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JP2005324600A - 車両用回転・スライド式シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シートクッションの跳上りに伴って、スライドレールのスライドロック機構,ターンテーブルの回転ロック機構がロック解除可能に構成し、シート全体をスライド停止位置でターンテーブルによる向き転換不能に保てるインターロック機構を備える。
【解決手段】ロックレバー5をアッパーレール2aの板面に揺動可能に備え、ロックレバー5を揺動するガイドプレート6をロアレール2bの所定領域に亘って配置し、ターンテーブル1のアッパーテーブル1cよりロアテーブル1bに向けて突出する二本の規制ピン3a,3bを備え、規制ピン3a,3bが嵌り込む二つの切欠を設けたカムプレート4aと、ロックレバー5と当接可能なカム顎4bとをリンクバー4cで連結させてロアテーブル1bに備え、ガイドプレート6がロックレバー5を揺動させてカム顎4bと係合し、シート全体を向き転換不能に保つインターロック機構を備え付けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート全体をスライドレールで車内の前後方向に位置移動可能に構成すると共に、ターンテーブルで前後の着座向きに合わせて向き転換可能に構成する車両用回転・スライド式シートに関するものである。
従来、ターンテーブルのアッパー側を回転側としてシートクッションのボトムフレーム側に備えると共に、ターンテーブルのロア側を固定側としてスライドレールのアッパー側に備えることから、スライド式のシートをターンテーブルで通常向きまたは反転向きに向き転換可能に構成する車両用回転・スライド式シートは提案されている(特許文献1)。
この種の回転・スライド式シートにおいては、図12で示すようにシートバックBを操作レバーrで前に倒ししまたは着座姿勢を角度調整するリクライニング機構、シートクッションCを操作レバーrで前部側より上方に跳ね上げまたは着座姿勢に戻し動作させるチップアップ機構、スライドレールSのロックを操作レバーr,rで解除させるスライドロック機構を備えて構成するものがある。
その各機構を備えると共に、ウオークイン空間や荷物の収納空間を確保するべく、スライドレールSのロアレールとしてロングタイプのものを備え、図13aで示すようにシートバックBを操作レバーrまたはrで前傾姿勢に前倒しすると、図13bで示すようにシートクッションCが跳ね上がり、これに伴って、スライドレールのスライドロック機構,ターンテーブルの回転ロック機構がロック解除し、図11cで示すように後部側シートを前部側シートに向けてスライド移動可能に構成することが企画されている。
その構成からすると、例えばウオークイン空間を取ってから元の位置に戻すには、スライドレールのスライドロック機構が自動的にロック解除されたままであるため、シート全体を直ちに元の位置まで戻せる。但し、ターンテーブルの回転ロック機構もロック解除されたままであるところから、車内空間を取るためのスライド停止位置ではシート全体を向き換え不能に保つインターロック機構を備えるのが望ましい。
特開平9−136562号公報
本発明の解決しようとする課題は、シートバックを前傾姿勢に前倒しすると、シートクッションが跳ね上がり、このシートクッションの跳上りに伴って、スライドレールのスライドロック機構,ターンテーブルの回転ロック機構がロック解除可能に構成し、且つ、シート全体をスライド停止位置でターンテーブルによる向き転換不能に保てる簡略な構成のインターロック機構を備えるところにある。
本発明は、シートバックをリクライニング機構で前傾姿勢に倒すと、シートクッションがチップアップ機構で前部側より上方に跳ね上がり、シートクッションが跳ね上がると、スライドレールのスライドロック機構と、ターンテーブルの回転ロック機構とがロック解除し、シート全体をスライドレールで車内の前後方向所定の領域まで位置移動可能で、且つ、ターンテーブルで時計回り,反時計回りの180°範囲で向き転換可能に構成する車両用回転・スライド式シートにおいて、
