JP2005321832A - カメラの画像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】被写体像及び構図補助線を見やすく表示でき、構図決定作業を容易に行うことができるカメラの画像表示方法を提供することである。
【解決手段】電子撮像装置の電子撮像素子によって被写体像が電気信号に変換され、上記電子撮像装置から出力されるイメージ信号に基いて液晶モニタ25に撮像画像が表示される。また、液晶モニタ25に表示された撮像画像に重ねて、ROM37aに記憶された構図決定用の補助線パターンが補助線表示装置によってスーパーインポーズ表示される。そして、切換スイッチ42によって撮影モードが設定されると、その撮影モードに最適な補助線パターンが自動的に選択されてスーパーインポーズ表示される。
【選択図】図1
【解決手段】電子撮像装置の電子撮像素子によって被写体像が電気信号に変換され、上記電子撮像装置から出力されるイメージ信号に基いて液晶モニタ25に撮像画像が表示される。また、液晶モニタ25に表示された撮像画像に重ねて、ROM37aに記憶された構図決定用の補助線パターンが補助線表示装置によってスーパーインポーズ表示される。そして、切換スイッチ42によって撮影モードが設定されると、その撮影モードに最適な補助線パターンが自動的に選択されてスーパーインポーズ表示される。
【選択図】図1
Description
この発明は、被写体像を電気信号に変換して表示するカメラの画像表示方法に関する。
特にマクロ(接写)撮影、複写撮影、建築物撮影、風景撮影等のように、撮影者がしっかりと構図決定を必要とする撮影をしたい場合のために、例えば一眼レフレックス銀塩カメラに於いては、ファインダの被写体像結像面であるフォーカシングスクリーンを着脱交換可能に構成し、構図補助線等が直接刻まれて形成されたフォーカシングスクリーンへと撮影者が必要により交換する方式のものがある。具体的なフォーカシングスクリーンとしては、図9(a)に示される複写や建築物撮影に有効とされる方眼線タイプ、図9(b)に示されるマクロ撮影に有効とされるメモリ線タイプ、そして図9(c)に示される風景撮影に安定構図を得るのに有効な黄金分割線タイプがある。
ところで、このようなフォーカシングスクリーンは、撮影者がフォーカシングスクリーンを必要なときに自身で交換するような構造になっているので、大変煩わしく、またその作業も容易とはいえないもので、取扱いに注意を払う必要がある。
そこで、ファインダ光学系の光路中に透視型液晶表示素子を配置したファインダ内表示装置であって、必要な構図決定の補助線表示のみが表示されるようにしたカメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平7−41543号公報
ところで、上述した特許文献1に記載されたようなカメラに於いては、マクロ撮影時の撮影倍率に係るスケール調整確認、複写撮影や建築物撮影時の歪曲のチェック、風景撮影時の安定構図決定等、慎重に行うべき構図決定作業をするにあたり、ファインダのような小さな画面を見ることや、ファインダを覗くために目を所定位置にする必要がある。そのため、構図の確認が困難であり、撮影者の眼精疲労も多くなってしまうという課題を有している。
したがってこの発明の目的は、上述したような課題に鑑みてなされたものであり、被写体像及び構図補助線を見やすく表示可能で、構図決定作業を容易に行うことができるカメラの画像表示方法を提供することにある。
すなわち、請求項1に記載の発明は、電子画像をモニタに表示するためのカメラの画像表示方法に於いて、複数用意された構図決定用補助線の中から、カメラの撮影モードに対応する構図決定用補助線を選択し、該選択された構図決定用補助線を上記電子画像に重ねて表示することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、電子画像をモニタに表示するためのカメラの画像表示方法に於いて、手動操作に応答して、複数用意された構図決定用補助線の中から特定の構図決定用補助線を選択し、該選択された構図決定用補助線を上記電子画像に重ねて表示することを特徴とする。
この発明によれば、被写体像及び構図補助線を見やすく表示可能で、構図決定作業を容易に行うことができるカメラの画像表示方法を提供することができる。
