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JP2005340375A - セラミック電子部品およびその製造方法 - Google Patents

セラミック電子部品およびその製造方法 Download PDF

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Tomoo Takazawa
知生 高澤
Takehiko Otsuki
健彦 大槻
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】 異なるセラミック材料の同時焼成をすることなく、セラミック基体の各部分で所望の材料特性を得られるセラミック電子部品およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 第1および第2のセラミック素子部が一体に形成されたセラミック基体を有する電子部品であって、前記第1のセラミック素子部には第1の空孔が形成されていて、該第1の空孔の少なくとも一部には第1の充填材料が充填されており、前記第2のセラミック素子部には第2の空孔が形成されていて、該第2の空孔の少なくとも一部には第2の充填材料が充填されており、前記第1の空孔と前記第2の空孔とは径の平均値が異なっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、積層LCフィルタなどのセラミック電子部品およびその製造方法に関する。
セラミック基体の内部にコイルやコンデンサを配置してなるセラミック電子部品として、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1には、1つのセラミック基体の内部にコイルとコンデンサを配置してなるT型の積層LCフィルタが記載されている。
特開平10−190391号公報
かかる構成の積層LCフィルタにおいては、セラミック基体を構成するセラミック材料の誘電率が低い場合、コンデンサ部分で大きな容量を得にくいという問題がある。一方、誘電率の高いセラミック材料を用いた場合には、コイルに対して大きな浮遊容量が発生して自己共振周波数が低下してしまうという問題があった。
すなわち、コンデンサの容量を大きくすることとコイルの自己共振周波数を高くすることが両立困難であり、ノイズ減衰特性の向上を妨げる要因となっていた。
これを解決するために、コイル部分とコンデンサ部分とでセラミック基体を構成するセラミック材料を変えることも行われている。しかし、異なるセラミック材料を同時に焼成すると、それぞれの材料の収縮率が異なるためセラミック基体にクラックが発生しやすいなどの問題があり、製造の難易度が高い。
よって本発明は、異なるセラミック材料の同時焼成をすることなく、セラミック基体の各部分で所望の材料特性を得られるセラミック電子部品およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、本発明に係るセラミック電子部品は、第1および第2のセラミック素子部が一体に形成されたセラミック基体を有する電子部品であって、前記第1のセラミック素子部には第1の空孔が形成されていて、該第1の空孔の少なくとも一部には第1の充填材料が充填されており、前記第2のセラミック素子部には第2の空孔が形成されていて、該第2の空孔の少なくとも一部には第2の充填材料が充填されており、前記第1の空孔と前記第2の空孔とは径の平均値が異なっていることを特徴とする。
より特定的には、前記第1のセラミック素子部にはコイル導体が内蔵されており、前記第2のセラミック素子部にはコンデンサ導体が内蔵されていることを特徴とする。
第1のセラミック素子部と第2のセラミック素子部の空孔に異なった充填材料を充填することにより、誘電率や透磁率などの特性を異ならせることができ、異なる材料の同時焼成を行わなくても、セラミック基体の各部分で異なった特性を得ることができる。具体的には、コイル導体が内蔵された第1のセラミック素子部では実効誘電率を低下させることができ、コンデンサ導体が内蔵された第2のセラミック素子部では実効誘電率を上昇させることができる。
