本発明の化粧料組成物においては、かかる成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット、炭酸ジカプリル、炭酸エチレン、炭酸プロピレンなどの炭酸ジエステル等の合成エステル油類ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサンオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサンアミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−テトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の必須成分に分類されない非イオン界面活性剤類ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤アントラニル酸系紫外線吸収剤サリチル酸系紫外線吸収剤桂皮酸系紫外線吸収剤ベンゾフェノン系紫外線吸収剤糖系紫外線吸収剤2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB 6 塩酸塩、ビタミンB 6 トリパルミテート、ビタミンB 6 ジオクタノエート、ビタミンB 2 又はその誘導体、ビタミンB 12 、ビタミンB 15 又はその誘導体等のビタミンB類α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。これらで特に好ましいものは、溶剤効果が大きく、脂質溶解作用に優れる炭酸ジエステル類であり、中でも炭酸ジカプリルが特に好ましく、化粧料組成物全量に対して、10〜20質量%含有することが好ましい。かかる成分は、非イオン界面活性剤の油相における溶状を安定させる効果も有する。また、これらで特に好ましいものは、バルク中から角栓へのN−アシルアミノ酸ジエステルおよび分岐アルキル非イオン界面活性剤の配向を高める効果が大きく、角栓除去作用に優れるメチルフェニルポリシロキサン(フェニルメチコン)が特に好ましく、化粧料組成物全量に対して、5〜15質量%含有することが好ましい。かかる成分は、角栓の毛穴からの離型剤と働き、角栓を取れやすくする効果も有する。
本発明の化粧料組成物は、前記必須成分と、任意成分とを常法に従って処理することにより製造することが出来る。斯くして得られた化粧料組成物はそのまま瓶などに充填し、化粧料として使用することも出来るし、不織布、リント布、ガーゼ、カット綿などの支持体に含浸させ、これを小鼻などに貼附して、貼附剤として使用することも出来る。含浸に際しては、目付100g/m 2 の支持体50cm 2 に対して1〜3gの化粧料組成物を含浸させることが好ましい。含浸は予め含浸させたものをパックして販売したり、用時に支持体に化粧料組成物を含浸させて使用することが出来る。化粧料乃至は貼附剤として使用する場合、角栓と化粧料組成物が少なくとも5分間接触するように、擦過乃至は貼附を行い、擦過条件下温水で濯いで洗い流す態様で使用することが好ましい。また、擦過を行う場合の支持体は、凸凹加工のしてあるものの方が好ましい。
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加える。
下記に示す表1の処方に従って、本発明の化粧料組成物である、化粧料組成物1を得た。即ち、処方成分を80℃で加熱しながら、攪拌し可溶化し、攪拌冷却し、透明なオイル状の化粧料組成物1を得た。同様に操作して、「エルデュウPS203」をPOE(12)イソステアリン酸に置換した比較例1、POE(12)イソステアリン酸をPOE(10)オレイン酸に、且つ、イソステアリン酸POE(20)グリセリルをオレイン酸POE(20)グリセリルに置換した比較例2、水を炭酸ジカプリルに置換した比較例3及び「エルデュウPS203」並びにPOE(12)イソステアリン酸をPOE(10)オレイン酸に、イソステアリン酸POE(20)グリセリルをオレイン酸POE(20)グリセリルに、且つ、水を炭酸ジカプリルに置換した比較例4も同様に製造した。比較例1、比較例2は透明なオイル状を呈し、比較例3、比較例4は少し白濁したオイル状を呈した。
Figure 0005465831
<評価1>
化粧料組成物1、比較例1〜4について、化粧料組成物を化粧料(オイルクレンジング)として使用した場合の角栓除去効果を調べた。方法は、半顔に検体を延展し、3分間擦過した後、温水を用いて、洗顔料で洗顔した後、市販の角栓除去シートで角栓を除去し、シートに固着した単位面積あたりの角栓数を顕微鏡下計数した。残る半顔は石鹸で洗顔した後、市販の角栓除去シートで角栓を除去しシートに固着した、単位面積あたりの角栓数を顕微鏡下計数した。処理有りの角栓数を処理無しの角栓数で除し、100を乗じた値を角栓残存率とし、この多少で角栓除去能を評価した。結果を表2に示す。これより、本発明の化粧料組成物は角栓除去作用に優れることが分かる。
