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JP2005322319A - ディスク記録及び/又は再生装置 - Google Patents

ディスク記録及び/又は再生装置 Download PDF

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JP2005322319A
JP2005322319A JP2004139627A JP2004139627A JP2005322319A JP 2005322319 A JP2005322319 A JP 2005322319A JP 2004139627 A JP2004139627 A JP 2004139627A JP 2004139627 A JP2004139627 A JP 2004139627A JP 2005322319 A JP2005322319 A JP 2005322319A
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disk
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disc
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JP2004139627A
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Takahiro Yamada
恭弘 山田
Kazuhito Kurita
和仁 栗田
Mikinori Matsuda
幹憲 松田
Toru Morikawa
徹 森川
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

【課題】 イジェクト時においてディスクカートリッジがカートリッジホルダから飛び出して脱落するのを防止する。
【解決手段】
ディスク記録再生装置101は、ディスクカートリッジを収納するカートリッジホルダ102を回動可能に支持しているシャーシ103と、シャーシにディスクカートリッジの挿抜方向に回動可能に取付けられていて上記ホルダ挿入されてきたディスクカートリッジ1によって押されて回動するイジェクトレバー105と、イジェクトレバー105によりイジェクトされたディスクカートリッジ1がカートリッジホルダ102から脱落するのを阻止するカートリッジ脱落防止手段231を備えている。脱落防止手段231は、カートリッジホルダ102へのディスクカートリッジ1の挿抜時におけるディスク21のハブ22の移動軌跡上に該ハブ22を磁気吸引する制動用のマグネットを配置することにより構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、イジェクト時にディスクカートリッジがカートリッジホルダから勢い余って脱落するのを防止するカートリッジ脱落防止手段を備えたディスク記録及び/又は再生装置に関するものである。
カートリッジ脱落防止手段を備えたディスク装置として、カートリッジの挿入経路を横断してカートリッジの挿入方向に平行移動するように案内されたプルプレートを設け、このプルプレートに挿入されたカートリッジを当接させるとともに、プルプレートの両側にカートリッジの凹部内に弾性的に嵌合する嵌合保持部材を設け、この嵌合保持部材でカートリッジをプルプレートに対して保持し、排出時にはプルプレートをストッパにより所定位置に停止させるものが知られている。(例えば、特許文献1参照)
また、シャッタをバネで閉じ方向に付勢しているディスクカートリッジのケース本体の底面に保持凹部を設け、該保持凹部をディスクドライブに設けた捕捉体で係合保持して、イジェクト操作時のシャッタのバネによる閉鎖反力によって、ケース本体がディスクドライブの装填口から外に飛び出すのを防止したものが知られている。(例えば、特許文献2参照)
特開2001−189043号公報(段落0056〜段落0068等) 特開2000−173223号公報(段落0006〜段落0009、段落0013〜段落0016等)
ところで、特許文献1のカートリッジ脱落防止手段は、プルプレートや嵌合保持部材、ストッパ、レバー部材等を使用するため部品点数が多くなり、また構造が複雑になりコストも高くなるという問題点があった。
また、特許文献2のカートリッジ脱落防止手段は、ディスクカートリッジのケース本体の底面に保持凹部を設け、該保持凹部をディスクドライブに設けた捕捉体で係合保持するために、捕捉体によるディスクカートリッジの浮き上がり等が発生するという問題点があった。
本発明の目的は、簡単な構成で、しかもディスクカートリッジの浮き上がり等の問題を惹起することなくディスクカートリッジの脱落を確実に防止することのできるカートリッジ脱落防止手段を備えたディスク記録及び/又は再生装置を提供することにある。
本発明のディスク記録及び/又は再生装置は、ディスクカートリッジを挿入、保持するカートリッジホルダと、上記カートリッジホルダをカートリッジ挿抜位置と記録再生位置の相互間で移動可能に支持しているシャーシと、上記シャーシに設けられていて上記ディスクカートリッジの記録及び/又は再生を行なう記録及び/又は再生手段と、上記シャーシにディスクカートリッジの挿抜方向に移動可能に、且つ上記シャーシに対して接離方向に移動可能に設けられていて上記カートリッジホルダに挿入されてきたディスクカートリッジによって押されて移動するイジェクトレバーと、上記イジェクトレバーにディスクカートリッジ排出方向の移動力と上記シャーシに接近する方向の付勢力を付与している付勢手段と、上記付勢手段によるディスクカートリッジの排出に制動力を付与して上記ディスクカートリッジのカートリッジホルダからの脱落を阻止するカートリッジ脱落防止手段と、を備えたディスク記録及び/又は再生装置において、
上記カートリッジ脱落防止手段を、上記カートリッジホルダへのディスクカートリッジの挿抜時におけるディスクのハブの移動軌跡上に該ハブを磁気吸引する制動用のマグネットを配置することにより構成した。特に、上記マグネットを、上記イジェクトレバーによりディスクカートリッジが押し出され、上記イジェクトレバーとディスクカートリッジの前面が非接触状態になったのちに前記ディスクのハブと対向する位置に配置した。