また、本発明に係るセラミック電子部品は、前記セラミック基体は磁性体材料からなり、前記第1の充填材料は前記磁性体材料よりも小さな誘電率を有するとともに、前記第2の充填材料は前記磁性体材料よりも大きな誘電率を有することが好ましい。
通常磁性体材料の比誘電率は15程度であるが、第1の充填材料としてこれより小さな誘電率を持つ材料を用いることにより、第1のセラミック素子部の実効誘電率を低下させることができる。また、第2の充填材料としてこれより大きな誘電率を持つ材料を用いることにより、第2のセラミック素子部の実効誘電率を上昇させることができる。
本発明に係るセラミック電子部品の製造方法は、第1の空孔を有する第1のセラミック素子部と前記第1の空孔よりも径の小さな第2の空孔を有する第2のセラミック素子部とが一体に形成されたセラミック基体を準備するセラミック基体準備工程と、前記第1の空孔に第1の充填材料を充填する第1の充填工程と、前記第2の空孔に第2の充填材料を充填する第2の充填工程と、を備え、前記第2の充填工程においては、前記第1の充填工程よりも低い気圧に減圧することによって第2の充填材料を充填することを特徴とする。
第1の充填工程においてはさほど減圧しないため、第1の充填材料は径の小さな第2の空孔には充填されにくく、径の大きな第1の空孔に選択的に充填される。そして、次に第1の充填工程よりも低い圧力まで減圧して第2の充填材料の充填を行うことにより、径の小さな第2の空孔に第2の充填材料が充填される。このとき、第1の空孔には前の第1の充填工程によって第1の充填材料がすでに充填されているので、第1の空孔に第2の充填材料が充填されることはほとんどない。
このように製造することにより、第1の空孔と第2の空孔とに異なる充填材料を選択的に充填することが可能となる。
第1のセラミック素子部と第2のセラミック素子部の空孔に異なった充填材料を充填することにより、誘電率や透磁率などの特性を異ならせることができ、異なる材料の同時焼成を行わなくても、セラミック基体の各部分で異なった特性を得ることができる。
また、前記セラミック基体準備工程においては、セラミック原料粉末および球状の第1の焼失材料を含むセラミックスラリーを用いて第1のセラミックグリーンシートを作製するとともに、セラミック原料粉末および球状でかつ前記第1の焼失材料よりも径の平均値が小さな第2の焼失材料を含むセラミックスラリーを用いて第2のセラミックグリーンシートを作製し、前記第1のセラミックグリーンシートを複数枚積層してなる第1のグリーンシート積層部と前記第2のグリーンシートを複数枚積層してなる第2のグリーンシート積層部とが一体となっている積層体を形成し、前記積層体を焼成して前記第1および第2の焼失材料を焼失させてセラミック基体を形成することを特徴とする。
これにより、第1のセラミック素子部と第2のセラミック素子部の空孔の径の平均値を容易に異ならせることができる。
以上のように本発明に係るセラミック電子部品およびその製造方法によれば、第1のセラミック素子部と第2のセラミック素子部の空孔に異なった充填材料を充填することにより、誘電率や透磁率などの特性を異ならせることができ、異なる材料の同時焼成を行わなくても、セラミック基体の各部分で異なった特性を得ることができる。
以下において添付図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明に係るセラミック電子部品の一例としての積層LCフィルタを模式的に示す断面図である。
このセラミック電子部品は概略、磁性体材料からなるセラミック基体10と、セラミック基体10の表面に形成された接地用外部電極21および信号用外部電極22とから構成されている。そしてセラミック基体10は第1のセラミック素子部11と第2のセラミック素子部12とが一体化してなる。
第1のセラミック素子部11にはコイル導体31が内蔵されており、コイル導体31の一方の端部は信号用外部電極32に接続され、他方の端部は第2のセラミック素子部12へ引き出されている。
第2のセラミック素子部12には、コイル導体31と導通している第1のコンデンサ導体41と、接地用外部電極21に接続している第2のコンデンサ導体42が内蔵されており、第1のコンデンサ導体41と第2のコンデンサ導体42との間で容量を得るコンデンサが構成されている。
