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JP2005297047A - ろう付け用複合材及びそれを用いたろう付け製品 - Google Patents

ろう付け用複合材及びそれを用いたろう付け製品 Download PDF

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JP2005297047A JP2004120392A JP2004120392A JP2005297047A JP 2005297047 A JP2005297047 A JP 2005297047A JP 2004120392 A JP2004120392 A JP 2004120392A JP 2004120392 A JP2004120392 A JP 2004120392A JP 2005297047 A JP2005297047 A JP 2005297047A
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Kazuma Kuroki
一真 黒木
Hiromitsu Kuroda
洋光 黒田
Hideyuki Sagawa
英之 佐川
Sukaku Shirai
枢覚 白井
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Abstract

【課題】 焼鈍処理時に脆い金属間化合物の層が生成されるおそれがなく、かつ、被ろう付け材が侵食されるおそれが殆どないろう付け用複合材及びそれを用いたろう付け製品を提供するものである。
【解決手段】 本発明に係るろう付け用複合材10は、被ろう付け部材とろう付けされるものであり、ろう付け層15が、Ti又はTi合金層13、Ni又はNi合金層12、Fe又はFe合金層14の少なくとも3層の積層体で構成され、かつ、Ti又はTi合金層13とFe又はFe合金層14との間に、TiとFeとが反応して脆い金属間化合物が生成されるのを抑制する反応防止層としてNi又はNi合金層12bを配置したものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ろう付け用複合材及びそれを用いたろう付け製品に係り、特に、熱交換器や燃料電池用部材などの被ろう付け部材をろう付けするろう付け用複合材に関するものである。
自動車用オイルクーラの接合材としてステンレス基クラッド材が使用されている。これは、基材であるステンレス鋼板の片面又は両面に、ろう材としての機能を有するCu材がクラッドされている。
また、ステンレス鋼や、Ni基又はCo基合金などからなる部材のろう付け材として、ろう付け接合部の耐食性に優れる各種Niろう材が、JIS規格により規定されている。さらに、熱交換器の接合に用いられるNiろう材として、粉末状のNiろう材に、Ni、Cr、又はNi−Cr合金の中から選択される金属粉末を4〜22wt%添加してなる粉末Niろう材が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、基材であるステンレス鋼の表面にNi及びTiからなるろう付け層を有する自己ろう付け性複合材がある(例えば、特許文献2参照)。この自己ろう付け性複合材は、図6に示すように、基材11の表面に、基材11側からNi又はNi合金層12、Ti又はTi合金層13、Ni又はNi合金層12の順に積層されたろう付け層65を一体的に設けたものである。
特開2000−107883号公報 特開平7−299592号公報
前述した特許文献2記載の自己ろう付け性複合材60のろう付け層65(ろう材)は、Ti又はTi合金が60〜70mass%、Ni又はNi合金が40〜30mass%の比率で構成されている。このため、被ろう付け材がステンレス鋼などのFe成分を含む材料である場合、ろう付け処理温度、例えば1150℃にてろう材が溶融した際に、被ろう付け材のFe成分がろう材中に溶出し、被ろう付け材が侵食されることがある。ろう付け処理後のろう付け接合部におけるFe成分の濃度は、ろう材におけるNi/Tiの比率に応じて約20〜40mass%の範囲で変化する。