また、上記マグネットを、上記カートリッジホルダの左右の側面板の下端を内側に向けて略直角に折り曲げることにより形成されていて挿入されたディスクカートリッジの下面の左右両側部を支持する左右一対のカートリッジ支持部の間に掛け渡されたブリッジ部に配置した。
ディスクカートリッジのイジェクト時において、イジェクトされてきたディスクのハブを上記制動用のマグネットで磁気吸引して、ディスクカートリッジの動きにブレーキを掛け、ディスクカートリッジがカートリッジホルダから飛び出すのを防止する。特に、上記イジェクトレバーによりディスクカートリッジが押し出され、上記イジェクトレバーとディスクカートリッジの前面が非接触状態になったときに前記ディスクのハブと対向する位置に上記制動用のマグネットを配置したので、上記イジェクトレバーが回動し終わった後の所謂慣性によってディスクカートリッジがカートリッジホルダから飛び出すのを効果的に防止することができる。また、上記ブリッジ部を介して、カートリッジホルダの底面側に容易に上記制動用のマグネットを組み付けることができる。
以下、本発明のディスク記録及び/又は再生装置を(1)装置全体の概略構成およびカートリッジ脱落防止手段の構成、(2)ディスクカートリッジの構成、(3)カートリッジホルダの構成、(4)シャーシの構成、(5)記録及び/又は再生手段の構成、(6)イジェクトレバーの構成、(7)付勢手段およびイジェクトレバー係止手段の構成、(8)係止解除手段の構成、(9)その他の構成、(10)作用、の順に説明する。
(1)装置全体の概略構成およびカートリッジ脱落防止手段の構成、
図1は本発明のディスク記録及び/又は再生装置の斜視図、図2は裏面側から見た平面図、図3は分解斜視図である。ディスク記録及び/又は再生装置101は、ディスクカートリッジ1を挿入、保持するカートリッジホルダ102と、上記カートリッジホルダ102をカートリッジ挿抜位置と記録再生位置の相互間で移動可能に支持しているシャーシ103と、上記シャーシ103に設けられていて上記ディスクカートリッジ1の記録及び/又は再生を行なう記録及び/又は再生手段104と、上記シャーシ103にディスクカートリッジ1の挿抜方向に回動移動(以下、単に回動と称する)可能に、且つ上記シャーシ103に対して接離方向に移動可能に設けられていて上記カートリッジホルダ102に挿入されてきたディスクカートリッジ1によって押されて回動するイジェクトレバー105と、上記イジェクトレバー105にディスクカートリッジ排出方向の回動力および上記シャーシ103に接近する方向の付勢力を付与している付勢手段106と、上記ディスクカートリッジ1の挿入によって回動された上記イジェクトレバー105を上記シャーシ103に係止するイジェクトレバー係止手段107と、上記カートリッジホルダ102を記録再生位置からカートリッジ挿抜位置に回動させたときに上記イジェクトレバー係止手段107によるイジェクトレバー105の係止を解除する係止解除手段108と、カートリッジ脱落防止手段231と、を備えている。
上記カートリッジ脱落防止手段231は、上記カートリッジホルダ102へのディスクカートリッジ1の挿抜時におけるディスク21のハブ22の中心部の移動軌跡L上に上記ハブ22を磁気吸引する制動用のマグネットを配置することにより構成されている。(以下、カートリッジ脱落防止手段231としての制動用のマグネットを単に制動用のマグネットと称して、これに番号231を付す)
上記制動用のマグネット231は、上記イジェクトレバー105でディスクカートリッジ1が押されて、図26に示すように、上記イジェクトレバー105とディスクカートリッジ1の前面3aが非接触状態にあるときに、前記ディスク21のハブ22と対向する位置に配置されている。
上記制動用のマグネット231は、後に詳しく説明するカートリッジホルダ102の第1,第2の左右の側面板102b,102cの下端を内側に向けて略直角に折り曲げることにより形成されていて挿入されてきたディスクカートリッジ1の下面の左右両側部を支持する左右一対のカートリッジ支持部102d,102eの間に掛け渡されたブリッジ部102mに設けられている
(2)ディスクカートリッジの構成、
図9はディスクカートリッジ1を上ハーフ側から見た斜視図、図10はディスクカートリッジ1を下ハーフ側から見た斜視図、図11はシャッタ部材をスライドさせて記録及び/又は再生用開口部を開放した状態の斜視図である。
ディスクカートリッジ1は、ディスク状記録媒体2と、上記ディスク状記録媒体2を円形状のディスク収納部内に回転可能に収納しているとともに、上記ディスク状記録媒体2の一部を外部に臨ませる記録及び/又は再生用開口部34を設けたカートリッジ本体3と、上記記録及び/又は再生用開口部34を閉塞する位置と開放する位置と間に亘って移動可能に上記カートリッジ本体3に取付けられたシャッタ部材4と、上記シャッタ部材4が上記記録及び/又は再生用開口部34を閉塞する位置に在るときに上記カートリッジ本体3に設けた移動規制部3eに係合することによって上記シャッタ部材4が上記記録及び/又は再生用開口部34を開放する方向に移動するのを規制するシャッタ移動規制部材5(図14参照)と、上記シャッタ移動規制部材5を上記カートリッジ本体3に設けた移動規制部3eに係合する方向に付勢している付勢部材6と、上記付勢部材6の外力による変形を防止する変形防止部7と、を備えている。
上記付勢部材6は、上記シャッタ部材4の一側から延長された延長片6aと、上記延長片6aの先端部に設けた折返部6bを介して上記延長片6aの内側に重なるように折り返すことにより形成された弾性変位片6cと、で構成されている。
上記変形防止部材7は、上記付勢部材6の先端部の背後に配置されていて上記付勢部材6を背後から支えることにより上記付勢部材6が外力により変形するのを防止する。
図12に示すように、上記シャッタ部材4が上記記録及び/又は再生用開口部34を閉塞している状態においては、上記付勢部材6は、上記弾性変位片6cの先端部で、上記シャッタ移動規制部材5の一端側に設けた被押圧部57を押圧して、上記取付軸8を中心にして上記シャッタ移動規制部材5を時計方向に回動させて、上記シャッタ移動規制部材5の他端側に設けた係合部58を上記カートリッジ本体3に設けた移動規制部3eに対して係合可能な位置に位置させている。この状態で上記シャッタ部材4を上記記録及び/又は再生用開口部34を開放する方向に移動させようとすると、上記シャッタ移動規制部材5の他端側に設けた係合部58が上記カートリッジ本体3に設けた移動規制部3eに係合して上記シャッタ部材4の移動を阻止するようになっている。そして、上記弾性変位片6cの付勢力に抗して上記被押圧部57を次に説明するカートリッジホルダ102の第2の側面板102cに設けたシャッタロック解除部材116の凸部117で押圧すると、図13に示すように、上記シャッタ移動規制部材5が取付軸8を中心に反時計方向に回動して、上記係合部58を上記移動規制部3eに対して係合不可能な位置に逃がして、上記シャッタ部材4を上記記録及び/又は再生用開口部34を開放する方向に移動可能にする。