スライドレールよりターンテーブル側に立上り揺動可能なロックレバーをアッパーレールの板面に軸承装着し、そのロックレバーを揺動するガイドプレートをロアレールの長手方向に沿う所定の領域に亘って配置すると共に、
ターンテーブルの回転側となるアッパーテーブルより固定側となるロアテーブルに向けて突出する二本の規制ピンを回転円周上の180°離れた位置に備え、その規制ピンが一本毎に嵌り込む二つの切欠を外周縁に設けたカムプレートと、ロックレバーが当接するカム顎とをロアテーブルに備え、カムプレートを規制ピンの切欠に対する嵌り込みまで回転可能に軸承装着し、カム顎をカムプレートとリンクバーで連結させて従動可能に軸承装着し、更に、カムプレートを切欠からの規制ピンの外れるに伴って中立姿勢にまで戻り回転可能にスプリングで引張支持し、
シート全体が通常向きまたは反転向きの着座姿勢にあり、規制ピンがカムプレートの切欠に嵌り込んだ状態のシート全体をスライドレールで所定の領域まで位置移動すると、ロックレバーがガイドプレートと当接し、ガイドプレートがロックレバーを揺動させてロックレバーを受け顎と係合し、シート全体をロックレバーでターンテーブルによる向き転換不能に保つインターロック機構を備え付けたことを特徴とする。
本発明に係る車両用回転・スライド式シートでは、シートクッションがチップアップ機構で前部側より上方に跳ね上がり、スライドレールのスライドロック機構と、ターンテーブルの回転ロック機構とがロック解除し、且つ、シート全体が正常向きまたは反転向きにある状態で、アッパーレール側のロックレバーがロアレール側のガイドプレートと当接する領域までシート全体をスライドレールで移動すると、ロックレバーがガイドプレートとの当接で揺動し、そのロックレバーが受け顎と係合するため、ロックレバーがロアテーブル側のカムプレートを回転不能に保つ。このときに、アッパーテーブル側の規制ピンがカムプレートの切欠に係合しているから、アッパーテーブルも回転しないよう規制ピンで保持される。
そのインターロック機構により、ターンテーブルの回転ロック機構がシートのスライド停止位置で解除されたままであっても、シート全体が向き転換しないようターンテーブルをロックできる。
そのインターロック機構は、ロックレバー,ガイドプレート,二本の規制ピン,カムプレート,カム顎,リンクバー,スプリングを主要部材に構成するから、簡略な構成のものとして組み付けられる。
図1は、シート全体を正常向きまたは反転向きの着座姿勢に向き転換可能なターンテーブル1と、シート全体を車内の前後方向に位置移動可能なスライドレール2を備えて回転・スライド式に構成する車両用のセカンドシートを示す。
その各部の構成を概略的に説明すると、ターンテーブル1はスライドレール2の上部側に取付け固定されるベーステーブル1aと、ベースプレート1aの板面上に設置される固定側のロアテーブル1bと、シートクッションCの下部側に取り付けられる回転側のアッパーテーブル1cとから組み立てられている。
スライドレール2は、ターンテーブル1のベーステーブル1aを取付け固定するアッパーレール2aと、アッパーテーブル2aをスライド可能に支持するロアレール2bとから組み立てられている。このスライドレール2は、図2で示す如く左右対に備え、ロアレール2bとしてロングタイプのものを備えることからシート全体をフロントシートの背後まで位置移動可能に敷設されている。
その車両用シートにおいては、シートバックBをレバー操作により作動するリクライニング機構(図示せず)で前傾姿勢に前倒しすると、シートクッションCが前部側より上方に跳ね上がり、このシートクッションCの跳上りに伴って、後述するターンテーブル1の回転ロック機構とスライドレール2のスライドロック機構とが自動的に解除するよう構成されている。
