JP2009282378A - 撮像装置および撮像装置本体 - Google Patents
撮像装置および撮像装置本体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009282378A JP2009282378A JP2008135461A JP2008135461A JP2009282378A JP 2009282378 A JP2009282378 A JP 2009282378A JP 2008135461 A JP2008135461 A JP 2008135461A JP 2008135461 A JP2008135461 A JP 2008135461A JP 2009282378 A JP2009282378 A JP 2009282378A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- image
- finder
- subject
- imaging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 title claims abstract description 153
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 94
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 16
- 230000008859 change Effects 0.000 abstract description 10
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 19
- 230000006870 function Effects 0.000 description 17
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 16
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 230000008569 process Effects 0.000 description 11
- 238000009432 framing Methods 0.000 description 8
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 7
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 5
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 4
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 3
- 230000009471 action Effects 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 101100498160 Mus musculus Dach1 gene Proteins 0.000 description 2
- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 102100031798 Protein eva-1 homolog A Human genes 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 238000010137 moulding (plastic) Methods 0.000 description 1
- 238000005375 photometry Methods 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 230000011514 reflex Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Studio Devices (AREA)
- Viewfinders (AREA)
- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
Abstract
【課題】撮像装置のコストを抑制しつつ、交換レンズに応じた撮影範囲をユーザに視認させることが可能な技術を提供する。
【解決手段】撮像装置1Aは、交換可能な撮影レンズ3と、撮影レンズ3によって結像された被写体像に関する撮影画像を取得する主撮像素子5と、撮影レンズ3のレンズ情報を取得するレンズ情報取得手段と、主撮像素子5による撮影範囲を確認するためのファインダ手段と、レンズ情報に基づいて、撮影レンズ3が主撮像素子5に適合するか否かを判定する判定部122と、判定部122の判定結果に応じて、被写体像を形成する被写体光の一部を遮光し、ファインダ手段に示される撮影範囲を変更する変更手段とを備える。
【選択図】図5
【解決手段】撮像装置1Aは、交換可能な撮影レンズ3と、撮影レンズ3によって結像された被写体像に関する撮影画像を取得する主撮像素子5と、撮影レンズ3のレンズ情報を取得するレンズ情報取得手段と、主撮像素子5による撮影範囲を確認するためのファインダ手段と、レンズ情報に基づいて、撮影レンズ3が主撮像素子5に適合するか否かを判定する判定部122と、判定部122の判定結果に応じて、被写体像を形成する被写体光の一部を遮光し、ファインダ手段に示される撮影範囲を変更する変更手段とを備える。
【選択図】図5
Description
本発明は、撮影レンズを交換可能な撮像装置および当該撮像装置における撮像装置本体に関する。
レンズ交換可能な撮像装置では、装着される交換レンズ(撮影レンズ)ごとに、像が結ばれる円形の範囲(「イメージサークル」とも称する)が異なり、交換レンズの中には、撮像装置本体の撮像素子とは適合しないものがある。
具体的には、交換レンズのイメージサークルの大きさが撮像素子の大きさよりも小さく、撮像素子が交換レンズのイメージサークルからはみでる場合には、取得される撮影画像にケラレが生じることになる。
これに対し、例えば特許文献1では、撮像素子において画像データの生成に用いる撮影使用領域が、装着された交換レンズごとに変更されている。
また、当該特許文献1では、ファインダ光学系に液晶表示(LCD)部材を設け、撮影使用領域に対応する枠表示を装着された交換レンズに応じて変更することによって、撮影可能な被写界の範囲(撮影範囲)を光学ファインダ視野内に示す技術が提案されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、装着された交換レンズに応じた撮影範囲をユーザに視認させるために、LCDという高額な部材が用いられているため、撮像装置のコストが高くなる。