次に、ディスク状記録媒体2、カートリッジ本体3、シャッタ部材4、シャッタ移動規制部材5、付勢部材6、変形防止部材7の各部について詳細に説明する。
図9に示すように、上記ディスク状記録媒体2は、ゲーム用のソフト等が記録された光ディスク21の中央部にチャッキング用のハブ22を取付けることにより構成されている。上記光ディスク21は、直径50mm程度の小径に形成されている。上記チャッキング用のハブ22は、マグネットに吸引されるステンレス等の磁性金属により形成されている。
上記カートリッジ本体3は、上,下ハーフ31,32の周壁31a,32aを突き合わせることにより形成されている。図12に示すように、上記周壁31a,32aの内側にはディスク収納部を構成する円弧状のリブ31b,32bが設けられている。
図11に示すように、上記カートリッジ本体3は、前面3a(後に説明するディスク記録及び/又は再生装置への挿入端側の側面)が上記光ディスク21と略同じ曲率半径の円弧状面(半円形状面)に形成され、上記前面3aに連続する左右の側面(以下、第1の側面、第2の側面と称する)3b,3cは、互いに平行するフラット面に形成され、上記前面3aに対向する背面3dは、上記第1,第2の側面3b,3cに連続するなだらかに連続する湾曲面に形成されている。
上記下ハーフ32の中央部には、上記ディスク状記録媒体2のハブ22を外部に臨ませる駆動用開口部33が設けられている。また、上記駆動用開口部33の近傍から上記第2の側面3cに亘って、上記ディスク状記録媒体2の光ディスク21の情報記録面を外部に臨ませる記録及び/又は再生用開口部34が設けられている。
上記駆動用開口部33を介して上記ディスク状記録媒体2のハブ22がディスク記録及び/又は再生装置101のディスクテーブル170上にマグネットチャッキングされる。また、上記記録及び/又は再生用開口部34を介して上記ディスク状記録媒体2の光ディスク21に対してディスク記録及び/又は再生装置101の光学ピックアップ152により情報の記録及び/又は再生が行われる。
下ハーフ32の外面32cから上記第2の側面3cの周壁にかけて凹状の段差部(以下、第1の窪み部と称する)35が設けられている。上記第1の窪み部35は、次に説明するシャッタ部材4を下ハーフ32の外面32bおよび第2の側面3cから突出させることなく、更に詳しく言えばシャッタ部材4を下ハーフ32の外面32cおよび第2の側面3c側の周壁の外面と面一にした状態で取付けるためのものであり、且つシャッタ部材4の移動範囲を規制するものである。
上記第1の窪み部35の上記駆動用開口部33側の端部は、上記第1の窪み部35よりも更に深い第2の窪み部36になっている。上記第2の窪み部36には、次に説明するシャッタ部材4の開口開閉部44の先端に設けた折曲部44aが挿入される。上記第2の窪み部36は、下ハーフ32に取付けたシャッタガイド板37によって上記折曲部4aの上方を塞がれている。そして、上記シャッタガイド板37で上記開口開閉部44の先端の折曲部44aが捲くれ上がるのを防止する。なお、上記シャッタガイド板37も下ハーフ32の外面と面一にした状態で下ハーフ32に取付けられている。
図14に示すように、上ハーフ31は、上記第2の側面3c側の周壁31aにシャッタ部材4の移動方向に伸びるガイド溝38を備えている。また、下ハーフ32の上記第2の側面3c側の周壁32aは除去された状態になっていて、上ハーフ31の第2の側面3c側の周壁31aとの間にシャッタ部材ガイド用の開口部39が形成されている。
また、上記シャッタ部材ガイド用の開口部39に連なるロック解除部材導入溝40が上記カートリッジ本体3の第2の側面3cから前面3aにかけて形成されている。また、上記カートリッジ本体3の他方の側面、即ち第1の側面3bには、機能拡張用溝41が設けられている。
また、図11に示すように、下ハーフ32の前面3a側の外面には一対の位置決め穴42,43が設けられている。
図14に示すように、上記シャッタ部材4は、上記記録及び/又は再生用開口部34を開閉する平板状の開口開閉部44と、上記開口開閉部44を上記下ハーフ32の第1の窪み部35上に重ね合わせた状態で上記記録及び/又は再生用開口部34を開放する位置と閉塞する位置の間に亘って移動可能に上記カートリッジ本体3に組み付けるための組付部45と、を備えている。
上記組付部45は、上記開口開閉部44の一端側を略直角に折り曲げることにより形成された第1の移動ガイド片46と、上記第1の移動ガイド片46の先端部を上記開口開閉部44と同方向に略略直角に折り曲げることにより形成された第2の移動ガイド片47と、を備えている。
上記第1の移動ガイド片46は、中央部に次に詳しく説明するシャッタ移動規制部材5の被押圧部57が臨む押圧操作用の開口部48を備えている。上記第1の移動ガイド片46のシャッタ移動方向の両側部で、且つ上記カートリッジ本体3の厚み方向の略中央部には、上記第2の移動ガイド片47と略平行に第3,第4の移動ガイド片49,50が設けられ、これら第3,第4の移動ガイド片49,50の先端部には上記開口開閉部44に対して離間する方向に伸びる抜け止め片51a,51bが設けられている。また、上記第4の移動ガイド片50の下面には、シャッタ移動規制部材5を回動可能に取付けるためのボス状の軸部52が設けられている。また、上記組付部45と反対側の上記開口開閉部44の端部には捲くれ上がり防止用の折曲部44aが設けられている。上記シャッタ部材4は、所定の形状に打ち抜いた金属板を折り曲げることにより形成されている。