その構成の必要上、特に図示しないが、シートバックBは前倒しによりシートクッションCを跳ね上げるチップアップ機構を作動するようワイヤケーブルで連結されている。また、シートクッションCは跳上りによりターンテーブル1の回転ロック機構とスライドレール2のスライドロック機構とをロック解除するようワイヤケーブルで連結されている。
その車両用シートにおいては、二本の規制ピン3a,3bをターンテーブル1のアッパーテーブル1cに、規制ピン3a,3bが組み合うカムプレート4a,ロックレバー5と係合するカム顎4b,カムプレート4aとカム顎4bとを連結するリンクバー4cをロアテーブル1bに、ロックレバー5をアッパーレール2aに、ロックレバー5を揺動するガイドプレート6をロアレール2bに備えて構成することから、インターロック機構が組み立てられている。
上述した各部の構成を詳述すると、ターンテーブル1は、図3で示すようにアッパーテーブル1cにカシメ止められたテーブルサポート1dを備え、ロアテーブル1bをベーステーブル1aにボルト止め固定すると共に、ボール1e,1fをアッパーテーブル1cとテーブルサポート1dとの間、並びに、ロアテーブル1bとテーブルサポート1dとの間に介在させてアッパーテーブル1cを回転可能に組み立てられている。この構成から、アッパーテーブル1cはテーブルサポート1dを含み、ロアテーブル1bはベーステーブル1aを含む。
そのアッパーテーブル1cには、丸棒状の規制ピン3a,3bが回転円周上の180°離れた位置(図2参照)でロアテーブル1bに向けて二本突出するよう備え付けられている。この規制ピン3a,3bは、図4で示す(一つのみ図示)ようにアッパーテーブル1cの板面上より内方に張り出すブラケットプレート30と、ブラケットプレート30の先端下部にカシメ止めした軸受け片31との間で縦に立てて保持されている。他の一つ3bも、規制ピン3aと同様に取り付けられている。
ロアテーブル1bには、シート全体の通常向きまたは反転向きの着座姿勢にある(図2参照:但し、シート全体は通常向きの着座姿勢にある。)ときに規制ピン3a,3bが組み合うカムプレート4aと、ロックレバー5と係合するカム顎4bとが取り付けられている。
カムプレート4aには、図5で示すように開放口を規制ピン3a,3bの移動軌跡方向に向けてU字状を呈する二つの切欠40a,40bが間隔を隔てて隣り合うよう外周縁に設けられている。その切欠40a,40bの間の外周縁40cは、規制ピン3a,3bを各U字状を呈する切欠内に誘導する張出し顎として形成されている。
そのカムプレート4aは、据付けプレート41をベースに保持されている。据付けプレート41には、図6で示すように板面を略ドーム状に隆起させて受け台42が設けられている。この受け台42に対し、カムプレート4aはスペーサリング43を介在させて支軸44で軸承することからドームの上部側に回転可能に
取り付けられている。
カム顎4bは、支軸45で据付けプレート41の板面上に軸承装着されている。このカム顎4bは、ロックレバー5と係合する扇形部と、支軸45を介して反対側に延びるブラケット部とから形成されている。そのカム顎4bは、各支軸44,45の偏心位置に装着する支軸46a,46bで軸承するリンクバー4cでカムプレート4aと連結することから、カムプレート4aと従動するよう備えられている。リンクバー4cとしては、高位のカムプレート4aと下位のカム顎4bを連結することからヘの字状に折り曲げたものが備え付けられている。
カムプレート4aは、規制ピン3a,3bが切欠40a,40bから外れるに伴って中立姿勢に戻し回転させるようコイルスプリング47で引張支持されている。このコイルスプリング47は、カムプレート4aの外周縁より下方に折れ曲がるバネ掛け片48aと、据付けプレート41より立ち上がるバネ掛け片48bとの間に掛け渡されている。