そこで、本発明は、撮像装置のコストを抑制しつつ、交換レンズに応じた撮影範囲をユーザに視認させることが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、撮像装置であって、交換可能な撮影レンズと、前記撮影レンズによって結像された被写体像に関する撮影画像を取得する撮像素子と、前記撮影レンズのレンズ情報を取得するレンズ情報取得手段と、前記撮像素子による撮影範囲を確認するためのファインダ手段と、前記レンズ情報に基づいて、前記撮影レンズが前記撮像素子に適合するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に応じて、前記被写体像を形成する被写体光の一部を遮光し、前記ファインダ手段に示される前記撮影範囲を変更する変更手段とを備える。
また、本発明の第2の側面は、撮像装置であって、交換可能な撮影レンズと、前記撮影レンズによって取得された被写体像に関する撮影画像を取得する撮像素子と、前記被写体像をファインダ像として、所定の光路に沿ってファインダ窓に導くファインダ光学系と、前記撮影レンズに応じた前記撮像素子による撮影範囲を示す線画が表された透光性の部材と、前記透光性の部材は、前記所定の光路上に設けられ、前記線画は、前記ファインダ像に重畳される。
また、本発明の第3の側面は、撮像装置本体であって、交換可能な撮影レンズによって結像された被写体像に関する撮影画像を取得する撮像素子と、前記撮影レンズのレンズ情報を取得するレンズ情報取得手段と、前記撮像素子による撮影範囲を確認するためのファインダ手段と、前記レンズ情報に基づいて、前記撮影レンズが前記撮像素子に適合するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に応じて、前記被写体像を形成する被写体光の一部を遮光し、前記ファインダ手段に示される前記撮影範囲を変更する変更手段とを備える。
また、本発明の第4の側面は、撮像装置本体であって、交換可能な撮影レンズによって取得された被写体像に関する撮影画像を取得する撮像素子と、前記被写体像をファインダ像として、所定の光路に沿ってファインダ窓に導くファインダ光学系と、前記撮影レンズに応じた前記撮像素子による撮影範囲を示す線画が表された透光性の部材と、前記透光性の部材は、前記所定の光路上に設けられ、前記線画は、前記ファインダ像に重畳される。
本発明によれば、撮像装置のコストを抑制しつつ、撮影レンズに応じてファインダ手段に示される撮影範囲を変更することが可能になる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<1.第1実施形態>
<構成>
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1Aの外観構成を示す図である。ここで、図1は、撮像装置1Aの正面外観図であり、図2は、撮像装置1Aの背面外観図である。この撮像装置1Aは、レンズ交換式一眼レフレックスタイプのデジタルカメラとして構成されている。
<構成>
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1Aの外観構成を示す図である。ここで、図1は、撮像装置1Aの正面外観図であり、図2は、撮像装置1Aの背面外観図である。この撮像装置1Aは、レンズ交換式一眼レフレックスタイプのデジタルカメラとして構成されている。
図1に示すように、撮像装置1Aは、撮像装置本体(カメラ本体部)2を備えている。このカメラ本体部2に対して、交換式の撮影レンズユニット(単に、「撮影レンズ」または「交換レンズ」とも称する)3が着脱可能である。
撮影レンズ3は、主として、鏡胴101、ならびに、鏡胴101の内部に設けられるレンズ群37(図3参照)および絞り(不図示)等によって構成される。レンズ群37には、光軸方向に移動することによって焦点位置を変更するフォーカスレンズ等が含まれている。
カメラ本体部2は、撮影レンズ3が装着される円環状のマウント部Mtを正面略中央に備え、撮影レンズ3を着脱するための着脱ボタン89を円環状のマウント部Mt付近に備えている。
また、カメラ本体部2は、その正面左上部にモード設定ダイアル82を備え、その正面右上部に制御値設定ダイアル86を備えている。モード設定ダイアル82を操作することによって、カメラの各種モード(各種撮影モード(人物撮影モード、風景撮影モード、および連続撮影モード等)、撮影した画像を再生する再生モード、および外部機器との間でデータ交信を行う通信モード等を含む)の設定動作(切替動作)を行うことが可能である。また、制御値設定ダイアル86を操作することによれば、各種撮影モードにおける制御値を設定することが可能である。
また、カメラ本体部2は、正面左端部にユーザが把持するためのグリップ部14を備えている。グリップ部14の上面には露光開始を指示するためのレリーズボタン(シャッターボタン)11が設けられている。グリップ部14の内部には電池収納室とカード収納室とが設けられている。電池収納室にはカメラの電源として、例えば4本の単3形乾電池が収納されており、カード収納室には撮影画像の画像データを記録するための記録媒体(ここでは、メモリカード90(図5参照))が着脱可能に収納されるようになっている。
レリーズボタン11は、半押し状態(S1状態)と全押し状態(S2状態)の2つの状態を検出可能な2段階検出ボタンである。レリーズボタン11が半押しされS1状態になると、被写体に関する記録用静止画像(本撮影画像)を取得するための準備動作(例えば、AF制御動作およびAE制御動作等)が行われる。また、レリーズボタン11がさらに押し込まれてS2状態になると、当該本撮影画像の撮影動作(撮像素子(または「主撮像素子」とも称する)5(後述)を用いて被写体像に関する露光動作を行い、その露光動作によって得られた画像信号に所定の画像処理を施す一連の動作)が行われる。
図2において、カメラ本体部2の背面の略中央には、表示部としてモニタ12が設けられている。モニタ12は、例えばカラー液晶ディスプレイ(LCD)として構成される。モニタ12は、撮影条件等を設定するためのメニュー画面を表示したり、再生モードにおいてメモリカード90に記録された撮影画像を再生表示したりすることができる。
カメラ本体部2の背面略中央上部には、ファインダ窓10が設けられている。ファインダ窓10には、撮影レンズ3からの被写体像が導かれ、ユーザは、ファインダ窓10を覗くことによって、主撮像素子5によって取得される被写体像と等価な像を視認することができる。具体的には、撮影光学系に入射された被写体像は、ミラー機構6(図3参照)で上方に反射され、接眼レンズ67を介して視認される。このように、ユーザは、ファインダ窓10を覗くことによって構図決めを行うことが可能である。なお、レリーズボタン11のS2状態の検出によって本撮影画像の撮影動作が開始されると、ミラー機構6は被写体像を形成する光(被写体光)の光路から待避し、撮影レンズ3からの光(被写体像を形成する光)が主撮像素子5に到達し、被写体に係る撮影画像(画像データ)が得られる。
ファインダ窓10の下部には、接眼検知センサ13が設けられている。接眼検知センサ13は、近接物体の有無を検知するセンサであり、ユーザによる光学ファインダ使用の有無を検知する。
モニタ12の左上部にはメインスイッチ81が設けられている。メインスイッチ81は、2点のスライドスイッチからなり、接点を左方の「OFF」位置に設定すると、撮像装置1Aの電源がオフになり、接点を右方の「ON」位置に設定すると、撮像装置1Aの電源がオンになる。