図16に示すように、上記シャッタ部材4は、上記第1の移動ガイド片46を上記カートリッジ本体3の第2の側面3cのロック解除部材導入溝40内に重ね合わせて、上記第2の移動ガイド片47を上記上ハーフ31に設けたガイド溝38に挿入するとともに、上記第3,第4の移動ガイド片49,50を上記シャッタ部材ガイド用の開口部39からカートリッジ本体3内に挿入し、上記第3の移動ガイド片49の先端に設けた抜け止め片51aを上記上ハーフ31の周壁31aの底面に設けた溝32eに係合させ、上記第4の移動ガイド片50の先端に設けた抜け止め片51bを上記上ハーフ31の周壁31aの内面32fに係合させることにより上記カートリッジ本体3の第2の側面3c側にスライド可能に取付けられている。
図10に示すように、上記シャッタ部材4は、上記カートリッジ本体3の前面3a側にスライドさせたときに、上記開口開閉部44で上記記録及び/又は再生用開口部34を閉塞する。また、図11に示すように、上記カートリッジ本体3の前面3a側にスライドさせたときに、上記記録及び/又は再生用開口部34を開放する。
図14、図15に示すように、上記シャッタ移動規制部材5は、中央部に軸受穴55を設けた平板状の本体部56と、上記本体部56の一端部に設けられた被押圧部57と、上記本体部56の他端部に設けられた係合部58と、を備え、上記本体部56の被押圧部57側の端部に回動阻止用の凸部59を備えている。上記被押圧部57と係合部58は、上記本体部56の一端部と他端部を同方向に略直角に折り曲げることにより形成されている。上記シャッタ移動規制部材5は、所定の形状に打ち抜いた金属板を折り曲げることにより形成されている。
上記シャッタ移動規制部材5は、上記軸受穴55に上記シャッタ部材4の第4の移動ガイド片50に設けたボス状の軸部52を挿入することにより上記第4の移動ガイド片50に回動可能に取付けられている。そして、上記シャッタ移動規制部材5を、上記回動阻止用の凸部59が上記シャッタ部材4の第1の移動ガイド片46の内面に当接するまで回動させると、図11に示すように、上記被押圧部56が上記シャッタ部材4の第1の移動ガイド片46の中央部に設けた押圧操作用の開口部48に臨み、且つ図12に示すように、上記係合部58が上記カートリッジ本体3に設けた移動規制部3eに係合可能になって上記シャッタ部材4の移動を阻止するようになっている。
上述したように、上記付勢部材6は、上記シャッタ部材4の一側から延長された延長片6aと、延長片6aの先端部に設けた折返部6bを介して折り返えされた弾性変位片6cと、を備えている。(図14参照)
上記延長片6aは、上記シャッタ部材4をカートリッジ本体3に組み付けたときに、上記シャッタ部材ガイド用の開口部39からカートリッジ本体3内に侵入するように湾曲させて形成されている。また、上記弾性変位片6cは、上記延長片6cの内面に重なるように湾曲させた状態で折り返されていて、その先端部で、上記シャッタ移動規制部材5の一端側に設けた被押圧部57を押圧して、該被押圧部57を上記シャッタ部材4の第1の移動ガイド片46の中央部に設けた押圧操作用の開口部48に臨ませている。上記延長片6aは、上記弾性変位片6cの長さを長くして上記付勢部材6のバネ定数の調整を可能にしている。
なお、図17は、ディスクカートリッジの他の実施例を示す。この実施例において、ディスクカートリッジ1Aは、シャッタ部材4を備えていない所謂シャッタレスの構造になっている。上記シャッタレスのディスクカートリッジ1Aは、カートリッジ本体3の第1の側面3bに、機能拡張用溝41を備えている。また、第2の側面3cにはディスクカートリッジ1のカートリッジホルダ102への収納完了時において、次に説明するカートリッジホルダ102の第2の側面板102cに設けたシャッタロック解除部材116の先端の凸部117が嵌合して、該凸部117を上記ディスクカートリッジ1のカートリッジ本体3の第2の側面3cに対して非接触状態にして、上記シャッタロック解除部材116によるカートリッジホルダ102への側圧を除去するための側圧解除用の凹部62が設けられている。他の構成は、上記シャッタ部材4を有するディスクカートリッジ1の構成と略同じであるので重複する説明は省略する。
(3)カートリッジホルダの構成、
図3に示すように、上記カートリッジホルダ102は、略正方形状の上面板(天面板)102aと、該上面板102aの左右両側部を下方に向けて略直角に折り曲げることにより形成された左右の側面板(以下、第1,第2の側面板と称する)102b,102cと、これら第1,第2の側面板102b,102cの下端を内側に向けて略直角に折り曲げることにより形成されていて挿入されたディスクカートリッジ1の下面の左右両側部を支持する左右一対のカートリッジ支持部102d,102eと、これらカートリッジ支持部102d,102eの前縁を下方に向けて折り曲げることにより形成された受け面部102f,102gと、を備えている。そして、これら上面板102a、第1,第2の側面板102b,102c、左右一対のカートリッジ支持部102d,102e等によってディスクカートリッジ1の挿入口102kおよびこれに連続して収納部が形成されている。また、左右一対のカートリッジ支持部102d,102eの上記挿入口寄りの位置には両者に跨がるようにブリッジ板102mが取付けられる。上記ブリッジ板102mは、上記一対のカートリッジ支持部102d,102eを容易に変形することがないように補強するとともに、上記一対のカートリッジ支持部102d,102eの間からディスクカートリッジ1が飛び出すのを防止する機能を有している。上記ブリッジ板102mの中央部には、上記制動用のマグネット231が取付けられている。
上記上面板102aの中央部には亀甲形の開口部111が打ち抜き形成されている。上記開口部111は、カートリッジホルダ102の軽量化を図るためのものである。
上記開口部111の左右両側部には左右一対の第1,第2の板バネ112,113が設けられている。これら第1,第2の板バネ112,113は、上記収納部102k内に入り込むように屈曲されていて、上記収納部102k内に挿入されたディスクカートリッジ1の上面を押圧して該ディスクカートリッジ1を上記カートリッジ支持部102d,102eに押し付けるようになっている。また、上記開口部111の前端側には、左右一対の第3,第4の板バネ114,115が設けられている。これら第3,第4の板バネ114,115は、上記上面板102aの上側に向けて屈曲されていて、電子機器のカートリッジホルダ収納部等への上記カートリッジホルダ102の挿入、組み付け等を容易に行なうことを可能にする。上記第1〜第4の板バネ112〜115は、上記ディスクカートリッジ1の上面板102aの一部を打ち抜くことにより形成されている。