そして、慎重に行うべき構図決定作業に於いて、光学ファインダのような小さな画面を見たり、ファインダを覗くために目を所定位置にする必要がなく、モニタ画面により被写体像及び構図補助線を見やすく表示できると共に、構図決定を客観的に行うことができ、撮影者の眼精疲労も軽減することができる。
また、構図補助線を撮影する被写体に応じて適するものを容易に選択または切換え可能にしたので、最適な構図の確認決定が容易にできる。更に、撮影モードに応じて、自動的に構図線が切換わるので、初心者であっても最適な構図線で撮影を行うことができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態に於ける一眼レフレックスカメラの構成を示すブロック図である。
図1に於いて、被写体像を結像させるための撮影レンズは、正レンズ1aと絞り機構2を挟んで負レンズ1bにより構成される。すなわち、上記絞り機構2は撮影レンズ中に配置される。
上記負レンズ1bの後方にはハーフミラー3が設けられており、該ハーフミラー3によって反射される被写体光の一部は、結像レンズ系4を介してエリアセンサ5に結像される。
更に、ハーフミラー3の後方には、ほぼ中央部分がハーフミラーとなっている可動ミラー6が設けられている。そして、この可動ミラー6の中央背面部分には、下方に被写体光を反射するようにしてサブミラー7が設けられている。
このサブミラー7の反射光軸方向であって、図面略垂直方向には、2つの光学系で構成される2像分離のためのセパレータ光学系8が配置されている。また、このセパレータ光学系8による被写体像の結像位置には、ラインセンサ9が配置されている。これらのサブミラー7、セパレータ光学系8、ラインセンサ9等によって、公知の位相差法による焦点検出装置が構成されている。
また、撮影レンズより見て可動ミラー6の後方には、シャッタ10が配置される。更に、このシャッタ後方に銀塩フィルム11が配置される。可動ミラー6が上昇してシャッタ10が開放状態となると、銀塩フィルム11上に被写体像が形成され、露光される。
上記シャッタ10は公知のフォーカルプレーンシャッタであり、一眼レフレックスの構成をとるカメラに一般的に搭載されている。フォーカルプレーンシャッタは、露光に先立って内蔵されたばね(図示せず)をチャージし、そのばねの付勢力によって先幕と後幕を走行させるものである。
銀塩フィルム11上のベース側の面には、磁気情報の記録層(不図示)が形成されており、この磁気情報記録層と接するように銀塩フィルム11の後方に磁気ヘッド12が配置されている。この磁気ヘッド12は、種々の情報を磁気記録することと、銀塩フィルム11に磁気記録された情報を読取る機能を併せ持っており、磁気ヘッド駆動部33によって磁気情報の記録と読取りの制御が行われる。
また、上記可動ミラー6で上方に反射された被写体光は、焦点板13、ペンタプリズム14を介してファインダ接眼光学系15に至る。
上記撮影レンズの各レンズ1a、1bには、ピント調節動作用及びズーミング動作用のレンズ駆動部20が設けられている。上記正レンズ1a及び負レンズ1bを、それぞれレンズ駆動部20により適宜光軸方向に進退させることにより、撮影光学系1の焦点距離や焦点位置が変更される。
上記レンズ駆動部20は、上記各レンズ1a、1bの移動に応じて信号を発生する図示しないエンコーダを有している。後述するCPU37は、上記演算された駆動量とエンコーダ出力とに基いて合焦動作を行う。
尚、このレンズ駆動部20には、既知の電磁モータ、超音波モータ等の駆動源や、これら駆動源を制御するためのドライバ回路等が含まれる。
また、上記絞り機構2には、絞り駆動部21が設けられている。上記絞り機構2は、絞り駆動部21によって駆動される。この絞り駆動部21には、上記レンズ駆動部20と同様に、既知の電磁モータ、超音波モータ等の駆動源や、これら駆動源を制御するためのドライバ回路等が含まれる。
エリアセンサ5は、エリアセンサ駆動部22によって制御されるもので、結像された被写体像をアナログ映像信号に変換して信号処理回路23に出力する。この信号処理回路23は、後述するCPU37からの制御信号(画像取込み指示信号や表示指示信号)に応答して動作し、上記アナログ信号のデジタル信号への変換を含む所定の信号処理を行うものである。
また、上記信号処理回路23には、ビデオメモリ24及び液晶モニタ25が接続されている。信号処理回路23で処理された電子画像データは、ビデオメモリ24に転送されて記憶された後、モニタ手段である液晶モニタ25に電子画像として表示される。