その他に、据付けプレート41にはロックレバー5の割り込む開口部49aを設けた補助フレーム49bが面内に回り込むよう設けられている。また、開口部49aと整合する開口部49cが据付けプレート41の板面に設けられている。カムプレート4aは据付けプレート41でベースプレート1aの板面上に取り付けられるため、ベースプレート1aの板面にはロックレバー5を受け入れるスリット1g(図2参照)が設けられている。
ロックレバー5としては、図7で示すようにカム顎4bと係合する係合レバー5aと、係合レバー5aを突上げ支持する突上げレバー5bとがアッパーレール2aに備え付けられている。係合レバー5aは、基部側を支軸5cで軸承枢着することからアッパーレール2aの側面に取り付けられている。突上げレバー5bは、上部側を支軸5dで軸承枢着することからアッパーレール2aの側面に取り付けられている。
係合レバー5aは、略中腹辺に設けたガイド孔5eに挿通するガイドピン50をピンホルダー51より側方に突出させて備え、突上げレバー5bがガイドプレート6に当接すると、受け顎4bと係合するよう押上げ可能に備え付けられている。また、係合レバー5aの略中腹辺とピンホルダー51の側面との間に掛け渡すスプリング5fで姿勢保持するよう取り付けられている。
ガイドプレート6(図1参照)としては、突上げレバー5bが下部側で当って揺動可能な立上りを有する直線状のものが備えられている。このガイドプレート6は、シート全体をスライド停止する所定の領域に亘る長さを持ってロアレール2bの内側に敷設されている。また、当接揺動後の突上げレバー5bが上側辺の長手方向に沿って乗り上げるよう配設されている。
ターンテーブル1には、回転ロック機構7(図2参照)が備え付けられている。その回転ロック機構7は、シート全体が通常向きまたは回転向きの着座姿勢にあるとき、アッパーテーブル1cを回転不能に保つロックカム7aを備えている。このロックカム7aは、ロアテーブル1bの板面に支軸7bで軸承し、捩りコイルバネ7cでアッパーテーブル1cにバネ付勢することから、アッパーテーブル1cを回転不能に保つよう備え付けられている。
そのターンテーブル1は、ロックカム7aをシートクッションCとワイヤケーブル7dで連結し、シートクッションCが跳ね上がると、ロックカム7aがワイヤケーブル7dによる引張りでアッパーテーブル1cから外れ揺動するよう備え付けられている。この回転ロック機構7の他に、ターンテーブル1には時計回り乃至は反時計回りの180°位置で回転停止するストッパ(図示せず)が備え付けられている。
スライドレール2には、図8で示すようにスライドロック機構8が備え付けられている。このスライドロック機構8は、上下動可能なロック歯8aをアッパーレール2aに備え、ロック歯8aが噛合する止め穴(図示せず)をロアレール2bの底面長手方向に沿って複数設けることにより構成されている。
ロック歯8aは、ロアレール2bの内側で上下動するよう揺動レバー8bの片端側に軸承枢着されている。揺動レバー8bは、略中腹辺を支軸8cでアッパーレール2aの側面に軸承枢着することから揺動可能に取り付けられている。また、ロック歯8aがロアレール2bの止め穴と噛合するよう略中腹辺の上辺縁とアッパーレール2aの側面との間に掛け渡すスプリング8dで付勢支持されている。この他に、受け片8eがロック歯8aを取り付けた他端側で側方に張り出すよう設けられている。
そのスライドロック機構8に対し、スライドロック解除機構9がベーステーブル1aの下部側に設けて備えられている。スライドロック解除機構9は、回転シャフト9aをベーステーブル1aの板面より下方に突出する軸受けブラケット1hで支持し、回転シャフト9aの軸線上に片持ち装着した突出しアーム9bを備えると共に、揺動レバー8bの受け片8eを押圧する押えローラ9cを突出しアーム9bの先端側に備えて構成されている。
スライドロック解除機構9は、シートクッションの跳上りに伴って、回転シャフト9aが回動するようシートクッションとワイヤケーブルで連結されている。また、回転シャフト9aがワイヤケーブルによる引張りで回動すると、突出しアーム9bが揺動し、押えローラ9cが揺動レバー8bの受け片8eを押圧することから、ロック歯8aを解除方向上方に移動するよう備え付けられている。