上記第2の板バネ113とカートリッジホルダ102の第2の側面板102cとの間で、且つ上記カートリッジホルダ102に挿入されたディスクカートリッジ1の円弧状の前面3aと上記カートリッジホルダ102の第2の側面板102cとの間の空間部、所謂デッドスペースに上記凹状の係止解除手段取付部102hが形成されている。図5に示すように、上記係止解除手段取付部102hに臨む上記カートリッジホルダ102の第2の側面板102cには2個の円筒形のボス状の突起102nが形成されている。上記係止解除手段108は、上記取付部108aに設けた突起嵌合穴108gに上記ボス状の突起102nを挿入するとともに、重合部108bを上記係止解除手段取付部102hの上面に重ね合わせ、上記弾性片部108cとイジェクトレバー操作部108dを上記カートリッジホルダ102内に挿入し、上記ボス状の突起102nの先端部をカシメて拡径することにより、上記カートリッジホルダ102に挿入されたディスクカートリッジ1とカートリッジ本体3の円弧状の前面3aおよび側面3cとの間で形成される略三角形状のデッドスペースに取付けられている。
また、図3に示すように、上記カートリッジホルダ102の第2の側面板102cには上記ディスクカートリッジ1のシャッタ移動規制部材5によるシャッタ部材4のロックを解除するシャッタロック解除部材116が設けられている。
上記ロック解除部材116は、板バネ材で形成されていて上記係止解除手段108の取付部108aと同様に上記カートリッジホルダ102の第2の側面板102cに設けたボス状の突起102nにより長さ方向の一端部側が上記カートリッジホルダ102の第2の側面板102cに止着されている。上記ロック解除部材116は、上記カートリッジホルダ102の第2の側面板102cに沿ってカートリッジ挿入口の近傍まで伸びていて、その先端部には、平面視略V字状の凸部117が設けられている。上記凸部117は、上記カートリッジホルダ102の第2の側面板102cに設けた切欠窓部118を介して上記カートリッジホルダ102内に侵入している。そして、カートリッジホルダ102内にディスクカートリッジ1を完全に収納した状態にすると、図13に示すように、ロック解除部材116の先端の凸部117で上記シャッタ移動規制部材5の被操作部57を押圧してシャッタ部材4のロックを解除する。
上記カートリッジホルダ102の左右一対のカートリッジ支持部102d,102eには,一対の位置決め孔119が形成されていて、これら一対の位置決め孔119には、次に説明するシャーシ103に設けた位置決めピン120が挿入される。
また、上記カートリッジホルダ102の第1,第2の側面板102b,102cの上記カートリッジ挿入口と反対側の端部には、上記カートリッジホルダ102を次に説明するシャーシ103に回動可能に取付けるための軸受孔121,122が設けられている。
(4)シャーシの構成、
シャーシ103は、金属板によって略四角形状に形成されている。上記シャーシ103の四隅部にはダンパ取付部131が設けられていて、これらダンパ取付部131には、ゴム製のダンパ132が取付けられている。上記シャーシ103の左右の側部には、上記カートリッジホルダ102の第1,第2の側面板102b,102cの外側に位置する左右の側壁133,134が設けられている、これら左右の側壁133,134の一端側には、上記カートリッジホルダ102を回動可能に取付けるための一対の軸受部135,136が設けられていて、これら軸受部135,136の内面に設けた軸137を上記カートリッジホルダ102の軸受孔121,122に挿入することにより上記カートリッジホルダ102をカートリッジ挿抜位置と記録再生位置の相互間で回動可能に支持している。
上記シャーシ103は、上記カートリッジホルダ102を記録再生位置に移動させたときに、上記カートリッジホルダ102の左右一対のカートリッジ支持部102d,102eに設けた位置決め孔119に侵入する位置決めピン120を備えている。
(5)記録及び/又は再生手段の構成、
図3に示すように、記録及び/又は再生手段104は、上記ディスクカートリッジ1のディスク状記録媒体2を回転させるスピンドルモータ151と、上記ディスク状記録媒体2への情報の記録及び/又は再生を行なう光学ピックアップ152と、光学ピックアップ152を駆動するスレッドモータ153と、を備えている。
図18に示すように、上記スピンドルモータ151は、シャーシ103に設けたスピンドルモータ用のステータ基板形成用の孔(以下、第1のステータ基板形成用の孔と称する)141にアウトサート成形された合成樹脂のステータ基板161と、該ステータ基板161の上面に一体的に成形された筒状の軸受部161aと、該軸受部161aの内周に取付けられた軸受162と、上記筒状の軸受部161aを中央孔163内に挿入した状態で上記ステータ基板161上に載置された配線板164と、上記筒状の軸受部161aの外周部に取付けられた鉄心コイル165と、上記軸受162に回転中心軸166の先端を挿入した状態で回転可能に取付けられたロータアッシー167と、を備えている。上記ロータアッシー167の内周面には上記鉄心コイル165と対を成すロータマグネット168が取付けられ、上面にはチャッキング用のマグネット169によりディスク状記録媒体2のハブ22をマグネットチャッキングするディスクテーブル170が取付けられている。
図3に示すように、光学ピックアップ152は、対物レンズ駆動装置171と、該対物レンズ駆動装置171を上記ディスク状記録媒体2のディスク状記録媒体2の半径方向に移動させる移動台172と、を備えている。
上記移動台172は、第1の軸受部173と第2の軸受部174を備えている。上記第1の軸受部173には、リードスクリュー175が取付けられている。また、上記第2の軸受部174にはガイド部176が取付けられている。
上記リードスクリュー174は、上記シャーシ103の下面側において一対の軸受177によって回転可能に支持されている。また、上記ガイド部176は、アウトサート成形によりシャーシ103と一体に形成されている。
上記リードスクリュー175の一端部にはウォームギヤ181が取付けられている。図2に示すように、上記ウォームギヤ181は、上記シャーシ103の下面に軸182により回転自在に取付けられた第3のギヤ183と噛合している。