ここで、被ろう付け材の侵食度合いは、ろう材の量が多くなるにつれて大きくなる。このため、侵食の度合いによっては、被ろう付け材の構造強度が著しく損なわれたり、被ろう付け材の薄肉化が生じてしまう。その結果、ろう付け接合部の強度が低下するという問題があった。
この被ろう付け材の侵食を防ぐべく、ろう付け層の構成材として、Ni又はNi合金層、Ti又はTi合金層と共にFe又はFe合金層を用いたろう付け用複合材がある。Fe又はFe合金層を用いることで、ろう材の溶融時、ろう材中にFe又はFe合金層のFe成分が溶解するため、被ろう付け材のFe成分がろう材中に溶出するのが抑制される。その結果、被ろう付け材の侵食が抑制される。
ところで、特許文献2記載のろう付け用複合材60や、ろう付け層の構成材にFe又はFe合金層を用いたろう付け用複合材を、被ろう付け材とろう付けする際、ろう付け処理に先立ってろう付け用複合材に焼鈍処理を施した後、プレス成形を行っている。焼鈍処理は、プレス成形時の伸びを確保するために行われるものである。
しかしながら、この焼鈍処理の際に、ろう付け層を構成するTi又はTi合金層のTi成分とFe又はFe合金層のFe成分とが反応し、Ti又はTi合金層とFe又はFe合金層との界面に脆い金属間化合物の層が生成される。その結果、プレス成形時に、ろう付け用複合材に破断や破損が生じたり、基材からろう付け層が剥離したりするおそれがあり、延いては、ろう付け組み立て工程において不具合が生じるおそれがあった。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、焼鈍処理時に脆い金属間化合物の層が生成されるおそれがなく、かつ、被ろう付け材が侵食されるおそれが殆どないろう付け用複合材及びそれを用いたろう付け製品を提供することにある。
上記目的を達成すべく本発明に係るろう付け用複合材は、基材の表面にろう付け層を一体的に設けてなる複合材で構成され、被ろう付け部材とろう付けされるろう付け用複合材において、
上記ろう付け層が、少なくとも3層の積層体で構成され、かつ、第1の金属及び第2の金属の各層の間に、両金属が反応して脆い金属間化合物が生成されるのを抑制する反応防止層を設けたものである。反応防止層の層厚は6μm以上であることが好ましい。
また、本発明に係るろう付け用複合材は、基材の表面にろう付け層を一体的に設けてなる複合材で構成され、被ろう付け部材とろう付けされるろう付け用複合材において、
上記ろう付け層が、Ti又はTi合金層、Ni又はNi合金層、Fe又はFe合金層の少なくとも3層の積層体で構成され、かつ、Ti又はTi合金層とFe又はFe合金層との間に、TiとFeとが反応して脆い金属間化合物が生成されるのを抑制する反応防止層としてNi又はNi合金層を配置したものである。
ここで、Ni又はNi合金層の層厚は6μm以上であることが好ましい。
ろう付け層の[Ni]重量と[Ni+Ti]重量との比は0.55〜0.70であることが好ましい。また、ろう付け層全体に占めるFeの割合は10〜30mass%であることが好ましい。
基材はFeを主成分とする合金で構成することが好ましい。また、Feを主成分とする合金はステンレス鋼であることが好ましい。
一方、本発明に係るろう付け製品は、前述したろう付け用複合材と被ろう付け部材とをろう付け接合したものである。
本発明によれば、プレス成形性が良好で、被ろう付け材や基材の侵食を抑制可能なろう付け用複合材を得ることができるという優れた効果を発揮する。
以下、本発明の好適一実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明の好適一実施の形態に係るろう付用複合材の断面図を図1に示す。
図1に示すように、本実施の形態に係るろう付用複合材10は、被ろう付け部材とろう付けされるものであって、基材11の表面(図1中では上面のみ)にろう付け層15を一体的に設けてなるものである。このろう付け用複合材10に適宜、圧延加工を施すことで、所望の厚さのろう付け用複合材(最終製品)が得られる。ここで言う基材11の表面は、外部に露出する全ての面を示している。