上記信号処理回路23は、液晶モニタ25に被写体の電子画像が表示されているときに、CPU37から送信されたスーパーインポーズ用データを液晶モニタ25の画面にスーパーインポーズ表示する機能も有している。その際に、スーパーインポーズ表示される内容は、構図決定の補助となる各種の補助線である。
更に、信号処理回路23は測光機能も有しており、エリアセンサ5の信号を利用して被写体の輝度を計測すると共に、デジタル変換した後に測光データとしてデータバス30を介してCPU37に送信する。
上記ラインセンサ9はラインセンサ駆動部26により駆動されるもので、同様に、上記可動ミラー6はミラー駆動部27によって駆動される。更に、シャッタ10はシャッタ駆動部31によって駆動され、銀塩フィルム11及び磁気ヘッド12は、それぞれフィルム駆動部32及び磁気ヘッド駆動部33により駆動される。
上記フィルム駆動部32は、銀塩フィルム11をカメラ本体内に装填した際にフィルムの初期頭出しのための空送り巻上げ動作、また1駒の撮影終了後に次の駒位置へのフィルム給送を行う巻上げ動作、更に上記銀塩フィルム11の全駒撮影終了後または図示されない強制巻戻し釦が操作された際の巻戻し動作に関わるフィルム給送全般の駆動制御を行う。尚、上記磁気ヘッド12による磁気情報記録、読取りは、銀塩フィルム11の給送動作中に実行される。
ここで、上レンズ駆動部20、絞り駆動部21、エリアセンサ駆動部22、信号処理回路23、ビデオメモリ24、ラインセンサ駆動部26、ミラー駆動部27、シャッタ駆動部31、フィルム駆動部32及び磁気ヘッド駆動部33は、データバス30によって互いに接続される。更に、このデータバス30には、ストロボ発光部34が接続されたストロボ制御部35と、不揮発性メモリ36と、CPU37と、回路26、スイッチ入力回路27が、データバス30によってROM37aを内蔵したCPU37と、スイッチ入力部38とが接続されている。
ここで、このシステム内の各回路は、全てCPU37によって制御され、各回路間のデータ通信はデータバス30を介して行われるようになっている。
上記信号処理回路23は、CPU37からの要求に応じて、処理済みの電子画像データを、データバス30を介して該CPU37へ転送する。CPU37は、このデータを圧縮処理して、EEPROM等により形成される不揮発性メモリ36に転送して記憶させる。
この不揮発性メモリ36は、電気的に書換えが可能であって、カメラ本体の電源がオフしても記憶内容が保持されるので、電子画像の記録に用いられる。また、この不揮発性メモリ36は、カメラ本体に対して装着自在に構成されている。
また、CPU37内のROM37aには、上述した液晶モニタ25に表示された被写体の電子画像にスーパーインポーズされる各種の補助線パターンのデータが記憶されている。
上記信号処理回路23は、また、測光機能も有しており、エリアセンサ5の信号を利用して被写体の輝度を計測すると共に、デジタル変換した後に測光データとしてデータバス30を介してCPU37に送信する。
尚、CPU37は、信号処理回路23から出力される被写体輝度値、及び図示されないフィルム感度検出回路によって検出されたフィルム感度に基いて、適正露出の得られる絞り機構4の絞り値及びシャッタ速度を演算する。シャッタ10は、この演算されたシャッタ速度で駆動制御されるようになっている。
上記ストロボ発光部34は、被写体を照明するためにカメラ本体に設けられている。そして、このストロボ発光部34は、ストロボ制御部35を介してCPU37によって発光制御され、例えば被写体輝度が所定輝度より低いとCPU37が判断した場合に補助光として発光される。
上記スイッチ入力部38には、例えば第1レリーズスイッチ40aと第2レリーズスイッチ40bとから成るレリーズスイッチ40と、図示されない巻戻し釦に連動する巻戻しスイッチ41、更には図2に示される切換釦53に連動して液晶モニタ25の表示を切換える切換スイッチ42等の、操作スイッチや機構系動作の検出スイッチ等の複数のスイッチが接続されており、これらの各スイッチの状態が、電気信号としてCPU37に送信される。
尚、上記第1レリーズスイッチ40aは、レリーズ釦54の半押し操作に連動してオンするスイッチであり、第2レリーズスイッチ40bはレリーズ釦54の全押し操作に連動してオンするスイッチである。
ところで、この実施形態に於いて、被写体モニタ用として、上記液晶モニタ25に加えて上述した光学ファインダをも設けている理由は、カメラ操作者が液晶モニタ25を見ながら撮影を行うよりも、光学ファインダを覗きながら撮影を行った方が、カメラのホールディング性能が向上し、手ブレ等の発生を防ぎ易いことがあるためである。
