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JP2004212892A - 撮像装置 - Google Patents

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JP2004212892A
JP2004212892A JP2003002587A JP2003002587A JP2004212892A JP 2004212892 A JP2004212892 A JP 2004212892A JP 2003002587 A JP2003002587 A JP 2003002587A JP 2003002587 A JP2003002587 A JP 2003002587A JP 2004212892 A JP2004212892 A JP 2004212892A
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lens
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image
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JP2003002587A
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Katsutoshi Horima
勝利 堀間
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Canon Inc
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Abstract

【課題】カメラ本体側のイメージサイズに対して異なるイメージサイズのレンズを装着したときにも、適正な焦点調整が可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】交換レンズのイメージサイズ情報が記録された交換レンズ側から、前記イメージサイズ情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された前記イメージサイズ情報に基づき、前記交換レンズのイメージサイズが当該撮像装置本体のイメージサイズに適合するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって不適合と判定されたときに、画像を拡大する電子ズームにより前記交換レンズのイメージサイズに当該撮像装置本体を適合させる適合手段とを備え、前記適合手段により電子ズームが行われたときは、電子ズームの拡大率に基づいて焦点検出領域を変更して、変更後の焦点検出領域を表示手段により表示し、レンズの合焦制御を行う。
【選択図】 図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ交換可能な電子カメラ等の撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レンズ交換可能な電子カメラにおいては、イメージサイズの異なるカメラ本体及び交換レンズ毎にそれぞれマウントの径を変えているものがあるが、このようなものでは交換レンズの汎用性が乏しいものとなる。しかし、マウントをすべて共通化すると、イメージサイズの大きな交換レンズであれば小さなイメージサイズ用のカメラ本体に対しては問題ないが、交換レンズのイメージサイズが小さい場合には光束のケラレ(口径食)等によりカメラの撮影画面の周辺部に十分な光が到達しないという問題が生じる。
【0003】
これに対して、小さなイメージサイズの交換レンズを大きなイメージサイズのカメラ本体に対してメカ的に装着不能にすることにより、前記ケラレ等の問題の発生を防止する技術が開示されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。また、交換レンズとカメラ本体とを電気的に接続し、レンズ側に記憶された交換レンズのイメージサイズに関連する情報に基づいて、カメラ本体側のイメージサイズに対して交換レンズのイメージサイズが適合しないと判定された場合(交換レンズ側のイメージサイズが小さい場合)に、警告を発するようにした構成も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
一方、上記電子カメラはいずれも、カメラ本体に対して交換レンズのイメージサイズが適合しない場合に、その交換レンズの装着を回避することによってケラレ等の問題の発生を防止するものであり、交換レンズの汎用性が十分に確保されたわけではない。
【0005】
そこで、カメラ本体に適合しないイメージサイズの交換レンズを装着した場合であっても、ケラレのない良好な撮影画像を得ることができる電子カメラを提供することを目的として、次のような提案もなされている。すなわち、カメラ側マウントを有するカメラ本体と、該カメラ側マウントと結合するレンズ側マウントを有する交換レンズとから成る電子カメラにおいて、交換レンズのイメージサイズを表す情報をカメラ本体に入力する入力手段を有し、この入力手段によって入力された前記情報に基づき、交換レンズのイメージサイズがカメラ本体に適合するか否かを判定し、不適合と判定されると、交換レンズによって形成される撮像素子上の像を表す画像信号に対して電子回路で信号処理を行うことによって撮影素子上の像の所定範囲に対応する像を拡大する電子ズームを実行し、交換レンズのイメージサイズにカメラ本体を適合させるようにしたものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平2−33267号公報
【特許文献2】
特開平2−33268号公報
【特許文献3】