上記第3のギヤ183は、下端部に該第3のギヤ183よりも大径で、且つこれと同軸の第2のギヤ184を備えている。上記第2のギヤ184は、次に説明する第1のギヤ185を介してスレッドモータ153により回転駆動される。
図19に示すように、上記スレッドモータ153は、シャーシ103に設けたスレッドモータ用のステータ基板形成用の孔(以下、第2のステータ基板形成用の孔と称する)142にアウトサート成形された合成樹脂のステータ基板191と、該ステータ基板191の上面に一体的に成形された筒状の軸受部191aと、該軸受部191aの内周に取付けられた軸受192と、上記筒状の軸受部191aを中央孔193内に挿入した状態で上記ステータ基板191上に載置された配線板194と、上記筒状の軸受部191aの外周部に取付けられた鉄心コイル195と、上記軸受192に回転中心軸196の先端を挿入した状態で回転可能に取付けられたロータアッシー197と、を備えている。上記ロータアッシー167の内周面には上記鉄心コイル195と対を成すロータマグネット198が取付けられ、下面には上記第1のギヤ185が取付けられている。
そして、図2に示すように、上記スレッドモータ153で上記第1のギヤ185、第2のギヤ184、第3のギヤ183、ウォームギヤ181を介して上記リードスクリュー175を回転させると、上記移動台172は、上記ガイド部176でガイドされながら上記ピックアップ配置孔143内を移動して、上記該対物レンズ駆動装置171を上記ディスク状記録媒体2のディスク状記録媒体2の半径方向に移動させるようになっている。
(6)イジェクトレバーの構成、
イジェクトレバー105は、ディスクカートリッジ1を挿入時において、カートリッジ本体3の前面3aで押されて次に説明する付勢手段106の付勢力に抗して回動し、後に説明するイジェクトレバー係止手段107により戻り回動不可能に係止され、記録及び/又は再生終了後に、上記イジェクトレバー係止手段107による係止を、先に説明した係止解除手段108により解除されて上記付勢手段106の付勢力により戻り回動して上記カートリッジホルダ102からディスクカートリッジ1を排出させる。
図3に示すように、上記イジェクトレバー105は、上記シャーシ103の上面に重ね合わせる略V字状の平板状主部105aと、該平板状主部105aの一端側にアーム部105bを介して設けられていてカートリッジ本体3の前面3aで押圧される被押圧部105cと、上記平板状主部105aの他端側に設けられた軸受孔105dと、上記軸受孔105dを介して上記被押圧部105cと略対称位置に設けられていて上記係止解除手段108のイジェクトレバー操作部108dによって係止解除操作される被操作部105eと、を備えている。
上記イジェクトレバー105は、軸105fにより回動可能に上記シャーシ103の上面に取付けられていて、上記カートリッジホルダ102内に挿入されてきたディスクカートリッジ1のカートリッジ本体3の前面3aの中央部が上記被押圧部105cに当接するようになっている。また、上記イジェクトレバー105は、上記軸105fによって上記平板状主部105aを上記イジェクトレバー係止手段107による係止を解除可能な位置まで浮き上がらせることができるように上記シャーシ103の上面に取付けられている。
イジェクトレバー105は、上述のような構成であって、図20に示すように、カートリッジ挿抜位置(カートリッジホルダ102を上記シャーシ103に対して所定の傾斜角度θに傾斜させた状態)において上記カートリッジホルダ102にディスクカートリッジ1を挿入した場合に、図21に示すように、カートリッジ本体3の前面3aで上記被押圧部105cが押されて次に説明する付勢手段106の付勢力に抗して回動し、上記カートリッジホルダ102にディスクカートリッジ1が完全に収納された状態になると、図22に示すように、上記被押圧部105eの外側面105jに次に説明するイジェクトレバー係止手段107が係合して戻り回動不可能に係止され、上記カートリッジホルダ102を記録再生位置に回動させた場合でも上記カートリッジホルダ102を戻り回動不可能に維持する。そして、記録及び/又は再生終了後に、上記カートリッジホルダ102を記録再生位置からカートリッジ挿抜位置に回動させると、図8に示すように、上記係止解除手段108により上記イジェクトレバー係止手段107によるイジェクトレバー105の係止を解除する。従って、上記イジェクトレバー105は、上記付勢手段106の付勢力により戻り回動して上記カートリッジホルダ102からディスクカートリッジ1を排出させる。
(7)付勢手段およびイジェクトレバー係止手段の構成、
付勢手段106は、上記イジェクトレバー105にディスクカートリッジ排出方向の回動力を付与するとともに、上記イジェクトレバー105を上記シャーシ103に接近する方向に牽引する付勢力を付与している。
図6〜図8に示すように、付勢手段106には、コイルスプリングが用いられていて上記シャーシ103の下面側に配置されていて一端側が上記シャーシ103に設けた第1のスプリング係止部201に係止され、他端側が上記イジェクトレバー105に設けた第2のスプリング係止部202に係止されている。上記第2のスプリング係止部202は、シャーシ103に設けた切欠孔部203からシャーシ103の下面側に突出している。
イジェクトレバー係止手段107は、付勢手段106に抗してイジェクトレバー105をディスクカートリッジ1がカートリッジホルダ102内に完全に収納される位置まで回動させたときに、上記イジェクトレバー105の平板状主部105aの外側面105jに係合して、上記イジェクトレバー105を戻り回動不可能に係止する。
イジェクトレバー係止手段107は、シャーシ103の上面にボス状の凸部を設けることにより形成されている。上記イジェクトレバー係止手段107は、上記付勢手段106の付勢力に抗して上記イジェクトレバー105の平板状主部105aをシャーシ103から浮き上がらせた状態にすると上記外側面105jと係合が外れるようになっている。上記イジェクトレバー係止手段107との係合が外れたイジェクトレバー105は、平板状主部105aが上記イジェクトレバー係止手段107上に乗り上げて回動し、カートリッジホルダ102からディスクカートリッジ1を排出させる。上記付勢手段106の付勢力に抗して上記イジェクトレバー105の平板状主部105aの外側面105jをシャーシ103から浮き上がらせた状態にするのが上記係止解除手段108である。