モニタ12の右側には方向選択キー84と表示切替スイッチ9とが設けられている。方向選択キー84は、円形の操作ボタンを有し、この操作ボタンにおける上下左右の4方向の押圧操作と、右上、左上、右下および左下の4方向の押圧操作とが、それぞれ検出されるようになっている。なお、方向選択キー84は、上記8方向の押圧操作とは別に、中央部のプッシュボタンの押圧操作も検出されるようになっている。
表示切替スイッチ9は、3点のスライドスイッチからなる。表示切替スイッチ9の接点が上段の「光学」位置に設定されると光学ビューファインダモード(「OVFモード」とも称する)が選択され、光学ファインダ視野内に被写体像が表示される。これにより、ユーザは、ファインダ窓10を介して光学ファインダ視野内の被写体像を視認して、構図決め操作(「フレーミング」とも称する)を行うことが可能になる。
また、表示切替スイッチ9の接点が下段の「液晶」位置に設定されると電子ビューファインダモード(「EVFモード」とも称する)が選択され、モニタ12において被写体像に係るライブビュー画像が動画的態様にて表示(ライブビュー表示)される。これにより、ユーザは、モニタ12に表示されるライブビュー画像を視認することによって、フレーミングを行うことが可能になる。
また、表示切替スイッチ9の接点が中段の「自動」位置に設定されると、ファインダ窓10への接眼の有無に応じて、光学ファインダ視野内の表示(「OVF表示」とも称する)とライブビュー表示とが自動的に切り替えられる。これにより、ユーザは、撮像装置1Aの使用態様に応じて、光学ファインダ視野内の表示、或いはライブビュー表示のいずれかを視認して、フレーミングを行うことが可能となる。
モニタ12の左側には、メニュー画面の設定、画像の削除などを行うための複数のボタンからなる設定ボタン群83が設けられている。
次に、撮像装置1Aの内部構成について説明する。図3および図4は、第1実施形態に係る撮像装置1Aの縦断面図である。
図3に示すように、撮像装置1Aの内部には、ファインダ部(「ファインダ光学系」とも称する)102、ミラー機構6、位相差AFモジュール(以下、単にAFモジュールとも称する)20、シャッタ4、主撮像素子5および副撮像素子7などが備えられている。
主撮像素子(ここではCCDセンサ(単にCCDとも称する))5は、撮影レンズ3が備えているレンズ群37の光軸L上において、光軸Lに対して垂直な平面内に配置される。主撮像素子5は、その撮像面で受光された被写体像を光電変換作用により電気的信号に変換して、本撮影画像に係る画像信号を生成する。
また、本実施形態の主撮像素子5には、35mmフィルム相当の大きさを有する撮像素子が採用されている。
主撮像素子5の直前には、シャッタ4が配置されている。このシャッタ4は、上下方向に移動する幕体を備え、光軸Lに沿って主撮像素子5に導かれる被写体光の光路開口動作および光路遮断動作を行うメカニカルフォーカルプレーンシャッタである。
また、図3に示されるように、撮影レンズ3から主撮像素子5に至る光路(「撮影光路」とも称する)上には、ミラー機構6が設けられている。
ミラー機構6は、撮影光学系からの光を上方に向けて反射する主ミラー61(主反射面)を有している。この主ミラー61は、例えばその一部または全部がハーフミラーとして構成され、撮影光学系からの光の一部を透過させる。また、ミラー機構6は、主ミラー61を透過した光を下方に反射させるサブミラー62(副反射面)をも有している。
また、ミラー機構6は、所謂クイックリターンミラーとして構成されており、ミラーダウン状態とミラーアップ状態との間で姿勢を切り替えることが可能である。
具体的には、撮影モードにおいてレリーズボタン11が全押し状態S2にされるまで、換言すれば構図決めの際には、ミラー機構6はミラーダウン状態となるように配置される(図3参照)。そして、ミラーダウン状態では、撮影レンズ3からの被写体光は、主ミラー61で上方に反射され観察用光束としてファインダ部(「ファインダ光学系」とも称する)102に入射する。ファインダ部102の詳細については、後述する。
また、被写体光の一部は、主ミラー61を透過し、サブミラー62によって下方に反射され、AFモジュール20へと導かれる。
AFモジュール20は、被写体のピント情報(「測距情報」とも称する)を検出するラインセンサ(焦点検出センサ)等によって構成され、所謂AFセンサとして機能する。具体的には、AFモジュール20は、撮影領域に設定された測距エリア(「フォーカスエリア」または「AFエリア」とも称する)における被写体からの光を受光して、被写体像の合焦度合いに応じた位相差検出信号を発生させる位相差検出機能を有している。すなわち、撮影待機時におけるミラーダウン状態においては、AFモジュール20に導かれる被写体光に基づいて、AFモジュール20から位相差検出信号が出力される。
このようにAFモジュール20は、撮影領域の所定位置に固定的に設定されたAFエリアから、撮影情報としての測距情報を取得する撮影情報取得手段として機能する。
一方、レリーズボタン11が全押し状態S2にされると、ミラー機構6はミラーアップ状態(図4参照)となるように駆動され、露光動作が開始される。
具体的には、図4に示すように、露光時には、ミラー機構6は、回転軸63を支点として上方に向けて跳ね上がり、撮影光路から待避する。詳細には、撮影光学系からの光を遮らないように主ミラー61とサブミラー62とが上方に待避し、撮影レンズ3からの光がシャッタ4の開放タイミングに合わせて主撮像素子5に到達する。主撮像素子5は、光電変換によって、受光した光束に基づいて被写体像に関する画像信号を生成する。このように、被写体からの光が撮影レンズ3を介して主撮像素子5に導かれることによって、被写体に係る撮影画像(撮影画像データ)が得られる。
<機能ブロック>
次に、撮像装置1Aの機能の概要について説明する。図5は、第1実施形態に係る撮像装置1Aの機能構成を示すブロック図である。
次に、撮像装置1Aの機能の概要について説明する。図5は、第1実施形態に係る撮像装置1Aの機能構成を示すブロック図である。
図5に示されるように、撮像装置1Aは、位相差AFモジュール20、操作部80、全体制御部100、ミラー機構6、シャッタ4、主撮像素子5、A/D変換回路52、デジタル信号処理回路50、および画像メモリ56等を備える。
操作部80は、レリーズボタン11(図1参照)を含む各種ボタンおよびスイッチ等を備えて構成される。操作部80に対するユーザの入力操作に応答して、全体制御部100が各種動作を実現する。
主撮像素子5は、タイミング制御回路(不図示)から入力される駆動制御信号(蓄積開始信号および蓄積終了信号)に応答して、受光面(撮像面)に結像された被写体像の露光(光電変換による電荷蓄積)を行い、当該被写体像に係る画像信号を生成する。
主撮像素子5で取得された画像信号(アナログ信号)は、A/D変換回路52によってデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された画像信号は、デジタル信号処理回路50に入力される。