特開平2−39777号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、イメージサイズの小さいレンズを装着したときにカメラをこれに適応させて撮影することは撮影画面の小さいカメラとして撮影することになるが、一般に撮影画面上での合焦状態を規定する許容錯乱円径は画面サイズに応じて変わり、撮影画面が小さくなると許容錯乱円径が小さくなる。例えば画面対角長約43mmの24×36のサイズでは35μであるが、さらに小さい画面サイズのものではその画面対角長に見合った値となる。したがって、この場合は、焦点調節動作を制御する上で許容錯乱円径もイメージサイズに応じて狭くする必要がある。また、それに応じた表示をカメラ側の表示部で行わなければ、撮影者は実際のイメージサイズを理解しないで撮影を行うこととなる。
【0008】
そのため、従来では、カメラ本体側のイメージサイズに対してイメージサイズの小さいレンズを装着したときにも焦点調節動作の焦点検出表示が変更されていないので、撮影画角に問題を生じることがあった。さらに、焦点検出範囲も撮影画角の変化に応じて変更するが、変更内容が表示されないと撮影者が誤った焦点検出エリアを使って撮影を行う、という問題も生じる。
【0009】
本発明は上記従来の問題点に鑑み、カメラ本体側のイメージサイズに対して異なるイメージサイズのレンズを装着したときにも、適正な焦点調整を行うことができる撮像装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明では、交換レンズのイメージサイズ情報が記録された交換レンズ側から、前記イメージサイズ情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された前記イメージサイズ情報に基づき、前記交換レンズのイメージサイズが当該撮像装置本体のイメージサイズに適合するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって不適合と判定されたときに、画像を拡大する電子ズームにより前記交換レンズのイメージサイズに当該撮像装置本体を適合させる適合手段とを備え、前記適合手段により電子ズームが行われたときは、電子ズームの拡大率に基づいて焦点検出領域を変更して、変更後の焦点検出領域を表示手段により表示し、レンズの合焦制御を行うことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
[第1実施形態]
<デジタル一眼レフカメラの外観>
図1は、本発明の第1実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの外観を示す上面図であり、図2は、図1に示したデジタル一眼レフカメラの外観を示す背面図である。
【0013】
図1及び図2において、100はカメラ本体、200はカメラ本体100に対して不図示の本体マウントを介して交換可能な撮影レンズである。150は撮影操作を行うためのレリーズボタンであり、151は多機能信号入力用のメイン電子ダイヤルであり、他の操作釦と併用して、カメラに数値を入力したり、撮影モードを切り換えたりするために用いる。
【0014】
152は、メイン電子ダイヤル151と同様の機能を備えた、本デジタルカメラの撮影条件等を選択するためのサブ電子ダイヤルである。153は、撮影条件等を表示する外部表示機能を備えた液晶表示装置から成る外部表示LCDである。
【0015】
図2において、154は、撮影時は電子ビューファインダの機能を有し再生時は撮影された画像を表示する表示手段としてのLCDモニタ(液晶表示器)である。155はLCDモニタ154をオン/オフするためのモニタスイッチである。本実施形態によるLCDモニタ154は透過型であるため、LCDモニタ154の駆動だけでは、画像を視認することはできず、必ずその裏面には不図示のバックライト照明装置が必要である。LCDモニタ154と不図示のバックライト照明装置により表示手段を構成している。
【0016】
156はファインダ観察用の接眼窓、157はサブ電子ダイヤル152による入力機能をロックするダイヤルロックスイッチ、158は本カメラの電源を制御するメインスイッチである。
【0017】
<デジタル一眼レフカメラの構造>
図3は、図1に示したデジタル一眼レフカメラの概略構造を示す断面図である。
【0018】
200は撮影レンズ部であり、内部に収納されている撮影レンズは便宜上200a、200bの2枚レンズで示したが、実際はさらに多数のレンズから構成されていることは周知の通りである。100はカメラ本体、101は主ミラーで、観察状態の時は撮影光路に斜設され撮影状態時は退去される。102はサブミラーで、主ミラー101を透過した光束をカメラボディの下方へ向けて反射する。103はシャッタ、104は撮影画像を記録するためのCCDやMOS型等の固体撮像素子である。
【0019】
105は7点の焦点検出領域を有する焦点検出装置であり、その構成は結像面近傍に配置されたフィールドレンズ105a、反射ミラー105b及び105c、2次結像レンズ105e、絞り105d、複数のラインセンサーからなるCCD105f等から構成されている周知の位相差方式の焦点検出装置である。
【0020】
106は撮影レンズ200a,200bの予定結像面に配置されたピント板であり、108はファインダ光路変更用のペンタダハプリズムである。ペンタダハプリズム108の射出面後方には、例えば可視光を透過し赤外光を反射するダイクロイックミラーからなる光分光器109、接眼レンズ110が配置され、ピント板106に結像された被写体像の光束が撮影者の眼球111に達し観察される。112、113は観察画面内の被写体輝度を測定するための結像レンズと測光センサーであり、結像レンズ112はペンタダハプリズム108内の反射光路を介してピント板106と測光センサー113を共役な結像関係に結像させている。
【0021】