すなわち二つのコイルと一つのコンデンサとで、T型のLCフィルタが構成されている。
図2(a)は第1のセラミック素子部11を拡大して示す断面図であり、図2(b)は第2のセラミック素子部12を拡大して示す断面図である。第1のセラミック素子部11には第1の空孔51が形成され、第1の空孔51の内部にはエポキシ樹脂からなる第1の充填材料61が充填されている。第1の空孔51の径の平均値は80μmである。セラミック基体10を構成する磁性体材料の比誘電率は15程度であるのに対してこのエポキシ樹脂の比誘電率は3.4であるから、第1の空孔51を形成して第1の充填材料61を充填することにより、実効誘電率が低下している。
また、第2のセラミック素子部12には第2の空孔52が形成され、第2の空孔52の内部には第2の充填材料62が充填されている。第2の空孔52の径の平均値は6.5μmである。第2の充填材料62は、エポキシ樹脂とBaTiO3系の誘電体セラミック粉末を混合した複合樹脂材料であり、比誘電率は200である。磁性体材料よりも誘電率の高い第2の充填材料62を充填することにより、実効誘電率を上昇させている。
これにより、第1のセラミック素子部11と第2のセラミック素子部12とは、同じ磁性体材料で構成されているにもかかわらず、第1のセラミック素子部11では実効誘電率を低下させて浮遊容量を低減することができ、第2のセラミック素子部12では実効誘電率を上昇させて大きな容量を得ることができる。
なお図2(a)、(b)では、第1および第2の空孔51,52のすべてに第1および第2の充填材料61,62が充填されているが、必ずしもすべてに充填されている必要はなく、少なくとも一部に充填されていればよい。ただし、第2のセラミック素子部12では、第2の充填材料62の充填率が低すぎる場合、空気の比誘電率は1であるから、かえって誘電率が低下することがあるので、一定以上の充填率とする必要がある。
次にこのセラミック電子部品の製造方法について説明する。図3は本発明に係るセラミック電子部品を示す分解斜視図である。
まず、Fe23,NiO,CuO,ZnO等の金属酸化物を混合して800℃で1時間仮焼し、ボールミルで粉砕することによってNi−Cu−Zn系フェライトからなる平均粒径約2μmのセラミック原料粉末を得た。
次に、セラミック原料粉末、球状の架橋ポリスチレンからなる平均粒径100μmの第1の焼失材料、溶剤、バインダー、分散剤を混合してセラミックスラリーを作製し、このセラミックスラリーを用いてドクターブレード法によって厚さ40μmの第1のセラミックグリーンシートを得た。
また、前記セラミック原料粉末、球状の架橋ポリスチレンからなる平均粒径8μmの第2の焼失材料、溶剤、バインダー、分散剤を混合してセラミックスラリーを作製し、このセラミックスラリーを用いてドクターブレード法によって厚さ40μmの第2のセラミックグリーンシートを得た。
なお、第1および第2の焼失材料として架橋ポリスチレンを用いているが、焼失材料は後の焼成工程において焼失し、かつバインダーに対する接着性を有するものであればよい。具体的には架橋ポリスチレンの他に、架橋ポリメタクリル酸メチル、架橋ポリメタクリル酸ブチル、架橋ポリメタクリル酸エステル、架橋ポリアクリル酸エステルなどを用いることができる。
また、第1の焼失材料と第2の焼失材料の平均粒径に一定以上の差がないと、後の第1・第2の充填工程において充填材料を選択的に充填できないことがある。よって、第1の焼失材料の平均粒径は第2の焼失材料の平均粒径の10倍程度とすることが好ましい。
さらにまた、第1および第2の焼失材料の配合割合は、セラミックスラリー中で30〜80vol%となるようにすることが好ましい。配合割合がこれより少ない場合には、第1および第2の充填材料の充填量が少なくなり、誘電率を低下あるいは上昇させる効果が十分に得にくい。また配合率がこれより多い場合には、セラミックスラリーをグリーンシートに成形することが困難となる。