(8)係止解除手段の構成、
上記係止解除手段108は、板バネ材によって上記カートリッジホルダ102とは別個に形成されていて上記カートリッジホルダ102に取付けられている。
図1、図4、図5に示すように、上記係止解除手段108は、上記カートリッジホルダ102の側面に取付け固定(止着)される取付部(止着部)108aと、該取付部108aに対して略直角に折り曲げた状態で連続し上記カートリッジホルダ102の上面102aを凹ませることにより形成した係止解除手段取付部102hの上面に重ね合わせる重合部108bと、該重合部108bに対して鋭角θ1(略80°)折り曲げた状態で連続し連続し上記カートリッジホルダ102の上面102aに設けた切欠窓部102iから上記カートリッジホルダ102内に侵入して上記シャーシ103側に伸びる弾性片部108cと、該弾性片部108cに対して鈍角θ2(略160°)折り曲げた状態で連続するイジェクトレバー操作部108dと、を備えている。
上記イジェクトレバー操作部108dは、先に説明したイジェクトレバー105の被操作部105eの側面105mで押圧されて上記弾性片部108cを撓ませる傾斜面部108eと、上記被操作部105eの側面105mによる上記傾斜面部108eの押圧が解除されて上記弾性片部108cが戻り移動したときに上記被操作部105eの下面105nに係合する係合部108fを備えている。
図5に示すように、上記弾性片部186cは、上記係止解除手段取付部102hの下面に設けた弾性片位置決め部102jに押し付けられて略直角になるように折り曲げられて所謂予圧が付与されているとともに、所定の位置に位置決めされた状態になっている。上記係止解除手段108は、所定の形状に打ち抜いたバネ板材を折り曲げることにより形成されている。
図6に示すように、上記イジェクトレバー操作部108dは、上記カートリッジホルダ102をカートリッジ挿抜位置から記録再生位置に移動させる過程で、後に詳しく説明するイジェクトレバー105の被操作部105eの側面105mで上記傾斜面部108eを押圧されて逃げ方向(矢印A方向)に移動する。上記カートリッジホルダ102がカートリッジ記録再生位置に移動すると、図7に示すように、上記被操作部105eの側面105mによる上記傾斜面部108eの押圧が解除されて上記弾性片部108cが戻り移動、すなわち弾性復帰して、上記被操作部105eの下面105nに上記係合部108fが係合する。
記録及び/又は再生終了後において上記カートリッジホルダ102をカートリッジ挿抜位置から記録再生位置に移動させる際には、図8に示すように、上記イジェクトレバー105の被操作部105eの下面105nを介してイジェクトレバー105が持ち上げられて上記シャーシ103の上面から浮き上がって、上記イジェクトレバー係止手段107による上記イジェクトレバー105の係止が解除され、上記イジェクトレバー105は、付勢手段106の付勢力で回動して、ディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ102から押し出す。
上記係止解除手段108は、上記カートリッジホルダ102に挿入されたディスクカートリッジ1のカートリッジ本体3の円弧状の前面3aと上記カートリッジホルダ102の一側面と前面とで構成される略三角形状のデッドスペースとしての遊び空間に配置されている。また、上記カートリッジホルダ102は、上記シャーシ103に回動可能に取付けられていて、上記カートリッジホルダ102をカートリッジ挿抜位置から記録再生位置に回動移動させる際に上記イジェクトレバー係止手段107による上記イジェクトレバー105の係止を解除する。
(9)その他の構成、
上記実施例においては、イジェクトレバー105を回動させる場合を示したが、イジェクトレバー105は直線的に移動するものであっても良い。
図23〜図25は、本発明のディスク記録及び/又は再生装置101を搭載したゲーム機等の電子機器301を示す。上記電子機器301は、偏平な横長の形状に形成されていて、図23に示すように、上記電子機器301の外筐302の前面302a側の中央部には液晶等の表示部303が配置され、両側部には複数のコントロールキイ304が配置されている。また、図24に示すように、上記電子機器301の外筐302の背面側302bの中央部には回動開閉可能な蓋部305が設けられている。そして、図25に示すように、上記蓋部305に上記ディスク記録及び/又は再生装置101のカートリッジホルダ102が取付けられ、外筐302側に上記ディスク記録及び/又は再生装置101のシャーシ103が取付けられていて、上記蓋部305を開けば一緒にカートリッジホルダ102も回動して、カートリッジ挿抜位置に移動するようになっている。
(10)作用、
次に、上記ディスク記録及び/又は再生装置101の作用を説明する。
電子機器301の蓋部305を開けばカートリッジホルダ102も上記蓋部305に追従して回動して上記カートリッジ挿抜位置に移動する。上記カートリッジ挿抜位置において、図26に示すように、上記カートリッジホルダ102内にディスクカートリッジ1を挿入する。
ディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ102内に所定量挿入すると、図27に示すように、ディスクカートリッジ1の前面3aがイジェクトレバー105の被押圧部105cと接触する位置に移動してくる。一方、シャッタロック解除部材116の凸部117が上記第1の移動ガイド片49に設けた押圧操作用の開口部48内に嵌合し、上記ディスクカートリッジ1のシャッタ移動規制部材5の被押圧部57を押圧してシャッタ部材4のロックを解除すると共に、カートリッジホルダ102の第2の側面板102cの内面に設けたシャッタ移動阻止凸部63が上記シャッタ部材4の一端部に当接してシャッタ部材4の移動を阻止する。
ディスクカートリッジ1を更に挿入すると、シャッタ部材4は停止した状態でカートリッジ本体3のみがカートリッジホルダ102内に挿入されてディスクカートリッジ1の記録及び/又は再生用開口部34が開放されて行くとともに、上記イジェクトレバー105が押されて回動し、上記付勢手段106が蓄勢されて行く。