ろう付け層15は、Ti又はTi合金層(以下、Ti層と表す)、Ni又はNi合金層(以下、Ni層と表す)、Fe又はFe合金層(以下、Fe層と表す)の少なくとも3層の積層体で構成されるものである。より具体的に説明すると、ろう付け層15は、基材11側から順に、Fe層14、Ti層13を配置、積層する際、基材11とFe層14との間及びFe層14とTi層13との間に、それぞれ反応防止層であるNi層(反応防止層)12a,12bを介在させ、また、Ti層13上にもNi層12cを配置、積層し、クラッドしたものである。
基材11は、後述するろう付け製品を構成する構成部材(被ろう付け部材)と同一又はほぼ同一の材料で構成される。例えば、基材11の構成材としては、Feを主成分とするFe基合金が好ましく、より好ましくはステンレス鋼、特に好ましくはオーステナイト系ステンレス鋼が挙げられる。
ろう付け層15におけるNi層12a〜12cの内、Fe層14とTi層13との間に介在されるNi層12b(以下、第2Ni層12bと表す)の層厚は6μm以上に調整される。ここで、第2Ni層12bの層厚が6μm未満だと、Ni層の層厚が薄すぎて、焼鈍処理時にFeとTiとの反応を防止しきれず、Fe層14とTi層13との間に、Ti-Fe系金属間化合物の層が生成されるためである。その結果、後述するプレス成形時にろう付け用複合材10に割れ(破断)が生じる。
第2Ni層12bの層厚を6μm以上と規定した根拠は、次のようなものである。ある熱処理条件下(例えば、900〜942℃×数分間)で、Ti層/Ni層/Fe層の積層体に焼鈍処理を施した場合、Ti層とNi層との界面に層厚約4μmのNi-Ti反応層が、Ni層とFe層との界面に層厚約2μmのNi-Fe反応層がそれぞれ生成される。このため、第2Ni層12bの層厚が、各反応層の層厚の合計値以上(6μm以上)であれば、FeとTiとの直接反応を防ぐことができると考えられる。
ろう付け層15におけるNi層12a〜12cの形成方法については、特に限定するものではない。例えば、単にNi層12a、Fe層14、Ni層12b、Ti層13、Ni層12cの順に積層したり、両面にNiめっき膜を設けたFe層14,Ti層13を積層したりして、ろう付け層15を形成してもよい。
焼鈍処理の熱処理条件を、例えば、900〜942℃(942℃は除く)としたのは、次のような理由からである。942℃は、Ni-Ti界面の溶融開始温度である。このため、焼鈍温度が942℃以上だと、Ni-Ti系合金が溶融し始めてしまい、ろう材の形状を保持することができなくなるためである。その結果、ろう材の表面状態が悪化してしまい、脆い金属間化合物の層が露出したり、後述するプレス成形時にろう付け層15が剥離したりする。また、焼鈍温度が900℃未満だと、基材11を十分に軟化させることができず、後述するプレス成形時にろう付け用複合材10に割れ(破断)が生じるためである。焼鈍処理の温度、加熱時間は、ろう付け層15の層構造、各層の組成及び層厚に応じて、適宜調整される。
ろう付け層15の[Ni]重量と[Ni+Ti]重量との比(Ni/Ni+Ti)は0.55〜0.70に調整される。これらの調整は、層12,13の各層厚の調整、層12,13の各合金組成の調整などによってなされる。ここで、Ni/Ni+Tiが0.55未満、又は0.70を超えると、ろう材全体の融点が上昇するので、ろう付け処理温度が高温(例えば、1200℃以上)となってしまう。その結果、被ろう付け材や基材11自体の強度が低下するため、好ましくない。
ろう付け層15全体に占めるFeの割合は10〜30mass%、好ましくは15〜25mass%に調整される。言い換えると、ろう付け用複合材10は、ろう付け層15全体の組成がNi-Ti-10〜30mass%Feとなるように調整したものである。これらの調整は、層12,13,14の各層厚の調整、層12,13,14の各合金組成の調整などによってなされる。ここで、Feの割合が10mass%未満だと、被ろう付け材や基材11からFe成分が溶出するのを十分に抑制することができない。また、Feの割合が30mass%を超えると、ろう材全体の融点が上昇するので、ろう付け処理温度がより高温となってしまい、結果的に被ろう付け材や基材11の強度が低下する。