次に、第1のセラミックグリーンシートにビアホール43を形成してセラミックグリーンシート71を得るとともに、第1のセラミックグリーンシートにビアホール43とコイル導体31とを形成してセラミックグリーンシート72を得る。
また、第2のセラミックグリーンシートにビアホール43および第1のコンデンサ導体41を形成してセラミックグリーンシート81を得るとともに、第2のセラミックグリーンシートに第2のコンデンサ導体42を形成してセラミックグリーンシート82を得る。第1のコンデンサ導体41はビアホール43を介してコイル導体31と電気的に接続している。また、第2のコンデンサ導体42はビアホール43と絶縁されており、かつその端部がセラミックグリーンシート82の端部に引き出されている。
なお、ビアホール43は第1あるいは第2のセラミックグリーンシートにレーザ加工装置などによって貫通孔を形成し、この貫通孔にAgなどを主成分とする導電性ペーストを充填して形成する。また、コイル導体31と第1・第2のコンデンサ導体41,42は、第1あるいは第2のセラミックグリーンシートにスクリーン印刷などの方法によって、Agなどを主成分とする導電性ペーストを印刷して形成する。
次にセラミックグリーンシート71,72,81,82を図3に示す所定の順序に積層して積層体を得る。このとき、第1のセラミックグリーンシートを加工してなるセラミックグリーンシート71,72が積層された領域が第1のグリーンシート積層部70であり、第2のセラミックグリーンシート81,82を加工してなるセラミックグリーンシートが積層された領域が第2のグリーンシート積層部80である。
次に積層体を400℃で3時間熱処理して脱バインダー処理を行い、900℃で2時間焼成してセラミック基体10を得る(図1参照)。このとき、第1のグリーンシート積層部70は第1のセラミック素子部11となり、第2のグリーンシート積層部80は第2のセラミック素子部12となる。そして、第1のセラミック素子部11には、第1の焼失材料が焼失してなる第1の空孔51が形成されている。また、第2のセラミック素子部12には、第2の焼失材料が焼失してなる第2の空孔52が形成されている。
次に、セラミック基体10の表面にAgを主成分とする導電ペーストを焼き付けて接地用外部電極21と信号用外部電極22を形成する。接地用外部電極21は第2のセラミック素子部12に形成され、第2のコンデンサ導体42と電気的に接続している。信号用外部電極22は第1のセラミック素子部11に形成され、コイル導体31の端部とビアホール43を介して電気的に接続している。
次に、減圧装置中で第1の充填材料61であるエポキシ樹脂にセラミック基体10を浸漬し、気圧を50kPaに減圧して、図4(a)に示すように第1の空孔51に第1の充填材料61を充填する(第1の充填工程)。このとき、真空度が低いため、平均粒径が小さい第2の空孔52には第1の充填材料61はほとんど充填されない。第1の充填工程においては、気圧を30〜70kPa程度に減圧することが好ましい。これより気圧が高い場合には第1の空孔51に第1の充填材料61が十分に充填されない虞があり、これより気圧が低い場合には第2の空孔52にまで第1の充填材料61が充填される虞がある。なおここで用いたエポキシ樹脂の比誘電率は3.4である。
次にセラミック基体10を有機溶剤に浸漬し、セラミック基体10の表面に付着している第1の充填材料61を除去し、150℃に過熱してエポキシ樹脂を硬化させた。
次に、減圧装置中で第2の充填材料62にセラミック基体10を浸漬し、気圧を1.5kPaに減圧して、図4(b)に示すように第2の空孔52に第2の充填材料62を充填する(第2の充填工程)。これにより、第1の空孔51には第1の充填材料61が、第2の空孔52には第2の充填材料62が、それぞれ選択的に充填される。第2の充填工程においては、気圧を0.5〜1.5kPa程度に減圧することが好ましい。これより気圧が高い場合には第2の空孔52に第2の充填材料62が十分に充填されない可能性がある。またこれより気圧を低くしても充填の程度に差はないので、減圧に要する時間が長くなって製造コストの増大を招き好ましくない。なお、ここで用いた第2の充填材料62は、BaTiO3系の誘電体セラミック粉末とエポキシ樹脂を混合して比誘電率が200になるように調製された複合樹脂材料である。