デジタル信号処理回路50は、A/D変換回路52から入力される画像信号に対してデジタル信号処理を施す。具体的には、黒レベル補正処理、ホワイトバランス(WB)処理、γ補正処理等の信号処理を行う。当該信号処理後の画像信号(画像データ)は、画像メモリ56に格納される。
画像メモリ56は、生成された画像データを一時的に記憶するための、高速アクセス可能な画像メモリであり、複数フレーム分の画像データを記憶可能な容量を有している。
本撮影時には、画像メモリ56に一時記憶される画像データは、全体制御部100において適宜画像処理(圧縮処理等)が施された後、メモリカード90に記憶される。
副撮像素子7は、基本的には主撮像素子5と同様の機能を有し、いわゆるライブビュー画像取得用(電子ファインダ用)の撮像素子(補助撮像素子)としての役割を果たす。具体的には、副撮像素子7は、ファインダ光学系に導かれた被写体像の露光を行い、ライブビュー表示用の画像に関する画像信号を取得する。なお、副撮像素子7は、ライブビュー用の画像信号を生成するための解像度を有していればよく、通常、主撮像素子5よりも少ない数の画素で構成される。
副撮像素子7によって取得された画像データは、A/D変換回路52およびデジタル信号処理回路50において所定の処理が実行され画像メモリ56に一旦記憶された後、モニタ12に表示される。
全体制御部100は、マイクロコンピュータとして構成され、主にCPU,RAM120A、およびROM120B等を備える。全体制御部100は、ROM120B内に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムをCPUで実行することによって、各種機能を実現する。
全体制御部100は、上述のプログラムの実行によって、位相差AF制御部121、判定部122、駆動制御部123、画枠シャッタ制御部124、表示制御部125、表示素子制御部126、およびミラー制御部127等を機能的に実現する。
位相差AF制御部121は、位相差方式による自動合焦(AF)動作(「位相差AF」とも称する)を行う。具体的には、位相差AF制御部121は、AFモジュール20から出力される位相差検出信号に基づいて、合焦時のフォーカスレンズの位置(レンズ合焦位置)を特定するレンズ合焦位置特定動作を行う。
また、位相差AF制御部121は、駆動制御部123と協働して、当該レンズ合焦位置にフォーカスレンズを移動するレンズ駆動動作をも実行する。
具体的には、位相差AF制御部121は、駆動制御部123を介して撮影レンズ3のレンズ側制御部31に制御信号を伝達し、レンズ駆動部38を駆動させ、撮影レンズ3のレンズ群37に含まれるフォーカスレンズを光軸方向に移動させる。また、フォーカスレンズの位置は、撮影レンズ3のレンズ位置検出部39によって検出され、フォーカスレンズの位置を示すデータがレンズ側制御部31からカメラ本体部2の全体制御部100に送られる。
なお、レンズ側制御部31と全体制御部100との間の情報伝達は、コネクタEcを介して行われる。
判定部122は、レンズ側制御部31に設けられたレンズ側ROM31BからコネクタEcを介して撮影レンズ3のレンズ情報を取得し、当該レンズ情報に基づいて、撮影レンズ3が主撮像素子5に適合するか否かを判定する。詳細は、後述する。
画枠シャッタ制御部124は、判定部122における判定結果に応じて画枠シャッタ駆動部92を駆動し、画枠調整シャッタ(単に「画枠シャッタ」とも称する)91を動作させる。
表示制御部125は、モニタ12などの表示部における表示内容を制御する。例えば、表示制御部125は、副撮像素子7によって連続的に取得される撮影画像に基づいて、モニタ12に連続的な画像を表示させる。
表示素子制御部126は、ファインダ部102内に設けられたスーパーインポーズ表示素子(単に「表示素子」とも称する)66の出力を制御する。
ミラー制御部127は、ミラー機構6が光路から退避した状態(ミラーアップ状態)とミラー機構6が光路を遮断した状態(ミラーダウン状態)との状態切替を制御する。
<構図決め動作(フレーミング動作)について>
次に、撮像装置1Aにおける構図決め動作について説明する。上述のように、撮像装置1Aでは、ユーザは、表示切替スイッチ9のスライド操作によって、OVFモードで光学ファインダを利用して構図決めを行うか、EVFモードで電子ファインダを利用して構図決めを行うかを選択することができる。図6は、EVFモードにおける撮像装置1Aの縦断面図である。
次に、撮像装置1Aにおける構図決め動作について説明する。上述のように、撮像装置1Aでは、ユーザは、表示切替スイッチ9のスライド操作によって、OVFモードで光学ファインダを利用して構図決めを行うか、EVFモードで電子ファインダを利用して構図決めを行うかを選択することができる。図6は、EVFモードにおける撮像装置1Aの縦断面図である。
構図決めの際には、ミラー機構6はミラーダウン状態となるように配置される(図3および図6参照)。上述のように、ミラーダウン状態では、撮影レンズ3からの被写体像は、主ミラー61で上方に反射され観察用光束としてファインダ部102に導かれる。
ファインダ部102は、ペンタミラー65、接眼レンズ67、アイピースシャッター68、ファインダ窓10、スーパーインポーズ表示素子66、結像レンズ69、および副撮像素子7等を備えている。
ペンタミラー65は、複数のミラー(反射面)を有しており、反射によって被写体像の天地左右を入れ替えて正立像にする機能および被写体光の光路を変更する機能を有している。
具体的には、ペンタミラー65は、三角屋根状に形成された2面のミラー(ダハミラー)65a,65bと、当該ダハミラー(ダハ面)65a,65bに対して固定された面65cと、光路変更ミラー(反射面)65eとを有している。
ダハミラー65a,65bは、プラスチック成型により一体部品65dとして形成され、被写体光を2回反射させることによって被写体像の姿勢を反転させる機能を有している。光路変更ミラー65eは、光学ファインダおよび電子ファインダのいずれを採用して構図決めを行うかに応じて、被写体光の光路を変更する機能を有している。
接眼レンズ67は、ペンタミラー65により正立像にされた被写体像をファインダ窓10の外側に導く機能を有している。
アイピースシャッター68は、接眼レンズ67とファインダ窓10との間に設けられ、ファインダ窓10から撮像装置1A内に進入する外光を遮断する遮光状態と、ファインダ窓10からの外光を遮らない非遮光状態との間で状態切替が可能な遮光(シャッター)手段として機能する。例えば、EVFモードでは、アイピースシャッター68は遮光状態となり、OVFモードでは、非遮光状態となる。
スーパーインポーズ表示素子66は、例えば発光ダイオード(LED)によって構成され、ファインダ部102を通過する被写体像に付加情報を重畳させる機能を有している。具体的には、スーパーインポーズ表示素子66は、焦点板64の直上に配置されたSI(スーパーインポーズ)スクリーンHSに光を照射することで、被写体像に付加情報を重畳させる。
以下では、光学ファインダを用いたフレーミング動作および電子ファインダを用いたフレーミング動作それぞれについて詳述する。図7は、撮像装置1Aにおける光学ファインダ視野内の表示を示す図である。