このようにして得られたろう付け用複合材10に、適宜、焼鈍処理、プレス成形(プレス加工)を施して所望の形状の半製品に形成した後、その半製品と接合を行う被ろう付け部材(図示せず)とを組み合わせ、ろう付け接合を行う部分(ろう付け接合部)を接触させる。その後、ろう付け接合部をメインにして、これらの組み合わせ部材に加熱によるろう付け処理を施すことで、ろう付け製品が得られる。あるいは、被ろう付け部材として、ろう付け用複合材10を用いてもよい。例えば、本実施の形態に係るろう付け用複合材10を複数個用意し、各複合材10に適宜プレス加工を施してそれぞれ所望の形状の半製品に形成した後、それらの半製品を組み合わせ、ろう付け接合部を接触させる。その後、これらの組み合わせ部材に加熱によるろう付け処理を施すことで、ろう付け製品を得るようにしてもよい。
ろう付け製品としては、EGR用クーラ等の高温・高腐食性のガス又は液体に晒される熱交換器、燃料電池の改質器用クーラ、燃料電池部材、オイルクーラ、ラジエータ、二次電池部材などが挙げられる。
本実施の形態においては、基材側からNi層12a、Fe層14、Ni層12b、Ti層13、Ni層12cの順に積層してなる5層構造のろう付け層15を有するろう付け用複合材10について説明を行った。しかし、ろう付け層の構造は、これに特に限定するものではなく、Fe層14とTi層13との間に反応防止層であるNi層を介在させた層構造のろう付け層であればよい。例えば、基材側からFe層14、Ni層12b、Ti層13の順に積層してなる3層構造のろう付け層や、基材側からNi層12a、Fe層14、Ni層12b、Ti層13の順に積層してなる4層構造のろう付け層や、6層構造以上のろう付け層であってもよい。
また、本実施の形態においては、基材11の片面(図1中では上面)のみにろう付け層15を設けたろう付け用複合材10について説明を行ったが、これに特に限定するものではない。例えば、ろう付け層15が基材11の両面(図1中では上・下面)に設けられたろう付け用複合材であってもよい。
さらに、本実施の形態においては、箔状を呈したろう付け用複合材10を用いて説明を行ったが、複合材の形状は箔状に特に限定するものではない。例えば、棒状又はワイヤ状の基材の表面に、基材側からNi層12、Fe層14、Ni層12、Ti層13、Ni層12の順に積層してなるろう付け層15を一体的に設け、ろう付け用複合材としてもよい。この場合、各層12,13,14の形成は、メッキ法、押出法、造管法などによってなされる。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
本実施の形態に係るろう付け用複合材10に焼鈍処理を施すと、基材11が軟化される。また、ろう付け層15におけるTi層13のTi成分と、Ni層12b,12cのNi成分とが徐々に溶け出し、相互に拡散される。さらに、この焼鈍処理によって、ろう付け層15におけるFe層14のFe成分と、Ni層12a,12bのNi成分とが徐々に溶け出し、相互に拡散される。これによって、Ti層13とNi層12b,12cとの界面にはNi-Ti反応層が、Fe層14とNi層12a,12bとの界面にはNi-Fe反応層が生成される。
ここで、本実施の形態に係るろう付け用複合材10は、第2Ni層12bの層厚を、Ti成分とFe成分との直接接触を妨げるのに十分な厚さ(6μm以上)に調整している。このため、Fe層14とTi層13との界面にTi-Fe系金属間化合物の層が生成するのが抑制される。
この焼鈍処理後のろう付け用複合材10にプレス加工を施し、半製品を作製する。この時、ろう付け用複合材10における基材11は、焼鈍処理によって十分に軟化されている。また、ろう付け層15のFe層14とTi層13との界面に、Ti-Fe系金属間化合物の層はほとんど生成されていない。よって、プレス加工時に割れが生じることはなく、所望の形状の半製品を歩留りよく得ることができる。