上述したスライドロック機構8は、左右対のスライドレール2に夫々備え付けられている。このため、スライドロック解除機構9は回転シャフト9aをスライドレール2の左右間に掛け渡し、同様な構成の突出しアーム9b,押えローラ9cを回転シャフト9aの両端側に各々備えて構成されている。
このように構成する車両用回転・スライド式シートでは、シート全体が通常向きまたは反転向きの着座姿勢にあり、シートバックBをレバー操作で前傾姿勢に前倒すると、シートクッションCがチップアップ機構で跳ね上がる。また、シートクッションCの跳上りに伴って、ターンテーブル1のロックカム7aによる回転ロック機構7と、スライドレール2のロック歯8aによるスライドロック機構8とが解除する。これにより、例えばウオークイン空間を確保するようシート全体をスライドレール2で所定の前方位置までスライド移動するようにできる。
そのシート全体が通常向きの着座姿勢にある場合、図9で示すように規制ピン3aがカムプレート4の切欠40aに嵌まり込んでいる。このシート全体をスライドレール2で位置移動し、ロックレバー5がガイドプレート6の配設されている領域に達すると、突上げレバー5bがガイドプレート6とで当接することから、突上げレバー5bが係合レバー5aを押上げ揺動する。その係合レバー5aが揺動すると、上部側が受け顎4bの片側辺と係合する。これにより、カムプレート4aは回転不能にロックレバー5で係止される。
そのスライド移動時には、シート全体が通常向きの着座姿勢にあり、アッパーテーブル側の規制ピン3aがロアテーブル側に設けたカムプレート4aの切欠40aに嵌り込んだままに保たれているため、ターンテーブル1のアッパーテーブル側もで回転不能に保たれる。これにより、シート全体がスライド停止位置でターンテーブル1による向き転換不能に保たれる。
そのインターロック機構では、シート全体が反転向きの着座姿勢にあっても、図10で示すように別の規制ピン3bがカムプレート4aの切欠40bに嵌り込んでいるため、係合レバー5aがガイドプレート6で揺動すると、上部側が受け顎4bの他側辺と係合することから、カムプレート4をロックレバー5で回転不能に係止できる。また、ロックレバー5がガイドプレート6の上辺側に乗り上がっている以上、シート全体がターンテーブル1による向き転換不能に保てる。
そのシート全体の戻し移動時は、スライドロック機構8が解除されたままであるから、ウォークイン空間を取る前の位置まで直ちに戻せる。この復帰時には、ロックレバー5がガイドプレート6から外れるため、ロックレバー6によるインターロック機構も解除される。
上述したシートの操作形態を採用する場合、図11aで示すようにシートバックBをアップライトまで起すことから、シートクッションCが更に跳ね上がるに伴ってチップアップ機構をロックさせ、また、ターンテーブル1の回転ロック機構9をロックさせるよう構成できる。これは、上述したワイヤケーブルと別のケーブルによりチップアップ機構,回転ロック機構をシートクッションCと連結し、夫々を戻し作動するよう構成すればよい。
そのシートにおいては、図11bで示すようにチップアップ機構の操作レバー10aを解除用として備え、シートクッションCを着座位置まで戻してロックするようにできる。リクライニング機構は、シートバックBをアップライトまで起すとロックし、それを操作レバー10bで解除することから、図11cで示すようにシートバックBを着座姿勢に角度調整するようにできる。
シートクッションCの前部に設ける操作レバー10cは、専ら着座姿勢にあるシートの前後位置調整用として備え付ければよい。また、シートクッションCの後部に設ける操作レバー10dはウオークイン用として備え付ければよい。
上述した実施の形態は、セカンドシートを後部側シートとしてフロントシートの背後側にスライド移動する場合に基づいて説明したが、セカンドシートをサードシートの手前側にスライド移動する場合を含めて双方に適用できる。また、サードシートを後部側シートとしてセカンドシートの背後側にスライド移動する場合にも同様に適用できる。