114は明るい被写体の中でも視認できる光を発する高輝度LED、115は集光レンズである。116はスーパーインポーズ用LCDであり、前記7点の焦点検出領域を複数のセグメントによりパターン化し、選択されたセグメント領域のみを光透過可能とする電界効果型のツイステッドネマティックモード(Twisted Nematic Mode)を利用したTN液晶表示器からなる。
【0022】
LED114から発せられた光束は、集光レンズ115及びスーパーインポーズ用LCD116の透過セグメントを通過し、投光レンズ117を介して光分光器109に達する。ここでピント板106に結像された被写体象と透過セグメントのパターンが重ねて表示され、接眼レンズ110を介して観察者の眼球111に達し、観察される。
【0023】
118はファインダ視野外に撮影情報を表示するためのファインダ内LCDであり、照明用LED119(F−LED)によって照明され、LCD118を透過した光が三角プリズム120によってファインダ内に導かれ、ファインダ視野外に表示され、撮影者は撮影情報を知ることができる。
【0024】
201は、撮影レンズ部200内に設けた絞り、202は絞り駆動回路を含む絞り駆動装置、203はレンズ駆動用モータ、204は駆動ギヤ等からなるレンズ駆動部材、205はフォトカプラであり、レンズ駆動部材204に連動するパルス板206の回転を検知してフォーカス駆動回路に伝えている。フォーカス駆動回路は、この情報とカメラ側からのレンズ駆動量の情報に基づいて、レンズ駆動用モータ203を所定量駆動させ、撮影レンズ200aを合焦位置に移動させるようになっている。121〜124、207〜210はカメラ本体100とレンズ鏡筒200とのインターフェイスとなるマウント接点である。
【0025】
<カメラの電気的構成>
図4は、図1に示したカメラの電気的構成を示すブロック図である。
【0026】
同図において、1はシステムコントローラであり、カメラの各回路部から必要に応じてデータを取り込み、所要の回路部に必要な制御データを送出するようにしてカメラ全体のシーケンスを統括的に制御する。
【0027】
撮影レンズ部200において、該撮影レンズ200a,200bを収納するレンズ筐体(不図示)の適所には、レンズの種類、開放F値、イメージサイズ情報、及びK値(レンズ駆動量から駆動パルス数への変換係数)などのレンズ固有のデータが予め書き込まれたROM等のレンズ情報記憶手段2が設けられている。この撮影レンズの内部にレンズマイコンを内蔵させ、必要に応じてシステムコントローラ1とデータ交信させることで処理速度を向上させるようにすることができる。
【0028】
3は焦点距離検出手段であり、被写体像のデフォーカス量を検出するものである。すなわち、この焦点検出手段3は、撮影レンズ200a,200bを通過してくる被写体像をコンデンサレンズ及び基準部と参照部から成るライン状の固体撮像素子(CCD)等の測距素子部に導くものである。システムコントローラ1は、上記焦点検出手段3の動作を制御するとともに、得られた受光信号を取り込み、位相差方式を用いてデフォーカス量を算出し、さらにレンズ情報記憶手段3からK値を取り込んで、レンズ駆動量に相当する計数値に変換計算する。また、システムコントローラ1はレンズ駆動用信号をレンズ駆動手段に送出する。
【0029】
4はレンズ駆動手段であり、レンズ駆動信号を受けて撮影レンズ200a,200bを合焦方向に向けて駆動させる。なお、レンズ駆動信号は、所定のデューティを有するパルス列を用いることができる。また、レンズ駆動手段4の適所あるいはレンズ側には、レンズの移動量に相当する回転量を出力するロータリエンコーダが設けられており、システムコントローラ1は上記ロータリエンコーダの発生パルスの個数が、前記求めた計数値に達するまでレンズ駆動を行う。
【0030】
5は露出制御手段であり、例えば第1幕と第2幕とを有するフォーカルプレーンシャッタの場合、該第1幕及び第2幕の走行及び元の位置への復帰(チャージ)を行う。6は絞り制御手段であり、撮影レンズ部200内の絞り201を所要の絞り位置にセットするとともに、元の開放位置にチャージする。
【0031】
7はミラー制御手段であり、撮影レンズ200a,200bとシャッタ間に配置され、焦点検出の他、測光やファインダへ被写体像を導くための(ハーフ)ミラーをレリーズ(露光)時に光軸上から退避させる。これにより、撮影レンズ200a,200bを通過した被写体像を直接固体撮像素子100に記録させるためのものである。また、ミラー制御手段7は、レリーズ動作終了後、再び初期位置に移動させる。
【0032】
8は表示手段であり、LCDモニタ、ファインダ視野内のスーパーインポーズ、ファインダ視野外表示部、外観の一部にある外観表示部などの各表示部を制御する。9は一時的に記録されたデジタル信号を記録するメモリである。また、SW1は測距及び測光を指示するスイッチ、SW2はレリーズを指示するスイッチである。これらのスイッチSW1,SW2はカメラ本体100の外部適所に設けられたシャッタ釦内に組み込まれ、該シャッタ釦の半押しでスイッチSW1がオンし、全押しするとスイッチSW2がオンするように構成している。スイッチ(S/C)は1枚毎の単写モード(S)、連写モード(C)を選択的に切り換えるものである。
【0033】
<システムコントローラ1内の各機能>
図5は、システムコントローラ1内の各機能を実現する機能達成手段を示すブロック図である。
【0034】
10は撮影レンズ200a,200bのイメージサイズを判別するイメージサイズ判定手段である(後述詳細を記す)。11は焦点検出領域切換手段であり、上記像面速度の他、スイッチ(S/C)、スイッチSW2の状態及び前記K値や開放F値等のレンズ情報を取り込み、条件に合った好適な焦点検出を設定する。12は焦点判定手段であり、検出されたデフォーカス量が所定の合焦幅内に入っているかどうかを判定し適正な焦点調節が行われたか否かを判定する。13は、AFシーケンス制御手段であり、システムコントローラ1からの指令に基づいてAF動作のためのメカ部分の駆動をシーケンス制御するものである。14は、表示部切替え手段であり、イメージサイズ情報を基に、各表示部の表示手段をそれぞれのイメージサイズにあった表示形態に表示部を制御する。