この半製品と被ろう付け部材(図示せず)とを組み合わせ、ろう付け接合部を接触させる。その後、これらの組み合わせ部材に、加熱によるろう付け処理を施すことで、ろう付け接合部においてろう付け層15(ろう材)の溶融反応が生じる。ろう付けは、例えば、1×10-2Pa以下の真空雰囲気下、1130〜1150℃の温度で行う。
このろう付け処理により、先ず、ろう材におけるTi層13とNi層12b,12cとの拡散反応が更に進行し、合金化される。ここで、単体では融点が1400℃を超えるNi,Tiを、[Ni]重量と[Ni+Ti]重量との比(Ni/Ni+Ti)を0.55〜0.70に調整して合金化させることによって、ろう材の一部(図1中では上部)において融点が低下し、約1100〜1200℃の温度でろう材が溶融し始める。
その後、Fe層14が溶融して、Ti成分、Ni成分、及びFe成分が混合され、ろう材の流動が生じる。ろう材の流動が生じる前に、ろう材中にFe層14が溶融するため、溶融したろう材全体のFe濃度は、ろう付け層15全体のFe濃度と同じ10〜30mass%となる。ここで、ろう付け処理の際に、被ろう付け材や基材11のFe成分がろう材中に溶け込んだとしても、溶け込みが生じるのはFe濃度が飽和に達するまでであり、溶け込み可能なFe量には限界がある。よって、被ろう付け材や基材11のFe成分のろう材中への溶け込みが抑制され、被ろう付け材や基材11に侵食が発生するのを大幅に低減することができる。また、ろう材中のFe濃度は、ろう材の湯流れ性を阻害しないように10〜30mass%に調整していることから、ろう材の湯流れ性も良好となる。その結果、ろう付け後において、被ろう付け材と基材11とのろう付け接合部の強度低下が生じることはなく、ろう付け接合部の信頼性は良好である。
このように、本実施の形態に係るろう付け用複合材10と被ろう付け部材(ステンレス鋼板)とをろう付け接合することで、ろう付け接合部における侵食の少ないろう付け製品を、工業的に安定して製造することができる。このろう付け製品は、ろう付け前後において被ろう付け材や基材11の強度低下がほとんどなく、また、被ろう付け材や基材11に侵食がほとんど生じておらず、高い信頼性を有する。
また、本実施の形態に係るろう付け用複合材10(図1参照)のように、ろう材と基材11とを一体的に設けたものを用いることで、基材11と被ろう付け部材とのろう付け接合部にろう材を配置する作業が不要となる。このため、良好なろう付け生産性で、ろう付け製品を得ることができる。
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のものが想定されることは言うまでもない。
次に、本発明について、実施例に基づいて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
板厚が0.6mmのNi板、板厚が2.3mmのTi板、板厚が0.8mmのNi板、板厚が0.5mmのFe板、板厚が0.8mmのNi板を順に重ね合わせて5層構造の積層体を形成した。この積層体に熱間圧延処理を施して、板厚が1.4mmのクラッド板を得た。このクラッド板に冷間圧延処理を施して、板厚が0.25mmのクラッド板を作製した。
このクラッド板と、基材である厚さ2.25mmのステンレス鋼板(SUS304板材)とを重ね合わせ、圧延法によりクラッドして複合材を作製した。この複合材に冷間圧延処理を繰り返し施し、層厚が50μmで、5層構造(Ni/Ti/Ni/Fe/Ni/(SUS))のろう付け層を有するろう付け用複合材(板厚が0.5mm)を作製した。第2Ni層(Fe層とTi層との間のNi層)の層厚は8μm、ろう付け層全体に占めるFe濃度は11mass%である。
(実施例2)
板厚が0.4mmのNi板、板厚が0.9mmのFe板、板厚が0.7mmのNi板、板厚が2.3mmのTi板、板厚が0.7mmのNi板を順に重ね合わせて5層構造の積層体を形成した。その後は実施例1と同様にして、層厚が50μmで、5層構造(Ni/Fe/Ni/Ti/Ni/(SUS))のろう付け層を有するろう付け用複合材(板厚が0.5mm)を作製した。第2Ni層の層厚は7μm、ろう付け層全体に占めるFe濃度は20mass%である。