図2は、この発明の一実施形態に於ける一眼レフレックスカメラの外観を示し、カメラ背面から見た斜視図である。
図2に於いて、カメラ本体50の背面部にはファインダ接眼部51が配置されており、このファインダ接眼部51の下方には、上述した液晶モニタ25に相当するモニタ表示部52が設けられている。また、モニタ表示部52の左横方向には、このモニタ表示部52の表示を切換えるための切換釦53が配置されている。更に、カメラ本体50の上面部には、レリーズ釦54が配置されている。
次に、図3を参照して、この発明の一実施形態のカメラに於けるモニタ表示部52の表示切換え動作及び表示内容について説明する。
図示されないカメラ撮影用電源スイッチが操作され、電気回路に電源が供給された直後では、図3(a)に示されるように、モニタ表示部52には表示が何もされていない状態である(画面60a)。この状態で、切換釦53を一度押すと、図3(b)に示されるように、モニタ表示部52に被写体像が表示されるようになる(画面60b)。この被写体像は、ファインダ接眼部51から観察される像と等価のものであり、また時間経過と共に順次更新される。
次に、再度切換釦53を押すと、図3(c)に示されるように、モニタ表示部52には、被写体像の他に、この被写体像に重ねて方眼補助線がスーパーインポーズ表示されるようになる(画面60c)。更に、再度切換釦53を押すと、図3(d)に示されるように、モニタ表示部52には、被写体像に重ねて目盛補助線がスーパーインポーズ表示されるようになる(画面60d)。
次いで、再度切換釦53を押すと、図3(e)に示されるように、モニタ表示部52には、被写体像に重ねて黄金分割補助線がスーパーインポーズ表示されるようになる(画面60e)。そして、再度切換釦53を押すと、モニタ表示部52は、図3(a)に示される表示オフの状態へ戻る(画面60a)。
このように、切換釦53が操作される度に、モニタ表示部52の表示は順次切換えられ、被写体像表示無し→被写体像表示有り・スーパーインポーズ無し→被写体像表示有り・方眼補助線のスーパーインポーズ→被写体像表示有り・目盛補助線のスーパーインポーズ→被写体像表示有り・黄金分割補助線のスーパーインポーズ→被写体像表示無し→…というように巡回される。
次に、図4及び図5のフローチャートを参照して、この発明の一実施形態のカメラの動作について説明する。
図4はカメラのメインルーチンの動作を説明するフローチャートであり、図5は図4に於ける表示サブルーチンの動作を説明するフローチャートである。
先ず、カメラに電源が投入されると、ステップS1にて、全てのレジスタ、入出力ポート、フラグの初期化が行われる。次に、ステップS2にて、サブルーチン「表示」が実行される。このサブルーチン「表示」は、図3で説明したように、液晶モニタ25でなるモニタ表示部52に被写体像及び構図決定用の補助線を表示させるサブルーチンであり、このサブルーチン「表示」についての詳細は後述する。
ステップS2のサブルーチン「表示」による1回の表示動作が終了すると、ステップS3に移行して、第1レリーズスイッチ40aの状態が判定される。ここで、第1レリーズスイッチ40aがオフ、つまり撮影者が第1レリーズスイッチ40aを操作していない状態であれば、上記ステップS2へ戻る。
一方、第1レリーズスイッチ40aがオン、つまり撮影者が第1レリーズスイッチ40aを操作している状態であれば、ステップS4へ移行して、サブルーチン「測光」が実行される。この測光動作は、上述したように、信号処理回路23の測光機能によって被写体輝度を計測するものである。
このサブルーチン「測光」が終了すると、ステップS5に移行して、サブルーチン「焦点調節」が実行される。この焦点調節動作は、上述したように、ラインセンサ9上に結像された2像間隔に基いて、撮影光学系1を合焦位置へと駆動するものである。
焦点調節動作が終了したら、ステップS6に於いて、第2レリーズスイッチ40bの状態が判定される。ここで、第2レリーズスイッチ40bがオフ、つまり撮影者が第2レリーズスイッチ40bを操作していない状態であれば、ステップS8へ移行する。
ステップS8では、再度、第1レリーズスイッチ40aの状態が判定される。これにより、第1レリーズスイッチ40aがオン、つまり撮影者が第1レリーズスイッチ40aを操作したままの状態であれば、上記ステップS6へ戻って、第2レリーズスイッチ40bの状態判定が繰返される。