まず、光学ファインダを用いたフレーミング動作について説明する。
図3に示すように、OVFモードでは、ミラー機構6が、撮影レンズ3からの被写体像の光路上に配置され、被写体像が主ミラー61とペンタミラー65と接眼レンズ67とを順に介してファインダ窓10へと導かれる。このように、主ミラー61とペンタミラー65と接眼レンズ67とを含むファインダ光学系102は、撮影光学系によって取得された被写体像をファインダ窓10へと導く。
より詳細には、撮影レンズ3を通過した被写体光は、主ミラー61で上方に反射され、焦点板64に結像する。焦点板64に結像した被写体光は、当該焦点板64等(詳細には、焦点板64およびSIスクリーンHS)を通過し、ペンタミラー65で進路変更された後に、接眼レンズ67を通ってファインダ窓10へ向かう(図3の光路PA参照)。このように光路PAに沿って、ファインダ窓10に導かれた被写体像は、ユーザ(観察者)の眼へ到達して視認される。
すなわち、OVFモードでは、ユーザは、ファインダ窓10を覗くことによって、ファインダ視野内に表示された被写体像を視認し、構図決めを行うことができる。
また、光学ファインダにおいては、例えば図7のように被写体に対してのフォーカス位置および/または測光位置を示す線画(「線描画」または「ターゲットマーク」とも称する)Gvが被写体像に重畳されて、ファインダ窓10に映り込むようになっている。この線画Gvは、フォーカスおよび/または露出に関する複数の撮影条件それぞれに対応する複数の線画によって構成されている。
このような線画Gvは、透光性の部材として構成されるSIスクリーンHSの片面を罫書くことで描画されている。すなわち、被写体像に重畳されてファインダ窓10に導かれる線画Gvは、撮影レンズ3を通った被写体光をファインダ窓10に導く光路PA上に設けられたSIスクリーンHSに表されている。
次に、電子ファインダを用いたフレーミング動作について説明する。
図6に示すように、EVFモードでは、ミラー機構6は、撮影レンズ3からの被写体像の光路上に配置される。そして、撮影レンズ3を通過した被写体光は、主ミラー61で上方に反射され、焦点板64に結像する。焦点板64に結像した被写体光は、当該焦点板64等を通過し、ペンタミラー65で進路変更された後に、結像レンズ69(結像光学系)を介して副撮像素子7の撮像面上で再結像する(図6の光路PB参照)。
このようにEVFモードでは、被写体像は、OVFモードにおける光路PAとは異なる光路PBに沿って副撮像素子7に導かれる。
このようなファインダ部102における光路変更は、光路変更ミラー65eの角度(カメラ本体部2に対する設置角度)をファインダモードに応じて変更することによって実現される。
具体的には、光路変更ミラー65eは、表示切替スイッチ9のスライド動作に連動して、軸AX1を中心に回転可能に構成され、EVFモード(図6参照)では、OVFモード(図3参照)に比べて軸AX1を中心に矢印AR1の向きに所定角度AN回動される。
そして、全体制御部100は、軸AX1に関する光路変更ミラー65eの角度を検出する角度検出器(不図示)による検出結果に応じて、光学ファインダによる構図決め動作を行うべきか、電子ファインダによる構図決め動作を行うべきかを決定する。
図3に示す光路変更ミラー65eの角度では、光学ファインダによる構図決め動作を行うべき旨が決定され、副撮像素子7への給電を停止しモニタ12を非表示にする等の処理が行われる。一方、図6に示す光路変更ミラー65eの角度では、電子ファインダによる構図決め動作を行うべき旨が決定され、EVFモードの処理、つまり副撮像素子7への給電を行うとともにモニタ12にライブビュー画像を表示させる処理が行われる。
このように、EVFモードでは、光路変更ミラー65eの姿勢を変更することによって、ファインダ部102内の被写体光の光路が変更される。これにより、被写体光は、結像レンズ69を通過して副撮像素子7に到達する。
上述のように、副撮像素子7は、光路PBに沿って到達した被写体光を受光し、被写体像に係る撮影画像を微小時間間隔(例えば、1/60秒)で順次に取得する。取得された時系列の撮影画像は、モニタ12に動画的態様にて順次に表示(ライブビュー表示)される。
これによって、ユーザは、モニタ12に表示される動画像(ライブビュー画像)を視認して構図決めを行うことが可能になる。
なお、結像レンズ69および副撮像素子7は、OVFモードにおいて光路変更ミラー65eから接眼レンズ67へと進行する光束を遮らない位置(ここでは、接眼レンズ67の上方位置)に配置されている。
このように、撮像装置1Aでは、ファインダ部102の光路変更ミラー65eの姿勢を変更することによって被写体光の光路が変更され、OVFモードとEVFモードとが切り換えられる。
<撮影レンズ3の交換にともなう動作について>
次に、撮影レンズ3を交換した際に実行される撮像装置1Aの動作について説明する。図8は、主撮像素子5と撮影レンズ3のイメージサークルGCとの関係を示す図である。図9は、光学ファインダ視野内の表示を示す図である。図10は、画枠シャッタ91を示す図である。
次に、撮影レンズ3を交換した際に実行される撮像装置1Aの動作について説明する。図8は、主撮像素子5と撮影レンズ3のイメージサークルGCとの関係を示す図である。図9は、光学ファインダ視野内の表示を示す図である。図10は、画枠シャッタ91を示す図である。
撮像装置1Aでは、撮影レンズ3の交換が可能であり、新たな撮影レンズ3が装着されると、撮像装置1Aは、レンズ確認動作を実行する。
レンズ確認動作では、装着された撮影レンズ3からレンズ情報が取得され、当該レンズ情報に基づいて、撮影レンズ3が撮像装置1Aの主撮像素子5に対応したレンズであるか否かが判定される。ここで、対応したレンズであるか否かの判定は、撮影レンズ3のイメージサークルに主撮像素子5による撮影範囲が収まるか否かを基準にして行われる。
具体的には、レンズ情報に基づいて、装着された撮影レンズ3によって形成されるイメージサークルの大きさが演算により算出される。そして、主撮像素子5において本撮影画像の取得に用いられる領域(「撮影使用領域」とも称する)の対角長が、撮影レンズ3のイメージサークルの直径以下であるか否かを基準にして、装着された撮影レンズ3と主撮像素子5との組合せでケラレが発生しないか否かが判定される。ケラレが発生しない場合は、撮影レンズ3は、主撮像素子5に対応したレンズ(適応レンズ)であると判定され、ケラレが発生する場合は、撮影レンズ3は、主撮像素子5に対応しないレンズ(不適応レンズ)であると判定される。
そして、撮像装置1Aでは、当該レンズ判定の判定結果に応じて、撮影使用領域およびファインダ(詳細には、光学ビューファインダおよび電子ビューファンダ)で確認可能な被写体像の範囲(「視野範囲」とも称する)ERがそれぞれ変更される。
撮影使用領域の変更は、ケラレのない矩形の本撮影画像を取得するために行われ、主撮像素子5によって取得された撮影画像に画像処理を施すことによって実現される。