【0035】
<イメージサイズ>
次に、イメージサイズについて説明する。
【0036】
電子カメラ本体100の所定のマウント部121〜124と撮影レンズ部200の所定のマウント部207〜210とを所定の手段によって連結する。すると、電子カメラ本体100の電気接点と撮影レンズ部200の電気接点とが接触状態となる。これによって両者の間は、電気的な接続が確保された状態となる。
【0037】
この状態において、電子カメラ本体100の主電源が投入されることによって、本電子カメラシステムは、撮影記録動作を開始し得る撮影準備状態になる。すなわち、この主電源が投入されることによって、システムコントローラ1が起動して、同システムコントローラ1は、本電子カメラシステムにおける回路全体の初期化を行う。
【0038】
そして、所定の初期化処理が完了すると、続いて同システムコントローラ1は、マウント側電気接点及び本体側電気接点を介して撮影レンズ部200の記憶手段2からイメージサイズ情報を読み込む。このとき読み込まれるイメージサイズ情報は、上述したように装着された撮影レンズ部200を構成する撮影光学系に関する固有の情報である。
【0039】
このようにして、システムコントローラ1によって電子カメラ本体100側に読み込まれたイメージサイズ情報は、同システムコントローラ1の内部記憶領域や本電子カメラ本体100のメモリ9の所定領域に一時的に記憶される。なお、メモリ9に一時的に記憶されたイメージサイズ情報は、本電子カメラ本体100の主電源がオフ状態とされたときには、無効な情報として扱われ、次回のシステム起動時における初期化処理によって消去される。そして、撮影レンズ部200の記憶手段2から所定のイメージサイズ情報を読み込むための制御が改めて実行される。
【0040】
また、メモリ9に一時的に記憶されたイメージサイズ情報は、撮影レンズ部200が電子カメラ本体100から取り外され、マウント側電気接点と本体側電気接点の間の電気的な接続が切り離されたときにも無効化されるようになっている。この場合には、他の撮影レンズ部200が電子カメラ本体100に装着され、マウント側電気接点と本体側電気接点の間の電気的な接続が新たに確立されることを待って、システムコントローラ1は、自動的に記憶手段2から所定のイメージサイズ情報を読み込む制御を実行する。これによってメモリ9には、新たなイメージサイズ情報が無効化された情報に上書きされることになる。
【0041】
以上のようにして、本電子カメラシステムはイメージサイズ情報の読み出しを行っている。
【0042】
<イメージサイズと焦点検出領域の関係>
次に、LCDモニタに表示されるイメージサイズと焦点検出領域の関係について、図6を参照して説明する。
【0043】
本実施形態で用いるイメージサイズには、図6に示す3種類(大・中・小)のサイズがある。図6中の20は標準撮影レンズ装着時のイメージサイズ(大)であり、23はその時の測光及び焦点検出エリアである。21はイメージサイズ(中)で、前記イメージサイズ20の2/3サイズである。22はイメージサイズ(小)で、前記イメージサイズ20の1/3サイズである。
【0044】
上記より、
A:B:C=A:A*2/3:A*1/3=1:2/3:1/3
の関係が成立する。
【0045】
図7(a)は、標準サイズでもあるイメージサイズ(大)になる撮影レンズが装着されている場合における焦点検出点を示す図である。
【0046】
イメージサイズ(大)の撮影可能領域内には焦点検出を行う焦点検出点26〜32が7点含まれているので、7点すべてにおいて焦点検出が可能である。この時の、電子ビューファインダであるLCDモニタ154に表示される焦点検出領域を図8(a)に示す。図7(a)と同様に焦点検出点26〜32が7点表示され、7点すべてにおいて焦点検出領域内で焦点検出が可能である。
【0047】
図7(b)は、イメージサイズ(中)になる撮影レンズが装着されている場合における焦点検出点を示す図である。
【0048】
イメージサイズ(中)の撮影可能領域内には焦点検出を行う焦点検出点26〜30が5点含まれているので、5点において焦点検出が可能である。領域外の焦点検出点31、32においては焦点検出は行われない。この時の、LCDモニタに表示される焦点検出領域を図8(b)に示す。焦点検出点26〜30の5点の焦点検出領域で焦点検出が可能であり、焦点検出点31、32は焦点検出が行われないので非表示である。
【0049】
図7(c)は、イメージサイズ(小)になる撮影レンズが装着されている場合における焦点検出点を示す図である。
【0050】
イメージサイズ(小)の撮影可能領域内には焦点検出を行う焦点検出点26が1点しか含まれておらず、そのため1点のみによる焦点検出が可能である。領域外の焦点検出点27〜32においては焦点検出は行われない。この時の、LCDモニタに表示される焦点検出領域は図8(c)に示す。焦点検出点26が1点のみであるので、この中央1点が焦点検出領域となり焦点検出が可能である。その他の焦点検出点27〜32は焦点検出が行われないので非表示である。
【0051】
<ファインダ内表示>
次に、ファインダ内表示について説明をする。
【0052】
図9(a),(b),(c)は、イメージサイズの異なる撮影レンズが装着された時のファインダ内の表示状態を示す図であり、同図(a)は、標準サイズでもあるイメージサイズ(大)の時のファインダ内表示であり、同図(b)は、イメージサイズ(中)の時のファインダ内表示であり、同図(c)は、イメージサイズ(小)の時のファインダ内表示である。
【0053】