一方、上記ステップS8にて第2レリーズスイッチ40bがオフ、つまり撮影者が第1及び第2レリーズスイッチ40a及び40bを共に操作していない状態であれば、上記ステップS2へと戻る。
また、上記ステップS6で第2レリーズスイッチ40bがオンであると判定された場合は、ステップS7へ移行して、液晶モニタ25が表示オフ、つまり何も表示されない状態にされて、次のステップS9の撮影シーケンスへと移行し、露出撮影動作が実行されることになる。
次に、上述したステップS2に於けるサブルーチン「表示」の詳細な動作について、図5を参照して説明する。
先ず、ステップS11に於いて、切換スイッチ42(切換釦53)の状態が判定される。ここで、切換スイッチ42がオフ、つまり切換釦53が操作されていない状態であれば、ステップS14に移行して表示カウンタの数値が0か否かが判定される。この表示カウンタは、カメラに電源が投入された後、切換釦53が何回操作されたかをカウントし記憶しておくためのものであり、このカウント値に基いて液晶モニタ25の表示形態が決定されることになる。
例えば、表示カウンタのカウント値が0であれば、図3(a)に示されるように、液晶モニタ25はオフになり、表示カウンタのカウント値が1であれば、図3(b)に示される状態に、カウント値が2であれば、図3(c)に示される状態に、…というように表示される。
表示カウンタは、図4のフローチャートに於けるステップS1のサブルーチン「初期設定」によって、カメラへの電源投入直後にクリアされ、次に電源が投入操作されるまで内容を保持している。
上記ステップS14に於いて、表示カウンタが0であれば、まだ一度も切換釦53が操作されていない状態であるので、液晶モニタ25に表示が行われることなくメインルーチンへ戻る。
一方、上記ステップS11にて、切換スイッチ42がオン、つまり切換釦53が操作されている状態であると判定されたならば、ステップS12へ移行して表示カウンタの値が4に達しているか否かが判定される。このステップS12で、表示カウンタのカウント値が4に達していなければ、ステップ13へ移行する。そして、表示カウンタの値に1加算されてから、ステップS15のサブルーチン「画像取込」へ移行する。また、上記ステップS14で、表示カウンタの値が0でない場合にもステップS15のサブルーチン「画像取込」へ移行する。
このステップS15のサブルーチン「画像取込」は、エリアセンサ9で撮像された被写体像を電子画像データに変換するように信号処理回路23に画像取込み指示信号を出力するルーチンである。
ステップS15で被写体像の画像取り込みが終了すると、続くステップS16でサブルーチン「モニタ表示」が実行される。このサブルーチン「モニタ表示」では、上述した電子画像データに基いて、被写体像が液晶モニタ25に表示されるように信号処理回路23に表示指示信号が出力される。
続いて、ステップS17、S18及びS20に於いて、表示カウンタの値が判定される。すなわち、ステップS17に於いて、表示カウンタの値が1であれば、液晶モニタ25への被写体像の表示は行われるが、構図決定用の補助線のスーパーインポーズ表示は行われないようにして、メインルーチンへ戻る。また、上記ステップS17で表示カウンタの値が1でなければ、ステップS18へ移行し、表示カウンタの値が2であるか否かが判定される。ここで、表示カウンタの値が2であれば、ステップ19へ移行して、液晶モニタ25に表示されている被写体像に重ねて方眼補助線がスーパーインポーズ表示される。その後、メインルーチンへ戻る。
尚、スーパーインポーズ表示は、上記ROM37aに記憶されている複数の補助線パターンの中から1つの補助線パターンデータが読出され、このデータが送信された信号処理回路23にて、このデータに基いて表示制御されることで行われる。
ステップS18に於いて、表示カウンタの値が2でない場合は、ステップS20へ移行する。そして、ステップS20にて、表示カウンタの値が3であるか否かが判定される。ここで、該表示カウンタの値が3であれば、ステップS21に移行して、目盛補助線がスーパーインポーズ表示される。
また、上記ステップS20にて、表示カウンタの値が3でもなければ(表示カウントの値が4である場合)、ステップS22へ移行して、黄金分割補助線がスーパーインポーズ表示される。その後、メインルーチンへ戻る。