具体的には、主撮像素子5に対応しない撮影レンズ3を装着して本撮影が行われると、主撮像素子5によってケラレ部分を有する撮影画像が取得されるが、当該ケラレ部分は、画像処理によって取り除かれる。
より詳細には、図8に示されるように、撮影レンズ3のイメージサークルGCの直径が、主撮像素子5の対角長より短い場合は、主撮像素子5の四隅NPがケラレることになる。この状態で本撮影が行われると、主撮像素子5によって四隅のケラレた撮影画像が取得されることになる。そこで、撮像装置1Aは、当該撮影画像に対してケラレ部分を取り除く画像処理を施し、ケラレ部分を有しない本撮影画像HGを取得する。
このようにして取得された本撮影画像HGは、主撮像素子5上の一点鎖線KAによって囲まれる矩形領域を撮影使用領域として取得した画像に相当し、撮像装置1Aは、レンズ判定の判定結果に応じて撮影使用領域を変更して本撮影画像HGを取得するとも表現できる。
また、撮像装置1Aでは、レンズ判定の判定結果に応じて、ファインダで確認可能な視野範囲ERが、範囲ER1(図7参照)と範囲ER2(図9参照)との間で変更される。
視野範囲を変更させる変更手段としては、被写体像の結像位置である焦点板64とSIスクリーンHSとの間(図3参照)に設けられた画枠シャッタ91が用いられる。
図10に示されるように、画枠シャッタ91は、焦点板64を通過した被写体光の光路に垂直な平面内でスライド移動可能な2枚の遮光板AS1,AS2によって構成され、当該2枚の遮光板AS1,AS2は、画枠シャッタ91の閉状態QAにおいて焦点板64を通過した被写体光の一部を遮光する。このような遮光機能を有する画枠シャッタ91は、開状態QBにおいて、主撮像素子5による通常の撮影範囲に対応した視野範囲(「基本視野範囲」とも称する)ER1を規定するとともに、閉状態QAにおいて、基本視野範囲ER1よりも狭い視野範囲(「狭視野範囲」とも称する)ER2を規定する。なお、撮像装置1Aでは、画枠シャッタ91は、基本視野範囲ER1を規定するように、通常は開状態QBに設定されている。
このように、視野範囲ERは、レンズ判定の判定結果に応じて変更され、変更された視野範囲ERは、主撮像素子5による撮影範囲に対応するものとなっている。
また、画枠シャッタ91は、ファインダ光学系における被写体光の光路上において、焦点板64近傍の被写体像の結像位置に配置されているが、これによれば、ファインダにおいて狭視野範囲ER2を規定する枠を鮮明に表示することが可能になる。
以下では、上述のレンズ確認動作について、図11に示されるレンズ確認動作のフローチャートを参照して説明する。
撮像装置1Aでは、撮影レンズ3の交換が行われ、新たな撮影レンズ3が装着されると、図11に示されるレンズ確認動作が開始される。
具体的には、まず、ステップSP11では、判定部122によって、装着された撮影レンズ3のレンズ情報(レンズデータ)が取得される。
レンズ情報は、撮影レンズ3のレンズ側ROM31Bに予め記憶され、当該レンズ情報には、例えば、当該撮影レンズ3の焦点距離および画角等の情報が含まれている。
ステップSP12では、判定部122によって、装着された撮影レンズ3が、撮像装置1Aの主撮像素子5に対応したものであるか否かが判定される。
本実施形態の主撮像素子5には、35mmフィルム相当の大きさを有する撮像素子が採用されているので、例えば、APS−Cサイズ用の撮影レンズ3が装着された場合は、判定部122によって不適応な撮影レンズ3が装着されたと判定される。
このように、ステップSP12において、主撮像素子5に不適応な撮影レンズ3が装着されたと判定された場合は、ステップSP13に移行する。
ステップSP13では、画枠シャッタ91を閉じる動作が実行され、画枠シャッタ91は、閉状態QAとなる。
これにより、ファインダに表示される視野範囲が狭められ、ユーザは、主撮像素子5による撮影範囲に対応した視野範囲で被写体像を視認することが可能になる。
一方、ステップSP12において、主撮像素子5に適応した撮影レンズ3が装着されたと判定された場合は、画枠シャッタ91は開状態QBのまま、ステップSP14に移行する。
ステップSP14では、撮影レンズ3の取り外しの有無が確認される。撮影レンズ3の取り外しが行われない場合は、待機状態となり、撮影レンズ3の取り外しが行われた場合は、ステップSP15に移行する。
ステップSP15では、画枠シャッタ91が開状態QBであるか否かが判定される。画枠シャッタ91が開状態QBであった場合は、そのままレンズ確認動作が終了される。
画枠シャッタ91が開状態QBでなかった(閉状態QAであった)場合は、ステップSP16に移行し、画枠シャッタ91を開状態QBにする動作が実行された後、レンズ確認動作が終了される。
以上のように、撮像装置1Aは、装着された撮影レンズ3が主撮像素子5に適合するか否かを判定し、判定結果に応じて被写体光を遮光する画枠シャッタ91を動作させ、ファインダに示される撮影範囲を変更する。これによれば、液晶表示部材のような高価な部材をファインダ光学系に設けることなく、すなわち撮像装置のコストを抑制しつつ、ファインダを介して撮影範囲の変更をユーザに認識させることが可能になる。
<2.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態に係る撮像装置1Aは、ファインダに表示される視野範囲を変更することによって、主撮像素子5による撮影範囲をユーザに認識可能としていたが、第2実施形態に係る撮像装置1Bは、スーパーインポーズ表示素子66による付加情報の重畳表示によって、主撮像素子5による撮影範囲をユーザに視認可能とする。
図12は、撮像装置1Bの機能構成を示すブロック図である。図13は、撮像装置1Bにおける光学ファインダ視野内の表示を示す図である。
なお、第2実施形態に係る撮像装置1Bは、スーパーインポーズ表示素子66を用いて撮影範囲を示す点、並びに画枠シャッタ91およびこれに関連する構成を有していない点以外は、第1実施形態に係る撮像装置1Aとほぼ同様の構成および機能(図1〜図4および図6参照)を有しており、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。
図12に示す撮像装置1Bの判定部122は、レンズ側制御部31に設けられたレンズ側ROM31Bから撮影レンズ3のレンズ情報を取得し、当該レンズ情報に基づいて、撮影レンズ3が主撮像素子5に対応したレンズであるか否かを判定する。
表示素子制御部126は、判定部122での判定結果に応じて、スーパーインポーズ表示素子66の出力を制御し、主撮像素子5による撮影範囲を示す枠(「撮影範囲枠」または「画枠」とも称する)を強調表示させる。
より詳細には、撮像装置1BのSIスクリーンHSには、APS−Cサイズ用の撮影レンズ3が装着された場合の撮影範囲枠を示す線画Gvwが予め描画されている。これにより、図13に示すように、光学ファインダのファインダ視野内には、当該線画Gvwが被写体像に重畳されて表示されるようになっている。したがって、装着した撮影レンズ3が35mmフィルム相当の主撮像素子5に対応しないレンズであると予めユーザが認識している場合は、ユーザは、当該撮影レンズ3に応じた撮影範囲をファインダ視野内において確認することができる。