(実施例3)
板厚が0.8mmのNi板、板厚が3.4mmのTi板、板厚が0.9mmのNi板、板厚が1.5mmのFe板、板厚が0.9mmのNi板を順に重ね合わせて5層構造の積層体を形成した。その後は実施例1と同様にして、層厚が75μmで、5層構造(Ni/Ti/Ni/Fe/Ni/(SUS))のろう付け層を有するろう付け用複合材(板厚が0.5mm)を作製した。第2Ni層の層厚は9μm、ろう付け層全体に占めるFe濃度は24mass%である。
(比較例1)
板厚が0.6mmのNi板、板厚が1.9mmのTi板、板厚が0.4mmのNi板、板厚が1.3mmのFe板、板厚が0.8mmのNi板を順に重ね合わせて5層構造の積層体を形成した。その後は実施例1と同様にして、層厚が50μmで、5層構造(Ni/Ti/Ni/Fe/Ni/(SUS))のろう付け層を有するろう付け用複合材(板厚が0.5mm)を作製した。第2Ni層の層厚は4μm、ろう付け層全体に占めるFe濃度は30mass%である。
(比較例2)
板厚が0.7mmのNi板、板厚が0.9mmのFe板、板厚が0.4mmのNi板、板厚が2.3mmのTi板、板厚が0.7mmのNi板を順に重ね合わせて5層構造の積層体を形成した。その後は実施例1と同様にして、層厚が50μmで、5層構造(Ni/Fe/Ni/Ti/Ni/(SUS))のろう付け層を有するろう付け用複合材(板厚が0.5mm)を作製した。第2Ni層の層厚は4μm、ろう付け層全体に占めるFe濃度は20mass%である。
(比較例3)
板厚が1.2mmのNi板、板厚が1.1mmのFe板、板厚が1.2mmのNi板、板厚が3.7mmのTi板、板厚が0.3mmのNi板を順に重ね合わせて5層構造の積層体を形成した。その後は実施例1と同様にして、層厚が75μmで、5層構造(Ni/Fe/Ni/Ti/Ni/(SUS))のろう付け層を有するろう付け用複合材(板厚が0.5mm)を作製した。第2Ni層の層厚は12μm、第3Ni層(Ti層とステンレス鋼層との間のNi層)の層厚は3μm、ろう付け層全体に占めるFe濃度は20mass%である。
(従来例1)
板厚が2.4mmのNi板、板厚が2.6mmのTi板を重ね合わせて2層構造の積層体を形成した。その後は実施例1と同様にして、層厚が50μmで、2層構造(Ni/Ti/(SUS))のろう付け層を有するろう付け用複合材(板厚が0.5mm)を作製した。
実施例1〜3、比較例1〜3、及び従来例1の各ろう付け用複合材について、それらの積層構造、ろう付け層全体の層厚(μm)、第2Ni層の層厚(μm)、ろう付け層全体に占めるFe濃度(mass%)を表1に示す。また、各ろう付け用複合材の、ろう付け処理後の基材の残存率(%)、プレス成形性の結果も併せて表1に示す。
ここで、各ろう付け用複合材は、ろう付け処理の前に、焼鈍処理が施される。実施例1〜3及び従来例1の各ろう付け用複合材については、連続焼鈍炉にて930×4minの焼鈍処理を行った。比較例1〜3のろう付け用複合材については、実施例1〜3及び従来例1の各ろう付け用複合材と同条件の焼鈍処理を施すと、FeとTiの反応が過剰に進行してしまい、表面に脆い層が露出したり、表面が波打つ等というように表面形状が悪化する。よって、比較例1〜3のろう付け用複合材については、表面形状が悪化しない条件、具体的には連続焼鈍炉にて900×4minの処理条件で焼鈍処理を行った。
焼鈍処理後の各ろう付け用複合材は、プレス成形が施される。具体的には、焼鈍処理後の各ろう付け用複合材から、図2(a),図2(b)に示す試料(20mm×25mm)21を切り出した。その後、各試料21の長辺の垂直二等分線を折り目にして各試料21に90°曲げ加工を施し、試料31を作製した。この時、ろう付け層が曲げ内側に位置するように折り曲げた。
その後、各試料31の谷部を鉛直下向きに位置させた状態で熱処理炉内に配置し、各試料31にろう付け処理を施した。ろう付け処理は、1×10-2Pa以下の真空雰囲気下、
常温から900℃まで10℃/minで昇温(ステップA)、
900℃×30minの等温保持(ステップB)、
900℃から1150℃まで10℃/minで昇温(ステップC)、