また、上記ステップS12により黄金分割補助線がスーパーインポーズ表示されている状態(表示カウンタの値が4になっている)である場合に、再度ステップS11で切換スイッチ42がオン、つまり切換釦53が操作されると、ステップS12へ移行して、表示カウンタの値が4に達しているか否かが判定される。
この場合、表示カウンタのカウント値が4であるので、ステップS23へ移行することになり、表示カウンタの値が0にリセットされる。次いで、ステップS24へ移行して、液晶モニタ25の表示がオフにされる。その後、メインルーチンへ戻る。
以上説明したように、この実施形態では、通常の光学ファインダとは別にカメラ外部に設けたモニタ画面に被写体像と重ねて構図補助線をスーパーインポーズ表示するようにし、またその構図補助線も撮影する被写体に応じて適するものを容易に選択または切換え可能にしたので、慎重に行うべき構図決定作業をするにあたり、ファインダのような小さな画面を見たり、ファインダを覗くために目を所定位置にする必要がなく、被写体像及び構図補助線を見やすく表示できると共に、構図の確認が容易にでき、撮影者の眼精疲労も軽減することができる。
尚、上述した実施形態では、スーパーインポーズ表示される構図決定用補助線の種類の決定を、カメラ本体に設けられた表示切換釦を操作することで行うようにしているが、これに限られるものではない。例えば、撮影モードに応じて、最適な補助線が自動的に選択されるように、例えばマクロ撮影モード時には目盛補助線、風景撮影モード時では黄金分割補助線というように設定すれば、撮影者がいちいち選択操作をする煩わしさをなくすように構成することができる。
図6は、カメラが風景撮影モードに設定されている場合の表示例である。
切換釦53が操作される度に、モニタ表示部52の表示は順次切換えられる。すなわち、図6(a)に示される被写体像表示無し(画面60a)→図6(b)に示される被写体像表示有り(画面60b)→図6(c)に示される被写体像有り・黄金分割補助線のスーパーインポーズ(画面60c)→図6(a)に示される被写体像表示無し(画面60a)、というように巡回される。
図7は、カメラがマクロ撮影モードに設定されている場合の表示例である。
切換釦53が操作される度に、モニタ表示部52の表示は順次切換えられる。すなわち、図7(a)に示される被写体像表示無し(画面61a)→図7(b)に示される被写体像表示有り(画面61b)→図7(c)に示される被写体像有り・目盛り補助線のスーパーインポーズ(画面61c)→図7(a)に示される被写体像表示無し(画面61a)、というように巡回される。
図8は、上述した図4のフローチャートのステップS2に於けるサブルーチン「表示」の別の動作例を説明するフローチャートである。
この図8のフローチャートは、マクロモードが選択された時には、目盛り補助線のスーパーインポーズ表示が自動的に行われ、風景モードが選択された時は、黄金分割補助線のスーパーインポーズ表示が自動的に選択されるようになっている。その他の動作は、図5のフローチャートとほぼ同じである。
先ず、ステップS31に於いて、切換スイッチ42(切換釦53)の状態が判定される。ここで、切換スイッチ42がオフ、つまり切換釦53が操作されていない状態であれば、ステップS34に移行して表示カウンタの数値が0か否かが判定される。表示カウンタの数値が0であればメインルーチンへ戻り、0でなければステップS35へ移行する。
上記ステップS31にて切換スイッチ42がオンであれば、ステップS32へ移行して表示カウンタの値が2に達しているか否かが判定される。このステップS12で、表示カウンタのカウント値が2に達していなければ、ステップ33へ移行し、該カウント値が2であればステップS43に移行する。
ステップS33では、表示カウンタの値に1が加算され、続くステップS35でサブルーチン「画像取込」が実行される。そして、ステップS36にて、サブルーチン「モニタ表示」が実行される。
続いて、ステップS37に於いて、表示カウンタの値が判定される。ここで、表示カウンタの値が1であれば、液晶モニタ25への被写体像の表示は行われるが、構図決定用の補助線のスーパーインポーズ表示は行われないようにして、メインルーチンへ戻る。一方、上記ステップS37で表示カウンタの値が1でなければ、ステップS38へ移行し、マクロモードであるか否かが判定される。
ここで、マクロモードであれば、ステップS39に移行して目盛補助線がスーパーインポーズ表示された後、メインルーチンへ戻る。一方、ステップS38でマクロモードでないと判定された場合は、ステップS40に移行して、風景モードであるか否かが判定される。