またさらに、撮像装置1Bは、当該線画Gvwごとに、スーパーインポーズ表示素子66としての投光LED(「画枠LED」とも称する)66Dを有しており、表示素子制御部126は、判定部122での判定結果に応じて、画枠LED66Dを発光させる。
このように、撮像装置1Bでは、画枠LED66Dを発光させることによって撮影範囲枠が強調表示されるので、ユーザは、装着された撮影レンズ3に応じた撮影範囲を確認することが可能となる。
以下では、撮像装置1Bにおいて実行されるレンズ確認動作について、図14に示されるレンズ確認動作のフローチャートを参照して説明する。
撮像装置1Bでは、撮影レンズ3の交換が行われ、新たな撮影レンズ3が装着されると、図14に示されるレンズ確認動作が開始される。
具体的には、まず、ステップSP21では、撮像装置1AのステップSP11と同様に、判定部122によって、装着された撮影レンズ3のレンズ情報(レンズデータ)が取得される。
ステップSP22では、ステップSP12と同様に、判定部122によって、装着された撮影レンズ3が撮像装置1Bの主撮像素子5に対応したものであるか否かが判定される。
ステップSP22において、主撮像素子5に不適応な撮影レンズ3が装着されたと判定された場合は、ステップSP23に移行し、主撮像素子5に適応した撮影レンズ3が装着されたと判定された場合は、ステップSP26に移行する。
ステップSP23では、ファインダ窓10への接眼の有無に応じて、ユーザが光学ファインダを使用しているか否かが判定される。
ステップSP23において、光学ファインダが使用されていると判定された場合は、ステップSP24に移行し、画枠LED66Dが点灯される。
一方、ステップSP23において、光学ファインダが使用されていないと判定された場合は、ステップSP25に移行し、画枠LED66Dが消灯される。
このように、主撮像素子5に不適応な撮影レンズ3が装着され、接眼が検知されると、撮像装置1Bは、画枠LED66Dを点灯させる。画枠LED66Dを点灯させる条件に接眼検知有りの条件を含め、接眼が検知されない場合に画枠LED66Dを消灯させることによれば、光学ファインダの不使用期間中における画枠LED66Dの点灯による無駄な電力消費を減らすことが可能になる。
次のステップSP26では、ステップSP14と同様に、撮影レンズ3の取り外しの有無が確認される。撮影レンズ3の取り外しが行われない場合は、ステップSP22に移行し、ステップSP22〜SP26の動作が繰り返し実行される。
一方、撮影レンズ3の取り外しが行われた場合は、ステップSP27に移行する。
ステップSP27では、画枠LED66Dが消灯されているか否かが判定され、画枠LED66Dが消灯状態であった場合は、そのままレンズ確認動作を終了させる。
画枠LED66Dが消灯状態でなかった(点灯状態であった)場合は、ステップSP28に移行し、画枠LED66Dが消灯された後、レンズ確認動作を終了させる。
以上のように、撮像装置1Bでは、画枠LED66Dによる投光によって、撮影範囲を示す線画Gvwが強調表示されるので、ユーザは、主撮像素子5による撮影範囲を認識することが可能になる。これによれば、液晶表示部材のような高価な部材をファインダ光学系に設けることなく、すなわち撮像装置のコストを抑制しつつ、ファインダを介して撮影範囲の変更をユーザに認識させることが可能になる。
<3.変形例>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は、上記に説明した内容に限定されるものではない。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は、上記に説明した内容に限定されるものではない。
例えば、上記第1実施形態では、2枚の遮光板AS1,AS2によって構成される画枠シャッタ91を用いていたが、これに限定されない。図15は、変形例に係る画枠シャッタ91を示す図である。
具体的には、図15に示されるように、4枚の遮光板AS3〜AS6によって構成される画枠シャッタ91を用いてもよい。
1A,1B 撮像装置
2 カメラ本体部
3 撮影レンズ
5 主撮像素子
10 ファインダ窓
13 接眼検知センサ
64 焦点板
66 スーパーインポーズ表示素子
91 画枠シャッタ
102 ファインダ光学系(ファインダ部)
122 判定部
124 画枠シャッタ制御部
126 表示素子制御部
GC イメージサークル
Gv,Gvw 線画
2 カメラ本体部
3 撮影レンズ
5 主撮像素子
10 ファインダ窓
13 接眼検知センサ
64 焦点板
66 スーパーインポーズ表示素子
91 画枠シャッタ
102 ファインダ光学系(ファインダ部)
122 判定部
124 画枠シャッタ制御部
126 表示素子制御部
GC イメージサークル
Gv,Gvw 線画
Claims (11)
- 交換可能な撮影レンズと、
前記撮影レンズによって結像された被写体像に関する撮影画像を取得する撮像素子と、
前記撮影レンズのレンズ情報を取得するレンズ情報取得手段と、
前記撮像素子による撮影範囲を確認するためのファインダ手段と、
前記レンズ情報に基づいて、前記撮影レンズが前記撮像素子に適合するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に応じて、前記被写体像を形成する被写体光の一部を遮光し、前記ファインダ手段に示される前記撮影範囲を変更する変更手段と、
を備える撮像装置。 - 前記変更手段は、
前記被写体光の一部を遮光する遮光板と、
前記判定手段の判定結果に応じて前記遮光板を移動させる制御手段と、
を有している請求項1に記載の撮像装置。 - 前記ファインダ手段は、前記被写体像を所定の光路に沿ってファインダ窓に導くファインダ光学系を有し、
前記遮光板は、前記所定の光路上における前記被写体像の結像位置に設けられる請求項2に記載の撮像装置。 - 前記ファインダ手段は、焦点板を有し、
前記遮光板は、前記焦点板近傍の前記結像位置に設けられる請求項3に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、前記被写体光の一部を遮光する第1の状態と、前記被写体光の一部を遮光しない第2の状態との間で前記遮光板を移動させる請求項4に記載の撮像装置。
- 前記判定手段は、前記撮影レンズのイメージサークルに前記撮影範囲が収まるか否かを基準にして、前記判定結果を導出する請求項5に記載の撮像装置。
- 交換可能な撮影レンズと、
前記撮影レンズによって取得された被写体像に関する撮影画像を取得する撮像素子と、
前記被写体像をファインダ像として、所定の光路に沿ってファインダ窓に導くファインダ光学系と、
前記撮影レンズに応じた前記撮像素子による撮影範囲を示す線画が表された透光性の部材と、
前記透光性の部材は、前記所定の光路上に設けられ、
前記線画は、前記ファインダ像に重畳される撮像装置。 - 前記撮影レンズのレンズ情報を取得するレンズ情報取得手段と、
前記ファインダ光学系に設けられ、前記ファインダ像に重畳された前記線画を強調表示する表示素子と、