この図9(a),(b),(c)において、焦点検出視野枠内には前述の焦点検出点26〜32がスーパーインポーズ表示される。107は視野枠であり、ファインダ視野外には、合焦時に点灯する合焦表示部33と、シャッタスピード表示部34と、絞り表示部35と、イメージサイズの大きさを表す指標部36(7:標準サイズ、5:中サイズ、1:小サイズ)とが設けられている。
【0054】
イメージサイズの大きさを表す指標について説明すると、イメージサイズ(大)の時は焦点検出領域の焦点検出点が7点可能であるので、数字の「7」が点燈する。イメージサイズ(中)の時は焦点検出領域の焦点検出点が5点可能であるので、数字の「5」が点燈する。イメージサイズ(小)の時は焦点検出領域の焦点検出点が1点可能であるので、数字の「1」が点燈する。
【0055】
このように光学ファインダでは、LCDモニタのように撮影可能な領域のみを切り出して拡大表示することができないので、ファインダ内表示の点燈にて表示の差別化を行う。これによりファインダ内を覗いた時でもカメラ本体に装着されている撮影レンズのイメージサイズの大きさを容易に確認でき、光学ファインダを用いて撮影をすると撮影領域が不明確になる問題を撮影者に容易に知らせることができる。このため、撮影者の判断により光学ファインダによる撮影が不適と思うならば、LCDモニタによる撮影へ切り替えることができるので、撮影領域の問題を未然に解消できる効果を得られる。
【0056】
図9(a)に示すように、イメージサイズ(大)の撮影領域内には、焦点検出を行う焦点検出点26〜32が7点すべて含まれるので、7点すべてにおいて焦点検出が可能である。よって、スーパーインポーズ表示も7点すべてが点燈をする。この時の、ファインダ視野外にあるイメージサイズの大きさを表す指標は「7」で、イメージサイズ(大)を表す。
【0057】
図9(b)に示すように、イメージサイズ(中)の撮影領域内には、焦点検出を行う焦点検出点26〜30が5点含まれているので、5点による焦点検出が可能である。よって、スーパーインポーズ表示も5点が点燈し、残りの2点は非表示である。この2点は焦点検出領域外にあるために使用することができないからである。この時の、ファインダ視野外にあるイメージサイズの大きさを表す指標は「5」で、イメージサイズ(中)を表す。
【0058】
図9(c)に示すように、イメージサイズ(小)の撮影領域内には焦点検出を行う焦点検出点26が1点のみ含まれているので、1点のみによる焦点検出が可能である。よって、スーパーインポーズ表示も1点のみが点燈し、残りの6点は表示されない。この6点は焦点検出領域外にあるために使用することができないからである。この時の、ファインダ視野外にあるイメージサイズの大きさを表す指標は「1」で、イメージサイズ(小)を表す。
【0059】
<外部表示>
次に、外観部にある外部表示について説明する。
【0060】
図10(a),(b),(c)は、外観部にある外部表示LCD153の表示状態を示す図であり、同図(a)はイメージサイズ(大)の時の表示状態であり、同図(b)はイメージサイズ(中)の時の表示状態であり、図10(c)はイメージサイズ(小)の時の表示状態である。
【0061】
図中の37はバッテリー残量表示、38はマニュアル露出やプログラム自動露出(AE)撮影など切り替える撮影モード切り替え表示、39は絞り値の表示、40はシャッタスピードを表示するシャッタ速度表示、41はONE SHOT AFと、AI SERVO AFを切り替えるオートフォーカス(AF)モード表示、42は単写、連写、セルフタイマー撮影などを切り替えるドライブモード表示、43は露出補正表示、44は評価測光、部分測光、スポット測光、中央部重点平均測光などの測光モード表示、45はCF(コンパクト・フラッシュ)などの記録媒体への撮影枚数を表示する撮影枚数カウンタ及びISO表示、46はAEB撮影表示、47はストロボ調光補正表示、48はイメージサイズの大きさの指標表示である。
【0062】
図10(a)に示すように、イメージサイズ(大)の撮影領域内には、焦点検出を行う焦点検出点26〜32が7点含まれていて、7点すべてが焦点検出可能であるために、外部表示LCD153にあるイメージサイズの大きさを表す指標部48は「7」を表示し、この数字の「7」はファインダ視野外表示部36と同様の表示内容であり、イメージサイズ(大)を表す。
【0063】
図10(b)に示すように、イメージサイズ(中)の撮影領域内には、焦点検出を行う焦点検出点26〜30が5点含まれていて、5点による焦点検出が可能であり、外部表示LCD153にあるイメージサイズの大きさを表す指標部48は「5」を表示し、この数字の「5」はファインダ視野外表示部36と同様の表示内容であり、イメージサイズ(中)を表す。
【0064】
図10(c)に示すように、イメージサイズ(小)の撮影領域内には、焦点検出を行う焦点検出点26が1点のみ含まれていて、1点のみによる焦点検出が可能であり、外部表示LCD153にあるイメージサイズの大きさを表す指標部48は「1」を表示し、この数字の「1」はファインダ視野外表示部36と同様の表示内容であり、イメージサイズ(小)を表す。
【0065】
<カメラの動作>
次に、カメラ本体100が起動してからレリーズまでの処理について、図11,12,13のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、この図11,12,13のフローチャートに従ったプログラムを例えばシステムコントローラ1内の記憶装置に格納し実行することにより、以下の制御方法を実現させることが可能となる。
【0066】
スイッチSW1がオンすると、撮影レンズ部200との通信を開始し、イメージサイズ情報を確認する(ステップS1〜ステップS3)。イメージサイズ情報の判定確認結果がイメージサイズ(大)と判定されたときはステップS4へ進む。
【0067】