次に、セラミック基体10を有機溶剤に浸漬し、図4(c)に示すようにセラミック基体10の表面に付着している第2の充填材料62を除去し、150℃に過熱して複合樹脂材料を硬化させた。
次に、接地用外部電極21および信号用外部電極22に順にNiめっきおよびSnめっきを施して、図1に示すセラミック電子部品が完成する。
なお、実施例においてはT型の積層LCフィルタを例にとって説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えばπ型のLCフィルタであってもよいし、またLC共振回路を内蔵したセラミック電子部品などでもよいし、特性の異なる複数コイルを内蔵したセラミック電子部品であってもよい。
また、上記実施例では第1・第2の充填材料として誘電率が異なる材料を用いたが、透磁率の異なる材料など、誘電率以外の特性が異なる材料を選択してもよい。
本発明に係るセラミック電子部品を示す断面図である。 本発明に係るセラミック電子部品を示す拡大断面図である。 本発明に係るセラミック電子部品を示す分解斜視図である。 本発明に係るセラミック電子部品の製造工程の一部を示す断面図である。
符号の説明
10 セラミック基体
11 第1のセラミック素子部
12 第2のセラミック素子部
21 接地用外部電極
22 信号用外部電極
31 コイル導体
41 第1のコンデンサ導体
42 第2のコンデンサ導体
51 第1の空孔
52 第2の空孔
61 第1の充填材料
62 第2の充填材料
70 第1のグリーンシート積層体
80 第2のグリーンシート積層体
71,72,81,82 セラミックグリーンシート

Claims (5)

  1. 第1および第2のセラミック素子部が一体に形成されたセラミック基体を有する電子部品であって、
    前記第1のセラミック素子部には第1の空孔が形成されていて、該第1の空孔の少なくとも一部には第1の充填材料が充填されており、
    前記第2のセラミック素子部には第2の空孔が形成されていて、該第2の空孔の少なくとも一部には第2の充填材料が充填されており、
    前記第1の空孔と前記第2の空孔とは径の平均値が異なっていることを特徴とするセラミック電子部品。
  2. 前記第1のセラミック素子部にはコイル導体が内蔵されており、前記第2のセラミック素子部にはコンデンサ導体が内蔵されていることを特徴とする請求項1に記載のセラミック電子部品。
  3. 前記セラミック基体は磁性体材料からなり、前記第1の充填材料は前記磁性体材料よりも小さな誘電率を有するとともに、前記第2の充填材料は前記磁性体材料よりも大きな誘電率を有することを特徴とする請求項2に記載のセラミック電子部品。
  4. 第1の空孔を有する第1のセラミック素子部と前記第1の空孔よりも径の小さな第2の空孔を有する第2のセラミック素子部とが一体に形成されたセラミック基体を準備するセラミック基体準備工程と、
    前記第1の空孔に第1の充填材料を充填する第1の充填工程と、
    前記第2の空孔に第2の充填材料を充填する第2の充填工程と、を備え、
    前記第2の充填工程においては、前記第1の充填工程よりも低い気圧に減圧することによって第2の充填材料を充填することを特徴とするセラミック電子部品の製造方法。
  5. 前記セラミック基体準備工程においては、セラミック原料粉末および球状の第1の焼失材料を含むセラミックスラリーを用いて第1のセラミックグリーンシートを作製するとともに、セラミック原料粉末および球状でかつ前記第1の焼失材料よりも径の平均値が小さな第2の焼失材料を含むセラミックスラリーを用いて第2のセラミックグリーンシートを作製し、前記第1のセラミックグリーンシートを複数枚積層してなる第1のグリーンシート積層部と前記第2のグリーンシートを複数枚積層してなる第2のグリーンシート積層部とが一体となっている積層体を形成し、前記積層体を焼成して前記第1および第2の焼失材料を焼失させてセラミック基体を形成することを特徴とする請求項4に記載のセラミック電子部品の製造方法。
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