このステップS40にて、風景モードである場合はステップS41に移行して、黄金分割補助線がスーパーインポーズ表示される。その後、メインルーチンへ戻る。また、上記ステップS40にて風景モードでもない場合は、ステップS42に移行して方眼補助線がスーパーインポーズ表示される。その後、メインルーチンへ戻る。
上記ステップS32で表示カウンタの値が2であれば、ステップS43に移行して表示カウンタの値が0にリセットされる。次いで、ステップS44へ移行して、液晶モニタ25の表示がオフにされると、メインルーチンへ戻る。
このようにして、撮影モードに応じて目盛り補助線のスーパーインポーズ表示を自動的に行うことも可能である。
また、補助線データを記憶しているROMの代わりにEEPROMを使用して、撮影者の好みに応じて補助線を変更したり、新たな補助線のデータを追加したりできるようにしてもよい。
1…撮影光学系、2…絞り機構、3…ハーフミラー、5…エリアセンサ、6…可動ミラー、7…サブミラー、9…ラインセンサ、10…シャッタ、11…銀塩フィルム、12…磁気ヘッド、14…ペンタプリズム、20…レンズ駆動部、21…絞り駆動部、22…エリアセンサ駆動部、23…信号処理回路、24…ビデオメモリ、25…液晶モニタ、26…ラインセンサ駆動部、27…ミラー駆動部、30…データバス、31…シャッタ駆動部、32…フィルム駆動部、33…磁気ヘッド駆動部、35…ストロボ制御部、36…不揮発性メモリ、37…CPU、37a…ROM、38…スイッチ入力部、40a…第1レリーズスイッチ、40b…第2レリーズスイッチ、41…巻戻しスイッチ、42…切換スイッチ、50…カメラ本体、51…ファインダ接眼部、52…モニタ表示部、53…切換釦。
Claims (2)
- 電子画像をモニタに表示するためのカメラの画像表示方法に於いて、
複数用意された構図決定用補助線の中から、カメラの撮影モードに対応する構図決定用補助線を選択し、該選択された構図決定用補助線を上記電子画像に重ねて表示することを特徴とするカメラの画像表示方法。 - 電子画像をモニタに表示するためのカメラの画像表示方法に於いて、
手動操作に応答して、複数用意された構図決定用補助線の中から特定の構図決定用補助線を選択し、該選択された構図決定用補助線を上記電子画像に重ねて表示することを特徴とするカメラの画像表示方法。
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---|---|---|---|
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Related Parent Applications (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
JP2007156249A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Olympus Imaging Corp | 焦点検出装置 |
US7672606B2 (en) | 2006-08-08 | 2010-03-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | Method for transfer voltage adjustment and image forming apparatus using the same |
CN114466133A (zh) * | 2021-04-26 | 2022-05-10 | 荣耀终端有限公司 | 拍照方法及装置 |
-
2005
- 2005-07-20 JP JP2005210243A patent/JP2005321832A/ja active Pending
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US7672606B2 (en) | 2006-08-08 | 2010-03-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | Method for transfer voltage adjustment and image forming apparatus using the same |
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