ステップS4は、イメージサイズ情報から焦点検出領域に対するイメージサイズ(大)の設定を行う。続くステップS5では、イメージサイズの設定結果を得て、ファインダ内の表示を行う。ファインダ視野内のスーパーインポーズ表示には、イメージサイズ(大)の時に焦点検出が可能な焦点検出点が7点存在するので、焦点検出が可能な7点の焦点検出点が点燈する。また、視野外表示部においては、焦点検出点が7点有効となるので数字の「7」が点燈する。
【0068】
外観表示部の外部表示LCD153においても、イメージサイズ設定結果を基に焦点検出点の7点が有効である指標を表示する。表示内容は焦点検出点が7点有効となるので数字の「7」が点燈する(ステップS6)。
【0069】
以上、イメージサイズ(大)の設定が終了するとステップS7へ進む。ステップS7では、AFシーケンス制御手段13が起動され、先ず測距素子であるCCDの残留電荷の消去が行われ、次いで測距素子部へ被写体像を導いて所定の電荷が得られるまで電荷蓄積を行い、所定電荷量(電圧)に達すると上記蓄積を停止してCCD各素子の信号を不図示のメモリに転送する(ステップS7〜ステップS9)。
【0070】
転送データからデフォーカス量を求め、さらにK値を用いて計数値が変換計算され(ステップS10)、そして、合焦判定を行い(ステップS11、S12)、合焦でなければステップS38へ移行し、レンズの駆動を行って、ステップS7へ戻り、再度前述の動作(ステップS7〜ステップS12)を繰り返す。
【0071】
合焦後、イメージサイズ(大)におけるファインダ視野内において有効なスーパーインポーズ表示(7点)のうち、合焦領域のスーパーインポーズ表示のみ点燈をする(ステップS13)。LCDモニタ154にも図8(a)に示すように表示部全体に有効な焦点検出点の7点のうち、前述同様に合焦領域のスーパーインポーズ表示のみ点燈をする(ステップS14)。これにより、ファインダ視野内、LCDモニタ154の2つの異なる撮影系ファインダにイメージサイズの領域が表示されレリーズを行うことができる。
【0072】
一方、ステップS3のイメージサイズ情報確認でイメージサイズ情報が大サイズ以外と確認された時は、イメージサイズ(大)以外を有する撮影レンズが装着されているので、さらに撮影レンズのイメージサイズの大きさ判定を行う(ステップS15)。イメージサイズの大きさ判定結果がイメージサイズ(中)と判定されるとステップS16へ進む。
【0073】
ステップS16は、イメージサイズ情報から焦点検出領域に対するイメージサイズ(中)の設定を行う。イメージサイズの設定結果を得て、ファインダ内の表示を行う。ファインダ視野内のスーパーインポーズ表示には、イメージサイズ(中)の時に焦点検出が可能な焦点検出点が5点存在するので、焦点検出が可能な5点の焦点検出点が点燈する。また、視野外表示部においては、焦点検出点が5点有効となるので数字の「5」が点燈する(ステップS17)。外観表示部の外部表示LCD153においても、イメージサイズ設定結果を基に焦点検出点の5点が有効である指標を表示する。表示内容は焦点検出点が5点有効となるので数字の「5」が点燈する(ステップS18)。
【0074】
以上、イメージサイズ(中)の設定が終了するとステップS19へ進む。ステップS19では、AFシーケンス制御手段13が起動され、先ず測距素子であるCCDの残留電荷の消去が行われ、次いで測距素子部へ被写体像を導いて所定の電荷が得られるまで電荷蓄積を行い、所定電荷量(電圧)に達すると上記蓄積を停止してCCD各素子の信号を不図示のメモリに転送する(ステップS19〜ステップS21)。
【0075】
転送データからデフォーカス量を求め、さらにK値を用いて計数値が変換計算され(ステップS22)、そして、合焦判定を行い(ステップS23、S24)、合焦でなければステップS48へ移行し、レンズの駆動を行い、ステップS19へ戻り、再度前述の動作(ステップS19〜ステップS24)を繰り返す。
【0076】
合焦後、イメージサイズ(中)におけるファインダ視野内において有効なスーパーインポーズ表示(5点)のうち、合焦領域のスーパーインポーズ表示のみ点燈をする(ステップS25)。LCDモニタ154にも図8(b)に示すように表示部全体に合焦領域の焦点検出点が表示され、前述同様に合焦領域のスーパーインポーズ表示のみ点燈をする(ステップS26)。これにより、ファインダ視野内、LCDモニタ154の2つの異なる撮影系ファインダにイメージサイズの領域が表示されレリーズを行うことができる。
【0077】
一方、ステップS15のイメージサイズ情報確認でイメージサイズ情報がイメージサイズ(中)以外と確認された時は、イメージサイズ(小)の撮影レンズが装着されていることになる。よって、イメージサイズ情報から焦点検出領域に対するイメージサイズ(小)の設定を行う(ステップS27)。イメージサイズの設定結果を得て、ファインダ内の表示を行う。ファインダ視野内のスーパーインポーズ表示には、イメージサイズ(小)の時に焦点検出が可能な領域は1点のみで、その焦点検出が可能な1点のみ焦点検出点が点燈する。また、視野外表示においては、焦点検出点が1点のみ有効となるので数字の「1」が点燈する(ステップS28)。
【0078】
外観表示部の外部表示LCD153においても、イメージサイズ設定結果を基に焦点検出点の1点が有効である指標を表示する。表示内容は焦点検出点が1点有効となるので数字の「1」が点燈する(ステップS29)。
【0079】
以上、イメージサイズ(小)の設定が終了するとステップS30へ進む。ステップS30ではAFシーケンス制御手段13が起動され、先ず測距素子であるCCDの残留電荷の消去が行われ、次いで測距素子部へ被写体像を導いて所定の電荷が得られるまで電荷蓄積を行い、所定電荷量(電圧)に達すると上記蓄積を停止してCCD各素子の信号を不図示のメモリに転送する(ステップS30〜ステップS32)。
【0080】
転送データからデフォーカス量を求め、さらにK値を用いて計数値が変換計算され(ステップS33)、そして、合焦判定を行い(ステップS34、S35)、合焦でなければステップS58へ移行し、レンズの駆動を行い、ステップS30へ戻り、再度前述の動作(ステップS30〜ステップS35)を繰り返す。