1150℃×15minの等温保持(ステップD)、
急冷(ステップE)、
という熱サイクルパターンで行った。
その後、図4(a)に示すように、熱処理後の各試料41を短辺の垂直二等分線で切断した。各試料41の断面を観察し、基材の侵食度合いを評価した。侵食度合いは、基材の残存率(%)を用いて行った。基材の残存率(%)は、熱処理前における試料21の基材厚さをta、溶融凝固したろう材42により基材が最も薄くなった部分の基材厚さをtbとすると、(tb/ta)×100で表される。
また、焼鈍処理後の各ろう付け用複合材から、100mm×100mmの試料を切り出した。その後、図5に示す断面形状を呈した凸部51を形成すべく、各試料にプレス成形を施し、プレス成形性の評価を行った。凸部51における各曲げ部の曲げ半径(R半径)は1mmとした。
Figure 2005297047
表1に示すように、実施例1〜3の各ろう付け用複合材は、ろう付け層全体に占めるFe濃度が11mass%、20mass%、24mass%であり、規定範囲(10〜30mass%)に調整されていた。このため、ろう付け処理時、基材(又は被ろう付け材)のFe成分がろう材中に溶出するのが大幅に抑制され、その結果、実施例1〜3の各ろう付け用複合材は、基材残存率が83%、85%、87%といずれも80%以上であった。また、ろう材の湯流れ性も良好であった。
また、実施例1〜3の各ろう付け用複合材は、第2Ni層の層厚が8μm、7μm、9μmであり、規定範囲(6μm以上)に調整されていた。このため、Fe層とTi層との界面にFe-Ti系の脆い金属間化合物が生成されず、その結果、実施例1〜3の各ろう付け用複合材は、図5に示した凸部51を形成するプレス成形を施しても割れが観察されず、プレス成形性が良好であった。
これに対して、比較例1,2の各ろう付け用複合材は、Fe層とTi層の位置が逆になってはいるが、ろう付け層全体に占めるFe濃度が30mass%、20mass%であり、規定範囲(10〜30mass%)に調整されていた。また、比較例3のろう付け用複合材は、ろう付け層全体に占めるFe濃度が20mass%であり、規定範囲(10〜30mass%)に調整されていた。このため、比較例1〜3の各ろう付け用複合材は、基材残存率が90%、88%、85%といずれも80%以上であった。また、ろう材の湯流れ性も良好であった。
しかしながら、比較例1,2の各ろう付け用複合材は、第2Ni層の層厚がいずれも4μmであり、規定範囲(6μm以上)未満であった。このため、実施例1〜3と同様の焼鈍処理を行うと、Fe層とTi層との界面にFe-Ti系の脆い金属間化合物が生成してしまう。よって、これを防ぐべく、実施例1〜3よりも低温の焼鈍処理(900℃×4min)を施した。また、比較例3のろう付け用複合材は、第2Ni層の層厚が12μmであり、規定範囲(6μm以上)に調整されていた。このため、Fe層とTi層との界面にFe-Ti系の脆い金属間化合物は生成されない。しかしながら、もう1つの反応防止層である第3Ni層の層厚が3μmと非常に薄い。このため、実施例1〜3と同様の焼鈍処理を行うと、Ti層とステンレス鋼層との界面にFe-Ti系の脆い金属間化合物が生成してしまう。よって、これを防ぐべく、実施例1〜3よりも低温の焼鈍処理(900℃×4min)を施した。
その結果、比較例1〜3の各ろう付け用複合材においては、基材が十分に軟化されず、各ろう付け用複合材全体の伸びが低下した。よって、比較例1〜3の各ろう付け用複合材は、図5に示した凸部51を形成するプレス成形を施すと割れが発生し、プレス成形性が悪かった。
一方、従来例1のろう付け用複合材は、プレス成形性及びろう材の湯流れ性は良好であるものの、ろう材がNi-Ti系の2成分系合金であるため、ろう付け処理時に基材のFe成分が多量にろう材中に溶出してしまい、基材残存率が49%と低かった。
以上、本発明の好適一実施の形態に係るろう付け用複合材である実施例1〜3の各ろう付け用複合材は、いずれも基材の残存率が高く、プレス成形性が良好で、ろう材の湯流れ性が良好であり、ろう付け接合部の信頼性に優れたろう付け用複合材であることがわかる。