Figure 0005465831
<評価2>
評価1の洗顔料での洗顔を、擦過下温水で1分間注ぐ態様に変えて、同様に評価した。結果を表3に示す。界面活性剤として分岐のアルキル基を有さないものを使用したり、水が存在せず、白濁した状態では化粧料組成物が皮膚上に残り、シート状角栓除去剤による、角栓除去を妨げていることが分かる。
Figure 0005465831
<評価3>
化粧料組成物1、比較例1〜4について、化粧料組成物を化粧料(オイルクレンジング)として使用した場合のウォッシュオフ・クレンジング機能を調べた。即ち、前腕内側部に設けた2cm×4cmの部位にリップカラー0.1gを塗布し、これに検体0.1mlをたらし、5分間指で擦過した後、温流水下2分間擦過し、タオルぬぐいリップカラーの残り具合を観察した。結果を表4に示す。本発明の化粧料組成物はクレンジング機能を有することが分かる。
Figure 0005465831
実施例1と同様に、下記に示す表5の処方に従って、化粧料組成物2を作した。このものは評価1の方法で角栓残存率は6%であり、評価3によるウォッシュオフ・クレンジング機能の測定でも地肌と部位の差を認めず、化粧料組成物1と同様の効果を確認した。
Figure 0005465831
実施例1と同様に、下記に示す表6の処方に従って、化粧料組成物3を作した。このものは評価1の方法で角栓残存率は12%であり、評価3によるウォッシュオフ・クレンジング機能の測定でも地肌と部位の差をほとんど認めず、化粧料組成物1よりやや劣るが、同様の効果を認めた。炭酸ジエステルを含有する形態が特に好ましいことが分かる。
Figure 0005465831
実施例1と同様に、下記に示す表7の処方に従って、化粧料組成物4を作した。このものは評価1の方法で角栓残存率は10%であり、評価3によるウォッシュオフ・クレンジング機能の測定でも地肌と部位の差をほとんど認めず、化粧料組成物1よりやや劣るが、同様の効果を認めた。フェニルメチコンを含有する形態が特に好ましいことが分かる。
Figure 0005465831
実施例1と同様に、下記に示す表8の処方に従って、化粧料組成物5を作した。このものは評価1の方法で角栓残存率は9%であり、評価3によるウォッシュオフ・クレンジング機能の測定でも地肌と部位の差をほとんど認めず、化粧料組成物1よりやや劣るが、同様の効果を認めた。水の含有量の上限は4質量%程度であることが分かる。
Figure 0005465831
化粧料組成物1〜5をそれぞれ目付100g/m 2 、7cm×7cmの不織布のシートに化粧料組成物15gを含浸させ、シート状クレンジング1〜とした。これを小鼻に5分間貼附し、しかる後に温水でウォッシュオフする態様で、評価2と同様に評価を行った。結果を表9に示す。化粧料としての使用と同様の結果が得られた。
Figure 0005465831
化粧料組成物1〜5をそれぞれ目付100g/m 2 、7cm×7cmの不織布のシート
に化粧料組成物15gを含浸させ、シート状クレンジング1〜とした。これで小鼻を1分間擦過し、しかる後に温水でウォッシュオフする態様で、評価2と同様に評価を行った。結果を表10に示す。化粧料としての使用と同様の結果が得られた。
Figure 0005465831
本発明は、化粧料組成物、化粧料に応用できる。

Claims (7)

  1. 毛穴との接触時間が少なくとも1分以上であり、使用後に洗い流す態様で使用される角栓除去用の化粧料組成物であって、1)水1〜4質量%と、2)N−アシルアミノ酸のエステル0.1〜1質量%と、3)トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)グリセリル12〜15質量%とを含有することを特徴とする、角栓除去用の化粧料組成物。
  2. 水相が油相に可溶化した剤形であって、25℃で透明で流動性のある性状を呈することを特徴とする、請求項1に記載の角栓除去用の化粧料組成物。
  3. 支持体上に含浸させて、小鼻に5分以上貼附し、小鼻より剥離した後、貼附部位を水洗する態様で使用されること特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料組成物。
  4. 更に、炭酸ジエステルを含有することを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料組成物。
  5. 更に、フェニルメチコンを含有することを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料組成物。
  6. 請求項1〜5何れか1項に記載の化粧料組成物を、支持体に含浸させてなる、角栓除去用の貼附剤。
  7. 請求項1〜5何れか1項に記載の化粧料組成物を、支持体に含浸させ、支持体ごと擦過して用いる事を特徴とする化粧料。
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