【0081】
合焦後、イメージサイズ(小)のファインダ視野内においては、有効なスーパーインポーズ表示(1点)のみであるため、合焦時のみスーパーインポーズ表示が点燈をする(ステップS36)。LCDモニタ154にも図8(c)に示すように表示部全体に有効な焦点検出点が1点のみ存在し、前述同様に合焦時のみスーパーインポーズ表示が点燈をする(ステップS37)。
【0082】
これにより、ファインダ視野内、LCDモニタ154の2つの異なる撮影系ファインダにイメージサイズの領域が表示され、レリーズを行うことができる。
【0083】
このように本実施形態では、カメラ本体側のイメージサイズに対してイメージサイズの小さいレンズを装着した時には電子ズームにより切り出し画像の領域を変更し、変更した撮影画像サイズに応じた焦点検出表示を行うことができる。すなわち、撮影レンズからのイメージサイズ情報の取得により、有効なイメージサイズ範囲を撮影者に知らせ、且つ各イメージサイズにおいて適正な焦点検出領域を設定し合焦させることができる。従って、各イメージサイズでの適正な合焦を実行することで、ピントのとれた鮮明な撮影を行うことができる。
【0084】
[第2実施形態]
前述の実施形態では、ファインダ視野外におけるイメージサイズの大きさを表す指標として焦点検出点の数字を表示させたが、図14(a),(b),(c)の50に示す指標のように、各イメージサイズの大きさにより図形形状を変えて用いても良い。スーパーインポーズ表示についても発光色を変えたり、形状を変化させて表示しても有効な効果を得ることができる。
【0085】
本体外観部にある外部表示LCD153の表示状態についても同様で、イメージサイズの大きさを表す指標を焦点検出点の数字を表示させたが、図15(a),(b),(c)に示す指標のように、各イメージサイズの大きさにより図形形状を変えて用いても何ら問題はない。
【0086】
以上のように、イメージサイズの領域や合焦領域を示す表示部の形態について、状況に応じて様々な組合せを用いることで、有効な撮影状況を提供することができる。
【0087】
本発明は、上述した実施形態の装置に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
【0088】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0089】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0090】
[実施態様]
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0091】
<実施態様1> 交換レンズのイメージサイズ情報が記録された交換レンズ側から、前記イメージサイズ情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された前記イメージサイズ情報に基づき、前記交換レンズのイメージサイズが当該撮像装置本体のイメージサイズに適合するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって不適合と判定されたときに、画像を拡大する電子ズームにより前記交換レンズのイメージサイズに当該撮像装置本体を適合させる適合手段とを備え、前記適合手段により電子ズームが行われたときは、電子ズームの拡大率に基づいて焦点検出領域を変更して、変更後の焦点検出領域を表示手段により表示し、レンズの合焦制御を行うことを特徴とする撮像装置。
【0092】
<実施態様2> 前記表示手段は、ファインダ視野枠内にスーパーインポーズ表示を行うことを特徴とする実施態様1に記載の撮像装置。
【0093】
<実施態様3> 前記表示手段は、ファインダ内の視野枠外に表示を行うことを特徴とする実施態様1に記載の撮像装置。
【0094】
<実施態様4> 前記表示手段は、当該撮像装置本体のファインダ外に表示を行うことを特徴とする撮像装置。
【0095】
<実施態様5> 前記表示手段は、電子ズームの拡大率に基づいて異なる表示形態の表示を行うことを特徴とする実施態様4記載の撮像装置。
【0096】
<実施態様6> 前記表示手段は、ファインダ視野枠内にスーパーインポーズ表示を異なる発光色で表示を行うことを特徴とする実施態様1乃至5記載の撮像装置。
【0097】
<実施態様7> 交換レンズのイメージサイズ情報が記録された交換レンズ側から、前記イメージサイズ情報を入力する入力工程と、前記入力工程によって入力された前記イメージサイズ情報に基づき、前記交換レンズのイメージサイズが当該撮像装置本体のイメージサイズに適合するか否かを判定する判定工程と、前記判定工程によって不適合と判定されたときに、画像を拡大する電子ズームにより前記交換レンズのイメージサイズに当該撮像装置本体を適合させる適合工程と、前記適合工程により電子ズームが行われたときは、電子ズームの拡大率に基づいて焦点検出領域を変更して、変更後の焦点検出領域を表示手段により表示し、レンズの合焦制御を行う工程とを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
【0098】
<実施態様8> 交換レンズのイメージサイズ情報が記録された交換レンズ側から、前記イメージサイズ情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された前記イメージサイズ情報に基づき、前記交換レンズのイメージサイズが当該撮像装置本体のイメージサイズに適合するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによって不適合と判定されたときに、画像を拡大する電子ズームにより前記交換レンズのイメージサイズに当該撮像装置本体を適合させる適合ステップと、前記適合ステップにより電子ズームが行われたときは、電子ズームの拡大率に基づいて焦点検出領域を変更して、変更後の焦点検出領域を表示手段により表示し、レンズの合焦制御を行うステップとを有する制御プログラムを提供することを特徴とする媒体。