本発明の好適一実施の形態に係る複合材は、EGR用クーラなどの高温で、腐食性の高いガス又は液体に晒される熱交換器のみに、その用途を限定するものではなく、その他にも、例えば、燃料電池の改質器用クーラや、燃料電池部材などの各種用途にも適用可能である。特に、棒状又はワイヤ状の複合材は、径サイズが小さく、取り扱い性が良好であることから、EGR用クーラや、燃料電池の改質器用クーラ等の熱交換器、燃料電池部材などの他にも、オイルクーラ、ラジエータ、二次電池部材などにも適用可能である。
本発明の好適一実施の形態に係るろう付用複合材の断面図である。 図1におけるろう付用複合材の曲げ加工前の断面図である。図2(b)は、図2(a)の要部2bの拡大図である。 図1におけるろう付用複合材の曲げ加工後の断面図である。 曲げ加工後のろう付用複合材に、熱処理を施した状態を示す断面図である。図4(b)は、図4(a)の要部4bの拡大図である。 [実施例]におけるろう付け用複合材のプレス成形後の部分拡大断面図である。 従来のろう付用複合材の断面図である。
符号の説明
10 ろう付け用複合材
11 基材
12a〜12c Ni又はNi合金層
13 Ti又はTi合金層
14 Fe又はFe合金層
15 ろう付け層

Claims (9)

  1. 基材の表面にろう付け層を一体的に設けてなる複合材で構成され、被ろう付け部材とろう付けされるろう付け用複合材において、
    上記ろう付け層が、少なくとも3層の積層体で構成され、かつ、第1の金属及び第2の金属の各層の間に、両金属が反応して脆い金属間化合物が生成されるのを抑制する反応防止層を設けたことを特徴とするろう付け用複合材。
  2. 上記反応防止層の層厚が6μm以上である請求項1記載のろう付け用複合材。
  3. 基材の表面にろう付け層を一体的に設けてなる複合材で構成され、被ろう付け部材とろう付けされるろう付け用複合材において、
    上記ろう付け層が、Ti又はTi合金層、Ni又はNi合金層、Fe又はFe合金層の少なくとも3層の積層体で構成され、かつ、Ti又はTi合金層とFe又はFe合金層との間に、TiとFeとが反応して脆い金属間化合物が生成されるのを抑制する反応防止層としてNi又はNi合金層を配置したことを特徴とするろう付け用複合材。
  4. 上記Ni又はNi合金層の層厚が6μm以上である請求項3記載のろう付け用複合材。
  5. 上記ろう付け層の[Ni]重量と[Ni+Ti]重量との比が0.55〜0.70である請求項3又は4記載のろう付け用複合材。
  6. 上記ろう付け層全体に占めるFeの割合が10〜30mass%である請求項3から5いずれかに記載のろう付け用複合材。
  7. 上記基材がFeを主成分とする合金で構成された請求項1から6いずれかに記載のろう付け用複合材。
  8. 上記Feを主成分とする合金がステンレス鋼である請求項7記載のろう付け用複合材。
  9. 請求項1から8いずれかに記載のろう付け用複合材と被ろう付け部材とをろう付け接合したことを特徴とするろう付け製品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007134515A1 (fr) * 2006-05-19 2007-11-29 Beijing University Of Technology CEINTURE DE BASE COMPOSITE EN ALLIAGE AU Ni POUR REVÊTEMENT SUPRACONDUCTEUR ET PROCÉDÉ D'ÉLABORATION
JP2008238189A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Hitachi Cable Ltd ろう付け用複合材およびそれを用いたろう付け製品
CN102489816A (zh) * 2011-12-23 2012-06-13 山东大学 超级镍叠层复合材料与Cr18-Ni8不锈钢的非晶钎焊工艺
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