そして、ディスクカートリッジ1がカートリッジホルダ102内に完全に収納されると、図28に示すように、上記イジェクトレバー105は、イジェクトレバー係止手段107によって戻り回動不可能に係止された状態になる。そして、上記カートリッジホルダ102をカートリッジ挿抜位置から記録再生位置に移動させて記録及び/又は再生を行なう。なお、上記カートリッジホルダ102をカートリッジ挿抜位置から記録再生位置に移動させる際には、上記係止解除手段108の傾斜面部108eに上記イジェクトレバー105の被操作部105eの側面105mが接触して上記弾性片部108cを所謂逃げ方向に撓ませる。そして、上記傾斜面部108eの端部が上記イジェクトレバー105の被操作部105eの位置まで移動して来ると、上記傾斜面部108eと上記イジェクトレバー105の被操作部105eの側面105mの接触が外れて、上記弾性片部108cは、弾性復帰して上記係合部108fが上記イジェクトレバー105の被操作部105eの下面105nに係合する。
上記ディスクカートリッジ1の記録及び/又は再生終了後に、上記カートリッジホルダ102をカートリッジ挿抜位置に移動させれば、図8に示すように、上記係合部108fによって上記イジェクトレバー105の被操作部105eの下面105nが持ち上げられて、上記イジェクトレバー係止手段107による上記イジェクトレバー105の係止が解除される。そして、上述のディスクカートリッジ挿入時とは逆に、ディスクカートリッジ1は、図28、図27、図26の過程を経てカートリッジホルダ102から押し出される。そして、イジェクトレバー105の戻り回動終了後においてディスクカートリッジ1が慣性で更に押し出されて来たときに、図26、図29に示すように、上記制動用のマグネット231とディスク21のハブ22とが対向し、上記制動用のマグネット231とディスク21のハブ22とが最も接近した状態になって、上記制動用のマグネット231側にディスク21のハブ22を磁気吸引してディスクカートリッジ1がカートリッジホルダ102から飛び出すのを効果的に防止するのである。
ディスク記録及び/又は再生装置の斜視図。 ディスク記録及び/又は再生装置を裏側から見た平面図。 ディスク記録及び/又は再生装置の分解斜視図。 係止解除手段の斜視図。 係止解除手段を取付けた状態の断面図。 Aは係止解除手段の傾斜面部にイジェクトレバーの被操作部の側面が接触している状態を示す側面図、Bは同正面図、Cは同斜視図。 Aは弾性片部が弾性復帰して係合部がイジェクトレバーの被操作部の下面に係合した状態を示す側面図、Bは同正面図、Cは同斜視図。 Aは係合部によってイジェクトレバーの被操作部の下面が持ち上げられてイジェクトレバー係止手段によるイジェクトレバーの係止が解除された状態を示す側面図、Bは同正面図、Cは同斜視図。 ディスクカートリッジの斜視図。(シャッタ閉状態)。 ディスクカートリッジを裏面側から見た斜視図。(シャッタ閉状態)。 ディスクカートリッジを裏面側から見た斜視図。(シャッタ開状態)。 シャッタをロックしている状態の平面図。 シャッタのロックを解除した状態の要部の平面図。 シャッタを取付ける前の状態の分解斜視図。 シャッタにシャッタ移動規制部材を取付けた状態の斜視図。 シャッタの取付け状態の断面図。 シャッタを有しないディスクカートリッジの斜視図。 スピンドルモータの分解断面図。 スレッドモータの分解断面図。 カートリッジホルダをカートリッジ挿抜位置にセットした状態の側面図。 イジェクトレバーが押される前の状態を示す平面図。 イジェクトレバーが押された後の状態を示す平面図。 電子機器の斜視図。 電子機器を背面側から見た斜視図。 蓋部を開いた状態の斜視図。 ディスクカートリッジをカートリッジホルダに挿入した状態の平面図。 シャッタのロックが解除された状態の同平面図。 ディスクカートリッジがカートリッジホルダ内に完全に収納された状態の平面図。 図26のA−A断面図。
符号の説明
1…ディスクカートリッジ、21…光ディスク、22…ハブ、101…ディスク記録及び/又は再生装置、102…カートリッジホルダ、102c…弾性片位置決め部、102m…ブリッジ部、103…シャーシ、104…記録及び/又は再生手段、105…イジェクトレバー、106…付勢手段、107…イジェクトレバー係止手段、108…係止解除手段、231…カートリッジ脱落防止手段(制動用のマグネット)。

Claims (3)

  1. ディスクカートリッジを挿入、保持するカートリッジホルダと、
    上記カートリッジホルダをカートリッジ挿抜位置と記録再生位置の相互間で移動可能に支持しているシャーシと、
    上記シャーシに設けられていて上記ディスクカートリッジの記録及び/又は再生を行なう記録及び/又は再生手段と、
    上記シャーシにディスクカートリッジの挿抜方向に移動可能に、且つ上記シャーシに対して接離方向に移動可能に設けられていて上記カートリッジホルダに挿入されてきたディスクカートリッジによって押されて移動するイジェクトレバーと、
    上記イジェクトレバーにディスクカートリッジ排出方向の移動力と上記シャーシに接近する方向の付勢力を付与している付勢手段と、
    上記付勢手段によるディスクカートリッジの排出に制動力を付与して上記ディスクカートリッジのカートリッジホルダからの脱落を阻止するカートリッジ脱落防止手段と、を備え、
    上記カートリッジ脱落防止手段は、上記カートリッジホルダへのディスクカートリッジの挿抜時におけるディスクのハブの移動軌跡上に該ハブを磁気吸引する制動用のマグネットを配置することにより構成されていることを特徴とするディスク記録及び/又は再生装置。
  2. 上記マグネットは、上記イジェクトレバーによりディスクカートリッジが押し出され、上記イジェクトレバーとディスクカートリッジの前面が非接触状態になった後に前記ディスクのハブと対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のディスク記録及び/又は再生装置。
  3. 上記マグネットは、上記カートリッジホルダの左右の側面板の下端を内側に向けて略直角に折り曲げることにより形成されていて挿入されたディスクカートリッジの下面の左右両側部を支持する左右一対のカートリッジ支持部の間に掛け渡されたブリッジ部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のディスク記録及び/又は再生装置。

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