【0099】
<実施態様9> 交換レンズのイメージサイズ情報が記録された交換レンズ側から、前記イメージサイズ情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された前記イメージサイズ情報に基づき、前記交換レンズのイメージサイズが当該撮像装置本体のイメージサイズに適合するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによって不適合と判定されたときに、画像を拡大する電子ズームにより前記交換レンズのイメージサイズに当該撮像装置本体を適合させる適合ステップと、前記適合ステップにより電子ズームが行われたときは、電子ズームの拡大率に基づいて焦点検出領域を変更して、変更後の焦点検出領域を表示手段により表示し、レンズの合焦制御を行うステップとを有することを特徴とする制御プログラム。
【0100】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、撮像装置本体側のイメージサイズに対して異なるイメージサイズのレンズを装着したときにも、撮影が可能となるように焦点検出領域を設定して適正な焦点調整を行うことができ、常に的確な撮影が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの外観を示す上面図である。
【図2】図1に示したデジタル一眼レフカメラの外観を示す背面図である。
【図3】図1に示したデジタル一眼レフカメラの概略構造を示す断面図である。
【図4】図1に示したカメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図5】システムコントローラ1内の各機能を実現する機能達成手段を示すブロック図である。
【図6】LCDモニタに表示されるイメージサイズと焦点検出領域の関係を示す図である。
【図7】異なるイメージサイズの撮影レンズが装着されている場合における焦点検出点を示す図である。
【図8】LCDモニタに表示される焦点検出領域を示す図である。
【図9】第1実施形態に係るイメージサイズの異なる撮影レンズが装着された時のファインダ内の表示状態を示す図である。
【図10】第1実施形態に係る外観部にある外部表示LCD153の表示状態を示す図である。
【図11】第1実施形態のカメラの動作を示すフローチャートである。
【図12】第1実施形態のカメラの動作を示すフローチャートである。
【図13】第1実施形態のカメラの動作を示すフローチャートである。
【図14】第2実施形態に係るイメージサイズの異なる撮影レンズが装着された時のファインダ内の表示状態を示す図である。
【図15】第2実施形態に係る外観部にある外部表示LCD153の表示状態を示す図である。
【符号の説明】
1 システムコントローラ
2 記憶手段
3 焦点検出手段
4 レンズ駆動手段
5 露出制御手段
6 絞り制御手段
7 ミラー制御手段
8 フィルム給送手段
9 メモリ
10 イメージサイズ判定手段
11 合焦幅切替手段
12 合焦判定手段
13 AFシーケンス制御手段
14 メカシーケンス制御手段
20 イメージサイズ(大)
21 イメージサイズ(中)
22 イメージサイズ(小)
23 イメージサイズ(大)の撮影エリア
24 イメージサイズ(中)の撮影エリア
25 イメージサイズ(小)の撮影エリア
26〜32 焦点検出点
36 ファインダ視野外のイメージサイズ表示
48 外観表示LEDのイメージサイズ表示
100 カメラ本体
107 視野枠
153 外部表示LED
154 LCDモニタ
156 ファインダ接眼窓
200 撮影レンズ

Claims (1)

  1. 交換レンズのイメージサイズ情報が記録された交換レンズ側から、前記イメージサイズ情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された前記イメージサイズ情報に基づき、前記交換レンズのイメージサイズが当該撮像装置本体のイメージサイズに適合するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって不適合と判定されたときに、画像を拡大する電子ズームにより前記交換レンズのイメージサイズに当該撮像装置本体を適合させる適合手段とを備え、
    前記適合手段により電子ズームが行われたときは、電子ズームの拡大率に基づいて焦点検出領域を変更して、変更後の焦点検出領域を表示手段により表示し、レンズの合焦制御を行うことを特徴とする撮像装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008046620A (ja) * 2006-07-21 2008-02-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
US7414231B2 (en) 2004-09-29 2008-08-19 Canon Kabushiki Kaisha Focus-state detecting device, image sensing apparatus and image sensing system having same and lens unit mounted thereon
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CN117082344A (zh) * 2023-08-11 2023-11-17 蚂蚁区块链科技(上海)有限公司 图像拍摄方法和装置

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