前記レンズ情報に基づいて、前記撮影レンズが前記撮像素子に適合するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に応じて、前記表示素子の出力を制御する素子制御手段と、
をさらに備える請求項7に記載の撮像装置。 - 前記ファインダ窓への接眼を検知する接眼検知手段、
をさらに備え、
前記素子制御手段は、前記接眼検知手段によって前記接眼が検知されない場合は、前記強調表示を行わない請求項8に記載の撮像装置。 - 交換可能な撮影レンズによって結像された被写体像に関する撮影画像を取得する撮像素子と、
前記撮影レンズのレンズ情報を取得するレンズ情報取得手段と、
前記撮像素子による撮影範囲を確認するためのファインダ手段と、
前記レンズ情報に基づいて、前記撮影レンズが前記撮像素子に適合するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に応じて、前記被写体像を形成する被写体光の一部を遮光し、前記ファインダ手段に示される前記撮影範囲を変更する変更手段と、
を備える撮像装置本体。 - 交換可能な撮影レンズによって取得された被写体像に関する撮影画像を取得する撮像素子と、
前記被写体像をファインダ像として、所定の光路に沿ってファインダ窓に導くファインダ光学系と、
前記撮影レンズに応じた前記撮像素子による撮影範囲を示す線画が表された透光性の部材と、
前記透光性の部材は、前記所定の光路上に設けられ、
前記線画は、前記ファインダ像に重畳される撮像装置本体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008135461A JP2009282378A (ja) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | 撮像装置および撮像装置本体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008135461A JP2009282378A (ja) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | 撮像装置および撮像装置本体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009282378A true JP2009282378A (ja) | 2009-12-03 |
Family
ID=41452875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008135461A Pending JP2009282378A (ja) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | 撮像装置および撮像装置本体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009282378A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012044291A (ja) * | 2010-08-16 | 2012-03-01 | Nikon Corp | 撮像装置 |
JP2022171084A (ja) * | 2021-04-30 | 2022-11-11 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム |
-
2008
- 2008-05-23 JP JP2008135461A patent/JP2009282378A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012044291A (ja) * | 2010-08-16 | 2012-03-01 | Nikon Corp | 撮像装置 |
JP2022171084A (ja) * | 2021-04-30 | 2022-11-11 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5233720B2 (ja) | 撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラム | |
JP3697256B2 (ja) | 撮像装置およびレンズ装置 | |
JP5163257B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2006345172A (ja) | ファインダ装置及びカメラ | |
JP4215100B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2008287064A (ja) | 撮像装置 | |
JP2009294416A (ja) | 撮像装置およびその制御方法 | |
JP2008170872A (ja) | 撮像装置 | |
US8013896B2 (en) | Imaging apparatus including shaking correction for a second imaging sensor | |
JP4183000B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP4040638B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2008039976A (ja) | 撮像装置 | |
JP2009282378A (ja) | 撮像装置および撮像装置本体 | |
JP2010060675A (ja) | 撮像装置 | |
JP2010224290A (ja) | カメラ | |
JP2006339902A (ja) | ファインダ装置及びカメラ | |
JP5167919B2 (ja) | 撮像装置、その制御方法およびプログラム | |
JP2010021621A (ja) | 撮像装置、その制御方法およびプログラム | |
JP5078779B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP4143622B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2009302747A (ja) | 撮像装置、画像処理装置およびプログラム | |
JP4194577B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP4194542B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP4110152B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2009267592A (ja) | 撮像装置、表示位置補正方法および表示位置補正プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20100215 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20100304 |