本発明に係る車両用回転・スライド式シートの主要部を概略的に示す説明図である。 図1のシートに備えられるターンテーブルの主要部を概略的に示す平面図である。 図2のターンテーブルを示すA−A線断面図である。 図2のターンテーブルを示すB−B線断面図である。 図1のシートに備えられるカムプレートを含む付属機構を示すC−C線断面図である。 図4のカムプレートを含む付属機構示す側面図である。 図1のシートに備えられるロックレバー並びにガイドプレートを示す側面図である。 図1のシートに備えられるスライドロック機構並びにスライドロック解除機構を示す側面図である。 シート全体が通常向きの着座姿勢にあるときでカムプレート,規制ピン,ロックレバーの位置関係を示す説明図である。 シート全体が反転向きの着座姿勢にあるときでカムプレート,規制ピン,ロックレバーの位置関係を示す説明図である。 図1のシートで採用可能な操作形態を示す説明図である。 図11aのシートに引き続いて採用可能な操作形態を示す説明図である。 図11bのシートに引き続いて採用可能な操作形態を示す説明図である。 一般例に係る車両用回転・スライド式シートを示す説明図である。 本発明で企画するシートの初期動作を示す説明図である。 本発明で企画するシートのチップアップ動作を示す説明図である。
符号の説明
1 ターンテーブル
1b ターンテーブルのロアテーブル
1c ターンテーブルのアッパーテーブル
2 スライドレール
2a スライドレールのアッパーレール
2b スライドレールのロアレール
3a,3b ターンテーブルの規制ピン
4a カムプレート
40a,40b カムプレートの切欠
4b カムプレートの受け顎
4c リンクバー
5 ロックレバー
5a 係合レバー
5b 突上げレバー
6 ガイドプレート
7 ターンテーブルの回転ロック機構
8 スライドレールのスライドロック機構

Claims (1)

  1. シートバックをリクライニング機構で前傾姿勢に倒すと、シートクッションがチップアップ機構で前部側より上方に跳ね上がり、シートクッションが跳ね上がると、スライドレールのスライドロック機構と、ターンテーブルの回転ロック機構とがロック解除し、シート全体をスライドレールで車内の前後方向所定の領域まで位置移動可能で、且つ、ターンテーブルで時計回り,反時計回りの180°範囲で向き転換可能に構成する車両用回転・スライド式シートにおいて、
    スライドレールよりターンテーブル側に立上り揺動可能なロックレバーをアッパーレールの板面に軸承装着し、そのロックレバーを揺動するガイドプレートをロアレールの長手方向に沿う所定の領域に亘って配置すると共に、
    ターンテーブルの回転側となるアッパーテーブルより固定側となるロアテーブルに向けて突出する二本の規制ピンを回転円周上の180°離れた位置に備え、その規制ピンが一本毎に嵌り込む二つの切欠を外周縁に設けたカムプレートと、ロックレバーが当接するカム顎とをロアテーブルに備え、カムプレートを規制ピンの切欠に対する嵌り込みまで回転可能に軸承装着し、カム顎をカムプレートとリンクバーで連結させて従動可能に軸承装着し、更に、カムプレートを切欠からの規制ピンの外れるに伴って中立姿勢にまで戻り回転可能にスプリングで引張支持し、
    シート全体が通常向きまたは反転向きの着座姿勢にあり、規制ピンがカムプレートの切欠に嵌り込んだ状態のシート全体をスライドレールで所定の領域まで位置移動すると、ロックレバーがガイドプレートと当接し、ガイドプレートがロックレバーを揺動させてロックレバーを受け顎と係合し、シート全体をロックレバーでターンテーブルによる向き転換不能に保つインターロック機構を備え付けたことを特徴とする車両用回転・スライド式シート。

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